JP2016200371A - 凝縮器 - Google Patents

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Abstract

【課題】自然循環によって流入する混合気体の流量を増大させることができる凝縮器を提供する。【解決手段】鉛直方向に延伸し、凝縮性ガスと非凝縮性ガスとの混合気体に含まれる凝縮性ガスを凝縮させる複数の伝熱管1と、伝熱管1を収納し、上端部と下端部に開口部を有するケーシング2と、それぞれが伝熱管1に接続され、伝熱管1に冷媒を供給する複数の入口ヘッダ3と、それぞれが伝熱管1に接続され、伝熱管1から冷媒を回収する複数の出口ヘッダ4とを備える。入口ヘッダ3と出口ヘッダ4は、ケーシング2の下部に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、伝熱管の内部に冷媒を流して伝熱管の外表面で凝縮性ガスを凝縮させる凝縮器に関する。
一般的な凝縮器は、複数の伝熱管の内部に冷媒を供給するための入口ヘッダと、伝熱管から冷媒を回収するための出口ヘッダとを備え、伝熱管の外表面で凝縮性ガスを冷却して凝縮させる。入口ヘッダと出口ヘッダを総称して出入口ヘッダと呼ぶ。凝縮器では、入口ヘッダに冷媒が供給され、入口ヘッダから各伝熱管に冷媒が分配される。伝熱管で熱交換をした冷媒は、出口ヘッダに集められ、放熱源へ移送される。伝熱管として鉛直方向に延在する鉛直管を用いた場合、出入口ヘッダは伝熱管の上下に配置される(例えば、特許文献1を参照)。
特開2004−251556号公報
冷却対象の凝縮性ガスとこの凝縮性ガスよりも密度の大きい非凝縮性ガスとを含む混合気体を、凝縮器で凝縮させる場合がある。このような場合には、ファン等の動力を用いずに、自然循環によって凝縮器に混合気体を供給することができる。自然循環を利用する場合、伝熱管や出入口ヘッダによって生じる流動抵抗を低減して、混合気体の流量を増大させることが望ましい。伝熱管として延在方向が混合気体の流れの向き(上下方向)と一致する鉛直管型を採用すると、伝熱管による流動抵抗を低減できる。しかし、出入口ヘッダを伝熱管の上下に配置するので、伝熱管の上下にある出入口ヘッダによって流動抵抗が大きくなるという課題がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、自然循環によって流入する混合気体の流量を増大させることができる凝縮器を提供することを目的とする。
本発明による凝縮器は、次のような特徴を有する。鉛直方向に延伸し、凝縮性ガスと非凝縮性ガスとの混合気体に含まれる凝縮性ガスを凝縮させる複数の伝熱管と、前記伝熱管を収納し、上端部と下端部に開口部を有するケーシングと、それぞれが前記伝熱管に接続され、前記伝熱管に冷媒を供給する複数の入口ヘッダと、それぞれが前記伝熱管に接続され、前記伝熱管から前記冷媒を回収する複数の出口ヘッダとを備える。前記入口ヘッダと前記出口ヘッダは、前記ケーシングの下部に配置されている。
本発明によれば、自然循環によって流入する混合気体の流量を増大させることができる凝縮器を提供することができる。
本発明の実施例1による凝縮器の縦断面図であり、実施例1による凝縮器の概略構成を表す図である。 実施例1による凝縮器の上面図であり、実施例1による凝縮器の入口ヘッダと出口ヘッダの概略構成を表す図である。 本発明の実施例2による凝縮器の縦断面図であり、実施例2による凝縮器の概略構成を表す図である。 本発明の実施例3において、凝縮器が備える伝熱管の概略構成を示す図である。 液膜飛散リングを持たない伝熱管の外表面に形成された凝縮液膜を示す図である。
