JP2016207488A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電流遮断装置の破損を抑制することができる蓄電装置を提供する。【解決手段】一実施形態に係る蓄電装置1は、シート状の複数の正極11及び負極12がセパレータ13を介して積層された電極組立体3と、電極組立体3を収容するケース2と、ケース2から突出するように設けられた正極端子4a及び負極端子4bと、ケース2内において、負極12のタブ17bと負極端子4bとの間の通電経路上に直列に設けられた電流遮断装置5と、を備え、セパレータ13における電流遮断装置5側のセパレータ端部33は、正極11の金属箔本体部14a及び負極12の金属箔本体部17aよりも電流遮断装置5側に突出しており、セパレータ13の他の部分よりも厚い肉厚部40となっている。【選択図】図4

Description

本発明は、蓄電装置に関する。
従来、矩形に形成されたシート状の正極及び負極が交互に積層された電極組立体を電解液とともに中空のケースに収容した蓄電装置が知られている。このような蓄電装置においては、安全性の向上のために、ケース内の圧力が上昇した際に電流を遮断する電流遮断装置(CID:Current Interrupt Device)が設けられる場合がある(下記特許文献1参照)。
国際公開第2014/021094号パンフレット
ところで、上述した電流遮断装置は、膜状の反転板等を備えており、当該反転板等に衝撃が加わると、電流遮断装置が破損してしまうことが考えられる。電流遮断装置が破損してしまうと、ケース内の圧力が上昇しても電流が遮断されず、過充電等の異常発生時の対応が困難になるおそれがある。このため、電流遮断装置が設けられた蓄電装置においては、電流遮断装置の破損を抑制する仕組みが要請されている。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、電流遮断装置の破損を抑制することができる蓄電装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る蓄電装置は、シート状の複数の電極がセパレータを介して積層された電極組立体と、電極組立体を収容するケースと、ケースから突出するように設けられた電極端子と、ケース内において、電極のタブと電極端子との間の通電経路上に直列に設けられた電流遮断装置と、を備え、セパレータにおける電流遮断装置側の端部は、電極のタブを除く本体部よりも電流遮断装置側に突出しており、セパレータの他の部分よりも厚い肉厚部となっている。
この蓄電装置では、電極組立体におけるセパレータの電流遮断装置側の端部(以下「セパレータ端部」という。)が、電極の本体部よりも電流遮断装置側に突出している。このため、ケース内において電極組立体の位置が電流遮断装置側にずれた場合には、まずセパレータ端部が電流遮断装置に接触することとなる。ここで、セパレータ端部は、セパレータの他の部分よりも厚い肉厚部となっており、クッション性が高められている。これにより、電極組立体が電流遮断装置に接触した際の衝撃を和らげることができ、電流遮断装置の破損を抑制することができる。
上記蓄電装置では、電極の本体部に対向するセパレータの主面部よりも、主面部から電流遮断装置側に突出するセパレータの縁部が厚くなっていることにより、肉厚部が形成されていてもよい。このように、縁部が主面部よりも厚く形成されたセパレータを用いて肉厚部を形成することで、セパレータ端部のクッション性を高めることができる。
上記蓄電装置では、電極の本体部に対向するセパレータの主面部から電流遮断装置側に突出するセパレータの縁部に樹脂部材が設けられることにより、肉厚部が形成されていてもよい。例えば主面部及び縁部の厚みが同一のセパレータを用いる場合であっても、このようにセパレータの縁部に樹脂部材を設けて肉厚部を形成することで、セパレータ端部のクッション性を高めることができる。
上記蓄電装置では、樹脂部材は、セパレータと同一の材料によって形成されていてもよい。これにより、セパレータと樹脂部材との親和性を高めることができる。
上記蓄電装置では、樹脂部材は、セパレータと異なる材料によって形成されていてもよい。例えばセパレータの形成材料よりも柔軟性の高い樹脂材料を用いることで、セパレータ端部のクッション性をより高めることができる。
