JP2016188672A - シールリング - Google Patents

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裕史 堀内
Yasushi Horiuchi
裕史 堀内
英世 岩間
Hideyo Iwama
英世 岩間
川口 健一
Kenichi Kawaguchi
健一 川口
蓮見 良介
Ryosuke Hasumi
良介 蓮見
伊東 義洋
Yoshihiro Ito
義洋 伊東
倫浩 伊藤
Tomohiro Ito
倫浩 伊藤
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Hino Motors Ltd
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Hino Motors Ltd
Nippon Piston Ring Co Ltd
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Abstract

【課題】シールリングの材質により熱膨張が永久歪として残存して使用後の温度低下時における合口が狭まるような事態が生じても容易に取り外すことが可能なシールリングを提供する。【解決手段】管部3の外周面に形成された環状溝7に対し外嵌装着し得るよう周方向の一箇所を合口10として切欠いたシールリング8に関し、前記環状溝7への外嵌装着時に前記合口10を挟んで対峙する端部の外周面に工具挿入用の係合穴11(係合凹部)を形成する。【選択図】図2

Description

本発明は、シールリングに関するものである。
図3は従来におけるシールリングの適用例を示したものであり、ここに図示している例では、二段過給システムの高圧段側のターボチャージャ1におけるタービン2の出口部を成す管部3と、低圧段側のターボチャージャ4におけるタービン5の入口部を成す管部6とを接続する場合を示しており、一方の管部3における接続端の外周面に環状溝7を二重に形成して該各環状溝7にシールリング8を外嵌装着する一方、他方の管部6における接続端を拡径してソケット部9を形成し、該ソケット部9に対し前記一方の管部3の接続端を嵌挿することで前記シールリング8により隙間を塞いで気密性の高い接続を実現するようにしている。
ここで、図4に示す如く、前記シールリング8は、前記管部3の環状溝7に対し外嵌装着し得るよう周方向の一箇所を合口10として切欠いたC形を成しており、この合口10を拡げる方向に前記シールリング8を弾性変形させることで拡径して前記環状溝7まで送り込み、該環状溝7への外嵌時には復元力により前記シールリング8を合口10を狭める方向に縮径して確実な嵌合状態が得られるようになっている。
これまでのシールリング8には、耐熱性の高いステンレス鋼等のスチールを材質としたものが多く、使用後の温度低下時に合口10がしっかりと復元されるようになっていたため、該合口10を確実に目視しながら工具を前記合口10に挿し入れることで容易にシールリング8を取り外すことができた。前述の如くスチール材質では使用中の温度上昇時にあっても前記合口10が塞がるほどの熱膨張が得られなかったため、該合口10を通して排気ガスの漏れが生じてしまうことが懸念されており、使用中の温度上昇時に大きく熱膨張して合口10を塞ぎ得る鋳鉄製のシールリング8が一部のエンジンに採用され始めている。
尚、本発明で対象としているシールリングとは適用場所が異なるが、環状溝に外嵌装着されて気密性を保持するためのシールリングに関連する先行技術文献情報としては下記の特許文献1等がある。
実開平5−40650号公報
しかしながら、図5に示す如く、鋳鉄製のシールリング8は、使用中の温度上昇時に大きく熱膨張する余り、その熱膨張が永久歪として残存して使用後の温度低下時における合口10を狭めてしまい、該合口10の確実な目視や工具の挿し入れが難しくなってシールリング8を取り外すことができなくなる虞れがあった。
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、シールリングの材質により熱膨張が永久歪として残存して使用後の温度低下時における合口が狭まるような事態が生じても容易に取り外すことが可能なシールリングを提供することを目的とする。
本発明は、管部の外周面に形成された環状溝に対し外嵌装着し得るよう周方向の一箇所を合口として切欠いたシールリングにおいて、前記環状溝への外嵌装着時に前記合口を挟んで対峙する端部の外周面に工具挿入用の係合凹部が形成されていることを特徴とするものである。
而して、このようにすれば、シールリングの材質により熱膨張が永久歪として残存して合口が狭まるような事態が生じても、該合口を挟んで対峙する端部の外周面に形成された係合凹部は確実に目視が可能で工具の挿し入れも容易であるため、使用後の温度低下時にシールリングを支障なく取り外すことが可能となる。
また、本発明においては、全体が鋳鉄を素材として構成されているシールリングに適用することが好ましく、このようにすれば、熱膨張が永久歪として残存し易い鋳鉄製のシールリングを支障なく採用することが可能となり、使用中の温度上昇時に熱膨張により合口が塞がれるようにして、該合口を通したガス漏れの発生を回避することが可能となる。
