JP2016200641A - 光源装置及び波長変換方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】線幅の狭い光を複数の波長で出射する。
【解決手段】希土類ドープファイバ20は、光源10の光を増幅させる。第1分極反転構造32は、希土類ドープファイバ20からそれぞれ出射される第1波長の光及び第2波長の光を変換する。そして第1分極反転構造32は、第1波長の光及び第2波長の光の和周波光である第1変換光を出射する。第2分極反転構造42は、第1変換光を変換する。そして第2分極反転構造42は、第1波長と同一波長の第2変換光及び第2波長と同一波長の第3変換光を出射する。ファイバカプラ50は、第2変換光及び第3変換光を含む光をフィードバック光及び出射光に分岐する。そしてフィードバック光は、希土類ドープファイバ20に入射される。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源装置及び波長変換方法に関する。
近年、線幅の狭いレーザが開発されている。例えば、特許文献1では、グレーティングが希土類ドープファイバに形成されたDFB(Distributed FeedBack)レーザが記載されている。さらに、特許文献2では、注入同期によって、線幅の狭いレーザ光を実現している。
特表2000−501244号公報 特表2008−511182号公報
一部の光源装置では、線幅の狭い光を複数の波長で出射することが求められる。本発明者は、新規な方法で、線幅の狭い光を複数の波長で出射することを検討した。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、線幅の狭い光を複数の波長で出射することにある。
本発明に係る光源装置は、光源、ゲイン媒体、第1波長変換部、第2波長変換部、及び分岐部を備える。ゲイン媒体は、光源の光を増幅させる。第1波長変換部は、ゲイン媒体からそれぞれ出射される第1波長の光及び第2波長の光を変換する。そして第1波長変換部は、第1波長の光及び第2波長の光の和周波である第1変換光を出射する。第2波長変換部は、第1変換光を変換する。そして第2波長変換部は、第1波長と同一波長の第2変換光及び第2波長と同一波長の第3変換光を出射する。分岐部は、第2変換光及び第3変換光を含む光をフィードバック光及び出射光に分岐する。そしてフィードバック光は、ゲイン媒体に入射される。
本発明に係る波長変換方法では、まず、ゲイン媒体により光源の光を増幅させる。そして、ゲイン媒体から第1波長の光及び第2波長の光を出射させる。そして、第1波長変換部により第1波長の光及び第2波長の光を変換する。そして、第1波長変換部から、第1波長の光及び第2波長の光の和周波である第1変換光を出射させる。そして、第2波長変換部により、第1変換光を第1波長と同一波長の第2変換光及び第2波長と同一波長の第3変換光に変換する。そして、第2波長変換部から第2変換光及び第3変換光を出射させる。そして、第2変換光及び第3変換光を含む光をフィードバック光及び出射光に分岐する。そして、フィードバック光をゲイン媒体に入射する。
本発明によれば、線幅の狭い光を複数の波長で出射することができる。
第1の実施形態に係る光源装置の構成を示す図である。 図1に示したFBG(共振器)から出射されたレーザ光の波長スペクトルを示す図である。 図1に示した第2分極反転構造を通過したレーザ光の波長スペクトルの一例を示す図である。 第1分極反転構造の温度を制御する方法の詳細の第1例を示す図である。 第1分極反転構造の温度を制御する方法の詳細の第2例を示す図である。 第2の実施形態に係る光源装置の構成を示す図である。 図6に示した2つの第2分極反転構造を通過したレーザ光の波長スペクトルの一例を示す図である。 第3の実施形態に係る光源装置の構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る光源装置の構成を示す図である。この光源装置は、光源10、希土類ドープファイバ20(ゲイン媒体)、第1分極反転構造32(第1波長変換部)、第2分極反転構造42(第2波長変換部)、及びファイバカプラ50(分岐部)を備えている。