JP2016191611A - 人体検知装置及びそれに用いるプログラム - Google Patents

人体検知装置及びそれに用いるプログラム Download PDF

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良彦 原野
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Abstract

【課題】感度の向上を図ることが可能な人体検知装置及びそれに用いるプログラムを提供する。
【解決手段】焦電素子2は、複数の検出部24が第1方向D1に並んで配置されている。
複数の検出部24のうち隣り合う検出部24どうしは、表面電極25の極性が異なる。レンズアレイ3は、複数のレンズ31を備える。信号処理回路4は、電圧信号を出力する。判定装置5の判定部53は、第1比較部51において電圧信号のレベルが第1閾値TH1を越えたと判定されたときに人体検知信号を出力し、かつ、第2比較部52において、電圧信号のレベルが第2閾値TH2を越えたと判定されてから次に第2閾値TH2を越えたと判定されるまでの判定時間T1が所定の複数回だけ連続して設定時間以内のときに人体検知信号を出力する。焦電素子2は、複数の検出部24それぞれの第1方向D1における長さよりも第1方向D1に直交する第2方向D2における長さが長い。
【選択図】図1

Description

本発明は、人体検知装置及びそれに用いるプログラムに関し、より詳細には、人体から放射される赤外線を検出する焦電素子を備える赤外線式人体検知装置及びそれに用いるプログラムに関する。
この種の人体検知装置としては、焦電素子と、焦電素子の受光面の前方に配置される光学系と、を備えた赤外線式人体検知器が知られている(特許文献1)。
焦電素子は、出力電圧極性が異なる複数個の素子エレメントを備えている。光学系は、ミラーと、レンズ本体と、を備えている。レンズ本体は、複数個のレンズを備えている。
上述の赤外線式人体検知器では、焦電素子の出力が増幅部により増幅された後、帯域フィルタを通され、比較回路において基準レベル以上の出力が得られているか否かが判定される。これにより、赤外線式人体検知器では、人の存否ないし動きを検知することができる。
特開2000−329860号公報
人体検知装置においては、人が検知エリア外から検知エリア内に入るときに人の動きを検知できないことがあり、感度の向上が望まれていた。
本発明の目的は、感度の向上を図ることが可能な人体検知装置及びそれに用いるプログラムを提供することにある。
本発明の人体検知装置は、焦電素子と、レンズアレイと、信号処理回路と、判定装置と、を備える。前記焦電素子は、複数の検出部が第1方向に並んで配置されている。前記複数の検出部のうち隣り合う検出部どうしは、それぞれの表面電極の極性が異なる。前記レンズアレイは、前記焦電素子に赤外線を集光する複数のレンズを備え、前記複数のレンズが前記第1方向に沿って並ぶように配置されている。前記信号処理回路は、前記焦電素子の出力信号を信号処理して前記出力信号に比例した電圧信号を出力するように構成されている。前記判定装置は、第1閾値と前記電圧信号のレベルとを比較する第1比較部と、前記第1閾値よりも低い第2閾値と前記電圧信号のレベルとを比較する第2比較部と、判定部と、を備える。前記判定部は、前記第1比較部において前記電圧信号のレベルが前記第1閾値を越えたと判定されたときに人体検知信号を出力するように構成され、かつ、前記第2比較部において、前記電圧信号のレベルが前記第2閾値を越えたと判定されてから次に前記第2閾値を越えたと判定されるまでの判定時間が所定の複数回だけ連続して設定時間以内のときに人体検知信号を出力するように構成されている。前記焦電素子は、前記複数の検出部の受光面の面積が同じであり、正面視において前記複数の検出部それぞれの前記第1方向における長さよりも前記第1方向に直交する第2方向における長さが長い。
本発明のプログラムは、コンピュータを、上述の人体検知装置に用いる判定装置として機能させる。
