JP2016194556A - 頭部搭載ディスプレイ装置 - Google Patents

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厚一郎 新沼
Atsuichiro Niinuma
厚一郎 新沼
伸之 原
Nobuyuki Hara
伸之 原
昌史 多田
Masashi Tada
昌史 多田
吉武 敏幸
Toshiyuki Yoshitake
敏幸 吉武
厚憲 茂木
Atsunori Mogi
厚憲 茂木
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Abstract

【課題】本願は、着脱が容易で拘束力もある頭部搭載ディスプレイ装置を開示する。
【解決手段】本願で開示する頭部搭載ディスプレイ装置は、ディスプレイを頭に装着するユーザの各眉毛の上部に接触する第1の固定パッド部と、ユーザの頭頂部と第1の固定パッド部との間に位置する第2の固定パッド部と、ユーザの首と頭との付け根部分に後方から接触する可動パッド部と、可動パッド部を付け根部分へ押圧する押圧手段と、を備える。
【選択図】図3

Description

本願は、頭部搭載ディスプレイ装置に関する。
近年、頭部に搭載可能なディスプレイ装置が開発されている(例えば、特許文献1−3を参照)。
特開平9−179061号公報 特開2008−252319号公報 特開平8−168059号公報
頭部に搭載可能なディスプレイ装置の装着方式としては、例えば、頭部を左右から挟み込む方式のものや、頭頂部に載せてからアジャスターを調整して前後左右から締め込む方式のものが考えられる。しかし、前者の方式によれば、頭部を左右から挟み込んでいるだけなので拘束力が弱く、顔を左右に振った場合に位置ずれを生じやすい。また、後者の方式によれば、拘束力は高いものの、着脱の際の調整が容易でない。
そこで、本願は、着脱が容易で拘束力もある頭部搭載ディスプレイ装置を開示する。
本願は、以下のような頭部搭載ディスプレイ装置を開示する。すなわち、本願で開示する頭部搭載ディスプレイ装置は、ディスプレイを頭に装着するユーザの各眉毛の上部に接触する第1の固定パッド部と、ユーザの頭頂部と第1の固定パッド部との間に位置する第2の固定パッド部と、ユーザの首と頭との付け根部分に後方から接触する可動パッド部と、可動パッド部を付け根部分へ押圧する押圧手段と、を備える。
上記頭部搭載ディスプレイ装置であれば、着脱が容易でありながら十分な拘束力も発揮される。
図1は、実施形態に係る頭部搭載ディスプレイ装置を斜め上から図示した第1の斜視図である。 、図2は、実施形態に係る頭部搭載ディスプレイ装置を斜め下から図示した第2の斜視図である。 図3は、頭部搭載ディスプレイ装置を右側から見た場合の各パッドの位置関係を示している。 図4は、頭部搭載ディスプレイ装置を下側から見た場合の各パッドの位置関係を示している。 図5は、頭部搭載ディスプレイ装置の着脱方法の一例を示した図である。 図6は、ディスプレイの状態図である。 図7は、フレームの各パッドと頭との接触状態を示した図である。 図8は、頭部搭載ディスプレイ装置の各部の位置関係を、頭部搭載ディスプレイ装置の右側から示した図の一例である。 図9は、頭部搭載ディスプレイ装置の各部の位置関係を、頭部搭載ディスプレイ装置の下側から示した図の一例である。 図10は、変形例に係る頭部搭載ディスプレイ装置を斜め後ろから図示した斜視図である。
以下、実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、単なる例示であり、本開示の技術的範囲を以下の態様に限定するものではない。