希土類ドープファイバ20は、光源10の光を増幅させる。第1分極反転構造32は、希土類ドープファイバ20からそれぞれ出射される第1波長の光及び第2波長の光を変換する。そして第1分極反転構造32は、第1波長の光及び第2波長の光の和周波光である第1変換光を出射する。第2分極反転構造42は、第1変換光を変換する。そして第2分極反転構造42は、第1波長と同一波長の第2変換光及び第2波長と同一波長の第3変換光を出射する。ファイバカプラ50は、第2変換光及び第3変換光を含む光をフィードバック光及び出射光に分岐する。そしてフィードバック光は、希土類ドープファイバ20に入射される。以下、詳細に説明する。
光源10は、例えばレーザダイオードである。このレーザダイオードは、波長が例えば980nmである。本図に示す例では、光源10からの光は、ファイバカプラ52及び希土類ドープファイバ20をこの順で通過し、その後FBG(Fiber Bragg Grating)60に入射する。光源10、希土類ドープファイバ20、及びFBG60は、共振器を形成している。具体的には、光源10は、希土類ドープファイバ20及びFBG60と対向する第1面に反射防止(AR:Anti−Reflection)コーティングを備えている。さらに、光源10は、第1面とは逆側の第2面に高反射(HR:High−Reflection)コーティングを備えている。これにより、光源10の第2面(反射面)とFBG60の間で光が共振する。さらに、希土類ドープファイバ20は、偏波保持光ファイバである。ただし、共振器の構成は、これに限定されるものではない。
図2は、図1に示したFBG60(共振器)から出射されたレーザ光の波長スペクトルを示す図である。本図に示すように、このレーザ光は、複数の発振線を有する縦マルチモードにある。本図に示す例では、複数の発振線は、波長λ(0次光)の発振線のスペクトルが最大となる。そして複数の発振線は、波長λの発振線から離れるにつれて(すなわち、発振線のモードの次数の絶対値が高くなるにつれて)スペクトル強度が減少するように並んでいる。
図1に戻る。FBG60から出射されたレーザ光は、第1分極反転構造32に入射する。このレーザ光は、図2に示したように、複数の発振線を有している。そしてこれら複数の発振線のうち第1分極反転構造32の位相整合条件を満たす第1波長λの光及び第2波長λの光は、SFG(Sum Freaquency Generation)により、波長λSFGの第1変換光に変換される。一方、第1分極反転構造32の位相整合条件を満たさない波長の光は、SFGの過程において、減衰する。さらに、SFGの過程では、ASE(Amlified Spontaneous Emission)光も減衰する。
第1分極反転構造32の位相整合条件は、具体的には、以下の式(1)に示すようになる。
Figure 2016200641
λSFG:SFG光の波長
n(λSFG):λSFGでの第1分極反転構造32の屈折率
ΛSFG:第1分極反転構造32の分極反転周期
λ:i次モードの波長(第1波長)
n(λ):λでの第1分極反転構造32の屈折率
λ:j次モードの波長(第2波長)
n(λ):λでの第1分極反転構造32の屈折率
波長変換素子30には、第1温度調節素子34が取り付けられている。第1温度調節素子34は、発熱機能及び吸熱機能の少なくとも一方を備えており、例えば、ヒータ及びペルティエ素子の少なくとも一方を用いて形成されている。なお、第1温度調節素子34は、波長変換素子30に直接接触していてもよいし、又は熱導電の高い部材(例えば、Cu)を介して波長変換素子30に接触していてもよい。
制御部70には、第1分極反転構造32の温度を示す信号(第1制御信号)が入力される。制御部70は、第1制御信号に従って第1温度調節素子34を制御する。具体的には、制御部70は、第1分極反転構造32の温度が所望の温度(つまり、第1制御信号の温度)になるように第1温度調節素子34を制御する。
