JP2016195128A - ランプ及び照明装置 - Google Patents

ランプ及び照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016195128A
JP2016195128A JP2016138151A JP2016138151A JP2016195128A JP 2016195128 A JP2016195128 A JP 2016195128A JP 2016138151 A JP2016138151 A JP 2016138151A JP 2016138151 A JP2016138151 A JP 2016138151A JP 2016195128 A JP2016195128 A JP 2016195128A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
housing
substrate
electronic component
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016138151A
Other languages
English (en)
Inventor
快全 田辺
Yoshimasa Tanabe
快全 田辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2016138151A priority Critical patent/JP2016195128A/ja
Publication of JP2016195128A publication Critical patent/JP2016195128A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】白熱電球用の照明器具と干渉せず、白熱電球用の照明器具のソケットに装着して使用することができるランプを提供する【解決手段】プレート20と、前記プレート20の一面側に固定され、半田面で半田付けされるラジアル部品(電子部品53,56)が部品面に配置され、前記半田面に面実装の電子部品(スイッチング素子55)が配置されている基板51と、前記プレート20の前記一面側と反対側に固定され、前記基板51に接続されたランプリード線10cが引き出されている発光部10と、口金40が嵌合される口金嵌合部30bと、前記口金嵌合部30bから徐々に径が大きくなるテーパ部30fと、前記口金嵌合部30bと前記テーパ部30fとの境に形成された段差部30eとを有するハウジング30とを備え、前記ラジアル部品(電子部品53,56)が前記段差部30eに近接した状態で前記プレート20が取り付けられている。【選択図】図10

Description

この発明は、発光管を固定するプレートと、内部に電子部品が収納されるとともに口金が装着されるハウジングとを有し、耐熱性裕度の少ない一つの面実装の電子部品の温度上昇を抑制するランプに関する。また、このランプ用の照明装置に関する。
従来、ハウジングと、ハウジングに収納された点灯回路と、ハウジングの一端側に取り付けられた口金と、ハウジングの他端側に取り付けられ、長手方向の中央部より点灯回路から離間する側に電極部が配置された発光管と、を具備する電球形蛍光ランプにおいて、点灯回路に接続した入力線をハウジングの内側を通した状態で、プレートをハウジングの開口から圧入し、ハウジング嵌合部を係合部に係合などして、プレートをハウジングに固定する電球形蛍光ランプが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の別の電球形蛍光ランプは、スパイラル形状の発光管(発光部)及び点灯回路が装着された金属製のプレートと、白熱電球用のソケットにねじ込み可能な電源入力端である口金が設けられた樹脂製のハウジングと、発光管を覆うガラス製のグローブとを有する。グローブは、その外環部分がプレートに固定保持されている。ハウジングも同様にその外環部分がプレートに固定保持されている。プレートには係合部が設けられており、ハウジングには爪が設けられている。プレートとハウジングとは、係合部と爪とが係合することで固定されている(例えば、特許文献2参照)。
