JP2016189565A - クロス型補聴器とそれに用いる延長コード - Google Patents
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Abstract
【課題】 種々な補聴器を改造して簡易に作製することができるクロス型補聴器を提供する。
【解決手段】 非良聴耳に装用されるRICタイプの耳かけ型補聴器本体2と、この耳かけ型補聴器本体2に収納されたDSP(補聴処理部)6に一端9aが第1接続手段7を介して接続されたコード9と、このコード9の他端9bが第2接続手段8を介して接続されて良聴耳の外耳道16内に挿入されるレシーバ4を備えた。
【選択図】 図4
【解決手段】 非良聴耳に装用されるRICタイプの耳かけ型補聴器本体2と、この耳かけ型補聴器本体2に収納されたDSP(補聴処理部)6に一端9aが第1接続手段7を介して接続されたコード9と、このコード9の他端9bが第2接続手段8を介して接続されて良聴耳の外耳道16内に挿入されるレシーバ4を備えた。
【選択図】 図4
Description
本発明は、一方の聴力は正常であるが、他方の聴力に障害がある一側性難聴者が使用するクロス型補聴器とそれに用いる延長コードに関する。
一側性難聴者は、非良耳側からの音が頭部の陰影作用により減衰して良耳側に到達するため、非良耳側からの音を良耳側で十分に認識することができない場合がある。そこで、マイクロホンを非良耳側に設置し、マイクロホンで捉えた音を電気コードまたは電波を介して良耳側に設置したレシーバにより非良耳側からの音を聴取するクロス型補聴器が知られている。
例えば、マイクロホンを非良耳側に眼鏡のフレームを介して設置し、マイクロホンに入力された音をフレームに沿ったリード線で良耳側にフレームを介して設置したレシーバに伝達させて聴取する眼鏡式のクロス型補聴器が知られている。
また、非良耳側に装用するマイクロホンを備えた耳かけ型補聴器形状の送信機と、良耳側に装用する受信機を備えた耳かけ型補聴器の2つのユニットを用意し、電波を用いる耳かけ型のクロス型補聴器が知られている。
特許文献1には、良耳側の音声を捉える良耳側マイクと、良耳側マイクの出力に基づいて音声信号を出力する良耳側出力部と、難聴耳側の音声を捉える難聴耳側マイクと、難聴耳側マイクで捉えた音声信号の低域側を減衰させる難聴耳側フィルタを備えた難聴耳側出力部と、良耳側出力部の出力と難聴耳側出力部の出力を混合する混合器を備えてなるクロス型補聴器が開示されている。
更に、非良耳側に装用するマイクロホンを内蔵したカナル型補聴器形状の送信機と、良耳側に装用する受信機を備えた耳あな型補聴器を電気コードで接続した
カナル型のクロス型補聴器が知られている。
カナル型のクロス型補聴器が知られている。
しかし、眼鏡式のクロス型補聴器では、眼鏡フレームのつるの部分が太くなり、見栄えが悪いという問題がある。耳かけ型のクロス型補聴器では、両耳に補聴器などのユニットを装用しなければならず、装用者にとって経済的、身体的な負担が大きいという問題がある。また、特許文献1に開示された技術でも、両耳に補聴器などのユニットを装用しなければならず、装用者にとって経済的、身体的な負担が大きいという問題がある。
更に、カナル型のクロス型補聴器では、良耳側に挿入される耳あな型補聴器に良耳側の音を明瞭に聴取するためのベントを設けなければならない。ベントを設けると、ベントを通った音は原音と異なると共に、風切り音などの雑音を増幅してしまうという問題がある。また、音源が非良耳側にあり、騒音が良耳側にある場合には、かえって明瞭度が低下するという問題がある。
本発明は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、種々な補聴器を改造して簡易に作製することができるクロス型補聴器とそれに用いる延長コードを提供しようとするものである。
上記課題を解決すべく請求項1に係る発明は、補聴器本体と、この補聴器本体に収納された補聴処理部に一端を接続したコードと、このコードの他端に接続したレシーバを備えたものである。
請求項2に係る発明は、補聴器本体と、この補聴器本体に収納された補聴処理部に一端が第1接続手段を介して接続されたコードと、このコードの他端が第2接続手段を介して接続されたレシーバを備えたものである。
