JP2016204199A - ベントナイト成形体の乾燥装置、製造方法およびベントナイト成形体 - Google Patents

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Abstract

【課題】乾燥能力の増大を図ることができるベントナイト成形体の乾燥装置、製造方法およびベントナイト成形体を提供する。【解決手段】ベントナイト粉体に水を添加して混練し、これを略球状に丸めた湿潤ペレットを乾燥収縮させて高密度の略球状のベントナイト成形体を製造する際に用いる乾燥装置100であって、2輪10で支持されている円形環状フレーム12を2つ以上有する回転環状体14を少なくとも一つ備え、乾燥対象のペレットPが内部に装填される6ないし7個の六角形筒型容器16を回転環状体14の内側に軸平行に組み込み、六角形筒型容器16の軸方向両端の入気側Aおよび排気側Bに通気可能な蓋34,36を設け、六角形筒型容器16の入気側Aから乾燥空気を送り込むようにする。【選択図】図1−4

Description

本発明は、例えば放射性廃棄物を処分した廃棄物埋設処分施設の処分坑道を埋め戻すための埋め戻し材、もしくは、水没している空間あるいは管路の漏水が認められる領域に水中充てんして遮水処理するための充てん材などとして用いる略球状のベントナイト成形体を製造する際に用いる乾燥装置、この乾燥装置を用いたベントナイト成形体の製造方法、およびこの製造方法により製造されるベントナイト成形体に関するものである。
(放射性廃棄物の埋設処分の適用分野)
周知のように地下深部に高レベル(あるいは低レベル)の放射性廃棄物を埋設処分することが検討されている。この場合、放射性廃棄物はガラスと混ぜて固化され、このガラス固化体を炭素鋼などからなるオーバーパックで密閉した廃棄体として処分される。また、廃棄体は、図7および図8に示すように、地下深部の比較的安定した地山内に、略環状に繋がる主要坑道1と、この主要坑道1と繋がるように形成した処分坑道2とからなる廃棄物埋設処分施設を構築し、この廃棄物埋設処分施設の処分坑道2内に処分される(例えば、特許文献1参照)。
このような施設において廃棄体を処分した処分坑道2をそのままにしておくと、処分坑道2の周辺地山の緩みが拡大したり、地下水の卓越した水みちが形成され、廃棄物埋設処分施設全体としての漏出防止性能を低下させるおそれがある。このため、地山と同等以上の低透水性の材料(埋め戻し材)で処分坑道2を埋め戻すことが必要であり、この埋め戻し材として膨潤性や放射性物質の吸着性に優れるベントナイトを用いることが検討されている。
ベントナイトを埋め戻し材として使用した場合には、地山から処分坑道2に浸入した地下水が接触してベントナイトが吸水膨張し地山を押圧するとともに地山の水みちとなる割れ目をシールすることによってさらなる地下水の浸入を防止することができ、且つ吸水膨張に伴い埋め戻し材の透水係数が低下することで地下水の浸透を防止することができる。これにより、放射性廃棄物を確実に外部の自然環境から隔離して処分することが可能になる。
そして、処分坑道2内に充てんする埋め戻し材としては、例えば、ベントナイト原鉱石を破砕したベントナイト破砕材、ベントナイトを板状に圧密成形したベントナイトプレートを破砕したベントナイト破砕材、ベントナイトを例えば円柱状に圧密成形したベントナイトペレット、ベントナイトを等方圧加圧処理により球形に圧密成形したベントナイトボールなど、数mm〜数十mm程度の大きさに形成した各種のベントナイト成形体(ベントナイト粒状体)を用いることが検討されている(例えば、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6参照)。
ところで、上記のようなベントナイト成形体を用いて優れた所定の性能を発揮させるためには、すなわち高密度のベントナイト充てん層を形成するためには、所定の空間にどれだけの質量のベントナイトを詰め込めるかが重要であるため、ベントナイト成形体を可及的に高密度で形成し、かつその高密度のベントナイト成形体を可及的に高充てん率で充てん(施工)する必要がある。
しかし、ベントナイト原鉱石を破砕した単なるベントナイト破砕材を用いる場合には、ベントナイト原鉱石の密度が高くないため、また、ベントナイト原鉱石を破砕する際にさらなる密度低下が生じるおそれがあるため、充てん後に締め固めることが必要になってしまう。また、このようなベントナイト原鉱石を破砕したベントナイト破砕材は、粒子形状が不規則であり、所定の空間に自由落下で投入しただけでは充てん率が上がらないため、この点からも締め固めることが必要になってしまう。
また、ベントナイトプレートを破砕したベントナイト破砕材においても、やはりベントナイトプレートを破砕することによって密度低下が生じるおそれがある。
一方、ベントナイトを等方圧加圧処理により球形に圧密成形したベントナイトボールにおいては、球形に成形されているため、単一粒径のベントナイトボールを所定の空間に自由落下で投入した場合に、理論的に約75%の高充てん率で充てんすることが可能である。
しかしながら、数mm〜数十mm程度の粒径のベントナイトボールを数百MPaの圧力で等方圧加圧処理して成形することは、非常に大掛かりな装置が必要になるとともに、製造工程が複雑になり、製造に多大なコストを要するという問題があった。
そこで本出願人は上記の問題を解決するため、粉体のベントナイトに水を加えて混ぜ合わせるとともに、押し出し造粒工程でディスクダイ(押し出し造粒機)を用いて湿潤状態の円柱状のベントナイト成形体を成形し、押し出し造粒工程で成形したベントナイト成形体を転動造粒工程で球形に成形し、さらに転動造粒工程で成形した球形のベントナイト成形体を乾燥収縮によって高密度化させるように乾燥工程で乾燥して、球形のベントナイト成形体を製造する方法を既に提案している(特許文献5参照)。
このベントナイト成形体の製造方法によれば、高い圧力を使用したり、複雑な工程を要することなく、乾燥密度が充分に高い高密度の略球形のベントナイト成形体を効率よく容易に製造することが可能である。また、このように製造したベントナイト成形体を所定の空間に自由落下で投入するだけで充分に高密度(理論的に約75%)の充てん率で充てんすることが可能になる。