本発明の人体検知装置においては、感度の向上を図ることが可能となる。
図1Aは、実施形態の人体検知装置の概略構成図である。図1Bは、焦電素子の概略正面図である。図1Cは、実施形態における焦電素子及びレンズアレイの概略横断面図である。図1Dは、実施形態における判定装置の動作説明図である。 図2Aは、実施形態の人体検知装置の検知エリアの説明図である。図2Bは、実施形態における赤外線受光経路の説明図である。 図3Aは、実施形態における赤外線受光経路と人の体軸の揺れとの関係説明図である。図3Bは、比較例における赤外線受光経路と人の体軸の揺れとの関係説明図である。 図4は、実施形態における判定装置のフローチャートである。 図5は、実施形態の第1変形例における焦電素子の概略正面図である。 図6Aは、実施形態の第2変形例における焦電素子の概略正面図である。図6Bは、実施形態の第2変形例における赤外線受光経路の説明図である。
下記の実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
以下では、本実施形態の人体検知装置1について、図1A、1B、1C、1D、2A、2B及び3Aに基づいて説明する。
人体検知装置1は、焦電素子2と、レンズアレイ3と、信号処理回路4と、判定装置5と、を備える。焦電素子2は、複数の検出部24が第1方向D1に並んで配置されている。
複数の検出部24のうち隣り合う検出部24どうしは、それぞれの表面電極25の極性が異なる。レンズアレイ3は、焦電素子2に赤外線を集光する複数のレンズ31を備え、複数のレンズ31が第1方向D1に沿って並ぶように配置されている。信号処理回路4は、焦電素子2の出力信号を信号処理して出力信号に比例した電圧信号を出力するように構成されている。判定装置5は、第1閾値TH1と電圧信号のレベルとを比較する第1比較部51と、第1閾値TH1よりも低い第2閾値TH2と電圧信号のレベルとを比較する第2比較部52と、判定部53と、を備える。判定部53は、第1比較部51において電圧信号のレベルが第1閾値TH1を越えたと判定されたときに人体検知信号を出力するように構成され、かつ、第2比較部52において、電圧信号のレベルが第2閾値TH2を越えたと判定されてから次に第2閾値TH2を越えたと判定されるまでの判定時間T1が所定の複数回だけ連続して設定時間以内のときに人体検知信号を出力するように構成されている。焦電素子2は、複数の検出部24の受光面241の面積が同じであり、正面視において複数の検出部24それぞれの第1方向D1における長さよりも第1方向D1に直交する第2方向D2における長さが長い。以上説明した構成の人体検知装置1では、感度の向上を図ることが可能となる。本明細書において、信号処理回路4から出力される「電圧信号」は、一定の基準電圧レベルとの大/小によって+/−の極性(符号)及び瞬時値が決まる信号である。図1Dは、人体検知装置1の検知エリア7外の人100(図2A参照)が人体検知装置1に向かって歩いて検知エリア7内に入ったときの電圧信号の波形の一例を、基準電圧レベルをゼロレベルとして模式的に示してある。「電圧信号のレベル」とは、電圧信号の瞬時値の絶対値を意味する。また、第1閾値TH1及び第2閾値TH2は、絶対値である。第2閾値TH2は、例えば、第1閾値TH1の2分の1から3分の1の間の範囲に設定してあるのが好ましい。本実施形態の人体検知装置1では、一例として、第1閾値TH1を0.6V、第2閾値TH2を0.3Vに設定してある。また、「電圧信号のレベルが第1閾値TH1を越えた」とは、電圧信号のレベルが第1閾値TH1よりも低いレベルから第1閾値TH1よりも高いレベルへ変化したこと意味する。また、「電圧信号のレベルが第2閾値TH2を越えた」とは、電圧信号のレベルが第2閾値TH2よりも低いレベルから第2閾値TH2よりも高いレベルへ変化したこと意味する。設定時間T1は、人100が検知エリア7外から人体検知装置1に近づく向きに0.5m/sの速度で歩行して検知エリア7内に入ったときの電圧信号の周期に基づいて設定してある。「電圧信号の周期」は、実験結果から求めた代表値である。設定時間T1は、一例として3秒に設定してある。所定の複数回は、一例として2回に設定してある。「人体検知信号」は、一例として一定時間だけハイレベルとなるパルス信号としてある。したがって、判定装置5の出力は、人体検知信号が出力されていないときはローレベルであり、人体検知信号が出力されているときはハイレベルである。