また、従来の別の電球形蛍光ランプは、小さな口金あるいは倍電圧方式の点灯回路を採用した場合であっても平滑用電解コンデンサの温度の低減を図るために、蛍光管を点灯させるための点灯回路が形成される回路基板の非蛍光管側に、端部に口金を備えたカバーが設けられる。そして、点灯回路を形成する平滑用電解コンデンサは、カバーの内表面に沿って配置され、そのリード線を折り曲げて回路基板に実装される。これにより、平滑用電解コンデンサの配置位置を回路基板から所定の距離を保って配置し、回路基板からの発熱の影響を受けることを緩和する(例えば、特許文献3参照)。
さらに、従来の別の電球形蛍光ランプは、発光管を保持するケース内に、発光管を点灯させるための点灯ユニットを備える。点灯ユニットは、複数の電子部品が樹脂基板に実装されてなる。この複数の電子部品は、DCカット用コンデンサと、所定温度に達したときに破損して発光管の点灯を停止させることができる機能も有するパワートランジスタとを含み、DCカット用コンデンサが、樹脂基板の裏面にパワートランジスタに近傍する位置に実装され、DCカット用コンデンサの近傍にスリットが形成されている(例えば、特許文献4参照)。
特開2000−315402号公報 特開2008−288130号公報 特開2006−24544号公報 特開2008−84817号公報 特開2010−192344号公報 特開平7−65613号公報 特開2009−59707号公報 再公表特許第00/58997号 特開2006−93044号公報 特開2004−303619号公報 特開2004−6204号公報 特開2000−48634号公報 実願昭63−169587号(実開平2−91104号)のマイクロフィルム
しかしながら、上記特許文献1、2に記載された電球形蛍光ランプは、プレートとハウジングとが、係合部と爪とが係合することで固定されているだけであるので、プレート及びハウジングの寸法のバラツキにより、係合部と爪との係合が不十分で、プレートからハウジングが外れる場合があるという課題があった。
また、上記特許文献3、4に記載された電球形蛍光ランプは、電球形蛍光ランプのインバータ部の基板の半田面に実装される耐熱性裕度の少ないスイッチング素子(面実装の電子部品)の温度が高いという課題があった。
この発明は、ランプ及びそのランプ用の照明装置を提供する。
この発明に係るランプは、
プレートと、
前記プレートの一面側に固定され、半田面で半田付けされるラジアル部品が部品面に配置され、前記半田面に面実装の電子部品が配置されている基板と、
前記プレートの前記一面側と反対側に固定され、前記基板に接続されたランプリード線が引き出されている発光部と、
口金が嵌合される口金嵌合部と、前記口金嵌合部から徐々に径が大きくなるテーパ部と、前記口金嵌合部と前記テーパ部との境に形成された段差部とを有するハウジングと
を備え、
前記ラジアル部品が前記段差部に近接した状態で前記プレートが取り付けられていることを特徴とする。
この発明に係るランプは、白熱電球用の照明器具と干渉しないハウジングを備え、白熱電球用の照明器具のソケットに装着して使用することができるランプを提供することができる。
実施の形態1を示す図で、電球形蛍光ランプ100を示す正面図。 図1のA−A断面図。 実施の形態1を示す図で、発光部10を示す図((a)は正面図、(b)はプレート20側から見た図)。 実施の形態1を示す図で、プレート20の斜視図。 実施の形態1を示す図で、プレート20の平面図(ハウジング30側から見る)。 実施の形態1を示す図で、プレート20の側面図。 実施の形態1を示す図で、ハウジング30の正面図。 実施の形態1を示す図で、ハウジング30の側面図(プレート20側)。 実施の形態1を示す図で、ハウジング30の側面図(口金40側)。 図9のB−B断面図。 図9のA−A断面図。 図9のC−C断面図。 実施の形態1を示す図で、発光部10をプレート20に固定した状態を示す正面図。 実施の形態1を示す図で、発光部10をプレート20に固定した状態を示す平面図(ハウジング30側から見る)。 実施の形態1を示す図で、インバータ部50の平面図(ハウジング30側から見る)。 実施の形態1を示す図で、インバータ部50の平面図(プレート20側から見る)。 実施の形態1を示す図で、インバータ部50の側面図。 実施の形態1を示す図で、発光部10が固定されたプレート20にインバータ部50を取り付けた状態を示す縦断面図。 実施の形態1を示す図で、発光部10が固定されたプレート20にインバータ部50を取り付けた状態を示す平面図(インバータ部50を見る)。 実施の形態1を示す図で、図18にハウジング30を取り付けた状態を示す縦断面図。 図20のB部拡大図。 実施の形態1を示す図で、照明装置200の構成図。
実施の形態1.