しかも、上記の製造方法では、押出孔の孔径が異なるディスクダイを用いることで粒径が異なるベントナイト成形体を容易にかつ大量に製造することが可能であるから、上記の製造方法により粒径が異なる複数種類のベントナイト成形体を製造し、それら複数種類のベントナイト成形体を所定比率で混合して充てんすることにより充てん率をさらに高めることが可能であり、それによりバリア性能に優れたベントナイト遮水層を容易に形成することが可能になる。
図9および図10は上記の製造方法により製造したベントナイト成形体を廃棄物埋設処分施設において埋め戻し材として用いる場合の具体例を示す。
図9は廃棄体(高レベル放射性廃棄物)3を縦形の処分孔4内に処分する場合に、廃棄体3の周囲に上記のベントナイト成形体5を充てん装置6によって充てんして処分孔4を埋め戻すことにより、廃棄体3の周囲に難透水性粘土層としてのベントナイト遮水層を形成するようにしたものである。
図10は水平な処分坑7に廃棄体(あるいは緩衝材一体型廃棄体)3を配置した後、その周囲に上記のベントナイト成形体5を充てんして処分坑7全体を埋め戻すことにより、同様に廃棄体3の周囲に難透水性粘土層(ベントナイト遮水層)を形成するようにしたものである。
(放射性廃棄物の埋設処分とは別の適用分野)
また、原子力発電所あるいは有害物質製造施設において、事故発生に伴って汚染水が施設内の水没空間に貯留し、そこから破損した施設躯体部あるいは破損した配管を通じて施設外に漏出している場合の局部的な遮水材としても、吸水膨張性を有するベントナイト・ペレットを水中に投入することで遮水処理することも考えられている。
また、ベントナイト・ペレットの用途として、地中に地中壁または円柱状柱列地中壁をベントナイト材料で構築して、2つの並行する地中壁の内側にある躯体構造物に作用する地震動を免震する構築物もあるが(例えば、特許文献6、特許文献7参照)、この地中壁あるいは円柱状柱列地中壁を構築する材料としてベントナイト・ペレットを用いることが考えられている。
(ペレットの望ましい密度)
埋め戻し材もしくは充てん材として供するベントナイト・ペレットはできるだけ高密度であることが望ましい。なぜならば、ベントナイト・ペレットは充てんした領域を遮水性材料で満たすことが目的で使用されるものであり、ベントナイト・ペレットが吸水膨張したときの遮水性(難透水性)は充てん密度(単位体積中を満たしているベントナイトの乾燥重量)によって決まるからである。図11は非特許文献1に記載の透水係数予測式(k=10・exp(−1.328ρ−10.447)に基づいてグラフ化した図であり、充てんされているベントナイトの充てん密度(乾燥密度に換算した値)と透水係数の関係を示しており、密度が大きいほど透水係数が小さくなることがわかる。同図から例えば、透水係数を1×10−12(m/s)よりも小さくしたい場合には、ベントナイトの充てん密度を1.2Mg/m以上にすることが必要であることがわかる。
一方、図12はペレットを充てんした空間の充てん密度を測定した例であり(非特許文献2より抜粋)、一粒の密度(乾燥密度換算値)が2.0Mg/m程度のペレットを使った例である。一粒の密度が約2.0Mg/m程度のペレットを充てんした場合にはベントナイトの充てん密度(乾燥密度換算値)を1.3Mg/m以上にできることがわかる。したがって、一粒の密度(乾燥密度換算値)が1.95Mg/m以上のペレットを供するならば十分な遮水性に充てんできることになる。そこで、一粒の乾燥密度が1.95Mg/mを製造目標としておくことが望ましい。
(ペレットの望ましい形状)
ペレットはできるだけ真球に近い形状であることが望ましい。所定の空間にペレットを充てんした場合には、ペレットの形状がいびつであると充てんしにくく、かつ、充てんを密実にしにくい。ペレットの形状が真球に近くて、ペレットの外表面が滑らかであるならば、充てんしやすく、かつ、ペレット相互は等間隔に位置し、相互のすき間が最小になることから、充てんを密実化しやすいからである。
また、ペレットは割れていることは好ましくないため、できるだけひび割れの発生が少ないことが望ましく、割れたペレットの発生率を小さくすることが求められている。
以上で説明したように、特許文献5に示される上記の製造方法は、高密度の球状のベントナイト成形体を効率よく容易に製造できる点で充分に有効であるが、その乾燥工程においては以下の点で改善すべき余地を残している。
すなわち、上記製造方法における乾燥工程は、湿潤状態のベントナイト成形体を温風の強制対流により比較的短時間で乾燥させるか、あるいは温風の自然対流により長時間をかけてゆっくりと乾燥させることで行うのであるが、いずれも一長一短がある。
つまり、前者は高速乾燥が可能であるものの乾燥収縮による密度上昇が必ずしも充分ではなく、高密度成形の点では後者に比べて不利である。逆に、後者は充分な高密度成形が可能であるが、乾燥時間が長くかかるので効率の点で不利である。
特に、後者の場合、浅い容器内に湿潤状態のベントナイト成形体を敷き均して温風を送ることなくゆっくりと自然乾燥させることになるので、容器を置くスペースとして広大な温湿度制御室が必要となる。その場合においてスペースの節約を図るために浅い容器を多段積みにすると、各容器での乾燥状態を均等にするために作業員による一定時間ごとの確認作業や攪乱作業が必要となるので、乾燥工程の自動化や省力化の点でも不利である。
しかも、いずれにしても上記製造方法により製造されるベントナイト成形体の表面はざらざらとした粗面状態であって必ずしも充分な平滑とはなっておらず、そのため空間に充てんした際にはベントナイト成形体どうしの間で摩擦抵抗が生じて充てん密度を高めるうえでは不利であるので、充てん密度をさらに高めるためにベントナイト成形体の表面をより平滑にしたいという要請もある。
特許文献8に記載の発明は上記事情に鑑みてなされたもので、上述した製造方法を基本としつつその乾燥工程に改良を加えることにより、表面が充分に平滑な略球形のベントナイト成形体を容易にかつ効率的に製造し得る有効適切な製造方法と、その方法において用いる有効適切な乾燥装置、並びにそれにより製造される有効適切なベントナイト成形体を提供することを目的としている。
特開2003−215297号公報 特許第4036975号公報 特開平6−41513号公報 特許第3539928号公報 特開2009−274910号公報 特開2012−31665号公報 特開2014−211073号公報 特開2011−242289号公報 実用新案登録第3115878号公報