図2Aでは、本実施形態の人体検知装置1の検知エリア7を一点鎖線で模式的に示してある。検知エリア7は、一例として、平面視において人体検知装置1を中心とした扇形の範囲に設定してある。この扇形は、一例として、中心角を160度、半径を2mに設定してある。言い換えれば、検知エリア7は、水平視野角を160度、最大検知距離を2mに設定してある。扇形の中心角は、主にレンズアレイ3の形状によって決まる。扇形の半径は、第1閾値TH1の値などによって変化する。扇形の半径は、第1閾値TH1を低くするほど長くなり、第1閾値TH1を高くするほど短くなる。
図2Aでは、人100が検知エリア7外から人体検知装置1へ向かって検知エリア7内へ入るときの向きを矢印で模式的に示してある。
図2Bは、人体検知装置1の正面側に想定した半円筒の仮想スクリーン上の複数の赤外線受光経路71を模式的に示してある。仮想スクリーンは、検知エリア7に相当する扇形の弧の位置に想定してある。したがって、人体検知装置1と仮想スクリーンとの距離は、2mに設定してある。図2Bの横軸は、焦電素子2の受光面20の中心201に立てた法線H1を含む仮想水平面上において法線H1と法線H1から傾いた直線とのなす角度である。
本願発明者らは、従来の人体検知装置において人が検知エリア外から検知エリア内に入るときの感度を向上させるという技術的課題を解決するために、人の動きに着目して、人の動きについて鋭意研究した。その結果、本願発明者らは、人がまっすぐ歩くときに体軸が左右に揺れる傾向があるという知見を得た。また、本願発明者らは、検知エリアの外にいる人が人体検知装置へ向かって検知エリア内へ入って移動するときに、焦電素子の出力信号が周期的に変化するという知見を得た。
また、本願発明者らは、従来の赤外線式人体検知器において、感度を向上させるために、比較回路で用いる基準レベルを低く設定することを考えた。しかしながら、この場合には、人とは異なる熱源(例えば、エアコンディショナ等)の影響で検知精度が低下してしまうという知見を得た。
そこで、人体検知装置1における判定装置5は、検知精度を低下させることなく感度を向上させるために、第1閾値TH1と第2閾値TH2とを用いて検知処理を行うように構成されている。より詳細には、判定装置5は、電圧信号のレベルが第1閾値TH1よりも低い場合のみ、電圧信号のレベルの時系列的な変化に基づいて検知処理を行うように構成されている。
人体検知装置1の各構成要素については、以下に、より詳細に説明する。
焦電素子2は、1枚の焦電体基板23に2個の検出部24が形成されたデュアル素子2aである。より詳細には、デュアル素子2aは、1枚の焦電体基板23に、2個の検出部24が1×2のアレイ状に配列されている。
焦電体基板23の正面視形状は、長方形状である。焦電体基板23は、焦電性を有する基板である。焦電体基板23は、例えば単結晶のLiTaO基板により構成されている。
複数の検出部24それぞれの正面視形状は、長方形状である。複数の検出部24の各々は、焦電体基板23の表面231に形成された表面電極25と、焦電体基板23の裏面232に形成された裏面電極26と、焦電体基板23において表面電極25と裏面電極26とで挟まれた部分233と、を含むコンデンサである。図1Bでは、複数の検出部24それぞれにおいてレンズアレイ3側に位置する表面電極25の極性を、“+”、“−”の符号で示してある。複数の検出部24それぞれの受光面241は、表面電極25の表面である。焦電素子2は、隣り合う2個の検出部24どうしが逆並列に接続されている。焦電素子2は、第1出力端子と、第2出力端子と、を備え、第1出力端子と第2出力端子との間で2個の検出部24が逆並列に接続されている。