本発明によれば、電流遮断装置の破損を抑制することができる蓄電装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る蓄電装置の内部構成の一例を示す断面図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 電流遮断装置を示す部分断面図である。 本実施形態に係る電極組立体の一部を示す断面図である。 セパレータ端部の変形例を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る蓄電装置の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る蓄電装置の内部構成の一例を示す断面図である。図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。図1及び図2に示すように、蓄電装置1は、例えばリチウムイオン二次電池といった車載用の非水電解質二次電池として構成される。
蓄電装置1は、例えば略直方体形状をなす中空のケース2と、ケース2に収容された電極組立体3と、ケース2内に設けられた電流遮断装置(CID:Current Interrupt Device)5と、を備える。電極組立体3は、複数のシート状の正極11及び複数のシート状の負極12がセパレータ13を介して積層された電極組立体である。電極組立体3の詳細な構成については後述する。
ケース2は、例えばアルミニウム等の金属によって形成されている。ケース2の内部には、例えば非水系有機溶媒系の電解液が注液されている。ケース2の上面部には、ケース2から突出するように、正極端子(電極端子)4a及び負極端子(電極端子)4bが設けられている。正極端子4a及び負極端子4bは、それぞれケース2を貫通しており、正極11のタブ14b及び負極12のタブ17bとケース2内で電気的に接続されている。正極端子4a及び負極端子4bには、蓄電装置1の充電又は放電を行うための図示しない配線部材が接続される。
図1に示すように、正極端子4aは、金属製のボルト21a、内側ナット22a、及び外側ナット23aを備える。ボルト21a及び内側ナット22aは、シール座金24aを介してケース2を挟持している。ボルト21a及び内側ナット22aと、ケース2との間は絶縁体25aによって絶縁されている。外側ナット23aは、配線部材との結線に用いられる。
負極端子4bは、金属製のボルト21b、内側ナット22b、及び外側ナット23bを備える。ボルト21b及び内側ナット22bは、シール座金24bを介してケース2を挟持している。ボルト21b及び内側ナット22bと、ケース2との間は絶縁体25bによって絶縁されている。外側ナット23bは、配線部材との結線に用いられる。
図1に示すように、ケース2の上側(正極11のタブ14b及び負極12のタブ17bと対向する側)の壁の内面に沿って、正極11のタブ14bと正極端子4aとを接続する導電性の第1導電部材26aが設けられている。正極11のタブ14b、第1導電部材26a、及び正極端子4aが、この順に接続されることで、正極11と正極端子4aとの間の通電経路が形成されている。第1導電部材26aの上面とケース2との間には絶縁体27aが配置されている。
また、ケース2の上側の壁の内面に沿って、負極12のタブ17bと電流遮断装置5とを接続する導電性の第2導電部材26bが設けられている。また、電流遮断装置5と負極端子4bとを接続する導電性の第3導電部材28が設けられている。負極12のタブ17b、第2導電部材26b、電流遮断装置5、第3導電部材28、及び負極端子4bが、この順に接続されることで、負極12と負極端子4bとの間の通電経路が形成されている。電流遮断装置5は、負極12と負極端子4bとの間の通電経路上において、電流が流れる状態から電流が流れない状態に切り替えることができる。
電流遮断装置5は、ケース2内において、負極12のタブ17bと負極端子4bとの間の通電経路上に直列に設けられている。本実施形態では一例として、電流遮断装置5は、ケース2の上側の壁の内面に設けられている。第2導電部材26bの上面及び電流遮断装置5の上端部と、ケース2との間には、絶縁体27bが配置されている。電流遮断装置5は、感圧式の電流遮断装置である。電流遮断装置5は、ケース2内の圧力が電流遮断圧力値未満の場合は、負極12と負極端子4bとの間の通電経路で電流が流れる状態とする。一方、電流遮断装置5は、ケース2内の圧力が電流遮断圧力値以上となった場合は、負極12と負極端子4bとの間の通電経路で電流が流れない状態に切り替える。
