JP6062018B1 - ファイバレーザシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】耐反射性のさらなる向上を可能とする。【解決手段】シリカガラス製の光ファイバをレーザ媒質とするファイバレーザ(2〜4)のうち任意の2つについて、互いの発振波長の差が、シリカガラスのSi‐O網目構造における平面四員環の振動モードに由来するピークの半値半幅に相当する波長より大きい。【選択図】図1

Description

本発明は、複数のファイバレーザを備えたファイバレーザシステムに関する。
近年、数kW(キロワット)の出力パワーを実現するため、複数のファイバレーザと、複数のファイバレーザの各々から出力されたレーザ光を合波する出力コンバイナと、出力コンバイナから出力されたレーザ光を外部(例えば、加工対象物)に出力するための出力部と、を備えたファイバレーザシステムが注目されている。複数のファイバレーザの各々から出力された光は、シングルモードファイバ又は疑似シングルモードファイバを介して出力コンバイナまで伝搬され、出力コンバイナから出力された光は、マルチモードファイバを介して出力部まで伝搬される。上記ファイバレーザシステムは、主に、材料加工の分野において活用されている。
上記ファイバレーザシステムにおいては、材料加工の対象となる加工対象物にて反射された光が上記ファイバレーザシステムに戻ることによって、上記ファイバレーザシステムに不具合が生じてしまう虞がある。
上記ファイバレーザシステムに不具合が生じてしまう原因としては、上記ファイバレーザシステムにおけるレーザ光の伝搬経路内にて生じる誘導ラマン散乱(以下、SRSとも称する)が挙げられる。SRSは、レーザ光からストークス光へのパワー変換過程と見做すことができるが、その変換効率(ラマンゲイン)が大きくなるとストークス光の発振が生じ易くなり、その結果、各ファイバレーザの発振状態が不安定になったり、各ファイバレーザが故障したりすることが知られている(特許文献1参照)。
特開2015−95641号公報(2015年5月18日公開)
これまで、ファイバレーザシステムにおいて、各ファイバレーザから出力されたレーザ光に起因するSRSは、互いに独立な現象であると考えられていた。このため、ファイバレーザシステムにおけるストークス光の発振を抑制するという課題に対しては、各ファイバレーザから出力されるレーザ光に起因するSRSを抑制するという解決手段のみが検討されていた。
しかしながら、本願発明者らは、ファイバレーザシステムにて生じるストークス光のパワーは、そのファイバレーザシステムを構成する各ファイバレーザにて生じるストークス光のパワーの和よりも大きくなることを見出した。
図4は、出力パワーが1kWのファイバレーザにて生じるストークス光のパワーの3倍と、出力パワーが1kWのファイバレーザを3つ備えたファイバレーザシステムにて生じるストークス光のパワーとを各波長において比較したグラフである。図4に示したグラフによれば、ファイバレーザシステムにて生じるストークス光のパワーが、そのファイバレーザシステムを構成する各ファイバレーザにて生じるストークス光のパワーの和よりも大きくなることが確かめられる。この事実は、各ファイバレーザから出力されるレーザ光に起因するSRSが互いに独立に生じる現象ではないことを示唆している。
以下、3つのファイバレーザを備えたファイバレーザを例に、この点についてもう少し詳しく説明する。まず、このファイバレーザシステムにおいて、第1のファイバレーザのみを動作させることを考える。このとき、ファイバレーザシステムの各部分において、レーザ光のパワーPL1と、ストークス光のパワーPS1と、レーザ光からストークス光に変換されるパワーdP1/dzとの間には、dP1/dz=G×PL1×PS1/Aeffという関係が成り立つ(Gはラマンゲイン係数、Aeffは光ファイバの光の実効断面積、zは光ファイバの長手方向座標)。同様に、第2のファイバレーザのみを動作させることを考える。このとき、ファイバレーザシステムの各部分において、レーザ光のパワーPL2と、ストークス光のパワーPS2と、レーザ光からストークス光に変換されるパワーdP2/dzとの間にも、dP2/dz=G×PL2×PS2/Aeffという関係が成り立つ。同様に、第3のファイバレーザのみを動作させることを考える。このとき、ファイバレーザシステムの各部分において、レーザ光のパワーPL3と、ストークス光のパワーPS3と、レーザ光からストークス光に変換されるパワーdP3/dzとの間にも、dP3/dz=G×PL3×PS3/Aeffという関係が成り立つ。