即ち、一般的に、鋳鉄製のシールリングでは、熱膨張が永久歪として残存し易く、使用後の温度低下時に合口が狭まって該合口の確実な目視や工具の挿し入れが難しくなるが、合口の代わりに工具挿入用の係合凹部を形成しておけば、該係合凹部を利用して容易にシールリングの取り外しを行うことが可能となる。
上記した本発明のシールリングによれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
(I)本発明の請求項1に記載の発明によれば、シールリングの合口の代わりに係合凹部を利用してシールリングの取り外しを行うことができるので、シールリングの材質により熱膨張が永久歪として残存して使用後の温度低下時における合口が狭まるような事態が生じても容易にシールリングを取り外すことができ、該シールリングの材質の選定に関する制約を従来より大幅に緩和することができる。
(II)本発明の請求項2に記載の発明によれば、熱膨張が永久歪として残存し易い鋳鉄製のシールリングを支障なく採用することができるので、使用中の温度上昇時に熱膨張により合口が塞がれるようにして、該合口を通したガス漏れの発生を回避することができる。
本発明を実施する形態の一例を示す斜視図である。 図1のシールリングを環状溝に嵌合した状態を示す平面図である。 従来におけるシールリングの適用例を示す斜視図である。 図3のシールリングの全体形状を示す斜視図である。 鋳鉄製のシールリングの使用後の状態を示す斜視図である。
以下本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2は本発明を実施する形態の一例を示すもので、図3〜図5と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
図1及び図2に示す如く、本形態例のシールリング8は、先に図3〜図5で説明したシールリング8の場合と同様に、管部3(図3参照)の外周面に形成された環状溝7に対し外嵌装着し得るよう周方向の一箇所を合口10として切欠いたものとなっているが、全体が鋳鉄を素材として構成されたシールリング8となっており、しかも、前記環状溝7への外嵌装着時に前記合口10を挟んで対峙する端部の外周面に工具挿入用の係合凹部として円形断面の係合穴11を形成した構造としてある。
而して、このようにすれば、シールリング8の材質により熱膨張が永久歪として残存して合口10が狭まるような事態が生じても、該合口10を挟んで対峙する端部の外周面に形成された係合穴11は確実に目視が可能で工具の挿し入れも容易であるため、使用後の温度低下時にシールリング8を支障なく取り外すことが可能となる。
この結果、本形態例で一例として示しているように、熱膨張が永久歪として残存し易い鋳鉄製のシールリング8を支障なく採用することが可能となるので、使用中の温度上昇時に熱膨張により合口10が塞がれるようにして、該合口10を通したガス漏れの発生を回避することが可能となる。
即ち、一般的に、鋳鉄製のシールリング8では、熱膨張が永久歪として残存し易く、使用後の温度低下時に合口10が狭まって該合口10の確実な目視や工具の挿し入れが難しくなるが、合口10の代わりに工具挿入用の係合穴11を形成しておけば、該係合穴11を利用して容易にシールリング8の取り外しを行うことが可能となる。
従って、上記形態例によれば、シールリング8の合口10の代わりに係合穴11を利用してシールリング8の取り外しを行うことができるので、シールリング8の材質により熱膨張が永久歪として残存して使用後の温度低下時における合口10が狭まるような事態が生じても容易にシールリング8を取り外すことができ、該シールリング8の材質の選定に関する制約を従来より大幅に緩和することができる。
より具体的には、熱膨張が永久歪として残存し易い鋳鉄製のシールリング8を支障なく採用することができるので、この鋳鉄製のシールリング8の合口10が使用中の温度上昇時に熱膨張により塞がれるようにして、該合口10を通したガス漏れの発生を回避することができ、既存のスチール製のシールリング8よりも気密性の高い接続を実現することができる。
尚、本発明のシールリングは、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、図示の形態例では、係合凹部を円形断面の係合穴とした例を示しているが、矩形断面の係合溝として形成しても良いこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
3 管部
7 環状溝
8 シールリング
10 合口
11 係合穴(係合凹部)

Claims (2)

  1. 管部の外周面に形成された環状溝に対し外嵌装着し得るよう周方向の一箇所を合口として切欠いたシールリングにおいて、前記環状溝への外嵌装着時に前記合口を挟んで対峙する端部の外周面に工具挿入用の係合凹部が形成されていることを特徴とするシールリング。
  2. 全体が鋳鉄を素材として構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシールリング。
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