JP2016197532A - 導光板、面光源装置、透過型表示装置 - Google Patents

導光板、面光源装置、透過型表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】容易に反りを抑制することができる導光板、面光源装置、透過型表示装置を提供する。
【解決手段】導光板13は、光が入射する入光面13aと、入光面13aに交差し、光が出射する出光面13cと、出光面13cに対向する背面13dと、入光面13aに対向する対向面13bとを有し、入光面13aから入射した光を入光面13aから対向面13b側に向かう導光方向へ導光しながら出光面13cから出射する導光板であり、該導光板は、この導光板から切り出した試験片(縦150mm、横25mm)の厚み方向における曲げ剛性値Kが、3.5×10[N・m]≦K≦3.0×10[N・m]となるように形成されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、導光板、面光源装置、透過型表示装置に関するものである。
従来、LCD(Liquid Crystal Display)パネル等の透過型表示部を背面から面光源装置(バックライト)によって照明し、映像を表示する透過型表示装置が知られている。
面光源装置は、大きく分けて、各種光学シート等の光学部材の直下に光源を配置する直下型のものと、光学部材の側面側に光源が配置されるエッジライト型のものとがある。このエッジライト型の面光源装置は、光源を導光板等の光学部材の側面側に配置することから、直下型のものに比べて面光源装置をより薄型化できるという利点を有し、広く用いられている。
一般的に、エッジライト型の面光源装置では、導光板の側面である入光面に対面する位置に光源が配置されており、光源が発する光は、入光面から導光板に入射し、出光面とこれに対向する背面とで反射を繰り返しながら、入光面に対向する面側へ、入光面に略直交する方向(導光方向)へ進んで、出光面から出射する。このような面光源装置に使用される導光板の中には、衝撃等の力によって湾曲してしまうのを抑制するために、その剛性を高めているものが提案されている(例えば、特許文献1)。
しかし、このような導光板は、製造された時点で反りが生じてしまう場合があり、この場合、所望の光学特性が得られなくなったり、筐体に導光板を固定したときに、固定時の押し付け圧によって導光板が破損してしまったりすることがある。
この反りを解消するために、導光板の側面等を予め筐体に粘着テープ等によって貼付して反りを抑制することも考えられるが、導光板の剛性が高いと、粘着テープが剥がれてしまい、反りを十分に抑制することができない場合があった。また、筐体に固定する前に、熱処理等を行うことによって導光板の反りを補正することも可能であるが、補正工程によって導光板の製造工程が増えてしまい、製造コストが増大してしまう要因になってしまう場合がある。
特開平10−10325号公報
本発明の課題は、容易に反りを抑制することができる導光板、面光源装置、透過型表示装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、光が入射する入光面(13a)と、前記入光面に交差し、光が出射する出光面(13c)と、前記出光面に対向する背面(13d)と、前記入光面に対向する対向面(13b)とを有し、前記入光面から入射した光を前記入光面から前記対向面側に向かう導光方向へ導光しながら前記出光面から出射する導光板(13)において、該導光板は、この導光板から切り出した試験片(縦150mm、横25mm)の厚み方向における曲げ剛性値Kが、3.5×10[N・m]≦K≦3.0×10[N・m]となるように形成されていること、を特徴とする導光板である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の導光板(13)と、前記導光板に光を入射させる光源部(12)と、前記光源部及び前記導光板を保持する保持フレーム(17)とを備え、前記保持フレームは、前記導光板の前記入光面(13a)と、前記対向面(13b)とに対応する位置に、前記入光面及び前記対向面の少なくとも一部を保持するとともに、前記導光板の前記出光面(13c)及び前記背面(13d)の少なくとも一部を挟み込む保持部(17b、17c)が設けられていること、を特徴とする面光源装置(10)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の面光源装置(10)と、前記面光源装置によって背面側から照明される透過型表示部(11)と、を備える透過型表示装置(1)である。
本発明によれば、容易に反りを抑制することができるという効果を奏する。
実施形態の透過型表示装置1を説明する図である。 実施形態の導光板13の形状を説明する図である。 実施形態の背面側単位光学形状131を説明する図である。 実施形態のプリズムシート15を説明する図である。 実施形態の面光源装置10に設けられた保持フレーム17を説明する図である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張している。
