JP2016201775A - 無線通信システム、無線通信装置、及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム、無線通信装置、及び無線通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】消費電力を低減させる。
【解決手段】収集端末10は、第1の端末及び第2の端末との間で無線通信可能であり、障害検出通知部12と送信部14とを有する。障害検出通知部12は、第1の端末からのデータ不達を検出する。送信部14は、上記データ不達が検出された場合、第2の端末を通信可能状態に移行させる情報を、第2の端末に送信することにより、収集端末10へのデータ送信の周期内の、第1の端末と共通の所定期間、第2の端末を通信可能状態に移行させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、無線通信システム、無線通信装置、及び無線通信方法に関する。
従来、農業やインフラ等の分野において、バックボーンネットワークと接続する収集端末(例えば、ゲートウェイ)が、直接通信により、複数の無線端末からセンシングデータを収集する無線通信ネットワークが利用されている。この様な無線通信ネットワークでは、各無線端末は、センシングしたデータを含むパケットを周期的に収集端末に送信するが、ある無線端末からのパケットの不達が連続したとき、収集端末は、当該無線端末に障害が発生したと判定する。この場合、無線通信ネットワークは、発生した障害から復旧するために、障害の原因を特定することが有効である。
障害の原因を特定する方法として、例えば、特許文献1では、障害検出端末が、中継端末経由で、障害端末宛にデータを送信し、障害端末からの応答を受信する方法が提案されている。この方法では、収集端末に相当する障害検出端末において、障害端末からの応答信号を受信できた場合には、発生した障害は、障害端末と障害検出端末との間の無線リンク障害であると判定する。一方、障害検出端末が、障害端末からの応答信号を受信できない場合には、発生した障害は、障害端末自体の故障であると判定する。
また、上述した無線通信ネットワークの内、1ホップで定期的にセンシングデータを収集するセンサネットワークでは、各無線端末は、自端末のデータを送信する時にはsleepモードからactiveモードに移行し、送信完了後には再びsleepモードに移行する。そして、activeモードの周期は、各無線端末において必ずしも同期していない。そのため、障害が発生していない無線端末経由で障害が発生した無線端末へデータを送信することは困難である。このような問題点に鑑み、例えば、特許文献2では、収集端末がネットワーク内の全無線端末に同期信号を送信し、各無線端末が、同じ時間においてactiveモードとsleepモードとの間を周期的に移行する方法が提案されている。
特開昭54−110702号公報 特開2011−223419号公報
上述した様に、各無線端末に共通active期間を周期的に設けることにより、障害検出用の端末間通信が可能となる。しかし、この方法では、周期的ではあるが、他端末における障害発生の有無に拘らず、常に障害検出用の共通active期間が設けられることとなり、各無線端末の消費電力が増大してしまう。特に、収集端末からの同期信号の送受信、あるいは、端末間の直接通信による信号の衝突や再送処理等に伴うタイムラグを考慮すると、共通active期間が長くなる場合がある。例えば、無線端末数が100の場合、共通active期間としては、130ms以上の期間が設定される場合がある。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、消費電力を低減させることができる無線通信システム、無線通信装置、及び無線通信方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本願の開示する無線通信システムは、無線通信装置と、該無線通信装置との間で無線通信可能な第1の端末及び第2の端末とを有する。前記無線通信装置は、前記第1の端末からのデータ不達を検出する検出部と、前記データ不達が検出された場合、前記第2の端末を通信可能状態に移行させる情報を、前記第2の端末に送信する送信部とを有する。前記第1の端末は、データ送信に対する応答信号を受信しない場合、前記第1の端末を、前記データ送信の周期内の所定期間、通信可能状態に移行させる第1の移行部を有する。前記第2の端末は、前記情報の受信に伴い、前記第2の端末を、前記第1の端末と共通の前記所定期間、通信可能状態に移行させる第2の移行部を有する。
本願の開示する無線通信システム、無線通信装置、及び無線通信方法の一つの態様によれば、消費電力を低減させることができる。
図1は、本実施例に係る無線通信システムの構成を示す図である。 図2は、従来技術における課題を説明するための図である。 図3は、実施例に係る障害検出方法を説明するための図である。 図4は、収集端末の機能構成を示すブロック図である。 図5は、無線端末の機能構成を示すブロック図である。 図6は、収集端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 図7は、実施例に係る収集端末の実行する障害検出通知処理を説明するためのフローチャートである。 図8は、無線端末の実行する障害検出期間設定処理を説明するためのフローチャートである。 図9は、変形例1に係る障害検出方法を説明するための図である。 図10は、変形例2に係る障害検出方法を説明するための図である。 図11は、変形例2に係る収集端末の実行する障害検出通知処理を説明するためのフローチャートである。 図12は、異周期データ送信時におけるMAC_ACKによる障害通知の問題点を説明するための図である。 図13は、変形例3に係る障害検出方法を説明するための図である。 図14は、変形例4に係る障害検出方法を説明するための図である。 図15Aは、変形例4に係る収集端末配下に6台の無線端末が存在する場合の無線通信システムを示す図である。 図15Bは、変形例4に係るセンシングデータ及びダミーデータの送信周期を無線端末毎に示す図である。 図15Cは、変形例4に係るダミーデータ送信周期割当て方法を説明するための図である。 図16は、変形例4に係る収集端末の実行するダミーデータ送信周期割当て処理を説明するためのフローチャートである。 図17は、無線通信システムの効果を説明するための図である。
以下に、本願の開示する無線通信システム、無線通信装置、及び無線通信方法の実施例を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、この実施例により、本願の開示する無線通信システム、無線通信装置、及び無線通信方法が限定されるものではない。