第1分極反転構造32において変換可能な2波長は、第1分極反転構造32の温度に依存している。制御部70は、第1分極反転構造32の温度と第1分極反転構造32において変換可能な2波長の関係を予め記憶している。そして制御部70は、第1分極反転構造32において変換可能な2波長が所望の波長になるように、第1制御信号の温度を決定する。これにより、制御部70及び第1温度調節素子34により第1分極反転構造32の温度を制御することで、第1分極反転構造32において変換可能な2波長を制御することができる。
第1分極反転構造32からの第1変換光は、アイソレータ54を介して第2分極反転構造42に入射する。アイソレータ54は、第1分極反転構造32から第2分極反転構造42に向かう方向に光を通すように設けられている。これにより、第2分極反転構造42からアイソレータ54を介して第1分極反転構造32に光が入射することが防止される。
第1変換光が第2分極反転構造42に入射されると、第1変換光は、第2分極反転構造42の光パラメトリック発振(OPO:Optical Parametric Oscillation)により、第1波長λと同一波長の第2変換光及び第2波長λと同一波長の第3変換光に変換される。この場合、第2変換光の波長及び第3変換光の波長は、第2分極反転構造42の位相整合条件を満たしている。
第2分極反転構造42の位相整合条件は、具体的には、以下の式(2)に示すようになる。
Figure 2016200641
ΛOPO:第2分極反転構造42の分極反転周期
波長変換素子40には、第2温度調節素子44が取り付けられている。第2温度調節素子44は、発熱機能及び吸熱機能の少なくとも一方を備えており、例えば、ヒータ及びペルティエ素子の少なくとも一方を用いて形成されている。なお、第2温度調節素子44は、波長変換素子40に直接接触していてもよいし、又は熱導電の高い部材(例えば、Cu)を介して波長変換素子40に接触していてもよい。
制御部70には、第2分極反転構造42の温度を示す信号(第2制御信号)が入力される。制御部70は、第2制御信号に従って第2温度調節素子44を制御する。具体的には、制御部70は、第2分極反転構造42の温度が所望の温度(つまり、第2制御信号の温度)になるように第2温度調節素子44を制御する。
第2分極反転構造42の位相整合条件は、第2分極反転構造42の温度に依存している。制御部70は、第2分極反転構造42の温度と第2分極反転構造42の位相整合条件の関係を予め記憶している。そして制御部70は、第1変換光を第2変換光及び第3変換光に変換することができるように、第1制御信号の温度を決定する。これにより、制御部70及び第2温度調節素子44により第2分極反転構造42の温度を制御することで、第1変換光を第2変換光及び第3変換光に変換することができる。
図3は、図1に示した第2分極反転構造42を通過したレーザ光の波長スペクトルの一例を示す図である。本図に示す例において、このレーザ光は、波長λの1次モード及び波長λ−1の−1次モードを含んでいる。ただし、上記したレーザ光のモードは、本図に示す例に限定されるものではない。第1分極反転構造32及び第2分極反転構造42それぞれの位相整合条件を制御することにより、レーザ光は任意の2つの波長λ及びλそれぞれにモードを有することができる。
図1に戻る。第2分極反転構造42からの光(第2変換光及び第3変換光)の一部は、ファイバカプラ50を介して、光源装置から出射される。一方、第2分極反転構造42からの残りの光は、ファイバカプラ50及びファイバカプラ52を介して希土類ドープファイバ20に入射する。
第2変換光及び第3変換光が希土類ドープファイバ20に入射すると、これらの光は、希土類ドープファイバ20によって増幅される。そしてこの場合、第1分極反転構造32には、それぞれ増幅された第2変換光及び第3変換光が与えられる。そして第1分極反転構造32は、それぞれ増幅された第2変換光及び第3変換光を第1変換光に変換する。そして第2分極反転構造42は、第1変換光を第2変換光及び第3変換光に変換する。これらの過程を繰り返すことで、第1波長の光及び第2波長の光は増幅する。