前田、棚井他、「カルシウム型化及びカルシウム型ベントナイトの基本特性」、PNC TN8410 98−021、1998年 戸栗他、「横置き定置方式における緩衝材周辺隙間へのベントナイトペレットの充てん方法に関する研究」、土木学会第63回年次学術講演会要旨集、CS05−12、pp.191−192、2008年9月
(課題1)
特許文献8の方法では、図13に示すように、ペレットの粒径が約20mmの場合についての乾燥データを使って、乾燥速度を1%/Hr(0.01/Hr)以下に設定することを提案しているが、ペレットの粒径が異なる場合には乾燥速度条件は同じではないことが懸念されていた。
例えば、20mm級ペレットの乾燥条件として、乾燥速度を1%/Hr以下の速度で含水比10%以下まで乾燥させたい場合には、1日8時間労働の作業では1日で乾燥を終了することはできない。小粒径のペレットではより速い乾燥速度で高密度のペレットに乾燥収縮できる可能性が見込まれるため、ペレットの粒径に応じた最適な乾燥速度条件を明らかにすることが求められていた。
そのためには、乾燥密度を大きくするのに適した乾燥速度を最適化しながら乾燥するために、乾燥途上でペレットの重量変化を把握する必要があるが、特許文献8の方法では図14に示すように人力による乾燥容器セル8aの着脱・計量・回転ドラム8bへの装着という煩雑な作業が必要であった。このため、より簡便で機械化された重量変化計測手段が求められている。
(課題2)
乾燥装置の能率を増大する方法として乾燥容器を大型化する方法がある。例えば、図15に示すような装置が考えられる(本出願人により出願された特願2014−218740号に係る発明を参照)。
大型化した容器を採用する場合には、特許文献8に示すような複数の乾燥容器セルを配置することは計量作業やペレット装填・排出作業に支障を生じるため、図16に示すように乾燥容器9aの前後に通気口とペレットの装填・排出を兼ねた開口部9bが必要となり、乾燥容器9aの容量の半分以下の容積しか装填できないというデメリットがあった。できれば、通気のための空間は必要であるものの乾燥容器の1/2程度まで装填できることが望ましい。
(課題3)
乾燥容器に通気する乾燥空気は周囲の温湿度環境よりも相対湿度の低い乾燥空気とすることが望ましく、それ故、温風機によって加温してから乾燥容器に通気する。このとき、乾燥容器の上流側に比べて下流側では温度が低下し、乾燥空気としての性能が劣ることになり、乾燥容器に装填されているペレットの含水比が均一になりにくい。乾燥容器内部の温度が一定となる工夫が必要でった。
(課題4)
また、大型化した容器を採用する場合には、図17(1)に示すように容器9aの容積よりも著しく少ないペレット9cを装填した場合に、容器内面で滑りを生じてペレット9cの攪拌が十分行われないことが懸念される。このような攪拌不足を解決するための対策として、図17(2)に示すように容器内部に攪拌翼9d(じゃま板)を設置することで解決できるが、この場合には同図に示すように、容器回転に伴い攪拌翼9dによって上方に移動した一部のペレット9cが落下することが頻繁に起きるため、ペレットの割れ破壊が生じやすくなるという不具合が出やすくなる。特に20mm級ペレットのような大粒径のペレットで割れが多くなることが問題となっていた。
この問題を解決する方法として、図17(3)に示すように乾燥容器9aの上限容量までペレット9cを装填して回転乾燥を実施することが望ましいが、需要に応じて装填量を加減しても割れの少ない乾燥をできることが望ましい。そのためには、乾燥容器の内径を小さくする(1つの乾燥容器を小さくした分、乾燥容器の数を多くする)こと、乾燥容器には攪拌翼9d(じゃま板)を装着しないで内面滑りの生じにくい回転攪拌を可能にすることが望ましい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、乾燥能力の増大を図ることができるベントナイト成形体の乾燥装置、製造方法およびベントナイト成形体を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るベントナイト成形体の乾燥装置は、ベントナイト粉体に水を添加して混練し、これを略球状に丸めた湿潤ペレットを乾燥収縮させて高密度の略球状のベントナイト成形体を製造する際に用いる乾燥装置であって、2輪で支持されている円形環状フレームを2つ以上有する回転環状体を少なくとも一つ備え、乾燥対象のペレットが内部に装填される6ないし7個の六角形筒型容器を回転環状体の内側に軸平行に組み込み、六角形筒型容器の軸方向両端の入気側および排気側に通気可能な蓋を設け、六角形筒型容器の入気側から乾燥空気を送り込むようにしたことを特徴とする。
また、本発明に係る他のベントナイト成形体の乾燥装置は、上述した発明において、回転環状体の内側に接するように6個の六角形筒型容器を環状に配置して回転環状体の回転中心軸部分に六角形筒状の通気空間を形成し、通気空間の奥側を通気不能な壁または蓋で密閉するとともに、この壁または蓋に向けられた吹出口を有する送風管を通気空間に挿通配置して、この送風管を介して六角形筒型容器の入気側から乾燥空気を送り込むようにし、組み込まれた6個の六角形筒型容器全体を覆う蓋を回転環状体の入気側に設け、この蓋と六角形筒型容器の入気側に設けた通気可能な蓋との間に、送風管の外側の通気空間を流れた空気が回転環状体の円の半径方向外側に向けて放射状に流れる空間を形成したことを特徴とする。
また、本発明に係る他のベントナイト成形体の乾燥装置は、上述した発明において、回転環状体に組み込まれている6ないし7個の六角形筒型容器の排気側の蓋を、上下に2分割するとともに、六角形筒型容器に対して着脱自在に構成したことを特徴とする。
また、本発明に係る他のベントナイト成形体の乾燥装置は、上述した発明において、6ないし7個の六角形筒型容器の代わりに6個の五角形筒型容器を回転環状体の内側に軸平行に組み込んだことを特徴とする。
また、本発明に係るベントナイト成形体の製造方法は、ベントナイト粉体に水を添加して混練し、これを略球状に丸めた湿潤ペレットを乾燥収縮させて高密度の略球状のベントナイト成形体を製造する方法であって、上述したベントナイト成形体の乾燥装置を用いて乾燥対象のペレットを乾燥収縮させる乾燥工程を有し、前記乾燥工程は、水平に配置した回転環状体を軸周りに回転することで前記筒型容器の内部に装填された乾燥対象のペレットを回転混合させながら、前記筒型容器の入気側から相対湿度の小さい乾燥空気を内部に送入し、排気側から通過空気を外部に排出することでペレットを乾燥収縮させることを特徴とする。
