JP2016205830A - 乳房専用核医学診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像範囲・病変が撮像視野内にあるか否かを確認することができる乳房専用核医学診断装置を提供することを目的とする。
【解決手段】被検体内の放射性薬剤から発生した放射線からの検査データを生成して、生成された当該検査データを蓄積しつつ再構成することにより、乳房に関する検査(撮像)を行う。一方、生成された当該検査データに基づいて、検査位置確認のための乳房に関する検査確認画像を随時更新しながら出力表示する。その結果、検査データを利用して乳房に関する検査確認画像を随時更新しながら出力表示することにより、一枚の画像(検査確認画像)で撮像範囲・病変が撮像視野内にあるか否かを確認することができる。
【選択図】図6

Description

この発明は、乳房専用核医学診断装置に係り、特に、被検体内の放射性薬剤から発生した放射線に基づいて乳房に関する画像を表示する技術に関する。
従来、乳がん検出のためのマンモグラム(乳房撮影)を行う装置として、例えばPET(Positron Emission Tomography)装置が用いられる。PETを用いたマンモグラムでは、図7に示すような全身用PET装置を用いて行われる(例えば、特許文献1、2参照)。図7は、従来の全身用PET装置の概略側面図である。図7に示すように、被検体Mを載置する天板101と、開口部102aを有したガントリ102と、被検体Mの体軸Z周りを取り囲むようにしてリング状に配置され、ガントリ102内に埋設された検出器103と、データを蓄積するコンソール104とを備えている。
予め放射性薬剤を投与した被検体Mをガントリ102の開口部102aに挿入し、その被検体Mから放射される511KeVの対消滅光子をガントリ102内の検出器103にて検出する。そして、その光子を検出した時刻を測定し、検出器103内での2つの検出素子での検出時刻差が一定時間 (TW: Time Window)内の場合に、それを一対の対消滅光子として計数(同時計数)し、さらに対消滅発生地点を、検出した検出対の直線上と特定する。
このようにして検出されたデータは「エミッションデータ(Emission Data)」と呼ばれ、このデータをコンソール104に蓄積する。このエミッションデータから画像再構成を行ってPET画像を取得する。特定の病巣に集積しやすい放射性薬剤を被検体Mに投与することで、被検体Mにその病巣がある場合にはその病巣がPET画像上に高い画素値となって表れて識別することができる。
近年では、全身用PET装置に加えて、乳房専用PET装置(マンモPET装置)が開発されている。マンモPET装置(PEM: Positron Emission Mammography)では、検出器を内蔵した平板で乳房を挟んで圧迫してマンモグラムを行う圧迫のタイプや、例えば乳房の周囲をリング状に取り囲んだ検出器でマンモグラムを行う非圧迫のタイプがある。後者の非圧迫のタイプでは、被検体を伏臥位に載置して、重力により乳房を下垂させた状態でマンモグラムを行う。
このような伏臥位型・マンモPET装置では、上述したように乳房を取り囲むように検出器が配置されている。よって、全身用PET装置やX線CT(Computed Tomography) 装置や磁気共鳴診断(Magnetic Resonance Imaging)を行うMRI装置などと異なり、後者の非圧迫のタイプで得られた画像は、基本となる断面が体軸断面(体軸横断面)のアキシャル(axial)(「transverse」とも呼ばれる)像でなく、乳房の正面側からの断面、すなわち冠状断面のコロナル(coronal)像に近い断面になっている。
全身用PET装置やX線CT装置や小動物PET装置などでは、検査中(データ収集中)に得られたデータから、リアルタイムに画像を生成する手段を有している。これらで得られた画像は、検出器リングの中心軸に対して垂直な断面(全身用PET装置やX線CT装置では中心軸が体軸なのでアキシャル断面)のスライス画像である。よって、最大値投影法で得られたMIP(Maximum Intensity Projection)画像は、何を描画しているのかわからないので、MIP画像を作成していない。なお、以下では特に断らない限り、乳房専用PET装置(マンモPET装置)は非圧迫の乳房に関する3次元ボリュームデータを取得することができる装置に関するものとする。
特開2014−228443号公報 国際公開第WO2011/121737号
しかしながら、従来のマンモPET装置(乳房専用PET装置)の場合には、次のような問題がある。
すなわち、全身用PET装置や小動物PET装置では、撮像対象が撮像視野内にあるのを確認するだけで済み、精度良く撮像を行うベく撮像対象・撮像視野の中心軸が一致するように設定するためには光の照射軸で確認すればよい。つまり、光の照射軸が装置の中心軸(撮像視野の中心軸)に一致するように光照射機構を設置して、照射された光に撮像対象の中心が位置するように位置合わせ(ポジショニング)を行うことで撮像対象の中心が撮像視野の中心軸に設定することができる。それに対してマンモPET装置(乳房専用PET装置)の場合には、光照射機構の設置スペースがなく乳房の外観がわからない。
