JP2016195321A - ネットワーク監視装置、ネットワーク監視方法およびプログラム - Google Patents

ネットワーク監視装置、ネットワーク監視方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2016195321A
JP2016195321A JP2015074062A JP2015074062A JP2016195321A JP 2016195321 A JP2016195321 A JP 2016195321A JP 2015074062 A JP2015074062 A JP 2015074062A JP 2015074062 A JP2015074062 A JP 2015074062A JP 2016195321 A JP2016195321 A JP 2016195321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
network
network device
alarm
degree
indicating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015074062A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6419010B2 (ja
Inventor
英 渡邊
Suguru Watanabe
英 渡邊
俊太郎 樫原
Shuntaro Kashihara
俊太郎 樫原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2015074062A priority Critical patent/JP6419010B2/ja
Publication of JP2016195321A publication Critical patent/JP2016195321A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6419010B2 publication Critical patent/JP6419010B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【課題】ネットワーク構成管理情報に基づいて、設備間の相関度合いを自動的に算出する。
【解決手段】ネットワークの構成管理情報に基づいて、アラームを発信したネットワーク機器と物理リンクを介して接続されている他のネットワーク機器に対してポイントを付与し、ネットワーク機器の収容状態を示す構成管理情報に基づいて、アラームを発信したネットワーク機器と同一の物理的環境に位置する他のネットワーク機器に対してポイントを付与し、または、ネットワーク機器間で関係付けられた論理リンクおよび各ネットワーク機器が通信を行なうために必要な取り決めであるプロトコルを示す構成管理情報に基づいて、アラームを発信したネットワーク機器と各種プロトコルの論理リンクによって接続されている他のネットワーク機器に対してポイントを付与し、ポイントの合計値に基づいて、根本原因となり得るネットワーク機器を特定する情報を表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワーク障害の根本原因となっているネットワーク機器を特定するネットワーク監視装置、ネットワーク監視方法およびプログラムに関する。
従来から、多数のネットワーク機器で構成された大規模ネットワークが利用されている。大規模ネットワークを一元管理する場合、各ネットワーク機器から通知される障害アラームも多数発生する。ネットワーク障害は、単体の機器が故障した場合でも、物理的、論理的およびプロトコル的に接続された周辺の機器に影響が波及するため、監視者に提示される多数のアラームの中には、根本原因のアラームと波及結果のアラームとが混在することとなる。このため、各障害に迅速に対応する効率的なネットワーク運用管理を実現させるためには、根本原因アラームと波及結果アラームを区別する必要がある。
特許文献1には、アラーム情報と関連する論理パスを紐づけて、波及範囲を特定するシステムが開示されている。また、特許文献2には、アラームだけでなくサービス品質監視の情報を使うことにより、サービスに影響する根本原因を特定する技術が開示されている。また、特許文献3には、既定の波及アラームマスクのルールに基づいて、アラーム到着の集中を軽減する技術が開示されている。さらに、特許文献4には、既定のコリレーションルールに合致したものをフィルタリングする技術が開示されている。
特開2014−107724号公報 特開2003−092571号公報 特開2007−259316号公報 特開2006−338305号公報
しかしながら、従来の技術では、根本原因アラームがあることが前提とされ、ルールを参照し、波及結果アラームのマスクを行なっているため、根本原因となっているネットワーク機器が特定できない状態では、適用することができない。