(概要)
本実施の形態の電球形蛍光ランプは、複数のU字形の発光管を接合した発光部と、発光部を高周波点灯させるインバータ回路とを一体化し、電球と同じ口金を取り付けた蛍光ランプである。
そして、インバータ回路を構成する少なくとも一つの電子部品をハウジングに近接して配置し、且つハウジングと前記一つの電子部品を熱伝導性に優れた接着剤(例えば、シリコン等)で結合して、前記一つの電子部品の温度上昇を抑制する点が一つの特徴である。
また、複数のU字形の発光管を接合した発光部を固定するとともに、インバータ回路の基板を固定するプレートと、インバータ回路を内蔵するハウジングとは、嵌合による固定の他に、ハウジング→接着剤→前記一つの電子部品→基板→プレートのルートにより固定されることを他の特徴とする。
さらに、基板に配置される耐熱性裕度の少ない面実装の電子部品(例えば、スイッチング素子)の温度上昇を抑制するために、基板を間にしてハウジングと熱伝導性に優れた接着剤で固定された前記一つの電子部品と対向するように、前記耐熱性裕度の少ない面実装の電子部品を実装する点が他の特徴である。
以下、図面を参照しながら、本実施の形態の電球形蛍光ランプについて説明する。図1、図2は実施の形態1を示す図で、図1は電球形蛍光ランプ100を示す正面図、図2は図1のA−A断面図である。
電球形蛍光ランプ100は、少なくとも以下に示す要素を備える。
(1)3個のU字形の発光管を接合した発光部10;
(2)発光部10を固定するとともに(接着剤(シリコン等)による)、インバータ部50(図2参照)を固定するプレート20(固定方法については後述する);
(3)インバータ部50を収納し、白熱電球と同じ口金40が取り付けられ、プレート20に嵌合するハウジング30;
(4)ハウジング30のプレート20と反対側の端部に取り付けられる口金40;
(5)プレート20に基板(後述する)が固定され、ハウジング30内部に収納されるインバータ部50;
(6)インバータ部50の一つの電子部品(後述する)をハウジング30に近接して配置し、さらにハウジング30と前記一つの電子部品との間に施される熱伝導性の良い接着剤60(例えば、シリコン、図2参照)。
本実施の形態は、ハウジング30、インバータ部50並びにプレート20の構成に特徴がある。従って、これらについて詳述する。発光部10、口金40については、簡単に触れる。
図3は実施の形態1を示す図で、発光部10を示す図((a)は正面図、(b)はプレート20側から見た図)である。発光部10は、3個のU字管10a(発光管)を接合部10b(二箇所)で接合して、一つの放電路を形成する。放電路の両端部に、電極等を有するステム(図示せず)が取り付けられ、放電路の両端部から夫々二本のランプリード線10cが外部に引き出されている。ランプリード線10cは、合計四本である。3個のU字管10aは、接着剤10dでU字管10aの股部付近で接着されている。
図4乃至図6は実施の形態1を示す図で、図4はプレート20の斜視図、図5はプレート20の平面図(ハウジング30側から見る)、図6はプレート20の側面図である。
図4乃至図6を参照しながら、プレート20について説明する。プレート20は、全体形状が略円形の皿状である。一面(ハウジング30側)が開口している。また、発光部10側は、U字管10aを挿入する円形の穴部20aが6個開けられている。プレート20の材料は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート樹脂)である。
また、プレート20のハウジング30側の内周に、内側に突出し軸方向に延びる突出部20bが、周方向に略等間隔に形成されている。これらの突出部20bには、インバータ部50の基板(後述する)を載置する基板載置面20b−1が形成されている。突出部20bのハウジング30側端部から所定の長さ内側に入った部位に、段差部が設けられ、この段差部が基板載置面20b−1になっている。
また、突出部20bの発光部10側端部(穴部20aが6個開けられている面のハウジング30側の面)には、径方向に延びるリブ20dが放射状に6個形成されている。後述するように、発光部10はプレート20の円形の穴部20aに挿入後、接着剤(シリコン等)により、固定される。その際、プレート20の穴部20aが6個開けられている面のハウジング30側の面にリブ20dを設けることにより、プレート20の接着剤が載る面積が増加し、発光部10を保持する保持力(接着強度)が向上する。
また、プレート20のハウジング30側端部の内周に、インバータ部50の基板(後述する)をプレート20に取り付ける際に、基板を押える一つのプレート内周凸部20d−1が形成されている。また、その際、プレート20の6個の突出部20bは、基板の外周に形成された切り欠きと嵌合する。
後述するが、インバータ部50の基板とプレート20とは、上記以外に、発光部10の4本のランプリード線10cが基板に設けられるピン(例えば、錫メッキ銅)に巻き付けられることにより固定される(これを、ラッピングという)。
また、プレート20のハウジング30側端部に、後述するハウジング30の位置決め用リブ30c(例えば、図11参照)が挿入される位置決め用溝20eが、略180°間隔で形成されている。
