JP2016186577A - Fixing device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、記録シート上に現像剤像を熱定着するための定着装置に関する。 The present invention relates to a fixing device for thermally fixing a developer image on a recording sheet.
従来、エンドレスベルトと、エンドレスベルトの内側に配置されるヒータと、ヒータからの輻射熱を反射する反射板と、反射板を支持するステイとを備えた定着装置が知られている(特許文献1参照)。具体的に、この技術では、反射板の端部がステイに外側から重なって配置されることで、反射板の端部の先端面がエンドレスベルトに向けて露出している。 Conventionally, a fixing device including an endless belt, a heater disposed inside the endless belt, a reflecting plate that reflects radiant heat from the heater, and a stay that supports the reflecting plate is known (see Patent Document 1). ). Specifically, in this technique, the end portion of the reflecting plate is disposed so as to overlap the stay from the outside, so that the end surface of the end portion of the reflecting plate is exposed toward the endless belt.
しかしながら、従来技術では、反射板の端部の先端面がエンドレスベルトに向けて露出しているので、この先端面のエッジにエンドレスベルトが摺接して傷つくおそれがあった。なお、このような問題は、エンドレスベルトの内周面に接触するニップ板が反射板の外側から重なって配置される構造において、ニップ板の先端面のエッジにエンドレスベルトが摺接することでも生じることが予想される。 However, in the prior art, since the tip surface of the end portion of the reflecting plate is exposed toward the endless belt, the endless belt may come into sliding contact with the edge of the tip surface and be damaged. Such a problem may also occur when the endless belt is in sliding contact with the edge of the front end surface of the nip plate in a structure in which the nip plate that contacts the inner peripheral surface of the endless belt overlaps from the outside of the reflecting plate. Is expected.
そこで、本発明は、エンドレスベルトの内側に配置される部材、例えば反射板の端部の先端面によってエンドレスベルトが傷つくのを抑えることを目的とする。 Accordingly, an object of the present invention is to prevent the endless belt from being damaged by a member disposed inside the endless belt, for example, the front end surface of the end portion of the reflecting plate.
前記課題を解決するため、本発明に係る定着装置は、エンドレスベルトと、前記エンドレスベルトの内側に配置されるヒータと、前記エンドレスベルトの内周面に接触するニップ部材と、前記ヒータからの輻射熱を反射する反射板と、前記ニップ部材と前記反射板との間に配置され、前記ニップ部材を支持する支持部材と、前記ニップ部材との間で前記エンドレスベルトを挟むことでニップ部を形成するバックアップ部材と、を備え、前記ニップ部においてシートを所定の搬送方向に搬送するように構成されている。
前記反射板は、前記支持部材の前記搬送方向における上流側から下流側へ延び、前記搬送方向における上流側の端部と、下流側の端部とを有する中央部と、前記中央部の、前記上流側の端部または前記下流側の端部である一方側の端部から、前記上流側の端部と前記下流側の端部とを通る直線と、前記ヒータの長手方向に直交する断面において直交する方向における、前記支持部材の位置する側へ屈曲した第1屈曲部と、前記第1屈曲部から延び、前記支持部材の一方側に配置され、先端面を有する延部と、を有する。
前記延部は、屈曲した第2屈曲部を有し、前記第2屈曲部の少なくとも一部は、前記先端面よりも前記一方側に位置する。
In order to solve the above problems, a fixing device according to the present invention includes an endless belt, a heater disposed inside the endless belt, a nip member that contacts an inner peripheral surface of the endless belt, and radiant heat from the heater. A nip portion is formed by sandwiching the endless belt between the nip member and a reflector plate that reflects the nip member, the nip member and the reflector plate, and a support member that supports the nip member. And a backup member, and configured to convey the sheet in a predetermined conveyance direction at the nip portion.
The reflection plate extends from the upstream side to the downstream side in the transport direction of the support member, and has a central portion having an upstream end portion and a downstream end portion in the transport direction, and the central portion, In a cross section perpendicular to the longitudinal direction of the heater from the upstream end or the downstream end to the straight line passing through the upstream end and the downstream end. A first bent portion bent toward the side where the support member is located in an orthogonal direction; and an extended portion extending from the first bent portion and disposed on one side of the support member and having a distal end surface.