前記第1接続手段は前記コードの一端に設けたプラグと前記補聴器本体に設けたレセプタクルとで構成し、前記第2接続手段は前記コードの他端に設けたレセプタクルと前記レシーバに設けたプラグとで構成することができる。
前記補聴器本体は非良聴耳に装用され、前記レシーバは良聴耳に装用される。前記補聴器本体をレシーバが外耳道内に挿入されるRIC(Receiver In the Canal)タイプの耳かけ型補聴器本体とすることができる。
請求項6に係る発明は、クロス型補聴器に用いる延長コードであって、コードの両端に接続手段を設けたものである。また、前記コードの一端に補聴器本体のレセプタクルに接続するプラグを設け、前記コードの他端にレシーバのプラグに接続するレセプタクルを設けることができる。
本発明に係るクロス型補聴器によれば、非良聴耳側の音を良聴耳で聴取することが可能になると共に、雑音下における聞き取りが向上する。また、1台の補聴器で構成することができ、装用感も向上させることができる。
補聴器本体とレシーバとの接続を、プラグとレセプタクルなどで構成される接続手段を両端に設けたケーブルを介して接続すれば、補聴器本体とレシーバの組み合わせの種類が豊富になると共に、補聴器本体の交換作業やレシーバの交換作業などを容易に行うことができる。
また、レシーバを補聴器本体内に設置するのではなく、外耳道内に挿入するRICタイプの補聴器であれば、器種を問わず適用することができるため、装用者は聴力特性、好みの機能や価格などを考慮して補聴器を選択することができる。更に、RICタイプの補聴器であれば、レシーバが良聴耳の外耳道を閉塞しないので、良聴耳側の音を明瞭に聴取することができる。
また、本発明に係る延長コードを用いることにより、装用者の頭部の大きさに適したクロス型補聴器を構成することができる。そして、着脱自在な延長コードを用いることにより、補聴器本体とレシーバの組み合わせの種類が豊富になると共に、補聴器本体の交換作業やレシーバの交換作業を容易に行うことができる。
また、コードの一端に補聴器本体のレセプタクルに接続するプラグを設け、コードの他端にレシーバのプラグに接続するレセプタクルを設けて延長コードを構成すれば、補聴器本体側のレセプタクルに延長コードのプラグを差し込み、レシーバ側のプラグを延長コードのレセプタクルに差し込むだけで容易に快適なクロス型補聴器を構成することができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。本発明に係るクロス型補聴器1は、図1及び図2に示すように、RIC(Receiver In the Canal)タイプの耳かけ型補聴器本体2と、適度な長さのコード3と、レシーバ4などからなる。コード3の一端3aに耳かけ型補聴器本体2が接続され、コード3の他端3bにレシーバ4が接続されている。
耳かけ型補聴器本体2の内部には、マイクロホン5、補聴処理部としてのDSP(Digital Signal Processor)6や電池(不図示)などの構成部品が収納されている。
耳かけ型補聴器本体2とレシーバ4は、樹脂で被覆されたコード3で機械的に接続されていると共に、DSP6とレシーバ4はコード3で電気的に接続されている。コード3は可撓性を有し、所望な形状を形成することができる。
また、耳かけ型補聴器本体2とレシーバ4との接続は、図3及び図4に示すように、第1接続手段7と第2接続手段8を用いて行うことができる。第1接続手段7は、コード9の一端9aに設けたプラグ10と、耳かけ型補聴器本体2に設けたレセプタクル11とで構成される。第2接続手段8は、コード9の他端9bに設けたレセプタクル12と、レシーバ4から延出するコード13に設けたプラグ14とで構成される。
コード9と、コード9の一端9aに設けたプラグ10と、コード9の他端9bに設けたレセプタクル12とで、耳かけ型補聴器本体2とレシーバ4を接続する延長コード15が構成される。延長コード15については、装用者の頭の大きさなどを考慮し、コード9の長さを調整することにより、種々の長さのものを用意することができる。
耳かけ型補聴器本体2は非良聴耳の耳介上部に装着され、コード3,9,13の可撓性によりレシーバ4は良聴耳の外耳道内に挿入される。図5に示すように、外耳道10内に挿入されたレシーバ4は、外耳道16を閉塞することなく、コード3,9,13の適度な剛性によって所望な姿勢を保持する。