図4は、第1分極反転構造32の温度を制御する方法の詳細の第1例を示す図である。本図に示す例では、第1温度調節素子34の温度を示す信号が第1温度調節素子34から制御部70に送られる。この場合、第1温度調節素子34の温度は、第1分極反転構造32の温度に対応しており、例えば、第1分極反転構造32の温度にほぼ等しい。制御部70は、第1温度調節素子34からの上記した信号を用いて、第1分極反転構造32の温度が所望の温度になるように、第1温度調節素子34を制御する。なお、第2分極反転構造42の温度も上記した方法と同様にして制御することができる。
図5は、第1分極反転構造32の温度を制御する方法の詳細の第2例を示す図である。本図に示す例では、波長変換素子30に温度検出部72が取り付けられている。温度検出部72は、波長変換素子30の温度を検出している。そして温度検出部72によって検出された温度を示す信号が温度検出部72から制御部70に送られる。制御部70は、温度検出部72からの上記した信号を用いて、第1分極反転構造32の温度が所望の温度になるように、第1温度調節素子34を制御する。本図に示す例によれば、波長変換素子30(第1分極反転構造32)の温度が直接検出されている。これにより、図4に示した例と比較して、第1分極反転構造32の温度をより正確に制御することができる。なお、第2分極反転構造42の温度も上記した方法と同様にして制御することができる。
以上、本実施形態によれば、第1分極反転構造32は、第1波長の光及び第2波長の光をSFGにより第1変換光に変換する。そして第2分極反転構造42は、第1変換光を第1波長と同一波長の第2変換光及び第2波長と同一波長の第3変換光に変換する。そして希土類ドープファイバ20は、第2変換光及び第3変換光を増幅する。そして増幅された第2変換光及び増幅された第3変換光は、第1分極反転構造32に入射する。これにより、第1波長及び第2波長に発振線を有する波長スペクトルを得ることができる。
(第2の実施形態)
図6は、第2の実施形態に係る光源装置の構成を示す図であり、第1の実施形態の図1に対応する。本実施形態に係る光源装置は、以下の点を除いて、第1の実施形態に係る光源装置と同様の構成である。
本図に示す例においても、光源10からの光は、ファイバカプラ52及び希土類ドープファイバ20をこの順で通過し、その後、FBG60に入射する。そして、この光は、光源10、希土類ドープファイバ20、及びFBG60によって形成される共振器により共振する。共振器によって共振されたレーザ光は、FBG60から出射される。
FBG60から出射されたレーザ光は、第1分極反転構造32に入射する。このレーザ光は、図2に示したように、複数の発振線を有している。そしてこれら複数の発振線のうち第1分極反転構造32の位相整合条件を満たす第1波長λの光及び第2波長λの光は、上記した式(1)に従って、波長λSFGの第1変換光に変換される。さらに、上記した複数の発振線のうち第1分極反転構造32の位相整合条件を満たす第3波長λi´の光及び第4波長λj´の光も、上記した式(1)に従って、波長λSFG´の第4変換光に変換される。なお、本図に示す例においても、第1分極反転構造32の温度は、制御部70に入力される第1制御信号に従って制御されている。
本図に示す例において、光源装置は、2つの波長変換素子40(第1の波長変換素子40及び第2の波長変換素子40)を備えている。第1の波長変換素子40(第1の第2分極反転構造42)及び第2の波長変換素子40(第2の第2分極反転構造42)は、アイソレータ54からファイバカプラ50に向かう方向にこの順で並んでいる。
第1の第2分極反転構造42において、波長λSFGの第1変換光は、上記した式(2)に従って、第1波長λと同一波長の第2変換光及び第2波長λと同一波長の第3変換光に変換される。一方、波長λSFG´の第4変換光は、第1の第2分極反転構造42を通過し、その後、第2の第2分極反転構造42に入射する。そして第2の第2分極反転構造42において、波長λSFG´の第4変換光は、上記した式(2)に従って、第3波長λi´と同一波長の第5変換光及び第4波長λj´と同一波長の第6変換光に変換される。この場合、第1の第2分極反転構造42から出射された第2変換光及び第3変換光は、第2の第2分極反転構造42を通過する。なお、本図に示す例において、第1の第2分極反転構造42の温度は、制御部70に入力される第2制御信号に従って制御され、第2の第2分極反転構造42の温度は、制御部70に入力される第3制御信号に従って制御されている。
