JP2016194241A - 真空式汚水収集装置のための中央監視装置、監視システムおよび監視方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】中央監視装置100は、複数の真空弁ユニット200にそれぞれ対応して設けられる真空弁の異常を示す真空弁異常検出信号と、真空ポンプ301または集水タンク401の異常を示す真空ステーション異常検出信号とを受信可能である。中央監視装置100は、真空弁異常検出信号及び真空ステーション異常検出信号のいずれか一方を受信したとき、真空弁201、真空弁の開閉状態を検知する真空弁センサ202、真空ポンプ301及び集水タンク401のいずれかを異常発生箇所として特定するように構成されている。
【選択図】図1
Description
3と連結している場合、異常が生じている真空弁9に対して、迅速且つ適切な処置を行うことが困難である。
急に点検・修理する必要がないことを容易に認識することができる。
程と、弁連続開信号が中央監視装置に入力されていない場合に、真空ポンプが異常である真空ポンプ過剰運転警報信号を出力する工程と、を備えることができる。
形態によれば、上記中央監視装置を備える監視システムを提供することができる。
、シリンダー51の所定位置(真空弁50の弁体55が閉状態のときに磁石53と対抗する位置)に取り付けられた磁気検知器54により構成される。本実施形態では、磁気検知器54は、磁石53が磁気検知器54から一定距離以上離れた場合にのみ弁開信号を発生するように構成されている。しかし、真空弁センサ202、212、222の構成は図5の例に限られるものではなく、真空弁201、211、221の開閉状態を検知する機能を有するものであれば、いかなる構成のセンサを用いてもよい。また、真空弁異常通報装置203、213、223の配置場所は特に限られない。例えば、真空弁異常通報装置203、213、223は、真空弁センサ202、212、222とケーブル(図5には図示せず)によって接続されて、家屋の壁面に取り付けられるように構成することができる。また、真空弁異常通報装置203、213、223は、真空弁ユニット近傍の空気取り入れ管にケーブルを通すことにより、空気取り入れ管の先端部に設置することもできる。
図2Aに示すように、各真空弁ユニット200、210、220では、真空弁異常通報装置203、213、223が、真空弁センサ202、212、222からの弁開信号に基づいて真空弁201、211、221が開状態にあるか否かを判定する(ステップ1)。真空弁201、211、221が開状態にある(YES)と、真空弁異常通報装置20
3、213、223は、真空弁201、211、221の弁開継続時間を測定すると共に、弁開継続時間が設定時間以上であるか否かを判定する(ステップ2)。真空弁201、211、221の弁開継続時間が設定時間以上である場合(YES)、真空弁異常通報装置203、213、223は、弁連続開信号を中央監視装置100の判定部101に出力する(ステップ3)。
図2Bに示すように、真空ポンプ301については、動力制御盤303が、モータ駆動電流発生部302からの電流信号に基づいて、真空ポンプ運転時間が設定時間以上であるか否かを判定する(ステップ11)。真空ポンプ運転時間が設定時間以上であると(YES)、動力制御盤303が、真空ポンプ過剰運転信号を中央監視装置100の判定部101に出力する(ステップ12)。