また、近年、通信ネットワークに求められる容量規模を満たすため、通信ネットワークを構成する設備は非常に多い。このような状況下で、各設備について物理的または論理的に接続されていることを示す相関度合いを用いて根本原因となっている設備を特定することは有意義であるが、すべての設備について相関度合いを手動で定義することは、容易ではない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ネットワーク構成管理情報に基づいて、設備間の相関度合いを自動的に算出することができるネットワーク監視装置、ネットワーク監視方法およびプログラムを提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明のネットワーク監視装置は、ネットワーク障害の根本原因となっているネットワーク機器の候補を抽出するネットワーク監視装置であって、監視対象のネットワークから、障害が発生したことを示すアラームを取得する監視部と、いずれかのネットワーク機器からアラームを取得した場合、ネットワーク機器間の物理リンクを示す構成管理情報に基づいて、前記アラームを発信したネットワーク機器と物理リンクを介して接続されている他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与し、ネットワーク機器の収容状態を示す構成管理情報に基づいて、前記アラームを発信したネットワーク機器と同一の物理的環境に位置する他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与し、または、ネットワーク機器間で関係付けられた論理リンクおよび各ネットワーク機器が通信を行なうために必要な取り決めであるプロトコルを示す構成管理情報に基づいて、前記アラームを発信したネットワーク機器と各種プロトコルの論理リンクによって接続されている他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与する影響スコア算出部と、前記付与されたポイントの合計値に基づいて、根本原因となり得るネットワーク機器の候補を抽出し、抽出したネットワーク機器を特定する情報を表示する候補表示部と、を備えることを特徴とする。
このように、いずれかのネットワーク機器からアラームを取得した場合、ネットワーク機器間の物理リンクを示す構成管理情報に基づいて、アラームを発信したネットワーク機器と物理リンクを介して接続されている他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与し、ネットワーク機器の収容状態を示す構成管理情報に基づいて、アラームを発信したネットワーク機器と同一の物理的環境に位置する他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与し、または、ネットワーク機器間で関係付けられた論理リンクおよび各ネットワーク機器が通信を行なうために必要な取り決めであるプロトコルを示す構成管理情報に基づいて、アラームを発信したネットワーク機器と各種プロトコルの論理リンクによって接続されている他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与し、付与したポイントの合計値に基づいて、根本原因となり得るネットワーク機器の候補を抽出し、抽出したネットワーク機器を特定する情報を表示するので、各設備について、構成管理情報に基づいて、自動的に要因度合を示すポイントを付与することが可能となる。これにより、各設備におけるアラームの関連性および因果関係を容易に特定することが可能となる。
(2)また、本発明のネットワーク監視装置において、前記影響スコア算出部は、前記アラームを発信したネットワーク機器と物理リンクを介して接続されている他のネットワーク機器との相関度合いを示すテーブル、前記アラームを発信したネットワーク機器と同一の物理的環境に位置する他のネットワーク機器との相関度合いを示すテーブル、または、前記アラームを発信したネットワーク機器と同一の通信経路上に位置する他のネットワーク機器との相関度合いを表すテーブルを備え、前記相関度合いに応じたポイントを付与することを特徴とする。
このように、各テーブルに基づいて、相関度合いに応じたポイントを付与するので、各設備におけるアラームの関連性および因果関係を容易に特定することが可能となる。
(3)また、本発明のネットワーク監視方法は、ネットワーク障害の根本原因となっているネットワーク機器の候補を抽出するネットワーク監視方法であって、監視対象のネットワークから、障害が発生したことを示すアラームを取得するステップと、いずれかのネットワーク機器からアラームを取得した場合、ネットワーク機器間の物理リンクを示す構成管理情報に基づいて、前記アラームを発信したネットワーク機器と物理リンクを介して接続されている他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与し、ネットワーク機器の収容状態を示す構成管理情報に基づいて、前記アラームを発信したネットワーク機器と同一の物理的環境に位置する他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与し、または、ネットワーク機器間で関係付けられた論理リンクおよび各ネットワーク機器が通信を行なうために必要な取り決めであるプロトコルを示す構成管理情報に基づいて、前記アラームを発信したネットワーク機器と各種プロトコルの論理リンクによって接続されている他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与するステップと、前記付与されたポイントの合計値に基づいて、根本原因となり得るネットワーク機器の候補を抽出し、抽出したネットワーク機器を特定する情報を表示するステップと、を少なくとも含むことを特徴とする。
