JP2016208701A - 系統連系保護装置 - Google Patents

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祐輝 小川
Yuki Ogawa
祐輝 小川
和憲 木寺
Kazunori Kidera
和憲 木寺
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Abstract

【課題】低コストで長寿命化を図ることが可能な系統連系保護装置を提供する。
【解決手段】系統連系保護装置2aは、解列用遮断装置201と、解列用遮断装置201を制御する制御装置202aと、を備える。解列用遮断装置201は、各々が接点212を有するN個(Nは4以上の偶数)の電磁リレー211を備え、電力系統5と分散型電源4とを接続する2つの電路の各々にM個(M=N/2)個の接点212が設けられる。制御装置202aは、解列用遮断装置201を遮断状態から通電状態に切り替える閉成制御を行う場合、N個の接点212のうちのQ個(Q=N−1)の接点212をオンにするタイミングよりも残りの1個の接点212をオンにするタイミングを遅延させ、N個の接点212のうち最後にオンにする接点212を前回の閉成制御を行ったときとは異ならせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、系統連系保護装置に関し、より詳細には、電力系統と分散型電源との間を電気的に接続する通電状態と電気的に遮断する遮断状態との切り替えができる解列用遮断装置を備えた系統連系保護装置に関する。
解列用遮断装置としては、例えば、商用電源に接続された幹線と電力変換器との間に挿入され系統連系と系統分離との切り換えを行う解列開閉器が知られている(特許文献1)。
特許文献1には、太陽電池の出力を電力変換する電力変換器を備え、幹線に、連系ブレーカ及び2つの解列開閉器を介して電力変換器を接続してある、太陽光発電システムが記載されている。2つの解列開閉器の各々は、2個のa接点(常開接点)を備えた電磁リレーである。
なお、系統連系規程(JEAC 9701−2012)では、解列用遮断装置として保護リレーを設置する場合、解列の確実化や高信頼度化を図るために、複数の相ごとに2つの保護リレーを設置するのが望ましい旨が記載されている。
特開平11−69661号公報
系統連系保護装置の分野においては、長寿命化が望まれている。
本発明の目的は、低コストで長寿命化を図ることが可能な系統連系保護装置を提供することにある。
本発明の系統連系保護装置は、電力系統と分散型電源との間を電気的に接続する通電状態と電気的に遮断する遮断状態との切り替えができるように構成された解列用遮断装置と、前記解列用遮断装置を制御する制御装置と、を備える。前記解列用遮断装置は、各々が接点を有するN個(Nは4以上の偶数)の電磁リレーを備え、前記電力系統と前記分散型電源とを接続する2つの電路の各々にM個(M=N/2)の接点が設けられる。前記制御装置は、前記解列用遮断装置を遮断状態から通電状態に切り替える閉成制御を行う場合、N個の接点のうちのQ個(Q=N−1)の接点をオンにするタイミングよりも残りの1個の接点をオンにするタイミングを遅延させるように構成されている。前記制御装置は、2回目以降の閉成制御を行う場合、N個の接点のうち最後にオンにする接点を前回の閉成制御を行ったときとは異ならせるように構成されている。
本発明の系統連系保護装置では、低コストで長寿命化を図ることが可能となる。
図1は、実施形態1の系統連系保護装置を備えたパワーコンディショナの概略回路図である。 図2は、実施形態1の系統連系保護装置を備えたパワーコンディショナの回路図である。 図3は、実施形態1の系統連系保護装置の動作説明図である。 図4は、実施形態1の第1変形例の動作説明図である。 図5は、実施形態2の系統連系保護装置を備えたパワーコンディショナの概略回路図である。
(実施形態1)
以下では、本実施形態の系統連系保護装置2aについて図1〜3に基づいて説明する。
系統連系保護装置2aは、図1に示すように、解列用遮断装置201と、制御装置202aと、を備える。解列用遮断装置201は、電力系統5と分散型電源4との間を電気的に接続する通電状態と電気的に遮断する遮断状態との切り替えができるように構成される。制御装置202aは、解列用遮断装置201を制御する。
