JP2016195706A - ヘアーアイロン - Google Patents

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Shunsuke Arai
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Abstract

【課題】一般家庭において容易かつ効果的に毛髪をトリートメント可能なヘアーアイロンを提供する。【解決手段】毛髪を挟持可能なヘアーアイロン1は、下本体11と下蓋12とを含む下筐体10と、下筐体10に対して開閉可能に連結され、上本体21と上蓋22とを含む上筐体20と、下筐体10と上筐体20のうちの少なくとも一方の筐体に設けられ、超音波を発生させる超音波発生部40と、下筐体10及び上筐体20のうちの、少なくとも超音波発生部40が設けられた上筐体20の上本体11と上蓋12の間に設けられた防水部70と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、一般家庭において利用されるヘアーアイロンに関するものである。
ヘアーアイロンは、美容室等の専門店だけでなく、一般家庭にも広く普及しており、毛髪を矯正等するのに利用されている。
例えば、下記の特許文献1には、一対の挟持部に挟持された毛髪を加熱部で加熱して矯正するヘアーアイロンが開示されている。
特開2013−56023号公報
近年、自宅においても、美容室と同様に毛髪のトリートメントを実現したいとの要望がなされている。しかし、上記の特許文献1では、加熱によって毛髪の矯正を実現できても、毛髪の内部に栄養分等を補うことはできない。
また、毛髪のトリートメントについては、浴室等の保湿環境下で行うことで、効果が一層期待できる。このため、水のある場所でも適切に使用可能なヘアーアイロンの構造にすることが望ましい。
そこで、本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、一般家庭において容易かつ効果的に毛髪をトリートメント可能なヘアーアイロンを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様においては、毛髪を挟持可能なヘアーアイロンであって、本体と蓋とを含む第1筐体と、前記第1筐体に対して開閉可能に連結され、本体と蓋とを含む第2筐体と、前記第1筐体と前記第2筐体のうちの少なくとも一方の筐体に設けられ、超音波を発生させる超音波発生部と、前記第1筐体及び前記第2筐体のうちの、少なくとも前記超音波発生部が設けられた筐体の前記本体と前記蓋の間に設けられた防水部と、を備えるヘアーアイロンを提供する。
また、前記防水部は、前記本体の前記蓋に対向する対向面の縁に沿って配置された防水部材を有することとしてもよい。
また、前記防水部材は、前記本体の前記対向面に前記縁に沿って連続形成された第1溝と、前記蓋の前記第1溝に対向する位置に連続形成された第2溝とに挟まれていることとしてもよい。
また、前記第1溝及び前記第2溝は、前記本体と前記蓋を係合させる複数の係合部を囲むように形成されていることとしてもよい。
また、前記ヘアーアイロンは、前記防水部材の周囲に設けられ、前記本体と前記蓋を接着させる接着材を更に備えることとしてもよい。
また、前記第1筐体と前記第2筐体に挟持されたトリートメント剤が付着した前記毛髪へ前記超音波を発生させることで、前記トリートメント剤の粒子を細かくして前記毛髪への浸透を促進させることとしてもよい。
また、前記ヘアーアイロンは、前記第1筐体と前記第2筐体の一方に設けられた給電端子を更に備え、前記給電端子は、前記ヘアーアイロンが給電台に装着された場合に、前記給電台から電力の供給を受けることとしてもよい。
また、前記ヘアーアイロンは、前記第1筐体と前記第2筐体のうちの前記超音波発生部が設けられていない筐体に設けられ、前記超音波発生部が発生した超音波を反響させる反響部を更に備えることとしてもよい。
また、前記ヘアーアイロンは、前記超音波発生部が前記超音波を発生させると、前記超音波の発生開始から所定時間、所定間隔で音を出力する音出力部を更に備えることとしてもよい。
