JP2016194396A - 排熱回収システム、および該排熱回収システムの運用方法 - Google Patents
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Description
一方、排熱回収ボイラは、その運転期間中、各ドラムの水位が予め規定される水位範囲内となるように管理される。このため、ボイラ起動時においてドラムの水位が上昇すると、規定される水位範囲を超えた分のボイラ水をボイラ外に排出(ブロー)する必要がある。
そして、上記排熱回収ボイラ装置は、所定圧力のボイラ水が貯留される高圧ドラムと、高圧ドラムよりも低圧のボイラ水が貯留される低圧ドラムと、高圧ドラムから排出されるボイラ水を低圧ドラムに供給するためのカスケードブロー流路と、カスケードブロー流路を開放または閉止するバルブユニットと、低圧ドラムから排出されるボイラ水を復水器に戻すための低圧ブロー流路と、低圧ブロー流路を開放または閉止する低圧ブローバルブと、を含む。
一方、排熱回収ボイラ装置は、その運転期間中、各ドラムの水位が予め規定される運用水位範囲に収まるように管理される。このため、排熱回収ボイラ装置の起動時において各ドラムの水位が上昇すると、規定される運用基準水位(運用水位範囲の上限水位)を超えた分のボイラ水を排出する必要がある。
蒸気排熱回収ボイラ装置は、所定圧力のボイラ水が貯留される高圧ドラムと、高圧ドラムよりも低圧のボイラ水が貯留される低圧ドラムと、高圧ドラムから排出されるボイラ水を低圧ドラムに供給するためのカスケードブロー流路と、カスケードブロー流路を開放または閉止するバルブユニットと、低圧ドラムから排出されるボイラ水を復水器に戻すための低圧ブロー流路と、低圧ブロー流路を開放または閉止する低圧ブローバルブと、を含む。
そして、上記排熱回収システムの運用方法は、排熱回収ボイラ装置の起動時において、高圧ドラムの水位が予め規定される高圧ドラムの運用基準水位を超えたときに、バルブユニットを制御してカスケードブロー流路を開放する高圧ドラム起動時ブローステップと、排熱回収ボイラ装置の起動時において、低圧ドラムの水位が予め規定される低圧ドラムの運用基準水位を超えたときに、低圧ブローバルブを制御して低圧ブロー流路を開放する低圧ドラム起動時ブローステップと、を備える。
そして、上記排熱回収システムの運用方法は、排熱回収ボイラ装置の起動時において、中圧ドラムの水位が予め規定される中圧ドラムの運用基準水位を超えたときに、中圧ブローバルブを制御して中圧ブロー流路を開放する中圧ドラム起動時ブローステップをさらに備える。
そして、上記排熱回収システムの運用方法は、排熱回収ボイラ装置の起動時において、高圧ドラムの水位が予め規定される高圧ドラムの運用基準水位を超え、且つ、中圧ドラムの水位が予め規定される規定水位に達していないときに、バイパスブローバルブを制御して前記バイパスブロー流路を開放する中圧ドラムバイパスブローステップをさらに備える。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
また、以下の説明において、同じ構成には同じ符号を付してその詳細な説明を省略する場合がある。また、比較形態を示す図においては、対応する実施形態の構成の符号に「´」を付してその詳細な説明を省略する場合がある。
図1〜図4は、本発明の一実施形態にかかる排熱回収システムの構成を示したシステム構成図である。図5は、本発明の一実施形態に対する比較形態の排熱回収システムの構成を示したシステム構成図である。
図1〜図4に示すように、本発明の一実施形態にかかる排熱回収システム10(10A,10B,10C,10D)は、熱源1と、排熱回収ボイラ装置2と、蒸気タービン装置3と、復水器4と、給水系統5と、薬剤注入装置6と、を備える。
