JP2016211248A - Joining structure of panel - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、パネルの接合構造に関する。 The present invention relates to a panel joining structure.
建材であるパネルが端面において他のパネルと接合されることにより、倉庫、コンテナ等の建物の壁、天井、床等を構成することが知られている。例えば図19(a)に示すように、パネル1Pは、長手方向に沿って各端面に形成された畝部11P及び溝部12Pが互いに嵌合することにより、互いに接合される(特許文献1参照)。或いは、図19(b)に示すように、パネル1Pは、各端面に形成された溝部12Pが、1本の柱状の連結部材13Pとそれぞれ嵌合することにより、互いに接合される(特許文献2参照)。これらのように互いに接合されたパネルは、主面に垂直な方向(厚さ方向)においてパネル間にずれが生じることを防止することができる。
It is known that a panel, which is a building material, is joined to another panel at an end face to constitute a wall, ceiling, floor, or the like of a building such as a warehouse or a container. For example, as shown to Fig.19 (a), the
特許文献1又は2のように接合されたパネル1Pは、他の部材と組み合わされた後、垂直に維持された状態でクレーンやフォークリフト等によって持ち上げられることがある。このときパネル1Pは、図20に示すように、持ち上げる力が直接的にかかるパネル1Pと他のパネル1Pとの間に、主面に沿う方向において容易にずれが生じてしまう。
The
本発明は、上記問題点を鑑み、パネルの主面に垂直な方向におけるずれのみならず、主面に沿う方向におけるずれをも低減するパネルの接合構造を提供することを目的とする。 In view of the above problems, an object of the present invention is to provide a panel joining structure that reduces not only a shift in a direction perpendicular to the main surface of the panel but also a shift in a direction along the main surface.
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、第1パネルの第1接合面から突出するように形成されたフックと、第2パネルの第2接合面に形成されたホールと、第1パネル1A及び第2パネル1Bが固定される固定部材とを備えるパネルの接合構造であることを要旨とし、ホールは、フックの先端部を挿入可能なフック挿入部と、フック挿入部から挿入されたフックの先端部が圧入されることにより、フックをホールに対して固定するフック固定部とを有することを特徴とすることを特徴とする。
To achieve the above object, according to a first aspect of the present invention, there is provided a hook formed so as to protrude from the first joint surface of the first panel, and a hole formed in the second joint surface of the second panel. The
本発明によれば、フックがホールに対して固定されることにより、パネルの主面に垂直な方向におけるずれのみならず、主面に沿う方向におけるずれをも低減するパネルの接合構造を提供することができる。 According to the present invention, there is provided a panel joining structure that reduces not only a shift in a direction perpendicular to the main surface of the panel but also a shift in a direction along the main surface by fixing the hook to the hole. be able to.
以下、図面を参照して、本発明の第1〜第3実施形態を説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付し、重複する説明を省略している。また、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なる場合が含まれる。 Hereinafter, first to third embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the description of the drawings, the same or similar parts are denoted by the same or similar reference numerals, and redundant description is omitted. Further, the drawings are schematic and include cases different from actual ones.