本発明によれば、一般家庭において容易かつ効果的に毛髪をトリートメント可能なヘアーアイロンを提供できるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るヘアーアイロン1の構成の一例を示す斜視図である。 ヘアーアイロン1の正面図である。 上筐体20の上本体21と上蓋22を分離した状態を示す図である。 下筐体10の下本体11と下蓋12を分離した状態を示す図である。 ヘアーアイロン1の充電スタンド100による充電状態を示す図である。 防水部70の構成の一例を説明するための図である。 防水部材71の構成の一例を示す図である。 ヘアーアイロン1の使用方法を説明するためのフローチャートである。
<ヘアーアイロンの外観構成>
図1及び図2を参照しながら、本発明の一実施形態に係るヘアーアイロン1の外観構成について説明する。
図1は、一実施形態に係るヘアーアイロン1の構成の一例を示す斜視図である。図2は、ヘアーアイロン1の正面図である。
本実施形態に係るヘアーアイロン1は、一般家庭の浴室等において使用されるものであり、一対の筐体で毛髪(以下、単に髪と呼ぶ)を挟持可能なアイロンである。ヘアーアイロン1は、超音波を発生させる機能を有する。例えば、ヘアーアイロン1は、トリートメント剤が付着した髪を挟み込み、発生させた超音波によりトリートメント剤の粒子を細かくして髪の内部に浸透させる。具体的には、超音波が、トリートメント剤の粒子を砕いて細かくする。
トリートメント剤は、例えばアミノ酸系エモリエントオイルを配合したものを含む。このようなトリートメント剤は、髪の内部に浸透して、髪の内部のダメージを内側から補修する機能を有する。また、トリートメント剤は、髪にハリ、ツヤ、コシを与える機能も有する。
なお、ヘアーアイロン1は、パーマ剤が付着した髪を挟んだ状態で、超音波を発生させてもよい。かかる場合には、超音波が、パーマ剤の粒子を細かくして髪の内部に浸透させることになる。これにより、パーマ剤の効力(縮毛の矯正等)を発揮させやすくなる。
ヘアーアイロン1は、図1及び図2に示すように、下筐体10と、上筐体20と、ヒンジ30と、超音波発生部40と、反響板50と、給電端子60と、電源スイッチ65とを有する。ヘアーアイロン1は、下筐体10と上筐体20との間に髪がある際に下筐体10と上筐体20を閉じることで、髪を挟み込む。本実施形態では、下筐体10が第1筐体に該当し、上筐体20が第2筐体に該当する。
上筐体20は、対向する下筐体10と共に対を成す筐体である。上筐体20は、樹脂製である。上筐体20は、図2に示すように、本体(以下、上本体と呼ぶ)21と、蓋(以下、上蓋と呼ぶ)22と、把持部23とを有する。
図3は、上筐体20の上本体21と上蓋22を分離した状態を示す図である。
上筐体20は、図3に示すように内部に基板25及び振動素子42を収容する。基板25には、電線80が接続されている。振動素子42は、詳細は後述するが、振動することで超音波を発生させる機能を有する。
上蓋22は、上本体21を覆う。上蓋22は、上本体21に例えばネジで固定されている。上蓋22及び上本体21には、それぞれ縁に沿って凹んだ蓋溝22a(図6)と本体溝21a(図6)が形成されている。蓋溝22aの内側には、上本体21と係合可能なフック24が複数設けられている。フック24は、上蓋22を上本体21に対して位置決めする機能を有する。フック24は、上蓋22の代わりに、上本体21の本体溝21aの内側に設けられていてもよい。上蓋22の縁には、後述する防水部材71が設けられている。
把持部23は、ユーザがヘアーアイロン1を使用する際に手で把持する部分である。把持部23は、図1に示すように長手方向の一端側に位置しており、把持部23以外の部分に比べて厚くなっている。
下筐体10は、上筐体20に対して開閉可能に連結されている。下筐体10は、樹脂製であり、上筐体20と対称な形状となっている。下筐体10は、図2に示すように、本体(以下、下本体と呼ぶ)11と、蓋(以下、下蓋と呼ぶ)12と、把持部13とを有する。