各ファイバレーザから出力されるレーザ光に起因するSRSが互いに独立に生じる現象であるとすると、3つのファイバレーザを動作させたときに、ファイバレーザシステムの各部分においてレーザ光からストークス光に変換されるパワーdP/dzは、各ファイバレーザを動作させたときに、ファイバレーザシステムの同部分においてレーザ光からストークス光に変換されるパワーdP1/dz,dP2/dz,dP3/dzの和dP1/dz+dP2/dz+dP3/dzに一致するはずである。逆に、各ファイバレーザから出力されるレーザ光に起因するSRSが互いに独立に生じる現象でないとすると、3つのファイバレーザを動作させたときに、ファイバレーザシステムの各部分においてレーザ光からストークス光に変換されるパワーdP/dzは、dP/dz=G×(PL1+PL2+PL3)×(PS1+PS2+PS3)/Aeffとなり、各ファイバレーザを動作させたときに、ファイバレーザシステムの同部分においてレーザ光からストークス光に変換されるパワーdP1/dz,dP2/dz,dP3/dzの和dP1/dz+dP2/dz+dP3/dzよりも大きくなるはずである。
図4に示した実験結果は、後者の仮定が正しいこと、すなわち、各ファイバレーザから出力されるレーザ光に起因するSRSが互いに独立に生じる現象でないことを示唆している。特に、出力コンバイナにて合波されたレーザ光を出力部に導くマルチモードファイバには、各ファイバレーザにて生成されたレーザ光、各ファイバレーザにて生成されたストークス光、並びに、加工対象物にて反射されたレーザ光及びストークス光が入射する。したがって、このマルチモードファイバにおいては、dP/dz=G×(PL1+PL2+PL3)×(PS1+PS2+PS3)/Aeffという式により表現される、レーザ光からストークス光へのパワーの変換が起こっているものと考えられる。
以上の考察から、次のことが分かる。すなわち、ファイバレーザシステムにおいては、各ファイバレーザから出力されるレーザ光に起因するSRSが互いに独立に生じる現象ではない。そして、このことが、ファイバレーザシステムにおいて、レーザ光からストークス光へのパワーの変換効率を押し上げ、ストークス光の発振を生じ易くしている。したがって、各ファイバレーザから出力されるレーザ光に起因するSRSの独立性を高めるようにファイバレーザシステムの構成を変更し、レーザ光からストークス光へのパワーの変換効率を引き下げれば、ストークス光の発振が従来よりも生じ難いファイバレーザシステム、すなわち、従来よりも耐反射性に優れたファイバレーザシステムを実現し得る。
本発明は、上記の課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、従来よりも耐反射性に優れたファイバレーザシステムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のファイバレーザシステムは、シリカガラス製の光ファイバをレーザ媒質とするファイバレーザを複数と、複数の上記ファイバレーザのそれぞれから出射されたレーザ光を合波するコンバイナと、上記コンバイナによって合波されたレーザ光をマルチモード光として伝搬する、シリカガラス製の出力ファイバとを備えているファイバレーザシステムであって、上記複数のファイバレーザのうち任意の2つについて、互いの発振波長の差が、シリカガラスのSi‐O網目構造における平面四員環の振動モードに由来するピークの半値半幅に相当する波長より大きいことを特徴としている。
シリカガラスは、Si‐O網目構造を有しており、そのラマンスペクトルには、Si‐O網目構造における平面四員環の振動モードに由来するピーク(ピーク波数490cm−1:カイザー付近)や、Si‐O網目構造における骨格振動の振動モードに由来するピーク(ピーク波数440cm−1付近)等が含まれる(特開平11−230830号公報参照)。
上記の構成によれば、第1ファイバレーザ(任意の2つのファイバレーザのうち一方)からのレーザ光の波長と第2ファイバレーザ(任意の2つのファイバレーザのうち他方)からのレーザ光の波長とを十分に異ならせることができる。また、第1ファイバレーザからのレーザ光によるストークス光のピーク波長(平面四員環の振動モードに由来するピーク)と第2ファイバレーザからのレーザ光によるストークス光のピーク波長(平面四員環の振動モードに由来するピーク)とを十分に異ならせることができる。