さらに、プレート20のハウジング30側端部の近傍に、後述するハウジング30の凸部30d(例えば、図11参照)が係合する係合穴20cが、周方向に略等間隔に4個形成されている。
図7乃至図12は実施の形態1を示す図で、図7はハウジング30の正面図、図8はハウジング30の側面図(プレート20側)、図9はハウジング30の側面図(口金40側)、図10は図9のB−B断面図、図11は図9のA−A断面図、図12は図9のC−C断面図である。
図7乃至図12を参照しながら、ハウジング30について説明する。ハウジング30は、インバータ部50を収納するインバータ部収納部30aと、口金40が嵌合する口金嵌合部30bとからなる。インバータ部収納部30aは、断面が略円形で、口金嵌合部30bからプレート20側端部に向かって徐々に径が大きくなる形状(テーパ部30f)である。また、口金嵌合部30bとテーパ部30fとの境は、段差部30eになっている。ハウジング30の材料は、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート樹脂)である。
ハウジング30は、プレート20側端部の内周に、位置決め用リブ30cを2個備える(例えば、図8、図11)。2個の位置決め用リブ30cは、略180°間隔で配置されている。ハウジング30をプレート20に嵌める際に、位置決め用リブ30cはプレート20の位置決め用溝20eに挿入され、ハウジング30の周方向の位置決めがなされる。
図11に示すように、位置決め用リブ30cには、プレート20側端部が略L字状に切り欠かれ、位置決め用リブ段差部30c−1が形成されている。ハウジング30をプレート20に嵌める際に、プレート20のハウジング30側端部がこの位置決め用リブ段差部30c−1に当接する。
また、ハウジング30は、インバータ部収納部30aのプレート20側端部の近傍の内周に、ハウジング30をプレート20に嵌める際に、プレート20の4個の係合穴20cに係合する凸部30d(例えば、図11参照)が、内側に突出するように形成されている。凸部30dは、プレート20の4個の係合穴20cと同様に、周方向に略等間隔に4個形成されている。
図13、図14は実施の形態1を示す図で、図13は発光部10をプレート20に固定した状態を示す正面図、図14は発光部10をプレート20に固定した状態を示す平面図(ハウジング30側から見る)である。
発光部10は、夫々のU字管10aの股部の反対側の端部がプレート20の穴部20aに挿入される。そして、図14に示すように、接着剤21(図14においてハッチングで示す、シリコン等)により、発光部10がプレート20に固定される。
このとき、プレート20の穴部20aが6個開けられている面のハウジング30側の面にリブ20dが設けられているので、プレート20の接着剤21が載る面積が増加し、発光部10を保持する保持力(接着強度)が向上する。
図15乃至図17は実施の形態1を示す図で、図15はインバータ部50の平面図(ハウジング30側から見る)、図16はインバータ部50の平面図(プレート20側から見る)、図17はインバータ部50の側面図である。
図15乃至図17を参照しながらインバータ部50について説明する。インバータ部50は、基板51(片面基板)の部品面(図17の半田面の反対側の面)に、電子部品53(一つの電子部品、例えば、チョークコイル等)やその他の電子部品56が配置される。基板51(片面基板)の部品面に配置される電子部品53,56は、それらのリード線が基板51を貫通して半田面でパターン(図示せず)に半田付けされる。電子部品53,56のような電子部品を、挿入形部品もしくはラジアル部品と呼ばれる。
本実施の形態は、後述するが、電子部品53(例えば、チョークコイル等)の温度上昇を抑制する点が一つの特徴である。
そして、ハウジング30への熱伝導により冷却される電子部品53に、その他の電子部品56を近接して配置する。例えば、電子部品53の周囲の5mm以内に、その他の電子部品56を近接して配置するのが好ましい。そのように構成することにより、その他の電子部品56の温度上昇も抑制することができる。
図15は、基板51(片面基板)の部品面(図17の半田面の反対側の面)を見ているが、ここでは、図が複雑になるので、その他の電子部品56は図示を省略している。
図15に示すように、基板51の外周縁の近傍に、発光部10のランプリード線が接続されるピン52が4本立設している。図17では、そのうちの2本が見えている(他の2本は見えている2本のピン52に隠れている)。
また、図15に示すように、基板51の外周縁の近傍に、基板51と口金40とを電気的に接続する一対の基板リード線54がハウジング30側に引き出されている(図17では見えていない)。図16に示す基板リード線54は、半田面で半田付けされる基板リード線54の基板51側端部を示している。
図16、図17に示すように、電子部品53(例えば、チョークコイル等で、後述するように接着剤を介してハウジング30から放熱される)は、挿入型部品であり、そのリード線53a(例えば、3本)が基板51の穴を貫通して、半田面側に引き出され、半田面に半田付される。そのため、面実装の部品に比べて基板51を貫通した3本のリード線53aが基板51に半田付けされ、電子部品53と基板51が、3本のリード線53aを有する部品により強固に固定されることにより、ハウジング30とプレート20がより強固に固定される。尚、電子部品53のリード線53aは、少なくとも3本とする。