以下、図3を用いて、電流遮断装置5について詳しく説明する。図3の(a)は、負極12と負極端子4bとの間の通電経路で電流が流れる状態における電流遮断装置5の状態を示している。一方、図3の(b)は、負極12と負極端子4bとの間の通電経路で電流が流れない状態における電流遮断装置5の状態を示している。
図3の(a)に示すように、電流遮断装置5は、反転板51を有する。反転板51は、平面視上円形の導電性のダイアフラムである。反転板51の辺縁部は、第2導電部材26bと絶縁体29とで挟持されている。反転板51の辺縁部と第2導電部材26bとは接触しており、両者は電気的に接続されている。反転板51の下側では、第3導電部材28が絶縁体29に支持されている。反転板51の辺縁部と第3導電部材28との間は、絶縁体29によって絶縁されている。反転板51、第2導電部材26b、及び絶縁体29が上述のように配置されることにより、電流遮断装置5が構成されている。
反転板51の下面は、ケース2内の空間S1の圧力を受ける。一方、反転板51の上面は、ケース2内の空間S1とは隔離された空間S2の圧力を受ける。反転板51は、空間S1の圧力に応じて、図3の(a)に示すように下側に膨出した状態と、図3の(b)に示すように上側に膨出した状態との間で切り替わる。
すなわち、ケース2内の圧力が電流遮断圧力値未満の場合は、反転板51は、下側に膨出した状態となる(図3の(a)参照)。この場合、反転板51の下側に膨出している部分と、第3導電部材28とが接触し、両者は電気的に接続される。第3導電部材28と反転板51とが電気的に接続することで、負極12と負極端子4bとの間の通電経路で電流が流れる状態となる。
一方、例えば蓄電装置1の過充電等によってケース2内の圧力が上昇して電流遮断圧力値以上となると、反転板51は、上側に膨出した状態となる(図3の(b)参照)。この場合、反転板51と第3導電部材28とが離間し、反転板51と第3導電部材28とが電気的に絶縁される。反転板51と第3導電部材28とが絶縁されることで、負極12と負極端子4bとの間の通電経路で電流が流れない状態となる。
図1〜図3に示したように、電流遮断装置5は、ケース2の内側に向けて、反転板51を露出させている。従って、例えばケース2に対して外力が加わった場合に、ケース2に収容された電極組立体3が電流遮断装置5側に移動し、反転板51に接触する可能性がある。このとき、接触により反転板51に強い衝撃が加わると、反転板51が破損してしまうおそれがある。また、図3の(a)に示したように、反転板51は、通常の状態(すなわち、負極12と負極端子4bとの間の通電経路で電流が流れる状態)においては、第3導電部材28に接触している。また、反転板51は、絶縁体29によって支持されている。従って、電極組立体3が反転板51に直接接触しなくても、電極組立体3が第3導電部材28及び絶縁体29等に接触すると、その衝撃が間接的に反転板51に伝わり、反転板51が破損してしまうおそれがある。
そこで、本実施形態に係る蓄電装置1では、電極組立体3は、上述したような反転板51の破損を抑制可能に構成されている。以下、図1及び図4を用いて、電極組立体3について詳細に説明する。図4は、電極組立体3の一部を示す断面図である。
図1及び図4に示すように、電極組立体3は、正極11と、負極12と、正極11と負極12との間に配置された袋状のセパレータ13とによって構成されている。セパレータ13内には、例えば正極11が収容される。セパレータ13内に正極11が収容された状態で、正極11と負極12とがセパレータ13を介して交互に積層されている。つまり、電極組立体3は、袋状のセパレータ13に正極11を収容することにより構成されるセパレータ付き正極10を有する。
正極11は、例えばアルミニウム箔からなる金属箔14と、金属箔14の両面に形成された正極活物質層15とを有している。正極活物質層15は、正極活物質とバインダとを含んで形成されている多孔質の層である。言い換えれば、略矩形の金属箔本体部14aの両面に、正極活物質が担持されている。正極活物質としては、例えば複合酸化物、金属リチウム、硫黄等が挙げられる。複合酸化物には、例えばマンガン、ニッケル、コバルト及びアルミニウムの少なくとも1つと、リチウムとが含まれる。金属箔本体部14aの上縁部には、タブ14bが形成されている。タブ14bには、正極活物質が担持されていない。上述の通り、タブ14bは、金属箔本体部14aの上縁部から上方に延び、第1導電部材26aを介して正極端子4aに電気的に接続されている。