The extending portion has a bent second bent portion, and at least a part of the second bent portion is located on the one side with respect to the tip surface.
この構成によれば、反射板の第2屈曲部の少なくとも一部が先端面よりも一方側に位置することで、一方側に位置するエンドレスベルトが先端面に近づこうとするのを第2屈曲部の少なくとも一部で阻止することができるので、エンドレスベルトが先端面に接触して傷つくのを抑えることができる。 According to this configuration, when at least a part of the second bent portion of the reflector is located on one side of the tip surface, the endless belt positioned on one side tries to approach the tip surface. Therefore, the endless belt can be prevented from coming into contact with the tip surface and being damaged.
本発明によれば、反射板の端部の端面によってエンドレスベルトが傷つくのを抑えることができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, it can suppress that an endless belt is damaged with the end surface of the edge part of a reflecting plate.
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において、特に断りがないかぎり図1に示した上下方向を上下、図1における右側を前、左側を後、紙面の手前側を左、紙面の奥側を右として、各方向を示す。 Next, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings as appropriate. In the following description, unless otherwise specified, the vertical direction shown in FIG. 1 is up and down, the right side in FIG. 1 is front, the left side is rear, the front side of the paper is left, and the back side of the paper is right. Indicates.
図1に示すように、カラーレーザプリンタ1は、本体筐体2内に、用紙51を供給する給紙部5と、給紙された用紙51に画像を形成する画像形成部6と、画像が形成された用紙51を排出する排紙部7とを備えている。
As shown in FIG. 1, the color laser printer 1 includes a
給紙部5は、本体筐体2内の下方において、本体筐体2に対して前側からスライド操作により脱着される給紙トレイ50と、給紙トレイ50内の用紙51を画像形成部6に向けて送り出す給紙機構M1とからなる。
In the lower part of the main body housing 2, the
この給紙機構M1は、給紙トレイ50の前側端部の付近に設けられた、ピックアップローラ52、分離ローラ53、分離パッド54などからなり、これらにより給紙トレイ50にある用紙51が一枚ずつ分離されて上方へ送られる。上方へ向けて搬送された用紙51は、紙粉取りローラ55とピンチローラ56の間を通過した後、図示しない壁部材などで構成された搬送経路57を通って後向きへ方向転換され、後述する搬送ベルト73の上に供給される。
The paper feed mechanism M1 includes a
画像形成部6は、スキャナ部61、プロセス部62、転写部63および定着装置100を備えている。
The image forming unit 6 includes a
スキャナ部61は、本体筐体2の上部に設けられており、図示はしないが、レーザ発光部、ポリゴンミラー、複数のレンズおよび反射鏡を備えている。スキャナ部61では、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応させてレーザ発光部から発光されるレーザをポリゴンミラーで左右方向に高速で走査させ、複数のレンズおよび反射鏡を通過または反射させた後各感光体ドラム31に照射している。
The
