JP2016197572A - 電池パックと電池パックの製造方法 - Google Patents

電池パックと電池パックの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】防水容器で理想的な防水構造を実現し、防水容器に注入するポッティング樹脂量を少なくして優れた放熱特性を実現する。【解決手段】電池パックは、防水容器に電池組立を入れてポッティング樹脂を注入しており、保存溶液にはポッティング樹脂の注入口31とは別に、注入されたポッティング樹脂の排出口32を設けており、さらに防水容器は、水密構造に密閉して内容積を変化できる変形部を有し、防水容器にポッティング樹脂が注入されて、ポッティング樹脂を電池組立に熱結合状態に密着させている。【選択図】図5

Description

本発明は、電池組立を収納してなる防水容器にポッティング樹脂を注入して、電池組立を防水して効果的に放熱する電池パックとその製造方法に関する。
防水構造の電池パックは、電動工具、電動アシスト自転車、電動バイク、ハイブリッド電気自動車、電気自動車などの電源として、さらには家庭や店舗などでの蓄電用として幅広く用いられている。防水構造を実現するために、複数の電池を定位置に配置して保護回路を実装する回路基板を連結している電池組立を防水袋に収納して密閉する電池パックが開発されている。(特許文献1参照)
特開2012−79547号公報
電池組立を防水袋に収納して、内部にポッティング樹脂を注入して密閉する構造の電池パックは、防水袋で電池組立を理想的な状態に防水でき、さらに、注入されるポッティング樹脂を電池に熱結合状態に密着して、電池の発熱を効率よく外部に放熱できる特徴がある。
しかしながら、この構造の電池パックは、注入されるポッティング樹脂を全ての電池の表面に熱結合するために、内部の間隙を満たすようにポッティング樹脂を充填することから、注入するポッティング樹脂の量が相当に多くなって、電池パックの重量が増加すると共に、多量のポッティング樹脂を使用することから製造コストが高くなる欠点がある。とくに、防水袋に注入されて電池の発熱を外部に放熱するために使用されるポッティング樹脂は、高温に発熱する電池を効率よく放熱することから、優れた熱特性や難燃性などが要求されて高品質で高価なポッティング樹脂を使用する必要があるので、このポッティング樹脂を多量に使用すると原料コストが相当に高価になる欠点がある。
本発明は、従来の以上の欠点を解決するために開発されたもので、充填されるポッティング樹脂の量を最小限としながら、電池にポッティング樹脂を密着させて、電池の熱を的確に放熱することができる電池パックとこの電池パックの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の電池パックは、電池組立2と、この電池組立2を収納している防水容器8と、防水容器8に注入しているポッティング樹脂9とを備える。防水容器8は、ポッティング樹脂9の注入口31と、注入されたポッティング樹脂9を排出できる排出口32とを備える。さらに、防水容器8は、注入口31と排出口32を密閉する状態で内部を水密構造に密閉できると共に、内容積を変化できる変形部を有し、電池組立2を収納している防水容器8にポッティング樹脂9を注入して、ポッティング樹脂9に電池組立2を熱結合状態に接触させている。
本発明の電池パックは、防水容器8を可撓性シートからなる防水袋8A、8Bとすることができる。
本発明の電池パックは、防水容器8の対向する位置に注入口31と排出口32とを設けることができる。
本発明の電池パックは、防水容器8を可撓性シートからなる防水袋8Aとして、防水袋8Aの一端に注入口31を設けて、他端に排出口32を設けている筒状とすることができる。
本発明の電池パックは、防水容器8に、内側から外側に空気を排気できる逆止弁10を設けることができる。
本発明の電池パックは、排出口32に排出用の逆止弁19を設けることができる。
本発明の電池パックは、電池組立2に引出線15を連結して、この引出線15を注入口31から外部に防水構造で引き出す構造とすることができる。
本発明の電池パックは、防水容器8に注入してなるポッティング樹脂9で排出口32を水密構造に密閉することができる。