焦電素子2の受光面20は、複数の検出部24それぞれの受光面241を内包する最小の凸多角形の外周線で囲まれた領域の表面を意味する。焦電素子2の受光面20の中心201を通る法線H1は、焦電素子2の光軸とみなすことができる。
レンズアレイ3における複数のレンズ31の各々で制御する制御対象の赤外線は、例えば、5μm〜25μmの波長域の赤外線である。
レンズアレイ3の材料としては、例えば、ポリエチレンを採用することができる。レンズアレイ3は、例えば、成形法により形成することができる。成形法としては、例えば、射出成形法、圧縮成形法等を採用することができる。レンズアレイ3の材料としては、例えば、白色顔料が添加されたポリエチレンを採用することができる。白色顔料としては、例えば、二酸化チタン、亜鉛華(酸化亜鉛)等の無機顔料を採用するのが好ましい。
レンズアレイ3における複数のレンズ31の各々は、集光レンズであり、凸レンズにより構成されている。複数のレンズ31の各々は、フレネルレンズにより構成されていてもよい。
レンズアレイ3において赤外線が入射する第1面301は、複数のレンズ31それぞれの入射面の一群により構成されている。第1面301は、半円柱面の一部により構成されている。レンズアレイ3において赤外線が出射する第2面302は、複数のレンズ31それぞれの出射面の一群により構成されている。第2面302は、凹凸を有している。
レンズアレイ3は、焦電素子2の前方に配置される。「焦電素子2の前方」とは、焦電素子2の受光面20の中心201を通る法線H1に沿った方向における前方を意味する。
レンズアレイ3は、複数のレンズ31それぞれの焦電素子2側での焦点が同じ位置となるように設計してあるのが好ましい。
人体検知装置1の検知エリア7は、複数の赤外線受光経路71等により決まる。複数の赤外線受光経路71の各々は、レンズ31を通して検出部24に入射する赤外線束を赤外線の進む方向と反対の方向に延長したときに形成される3次元領域である。言い換えれば、赤外線受光経路71は、焦電素子2の検出部24の受光面241上に像をつくるために使われる赤外線束が通ることができる赤外線通過領域を意味する。更に言えば、赤外線受光経路は、人体からの赤外線を検出する有効領域である。なお、複数の赤外線受光経路71は、光学的に規定される経路であり、実際に目に見える経路ではない。
複数の赤外線受光経路71は、焦電素子2とレンズアレイ3とで略決めることが可能である。より詳細には、人体検知装置1の検知エリア7には、各レンズ31ごとに、検出部24の数の赤外線受光経路71が形成される。よって、図1Cに示すようにレンズアレイ3におけるレンズ31の数が5で、焦電素子2における検出部24の数が2の場合には、図2A及び2Bに示すように10個の赤外線受光経路71を形成することができる。人体検知装置1では、赤外線受光経路71の正面視形状(図2B参照)が検出部24の正面視形状と略相似形となるように、その赤外線受光経路71を決めるレンズ31の形状を設定してある。したがって、赤外線受光経路71の正面視形状は、長方形状である。赤外線受光経路71は、検出部24から離れるほど、赤外線束が通ることのできる断面積が大きくなっている。図2A及び2Bでは、複数の赤外線受光経路71のそれぞれに、赤外線受光経路71が対応する検出部24の表面電極25の極性を、“+”、“−”の符号で示してある。要するに、複数の赤外線受光経路71のそれぞれには、検出部24に1対1で対応した極性があるとみなすことができる。
人体検知装置1は、焦電素子2と信号処理回路4と判定装置5とを収納したパッケージを備えるのが好ましい。パッケージは、焦電素子2が収納されるパッケージ本体と、パッケージ本体における焦電素子2の前方に形成された窓孔を塞ぐ赤外線透過部材と、複数の端子と、を備える。パッケージは、CANパッケージでもよいし、表面実装型パッケージでもよい。複数の端子は、人体検知信号の取り出し用の端子と、給電用の端子と、グラウンド用の端子と、を含んでいる。赤外線透過部材としては、例えば、シリコン基板、ゲルマニウム基板等を用いることができる。赤外線透過部材は、適宜の光学フィルタ膜、反射防止膜等を備えているのが好ましい。