図4は、下筐体10の下本体11と下蓋12を分離した状態を示す図である。
下本体11は、図4に示すように内部にバッテリー15を収容する。バッテリー15は、充電可能な二次電池である。下蓋12の縁には、防水部材71が設けられている。なお、下筐体10の防水部材71は、上筐体20の防水部材71と同一形状である。
下蓋12は、下本体11を覆う。下蓋12は、下本体11に例えばネジで固定されている。下蓋12及び下本体11にも、上筐体20と同様に、それぞれ縁に沿って凹んだ蓋溝と本体溝が形成されている。蓋溝の内側には、下本体11と係合可能なフック14が複数設けられている。
把持部13は、上筐体20の把持部23と同様に、ユーザがヘアーアイロン1を使用する際に手で把持する部分である。
ヒンジ30は、下筐体10と上筐体20とを開閉可能に連結する連結部である。具体的には、ヒンジ30は、下筐体10の長手方向の一端側と上筐体20の長手方向の一端側とを連結している連結軸を有する。下筐体10及び上筐体20は、連結軸を中心に回動可能である。
超音波発生部40は、超音波を発生させる。超音波発生部40は、上筐体20の長手方向の他端側に設けられている。超音波発生部40が、下筐体10と上筐体20に挟持されたトリートメント剤が付着した髪へ超音波を発生させることで、トリートメント剤の成分を髪の内部に浸透させる。具体的には、超音波の振動によって、トリートメント剤の粒子を細かくして髪の内部に浸透する。
超音波を髪に作用させた場合には、トリートメント剤の成分の浸透率が非常に高くなる。また、浸透後の髪の手触りが良くなるだけでなく、髪のハリ、コシ、保湿の点でも優れている。さらに、超音波の場合には、髪のキューティクル(表面の組織)を広げる必要がないので、髪への負担を抑制できる。さらに、超音波によるクリーニング効果で、浸透の妨げとなる不純物を髪から取り除きやすくなり、トリートメント剤を髪の内部に一層浸透させやすくなる。
この結果、本実施形態に係るヘアーアイロン1によれば、一般家庭においても、ヘアーサロン等の業務用設備のある専門店と同等のヘアーケアを行うことが可能となる。
超音波発生部40は、パネル41と、振動素子42を有する。
パネル41及び振動素子42は、図3に示すように電線80で基板25と接続されている。パネル41は、上蓋22に嵌め込まれている。パネル41の周囲には接着材が塗布されており、防水性を確保している。振動素子42は、パネル41の裏側に接触するように、上筐体20内に設けられている。振動素子42が振動することで、超音波が発生する。振動素子42は、例えば毎秒100万回振動する。
ヘアーアイロン1は、超音波発生部40が超音波を発生させると、音を出力する音出力部を有してもよい。音出力部は、例えば上筐体20の基板25に設けられており、超音波の発生開始から所定時間、所定間隔で音を出力する。具体的には、音出力部は、1秒間隔で10秒間だけ音を出力する。かかる場合には、ユーザは、音出力部が出力している音を聞くことで、超音波が発生していることを容易に把握できると共に、ヘアーアイロン1の使用時間も容易に把握できる。
また、10秒後に音の出力が停止することで、ユーザは、使用時間が長くなっていることを把握できるので、電源をオフにして電力消費を抑制できる。特に、本実施形態のようにコードレスタイプのヘアーアイロン1においては、使用中にバッテリー15の残量が枯渇することを有効に抑制できる。
反響板50は、超音波発生部40が発生した超音波を反響させる反響部の機能を有する。反響板50は、金属製の矩形状の板である。反響板50は、下筐体10の長手方向の他端側に、超音波発生部40に対向するように設けられている。すなわち、反響板50は、下筐体10の超音波発生部40に対向する対向面に、嵌め込まれている。反響板50は、例えば超音波発生部40が発生した超音波によって振動しながら、超音波を反響させる。また、反響板50の周囲には接着材が塗布されており、防水性を確保している。
本実施形態では、反響板50を設けることで、反響板50で反響された超音波が再度髪に向かう。このため、髪に付着したトリートメント剤の髪への浸透を促進させることが可能となる。