図1は、実施形態に係る頭部搭載ディスプレイ装置を斜め上から図示した第1の斜視図である。また、図2は、実施形態に係る頭部搭載ディスプレイ装置を斜め下から図示した第2の斜視図である。頭部搭載ディスプレイ装置1は、ユーザの頭に装着されるヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mounted Display)であり、映像の表示機能を司るディスプレイ2と、ディスプレイ2をユーザの頭に固定するフレーム3とを備える。ディスプレイ2は、映像を表示する電子素子、レンズ等の光学部品、映像データを処理する処理回路等の各種電子部品を内蔵する。頭部搭載ディスプレイ装置1は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、ビデオカメラ、ビデオレコーダー、テレビ、その他の映像を取り扱う各種電子機器と有線または無線で接続され、それらの機器から取得した映像をディスプレイ2の内部に映し出す。ディスプレイ2は、ユーザの視野すべてを覆うものであってもよいし、マイクロディスプレイ型HMDのようなユーザの視野の一部分を覆うものであってもよい。ディスプレイ2がユーザの視野すべてを覆う場合、頭部搭載ディスプレイ装置1は、例えば、ディスプレイ2を通して外の様子を確認するビデオシースルー型の装置であってもよいし、或いは、外の様子を全て遮断し、映像機器から提供される映像のみをユーザに見せてもよい。
フレーム3は、頭部搭載ディスプレイ装置1を装着するユーザの頭に沿った形状の構造部品であり、ユーザの頭に接触する幾つかのパッドが設けられている。すなわち、フレーム3には、前方側から後方側へ向かって順に、第1の固定パッド部4、第2の固定パッド部5、第3の固定パッド部6、可動パッド部7が設けられている。ここで、前方および後方とは、頭部搭載ディスプレイ装置1を頭に装着したユーザの視点から見た場合の前後関係を表している。以降の説明で登場する方向に関する記載は、何れも頭部搭載ディスプレイ装置1を頭に装着したユーザの視点から見た場合を前提とする。第1の固定パッド部4は、主にディスプレイ2を頭に装着するユーザの各眉毛の上部に接触する。第2の固定パッド部5は、ユーザの頭頂部と第1の固定パッド部4との間に位置する。第3の固定パッド部6は、主にユーザの後頭部の上部に接触する。可動パッド部7は、主にユーザの首と頭との付け根部分に後方から接触する。
図3は、頭部搭載ディスプレイ装置1を右側から見た場合の各パッドの位置関係を示している。また、図4は、頭部搭載ディスプレイ装置1を下側から見た場合の各パッドの位置関係を示している。
第1の固定パッド部4は、頭部搭載ディスプレイ装置1を装着するユーザの各眉毛の上部に接触する一対の隆起部4a,4aと、一対の隆起部4a,4aの間に形成されてユーザの頭の外周に沿う湾曲部4bと、を有する柔軟な部材である。また、第2の固定パッド部5は、頭部搭載ディスプレイ装置1を装着するユーザの頭頂部と第1の固定パッド部4との間でユーザの頭に左右両側から各々接触する一対のパッド5a,5aを有する。また、第3の固定パッド部6は、頭部搭載ディスプレイ装置1を装着するユーザの後頭部の上部に左右両側から各々接触する一対のパッド6a,6aを有する。各パッド5a,5a,6a,6aは、頭部搭載ディスプレイ装置1を装着するユーザの頭部に沿う斜めの接触面
を有する。パッド5a,5a,6a,6aは、何れも柔軟な部材で形成されている。第1の固定パッド部4、第2の固定パッド部5、第3の固定パッド部6は、何れもフレーム3に固定されており、フレーム3に支持されるディスプレイ2とユーザの頭との相対的な位置関係を規定する。
