JP2016208649A - バッテリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 バッテリ装置が内蔵する二次電池が過放電状態であっても、充電回路が安定してバッテリ装置の充電を行うことができるようにすること。【解決手段】 バッテリ装置は、充電手段の充電制御を行う制御手段と、二次電池の電圧を測定する測定手段と、前記バッテリ装置の出力端子の電圧を検出する検出手段と、前記充電手段と前記二次電池との間にある第1のスイッチ手段と、前記充電手段と前記第1のスイッチ手段との間にある電力供給手段とを有し、前記制御手段は、前記二次電池の電圧と前記出力端子の電圧とを比較し、前記出力端子の電圧の方が高い場合は、前記第1のスイッチ手段が遮断されるように制御する。【選択図】 図1

Description

本発明は、電子機器に接続されるバッテリ装置等に関する。
近年、電子機器の小型化に伴い、バッテリ装置の小型化の要求が高まってきている。このようなバッテリ装置は、内蔵する二次電池の容量も小さい。さらに、バッテリ装置の高機能化に伴い、二次電池の消費電力が増大し、過放電状態になるまでの時間が短縮してきている。高機能化されたバッテリ装置の一例として充電制御回路を内蔵したバッテリ装置がある。特許文献1には、DC電源から供給される電力を用いて二次電池を充電するバッテリ装置が記載されている。
特開2005−312140号公報
しかしながら、二次電池が過放電状態になると、充電制御回路の電源電圧が二次電池の電圧まで下がるため、安定した充電制御が困難であるという問題がある。
本発明は、バッテリ装置が内蔵する二次電池が過放電状態であっても、充電回路が安定してバッテリ装置の充電を行うことができるようにすることを目的とする。
本発明に係るバッテリ装置は、バッテリ装置であって、充電手段の充電制御を行う制御手段と、二次電池の電圧を測定する測定手段と、前記バッテリ装置の出力端子の電圧を検出する検出手段と、前記充電手段と前記二次電池との間にある第1のスイッチ手段と、前記充電手段と前記第1のスイッチ手段との間にある電力供給手段とを有し、前記制御手段は、前記二次電池の電圧と前記出力端子の電圧とを比較し、前記出力端子の電圧の方が高い場合は、前記第1のスイッチ手段が遮断されるように制御することを特徴とするバッテリ装置である。
本発明に係るプログラムは、バッテリ装置として機能させるためのプログラムであって、前記コンピュータを、充電手段の充電制御を行う制御手段と、二次電池の電圧を測定する測定手段と、前記バッテリ装置の出力端子の電圧を検出する検出手段と、前記充電手段と前記二次電池との間にある第1のスイッチ手段と、前記充電手段と前記第1のスイッチ手段との間にある電力供給手段として機能させ、前記制御手段として機能する前記コンピュータが、前記二次電池の電圧と前記出力端子の電圧とを比較することと、前記出力端子の電圧の方が高い場合は、前記第1のスイッチ手段が遮断されるように制御することとを実行するように機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、バッテリ装置が内蔵する二次電池が過放電状態であっても、充電回路が安定してバッテリ装置の充電を行うことができる。
実施形態1におけるバッテリ装置101と電子機器117とが有する構成要素を説明するためのブロック図である。 実施形態1におけるバッテリ装置101で行われる処理を説明するためのフローチャートである。 実施形態2におけるバッテリ装置101と電子機器117とが有する構成要素を説明するためのブロック図である。 実施形態2におけるバッテリ装置101で行われる処理を説明するためのフローチャートである。 実施形態3におけるバッテリ装置101と電子機器117とが有する構成要素を説明するためのブロック図である。 実施形態3におけるバッテリ装置101で行われる処理を説明するためのフローチャートである。 温度毎の充電電圧及び充電電流の設定値の一例を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、本発明の実施形態は以下の実施形態に限定されるものではない。
[実施形態1]
図1は、実施形態1におけるバッテリ装置101と電子機器117とが有する構成要素を説明するためのブロック図である。
バッテリ装置101は、充電制御機能を有するバッテリ装置である。バッテリ装置101は、+端子102と、−端子103と、充電回路104と、電力供給部105と、第1のスイッチ部106と、充電制御部107と、電圧測定部108と、DC電源検出部109と、電力入力部110とを有する。バッテリ装置101は、二次電池111と、第2のスイッチ部112と、電流制限部113とをさらに有する。充電制御部107は、例えば、メモリ機能を有するマイクロコンピュータで構成可能である。
