JP2016195318A - 通信システム、着信制御サーバ、ユーザ端末、着信制御方法、及びプログラム - Google Patents

通信システム、着信制御サーバ、ユーザ端末、着信制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザ端末がブラウザを用いてメディア通信を行う通信方式において、ブラウザを常に活性化しておかなくても着信を受けることを可能とする。【解決手段】通信制御サーバ、着信制御サーバ、及び動作情報提供サーバを有する通信システムにおいて、前記着信制御サーバが、発信ユーザ端末からの接続要求を前記通信制御サーバから受信したことに応じて、当該接続要求の宛先である着信ユーザ端末に対して着信通知を送信し、前記動作情報提供サーバが、前記着信通知を受信した前記着信ユーザ端末からの要求に基づいて動作情報を前記着信ユーザ端末に送信し、前記着信ユーザ端末に前記発信ユーザ端末との間のメディア通信のための制御信号の送受信を実行させる。【選択図】図10

Description

本発明は、Push通知を利用して音声通話等の着信を行う技術に関連するものである。
近年、スマートフォン等のユーザ端末にインストールすることで、音声通話を可能とする音声通話アプリケーション(以下、音声通話アプリと呼ぶ)が普及している。また、音声通話アプリを常に立ち上げておかなくても着信が可能となるような、プッシュ着信機能も利用され始めている。
一方、最近では、OS(オペレーティングシステム)やアプリストアの利用条件等に依存せず、Webブラウザ(以下、ブラウザ)上での様々なサービスを可能とするWebRTC(Web Real−Time Communication)の技術が注目されている。当該技術の進展により、今後は、WebRTCによるブラウザ機能での音声通話も近い将来普及すると想定されている。
特開2014−3363号公報
WebRTCは、ユーザ端末におけるブラウザを用いてビデオ、音声、テキスト等のメディア通信をリアルタイムで行うことを可能とする技術である。
上記のようにWebRTCではブラウザを用いることから、ユーザ端末においてブラウザが起動していなければ、WebRTCを用いたメディア通信を行うことができない。メディア通信を開始しようとする側(発信側)では、発信を行いたいときにブラウザを立ち上げれば済むが、着信側では、いつ着信するかわからないので、着信を受けるには常にブラウザを起動していなければならない。ブラウザが起動していなければ、着信を受けることはできない。また、ブラウザが起動していても、活性化(前面に表示)されていなければ着信を受けることができない。
しかし、スマートフォン等のユーザ端末においては通常、Webサイトを閲覧するときにしかブラウザを起動・活性化しないものであり、頻繁に来るとは限らない着信に対して常にブラウザを起動・活性化しておくことは現実的ではない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、ユーザ端末がブラウザを用いてメディア通信を行う通信方式において、ブラウザを常に活性化しておかなくても着信を受けることを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態によれば、通信制御サーバ、着信制御サーバ、及び動作情報提供サーバを有する通信システムであって、
前記着信制御サーバが、発信ユーザ端末からの接続要求を前記通信制御サーバから受信したことに応じて、当該接続要求の宛先である着信ユーザ端末に対して着信通知を送信し、
前記動作情報提供サーバが、前記着信通知を受信した前記着信ユーザ端末からの要求に基づいて動作情報を前記着信ユーザ端末に送信し、前記着信ユーザ端末に前記発信ユーザ端末との間のメディア通信のための制御信号の送受信を実行させる
通信システムが提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、通信制御サーバ、着信制御サーバ、及び動作情報提供サーバを有する通信システムにおいて実行される着信制御方法であって、
前記着信制御サーバが、発信ユーザ端末からの接続要求を前記通信制御サーバから受信したことに応じて、当該接続要求の宛先である着信ユーザ端末に対して着信通知を送信するステップと、
前記動作情報提供サーバが、前記着信通知を受信した前記着信ユーザ端末からの要求に基づいて動作情報を前記着信ユーザ端末に送信し、前記着信ユーザ端末に前記発信ユーザ端末との間のメディア通信のための制御信号の送受信を実行させるステップと
を備える着信制御方法が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、通信制御サーバ、着信制御サーバ、及び動作情報提供サーバを有する通信システムにおける前記着信制御サーバであって、
着信ユーザ端末の登録情報を格納する登録情報格納手段と、
前記登録情報を用いて、前記着信ユーザ端末の代理として、前記通信制御サーバに対して登録要求を定期的に送信する手段と、
発信ユーザ端末からの接続要求を前記通信制御サーバから受信したことに応じて、当該接続要求の宛先である前記着信ユーザ端末に対して着信通知を送信する手段と
を備える着信制御サーバが提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、通信制御サーバ、着信制御サーバ、及び動作情報提供サーバを有する通信システムにおいて用いられるユーザ端末であって、
前記動作情報提供サーバにアクセスして動作情報を取得する機能を有する通信処理手段と、
発信ユーザ端末からの接続要求に基づいて前記着信制御サーバから送信された着信通知を受信したことに応じて、前記通信処理手段に対して前記動作情報提供サーバを示す接続先情報を通知する着信処理手段と、を備え、
前記通信処理手段は、前記接続先情報を用いて前記動作情報提供サーバにアクセスして前記動作情報を取得し、当該動作情報に基づいて前記発信ユーザ端末との間のメディア通信のための制御信号の送受信を実行する
ユーザ端末が提供される。
ユーザ端末がブラウザを用いてメディア通信を行う通信方式において、ブラウザを常に活性化しておかなくても着信を受けることを可能とする技術が提供される。