図1は、本実施例に係る無線通信システム1の構成を示す図である。図1に示す様に、無線通信システム1は、収集端末10と、複数の無線端末20a〜20cとを有する。無線通信システム1は、収集端末10が、複数の無線端末20a〜20cのセンシングデータを定期的に収集することで、センサネットワークを構成する。無線通信システム1は、例えば、収集端末10におけるデータ受信の連続的な失敗等、一部の無線端末20のデータ送信に障害が発生した場合、効果的に復旧を行うために、障害の原因を分析する。具体的には、無線通信システム1は、障害の原因が、障害が発生した無線端末20自体の故障にあるのか、該無線端末20と収集端末10と間の無線リンクの障害(例えば、遮蔽、干渉、ノイズ等)にあるのかを判定する。なお、以下では、図1に示した無線端末20bに障害が発生した場合を例に説明する。また、以下では、障害が発生した無線端末20bを、障害端末と呼ぶ場合がある。
障害原因を判定する方法として、例えば、収集端末10は、複数の無線端末20a〜20c宛に、応答要求信号をブロードキャスト送信する。障害が発生していない正常な無線端末20aおよび20cが収集端末10から応答要求信号を受信すると、受信した応答要求信号を再ブロードキャストする。障害が発生した無線端末20bでは、無線端末20b自体の故障でない場合、無線端末20bは、自端末の通信範囲R20b内にある他の無線端末20aから応答要求信号を受信する。そして、無線端末20bは、応答回答信号を無線端末20a経由で収集端末10宛に返信する。収集端末10は、再ブロードキャストから所定時間内に、障害のある無線端末20bから応答回答信号を受信した場合、障害原因が、無線端末20bと収集端末10と間の無線リンクの障害にあると判定することができる。一方、無線端末20b自体の故障である場合、収集端末10は、無線端末20a経由でも無線端末20bから応答回答信号が受信されないので、上記所定時間が経過した場合に、障害原因が、無線端末20b自体の故障にあると判定することができる。
ここで、センサネットワーク内の各無線端末20a〜20cは、設置位置での長時間のセンシングを可能とするため、省電力化を図ることが有効である。具体的には、各無線端末20a〜20cは、省電力化のため、自端末からデータを送信する時に、送受信不可のsleepモード(省電力モード)から送受信可能なactiveモードに移行し、データの送受信が完了すると再びsleepモードに移行するという間欠動作を行う。ところが、上述した様に、障害原因の判定は、障害が発生した無線端末20bと、障害が発生していない無線端末20aとの間の通信により実現される。そのため、障害原因の判定では、これらの端末が同時にactiveモードとなる共通active期間が設定されることとなる。
図2は、従来技術における課題を説明するための図である。図2に示す様に、収集端末10は、各無線端末20a〜20cが周期的にデータパケットを送信するためのactive期間の他に、各無線端末20a〜20cに共通する障害検出用のactive期間を指定し、周期的に間欠動作を実行させる。障害検出用のactive期間は、例えば、データパケットの送信周期毎に、該周期の先頭箇所に設定される。障害検出用のactive期間は、データパケットの送信周期の先頭箇所の他、各無線端末20a〜20cが周期的にデータパケットを送信するためのactive期間との衝突を回避可能なタイミング(例えば、末尾箇所)に設定されてもよい。
図2において、収集端末10は、例えば、連続する2周期(図2に示した送信周期T1およびT2)において、無線端末20bがデータ送信に連続して失敗した場合、無線端末20bでの障害発生を検知する。図2の例では、収集端末10は、送信周期T2が終了するタイミングF1で無線端末20bがデータ送信に連続して失敗したことを検知する。そして、収集端末10は、障害発生検知後の送信周期T4内の共通active期間において、各無線端末20a〜20cへ応答要求信号を送信する。障害が発生していない正常な無線端末20aおよび20cは、上記応答要求信号を受信した場合、該応答要求信号をブロードキャスト送信またはユニキャスト送信により、無線端末20bへ転送する。
無線端末20bは、上記応答要求信号を受信すると、該信号の他の送信先である無線端末の内、無線端末20bに隣接する無線端末(図1の例では、無線端末20a)経由で、収集端末10宛に応答回答信号を返信する。収集端末10は、上記応答要求信号の送信時から所定時間が経過する前に、無線端末20bからの応答回答信号を受信した場合には、発生した障害が無線リンク障害であると判定する。一方、上記応答要求信号の送信時から所定時間が経過する前に、無線端末20bからの応答回答信号を受信しなかった場合に、収集端末10は、無線端末20b自体の故障であると判定する。しかし、この様な障害検出方法では、障害発生の有無に拘らず、全ての送信周期毎に共通active期間が設けられる。そのため、各無線端末20a〜20cに障害が発生していない場合にも、常に、各無線端末20a〜20cは周期的にactiveモードに移行してしまう。その結果、各無線端末20a〜20cの消費電力が増大してしまう。
そこで、本実施例に係る無線通信システム1では、各無線端末20a〜20cに周期的な共通active期間の設定を行わない。そして、収集端末10が、無線端末20bのデータ送信障害を検出した場合に、障害の発生を通知する情報を、障害が発生していない無線端末20aおよび20cに通知する。該通知には、障害検出用の共通active期間を指定する情報が含まれる。障害が発生していない無線端末20aおよび20cは、収集端末10から通知された共通active期間においてactiveモードに移行する。一方、障害が発生した無線端末20bは、データ送信に対するACKの連続未受信等により、自端末におけるデータ送信障害を検出し、予め指定された共通active期間にactiveモードに移行する。そして、共通active期間において、上述した端末間通信による障害原因の判定が行われる。
なお、障害の発生および共通active期間の情報は、例えば、収集端末10が、障害が発生していない無線端末20aおよび20cからの送信データに対する応答信号に追加されて無線端末20aおよび20cに通知されてもよい。応答信号は、例えば、MAC(Media Access Control)レイヤのACK信号である。