電子機器117は、撮像装置、携帯電話などの装置として動作する電子機器である。電子機器117は、AC電源接続部118と、電源回路119と、+端子120と、−端子121とを有する。なお、電子機器117は、ACアダプタとして動作する電子機器であってもよい。
バッテリ装置101は、二次電池111の残容量が十分であり、DC電源検出部109がDC電源を検出していない場合、充電制御部107は、第1のスイッチ部106を導通して、電子機器117の駆動電力を出力する。
このとき、充電回路104の入力/出力間にFET等を用いて低抵抗にすることで、二次電池111から充電回路104を介して電子機器117に電力供給可能になる。また、二次電池111から電力入力部110に、所定の電力が供給される。
電子機器117は、AC電源接続部118に商用電源が接続されると、電源回路119で交流電圧を直流電圧に変換して+端子120と−端子121に出力する。この直流電圧は、二次電池111の電圧より高い電圧に設定され、二次電池111の充電電力及び充電制御部107の駆動電力として供給される。DC電源検出部109は、出力端子102の電圧を測定する。
充電制御部107は、出力端子102の電圧が二次電池111の電圧よりも高い電圧を検出すると、第1のスイッチ部106を遮断するとともに、第2のスイッチ部112を遮断する。また、充電制御部107は、二次電池111が減電状態にあるときも同様に、第1のスイッチ部106を遮断するとともに、第2のスイッチ部112を遮断する。このような構成により、二次電池111が減電状態であっても、充電制御部107は必要な電圧を確保することが可能になる。
また、二次電池111が減電状態では、電流制限部113及び第2のスイッチ部112を介して予備充電を行うことにより、急速充電可能な電圧まで二次電池111の電圧を回復することが可能になる。
図2は、実施形態1におけるバッテリ装置101で行われる処理を説明するためのフローチャートである。
ステップS101において、充電制御部107は、制御をスタートする。ステップS102において、充電制御部107は、放電モードに設定し、第1のスイッチ部106をONに設定し、第2のスイッチ部112をOFFに設定する。
ステップS103において、充電制御部107は、DC電源検出部109で+端子102の電圧を測定する。また、ステップS103において、充電制御部107は、電圧測定部108で二次電池111の電圧を測定する。そして、充電制御部107が+端子102の電圧と二次電池111の電圧とを比較し、+端子102の電圧の方が高い場合にDC電圧入力があると判定する。
ステップS104において、充電制御部107は、DC電圧入力の有無により分岐を行い、DC電圧入力がない場合はステップS102に戻り、DC電圧入力がある場合はステップS105に移行する。
ステップS105において、充電制御部107は、充電待機モードに設定し、第1のスイッチ部106をOFFに設定し、第2のスイッチ部112をOFFに設定する。
ステップS106において、充電制御部107は、二次電池111の電圧値により充電モードを判定して分岐を行う。ステップS106において、充電制御部107は、二次電池111の電圧が所定の電圧より低ければ、予備充電モードと判定し、ステップS107に移行する。ステップS106において、充電制御部107は、二次電池111の電圧が所定の電圧より高ければ、急速充電モードと判定し、ステップS108に移行する。
ステップS107において、充電制御部107は、第1のスイッチ部106をOFF、第2のスイッチ部112をONに設定し、制限された充電電流で充電を行う。
ステップS108において、充電制御部107は、第1のスイッチ部106をONに設定し、第2のスイッチ部112をOFFに設定する。これにより、充電制御部107は、定電圧/定電流制御された充電電流での充電が行われるように充電回路104を制御することができる。
ステップS109において、充電制御部107は、充電完了検出を行い、所定の充電完了条件が検出されるまで急速充電を継続する。ステップS109で所定の充電完了条件が検出されると、充電制御部107は、ステップS110に移行する。
ステップS110において、充電制御部107は、第1のスイッチ部106をOFFに設定し、第2のスイッチ部112をOFFに設定する。これにより、充電が完了する。そして、ステップS111において、充電制御部107は、一連の制御を終了する。
なお、充電制御部107は、DC電圧入力の検出は常時行い、DC電圧入力がなくなると放電モード設定を行うものとする。また、充電制御部107は、第1のスイッチ部106をONに設定し、第2のスイッチ部112をOFFに設定することにより、放電モード設定を行うものとする。
[実施形態2]