解列用遮断装置201は、各々が接点212を有するN個(Nは4以上の偶数)の電磁リレー211を備える。解列用遮断装置201は、電力系統5と分散型電源4とを接続する2つの電路601、602の各々にM個(M=N/2)の接点212が設けられる。一例として、解列用遮断装置201は、4個の電磁リレー211を備え、2つの電路601、602の各々に2個の接点212が設けられる。
制御装置202aは、解列用遮断装置201を通電状態から遮断状態に切り替える開離制御を行う機能と、解列用遮断装置201を遮断状態から通電状態に切り替える閉成制御を行う機能と、を有する。
分散型電源4は、例えば、直流電源である。より詳細には、分散型電源4は、太陽光発電装置である。分散型電源4は、太陽光発電装置に限らず、例えば、燃料電池、蓄電装置等でもよい。
電力系統5は、系統電源51を備える。系統電源51は、例えば、商用電源である。商用電源の周波数は、例えば、50Hz又は60Hzである。
系統連系保護装置2aは、例えば、パワーコンディショナ3aに適用される。
以下では、系統連系保護装置2aを備えたパワーコンディショナ3aについて図2に基づいて具体的に説明してから、系統連系保護装置2aについて更に説明する。なお、図2では、図1に示した制御装置202a及び解列用遮断装置201の電磁リレー211におけるコイル213の図示を省略してある。
パワーコンディショナ3aは、分散型電源4の出力を所望の電力に変換する機能を備えた装置である。一例として、パワーコンディショナ3aは、分散型電源4から入力される直流電力を交流電力に変換する機能を備えた装置である。パワーコンディショナ3aは、電力変換装置1と、系統連系保護装置2aと、を備える。なお、パワーコンディショナ3aは、住宅用であるが、これに限らず、例えば、店舗、工場、事務所等の施設に用いられてもよい。
電力変換装置1は、一対の入力端子101、102と、一対の出力端子111、112とを備えている。一対の入力端子101、102は、分散型電源と電気的に接続されている。一対の出力端子111、112は、系統連系保護装置2aの解列用遮断装置201を介して電力系統5の系統電源51と電気的に接続されている。
電力変換装置1は、第1変換回路10と、第2変換回路20と、制御回路30と、を備える。また、電力変換装置1は、フィルタ回路40を備えるのが好ましい。
第1変換回路10は、分散型電源4から印加される直流の入力電圧Viの大きさを変化させて直流の第1電圧V1として出力するように構成されている。要するに、第1変換回路10は、直流の入力電圧Viを直流の第1電圧V1に変換して出力するDC−DCコンバータである。第1電圧V1の電圧値は、例えば、340Vである。
第1変換回路10を構成するDC−DCコンバータは、昇圧チョッパ回路であり、入力コンデンサ11と、インダクタ12と、半導体スイッチング素子13と、ダイオード14と、コンデンサ15と、を備える。
入力コンデンサ11は、一対の入力端子101、102間に電気的に接続されている。インダクタ12と半導体スイッチング素子13とは直列に接続されている。インダクタ12と半導体スイッチング素子13との直列回路は、インダクタ12が高電位側となるように、入力コンデンサ11の両端間に接続されている。ダイオード14は、アノードがインダクタ12と半導体スイッチング素子13との接続点に接続され、カソードがコンデンサ15を介して入力コンデンサ11の低電位側に接続されている。半導体スイッチング素子13は、例えば、MOSFETである。半導体スイッチング素子13は、制御回路30から入力される制御信号に応じて、オン、オフが切り替えられる。第1変換回路10では、コンデンサ15の両端電圧が第1電圧V1である。
第2変換回路20は、第1変換回路10から入力される直流の第1電圧V1を交流の第2電圧V2に変換して出力するように構成されている。要するに、第2変換回路20は、DC−ACインバータである。第2電圧V2の最大値は、例えば、約141Vである。
第2変換回路20は、第1変換回路10の出力端間に電気的に接続されている。要するに、第2変換回路20は、第1変換回路10のコンデンサ15の両端間に電気的に接続されている。