本発明の実施の形態に係る通信システムの全体構成図である。 Push着信サーバ10の構成図である。 Push着信サーバ10の他の構成例を示す構成図である。 ユーザ端末100の構成図である。 登録処理を説明するためのシーケンス図である。 登録処理を説明するためのシーケンス図である。 解除処理を説明するためのシーケンス図である。 解除処理を説明するためのシーケンス図である。 待ち受け処理を説明するためのシーケンス図である。 プロキシ型の着信処理を説明するためのシーケンス図である。 フォーキング型の着信処理を説明するためのシーケンス図である。 プロキシ型の発信処理を説明するためのシーケンス図である。 フォーキング型の発信処理を説明するためのシーケンス図である。 登録処理の変形例を説明するための図である。 プロキシ型の着信処理の変形例を説明するためのシーケンス図である。 フォーキング型の着信処理の変形例を説明するためのシーケンス図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
例えば、以下の実施の形態では、ブラウザを用いる通信方式としてWebRTCを例にとって説明しているが、本発明は、WebRTC以外のブラウザを用いる通信方式にも適用可能である。なお、「ブラウザ」は、HTML、WebRTC等のメディア通信を解釈する機能を有するアプリケーション全般を含むものである。また、以下の実施の形態では、ユーザ端末間の通信の例として音声通信を例に挙げているが、本発明は音声通信に限らず、ビデオ通信、チャット、会議、テキスト通信、ファイル送信等のメディア通信全般に適用可能である。
(システム構成)
図1に、本発明の実施の形態に係る通信システムの全体構成図を示す。図1に示すように、本実施の形態に係る通信システムは、Push着信サーバ10、WebRTCサーバ20、Pushサーバ30、Webサーバ40を有し、これらがネットワーク300に接続されている。また、ユーザ端末100、200が、ネットワーク300に接続されている。なお、WebRTCサーバ20、Push着信サーバ10、Webサーバ40はそれぞれ、通信制御サーバ、着信制御サーバ、動作情報提供サーバと称してもよい。
各ユーザ端末は、各種アプリケーションを実行できるスマートフォン等の端末である。本実施の形態では、ユーザ端末100、200には、WebRTCに対応したブラウザが搭載されている。また、ユーザ端末100、200には、Pushサーバ30からPush通知を受信し、当該Push通知に含まれるWebサーバ30の情報(URL)をブラウザに通知する機能を備える。
Push着信サーバ10は、ユーザ端末の代わりにWebRTCサーバ20のクライアントとして機能し、WebRTCサーバ20からユーザ端末への着信を受けた場合には、当該ユーザ端末にPushサーバ30経由でPush通知を送信する等の機能を備える。ユーザ端末100(200)及びPush着信サーバ10の機能の詳細については後述する。
WebRTCサーバ20は、WebRTCによりユーザ端末間を接続するための制御信号等の送受信制御を行う。また、WebRTCによる端末間の接続では、NAT越え等のためにSTUNサーバ、TURNサーバ等が用いられるが、WebRTCサーバ20がSTUNサーバ及びTURNサーバの機能を含んでもよい。また、WebRTCサーバ20が音声等のメディアの中継機能を含んでもよい。
本実施の形態では、ユーザ端末間を接続するための制御信号のプロトコルとして、SIPをベースとしたプロトコルを使用することを想定しているが、制御信号のプロトコルはSIPに限られず、他のプロトコルを使用することも可能である。
Pushサーバ30は、Push通知サービスにおいて用いられているサーバであり、外部サーバからの要求に基づいて、ユーザ端末にPush通知を行う。なお、Push通知とは、一般的には、スマートフォン等のユーザ端末において、アプリケーションを起動していなくとも、当該ユーザ端末に通知を送り、例えば、ユーザ端末において、情報表示、アプリケーションの起動等の制御を行うことを可能とする仕組みである。Push通知サービスとしては種々のサービスが提供されているが、本発明を適用できるPush通知サービスは特定のサービスに限定されない。
Webサーバ40は、ユーザ端末からの接続(リクエスト)を受けて、当該ユーザ端末に対してHTMLファイルをダウンロードするサーバである。当該HTMLファイルはユーザ端末のブラウザ上で動作し、ユーザ端末上でWebページの表示を行う。また、HTMLファイルには、WebRTCのクライアント動作規定(スクリプト等のプログラム)が記述されており、ブラウザにより当該記述内容(動作情報)が解釈されることにより、ユーザ端末はWebRTCのプロトコルに従った制御信号の送受信等を行う。
ネットワーク300は、例えば、インターネット、プライベートネットワーク、インターネットとプライベートネットワークとが接続されたネットワーク等である。
(Push着信サーバ10の構成)
次に、Push着信サーバ10の構成例を図2、図3を参照して説明する。図2に示す例は、ユーザ端末100への着信後における制御信号のWebRTCサーバ20−ユーザ端末100間でのやりとりをPush着信サーバ10がプロキシとして中継する場合の構成である。
図2に示す例において、Push着信サーバ10は、対WebRTCサーバ通信処理部11、対ユーザ端末通信処理部12、Push通知要求処理部13、登録情報格納部14を有する。
対WebRTCサーバ通信処理部11は、WebRTCサーバ20との間の制御信号の送受信等を行う。対WebRTCサーバ通信処理部11は、WebRTCサーバ20との間でメディア信号の送受信を行ってもよい。
対ユーザ端末通信処理部12は、ユーザ端末との間の制御信号の送受信等を行う。対ユーザ端末通信処理部12は、ユーザ端末との間でメディア信号の送受信を行ってもよい。
Push通知要求処理部13は、対WebRTCサーバ通信処理部11により受信した接続要求(例:INVITE)に基づき、Pushサーバ30にPush通知要求を送信する。また、登録情報格納部14には、ユーザ端末100から受信した登録情報が格納される。なお、Push着信サーバ10がPushサーバ30にPush通知要求を送信することは、Push着信サーバ10が宛先のユーザ端末に対してPush通知を送信することと実質的に同じことである。