これにより、各ファイバレーザから出力されるレーザ光に起因するSRSの独立性を高めることができるので、平面四員環の振動モードに由来するSRSでのレーザ光からストークス光へのパワーの変換効率(ラマンゲイン)を引き下げることができる。その結果、ストークス光の発振を生じ難くすることができる。従って、上記の構成によれば、従来よりも耐反射性に優れたファイバレーザシステムを実現することが可能となる。
また、本発明のファイバレーザシステムにおいて、上記発振波長の差は、シリカガラスのSi‐O網目構造における骨格振動の振動モードに由来するピークの半値半幅に相当する波長より大きいことが好ましい。
上記の構成によれば、第1ファイバレーザからのレーザ光によるストークス光のピーク波長(骨格振動の振動モードに由来するピーク)と第2ファイバレーザからのレーザ光によるストークス光のピーク波長(骨格振動の振動モードに由来するピーク)とを十分に異ならせることができる。これにより、各ファイバレーザから出力されるレーザ光に起因するSRSの独立性を高めることができるので、骨格振動の振動モードに由来するSRSでのレーザ光からストークス光へのパワーの変換効率を引き下げることができる。その結果、ストークス光の発振を生じ難くすることができる。従って、上記の構成によれば、更に耐反射性に優れたファイバレーザシステムを実現することが可能となる。
また、本発明のファイバレーザシステムは、上記複数のファイバレーザのうち任意の2つについて、一方のファイバレーザにおける、上記平面四員環の振動モードに由来するピークのピーク波数から、当該一方のファイバレーザにおける、シリカガラスのSi‐O網目構造における骨格振動の振動モードに由来するピークのピーク波数を減じた波数をAとし、他方のファイバレーザにおける、上記骨格振動の振動モードに由来するピークの半値半幅の波数をBとした場合、上記発振波長の差は、A+Bの波数に相当する波長より大きいことが好ましい。
上記の構成によれば、第1ファイバレーザからのレーザ光によるストークス光のピーク波長(骨格振動の振動モードに由来するピーク)と第2ファイバレーザからのレーザ光によるストークス光のピーク波長(平面四員環の振動モードに由来するピーク)とを十分に異ならせることができる。これにより、これらのピーク波長のそれぞれについて、各ファイバレーザから出力されるレーザ光に起因するSRSの独立性を更に高めることができるので、これらの振動モードに由来するSRSでのレーザ光からストークス光へのパワーの変換効率を更に引き下げることができる。その結果、ストークス光の発振を更に生じ難くすることができる。従って、上記の構成によれば、更に耐反射性に優れたファイバレーザシステムを実現することが可能となる。
また、本発明のファイバレーザシステムは、上記複数のファイバレーザのうち任意の2つについて、一方のファイバレーザにおける、上記平面四員環の振動モードに由来するピークのピーク波数から、当該一方のファイバレーザにおける、上記骨格振動の振動モードに由来するピークのピーク波数を減じた波数をAとし、他方のファイバレーザにおける、上記平面四員環の振動モードに由来するピークの半値半幅の波数をCとした場合、上記発振波長の差は、A+Cの波数に相当する波長より大きいことが好ましい。
上記の構成によれば、第1ファイバレーザからのレーザ光によるストークス光のピーク波長(平面四員環の振動モードに由来するピーク)と第2ファイバレーザからのレーザ光によるストークス光のピーク波長(骨格振動の振動モードに由来するピーク)とを十分に異ならせることができる。これにより、各ファイバレーザから出力されるレーザ光に起因するSRSの独立性を更に高めることができるので、これらの振動モードに由来するSRSでのレーザ光からストークス光へのパワーの変換効率を更に引き下げることができる。その結果、ストークス光の発振を更に生じ難くすることができる。従って、上記の構成によれば、更に耐反射性に優れたファイバレーザシステムを実現することが可能となる。
また、本発明のファイバレーザシステムにおいて、上記発振波長の差は、シリカガラスにおけるラマンシフトに相当する波長より小さいことが好ましい。
また、本発明のファイバレーザシステムにおいて、上記出力ファイバは、マルチモードファイバである。
本発明によれば、従来よりも耐反射性に優れたファイバレーザシステムを実現することができる。
本発明の実施の形態に係るファイバレーザシステムの構成を示す概略図である。 レーザ光がシリカガラス製の光ファイバに入射したときの、レーザ光とストークス光との波数差と、ストークス光の強度との関係を示すグラフである。 図1に示すファイバレーザシステムにおける1つのファイバレーザの構成を示す概略図である。 出力パワーが1kWのファイバレーザにて生じるストークス光のパワーの3倍と、出力パワーが1kWのファイバレーザを3つ備えたファイバレーザシステムにて生じるストークス光のパワーとを各波長において比較したグラフである。