検知エリア7における複数の赤外線受光経路71は、上述のように、焦電素子2とレンズアレイ3とで略決めることが可能であるが、人体検知装置1がパッケージを備えている場合、赤外線透過部材の大きさ及び形状、窓孔の開口形状等にも依存することがある。
信号処理回路4は、電流電圧変換回路41と、電圧増幅回路42と、を備える。これにより、信号処理回路4は、焦電素子2の出力信号を信号処理して出力信号に比例した電圧信号を出力するように構成されている。
電流電圧変換回路41は、焦電素子2から出力される出力信号である電流信号を電圧信号に変換して出力する回路である。電流電圧変換回路41は、オペアンプを備える。電流電圧変換回路41は、オペアンプの反転入力端子と出力端子との間に、コンデンサが接続されている。オペアンプの反転入力端子は、焦電素子2を介して接地されている。オペアンプの非反転入力端子は、オペアンプの動作点を上述の基準電圧レベルに設定するための基準電圧源を介して接地されている。基準電圧レベルは、アナロググラウンド電圧である。基準電圧源は、一例として、バンドギャップリファレンス回路の出力からアナロググラウンド電圧を生成して出力するように構成されている。オペアンプの出力端子は、電圧増幅回路42に接続されている。人体検知装置1では、隣り合う2つの赤外線受光経路71との間の中心線上を人100が移動したときに、当該中心線に直交し人100を通る鉛直線L2(図3A参照)に対して人100の体軸が傾くと、焦電素子2の出力信号が変化する傾向にある。より詳細には、人100の体軸が“+”の極性の赤外線受光経路71側に動くと焦電素子2の出力信号の符号が正となる傾向にあり、人100の体軸が“−”の極性の赤外線受光経路71側に動くと焦電素子2の出力信号の符号が負となる傾向にある。したがって、人体検知装置1では、人100が検知エリア7外から人体検知装置1に近づく向きに移動するときに、人100の体軸の揺れに応じて、電圧信号の符号が“+”になる期間と“−”になる期間とが交互に現れやすい。
ところで、上述したように、複数の検出部24の各々は、正面視形状が長方形状である。これにより、人体検知装置1では、複数の検出部24の各々の正面視形状が正方形状である場合(図3B参照)に比べて、人100の体軸が左右に揺れたときに、互いに極性が異なり隣り合う2つ赤外線受光経路71のうちの一方の赤外線受光経路71と人100との重なる面積が大きくなる傾向にある(図3A参照)。よって、人体検知装置1では、互いに極性の異なる2つの検出部24のうちの一方の検出部24へ入射する赤外線量と他方の検出部24へ入射する赤外線量との差が大きくなり、焦電素子2の出力信号のレベルが高くなる。これにより、人体検知装置1では、検知精度の向上及び高感度化を図ることが可能となる。また、人体検知装置1では、検出部24の形状を正方形状とした比較例の人体検知装置と比べて、レンズ31の面積を大きくすることなく、検出部24へ入射する赤外線量を多くすることが可能となる。これにより、人体検知装置1では、小型化を図りながらも、高感度化を図ることが可能となる。
電圧増幅回路42は、電流電圧変換回路41から出力された電圧信号のうち所定の周波数帯域(例えば、0.1Hz〜10Hz)の電圧信号を増幅して出力する回路である。
ところで、本実施形態の人体検知装置1では、判定装置5をマイクロコンピュータにより構成してある。このため、信号処理回路4が、A/D変換器(analog to digital convertor)43を備えている。A/D変換器43は、電圧増幅回路42から出力されるアナログの電圧信号をディジタルの電圧信号に変換して出力するように構成されている。