また、マンモPET装置の場合には、検出器リングに乳房をできる限り深く挿入して検査(描画)したいという要望がある。しかし、実際には胸部が検出器近傍に接触するので、実際にどの程度深く乳房が入っているのかを目視することができない。また、検出器リングが貫通しており、反対側(乳頭側)から目視可能な装置であっても、挿入が確認できるのは表面に関してのみである。よって、深部(特に胸壁部)の挿入の成否については外観からはわからないし、特に小さな乳房や胸壁付近に病変がある場合の検査においては、その体位(挿入状態)で描画することができるか否かについては実際に撮像しないとわからなかった。
また、マンモPET装置の場合には、検出器リングの中心軸に対して垂直な断面にて表示すると、上述したようにコロナル像に近い断面となる。よって、その断面のどこのスライスを表示するのかは、乳房のサイズなどによっても異なることが想定され、またコロナル断面のMIP画像を仮に表示しても、それでは乳房の挿入深さはわからない。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、撮像範囲・病変が撮像視野内にあるか否かを確認することができる乳房専用核医学診断装置を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、この発明に係る乳房専用核医学診断装置は、被検体内の放射性薬剤から発生した放射線を検出する検出器と、当該検出器で検出された放射線から検査データを生成する検査データ生成手段と、生成された当該検査データを蓄積しつつ画像を再構成する再構成手段と、生成された当該検査データに基づいて、検査位置確認のための乳房に関する検査確認画像を随時更新しながら出力表示する出力表示制御手段とを備えることを特徴とするものである。
[作用・効果]この発明に係る乳房専用核医学診断装置によれば、被検体内の放射性薬剤から発生した放射線を検出器が検出し、当該検出器で検出された放射線から検査データ生成手段は検査データを生成する。そして、生成された当該検査データを蓄積しつつ再構成手段が再構成することにより、乳房に関する検査(撮像)を行う。従来では、撮像終了後に各データ(検査データ・再構成された画像)を保存していた。この発明では、検査開姶前から検査データを生成して収集することにより、検査開姶前から当該検査データを保存する。そして、検査開姶前に得られた検査データを利用して、出力表示制御手段は検査位置確認のための乳房に関する検査確認画像を検査前あるいは検査中に随時更新しながら出力表示する。検査確認画像を検査前に随時更新しながら出力表示する場合には、検査までに検査確認画像の表示結果を目視して乳房の位置合わせ(ポジショニング)を行うことができる。検査確認画像を検査中に随時更新しながら出力表示する場合には、検査中に検査確認画像の表示結果を目視して乳房の位置合わせ(ポジショニング)を行うことができる。このように、検査データを利用して乳房に関する検査確認画像を随時更新しながら出力表示することにより、一枚の画像(検査確認画像)で撮像範囲・病変が撮像視野内にあるか否かを確認することができる。
この発明に係る乳房専用核医学診断装置において、乳頭を通り胸壁に垂直な乳房の中心軸であって、表示指定に基づいて、当該乳房の中心軸に直交する複数の方向からの検査確認画像の出力表示のいずれか一つに切り替えを行う第1出力表示切り替え手段を備えるのが好ましい。これにより、乳房の中心軸に直交する様々な方向からの検査確認画像は、乳頭から胸壁までが描画されて表示されるので、乳房の挿入深さや病変の深さを把握することができる。また、表示指定に基づいて、見えやすい方向からの検査確認画像の出力表示の切り替えを行うことにより、深さ方向に対して撮像範囲・病変が撮像視野内にあるか否かを確認することができる。
この場合において、乳房の中心軸に直交する軸の代表例は、乳房の中心軸に直交する体軸,または体軸に直交かつ乳房の中心軸に直交する軸である。すなわち、検査確認画像は、(乳房の中心軸に直交する)体軸での体軸横断面のアキシャルとなる画像,または(体軸に直交かつ乳房の中心軸に直交する)軸方向からの矢状断面のサジタル(sagittal)となる画像であって、第1出力表示切り替え手段は、アキシャルとなる画像またはサジタルとなる画像の出力表示のいずれかに切り替えを行う。
ここで、「アキシャルとなる画像」とは、断層画像のアキシャル像のみならず、後述するような体軸方向から見たMIP画像やプラナー像(平面像)も含まれることに留意されたい。同様に、「サジタルとなる画像」とは、断層画像のサジタル像のみならず、後述するような(体軸に直交かつ乳房の中心軸に直交する)軸方向から見たMIP画像やプラナー像(平面像)も含まれることに留意されたい。