本実施形態において、板、シート等の言葉を使用しているが、これらは、一般的な使い方として、厚さの厚い順に、板、シート、フィルムの順で使用されており、本明細書中でもそれに倣って使用している。しかし、このような使い分けには、技術的な意味は無いので、適宜置き換えることができるものとする。
本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値及び材料名等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用してよい。
本明細書中において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば、平行や直交等の用語については、厳密に意味するところに加え、同様の光学的機能を奏し、平行や直交と見なせる程度の誤差を有する状態も含むものとする。
本明細書中において、シート面(板面,フィルム面)とは、各シート(板,フィルム)において、そのシート(板,フィルム)全体として見たときにおける、シート(板,フィルム)の平面方向となる面を示すものであるとする。
(実施形態)
図1は、本実施形態の透過型表示装置1を説明する図である。なお、図1において、透過型表示装置1の構成を明確に説明するために、面光源装置10の保持フレーム17は省略されている。
本実施形態の透過型表示装置1は、LCDパネル11、面光源装置10等を備えている。透過型表示装置1は、LCDパネル11を背面側から面光源装置10で照明し、LCDパネル11に形成される映像情報を表示する。
なお、図1を含め以下の図中及び以下の説明において、理解を容易にするために、透過型表示装置1の使用状態において、透過型表示装置1の画面に平行であって互いに直交する2方向をX方向(X1−X2方向)、Y方向(Y1−Y2方向)とし、透過型表示装置1の画面に直交する方向をZ方向(Z1−Z2方向)とする。なお、Z方向においてZ1側が背面側であり、Z2側は観察者側である。
本実施形態の透過型表示装置1の画面は、LCDパネル11の最も観察者側の面(以下、表示面という)11aに相当し、透過型表示装置1の「正面方向」とは、この表示面11aの法線方向であり、Z方向に平行であり、後述するプリズムシート15のシート面への法線方向や導光板13の板面等への法線方向と一致するものとする。
LCDパネル11は、透過型の液晶表示素子により形成され、その表示面に映像情報を形成する透過型表示部である。
本実施形態のLCDパネル11は、略平板状である。LCDパネル11の外形及び表示面11aは、Z方向から見て矩形形状であり、X方向に平行な対向する2辺と、Y方向に平行な対向する2辺とを有している。
面光源装置10は、LCDパネル11を背面側から照明する装置であり、光源部12、導光板13、反射部材14、プリズムシート15、光学シート16を備えている。この面光源装置10は、いわゆる、エッジライト型の面光源装置(バックライト)である。
また、面光源装置10は、光源部12、導光板13、反射部材14を保持する保持フレーム(保持部)17を備えている(図5参照)。
この面光源装置10を構成する導光板13、反射部材14、プリズムシート15、光学シート16等は、正面方向(Z方向)から見て矩形形状であり、X方向に平行な対向する2辺と、Y方向に平行な対向する2辺とを有している。
光源部12は、LCDパネル11を照明する光を発する部分である。この光源部12は、導光板13のX方向の一方(X1側)の端面である入光面13aに対面する位置に、Y方向に沿って配置されている。
光源部12は、点光源121がY方向に複数配列されて形成されている。本実施形態の点光源121は、LED光源を用いている。
導光板13は、光を導光する略平板状の部材である。導光板13は、主に入光面13a、対向面13b、出光面13c、背面13d、側面13e、13f等を備える。
本実施形態では、入光面13aは、図1に示すように、導光板13の光源部12と対面する面に形成されている。
対向面13bは、入光面13aに対向する面、すなわち導光板13のX2側に設けられた面であり、入光面13aに平行な面である。
出光面13cは、導光板13の板面(XY平面)に平行な面であり、導光板13のZ2側の面である。この出光面13cには、出光側単位光学形状135(詳細は後述する)が形成されている。
背面13dは、導光板13の板面(XY平面)に平行な面であり、導光板13の出光面13cに対向する導光板13のZ1側の面である。この背面13dには、背面側単位光学形状131(詳細は後述する)が形成されている。
側面13e、13fは、導光板13の背面13d及び対向面13bに垂直な面、すなわち導光板13のY方向の両端部(Y1側端部、Y2側端部)の側面である。