本発明による凝縮器は、凝縮性ガスと非凝縮性ガスとの混合気体に含まれる凝縮性ガスを凝縮させる鉛直型の伝熱管と、伝熱管を収納するケーシングと、伝熱管に冷媒を供給するための入口ヘッダと、伝熱管で熱交換した冷媒を伝熱管から回収するための出口ヘッダとを備え、入口ヘッダと出口ヘッダとがケーシングの下部に設けられている。入口ヘッダと出口ヘッダは、混合気体の自然循環の流量を決定する流動抵抗の主要因となりうる。従来の凝縮器では、入口ヘッダ又は出口ヘッダが、混合気体の流速が大きいケーシングの上部に配置されているため、この入口ヘッダ又は出口ヘッダによる流動抵抗が大きい。本発明による凝縮器では、入口ヘッダと出口ヘッダを、混合気体の流速が小さいケーシングの下部のみに配置し、入口ヘッダと出口ヘッダによる流動抵抗を小さくする。これにより、本発明による凝縮器は、自然循環によって流入する混合気体の流量を増大させることができる。
以下、本発明の実施例による凝縮器を説明する。以下の実施例では、凝縮性ガスとして蒸気を用い、非凝縮性ガスとして窒素を用いた場合を説明する。ただし、非凝縮性ガスには、凝縮性ガスよりも密度の大きいガスであれば、窒素以外のガスを用いることができる。例えば、凝縮性ガスが蒸気の場合には、非凝縮性ガスに空気を用いることができる。
(構成)
図1は、本発明の実施例1による凝縮器の縦断面図であり、本実施例による凝縮器の概略構成を表す図である。
図1に示すように、本実施例による凝縮器100は、複数の伝熱管1a〜1d、入口ヘッダ3a〜3d、出口ヘッダ4a〜4d、及び伝熱管を取り囲んで収納するケーシング2を備える。以下では、伝熱管1a〜1d、入口ヘッダ3a〜3d、及び出口ヘッダ4a〜4dをそれぞれ総称して、伝熱管1、入口ヘッダ3、及び出口ヘッダ4と称する。凝縮器100は、図1では複数の伝熱管1を備えるが、伝熱管を1つだけ備えてもよい。入口ヘッダ3と出口ヘッダ4は、本実施例では、ケーシング2の下方(ケーシング2の下端よりも下)に配置される。入口ヘッダ3は、それぞれが伝熱管1に接続し、出口ヘッダ4は、それぞれが伝熱管1に接続する。また、入口ヘッダ3と出口ヘッダ4は、図2を用いて後述するように、それぞれ入口総ヘッダと出口総ヘッダに接続される。ケーシング2は、上端部と下端部に開口部を有する。
伝熱管1a〜1dは、鉛直方向(上下方向)に延伸する鉛直型であり、それぞれ入口ヘッダ3a〜3dに接続し、それぞれ出口ヘッダ4a〜4dに接続する。伝熱管1は、ケーシング2の下方にある入口ヘッダ3から上方向に延伸し、ケーシング2の上端領域にある第一U字部11で曲がって下方向に延伸し、ケーシング2の下方にある出口ヘッダ4に接続する。本実施例による凝縮器100では、伝熱管1は、入口ヘッダ3から延伸して第一U字部11で曲がって下方向に延伸した後、ケーシング2の上端と下端との間にある第二U字部12で曲がって再び上方向に延伸し、さらにケーシング2の上端領域にある第三U字部13で曲がって再び下方向に延伸し、出口ヘッダ4に接続する。
第一U字部11と第三U字部13は、伝熱管1の延伸方向を上向きから下向きに変える部位であり、第二U字部12は、伝熱管1の延伸方向を下向きから上向きに変える部位である。伝熱管1は、第一U字部11、第二U字部12、及び第三U字部13で180°曲がるのが好ましいが、必ずしも180°曲がらなくてもよい。
本実施例による凝縮器100では、入口ヘッダ3と出口ヘッダ4とがケーシング2の下方に設けられているため、伝熱管1は、鉛直方向に奇数回(本実施例では3回)延伸方向を変えている。伝熱管1の鉛直方向に延伸方向を変える回数は、奇数回であれば、1回でも3回以上でもよい。
本実施例による凝縮器100では、このように入口ヘッダ3と出口ヘッダ4とに接続された伝熱管1が、凝縮器100の幅方向と奥行方向(図1の左右方向と紙面に垂直方向)に複数並べられている。
凝縮器100において、第二U字部12からケーシング2の下端までの空間を、下部チムニ5と呼ぶ。下部チムニ5の高さ(第二U字部12からケーシング2の下端までの距離)をhで表す。下部チムニ5は、混合気体の自然循環の駆動力Fを増加させるための空間である。下部チムニ5の高さhは、大きい方がよいが、凝縮器100の設置スペースなどに応じて決めることができる。また、ケーシング2の高さから下部チムニ5の高さhを引いた長さを伝熱管1の高さhと呼ぶ。すなわち、伝熱管1の高さhは、ケーシング2の上端から第二U字部12までの距離である。