半田面には、面実装の電子部品が実装されるが、図17ではそれらの面実装の電子部品は、スイッチング素子55以外の図示を省略している。図16に、面実装の電子部品の一つであるスイッチング素子55(トランジスタ、FET(電界効果トランジスタ)等のスイッチング素子)を示す。スイッチング素子55は、インバータ部50の電子部品の中で、最も温度が高くなるとともに、耐熱裕度の少ない電子部品である。且つ発光部10の熱の影響を受ける位置(発光部10の電極側端部と近接してプレート20内にある)にあるので、温度上昇が抑制されるように冷却されるのが好ましい。そこで、スイッチング素子55を、電子部品53(例えば、チョークコイル等で、後述するように接着剤を介してハウジング30から放熱される)と基板51を間にして、対向するように配置している。さらに、スイッチング素子55が、電子部品53の基台面積部の内側の範囲に配置されるのが、より好ましい。
図18、図19は実施の形態1を示す図で、図18は発光部10が固定されたプレート20にインバータ部50を取り付けた状態を示す縦断面図、図19は発光部10が固定されたプレート20にインバータ部50を取り付けた状態を示す平面図(インバータ部50を見る)である。
発光部10が固定されたプレート20に、インバータ部50が取り付けられる。先ずプレート20のハウジング30側端部の内周に形成されているプレート内周凸部20d−1(図4、図19)の下に、基板51のピン52が設けられている端部と反対側の端部(図19では左側)を潜り込ませる。さらに、プレート20の6個の突出部20bの一つに、基板51の切欠き57を嵌める。
次に、発光部10の4本のランプリード線10c(図14)を基板51に設けられる4本のピン52(例えば、錫メッキ銅)に巻き付ける。このラッピングにより、インバータ部50の基板51とプレート20とは、さらに固定される。
このように、インバータ部50とプレート20とは、嵌合(係合)とラッピングにより、確実に固定されることになる。
図20、図21は実施の形態1を示す図で、図20は図18にハウジング30を取り付けた状態を示す縦断面図、図21は図20のB部拡大図である。
次に、プレート20にハウジング30を取り付ける。先ずハウジング30の2個の位置決め用リブ30c(図8)をプレート20の2個の位置決め用溝20eに挿入する。このとき、同時にハウジング30の4個の凸部30d(図8)をプレート20の4個の係合穴20c(図6)に嵌める。
プレート20とハウジング30とは、ハウジング30の4個の凸部30dとプレート20の4個の係合穴20cとの嵌合により固定される。
また、インバータ部50は、インバータ部50の電子部品53(例えば、チョークコイル等)がハウジング30に近接するレイアウトとする。さらに、ハウジング30と電子部品53との間に接着剤60(例えば、シリコン)を充填する。
ハウジング30と電子部品53との間に接着剤60(例えば、シリコン)を充填することにより、電子部品53の温度上昇が抑制される。
また、電子部品53と基板51を間にして、発熱性の電子部品であり、且つ発光部10の熱の影響を受ける位置に設けられるスイッチング素子55を、対向するように配置している。これにより、スイッチング素子55の温度上昇も抑制される。
ハウジング30と電子部品53とは、接着剤60により固定される。電子部品53は、そのリード線が基板51を貫通して半田面(図17)で基板51のパターンに半田付けされる。基板51は、前述したように、嵌合とラッピングによりプレート20に固定されているので、ハウジング30は、ハウジング30→接着剤60→電子部品53→基板51→プレート20の結合によってもプレート20に固定されることになる。
プレート20とハウジング30とは、以下に示す二つの方法で固定されることになる。
(1)ハウジング30の4個の凸部30dとプレート20の4個の係合穴20cとの嵌合;
(2)ハウジング30→接着剤60→一つの電子部品53→基板51→プレート20の結合。
次に、ハウジング30の段差部30eの作用について説明する。ハウジング30に段差部30eを設けることにより、次のような効果がある。
(1)ハウジング30と電子部品53とを接着する接着剤60の使用量を低減できる。ハウジング30のテーパ部30f、段差部30e、電子部品53とで形成される空間に接着剤60が充填されるが、この空間は段差部30eがあることにより、段差部30eがない場合に比べて体積が減る。その分、接着剤60の使用量を減らすことができる。
(2)電球形蛍光ランプ100を照明器具に装着する場合に、ハウジング30に段差部30eがあると、照明器具とハウジング30との干渉を段差部30eがない場合に比べて減らすことができ、照明器具への装着性が向上する。
図22は実施の形態1を示す図で、照明装置200の構成図である。照明装置200は、本実施の形態の電球形蛍光ランプ100を、白熱電球用の照明器具201のソケット202に装着して使用することができる。本実施の形態の電球形蛍光ランプ100を使用することにより、ランプの寿命が長くなり、ランプ交換の手間を減らすことができる。
以上のように、この実施の形態に係る電球形蛍光ランプは、