この導光板13は、XZ面内において、光源部12が発する光を入光面13aから入射させ、出光面13cと背面13dとで全反射させながら、入光面13aに対向する対向面13b側(X2側)へ、主として入光面13aに垂直な方向(X方向)に導光しながら、出光面13cからプリズムシート15側(Z2側)へ適宜出射させる。また、XY面内において、入光面13aに直交する側面13e,13fに入射した光は、全反射する。
図2は、本実施形態の導光板13の形状を説明する図である。図2(a)は、出光側単位光学形状135を説明する図であり、図2(b)は、背面側単位光学形状131を説明する図である。図2(a)では、導光板13のYZ面に平行な断面の一部を拡大して示し、図2(b)では、導光板13のXZ面に平行な断面の一部を拡大して示している。
出光側単位光学形状135は、図1及び図2(a)に示すように、出光面13cに形成されており、出光側(LCDパネル11側、Z2側)に凸となる三角柱状であり、長手方向(稜線方向)をX方向とし、Y方向に複数配列されている。
出光側単位光学形状135は、例えば、図2(a)に示すように、その配列方向に平行であって導光板13の板面に直交する断面(YZ面)での断面形状が頂角をγとする二等辺三角形形状である。また、出光側単位光学形状135の配列ピッチは、P2であり、この配列ピッチP2は、出光側単位光学形状135の配列方向の幅W2に等しい(P2=W2)形態となっている。
出光側単位光学形状135の配列ピッチP2としては、10〜100μm程度とすることが好ましい。
配列ピッチP2がこの範囲よりも小さいと、出光側単位光学形状135の製造が困難となり、設計通りの形状が得られなくなる。また、配列ピッチP2がこの範囲よりも大きいと、LCDパネル11の画素とのモアレが生じやすくなったり、面光源装置10等としての使用状態において、出光側単位光学形状135のピッチが認識されやすくなったりする。従って、配列ピッチP2は、上記範囲とすることが好ましい。
なお、出光側単位光学形状135は、上記の例に限らず、例えば、断面形状が台形形状や五角形形状等の多角形形状や、長軸が導光板13の板面(出光面13c)に直交する楕円の一部形状としてもよいし、円の一部形状としてもよいし、複数種類の曲面や平面を組み合わせてなる形状としてもよい。
出光側単位光学形状135は、導光板13の主たる光の導光方向(X方向)に直交する方向(Y方向)に配列されており、出光面13cから出射する光に対して、その配列方向における光線制御作用を有する。従って、出光側単位光学形状135により、導光板13からの出射光のY方向における明るさの均一性を向上させることができる。なお、このような光線制御作用を必要としない場合には、出光面13cに出光側単位光学形状135を形成しない形態としてもよい。
背面側単位光学形状131は、図1及び図2(b)に示すように、背面13dに形成されており、背面側(Z1側)に凸となる柱状であり、長手方向(稜線方向)をY方向とし、導光方向となるX方向に複数配列されている。
背面側単位光学形状131は、図2(b)に示すように、その配列方向に平行であって導光板13の板面に直交する方向における断面(XZ面)における断面形状が略台形形状である。背面側単位光学形状131は、入光面13a側(X1側)に位置する第1斜面部132と、対向面13b側(X2側)に位置し、入射する光の少なくとも一部を全反射する第2斜面部133と、第1斜面部132及び第2斜面部133との間に位置する頂面部134とを有している。
この背面側単位光学形状131の配列ピッチは、P1であり、配列ピッチP1は、背面側単位光学形状131の配列方向の幅W1に等しい(P1=W1)形態となっている。また、配列ピッチP1は、導光方向において一定である。
第1斜面部132は、導光板13の板面(出光面13cに平行な面、XY面に平行な面)と角度βをなしている。また、第2斜面部133は、導光板13の板面(出光面13cに平行な面、XY面に平行な面)と角度αをなしている。角度α,βは、α<βを満たしている。
第1斜面部132は、入光面13a側(X1側)端部よりも対向面13b側(X2側、頂面部134側)端部が背面13d側(Z1側)となるように傾斜しており、導光板13内を導光する光は、入光面13aから対向面13bへ(X1側からX2側へ)進むので、第1斜面部132には入射しにくい。
頂面部134は、第1斜面部132と第2斜面部133との間に位置している。この頂面部134は、導光板13の板面(出光面13c)に平行な面である。
第2斜面部133は、導光板13内を導光する光の一部が入射し、かつ、その入射した光の少なくとも一部を全反射する。そして、第2斜面部133で全反射することにより、出光面13c(XY面に平行な面)に対する入射角度が小さくなる方向に、その光の進行方向が変化する。従って、光の導光効率及び取り出し効率の双方を向上させる観点から、角度αは、0.5°<α≦5°を満たすことが好ましい。
α≦0.5°であると、導光方向(X方向)に進む光が、第2斜面部133で全反射したとき、全反射前後での出光面13c(XY面に平行な面)となす角度の変化量が小さくなり過ぎ、十分に光を取り出すことができず、光の取り出し効率が低下する。