本発明を実施するための形態について、図1〜図3を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るファイバレーザシステム1の構成を示す概略図である。ファイバレーザシステム1は、3つ(複数)のファイバレーザ2〜4と、出力コンバイナ(コンバイナ)5と、マルチモードファイバ(出力ファイバ)6と、出力部7と、3つ(複数)の光ファイバ10とを備えている。ファイバレーザシステム1は、加工対象物体8に対してレーザ光を照射することによって、加工対象物体8を加工するものである。加工対象物体8は例えば、鉄鋼材料(軟鋼、炭素鋼、ステンレス鋼等)、非鉄材料(アルミニウム、銅、マグネシウム等)、高脆性材料(セラミックス、ガラス等)、またはその他(プラスチック、樹脂等)である。加工対象物体8に照射されたレーザ光は加工対象物体8にて5〜10%程度反射され、加工対象物体8にて反射されたレーザ光はファイバレーザシステム1に戻る場合がある。加工対象物体8にて反射されファイバレーザシステム1に戻ったレーザ光は、ファイバレーザシステム1の理想的な動作に対して悪影響を与える可能性がある。
ファイバレーザ2〜4は、それぞれがレーザ光を生成するものであり、光ファイバ10を介して出力コンバイナ5に接続されている。ファイバレーザ2〜4と出力コンバイナ5との接続に用いられる光ファイバ10はいずれも、シングルモード、または、いわゆる疑似シングルモードの光ファイバである。ファイバレーザ2〜4のそれぞれは、シリカガラス製の光ファイバをレーザ媒質とするものである。ファイバレーザ2〜4のそれぞれの構成については、図3を参照した説明にて後述する。
出力コンバイナ5は、ファイバレーザ2〜4のそれぞれにて生成されたレーザ光を合波するものである。当該合波されたレーザ光は、マルチモードファイバ6をマルチモード光として伝搬し、出力部7からファイバレーザシステム1の外部に(すなわち、加工対象物体8に対して)出射される。
なお、ファイバレーザ2〜4を構成する光ファイバ、光ファイバ10、およびマルチモードファイバ6は、シリカガラス製である。これらの光ファイバは一般に、1mあたり10−5%程度の光の反射率を有している。上述した加工対象物体8によるレーザ光の反射と、これらの光ファイバによる光の反射とによってストークス光の再帰的な増幅が生じ、SRSによるストークス光の波長での発振が発生する。
そして、ファイバレーザ2〜4の全ては、任意の2つのファイバレーザについて、互いの発振波長の差が、シリカガラスにおけるラマンシフトの波数スペクトルにおける、後述する平面四員環の振動モードに由来するピークの半値半幅に相当する波長より大きい。具体的に、ファイバレーザ2の発振波長λL2とファイバレーザ3の発振波長λL3との差、ファイバレーザ2の発振波長λL2とファイバレーザ4の発振波長λL4との差、および、ファイバレーザ3の発振波長λL3とファイバレーザ4の発振波長λL4との差の全てが、当該半値半幅に相当する波長ΔλSRSより大きい。
これにより、ファイバレーザ2からのレーザ光の波長とファイバレーザ3からのレーザ光の波長とを十分に異ならせることができる。また、ファイバレーザ2からのレーザ光によるストークス光のピーク波長λS2とファイバレーザ3からのレーザ光によるストークス光のピーク波長λS3とを十分に異ならせることができる。これにより、平面四員環の振動モードに由来するピーク波長について、各ファイバレーザ2および3から出力されるレーザ光に起因するSRSの独立性を高めることができる。従って、平面四員環の振動モードに由来するピーク波長について、レーザ光からストークス光へのパワーの変換効率(ラマンゲイン)を引き下げることができる。その結果、平面四員環の振動モードに由来するピーク波長におけるストークス光の発振を生じ難くすることができる。換言すれば、SRSによるストークス光の波長での発振を抑制することができる。当該発振の抑制とは、すなわち、ファイバレーザ3のレーザ光からファイバレーザ2のストークス光へのパワーの移り量が少なくなると共に、ファイバレーザ2のレーザ光からファイバレーザ3のストークス光へのパワーの移り量が少なくなることを意味する。また、ファイバレーザ2とファイバレーザ4との組み合わせ、および、ファイバレーザ3とファイバレーザ4との組み合わせについても、ファイバレーザ2とファイバレーザ3との組み合わせと同様の効果を奏する。これにより、ファイバレーザシステム1全体における当該発振の抑制が可能となる。従って、従来よりも耐反射性に優れたファイバレーザシステム1を実現することが可能となる。