本実施例では、収集端末10は、MACレイヤのACK信号(以下、MAC_ACKと呼ぶ)を用いて、障害発生の通知を行う。図3は、実施例に係る障害検出方法を説明するための図である。図3に示す様に、収集端末10は、無線端末20bの障害を検出していない間は、無線端末20aおよび20cの各々から送信されたデータのMAC_ACKに、障害発生なしを示す情報を含めて返信する。そして、無線端末20bがデータ送信に連続して失敗した場合、収集端末10は、無線端末20bの障害を検出する。そして、収集端末10は、無線端末20aおよび20cの各々から送信されたデータのMAC_ACKに、障害発生ありを示す情報と、共通active期間C14のタイミングを示す情報とを含めて返信する。
障害の発生した無線端末20bは、MAC_ACKを連続して受信しなかった場合に、自端末に障害が発生したことを検知し、activeモードに移行する。なお、無線端末20bがactiveモードに移行する期間は、障害が発生していない無線端末20aおよび20cの共通active期間C14と少なくとも一部が重なる様に事前に設定された期間であってもよい。また、無線端末20bがactiveモードに移行する期間は、無線端末20bが障害発生を検知した送信周期T13の次の送信周期T14の全ての期間であってもよい。障害が発生していない無線端末20aおよび20cは、障害発生ありを示す情報を含むMAC_ACKを受信した場合に、MAC_ACKに含まれる情報で指定された共通active期間C14のタイミングにおいてactiveモードとなる。これにより、端末間通信による障害原因の判定が可能となる。
図4は、収集端末10の機能構成を示すブロック図である。図4に示す様に、収集端末10は、受信部11と、障害検出通知部12と、障害原因判定部13と、送信部14とを有する。これら各構成部分は、一方向又は双方向に、信号やデータの入出力が可能な様に接続されている。
受信部11は、配下の無線端末20a〜20cから、データ信号及び応答回答信号を受信する。障害検出通知部12は、データの連続未受信を契機として、データの連続未受信と判定された無線端末20bにおける障害の発生を検出し、障害が発生していない無線端末20aおよび20cに対し、障害発生及び共通active期間を通知する。障害原因判定部13は、端末間通信による障害原因の判定を行う。具体的には、障害原因判定部13は、無線端末20b宛の応答要求信号に対する返信として、無線端末20a等を経由した応答回答信号が到着した場合、収集端末10と無線端末20b間の無線リンク障害と判定する。一方、無線端末20b宛の応答要求信号に対する返信として、無線端末20a等を経由した応答回答信号が到着しない場合、無線端末20bの故障と判定する。送信部14は、配下の無線端末20a〜20cに対し、無線端末20a〜20cから受信したデータに対するMAC_ACKの送信や、応答要求信号の送信を行う。
図5は、無線端末20の機能構成を示すブロック図である。無線端末20a〜20cは、例えば図5に示す機能構成を有する。無線端末20は、例えば図5に示すように、受信部21と、障害検出期間設定部22と、間欠動作タイマ23と、障害検出部24と、送信部25とを有する。これら各構成部分は、一方向又は双方向に、信号やデータの入出力が可能な様に接続されている。
受信部21は、収集端末10から、MAC_ACK及び応答要求信号を受信する。障害検出期間設定部22は、MAC_ACKに共通active期間を示す情報が含まれている場合に、共通active期間を示す情報に基づき、障害検出用のactive期間を設定する。間欠動作タイマ23は、自無線端末20または他端末に障害が発生した場合に、無線端末20がactiveモードとして動作する期間として、所定期間(例えば、30〜100ms)を設定する。障害検出部24は、収集端末10へ送信したデータに対するMAC_ACKを受信に連続して失敗した場合に、自端末の障害発生を検出する。送信部25は、収集端末10へのデータと、応答要求信号に対する応答回答信号とを、収集端末10に送信する。
続いて、ハードウェア構成を説明する。図6は、収集端末10のハードウェア構成を示すブロック図である。図6に示す様に、収集端末10は、ハードウェア的には、プロセッサ10aと、メモリ10bと、Radio Frequency(RF)回路10cと、Liquid Crystal Display(LCD)等の表示装置10dとを有する。RF回路10cは、アンテナAを有する。収集端末10の受信部11及び送信部14は、例えば、RF回路10cにより実現され、センシングデータ、応答回答信号、端末隣接情報等の受信、あるいは、MAC_ACK、応答要求信号、ダミーデータ送信割当て情報等の送信を行う。障害検出通知部12と障害原因判定部13とは、例えば、Central Processing Unit(CPU)やDigital Signal Processor(DSP)等のプロセッサ10aにより実現され、障害発生の検出、障害通知情報の生成、障害原因の判定等の処理を行う。メモリ10bは、例えば、Random Access Memory(RAM)、Read Only Memory(ROM)、フラッシュメモリ等であり、無線端末20の送信履歴、隣接関係、データ送信周期等を保存する。なお、無線端末20のハードウェア構成は、上述した収集端末10のハードウェア構成と同様であるので、その図示及び詳細な説明は省略する。
次に、本実施例における無線通信システム1の動作を説明する。
図7は、実施例に係る収集端末10の実行する障害検出通知処理を説明するためのフローチャートである。S1では、収集端末10の障害検出通知部12は、各無線端末20a〜20cからのデータの受信履歴を観測する。そして、障害検出通知部12は、データ送信に連続して失敗した回数(以下、連続送信失敗数と呼ぶ)が閾値n(nは自然数)よりも大きい無線端末20が存在するか否かを判定する。なお、閾値nは、実システムの要求に応じて、適宜設定及び変更可能である。
連続送信失敗数が閾値nよりも大きい無線端末20が存在する場合(S1;Yes)、障害検出通知部12は、当該無線端末20(本実施例では、例えば無線端末20b)に障害が発生したと判定する。そして、障害検出通知部12は、障害が発生していない無線端末20aおよび20cに返信するMAC_ACKに、障害発生ありを示す情報と共通active期間を示す情報とを追加する(S2)。次に、障害検出通知部12は、障害原因判定部13に対し、障害の発生を通知する(S3)。一方、連続送信失敗数が閾値nよりも大きい無線端末20が存在しない場合(S1;No)、障害検出通知部12は、何れの無線端末20にも障害が発生していないと判定する。そして、障害検出通知部12は、各無線端末20aおよび20cに返信するMAC_ACKに、障害発生なしを示す情報を追加する(S4)。この場合、上記S3の処理は省略される。
