JP2016201392A - レーザモジュール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】LD3を設置するための第1階段部5と、反射体4を設置するための第2階段部6を設ける。
【選択図】図1
Description
以下、両者を簡単に説明する。
すなわち、信号光源から発生した信号光と、励起光源から発生する励起光を、光結合器を介して希土類元素を添加したコアを有する増幅用光ファイバへ入力し、励起光がコアに添加された希土類元素に作用することで、増幅用光ファイバのコアを伝搬する信号光を増幅し、高エネルギーを有するレーザ光を得る。
また、階段状マウント上にLDを配置する場合は、LDの個数分だけ高さを変えたミラーを用意する必要があり、さらなる高出力化のためにLDの個数を増やす場合には、用意するミラーの種類が増えて、部品管理の点で難がある。
該第1階段部と該第2階段部は、該筐体の底板上に設けられており、
該複数のLDのそれぞれは、該第1階段部に階段状に形成されたLD設置面に設けられ、
該複数の反射体のそれぞれは、該第2階段部に階段状に形成された反射体設置面に設けられ、
該複数のLDから放射されたレーザ光は、該複数の反射体によって進行方向が変化した後、集光レンズによって合成されること、
を特徴とするものである。
・LD設置用の階段部と、反射体設置用の階段部を分けることで、使用する反射体の寸法を統一することができる。
・その結果、高出力化のためにLDの個数を増やす場合でも、反射体の寸法を変更する必要が無く、部品管理が容易であるとともに、レーザモジュールの生産性も向上する。
本発明で特徴的なことは、第1階段部5と第2階段部6を筐体の底板2a上に設けると共に、複数のLD3のそれぞれを第1階段部5に階段状に形成されたLD設置面に設け、複数の反射体4のそれぞれを第2階段部6に階段状に形成された反射体設置面に設けることである。
以下、レーザ光8を光ファイバに結合させた場合について述べる。
反射体4を底板2a上に設けた場合は、筐体の高さ方向の寸法を低くすることができるため、レーザモジュールの小型化の点で有利である。
一体成型の場合は底板と階段部と間の熱抵抗が小さくなるため、放熱性に優れた態様となり、一方、別部品の場合は底板と階段部を異なる材料で構成することができるので、材料特性の違いを活かした設計が可能となる。
ただし、必ずしも材料表面の反射率を上げる必要は無く、冷却手段によって筐体の冷却が十分に行われる状況などでは、材料表面がレーザ光8を吸収する構成を取っても良い。
速軸方向コリメートレンズ9と遅軸方向コリメートレンズ10を透過させることで、集光レンズ7で複数のレーザ光8を合成する際に、合成後のレーザ光の径が不用意に増大し、エネルギー密度が低減することを防止できる。
遅軸方向コリメートレンズ10を傾斜して設けることで、遅軸方向コリメートレンズ10を透過したレーザ光8は、屈折によって底板2aに対する光路の高さが変化する。
これを利用することで、集光レンズ7に到達するレーザ光8の高さ方向の広がりを抑制することができ、集光レンズ7の径の増大を防ぐことができる共に、コア径の小さい光ファイバへのレーザ光8の結合が容易になる。
また、集光したレーザ光8を対象物へ直接照射する時は、照射部におけるレーザ光8のエネルギー密度を高めることができる。
これを防ぐための保護反射体16を、図4に示したように集光レンズ7と反射体4の間へ設けるのが好ましい。保護反射体16は、LD3から照射されたレーザ光8が進む方向を光路の下流側、その反対方向を光路の上流側と定義した場合、下流側に向かうレーザ光を透過し、上流側に向かうレーザ光をその表面で反射する機能を有し、ハーフミラーなどが利用できる。
フレームには予め、LD3を駆動する電流を供給するための電極11と、光ファイバ12を挿通させるための挿通孔が設けられており、電極11がフレームに対して絶縁されて挿通される。
なお、図4では、手前側の側壁2bは省略して記載した。
その後、第1階段部5と平行するように、底板2aに対して絶縁された導電板13を設け、電極11の正極と第1階段部5の最上段に設置されたLD3、第1階段部5の最下段に設置されたLD3と導電板13、導電板13と電極11の負極をそれぞれリードフレーム(図示せず)で接続した。
ミラーの高さは、第2階段部6の上段に設置されたミラーで反射されたレーザ光8が、第2階段部6の下段に設置されたミラーと干渉しない高さに設定した。
ミラーの位置は、第2階段部6の最下段の下に、第2階段部6の反射体設置面と同じ面積の仮想設置面が、第2階段部6から一続きで存在すると見なして、この仮想設置面に設置する。
第2階段部6に設置されたミラーと同様、仮想設置面に設置されるミラーは、第1階段部5の最下段に設置されたLD3から照射されるレーザ光8の進行方向を90°変更する向きに設置する。
ミラーの高さについては、第2階段部6に設置されたミラーと同様に設定した。
レンズホルダ14は、集光レンズ7の中心軸が、ミラーで反射したレーザ光8の光軸に沿うよう底板2aにろう付けで固定した。
このガラスブロック15は、LD3の駆動によってレーザモジュール1が発熱した際、レンズホルダ14の熱膨張によって集光レンズ7の中心軸がレーザ光8の光軸からずれてしまうのを抑制する効果を有する。
計算上は120Wの出力であるが、レンズ、光ファイバの透過時に出力の一部が吸収されるなど、実使用環境における出力のロスなどを考慮すると、100Wクラスのレーザ光を出力するレーザモジュールとして必要十分な出力を得ることができたと言える。