また、本発明に係るベントナイト成形体は、上述したベントナイト成形体の製造方法によって製造されることを特徴とする。
本発明に係るベントナイト成形体の乾燥装置によれば、ベントナイト粉体に水を添加して混練し、これを略球状に丸めた湿潤ペレットを乾燥収縮させて高密度の略球状のベントナイト成形体を製造する際に用いる乾燥装置であって、2輪で支持されている円形環状フレームを2つ以上有する回転環状体を少なくとも一つ備え、乾燥対象のペレットが内部に装填される6ないし7個の六角形筒型容器を回転環状体の内側に軸平行に組み込み、六角形筒型容器の軸方向両端の入気側および排気側に通気可能な蓋を設け、六角形筒型容器の入気側から乾燥空気を送り込むようにしたので、回転環状体が回転中心軸周りに回転すると、内側に組み込まれた6ないし7個の六角形筒型容器も回転環状体と一緒に回転するので、六角形筒型容器の内部に装填されているペレットは攪拌される。一方、回転環状体の入気口から送り込まれる乾燥空気は、六角形筒型容器の入気側の通気可能な蓋から容器内部に入り込んで、回転によって攪拌されつつあるペレットに触れながら流れていき、ペレットを効率よく均質に乾燥させ、排気側の通気可能な蓋から外部に排気される。このため、乾燥能力の増大を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他のベントナイト成形体の乾燥装置によれば、回転環状体の内側に接するように6個の六角形筒型容器を環状に配置して回転環状体の回転中心軸部分に六角形筒状の通気空間を形成し、通気空間の奥側を通気不能な壁または蓋で密閉するとともに、この壁または蓋に向けられた吹出口を有する送風管を通気空間に挿通配置して、この送風管を介して六角形筒型容器の入気側から乾燥空気(温風)を送り込むようにし、組み込まれた6個の六角形筒型容器全体を覆う蓋を回転環状体の入気側に設け、この蓋と六角形筒型容器の入気側に設けた通気可能な蓋との間に、送風管の外側の通気空間を流れた空気が回転環状体の円の半径方向外側に向けて放射状に流れる空間を形成したので、回転環状体が回転中心軸周りに回転すると、内側に組み込まれた6個の六角形筒型容器も回転環状体と一緒に回転するので、内部に装填されているペレットは攪拌される。一方、回転環状体の入気口から送風管を介して送り込まれる乾燥空気(温風)は、通気空間の奥の壁または蓋にぶつかって通気空間と送風管との間のすき間を逆方向に流れた後、回転環状体の入気側の蓋と六角形筒型容器の入気側の通気可能な蓋との間の空間を放射状に広がって流れ、六角形筒型容器の入気側の通気可能な蓋から容器内部に入り込む。そして、回転によって攪拌されつつあるペレットに触れながら容器内部を流れていき、ペレットを効率よく均質に乾燥させ、排気側の通気性の蓋から外部に排気される。
ここで、通気空間を流れる乾燥空気(温風)は、最初に回転環状体に組み込まれている6個の六角形筒型容器の回転中心軸側をまんべんなく温めながら流れていくので、六角形筒型容器の内部温度は軸方向により均一な温度分布になる。その結果、六角形筒型容器の内部を流れていく乾燥空気(温風)の温度低下はマイルドになるので、入気側と排気側の空気の温度の低下が小さくなり、ペレットの均質乾燥に寄与することができる。このため、乾燥能力のさらなる増大を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他のベントナイト成形体の乾燥装置によれば、回転環状体に組み込まれている6ないし7個の六角形筒型容器の排気側の蓋を、上下に2分割するとともに、六角形筒型容器に対して着脱自在に構成したので、所定位置の蓋を取り外して開口を作り出すことで、六角形筒型容器への湿潤ペレットの装填および乾燥後のペレットの排出を容易に行うことができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他のベントナイト成形体の乾燥装置によれば、6ないし7個の六角形筒型容器の代わりに6個の五角形筒型容器を回転環状体の内側に軸平行に組み込んだので、従来の円形筒型容器を用いた場合よりも獲得容積を大きくすることができるという効果を奏する。
また、本発明に係るベントナイト成形体の製造方法によれば、ベントナイト粉体に水を添加して混練し、これを略球状に丸めた湿潤ペレットを乾燥収縮させて高密度の略球状のベントナイト成形体を製造する方法であって、上述したベントナイト成形体の乾燥装置を用いて乾燥対象のペレットを乾燥収縮させる乾燥工程を有し、前記乾燥工程は、水平に配置した回転環状体を軸周りに回転することで前記筒型容器の内部に装填された乾燥対象のペレットを回転混合させながら、前記筒型容器の入気側から相対湿度の小さい乾燥空気(温風)を内部に送入し、排気側から通過空気を外部に排出することでペレットを乾燥収縮させるので、ベントナイト成形体を効率よく製造することができるという効果を奏する。
また、本発明に係るベントナイト成形体によれば、上述したベントナイト成形体の製造方法によって製造されるので、ベントナイト成形体を効率よく得ることができるという効果を奏する。