また、α>5°であると、導光方向(X方向)に進む光が、第2斜面部133で全反射したとき、全反射前後での出光面13c(XY面に平行な面)となす角度の変化量が大きくなり過ぎ、導光効率が低下する。また、導光板13からの出光方向のばらつきも大きくなるので、後述するプリズムシート15での正面方向への偏向作用が不十分となり、収束性が低下して、正面輝度が低下する。
以上のことから、角度αは、上記の範囲とすることが好ましい。
背面側単位光学形状131の配列ピッチP1は、P1=50〜500μm程度とすることが好ましい。
配列ピッチP1が、この範囲よりも小さいと、背面側単位光学形状131の製造が困難となり、設計通りの形状が得られなくなる。また、配列ピッチP1がこの範囲よりも大きいと、モアレが生じやすくなったり、面光源装置10等としての使用状態において、背面側単位光学形状131のピッチが認識されやすくなったりする。
従って、配列ピッチP1は、上記範囲とすることが好ましい。
図3は、本実施形態の背面側単位光学形状131を説明する図である。図3では、図2(b)に示す断面における背面側単位光学形状131を、さらに拡大して示している。
ここで、背面側単位光学形状131の配列方向における、頂面部134の寸法をWa、両斜面部(第1斜面部132及び第2斜面部133)の寸法をWbとし、背面側単位光学形状131の幅W1に対して占める比率をそれぞれ、比Wa/W1、比Wb/W1とすると、これらの比は、背面側単位光学形状131の配列方向(X方向)に沿って変化している。
即ち、入光面13a近傍では、比Wa/W1は、比Wb/W1よりも大きい。しかし、対向面13b側へ向かうにつれて、比Wa/W1は小さく、比Wb/W1は大きくなり、対向面13b近傍では、比Wa/W1は、比Wb/W1よりも小さい。
比Wa/W1及び比Wb/W1は、背面側単位光学形状131の配列方向に沿って、連続的に、次第に変化する形態としてもよいし、段階的に変化する形態としてもよい。
このように、対向面側へ向かうにつれて、両斜面部(特に、第2斜面部133)が占める比Wb/W1を大きくすることにより、導光方向において効率よく光を出光させることができ、導光方向における明るさの均一性を向上させることができる。
本実施形態では、最も入光面側(X1側)では、比Wa/W1が約80/100、比Wb/W1が約20/100であり、最も対向面側(X2側)では、比Wa/W1が約20/100、比Wb/W1が約80/100となっている。
しかし、これに限らず、この比Wa/W1及び比Wb/W1に関しては、所望する光学性能等に応じて、適宜設定できる。例えば、比Wb/W1は、最も入光面側で約10/100、最も対向面側で約90/100となるような範囲内であれば、適宜設定してよい。
導光板13は、バイト等で背面側単位光学形状131を賦形する凹状の型を切削して成形型を作製し、その成形型を用いて、押出成形法や射出成形する等により形成される。使用する熱可塑性樹脂は、光透過性が高いものであれば特に限定されないが、例えば、アクリル系樹脂、COP(シクロオレフィンポリマー)樹脂、PC樹脂等が挙げられる。
また、導光板13は、この導光板から切り出した試験片(縦150mm、横25mm)の厚み方向における曲げ剛性値Kが、3.5×10[N・m]≦K≦3.0×10[N・m]となるように形成されることが望ましい。
ここで、導光板は、製造された時点で反りが生じてしまう場合がある。このような場合、導光板は、入光面から入光した光を設計通りに導光することができず、所望の光学特性が得られなくなったり、保持フレームに固定されたときに、固定時の押し付け圧によって破損してしまったりすることがあった。また、保持フレームに固定する前に、熱処理等を行うことによって反りを補正することも可能であるが、その場合、補正工程を設けることによって導光板の製造工程が増えてしまい、製造コストが増大してしまう要因になっていた。
そこで、本実施形態の導光板13は、この導光板から切り出した試験片(縦150mm、横25mm)の厚み方向における曲げ剛性値Kが、3.5×10[N・m]≦K≦3.0×10[N・m]となるように形成されることによって、導光板13を弾性変形領域内で破損させることなく変形させることができ、上述の反りを抑制することができる。
仮に、上述の曲げ剛性値Kが3.0×10[N・m]よりも大きい場合、導光板13を弾性変形領域内で自在に変形させるのが困難となり、反りを十分に抑制することができず、大きい反りに対応させようとすると破損してしまうおそれがあるので望ましくない。また、上述の曲げ剛性値Kが3.5×10[N・m]未満である場合、導光板13の厚みが薄くなる傾向になるため、このような厚みの導光板の製造が困難になったり、製造できたとしても破損しやすくなったり、ハンドリング性が低下してしまったりするため望ましくない。