また、バルブユニット26は、高圧ブロー流路251を開放または閉止する高圧ブローバルブ261、及び中圧ブロー流路252を開放または閉止する中圧ブローバルブ262を含む。
同様に、図2〜4に示した実施形態では、高圧ブロー流路251は、中圧節炭器222と中圧ドラム221とを接続する給水流路に接続されている。また、中圧ブロー流路252は、低圧節炭器232と低圧ドラム231とを接続する給水流路に接続されている。この構成により、高圧ブロー流路251と中圧ドラム221とを直接接続する場合、及び中圧ブロー流路252と低圧ドラム231とを直接接続する場合と比べて、中圧ドラム221、低圧ドラム231に対する加工箇所を少なくすることが出来る。
一方、排熱回収ボイラ装置2は、その運転期間中、各ドラムの水位が予め規定される運用水位範囲に収まるように管理される。このため、排熱回収ボイラ装置2の起動時において各ドラムの水位が上昇すると、各ドラムに対応する各過熱器へボイラ水が流入して過熱蒸気の生成を妨げ、タービンの発電効率の低下や腐食を発生させる虞がある。従い、各ドラムで規定される運用基準水位(運用水位範囲の上限水位)を超えた分のボイラ水は排熱回収ボイラ装置2の外部に排出する必要がある。
本発明の一実施形態は、図1〜図4に示す排熱回収システム10の運用方法である。本実施形態の排熱回収システム10の運用方法は、上述した排熱回収ボイラ装置2の起動時において、高圧ドラム211の水位が予め規定される高圧ドラム211の運用基準水位を超えたときに、バルブユニット26を制御してカスケードブロー流路25を開放する高圧ドラム起動時ブローステップと、排熱回収ボイラ装置2の起動時において、低圧ドラム231の水位が予め規定される低圧ドラム231の運用基準水位を超えたときに、低圧ブローバルブ281を制御して低圧ブロー流路271を開放する低圧ドラム起動時ブローステップと、を備える。
同様に、上述した低圧ドラム起動時ブローステップでは、低圧ドラム231の水位が低圧ドラム231の運用基準水位を超えたかどうかを判定し(S11)、運用基準水位を超えた場合には、低圧ブロー流路271に設けられた低圧ブローバルブ281を所定のバルブ開度で開放する(S12)。その後、低圧ドラム231の水位が低圧ドラム231の第2運用基準水位(第2運用基準水位≦運用基準水位)を下回ったかどうかを判定し(S13)、下回っていない場合には(S13において「NO」)、低圧ブロー流路271の開放を継続する。一方、S13において、第2運用基準水位を下回った場合には(S13において「YES」)、低圧ブロー流路271に設けられた低圧ブローバルブ281を閉止し(S14)、一連のステップは終了する。
1a 圧縮機
1b タービン
1c 燃焼器
2 排熱回収ボイラ装置
3 蒸気タービン装置
4 復水器
5 給水系統
51 給水流路
52 復水ポンプ
53 節炭器循環ポンプ
54 高圧給水ポンプ
55 中圧給水ポンプ
6 薬剤注入装置
7 制御装置
71 水位制御部
711 運転時水位制御部
712 停止時水位制御部
72 水質保全部
73 ブローバルブ制御部
74 給水系統制御部
8 脱気器
9 蒸気系統
91 高圧蒸気流路
92 低圧蒸気流路
93 中圧蒸気流路
10 排熱回収ボイラシステム
11 純水タンク
12 工業用水タンク
21 高圧過熱ユニット
211 高圧ドラム
212 高圧節炭器
213 高圧蒸発器
214 高圧過熱器
215 高圧水位計
22 中圧過熱ユニット
221 中圧ドラム
222 中圧節炭器
223 中圧蒸発器
224 中圧過熱器
225 中圧水位計
23 低圧過熱ユニット
231 低圧ドラム
232 低圧節炭器
233 低圧蒸発器
234 低圧過熱器
235 低圧水位計
24 再熱器
25 カスケードブロー流路
251 高圧ブロー流路
252 中圧ブロー流路
253 バイパスブロー流路