図8は、無線端末20の実行する障害検出期間設定処理を説明するためのフローチャートである。無線端末20は、例えば、各データ送信期間内のデータ送信タイミングにおいて、sleepモードからactiveモードへ移行し、収集端末10へデータを送信した後に、本フローチャートに示す処理を開始する。
まず、障害検出部24は、送信したデータ信号へのMAC_ACKが連続して未受信であるか否かに基づき、自無線端末20に障害が発生しているか否かを判定する(S11)。自無線端末20に障害が発生している場合(S11;Yes)、障害検出期間設定部22は、無線端末20が所定期間にactiveモードとなる様に、間欠動作タイマ23を設定する(S12)。所定規範とは、例えば、障害検出時の次のデータ送信周期の開始時点から100msまでの期間である。その後、間欠動作タイマ23の設定時間の経過に伴い、無線端末20は、再びsleepモードに移行する(S13)。
自無線端末20に障害が発生していない場合(S11;No)、障害検出部24は、受信したMAC_ACKに含まれている情報に基づいて、他の無線端末20における障害発生の有無を判定する(S14)。他の無線端末20に障害が発生した場合(S14;Yes)、障害検出期間設定部22は、ステップS12に示した処理を実行する。一方、他の無線端末20に障害が発生していない場合(S14;No)、無線端末20は、ステップS13に示した処理を実行する。
以上説明した様に、無線通信システム1は、収集端末10と、収集端末10との間で無線通信可能な無線端末20aおよび20bとを有する。収集端末10は、障害検出通知部12と送信部14とを有する。障害検出通知部12は、無線端末20bからの所定回数(例えば、3回)のデータ不達を検出する。障害検出通知部12は、無線端末20bからのデータ不達が検出された場合、無線端末20bに障害が発生したと判定する。そして、送信部14は、障害の発生を通知する情報、および、無線端末20aを通信可能状態(例えば、active状態)に移行させる情報を、無線端末20aに送信する。無線端末20bは、障害検出期間設定部22を有する。障害検出期間設定部22は、収集端末10へのデータ送信に対する応答信号(例えば、MAC_ACK)を所定回数(例えば、3回)受信しない場合、無線端末20bに障害が発生したと判定する。そして、無線端末20bの障害検出期間設定部22は、無線端末20bを、データの送信周期内の所定期間(例えば、共通active期間)、通信可能状態に移行させる。無線端末20aは、障害検出期間設定部22を有する。無線端末20aの障害検出期間設定部22は、障害の発生を通知する情報、および、無線端末20aを通信可能状態に移行させる情報を受信する。そして、無線端末20aの障害検出期間設定部22は、該情報の受信に伴い、無線端末20aを、無線端末20bと共通の所定期間、通信可能状態に移行させる。
本実施例に係る無線通信システム1によれば、各無線端末20a〜20cは、データ送信時を除き、センサネットワーク内に通信障害が発生した時にのみ、activeモードに移行するので、不必要なactiveモードへの移行が回避される。これにより、障害原因の特定を可能としつつ、各無線端末20a〜20cにおける電力の浪費が防止される。その結果、省電力化が実現される。
また、無線通信システム1において、他の無線端末20に障害が発生したことを通知する情報、および、無線端末20を通信可能状態に移行させる情報は、無線端末20aの定期送信データに対する応答信号(例えば、MAC_ACK)に追加されてもよい。これにより、収集端末10は、既存の信号を用いて、他の無線端末20に障害が発生したことを通知する情報、および、無線端末20を通信可能状態に移行させる情報を無線端末20aに送信することができる。すなわち、収集端末10は、上記情報を送信するためのチャネルを別途設ける必要が無く、処理負荷や消費電力が軽減される。
なお、上記情報は、上記障害の発生した端末(例えば、無線端末20b)の識別情報を更に含んでもよい。これにより、正常な無線端末(例えば、無線端末20aおよび20c)は、障害発生時に受信した応答要求信号の転送先となる無線端末を簡易迅速に把握することができる。
以上、本発明の一実施例について説明したが、以下、上記実施例の変形例を説明する。
(変形例1)
上記実施例に係る無線通信システム1は、以下に説明する変形態様を採ることもできる。図9は、変形例1に係る障害検出方法を説明するための図である。上記実施例では、収集端末10が、正常な無線端末20aおよび20cに障害発生の通知と共通active期間の指定を行う方法として、MAC_ACKを用いたが、図9に示す様に、MAC_ACKの代わりにビーコン信号を用いてもよい。ビーコン信号は、無線端末20a〜20cにおける時刻のずれを補正する時刻同期信号である。換言すれば、他の無線端末20に障害が発生したことを通知する情報、および、無線端末20を通信可能状態に移行させる情報は、時刻同期信号(例えば、ビーコン信号)に追加されてもよい。これにより、収集端末10は、各無線端末20aおよび20bからのデータ送信が無い期間においても、所望のタイミングで自発的に、障害発生の通知と共通active期間の指定とを行うことができる。その結果、より柔軟性の高い省電力化が実現される。
ここで、各無線端末20a〜20cが収集端末10からビーコン信号を受信するためのactive時間には、例えば、時間t1と時間t2とが含まれる。時間t1は、例えば、実際にビーコン信号を送受信するための時間である。時間t2は、収集端末10と各無線端末20a〜20cとの間の時刻ずれに起因する受信失敗を防ぐためのマージン時間である。時間t1は、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.15.4規格を利用する場合、100kbpsの送信レートで最小サイズ(17bytes)のビーコン信号を送信するには、1.36msを要する。また、マージン時間t2は、例えば、10分周期において10ppmのタイマをもつ無線端末では、最大6msの時刻ずれが生じるため、6msを要する。このため、各無線端末20a〜20cに記録されているビーコン受信タイミングの前後には、少なくとも6msずつのマージンが設けられる。従って、収集端末10からビーコン信号を受信するためのactive時間は、13.36ms以上となる。
(変形例2)
上記実施例では、収集端末10は、無線端末20bの障害を検出した場合、無線端末20bと隣接しない(即ち、無線端末20bとの直接通信を行わない)無線端末20cに対しても障害発生の通知と共通active期間の指定とを行う。これに対し、変形例2では、収集端末10は、障害が検出された無線端末20bに隣接しない無線端末20cに対しては上記通知および指定を行わず、障害が検出された無線端末20bに隣接する無線端末20aに対してのみ、上記通知および指定を行う。障害が検出された無線端末20bに隣接する無線端末20aを、以下では隣接端末と呼ぶ。その後、隣接端末である無線端末20aは、指定された共通active期間において、障害発生した無線端末20bとの間で端末間通信を行う。