可動パッド部7は、頭部搭載ディスプレイ装置1を装着するユーザの首と頭との付け根部分に沿う湾曲部7bと、湾曲部7bの両端に形成される一対の隆起部7a,7aとを有する柔軟な部材である。可動パッド部7は、フレーム3の各部のうちユーザの後頭部の上部付近に対応する部位に設けられたヒンジ3aを介してフレーム3に連結されるアーム3bの先端に設けられている。アーム3bは、ヒンジ3aを中心に所定の角度の範囲内で回転可能である。ここでいう所定の角度とは、フレーム3に対するアーム3bの回転可能な相対角度であり、例えば、一般的な人の頭の大きさに関する統計データやその他各種の観点に基づいて適宜決定可能な角度である。アーム3bは、アーム3bの先端に設けられた可動パッド部7とヒンジ3aとの間の部分を一端が接触する圧縮バネ3cによって、頭部搭載ディスプレイ装置1の前方側へ押圧される。フレーム3に対する可動パッド部7の相対的な位置関係は、ヒンジ3aを中心に所定の角度の範囲内で回転するので一意に定まらないが、頭部搭載ディスプレイ装置1を左側または右側から見た場合に、第1の固定パッド部4と可動パッド部7の両領域および第2の固定パッド部5と可動パッド部7の両領域を各々結ぶ線を等辺とする二等辺三角形が形成される箇所に概ね位置する。
なお、ディスプレイ2は、フレーム3の前側に設けられたトルクヒンジ8を介してフレーム3に連結されている。ディスプレイ2は、トルクヒンジ8を中心に所定の角度の範囲内で回転可能である。ここでいう所定の角度とは、フレーム3に対するディスプレイ2の回転可能な相対角度であり、ディスプレイ2がユーザの目の前に位置する場合の角度から、ディスプレイ2がユーザの視界を概ね遮らない程度にユーザの目の上側へ跳ね上げられた場合の角度までの範囲内(例えば、約90度)を挙げることができる。
図5は、頭部搭載ディスプレイ装置1の着脱方法の一例を示した図である。図5において上段側に示す各図は、頭部搭載ディスプレイ装置1を着脱する際の各パッドとユーザの頭との位置関係を左側から見た場合の図を示している。また、図5において下段側に示す各図は、頭部搭載ディスプレイ装置1を着脱する際の頭部搭載ディスプレイ装置1とユーザの頭との位置関係を左側から見た場合の図を示している。
ユーザは、頭部搭載ディスプレイ2を頭に装着する場合、主に第1の固定パッド部4が眉毛の上部に近づくように頭部搭載ディスプレイ2を頭へ覆い被せる(図5(A))。頭部搭載ディスプレイ2が頭へ覆い被さり始めると、やがて可動パッド部7が後頭部の上部に接触する(図5(B))。ユーザが頭部搭載ディスプレイ2をそのまま頭へ覆い被せ続けると、後頭部に可動パッド部7が押されてアーム3bがやや開く(図5(C))。ユーザが頭部搭載ディスプレイ2をそのまま頭へ覆い被せ続けると、圧縮バネ3cに押圧されているアーム3bが可動パッド部7をユーザの首と頭との付け根部分に押し付ける(図5(D))。ユーザが頭部搭載ディスプレイ2を頭から取り外す場合、頭部搭載ディスプレイ2は、上記一連の挙動とは逆の順序で挙動する。
図6は、ディスプレイ2の状態図である。ユーザは、頭部搭載ディスプレイ2を頭に装着したのち、目の上側へ跳ね上げられているディスプレイ2を目の前へ下げる(図6(B)から図6(A)へ遷移)。また、ユーザは、頭部搭載ディスプレイ2を頭から取り外す場合、目の前にあるディスプレイ2を目の上へ跳ね上げる(図6(A)から図6(B)へ遷移)。
ディスプレイ2には、映像を表示する電子素子、レンズ等の光学部品、映像データを処
理する処理回路等の各種電子部品が内蔵されている。一方、フレーム3は、頭部搭載ディスプレイ装置1を装着するユーザの頭に沿った形状の構造部品であり、ユーザの頭に接触する幾つかの柔軟なパッドが設けられているに過ぎない。よって、頭部搭載ディスプレイ装置1の重心は、頭部搭載ディスプレイ装置1がユーザの頭に装着された状態において、少なくともユーザの頭の中心より前方側へ位置する。したがって、例えば、ユーザが頭を揺さぶると、ユーザの頭の中心よりも前方側に重心が位置する頭部搭載ディスプレイ装置1には、ユーザの頭に対し相対的な位置ずれを生じさせるような慣性力が作用する。例えば、頭部搭載ディスプレイ装置1をビデオシースルー型HMDとする場合、臨場感の高いAR(Augmented Reality)表示が可能である一方で、ディスプレイ2自体が大きくて重
い。しかし、上記実施形態に係る頭部搭載ディスプレイ2は、ユーザの頭に十分な強度で固定できるので、ユーザが頭を揺さぶっても容易に位置ずれを生じない。