本発明の電池パックの製造方法は、電池組立2と、この電池組立2を収納してなる防水容器8と、防水容器8に注入してなるポッティング樹脂9とを備え、防水容器8には、ポッティング樹脂9の注入口31と、注入されたポッティング樹脂9を排出できる排出口32とを設け、さらに、防水容器8には、注入口31と排出口32を密閉する状態で内部を水密構造に密閉できると共に、内容積を変化できる変形部を設けている電池パックを製造する方法であって、電池組立2を収納している防水容器8に、排出口32を密閉して、未硬化のポッティング樹脂9を注入して、注入された未硬化のポッティング樹脂9を電池組立2に熱結合状態に接触させる注入工程と、注入口31を密閉する注入口31の密閉工程と、排出口32を開いて、防水容器8に注入された余剰の未硬化のポッティング樹脂9を排出する未硬化のポッティング樹脂9の排出工程と、排出口32を密閉して防水容器8を水密構造に密閉する排出口32の密閉工程とで電池パックを製造する。
本発明の電池パックの製造方法は、排出口32の密閉工程において、排出されるポッティング樹脂9で排出口32を密閉することができる。
本発明の電池パックの製造方法は、電池組立2に接続している引出線15を注入口31から外部に引き出しており、注入口31にシール樹脂17を注入して、引出線15を引き出している注入口31を密閉することができる。
本発明の電池パックとその製造方法は、防水容器に充填するポッティング樹脂量を最小限としながら、電池にポッティング樹脂を熱結合状態に密着させて、電池の発熱を効率よく放熱できる特徴がある。それは、本発明が、防水容器に、ポッティング樹脂の注入口に加えて、ポッティング樹脂を排出する排出口を設けているので、注入口から多量の未硬化のポッティング樹脂を注入して全ての電池にポッティング樹脂を熱結合状態に密着する状態として、排出口から余剰のポッティング樹脂を排出できるからである。本発明は、防水容器に設けた注入口から余剰のポッティング樹脂を排出するのではない。余剰のポッティング樹脂を排出するために、注入口とは別に専用の排出口を設けている。注入口とは別に設けられた排出口は、注入された余剰のポッティング樹脂を理想的な状態で排出できる位置に設けることができる。このため、本発明は、防水容器に多量のポッティング樹脂を注入しながら、余剰のポッティング樹脂を排出して、防水容器に充填するポッティング樹脂量を少なくできる。
さらに、余剰のポッティング樹脂を排出するので、防水容器に多量のポッティング樹脂を注入して全ての電池の表面に熱結合状態にできる。少量のポッティング樹脂を防水容器に充填して、全ての
電池の表面に熱結合状態とするのは難しいが、多量のポッティング樹脂を防水容器に注入すると、全ての電池にポッティング樹脂を熱結合状態に密着できる。ただ、多量のポッティング樹脂を注入すると、ポッティング樹脂の使用量が増加して、製造コストが高く、また重くなる。しかしながら、本発明は、防水容器の理想的な位置に排出口を設けて余剰のポッティング樹脂を排出できるので、多量のポッティング樹脂を充填して電池に熱結合状態としながら、余剰のポッティング樹脂を排出することで、実質的に防水容器に充填するポッティング樹脂の使用量を少なくできる。それも、ポッティング樹脂を電池の表面に理想的な熱結合状態としながら、使用量を少なくできる特徴を実現する。
さらに、本発明は、内容積を変化できる変形部を設けているので、多量のポッティング樹脂を注入した後、排出口から余剰のポッティング樹脂を排出して、防水容器の内容積を減少できるので、ポッティング樹脂の電池への熱結合状態を理想的な状態を保持しながら、余剰のポッティング樹脂を排出できる。このため、ポッティング樹脂でもって電池を効果的に放熱できる状態を実現しながら、ポッティング樹脂の使用量をより少なくできる特徴が実現できる。
本発明の一実施の形態にかかる電池パックの斜視図である。 図1に示す電池パックの分解斜視図である。 電池組立を防水袋に収納してポッティング樹脂を充填する状態を示す斜視図である。 ポッティング樹脂が充填された防水袋の注入口を閉塞する状態を示す斜視図である。 防水袋の排出口から余剰のポッティング樹脂を排出する状態を示す斜視図である。 防水袋の注入口における引出線の引き出し構造を示す拡大断面図である。 防水袋の他の一例を示す水平断面図である。 図7に示す防水袋の垂直縦断面図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための電池パックと電池パックの製造方法を例示するものであって、本発明は電池パックとその製造方法を以下のものや方法に特定しない。
本発明の電池パックは、主として電動の乗り物に装着されて、駆動用のモータに電力を供給する。本発明は、たとえば、アシスト自転車、電動バイク、電動車椅子、電動三輪車、電動カート等の電源として使用される。ただし、本発明は電池パックの用途を特定するものではなく、電動工具等の屋外で使用される種々の電気機器用の電源として使用することもできる。
図1及び図2に示される電池パック1は、主として電気機器本体に装着されて、電気機器本体に電力を供給する。このような目的で使用される電池パック1は、防水容器8に電池組立2を収納して密閉して電池のコアパック20として、この電池のコアパック20を電池ケース4に収納している。