図7は、図6に示した2つの第2分極反転構造42を通過したレーザ光の波長スペクトルの一例を示す図である。本図に示す例において、このレーザ光は、波長λの1次モード及び波長λ−1の−1次モード並びに波長λの2次モード及び波長λ−2の−2次モードを含んでいる。ただし、上記したレーザ光のモードは、本図に示す例に限定されるものではない。第1分極反転構造32及び第2分極反転構造42それぞれの位相整合条件を制御することにより、レーザ光は任意の4つの波長λ、λ、λi´、及びλj´それぞれにモードを有することができる。
図6に戻る。第2分極反転構造42からの光(第2変換光、第3変換光、第5変換光、及び第6変換光)の一部は、ファイバカプラ50を介して、光源装置から出射される。一方、第2分極反転構造42からの残りの光は、ファイバカプラ50及びファイバカプラ52を介して希土類ドープファイバ20に入射する。
第2変換光、第3変換光、第5変換光、及び第6変換光が希土類ドープファイバ20に入射すると、これらの光は、希土類ドープファイバ20によって増幅される。そしてこの場合、第1分極反転構造32には、それぞれ増幅された第2変換光、第3変換光、第5変換光、及び第6変換光が与えられる。そして第1分極反転構造32は、それぞれ増幅された第2変換光及び第3変換光を第1変換光に変換する。さらに、第1分極反転構造32は、それぞれ増幅された第5変換光及び第6変換光を第4変換光に変換する。そして第1の第2分極反転構造42は、第1変換光を第2変換光及び第3変換光に変換する。さらに、第2の第2分極反転構造42は、第4変換光を第5変換光及び第6変換光に変換する。これらの過程を繰り返すことで、第1波長〜第4波長の光は増幅する。
本実施形態によれば、4つの波長に発振線を有する波長スペクトルを得ることができる。
(第3の実施形態)
図8は、第3の実施形態に係る光源装置の構成を示す図であり、第1の実施形態の図1に対応する。本実施形態に係る光源装置は、以下の点を除いて、第1の実施形態に係る光源装置と同様の構成である。
本図に示すように、光源10からの光は、レンズ64、ミラー82、及びゲイン媒体22をこの順で通過し、その後、VBG(Volume Bragg Grating)62に入射する。ミラー82はハーフミラーであり、光源10からの光はミラー82を透過することができる。光源10、ゲイン媒体22、及びVBG62は、共振器を構成している。具体的には、光源10は、レンズ64と対向する第1面にARコーティングを備えている。さらに、光源10は、第1面とは逆側の第2面にHRコーティングを備えている。これにより、光源10の第2面(反射面)とVBG62の間で光が共振する。そしてゲイン媒体22は、この共振器の光を増幅させる。
FBG60から出射されたレーザ光は、第1分極反転構造32に入射する。このレーザ光は、図2に示したように、複数の発振線を有している。そして第1の実施形態と同様にして、これら複数の発振線のうち第1分極反転構造32の位相整合条件を満たす第1波長λの光及び第2波長λの光は、SFGにより、波長λSFGの第1変換光に変換される。
第1分極反転構造32からの第1変換光は、ミラー84で反射され、アイソレータ54を通過し、ミラー86で反射され、その後、第2分極反転構造42に入射する。アイソレータ54は、ミラー84からミラー86に向かう方向に光を通すように設けられている。これにより、第2分極反転構造42からアイソレータ54を介して第1分極反転構造32に光が入射することが防止される。
第1変換光が第2分極反転構造42に入射されると、第1の実施形態と同様にして、第1変換光は、第1波長λと同一波長の第2変換光及び第2波長λと同一波長の第3変換光に変換される。
第2分極反転構造42からの一部の第2変換光及び一部の第3変換光は、ミラー88(分岐部)を透過して、光源装置から出射される。一方、第2分極反転構造42からの残りの第2変換光及び残りの第3変換光は、ミラー88で反射されてミラー82に達する。その後、この第2変換光及びこの第3変換光は、ミラー82で反射され、ゲイン媒体22に入射する。