これらの発明に係る乳房専用核医学診断装置において、検査確認画像は、最大値投影法で得られたMIP画像,またはプラナー像である。なお、多断層(多断面)画像の場合には病巣を見つけようとすると各断面を検索しなければならなくなることがある。そこで、MIP画像を検査確認画像とすることで病巣の深さを把握することができる。また、プラナー像は、あるビューからの平面像(すなわち投影像)である。よって、プラナー像を検査確認画像とすることで、検査データを再構成することなく、検査データからプラナー像を簡易に生成することができる。
検査確認画像がMIP画像またはプラナー像である場合において、表示指定に基づいて、MIP画像またはプラナー像の出力表示のいずれかに切り替えを行う第2出力表示切り替え手段を備えるのが好ましい。これにより、必要に応じて、MIP画像の出力表示に切り替えを行うことで、病巣を見つけやすいMIP画像を表示することができる。また、必要に応じて、プラナー像の出力表示に切り替えを行うことで、検査データから簡易に生成されたプラナー像を検査確認画像として簡便に表示することができる。
また、検査確認画像がMIP画像またはプラナー像である場合において、出力表示するMIP画像またはプラナー像の描画方向の切り替えを行う第3出力表示切り替え手段を備えてもよい。例えば、同じアキシャルとなるMIP画像やプラナー像でも、頭から足下に向かって見るビュー方向である頭尾方向(CC: Cranio-Caudal)(「Top View」とも呼ばれる),逆に足下から頭に向かって見るBottom Viewなどがある。また、同じサジタルとなるMIP画像やプラナー像でも、乳房の内側から外側に向かって見るビュー方向である内外側(ML: Medial-Lateral) ,左から右あるいは右から左に向かって見るビューがある。
また、検査確認画像がMIP画像またはプラナー像である場合において、出力表示するMIP画像またはプラナー像を、乳房が下垂で描画してもよい。被検体を伏臥位に載置する場合には、乳房が下垂で描画することにより、画像の上が胸壁側,下が乳頭側で描画することができる。特に、乳房が下垂している様子を正面から見たアキシャル方向,あるいは側面から見たサジタル方向でのMIP画像またはプラナー像を表示することで、実際に被検体がうつ伏せで寝ている体位(伏臥位)をイメージしつつ、乳房を深く挿入しているのか、胸壁近くの病変が撮像視野内に入っているのかを一見で確認することができる。
検査確認画像はMIP画像やプラナー像に限定されない。検査開姶前までに得られた検査データを用いて再構成された画像を検査確認画像として出力表示してもよい。病変が撮像視野外になったことによる再検査を減らし、術者の被曝および被検体の身体的負担の増大を抑え、検査ルーティンを維持し易くする。また、再構成された画像を検査確認画像として表示することにより、検査前の体位の微調整や確認が行い易くなる。
また、検査開姶前までに得られた検査データを用いて再構成された画像を検査確認画像とする場合において、当該検査確認画像をクリアするのが好ましい。検査位置確認にさほどの影響はないが検査開姶前には多少のノイズが検査データに重畳される。検査確認画像をクリアすることにより、検査(撮像)時での再構成された画像を精度良く収集することができる。また、検査開始前に検査位置確認を行い、被検体のポジショニングをやり直した場合、それまでの検査データによる位置確認画像に新たなポジジョンでのデータを加えると、位置確認が曖昧なものになるので、随時画像をクリアできるクリアボタンを設置し、クリアボタンが押下されると、画像をクリアし、またボタン押下後の検査データのみを用いて位置確認画像を表示する。
これらの発明に係る乳房専用核医学診断装置において、出力表示する検査確認画像を被検体の検査体位と同じ空間座標系で描画するのが好ましい。描画される検査確認画像と被検体の検査体位とが同じ空間座標系であることで、乳房の挿入が直感的に理解し易くなる。
これらの発明に係る乳房専用核医学診断装置において、位置情報を示す罫線をスケーラとして画面に描画してもよい。スケーラにより撮像範囲・病変の位置が直感的に理解し易くなる。
この発明に係る乳房専用核医学診断装置によれば、被検体内の放射性薬剤から発生した放射線を検出器が検出し、当該検出器で検出された放射線から検査データ生成手段は検査データを生成する。そして、生成された当該検査データを蓄積しつつ再構成手段が再構成することにより、乳房に関する検査(撮像)を行う。一方、生成された当該検査データに基づいて、検査位置確認のための乳房に関する検査確認画像を随時更新しながら出力表示する。その結果、検査データを利用して乳房に関する検査確認画像を随時更新しながら出力表示することにより、一枚の画像(検査確認画像)で撮像範囲・病変が撮像視野内にあるか否かを確認することができる。
(a)は実施例に係るマンモPET装置の概略側面図、(b)は(a)の検出器ユニットの概略平面図である。 実施例に係るマンモPET装置のブロック図である。 (a)はサイノグラム(検査データ)の模式図、(b)は(a)のサイノグラム(検査データ)からの検査確認画像の模式図である。 乳房の中心軸および当該乳房の中心軸に直交する軸の模式図である。 図6との比較のための従来のリアルタイム再構成画像(コロナル断面のスライス画像)の表示態様である。 実施例に係るリアルタイム検査確認画像(アキシャルまたはサジタルとなるMIP画像またはプラナー像)の表示態様である。 従来の全身用PET装置の概略側面図である。