電池組立2は、複数の電池3を互いに平行な姿勢とし、かつ電池3の両端に正負の異なる電極端子を備え、この電極端子を同一面に配置して多段多列に配置している電池ホルダ6と、この電池ホルダ6に収納している電池3の電極端子に接続されて、隣接する電池3を直列と並列に接続してなるリード板7とを備えている。
電池3は、充電できるリチウムイオン二次電池であるが、リチウムイオン電池に限定されず、ニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池等の充電できる電池であってもよい。さらに、本実施例の電池パック1では、円筒型電池が使用されているが、これに限定されず、角型電池や扁平形電池とすることもできる。電池組立2は、電池3を平行な姿勢として、多段多列に並べて電池ホルダ6に収納している。本実施例の電池パック1は、電池3が50本使用されており、10直列5並列で電気接続されている。
図2の電池パック1の分解斜視図が示すように、複数の電池3が両端部の電極端子を同一面に配置し、互いに平行な姿勢として、電池ホルダ6に配置され収納保持されている。また、この電池ホルダ6は、一対の電池ホルダユニットが嵌合されることで構成されており、一方の電池ホルダユニットは、電池3の端部を挿入し、電池3を収納する保持筒を備えている。電池ホルダ6は、絶縁材料であるプラスチック等の熱可塑性樹脂によって形成されている。さらに、一方の電池ホルダユニットの保持筒に電池3を収納した状態で、他方の電池ホルダユニットを配置し、連結させることで、電池3の端面以外の側面を覆うような電池収納部が形成されている。一対の電池ホルダユニットによって複数の電池3が収納保持されている。図2は防水容器8を鎖線で示している。
図2に示すように、電池ホルダ6は、複数の電池3を多段多列に配置し、定位置に保持している。また、電池3の電極端子は、電池ホルダ6の端面に設けられた開口部より露出した状態でリード板7に接続されている。電池ホルダ6の対向する両側面にそれぞれリード板7が配置されている。さらに、電池3は、このリード板7を介して、回路基板5に接続されている。この回路基板5は、電池ホルダ6の端面同士の間に位置している電池ホルダ6の上面に配置されている。さらに、図2に示す回路基板5は、電池3の残容量等を表示するためのLED13を上面に配置している。図2に示す回路基板5は、上面にLEDホルダ14を配置しており、このLEDホルダ14の内部であって、LEDホルダ14に設けた複数の表示窓に対向して、複数のLED13を配置している。
以上のように、複数の電池3を電池ホルダ6で所定の位置に保持すると共に、回路基板5を基板ホルダの上面に固定し、さらに、各々の電池3の電極端子がリード板7と接続され、このリード板7を介して、回路基板5に接続して電池組立2としている。図1及び図2で示すように、この電池組立2を防水容器8に収納して電池のコアパック20として、電池ケース4に収納している。
図3〜図5に示すように電池のコアパック20は、防水性に優れた水密構造とするため、防水容器8に電池組立2を収納している。とくに、電池組立2を防水容器8に収納して防水容器8から電池組立2の回路基板5に接続している引出線15を外部に引き出している。防水容器8は電池組立2を収納する状態で、ポッティング樹脂9を充填している。注入されるポッティング樹脂9は、電池組立2の電池3や回路基板5の発熱部品に熱結合して、電池3や発熱部品の熱を効率よく外部に伝導して放熱する。
防水容器8は、ポッティング樹脂9を排出して内容積を減少する変形部を有する。図3の防水容器8は、可撓性シートの防水袋8Aで、可撓性シートを変形させて変形部を設けている。防水袋8Aの可撓性シートは、可撓性のあるプラスチックシートが使用できる。プラスチックシートには、ポリイミド(PI)、ポリエチレンイミド(PEI)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等が使用できる。これらのプラスチックシートは、可撓性と耐熱性に優れている特長がある。また、電池の安全弁が開弁されたときに排出される電解液によって、溶融し化学反応を起こすこともない。ただ、防水容器8に使用される可撓性シートには、上述したもの以外の他のプラスチックシートも使用することができる。
さらに、防水容器は、図示しないが、ゴム状弾性体を容器の形状に成形して製作することができ、また、プラスチックを金型でもって箱形に成形して一部に開口部を設け、この開口部を可撓性シートやゴム状弾性シートで閉塞して変形部を設けることができる。防水容器8は、一部又は全体を透光性として、内部に注入されるポッティング樹脂9の充填状態を確認することができる。