図10は、変形例2に係る障害検出方法を説明するための図である。変形例2では、収集端末10は、各無線端末20a〜20cが互いに通信可能か否かを示す隣接関係を把握し、配下の無線端末20a〜20cの内、障害端末である無線端末20bと、該障害端末と直接通信可能な隣接端末20aのみをactiveモードに移行させる。このため、図10に示す様に、収集端末10は、送信周期T34において、応答要求信号を、無線端末20cに対しては送信せず、無線端末20aに対してのみ送信する。無線端末20aは、上記応答要求信号の受信に伴い、activeモードに移行する。一方、無線端末20bは、MAC_ACKの未受信により自ら障害を検知し、送信周期T34の開始後にactiveモードに移行する。これにより、無線端末20aと20bとの間に、障害検出用の共通active期間が設定される。
次に、このような変形例2における収集端末10の動作を、上記実施例との相違点を中心として説明する。図11は、変形例2に係る収集端末10の実行する障害検出通知処理を説明するためのフローチャートである。図11は、実施例に係る動作の説明において参照した図7と、同様の処理を複数含むことから、共通するステップには、末尾が同一の参照符号を付すと共に、その詳細な説明は省略する。具体的には、図11に示すステップS21〜S24の各処理は、図7に示したステップS1〜S4の各処理にそれぞれ対応する。
まず、データ送信の連続失敗数が閾値nよりも大きい無線端末20が存在する場合(S21;Yes)、障害検出通知部12は、当該無線端末20に障害が発生したと判定し、前述の隣接関係を基に、障害端末に隣接する無線端末20の情報を抽出する(S25)。図1の例では、障害検出通知部12は、例えば、無線端末20bの障害発生を検出し、前述の隣接関係を基に、無線端末20bと隣接関係にある無線端末20aの情報を抽出する。そして、障害検出通知部12は、以降、無線端末20bの隣接端末として抽出された無線端末20aに返信するMAC_ACKに、障害発生ありを示す情報と共通active期間を示す情報とを追加する(S22)。このとき、障害検出通知部12は、無線端末20bに隣接しない無線端末20cに返信するMAC_ACKには、障害発生なしを示す情報を追加する。
上述した様に、変形例2に係る無線通信システム1では、図1に示した様に、無線端末20aと20bとの間は距離が近く電界強度が大きいため通信可能である。しかし、無線端末20bと20cとの間、および、無線端末20aと20cとの間は距離が遠いため通信が困難である。このため、無線端末20bに障害が発生したとしても、無線端末20cは、無線端末20bとの間で端末間通信が困難であり、activeモードに移行しても障害原因の判定に貢献しない。そこで、収集端末10は、各無線端末20a〜20cの隣接関係から無線端末20bの隣接端末を特定し、該隣接端末のみを、障害検出に参加可能な無線端末20としてactiveモードに移行させる。そして、収集端末10は、隣接端末である無線端末20a宛のMAC_ACKのみに障害ありの情報を追加して送信し、隣接端末でない無線端末20c宛のMAC_ACKには障害なしの情報を追加して送信する。換言すれば、無線端末20aは、無線端末20bとの間で端末間通信が可能である無線端末(例えば、隣接端末)である。これにより、障害原因の判定に貢献しない無線端末20cが無駄にactiveモードに移行することを回避することができ、その分、無線端末20cの更なる省電力化が可能となる。
なお、変形例2では、障害発生した無線端末20bの隣接端末が1つ(無線端末20a)のみである場合を想定したが、隣接端末が複数存在する場合には、収集端末10は、各隣接端末の電池寿命を基に、障害ありを通知する無線端末を絞り込むようにしてもよい。すなわち、収集端末10は、複数の隣接端末の中から、電池残量が最も多い無線端末20を選択し、該無線端末20に対してのみ、障害発生の通知と共通active期間の指定とを行うようにしてもよい。これにより、電池残量に余裕のある無線端末20のみがactiveモードに移行することとなり、電池寿命が消滅して停止する無線端末20が発生するリスクを低減することができる。その結果、無線通信システム1の信頼性が向上する。
(変形例3)
農業の温湿度データやガスメータの検針データ等を収集端末10が収集するセンサネットワークの様に、広範囲に構築されるネットワークの場合、データパケットの送信周期が異なる無線端末(センサ)が混在する可能性がある。図12は、異周期データ送信時におけるMAC_ACKによる障害通知の問題点を説明するための図である。図12では、無線端末20aおよび20cのデータパケットの送信周期が、無線端末20bの送信周期の5倍である場合が想定されている。短周期の無線端末20bに障害が発生すると、収集端末10は、無線端末20bからのデータの連続未受信により、例えば送信周期T43において、無線端末20bの障害を検知する。また、無線端末20b自体も、収集端末10からのMAC_ACKの連続未受信により、例えば送信周期T43において、無線端末20bの障害を検知する。しかし、図12に示すように、送信周期T43において、正常な無線端末20aおよび20cがデータを送信しなければ、収集端末10は、正常な無線端末20aおよび20cに、MAC_ACKの返信による障害の通知を行わない。このため、無線端末20aおよび20cは、次の送信周期T44において、activeモードに移行しない。すなわち、自端末の障害を検知した無線端末20bが送信周期T44の開始時にactiveモードに移行しても、他の正常な無線端末20aおよび20cはactiveモードに移行していないという状況が生じ得る。その結果、送信周期T44に共通active期間が設定されないという事態が懸念される。
かかる懸念を解消するため、本変形例では、同一ネットワーク内にある全ての無線端末20a〜20cが、最短周期の無線端末20(本変形例では、無線端末20b)の周期に合わせて、各データ送信周期毎に、ダミーデータを送信する。図13は、変形例3に係る障害検出方法を説明するための図である。変形例3では、図13に示す様に、例えば送信周期T52およびT53において、送信周期の長い無線端末20cが、送信周期が最短の無線端末20bの送信周期毎に1つずつのダミーデータD52aおよびD53aを収集端末10に送信する。同様に、送信周期の更に長い無線端末20aが、送信周期が最短の無線端末20bの送信周期毎に1つずつのダミーデータD52b、D53bを収集端末10に送信する。収集端末10は、ダミーデータD52a、D52b、D53a、およびD53bへの応答信号(MAC_ACK)に、障害発生の有無を示す信号を追加して返信する。これにより、収集端末10は、ダミーデータの送信元である正常な無線端末20aおよび20cに対し、障害発生の通知と共通active期間の指定を行う。以降の処理は、上述した実施例の処理と同様であるので省略する。