給電端子60は、バッテリーを充電するための端子である。給電端子60は、下筐体10の長手方向の一端部に設けられている。給電端子60は、外部に露出するように設けられている。ヘアーアイロン1は、電源ケーブルを有しておらず、給電端子60によってコードレスで充電を行うことが可能である。
図5は、ヘアーアイロン1の充電スタンド100による充電状態を示す図である。
給電端子60は、図5に示すようにヘアーアイロン1が給電台である充電スタンド100に装着された場合に、充電スタンド100から電力の供給を受ける。これにより、電源コンセントにケーブルを接続した状態でヘアーアイロンを使用する必要が無くなり、ユーザが電源コンセントから離れた好きな場所(例えば浴室)でヘアーアイロン1を使用することができる。
本実施形態では、ヘアーアイロン1は、従来のヘアーアイロンとは異なり髪を加熱するヒータを有しない。そして、ヘアーアイロン1の超音波発生部40は、ヒータに比べて消費電力が小さいため、バッテリーを小型化しやすく、充電する頻度も低減できる。この結果、利便性の高いヘアーアイロン1を実現できる。
電源スイッチ65は、ヘアーアイロン1の電源のオン・オフを切り替えるためのスイッチである。ユーザが電源スイッチ65を押下して電源をオンすると、超音波発生部40が超音波を発生させる。具体的には、ユーザが、まず下筐体10と上筐体20を開いた状態で電源スイッチ65を押下して電源をオンした後に、下筐体10と上筐体20を閉じると、超音波発生部40が超音波を発生させる。なお、電源オン状態でユーザが電源スイッチ65を押下すると、電源がオフとなり、超音波の発生も終了する。
また、ヘアーアイロン1は、超音波発生部40が超音波を発生すると、光を発する発光部を有してもよい。発光部は、例えば青色の光を発する。発光部は、ヘアーアイロン1の電源がオンすると弱い光を発し、その後に下筐体10と上筐体20が閉じると強い光を発する。発光部は、反響板50の裏側に配置されており、反響板50の両側には、発光部が発した光を透過させる透過部材(図1に示す透過部材52)が設けられている。これにより、ユーザは、発光部が発した光を認識することで、超音波が発生していることを容易に把握できる。
なお、上記では、超音波発生部40が上筐体20に設けられていることとしたが、これに限定されず、下筐体10に設けられていてもよい。すなわち、超音波発生部40は、下筐体10と上筐体20のいずれか一方に設けられる。超音波発生部40が下筐体10に設けられている場合には、反響板50は上筐体20に設けられる。ただし、これに限定されず、反響板50を設けなくてもよい。
また、上記では、給電端子60が下筐体10に設けられていることとしたが、これに限定されない。例えば、バッテリー15が上筐体20の内部に設けられている場合には、給電端子60も上筐体20に設けられる。
<防水部の詳細構成>
ヘアーアイロン1は、浴室で使用されることを想定されている。このため、ヘアーアイロン1は、下筐体10及び上筐体20の内部に水が浸入することを防ぐために、下筐体10及び上筐体20にそれぞれ防水部70を有する。
以下では、超音波発生部40が設けられた上筐体20の防水部70を例に挙げて、防水部70の詳細構成について説明する。
図6は、防水部70の構成の一例を説明するための図である。図7は、防水部材71の構成の一例を示す図である。
防水部70は、上筐体20の上本体21と上蓋22の間に設けられている。防水部70は、上本体21と上蓋22の間から水が上筐体20の内部に浸入することを防ぐ。防水部70は、図6に示すように、防水部材71と、接着材72とを有する。
防水部材71は、上本体21の上蓋22に対向する対向面の縁(別言すれば、上蓋22の上本体21に対向する対向面の縁)に沿って配置されている。具体的には、防水部材71は、上蓋22の上本体21に対して位置決めする複数のフック24を囲むように配置されている。
防水部材71は、例えば、耐水性に優れたシリコン製のガスケットである。防水部材71は、これに限定されず、任意の材料から成るシール部材であってもよい。防水部材71は、上蓋22が上本体21に固定されている際に上本体21及び上蓋22によって押圧されることで、上本体21と上蓋22の間を密閉している。