図3に示す防水袋8Aは、可撓性シートのプラスチックフィルムを筒状に製作して、上端に注入口31を、下端に排出口32を設け、注入口31と排出口32を閉塞して水密構造に密閉する。この防水袋8Aは、上端を大きく開口して注入口31とするので、注入口31から電池組立2を収納して、未硬化のポッティング樹脂を注入する。注入口31からは、電池組立2に接続している引出線15が外部に引き出される。引出線15の先端には、充放電端子や信号線を備えたコネクタ(図示せず)を接続している。この防水袋8Aは、電池組立2を収納して、防水袋8Aの注入口31から引出線15を防水構造で外部に引き出している。引出線15を防水構造で外部に引き出すために、図6に示すように、防水袋8Aは、引出線15の両側で上端開口部のプラスチックフィルムをL字状に溶着して注入口31を小さくする状態で、注入口31にシリコン樹脂などのシール樹脂17を注入して、引出線15を防水構造で引き出しする。
防水袋8Aの下端に設けている排出口32は、電池組立2を入れて、未硬化のポッティング樹脂を注入する状態で、未硬化のポッティング樹脂が漏れないように閉塞される。防水袋8Aの下端に設けている排出口32は、注入される未硬化のポッティング樹脂が充填されるので、図3〜図5に示すように下端部を折り返し、折返し部33をクリップ18などで挟んで簡単に密閉できる。注入される未硬化のポッティング樹脂が、隙間に侵入して排出口32を閉塞するからである。未硬化のポッティング樹脂を充填した後、閉塞している排出口32を開いて、余剰のポッティング樹脂9を排出する。防水袋8Aの下端に設けた排出口32は、開口する状態で余剰のポッティング樹脂9を自然に流出して速やかに排出できる。ただし、吸入ポンプに連結している吸引パイプ(図示せず)を排出口32に挿入して、余剰のポッティング樹脂9を防水袋8Aから強制的に排出することもできる。
排出口32は、隙間から余剰のポッティング樹脂9を排出した後、水密構造に密閉される。排出口32を水密構造に密閉するには、防水袋8Aの可撓性シートを互いに接近させる状態で、隙間にポッティング樹脂9を充填し、ポッティング樹脂9を硬化させて水密構造に密閉される。この構造は、ポッティング樹脂9を利用して排出口32を確実に水密構造に密閉できる。ポッティング樹脂9は、ウレタン樹脂のように接着性に優れた樹脂が使用される。防水容器8に注入されて、電池3等の表面に熱結合状態に接着されて、電池3などの熱を効率よく外部に放熱するために注入されるからである。接着性に優れたポッティング樹脂は、排出口32の隙間に充填されて、排出口32を確実な水密構造に密閉できる。ただし、排出口32は、シリコン樹脂等のシール樹脂や接着剤を隙間に注入して、水密構造に密閉し、あるいは防水袋8Aの可撓性シートを熱可塑性樹脂のプラスチックフィルムとし、プラスチックフィルムを互いに溶着して水密構造に密閉することもできる。
図3〜図5に示す防水容器8は、電池組立2を防水容器8に入れて引出線15を注入口31から外部に引き出し、注入口31からポッティング樹脂9を注入する。注入口31は、未硬化のポッティング樹脂を注入した後、引出線15を引き出す状態で、防水構造に封止される。注入口31は、図6に示すように、注入口31で対向する可撓性シートを密着する状態で、可撓性シートと引出線15との間にシリコン樹脂等のシール樹脂17を注入して、水密構造に密閉される。
防水容器8は、排出口32を閉塞する状態で、電池組立2を防水容器8に入れて、注入口31からポッティング樹脂9を注入する。図3の防水容器8は、上面に回路基板5を配置する姿勢で電池組立2を内部に配置して、ポッティング樹脂9を注入している。注入されるポッティング樹脂9は、電池組立2の一部又は全体を浸漬するように注入される。図の防水袋8Aは、内部の空気を排気する逆止弁10を設けている。逆止弁10のある防水袋8Aは、ポッティング樹脂9を注入して、ポッティング樹脂9の未硬化な状態で逆止弁10から内部の空気を強制的に排気する。逆止弁10から内部の空気を排気できるように、逆止弁10のある防水袋8Aは、逆止弁10をポッティング樹脂9に浸漬しないようにポッティング樹脂9を注入する。逆止弁10から空気を排気すると、防水袋8Aが収縮して、ポッティング樹脂9の液面レベルは上昇する。逆止弁10からの空気の排気は、ポッティング樹脂9の液面レベルが回路基板5の下面ないし上面まで上昇する状態で停止する。この状態で、電池組立2の全ての電池はポッティング樹脂9に浸漬されて、熱結合状態に密着される。