第2分極反転構造42からの第2変換光及び第3変換光がゲイン媒体22に入射すると、第2変換光及び第3変換光は、ゲイン媒体22によって増幅される。そしてこの場合、第1分極反転構造32には、増幅された第2変換光(つまり、第1波長と同一波長の光)及び増幅された第3変換光(つまり、第2波長と同一波長の光)が与えられる。そして第1分極反転構造32は、増幅された第2変換光及び増幅された第3変換光を第1変換光に変換する。そして第2分極反転構造42は、第1変換光を第2変換光及び第3変換光に変換する。これらの過程を繰り返すことで、第1波長の光及び第2波長の光は増幅する。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、本実施形態によれば、光源装置を構成する各光学部材(例えば、波長変換素子30及びVBG62)を導波路(例えば、光ファイバ)で接続する必要がない。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
10 光源
20 希土類ドープファイバ
22 ゲイン媒体
30 波長変換素子
32 第1分極反転構造
34 第1温度調節素子
40 波長変換素子
42 第2分極反転構造
44 第2温度調節素子
50 ファイバカプラ
52 ファイバカプラ
54 アイソレータ
60 FBG
62 VBG
64 レンズ
70 制御部
72 温度検出部
82 ミラー
84 ミラー
86 ミラー
88 ミラー

Claims (5)

  1. 光源と、
    前記光源の光を増幅させるゲイン媒体と、
    前記ゲイン媒体からそれぞれ出射される第1波長の光及び第2波長の光を変換して、前記第1波長の光及び前記第2波長の光の和周波である第1変換光を出射する第1波長変換部と、
    前記第1変換光を変換して、前記第1波長と同一波長の第2変換光及び前記第2波長と同一波長の第3変換光を出射する第2波長変換部と、
    前記第2変換光及び前記第3変換光を含む光をフィードバック光及び出射光に分岐する分岐部と、
    を備え、
    前記フィードバック光は、前記ゲイン媒体に入射される光源装置。
  2. 請求項1に記載の光源装置において、
    前記第1波長変換部は、さらに、前記ゲイン媒体からそれぞれ出射される第3波長の光及び第4波長の光を変換して、前記第3波長の光及び前記第4波長の光の和周波である第4変換光を出射し、
    前記第1変換光を変換して、前記第2変換光及び前記第3変換光を出射する第1の前記第2波長変換部と、
    前記第4変換光を変換して、前記第3波長と同一波長の第5変換光及び前記第4波長と同一波長の第6変換光を出射する第2の前記第2波長変換部と、
    を備える光源装置。
  3. 請求項1又は2に記載の光源装置において、
    前記第1波長変換部の温度及び前記第2波長変換部の温度それぞれを制御する制御部を備える光源装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の光源装置において、
    前記ゲイン媒体は偏波保持光ファイバであり、
    前記偏波保持光ファイバは、ファイバブラッググレーティングを有する光源装置。
  5. ゲイン媒体により光源の光を増幅させ、前記ゲイン媒体から第1波長の光及び第2波長の光を出射させ、
    第1波長変換部により前記第1波長の光及び前記第2波長の光を変換して、前記第1波長変換部から、前記第1波長の光及び前記第2波長の光の和周波である第1変換光を出射させ、
    第2波長変換部により、前記第1変換光を前記第1波長と同一波長の第2変換光及び前記第2波長と同一波長の第3変換光に変換し、前記第2波長変換部から前記第2変換光及び前記第3変換光を出射させ、
    前記第2変換光及び前記第3変換光を含む光をフィードバック光及び出射光に分岐し、
    前記フィードバック光を前記ゲイン媒体に入射する、波長変換方法。
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