26 バルブユニット
261 高圧ブローバルブ
262 中圧ブローバルブ
263 バイパスブローバルブ
271 低圧ブロー流路
272 タンク供給流路
281 低圧ブローバルブ
282,283 供給先切替弁
291 フィルタ装置
292 冷却装置
293,294 流路切替弁
Claims (16)
- 排熱を排出する熱源と、
ボイラ水が貯留される複数のドラムを有し、前記熱源から排出される前記排熱によって前記ボイラ水を蒸発させて蒸気を生成するように構成された排熱回収ボイラ装置と、
前記排熱回収ボイラ装置で生成された前記蒸気によって駆動して回転エネルギーに変換する蒸気タービン装置と、
前記蒸気タービン装置から排出される排気を凝縮する復水器と、
前記復水器で凝縮された復水を含む給水を前記排熱回収ボイラ装置に供給する給水系統と、
前記複数のドラムの各々に貯留される前記ボイラ水のアンモニア濃度が所定濃度範囲になるように、前記給水のアンモニア濃度を調整するか、又は、前記複数のドラムの各々に貯留される前記ボイラ水のpH値が所定値範囲になるように、前記給水のpH値を調整するように構成された薬剤注入装置と、を備える排熱回収システムであって、
前記排熱回収ボイラ装置は、
所定圧力の前記ボイラ水が貯留される高圧ドラムと、
前記高圧ドラムよりも低圧の前記ボイラ水が貯留される低圧ドラムと、
前記高圧ドラムから排出される前記ボイラ水を前記低圧ドラムに供給するためのカスケードブロー流路と、
前記カスケードブロー流路を開放または閉止するバルブユニットと、
前記低圧ドラムから排出される前記ボイラ水を前記復水器に戻すための低圧ブロー流路と、
前記低圧ブロー流路を開放または閉止する低圧ブローバルブと、を含む
排熱回収システム。 - 所定以上の水質を有する純水が貯留される純水タンクと、
所定未満の水質を有する工業用水が貯留される工業用水タンクと、
前記低圧ブロー流路における前記低圧ブローバルブの下流側から分岐し、前記低圧ブロー流路を流れるボイラ水を前記純水タンク又は前記工業用水タンクに供給するためのタンク供給流路と、
前記低圧ブロー流路を流れるボイラ水の流入先を前記低圧ブロー流路又は前記タンク供給流路に切り替えるための流路切替弁と、
前記タンク供給流路を流れるボイラ水の供給先を前記純水タンク又は前記工業用水タンクに切り替えるための供給先切替弁と、を含む
請求項1に記載の排熱回収システム。 - 前記高圧ドラムおよび前記低圧ドラムの水位を制御するための制御装置をさらに備え、
前記制御装置は、
前記排熱回収ボイラ装置の起動時において、前記高圧ドラムの水位が予め規定される高圧ドラムの運用基準水位を超えたときに、前記バルブユニットを制御して前記カスケードブロー流路を開放するように構成されるとともに、
前記排熱回収ボイラ装置の起動時において、前記低圧ドラムの水位が予め規定される低圧ドラムの運用基準水位を超えたときに、前記低圧ブローバルブを制御して前記低圧ブロー流路を開放するように構成される
請求項1又は2に記載の排熱回収システム。 - 前記高圧ドラムおよび前記低圧ドラムの水位を制御するための制御装置をさらに備え、
前記制御装置は、前記排熱回収ボイラ装置の運転期間中において、前記高圧ドラムに貯留される前記ボイラ水の水質に関する検出値が予め規定される基準値よりも悪化したときに、前記バルブユニットを制御して前記カスケードブロー流路を開放するように構成される
請求項1から3の何れか一項に記載の排熱回収システム。 - 前記排熱回収ボイラ装置は、前記高圧ドラムよりも低圧、且つ前記低圧ドラムよりも高圧の前記ボイラ水が貯留される中圧ドラムをさらに有し、
前記カスケードブロー流路は、前記高圧ドラムに貯留される前記ボイラ水を前記中圧ドラムに供給するための高圧ブロー流路、及び前記中圧ドラムに貯留される前記ボイラ水を前記低圧ドラムに供給するための中圧ブロー流路を含み、