このように、いずれかのネットワーク機器からアラームを取得した場合、ネットワーク機器間の物理リンクを示す構成管理情報に基づいて、アラームを発信したネットワーク機器と物理リンクを介して接続されている他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与し、ネットワーク機器の収容状態を示す構成管理情報に基づいて、アラームを発信したネットワーク機器と同一の物理的環境に位置する他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与し、または、ネットワーク機器間で関係付けられた論理リンクおよび各ネットワーク機器が通信を行なうために必要な取り決めであるプロトコルを示す構成管理情報に基づいて、アラームを発信したネットワーク機器と各種プロトコルの論理リンクによって接続されている他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与し、付与したポイントの合計値に基づいて、根本原因となり得るネットワーク機器の候補を抽出し、抽出したネットワーク機器を特定する情報を表示するので、各設備について、構成管理情報に基づいて、自動的に要因度合を示すポイントを付与することが可能となる。これにより、各設備におけるアラームの関連性および因果関係を容易に特定することが可能となる。
(4)また、本発明のネットワーク監視方法は、影響スコア算出部において、前記アラームを発信したネットワーク機器と物理リンクを介して接続されている他のネットワーク機器との相関度合いを示すテーブル、前記アラームを発信したネットワーク機器と同一の物理的環境に位置する他のネットワーク機器との相関度合いを示すテーブル、または、前記アラームを発信したネットワーク機器と同一の通信経路上に位置する他のネットワーク機器との相関度合いを表すテーブルに基づいて、前記相関度合いに応じたポイントを付与することを特徴とする。
このように、各テーブルに基づいて、相関度合いに応じたポイントを付与するので、各設備におけるアラームの関連性および因果関係を容易に特定することが可能となる。
(5)また、本発明のプログラムは、ネットワーク障害の根本原因となっているネットワーク機器を特定するネットワーク監視装置のプログラムであって、監視対象のネットワークから、障害が発生したことを示すアラームを取得する処理と、いずれかのネットワーク機器からアラームを取得した場合、ネットワーク機器間の物理リンクを示す構成管理情報に基づいて、前記アラームを発信したネットワーク機器と物理リンクを介して接続されている他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与し、ネットワーク機器の収容状態を示す構成管理情報に基づいて、前記アラームを発信したネットワーク機器と同一の物理的環境に位置する他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与し、または、ネットワーク機器間で関係付けられた論理リンクおよび各ネットワーク機器が通信を行なうために必要な取り決めであるプロトコルを示す構成管理情報に基づいて、前記アラームを発信したネットワーク機器と各種プロトコルの論理リンクによって接続されている他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与する処理と、前記付与されたポイントの合計値に基づいて、根本原因となり得るネットワーク機器の候補を抽出し、抽出したネットワーク機器を特定する情報を表示する処理と、の一連の処理を、コンピュータに実行させることを特徴とする。
このように、いずれかのネットワーク機器からアラームを取得した場合、ネットワーク機器間の物理リンクを示す構成管理情報に基づいて、アラームを発信したネットワーク機器と物理リンクを介して接続されている他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与し、ネットワーク機器の収容状態を示す構成管理情報に基づいて、アラームを発信したネットワーク機器と同一の物理的環境に位置する他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与し、または、ネットワーク機器間で関係付けられた論理リンクおよび各ネットワーク機器が通信を行なうために必要な取り決めであるプロトコルを示す構成管理情報に基づいて、アラームを発信したネットワーク機器と各種プロトコルの論理リンクによって接続されている他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与し、付与したポイントの合計値に基づいて、根本原因となり得るネットワーク機器の候補を抽出し、抽出したネットワーク機器を特定する情報を表示するので、各設備について、構成管理情報に基づいて、自動的に要因度合を示すポイントを付与することが可能となる。これにより、各設備におけるアラームの関連性および因果関係を容易に特定することが可能となる。