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係るパネルの接合構造は、図1(a),(b)に示すように、第1パネル1Aと、第2パネル1Bとを備える。第1パネル1A及び第2パネル1Bは、それぞれ矩形平板状の建材である。第1パネル1Aは及び第2パネル1Bは、長手方向に沿う各端面である第1接合面10A及び第2接合面10Bをそれぞれ有する。第1パネル1Aは及び第2パネル1Bは、第1接合面10Aと第2接合面10Bとが接合されることにより、互いに接合される。第1パネル1A及び第2パネル1Bは、それぞれ、他と接合されることにより、倉庫、コンテナ等の建物の壁、天井、床等を構成することができる。
(First embodiment)
The panel bonding structure according to the first embodiment of the present invention includes a
第1接合面10Aは、互いに同一形状の複数の接合具2が固定される。接合具2は、図2(a)〜(c)に示すように、互いに平行な板状の一対のフック21と、長手方向に沿う両側部において一対のフック21を連結する帯状の連結部22とを有する。接合具2は、例えば所定の形状にパターニングされた単一の金属板が2箇所において屈曲されることにより一体に形成され、屈曲された箇所の2本の線により一対のフック21と連結部22とを隔てる。
A plurality of
一対のフック21は、例えば互いに鏡像対称性を有して対向するように形成される。一対のフック21は、それぞれ概略として倒立したJ字状に形成される。フック21は、連結部22に沿って延伸する帯状の根元部23と、根元部23の長手方向における一端側(上端側)のうち、連結部22と連結する側部と反対側の側部から他端側(下端側)に向けて直角に曲がるように突出する先端部24とをそれぞれ有する。先端部24のうち、根元部23に向かう領域は、下方に向けて開口する切り欠き部25が形成される。また、先端部24は、根元部23側の端部に、下部に向かうほど根元部23との距離が離れるように形成された傾斜部26を有する。
The pair of
接合具2は、図3(a),(b)に示すように、第1パネル1Aの端面である第1接合面10Aに固定される。第1パネル1Aは、矩形平板状に形成された多孔質材料等からなる芯材11と、芯材11の両面側に貼付された表面材12と、表面材12の間において露出した芯材11の端部を閉塞するように形成された補強材13とを備える。芯材11は、例えば、スチレン樹脂、ウレタン樹脂等の合成樹脂発泡体等を採用可能である。表面材12は、例えば、アルミニウム合金、鋼鉄等が表面処理された金属板等を採用可能である。
As shown in FIGS. 3A and 3B, the
補強材13は、例えば金属板が屈曲されることにより1つの側面を開口する角柱状に形成され、芯材11の端部を閉塞するように芯材11及び表面材12に固定される。芯材11の端面に対応する補強材13の1つの側面は、第1パネル1Aの第1接合面10Aをなす。第1接合面10Aは、一対のフック21の各根元部23の断面形状に一致する形状の貫通孔が形成され、補強材13の内側からフック21が貫通孔に挿入される。
For example, the reinforcing
接合具2は、一対のフック21が補強材13の各貫通孔に完全に挿入され、連結部22が補強材13の内壁に接触した状態で固定される。接合具2は、補強材13に溶着されてもよく、接着剤等により固定されてもよい。また、接合具2は、連結部22の背面側が芯材11に押圧された状態で固定されてもよい。以上のように、一対のフック21は、第1接合面10Aに対して垂直な状態で、第1接合面10Aに固定される。
The joint 2 is fixed in a state where the pair of
第2パネル1Bは、図4(a),(b)に示すように、芯材11と、表面材12と、表面材12の間において露出した芯材11の端面を閉塞するように形成された補強材14とを備える。補強材14は、例えば金属板が屈曲されることにより1つの側面を開口する角柱状に形成され、開口部が芯材11の端面を閉塞するように、表面材12の端部に固定される。芯材11の端面と反対側の補強材14の1つの側面は、第2パネル1Bの第2接合面10Bをなす。
As shown in FIGS. 4A and 4B, the