第2変換回路20は、第1の半導体スイッチング素子21と、第2の半導体スイッチング素子22と、第3の半導体スイッチング素子23と、第4の半導体スイッチング素子24と、を備えるブリッジ回路である。より詳細には、第2変換回路20は、第1の半導体スイッチング素子21と第2の半導体スイッチング素子22の直列回路と、第3の半導体スイッチング素子23と第4の半導体スイッチング素子24の直列回路と、が並列接続されている。これにより、第2変換回路20は、第1〜第4の半導体スイッチング素子21〜24がブリッジ接続されている。第2変換回路20は、第1の半導体スイッチング素子21と第2の半導体スイッチング素子22の直列回路と、第3の半導体スイッチング素子23と第4の半導体スイッチング素子24の直列回路と、が第1変換回路10のコンデンサ15に並列接続されている。
第1〜第4の半導体スイッチング素子21〜24の各々は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)である。IBGTは、nチャネルのデプレッション型IGBTである。したがって、第1〜第4の半導体スイッチング素子21〜24の各々は、ノーマリオン型のスイッチ素子である。
第1の半導体スイッチング素子21には、第1のダイオードD1が逆並列接続されている。また、第2の半導体スイッチング素子22には、第2のダイオードD2が逆並列接続されている。第3の半導体スイッチング素子23には、第3のダイオードD3が逆並列接続されている。第4の半導体スイッチング素子24には、第4のダイオードD4が逆並列接続されている。第2変換回路20では、第1〜第4の半導体スイッチング素子21〜24の各々をSi系のパワーMOSFETにより構成してもよい。この場合、第2変換回路20では、第1〜第4の半導体スイッチング素子21〜24それぞれの寄生ダイオードにより第1〜第4のダイオードD1〜D4を構成することができる。また、第1〜第4の半導体スイッチング素子21〜24は、例えば、ワイドバンドギャップ半導体を用いたパワートランジスタでもよい。「ワイドバンドギャップ半導体」とは、Si及びGaAsに比べてバンドギャップの大きな半導体を意味し、例えば、GaN、SiC、ダイヤモンド等がある。
第2変換回路20は、第1の半導体スイッチング素子21との第2の半導体スイッチング素子22との接続点P1と、第3の半導体スイッチング素子23と第4の半導体スイッチング素子24との接続点P2と、を備える。第2変換回路20は、一方の接続点P1と他方の接続点P2とから第2電圧V2が出力される。要するに、第2変換回路20は、一対の接続点P1、P2間に発生する交流電圧を第2電圧V2として出力することができる。したがって、第2変換回路20は、一対の接続点P1、P2を、第2変換回路20の一対の出力端とみなすことができる。一対の接続点P1、P2のうちの一方の接続点P1は、電力変換装置1の一対の出力端子111、112のうちの一方の出力端子111に接続されている。また、一対の接続点P1、P2のうちの他方の接続点P2は、電力変換装置1の一対の出力端子111、112のうちの他方の出力端子112に接続されている。
第1〜第4の半導体スイッチング素子21〜24は、制御回路30からの第1〜第4の制御信号によってオン、オフが切り替わる。要するに、第1〜第4の半導体スイッチング素子21〜24は、制御回路30によって制御されることで、スイッチング動作する。制御回路30は、第1の半導体スイッチング素子21と第4の半導体スイッチング素子24とを、それぞれへ与えるPWM(Pulse Width Modulation)信号によって同時にオン、オフさせる。また、制御回路30は、第2の半導体スイッチング素子22と第3の半導体スイッチング素子23とを、それぞれへ与えるPWM信号によって同時にオン、オフさせる。
制御回路30は、第1変換回路10から出力される第1電圧V1を交流の第2電圧V2に変換させるように、第2変換回路20の第1〜第4の半導体スイッチング素子21〜24を制御する。より詳細には、制御回路30は、第2電圧V2が、系統電源51と周波数及び位相を同期させた正弦波状の交流電圧となるように、第2変換回路20の第1〜第4の半導体スイッチング素子21〜24を制御する。制御回路30は、系統電源51から入力される交流電圧を検出する電圧センサの出力に基づいて第1〜第4の半導体スイッチング素子21〜24を制御する。本明細書では、図2における第2電圧V2の矢印の方向を第2電圧V2の正の方向として説明する。