(6)また、本発明のプログラムは、影響スコア算出部において、前記アラームを発信したネットワーク機器と物理リンクを介して接続されている他のネットワーク機器との相関度合いを示すテーブル、前記アラームを発信したネットワーク機器と同一の物理的環境に位置する他のネットワーク機器との相関度合いを示すテーブル、または、前記アラームを発信したネットワーク機器と同一の通信経路上に位置する他のネットワーク機器との相関度合いを表すテーブルに基づいて、前記相関度合いに応じたポイントを付与する処理を更に含むことを特徴とする。
このように、各テーブルに基づいて、相関度合いに応じたポイントを付与するので、各設備におけるアラームの関連性および因果関係を容易に特定することが可能となる。
本発明によれば、各設備について、構成管理情報に基づいて、自動的に要因度合を示すポイントを付与することが可能となる。これにより、各設備におけるアラームの関連性および因果関係を容易に特定することが可能となる。
本実施形態に係るネットワーク監視装置の概略構成を示す図である。 本実施形態において想定するネットワーク構成図である。 ネットワーク構成例を示す図である。 ネットワーク構成例を示す図である。 ネットワーク構成例を示す図である。 ネットワーク構成例を示す図である。 ネットワーク構成例を示す図である。 物理リンク障害発生時の相関データ作成の様子を示す図である。 環境に起因する障害発生時の相関データ作成の様子を示す図である。 論理リンク・プロトコル障害発生時における相関データ作成の様子を示す図である。 設備間の物理回線接続データの一例を示す図である。 設備の物理収容グループデータを示す図である。 設備間の機能送受関係データを示す図である。
本発明者らは、従来の技術では、根本原因アラームが前提となっており、ルールを参照し、波及結果アラームのマスクを行なっているため、根本原因がどこにあるのかが不明である状態では適用することができない点に着目し、各設備について、予め定義された相関度合いを用いることによって、障害発生時に影響が集中するネットワーク機器を数値評価することによって、障害原因の特定を迅速に行なうことができることを見出し、本発明をするに至った。
すなわち、本発明のネットワーク監視装置は、ネットワーク障害の根本原因となっているネットワーク機器を特定するネットワーク監視装置であって、監視対象のネットワークから、障害が発生したことを示すアラームを取得する監視部と、いずれかのネットワーク機器からアラームを取得した場合、ネットワーク機器間の物理リンクを示す構成管理情報に基づいて、前記アラームを発信したネットワーク機器と物理リンクを介して接続されている他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与し、ネットワーク機器の収容状態を示す構成管理情報に基づいて、前記アラームを発信したネットワーク機器と同一の物理的環境に位置する他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与し、または、ネットワーク機器間で関係付けられた論理リンクおよび各ネットワーク機器が通信を行なうために必要な取り決めであるプロトコルを示す構成管理情報に基づいて、前記アラームを発信したネットワーク機器と各種プロトコルの論理リンクによって接続されている他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与する影響スコア算出部と、前記付与されたポイントの合計値に基づいて、根本原因となり得るネットワーク機器の候補を抽出し、抽出したネットワーク機器を特定する情報を表示する候補表示部と、を備えることを特徴とする。
これにより、本発明者らは、各設備について、構成管理情報に基づいて、自動的に要因度合を示すポイントを付与することを可能とし、各設備におけるアラームの関連性および因果関係を容易に特定することを可能とした。以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、本実施形態に係るネットワーク監視装置の概略構成を示す図である。このネットワーク監視装置1は、アラーム監視部3、影響スコア算出部5、グルーピング関係表データベース7、影響スコアデータベース9および候補表示部13を備えている。アラーム監視部3は、監視対象ネットワーク21から障害アラームを取得し、影響スコア算出部5にアラームを転送する。影響スコア算出部5は、アラームに基づいて、関係度合いDB7(ネットワーク設計関係度合い群7a、物理配置関係度合い群7b、プロトコル関係度合い群7c)を参照して、各ネットワーク機器の影響スコアを算出する。そして、関係度合いの属性分類を用いて影響スコアデータベース9に、地域単位影響スコア9aおよびサービス単位影響スコア9bに分類して記録する。その際、障害監視範囲の更新情報11を用いて、障害監視範囲外の情報を除外する。そして、候補表示部13は、利用者23からの要求に基づいて、アラーム監視端末25に対して、被疑設備に関する情報を提供する。
図2は、本実施形態において想定するネットワーク構成図である。このネットワークは、以下の条件を満たす。
・ルータ1〜3の間では、経路情報が交換される。
・IP上は、ルータ同士が直接つながっていると認識する。
・物理接続では、それぞれ間にスイッチが入っている。
・装置1と装置2は、互いに通信をしている。
このようなネットワークを、種々の視点から記述すると、次のような関係性が得られる。図3A〜図3Eは、関係度合いに対応するネットワーク構成例を示す図である。