第2接合面10Bは、一対のフック21の断面形状に対応した形状に形成された一対のホール3を有する。一対のホール3は、第1パネル1Aの接合具2の数及び位置に対応するように第2接合面10Bに形成される。ホール3は、第2パネル1Bの主面に沿う方向に延伸するスリットであり、例えば補強材14に形成された貫通孔によりそれぞれ構成される。
The second joint surface 10 </ b> B has a pair of
ホール3は、第1パネル1Aの第1接合面10Aから突出したフック21の先端部24を挿入可能なフック挿入部31と、フック挿入部31から挿入された先端部24が圧入されることにより、先端部24を挟み、フック21をホール3に対して固定するフック固定部32とを有する。フック挿入部31は、ホール3の一端(上端)からフック21の先端部24が挿入可能な長さ及び幅を有するように形成される。フック固定部32は、例えば、フック挿入部31の下方向に向かうほど幅が小さくなるように形成される。フック挿入部31及びフック固定部32は、図4(b)に示すように、互いに一部を共有するように形成されてもよい。
The
以下、第1パネル1A及び第2パネル1Bの接合方法について、図5(a),(b)及び図6(a),(b)を参照して説明する。先ず、第1パネル1Aは、図5(a),(b)に示すように、各フック21の先端部24が対応するフック挿入部31に対向するように配置される。第1パネル1Aは、施工者により、第1接合面10A及び第2接合面10に垂直な方向に沿い、第1接合面10Aから第2接合面10Bに向かう挿入方向Pに移動される。これにより、各先端部24は、それぞれ対応するフック挿入部31に挿入される。
Hereinafter, a method of joining the
次いで、第1パネル1Aは、図6(a),(b)に示すように、各先端部24がフック挿入部31に挿入された状態で、施工者により、第1接合面10A及び第2接合面10Bに沿い、フック挿入部31からフック固定部32に向かう圧入方向(下方向)Qに移動される。各先端部24は、フック固定部32に圧入されることによりフック固定部32に挟み込まれ、各フック21は、ホール3に対してそれぞれ固定される。フック21は、傾斜部26を有することにより、容易に切り欠き部25をフック固定部32にガイドすることができる。
Next, as shown in FIGS. 6A and 6B, the
第1実施形態に係るパネルの接合構造は、図7(a),(b)に示すように、第1接合面10Aに直交する第1パネル1Aの第1固定面100A及び第2接合面10Bに直交する第2パネル1Bの第2固定面100B(図1(b)参照)が固定される固定部材である床土台6を更に備える。第1固定面100A及び第2固定面100Bは、それぞれ第1パネル1A及び第2パネル1Bの下面である。
The panel joining structure according to the first embodiment, as shown in FIGS. 7A and 7B, includes a
第1固定面100A及び第2固定面100Bは、複数のねじ8により、床土台6の上面に固定される。ねじ8は、それぞれ、第1固定面100A及び第2固定面100Bに設けられた雄ねじ81と、床土台6の内部に位置する雌ねじ82とからなる。雄ねじ81の頭部は、第1パネル1A及び第2パネル1Bの内部に位置し、雄ねじ81の軸は、第1固定面100A及び第2固定面100Bから外側に突出する。
The first fixed
第1パネル1A及び第2パネル1Bは、雄ねじ81の軸が床土台6の上面に設けられた貫通孔60を介して床土台6の内側まで達するように、床土台6の上面に配置される。雄ねじ81の軸が床土台6の内側においてレンチ等を用いて雌ねじ82に締め付けられることにより、第1固定面100A及び第2固定面100Bは、床土台6の上面に固定される。第1パネル1A及び第2パネル1Bは、下端部において床土台6に固定されることにより、更に強固に接合された状態を維持することができる。
The
なお、第1パネル1A及び第2パネル1Bは、それぞれ上面を第1固定面100A及び第2固定面100Bとし、上端部において他の固定部材により固定されるようにしてもよい。また、第1パネル1A及び第2パネル1Bは、互いに接合された後に床土台6に固定されてもよく、第2パネル1B、第1パネル1Aの順でそれぞれ床土台6に固定されてもよい。
In addition, the