プロセス部62は、スキャナ部61の下方で、給紙部5の上方に配置されており、本体筐体2に対して前後方向に移動可能となる感光体ユニット3を備えている。感光体ユニット3は、ドラムサブユニット30と、ドラムサブユニット30に装着される現像カートリッジ40とを備えている。
The
ドラムサブユニット30は、公知の感光体ドラム31やスコロトロン型帯電器32などを備えている。
現像カートリッジ40は、内部に現像剤の一例としてのトナーが収容されており、供給ローラ41や現像ローラ42や層厚規制ブレード43などを備えている。
The
The developing
このようなプロセス部62は、次のように機能する。現像カートリッジ40内のトナーが供給ローラ41により現像ローラ42へ供給され、このときトナーが、供給ローラ41と現像ローラ42との間で摩擦帯電される。現像ローラ42に供給されたトナーは、現像ローラ42の回転に伴って層厚規制ブレード43によって擦られ、一定厚さの薄層として現像ローラ42の表面に担持される。
Such a
一方、ドラムサブユニット30では、スコロトロン型帯電器32がコロナ放電により感光体ドラム31を一様に帯電させる。この帯電した感光体ドラム31にスキャナ部61からのレーザが照射されて、静電潜像が感光体ドラム31に形成される。
On the other hand, in the
その後、現像ローラ42に担持されているトナーが感光体ドラム31の静電潜像に供給される。これにより、感光体ドラム31の静電潜像は可視像化され、感光体ドラム31の表面には、各色のトナーに対応して、反転現像によるトナー像が担持される。
Thereafter, the toner carried on the developing
転写部63は、駆動ローラ71、従動ローラ72、搬送ベルト73、転写ローラ74およびクリーニング部75を備えている。
駆動ローラ71および従動ローラ72は、前後に離れて平行に配置され、これらにエンドレスベルトからなる搬送ベルト73が巻き掛けられている。搬送ベルト73は、その外側の面が各感光体ドラム31に接している。そして、搬送ベルト73の内側には各感光体ドラム31との間で搬送ベルト73を挟み込む転写ローラ74が配置されている。転写ローラ74には、転写バイアスが印加される。画像形成時には、搬送ベルト73により搬送されてきた用紙51は、感光体ドラム31と転写ローラ74に挟持され、感光体ドラム31上のトナー像が用紙51に転写される。
The
The
クリーニング部75は、搬送ベルト73の下方に配置され、搬送ベルト73に付着したトナーを除去し、その下方に配置されたトナー貯留部76に除去したトナーを落下させるようになっている。
The
定着装置100は、転写部63の後方に設けられ、用紙51上に転写されたトナー像を用紙51上に熱定着する。なお、定着装置100については、後で詳述する。
The
排紙部7において、用紙51の排紙側搬送経路91は、図示しない壁部材などで構成されており、定着装置100の出口から上に向かって延び前側に反転するように形成されている。排紙側搬送経路91の途中には、用紙51を搬送する複数の搬送ローラ92が配置されている。本体筐体2の上面には、印刷後の用紙51を蓄積する排紙トレイ93が形成されており、搬送ローラ92により排紙側搬送経路91から排出された用紙51は、排紙トレイ93に蓄積される。
In the paper discharge unit 7, the paper discharge
図2および図3に示すように、定着装置100は、エンドレスベルトの一例としての定着ベルト110と、ヒータの一例としてのハロゲンランプ120と、ニップ部材の一例としてのニップ板130と、反射部材の一例としての反射板140と、支持部材の一例としてのステイ150と、断熱部材160と、バックアップ部材の一例としての加圧ローラ170とを主に備えている。
2 and 3, the fixing
なお、以下の説明においては、用紙51の搬送方向(略前後方向)を単に「搬送方向」といい、定着ベルト110の幅方向(略左右方向)を単に「幅方向」という。なお、搬送方向は、定着ベルト110のニップ板130と接触する部分の移動方向、つまり定着ベルト110の後述するニップ部NPでの移動方向に相当する。また、ハロゲンランプ120の長手方向および定着ベルト110の幅方向は、加圧ローラ170の回転軸線の延びる方向に沿っている。
In the following description, the transport direction (substantially front-rear direction) of the
定着ベルト110は、耐熱性と可撓性を有する無端状(筒状)のベルトであり、用紙51を搬送方向に搬送する際の回転方向(以下単に「回転方向」とする)に力が加わることにより回転可能に構成され、その軸線方向両端部がサイドガイド180(図4および図5参照)により案内されている。定着ベルト110の内周面111には、ニップ板130等との摩擦抵抗を減らすためのグリスが塗布されている。