(A)ネットワーク設計の観点からは、図3Aに示すような構成が把握される。
(B)物理配置の観点からは、図3Bに示すような構成が把握される。
(C)プロトコル(IPの場合)の観点からは、図3Cに示すような構成が把握される。また、プロトコル(OSPF(Open Shortest Path First)の場合)の観点からは、図3Dに示すような構成が把握される。また、プロトコル(何らかのサービスの場合)の観点からは、図3Eに示すような構成が把握される。
本実施形態では、一般的な通信ネットワーク構成管理情報を利用し、設備障害発生時における設備間の相関度合い(障害の要因となる別の設備の要因度合い)を自動的に計算する。すなわち、設備障害発生時(ある設備からの障害アラーム発生時)に、その障害が他の設備の障害や不具合により併発させられた可能性の度合を事前に自動的に定義する。これにより、ある設備障害が大量発生した場合に、最も相関度合いの高い設備を、根本要因として絞り込むことが可能となると共に、各設備障害の関連性を明確にすることが可能となる。本実施形態では、絞込みに必要な事前に定義する相関度合い(数値ポイント)を自動的に定義する。以下、相関データ作成手法の事例を3つ示す。
[物理リンク障害発生時における相関データ]
図4Aは、物理リンク障害発生時の相関データ作成の様子を示す図である。また、図5Aは、設備間の物理回線接続データの一例を示す図である。ここでは、ある設備とある設備の物理リンク接続情報より、相関度合いを計算する。これは、主に物理リンク切断等の障害発生時の、設備間相関度合いを定義するものである。例えば、ある設備の物理リンクインターフェース障害発生時に、当該物理リンク接続先の設備に対し付与すべき要因度合ポイントを定義する。
ある設備(例えばN7)の物理リンク障害発生時の要因度合(ポイント)を、ある設備と物理接続される設備(例えばN1)に対して付与する。この処理を、設備間物理回線接続データを元に、全設備に対して行なう。付与するポイント数は、事前に静的に定義しても良いし、設備の重要度等に応じて設備毎に定義しても良い。この例では、N1障害発生時はN7、N2、N3に10ポイント、N2障害発生時にはN1等に10ポイント、を自動的に計算・付与を行ない、相関データを作成している。
[環境起因障害発生時における相関データ]
図4Bは、環境に起因する障害発生時の相関データ作成の様子を示す図である。また、図5Bは、設備の物理収容グループデータを示す図である。ここでは、ある設備群の収容情報(電源・空調設備の共有状況)により、相関度合いを計算する。これは、電源や温度等環境要因障害発生時の設備間相関度合いを定義するものである。例えば、ある設備で温度異常障害が発生時に、隣接もしくは同一架の設備や空調設備に対し付与すべき要因度合ポイントを定義する。
ある設備(例えばN7)の温度障害発生時の要因度合(ポイント)を、ある設備と同一キャビネットに収容される設備(例えばN2,N4)に対して付与する。この処理を、設備収容グループデータを元に、全設備に対して行なう。付与するポイント数は、事前に静的に定義することでも、設備の重要度等に応じて設備毎に定義することでも構わない。この例では、N7障害発生時はN4、N2に15ポイント、N2障害発生時にはN7、N4等に15ポイントを自動的に計算・付与を行ない、相関データを作成している。
[論理リンク・プロトコル障害発生時における相関データ]
図4Cは、論理リンク・プロトコル障害発生時における相関データ作成の様子を示す図である。また、図5Cは、設備間の機能送受関係データを示す図である。物理構成上は直接接続されないある設備間における、論理リンク、シグナリング等のプロトコル通信にかかる障害発生時の、関連する設備の相関度合いを定義するものである。例えば、設備Aと設備Bとで設定された論理リンクが切断された障害に対し、設備Aと設備Bとの通信経路上にある別の設備の相関度合いを定義するものである。この例では、当該論理リンク障害発生時には、設備Aおよび設備Bに加え、通信経路上にある設備に対しても付与すべき要因度合ポイントを定義する。特定の設備間の通信経路上設備の抽出は、ダイクストラ法等の既存のアルゴリズムを利用することも可能である。
ある設備(例えばN7)より提供される機能を利用して、別のある設備(例えばN4)がある機能を提供する場合、機能提供する側(N7)より当該機能が停止されると、機能提供受ける側(N4)より、論理リンクエラーやプロトコルエラー等の障害アラームが発生する(障害が発生する)。この場合、機能提供する設備(N7)自体の障害と共に、両者間を通信経路上に配置される別の設備の障害の可能性もある。これを考慮して、本障害発生時に経路上に配置される設備(N1,N2)に対して要因度合(ポイント)を付与する。
この処理は、まず別の方法で、機能送受関係を示したデータを保持しておけば、設備間物理回線接続データを元に、両設備間の経路上設備を計算し、ポイントの付与を行なう。設備間物理回線接続データを元にした経路上設備の計算手法は、ダイクストラ法等従来の最小経路探索技術を使用して構わない。また、ポイント数は、事前に静的に定義することでも、設備の重要度等に応じて設備毎に定義することでも構わない。
この例では、N4障害発生時に(N7への経路上にある)N2、N1に15ポイントを自動的に計算・付与を行ない、相関データを作成している。
[実際の障害発生時のポイント加算と要因設備の推定]
