JP2016197198A - 眼鏡型表示装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】脱着状況に応じて表示のON/OFFを制御する眼鏡型表示装置において、誤動作を防止する。【解決手段】眼鏡型表示装置は、表示部と、押圧を検出する押圧センサと押圧センサにおける検出結果に基づいて、表示部の表示をONにするかOFFにするかを判定する判定部と、を備え、前記判定部は、前記押圧センサが検出する押圧値が所定の押圧値範囲内である場合に、前記表示部の表示をONにする。【選択図】図1

Description

本発明は、眼鏡型表示装置及びプログラムに関する。
現在、小型眼鏡型ディスプレイ装置における表示を、ディスプレイの脱着状態によって行うように制御する技術がある。特許文献1に記載の技術では、小型眼鏡型ディスプレイ装置に着脱状況を感知する認識部及び判定部を備え、着脱状況によってディスプレイ表示のON/OFFを制御する。
特開平6−292104号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、ディスプレイ表示のOFF時にポケットや鞄等に収容されているときに、外部からの押圧印加によって、ユーザの意図しないディスプレイ表示のON、すなわち誤動作が発生する場合がある、という問題がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、脱着状況に応じて表示のON/OFFを制御する眼鏡型表示装置において、誤動作を防止することができる眼鏡型表示装置及びプログラムを提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様は、表示部と、押圧を検出する押圧センサと、前記押圧センサにおける検出結果に基づいて、前記表示部の表示をONにするかOFFにするかを判定する判定部と、を備え、前記判定部は、前記押圧センサが検出する押圧値が所定の押圧値範囲内である場合に、前記表示部の表示をONにする、ことを特徴とする眼鏡型表示装置である。
また、本発明の一態様は、上記眼鏡型表示装置において、前記判定部は、前記押圧センサが検出する押圧値が押圧非印加状態の押圧値から前記押圧値範囲内に達するまでの時間が所定の時間範囲内である場合に、前記表示部の表示をONにする、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記眼鏡型表示装置において、前記判定部は、前記押圧センサが検出する押圧値が前記押圧値範囲内であるか否かを判定し、当該押圧値が前記押圧値範囲内であるとの判定が所定の時間以上継続した場合に、前記表示部の表示をONにする、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記眼鏡型表示装置において、人体の近接を検出する人感センサをさらに備え、前記判定部は、前記人感センサが人体の近接を検出した場合に、前記押圧センサにおける検出結果に基づいて、前記表示部の表示をONにするかOFFにするかを判定する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様は、表示部を備えた眼鏡型表示装置としてのコンピュータに、押圧を検出する押圧センサにおける検出結果に基づいて、前記表示部の表示をONにするかOFFにするかを判定し、前記押圧センサが検出する押圧値が所定の押圧値範囲内である場合に、前記表示部の表示をONにする判定ステップ、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、脱着状況に応じて表示のON/OFFを制御する眼鏡型表示装置において、誤動作を防止することができる。
本発明の実施形態によるスマートグラスの一例を示す模式図である。 本実施形態によるスマートグラスの機能構成例を示す構成図である。 本実施形態による押圧判定処理の判定条件を説明する説明図である。 本実施形態による画面表示をONにする画面表示制御処理の一例を示すフローチャートである。 押圧センサの他の設置例を示す模式図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態によるスマートグラス1の一例を示す模式図である。この図に示すスマートグラス1は、本実施形態による眼鏡型表示装置の一例であって、眼鏡型のウェアラブル端末の一例である。この図は、スマートグラス1の斜視の外観図を示している。以下、スマートグラス1を装着したときの向きを基準として左右方向を定める。また、スマートグラス1を装着したときに人体と接触する側を内側という。