図2は、本実施例による凝縮器の上面図であり、本実施例による凝縮器の入口ヘッダ3と出口ヘッダ4の概略構成を表す図である。図2は、図1に示した凝縮器100を、そのまま上から見た図である。なお、伝熱管1aは、入口ヘッダ3aと出口ヘッダ4aとを接続するように配置されるが、図2では示していない。伝熱管1b〜1dも、図2では示していない。
凝縮器100は、入口総ヘッダ30と出口総ヘッダ40を備える。入口総ヘッダ30は、凝縮器100の水平方向の一端側に設けられ、出口総ヘッダ40は、凝縮器100の水平方向の他端側(入口総ヘッダ30に対向する側)に設けられる。
入口総ヘッダ30には、ケーシング2の下方に配置された入口ヘッダ3a〜3dが接続され、冷媒(例えば、冷却水やハイドロフルオロカーボン(HFC))が流入する。出口総ヘッダ40には、ケーシング2の下方に配置された出口ヘッダ4a〜4dが接続され、出口ヘッダ4a〜4dから冷媒が流出する。入口総ヘッダ30に流入した冷媒は、入口ヘッダ3a〜3dに分配され、伝熱管1a〜1dに流入する。伝熱管1a〜1dに流入し熱交換を行った後の冷媒は、出口ヘッダ4a〜4dに流出し、出口総ヘッダ40に流出して集められ、外部の放熱源(図2に示さず)に移送される。なお、冷媒は、ポンプなどの動力により入口総ヘッダ30、入口ヘッダ3、伝熱管1、出口ヘッダ4、及び出口総ヘッダ40に流れる。
(動作)
図1を用いて、凝縮器100の機能を説明する。本実施例では、凝縮器100に、冷却対象の蒸気と非凝縮性ガスである窒素とを含む流体(混合気体)を供給して、蒸気を凝縮させる場合について説明する。混合気体は、ケーシング2の上端部にある開口部から凝縮器100の内部に流入する。また、蒸気が凝縮して窒素のみとなった混合気体は、ケーシング2の下端部にある開口部から凝縮器100の外部に流出する。
入口ヘッダ3から伝熱管1へ冷媒が供給されると、伝熱管1の外表面で蒸気が凝縮し、潜熱が冷媒に移動する。蒸気の凝縮により蒸気の体積が減少した分、凝縮器100の周囲の窒素と蒸気が凝縮器100の内部に吸い込まれる。蒸気が凝縮すると、非凝縮性ガスである窒素が伝熱管1の周囲に残留する。窒素の密度は蒸気の密度よりも大きいため、凝縮により蒸気の割合が低下するにつれて、蒸気と窒素の混合気体の密度は大きくなっていく。周囲より密度が大きくなった混合気体は、重力により凝縮器100の内部を下方向に移動しながら、伝熱管1の外表面で蒸気が凝縮される。
伝熱管1は、混合気体がケーシング2の上端から第二U字部12に到達するまでに混合気体に含まれる蒸気がすべて凝縮するように、長さや第二U字部12の位置が設定されている。第二U字部12の位置は、ケーシング2の上端から伝熱管1の高さhの距離だけ下に離れた位置にあり、伝熱管1の高さhは、ケーシング2の上端から下方向に移動してきた混合気体に含まれる蒸気がすべて凝縮するような距離である。伝熱管1の高さhは、伝熱管1と冷媒と混合気体の性質を基にして、具体的には、伝熱管1の材質、寸法、及び形状と、冷媒の流量、及び温度と、混合気体に含まれる非凝縮性ガスの体積割合とを用いて、定めることができる。
ケーシング2の上端から下方向に移動してきて第二U字部12すなわち下部チムニ5の上端に到達した混合気体は、窒素のみを含んでおり、凝縮器100に供給されたときよりも密度が大きくなっている。窒素は、重力により下部チムニ5を下方向に移動し、入口ヘッダ3と出口ヘッダ4との間隙を通って凝縮器100の外に流出する。窒素が凝縮器100の下部から流出すると、凝縮器100の内部の圧力が低下し、蒸気と窒素の混合気体が凝縮器100の上部から内部に流入する。
このように、本実施例による凝縮器100では、凝縮性ガス(蒸気)と凝縮性ガスよりも密度の大きい非凝縮性ガス(窒素)とを含む混合気体を、混合気体に含まれるガスの密度差を利用する自然循環によって、凝縮器100の内部を上から下へ流すことができる。このため、混合気体に対してファン等の動力を用いずに、凝縮性ガスを凝縮器100に流入させて凝縮させることができる。