障害発生時は、複数のアラームが一定数発報される。この際は、本実施形態の上記(1)〜(3)により作成したポイントに加え、(3)で記載した送受関係データを元に、別途定義したポイント等全てを使用する。例えば、N4およびN2より障害アラーム発生時には、N4障害の要因度合ポイントを各設備に、N2障害の要因度合ポイントも各設備に、それぞれ加算し、最もポイントの高い設備を被疑設備として推定する。
以上説明したように、本実施形態によれば、ネットワーク設備監視者にとっては、相互に接続される設備における物理リンク切断に関するアラームの関連を事前に手動定義することなく、通知される当該アラーム間の関連・因果関係を特定することができる。また、直接接続されない設備における機能レベルアラームの関連のみを事前に手動定義することによって、物理構成上それらの間に存在する設備の物理リンク切断に関するアラームと、当該設備の機能レベルアラームとの関連・因果関係を同様に特定することができ、復旧対処すべきアラームの絞り込みが可能となる。また、物理的・論理的通信経路と関係なく、物理収容・配置で関係のある設備間においても、それら設備のアラームの関連・因果関係を特定することも可能となる。さらに、構成管理情報データに基づいて自動的に相関データを作成するため、構成管理情報データを適切に更新すれば、最新のネットワーク構成、収容構成を基にした相関データを作成することが可能となる。
1 ネットワーク監視装置
3 アラーム監視部
5 影響スコア算出部
7 関係度合いデータベース
7a ネットワーク設計関係度合い群
7b 物理配置関係度合い群
7c プロトコル関係度合い群
9 影響スコアデータベース
9a 地域単位影響スコア
9b サービス単位影響スコア
11 障害監視範囲の更新部
13 候補表示部
21 監視対象ネットワーク
23 利用者
25 アラーム監視端末

Claims (6)

  1. ネットワーク障害の根本原因となっているネットワーク機器の候補を抽出するネットワーク監視装置であって、
    監視対象のネットワークから、障害が発生したことを示すアラームを取得する監視部と、
    いずれかのネットワーク機器からアラームを取得した場合、ネットワーク機器間の物理リンクを示す構成管理情報に基づいて、前記アラームを発信したネットワーク機器と物理リンクを介して接続されている他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与し、ネットワーク機器の収容状態を示す構成管理情報に基づいて、前記アラームを発信したネットワーク機器と同一の物理的環境に位置する他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与し、または、ネットワーク機器間で関係付けられた論理リンクおよび各ネットワーク機器が通信を行なうために必要な取り決めであるプロトコルを示す構成管理情報に基づいて、前記アラームを発信したネットワーク機器と各種プロトコルの論理リンクによって接続されている他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与する影響スコア算出部と、
    前記付与されたポイントの合計値に基づいて、根本原因となり得るネットワーク機器の候補を抽出し、抽出したネットワーク機器を特定する情報を表示する候補表示部と、を備えることを特徴とするネットワーク監視装置。
  2. 前記影響スコア算出部は、前記アラームを発信したネットワーク機器と物理リンクを介して接続されている他のネットワーク機器との相関度合いを示すテーブル、前記アラームを発信したネットワーク機器と同一の物理的環境に位置する他のネットワーク機器との相関度合いを示すテーブル、または、前記アラームを発信したネットワーク機器と同一の通信経路上に位置する他のネットワーク機器との相関度合いを表すテーブルを備え、前記相関度合いに応じたポイントを付与することを特徴とする請求項1記載のネットワーク監視装置。
  3. ネットワーク障害の根本原因となっているネットワーク機器の候補を抽出するネットワーク監視方法であって、
    監視対象のネットワークから、障害が発生したことを示すアラームを取得するステップと、
    いずれかのネットワーク機器からアラームを取得した場合、ネットワーク機器間の物理リンクを示す構成管理情報に基づいて、前記アラームを発信したネットワーク機器と物理リンクを介して接続されている他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与し、ネットワーク機器の収容状態を示す構成管理情報に基づいて、前記アラームを発信したネットワーク機器と同一の物理的環境に位置する他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与し、または、ネットワーク機器間で関係付けられた論理リンクおよび各ネットワーク機器が通信を行なうために必要な取り決めであるプロトコルを示す構成管理情報に基づいて、前記アラームを発信したネットワーク機器と各種プロトコルの論理リンクによって接続されている他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与するステップと、
    前記付与されたポイントの合計値に基づいて、根本原因となり得るネットワーク機器の候補を抽出し、抽出したネットワーク機器を特定する情報を表示するステップと、を少なくとも含むことを特徴とするネットワーク監視方法。