この反りの抑制については、例えば、導光板の厚みが、上述の曲げ剛性値Kの範囲内における下限値(3.5×10[N・m])近傍における試験片の厚みと等しければ、導光板13の自重により導光板13の背面側に配置される反射部材14の表面に倣って、反りが抑制される。また、導光板13の自重により反りが抑制できない場合でも、導光板13の出光面上に配置されるプリズムシートや、光学シート、LCDパネル等の重量を導光板13にかけるようにしたり、保持フレーム17側に保持部を設け、導光板13の周縁部において、導光板の出光面側と背面側とを挟み込んだり(図5参照、詳細を後述する)することによって、弾性領域内で導光板を変形させて、反りを抑制することができる。また、その他に、導光板13の側面を粘着テープにより保持フレームと固定することによって、導光板13の反りを解消することも可能である。
また、導光板13は、上述の試験片(縦150mm、横25mm)の厚み方向における曲げ剛性値Kが、3.5×10[N・m]≦K≦2.5×10[N・m]となるように形成されるのがより望ましい。曲げ剛性値Kが、3.5×10[N・m]≦K≦2.5×10[N・m]となることによって、導光板13は、自重により反りを抑制することができ、保持フレームに保持部を設けたり、導光板の出光面上にプリズムシート等を直接配置したりする必要がなくなり、面光源装置の設計の自由度を向上させることができる。
反射部材14は、図1に示すように、光を反射可能なシート状の部材である。反射部材14は、導光板13よりも背面側(Z1側)に配置されており、導光板13からZ1側へ向かう光を反射して、導光板13内へ向ける機能を有している。
反射部材14は、光の利用効率等を高める観点等から、主として鏡面反射性(正反射性)を有するものが好ましい。反射部材14は、例えば、少なくとも反射面(導光板13側の面)が金属等の高い反射率を有する材料により形成されたシート状の部材、高い反射率を有する材料により形成された薄膜(例えば金属薄膜)を表面層として含んだシート状の部材等を用いることができる。
なお、これに限らず、反射部材14は、例えば、主として拡散反射性を有し、反射率の高い白色の樹脂製のシート状部材等としてもよい。
図4は、本実施形態のプリズムシート15を説明する図である。図4では、プリズムシート15のXZ面に平行な断面の一部を拡大して示している。
プリズムシート15は、導光板13よりもLCDパネル11側(Z2側)に配置されている(図1参照)。プリズムシート15は、導光板13の出光面13cから出射した光の進行方向を、正面方向(Z方向)又は、Z方向となす角度が小さい方向へ偏向(集光)する作用を有する偏向光学シートである。
プリズムシート15は、プリズム基材層152と、プリズム基材層152の導光板13側(Z1側)に複数配列されて形成された単位プリズム151とを有している。
プリズム基材層152は、プリズムシート15のベース(基材)となる部分である。プリズム基材層152は、光透過性を有する樹脂製のシート状の部材が用いられている。
単位プリズム151は、導光板13側(Z1側)に凸となる三角柱形状であり、プリズム基材層152の背面側(Z1側)の面に、長手方向(稜線方向)をY方向とし、X方向に複数配列されている。即ち、単位プリズム151の配列方向は、透過型表示装置1の表示面の法線方向(Z方向)から見て、導光板13の背面側単位光学形状131の配列方向に平行であり、出光側単位光学形状135の配列方向と直交している。
本実施形態の単位プリズム151は、その配列方向(X方向)及びシート面に直交する方向(Z方向)に平行な断面(XZ面)での断面形状が、頂角をεとする二等辺三角形形状である例を示している。しかし、これに限らず、単位プリズム151の断面形状は、不等辺三角形形状としてもよい。また、単位プリズム151は、少なくとも一方の面が複数の面からなる折れ面状となっていてもよいし、曲面と平面とを組み合わせた形状としてもよいし、断面形状が配列方向において非対称な形状としてもよい。
単位プリズム151は、配列ピッチがP3、配列方向の幅がW3であり、配列方向において配列ピッチと配列方向のレンズ幅が等しい(P3=W3)形状となっている。配列ピッチP3は、P3=10〜100μm程度とすることが好ましい。
プリズムシート15は、導光板13から出射し、一方の面(例えば、面151a)から入射した光L1を他方の面(例えば、面151b)で全反射させることにより、その進行方向を正面方向(Z方向)又は正面方向に対してなす角度が小さくなる方向へ偏向(集光)する。
プリズムシート15は、例えば、PET樹脂製や、PC樹脂製等のシート状のプリズム基材層152の片面に、紫外線硬化型樹脂等の電離放射線硬化型樹脂により単位プリズム151を形成して作製される。
なお、これに限らず、例えば、プリズムシート15は、PC樹脂、MBS(メチルメタクリレート・ブタジエン・スチレン共重合体)樹脂、MS(メチルメタクリレート・スチレン共重合体)樹脂、PET樹脂、PS(ポリスチレン)樹脂等の熱可塑性樹脂を押し出し成形することにより形成してもよい。
図1に戻って、光学シート16は、特定の偏光状態の光を透過し、それ以外の偏光状態の光については反射する機能を有する偏光選択反射シートである。
光学シート16は、プリズムシート15のLCDパネル11側(Z2側)に設けられている。