次に、図3及び図4を参照して、実施形態3におけるバッテリ装置101と電子機器117とを説明する。
図3は、実施形態2におけるバッテリ装置101と電子機器117とが有する構成要素を説明するためのブロック図である。図5において、図1と共通する構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
実施形態2におけるバッテリ装置101は、実施形態1と異なり、温度検出器201と、温度検出部202とをさらに有する。温度検出器201は、例えば、サーミスタを有する。
このような構成により、二次電池111の温度を充電制御部107が検出することが可能になり、二次電池111の温度に応じた充電制御が可能になる。
図4は、実施形態2におけるバッテリ装置101で行われる処理を説明するためのフローチャートである。図4において、図2と共通する処理については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
ステップS106で急速充電モードと判定されると、充電制御部107は、ステップS201に移行し、温度検出器201を用いた温度測定を行う。
温度検出器201を用いた温度測定は、安定した電圧源から抵抗器を介して電圧を加え、温度検出器201によって分圧される電圧を測定し、分圧された電圧と温度との関係を示す温度情報を参照することによって行われる。ここで、温度情報は、例えば、データテーブルによって管理される。温度情報は、充電制御部107内の記憶部に記憶されている。
ステップS202において、充電制御部107は、ステップS201で測定した温度に応じて、定電圧/定電流の設定分岐を行う。
ステップS202で常温と判定されれば、充電制御部107は、ステップS203に移行し、定電圧/定電流制御の値を常温に適した値に設定する。これにより、充電制御部107は、定電圧/定電流制御された充電電流での充電が行われるように充電回路104を制御することができる。
図7は、温度毎の充電電圧及び充電電流の設定値の一例を説明するための図である。
温度検出部202が低温と判定した場合、充電制御部107は、充電回路104の充電条件として、充電電流を0.5Aに設定し、充電電圧を4.0Vに設定する。
温度検出部202が常温と判定した場合、充電制御部107は、充電回路104の充電条件として、充電電流を1.0Aに設定し、充電電圧を4.2Vに設定する。
温度検出部202が高温と判定した場合、充電制御部107は、充電回路104の充電条件として、充電電流を0.8Aに設定し、充電電圧を4.1Vに設定する。
実施形態2において、定電圧/定電流制御の値の設定方法は、充電回路104に予め設定されている条件を指定する方法でもよい。また、実施形態2において、定電圧/定電流制御の値の設定方法は、充電制御部107によるPWM、PFM、DCレベルの変更等による一般的な制御でもよい。
実施形態2では、一般的な温度検出器201の例としてサーミスタを挙げたが、温度によって状態が変化する部品であれば、どのような部品でもよい。
[実施形態3]
次に、図5及び図6を参照して、実施形態3におけるバッテリ装置101と電子機器117とを説明する。
図5は、実施形態3におけるバッテリ装置101と電子機器117とが有する構成要素を説明するためのブロック図である。図5において、図1及び図3と共通する構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
実施形態3におけるバッテリ装置101は、実施形態1と異なり、温度検出器201と、温度検出部202とをさらに有する。温度検出器201は、例えば、サーミスタを有する。
実施形態3におけるバッテリ装置101は、実施形態1及び2と異なり、通信端子301と、通信部302とを有する。実施形態3における電子機器117は、実施形態1及び2と異なり、通信部303と、通信端子304とを有する。
充電制御部107は、通信部302から通信端子301及び304を介して通信部303に接続され、電子機器117の記憶部に記憶されている充電情報を受信する。充電制御部107は、電子機器117の充電情報により、充電回路104の充電電流/充電電圧の条件を設定することができる。
このような構成により、電子機器117のDC電力供給能力に適した充電条件で二次電池111の充電制御を行うことが可能になる。バッテリ装置101と電子機器117との間の通信方法は、電波通信、音声通信、光通信等でもよい。
図6は、実施形態3におけるバッテリ装置101で行われる処理を説明するためのフローチャートである。図6において、図2及び図4と共通する処理については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
ステップS105で充電待機モードに設定された後、充電制御部107は、ステップS301に移行し、充電情報の受信を行う。