この自然循環を引き起こす駆動力Fは、式(1)で表される。
F=(ρN2−ρ)gH ・・・(1)
ただし、ρN2は窒素の密度、ρは混合気体の密度、gは重力加速度、Hは駆動力を発生させる有効高さである。
混合気体の密度ρは、蒸気の密度ρと混合気体に含まれる窒素の体積割合V(%)とを用いて、式(2)で表される。
ρ=ρN2×V/100+ρ×(1−V/100) ・・・(2)
有効高さHは、図1に示した伝熱管1の高さhと下部チムニ5の高さhとを用いて式(3)で表される。ケーシング2の上端から第二U字部12までの範囲(伝熱管1の高さhの範囲)で蒸気が均等に凝縮すると仮定すると、伝熱管1の高さhの半分の高さが駆動力Fに寄与することになる。下部チムニ5は、伝熱には寄与しない領域であるが、駆動力Fを増加させるために設けられている。
H=h/2+h ・・・(3)
凝縮器100に流れる混合気体の流量を、自然循環によって必要なだけ確保できる場合には、混合気体を凝縮器100へ送り込むためのファン等の動的機器が不要であり、設備を簡略化できる。
自然循環の駆動力Fは、式(1)に示す通り、窒素と混合気体の密度差(ρN2−ρ)と有効高さHとで決まるため、ファン等の動的機器を用いた場合のように動的機器の動力を増やして凝縮器100への混合気体の流入量を増やすということはできない。自然循環による駆動力Fを増やさずに混合気体の流入量(自然循環による流量)を増加させるには、凝縮器100の流動抵抗を減らすのが最も有効な手段である。
本実施例では、凝縮器100の流動抵抗を低減するため、ケーシング2の上方から下方へ向かう混合気体の流れに沿って延伸する鉛直型の伝熱管1を用いる。鉛直型の伝熱管1は、混合気体の流れに直交して延伸する水平管を用いる場合よりも、伝熱管1で発生する流動抵抗を低減することができる。鉛直型の伝熱管1を用いる凝縮器の場合、伝熱管1に冷媒を分配する入口ヘッダ3と加熱された冷媒を集める出口ヘッダ4を、混合気体の流路である凝縮器の上下に配置するのが一般的である。複数の伝熱管1に冷媒を供給する入口ヘッダ3の直径と、複数の伝熱管1から冷媒を回収する出口ヘッダ4の直径は、伝熱管1の直径よりも大きく、ヘッダ3、4間の間隙は小さい。このため、入口ヘッダ3と出口ヘッダ4は、混合気体の自然循環の流量を決定する流動抵抗の主要因となりうる。
本実施例による凝縮器100は、入口ヘッダ3及び出口ヘッダ4をケーシング2の下方に備える。入口ヘッダ3に接続された伝熱管1は、上方向に延伸し、第一U字部11で向きを変えて下方向に延伸し、第二U字部12で向きを変えて上方向に延伸し、第三U字部13で向きを変えて下方向に延伸し、出口ヘッダ4に接続する。ケーシング2の上端部にある開口部から凝縮器100に流入した混合気体は、伝熱管1の外表面で凝縮性ガスである蒸気が凝縮し、非凝縮性ガスの窒素の割合が増加する。既に述べたように、混合気体に含まれる蒸気は、ケーシング2の上端から第二U字部12に到達するまでにすべてが凝縮する。従って、下部チムニ5では、混合気体は、窒素のみからなり、凝縮器100の周囲の混合気体よりも密度が大きい。このため、混合気体(窒素)は、重力によりケーシング2の下端部の開口部から凝縮器100の外に流出する。そして、凝縮器100には、ケーシング2の下端部の開口部から流出した混合気体の分だけ、ケーシング2の上端部の開口部から混合気体が流入するという自然循環が発生する。
本実施例による凝縮器100は、流動抵抗の主要因となりうる入口ヘッダ3と出口ヘッダ4を、混合気体の流速が大きく流動抵抗が大きいケーシング2の上部に備えず、混合気体の流速が小さく流動抵抗が小さいケーシング2の下部のみに備える。入口ヘッダ3と出口ヘッダ4は、実施例2でも述べるように、第二U字部12よりも下のみに位置する。すなわち、ケーシング2の下部とは、ケーシング2の第二U字部12よりも下の部分である。