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
図1(a)は、実施例に係るマンモPET装置の概略側面図であり、図1(b)は、図1(a)の検出器ユニットの概略平面図であり、図2は、実施例に係るマンモPET装置のブロック図である。本実施例では乳房専用核医学診断装置としてマンモPET装置を例に採って説明する。
図1(a)に示すように、マンモPET装置1は、被検体Mを伏臥位に載置するガントリ2を備えている。ガントリ2の載置面には、載置面よりも下部で乳房を診断するために乳房を挿入する開口部2aを左右に2つ設けている。ガントリ2内には、被検体M内の放射性薬剤から発生した放射線(光子)を検出する検出器3aを有したリング状の検出器ユニット3と、その検出器ユニット3を支持し、移動させる支持・移動機構4とを備えている。その他に、マンモPET装置1は、同時計数回路5(図2を参照)と画像処理部6(図2を参照)とコントローラ7(図2を参照)とメモリ部8(図2を参照)と入力部9(図2を参照)とモニタ10(図2を参照)とを備えている。マンモPET装置1は、この発明における乳房専用核医学診断装置に相当し、検出器3aは、この発明における検出器に相当し、同時計数回路5は、この発明における検査データ生成手段に相当し、画像処理部6は、この発明における再構成手段に相当し、コントローラ7は、この発明における出力表示制御手段および第1〜第3出力表示切り替え手段に相当する。
図1(a)および図1(b)に示すように、検出器ユニット3は、乳房の周囲を取り囲むように配置された複数の検出器3aと、これらの検出器3aを収容したリング状の筐体3bとを備えている。図1(b)では、簡略化のために、8つの検出器3aのみを図示しているが、実際にはそれ以上の数の検出器3aを備えていることに留意されたい。
予め放射性薬剤を投与した被検体Mを伏臥位にガントリ2に載置して、伏臥位状態の被検体Mの乳房を開口部2aに挿入して、PET撮像を行う。左右の乳房のうち、いずれか一方の乳房の撮像を行うために、当該乳房を近接させる位置にまで支持・移動機構4は検出器ユニット3を水平および昇降移動させる。当該一方の乳房からの光子を検出器3aが計数して、同時計数したときのみ同時計数回路5(図2を参照)に送り込む。乳房の周囲を撮像するので、当該一方の乳房に関する3次元ボリュームデータを取得することができる。
一方の乳房の撮像が終了すれば、他方の乳房の撮像を行うために、被検体Mが載置面を移動する。もしくは当該他方の乳房を近接させる位置にまで支持・移動機構4は検出器ユニット3を水平および昇降移動させてもよい。そして、同様に撮像を行う。このようにして、左右の乳房に関する3次元ボリュームデータをそれぞれ取得することができる。なお、特別な事情がない限り、左右の乳房の撮像をそれぞれ行う。
次に、図2に示すように、同時計数回路5で同時計数された同時計数データをサイノグラム(図3(a)を参照)からなる検査データとして収集(生成)する。生成された当該検査データを画像処理部6およびコントローラ7に送り込み、この検査データを蓄積しつつ画像処理部6は画像を再構成する。再構成については逐次近似法などの周知の手法を用いればよい。
コントローラ7は、中央演算処理装置(CPU)などで構成されている。なお、本実施例では、コントローラ7は、出力表示制御の機能および第1〜第3出力表示切り替えの機能を備えている。これらの機能については詳しく後述する。
メモリ部8は、ROM(Read-only Memory)やRAM(Random-Access Memory)などに代表される記憶媒体で構成されている。本実施例では、同時計数回路5で収集(生成)された検査データ,画像処理部6で再構成された画像,後述する検査確認画像(本実施例ではアキシャル,サジタルとなるMIP画像やプラナー像)についてはRAMに書き込んで記憶し、必要に応じてRAMから読み出す。
入力部9は、術者が入力したデータや命令をコントローラ7に送り込む。入力部9は、マウスやキーボードやジョイスティックやトラックボールやタッチパネルなどに代表されるポインティングデバイスで構成されている。本実施例では、出力表示の切り替えを行うための表示指定の機能も備えている。これらの機能についても詳しく後述する。
モニタ10は、後述する図6の画像を画面に表示するように構成されている。また、モニタ10はタッチパネルで構成されていてもよく、モニタ10が入力部9の機能を有するように構成してもよい。