逆止弁10は、内部から外側に向かってのみ空気を通過させるが、逆方向には通過させない。したがって、逆止弁10に吸気具(図示せず)の吸気口を配置し、吸気して防水容器8内部の空気を排気できる。吸気具が防水容器8の内部から空気を排気すると、防水容器8の底面に溜まったポッティング樹脂9は、電池組立2の間隙に流入して電池3の表面に熱結合状態に密着する。電池3の表面にポッティング樹脂9が密着して、電池3は空気よりもより熱伝導率の高いポッティング樹脂9に熱結合され、電池3の熱がポッティング樹脂9を介して外部に放熱される。
防水袋8Aに電池組立2を入れてポッティング樹脂9を注入する状態で、全ての電池3の表面にポッティング樹脂9を熱結合状態に密着させるのは難しい。電池組立2の間隙にポッティング樹脂9を完全に侵入できないからである。電池3の表面がポッティング樹脂9に密着しない部分で、電池3の表面に空気層ができる。空気層は、電池3の放熱特性を低下させる原因となる。空気の熱伝導率がポッティング樹脂9よりも小さいからである。空気層は電池3の放熱特性を低下させて、電池3に温度差を大きくする原因となる。さらに、各電池3の表面にポッティング樹脂が密着する状態の不均一も、電池3の温度差を増加させる。電池3の温度差は、電池3の充放電特性をアンバランスとし、さらに温度上昇は電池3を劣化させる原因となって、電池パックの寿命を短くする弊害となる。
防水容器8に多量のポッティング樹脂9を注入することは、全ての電池3の表面にポッティング樹脂9を熱結合状態に密着することに有効である。多量に注入されるポッティング樹脂9が、電池組立2の隙間に侵入するからである。ただ、多量のポッティング樹脂9を注入することは、ポッティング樹脂9の使用量を増加して原料コストを高騰させる原因となる。また、電池パックを重くする原因ともなる。
本発明は、防水容器8に多量のポッティング樹脂9を注入して、全ての電池3の表面にポッティング樹脂9を熱結合状態に密着しながら、ポッティング樹脂9の使用量を少なくして、電池パックを軽くできる。それは、防水容器8に多量のポッティング樹脂9を注入して、全ての電池3の表面にポッティング樹脂9を密着させた後、余剰のポッティング樹脂9を排出口32から排出するからである。ポッティング樹脂9は、電池3の表面に密着して放熱特性を改善することから、ウレタン系樹脂等の接着性に優れた樹脂が使用される。したがって、防水容器8に注入して電池3の表面にポッティング樹脂9を密着させると、その後に余剰のポッティング樹脂9を排出しても、ポッティング樹脂9が電池3の表面から剥離されて、電池3の表面に空気層ができることはない。余剰のポッティング樹脂9は、注入口31を密閉して防水容器8から排出される。防水袋8Aは、余剰のポッティング樹脂9を排出すると可撓性シートが変形して内容積を減少させる。この防水袋8Aは、ポッティング樹脂9を排出して内部に空気層ができず、空気層による放熱特性の低下を防止して電池3の熱を効率よく外部から放熱できる。
ただし、本発明の電池パックは、排出口32から余剰のポッティング樹脂9を排出して、防水容器8の内部に空気溜まりを設けて、さらに軽くすることもできる。空気溜まりは熱伝導を低下させる原因となるが、電池3の表面にできる空気層のようには、電池3の放熱特性を低下させない。多量のポッティング樹脂9を注入して、全ての電池3の表面にポッティング樹脂9を密着させる状態で、余剰のポッティング樹脂9を排出しても、電池3の表面に密着しているポッティング樹脂9は電池表面から剥離されない。ポッティング樹脂9に接着性があるからである。このことから、内部にできる空気溜まりができるように、さら多量のポッティング樹脂9を防水容器8から排出しても、電池3の表面に接して空気層ができることはない。防水容器8の内部にできる空気溜まりは、内部に中空状に形成される。この状態に空気溜まりが発生しても、電池3の表面に熱結合状態に密着するポッティング樹脂9は、連続して外部に熱を伝導して電池3を放熱する。したがって、防水容器8の内部全体にポッティング樹脂9を充満する電池パックに比較して、空気溜まりが放熱特性を低下させる原因となっても、電池3の表面に密着するポッティング樹脂9によって、各々の電池3の発熱は効果的に外部に放熱できる。
ポッティング樹脂9を排出して内部に空気溜まりを設ける電池パックは、排出口32からポッティング樹脂9を排出する状態で、注入口31から所定量の空気を注入する。この電池パックは、空気の注入量をコントロールして、内部にできる空気溜まりのトータル体積をコントロールして、電池3の放熱特性と重量とを用途に最適な値に調整できる。注入口31は、完全に密閉しない状態で空気を注入する。空気を注入して余剰のポッティング樹脂9を排出した後、注入口31を完全に密閉する。