混合気体の流速をケーシング2の上端部の開口部と下端部の開口部とで比較すると、下端部の開口部における流速の方が小さい。この理由は、凝縮器100の内部で蒸気が凝縮することにより、混合気体は蒸気の分だけ体積が減少して窒素だけになったためである。例えば、窒素を体積割合で30%含む混合気体の場合、ケーシング2の下端部の開口部における流速は、上端部の開口部における流速の30%である。混合気体が大気圧で400Kであり蒸気と体積割合で30%の窒素とを含む場合、蒸気の密度が0.555kg/mで窒素の密度が0.853kg/mであるので、混合気体の密度は、0.644kg/mとなる。入口ヘッダ3と出口ヘッダ4とで発生する流動抵抗(圧力損失)は、密度と流速の2乗の積に比例する。
入口ヘッダ3と出口ヘッダ4とを凝縮器100の下方のみに配置した場合と、入口ヘッダ3と出口ヘッダ4とを凝縮器100の上下に別々に配置した場合の圧力損失を比較する。
ヘッダ3、4を凝縮器100の下方のみに配置した場合には、ヘッダ3、4を凝縮器100の上下に別々に配置した場合と比べて、ヘッダ3、4における混合気体の流路面積の減少と、蒸気の凝縮による混合気体の体積の減少とを考慮して、混合気体の流速を見積もる必要がある。ヘッダ3、4を凝縮器100の下方のみに配置したことでヘッダ3、4における混合気体の流路面積が半分に減少したと仮定すると、混合気体の流速は2倍になる。また、蒸気の凝縮により混合気体の体積が30%に減少するので、混合気体の流速は30%に減少する。これら2つの効果を考慮すると、ヘッダ3、4を凝縮器100の下方のみに配置した場合の混合気体の流速は、ヘッダ3、4を凝縮器100の上下に別々に配置した場合の60%(2×30%)となる。
窒素の密度が0.853kg/mであり、混合気体の密度が0.644kg/mであるので、窒素の密度は、混合気体の密度の1.32倍である。
流動抵抗(圧力損失)は、密度と流速の2乗の積に比例するので、ヘッダ3、4を凝縮器100の下方のみに配置した場合は、ヘッダ3、4を凝縮器100の上下に別々に配置した場合と比較して、圧力損失は、1.32×0.6×0.6=0.48であるので48%に低くなる。駆動力Fが同じ場合、混合気体の自然循環の流量は、1.4倍となる。一般に流量は、圧力損失が低下したとき、圧力損失の低下割合(48%)の平方根の逆数(0.48−1/2=1.4)に比例して増加するからである。
(効果)
凝縮器100の内外の混合気体の密度差で発生する自然循環の駆動力Fは小さいため、入口ヘッダ3と出口ヘッダ4で発生する圧力損失が大きい場合には、自然循環による混合気体の流量が低下する。潜熱を利用して蒸気を凝縮する凝縮器100の熱交換性能は、流入する蒸気量に依存する。このため、凝縮器100に流入する蒸気量が極端に低下した場合には、凝縮器100は、交換熱容量が十分であっても、流入する蒸気量が少ないために熱交換性能が低下する。従来の凝縮器において、要求される熱交換性能に見合う自然循環の流量を確保するには、ヘッダ3、4の間隔を拡げて圧力損失を低下させる必要がある。しかし、ヘッダ3、4の間隔を拡げるとケーシング2の開口部が大きくなり、凝縮器100が大型化し、凝縮器100の設置可能な場所が制限される。
本実施例による凝縮器100は、入口ヘッダ3と出口ヘッダ4を凝縮器100の下方に配置することにより、凝縮性ガスと非凝縮性ガスとを含む混合気体の自然循環の流量を増加させることができる。自然循環の流量が十分な場合は、凝縮器100に要求される熱交換性能に必要な自然循環の流量を確保しつつ、伝熱管1及びヘッダ3、4の間隔を小さくすることにより、凝縮器100を小型化できる。また、混合気体の自然循環の駆動力Fは必要な自然循環の流量が確保できる程度にまで小さくすることができるので、下部チムニ5の高さhを低くすることにより、凝縮器100を小型化できる。凝縮器100を小型化すれば、物量の低減により凝縮器100の製作コストを低減できる。また、凝縮器100の設置スペースが小さくなるため、凝縮器100を設置可能な場所が増え、凝縮器100の導入が容易となる。
また、混合気体の自然循環を利用しているため、凝縮器100へ混合気体を送るファン等の動的機器が不要であり、凝縮器100のメンテナンスが容易である。