図3は、ユーザ端末100への着信後における制御信号が、Push着信サーバ10を介さずに、WebRTCサーバ20−ユーザ端末100間でやりとりされる場合の構成である。図3に示すように、対ユーザ端末通信処理部12が備えられていない点が図2に示す構成と異なる。
本実施の形態に係るPush着信サーバ10は、1つ又は複数のコンピュータに、本実施の形態で説明する処理内容を記述したプログラムを実行させることにより実現可能である。すなわち、Push着信サーバ10が有する機能は、当該コンピュータに内蔵されるCPUやメモリ、ハードディスクなどのハードウェア資源を用いて、Push着信サーバ10で実施される処理に対応するプログラムを実行することによって実現することが可能である。また、上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(可搬メモリ等)に記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記プログラムをインターネットや電子メールなど、ネットワークを通して提供することも可能である。
また、Push着信サーバ10が、WebRTCサーバ20、Webサーバ40、Pushサーバ30のうちの1つ又は複数の機能を含むこととしてもよい。
(ユーザ端末100の構成)
次に、ユーザ端末100の構成例を図4を参照して説明する。ユーザ端末100とユーザ端末200は同じ構成を有するため、ここでは代表としてユーザ端末100について説明する。
ユーザ端末100は、着信アプリケーション101とブラウザ102を含む。前述したように、ユーザ端末100は例えばスマートフォンであり、CPU、メモリ、通信IF、操作、表示部(タッチパネル)等のハードウェアを含む。
着信アプリケーション101(以下、着信アプリ101)は、上記ハードウェアと協調して着信処理部110として機能する。また、ブラウザ102は、上記ハードウェアと協調して通信処理部120、メディア処理部130として機能する。
着信処理部110は、Pushサーバ30からPush通知を受けたことを契機として、アクセス先のURLをブラウザ102に通知する。ここで、着信処理部110は、ブラウザ102が活性化していない場合は活性化させてからURLを通知する。当該URLは、着信処理部110の記憶手段(メモリ等)に予め保持されていてもよいし、Push通知に含まれていてもよい。URLを予め保持する方法として、着信アプリ101に予めURLを設定しておく方法(つまり、URLが設定された着信アプリを取得)や、着信処理部110がサービス提供会社からURLをダウンロードする方法等がある。
また、上記「活性化させる」とは、ブラウザ102が起動されていない状態から起動させて活性化させること、及び、起動されているがバックグラウンドにあり、活性化されていない状態から活性化させることを含む。
また、着信処理部110は、Push通知に含まれる発信元IDやメッセージ等をユーザ端末100の表示部に表示する機能、Push通知に含まれる発信元IDと現在時刻(着信時刻)を記憶手段に格納することで、着信履歴を保持し、ユーザからの操作に応じて着信履歴を表示する機能を含む。なお、発信元IDやメッセージ等は、着信が完了した後でも表示して見ることができる。
また、着信処理部110は、Webサーバ40へのログイン操作を不要とするためのパスコード(パスフレーズ)を予め格納し、URLとパスコードから認証情報付きURLを作成し、これをブラウザ102に通知することとしてもよい。認証情報付きURLは、例えばURLとパスコードを連結したものである。パスコードを予め保持する方法として、着信アプリ101に予めパスコードを設定しておく方法(つまり、パスコードが設定された着信アプリを取得)や、着信処理部110がサービス提供会社からパスコードを取得する方法等がある。
また、Push着信サーバ10で作成された認証情報付きURLを含むPush通知を受信し、これをブラウザ102に通知してもよい。また、着信処理部110が予め認証情報付きURLを保持していることとしてもよい。
ブラウザ102における通信処理部120は、Webサーバ40から受信するHTMLファイルに基づいて、制御信号/メディア信号の送受信を行う。メディア処理部130は、音声等のメディア信号の符号化/復号化、入出力等を行う。
本実施の形態に係るユーザ端末100の着信処理部110は、ブラウザを備えるコンピュータ(携帯電話機やスマートフォン等を含む)に、本実施の形態で説明する処理内容を記述したプログラム(着信アプリ)を実行させることにより実現可能である。すなわち、着信処理部110が有する機能は、当該コンピュータに内蔵されるCPUやメモリ、ハードディスクなどのハードウェア資源を用いて、着信処理部110で実施される処理に対応するプログラムを実行することによって実現することが可能である。また、上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(可搬メモリ等)に記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記プログラムをインターネットや電子メールなど、ネットワークを通して提供することも可能である。
以下、本実施の形態に係る通信システムの動作を各処理毎にシーケンス図を参照して説明する。
前述したように、以下で説明する本実施の形態のシグナリング処理は、SIPに基づいて行うことを想定しており、シグナリングメッセージにおいて括弧内にSIPでのメッセージ例を示しているが、SIPを用いることは一例に過ぎない。
(登録処理)
まず、ユーザ端末100からWebRTCサーバ20への登録を行う際の登録処理を説明する。本実施の形態においては、ユーザ端末100のブラウザ102に対し、Push着信を行わせるか否かの設定が可能である。
図5では、Push着信なしの場合の登録処理をステップS101〜S104に示し、Push着信がある場合の登録処理をステップS105〜S112に示している。