図1−1は、本発明に係るベントナイト成形体の乾燥装置の実施の形態1を示す立面図である。 図1−2は、本発明に係るベントナイト成形体の乾燥装置の実施の形態1を示す側面図である。 図1−3は、本発明に係るベントナイト成形体の乾燥装置の実施の形態1を示す縦断面図である。 図1−4は、本発明の実施の形態1に係るベントナイト成形体の乾燥装置の内部における装填ペレットの回転による攪拌および乾燥空気流れのイメージ図であり、(1)は縦断面図、(2)は横断面図である。 図2−1は、本発明に係るベントナイト成形体の乾燥装置の実施の形態2を示す立面図である。 図2−2は、本発明に係るベントナイト成形体の乾燥装置の実施の形態2を示す側面図である。 図2−3は、本発明に係るベントナイト成形体の乾燥装置の実施の形態2を示す縦断面図である。 図2−4は、本発明の実施の形態2に係るベントナイト成形体の乾燥装置の内部における装填ペレットの回転による攪拌および乾燥空気流れのイメージ図であり、(1)は縦断面図、(2)は横断面図である。 図2−5は、本発明の実施の形態2に係るベントナイト成形体の乾燥装置の内部の乾燥空気の流れおよび熱の伝達方向を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態3を示す図であり、ペレット装填容器へのペレットの装填方法のイメージ図である。 図4は、本発明の実施の形態4を示す図であり、乾燥後のペレット装填容器からのペレット排出方法のイメージ図である。 図5は、本発明の実施の形態5を示す図であり、乾燥途中におけるペレット重量変化の測定方法の一例を示す図である。 図6−1は、ペレット装填容器の容積比較図(円形断面案と六角形断面案の比較)である。 図6−2は、従来の多角形の筒を軸回転することによる攪拌方法の一例を示す図である。 図6−3は、ペレット装填容器の容積比較図(円形断面案と五角形断面案の比較)である。 図7は、廃棄物埋設処分施設の一例を示す図である。 図8は、主要坑道および処分坑道の一例を示す図である。 図9は、処分孔に対する埋め戻し状況の一例であり、(a)は埋め戻し前、(b)は埋め戻し後の図である。 図10は、処分坑に対する埋め戻し状況の一例であり、(a)は埋め戻し前、(b)は埋め戻し後の図である。 図11は、充てんされたベントナイトの密度(乾燥密度換算値)と吸水後の透水係数の関係を示す図である。 図12は、ベントナイト・ペレットの充てん密度の測定例であり、1mm級ペレット混合率とかさ密度の関係を示す図である。 図13は、従来の乾燥速度と最終的な乾燥密度との関係を示す図である。 図14は、従来の回転温風乾燥装置の一例を示す図であり、(1)は横断面図、(2)は斜視図、(3)は写真図、(4)は縦断面図である。 図15は、従来の回転温風乾燥装置の一例を示す図であり、(1)は斜視図、(2)は横断面図である。 図16は、回転温風乾燥装置を大型化した場合の最大装填量の課題の説明図であり、(1)は横断面図、(2)は縦断面図である。 図17は、回転温風乾燥装置を大型化した場合の攪拌翼によるペレット破損の説明図であり、(1)は攪拌翼なしの場合、(2)は攪拌翼ありで少量装填した場合、(3)攪拌翼ありでフルに装填した場合である。
以下に、本発明に係るベントナイト成形体の乾燥装置、製造方法およびベントナイト成形体の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
[ベントナイト成形体の乾燥装置]
はじめに、本発明に係るベントナイト成形体の乾燥装置の実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1について説明する。
図1−1〜図1−3に示すように、本実施の形態1に係るベントナイト成形体の乾燥装置100は、前後各2つの駆動輪10(2輪)で支持されている円形の環状フレーム12(円形環状フレーム)を2つ有する回転ドラム14(回転環状体)と、回転ドラム14の内側に軸平行に組み込まれた7個の六角形筒型容器16とを備える。回転ドラム14は2つの駆動輪10で支持されている環状フレーム12を2つ有しているので合計4輪で支持されている。六角形筒型容器16の内部には、乾燥対象のペレットPが装填されることから、以下ではこの容器をペレット装填容器ともいう。
なお、本実施の形態では、1つの回転ドラム14を備える乾燥装置100について説明するが、本発明はこれに限るものではなく、回転ドラム14を2つ以上備えてもよい。また、本実施の形態では、7個の六角形筒型容器16を回転ドラム14に組み込んだ乾燥装置100について説明するが、本発明はこれに限るものではなく、6個の六角形筒型容器16を組み込んだ構成としてもよい。
回転ドラム14は、水平に配置された円筒状のものであり、水平に延びる回転中心軸Zの周りに回転可能である。回転ドラム14の外周には、図1−3に示すように断熱材18が装着してあり、乾燥空気(温風)の温度低下を抑制するようになっている。なお、図1−1および図1−2においては、断熱材18の図示を省略している。回転ドラム14の入気側Aには蓋20が設けてあり、この蓋20の回転中心軸Zの位置には、図示しない外部の温風機からの乾燥空気(温風)を内部に送り込むための入気口22が設けてある。回転ドラム14の排気側Bは開口状態となっている。
環状フレーム12は、回転ドラム14の外周の前後に間隔を隔てて装着される略U字状断面の部材である。駆動輪10は、軸方向視で環状フレーム12の左右下側に配置され、環状フレーム12の略U字状断面の溝の中に嵌められている。前後の駆動輪10どうしは水平に延びる回転軸24で連結されている。この回転軸24は、ベース26上に立設したスタンド28に回転自在に支持されており、ベース26上に設けた回転駆動モーター30の出力軸とギヤ32で係合し、回転駆動モーター30の駆動力を駆動輪10に伝達する。このため、駆動輪10は、回転駆動モーター30の駆動力を受けて回転駆動する。駆動輪10が回転すると、環状フレーム12が回動して回転ドラム14は回転中心軸Z周りに回転する。
六角形筒型容器16は、正六角形断面の長尺状の筒型容器であり、軸方向両端の入気側Aおよび排気側Bには、通気可能な通気性の蓋34、36が取り付けられている。このため、乾燥空気(温風)は、六角形筒型容器16の入気側Aの蓋34から入り込み、排気側Bの蓋36から出るようになっている。排気側Bの蓋36は上下に2分割した構造であり、クランプ38によって互いに着脱自在に固定され、さらに六角形筒型容器16に対して着脱自在に固定されている。当該通気性の蓋36はクランプによる固定ではなくて、ネジによる固定あるいは蝶番による固定でもよい。
上記構成の動作および作用について説明する。
回転ドラム14が回転中心軸Z周りに回転すると、図1−4に示すように、内側に組み込まれた7個の六角形筒型容器16も回転ドラム14と一緒に回転するので、内部に装填されているペレットPは攪拌される。一方、回転ドラム14の入気口22から送り込まれる相対湿度の小さい乾燥空気(温風)は、六角形筒型容器16の入気側Aの通気性の蓋34から容器内部に入り込んで、回転によって攪拌されつつあるペレットPに触れながら流れていき、ペレットを効率よく均質に乾燥させ、排気側Bの通気性の蓋36から外部に排気される。このように本実施の形態によれば、乾燥能力の増大を図ることができる。