なお、無線端末20aおよび20cがダミーデータを送信するために用いるactive期間には、ダミーデータ自体の送信時間と応答信号(MAC_ACK)の受信時間とが含まれる。送信時間は、例えばIEEE802.15.4規格を利用する場合、最小サイズのダミーデータ15bytesを送信するには、100kbpsのレートで1.36msの送信時間を要する。また、応答信号(MAC_ACK)のサイズもダミーデータと略同一であるため、受信時間も約1.36msを要する。従って、上記active期間として、少なくとも約2.7msの時間が必要となる。上記ダミーデータは、例えば、フレームのペイロード部分を除いたデータ(ヘッダ部分のみのデータ)である。
上述した様に、無線端末20aは、送信部25を有する。送信部25は、収集端末10と無線通信可能な他の無線端末20b及び20cとデータ送信周期が異なる場合、無線端末20b及び20cの内、データ送信周期が最短の無線端末20bの各データ送信周期で、ダミーデータを収集端末10に送信する。収集端末10は、送信部14を有する。送信部14は、無線端末20bからのデータ不達が検出された場合、無線端末20aを通信可能状態(例えば、active状態)に移行させる情報を、前述のダミーデータに対する応答信号(例えば、MAC_ACK)に追加して無線端末20aに送信する。
変形例3に係る障害検出方法によれば、無線端末20a〜20c間でデータの送信周期の異なる無線通信システム1に対しての適用が可能となる。すなわち、ネットワーク内の無線端末20a〜20cの送信周期が揃っていない場合でも、収集端末10は、各無線端末a〜20cに発生した障害の原因を特定することができる。
ここで、変形例3では、送信周期が最短でない無線端末20aおよび20cは、センシングデータ(定期送信データ)を送信する周期以外の全周期において、ダミーデータを送信することとなるため、active期間が長くなり、消費電力の増大が懸念される。しかしながら、通常、ダミーデータの送信用時間は、共通active期間と比較して短いため、正常な無線端末20aおよび20cをactiveモードにする期間も短くて済み、消費電力は従来よりも低減される。
(変形例4)
変形例3では、収集端末10は、障害が発生した無線端末20bの全送信周期の各々に、2台の正常な無線端末20aおよび20cからのダミーデータの送信タイミングが割り当てられるが、開示の技術はこれに限られない。例えば、無線端末20bの全送信周期に割り当てられるダミーデータの送信タイミングは、無線端末20bのそれぞれの送信周期内に、少なくとも各1回ずつあればよい。図14は、変形例4に係る障害検出方法を説明するための図である。変形例4では、図14に示す様に、収集端末10が、配下の無線端末20a〜20cの隣接関係を把握している。そして、収集端末10は、送信周期が最短の無線端末20bの送信周期(周期1)と、その隣接端末の数とに応じて、各無線端末20a〜20cに対し、ダミーデータの送信周期と送信タイミングとを指定する。
例えば、送信周期が最短の無線端末20bの送信周期が10分であり、無線端末20bに隣接する無線端末の数が“2”である場合、収集端末10は、その2つの隣接端末に対し、20分毎にダミーデータを送信する様に周期を指定する。図14の例では、2つの隣接端末は、無線端末20aおよび20cである。すなわち、収集端末10は、それぞれ20分の期間内の0〜10分の時間帯を第1の時間帯、10〜20分の時間帯を第2の時間帯に分ける。そして、収集端末10は、第1の時間帯を無線端末20cに割り当て、第2の時間帯を無線端末20aに割り当てる。これにより、収集端末10は、送信周期が最短の無線端末20bの何れの送信周期においても、最低1台の隣接端末がデータ(例えば、ダミーデータ、センシングデータ)を送信する様に、ダミーデータ送信を割り当てることができる。図14に示す例では、無線端末20bの送信周期は“1”であり、無線端末20bに隣接する無線端末20aおよび20cの数は“2”である。従って、収集端末10は、無線端末20aおよび20cに対し、送信周期“2(=1×2)”でのダミーデータ送信を指示する。以降の処理は、上述した変形例3の処理と同様であるので省略する。
図15Aは、変形例4に係る収集端末10配下に6台の無線端末20a〜20fが存在する場合の無線通信システム2を示す図である。以下、図15Aに示す無線通信システム2を例に採り、変形例4に係る障害検出方法について、より具体的に説明する。
まず、収集端末10は、無線端末20a〜20fを、センシングデータ送信周期の短い順にソートする。図15Bは、変形例4に係るセンシングデータ及びダミーデータの送信周期を無線端末毎に示す図である。図15Bに示す様に、センシングデータの送信周期は、無線端末20b、20e、20f、20c、20a、20dの順に短いので、無線端末20a〜20fはこの順にソートされる。なお、センシングデータの送信周期が同一の無線端末20が複数存在する場合には、隣接する無線端末20の数が少ない順にソートされる。図15Bに示す例では、無線端末20c、20a、および20dのセンシングデータ送信周期は何れも“10”であるので、図15Aに示す様に、隣接端末数が少ない順、すなわち無線端末20c、20a、20dの順にソートされる。
次に、収集端末10は、ソートの結果先頭にある無線端末20bの全てのセンシングデータ送信周期に、隣接端末からのデータ送信が少なくとも1回は有るかを確認する。図15Cは、変形例4に係るダミーデータ送信周期割当て方法を説明するための図である。無線端末20bの全センシングデータ送信周期の中に、隣接端末からのデータ送信が1回もない周期がある場合、収集端末10は、無線端末20bに隣接する無線端末20c、20a、及び20dに対し、ダミーデータの送信周期及び送信タイミングを割り当てる。ダミーデータの送信周期は、例えば、図15Bのハッチングに示す周期3である。また、ダミーデータの送信タイミングは、例えば、周期開始3分後である。一方、無線端末20bの全てのセンシングデータ送信周期の中に、隣接端末からのデータ送信が少なくとも1回ある場合、収集端末10は、ソートの結果次にある無線端末20eに対し、同様の処理を実行する。そして、収集端末10は、全ての無線端末20a〜20fについてデータ送信周期の更新が完了した場合に、一連の処理を終了する。