防水部材71は、図6に示すように、上本体21の縁に沿って連続形成された本体溝21aと、上蓋22の本体溝21aに対向する位置に連続形成された蓋溝22aとに挟まれている。これにより、防水部材71の厚みに起因して上本体21と上蓋22との間に隙間が生じることを抑制できる。特に、蓋溝22aに内側に位置する複数のフック24が上本体21と係合することで蓋溝22aが本体溝21aに対して正確に位置決めされるので、防水部材71が本体溝21aと蓋溝22aとに適切に挟まれる。なお、本実施形態では、本体溝21aが第1溝に該当し、蓋溝22aが第2溝に該当する。
防水部材71は、図7に示すように中央に矩形の開口71aが形成されたロ字状の形状を成している。防水部材71は、図4に示すように上本体21内に配置された基板25及び振動素子42を囲んでいる。これにより、防水部材71によって、基板25及び振動素子42が水に触れることを防止できる。
防水部材71は、上本体21又は上蓋22に予め固定されていてもよい。例えば、防水部材71は、上本体21と一体成形されていてもよい。かかる場合には、上筐体20を組み立てる際に防水部材71を取り付ける作業が不要となるので、上筐体20の組立性が向上する。
接着材72は、例えば上本体21と上蓋22を接着させる接着剤である。接着材72は、防水部材71の周囲、具体的には防水部材71の両側に、防水部材71に隣接するように設けられている。これにより、防水部材71及び接着材72が、二重で防水機能を果たすため、防水効果が一層有効に奏される。
上記では、上筐体20の防水部70の構成について説明したが、下筐体10の防水部70も同様の構成を有する。すなわち、下筐体10の防水部70も、防水部材71及び接着材72を有する。そして、下筐体10の防水部材71も、下本体11の本体溝と下蓋12の蓋溝とに挟まれている。
また、前述したように、下筐体10と上筐体20の間には電線80(図3及び図4参照)が配線されており、下筐体10及び上筐体20には、それぞれ電線80が通過可能な貫通穴が形成されている。本実施形態では、貫通穴の部分(具体的には、貫通穴において電線の周囲の部分)を接着材で塞いでいる。これにより、貫通穴からの水の浸入を防止している。
<ヘアーアイロンの使用方法>
上述した構成を有するヘアーアイロン1の使用方法の一例について、図8を参照しながら説明する。
図8は、ヘアーアイロン1の使用方法を説明するためのフローチャートである。
本フローチャートは、ユーザが浴室にヘアーアイロン1を持って入ったところから開始される。まず、ユーザは、頭の髪をシャンプーする(ステップS102)。髪が濡れることで、トリートメント剤が髪に浸透しやすくなる。
次に、ユーザは、濡れた髪にトリートメント剤を付着させる(ステップS104)。例えば、ユーザは、一又は複数のトリートメント剤を髪に噴霧したり塗布したりする。そして、ユーザは、トリートメント剤が付着した髪を例えば櫛でとかす。
次に、ユーザが、電源スイッチ65を押下して電源をオンした(これに伴い、発光部が、弱い光を発する)後に、髪を挟む下筐体10及び上筐体20を閉じると、超音波発生部40が超音波を発生させる(ステップS106)。これに伴い、音出力部は、1秒間隔で10秒間、音を出力する。また、発光部は、弱い光に代えて、強い光を発する。
次に、ユーザは、トリートメント剤が付着した髪にヘアーアイロン1を掛ける(ステップS108)。すなわち、ユーザは、上筐体20と下筐体10で髪を挟んだ状態で、ヘアーアイロン1を移動させる。具体的には、ユーザは、髪の根元側から髪先側へ向けて、ヘアーアイロン1を移動させる。この際、発生した超音波の振動が、髪に付着したトリートメント剤に作用する。この結果、髪に付着したトリートメント剤の粒子が、細かくなって髪の内部に浸透する。
髪へのトリートメント剤の導入が終了すると、ユーザは、シャワー等で髪を洗い流す(ステップS110)。これにより、髪から余分なトリートメント成分が排除される。ヘアーアイロン1はシャワーの水で濡れることになるが、防水部70を有するため、上筐体20及び下筐体10内に水が浸入する恐れがない。