また、本実施の形態によれば、ペレット装填容器をより大きくすることが可能となり、ペレットの乾燥能力を大きくすることができる。さらに、一連の操作は機械の駆動操作となるので、後述のように一連の重量計量および温度や送風量の調整を自動化することが可能となり、省力化を図ることができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態2は、上記の実施の形態1の構成の一部を変更したものであり、上記の実施の形態1で説明したものと同一のものについては説明を省略する。
図2−1〜図2−3に示すように、本実施の形態2に係るベントナイト成形体の乾燥装置200は、回転ドラム14の内側に接するように6個の六角形筒型容器16を環状に配置して回転ドラム14の回転中心軸Z部分に六角形筒状の通気空間40を形成したものである。なお、本実施の形態では、2つの回転ドラム14を備える乾燥装置200について説明するが、本発明はこれに限るものではなく、回転ドラム14を1つ備えてもよいし、3つ以上備えてもよい。
通気空間40の奥側は、空気が外部に出て行かないように通気不能な壁または蓋42で密閉され、通気空間40には、壁または蓋42に向けられた吹出口44を有する口径のより小さい送風管46が回転中心軸Z部分に挿通配置されている。この送風管46を介して六角形筒型容器16の入気側Aから乾燥空気(温風)を送り込むようにする。この送風管46は、図2−3に示すように、6個の六角形筒型容器16の外側の複数箇所に設置した支持部材48で回転中心軸Z部分に固定されている。図示しない温風機からの配管が回転すべり可能な状態で送風管46に連結しているので、送風管46は回転ドラム14の回転によってねじれることはない。
また、組み込まれた6個の六角形筒型容器16全体を覆う蓋50を回転ドラム14の入気側Aに設け、この蓋50と六角形筒型容器16の入気側Aに設けた通気性の蓋34との間に、送風管46の外側の通気空間40を流れた空気が回転ドラム14の円の半径方向外側に向けて放射状に流れる空間52を形成している。
上記構成の動作および作用について説明する。
回転ドラム14が回転中心軸Z周りに回転すると、図2−4または図2−5に示すように、内側に組み込まれた6個の六角形筒型容器16も回転ドラム14と一緒に回転するので、内部に装填されているペレットPは攪拌される。一方、回転ドラム14の入気口22から送風管46を介して送り込まれる乾燥空気(温風)は、通気空間40の奥の壁または蓋42にぶつかって通気空間40と送風管46との間のすき間を逆方向に流れた後、回転ドラム14の入気側Aの蓋50と六角形筒型容器16の入気側Aの通気性の蓋34との間の空間52を放射状に広がって流れ、六角形筒型容器16の入気側Aの通気性の蓋34から容器内部に入り込む。そして、回転によって攪拌されつつあるペレットPに触れながら容器内部を流れていき、ペレットを効率よく均質に乾燥させ、排気側Bの通気性の蓋36から外部に排気される。
図2−5には、乾燥空気(温風)の流れる方向を白抜き矢印で示すとともに、回転ドラム14の中心側を流れる乾燥空気(温風)から放射状外側に向かって伝熱する方向を細線矢印で示した。ここで、通気空間40を流れる乾燥空気(温風)は、最初に回転ドラム14に組み込まれている6個の六角形筒型容器16の回転中心軸Z側をまんべんなく温めながら流れていくので、六角形筒型容器16の内部温度は軸方向により均一な温度分布になる。その結果、六角形筒型容器16の内部を流れていく乾燥空気(温風)の温度低下はマイルドになるので、入気側Aと排気側Bの空気の温度の低下が小さくなり、ペレットの均質乾燥に寄与することができる。このように本実施の形態によれば、乾燥能力のさらなる増大を図ることができる。
また、本実施の形態によれば、ペレット装填容器をより大きくすることが可能となり、ペレットの乾燥能力を大きくすることができる。さらに、一連の操作は機械の駆動操作となるので、後述のように一連の重量計量および温度や送風量の調整を自動化することが可能となり、省力化を図ることができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態3は、上記の実施の形態1、2で用いられる六角形筒型容器16への湿潤ペレットPの装填手段および方法に関するものである。
上記の実施の形態1で説明したように、六角形筒型容器16の排気側Bに取り付けた通気性の蓋36は上下に2分割した構造であり、クランプ38によって互いに着脱自在に固定され、さらに六角形筒型容器16に対して着脱自在に固定されている。そこで、本実施の形態3では、図3に示すように、下側に位置する六角形筒型容器16の排気側Bの蓋36の上側部分を取り外して開口54を作り出す。続いて、この開口54に略U字状断面を有するシュート部材56を取り付ける。次に、シュート部材56を介して湿潤ペレットPを六角形筒型容器16の内部に供給する。このようにすれば、湿潤ペレットPを六角形筒型容器16の内部に容易に装填することが可能である。ここで、棒58の先端に平板60が取り付いた平型レーキなどのガイド部材62を開口54から挿し込んで、六角形筒型容器16の内部の湿潤ペレットPを奥側に押し込み装填するようにしてもよい。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4について説明する。本実施の形態4は、上記の実施の形態1、2で用いられる六角形筒型容器16からの乾燥後のペレットPの排出手段および方法に関するものである。
図4に示すように、上側に位置する六角形筒型容器16の排気側Bの蓋36の下側部分を取り外して開口54を作り出すが、その前にあらかじめ蓋36の下端に略U字状断面を有するシュート部材56を取り付けておき、その下に回収容器64を配置しておく。次に、蓋36の下側部分を取り外して開口54を作り出し、シュート部材56を介して乾燥後のペレットPを六角形筒型容器16の外部に排出する。このようにすれば、乾燥後のペレットPを六角形筒型容器16の外部に容易に排出することが可能である。ここで、平型レーキなどのガイド部材62を開口54から挿し込んで、六角形筒型容器16の内部の乾燥後のペレットPを手前側に掻き出して排出するようにしてもよい。