2 筐体
2a 筐体の底板
2b 筐体の側壁
3 レーザダイオード(LD)
4 反射体
5 第1階段部
6 第2階段部
7 集光レンズ
8 レーザ光
9 速軸方向コリメートレンズ
10 遅軸方向コリメートレンズ
11 電極
12 光ファイバ
13 導電板
14 レンズホルダ
15 ガラスブロック
16 保護反射体
17 光ファイバ固定ブロック
18 フェルール
Claims (6)
- レーザモジュールであって、筐体と、複数のLD(レーザダイオード)と、複数の反射体と、集光レンズと、第1階段部と、第2階段部とを有し
該第1階段部と該第2階段部は、該筐体の底板上に設けられており、
該複数のLDのそれぞれは、該第1階段部に階段状に形成されたLD設置面に設けられ、
該複数の反射体のそれぞれは、該第2階段部に階段状に形成された反射体設置面に設けられ、
該複数のLDから放射されたレーザは、該複数の反射体によって進行方向が変化した後、
集光レンズによって合成されることを特徴とする、レーザモジュール。 - レーザモジュールであって、筐体と、複数のLDと、複数の反射体と、集光レンズと、第1階段部と、第2階段部とを有し
該第1階段部と該第2階段部は、該筐体の底板上に設けられており、
該複数のLDのそれぞれは、該第1階段部に階段状に形成されたLD設置面に設けられ、
該複数の反射体のうち1つは、該筐体の底板上に設けられると共に、残りの反射体のそれぞれは該第2階段部に階段状に形成された反射体設置面に設けられ、
該複数のLDから放射されたレーザは、該複数の反射体によって進行方向が変化した後、
集光レンズによって合成されることを特徴とする、レーザモジュール。 - 該複数のLDから放射されたレーザは、速軸方向コリメートレンズと遅軸方向コリメートレンズを透過した後、反射体に到達することを特徴とする、請求項1または2に記載のレーザモジュール。
- 該遅軸方向コリメートレンズの少なくとも1つが、該筐体の底板に対して傾斜して設けられていることを特徴とする、請求項3に記載のレーザモジュール。
- 該集光レンズが、非球面レンズであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のレーザモジュール。
- 該反射体のうち、最も該集光レンズに近い位置に存在する反射体と、該集光レンズとの間に、保護反射体が設置されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のレーザモジュール。
Priority Applications (1)
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JP2015078466A JP6130427B2 (ja) | 2015-04-07 | 2015-04-07 | レーザモジュール |
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JP2015078466A JP6130427B2 (ja) | 2015-04-07 | 2015-04-07 | レーザモジュール |
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ID=57422777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015078466A Active JP6130427B2 (ja) | 2015-04-07 | 2015-04-07 | レーザモジュール |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6130427B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018180807A1 (ja) * | 2017-03-31 | 2018-10-04 | 株式会社フジクラ | 光モジュール |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20120081893A1 (en) * | 2010-09-30 | 2012-04-05 | Victor Faybishenko | Laser diode combiner modules |
JP2013235943A (ja) * | 2012-05-08 | 2013-11-21 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導体レーザモジュール |
-
2015
- 2015-04-07 JP JP2015078466A patent/JP6130427B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018180807A1 (ja) * | 2017-03-31 | 2018-10-04 | 株式会社フジクラ | 光モジュール |
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JP6130427B2 (ja) | 2017-05-17 |
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