次に、本実施例の表示態様について、図3〜図6を参照して説明する。図3(a)は、サイノグラム(検査データ)の模式図であり、図3(b)は、図3(a)のサイノグラム(検査データ)からの検査確認画像の模式図であり、図4は、乳房の中心軸および当該乳房の中心軸に直交する軸の模式図であり、図5は、図6との比較のための従来のリアルタイム再構成(コロナル断面のスライス画像)の表示態様であり、図6は、実施例に係るリアルタイム検査確認画像(アキシャルまたはサジタルとなるMIP画像またはプラナー像)の表示態様である。
先ず、同時計数回路5(図2を参照)は、同時計数データを図3(a)に示すサイノグラムからなる検査データとして収集(生成)する。サイノグラムの縦軸は投影角度θであり、サイノグラムの横軸は位置rである。検査(撮像)時には生成された当該検査データを画像処理部6(図2を参照)に送り込み、この検査データを蓄積しつつ画像処理部6は画像を再構成する。
一方、検査前あるいは検査中に乳房の位置合わせ(ポジショニング)を行うために、検査データをコントローラ7(図2を参照)に送り込む。生成された当該検査データに基づいて、検査位置確認のための乳房に関する検査確認画像を随時更新しながら出力表示する出力表示制御の機能をコントローラ7が有している。具体的には、検査確認画像として、MIP画像,プラナー像あるいは再構成された画像を生成する。
プラナー像を検査確認画像として生成する場合について説明する。図3(a)に示すサイノグラムにおいて、ある投影角度(ビュー方向)θの箇所(一点鎖線を参照)を抜き出し、図3(b)に示すように投影角度(ビュー方向)θからの平面像をプラナー像として生成する。乳房の挿入深さや病変の深さを把握するためには、投影角度(ビュー方向)については、図4に示すように設定するのが好ましい。乳頭を通り胸壁(図4では胸壁の面をPで表記)に垂直な乳房の中心軸をAxとすると、当該乳房の中心軸Axに直交する複数の軸(図4では各軸をA〜Aで表記)方向を投影角度(ビュー方向)とするのが好ましい。図4では乳房の中心軸Axに直交する複数の軸を6つのみ図示したが、乳房の中心軸Axに直交する軸は、無数に存在する。以下では、乳房の中心軸Axに直交する軸として、乳房の中心軸Axに直交する体軸Z(図1(a)を参照),または体軸Zに直交かつ乳房の中心軸Axに直交する軸を例に採って説明する。
従来のリアルタイム再構成では、図1に示す伏臥位型・マンモPET装置1で撮像中(収集中)に検査データをリアルタイムに取得して、図5に示すようにリアルタイムに再構成していた。図5で表示しているのはコロナル断面のスライス画像であり、ある断面での集積の変化を見ることは可能である。しかし、「発明が解決しようとする課題」の欄でも述べたように、乳房を深く挿入しているのか、胸壁付近の病変が撮像視野内に入っているのかという点を確認するにはスライスを変える等の操作が必要である。
それに対して、本発明の本実施例のように、図6では乳房が下垂している樣子を正面あるいは側面から見たアキシャルまたはサジタルとなるMIP画像またはプラナー像を表示する。これによって、実際に被検体M(図1(a)を参照)がうつ伏せで寝ている体位(伏臥位)をイメージしつつ、乳房を深く挿入しているのか、胸壁近くの病変が撮像視野内に入っているのかを一見で確認することができる。
また、コントローラ7が第1出力表示切り替えの機能を有するように構成してもよい。第1出力表示切り替えの機能は、乳頭を通り胸壁に垂直な乳房の中心軸Ax(図4を参照)であって、表示指定に基づいて、当該乳房の中心軸Axに直交する複数の方向からの検査確認画像の出力表示のいずれか一つに切り替えを行う。本実施例では、アキシャルとなる画像またはサジタルとなる画像の出力表示のいずれかに切り替えを行う。具体的には、切り替えボタンを入力部9(図2を参照)で構成し、操作者がアキシャルとなる画像またはサジタルとなる画像のいずれかを表示するように切り替えボタンを押下して、切り替えボタンの押下による表示指定に基づいて、アキシャルとなる画像またはサジタルとなる画像の出力表示のいずれかに切り替えを行うことができる。よって、アキシャルとなる画像またはサジタルとなる画像を別途選択することなくモニタ10(図2を参照)にアキシャルとなる画像またはサジタルとなる画像のいずれかを表示することができる。なお、切り替えボタンを押下する以外にも、モニタ10に切り替えボタンを表示して、その切り替えボタンをクリックすることにより、切り替え表示してもよいし、プルダウンリストに「アキシャルとなる画像の出力表示」,「サジタルとなる画像の出力表示」を選択するようにして、切り替え表示してもよい。いずれの場合であっても、モニタ10上でのワンアクション(切り替えボタンのクリックまたはプルダウンリストの切り替え)で切り替え表示することができる。
「課題を解決するための手段」の欄でも述べたように、「アキシャルとなる画像」とは、断層画像のアキシャル像のみならず、体軸方向から見たMIP画像やプラナー像(平面像)も含まれる。同様に、「サジタルとなる画像」とは、断層画像のサジタル像のみならず、(体軸Zに直交かつ乳房の中心軸Axに直交する)軸方向から見たMIP画像やプラナー像(平面像)も含まれる。