負極12は、例えば銅箔からなる金属箔17と、金属箔17の両面に形成された負極活物質層18とを有している。負極活物質層18は、負極活物質とバインダとを含んで形成されている多孔質の層である。言い換えれば、略矩形の金属箔本体部17aの両面に、負極活物質が担持されている。負極活物質としては、例えば黒鉛、高配向性グラファイト、メソカーボンマイクロビーズ、ハードカーボン、ソフトカーボン等のカーボン、リチウム、ナトリウム等のアルカリ金属、金属化合物、SiOx(0.5≦x≦1.5)等の金属酸化物、ホウ素添加炭素等が挙げられる。金属箔本体部17aの上縁部には、タブ17bが形成されている。タブ17bには、負極活物質が担持されていない。上述の通り、タブ17bは、金属箔本体部17aの上縁部から上方に延び、第2導電部材26b、電流遮断装置5、及び第3導電部材28を介して負極端子4bに接続されている。
セパレータ13は、例えば一対のシート状部材が接合された袋状に形成され、内部に正極11のみを収容している。セパレータ13は、絶縁性及び柔軟性を有する部材である。セパレータ13の形成材料としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メチルセルロース等からなる織布又は不織布等が例示される。正極11のタブ14b及び負極12のタブ17bは、略矩形のセパレータ13から上方に突出している。
図4に示すように、セパレータ13は、正極11に対向する一対の主面部31と、一対の主面部31から電流遮断装置5側に延びて互いに対向する一対の縁部32と、を有する。一対の縁部32同士は、互いに接合されている。この一対の縁部32は、セパレータ13における電流遮断装置5側の端部(以下「セパレータ端部33」)を構成している。セパレータ端部33は、正極11の金属箔本体部14aの電流遮断装置5側の端部11a及び負極12の金属箔本体部17aの電流遮断装置5側の端部12aよりも電流遮断装置5側に突出している。また、セパレータ端部33は、セパレータ13の他の部分(すなわち主面部31)よりも厚い肉厚部40となっている。
本実施形態では一例として、セパレータ13の主面部31よりも、主面部31から電流遮断装置5側に突出するセパレータ13の縁部32が厚くなっていることにより、肉厚部40が形成されている。具体的には、セパレータ13の一対の縁部32の両方が主面部31よりも厚く形成された左右対称の形状となっている。これにより、セパレータ端部33は、一対の主面部31の厚さの和よりも厚く形成された肉厚部40をなしている。このように、縁部32が主面部31よりも厚く形成されたセパレータ13を用いて肉厚部40を形成することで、セパレータ端部33のクッション性を高めることができる。
以上述べた蓄電装置1では、電極組立体3におけるセパレータ13の電流遮断装置5側のセパレータ端部33が、正極11の金属箔本体部14a及び負極12の金属箔本体部17aよりも電流遮断装置5側に突出している。このため、ケース2内において電極組立体3の位置が電流遮断装置5側にずれた場合には、まずセパレータ端部33が電流遮断装置5に接触することとなる。ここで、セパレータ端部33は、セパレータ13の他の部分よりも厚い肉厚部40となっており、クッション性が高められている。これにより、電極組立体3が電流遮断装置5に接触した際の衝撃を和らげることができ、電流遮断装置5の破損を抑制することができる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、図4に示すように、本実施形態では、電流遮断装置5側とは反対側のセパレータ13の縁部については、電流遮断装置5に接触することはないため、主面部31と同一の厚みとしている。しかし、例えば製造工程の単純化のため、セパレータ13の周縁部(4辺の縁部)全体の厚みをセパレータ端部33と同様に主面部31よりも厚くしてもよい。
また、セパレータ端部33は、セパレータ13の一対の縁部32の一方のみが主面部31よりも厚く形成された左右非対称の形状となっていてもよい。この場合でも、上記実施形態と同様に、セパレータ端部33のクッション性を高めることができるため、上記実施形態と同様の効果を奏する。