スマートグラス1は、筐体部10と、テンプル部(右)20と、耳かけ部(右)21と、テンプル部(左)22と、耳かけ部(左)23と、を備えている。筐体部10にはディスプレイ30が設けられている。ディスプレイ30は、両眼レンズ部分にそれぞれ配置された、画像や文字等の情報を表示する透過型液晶パネル等のディスプレイであり、情報を表示する表示部である。ディスプレイ30は、ディスプレイ30に対する接触位置に応じた信号出力を行う。なお、筐体部10の中には、ディスプレイ30の表示制御やスマートグラス1が有する機能を実現するための情報処理を行う制御部が備えられている。
また、テンプル部(右)20には、焦電センサ50(人感センサの一例)が設けられている。例えば、焦電センサ50は、テンプル部(右)20の内側に設けられ、テンプル部(右)20の内側に対する人体の近接を検出し、検出信号を出力する。なお、焦電センサ50は一例であって、人体の近接を検出するものであれば、超音波、可視光、赤外線などを利用して検出する他のセンサであってもよい。
テンプル部(右)20の一端は筐体部10の右側の端に接続され、他端には耳かけ部(右)21が設けられている。また、テンプル部(左)22一端は筐体部10の左側の端に接続され、他端には耳かけ部(左)23が設けられている。耳かけ部(右)21及び耳かけ部(左)23には、押圧を検出する押圧センサ40が設けられている。例えば、押圧センサ40は、ユーザがスマートグラス1を装着した際に接触する位置に設けられ、検出した押圧値を示す検出信号を出力する。以下、説明の便宜を図るため、耳かけ部(左)23に設置される押圧センサ40を押圧センサ(左)40Aと記し、耳かけ部(右)21に設置される押圧センサ40を押圧センサ(右)40Bを記す。なお、押圧センサ(左)40A、押圧センサ(右)40Bに共通する事項については、単に「押圧センサ40」又は「各押圧センサ40」と記す。
次に、図2を参照して、スマートグラス1の機能構成について説明する。
図2は、本実施形態によるスマートグラス1の機能構成の一例を示す構成図である。
スマートグラス1は、ディスプレイ30と、押圧センサ(左)40Aと、押圧センサ(右)40Bと、焦電センサ50と、制御部100と、を備えている。なお、この図において、図1に対応する構成には、同一の符号を付しており、その説明を省略する。
制御部100は、筐体部10の内部に備えられている。制御部100は、人体近接判定部110と、押圧情報記憶部120と、押圧判定部(左)130と、押圧判定部(右)140と、装着判定部150と、表示制御部160と、を備えている。
人体近接判定部110は、焦電センサ50から出力される検出信号を監視し、人体の近接を検知したか否かを判定する。そして、人体近接判定部110は、人体の近接を検知した場合、人体が近接している状態であることを示す人体近接状態情報を押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140へ通知する。なお、人体近接判定部110による人体近接の検知は、省電力のためハードウェアで行うことが望ましい。
押圧情報記憶部120は、押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140が後述する判定条件を充足するか否かを判定する際に必要な押圧情報を押圧センサ(左)40A及び押圧センサ(右)40Bそれぞれについて記憶する。押圧情報とは、押圧値範囲(押圧変動情報)、押圧変動時間範囲(押圧変動情報)、及び押圧値継続時間(押圧継続情報)などである。押圧値範囲は、ユーザがスマートグラス1を装着する動作を実施する際に、押圧センサ40が出力する押圧値の範囲(最小押圧値Pmin及び最大押圧値Pmax)である。この押圧値範囲は、外部の物体が接触した場合の押圧値とスマートグラス1の装着中における押圧値とを区分するためのものである。押圧変動時間範囲は、押圧非印加状態から最小押圧値Pmin(押圧値範囲内)に達するまでの時間の範囲(最短時間T1min及び最長時間T1max)である。また、押圧値継続時間は、押圧センサ40の出力する押圧値が最小押圧値Pmin(押圧値範囲内)に達してから、押圧値範囲内を継続する時間の閾値T2minである。
以下、押圧センサ(左)40Aにおける最小押圧値PminをPminLとし、最大押圧値PmaxをPmaxLとし、最短時間T1minをT1minLとし、最長時間T1maxをT1maxLとし、継続時間の閾値T2minをT2minLとする。また、押圧センサ(右)40Bにおける最小押圧値PminをPminRとし、最大押圧値PmaxをPmaxRとし、最短時間T1minをT1minRとし、最長時間T1maxをT1maxRとし、継続時間の閾値T2minをT2minRとする。なお、押圧情報記憶部120が記憶する押圧情報は、各ユーザそれぞれに応じて個別設定が可能である。