第2電圧V2を正とする半周期においては、制御回路30は、第2の半導体スイッチング素子22及び第3の半導体スイッチング素子23をオフさせた状態で、第1の半導体スイッチング素子21及び第4の半導体スイッチング素子24へPWM信号を与える。
また、第2電圧V2を負とする半周期においては、制御回路30は、第1の半導体スイッチング素子21及び第4の半導体スイッチング素子24をオフさせた状態で、第2の半導体スイッチング素子22及び第3の半導体スイッチング素子23へPWM信号を与える。
制御回路30は、第1のマイクロコンピュータを主構成としており、第1のマイクロコンピュータに所定の第1のプログラムを実行させることにより実現することができる。所定の第1のプログラムは、例えば、第1のマイクロコンピュータのメモリに記憶されていればよい。制御回路30は、第1のマイクロコンピュータに限らず、例えば、制御用IC(Integrated circuit)素子等により構成してもよい。
フィルタ回路40は、2つのリアクトル41、42と、コンデンサ43と、を備える。2つのリアクトル41、42のうちの一方のリアクトル41は、第2変換回路20における一対の接続点P1、P2のうちの一方の接続点P1とコンデンサ43の一端との間に接続されている。また、2つのリアクトル41、42のうちの他方のリアクトル42は、一対の接続点P1、P2のうちの他方の接続点P2とコンデンサ43の他端との間に接続されている。要するに、フィルタ回路40は、リアクトル41とコンデンサ43とリアクトル42との直列回路を備え、この直列回路が一対の接続点P1、P2間に接続されている。コンデンサ43の両端は、出力端子111、112に接続されている。
フィルタ回路40は、第2変換回路20から電力系統5に出力される第2電圧V2に含まれる高周波成分を除去する機能を有する。
電力変換装置1の一対の出力端子111、112は、解列用遮断装置201を介して、分電盤の連系ブレーカに電気的に接続されることによって、系統電源51に接続される。
パワーコンディショナ3aは、定常時には、制御装置202aにより解列用遮断装置201を通電状態(閉路状態)に維持して系統連系運転を行う。「系統連系運転」とは、分散型電源4を電力系統5に並列に接続し、共通の負荷に電力を供給することを意味する。要するに、パワーコンディショナ3aは、定常時、系統電源51と連系し、解列用遮断装置201よりも電力系統5側で電力系統5に接続されている負荷に電力を供給することができるように構成されている。
また、パワーコンディショナ3aは、電力系統5の異常時には、制御装置202aにより解列用遮断装置201を遮断状態(開路状態)として系統分離を行う。パワーコンディショナ3aは、電力系統5の異常時には、解列用遮断装置201よりも電力変換装置1側で一対の電路601、602に接続されている負荷に電力を供給できるように構成されている。つまり、パワーコンディショナ3aは、交流電力を負荷に供給する自立運転を行うことができるように構成されている。「電力系統5の異常時」としては、例えば、系統電源51の停電等がある。「系統分離」とは、パワーコンディショナ3aを電力系統5から解列することを意味する。「解列」とは、パワーコンディショナ3aを電力系統5から機械的に切り離すことを意味する。言い換えれば、「解列」とは、パワーコンディショナ3aと電力系統5とが並列運転されている系統連系運転を解くことを意味する。
パワーコンディショナ3aは、一対の電路601、602のうちの一方に流れる電流を検出する電流センサと、一対の電路601、602間に電圧を検出する電圧センサと、を備える。電圧センサは、上述のように、系統電源51から出力される交流電圧を検出する。制御装置202aは、電流センサと電圧センサとの少なくとも一方の出力に基づいて電力系統5の異常を検出することができるように構成されている。
解列用遮断装置201は、電力変換装置1の一対の出力端子111、112と電力系統における系統電源51との間に設けられている。
解列用遮断装置201は、電力変換装置1の一対の出力端子111、112それぞれと系統電源51との間に電磁リレー211の接点212が2つずつ設けられている。
以下、系統連系保護装置2aについて、より詳細に説明する。