The fixing
なお、定着ベルト110は、金属製の基材と基材の外周に被覆された樹脂とを有する金属ベルトとして構成されていてもよいし、金属の表面にゴム層を有する構成であってもよいし、ゴム層の表面にフッ素コーティング等による非金属の保護層をさらに有する構成であってもよい。また、定着ベルト110の基材は、ポリイミド樹脂などの樹脂であってもよい。
The fixing
ハロゲンランプ120は、定着ベルト110を加熱することで用紙51上のトナーを加熱する発熱体であり、定着ベルト110の内側において定着ベルト110から所定の間隔をあけて配置されている。
The
ニップ板130は、ハロゲンランプ120よりも下方に配置され、定着ベルト110の内周面111に接触している。ニップ板130は、金属板を含んで構成され、当該金属板を断面視略U形状に折り曲げることで形成されている。なお、金属板は、アルミニウム板であってもよいし、SUS板であってもよい。
The nip
より詳細に、ニップ板130は、幅方向に直交する断面において、搬送方向に沿うように延びる基部131と、当該基部131の搬送方向における各端部より、加圧ローラ170から離れる方向へ屈曲する第1屈曲部133と、第1屈曲部133より、加圧ローラ170から離れる方向へ延びる側壁部132とを主に有している。ここで、加圧ローラ170から離れる方向とは、ニップ部NPにおける記録シートの搬送方向と交差し、且つ、加圧ローラ170から離れる方向である。
More specifically, the
基部131は、幅方向に長い長方形の平板状に形成されており、その下面が定着ベルト110の内周面111に接触している。
側壁部132は、幅方向に長い長方形の平板状に形成されており、その適所に、後述する断熱部材160の爪部162Aが挿通される複数の挿通孔H1を有している。
The
The
反射板140は、ハロゲンランプ120からの輻射熱(光)を定着ベルト110の内周面111に向けて反射して内周面111に直接当てる部材であり、定着ベルト110の内側においてハロゲンランプ120とニップ板130(詳しくは後述する基部131)との間に配置されている。言い換えると、反射板140は、ハロゲンランプ120の下方かつ基部131の上方に配置され、ハロゲンランプ120からの輻射熱を上側、つまりニップ板130から離れる方向に向けて反射している。すなわち、反射板140の反射面で反射された輻射熱がニップ板130から離れる方向に照射されるようになっている。
The
反射板140は、金属板を含んで構成され、当該金属板を断面視略U形状に折り曲げることで形成されている。なお、金属板は、アルミニウム板であってもよいし、SUS板であってもよい。
The
より詳細に、反射板140は、幅方向に直交する断面において、搬送方向に沿うように延びる中央部の一例としての基部141と、当該基部141の搬送方向における各端部から、加圧ローラ170へ向かう方向へ屈曲する第1屈曲部143と、第1屈曲部143から加圧ローラ170へ向かう方向へ延びる延部の一例としての側壁部142とを主に有している。ここで、加圧ローラ170へ向かう方向とは、ニップ部NPにおける記録シートの搬送方向と交差し、且つ、加圧ローラ170へ向かう方向である。
More specifically, the reflecting
基部141は、ステイ150の搬送方向における上流側から下流側へ延びている。第1屈曲部143は、幅方向に直交する断面において、基部141の上流側の端部141Aまたは下流側の端部141Bから、基部141の上流側の端部141Aと下流側の端部141Bを通る直線PFの延びる方向と直交する方向の、ステイ150の位置する側へ屈曲している。
The
各側壁部142は、ニップ板130の各側壁部132に対して搬送方向外側、つまり定着ベルト110側から重なっており、各側壁部132に対して隣接して配置されている。言い換えると、各側壁部142は、後述するニップ部NPに対して搬送方向の上流側と下流側とに配置されている。さらに言い換えると、各側壁部142は、ステイ150に対して搬送方向の上流側と下流側とに配置されている。
Each
各側壁部142は、各第1屈曲部143から下方に向けて延びる、本体部142Aと、本体部142Aの下端に連続して形成される第2屈曲部142Bとを有している。本体部142Aは、搬送方向に直交する平板状に形成されており、その適所に、後述する断熱部材160の爪部162Aが挿通される複数の挿通孔H2を有している。
Each