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5について説明する。本実施の形態5は、乾燥途上におけるペレット重量変化の測定手段および方法に関するものである。
図5に示すように、乾燥途上におけるペレット重量変化を測定するために、回転ドラム14に装着してある環状フレーム12の左右上側に治具66を取り付けておく。そして、乾燥途上においてワイヤーケーブル68および治具66を介して回転ドラム14を図示しないクレーン装置のフック70で吊り上げて回転ドラム14の重量を測定する。このようにすれば、複数の乾燥容器セルを人力により別々に計量する上記の従来の特許文献8に比べて、計量回数を節減できるとともに、計量の機械化によって人力作業を低減できる。本発明は計量作業の大幅な省力化が可能であることから、大型のペレット装填容器を用いた乾燥装置に特に有効である。なお、図5の計量方法では図示しないクレーン装置による吊り上げ方法を示しているが、クレーン装置の代わりに乾燥装置専用の昇降機構を設置してもよい。
また、上記の実施の形態において、回転ドラム14の内側には六角形筒型容器16が6ないし7個組み込まれているが、本発明では図6−1に示すように円形筒状容器(乾燥容器セル8a)を組み込んである上記の特許文献8(図14を参照)に比べて有効容量を大きくすることができる。また、図15に示すような従来の大型筒型容器の場合には、容器の容積の1/2程度までペレットを装填した場合には入排気口にペレットがあふれる不具合が生じてしまうが、本発明の場合には六角形筒型容器16の1/2を超える装填をしても運転可能であり、容積効率に優れている。
また、六角形筒型容器16に装填されたペレットPは回転ドラム14の回転に伴ってうまく攪拌される。その効果は、図6−2に示すような多角形の筒体74を軸回転することによる従来の攪拌方法(例えば特許文献9を参照)においても証明されている。したがって、図17(2)、(3)に示すように乾燥容器の内側に攪拌翼を設ける必要はない。また、六角形筒型容器16の内部寸法がコンパクトであること、攪拌翼を必要としないことから、ペレットの割れ破壊を抑制することができる。
また、上記の実施の形態において、6ないし7個の六角形筒型容器16を用いた場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば図6−3に示すように、6個の五角形筒型容器72を回転ドラム14の内側に接するように軸平行に組み込んだ構成としてもよい。この場合、五角形筒型容器72は円形筒型容器(乾燥容器セル8a)よりさらに大きな容積になることがわかる。また、回転ドラム14の回転に伴う五角形筒型容器72内部のペレットの攪拌にも支障はない。
[ベントナイト成形体の製造方法]
次に、本発明に係るベントナイト成形体の製造方法の実施の形態について説明する。
本実施の形態に係るベントナイト成形体の製造方法は、上記の実施の形態で説明した乾燥装置100(200)を用いて乾燥対象のペレットを乾燥収縮させる乾燥工程を有するものである。この乾燥工程は、図1−4(図2−4)に示すように、水平に配置した回転ドラム14を回転中心軸Z周りに回転することで六角形筒型容器16の内部に装填された乾燥対象のペレットPを回転混合させながら、六角形筒型容器16の入気側Aから相対湿度の小さい乾燥空気(温風)を内部に送入し、排気側Bから通過空気を外部に排出することでペレットPを乾燥収縮させるものである。この製造方法により、本発明に係るベントナイト成形体を得ることができる。
本実施の形態に係るベントナイト成形体の製造方法によれば、乾燥能力の増大が図られた乾燥装置100(200)を使用して乾燥工程を行うので、ベントナイト成形体を効率よく製造することができる。
以上説明したように、本発明に係るベントナイト成形体の乾燥装置によれば、ベントナイト粉体に水を添加して混練し、これを略球状に丸めた湿潤ペレットを乾燥収縮させて高密度の略球状のベントナイト成形体を製造する際に用いる乾燥装置であって、2輪で支持されている円形環状フレームを2つ以上有する回転環状体を少なくとも一つ備え、乾燥対象のペレットが内部に装填される6ないし7個の六角形筒型容器を回転環状体の内側に軸平行に組み込み、六角形筒型容器の軸方向両端の入気側および排気側に通気可能な蓋を設け、六角形筒型容器の入気側から乾燥空気を送り込むようにしたので、回転環状体が回転中心軸周りに回転すると、内側に組み込まれた6ないし7個の六角形筒型容器も回転環状体と一緒に回転するので、六角形筒型容器の内部に装填されているペレットは攪拌される。一方、回転環状体の入気口から送り込まれる乾燥空気は、六角形筒型容器の入気側の通気可能な蓋から容器内部に入り込んで、回転によって攪拌されつつあるペレットに触れながら流れていき、ペレットを効率よく均質に乾燥させ、排気側の通気可能な蓋から外部に排気される。このため、乾燥能力の増大を図ることができる。
また、本発明に係る他のベントナイト成形体の乾燥装置によれば、回転環状体の内側に接するように6個の六角形筒型容器を環状に配置して回転環状体の回転中心軸部分に六角形筒状の通気空間を形成し、通気空間の奥側を通気不能な壁または蓋で密閉するとともに、この壁または蓋に向けられた吹出口を有する送風管を通気空間に挿通配置して、この送風管を介して六角形筒型容器の入気側から乾燥空気(温風)を送り込むようにし、組み込まれた6個の六角形筒型容器全体を覆う蓋を回転環状体の入気側に設け、この蓋と六角形筒型容器の入気側に設けた通気可能な蓋との間に、送風管の外側の通気空間を流れた空気が回転環状体の円の半径方向外側に向けて放射状に流れる空間を形成したので、回転環状体が回転中心軸周りに回転すると、内側に組み込まれた6個の六角形筒型容器も回転環状体と一緒に回転するので、内部に装填されているペレットは攪拌される。一方、回転環状体の入気口から送風管を介して送り込まれる乾燥空気(温風)は、通気空間の奥の壁または蓋にぶつかって通気空間と送風管との間のすき間を逆方向に流れた後、回転環状体の入気側の蓋と六角形筒型容器の入気側の通気可能な蓋との間の空間を放射状に広がって流れ、六角形筒型容器の入気側の通気可能な蓋から容器内部に入り込む。そして、回転によって攪拌されつつあるペレットに触れながら容器内部を流れていき、ペレットを効率よく均質に乾燥させ、排気側の通気性の蓋から外部に排気される。