発光管で構成され、ランプリード線を有する発光部と、
発光部が固定されるプレートと、
プレートに固定されるとともに、基板に電子部品が実装され、発光部を点灯させるインバータ部と、
インバータ部を収納し、プレートに嵌合するハウジングと、
基板のハウジング側に実装される電子部品のうちの少なくとも一つの電子部品と、ハウジングとを接着固定する接着剤と、
インバータ部の基板の半田面に面実装され、一つの電子部品と基板を間にして対向して配置される一つの面実装の電子部品と、を備えたことを特徴とする。
この実施の形態に係る電球形蛍光ランプは、一つの面実装の電子部品が、他の電子部品より耐熱性裕度の少ない電子部品であることを特徴とする。
この実施の形態に係る電球形蛍光ランプは、一つの面実装の電子部品が、一つの電子部品の基台面積部の内側の範囲に配置されることを特徴とする。
この実施の形態に係る電球形蛍光ランプは、一つの電子部品を、ハウジングに近接して配置することを特徴とする。
この実施の形態に係る電球形蛍光ランプは、一つの電子部品が、チョークコイルであることを特徴とする。
この実施の形態に係る電球形蛍光ランプは、一つの面実装の電子部品は、スイッチング素子であることを特徴とする。
この実施の形態に係る電球形蛍光ランプは、ハウジングが、インバータ部を収納する、プレート側端部に向かって徐々に径が大きくなるテーパ形状のインバータ部収納部を備え、
インバータ部収納部の前記プレート側端部の反対側に段差部が形成され、
テーパ形状と段差部とで形成される空間に、接着剤によりハウジングに接着固定される一つの電子部品を収納することを特徴とする。
この実施の形態に係る電球形蛍光ランプは、インバータ部の電子部品のうちの一つの電子部品に、その他の電子部品を近接して配置することを特徴とする。
この実施の形態に係る電球形蛍光ランプは、インバータ部の電子部品のうちの一つの電子部品に、その他の電子部品を5mm以内に近接して配置することを特徴とする。
この実施の形態に係る照明装置は、電球形蛍光ランプと、この電球形蛍光ランプが装着される照明器具と、を備えたことを特徴とする。
この実施の形態に係る電球形蛍光ランプは、インバータ部の基板の半田面に面実装される一つの面実装の電子部品が、一つの電子部品と基板を間にして対向して配置されるので、一つの面実装の電子部品の温度上昇を抑制することができる。
この実施の形態に係る電球形蛍光ランプは、一つの面実装の電子部品が、他の電子部品より耐熱性裕度の少ない電子部品であるので、一つの面実装の電子部品の耐久性を向上することができる。
この実施の形態に係る電球形蛍光ランプは、一つの面実装の電子部品が、一つの電子部品の基台面積部の内側の範囲に配置されるので、確実に一つの面実装の電子部品の温度上昇を抑制することができる。
この実施の形態に係る電球形蛍光ランプは、一つの電子部品を、ハウジングに近接して配置するので、前記一つの電子部品の温度上昇を抑制できる。
この実施の形態に係る電球形蛍光ランプは、チョークコイルをハウジングに近接して配置するので、チョークコイルの温度上昇を抑制できる。
この実施の形態に係る電球形蛍光ランプは、一つの面実装の電子部品であるスイッチング素子の温度上昇を抑制することができる。
この実施の形態に係る電球形蛍光ランプは、ハウジングが、インバータ部を収納する、プレート側端部に向かって徐々に径が大きくなるテーパ形状のインバータ部収納部を備え、インバータ部収納部のプレート側端部の反対側に段差部が形成され、テーパ形状と段差部とで形成される空間に、接着剤によりハウジングに接着固定される一つの電子部品を収納するので、接着剤の使用量を少なくすることができる。
この実施の形態に係る電球形蛍光ランプは、インバータ部の電子部品のうちの一つの電子部品に、その他の電子部品を近接して配置するので、その他の電子部品の温度上昇を抑制できる。
この実施の形態に係る電球形蛍光ランプは、インバータ部の電子部品のうちの一つの電子部品に、その他の電子部品を5mm以内に近接して配置するので、確実にその他の電子部品の温度上昇を抑制できる。
この実施の形態に係る照明装置は、前記電球形蛍光ランプと、この電球形蛍光ランプが装着される照明器具と、を備えたことにより、ランプの寿命が長くなりランプ交換の手間を省ける。
10 発光部、10a U字管、10b 接合部、10c ランプリード線、10d 接着剤、20 プレート、20a 穴部、20b 突出部、20b−1 基板載置面、20c 係合穴、20d リブ、20d−1 プレート内周凸部、20e 位置決め用溝、21 接着剤、30 ハウジング、30a インバータ部収納部、30b 口金嵌合部、30c 位置決め用リブ、30c−1 位置決め用リブ段差部、30d 凸部、30e 段差部、30f テーパ部、40 口金、50 インバータ部、51 基板、52 ピン、53 電子部品、53a リード線、54 基板リード線、55 スイッチング素子、56 電子部品、60 接着剤、100 電球形蛍光ランプ、200 照明装置、201 照明器具、202 ソケット。

Claims (10)

  1. プレートと、
    前記プレートの一面側に固定され、半田面で半田付けされるラジアル部品が部品面に配置され、前記半田面に面実装の電子部品が配置されている基板と、