Push着信なしの場合の登録処理のステップS101において、ユーザ端末100はWebサーバ40に接続し(ステップS101)、HTMLファイルをダウンロードする(ステップS102)。なお、ステップS101の接続の際には、例えば、予めID/パスワードによる認証(ログイン)が行われる。
次に、ユーザ端末100は登録要求(例:REGISTER)をWebRTCサーバ20に送信する(ステップS103)。登録要求の送信は、例えば、HTMLファイルを解析したブラウザにより自動的に行うこととしてもよいし、Webページ上でユーザが操作を行うことで実施してもよい。
登録要求のメッセージには、ID、パスワード、識別子(例:電話番号)が含まれる。ID/パスワードは、例えばSIP−IDとパスワードであり、これらによりWebRTCサーバ20においてユーザ端末100の認証が行われる。登録要求により、WebRTCサーバ20において、ユーザ端末100の識別子とアドレス(IPアドレス等)とが登録される。登録に成功すると肯定応答(例:200OK)が返される(ステップS104)。
次に、Push着信を設定した場合の登録処理を説明する。ユーザ端末100はWebサーバ40に接続し(ステップS105)、HTMLファイルをダウンロードする(ステップS106)。
次に、ユーザ端末100は、登録処理要求をWebサーバ40に送信し(ステップS107)、Webサーバ40が当該登録処理要求をPush着信サーバ10に送信する(ステップS108)。当該登録処理要求には、前述したID、パスワード、及び識別子に加えて、Push通信がONであることを示す情報、及び、Webサーバ40のURLが含まれる。当該URLはWebサーバ40において付加されたものである。当該URLは、ユーザ端末100への着信時に、Push通知に含められてユーザ端末100に通知される。ただし、ユーザ端末100の着信処理部101に当該URLが予め保持されている場合、当該URLを登録処理要求に含めないこととしてもよい。
Push着信サーバ10は、ID、パスワード、識別子、Push通知=ON、URLとを対応付けて登録情報格納部14に格納する。
また、ユーザ端末100から送信される登録処理要求の中に、Push用IDが含まれ、当該IDが他の登録情報とともにPush着信サーバ10において登録されてもよい。当該Push用IDは、Pushサーバ30がPush通知の宛先を識別するためのIDである。Pushサーバ30は、当該IDを含むPush通知要求を受信したときに、当該IDから識別される宛先にPush通知を送信することができる。ただし、これは一例であり、他の方式でPush通知の宛先を識別することとしてもよい。本実施の形態では、Push通知要求にPush用IDが含まれ、これにより宛先を識別することとしている。なお、どのようにしてPush通知を送信するかは、様々な方法が可能であり、Push用IDを用いることは一例に過ぎないため、以下では、Push用IDの記述は行っていない。
Push着信サーバ10は、ID、パスワード、及び識別子を含む登録要求(例:REGISTER)をWebRTCサーバ20に送信する(ステップS109)。登録要求により、WebRTCサーバ20において、ユーザ端末100の識別子とアドレス(IPアドレス等)とが登録される。登録に成功すると肯定応答(200OK)が返される(ステップS110)。また、Push着信サーバ10から、登録が完了したことを示す登録通知が返される(ステップS111、S112)。
図5のステップS107〜S112に示す例は、Webサーバ40を経由して登録処理を行う例であるが、ユーザ端末100から、Webサーバ40を経由せずに登録処理を行うこととしてもよい。その場合のシーケンス図を図6に示す。図6に示すように、ユーザ端末100の着信アプリ101から登録処理要求が送信される(ステップS151)。Push着信サーバ10において登録情報が格納されるとともに、登録要求がWeRCTサーバ20に送信され(ステップS152)、肯定応答、登録通知の返信が行われる(ステップS153、S154)。
(解除処理)
次に、登録解除処理を説明する。前述したように、本実施の形態においては、ユーザ端末100のブラウザに対し、Push着信を行わせるか否かの設定が可能である。
図7では、Push着信なしの場合の解除処理をステップS161〜S164に示し、Push着信の設定がある場合の解除処理をステップS165〜S172に示している。
Push着信なしの場合の解除処理のステップS161において、ユーザ端末100はWebサーバ40に接続し(ステップS161)、HTMLファイルをダウンロードする(ステップS162)。
次に、ユーザ端末100は解除要求(例:UN−REGISTER)をWebRTCサーバ20に送信する(ステップS163)。解除要求により、WebRTCサーバ20において、ユーザ端末100の登録情報が解除され、肯定応答(例:200OK)が返される(ステップS164)。
次に、Push着信を設定した場合の解除処理を説明する。ユーザ端末100はWebサーバ40に接続し(ステップS165)、HTMLファイルをダウンロードする(ステップS166)。
次に、ユーザ端末100は、解除処理要求をWebサーバ40に送信し(ステップS167)、Webサーバ40が当該解除処理要求をPush着信サーバ10に送信する(ステップS168)。ユーザ端末100から送信されてPush着信サーバ10に通知される解除処理要求には、ID、パスワード、及び識別子に加えて、Push通知がOFFであることを示す情報が含まれる。
Push着信サーバ10は、ユーザ端末100に関する登録情報を解除(削除)し、ID、パスワード、及び識別子を含む解除要求をWebRTCサーバ20に送信する(ステップS169)。解除要求により、WebRTCサーバ20において、ユーザ端末100の登録情報が解除され、肯定応答(例:200OK)が返される(ステップS170)。また、Push着信サーバ10から、解除が完了したことを示す解除通知が返される(ステップS171、S172)。