また、マンモPET装置以外の多くのX線マンモグラフィは、一枚の単画像であり、トモシンセシスによるX線マンモグラフィはある程度の断層画像が得られる。それに対して、マンモPET装置で得られた乳房PET画像は、多断層(多断面)(MPR: Multi Planar Reconstruction)画像であるので、その表示する断面によっては病巣が見つからず他のモダリティでの画像と比較読影しにくい。
そこで、コントローラ7が第2出力表示切り替えの機能を有するように構成する。第2出力表示切り替えの機能は、MIP画像またはプラナー像の出力表示のいずれかに切り替えを行う。MIP画像またはプラナー像の切り替えも、アキシャルとなる画像またはサジタルとなる画像の切り替えと同様に、モニタ10上でのワンアクション(切り替えボタンのクリックまたはプルダウンリストの切り替え)で切り替え表示する、あるいは切り替えボタンの押下によって切り替え表示する。
また、コントローラ7が第3出力表示切り替えの機能を有するように構成してもよい。第3出力表示切り替えの機能は、出力表示するMIP画像またはプラナー像の描画方向の切り替えを行う。例えば、同じアキシャルとなるMIP画像やプラナー像でも、頭から足下に向かって見るビュー方向である頭尾方向CC,逆に足下から頭に向かって見るBottom Viewなどがある。また、同じサジタルとなるMIP画像やプラナー像でも、乳房の内側から外側に向かって見るビュー方向である内外側ML,左から右あるいは右から左に向かって見るビューがある。
このようにグラフィカルユーザインタフェース(GUI: Graphical User Interface)上では、例えば図6に示すように頭尾方向CC表示,内外側ML表示が簡便に切り替えられるようになっている。図6では切り替え画面10Aによって頭尾方向CC,内外側MLのいずれか一つに切り替え表示を行う。その他に、図6では階調スライダー10Bやカラーボタン10Cを設けてもよい。内外側MLに関しては、検査する際の乳房の左右情報を元に内外側MLで表示するので、マンモPET装置(乳房専用PET装置)でない限り、行えない表示である。
図6では、出力表示するMIP画像またはプラナー像を、乳房が下垂で描画している。もちろん、下垂とは反対に(すなわち乳頭が上に位置するように)乳房を描画してもよい。また、図6では位置情報を示す罫線をスケーラ10Dとして画面に描画している。
検査確認画像が再構成された画像の場合には、検査開姶前まで(例えば検査準備ボタンを押下して、検査開姶ボタンを押すまで)に得られた検査データを画像処理部6に送り込み、この検査データを蓄積しつつ画像処理部6は画像を再構成する。このように検査開姶前までに得られた検査データを用いて再構成された画像検査確認画像として出力表示してもよい。その際に、例えばボタンを押下することによって、検査確認画像をクリアしてもよい。
本実施例に係るマンモPET装置1によれば、被検体M内の放射性薬剤から発生した放射線を検出器3aが検出し、当該検出器3aで検出された放射線から同時計数回路5は検査データ(本実施例ではサイノグラム)を生成する。そして、生成された当該検査データを蓄積しつつ画像処理部6が再構成することにより、乳房に関する検査(撮像)を行う。従来では、撮像終了後に各データ(検査データ・再構成された画像)を保存していた。本発明の本実施例では、検査開姶前から検査データを生成して収集することにより、検査開姶前から当該検査データを保存する。そして、検査開姶前に得られた検査データを利用して、検査位置確認のための乳房に関する検査確認画像(本実施例ではアキシャルまたはサジタルとなるMIP画像またはプラナー像,再構成された画像)を検査前あるいは検査中に随時更新しながら出力表示する出力表示制御の機能を例えばコントローラ7が有する。検査確認画像(アキシャルまたはサジタルとなるMIP画像またはプラナー像,再構成された画像)を検査前に随時更新しながら出力表示する場合には、検査までに検査確認画像(アキシャルまたはサジタルとなるMIP画像またはプラナー像,再構成された画像)の表示結果を目視して乳房の位置合わせ(ポジショニング)を行うことができる。検査確認画像(アキシャルまたはサジタルとなるMIP画像またはプラナー像,再構成された画像)を検査中に随時更新しながら出力表示する場合には、検査中に検査確認画像(アキシャルまたはサジタルとなるMIP画像またはプラナー像,再構成された画像)の表示結果を目視して乳房の位置合わせ(ポジショニング)を行うことができる。このように、図6に示すように、検査データを利用して乳房に関する検査確認画像(アキシャルまたはサジタルとなるMIP画像またはプラナー像,再構成された画像)を随時更新しながら出力表示することにより、一枚の画像(検査確認画像)で撮像範囲・病変が撮像視野内にあるか否かを確認することができる。
なお、乳頭を通り胸壁に垂直な乳房の中心軸Axであって、表示指定に基づいて、当該乳房の中心軸Axに直交する複数の方向からの検査確認画像の出力表示のいずれか一つに切り替えを行う第1出力表示切り替えの機能を例えばコントローラ7が有するのが好ましい。これにより、乳房の中心軸Axに直交する様々な方向からの検査確認画像は、乳頭から胸壁までが描画されて表示されるので、乳房の挿入深さや病変の深さを把握することができる。また、表示指定に基づいて、見えやすい方向からの検査確認画像の出力表示の切り替えを行うことにより、深さ方向に対して撮像範囲・病変が撮像視野内にあるか否かを確認することができる。