制御装置202aは、4個の電磁リレー211を個別に制御できるように構成されている。要するに、制御装置202aは、4個の電磁リレー211それぞれのコイル213への制御信号sA、sB、sC、sDによって、それぞれの接点212を個別にオン(閉成)、オフ(開離)できるように構成されている。制御信号sA、sB、sC、sDは、対応するコイル213へ励磁電流を流すための信号である。制御装置202aと解列用遮断装置201との間には、制御装置202aから解列用遮断装置201へ4つの制御信号sA、sB、sC、sDを個別に与えるための4つの制御信号線がある。図1では、説明の便宜上、電路601で分散型電源4に近い側の接点212を接点212Aとし、電路602で分散型電源4に近い側の接点212を接点212Bとしてある。また、図1では、電路601で電力系統5に近い側の接点212を接点212Cとし、電路602で電力系統5に近い側の接点212を接点212Dとしてある。図1では、接点212Aに対応するコイル213をコイル213Aとし、接点212Bに対応するコイル213をコイル213Bとし、接点212Cに対応するコイル213をコイル213Cとし、接点212Dに対応するコイル213をコイル213Dとしてある。制御装置202aは、接点212Aを開閉するためのコイル213へ制御信号sAを与え、接点212Bを開閉するためのコイル213へ制御信号sBを与えるように構成されている。また、制御装置202aは、接点212Cを開閉するためのコイル213へ制御信号sCを与え、接点212Dを開閉するためのコイル213へ制御信号sDを与えるように構成されている。図3は、制御装置202aの動作説明図である。より詳細には、図3は、制御装置202aが閉成制御を行う場合の制御信号sA、sB、sC、sDのタイミングチャートである。系統連系保護装置2aは、制御装置202aが制御信号sA、sB、sC、sDを個別にハイレベルとすることにより、コイル213A、213B、213C、213Dそれぞれに個別に励磁電流が流れるように構成されている。系統連系保護装置2aでは、コイル213A、213B、213C、213Dそれぞれに励磁電流が流れることにより、対応する接点212A、212B、212C、212Dそれぞれが個別にオンする。
制御装置202aは、閉成制御を行う場合、4個の接点212のうちの3個の接点212をオンにするタイミングよりも残りの1個の接点212をオンにするタイミングを遅延させるように構成されている。制御装置202aは、閉成制御を行う場合、4個の接点212のうち最後にオンにする接点212を前回の閉成制御を行ったときとは異ならせるように構成されている。
制御装置202aは、第2のマイクロコンピュータを主構成としており、第2のマイクロコンピュータに所定の第2のプログラムを実行させることにより実現することができる。所定の第2のプログラムは、例えば、第2のマイクロコンピュータのメモリに記憶されていればよい。所定の第2のプログラムは、コンピュータ(第2のマイクロコンピュータ)を、系統連系保護装置2aに用いる制御装置202aとして機能させるためのプログラムである。なお、制御装置202aの機能は、上述の制御回路30により実現してもよい。
ところで、本願発明者らは、系統連系保護装置2aの比較例1として、系統連系保護装置2aと基本構成を同じとし、制御装置202aにおいて4個の接点212をオンにする制御信号を出力するタイミングを同じに設定した構成を考案した。
しかしながら、比較例1の構成では、回路定数、配線の抵抗成分のばらつき等の影響により、閉成制御の度に4個の接点212のうち特定の1個の接点212が最後にオンしている可能性がある。このため、比較例1の構成では、最後にオンになる特定の1個の接点212が他の3個の接点212に比べて、劣化しやすくなる懸念がある。
そこで、本願発明者らは、比較例1と基本構成を同じとして、解列用遮断装置201に突入電流抑制回路を付加した比較例2を考案した。突入電流抑制回路は、例えば、抵抗と電磁リレーの接点との直列回路により構成される。
しかしながら、比較例2では、突入電流抑制回路を付加した分だけ、コストが高くなってしまう。