以上のように、第1パネル1A及び第2パネル1Bは、図8に示すように、各フック21、ホール3及び床土台6により、互いに接合された状態で固定される。第1パネル1A及び第2パネル1Bは、互いに接合された状態において、両主面が同一平面上となり、上端及び下端が互いに一致するように位置決めされる。また、第1パネル1A及び第2パネル1Bが互いに接合された状態において、切り欠き部25がホール3のフック固定部32の下端に接することにより、第1パネル1A及び第2パネル1Bは互いに位置決めされる。
As described above, the
なお、図6(a),(b)に示すように、第1パネル1A及び第2パネル1Bが互いに接合された状態において、第1接合面10A及び第2接合面10Bは、根元部23の端部が第2接合面10Bに接することにより、互いに所定距離離間している。第1接合面10Aと第2接合面10Bとの間隙は、樹脂材料等からなる封止材により封止される。
6A and 6B, in the state where the
第1実施形態に係るパネルの接合構造によれば、フック21がホール3に対してそれぞれ固定されることにより、第1パネル1A及び第2パネル1Bの主面に垂直な方向におけるずれのみならず、主面に沿う方向におけるずれをも低減することができる。また、第1パネル1Aと第2パネル1Bとの間に施された封止やコーティングが、ずれにより剥離することを低減することができる。
According to the panel joining structure according to the first embodiment, the
なお、第1パネル1A及び第2パネル1Bは、互いに同一のパネルであってもよい。すなわち、第1パネル1Aは、第1接合面10Aと反対側の端面に、第2接合面10Bと同様の接合面が形成され、第2パネル1Bは、第2接合面10Bと反対側の端面に、第1接合面10Aと同様の接合面が形成されるようにしてもよい。これにより、3枚以上のパネルが連続的に接合されることができる。また、接合対象のパネルとして、第1接合面10A又は第2接合面10Bと同様の接合面を有する柱材等の他の建材を採用してもよい。
Note that the
―組み立て例―
互いに接合された第1パネル1A及び第2パネル1Bは、図9(a),(b)に示すように、壁パネルとして、建物の床を構成する床パネル51及び床土台6等に接合するための構造を備える。第1パネル1A及び第2パネル1Bは、下端部において他の建材に固定されることにより、強固に接合された状態を維持することができる。なお、図9において、壁パネルのうち第1パネル1Aのみが図示される。
―Example of assembly―
As shown in FIGS. 9A and 9B, the
床パネル51は、床土台6の上面に敷かれる。床パネル51は、主面に沿って外側方向に突出する突出部52を端部に有する。突出部52は、床パネル51が床土台6に敷かれた状態で、床土台6の外周部の上面に位置する。床パネル51は、例えば第1パネル1A及び第2パネル1Bと同様に、合成樹脂発泡体等からなる芯材と、金属板等からなる表面材とから構成可能であり、突出部52は、床パネル51の表面材から構成可能である。
The
床土台6は、ねじ8が外周部に取り付けられている。ねじ8は、雄ねじ81と雌ねじ82とからなる。雄ねじ81の頭部は、床土台6の内部に位置し、雄ねじ81の軸は、床土台6の外周部に形成された貫通孔から上方向に突出する。雌ねじ82は、突出部52に形成された貫通孔に雄ねじ81の軸が通された状態で、雄ねじ81に組み合わされる。床土台6は、雄ねじ81の頭部まで達する差込口61を側面に有する。差込口61から雄ねじ81の頭部へ伸びる方向は、差込口61からスクリュードライバー9を雄ねじ81の頭部に差し込み、雄ねじ81を回転させて締め付けることができる程度に、雄ねじ81の軸に対して傾斜する。
As for the
第1パネル1A等の壁パネルは、床土台6の外周部に接合するための雌ねじ受け部18を下端に有する。図9(a)及び図10(a)に示すように、雌ねじ82は、概略として長方形状の平面パターンを有する。雌ねじ受け部18は、雄ねじ81の軸に直交する一方向において雌ねじ82の長辺よりも短い幅を有し、雌ねじ82を挿入可能な開口を下端に有する。突出部52の貫通孔は、雌ねじ受け部18の開口と同じ大きさである。雌ねじ受け部18は、雄ねじ81の軸に直交する一方向において雌ねじ82の長辺よりも短く、且つ雌ねじ受け部18の開口より長い幅の内寸を有する。第1パネル1A等の壁パネルは、雌ねじ82が突出部52の貫通孔を介して雌ねじ受け部18の開口に挿入可能な角度にされた状態で、床土台6の外周部に配置される。