前記バルブユニットは、前記高圧ブロー流路を開放または閉止する高圧ブローバルブ、及び前記中圧ブロー流路を開放または閉止する中圧ブローバルブを含み、
前記制御装置は、
前記排熱回収ボイラ装置の起動時において、前記中圧ドラムの水位が予め規定される中圧ドラムの運用基準水位を超えたときに、前記中圧ブローバルブを制御して前記中圧ブロー流路を開放するように構成される
請求項3又は4に記載の排熱回収システム。 - 前記カスケードブロー流路は、前記高圧ブロー流路における前記高圧ブローバルブよりも下流側の位置から分岐し、前記中圧ドラムをバイパスして前記高圧ドラムに貯留される前記ボイラ水を前記低圧ドラムに供給するためのバイパスブロー流路をさらに有し、
前記バルブユニットは、前記バイパスブロー流路を開放または閉止するバイパスブローバルブをさらに有する
請求項5に記載の排熱回収システム。 - 前記制御装置は、
前記排熱回収ボイラ装置の起動時において、前記高圧ドラムの水位が予め規定される高圧ドラムの運用基準水位を超え、且つ、前記中圧ドラムの水位が予め規定される規定水位に達していないときに、前記バイパスブローバルブを制御して前記バイパスブロー流路を開放するように構成される
請求項6に記載の排熱回収システム。 - 前記低圧ブロー流路は、前記復水器に接続され、
前記排熱回収ボイラ装置は、
前記低圧ブロー流路に配置される、前記低圧ブロー流路を流れる前記ボイラ水を濾過するためのフィルタ装置と、
前記低圧ブロー流路において前記フィルタ装置の上流側に配置される、前記低圧ブロー流路を流れる前記ボイラ水を冷却するための冷却装置と、をさらに備える
請求項1から7の何れか一項に記載の排熱回収システム。 - 前記冷却装置は、前記蒸気タービン装置に供給される軸受冷却水を冷熱源とするように構成される
請求項8に記載の排熱回収システム。 - 前記制御装置は、前記排熱回収ボイラ装置の運転期間中において、前記中圧ドラムから前記ボイラ水が排出されたときに、前記高圧ブローバルブを制御して前記高圧ブロー流路を開放し、前記高圧ドラムに貯留されている前記ボイラ水を前記中圧ドラムに供給するように構成される
請求項5から7の何れか一項に記載の排熱回収システム。 - 排熱を排出する熱源と、
ボイラ水が貯留される複数のドラムを有し、前記熱源から排出される前記排熱によって前記ボイラ水を蒸発させて蒸気を生成するように構成された排熱回収ボイラ装置と、
前記排熱回収ボイラ装置で生成された前記蒸気によって駆動して回転エネルギーに変換する蒸気タービン装置と、
前記蒸気タービン装置から排出される排気を凝縮する復水器と、
前記復水器で凝縮された復水を含む給水を前記排熱回収ボイラ装置に供給する給水系統と、
前記複数のドラムの各々に貯留される前記ボイラ水のアンモニア濃度が所定濃度範囲になるように、前記給水のアンモニア濃度を調整するか、又は、前記複数のドラムの各々に貯留される前記ボイラ水のpH値が所定値範囲になるように、前記給水のpH値を調整するように構成された薬剤注入装置と、を備える排熱回収システムの運用方法であって、
前記排熱回収ボイラ装置は、
所定圧力の前記ボイラ水が貯留される高圧ドラムと、
前記高圧ドラムよりも低圧の前記ボイラ水が貯留される低圧ドラムと、
前記高圧ドラムから排出される前記ボイラ水を前記低圧ドラムに供給するためのカスケードブロー流路と、
前記カスケードブロー流路を開放または閉止するバルブユニットと、
前記低圧ドラムから排出される前記ボイラ水を前記復水器に戻すための低圧ブロー流路と、
前記低圧ブロー流路を開放または閉止する低圧ブローバルブと、を含み、
前記排熱回収システムの運用方法は、
前記排熱回収ボイラ装置の起動時において、前記高圧ドラムの水位が予め規定される高圧ドラムの運用基準水位を超えたときに、前記バルブユニットを制御して前記カスケードブロー流路を開放する高圧ドラム起動時ブローステップと、