(構成)
図3は、本発明の実施例2による凝縮器の縦断面図であり、本実施例による凝縮器の概略構成を表す図である。図3において、実施例1と同一の符号は、実施例1と同一または共通する要素を示し、これらの要素についての説明は省略する場合がある。
実施例2による凝縮器200が実施例1による凝縮器100と異なるのは、ケーシング2に設けられた入口ヘッダ3a〜3dと出口ヘッダ4a〜4dがケーシング2の側方でケーシング2の下部に配置される点と、伝熱管1a〜1dがそれぞれ入口側連絡部23a〜23dと出口側連絡部24a〜24dとを有する点である。入口側連絡部23a〜23dは、それぞれ入口ヘッダ3a〜3dに接続し、出口側連絡部24a〜24dは、それぞれ出口ヘッダ4a〜4dに接続する。入口側連絡部23a〜23d、及び出口側連絡部24a〜24dをそれぞれ総称して、入口側連絡部23、及び出口側連絡部24と呼ぶ。
入口ヘッダ3、出口ヘッダ4、入口側連絡部23、及び出口側連絡部24は、ケーシング2の下部のみに配置され、第二U字部12よりも下のみに位置する。すなわち、入口ヘッダ3、出口ヘッダ4、入口側連絡部23、及び出口側連絡部24の高さ方向の位置は、下部チムニ5の高さhと同じ位置かこれよりも低い位置にある。従って、入口側連絡部23と出口側連絡部24は、下部チムニ5の内部にある。混合気体に含まれる蒸気は、ケーシング2の上端から下方向に移動してきて第二U字部12に到達するまでに(すなわち、伝熱管1の高さhの距離だけ移動する間に)すべてが凝縮する。入口ヘッダ3、出口ヘッダ4、入口側連絡部23、及び出口側連絡部24は、すべての蒸気が凝縮した第二U字部12よりも下に配置する。
なお、図3には示していないが、本実施例による凝縮器200は、実施例1による凝縮器100と同様に入口総ヘッダと出口総ヘッダとを備える。入口総ヘッダは、入口ヘッダ3a〜3dが接続され、冷媒を入口ヘッダ3a〜3dに分配する。出口総ヘッダ40は、出口ヘッダ4a〜4dが接続され、出口ヘッダ4a〜4dから冷媒が流出する。
入口側連絡部23と出口側連絡部24は、伝熱管1の延伸方向を上下方向(鉛直方向)から水平方向に変える部位である。伝熱管1は、入口ヘッダ3から入口側連絡部23で水平方向に延伸した後、曲がって上方向に延伸し、第一U字部11で曲がって下方向に延伸し、第二U字部12で曲がって上方向に延伸し、第三U字部13で曲がって下方向に延伸し、曲がって出口側連絡部24で水平方向に延伸し、出口ヘッダ4に接続する。入口ヘッダ3と出口ヘッダ4の数は、ともに伝熱管1の数と同じである。例えば、図3に示すように、幅方向(図3の左右方向)に4本の伝熱管1を配置すると、入口ヘッダ3と出口ヘッダ4の数は、ともに4つである。
本実施例による凝縮器200では、入口ヘッダ3と出口ヘッダ4とがケーシング2の下部に設けられているため、伝熱管1は、鉛直方向に奇数回(本実施例では3回)延伸方向を変えている。伝熱管1の鉛直方向に延伸方向を変える回数は、奇数回であれば、1回でも3回以上でもよい。
入口ヘッダ3a〜3dと出口ヘッダ4a〜4dのうち、入口ヘッダ3a、3bと出口ヘッダ4a、4bは、ケーシング2の幅方向の一側方に配置され、入口ヘッダ3c、3dと出口ヘッダ4c、4dは、ケーシング2の幅方向の他側方に配置される。入口ヘッダ3と出口ヘッダ4は、鉛直方向に交互に配置される。例えば、図3に示すように、ケーシング2の幅方向の一側方では、上から入口ヘッダ3a、出口ヘッダ4a、入口ヘッダ3b、出口ヘッダ4bの順に配置され、他側方では、上から入口ヘッダ3d、出口ヘッダ4d、入口ヘッダ3c、出口ヘッダ4cの順に配置される。
伝熱管1は、位置がケーシング2の中央部から外周部に近づくにつれて、より上側にある入口ヘッダ3と出口ヘッダ4とに接続する。すなわち、ケーシング2の外周部に近い位置にある伝熱管1ほど、鉛直方向のより上側にある入口ヘッダ3と出口ヘッダ4とに接続する。例えば、図3に示すように、ケーシング2の最も外周部に近い位置にある伝熱管1a(1d)は、最も上側にある入口ヘッダ3a(3d)と出口ヘッダ4a(4d)とに接続する。そして、伝熱管1a(1d)の次にケーシング2の外周部に近い位置にある伝熱管1b(1c)は、上から2番目にある入口ヘッダ3b(3c)と出口ヘッダ4b(4c)とに接続する。