Wall panels, such as the
雌ねじ82が雌ねじ受け部18の開口に挿入された状態で、図9(b)及び図10(b)に示すように、スクリュードライバー9等により雄ねじ81が回転される。雌ねじ82は、雄ねじ81に連動して回転し、雌ねじ受け部18の内壁に当たった状態で固定される。雄ねじ81が更に回転されることにより、雄ねじ81及び雌ねじ82は、雌ねじ受け部18、突出部52及び床土台6の外周部を挟み込んだ状態で互いに締め付けられる。以上のように、第1パネル1A等の壁パネル、床パネル51及び床土台6は、ねじ8及び雌ねじ受け部18により、位置決めされた状態で固定されるので、組み立てが容易である。床土台6の差込口61は、専用のキャップで塞がれることにより、建物の防犯性、環境耐久性、美観性が向上する。
In a state where the
また、雄ねじ81は、図11に示すように、第1パネル1A等の壁パネルの側面下部に形成された差込口19から差し込まれたスクリュードライバー9により回転されてもよい。雄ねじ81の頭部は、第1パネル1Aの下端側の内部に位置し、雄ねじ81の軸は、第1パネル1Aの下端から下方向に突出する。雌ねじ82は、突出部52に形成された貫通孔に雄ねじ81の軸が通された状態で、雄ねじ81に組み合わされる。差込口19から雄ねじ81の頭部へ伸びる方向は、差込口19からスクリュードライバー9を雄ねじ81の頭部に差し込み、雄ねじ81を回転させることができる程度に、雄ねじ81の軸に対して傾斜する。
Further, as shown in FIG. 11, the
床土台6は、第1パネル1Aの下端に接合するための雌ねじ受け部62を外周部に有する。雌ねじ受け部62は、雄ねじ81の軸に直交する一方向において雌ねじ82の長辺よりも短い幅を有し、雌ねじ82を挿入可能な開口を下端に有する。雌ねじ受け部62は、雄ねじ81の軸に直交する一方向において雌ねじ82の長辺よりも短く、且つ雌ねじ受け部62の開口より長い幅の内寸を有する。第1パネル1A等の壁パネルは、雌ねじ82が突出部52を介して雌ねじ受け部62の開口に挿入可能な角度にされた状態で、床土台6の外周部に配置される。
The
雌ねじ82が雌ねじ受け部62の開口に挿入された状態で、スクリュードライバー9等により雄ねじ81が回転される。雌ねじ82は、雄ねじ81に連動して回転し、雌ねじ受け部62の内壁に当たった状態で固定される。雄ねじ81が更に回転されることにより、雄ねじ81及び雌ねじ82は、雌ねじ受け部18、突出部52及び雌ねじ受け部62を挟み込んだ状態で互いに締め付けられる。以上のように、第1パネル1A等の壁パネル、床パネル51及び床土台6は、ねじ8及び雌ねじ受け部62により、位置決めされた状態で固定されるので、組み立てが容易である。差込口19は、建物の内側に配置されることにより、防犯性を高めることができ、専用のキャップで塞がれることにより、建物の防犯性、環境耐久性、美観性が更に向上する。
In a state where the
なお、第1パネル1Aの上端側に差込口19と同様の差込口を形成し、天井側の建材に雌ねじ受け部62と同様の雌ねじ受け部を形成することにより、第1パネル1Aは、天井側の建材と容易に接合することができる。
In addition, the
(第2実施形態)
第1実施形態に係るパネルの接合構造においては、フック21は、第1パネル1A及び第2パネル1Bの主面に沿う挿入方向Pに挿入される場合を説明したが、例示であり、挿入方向Pは、第1パネル1A又は第2パネル1Bの主面に直交する方向であってもよい。第2実施形態において説明しない構成、作用及び効果は、第1実施形態と実質的に同様であり、重複するため省略する。
(Second Embodiment)
In the panel joining structure according to the first embodiment, the case where the
本発明の第2実施形態に係るパネルの接合構造は、図12に示すように、第1パネル1Cと、第2パネル1Dとを備える。第1パネル1C及び第2パネル1Dは、それぞれ矩形平板状の建材である。第1パネル1Cは及び第2パネル1Dは、長手方向に沿う2つの端部に形成された段差部に、各主面に平行な第1接合面10C及び第2接合面10Dをそれぞれ有する。第1パネル1Cは及び第2パネル1Dは、第1接合面10Cと第2接合面10Dとが接合されることにより、互いに接合される。