押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140は、人体近接判定部110から人体近接状態情報の通知を受けたことを契機として、押圧情報記憶部120に記憶されている押圧情報を参照して、押圧判定処理を行う。
押圧判定部(左)130は、人体近接判定部110から人体近接状態情報の通知を受けたことを契機として、押圧判定処理を開始する。押圧判定部(左)130は、押圧判定処理において、一定時間間隔(Δt)で押圧センサ(左)40Aが出力する検出信号を監視し、判定条件「条件1:PminL≦押圧センサ(左)40Aが検出する押圧値PL<PmaxL」、「条件2:TminL≦押圧値PLがPminLに達するまでの時間T1<T1maxL」及び「条件3:T2minL≦押圧値PLがPminL以上PmaxL未満の値を継続する時間」を充足するか否かを判定し、判定した結果を示す判定情報を装着判定部150に出力する。判定条件の詳細については後述する。
押圧判定部(右)140は、人体近接判定部110から人体近接状態情報の通知を受けたことを契機として、押圧判定処理を開始する。押圧判定部(右)140は、押圧判定処理において、一定時間間隔(Δt)で押圧センサ(右)40Bが出力する検出信号を監視し、判定条件「条件1:PminR≦押圧センサ(右)40Bが検出する押圧値PR<PmaxR」、「条件2:TminR≦押圧値PRがPminRに達するまでの時間T1<T1maxR」及び「条件3:T2minR≦押圧値PRがPminR以上PmaxR未満の値を継続する時間」を充足するか否かを判定し、判定した結果を示す判定情報を装着判定部150に出力する。判定条件の詳細については後述する。
装着判定部150は、押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140から入力される判定情報に基づいて、スマートグラス1が装着されたか否かを判定する。具体的には、装着判定部150は、押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140が判定条件を全て充足していると判定した場合に、スマートグラス1が装着されたと判定する。そして、装着判定部150は、スマートグラス1が装着されたと判定した場合には、ディスプレイ30の表示をON(表示)にする指示信号を表示制御部160に出力する。また、装着判定部150は、スマートグラス1が装着されていないと判定した場合には、ディスプレイ30の表示をOFF(非表示)にする指示信号を表示制御部160に出力する。
表示制御部160は、装着判定部150から入力された指示信号に基づきディスプレイ30の表示のONまたはOFFの制御を行う。
図3は、本実施形態による押圧判定処理の判定条件を説明する説明図である。この図を参照して、判定条件の一例について説明する。この図に示すグラフは、横軸が時刻tであり、縦軸が押圧センサ40により検出された押圧値Pである。この図では、Case1、2、3の3種類の押圧変化のパターンを示している。押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140は、「条件1」、「条件2」、及び「条件3」の全ての条件を充足したか否かを判定する。
「条件1」:押圧センサ40により検出された押圧値Pが、所定の押圧値範囲に入っていることを第1の判定条件とする。押圧値範囲は、例えば、スマートグラス1が装着される際に印加される押圧に基づいて予め設定されている。また、押圧値範囲として、「押圧値Pmin以上押圧値Pmax未満(Pmin〜Pmax)」の範囲が設定されている。押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140は、押圧センサ40により検出された押圧値Pが押圧値範囲外である場合には、スマートグラス1が装着されていないと判定する。この図に示す例では、Case1、2、3のいずれも押圧値Pが押圧値範囲「押圧値Pmin以上押圧値Pmax未満」内であるため、「条件1」は充足されていると判定される。なお、この押圧値範囲「押圧値Pmin以上押圧値Pmax未満」は、押圧変動情報として、押圧センサ(左)40A及び押圧センサ(右)40Bそれぞれについて押圧情報記憶部120に記憶されている。