各第2屈曲部142Bは、その先端面F1の全体が、所定方向において本体部142Aと対向するように、屈曲、詳しくはカールしている。ここで、屈曲とは、カールを含む他、折り曲げも含む。また、所定方向とは、先端面F1が平面である場合には、先端面F1に直交する方向をいい、先端面F1が平面でない場合には、幅方向に直交する断面において、カールした第2屈曲部142Bの外周面F5に接し、かつ、先端面F1における外周面F5側のエッジE1を通る直線L1に沿った方向をいう(図2(b)参照)。例えば、先端面F1は、金属板を切断することで生じる切断面であり、このような場合は先端面F1は、角が生じた状態である可能性がある。また、先端面F1は、むき出しの面であり、例えば樹脂状のキャップ等をはめられていない。
Each second
ステイ150の搬送方向上流側に配置される第2屈曲部142Bの一部は、その先端面F1よりも上流側に位置し、かつ、上流側に位置する定着ベルト110の内周面111に露出している。また、ステイ150の搬送方向下流側に配置される第2屈曲部142Bの一部は、その先端面F1よりも下流側に位置し、かつ、下流側に位置する定着ベルト110の内周面111に露出している。また、ステイ150の搬送方向上流側に配置される第2屈曲部142Bの先端面F1は、搬送方向下流側を向き、ステイ150の搬送方向下流側に配置される第2屈曲部142Bの先端面F1は、搬送方向上流側を向いている。なお、第2屈曲部142Bが定着ベルト110の内周面111に露出しているとは、他の部材と交わらずに、内周面111と第2屈曲部142Bとを結ぶ線分が存在するという意味である。
A part of the second
詳しくは、各第2屈曲部142Bは、ニップ板130とは反対側に向けて90°以上折り曲げられ、断面視において略円形状となっている。つまり、各第2屈曲部142Bは、ニップ板130とは反対側に向けて湾曲する、外巻きの略円形状となっている。言い換えると、カールした各第2屈曲部142Bの内周面F2は、本体部142Aの外面F3、つまり定着ベルト110側の面に繋がっている。さらに言い換えると、ステイ150の搬送方向上流側に配置される第2屈曲部142Bは、定着ベルト110の回転方向と逆方向に屈曲し、ステイ150の搬送方向下流側に配置される第2屈曲部142Bは、定着ベルト110の回転方向に屈曲している。
Specifically, each second
このようにカールした各第2屈曲部142Bは、反射板140の側壁部142における幅方向の一端から他端にわたって形成されている。
Each of the second
ステイ150は、ニップ板130の剛性を確保するための金属製のフレームであり、反射板140に対してハロゲンランプ120とは反対側に配置され、断熱部材160を介してニップ板130を支持している。ステイ150は、比較的剛性が大きい金属、例えば、鋼板などを断面視略U形状に折り曲げることで形成されている。
The
より詳細に、ステイ150は、幅方向に直交する断面において、搬送方向に沿うように延びる基部151と、当該基部151の搬送方向における各端部から、加圧ローラ170から離れる方向へ向けて延びる側壁部152とを主に有している。ステイ150は、幅方向において、ニップ板130、反射板140および断熱部材160よりも長くなっており、その両端部がサイドガイド180(図4および図5参照)に固定されている。なお、反射板140の搬送方向上流側に配置される側壁部142は、ステイ150よりも搬送方向上流側に位置し、搬送方向下流側に配置される側壁部142は、ステイ150よりも搬送方向下流側に位置している。
More specifically, the
断熱部材160は、ニップ板130からステイ150に熱が伝わるのを抑えるための樹脂製の部材であり、ニップ板130とステイ150との間に配置され、これらの部材に沿った断面視略U形状に形成されている。より詳細に、断熱部材160は、幅方向に直交する断面において、搬送方向に沿うように延びる基部161と、当該基部161の搬送方向における各端部から上方に向けて延びる側壁部162とを主に有している。断熱部材160は、例えば、耐熱性樹脂であるLCP(Liquid Crystal Polymer)からなる。
The
基部161の搬送方向の各端部161Aは、中央部161Bよりも下方に突出する凸部となってニップ板130に接触している。これにより、中央部161Bとニップ板130との間に空気の層が形成されている。
Each
側壁部162の搬送方向外側の面である外面には、当該外面から搬送方向外側に突出する複数の爪部162Aが形成されている。爪部162Aは、側壁部162から搬送方向外側に突出し、その先端部が下方に突出するように形成されている。そして、爪部162Aは、ニップ板130の挿通孔H1と反射板140の挿通孔H2とを貫通して、その先端部が反射板140の側壁部142に外側から係合するようになっている。
A plurality of
加圧ローラ170は、ニップ板130との間で定着ベルト110を挟み、定着ベルト110との間にニップ部NPを形成する部材であり、ニップ板130の下方に配置されている。加圧ローラ170は、円筒状のローラ本体171と、ローラ本体171に挿通され、ローラ本体171とともに回転可能なシャフト172とを有している。ローラ本体171は、弾性変形可能に構成されている。