<本実施形態における効果>
上述したように、本実施形態のヘアーアイロン1は、上筐体20に設けられ超音波を発生させる超音波発生部40と、下筐体10(上筐体20)の下本体11(上本体21)と下蓋12(上蓋22)の間に設けられた防水部70とを有する。
かかる場合には、超音波発生部40が発生させた超音波が髪に作用することで、短時間にトリートメント剤を髪に浸透させることができる。特に、浴室で超音波を発生させることで、トリートメント剤の髪への浸透を促進させることができる。また、防水部70を設けることで、ヘアーアイロン1を浴室で使用しても、ヘアーアイロン1の内部に水が浸入することを防止できる。従って、ヘアーアイロン1によれば、一般家庭において容易かつ効果的に髪をトリートメントすることが可能となる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
なお、上記では、超音波発生部40が、下筐体10と上筐体20のうちの上筐体20に設けられていることとしたが、これに限定されない。例えば、超音波発生部40は、下筐体10及び上筐体20のそれぞれに設けられていてもよい。
1 ヘアーアイロン
10 下筐体
11 下本体
12 下蓋
20 上筐体
21 上本体
21a 本体溝
22 上蓋
22a 蓋溝
40 超音波発生部
50 反響板
60 給電端子
70 防水部
71 防水部材
72 接着材

Claims (9)

  1. 毛髪を挟持可能なヘアーアイロンであって、
    本体と蓋とを含む第1筐体と、
    前記第1筐体に対して開閉可能に連結され、本体と蓋とを含む第2筐体と、
    前記第1筐体と前記第2筐体のうちの少なくとも一方の筐体に設けられ、超音波を発生させる超音波発生部と、
    前記第1筐体及び前記第2筐体のうちの、少なくとも前記超音波発生部が設けられた筐体の前記本体と前記蓋の間に設けられた防水部と、
    を備える、ヘアーアイロン。
  2. 前記防水部は、前記本体の前記蓋に対向する対向面の縁に沿って配置された防水部材を有する、
    請求項1に記載のヘアーアイロン。
  3. 前記防水部材は、前記本体の前記対向面に前記縁に沿って連続形成された第1溝と、前記蓋の前記第1溝に対向する位置に連続形成された第2溝とに挟まれている、
    請求項2に記載のヘアーアイロン。
  4. 前記第1溝及び前記第2溝は、前記本体と前記蓋を係合させる複数の係合部を囲むように形成されている、
    請求項3に記載のヘアーアイロン。
  5. 前記防水部材の周囲に設けられ、前記本体と前記蓋を接着させる接着材を更に備える、
    請求項3又は4に記載のヘアーアイロン。
  6. 前記第1筐体と前記第2筐体に挟持されたトリートメント剤が付着した前記毛髪へ前記超音波を発生させることで、前記トリートメント剤の粒子を細かくして前記毛髪への浸透を促進させる、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のヘアーアイロン。
  7. 前記第1筐体と前記第2筐体のうちの一方の筐体に設けられた給電端子を更に備え、
    前記給電端子は、前記ヘアーアイロンが給電台に装着された場合に、前記給電台から電力の供給を受ける、
    請求項1から6のいずれか1項に記載のヘアーアイロン。
  8. 前記第1筐体と前記第2筐体のうちの前記超音波発生部が設けられていない筐体に設けられ、前記超音波発生部が発生した超音波を反響させる反響部を更に備える、
    請求項1から7のいずれか1項に記載のヘアーアイロン。
  9. 前記超音波発生部が前記超音波を発生させると、前記超音波の発生開始から所定時間、所定間隔で音を出力する音出力部を更に備える、
    請求項1から8のいずれか1項に記載のヘアーアイロン。
JP2015077467A 2015-04-06 2015-04-06 ヘアーアイロン Active JP6527371B2 (ja)

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