また、セパレータ端部33の厚みを増すために、必ずしも上記実施形態のようにセパレータ13の電流遮断装置5側の縁部32の厚さを主面部31よりも厚くしなくてもよい。図5を用いて、セパレータ端部の変形例について説明する。図5に示すように、本変形例においては、セパレータ13Aの一対の縁部32Aは、主面部31と同一の厚みとされている。この例では、一対の縁部32Aは、基端部32aにおいて正極11側に折れ曲がり、一対の縁部32A同士が接触する部分において互いに接合されている。すなわち、一対の縁部32Aは、基端部32aから一対の縁部32A同士が接触するまでの部分にかけて、正極11側に傾斜した形状をなす。また、一対の縁部32Aは、一対の縁部32A同士が接触する部分から先端部32bにかけて、セパレータ13Aの主面部31と略平行に電流遮断装置5側に延びている。
一対の縁部32Aの表面には、樹脂部材34が設けられている。すなわち、セパレータ13Aの縁部32Aに樹脂部材34が設けられることにより、肉厚部40Aが形成されている。このように、主面部31及び縁部32Aの厚みが同一のセパレータ13Aを用いる場合であっても、セパレータ13の縁部32Aに樹脂部材34を設けて肉厚部40Aを形成することで、セパレータ端部33Aのクッション性を高めることができる。
樹脂部材34を一対の縁部32Aに設ける方法は特定の手法に限られないが、例えば樹脂材料を一対の縁部32Aの表面に塗布することにより、樹脂部材34を形成することができる。樹脂部材34は、セパレータ13と同一の材料によって形成されていてもよい。この場合、セパレータ13と樹脂部材34との親和性を高めることができる。また、樹脂部材34は、セパレータ13と異なる材料によって形成されていてもよい。例えばセパレータ13の形成材料よりも柔軟性の高い樹脂材料を用いることで、セパレータ端部33Aのクッション性をより高めることができる。樹脂部材34の形成材料としては、例えば耐薬品性の高いフッ素系樹脂(例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂(PFA)等)、ポリフェニレンスルファイド(PPS)、ポリプロピレン(PP)等を用いることができる。
また、上記セパレータ端部の変形例において、セパレータ13Aの一対の縁部32Aの一方の表面上にのみ樹脂部材34が設けられてもよい。この場合でも、セパレータ端部33Aのクッション性を高めることができるため、上記実施形態と同様の効果を奏する。
また、上記実施形態では、電流遮断装置5を負極12と負極端子4bとの間の通電経路上に設ける構成としたが、電流遮断装置5を正極11と正極端子4aとの間位の通電経路上に設ける構成としてもよい。また、上記実施形態では、正極11がセパレータ13に包まれる構成としたが、負極12がセパレータに包まれる構成としてもよい。
1…蓄電装置、2…ケース、3…電極組立体、4a…正極端子(電極端子)、4b…負極端子(電極端子)、5…電流遮断装置、51…反転板、11…正極(電極)、12…負極(電極)、12a…端部、13,13A…セパレータ、14b…タブ、17b…タブ、31…主面部、32,32A…縁部、33,33A…セパレータ端部、34…樹脂部材、40,40A…肉厚部。

Claims (5)

  1. シート状の複数の電極がセパレータを介して積層された電極組立体と、
    前記電極組立体を収容するケースと、
    前記ケースから突出するように設けられた電極端子と、
    前記ケース内において、前記電極のタブと前記電極端子との間の通電経路上に直列に設けられた電流遮断装置と、を備え、
    前記セパレータにおける前記電流遮断装置側の端部は、前記電極のタブを除く本体部よりも前記電流遮断装置側に突出しており、前記セパレータの他の部分よりも厚い肉厚部となっている、蓄電装置。
  2. 前記電極の本体部に対向する前記セパレータの主面部よりも、前記主面部から前記電流遮断装置側に突出する前記セパレータの縁部が厚くなっていることにより、前記肉厚部が形成されている、請求項1記載の蓄電装置。
  3. 前記電極の本体部に対向する前記セパレータの主面部から前記電流遮断装置側に突出する前記セパレータの縁部に樹脂部材が設けられることにより、前記肉厚部が形成されている、請求項1記載の蓄電装置。
  4. 前記樹脂部材は、前記セパレータと同一の材料によって形成されている、請求項3記載の蓄電装置。
  5. 前記樹脂部材は、前記セパレータと異なる材料によって形成されている、請求項3記載の蓄電装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019145467A (ja) * 2018-02-23 2019-08-29 パナソニック株式会社 密閉型電池

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