なお、凝縮器200の内部には、図3の奥行方向(紙面に垂直方向)にも複数の伝熱管1が配置されている。奥行方向に配置された伝熱管1も、幅方向でケーシング2の外周部に近い位置にある伝熱管1ほど、鉛直方向の上側にある入口ヘッダ3と出口ヘッダ4とに接続する。そして、幅方向でケーシング2の外周部から同じ距離の位置にある伝熱管1は、同じ高さの位置にある入口ヘッダ3と出口ヘッダ4とに接続する。従って、1つの入口ヘッダ3と1つの出口ヘッダ4には、奥行方向の数だけの伝熱管1が接続される。
(動作)
本実施例による凝縮器200は、実施例1による凝縮器100と同様に、ケーシング2の上端部にある開口部から蒸気と窒素の混合気体が流入し、入口ヘッダ3から伝熱管1に供給された冷媒との熱交換によって混合気体に含まれる蒸気が凝縮して、ケーシング2の下端部にある開口部から窒素が流出する。これにより、混合気体の自然循環が形成され、混合気体と冷媒との熱交換を継続的に行うことができる。
(効果)
本実施例による凝縮器200では、実施例1による凝縮器100と異なり、鉛直方向に延伸する伝熱管1は、入口ヘッダ3と出口ヘッダ4に向かってそれぞれ水平方向に延伸する入口側連絡部23と出口側連絡部24を有するため、これらの連絡部23、24が新たな流動抵抗として加わる。しかし、入口側連絡部23と出口側連絡部24は下部チムニ5の内部にあり、下部チムニ5は、蒸気が凝縮して混合気体が窒素だけからなり、混合気体の体積が減少して流速が低下している領域である。このため、密度と流速の2乗の積に比例する流動抵抗(圧力損失)は、小さくなる。
また、入口ヘッダ3及び出口ヘッダ4は、複数の伝熱管1に対して冷媒の供給と回収をするために冷媒の流量が多く、一般的に伝熱管1(入口側連絡部23と出口側連絡部24を含む)よりも直径が大きい。この直径の大きいヘッダ3、4をケーシング2の側方に配置することで、ケーシング2の下端部にある開口部での混合気体(窒素)の流路面積を拡げることができる。すなわち、本実施例による凝縮器200では、直径の大きいヘッダ3、4をケーシング2の下方に配置した場合と比べて窒素の流路面積が広がっているため、圧力損失は小さくなる。
以上のことから、入口側連絡部23と出口側連絡部24によって発生する圧力損失は、ヘッダ3、4をケーシング2の下方に配置した場合と比べて、大幅に低減できる。
本実施例による凝縮器200は、入口ヘッダ3と出口ヘッダ4をケーシング2の側方の下部に配置することにより、凝縮性ガスと非凝縮性ガスとを含む混合気体の自然循環の流量を増加させることができる。自然循環の流量が十分な場合は、凝縮器200に要求される熱交換性能に必要な自然循環の流量を確保しつつ、伝熱管1の間隔を小さくすることにより、凝縮器200を小型化できる。凝縮器200を小型化すれば、物量の低減により凝縮器200の製作コストを低減できる。また、凝縮器200の設置スペースが小さくなるため、凝縮器200を設置可能な場所が増え、凝縮器200の導入が容易となる。
(構成)
図4は、本発明の実施例3において、凝縮器が備える伝熱管21の概略構成を示す図である。図4では、伝熱管21の一部のみを示している。本実施例では、伝熱管21が液膜飛散リング15を備える。液膜飛散リング15は、伝熱管21の外表面に設けられた突起部であり、伝熱管21の周方向に環状に延在する。また、伝熱管21には、複数の液膜飛散リング15を設けるのが好ましい。複数の液膜飛散リング15は、伝熱管21の長さ方向に任意の間隔で配置される。液膜飛散リング15は、伝熱管21の外表面に形成された凝縮液膜7を排除する。
(動作)
