JP2016211717A - 物流倉庫用棚の支柱用レベルアジャスター取付金具 - Google Patents

Abstract

【課題】 物流倉庫用棚にレベルアジャスターを簡単に取り付けることのできる金具の提供を課題とする。【解決手段】 座板（１）の上面にナット（３）を取付け、下向きに外へ広がった爪（５）を左右に設けた嵌合材（４）を取り付け、座板（１）の端に立ち上がった縁（６）を設けたことを特徴とする。【選択図】図１

Description

本発明は物流倉庫用棚の支柱にレベルアジャスターを取り付けるための金具に関するものである。

従来、物流倉庫用棚の支柱の底には座板を取り付けるが、改造して側板や、背板、扉を取付けキャビネットにする場合は、棚の歪みを無くし水平を合わせるために、座板にレベルアジャスターを取り付ける必要がある。特に扉の取り付けにおいては棚の歪みや水平を合わせないと、扉はねじれてしまい、固定のラッチが合わない場合や鍵が掛けられなくなる場合がある。そのために支柱にナットを取り付けた座板を溶接、またはボルトで固定してレベルアジャスターを取り付けていた。

しかし、これは次のような欠点があった。
すでに設置してある物流倉庫用棚の支柱にレベルアジャスターを取り付ける座板を溶接で固定するには、その棚を完全に分解して支柱を取り出し、工場で座板を溶接で取り付けして仕上げの塗装を行うことになり、非常に手間と費用がかかる。
また、新しく物流倉庫用棚のキャビネット仕様を設置する場合は、前もって溶接で取り付ける事ができるが、自動工作機などで大量生産される支柱を塗装前に抜き取り溶接する工程は、通常の製造工程とは別工程になり手間がかかり生産費用が高くなる。
また、設置現場で螺子止め仕様の座板を使う場合は、固定用の螺子が取り付けられるように、ある程度分解して取り付け、再び組み立てすることになり多少の手間を要し、また螺子の頭で邪魔をされて、側板などが取り付かない場合もあった。
本発明は、以上の欠点をなくし、物流倉庫用棚にレベルアジャスターを簡単に取り付けることのできる金具の提供を課題とする。

課題を解決する手段

座板（１）の上面にナット（３）を取り付け、下向きに外へ広がった爪（５）を左右に設けた嵌合材（４）を取付け、座板（１）の端に立ち上がった縁（６）を設ける。
本発明は、以上の構成よりなる物流倉庫用棚の支柱用レベルアジャスター取付金具である。

発明の効果

本発明を支柱（７）の支柱底部（９）に打込むと左右の爪（５）は、支柱（７）の棚受け取付穴（８）にはまり込み抜けないようになる。さらに、支柱底部（９）は嵌合材（４）と立ち上がった縁（６）の隙間に入り込み左右前後のずれを防ぎ、爪（５）との相互作用で強固に支柱（７）に取り付けられる。取り付けは差し込むだけなので手早く楽に行える。レベルアジャスター（１０）を取り付ければ、物流倉庫用棚（１１）の歪みや水平を簡単に合わせることが出来き、扉（１２）の左右のねじれも簡単に合わせることができる。

また、キャビネット仕様を取りやめ変更する場合はレベルアジャスター（１０）を取り外して解放型の物流倉庫用棚の通常の座板として使うこともできる。

本発明の斜視図である。 本発明の組み付け斜視図である。 本発明の組み付け断面図である。 本発明を扉付き物流倉庫用棚にレベルアジャスターと扉を取り付けた斜視図である

以下、本発明を実施するための形態を説明する。
座板（１）の中心にレベルアジャスター（１０）の螺子部（１３）が通る穴（２）を開け、穴（２）の中心に合わせてナット（３）を取付ける。支柱（７）の内側に密着し差し込む事が可能な大きさのコの字型の柱状物で、左右側面に支柱（７）にある棚受け取付穴（８）に丁度はまり込む大きさの下向きに外へ広がった爪（５）を設けた篏合材（４）を座板（１）に取り付ける。

さらに、座板（１）の四面端に支柱（７）の外側が丁度はまり込むように立ち上がった縁（６）を設ける。
本発明は、以上のような構成である。
本発明を使用する時は支柱底部（９）にたたき込むだけで支柱（７）に強固に固定され、レベルアジャスター（１０）を簡単に取り付けることができる。

１ 座板
２ 穴
３ ナット
４ 嵌合材
５ 爪
６ 縁
７ 支柱
８ 棚受け取付穴
９ 支柱底部
１０ レベルアジャスター
１１ 物流倉庫用棚
１２ 扉
１３ 螺子部

Claims (2)

1. 座板（１）の上面にナット（３）を取付け、下向きへ外に広がった爪（５）を左右に設けた嵌合材（４）を取付けた物流倉庫用棚の支柱用レベルアジャスター取付金具。
2. 座板（１）の端に立ち上がった縁（６）を設けた請求項１の物流倉庫用棚の支柱用レベルアジャスター取付金具。

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