図7は、フレーム3の各パッドと頭との接触状態を示した図である。図7(A)は、頭が比較的小さい人に頭部搭載ディスプレイ装置1を装着した場合の各パッドの接触状態の一例を示している。また、図7(B)は、頭が比較的大きい人に頭部搭載ディスプレイ装置1を装着した場合の各パッドの接触状態の一例を示している。
図7(A)と図7(B)とを見比べると明らかなように、頭の大きい人に頭部搭載ディスプレイ装置1を装着した場合には頭へ接触する第3の固定パッド部6は、頭の小さい人に頭部搭載ディスプレイ装置1を装着した場合には頭へ接触していない。しかし、頭部搭載ディスプレイ装置1には、頭の中心を挟んで第3の固定パッド部6の反対側の位置にパッドやベルト等の部材が存在しない。よって、第3の固定パッド部6からユーザの頭へ加わる荷重は、頭部搭載ディスプレイ装置1の重量を超えることはない。フレーム3には第3の固定パッド部6の他に第1の固定パッド部4および第2の固定パッド部5があるため、第3の固定パッド部6からユーザの頭へ加わる荷重は、せいぜい頭部搭載ディスプレイ装置1の重量の数割程度である。よって、第3の固定パッド部6は、ユーザが頭を揺さぶった場合の頭部搭載ディスプレイ2の固定状態に寄与しておらず、頭の小さい人に頭部搭載ディスプレイ装置1が装着された場合に頭と非接触であっても、頭部搭載ディスプレイ装置1の固定強度が大きく損なわれることはない。したがって、例えば、頭部搭載ディスプレイ装置1の利用が想定されるユーザの平均的な頭の大きさが比較的小さいような場合、第3の固定パッド部6は省略してもよい。
本実施形態の頭部搭載ディスプレイ装置1においてユーザの頭への固定強度に大きく寄与しているのは、第1の固定パッド部4と第2の固定パッド部5と可動パッド部7の位置関係である。すなわち、第1の固定パッド部4と第2の固定パッド部5と可動パッド部7の位置関係が、少なくとも各部を結ぶ線によって形成される三角形の枠線内にユーザの頭の中心が収まる位置関係となっていれば、略球形のユーザの頭の中心が第1の固定パッド部4と第2の固定パッド部5と可動パッド部7の3点に囲まれることになる。よって、アーム3bを押圧する圧縮バネ3cの力によって生ずる、第1の固定パッド部4と第2の固定パッド部5と可動パッド部7の各部からユーザの頭へ加わる力の向きが、概ねユーザの頭の中心部へ向かう。すなわち、第1の固定パッド部4および第2の固定パッド部5が、可動パッド部7と協働でユーザの頭の中心部を挟む状態になり、結果的に十分な固定強度が発揮されることになる。そして、第1の固定パッド部4と第2の固定パッド部5とを結ぶ線を底辺とし、第1の固定パッド部4と可動パッド部7とを結ぶ線および第2の固定パッド部5と可動パッド部7とを結ぶ線を等辺とする二等辺三角形が形成される位置関係となる場合には、第1の固定パッド部4からユーザの頭へ加わる力と第2の固定パッド部5からユーザの頭へ加わる力とが理論上均等になるので、ユーザの頭の中心部を効率的に挟む状態となり、拘束力がより適切に発揮される状態となる。なお、ユーザの頭が比較的大きい場合、第1の固定パッド部4と第2の固定パッド部5と可動パッド部7を結ぶ線が形成する三角形は、ユーザの頭が比較的小さい場合よりも縦長の三角形となり、一見、拘束
力が低下し得るようにも考えられる。しかし、本実施形態の頭部搭載ディスプレイ装置1には、第3の固定パッド部6が備わっており、比較的大きい頭に第3の固定パッド部6が接触するので、頭部搭載ディスプレイ装置1全体の拘束力は十分に維持される。
また、頭部搭載ディスプレイ装置1は、第1の固定パッド部4が一対の隆起部4a,4aを有し、第2の固定パッド部5が一対のパッド5a,5aを有し、第3の固定パッド部6が一対のパッド6a,6aを有し、可動パッド部7が一対の隆起部7a,7aを有することにより、ユーザの頭に左右両側から接触した状態を形成している。よって、頭部搭載ディスプレイ装置1は、横方向の荷重に対しても十分な拘束力を発揮する。また、仮に頭の大きいユーザであっても、第1の固定パッド部4が一対の隆起部4a,4aでユーザの頭に少なくとも2点で接触するので、頭部搭載ディスプレイ装置1は、横方向の荷重に対しても十分な拘束力を発揮する。また、仮に首回りの太いユーザであっても、可動パッド部7が一対の隆起部7a,7aでユーザに少なくとも2点で接触するので、頭部搭載ディスプレイ装置1は、横方向の荷重に対しても十分な拘束力を発揮する。