図2は、レーザ光がシリカガラス製の光ファイバに入射したときの、レーザ光とストークス光との波数差と、ストークス光の強度との関係を示すグラフである。図2には、ファイバレーザシステム1のレーザパワーPAVが1.1Wである場合の関係、レーザパワーPAVが1.3Wである場合の関係、およびレーザパワーPAVが1.5Wである場合の関係のそれぞれを示している。
図2に示すグラフから明らかであるとおり、ストークス光は、レーザ光とストークス光との波数差が490cm−1付近であるピークと、同波数差が440cm−1付近であるピークとを有している。前者は、Si‐O網目構造における平面四員環の振動モードに由来するピークと呼ばれており、後者は、Si‐O網目構造における骨格振動の振動モードに由来するピークと呼ばれている。
ここでは、ファイバレーザ2の発振波長λL2とファイバレーザ3の発振波長λL3とを異ならせる場合を考える。ファイバレーザ2からのレーザ光によるストークス光のピーク波長λS2とファイバレーザ3からのレーザ光によるストークス光のピーク波長λS3とが一致する場合、ファイバレーザシステム1における上記の発振の発生が顕著となる虞がある。
以上のことを考慮して、本実施の形態においては、ファイバレーザ2の発振波長λL2とファイバレーザ3の発振波長λL3との差を、シリカガラスのSi‐O網目構造における平面四員環の振動モードに由来するピークの半値半幅に相当する波長より大きくする。これにより、ファイバレーザ2とファイバレーザ3とについて、上記平面四員環の振動モードに由来するピーク同士を十分に(当該ピークの半値半幅を超えて)異ならせることができる。また、当該発振波長の差は、シリカガラスのSi‐O網目構造における骨格振動の振動モードに由来するピークの半値半幅に相当する波長より大きいことが好ましい。これにより、ファイバレーザ2とファイバレーザ3とについて、上記骨格振動の振動モードに由来するピーク同士を十分に(当該ピークの半値半幅を超えて)異ならせることができる。これにより、各ファイバレーザ2および3から出力されるレーザ光に起因するSRSの独立性を高めることができるので、骨格振動の振動モードに由来するSRSでのレーザ光からストークス光へのパワーの変換効率を引き下げることができる。その結果、ストークス光の発振を生じ難くすることができる。さらに、ファイバレーザ2および3の一方における、上記平面四員環の振動モードに由来するピークのピーク波数が、ファイバレーザ2および3の他方における、上記骨格振動の振動モードに由来するピークのピーク波数から当該骨格振動の振動モードに由来するピークの半値半幅を減じた波数より小さいことがより好ましい。もしくは、ファイバレーザ2および3の一方における、上記骨格振動の振動モードに由来するピークのピーク波数が、ファイバレーザ2および3の他方における、上記平面四員環の振動モードに由来するピークのピーク波数に当該平面四員環の振動モードに由来するピークの半値半幅を加えた波数より大きいことがより好ましい。これにより、ファイバレーザ2とファイバレーザ3とについて、一方のファイバレーザについての上記平面四員環の振動モードに由来するピークと、他方のファイバレーザについての上記骨格振動の振動モードに由来するピークとを十分に異ならせることができる。これにより、各ファイバレーザ2および3から出力されるレーザ光に起因するSRSの独立性を更に高めることができるので、これらの振動モードに由来するSRSでのレーザ光からストークス光へのパワーの変換効率を更に引き下げることができる。その結果、ストークス光の発振を更に生じ難くすることができる。
換言すれば、下記のとおりである。ファイバレーザ3における、上記平面四員環の振動モードに由来するピークのピーク波数から、ファイバレーザ3における、上記骨格振動の振動モードに由来するピークのピーク波数を減じた波数をAとし、ファイバレーザ2における、上記骨格振動の振動モードに由来するピークの半値半幅の波数をBとし、ファイバレーザ2における、上記平面四員環の振動モードに由来するピークの半値半幅の波数をCとする。この場合、ファイバレーザ2とファイバレーザ3との発振波長の差は、A+Bの波数に相当する波長より大きいか、またはA+Cの波数に相当する波長より大きい。