The
この加圧ローラ170は、本体筐体2内に設けられた図示しないモータから駆動力が伝達されて回転駆動するように構成されており、回転駆動することで定着ベルト110(または用紙51)との摩擦力により定着ベルト110を従動回転させる。
The
図4および図5に示すように、サイドガイド180は、定着ベルト110をガイドする部材であり、定着ベルト110を幅方向で挟み込むように配置されている。サイドガイド180は、ステイ150等を支持するためのガイド本体部181と、定着ベルト110の内周面111をガイドする内周ガイド部182とを有している。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
ガイド本体部181は、幅方向内側に向けて開口する支持凹部181Aを有し、当該支持凹部181A内にステイ150の端部が固定されている。また、支持凹部181A内には、図示せぬ金属板が設けられ、当該金属板によってハロゲンランプ120が支持されている。
The guide
内周ガイド部182は、ガイド本体部181の幅方向内側の面から幅方向内側に突出する断面視円弧状の壁であり、その外周面が、定着ベルト110の内周面111をガイドするガイド面182Aとなっている。図2に示すように、内周ガイド部182の周方向の各端部は、搬送方向においてニップ板130を挟むように配置されている。
The inner
そして、ガイド面182Aは、内周ガイド部182の径方向において、反射板140のカールした第2屈曲部142Bよりも外側に配置されている。つまり、カールした第2屈曲部142Bは、幅方向から見て、ガイド面182Aよりも内側に配置されている。言い換えると、第2屈曲部142Bは、幅方向から見て、ガイド面182Aよりも、定着ベルト110から遠い位置に配置されている。
The
図5に示すように、内周ガイド部182は、搬送方向から見て、反射板140の側壁部142の幅方向のエッジEGと重なっている。これにより、エッジEGと定着ベルト110との間に内周ガイド部182が配置されるので、この内周ガイド部182によって、エッジEGが定着ベルト110から覆い隠されている。
As shown in FIG. 5, the inner
また、各サイドガイド180は、図示せぬバネなどの弾性部材によって下方に向けて押圧されている。このように各サイドガイド180が弾性部材で押圧されることで、ステイ150に対して下方へ向かう押圧力が働き、この押圧力が、断熱部材160、ニップ板130および定着ベルト110を介して加圧ローラ170に伝達される。また、加圧ローラ170からは押圧力に対する反力が上方に向けて発生し、この反力は、定着ベルト110、ニップ板130および断熱部材160を介してステイ150で受けられるようになっている。
Each
なお、これとは逆に、加圧ローラ170を弾性部材によって上方に押圧することで、加圧ローラ170からの押圧力を、定着ベルト110、ニップ板130および断熱部材160を介してステイ150で受けるように構成してもよい。
On the contrary, by pressing the
次に、定着装置100の動作時における作用効果について説明する。
図2に示すように、加圧ローラ170に駆動力を与えて加圧ローラ170を回転させると、この加圧ローラ170の回転に追従するように定着ベルト110が図示時計回りに回転する。この際、定着ベルト110の両端部が内周ガイド部182によってガイドされることで、径方向内側への移動が規制されるので、定着ベルト110の各端部が、反射板140の各側壁部142の幅方向のエッジEGに干渉するのを抑えることができる。
Next, operational effects during operation of the fixing
As shown in FIG. 2, when a driving force is applied to the
また、この際、定着ベルト110のうち内周ガイド部182によってガイドされていない部分、例えば幅方向の中央部が、径方向内側に移動することがある。この場合、定着ベルト110の幅方向の中央部は、反射板140の先端面F1に徐々に近づいていくが、先端面F1に到達する前に、カールした第2屈曲部142Bに接触し易くなるので、定着ベルト110が先端面F1と接触することで傷つくのを抑えることができる。
At this time, a portion of the fixing
以上に本実施形態によれば、前述した効果に加え、以下のような効果を得ることができる。 As described above, according to the present embodiment, the following effects can be obtained in addition to the effects described above.