光学シート16は、その透過軸が、LCDパネル11の入光側(Z1側)に位置する不図示の偏光板の透過軸と平行となるように配置することが、輝度向上や光の利用効率向上の観点から好ましい。
このような偏光選択反射シートである光学シート16としては、例えば、DBEFシリーズ(住友スリーエム株式会社製)を使用することができる。
なお、光学シート16は、上述の偏向選択反射シートの代わりに、各種汎用の光拡散性を有するシート状の部材を、面光源装置10及び透過型表示装置1として所望される光学性能や、導光板13の光学特性等に合わせて、適宜選択して用いてもよい。
例えば、光学シート16は、光を拡散する作用を有する光拡散シートとしてもよい。光学シート16として、このような光拡散シートを用いることにより、視野角を適度に広げたり、LCDパネル11の不図示の画素と単位プリズム151等とによって生じるモアレ等を低減したりする効果が得られる。
このような拡散作用を有する光学シート16としては、拡散材を含有する樹脂製のシート状の部材や、基材となる樹脂製のシート状の部材の少なくとも片面等に拡散材を含有するバインダをコートした部材や、基材となる樹脂製のシート状の部材の片面等にマイクロレンズアレイが形成されたマイクロレンズシート等を用いることができる。
また、拡散作用を有する光学シート16として、レンチキュラーレンズシート等の各種光学シート等を配置してもよい。
また、前述のプリズムシート15のプリズム基材層152の出光側(Z2側)の面に、光学シート16との光学密着の防止や、光拡散機能の付与を目的として、微細凹凸形状を形成してもよい。このような凹凸形状としては、ビーズ状フィラーを含有するバインダをコートして形成したマット層等が好適であるが、この限りではない。
さらに、偏光選択反射性を有する光学シート16の背面側(Z1側)に、さらに、上述のような光拡散性を有するシート等を配置してもよい。
図5は、本実施形態の面光源装置10に設けられた保持フレーム17を説明する図である。図5(a)は、面光源装置10に設けられた保持フレーム17のZ2方向から見た平面図であり、図5(b)は、保持フレーム17のY1側から見た側面図である。
なお、図5の各図では、導光板13の出光面13c、背面13dに設けられた単位光学形状135、131を省略している。
保持フレーム17は、光源部12、導光板13、反射部材14を保持する保持部材である。保持フレーム17は、図5(a)、図5(b)に示すように、平板部17a、保持部17b、保持部17cから構成されている。
保持フレーム17は、平板部17a上(Z1側上)に反射部材14が配置され、その上に、導光板13が配置される。また、保持フレーム17は、導光板13の板面に平行な面内(XY面内)において、導光板13の入光面13aに対面するようにして光源部12の点光源121が配置されている。
本実施形態では、保持フレーム17は、例えば、ステンレスや、アルミニウム等の金属部材によって形成されており、板金等によって、平板部17a、保持部17b、保持部17cが一体で形成されている。
平板部17aは、Z方向から見て、略矩形状に形成された平板であり、上述したように、その平板上に光源部12や、導光板13、反射部材14を載置する。
保持部17bは、平板部17aに載置される導光板13の入光面側(X1側)のY1側端部及びY2側端部を保持する部材である。保持部17bは、図5(b)に示すように、Y方向から見た形状がコの字状に形成されており、導光板13の入光面13aのY1側端部及びY2側端部に当接するとともに、入光面側の出光面13c及び背面13dの角部を挟み込むことによって、導光板13の入光面側を反射部材14とともに保持している。
保持部17cは、平板部17aに載置される導光板13の対向面側(X2側)を保持する部材である。保持部17cは、保持部17bと同様に、Y方向から見た形状がコの字状に形成されており、導光板13の対向面13bに当接するとともに、対向面側の出光面13c及び背面13dを挟み込むことによって、導光板13の対向面側を反射部材14とともに保持している。
以上の構成により、保持フレーム17は、導光板13に反りが生じていたとしても、保持部17b及び保持部17cによって導光板13を平板部17aの平坦面に倣わせることができ、導光板13の反りを抑制することができる。
なお、導光板13は、上述の試験片の厚み方向における曲げ剛性値Kが、3.5×10[N・m]≦K≦3.0×10[N・m]となるように形成され、弾性変形領域内で柔軟に変形できるので、このような保持フレームに保持されたとしても、破損することなく保持されることとなる。
次に、試験片の曲げ剛性値Kと導光板の反りの評価について説明する。
アクリル系樹脂、PC樹脂の厚みの相違する導光板を複数準備して、この導光板を縦150mm×横25mmに切り出して、これを試験片とし、各試験片(試験片1〜8)の曲げ剛性値を測定した。この試験片の長手(縦)方向の一端を片持ち梁状に固定し、他端側に負荷(モーメント)をかけて、曲げ変形量を測定し、下記式(1)に基づいて曲げ剛性値Kを算出した。算出した曲げ剛性値Kの結果を以下の表1にまとめる。
式(1) 曲げ剛性値K[N・m