    前記プレートの前記一面側と反対側に固定され、前記基板に接続されたランプリード線が引き出されている発光部と、
    口金が嵌合される口金嵌合部と、前記口金嵌合部から徐々に径が大きくなるテーパ部と、前記口金嵌合部と前記テーパ部との境に形成された段差部とを有するハウジングと
    を備え、
    前記ラジアル部品が前記段差部に近接した状態で前記プレートが取り付けられているランプ。
  2. 前記段差部が存在することにより、前記ハウジングは、照明器具に装着された状態で、前記照明器具と干渉しない請求項1に記載のランプ。
  3. 前記プレートには、プレート内周凸部が形成されており、
    前記基板は、前記プレート内周凸部によって押さえられた状態で前記プレートに固定されている請求項1又は2に記載のランプ。
  4. 前記基板の前記部品面に配置された前記ラジアル部品は、基台を備える電子部品を有し、
    前記基板の前記半田面に配置された前記面実装の電子部品は、前記基台を備える電子部品の基台面積部の内側の範囲に配置されている請求項1から3いずれか1項に記載のランプ。
  5. 口金と、前記基板と前記口金とを電気的に接続する基板リード線とをさらに備えた請求項1から4いずれか1項に記載のランプ。
  6. 前記ハウジングは、前記プレートを位置決めする位置決め用リブを有する請求項1から5いずれか1項に記載のランプ。
  7. 前記プレートは、前記位置決め用リブを挿入した位置決め用溝を有する請求項6に記載のランプ。
  8. 前記ハウジングは、プレートの端部が当接する位置決め用段差部を有する請求項1から7いずれか1項に記載のランプ。
  9. 前記プレートと前記ハウジングは、凸部と係合穴との嵌合により固定されている請求項1から8いずれか1項に記載のランプ。
  10. 請求項1から9いずれか1項に記載のランプと、
    前記ランプを装着した照明器具とを備えた照明装置。
JP2016138151A 2016-07-13 2016-07-13 ランプ及び照明装置 Pending JP2016195128A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016138151A JP2016195128A (ja) 2016-07-13 2016-07-13 ランプ及び照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016138151A JP2016195128A (ja) 2016-07-13 2016-07-13 ランプ及び照明装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015099849A Division JP5973029B2 (ja) 2015-05-15 2015-05-15 電球形蛍光ランプ及び照明装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017234193A Division JP2018037420A (ja) 2017-12-06 2017-12-06 ランプ及び照明装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016195128A true JP2016195128A (ja) 2016-11-17

Family

ID=57323945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016138151A Pending JP2016195128A (ja) 2016-07-13 2016-07-13 ランプ及び照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016195128A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018037420A (ja) * 2017-12-06 2018-03-08 三菱電機照明株式会社 ランプ及び照明装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6444507U (ja) * 1987-09-14 1989-03-16
JPH0337905A (ja) * 1989-07-04 1991-02-19 Toshiba Lighting & Technol Corp けい光ランプ装置
JP2000048634A (ja) * 1998-07-27 2000-02-18 Toshiba Lighting & Technology Corp 蛍光ランプ装置
JP2004006204A (ja) * 2001-12-27 2004-01-08 Toshiba Lighting & Technology Corp 電球形蛍光ランプおよび照明器具
JP2004303619A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 蛍光ランプ用点灯装置および電球型蛍光ランプ
JP2005183034A (ja) * 2003-12-16 2005-07-07 Matsushita Electric Works Ltd 口金付き光源装置