真空弁が設定時間以上に開状態にあると、真空弁から真空管路を介して集水タンクに大量の空気が吸い込まれるので、集水タンクの真空度低下が始まり、真空ポンプは、所定の真空度を維持するように連続運転される。しかし、真空弁が開き続けていると、真空ポンプが設定時間を超えて運転されても、集水タンクの真空度は低下し続け、ついには所定の閾値より低くなる。例えば、複数の真空弁ユニット200、210、220のうち一つの真空弁ユニット200の真空弁201について弁連続開信号が中央監視装置100の判定部101に出力されると(ステップ3)、この時点では、真空ポンプ301の過剰運転も集水タンク401の真空度低下も検出されない。従って、ステップ4及びステップ5でNOと判定され、ステップ8で真空弁センサ異常信号が通報部500に出力される。これにより、管理者等は、複数の真空弁ユニット200、210、220のうち真空弁ユニット200が異常である可能性があることを認識する。このとき、実際に真空弁201自体が異常である場合は、集水タンク401の真空度低下が始まり、真空ポンプ301が連続運転し、設定時間後に真空ポンプ過剰運転信号が判定部101に入力される(ステップ12)。ステップ13で、真空弁201の弁連続開信号が判定部101に入力されていることが検知される(YES)ので、ステップ14で真空弁201についての真空弁異常警報信号と真空ポンプ過剰運転警報信号とが通報部500に共に出力される。これにより、管理者等は、真空弁ユニット200の異常が真空弁センサ202ではなく、真空弁201自体にあることを認識することができる。そして、管理者等は、異常発生箇所である真空弁201、及び必要に応じて真空ポンプ301、を調査する。しかし、例えば、真空弁201の開度によっては、真空ポンプ過剰運転信号が出力される前に集水タンク真空度低下信号が判定部101に出力される場合もある(ステップ22)。この場合は、ステップ23で
真空弁201の弁連続開信号が判定部101に入力されていることが検知され(YES)、ステップ24で真空弁201についての真空弁異常警報信号と、集水タンク真空度低下警報信号とが通報部500に共に出力される。これにより、管理者等は、異常発生箇所である真空弁201、及び必要に応じて集水タンク401、を調査する。
事例1と同様に、真空弁201について弁連続開信号が出力された時点(ステップ3)では、真空ポンプ301の過剰運転も集水タンク401の真空度低下も検出されない。従って、ステップ4及びステップ5でNOと判定され、ステップ8で真空弁センサ異常信号が通報部500に出力される。事例1とは異なり、実際、真空弁センサ202に異常があり、真空弁201は正常に動作している場合は、ステップ8の後、設定時間が経過しても真空ステーション600側から真空ポンプ過剰運転信号または集水タンク真空度低下信号が判定部101に入力されることはない。従って、管理者等は、真空弁201が正常に動作しており、すぐに現場へ出動する必要がないことを認識することができる。
2 自然流下管
3 真空弁ユニット
4 真空管路
5 集水タンク
6 真空ポンプ
7 真空ステーション
8 圧送ポンプ
9 真空弁
10 真空弁異常通報装置
11 空気取り入れ管
12 動力制御盤
13 真空ステーション異常通報装置
50 真空弁
51 シリンダー
52 ピストンカップ
53 磁石
54 磁気検知器
55 弁体
100 中央監視装置
101 判定部
102 記憶部
200、210、220 真空弁ユニット
201、211、221 真空弁
202、212、222 真空弁センサ
203、213、223 真空弁異常通報装置
301 真空ポンプ
302 モータ駆動電流発生部
303 動力制御盤
401 集水タンク
402 圧力センサ
500 通報部
600 真空ステーション
Claims (16)
- 汚水を貯留する複数の真空弁ユニットと、前記複数の真空弁ユニット内の汚水が収集される集水タンク及び前記集水タンクに負圧を導入する真空ポンプを備える真空ステーションと、を備える真空式汚水収集装置のための中央監視装置であって、
前記中央監視装置は、前記複数の真空弁ユニットにそれぞれ対応して設けられる真空弁の異常を示す真空弁異常検出信号と、前記真空ポンプまたは前記集水タンクの異常を示す真空ステーション異常検出信号と、を受信可能であり、