第1閾値TH1は、人100が検知エリア7内の赤外線受光経路71を横切ったときの電圧信号に基づいて予め設定してある。つまり、第1閾値TH1は、横切り検知用の閾値である。また、第2閾値TH2は、人100が検知エリア7外から人体検知装置1に向かって歩いている人100が検知エリア7内に入ったときの電圧信号に基づいて予め設定してある。つまり、第2閾値TH2は、近づき検知用の閾値である。第2閾値TH2は、定常ノイズのレベルよりも高い値に設定してある。
判定装置5は、コンピュータ(例えば、マイクロコンピュータ)に所定のプログラムを実行させることにより実現することができる。所定のプログラムは、例えば、コンピュータのメモリに記憶されていればよい。判定装置5は、判定時間T1を計時するために用いられるカウンタを備えている。カウンタは、コンピュータに内蔵されているカウンタにより構成することができる。所定のプログラムは、コンピュータを、人体検知装置1に用いる判定装置5として機能させるためのプログラムである。よって、コンピュータにプログラムを実行させることにより、コンピュータにより、人体検知装置1に用いる判定装置5を実現することができる。より詳細には、プログラムは、マイクロコンピュータを、人体検知装置1に用いる判定装置5の第1比較部51、第2比較部52及び判定部53として機能させるためのプログラムである。
判定装置5による検知処理のアルゴリズムについては、図4に示したフローチャートに基づいて説明する。「検知処理」とは、信号処理回路4から出力される電圧信号に基づいて検知エリア7内の人を検知する処理である。
判定装置5は、信号処理回路4から出力される電圧信号のレベルと第1閾値TH1及び第2閾値TH2とを比較する比較処理を実行する(S1)。判定装置5は、S1において電圧信号のレベルが第2TH2以下と判定した場合(case1)、比較処理を継続する。また、判定装置5は、S1において電圧信号のレベルが第1閾値TH1を越えたと判定された場合(case2)、人体検知信号を出力し(S2)、S1へ戻る。また、判定装置5は、S1において電圧信号のレベルが第2閾値TH2を越え、かつ、第1閾値TH1を越えていないと判定された場合(case3)、カウンタにカウント動作を開始させる(S3)。なお、図1Dでは、時刻t1のときに電圧信号のレベルが第2閾値TH2を越えている。
判定装置5は、S3においてカウンタのカウント動作を開始してからも、信号処理回路4から出力される電圧信号のレベルと第1閾値TH1及び第2閾値TH2とを比較する比較処理を実行する(S4)。判定装置5は、S4において電圧信号のレベルが第1閾値TH1を越えたと判定された場合(case4)、人体検知信号を出力し(S5)、S1へ戻る。また、判定装置5は、S4において電圧信号のレベルが第2TH2以下と判定した場合(case5)、カウンタのカウント値が設定時間に相当するカウント値に達していなければ(S6のNo)、比較処理(S4)を継続する。一方、判定装置5は、カウンタのカウント値が設定時間に相当するカウント値に達していれば(S6のYes)、カウンタのカウント動作を終了させてカウント値をゼロにリセットし(S7)、S1へ戻る。
また、判定装置5は、S4において電圧信号のレベルが第2閾値TH2を越え、かつ、第1閾値TH1を越えていないと判定された場合(case6)、カウンタにカウント動作を終了させてカウント値をリセットさせ(S8)、カウント動作を開始させる(S9)。なお、図1Dでは、時刻t2のときに電圧信号のレベルが第2閾値TH2を越えている。したがって、図1Dでは、時刻t1から時刻t2までの時間が判定時間T1となる。
判定装置5は、S9においてカウンタのカウント動作を開始してからも、信号処理回路4から出力される電圧信号のレベルと第1閾値TH1及び第2閾値TH2とを比較する比較処理を実行する(S10)。判定装置5は、S10において電圧信号のレベルが第1閾値TH1を越えたと判定された場合(case7)、人体検知信号を出力し(S11)、S1へ戻る。また、判定装置5は、S10において電圧信号のレベルが第2TH2以下と判定した場合(case8)、カウンタのカウント値が設定時間に相当するカウント値に達していなければ(S12のNo)、比較処理(S10)を継続する。一方、判定装置5は、カウンタのカウント値が設定時間に相当するカウント値に達していれば(S12のYes)、カウンタのカウント動作を終了させてカウント値をゼロにリセットし(S13)、S1へ戻る。