図7のステップS167〜S172に示す例は、Webサーバ40を経由して解除処理を行う例であるが、ユーザ端末100から、Webサーバ40を経由せずに解除処理を行うこととしてもよい。その場合のシーケンス図を図8に示す。図8に示すように、ユーザ端末100の着信アプリ101から解除処理要求が送信される(ステップS181)。Push着信サーバ10において登録情報が解除されるとともに、解除要求がWeRCTサーバ20に送信され(ステップS182)、肯定応答、登録通知の返信が行われる(ステップS183、S184)。
(待ち受け処理)
WebRTCサーバ20においてユーザ端末100の登録が行われた後、着信を待ち受けるためには、登録状態を維持しておくことが必要である。そのため、WebRTCサーバ20に定期的に登録要求を送信する。これを待ち受け処理と呼ぶ。
図9に待ち受け処理のシーケンス図を示す。ステップS201〜S202はPush着信設定なしの場合を示し、ステップS203〜S204は、Push着信設定ありの場合を示す。
ステップS201〜S202に示すように、Push着信設定なしの場合は、ユーザ端末100(ブラウザ)からWebRTCサーバ20に定期的に登録要求の送信が行われる。Push着信設定ありの場合、ステップS203〜S204に示すように、Push着信サーバ10は、ユーザ端末100の代理として、定期的に登録要求をWebRTCサーバ20に送信し、登録状態を維持する。
(プロキシ型の着信処理)
次に、ユーザ端末200が発信を行い、ユーザ端末100に着信する場合の処理を図10を参照して説明する。図10は、着信後に、Push着信サーバ10が、WebRTCサーバ20とユーザ端末100間の制御信号を中継するプロキシサーバとして機能する場合の処理例を示す図である。また、図10では、ユーザ端末100のブラウザ102によるWebサーバ40への接続を分かり易くするために、ユーザ端末100における着信アプリ101とブラウザ102とを分けて記載している。
発信側のユーザ端末200において、例えば、Webサーバ40から提供されるWebページ上で、ユーザ端末100を接続先として選択する操作が行われることにより、ユーザ端末100の識別子(電話番号等)を含む接続要求(例:INVITE)が送信される(ステップS301)。接続要求は、WebRTCサーバ20を経由してPush着信サーバ10に送信される(ステップS302)。
Push着信サーバ10は、登録情報格納部14に格納されている登録情報を参照し、接続要求で指定された識別子に対応するユーザ端末100に対してPush通知を要求するPush通知要求をPushサーバ20に送信する(ステップS303)。Push通知要求には、発信元(ユーザ端末200)を識別する識別子である発信元ID、及び、Webサーバ40のURL等が含まれる。なお、ユーザ端末100の着信アプリ101が既にURLを有している場合、ここでURLを含めないこととしてもよい。また、Push通知要求には、WebRTCサーバ20等から提供されるチャットのプレゼンス情報が含まれていてもよい。
また、ステップS302で接続要求を受信したPush着信サーバ10は、WebRTCサーバ20を介してユーザ端末200に対して暫定応答(例:100trying)を返す(ステップS308)。なお、暫定応答を返さないこととしてもよい。
Pushサーバ30は、Push通知要求に基づいて、ユーザ端末100の着信アプリ101に対してPush通知を送信する(ステップS304)。Push通知には、上記のとおりの発信元ID、URL等が含まれる。
Push通知を受信したユーザ端末100の着信アプリ101は、例えば、Push通知に含まれる発信元ID(あるいは当該IDに紐づけられた発信元ユーザのプロフィール)をユーザ端末100の画面に表示する。また、着信アプリ101は、発信元IDと現在時刻(着信時刻)を着信履歴としてメモリ等の記憶部に格納する。
そして、着信アプリ101は、ブラウザ102に対してURLを通知する(ステップS305)。このとき、例えば、ブラウザ102が起動していない場合、着信アプリ101は、ブラウザ102を起動してからURLを通知する。また、ブラウザ102が起動しているが、活性化されていない場合(前面にない場合)、ブラウザ102を活性化させてURLを通知する。
URLの通知を受けたブラウザ102により、ユーザ端末100は、当該URLに対応するWebサーバ40に接続し、HTMLファイルをダウンロードする(ステップS306、S307)。ステップS306での接続の際に、必要に応じて、ID/パスワードを用いてWebサーバ40へのログインを行う。
ステップS307でダウンロードしたHTMLファイルがブラウザ102上で実行されることにより、ユーザ端末100は着信処理(着信に対する接続処理)を実行する。ここでは、ユーザ端末100は、まず登録要求(例:REGISTER)をPush着信サーバ10に送信し(ステップS309)、Push着信サーバ10は登録要求をWebRTCサーバに送信する(ステップS310)。
上記登録要求には、ID/パスワードが含まれており、これにより、Push着信サーバ10、及びWebRTCサーバ20において、登録されたユーザ端末100からの信号であることを確認する認証処理が行われる。ここでは認証に成功したものとする。
WebRTCサーバ20から肯定応答がPush着信サーバ10に返され(ステップS311)、また、Push着信サーバ10から肯定応答がユーザ端末100に返される(ステップS312)。
ステップS311で肯定応答を受信したPush着信サーバ10は、ステップS313において接続要求(例:INVITE)をユーザ端末100に送信する。この接続要求は、ステップS302の登録要求に対応するもの(同じダイアログ)である。
接続要求を受信したユーザ端末100では、例えば着信を知らせる音が鳴動し、ユーザが電話を受ける旨の操作を行うことで、肯定応答がPush着信サーバ10に送信される(ステップS314)。肯定応答は発信元のユーザ端末200に転送される(ステップS315、S316)。
上記のような制御信号の送受信を経て、ユーザ端末200とユーザ端末100との間で音声信号の送受信が可能となる。なお、図10では、WebRTCサーバ20が音声信号を中継する場合の例を示しているが、ネットワーク環境によっては、ユーザ端末100とユーザ端末200が直接に音声信号の通信を行うこととしてもよい。