図の電池パックは、逆止弁10から内部の空気を排出して、ポッティング樹脂9を電池組立2の隙間に侵入できる。この電池パックは、逆止弁10から空気を排気して、ポッティング樹脂9を電池3の表面に密着させた後、排出口32から余剰のポッティング樹脂9を排出する。この電池パックは、防水容器8に注入するポッティング樹脂9の量を少なくし、また排出するポッティング樹脂9の量も少なくして、全ての電池3の表面にポッティング樹脂9を密着できる。それは、空気を排気して、ポッティング樹脂9を電池組立2の隙間に侵入できるからである。
逆止弁10は、注入口31と排出口32とを密閉して、防水容器8の密閉状態で、内部の空気を排気するので、防水容器8の上部に設けられる。空気が上部に溜まるからである。図3〜図5の電池のコアパック20は、上面に回路基板5を配置する姿勢で電池組立2を防水容器8に収納して、回路基板5の上面に接近する可撓性シートに逆止弁10を配置している。この防水袋8Aは、逆止弁10から空気を吸引して、回路基板5の上面から空気を排気できる。回路基板5は、ポッティング樹脂9が直接に逆止弁10に吸入されるのを阻止して、防水袋8Aの上部に溜まる空気を排気する。回路基板5は、逆止弁10の周囲に、空気をスムーズに通過させてポッティング樹脂9の通過を防止するフィルターをリング状に設けて、ポッティング樹脂9を吸入することなく空気を効果的に排気できる。このフィルターは、たとえば、不織布や連続気泡のプラスチック発泡体をリング状として回路基板5に表面に接着される。
以上の電池パックは、防水容器8を防水袋8Aとして、上端に注入口31を、下端に排出口32を設けて、注入口31と排出口32とを対向する位置に配置している。この防水容器8は、排出口32を閉塞して簡単に注入口31から電池組立2を入れることができ、また注入口31から空気を排出しながらポッティング樹脂9を注入でき、さらに、余剰のポッティング樹脂9を下部の排出口32から自然に流下させて排出できるので、ポッティング樹脂9の注入と排出を簡単にできる特徴がある。
ただし、注入口31は必ずしも防水容器8の上部に設ける必要はない。それは、注入ポンプ(図示せず)を使用して防水容器8にポッティング樹脂9を注入できるからである。とくに、逆止弁10を設けた防水容器8は、ポッティング樹脂9を注入して内部に溜まる空気を逆止弁10から排気できるので、中間や下部に注入口31を設けてポッティング樹脂9を注入することができる。また、排出口32も必ずしも下部に設ける必要はない。それは、吸引ポンプ(図示せず)に連結された吸引パイプを排出口32から防水容器8の内部に挿入して、余剰のポッティング樹脂9を排出できるからである。ただ、本発明は、注入口31と別の位置に排出口32を設けて、ポッティング樹脂9の注入する位置と、排出する位置とを異なる位置としている。したがって、注入口31をポッティング樹脂の注入に最適な位置に設けて、排出口32を、余剰のポッティング樹脂9の排出に適した位置に設けることができ、この構造によって、ポッティング樹脂9を全ての電池3の表面に密着させながら、余剰のポッティング樹脂9を排出して、少量のポッティング樹脂9で各電池3の放熱特性を改善できる。
さらに、以上の電池パックは、防水容器8に逆止弁10を設けて、空気を排気する構造としているが、排出口に、ポッティング樹脂を排出できる排出用の逆止弁を設けて、余剰のポッティング樹脂を排出用の逆止弁から排出することができる。この防水容器は、防水容器の上部に設けた逆止弁から空気を排気しながら、排出口から空気が吸引されるのを防止できる。このため、逆止弁から空気を排気する状態で、排出口を気密に密閉する必要がなく、また余剰のポッティング樹脂を排出用の逆止弁から排出できる。
さらに、防水容器8は、図7と図8に示す構造の防水袋8Bとすることもできる。図に示す防水袋8Bは、可撓性シートのプラスチックフィルムを筒状に製作して、一端を閉塞して他端を開口し、この開口端となる一端に注入口31を設けて、筒状の外周面となる側面に排出口32を設けている。この防水袋8Bは、筒状の開口部を注入口31として、注入口31から電池組立2を収納して未硬化のポッティング樹脂9を注入すると共に、この注入口31から引出線15を外部に引き出している。この防水袋8Bも、注入口31のプラスチックフィルムを引出線15の両側でL字状に溶着して注入口31を小さくし、注入口31にシール樹脂17を注入して、引出線15を防水構造で引き出している。
さらに、防水袋8Bは、図8に示すように、注入口31を設けた面を横向きとする姿勢で、下面となる側面に、ポッティング樹脂9を排出する排出口32を設けている。図に示す防水袋8Bは、内部に収納される電池組立2の回路基板5が上側となり、電池ホルダ6が下側となる姿勢において、電池ホルダ6の底面と対向する側面を下面として排出口32を設けている。図8の防水袋8Bは、筒状に形成された防水袋8Bの側面に開口部35を開口すると共に、この開口部35に連結筒部36を連結して防水袋8Bの内部に連通される排出口32を設けている。