そして、マイクロホン5で採取した非良聴耳側の音は、DSP6によって装用者に適した音になるように補聴処理(周波数帯域毎の増幅など)された後に、レシーバ4から良聴耳の外耳道16内に出力される。装用者は、非良聴耳側の音を良聴耳で聴取することができる。
また、レシーバ4が良聴耳の外耳道16を閉塞しないので、こもり感が生ぜず、装用感が快適で、且つ良聴耳側の音も明瞭に聴取することができる。更に、耳かけ型補聴器本体2とレシーバ4を、延長コード15を用いて接続すれば、種々な補聴器を改造して装用者の頭部の大きさに適した快適なクロス型補聴器1を容易に構成することができる
また、延長コード15を用いれば、耳かけ型補聴器本体2とレシーバ4の組み合わせの種類が豊富になると共に、耳かけ型補聴器本体2の交換作業やレシーバ4の交換作業などを容易に行うことができる。
本発明によれば、RIC(Receiver In the Canal)タイプの耳かけ型補聴器本体を非良聴耳に装着し、延長コードを介して耳かけ型補聴器本体に電気的に接続されたレシーバを良聴耳の外耳道内に挿入することにより、装用感が快適なクロス型補聴器を提供することができる。
1…クロス型補聴器、2…耳かけ型補聴器本体、3,9,13…コード、3a,9a…一端、3b、9b…他端、4…レシーバ、5…マイクロホン、6…DSP(補聴処理部)、7…第1接続手段、8…第2接続手段、10,14…プラグ、11,12…レセプタクル、15…延長コード、16…外耳道。
Claims (7)
- 補聴器本体と、この補聴器本体に収納された補聴処理部に一端を接続したコードと、このコードの他端に接続したレシーバを備えたことを特徴とするクロス型補聴器。
- 補聴器本体と、この補聴器本体に収納された補聴処理部に一端が第1接続手段を介して接続されたコードと、このコードの他端が第2接続手段を介して接続されたレシーバを備えたことを特徴とするクロス型補聴器。
- 請求項2に記載のクロス型補聴器において、前記第1接続手段は前記コードの一端に設けたプラグと前記補聴器本体に設けたレセプタクルとで構成され、前記第2接続手段は前記コードの他端に設けたレセプタクルと前記レシーバに設けたプラグとで構成されたことを特徴とするクロス型補聴器。
- 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のクロス型補聴器において、前記補聴器本体は非良聴耳に装用され、前記レシーバは良聴耳に装用されることを特徴とするクロス型補聴器。
- 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のクロス型補聴器において、前記補聴器本体がRICタイプの耳かけ型補聴器本体であることを特徴とするクロス型補聴器。
- 請求項2乃至請求項5のいずれかに記載のクロス型補聴器に用いる延長コードであって、コードの両端に接続手段を設けたことを特徴とする延長コード。
- 請求項6に記載の延長コードにおいて、前記コードの一端に補聴器本体のレセプタクルに接続するプラグを設け、前記コードの他端にレシーバのプラグに接続するレセプタクルを設けたことを特徴とする延長コード。
Priority Applications (1)
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JP2015069231A JP2016189565A (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | クロス型補聴器とそれに用いる延長コード |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2016189565A true JP2016189565A (ja) | 2016-11-04 |
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Family Applications (1)
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2015
- 2015-03-30 JP JP2015069231A patent/JP2016189565A/ja active Pending
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