また、判定装置5は、S10において電圧信号のレベルが第2閾値TH2を越え、かつ、第1閾値TH1を越えていないと判定された場合(case9)、カウンタにカウント動作を終了させてカウント値をリセットさせ(S14)、人体検知信号を出力し(S15)、S1へ戻る。なお、図1Dでは、時刻t3のときに電圧信号のレベルが第2閾値TH2を越えている。したがって、図1Dでは、時刻t2から時刻t3までの時間が判定時間T1となる。
人体検知装置1の第1変形例としては、焦電素子2を図5に示すクワッド素子2cにより構成した例がある。
クワッド素子2cは、1枚の焦電体基板23に、4個の検出部24が1×4のアレイ状に配列されている。クワッド素子2cにおける複数の検出部24それぞれの平面視形状は、長方形である。クワッド素子2cは、隣り合う検出部24どうしが逆並列に接続されている。クワッド素子2cにおいてデュアル素子2aと同様の構成要素には同一の符号を付してある。
第1変形例では、レンズアレイ3におけるレンズ31ごとに4つの赤外線受光経路71が形成されるので、隣り合う赤外線受光経路71間の間隔を小さくすることが可能となる。
また、人体検知装置1の第2変形例としては、焦電素子2を図6Aに示すデュアル素子2bにより構成した例がある。以下、実施形態の人体検知装置1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
デュアル素子2bにおける複数(2個)の検出部24のうち隣り合う検出部24どうしは、第1方向D1を左右方向とするとき左右非対称であり、正面視において一方の検出部24を180度回転させた形状と他方の検出部24の形状とが左右対称である。図6Aでは、一方の検出部24の形状をL形、他方の検出部24の形状を逆L形としてある。
図6Bは、第2変形例の正面側に想定した半円筒の仮想スクリーン上の複数の赤外線受光経路71を模式的に示してある。
デュアル素子2bの複数の検出部24の形状は、第1変形例におけるクワッド素子2cに適用してもよい。
人体検知装置1は、例えば、配線器具に適用することができる。配線器具は、例えば、電源端子と、負荷端子と、電源端子と負荷端子との間に接続されたスイッチング素子と、を備え、電源端子と負荷端子との間に、外部回路を接続して使用する埋込型配線器具である。外部回路は、例えば、電源(例えば、商用電源)と制御対象負荷との直列回路である。配線器具は、人体検知装置1からの人体検知信号の有無に基づいてスイッチング素子をオン、オフ制御することで、負荷のオン、オフを制御することができる。制御対象負荷としては、例えば、照明負荷、換気扇等が挙げられる。
配線器具は、例えば、制御対象負荷が照明負荷であるとすれば、照明負荷を設置している室内に人体検知装置1の検知エリアを設定しておくことによって、室内に人が存在するか存在しないかに応じて照明負荷を点灯、消灯させることが可能になる。
人体検知装置1は、配線器具に限らず、種々の機器に適用することができる。機器としては、例えば、テレビ、デジタルサイネージ(電子看板)、照明器具、空気清浄器、エアコンディショナ、コピー機、ファクシミリ(facsimile:FAX)、防犯機器等が挙げられる。機器は、屋内に配置される機器に限らず、屋外に配置される機器でもよい。
実施形態、第1変形例及び第2変形例に記載した材料、数値等は、好ましい例を示しているだけであり、それに限定する主旨ではない。また、本願発明は、その技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で、構成に適宜変更を加えることが可能である。