本実施形態の系統連系保護装置2aは、電力系統5と分散型電源4との間を電気的に接続する通電状態と電気的に遮断する遮断状態との切り替えができるように構成された解列用遮断装置201と、解列用遮断装置201を制御する制御装置202aと、を備える。解列用遮断装置201は、各々が接点212を有するN個(Nは4以上の偶数)の電磁リレー211を備え、電力系統5と分散型電源4とを接続する2つの電路601、602の各々にM個(M=N/2)の接点212が設けられる。制御装置202aは、解列用遮断装置201を遮断状態から通電状態に切り替える閉成制御を行う場合、N個の接点212のうちのQ個(Q=N−1)の接点212をオンにするタイミングよりも残りの1個の接点212をオンにするタイミングを遅延させるように構成されている。制御装置202aは、2回目以降の閉成制御を行う場合、N個の接点212のうち最後にオンにする接点212を前回の閉成制御を行ったときとは異ならせるように構成されている。したがって、本実施形態の系統連系保護装置2aは、低コストで長寿命化を図ることが可能となる。より詳細には、本実施形態の系統連系保護装置2aは、解列用遮断装置201に突入電流抑制回路を付加することなく、4個の接点212それぞれにおいて溶着が発生するのを抑制することが可能となり、低コストで長寿命化を図ることが可能となる。制御装置202aは、最後から2番目にオンにする接点212に対応するコイル213へ制御信号を与えるタイミングと、最後にオンにする接点212に対応するコイル213へ制御信号を与えるタイミングと、の間に、所定の遅延時間を設定してある。
制御装置202aは、閉成制御を行う度に、N個の接点212のうち最後にオンにする接点212をサイクリックに変えるように構成されている。これにより、系統連系保護装置2aでは、N個の接点212について最後にオンになる機会を均等に与えることが可能となり、より長寿命化を図ることが可能となる。「サイクリックに変える」とは、N個の接点212のうち最後にオンにする接点212を予め決められた一連の順番で繰り返すように変えることを意味する。制御装置202aは、一例として、4個の接点212を、接点212D→接点212C→接点212B→接点212A→接点212D→・・・の順にオンにする。言い換えれば、制御装置202aは、閉成制御を行う度に、4個の接点212のうち最後にオンにする接点212を巡回置換するように構成されている。
図3は、制御装置202aが閉成制御を複数回行う場合について、4つの制御信号sA、sB、sC及びsDを例示してある。1回目の閉成制御では、sA→sB→sC→sDの順にハイレベルとすることで、接点212Dを最後にオンにする。2回目の閉成制御では、sD→sA→sB→sCの順にハイレベルとすることで、接点212Cを最後にオンにする。3回目の閉成制御では、sC→sD→sA→sBの順にハイレベルにすることで、接点212Bを最後にオンにする。4回目の閉成制御では、sB→sC→sD→sAの順にハイレベルにすることで、接点212Aを最後にオンにする。5回目の閉成制御では、1回目の閉成制御と同様、sA→sB→sC→sDの順にハイレベルとする。要するに、制御装置202aは、1回目、2回目、3回目及び4回目の閉成制御をサイクリックに繰り返すことにより、閉成制御を行う度に、4個の接点212のうち最後にオンにする接点212をサイクリックに変えることができる。
図4は、本実施形態の第1変形例において、制御装置202aが閉成制御を複数回行う場合について、4つの制御信号sA、sB、sC及びsDを例示してある。1回目の閉成制御では、sA、sB及びsC→sDの順にハイレベルとすることで、接点212Dを最後にオンにする。2回目の閉成制御では、sD、sA及びsB→sCの順にハイレベルとすることで、接点212Cを最後にオンにする。3回目の閉成制御では、sC、sD及びsA→sBの順にハイレベルにすることで、接点212Bを最後にオンにする。4回目の閉成制御では、sB、sC及びsD→sAの順にハイレベルにすることで、接点212Aを最後にオンにする。5回目の閉成制御では、1回目の閉成制御と同様、sA、sB及びsC→sDの順にハイレベルとする。
本実施形態の第2変形例では、制御装置202aが、閉成制御を行う度に、N個の接点212のうち最後にオンにする接点212をランダムに変えるように構成されていてもよい。これにより、第2変形例では、比較例1及び2よりも、長寿命化を図ることが可能となる。第2変形例では、制御装置202aにおいてN個(例えば、4個)の接点212のうち最後にオンにする接点212をランダムに選択できるように、上述の第2のプログラムを変更すればよい。
(実施形態2)
以下では、本実施形態の系統連系保護装置2bについて、図5に基づいて説明する。