(フォーキング型の着信処理)
次に、ユーザ端末200が発信を行い、ユーザ端末100に着信する場合において、着信後の制御信号のやりとりをWebRTCサーバ20とユーザ端末100との間で直接に行う処理例を図11を参照して説明する。図11に示す例は、WebRTCサーバ20が、複数の接続要求を並行して送信するのでフォーキング型と呼ぶ。図11においても、ユーザ端末100のブラウザ102によるWebサーバ40への接続を分かり易くするために、ユーザ端末100における着信アプリ101とブラウザ102とを分けて記載している。以下では、図11の処理と同じ処理については簡潔に説明する。
発信側のユーザ端末200は、ユーザ端末100の識別子(電話番号等)を含む接続要求(例:INVITE)を送信する(ステップS351)。接続要求は、WebRTCサーバ20を経由してPush着信サーバ10に送信される(ステップS352)。
Push着信サーバ10は、登録情報を参照し、接続要求で指定された識別子に対応するユーザ端末100に対してPush通知を要求するPush通知要求をPushサーバ30に送信する(ステップS353)。
また、ステップS352で接続要求を受信したPush着信サーバ10は、WebRTCサーバ20を介してユーザ端末200に対して暫定応答(例:100trying)を返す(ステップS358)。なお、暫定応答を返さないこととしてもよい。
Pushサーバ30は、Push通知要求に基づいて、ユーザ端末100の着信アプリ101に対してPush通知を送信する(ステップS354)。Push通知には、上記のとおりの発信元ID、URL等が含まれる。
着信アプリ101は、ブラウザ102に対してURLを通知する(ステップS355)。URLの通知を受けたブラウザ102により、ユーザ端末100は、当該URLに対応するWebサーバ40に接続し、HTMLファイルをダウンロードする(ステップS356、S357)。
ステップS357でダウンロードしたHTMLファイルがブラウザ102で実行されることにより、ユーザ端末100は着信処理(着信に対する接続処理)を実行する。ここでは、ユーザ端末100はまず登録要求(例:REGISTER)をWebRTCサーバ20に送信する(ステップS359)。
上記登録要求には、ID/パスワードが含まれており、これにより、WebRTCサーバ20において、登録されたユーザ端末100からの信号であることを確認する認証処理が行われる。ここでは認証に成功したものとする。
WebRTCサーバ20から肯定応答がユーザ端末100に返される(ステップS360)。
続いて、WebRTCサーバ20は、ユーザ端末100に接続要求(例:INVITE)を送信する(ステップS361)。当該接続要求には、ステップS351の接続要求で通知された発信元の情報が含まれている。ただし、ステップS351での接続要求とはダイアログが異なる。
ステップS361で接続要求を受信したユーザ端末100では、例えば着信を知らせる音が鳴動し、ユーザが電話を受ける旨の操作を行うことで、肯定応答がWebRTCサーバ20に送信される(ステップS362)。肯定応答は発信元のユーザ端末200に転送される(ステップS363)。
一方、ステップS352でWebRTCサーバ20から接続要求を受信していたPush着信サーバ10は、タイムアウトエラー(例:480)をWebRTCサーバ20に返す(ステップS364)。
上記の制御信号の送受信を経て、ユーザ端末200とユーザ端末100との間で音声信号の送受信が可能となる。
(プロキシ型の発信処理)
次に、ユーザ端末100が発信を行い、ユーザ端末200に着信する場合の処理を図12を参照して説明する。図12は、Push着信サーバ10が、WebRTCサーバ20とユーザ端末100間の制御信号を中継するプロキシサーバとして機能する場合の処理例を示す図である。また、着信側はPush通知の設定を行っていないものとする。
発信側のユーザ端末100がWebサーバ40に接続し(ステップS401)、HTMLファイルをダウンロードする(ステップS402)。これにより、例えば、ユーザ端末100に、着信先を選択可能な情報を含むWebページが表示される。当該Webページ上において、ユーザ端末200を接続先として選択する操作が行われることにより、ユーザ端末200の識別子(電話番号等)を含む接続要求(例:INVITE)が送信される(ステップS403)。接続要求は、Push着信サーバ10に送信される(ステップS403)。当該接続要求は、WebRTCサーバ20を介してユーザ端末200に転送される(ステップS405、S404)。また、ユーザ端末100は肯定応答を受信する(ステップS406〜S408)。これにより音声信号の通信が可能となる。
(フォーキング型の発信処理)
次に、ユーザ端末100が発信を行い、ユーザ端末200に着信する場合におけるフォーキング型の処理を図13を参照して説明する。
発信側のユーザ端末100がWebサーバ40に接続し(ステップS451)、HTMLファイルをダウンロードする(ステップS452)。ユーザ端末100において、ユーザ端末200を接続先として選択する操作が行われることにより、ユーザ端末200の識別子(電話番号等)を含む接続要求(例:INVITE)が送信される(ステップS453)。接続要求は、WebRTCサーバ20に届く(ステップS453)。当該接続要求は、ユーザ端末200に転送される(ステップS454)。そして、ユーザ端末100が肯定応答を受信する(ステップS455〜S456)ことにより、音声信号の通信が可能となる。
(Webサーバ接続時の認証操作を不要とする方式例)
図10のステップS306におけるWebサーバ40への接続時、及び図11のステップS356におけるWebサーバ40への接続時において、通常は、ID/パスワードによる認証(ログイン)操作が必要になる。しかし、着信時にユーザがID/パスワードの入力を行うとなると不便である。
そこで、この認証のための操作を不要とするために、Webサーバ40への接続に用いるURLに認証情報を含め、当該URLを用いてWebサーバ40への接続を行うこととしてもよい。