The panel joining structure according to the second embodiment of the present invention includes a
第1接合面10Cは、一対のフック21と連結部22とをそれぞれ有する複数の接合具2が固定される。第1パネル1Cは、芯材11及び芯材11の両面側に貼付された表面材12の他、表面材12の間において露出した芯材11の端部を閉塞するように階段状に形成された補強材15を備える。
A plurality of
補強材15は、例えば金属板が屈曲されることにより形成される。第1パネル1Cの主面に平行な補強材15の面は、第1接合面10Cをなす。第1接合面10Cは、一対のフック21の各根元部23の断面形状に一致する形状の貫通孔が形成され、補強材15の内側からフック21が貫通孔に挿入される。接合具2は、一対のフック21が補強材15の各貫通孔に完全に挿入され、連結部22が補強材15の内側に接触した状態で固定される。各フック21は、第1接合面10Cに対して垂直な状態で、第1接合面10Cに固定される。
The reinforcing
第2パネル1Dは、例えば金属板が屈曲されることにより階段状に形成された補強材16を端部に備える。第2パネル1Dの主面に平行な補強材16の面は、第2接合面10Dをなす。第2接合面10Dは、一対のフック21の断面形状に対応した形状に形成された一対のホール3を有する。一対のホール3は、第1パネル1Cの接合具2の数及び位置に対応するように第2接合面10Dに形成される。
The
第1パネル1Cは、図12に示すように、各フック21が対応するホール3に対向するように配置される。第1パネル1Cは、施工者により、第1接合面10C及び第2接合面10Dに垂直な方向に沿い、第1接合面10Cから第2接合面10Dに向かう挿入方向Pに移動される。これにより、各先端部24は、それぞれ対応するフック挿入部31に挿入される。
As shown in FIG. 12, the
第1パネル1Cは、図13に示すように、各先端部24がフック挿入部31に挿入された状態で、施工者により、第1接合面10C及び第2接合面10Dに沿い、フック挿入部31からフック固定部32に向かう圧入方向(下方向)Qに移動される。なお、図12及び図13において、先端部24、フック挿入部31及びフック固定部32は図示を省略している。各先端部24は、フック固定部32に圧入されることによりフック固定部32に挟み込まれ、各フック21は、ホール3に対してそれぞれ固定される。
As shown in FIG. 13, the
第1パネル1C及び第2パネル1Dは、各フック21及びホール3により互いに接合された状態において、両主面が同一平面上となり、上端及び下端が互いに一致するように位置決めされる。
When the
第2実施形態に係るパネルの接合構造によれば、フック21がホール3に対して固定されることにより、第1パネル1C及び第2パネル1Dの主面に垂直な方向におけるずれのみならず、主面に沿う方向におけるずれをも低減することができる。また、第1パネル1Cと第2パネル1Dとの間に施された封止やコーティングが、ずれにより剥離することを低減することができる。
According to the panel joining structure according to the second embodiment, the
また、第2実施形態に係るパネルの接合構造によれば、パネルの主面に沿う横方向に施工のためのスペースが少ない場合であっても、パネルの主面に垂直な方向から施工が可能なため、作業コストを低減することができる。 In addition, according to the panel joining structure according to the second embodiment, construction is possible from a direction perpendicular to the main surface of the panel even when there is little space for construction in the lateral direction along the main surface of the panel. Therefore, the work cost can be reduced.