また、頭部搭載ディスプレイ装置1は、十分な拘束力を発揮するにも関わらず、第1の固定パッド部4にユーザの頭の外周に沿う湾曲部4bが設けられ、可動パッド部7にユーザの首と頭との付け根部分に沿う湾曲部7bが設けられているので、ユーザに与える不快感や違和感も十分に抑制されている。
また、本実施形態の頭部搭載ディスプレイ装置1は、図5を用いて説明したとおり、ユーザの頭にフレーム3を覆い被せるだけで装着可能であり、アジャスター等の調整が不要である。よって、本実施形態の頭部搭載ディスプレイ装置1は、着脱が容易であり、例えば、イベント会場等で不特定多数の来場者の頭へ装着される場合に便利である。例えば、ビデオシースルー型HMDの場合には重量が重くなるので、着脱時の容易性が重要であるが、頭部搭載ディスプレイ装置1をビデオシースルー型HMDにすれば、着脱時の容易性を損なうことなく拘束力も十分に発揮できる。
ユーザは、本実施形態の頭部搭載ディスプレイ装置1を使用することで、手ぶらの状態でもディスプレイ映像を閲覧することが可能となる。そのため、ユーザは、本実施形態の頭部搭載ディスプレイ装置1を、例えば、各種現場作業(保守点検業務など)に用いて業務効率化を図ることができる。ユーザは、本実施形態の頭部搭載ディスプレイ装置1を各種現場作業に用いることで、場所や状況に関わらず、手ぶらでの各種情報の閲覧が可能となり、業務効率の向上を図ることができる。そして、本実施形態の頭部搭載ディスプレイ装置1は、着脱が容易で拘束力もあるので、現場作業において、頭からの取り外しを阻害する可能性や、意図しない脱落を生ずる可能性も低い。
なお、第1の固定パッド部4の形状や大きさについては特に限定されないが、例えば、横幅が両目の幅よりも大きく、顔の幅よりも小さい範囲内の大きさであれば、頭部搭載ディスプレイ装置1の着脱の容易性が保たれつつ、適度な拘束力も発揮可能である。
また、可動パッド部7は、圧縮バネ3cに押圧されていたが、圧縮バネ3cに代わる他の弾性部材(例えば、スポンジや板バネ等)に押圧されてもよい。また、可動パッド部7は、アーム3bの急激な動きを減衰させるダンパーを圧縮バネ3c等の弾性部材に設けられていてもよい。ダンパーがアーム3bに連結されていれば、圧縮バネ3cによるアーム3bの急激な動きが制限されるので、ユーザが予期しないアーム3bの動きが生ずるのを防ぐことができる。
ところで、上記実施形態の頭部搭載ディスプレイ装置1は、例えば、各部を以下のような位置関係となるように設計することで、着脱が容易で拘束力も発揮できるものを実現で
きる。図8は、頭部搭載ディスプレイ装置1の各部の位置関係を、頭部搭載ディスプレイ装置1の右側から示した図の一例である。また、図9は、頭部搭載ディスプレイ装置1の各部の位置関係を、頭部搭載ディスプレイ装置1の下側から示した図の一例である。頭部搭載ディスプレイ装置1は、例えば、図8や図9に示す寸法に従った位置関係となるように設計すれば、ユーザの平均的な頭の形状や大きさに対応可能である。なお、図9に示す寸法が示すように、例えば、第1の固定パッド部4に設けられている一対の隆起部4a,4aの間隔は97.4mmになっている。しかし、隆起部4a,4aの間隔は、このような値に制限されるものではなく、例えば、90〜110mmであれば、平均的な成人の両目の幅よりも大きく、顔の幅よりも小さい範囲になる。
なお、上記実施形態では、アーム3bがフレーム3に覆われており、アーム3bとフレーム3との間に設けられた圧縮バネ3cがアーム3bを押圧していたが、本願で開示する頭部搭載ディスプレイ装置はこのような実施形態に限定されるものではない。上記実施形態の頭部搭載ディスプレイ装置1は、例えば、以下のように変形してもよい。