前記中央監視装置は、前記真空弁異常検出信号及び前記真空ステーション異常検出信号のいずれか一方を受信したとき、前記真空弁異常検出信号及び前記真空ステーション異常検出信号の他方の受信の有無に基づいて、前記真空弁、前記真空弁の開閉状態を検知する真空弁センサ、前記真空ポンプ及び前記集水タンクのいずれかを異常発生箇所として特定するように構成されている、中央監視装置。 - 前記真空弁異常検出信号は、前記真空弁の開状態継続時間が所定時間以上であることを示す弁連続開信号であり、前記真空ステーション異常検出信号は、前記真空ポンプの運転時間が所定時間を超えていることを示す真空ポンプ過剰運転信号または前記集水タンクの気相部の圧力が所定値を超えていることを示す集水タンク真空度低下信号である、請求項1に記載の中央監視装置。
- 前記弁連続開信号を受信し、且つ、前記真空ポンプ過剰運転信号または前記集水タンク真空度低下信号を受信した場合に、少なくとも、前記真空弁が異常であることを示す真空弁異常警報信号を出力するように構成される、請求項2に記載の中央監視装置。
- 前記弁連続開信号を受信し、且つ、前記真空ポンプ過剰運転信号及び前記集水タンク真空度低下信号のいずれも受信していない場合に、前記真空弁センサが異常であることを示す真空弁センサ異常信号を出力するように構成される、請求項2または3に記載の中央監視装置。
- 前記真空ポンプ過剰運転信号を受信し、且つ、前記弁連続開信号を受信していない場合に、前記真空ポンプが異常であることを示す真空ポンプ過剰運転警報信号を出力するように構成される、請求項2〜4のいずれか一項に記載の中央監視装置。
- 前記集水タンク真空度低下信号を受信し、且つ、前記弁連続開信号を受信していない場合に、前記集水タンクが異常であることを示す集水タンク真空度低下警報信号を出力するように構成される、請求項2〜5のいずれか一項に記載の中央監視装置。
- 汚水を貯留する複数の真空弁ユニットと、前記複数の真空弁ユニット内の汚水が収集される集水タンク及び前記集水タンクに負圧を導入する真空ポンプを備える真空ステーションと、を備える真空式汚水収集装置のための監視システムであって、
前記複数の真空弁ユニットの各々に対応して設けられる真空弁の開閉状態を検知する真空弁センサと、
前記真空弁の開状態継続時間を測定し、前記開状態継続時間が所定時間を超えると弁連続開信号を出力する、真空弁異常通報装置と、
前記真空ポンプの運転信号に基づいて前記真空ポンプの運転時間を測定し、前記真空ポンプの運転時間が所定時間を超えると真空ポンプ過剰運転信号を出力する、真空ポンプ制御部と、
前記集水タンクの気相部の圧力を検知する集水タンク圧力センサと、
前記集水タンクの気相部の圧力が所定値を超えると集水タンク真空度低下信号を出力する、集水タンク制御部と、
請求項2〜6のいずれか一項に記載の中央監視装置と、を備える、監視システム。 - 汚水を貯留する複数の真空弁ユニットと、前記複数の真空弁ユニット内の汚水が収集される集水タンク及び前記集水タンクに負圧を導入する真空ポンプを備える真空ステーションと、を備える真空式汚水収集装置を監視する方法であって、
前記複数の真空弁ユニットにそれぞれ対応して設けられる真空弁の異常を示す真空弁異常検出信号、及び、前記真空ポンプまたは前記集水タンクの異常を示す真空ステーション異常検出信号のいずれか一方が中央監視装置に入力されたとき、前記中央監視装置が、前記真空弁異常検出信号及び前記真空ステーション異常検出信号の他方の受信の有無に基づいて、前記真空弁、前記真空弁の開閉状態を検知する真空弁センサ、前記真空ポンプ及び前記集水タンクのいずれかを異常発生箇所として特定する、方法。 - 前記真空弁異常検出信号は、前記真空弁の開状態継続時間が所定時間以上であることを示す弁連続開信号であり、前記真空ステーション異常検出信号は、前記真空ポンプの運転時間が所定時間を超えていることを示す真空ポンプ過剰運転信号または前記集水タンクの気相部の圧力が所定値を超えていることを示す集水タンク真空度低下信号である、請求項8に記載の方法。