例えば、図15Bを参照すると、無線端末20aおよび20dからのダミーデータ送信により、無線端末20eの各送信周期内に、隣接する無線端末20aおよび20dからのダミーデータ送信が既にあることとなる。このため、無線端末20fは、無線端末20eに隣接するが、ダミーデータを送信しなくてもよい。従って、無線端末20fのダミーデータ送信周期には“なし”が設定されることとなる。
図16は、変形例4に係る収集端末10の実行するダミーデータ送信周期割当て処理を説明するためのフローチャートである。
まず、収集端末10の障害原因判定部13は、配下に存在する全ての無線端末20を、センシングデータ送信周期の短い順にソートする(S31)。次に、障害原因判定部13は、端末数を示す変数iの初期値として1を設定する(S32)。障害原因判定部13は、現時点の変数iの値が全端末数(変形例4では“6”)以下であるか否かの判定を行う。
変数iの値が全端末数以下である場合(S33;Yes)、障害原因判定部13は、ソート結果がi番目の無線端末20の全てのデータ送信周期に、該無線端末20の隣接端末からのデータ送信が1回以上あるか否かの判定する(S34)。i番目の無線端末20の全データ送信周期の中で、隣接端末からのデータ送信のない周期が存在する場合(S34;No)、障害原因判定部13は、i番目の無線端末20の隣接端末の上記データ送信周期に対応する周期に、ダミーデータの送信周期を割り当てる(S35)。そして、障害原因判定部13は、端末数iを1増加させ(S36)、再びステップS33に示した処理を実行する。
また、i番目の無線端末20の全てのデータ送信周期に、隣接端末からのデータ送信が1回以上ある場合(S34;Yes)、上記S35の処理は省略される。また、変数iの値が全端末数より大きい場合(S33;No)、収集端末10は、一連のダミーデータ送信周期割当て処理を終了する。
上述した様に、収集端末10は、障害原因判定部13を有する。障害原因判定部13は、複数の無線端末20a〜20fの内、データ送信周期が最も短い無線端末20bの各データ送信周期において、該無線端末20bとの間で端末間通信が可能である無線端末20c、20a、および20dから前述のダミーデータが送信される様に、データ送信周期と無線端末20の数とに応じて、無線端末20のダミーデータ送信周期を決定する。無線端末20c、20a、および20dは、障害原因判定部13により決定されたダミーデータ送信周期において、収集端末10に対してダミーデータを送信する送信部25を有する。
これにより、送信周期の最も短い無線端末20bの何れの周期においても、少なくとも1台以上の隣接端末がデータを送信していることとなる。このため、送信周期の最も短い無線端末20bに障害が発生した場合でも、収集端末10は、障害の発生を隣接端末に迅速に通知することができる。また、収集端末10は、無線通信システム2を構成する全ての無線端末20に発生した障害を、各無線端末20の隣接端末に対して網羅的に通知することが可能となる。更に、変形例3と比較して、最短周期の無線端末20の各データ送信周期においてactiveにする無線端末20の数が、1送信周期につき少なくとも1台あればよい。そのため、各無線端末20からのダミーデータの送信頻度が減少する。その結果、正常な無線端末20をactiveモードに移行させる回数が減少し、更なる省電力化が可能となる。また、activeモードに移行して電力を消費する無線端末20が1つの端末に集中することなく均等に分散されるので、特定の無線端末20のみが早期に電力を消費して停止してしまうといった事態が回避される。
上述した様に、各無線端末20は、何れかの端末に障害が発生した場合にのみ共通にactiveモードに移行するため、障害原因の判定に使用される電力は大幅に削減可能となる。図17は、無線通信システム1、2の効果を説明するための図である。図17に示す様に、送信周期L当たりのactive期間(ms)は、従来方式では、L1(時刻マージン+ビーコン長)+L2(データ長+ACK長)+L3(時刻マージン+障害診断区間長)である。これに対し、変形例1ではL1+L2に、上記実施例ではL2にそれぞれ減少する。例えば、送信周期10分かつタイマ精度10ppmにおける時刻マージンを“12ms”と仮定し、ネットワーク内の無線端末数が100の時に必要な障害診断区間長を“131ms”と仮定すると、従来例ではactive期間は“166ms”となる。一方、変形例1ではactive期間は“23ms”に減少する。また、実施例ではactive期間は“10ms”まで減少する。また、コイン電池の寿命に換算すると、従来例では1年程度であった電池寿命が、上記実施例および上記各変形例では5〜10年間程度まで長期化する。
上記実施例及び各変形例では、無線通信ネットワークとしてセンサネットワークを想定したが、無線通信システム1、2は、無線端末が間欠動作を行うネットワークであれば、アドホックネットワークやメッシュネットワーク等のネットワークに対しても適用できる。また、収集端末10が各無線端末20から収集するデータに関しても、農地における温湿度データやガスメータの検針データの他、土壌水分量の測定データあるいは生態調査のための観測データ等であってもよい。
更に、無線端末に関しても、センサノードに限らず、タブレット端末やスマートフォン、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)等、無線通信を行う様々な通信機器に対して、無線通信システム1、2の障害原因判定技術を適用可能である。障害原因の判定に関し、収集端末10は、障害の原因が、無線端末自体の故障にあるのか、無線リンクの障害にあるのかを判定する。しかし、無線端末が何れの隣接端末を介しても収集端末10宛に応答回答信号を送信できない場合は、無線端末が故障した場合の他に、無線端末自体は故障していなくても、遮蔽物の存在等により他の何れの無線端末とも無線通信可能な状態にない場合も想定される。従って、収集端末10が無線端末から応答回答信号を受信しない場合には、システム管理者等が、無線端末の設置場所での目視等により、実際に無線端末が故障しているか否かの確認を補完的に行ってもよい。これにより、より正確な障害原因の特定が可能となる。
また、上記実施例及び変形例において、無線通信システム1、2の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的態様は、図示のものに限らず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することもできる。例えば、図5に示した障害検出期間設定部22と間欠動作タイマ23とを、1つの構成要素として統合してもよい。また、これとは反対に、図4に示した障害原因判定部13に関し、例えば、端末間通信による障害原因の判定を行う部分と、最短のデータ送信周期と隣接端末の数とに応じて、隣接端末のダミーデータ送信周期を決定する部分とに分散してもよい。また、メモリ10bを、収集端末10の外部装置として、ネットワークやケーブル経由で接続する様にしてもよい。