図5は、液膜飛散リング15を持たない伝熱管1の外表面に形成された凝縮液膜7を示す図である。外表面で凝縮性ガスを凝縮させる伝熱管1では、凝縮性ガスが凝縮してできた液膜である凝縮液膜7が伝熱管1の外表面に形成され、この凝縮液膜7が大きな熱抵抗となる。伝熱管1が上下方向(鉛直方向)に延在する鉛直管型の場合には、伝熱管1の外表面に形成された凝縮液膜7は、伝熱管1の外表面を流下する。凝縮液膜7が流下する間にも凝縮性ガスが凝縮するので、凝縮液膜7は、流下しつつ厚さが増加し、熱抵抗がさらに増加する。このため、一般的に、鉛直管型の伝熱管1は、下部で伝熱性能が低下する。
図4に示すように、本実施例での凝縮器が備える伝熱管21は、液膜飛散リング15を備え、液膜飛散リング15により凝縮液膜7を伝熱管21の外表面から離して落下させることができる。このようにして、本実施例での凝縮器では、伝熱管21から凝縮液膜7を排除することができ、凝縮液膜7による熱抵抗を低減して、伝熱管21の伝熱性能を向上させることができる。
また、伝熱管の伝熱性能を向上させるためには、伝熱管の外表面に公知の撥水加工を施してもよい。外表面に撥水加工を施した伝熱管も、伝熱管から凝縮液膜7を排除することができ、凝縮液膜7による熱抵抗を低減して、伝熱管の伝熱性能を向上させることができる。
(効果)
本実施例での凝縮器では、伝熱性能の高い伝熱管21を備えるので、凝縮性ガスの凝縮に必要な伝熱管21の長さを短くすることができる。すなわち、凝縮性ガスの凝縮に必要な伝熱面積を低減できるので、凝縮器の小型化が可能である。
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上記の実施例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、本発明は、必ずしも説明した全ての構成を備える態様に限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能である。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、削除したり、他の構成を追加・置換したりすることが可能である。
1、1a〜1d…伝熱管、2…ケーシング、3、3a〜3d…入口ヘッダ、4、4a〜4d…出口ヘッダ、5…下部チムニ、7…凝縮液膜、11…第一U字部、12…第二U字部、13…第三U字部、15…液膜飛散リング、21…伝熱管、23、23a〜23d…入口側連絡部、24、24a〜24d…出口側連絡部、30…入口総ヘッダ、40…出口総ヘッダ、100、200…凝縮器。

Claims (6)

  1. 鉛直方向に延伸し、凝縮性ガスと非凝縮性ガスとの混合気体に含まれる凝縮性ガスを凝縮させる複数の伝熱管と、
    前記伝熱管を収納し、上端部と下端部に開口部を有するケーシングと、
    それぞれが前記伝熱管に接続され、前記伝熱管に冷媒を供給する複数の入口ヘッダと、
    それぞれが前記伝熱管に接続され、前記伝熱管から前記冷媒を回収する複数の出口ヘッダと、を備え、
    前記入口ヘッダと前記出口ヘッダは、前記ケーシングの下部に配置されている、
    ことを特徴とする凝縮器。
  2. 前記入口ヘッダと前記出口ヘッダは、前記ケーシングの上端から前記伝熱管と前記冷媒と前記混合気体との性質を基にして定めた距離だけ下に離れた位置よりも、下に位置する請求項1に記載の凝縮器。
  3. 前記入口ヘッダと前記出口ヘッダは、前記ケーシングの下端よりも下に位置する請求項1に記載の凝縮器。
  4. 前記入口ヘッダと前記出口ヘッダは、前記ケーシングの側方に位置する請求項1に記載の凝縮器。
  5. 前記入口ヘッダと前記出口ヘッダは、鉛直方向に交互に配置され、
    前記伝熱管は、前記ケーシングの外周部に近い位置にあるほど、鉛直方向のより上側にある前記入口ヘッダと前記出口ヘッダとに接続する請求項4に記載の凝縮器。
  6. 前記伝熱管は、周方向に環状に延在する突起部を外表面に備える請求項1から5のいずれか1項に記載の凝縮器。
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