- 前記真空ポンプ過剰運転信号または前記集水タンク真空度低下信号が前記中央監視装置に入力されたとき、前記弁連続開信号が前記中央監視装置に入力されているか否かを判定する工程と、
前記弁連続開信号が前記中央監視装置に入力されている場合に、少なくとも、前記真空弁が異常であることを示す真空弁異常警報信号を出力する工程と、を備える、請求項9に記載の方法。 - 前記真空ポンプ過剰運転信号が前記中央監視装置に入力されたとき、前記弁連続開信号が前記中央監視装置に入力されているか否かを判定する工程と、
前記弁連続開信号が前記中央監視装置に入力されていない場合に、前記真空ポンプが異常である真空ポンプ過剰運転警報信号を出力する工程と、を備える、請求項9または10に記載の方法。 - 前記集水タンク真空度低下信号が前記中央監視装置に入力されたとき、前記弁連続開信号が前記中央監視装置に入力されているか否かを判定する工程と、
前記弁連続開信号が前記中央監視装置に入力されていない場合に、前記集水タンクが異常であることを示す集水タンク真空度低下警報信号を出力する工程と、を備える、請求項9〜11のいずれか一項に記載の方法。 - 前記弁連続開信号が前記中央監視装置に入力されたとき、前記真空ポンプ過剰運転信号が前記中央監視装置に入力されているか否かを判定する工程と、
前記真空ポンプ過剰運転信号が前記中央監視装置に入力されていない場合に、前記集水タンク真空度低下信号が前記中央監視装置に入力されているか否かを判定する工程と、を備えており、
前記真空ポンプ過剰運転信号または前記集水タンク真空度低下信号が前記中央監視装置に入力されている場合に、前記中央監視装置は、前記真空弁が異常であることを示す真空弁異常警報信号を出力する、請求項9〜12のいずれか一項に記載の方法。 - 前記弁連続開信号が前記中央監視装置に入力されたとき、前記真空ポンプ過剰運転信号が前記中央監視装置に入力されているか否かを判定する工程と、
前記真空ポンプ過剰運転信号が前記中央監視装置に入力されていない場合に、前記集水タンク真空度低下信号が前記中央監視装置に入力されているか否かを判定する工程と、を
備えており、
前記真空ポンプ過剰運転信号及び前記集水タンク真空度低下信号のいずれも前記中央監視装置に入力されていない場合に、前記中央監視装置は、前記真空弁センサが異常であることを示す真空弁センサ異常信号を出力する、請求項9〜13のいずれか一項に記載の方法。 - 前記弁連続開信号が前記中央監視装置に入力されたとき、前記集水タンク真空度低下信号が前記中央監視装置に入力されているか否かを判定する工程と、
前記集水タンク真空度低下信号が前記中央監視装置に入力されていない場合に、前記真空ポンプ過剰運転信号が前記中央監視装置に入力されているか否かを判定する工程と、を備えており、
前記集水タンク真空度低下信号または前記真空ポンプ過剰運転信号が前記中央監視装置に入力されている場合に、前記中央監視装置は、前記真空弁が異常であることを示す真空弁異常警報信号を出力する、請求項9〜14に記載の方法。 - 前記弁連続開信号が前記中央監視装置に入力されたとき、前記集水タンク真空度低下信号が前記中央監視装置に入力されているか否かを判定する工程と、
前記集水タンク真空度低下信号が前記中央監視装置に入力されていない場合に、前記真空ポンプ過剰運転信号が前記中央監視装置に入力されているか否かを判定する工程と、を備えており、
前記集水タンク真空度低下信号及び前記真空ポンプ過剰運転信号のいずれも前記中央監視装置に入力されていない場合に、前記中央監視装置は、前記真空弁センサが異常であることを示す真空弁センサ異常信号を出力する、請求項9〜15に記載の方法。
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