図14は、当該方式を用いる場合における登録処理の例を示す。ステップS108において、Webサーバ40からPush着信サーバ10に送信される登録処理要求の中に、URLとパスコードの両方が含まれる点が図5に示した登録処理要求と異なる。当該パスコードはWebサーバ40も保持しており、Webサーバ40は当該パスコードに基づき認証を実施することができる。なお、ユーザ端末100の着信アプリ101にURLが予め設定される場合には、パスコードのみを含めることとしてもよい。また、パスコードをPush着信サーバ10が保持し、それをPush着信サーバ10からWebサーバ40に通知し、Webサーバ40が当該パスコードを保持することとしてもよい。
また、一例として、パスコードは、URLと連結(CONCATENATE)されることで「URLパスコード」の形で通知されてもよい。つまり、これまでに説明した「URL」が「URLパスコード」に置き換わった形で、通知、保持がなされてもよい。また、パスコードがURLのハッシュ値であってもよい。当該ハッシュ値は、Webサーバ40のみがURLから導出できる値である。
図15は、当該方式を用いる場合における着信処理(プロキシ型)の例を示す。以下、図10と異なる点を説明する。
図15に示す例において、Push着信サーバ10は、URLとパスコードから、URL情報を作成し、当該URL情報をPush通知要求に含めてPushサーバ30に送信する(ステップS303)。当該URL情報は、例えば、URLとパスコードを連結した情報であり、これを認証情報付きURLと呼んでもよい。Pushサーバ30は、認証情報付きURLを含むPush通知を着信アプリ101に通知し、着信アプリ101は認証情報付きURLをブラウザ102に通知する(ステップS304、S305)。
ユーザ端末100のブラウザ102は、認証情報付きURLを用いてWebサーバ40にアクセスする(ステップS306)。Webサーバ40は、ユーザ端末100から受信する当該認証情報付きURLが、正しい情報であることを確認することで、ログイン操作を実施することなく、HTMLファイルをダウンロードする(S307)。
図16に示す着信処理(フォーキング型)において、ステップS353〜S357において、図15のステップS303〜S307と同じ処理が実行される。
(実施の形態のまとめ)
以上、説明したように、本実施の形態により、通信制御サーバ、着信制御サーバ、及び動作情報提供サーバを有する通信システムであって、前記着信制御サーバが、発信ユーザ端末からの接続要求を前記通信制御サーバから受信したことに応じて、当該接続要求の宛先である着信ユーザ端末に対して着信通知を送信し、前記動作情報提供サーバが、前記着信通知を受信した前記着信ユーザ端末からの要求に基づいて動作情報を前記着信ユーザ端末に送信し、前記着信ユーザ端末に前記発信ユーザ端末との間のメディア通信のための制御信号の送受信を実行させる通信システムが提供される。
前記着信制御サーバは、前記着信通知を受信した前記着信ユーザ端末と前記通信制御サーバとの間の制御信号の中継を行うこととしてもよいし、前記着信通知を受信した前記着信ユーザ端末と前記通信制御サーバとの間の制御信号の送受信は、前記着信制御サーバを介さずに実行されることとしてもよい。
前記着信制御サーバは、前記着信ユーザ端末の代理として、当該着信ユーザ端末の登録要求を前記通信制御サーバに対して定期的に送信するようにしてもよい。
前記着信通知は、例えば、前記動作情報提供サーバを示す接続先情報を含む。前記接続先情報は、前記動作情報提供サーバにおける認証情報を含みこととしてもよく、これにより、当該動作情報提供サーバは、前記接続先情報により前記着信ユーザ端末からアクセスを受けたときに、当該接続先情報を用いて前記着信ユーザ端末の認証を行う。
前記動作情報は、例えば、前記着信ユーザ端末にWebRTCに基づく動作を実行させる情報である。
また、本実施の形態により、通信制御サーバ、着信制御サーバ、及び動作情報提供サーバを有する通信システムにおいて実行される着信制御方法であって、前記着信制御サーバが、発信ユーザ端末からの接続要求を前記通信制御サーバから受信したことに応じて、当該接続要求の宛先である着信ユーザ端末に対して着信通知を送信するステップと、前記動作情報提供サーバが、前記着信通知を受信した前記着信ユーザ端末からの要求に基づいて動作情報を前記着信ユーザ端末に送信し、前記着信ユーザ端末に前記発信ユーザ端末との間のメディア通信のための制御信号の送受信を実行させるステップとを備える着信制御方法が提供される。
また、本実施の形態により、通信制御サーバ、着信制御サーバ、及び動作情報提供サーバを有する通信システムにおける前記着信制御サーバであって、着信ユーザ端末の登録情報を格納する登録情報格納手段と、前記登録情報を用いて、前記着信ユーザ端末の代理として、前記通信制御サーバに対して登録要求を定期的に送信する手段と、発信ユーザ端末からの接続要求を前記通信制御サーバから受信したことに応じて、当該接続要求の宛先である前記着信ユーザ端末に対して着信通知を送信する手段とを備える着信制御サーバが提供される。
また、本実施の形態により、通信制御サーバ、着信制御サーバ、及び動作情報提供サーバを有する通信システムにおいて用いられるユーザ端末であって、前記動作情報提供サーバにアクセスして動作情報を取得する機能を有する通信処理手段と、発信ユーザ端末からの接続要求に基づいて前記着信制御サーバから送信された着信通知を受信したことに応じて、前記通信処理手段に対して前記動作情報提供サーバを示す接続先情報を通知する着信処理手段と、を備え、前記通信処理手段は、前記接続先情報を用いて前記動作情報提供サーバにアクセスして前記動作情報を取得し、当該動作情報に基づいて前記発信ユーザ端末との間のメディア通信のための制御信号の送受信を実行するユーザ端末が提供される。
前記着信処理手段は、前記着信通知に含まれる発信元の識別情報に基づいて、発信元の情報を表示することとしてもよい。また、前記着信処理手段は、前記発信元の識別情報と着信時刻とを着信履歴として記憶部に格納することとしてもよい。前記通信処理手段は、例えば、前記ユーザ端末におけるブラウザである。