これにより、ファイバレーザ2からのレーザ光によるストークス光のピーク波長λS2とファイバレーザ3からのレーザ光によるストークス光のピーク波長λS3とを確実に異ならせることができるため、ファイバレーザシステム1における上記の発振の発生を十分に抑制することができる。
なお、図2を参照した説明に関しては、ファイバレーザ2の発振波長λL2とファイバレーザ4の発振波長λL4とを異ならせる場合、および、ファイバレーザ3の発振波長λL3とファイバレーザ4の発振波長λL4とを異ならせる場合についても、同様のことが言える。
図3は、ファイバレーザシステム1における1つのファイバレーザ2の構成を示す概略図である。
図3に示すように、ファイバレーザ2は、光ファイバ10を介して出力コンバイナ5と接続されており、複数の励起光源21と、ポンプコンバイナ23と、増幅用光ファイバ25と、ミラーとして機能する高反射FBG(Fiber Bragg Grating)24と、ハーフミラーとして機能する低反射FBG26とを備えている。ファイバレーザ2は、増幅用光ファイバ25の高反射FBG24と低反射FBG26とに挟まれた区間を共振器とした共振器型ファイバレーザとして機能する。増幅用光ファイバ25、および光ファイバ10等の、各光ファイバのそれぞれは、シリカガラス製のコアを有しており、このコアにてレーザ光を伝搬させる。
ポンプコンバイナ23から増幅用光ファイバ25までを接続する光ファイバは、増幅用光ファイバ25と同様の構成であってもよい。ただし、ポンプコンバイナ23から増幅用光ファイバ25までを接続する光ファイバのコアには活性元素は添加されていない。
増幅用光ファイバ25は、コアに活性元素(希土類元素等)が添加されたダブルクラッドファイバである。増幅用光ファイバ25の一端には、高反射FBG24が形成されており、増幅用光ファイバ25の他端には、低反射FBG26が形成されている。高反射FBG24は、増幅用光ファイバ25にて発生したレーザ光を反射するように構成されている。レーザ光の発振波長における高反射FBG24の反射率は、例えば99%以上である。低反射FBG26は、増幅用光ファイバ25にて発生したレーザ光の一部を反射し、残りの部分を透過するように構成されている。レーザ光の発振波長における低反射FBG26の反射率は、高反射FBG24の反射率よりも低く設定されており、例えば10%である。各励起光源21は、増幅用光ファイバ25に供給する励起光の光源であり、ポンプコンバイナ23を介して増幅用光ファイバ25に接続されている。
ファイバレーザ2では、各励起光源21からの励起光が、ポンプコンバイナ23を介して増幅用光ファイバ25の第1クラッドに入射する。そして、増幅用光ファイバ25の第1クラッドを導波する励起光がコアを通過する際、コアに添加された活性元素を反転分布状態に遷移させる。反転分布状態に遷移した活性元素は、自然放出光を種光として、誘導放出の連鎖を起こす。誘導放出されたレーザ光は、高反射FBG24と低反射FBG26との間で反射を繰り返えすことで再帰的に増幅される。
なお、ファイバレーザ3および4についても、図3に示したファイバレーザ2と同様の構成を有している。
そして、ファイバレーザ2の発振波長を変化させるためには、ファイバレーザ2の高反射FBG24および低反射FBG26が反射させる光の波長を変化させればよい。また、ファイバレーザ3の発振波長を変化させるためには、ファイバレーザ3の高反射FBG24および低反射FBG26が反射させる光の波長を変化させればよい。また、ファイバレーザ4の発振波長を変化させるためには、ファイバレーザ4の高反射FBG24および低反射FBG26が反射させる光の波長を変化させればよい。
ここからは、図1に示すファイバレーザシステム1における、ファイバレーザ2〜4のそれぞれの発振波長の一例について説明する。以下では、2つの実施例(それぞれ、実施例1、実施例2と称する)について説明する。
まず、実施例1について説明する。ファイバレーザ2から出力されるレーザ光の出力パワー、ファイバレーザ3から出力されるレーザ光の出力パワー、およびファイバレーザ4から出力されるレーザ光の出力パワーは、いずれも1kWである。つまり、ファイバレーザシステム1から出射されるレーザ光の出力パワーは、3kWである。そして、ファイバレーザ2の発振波長は1078nm(ナノメートル)であり、ファイバレーザ3の発振波長は1080nmであり、ファイバレーザ4の発振波長は1082nmである。Si‐O網目構造における平面四員環の振動モードに由来するピークの半値半幅に相当する波長は、およそ2nm未満であるため、ファイバレーザ2〜4のうち任意の2つにおける発振波長の差を、2nm以上とすればよい。