例えば、判定装置5は、第1比較部51を第1基準電源と第1コンパレータとで構成し、第2比較部52を第2基準電源と第2コンパレータとで構成し、判定部53をクロックパルス発生回路とカウンタと制御回路と判定回路とで構成してもよい。第1基準電源は、第1閾値TH1を出力するように構成される。第1コンパレータは、信号処理回路4から出力される電圧信号のレベルと第1閾値TH1とを比較する。第2基準電源は、第2閾値TH2を出力するように構成される。第2コンパレータは、信号処理回路4から出力される電圧信号のレベルと第2閾値TH2とを比較する。クロックパルス発生回路は、一定周期のクロックパルスを出力するように構成される。カウンタは、クロックパルスをカウントする。制御回路は、カウンタのカウント動作の開始及び終了とカウント値のゼロへのリセットとを制御するように構成される。判定回路は、第1コンパレータから出力される第1出力信号と第2コンパレータから出力される第2出力信号とカウンタのカウント値から計算した判定時間T1とに基づいて、検知エリア7内に人が存在するか否かを判定するように構成される。また、判定回路は、検知エリア7内に人が存在すると判定したときに人体検知信号を出力するように構成される。この場合、信号処理回路4のA/D変換器43は、不要である。
また、焦電素子2は、電流検出モードで使用され出力信号として電流信号を出力する焦電素子に限らず、電圧検出モードで使用され出力信号として電圧信号を出力する焦電素子でもよく、この場合、電流電圧変換回路41は、不要である。
1 人体検知装置
2 焦電素子
3 レンズアレイ
4 信号処理回路
5 判定装置
24 検出部
25 表面電極
31 レンズ
51 第1比較部
52 第2比較部
53 判定部
241 受光面
D1 第1方向
D2 第2方向
TH1 第1閾値
TH2 第2閾値
T1 判定時間

Claims (4)

  1. 焦電素子と、レンズアレイと、信号処理回路と、判定装置と、を備え、
    前記焦電素子は、複数の検出部が第1方向に並んで配置されており、
    前記複数の検出部のうち隣り合う検出部どうしは、それぞれの表面電極の極性が異なり、
    前記レンズアレイは、前記焦電素子に赤外線を集光する複数のレンズを備え、前記複数のレンズが前記第1方向に沿って並ぶように配置されており、
    前記信号処理回路は、前記焦電素子の出力信号を信号処理して前記出力信号に比例した電圧信号を出力するように構成され、
    前記判定装置は、第1閾値と前記電圧信号のレベルとを比較する第1比較部と、前記第1閾値よりも低い第2閾値と前記電圧信号のレベルとを比較する第2比較部と、判定部と、を備え、
    前記判定部は、前記第1比較部において前記電圧信号のレベルが前記第1閾値を越えたと判定されたときに人体検知信号を出力するように構成され、かつ、前記第2比較部において、前記電圧信号のレベルが前記第2閾値を越えたと判定されてから次に前記第2閾値を越えたと判定されるまでの判定時間が所定の複数回だけ連続して設定時間以内のときに人体検知信号を出力するように構成されており、
    前記焦電素子は、前記複数の検出部の受光面の面積が同じであり、正面視において前記複数の検出部それぞれの前記第1方向における長さよりも前記第1方向に直交する第2方向における長さが長い、
    ことを特徴とする人体検知装置。
  2. 前記複数の検出部の各々は、正面視形状が長方形状である、
    ことを特徴とする請求項1記載の人体検知装置。
  3. 前記複数の検出部のうち隣り合う検出部どうしは、前記第1方向を左右方向とするとき左右非対称であり、正面視において一方の検出部を180度回転させた形状と他方の検出部の形状とが左右対称である、
    ことを特徴とする請求項1記載の人体検知装置。
  4. コンピュータを、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の人体検知装置に用いる判定装置として機能させるためのプログラム。
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