更に、上記説明では、個々の実施例及び変形例毎に個別の構成、及び動作を説明した。しかしながら、各実施例及び変形例に係る無線通信システム1、2は、他の実施例や変形例に特有の構成要素を併せて有してもよい。また、実施例、変形例毎の組合せについても、2つに限らず、3つ以上の組合せ等、任意の形態を採ることが可能である。例えば、変形例1に係るビーコンによる障害通知機能を、実施例に限らず、変形例2に適用してもよい。更に、1つの無線通信システム1、2が、相互に両立可能な範囲内で、上記実施例及び変形例1〜4において説明した全ての構成要素を併有してもよい。
1、2 無線通信システム
10 収集端末
10a プロセッサ
10b メモリ
10c RF回路
10d 表示装置
11 受信部
12 障害検出通知部
13 障害原因判定部
14 送信部
20、20a〜20f 無線端末
21 受信部
22 障害検出期間設定部
23 間欠動作タイマ
24 障害検出部
25 送信部
A アンテナ
C14、C24、C34、C54、C64 共通active期間
D1a〜D3c、D11a〜D13c、D21a〜D23c、D31a〜D33c、D41a〜D41c、D42c、D43c、D51a〜D51c、D52c、D53c、D61a〜D61c、D62c、D63c、D71a〜D71c、D71f、D72c、D73c、D74c センシングデータ
D52a、D52b、D53a、D53b、D62a、D63b、D64a、D72a、D73b、D74f ダミーデータ
F1 障害検知タイミング
L 送信周期
L1 時刻マージン+ビーコン長
L2 データ長+ACK長
L3 時刻マージン+障害診断区間長
R20b、R20e 無線端末の通信範囲
T1〜T4、T11〜T14、T21〜T24、T31〜T34、T41〜T44、T51〜T54、T61〜T64、T71〜T74 送信周期

Claims (8)

  1. 無線通信装置と、該無線通信装置との間で無線通信可能な第1の端末及び第2の端末とを有する無線通信システムであって、
    前記無線通信装置は、
    前記第1の端末からのデータ不達を検出する検出部と、
    前記データ不達が検出された場合、前記第2の端末を通信可能状態に移行させる情報を、前記第2の端末に送信する第1の送信部と
    を有し、
    前記第1の端末は、
    データ送信に対する応答信号を受信しない場合、前記第1の端末を、前記データ送信の周期内の所定期間、通信可能状態に移行させる第2の移行部
    を有し、
    前記第2の端末は、
    前記情報の受信に伴い、前記第2の端末を、前記第1の端末と共通の前記所定期間、通信可能状態に移行させる第2の移行部
    を有することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記通信可能状態に移行させる情報は、前記第2の端末の送信データに対する応答信号に追加されることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記通信可能状態に移行させる情報は、前記無線通信装置から前記第2の端末へ送信される同期信号に追加されることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  4. 前記第2の端末は、前記第1の端末との間で端末間通信が可能である無線端末であることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  5. 前記第1の端末および前記第2の端末を含む複数の無線端末を有し、
    それぞれの前記無線端末は、
    前記複数の無線端末の内、データ送信周期が最も短い無線端末の各データ送信周期において、ダミーデータを前記無線通信装置に送信する第2の送信部をさらに有し、
    前記第1の送信部は、
    前記データ不達が検出された場合に、前記通信可能状態に移行させる情報を、前記ダミーデータに対する応答信号に追加して前記無線端末に送信する
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  6. 前記第1の端末および前記第2の端末を含む複数の無線端末を有し、
    前記無線通信装置は、
    前記複数の無線端末の内、データ送信周期が最も短い無線端末の各データ送信周期において、該無線端末との無線通信が可能な他の無線端末のいずれかからダミーデータが送信される様に、前記データ送信周期と前記無線端末の数とに応じて、前記他の無線端末のダミーデータの送信周期を決定する決定部をさらに有し、
    前記他の無線端末は、
    前記決定部により決定されたダミーデータの送信周期が指示された場合に、該送信周期において前記無線通信装置にダミーデータを送信する第2の送信部を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  7. 第1の端末及び第2の端末との間で無線通信可能な無線通信装置であって、
    前記第1の端末からのデータ不達を検出する検出部と、
    前記データ不達が検出された場合、前記第2の端末を通信可能状態に移行させる情報を、前記第2の端末に送信することにより、前記無線通信装置へのデータ送信の周期内の、前記第1の端末と共通の所定期間、前記第2の端末を通信可能状態に移行させる送信部と
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  8. 無線通信装置と、該無線通信装置との間で無線通信可能な第1の端末及び第2の端末とを有する無線通信システムにおける無線通信方法であって、
    前記無線通信装置が、
    前記第1の端末からのデータ不達を検出し、
    前記データ不達が検出された場合、前記第2の端末を通信可能状態に移行させる情報を、前記第2の端末に送信する
    処理を実行し、
    前記第1の端末が、
    データ送信に対する応答信号を受信しない場合、前記第1の端末を、前記データ送信の周期内の所定期間、通信可能状態に移行させる
    処理を実行し、
    前記第2の端末が、
    前記情報の受信に伴い、前記第2の端末を、前記第1の端末と共通の前記所定期間、通信可能状態に移行させる
    処理を実行することを特徴とする無線通信方法。
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