「条件2」:押圧センサ40により検出された押圧値Pが押圧値範囲内になった場合に(条件1が充足)、押圧値Pが押圧非印加状態の押圧値から押圧閾値Pminに達するまでの時間T1が所定の時間範囲に入っていることを第2の判定条件とする。ここで、押圧非印加状態とは、押圧センサ40が押圧を検知していない状態のことである。押圧値Pが押圧非印加状態であるとは、例えば押圧値Pが「0」の状態であるとしてもよいし、押圧非印加状態であるか否かを判定するための押圧閾値P0以下の状態であるとしてもよい。この例では、押圧値Pが押圧閾値P0以下である状態が押圧非印加状態であり、押圧閾値P0を超えた時刻が時刻t0である。
即ち、時刻t0から押圧値Pが押圧閾値Pminに達するまでの時間が、押圧値Pが押圧非印加状態の押圧値から押圧閾値Pminに達するまでの時間T1である。また、時刻t0から押圧値Pが押圧閾値Pminに達するまでの所定の時間範囲として、「時間T1min以上時間T1max未満(T1min〜T1max)」の範囲が設定されている。
Case1の場合、時刻t1(1)で押圧値Pが押圧閾値Pmin以上となる。時刻t0から時刻t1(1)までの時間T1(1)は、時間T1min未満であり、「時間T1min以上時間T1max未満」の範囲外である。そのため、押圧判定部(左)130または押圧判定部(右)140は、Case1の場合、「条件2」は充足されていないと判定する。一方、Case2、3の場合、それぞれ時刻t1(2)と、時刻t1(3)とで押圧値Pが押圧閾値Pmin以上となる。時刻t0から時刻t1(2)までの時間T1(2)と、時刻t0から時刻t1(3)までの時間T1(3)とは、いずれも「時間T1min以上時間T1max未満」の範囲内である。そのため、押圧判定部(左)130または押圧判定部(右)140は、Case2、3の場合、「条件2」は充足されていると判定する。なお、この時間範囲(時間T1min以上時間T1max未満)は、押圧変動情報として、押圧センサ(左)40A及び押圧センサ(右)40Bそれぞれについて押圧情報記憶部120に記憶されている。
「条件3」:押圧センサ40により検出された押圧値Pが、時間範囲「時間T1min以上時間T1max未満」内に押圧閾値Pmin以上なった場合に(条件1及び条件2が充足)、押圧値Pが押圧値範囲「押圧値Pmin以上押圧値Pmax未満」を維持する時間T2が所定の最短時間T2min以上続くことを第3の条件とする。Case2の場合、押圧値Pが押圧値範囲を維持する時間T2(2)は、時間T2min以上である。そのため、押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140は、Case2の場合、全ての条件が充足されている(スマートグラス1が装着された)と判定する。一方、Case3の場合、押圧値Pが押圧値範囲を維持する時間T2(3)は、時刻t1(3)から時刻t2(3)までであり、時間T2min未満である。そのため、押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140は、Case3の場合、「条件3」を充足していないと判定する。なお、この時間T2minは、押圧継続情報として、押圧センサ(左)40A及び押圧センサ(右)40Bそれぞれについて押圧情報記憶部120に記憶されている。
次に、図4を参照して、押圧判定結果に基づいてディスプレイ30の画面表示をOFFからONに変更する画面表示制御処理の動作を説明する。図4は、本実施形態による画面表示をONにする画面表示制御処理の一例を示すフローチャートである。
まず、表示制御部160は、ディスプレイ30の画面表示をOFFに設定しているか否かを判定する(ステップS1)。画面表示がONであると判定された場合(ステップS1:NO)、表示制御部160は、ステップS1の処理を所定の時間間隔で繰り返す。一方、画面表示がOFFであると判定された場合(ステップS1:YES)、表示制御部160は、人体近接判定部110に焦電センサ50から出力される検出信号を監視させる。
次に、人体近接判定部110は、焦電センサ50から出力される検出信号を監視し、人体の近接を検知したか否かを判定する(ステップS2)。人体の近接を検知していないと判定された場合(ステップS2:NO)、人体近接判定部110は、焦電センサ50から出力される検出信号の監視を継続し、ステップS2の処理を繰り返す。一方、人体の近接を検知したと判定された場合(ステップS2:YES)、人体近接判定部110は、人体が近接している状態であることを示す人体近接状態情報を押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140へ通知する。そして、押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140は、人体近接判定部110から人体近接状態情報の通知を受けたことを契機として、押圧センサ40から出力される検出信号を監視することにより押圧検出(押圧センサ40の信号計測)を開始する(ステップS3)。