―変形例―
第1パネル1Cは、図14に示すように、第1接合面10Cと反対側の端部に、第2接合面10Dと同様の第2接合面10Eが形成されるようにしてもよい。これにより、複数の第1パネル1Cが、各第1接合面10C及び第2接合面10Eにおいて連続的に接合されることができる。
-Modification-
As shown in FIG. 14, the
また、接合対象のパネルとして、第1接合面10C又は第2接合面10Dと同様の接合面を有する柱材等の他の建材を採用してもよい。例えば、第1パネル1Cは、図15に示すように、互いに直交する2つの第2接合面10Fを有する第2パネル1Fと接合するようにしてもよい。
Moreover, you may employ | adopt other building materials, such as a pillar material which has the joint surface similar to 10 C of 1st joining surfaces or 10D of 2nd joining surfaces as a panel of joining object. For example, the
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態に係るパネルの接合構造は、図16に示すように、第1パネル1Aが、第1接合面10Aに固定された複数の接合具2aと、複数の押圧部101とを備える点で第1実施形態と異なる。第3実施形態において説明しない構成、作用及び効果は、第1及び第2実施形態と実質的に同様であり、重複するため省略する。
(Third embodiment)
As shown in FIG. 16, the panel joining structure according to the third embodiment of the present invention includes a
接合具2aは、一対のフック21aと、一対のフック21aを連結する連結部22とを有する。フック21aは、根元部23と、根元部23の上端側のうち、連結部22と連結する側部と反対側の側部から下端側に向けて直角に曲がるように突出する先端部24aとをそれぞれ有する。先端部24aは、根元部23側の端部に、下部に向かうほど根元部23との距離が離れるように形成された傾斜部26aを有する。傾斜部26aは、根元部23に達するまで直線状に延伸する。
The
押圧部101は、第1接合面10Aの表面に形成された突起部である。押圧部101の第1接合面10Aに対する高さは、根元部23の第1接合面10Aに対する高さより高く形成される。押圧部101は、例えば、弾性を有する材料により形成され、第1接合面10Aに接着される。
The
第1パネル1Aは、各先端部24aが対応するフック挿入部31に対向するように配置され、施工者により、第1接合面10Aから第2接合面10Bに向かう挿入方向Pに移動される。これにより、各先端部24aは、それぞれ対応するフック挿入部31に挿入される。
The
第1パネル1Aは、図17に示すように、各先端部24aがフック挿入部31に挿入された状態で、施工者により、フック挿入部31からフック固定部32に向かう圧入方向Qに移動される。フック21aは、ホール3に対して下方に移動するに連れて、各先端部24aがフック固定部32に圧入されていく他、傾斜部26a及びホール3により、挿入方向P(ホール3の奥方向)にガイドされる。押圧部101は、フック21aが傾斜部26aにより挿入方向Pにガイドされながら、第2接合面10Bを押圧する。
As shown in FIG. 17, the
第3実施形態に係るパネルの接合構造によれば、各フック21aは、各先端部24aがフック固定部32に挟み込まれる他、押圧部101及び傾斜部26により挿入方向Pに沿う方向に相互に力が作用することにより、ホール3に対してそれぞれ強固に固定される。このため、第3実施形態に係るパネルの接合構造によれば、フック21aがホール3に対して、より強固に固定されることにより、第1パネル1A及び第2パネル1Bの主面に垂直な方向におけるずれのみならず、主面に沿う方向におけるずれをも更に低減することができる。また、第1パネル1Aと第2パネル1Bとの間に施された封止やコーティングが、ずれにより剥離することを低減することができる。
According to the joint structure of the panel according to the third embodiment, the
(その他の実施形態)
上記のように、本発明を第1〜第3実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
(Other embodiments)
As described above, the present invention has been described according to the first to third embodiments. However, it should not be understood that the description and drawings constituting a part of this disclosure limit the present invention. From this disclosure, various alternative embodiments, examples and operational techniques will be apparent to those skilled in the art.