この場合において、乳房の中心軸Axに直交する軸の代表例は、乳房の中心軸Axに直交する体軸Z,または体軸Zに直交かつ乳房の中心軸Axに直交する軸である。すなわち、検査確認画像は、(乳房の中心軸Axに直交する)体軸Zでの体軸横断面のアキシャルとなる画像,または(体軸Zに直交かつ乳房の中心軸Axに直交する)軸方向からの矢状断面のサジタルとなる画像であって、第1出力表示切り替えの機能(コントローラ7)は、アキシャルとなる画像またはサジタルとなる画像の出力表示のいずれかに切り替えを行う。
また、本実施例のように検査確認画像は、最大値投影法で得られたMIP画像,またはプラナー像であってもよい。なお、多断層(多断面)画像の場合には病巣を見つけようとすると各断面を検索しなければならなくなることがある。そこで、MIP画像を検査確認画像とすることで病巣の深さを把握することができる。また、プラナー像は、あるビューからの平面像(すなわち投影像)である。よって、プラナー像を検査確認画像とすることで、検査データを再構成することなく、検査データからプラナー像を簡易に生成することができる。
本実施例のように検査確認画像がMIP画像またはプラナー像である場合において、表示指定に基づいて、MIP画像またはプラナー像の出力表示のいずれかに切り替えを行う第2出力表示切り替えの機能を例えばコントローラ7が有するのが好ましい。これにより、必要に応じて、MIP画像の出力表示に切り替えを行うことで、病巣を見つけやすいMIP画像を表示することができる。また、必要に応じて、プラナー像の出力表示に切り替えを行うことで、検査データから簡易に生成されたプラナー像を検査確認画像として簡便に表示することができる。
また、本実施例のように検査確認画像がMIP画像またはプラナー像である場合において、出力表示するMIP画像またはプラナー像の描画方向の切り替えを行う第3出力表示切り替えの機能を例えばコントローラ7が有してもよい。
また、本実施例のように検査確認画像がMIP画像またはプラナー像である場合において、出力表示するMIP画像またはプラナー像を、図6に示すように乳房が下垂で描画してもよい。図1に示すように被検体Mを伏臥位に載置する場合には、乳房が下垂で描画することにより、画像の上が胸壁側,下が乳頭側で描画することができる。特に、乳房が下垂している様子を正面から見たアキシャル方向,あるいは側面から見たサジタル方向でのMIP画像またはプラナー像を表示することで、上述したように実際に被検体Mがうつ伏せで寝ている体位(伏臥位)をイメージしつつ、乳房を深く挿入しているのか、胸壁近くの病変が撮像視野内に入っているのかを一見で確認することができる。
上述したように、検査開姶前までに得られた検査データを用いて再構成された画像を検査確認画像として出力表示してもよい。病変が撮像視野外になったことによる再検査を減らし、術者の被曝および被検体Mの身体的負担の増大を抑え、検査ルーティンを維持し易くする。また、再構成された画像を検査確認画像として表示することにより、検査前の体位の微調整や確認が行い易くなる。
また、検査開姶前までに得られた検査データを用いて再構成された画像を検査確認画像とする場合において、上述したように当該検査確認画像をクリアするのが好ましい。検査位置確認にさほどの影響はないが検査開姶前には多少のノイズが検査データに重畳される。検査確認画像をクリアすることにより、検査(撮像)時での再構成された画像を精度良く収集することができる。また、検査開始前に検査位置確認を行い、被検体Mのポジショニングをやり直した場合、それまでの検査データによる位置確認画像に新たなポジジョンでのデータを加えると、位置確認が曖昧なものになるので、随時画像をクリアできるクリアボタンを設置し、クリアボタンが押下されると、画像をクリアし、またボタン押下後の検査データのみを用いて位置確認画像を表示する。
図6に示すように、出力表示する検査確認画像を被検体Mの検査体位(図1では伏臥位)と同じ空間座標系で描画(図6では乳房が下垂で描画)するのが好ましい。描画される検査確認画像と被検体Mの検査体位とが同じ空間座標系であることで、乳房の挿入が直感的に理解し易くなる。
図6に示すように、位置情報を示す罫線をスケーラ10Dとして画面に描画してもよい。スケーラ10Dにより撮像範囲・病変の位置が直感的に理解し易くなる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、乳房専用核医学診断装置としてマンモPET装置を例に採って説明したが、この発明は、単一の放射線を検出するマンモSPECT(Single Photon Emission CT)装置などにも適用することができる。