そして、押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140は、検出された押圧値Pが押圧非印加状態の押圧値より大きいか否か(例えば、押圧閾値P0より大きいか否か)を判定する(ステップS4)。押圧値Pが押圧非印加状態の押圧値より大きくない場合(ステップS4:NO)、押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140は、一定時間(Δt)待機した後(ステップS5)、押圧センサ40が出力する検出信号の監視を継続し、ステップS4の処理を繰り返す。一方、押圧値Pが押圧非印加状態の押圧値より大きい場合(ステップS5:YES)、押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140は、検出された押圧値Pが押圧値範囲内であるか否か(「条件1」)を判定する(ステップS6)。
検出された押圧値Pが押圧値範囲外であると判定された場合(ステップS6:NO)、押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140は、検出された押圧値Pが最大押圧値Pmax以上であるか否かを判定する(ステップS7)。最大押圧値Pmax未満であると判定された場合(ステップS7:NO)、押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140は、一定時間(Δt)待機した後(ステップS8)、押圧センサ40が出力する検出信号の監視を継続し、ステップS6に処理を戻す。一方、最大押圧値Pmax以上であると判定された場合(ステップS7:YES)、押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140は、検出された押圧値Pが押圧非印加状態の押圧値に戻るまで待機した後(ステップS9)、ステップS6に処理を戻す。すなわち、押圧値Pの計測中に押圧値範囲より大きい(最大押圧値Pmax以上の)押圧値Pが検出された場合は、押圧値Pが押圧非印加状態の押圧値に戻るまで待ち、再度押圧値Pの計測を開始する。
一方、検出された押圧値Pが押圧値範囲内であると判定された場合(ステップS6:Yes)、押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140は、ステップS6〜S10までの時間T1が、押圧変動時間範囲「時間T1min以上時間T1max未満(T1min〜T1max)」内であるか否か(「条件2」)を判定する(ステップS10)。この時間T1は、ステップS5で押圧値Pが押圧非印加状態の押圧値より大きくなった時刻(時刻t0)からステップS6で押圧値Pが押圧閾値Pmin以上となった時刻までの時間である。時間T1が押圧変動時間範囲「時間T1min以上時間T1max未満(T1min〜T1max)」外であると判定された場合(ステップS10:NO)、押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140は、判定条件を充足していないと判定し、ステップS4に処理を戻す。
一方、時間T1が押圧変動時間範囲「時間T1min以上時間T1max未満(T1min〜T1max)」内であると判定された場合(ステップS10:YES)、押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140は、一定時間(Δt)待機した後(ステップS11)、検出された押圧値Pが押圧値範囲外であるか否かを判定する(ステップS12)。検出された押圧値Pが押圧値範囲内であると判定された場合(ステップS12:NO)、押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140は、ステップS11に処理を戻す。
一方、検出された押圧値Pが押圧値範囲外であると判定された場合(ステップS12:YES)、押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140は、検出された押圧値Pが最大押圧値Pmax以上であるか否かを判定する(ステップS13)。最大押圧値Pmax以上であると判定された場合(ステップS13:YES)、押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140は、検出された押圧値Pが押圧非印加状態の押圧値に戻るまで待機した後(ステップS14)、ステップS4に処理を戻す。