  4. 影響スコア算出部において、前記アラームを発信したネットワーク機器と物理リンクを介して接続されている他のネットワーク機器との相関度合いを示すテーブル、前記アラームを発信したネットワーク機器と同一の物理的環境に位置する他のネットワーク機器との相関度合いを示すテーブル、または、前記アラームを発信したネットワーク機器と同一の通信経路上に位置する他のネットワーク機器との相関度合いを表すテーブルに基づいて、前記相関度合いに応じたポイントを付与することを特徴とする請求項3記載のネットワーク監視方法。
  5. ネットワーク障害の根本原因となっているネットワーク機器の候補を抽出するネットワーク監視装置のプログラムであって、
    監視対象のネットワークから、障害が発生したことを示すアラームを取得する処理と、
    いずれかのネットワーク機器からアラームを取得した場合、ネットワーク機器間の物理リンクを示す構成管理情報に基づいて、前記アラームを発信したネットワーク機器と物理リンクを介して接続されている他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与し、ネットワーク機器の収容状態を示す構成管理情報に基づいて、前記アラームを発信したネットワーク機器と同一の物理的環境に位置する他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与し、または、ネットワーク機器間で関係付けられた論理リンクおよび各ネットワーク機器が通信を行なうために必要な取り決めであるプロトコルを示す構成管理情報に基づいて、前記アラームを発信したネットワーク機器と各種プロトコルの論理リンクによって接続されている他のネットワーク機器に対して、要因度合を示すポイントを付与する処理と、
    前記付与されたポイントの合計値に基づいて、根本原因となり得るネットワーク機器の候補を抽出し、抽出したネットワーク機器を特定する情報を表示する処理と、の一連の処理を、コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  6. 影響スコア算出部において、前記アラームを発信したネットワーク機器と物理リンクを介して接続されている他のネットワーク機器との相関度合いを示すテーブル、前記アラームを発信したネットワーク機器と同一の物理的環境に位置する他のネットワーク機器との相関度合いを示すテーブル、または、前記アラームを発信したネットワーク機器と同一の通信経路上に位置する他のネットワーク機器との相関度合いを表すテーブルに基づいて、前記相関度合いに応じたポイントを付与する処理を更に含むことを特徴とする請求項5記載のプログラム。
JP2015074062A 2015-03-31 2015-03-31 ネットワーク監視装置、ネットワーク監視方法およびプログラム Active JP6419010B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015074062A JP6419010B2 (ja) 2015-03-31 2015-03-31 ネットワーク監視装置、ネットワーク監視方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015074062A JP6419010B2 (ja) 2015-03-31 2015-03-31 ネットワーク監視装置、ネットワーク監視方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016195321A true JP2016195321A (ja) 2016-11-17
JP6419010B2 JP6419010B2 (ja) 2018-11-07

Family

ID=57323074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015074062A Active JP6419010B2 (ja) 2015-03-31 2015-03-31 ネットワーク監視装置、ネットワーク監視方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6419010B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019159475A (ja) * 2018-03-08 2019-09-19 Necプラットフォームズ株式会社 故障検出装置および故障解析方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008172655A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Nec Corp ネットワークシステム、通信品質劣化区間の推定方法およびプログラム
JP2011138405A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Fujitsu Ltd 障害箇所推定システム、障害箇所推定装置および障害箇所推定方法
JP2011211358A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Kddi Corp ネットワークの品質劣化箇所推定装置