続いて、実施例2について説明する。ファイバレーザ2から出力されるレーザ光の出力パワー、ファイバレーザ3から出力されるレーザ光の出力パワー、ファイバレーザ4から出力されるレーザ光の出力パワー、およびファイバレーザシステム1から出射されるレーザ光の出力パワーは、実施例1と同じである。そして、ファイバレーザ2の発振波長は1060nmであり、ファイバレーザ3の発振波長は1070nmであり、ファイバレーザ4の発振波長は1080nmである。Si‐O網目構造における骨格振動の振動モードに由来するピークの半値半幅に相当する波長は、およそ10nm未満であるため、ファイバレーザ2〜4のうち任意の2つにおける発振波長の差を、10nm以上とすればよい。
上述した各種発振波長の差の最大値は、特に限定されないが、ファイバレーザシステム1の光学特性(例えば、各ファイバレーザ2〜4が増幅可能な光の波長範囲、収差特性)に応じて適宜決定されることとなる。現実的には、ファイバレーザ2〜4のうち任意の1つからのレーザ光のピーク波長と別の任意の1つからのレーザ光によるストークス光のピーク波長とが一致しないようにする必要がある。ファイバレーザ2〜4のうち任意の2つにおける発振波長の差を、シリカガラスにおけるラマンシフトに相当する波長未満、具体例としては50nm(およそ13THz:テラヘルツに相当)未満とすれば、この一致の虞を十分に抑制することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 ファイバレーザシステム
2 ファイバレーザ
3 ファイバレーザ
4 ファイバレーザ
5 出力コンバイナ(コンバイナ)
6 マルチモードファイバ(出力ファイバ)
7 出力部
8 加工対象物体
10 光ファイバ
21 励起光源
23 ポンプコンバイナ
24 高反射FBG
25 増幅用光ファイバ
26 低反射FBG

Claims (6)

  1. シリカガラス製の光ファイバをレーザ媒質とするファイバレーザを複数と、
    複数の上記ファイバレーザのそれぞれから出射されたレーザ光を合波するコンバイナと、
    上記コンバイナによって合波されたレーザ光をマルチモード光として伝搬する、シリカガラス製の出力ファイバとを備えているファイバレーザシステムであって、
    上記複数のファイバレーザのうち任意の2つについて、互いの発振波長の差が、シリカガラスのSi‐O網目構造における平面四員環の振動モードに由来するピークの半値半幅に相当する波長より大きいことを特徴とするファイバレーザシステム。
  2. 上記発振波長の差は、シリカガラスのSi‐O網目構造における骨格振動の振動モードに由来するピークの半値半幅に相当する波長より大きいことを特徴とする請求項1に記載のファイバレーザシステム。
  3. 上記複数のファイバレーザのうち任意の2つについて、
    一方のファイバレーザにおける、上記平面四員環の振動モードに由来するピークのピーク波数から、当該一方のファイバレーザにおける、シリカガラスのSi‐O網目構造における骨格振動の振動モードに由来するピークのピーク波数を減じた波数をAとし、
    他方のファイバレーザにおける、上記骨格振動の振動モードに由来するピークの半値半幅の波数をBとした場合、
    上記発振波長の差は、A+Bの波数に相当する波長より大きいことを特徴とする請求項1に記載のファイバレーザシステム。
  4. 上記複数のファイバレーザのうち任意の2つについて、
    一方のファイバレーザにおける、上記平面四員環の振動モードに由来するピークのピーク波数から、当該一方のファイバレーザにおける、上記骨格振動の振動モードに由来するピークのピーク波数を減じた波数をAとし、
    他方のファイバレーザにおける、上記平面四員環の振動モードに由来するピークの半値半幅の波数をCとした場合、
    上記発振波長の差は、A+Cの波数に相当する波長より大きいことを特徴とする請求項2に記載のファイバレーザシステム。
  5. 上記発振波長の差は、シリカガラスにおけるラマンシフトに相当する波長より小さいことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のファイバレーザシステム。
  6. 上記出力ファイバは、マルチモードファイバであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のファイバレーザシステム。
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