(2)上述した実施例では、図1に示すリング状の検出器ユニット3を用いたが、検出器の構成については特に限定されない。例えば、検出器を内蔵した平板で乳房を挟んで圧迫してマンモグラムを行う圧迫のタイプであっても、例えば平板内で検出器が自在に移動してトモシンセシスによる検査データを利用してもよい。ただし、トモシンセシスによるX線マンモグラフィ以外の非圧迫のタイプの方がより多くの多断層画像(MPR画像)が得られるので、圧迫のタイプを用いるのが好ましい。また、一部が開口された非リング状の検出器ユニットを用いてもよい。この場合には、乳房の大きさに応じて検出器ユニットの径の大きさを自在に変更することができる。
(3)上述した実施例では、左右の乳房の撮像をそれぞれ行ったが、特別な事情があれば、片方の乳房のみの撮像を行ってもよい。
(4)上述した実施例では、検査確認画像は、アキシャルまたはサジタルとなるMIP画像またはプラナー像,再構成された画像であったが、乳房の挿入深さや病変の深さを把握せずに、例えば平面視で乳頭が撮像視野中心にあるのを確認するために冠状断面のコロナルとなる画像を検査確認画像としてもよい。
1 … マンモPET装置
3a … 検出器
5 … 同時計数回路
6 … 画像処理部
7 … コントローラ
10D … スケーラ
Ax … 乳房の中心軸
Z … 体軸
M … 被検体

Claims (11)

  1. 乳房専用核医学診断装置であって、
    被検体内の放射性薬剤から発生した放射線を検出する検出器と、
    当該検出器で検出された放射線から検査データを生成する検査データ生成手段と、
    生成された当該検査データを蓄積しつつ画像を再構成する再構成手段と、
    生成された当該検査データに基づいて、検査位置確認のための乳房に関する検査確認画像を随時更新しながら出力表示する出力表示制御手段と
    を備えることを特徴とする乳房専用核医学診断装置。
  2. 請求項1に記載の乳房専用核医学診断装置において、
    乳頭を通り胸壁に垂直な乳房の中心軸であって、表示指定に基づいて、当該乳房の中心軸に直交する複数の方向からの前記検査確認画像の出力表示のいずれか一つに切り替えを行う第1出力表示切り替え手段を備えることを特徴とする乳房専用核医学診断装置。
  3. 請求項2に記載の乳房専用核医学診断装置において、
    前記検査確認画像は、前記乳房の中心軸に直交する体軸での体軸横断面のアキシャルとなる画像,または前記体軸に直交かつ前記乳房の中心軸に直交する軸方向からの矢状断面のサジタルとなる画像であって、
    前記第1出力表示切り替え手段は、前記アキシャルとなる画像または前記サジタルとなる画像の出力表示のいずれかに切り替えを行うことを特徴とする乳房専用核医学診断装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の乳房専用核医学診断装置において、
    前記検査確認画像は、最大値投影法で得られたMIP画像,またはプラナー像であることを特徴とする乳房専用核医学診断装置。
  5. 請求項4に記載の乳房専用核医学診断装置において、
    表示指定に基づいて、前記MIP画像または前記プラナー像の出力表示のいずれかに切り替えを行う第2出力表示切り替え手段を備えることを特徴とする乳房専用核医学診断装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載の乳房専用核医学診断装置において、
    出力表示する前記MIP画像または前記プラナー像の描画方向の切り替えを行う第3出力表示切り替え手段を備えることを特徴とする乳房専用核医学診断装置。
  7. 請求項4から請求項6のいずれかに記載の乳房専用核医学診断装置において、
    出力表示する前記MIP画像または前記プラナー像を、乳房が下垂で描画することを特徴とする乳房専用核医学診断装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の乳房専用核医学診断装置において、
    検査開姶前までに得られた前記検査データを用いて再構成された画像を前記検査確認画像として出力表示することを特徴とする乳房専用核医学診断装置。
  9. 請求項8に記載の乳房専用核医学診断装置において、
    前記検査開姶前までに得られた前記検査データを用いて再構成された画像である前記検査確認画像をクリアすることを特徴とする乳房専用核医学診断装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載の乳房専用核医学診断装置において、
    出力表示する前記検査確認画像を前記被検体の検査体位と同じ空間座標系で描画することを特徴とする乳房専用核医学診断装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれかに記載の乳房専用核医学診断装置において、
    位置情報を示す罫線をスケーラとして画面に描画することを特徴とする乳房専用核医学診断装置。
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