一方、最大押圧値Pmax未満であると判定された場合(ステップS13:NO)、押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140は、ステップS10〜S12までの時間T2が所定の最短時間T2min以上であるか否か(「条件3」)を判定する(ステップS15)。この時間T2は、ステップS6で押圧値Pが最小押圧値Pmin以上と判定されてから押圧値範囲内を維持している時間である。すなわち、押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140は、押圧値Pの押圧値範囲内継続時間を計測し、計測した時間T2がユーザの装着動作に相当する時間T2min以上であるか否かを判定する。時間T2が最短時間T2min未満であると判定された場合(ステップS15:NO)、押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140は、判定条件を充足しないと判定し、ステップS4に処理を戻す。
一方、時間T2が最短時間T2min以上であると判定された場合(ステップS15:YES)、押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140は、判定条件を充足すると判定し、判定情報を装着判定部150に出力する。装着判定部150は、スマートグラス1が装着されたと判定し、ディスプレイ30の表示をONにする指示を表示制御部160に通知する。これにより、表示制御部160は、ディスプレイ30の表示をOFFからONに変更して処理を終了する(ステップS16)。
なお、図4に示す例では、ステップS16の後に処理を終了しているが、ステップS16の処理の後に、制御部100は、装着解除の判定をして、ディスプレイ30の表示をOFFに設定する処理を実施してもよい。具体的には、ステップS16の後に、押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140は、検出された押圧値Pが押圧非印加状態の押圧値に戻るまで待機し、押圧非印加状態の押圧値になると、装着判定部150にその旨通知する。装着判定部150は、押圧判定部(左)130及び押圧判定部(右)140から押圧非印加状態の押圧値になったことが通知されると、スマートグラス1の装着が解除されたと判定し、ディスプレイ30の表示をOFFにする指示を表示制御部160に通知する。これにより、表示制御部160は、ディスプレイ30の表示をONからOFFに変更する。
以上説明してきたように、本実施形態によれば、スマートグラス1は、ディスプレイ30と、押圧を検出する押圧センサ40と、押圧センサ40における検出結果に基づいて、ディスプレイ30の表示をONにするかOFFにするかを判定する装着判定部150と、を備え、装着判定部150は、押圧センサ40が検出する押圧値が所定の大厚地範囲内である場合に、ディスプレイ30の表示をONにする。
スマートグラス1は、スマートグラス1に対する人体の近接及び押圧の検出結果に基づいて、スマートグラス1が装着されたか否かを判定するため、精度良く装着判定を行うことができる。人体の近接を検出することにより、例えば、ポケットや鞄などの中でスマートグラス1が他の荷物と接触することにより定常的に押圧閾値Pmin以上の押圧値Pが検出された場合であっても、装着されたと誤検出されてしまうことを防止することができる。
これにより、スマートグラス1は、装着を精度良く判定することができるため、ユーザがスマートグラス1を装着した場合にのみディスプレイ30の表示をONにすることができる。よって、従来知られている技術において発生していた、ポケットや鞄等へ収容されているときに起きる誤動作(ユーザの意図しないディスプレイ表示のON)を防止することができ、利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、「条件1」のみではなく「条件2」及び「条件3」も用いることで、近接物などにより瞬間的な押圧印加が発生した場合であっても、装着されたと誤検出されてしまうことを防止することができる。
以上、この発明の一実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
例えば、上述した実施形態では、「条件1」、「条件2」、及び「条件3」の全てが充足された場合にスマートグラス1が装着されたと判定する例を説明したが、これに限定されるものではない。「条件1」のみが充足された場合、「条件1」及び「条件2」が充足された場合、または「条件1」及び「条件3」が充足された場合に、スマートグラス1が装着されたと判定されるようにしてもよい。