ここで、通気空間を流れる乾燥空気(温風)は、最初に回転環状体に組み込まれている6個の六角形筒型容器の回転中心軸側をまんべんなく温めながら流れていくので、六角形筒型容器の内部温度は軸方向により均一な温度分布になる。その結果、六角形筒型容器の内部を流れていく乾燥空気(温風)の温度低下はマイルドになるので、入気側と排気側の空気の温度の低下が小さくなり、ペレットの均質乾燥に寄与することができる。このため、乾燥能力のさらなる増大を図ることができる。
また、本発明に係る他のベントナイト成形体の乾燥装置によれば、回転環状体に組み込まれている6ないし7個の六角形筒型容器の排気側の蓋を、上下に2分割するとともに、六角形筒型容器に対して着脱自在に構成したので、所定位置の蓋を取り外して開口を作り出すことで、六角形筒型容器への湿潤ペレットの装填および乾燥後のペレットの排出を容易に行うことができる。
また、本発明に係る他のベントナイト成形体の乾燥装置によれば、6ないし7個の六角形筒型容器の代わりに6個の五角形筒型容器を回転環状体の内側に軸平行に組み込んだので、従来の円形筒型容器を用いた場合よりも獲得容積を大きくすることができる。
また、本発明に係るベントナイト成形体の製造方法によれば、ベントナイト粉体に水を添加して混練し、これを略球状に丸めた湿潤ペレットを乾燥収縮させて高密度の略球状のベントナイト成形体を製造する方法であって、上述したベントナイト成形体の乾燥装置を用いて乾燥対象のペレットを乾燥収縮させる乾燥工程を有し、前記乾燥工程は、水平に配置した回転環状体を軸周りに回転することで前記筒型容器の内部に装填された乾燥対象のペレットを回転混合させながら、前記筒型容器の入気側から相対湿度の小さい乾燥空気(温風)を内部に送入し、排気側から通過空気を外部に排出することでペレットを乾燥収縮させるので、ベントナイト成形体を効率よく製造することができる。
また、本発明に係るベントナイト成形体によれば、上述したベントナイト成形体の製造方法によって製造されるので、ベントナイト成形体を効率よく得ることができる。
以上のように、本発明に係るベントナイト成形体の乾燥装置、製造方法およびベントナイト成形体は、例えば放射性廃棄物を処分した廃棄物埋設処分施設の処分坑道を埋め戻すための埋め戻し材、もしくは、水没している空間あるいは管路の漏水が認められる領域に水中充てんして遮水処理するための充てん材などとして用いる略球状のベントナイト成形体を製造する際に用いる乾燥装置、この乾燥装置を用いたベントナイト成形体の製造方法に有用であり、特に、乾燥能力の増大を図るのに適している。
1 主要坑道
2 処分坑道
3 廃棄体
4 処分孔
5 ベントナイト成形体
6 充てん装置
7 処分坑
8a 乾燥容器セル
8b 回転ドラム
9a 乾燥容器
9b 開口部
9c ペレット
9d 攪拌翼(じゃま板)
10 駆動輪(2輪)
12 環状フレーム(円形環状フレーム)
14 回転ドラム(回転環状体)
16 六角形筒型容器
18 断熱材
20 蓋
22 入気口
24 回転軸
26 ベース
28 スタンド
30 回転駆動モーター
32 ギヤ
34,36 蓋
38 クランプ
40 通気空間
42 壁または蓋
44 吹出口
46 送風管
48 支持部材
50 蓋
52 空間
54 開口
56 シュート部材
58 棒
60 平板
62 ガイド部材
64 回収容器
66 治具
68 ワイヤーケーブル
70 フック
72 五角形筒型容器
74 筒体
100,200 ベントナイト成形体の乾燥装置
A 入気側
B 排気側
P ペレット
Z 回転中心軸

Claims (6)

  1. ベントナイト粉体に水を添加して混練し、これを略球状に丸めた湿潤ペレットを乾燥収縮させて高密度の略球状のベントナイト成形体を製造する際に用いる乾燥装置であって、
    2輪で支持されている円形環状フレームを2つ以上有する回転環状体を少なくとも一つ備え、乾燥対象のペレットが内部に装填される6ないし7個の六角形筒型容器を回転環状体の内側に軸平行に組み込み、六角形筒型容器の軸方向両端の入気側および排気側に通気可能な蓋を設け、六角形筒型容器の入気側から乾燥空気を送り込むようにしたことを特徴とするベントナイト成形体の乾燥装置。
  2. 回転環状体の内側に接するように6個の六角形筒型容器を環状に配置して回転環状体の回転中心軸部分に六角形筒状の通気空間を形成し、通気空間の奥側を通気不能な壁または蓋で密閉するとともに、この壁または蓋に向けられた吹出口を有する送風管を通気空間に挿通配置して、この送風管を介して六角形筒型容器の入気側から乾燥空気を送り込むようにし、
    組み込まれた6個の六角形筒型容器全体を覆う蓋を回転環状体の入気側に設け、この蓋と六角形筒型容器の入気側に設けた通気可能な蓋との間に、送風管の外側の通気空間を流れた空気が回転環状体の円の半径方向外側に向けて放射状に流れる空間を形成したことを特徴とする請求項1に記載のベントナイト成形体の乾燥装置。
  3. 回転環状体に組み込まれている6ないし7個の六角形筒型容器の排気側の蓋を、上下に2分割するとともに、六角形筒型容器に対して着脱自在に構成したことを特徴とする請求項1または2に記載のベントナイト成形体の乾燥装置。
  4. 6ないし7個の六角形筒型容器の代わりに6個の五角形筒型容器を回転環状体の内側に軸平行に組み込んだことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のベントナイト成形体の乾燥装置。
  5. ベントナイト粉体に水を添加して混練し、これを略球状に丸めた湿潤ペレットを乾燥収縮させて高密度の略球状のベントナイト成形体を製造する方法であって、
    請求項1〜4のいずれか一つに記載のベントナイト成形体の乾燥装置を用いて乾燥対象のペレットを乾燥収縮させる乾燥工程を有し、
    前記乾燥工程は、水平に配置した回転環状体を軸周りに回転することで前記筒型容器の内部に装填された乾燥対象のペレットを回転混合させながら、前記筒型容器の入気側から相対湿度の小さい乾燥空気を内部に送入し、排気側から通過空気を外部に排出することでペレットを乾燥収縮させることを特徴とするベントナイト成形体の製造方法。
  6. 請求項5に記載のベントナイト成形体の製造方法によって製造されることを特徴とするベントナイト成形体。
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