例えば、既に述べた第1〜第3実施形態において、一対のホール3は、互いに並行なスリットに限るものでなく、図18に示すように、下方に向かうほど互いに離れるようなパターンを有する一対のホール3bであってもよい。一対のホール3bは、互いに平行な一対のフック挿入部31bと、下方に向かうほど互いに離れるように形成された一対のフック固定部32bとをそれぞれ有する。第1〜第3実施形態と同様に、ホール3bは、先端部24がフック挿入部31に挿入された後、フック固定部32に圧入されることにより、フック21を強固に固定することができる。或いは、一対のフック固定部32bは、下方に向かうほど互いに近づくように形成されてもよい。
For example, in the first to third embodiments already described, the pair of
上記の他、第1〜第3実施形態の記載の構成を相互に応用した構成等、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。 In addition to the above, the present invention naturally includes various embodiments that are not described here, such as configurations in which the configurations described in the first to third embodiments are mutually applied. Therefore, the technical scope of the present invention is defined only by the invention specifying matters according to the scope of claims reasonable from the above description.
1A,1C 第1パネル
1B,1D,1F 第2パネル
1P パネル
2,2a 接合具
3,3b ホール
6 床土台(固定部材)
9 スクリュードライバー
10A,10C 第1接合面
10B,10D,10E,10F 第2接合面
11 芯材
12 表面材
13,14,15,16 補強材
18,62 雌ねじ受け部
19 差込口
21,21a フック
22 連結部
23 根元部
24,24a 切り欠き先端部
25 部
26,26a 傾斜部
31,31b フック挿入部
32,32b フック固定部
51 床パネル
52 突出部
61 差込口
101 押圧部
1A,
9
Claims (6)
第2パネルの第2接合面に形成されたホールと、
前記第1接合面に直交する前記第1パネルの第1固定面及び前記第2接合面に直交する前記第2パネルの第2固定面が固定される固定部材とを備え、
前記ホールは、前記フックの先端部を挿入可能なフック挿入部と、前記フック挿入部から挿入された前記フックの先端部が圧入されることにより、前記フックを前記ホールに対して固定するフック固定部とを有することを特徴とするパネルの接合構造。 A hook formed to protrude from the first joint surface of the first panel;
Holes formed in the second joint surface of the second panel;
A fixing member to which a first fixing surface of the first panel orthogonal to the first bonding surface and a second fixing surface of the second panel orthogonal to the second bonding surface are fixed;
The hole is hook-fixed to fix the hook to the hole by press-fitting the hook insertion part into which the tip part of the hook can be inserted and the tip part of the hook inserted from the hook insertion part. And a panel joining structure characterized by comprising a portion.
前記第2接合面は、複数の前記ホールが形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のパネルの接合構造。 The first joint surface is formed with a plurality of hooks,
The panel bonding structure according to claim 1, wherein a plurality of the holes are formed on the second bonding surface.
前記複数のホールは、前記複数のフックに対応するように一対ずつ形成されることを特徴とする請求項3に記載のパネルの接合構造。 The plurality of hooks are formed in pairs,
The panel bonding structure according to claim 3, wherein the plurality of holes are formed in pairs so as to correspond to the plurality of hooks.
前記第2接合面は、前記第2パネルの主面に平行に形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のパネルの接合構造。 The first joint surface is formed in parallel to the main surface of the first panel;
The panel bonding structure according to claim 1, wherein the second bonding surface is formed in parallel with a main surface of the second panel.
The panel fixing structure according to claim 1, wherein the first fixing surface and the second fixing surface are fixed to the fixing member by a plurality of screws.
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