JP2006351556A (ja) * 2006-10-02 2006-12-28 Toshiba Lighting & Technology Corp 蛍光ランプ装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6444507U (ja) * 1987-09-14 1989-03-16
JPH0337905A (ja) * 1989-07-04 1991-02-19 Toshiba Lighting & Technol Corp けい光ランプ装置
JP2000048634A (ja) * 1998-07-27 2000-02-18 Toshiba Lighting & Technology Corp 蛍光ランプ装置
JP2004006204A (ja) * 2001-12-27 2004-01-08 Toshiba Lighting & Technology Corp 電球形蛍光ランプおよび照明器具
JP2004303619A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 蛍光ランプ用点灯装置および電球型蛍光ランプ
JP2005183034A (ja) * 2003-12-16 2005-07-07 Matsushita Electric Works Ltd 口金付き光源装置
JP2006351556A (ja) * 2006-10-02 2006-12-28 Toshiba Lighting & Technology Corp 蛍光ランプ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018037420A (ja) * 2017-12-06 2018-03-08 三菱電機照明株式会社 ランプ及び照明装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011091033A (ja) 発光モジュール、電球形ランプおよび照明器具
JP2012009451A (ja) Ledランプおよび照明器具
JP5513281B2 (ja) Ledランプおよび照明器具
JP4737555B2 (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明装置
JP3198996U (ja) モジュール化led蛍光灯
US20150029734A1 (en) Heat-dissipating lamp cap of a light-emitting diode tube
JP2016195128A (ja) ランプ及び照明装置
JP5385478B2 (ja) 電球形ランプ及び電球形蛍光ランプ及び照明装置
JP2008159564A (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明器具
JP5973029B2 (ja) 電球形蛍光ランプ及び照明装置
KR20140122474A (ko) 엘이디조명 조립체
JP5528613B2 (ja) 電球形蛍光ランプ及び照明装置
JP5823458B2 (ja) 電球形蛍光ランプ及び照明装置
JP6405607B2 (ja) 照明ランプおよび照明装置
JP5528605B2 (ja) 電球形蛍光ランプ及び照明装置
JP2007227261A (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明装置
JP2018037420A (ja) ランプ及び照明装置
JP5325838B2 (ja) 電球形蛍光ランプ及び照明装置
JP5595801B2 (ja) 電球形蛍光ランプ及び照明装置
JP2014239058A (ja) 電球形ランプ及び照明装置
US9644798B2 (en) Base for an electrical lamp that prevents rotation and a more efficient method of assembling a base for an electrical lamp
JP5517014B2 (ja) 口金付ランプおよび照明器具
JP5319855B1 (ja) ランプおよび照明器具
JP2011076876A (ja) 半導体光源モジュール、ランプ及び照明器具
CN220858453U (zh) 照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170509

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170601

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170919

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171206

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20171213

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20180209