さらに、図8に示す防水袋8Bは、連結筒部36で形成される排出口32に、ポッティング樹脂9を排出できる排出用の逆止弁19を設けて、余剰のポッティング樹脂9を排出用の逆止弁19から排出するようにしている。この防水容器8は、排出口32から空気が吸引されるのを防止しながら、余剰のポッティング樹脂9を排出用の逆止弁19から排出できる。
以上の電池パックは、以下の工程で組み立てられる。
[ポッティング樹脂9の注入工程]
電池組立2を防水容器8に入れ、排出口32を閉塞する状態で、未硬化のポッティング樹脂を注入して、注入された未硬化のポッティング樹脂9を電池組立2に熱結合状態に接触させる。排出口32は、図3に示すように、下端を折返し、折返し部33をクリップ18などで挟んでポッティング樹脂9が漏れないように簡単に閉塞できる。
この工程で防水容器8に注入されるポッティング樹脂9は、その後の排出工程において、未硬化な状態で余剰のポッティング樹脂9を排出するので、好ましくは、多量のポッティング樹脂9を注入して、全ての電池3の表面にポッティング樹脂9を密着させる。ただ、内部の空気を排気する逆止弁10を備える防水容器8は、内部の空気を排気して防水容器8を収縮させてポッティング樹脂9を全ての電池3の表面に密着できるので、必ずしもポッティング樹脂9を注入する工程で、全ての電池3の表面にポッティング樹脂9を密着させる必要はない。
[注入口31の密閉工程]
ポッティング樹脂9を注入した後、注入口31を密閉する。引出線15を外部に引き出している注入口31は、図6に示すように、引出線15の両側で可撓性シートを溶着して引出線15に沿わせて引出線15と注入口31との隙間を小さくする。この状態で、シリコン樹脂などのシール樹脂17を注入口31と引出線15の隙間に注入して注入口31を密閉する。
逆止弁10のある防水袋8Aは、注入口31を密閉した状態で、逆止弁10から吸引して、内部の空気を強制的に排気して、防水容器8の内部をポッティング樹脂9で満たす。逆止弁のない防水容器は、防水容器内の全体にポッティング樹脂を注入して、内部の空気を排気できる。とくに、本発明の電池パックは、余剰のポッティング樹脂9を排出するので、多量のポッティング樹脂9を注入して内部の空気を排出し、防水容器8の内部全体をポッティング樹脂9で満たすことができる。
[ポッティング樹脂9の排出工程]
排出口32を開いて、防水容器8に注入された余剰の未硬化のポッティング樹脂9を排出する。下端に排出口32を設けている防水容器8は、排出口32を開いて、未硬化で液状のポッティング樹脂9を自然に流下させて排出できる。排出口32を下端に設けない防水容器は、吸引パイプを挿入してポッティング樹脂を強制的に吸引して排出する。防水袋8A、8Bは、ポッティング樹脂9を排出すると、注入されたポッティング樹脂9の容積が減少する。ポッティング樹脂9の容積が減少するので、防水袋8A、8Bは電池組立2の表面に密着して内容積を減少させる。箱形に成形している防水容器8は、変形部を変形させて、内容積を減少させる。
排出工程は、好ましくは、防水容器8への空気の侵入を阻止して、ポッティング樹脂9を排出する。防水袋8A、8Bをポッティング樹脂9で満たして全ての電池3の表面にポッティング樹脂9を密着させ、排出工程で空気を侵入させることなく余剰のポッティング樹脂9を排出して、排出口32を密閉して製造される電池パックは、全ての電池3の表面にポッティング樹脂9が熱結合状態で密閉されて、内部に空気溜まりができないので、理想的な状態で各電池3を放熱できる。
ただし、排出工程において、防水容器8に空気を注入することもできる。この方法は、ポッティング樹脂9を排出して防水容器8の内容積を減少し、さらに内部に空気を注入してポッティング樹脂9の排出量を多くして軽くできる。注入される空気は、防水容器8の内部で空気溜まりとなる。ただ、空気溜まりに電池3の表面が接触して、放熱特性を低下させることはない。それは、電池3の表面に密着されたポッティング樹脂9は、電池3の表面から剥離されることがなく、たとえ空気を侵入させても電池3の表面にはポッティング樹脂9が密着するからである。排出工程で防水容器8の内部に空気を侵入させるには、排出口32からポッティング樹脂9を排出しながら、空気を注入させる。ただ、排出工程において注入口31を完全に密閉することなく、排出工程で注入口31から空気を注入することもできる。この注入口31は、余剰のポッティング樹脂9を排出して、防水容器8の内部に空気を侵入させた後、完全に密閉する。
[排出口32の密閉工程]
余剰のポッティング樹脂9を排出した後、排出口32を防水容器8に注入してなるポッティング樹脂9やシール樹脂で密閉して防水容器8を水密構造に密閉する。