電子機器117の通信部303には、電子機器117のDC電力供給能力情報(電圧、電流)が記憶され、充電制御部107はこの情報を受信する。そして、充電制御部107は、ステップS203又はステップS204で充電回路104の定電流/定電圧の条件を変更する。これにより、充電制御部107は、定電圧/定電流制御された充電電流での充電が行われるように充電回路104を制御することができる。
[実施形態4]
実施形態1〜3で説明した様々な機能、処理及び方法は、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、CPU(Central Processing Unit)などがプログラムを用いて実現することもできる。以下、実施形態4では、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、CPUなどを「コンピュータX」と呼ぶ。また、実施形態4では、コンピュータXを制御するためのプログラムであって、実施形態1〜3で説明した様々な機能、処理及び方法を実現するためのプログラムを「プログラムY」と呼ぶ。
実施形態1〜3で説明した様々な機能、処理及び方法は、コンピュータXがプログラムYを実行することによって実現される。この場合において、プログラムYは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介してコンピュータXに供給される。実施形態4におけるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ハードディスク装置、磁気記憶装置、光記憶装置、光磁気記憶装置、メモリカード、揮発性メモリ、不揮発性メモリなどの少なくとも一つを含む。実施形態4におけるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、non−transitory(非一時的)な記憶媒体である。
101 バッテリ装置
117 電子機器

Claims (5)

  1. バッテリ装置であって、
    充電手段の充電制御を行う制御手段と、
    二次電池の電圧を測定する測定手段と、
    前記バッテリ装置の出力端子の電圧を検出する検出手段と、
    前記充電手段と前記二次電池との間にある第1のスイッチ手段と、
    前記充電手段と前記第1のスイッチ手段との間にある電力供給手段と
    を有し、
    前記制御手段は、前記二次電池の電圧と前記出力端子の電圧とを比較し、前記出力端子の電圧の方が高い場合は、前記第1のスイッチ手段が遮断されるように制御することを特徴とするバッテリ装置。
  2. 温度検出器の状態を検出する温度検出手段をさらに有し、
    前記温度検出手段によって検出された温度に応じて、前記二次電池の充電電圧及び充電電流の少なくとも一つを変更することを特徴とする請求項1に記載のバッテリ装置。
  3. 前記電子機器と通信を行う通信手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記電子機器から前記通信手段を介して受信した充電情報に応じて、前記充電手段の充電電圧及び充電電流の少なくとも一つの設定を変更することを特徴とする請求項1または2に記載のバッテリ装置。
  4. 前記電子機器は、撮像装置及び携帯電話のいずれか一つとして動作する電子機器であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のバッテリ装置。
  5. バッテリ装置として機能させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    充電手段の充電制御を行う制御手段と、
    二次電池の電圧を測定する測定手段と、
    前記バッテリ装置の出力端子の電圧を検出する検出手段と、
    前記充電手段と前記二次電池との間にある第1のスイッチ手段と、
    前記充電手段と前記第1のスイッチ手段との間にある電力供給手段
    として機能させ、
    前記制御手段として機能する前記コンピュータが、前記二次電池の電圧と前記出力端子の電圧とを比較することと、前記出力端子の電圧の方が高い場合は、前記第1のスイッチ手段が遮断されるように制御することとを実行するように機能させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019022429A (ja) * 2017-07-17 2019-02-07 江蘇美的清潔電器股▲ふん▼有限公司 掃除機用充電器及びその急速充電制御方法

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