本実施形態の系統連系保護装置2bは、実施形態1の系統連系保護装置2aと基本構成が同じである。本実施形態の系統連系保護装置2bは、制御装置202aの代わりに制御装置202bを備えている。なお、系統連系保護装置2bに関し、実施形態1の系統連系保護装置2aと同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
制御装置202bは、電路601の接点212Aに対応するコイル213Aと電路602の接点212Bに対応するコイル213Bとに同じ制御信号を与えるように構成されている。また、制御装置202bは、電路601の接点212Cに対応するコイル213Cと電路602の接点212Dに対応するコイル213Dとに同じ制御信号を与えるように構成されている。制御装置202bは、2個の接点212を1組として、最後にオンにする接点212の組を前回の閉成制御とは異ならせるように構成されている。より詳細には、制御装置202bは、1回目の閉成制御では、コイル213Aとコイル213Bとに同じ制御信号を与えた後に、コイル213Cとコイル213Dとに同じ制御信号を与える。制御装置202bは、2回目の閉成制御では、コイル213Cとコイル213Dとに同じ制御信号を与えた後に、コイル213Aとコイル213Bとに同じ制御信号を与える。また、制御装置202bは、3回目の閉成制御では、1回目の閉成制御と同様、コイル213Aとコイル213Bとに同じ制御信号を与えた後に、コイル213Cとコイル213Dとに同じ制御信号を与える。要するに、制御装置202bは、1回目の閉成制御と2回目の閉成制御とを交互に繰り返すように構成されている。なお、閉成制御を行う場合、各組の2個の接点212は、同時にオンになるのが好ましいが、オンになるタイミングがずれてもよい。
本実施形態の系統連系保護装置2bでは、実施形態1と同様、低コストで長寿命化を図ることが可能となる。
系統連系保護装置2bを備えたパワーコンディショナ3bは、実施形態1におけるパワーコンディショナ3aと基本構成が同じである。パワーコンディショナ3aは、パワーコンディショナ3aにおける系統連系保護装置2aの代わりに、系統連系保護装置2bを備えている点が相違するだけである。
本願発明は、その技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で、構成に適宜変更を加えることが可能である。
例えば、分散型電源4は、直流電源に限らず、交流電源等でもよい。
2a、2b 系統連系保護装置
201 解列用遮断装置
211 電磁リレー
212 接点
202a、202b 制御装置
4 分散型電源
5 電力系統
601、602 電路

Claims (3)

  1. 電力系統と分散型電源との間を電気的に接続する通電状態と電気的に遮断する遮断状態との切り替えができるように構成された解列用遮断装置と、前記解列用遮断装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記解列用遮断装置は、各々が接点を有するN個(Nは4以上の偶数)の電磁リレーを備え、前記電力系統と前記分散型電源とを接続する2つの電路の各々にM個(M=N/2)の接点が設けられ、
    前記制御装置は、前記解列用遮断装置を遮断状態から通電状態に切り替える閉成制御を行う場合、N個の接点のうちのQ個(Q=N−1)の接点をオンにするタイミングよりも残りの1個の接点をオンにするタイミングを遅延させるように構成され、2回目以降の閉成制御を行う場合、前記N個の接点のうち最後にオンにする接点を前回の閉成制御を行ったときとは異ならせるように構成されている、
    ことを特徴とする系統連系保護装置。
  2. 前記制御装置は、閉成制御を行う度に、N個の接点のうち最後にオンにする接点をサイクリックに変えるように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の系統連系保護装置。
  3. 前記制御装置は、閉成制御を行う度に、N個の接点のうち最後にオンにする接点をランダムに変えるように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の系統連系保護装置。
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