なお、上述した実施形態で説明した押圧センサ40または焦電センサ50が設けられている位置及び各センサの数は一例であり、任意の位置及び数とすることができる。
例えば、上述した実施形態では、押圧センサ40を耳かけ部(右)21及び耳かけ部(左)23にそれぞれに設けているが、これに限らず、いずれか一方にのみ設けてもよい。すなわち、押圧センサ40の数は2個に限られず、1個であってもよいし、3個以上あってもよい。
或いは、押圧センサ40を耳かけ部以外の位置に設置してもよい。図5は、押圧センサ40の他の設置例を示す模式図である。図5(A)に示す例では、押圧センサ40を左右それぞれの鼻当てパッドに設置している。なお、本例では、左右両方の鼻当てパッドにそれぞれ押圧センサ40を設置しているが、これに限らず、どちらか一方にのみ設置してもよい。また、図5(B)に示す例では、スマートグラス1は、後頭部パッド25を備え、後頭部パッド25に押圧センサ40を1つ設置している。このように、押圧センサ40の設置位置は、ユーザが装着したときに人体が接触する位置であれば、いずれの位置であってもよい。また、焦電センサ50の位置も、上述した実施形態に限られず、ユーザがスマートグラス1を装着したときに、人体の近接を検出できる位置であればよい。
なお、上述した実施形態における制御部100の一部または全部の機能をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、上述の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって上述の機能を実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、端末装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、上述した実施形態における制御部100の一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。制御部100の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
1 スマートグラス、10 筐体部、20 テンプル部(右)、21 耳かけ部(右)、22 テンプル部(左)、23 耳かけ部(左)、30 ディスプレイ、40 押圧センサ、50 焦電センサ、100 制御部、110 人体近接判定部、120 押圧情報記憶部、130 押圧判定部(左)、140 押圧判定部(右)、150 装着判定部、160 表示制御部

Claims (5)

  1. 表示部と、
    押圧を検出する押圧センサと、
    前記押圧センサにおける検出結果に基づいて、前記表示部の表示をONにするかOFFにするかを判定する判定部と、
    を備え、
    前記判定部は、前記押圧センサが検出する押圧値が所定の押圧値範囲内である場合に、前記表示部の表示をONにする、
    ことを特徴とする眼鏡型表示装置。
  2. 前記判定部は、前記押圧センサが検出する押圧値が押圧非印加状態の押圧値から前記押圧値範囲内に達するまでの時間が所定の時間範囲内である場合に、前記表示部の表示をONにする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の眼鏡型表示装置。
  3. 前記判定部は、前記押圧センサが検出する押圧値が前記押圧値範囲内であるか否かを判定し、当該押圧値が前記押圧値範囲内であるとの判定が所定の時間以上継続した場合に、前記表示部の表示をONにする、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の眼鏡型表示装置。
  4. 人体の近接を検出する人感センサをさらに備え、
    前記判定部は、前記人感センサが人体の近接を検出した場合に、前記押圧センサにおける検出結果に基づいて、前記表示部の表示をONにするかOFFにするかを判定する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の眼鏡型表示装置。
  5. 表示部を備えた眼鏡型表示装置としてのコンピュータに、
    押圧を検出する押圧センサにおける検出結果に基づいて、前記表示部の表示をONにするかOFFにするかを判定し、前記押圧センサが検出する押圧値が所定の押圧値範囲内である場合に、前記表示部の表示をONにする判定ステップ、
    を実行させるためのプログラム。
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