(実施の形態の効果等)
本実施の形態に係る技術を用いることで、ユーザ端末は、ブラウザを立ち上げているか否か、スリープ状態か否かに関わらず、いつでも着信可能となる。また、本実施の形態における着信アプリは、は、事業者やサービスに依存しない汎用的なものを用意することができるため、サービスごとに着信アプリを用意する必要はないという利点がある。
また、着信時にログイン認証の操作を行うことなく、着信処理を実行することもでき、ユーザの利便性が向上する。また、着信アプリを使うことによって、Webサーバにアクセスする前に発信元の情報を画面表示することができ、また、着信履歴を閲覧することが可能となる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
10 Push着信サーバ
11 対WebRTCサーバ通信処理部
12 対ユーザ端末通信処理部
13 Push通知要求処理部
14 登録情報格納部
20 WebRTCサーバ
30 Pushサーバ
40 Webサーバ
100、200 ユーザ端末
101 着信アプリケーション
102 ブラウザ
110 着信処理部
120 通信処理部
130 メディア処理部
300 ネットワーク

Claims (15)

  1. 通信制御サーバ、着信制御サーバ、及び動作情報提供サーバを有する通信システムであって、
    前記着信制御サーバが、発信ユーザ端末からの接続要求を前記通信制御サーバから受信したことに応じて、当該接続要求の宛先である着信ユーザ端末に対して着信通知を送信し、
    前記動作情報提供サーバが、前記着信通知を受信した前記着信ユーザ端末からの要求に基づいて動作情報を前記着信ユーザ端末に送信し、前記着信ユーザ端末に前記発信ユーザ端末との間のメディア通信のための制御信号の送受信を実行させる
    通信システム。
  2. 前記着信制御サーバは、前記着信通知を受信した前記着信ユーザ端末と前記通信制御サーバとの間の制御信号の中継を行う
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記着信通知を受信した前記着信ユーザ端末と前記通信制御サーバとの間の制御信号の送受信は、前記着信制御サーバを介さずに実行される
    請求項1に記載の通信システム。
  4. 前記着信制御サーバは、前記着信ユーザ端末の代理として、当該着信ユーザ端末の登録要求を前記通信制御サーバに対して定期的に送信する
    請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載の通信システム。
  5. 前記着信通知は、前記動作情報提供サーバを示す接続先情報を含む
    請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載の通信システム。
  6. 前記接続先情報は、前記動作情報提供サーバにおける認証情報を含み、当該動作情報提供サーバは、前記接続先情報により前記着信ユーザ端末からアクセスを受けたときに、当該接続先情報を用いて前記着信ユーザ端末の認証を行う
    請求項5に記載の通信システム。
  7. 前記動作情報は、前記着信ユーザ端末にWebRTCに基づく動作を実行させる情報である
    請求項1ないし6のうちいずれか1項に記載の通信システム。
  8. 通信制御サーバ、着信制御サーバ、及び動作情報提供サーバを有する通信システムにおいて実行される着信制御方法であって、
    前記着信制御サーバが、発信ユーザ端末からの接続要求を前記通信制御サーバから受信したことに応じて、当該接続要求の宛先である着信ユーザ端末に対して着信通知を送信するステップと、
    前記動作情報提供サーバが、前記着信通知を受信した前記着信ユーザ端末からの要求に基づいて動作情報を前記着信ユーザ端末に送信し、前記着信ユーザ端末に前記発信ユーザ端末との間のメディア通信のための制御信号の送受信を実行させるステップと
    を備える着信制御方法。
  9. 通信制御サーバ、着信制御サーバ、及び動作情報提供サーバを有する通信システムにおける前記着信制御サーバであって、
    着信ユーザ端末の登録情報を格納する登録情報格納手段と、
    前記登録情報を用いて、前記着信ユーザ端末の代理として、前記通信制御サーバに対して登録要求を定期的に送信する手段と、
    発信ユーザ端末からの接続要求を前記通信制御サーバから受信したことに応じて、当該接続要求の宛先である前記着信ユーザ端末に対して着信通知を送信する手段と
    を備える着信制御サーバ。
  10. コンピュータを請求項9に記載の着信制御サーバにおける各手段として機能させるためのプログラム。
  11. 通信制御サーバ、着信制御サーバ、及び動作情報提供サーバを有する通信システムにおいて用いられるユーザ端末であって、
    前記動作情報提供サーバにアクセスして動作情報を取得する機能を有する通信処理手段と、
    発信ユーザ端末からの接続要求に基づいて前記着信制御サーバから送信された着信通知を受信したことに応じて、前記通信処理手段に対して前記動作情報提供サーバを示す接続先情報を通知する着信処理手段と、を備え、
    前記通信処理手段は、前記接続先情報を用いて前記動作情報提供サーバにアクセスして前記動作情報を取得し、当該動作情報に基づいて前記発信ユーザ端末との間のメディア通信のための制御信号の送受信を実行する
    ユーザ端末。
  12. 前記着信処理手段は、前記着信通知に含まれる発信元の識別情報に基づいて、発信元の情報を表示する
    請求項11に記載のユーザ端末。
  13. 前記着信処理手段は、前記発信元の識別情報と着信時刻とを着信履歴として記憶部に格納する
    請求項12に記載のユーザ端末。
  14. 前記通信処理手段は、前記ユーザ端末におけるブラウザである
    請求項11ないし13のうちいずれか1項に記載のユーザ端末。
  15. コンピュータを、請求項11ないし14のうちいずれか1項に記載のユーザ端末における着信処理手段として機能させるためのプログラム。
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