前記排熱回収ボイラ装置の起動時において、前記低圧ドラムの水位が予め規定される低圧ドラムの運用基準水位を超えたときに、前記低圧ブローバルブを制御して前記低圧ブロー流路を開放する低圧ドラム起動時ブローステップと、を備える
排熱回収システムの運用方法。 - 前記排熱回収システムの運用方法は、
前記排熱回収ボイラ装置の運転期間中において、前記高圧ドラムに貯留される前記ボイラ水の水質に関する検出値が予め規定される基準値よりも悪化したときに、前記バルブユニットを制御して前記カスケードブロー流路を開放する水質保全ブローステップをさらに備える
請求項11に記載の排熱回収システムの運用方法。 - 前記水質保全ブローステップは、
前記高圧ドラムに貯留される前記ボイラ水の水質に関する検出値が予め規定される基準値よりも悪化したときに、前記カスケードブロー流路を所定時間だけ開放する所定時間ブローステップと、
前記所定時間ブローステップの後、又は前記所定時間ブローステップと並行して、前記給水系統から前記高圧ドラムに前記給水を供給する給水供給ステップと、
前記給水供給ステップの後に、前記高圧ドラムに貯留される前記ボイラ水の水質に関する検出値を取得する検査ステップと、を含み、
前記検査ステップにおいて取得された前記ボイラ水の水質に関する検出値が、予め規定される第2基準値まで改善していないときに、前記所定時間ブローステップ及び前記給水ステップを再び実施するように構成される
請求項12に記載の排熱回収システムの運用方法。 - 前記排熱回収ボイラ装置は、前記高圧ドラムよりも低圧、且つ前記低圧ドラムよりも高圧の前記ボイラ水が貯留される中圧ドラムをさらに有し、
前記カスケードブロー流路は、前記高圧ドラムから排出される前記ボイラ水を前記中圧ドラムに供給するための高圧ブロー流路、及び前記中圧ドラムから排出される前記ボイラ水を前記低圧ドラムに供給するための中圧ブロー流路を含み、
前記バルブユニットは、前記高圧ブロー流路を開放または閉止する高圧ブローバルブ、及び前記中圧ブロー流路を開放または閉止する中圧ブローバルブを含み、
前記排熱回収システムの運用方法は、
前記排熱回収ボイラ装置の起動時において、前記中圧ドラムの水位が予め規定される中圧ドラムの運用基準水位を超えたときに、前記中圧ブローバルブを制御して前記中圧ブロー流路を開放する中圧ドラム起動時ブローステップをさらに備える
請求項11から13の何れか一項に記載の排熱回収システムの運用方法。 - 前記カスケードブロー流路は、前記高圧ブロー流路における前記高圧ブローバルブよりも下流側の位置から分岐し、前記中圧ドラムをバイパスして前記高圧ドラムに貯留される前記ボイラ水を前記低圧ドラムに供給するためのバイパスブロー流路をさらに有し、
前記バルブユニットは、前記バイパスブロー流路を開放または閉止するバイパスブローバルブをさらに有し、
前記排熱回収システムの運用方法は、
前記排熱回収ボイラ装置の起動時において、前記高圧ドラムの水位が予め規定される高圧ドラムの運用基準水位を超え、且つ、前記中圧ドラムの水位が予め規定される規定水位に達していないときに、前記バイパスブローバルブを制御して前記バイパスブロー流路を開放する中圧ドラムバイパスブローステップをさらに備える
請求項14に記載の排熱回収システムの運用方法。 - 前記排熱回収システムの運用方法は、
前記中圧ドラムに貯留される前記ボイラ水が排出されたときに、前記高圧ブローバルブを制御して前記高圧ブロー流路を開放し、前記高圧ドラムに貯留されている前記ボイラ水を前記中圧ドラムに供給する高圧ドラム優先ブローステップをさらに備える
請求項14又は15に記載の排熱回収システムの運用方法。
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