JP2012182739A (ja) * 2011-03-02 2012-09-20 Oki Electric Ind Co Ltd 異常リンク推定装置、異常リンク推定方法、プログラムおよび異常リンク推定システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008172655A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Nec Corp ネットワークシステム、通信品質劣化区間の推定方法およびプログラム
JP2011138405A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Fujitsu Ltd 障害箇所推定システム、障害箇所推定装置および障害箇所推定方法
JP2011211358A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Kddi Corp ネットワークの品質劣化箇所推定装置
JP2012182739A (ja) * 2011-03-02 2012-09-20 Oki Electric Ind Co Ltd 異常リンク推定装置、異常リンク推定方法、プログラムおよび異常リンク推定システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019159475A (ja) * 2018-03-08 2019-09-19 Necプラットフォームズ株式会社 故障検出装置および故障解析方法
JP7057168B2 (ja) 2018-03-08 2022-04-19 Necプラットフォームズ株式会社 故障検出装置および故障解析方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6419010B2 (ja) 2018-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6959736B2 (ja) ネットワーク障害のトラブルシューティング・オプションの識別
US9571334B2 (en) Systems and methods for correlating alarms in a network
US20200106662A1 (en) Systems and methods for managing network health
CN105165054B (zh) 网络服务故障处理方法,服务管理系统和系统管理模块
CN113328872B (zh) 故障修复方法、装置和存储介质
CN104467950B (zh) 一种光功率数据的获取方法及装置
WO2013098915A1 (ja) 管理サーバ、管理システム、および、管理方法
EP3405844B1 (en) Methods and systems for root cause analysis for assembly lines using path tracking
CN109981326B (zh) 家庭宽带感知故障定位的方法及装置
CN105049253A (zh) 一种获取移动网络故障定位和故障预警的方法
CN109905268B (zh) 网络运维的方法及装置
JP2016099938A (ja) イベント分析システムおよび方法
JP6419010B2 (ja) ネットワーク監視装置、ネットワーク監視方法およびプログラム
CN111835595B (zh) 流量数据的监控方法、装置、设备及计算机存储介质
JP6438875B2 (ja) ネットワーク監視装置およびネットワーク監視方法
US10432451B2 (en) Systems and methods for managing network health
JP6060123B2 (ja) 影響範囲特定装置、影響範囲特定方法、及びプログラム
JP4437416B2 (ja) ネットワーク保守システム
KR100938676B1 (ko) 운영시스템의 장애 등급 판단방법
JP6513001B2 (ja) 故障検知装置、故障検知方法、及びプログラム
JP2016100816A (ja) 仮想ネットワーク管理装置及び方法
JP6381373B2 (ja) ネットワーク監視装置、ネットワーク監視方法およびプログラム
CN114091698A (zh) 一种业务数据三维可视化方法、系统、设备及计算机介质
Janardhanan et al. Availability modeling and evaluation of switches and data centers
CN105471617A (zh) 一种卫星通信网管系统告警处理方法及装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170904

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171006

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181009

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6419010

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150