=(負荷[N])×(試験片の縦寸法(0.15)[m])/(3×変形量[m])
Figure 2016197532
試験片1は、厚み0.55mmのアクリル系樹脂の板材であり、その曲げ剛性値Kは、3.59×10[N・m]であった。
試験片2は、厚み0.40mmのアクリル系樹脂の板材であり、その曲げ剛性値Kは、2.72×10[N・m]であった。
試験片3は、厚み0.35mmのアクリル系樹脂の板材であり、その曲げ剛性値Kは、2.31×10[N・m]であった。
試験片4は、厚み0.30mmのアクリル系樹脂の板材であり、その曲げ剛性値Kは、1.96×10[N・m]であった。
試験片5は、厚み0.55mmのPC樹脂の板材であり、その曲げ剛性値Kは、2.84×10[N・m]であった。
試験片6は、厚み0.40mmのPC樹脂の板材であり、その曲げ剛性値Kは、2.16×10[N・m]であった。
試験片7は、厚み0.35mmのPC樹脂の板材であり、その曲げ剛性値Kは、1.82×10[N・m]であった。
試験片8は、厚み0.30mmのPC樹脂の板材であり、その曲げ剛性値Kは、1.53×10[N・m]であった。
次に、各試験片と同様の材料及び厚みから構成される導光板(導光板1〜8)を準備して、各導光板の反りについて評価し、その評価結果を表2にまとめる。なお、導光板(試験片)の厚みとは、導光板の厚み方向(Z方向)において、出光側単位光学形状の頂部から背面側単位光学形状の頂面部までの距離をいう。
評価に使用した各導光板の寸法は、縦380mm×横180mmである。各導光板の初期反り(製造時点の反り)の反り量は、いずれも5.0mmである。
反りの評価は、各導光板を平坦な定盤上に載置して、導光板の幾何学的中心部の定盤面からの反り量を計測した。反り量が0.50mm以下である場合、導光板の反りが十分に抑制されたものと判定し、反りの評価を◎とし、反り量が0.50mmよりも大きい場合、導光板の光学特性に影響がある程度に反りが大きいため、反りの評価を×とした。また、反り量が0.50mmよりも大きい場合でも、上述の保持フレーム(図5参照)に保持されたり、導光板上に載置されるプリズムシート等の負荷がかけられたりすることによって反り量が0.50mm以下となる場合は、導光板の反りが抑制されるものと判定し、反りの評価を○とした。
Figure 2016197532
表2に示すように、試験片1と同様の材料(アクリル系樹脂)で、同様の厚み(0.55mm)に形成された導光板1は、反り量が1.0mmとなり、反りの評価が×となった。
これに対して、試験片2と同様の材料(アクリル系樹脂)で、同様の厚み(0.40mm)に形成された導光板2は、反り量が0.6mmとなったが、導光板上に載置されるプリズムシート等の負荷をかけることにより、反り量が0.5mm以下となったので、反りの評価が○となった。
また、試験片3と同様の材料(アクリル系樹脂)で、同様の厚み(0.35mm)に形成された導光板3は、反り量が0.3mmとなったので、反りの評価が◎となった。
試験片4と同様の材料(アクリル系樹脂)で、同様の厚み(0.30mm)に形成された導光板4は、反り量が0.0mmとなったので、反りの評価が◎となった。
試験片5と同様の材料(PC樹脂)で、同様の厚み(0.55mm)に形成された導光板5は、反り量が0.6mmとなったが、導光板上に載置されるプリズムシート等の負荷をかけることにより、反り量が0.5mm以下となったので、反りの評価が○となった。
試験片6と同様の材料(PC樹脂)で、同様の厚み(0.40mm)に形成された導光板6は、反り量が0.3mmとなったので、反りの評価が◎となった。
試験片7と同様の材料(PC樹脂)で、同様の厚み(0.35mm)に形成された導光板7は、反り量が0.0mmとなったので、反りの評価が◎となった。
試験片8と同様の材料(PC樹脂)で、同様の厚み(0.30mm)に形成された導光板8は、反り量が0.0mmとなったので、反りの評価が◎となった。
以上の評価結果より、試験片2〜8に係る導光板2〜8が、それぞれ反りの評価が◎又は○となり、曲げ剛性値Kが、3.0×10[N・m]以下となる試験片に係る導光板は、容易に反りが抑制可能であることが確認された。また、曲げ剛性値Kが、2.5×10[N・m]以下となることによって、導光板の反りが、自重により抑制されることも確認された。
以上より、本実施形態の導光板13は、この導光板から切り出した試験片(縦150mm、横25mm)の厚み方向における曲げ剛性値Kが、3.5×10[N・m]≦K≦3.0×10[N・m]となるように形成されている。これにより、導光板13は、弾性変形領域内で破損することなく変形することができ、反りが生じたとしても導光板13を容易に平板状に補正することができる。