本発明は、電池組立を防水容器に入れて完全な防水構造とするので、防水構造が要求される屋外で使用される電池パックとして有効に利用できる。
1…電池パック
2…電池組立
3…電池
4…電池ケース
5…回路基板
6…電池ホルダ
7…リード板
8…防水容器
8A、8B…防水袋
9…ポッティング樹脂
10…逆止弁
13…LED
14…LEDホルダ
15…引出線
17…シール樹脂
18…クリップ
19…排出用の逆止弁
20…コアパック
31…注入口
32…排出口
33…折返し部
35…開口部
36…連結筒部

Claims (11)

  1. 電池組立と、
    この電池組立を収納してなる防水容器と、
    前記防水容器に注入してなるポッティング樹脂とを備える電池パックであって、
    前記防水容器は、前記ポッティング樹脂の注入口と、注入されたポッティング樹脂を排出できる排出口とを有し、
    さらに、前記防水容器は、前記注入口と前記排出口を密閉する状態で内部を水密構造に密閉できると共に、内容積を変化できる変形部を有し、
    前記電池組立を収納してなる前記防水容器に前記ポッティング樹脂が注入されて、前記ポッティング樹脂に前記電池組立が熱結合状態に接触してなることを特徴とする電池パック。
  2. 請求項1に記載される電池パックであって、
    前記防水容器を可撓性シートからなる防水袋としてなることを特徴とする電池パック。
  3. 請求項1又は2に記載される電池パックであって、
    前記防水容器が対向する位置に前記注入口と前記排出口とを設けてなることを特徴とする電池パック。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載される電池パックであって、
    前記防水容器が、可撓性シートからなる防水袋で、
    前記防水袋が、一端に前記注入口を設けて、他端に前記排出口を設けてなる筒状としてなることを特徴とする電池パック。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載される電池パックであって、
    前記防水容器に、内側から外側に排気できる逆止弁を設けてなることを特徴とする電池パック。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載される電池パックであって、
    前記排出口に排出用の逆止弁を設けてなることを特徴とする電池パック。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載される電池パックであって、
    前記電池組立が引出線を連結しており、
    前記引出線が前記注入口から外部に防水構造で引き出されてなることを特徴とする電池パック。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載される電池パックであって、
    前記排出口が前記防水容器に注入してなるポッティング樹脂で水密構造に密閉されてなることを特徴とする電池パック。
  9. 電池組立と、
    この電池組立を収納してなる防水容器と、
    前記防水容器に注入してなるポッティング樹脂とを備え、
    前記防水容器は、前記ポッティング樹脂の注入口と、注入されたポッティング樹脂を排出できる排出口とを有し、
    さらに、前記防水容器は、前記注入口と前記排出口を密閉する状態で内部を水密構造に密閉できると共に、内容積を変化できる変形部を有する電池パックの製造方法であって、
    前記電池組立を収納してなる前記防水容器に、前記排出口を閉塞する状態で、未硬化のポッティング樹脂を注入して、注入された未硬化のポッティング樹脂を前記電池組立に熱結合状態に接触させる注入工程と、
    前記注入口を密閉する注入口の密閉工程と、
    前記排出口を開いて、前記防水容器に注入された余剰の未硬化のポッティング樹脂を排出する未硬化のポッティング樹脂の排出工程と、
    前記排出口を密閉して前記防水容器を水密構造に密閉する前記排出口の密閉工程とからなる電池パックの製造方法。
  10. 請求項9に記載される電池パックの製造方法であって、
    前記排出口の密閉工程において、排出されるポッティング樹脂で前記排出口を密閉することを特徴とする電池パックの製造方法。
  11. 請求項9または10に記載される電池パックの製造方法であって、
    前記電池組立が引出線を接続しており、前記引出線を前記注入口から外部に引き出すと共に、前記注入口にシール樹脂を注入して、前記引出線を引き出してなる前記注入口を密閉することを特徴とする電池パックの製造方法。
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