図10は、変形例に係る頭部搭載ディスプレイ装置を斜め後ろから図示した斜視図である。本変形例に係る頭部搭載ディスプレイ装置11は、図10に示すようにフレーム13およびアーム13bの形状が実施形態のフレーム3およびアーム3bと相違している。すなわち、本変形例に係る頭部搭載ディスプレイ装置11のフレーム13は、実施形態のフレーム3のようにアーム3bおよびユーザの後頭部を覆っていない。そして、アーム13bは、ヒンジ13aを介してフレーム13に連結される。本変形例では、実施形態の圧縮バネ3cに相当する部材でアーム13bを押圧することができない。そこで、本変形例に係る頭部搭載ディスプレイ装置11は、フレーム13とアーム13bとを連結するヒンジ13aとしてバネ付きヒンジを用いる。その他の部分については、実施形態の頭部搭載ディスプレイ装置1と同様に第1の固定パッド部4、第2の固定パッド部5、第3の固定パッド部6、可動パッド部7、ディスプレイ2が設けられている。
本変形例に係る頭部搭載ディスプレイ装置11は、実施形態の頭部搭載ディスプレイ装置1と同様、着脱が容易で拘束力も十分に発揮可能である。
1,11・・頭部搭載ディスプレイ装置:2・・ディスプレイ:3,13・・フレーム:3a,13a・・ヒンジ:3b,13b・・アーム:3c・・圧縮バネ:4・・第1の固定パッド部:4a・・隆起部:4b・・湾曲部:5・・第2の固定パッド部:5a・・パッド:6・・第3の固定パッド部:6a・・パッド:7・・可動パッド部:7a・・隆起部:7b・・湾曲部:8・・トルクヒンジ

Claims (7)

  1. ディスプレイを頭に装着するユーザの各眉毛の上部に接触する第1の固定パッド部と、
    前記ユーザの頭頂部と前記第1の固定パッド部との間に位置する第2の固定パッド部と、
    前記ユーザの首と頭との付け根部分に後方から接触する可動パッド部と、
    前記可動パッド部を前記付け根部分へ押圧する押圧手段と、を備える、
    頭部搭載ディスプレイ装置。
  2. 前記可動パッド部は、前記第1の固定パッド部と前記可動パッド部の両領域および前記第2の固定パッド部と前記可動パッド部の両領域を各々結ぶ線を等辺とする二等辺三角形が形成される箇所に位置する、
    請求項1に記載の頭部搭載ディスプレイ装置。
  3. 前記第1の固定パッド部は、前記各眉毛の上部に接触する一対の隆起部と、前記一対の隆起部の間に形成されて前記ユーザの頭の外周に沿う湾曲部と、を有する柔軟な部材である、
    請求項1または2に記載の頭部搭載ディスプレイ装置。
  4. 前記可動パッド部は、前記付け根部分に沿う湾曲部を有する柔軟な部材である、
    請求項1から3の何れか一項に記載の頭部搭載ディスプレイ装置。
  5. 前記第2の固定パッド部は、前記頭頂部と前記第1の固定パッド部との間で前記ユーザの頭に左右両側から各々接触する一対のパッドを有する、
    請求項1から4の何れか一項に記載の頭部搭載ディスプレイ装置。
  6. 前記ユーザの後頭部の上部に接触する第3の固定パッド部を更に備える、
    請求項1から5の何れか一項に記載の頭部搭載ディスプレイ装置。
  7. 前記第3の固定パッド部は、前記後頭部の上部に左右両側から各々接触する一対のパッドを有する、
    請求項6に記載の頭部搭載ディスプレイ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020126246A (ja) * 2020-03-25 2020-08-20 株式会社Enhanlabo 画像表示装置
CN112841802A (zh) * 2021-01-15 2021-05-28 杭州灿八科技有限公司 一种互联网设备

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