本実施形態の面光源装置10は、保持フレーム17が、導光板13の入光面13aと、対向面13bとに対応する位置に、入光面及び対向面の少なくとも一部を保持するとともに、導光板の出光面及び背面の少なくとも一部を挟み込む保持部17b及び保持部17cが設けられている。これにより、面光源装置10は、導光板13に反りが生じていたとしても、保持部17b及び保持部17cによって導光板13を平板部17aに倣わせることができ、導光板13の反りを略平坦な状態にすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)背面側単位光学形状131は、例えば、頂面部134を備えず、第1斜面部132及び第2斜面部133のみを備える形態としてもよい。また、例えば、頂面部134が複数の出光面13cに平行な面からなり、頂面部134内において対向面側に向かうにつれて背面側への高さの高くなる階段状となっている形態としてもよい。このような形状とすることにより、反射部材14との光学密着を抑制できる。
また、背面側単位光学形状131は、板面内において導光方向に直交する方向(Y方向)に不連続な島状に形成されていてもよい。例えば、背面側単位光学形状131は、背面側に凸となる略四角台形状であり、導光方向及びこれに直交する方向(X方向及びY方向)に配列される形態としてもよい。
背面側単位光学形状131は、所望の光学性能等に応じて、適宜、その形状を変更してよい。
(2)実施形態において、保持フレーム17は、光源部12、導光板13、反射部材14を保持する部材である例で説明したが、これに限定されるものでなく、例えば、光源部12、導光板13、反射部材14、プリズムシート15、光学シート16を全てまとめて保持する部材であってもよい。
(3)導光板13は、背面側単位光学形状131を備えず、背面13dにドット状の拡散パターンが形成された形態としてもよい。この拡散パターンは、入光面側ではその数や面積が小さく、対向面側へ進むにつれてその数や大きさが大きくなる形状となる。
(4)出光側単位光学形状135は、配列ピッチP2が配列方向における幅W2よりも大きく、各出光側単位光学形状135間に、平面部や凹部等が形成された形状としてもよい。なお、背面側単位光学形状131についても同様である。
(5)面光源装置10は、導光板13の背面側(Z1側)に反射部材14を備える例を示したが、これに限らず、導光板13の側面13e、13fや、対向面13bに対向する位置にも反射部材を設けるようにしてもよい。
(6)背面側単位光学形状131の配列方向における配列ピッチP1は、配列方向において、段階的又は連続的に、変化する形態としてもよい。また、角度αに関しても、同様である。良好な光学性能を得るために、角度α、配列ピッチP1は適宜設定してよい。
(7)使用環境や所望の光学性能に合わせて、面光源装置10として導光板13と組み合わせて用いる各種光学シート等は、適宜選択して用いることができる。例えば、プリズムシート15とLCDパネル11との間に、拡散作用を有する光学シートや、各種レンズ形状やプリズム形状が形成された他の光学シート等を組み合わせて配置してもよい。また、プリズムシート15以外の偏向作用を有する光学シートを用いてもよい。
(8)背面側単位光学形状131及び出光側単位光学形状135は、押出成形等により成形したシート状の部材の両面に、紫外線成形法によって一体に形成されるようにして、これを導光板13としてもよい。
1 透過型表示装置
10 面光源装置
11 LCDパネル
12 光源部
121 点光源
13 導光板
13a 入光面
13b 対向面
13c 出光面
13d 背面
13e、13f 側面
14 反射部材
15 プリズムシート
16 光学シート
17 保持フレーム
17a 平板部
17b 保持部
17c 保持部
131 背面側単位光学形状
132 第1斜面部
133 第2斜面部
134 頂面部
135 出光側単位光学形状
151 単位プリズム
151a、151b 面
152 プリズム基材層

Claims (3)

  1. 光が入射する入光面と、前記入光面に交差し、光が出射する出光面と、前記出光面に対向する背面と、前記入光面に対向する対向面とを有し、前記入光面から入射した光を前記入光面から前記対向面側に向かう導光方向へ導光しながら前記出光面から出射する導光板において、
    該導光板は、この導光板から切り出した試験片(縦150mm、横25mm)の厚み方向における曲げ剛性値Kが、3.5×10[N・m]≦K≦3.0×10[N・m]となるように形成されていること、
    を特徴とする導光板。
  2. 請求項1に記載の導光板と、
    前記導光板に光を入射させる光源部と、
    前記光源部及び前記導光板を保持する保持フレームとを備え、
    前記保持フレームは、前記導光板の前記入光面と、前記対向面とに対応する位置に、前記入光面及び前記対向面の少なくとも一部を保持するとともに、前記導光板の前記出光面及び前記背面の少なくとも一部を挟み込む保持部が設けられていること、
    を特徴とする面光源装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の面光源装置と、
    前記面光源装置によって背面側から照明される透過型表示部と、
    を備える透過型表示装置。
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