カールした第2屈曲部142Bをニップ部NPに対して搬送方向下流側に配置したので、搬送方向下流側の側壁部142の先端面F1と定着ベルト110との接触を抑えることができる。なお、定着ベルト110のニップ部NPよりも搬送方向下流側の部分は、ニップ部NPから送り出されることで、搬送方向下流側に弛みやすく、搬送方向下流側の第2屈曲部142Bと定着ベルト110は接触しにくいため、搬送方向下流側の第2屈曲部142Bは、本実施形態のようにカールさせなくてもよい。つまり、反射板の搬送方向下流側の側壁部を搬送方向に直交する平板状に形成し、この側壁部をニップ板の搬送方向下流側の側壁部に外側から重ねてもよい。
Since the curled second
カールした第2屈曲部142Bをニップ部NPに対して搬送方向上流側に配置したので、搬送方向上流側の側壁部142の先端面F1と定着ベルト110との接触を抑えることができる。特に、定着ベルト110のニップ部NPよりも搬送方向上流側の部分は、ニップ部NPに引き込まれることで、反射板140の搬送方向上流側の先端面F1に向けて近づきやすいため、搬送方向上流側の第2屈曲部142Bをカールさせることによる効果が発揮されやすい。
Since the curled second
第2屈曲部142Bを湾曲させたので、例えば端部を鋭角に折り曲げる構成に比べ、第2屈曲部142Bと定着ベルト110が接触したときに定着ベルト110が傷つくのを抑えることができる。
Since the second
カールした第2屈曲部142Bの内周面F2が本体部142Aの外面F3に繋がっている、つまり第2屈曲部142Bがニップ板130に対して外向きに折り曲げられているので、第2屈曲部142Bからニップ板130に加わる力を小さくすることができる。言い換えると、ステイ150の搬送方向上流側に配置される第2屈曲部142Bが、定着ベルト110の回転方向と逆方向に屈曲し、ステイ150の搬送方向下流側に配置される第2屈曲部142Bが、定着ベルト110の回転方向に屈曲しているので、第2屈曲部142Bからニップ板130に加わる力を小さくすることができる。
Since the inner peripheral surface F2 of the curled second
ステイ150の搬送方向上流側に配置される第2屈曲部142Bの先端面F1が搬送方向下流側を向き、ステイ150の搬送方向下流側に配置される第2屈曲部142Bの先端面F1が搬送方向上流側を向くので、定着ベルト110が先端面F1に接触するのを良好に抑えることができる。
The front end face F1 of the second
カールした第2屈曲部142Bが、反射板140の幅方向の一端から他端にわたって形成されているので、反射板140に対してカールした第2屈曲部142Bを容易に形成することができる。詳しくは、例えば反射板の端部の幅方向における複数個所をカール形状にし、その他の箇所をカールさせないようにしてもよいが、この場合、各箇所において端部をカールさせなければならず、端部をカールさせる工程を1つの端部に対して複数回行う必要がある。これに対し、本実施形態では、端部を幅方向の全体にわたってカールすればよいので、端部をカールさせる工程が1つの端部に対して1回で済み、製造工程を簡易化することができる。
Since the curled second
反射板140の側壁部142の幅方向におけるエッジEGをサイドガイド180によって定着ベルト110から覆い隠すので、第2屈曲部142Bの幅方向におけるエッジEGで定着ベルト110が傷つくのを抑えることができる。
Since the edge EG in the width direction of the
カールした第2屈曲部142Bを、幅方向から見て、ガイド面182Aよりも内側に配置したので、ガイド面182Aにより、定着ベルト110が第2屈曲部142Bに近づくのを抑えることができる。そのため、定着ベルト110が、カールした第2屈曲部142Bとの摺接により傷つくのを抑えることができる。
Since the curled second
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。以下の説明においては、前記実施形態と略同様の構造となる部材には同一の符号を付し、その説明は省略する。 In addition, this invention is not limited to the said embodiment, It can utilize with various forms so that it may illustrate below. In the following description, the same reference numerals are given to members having substantially the same structure as in the above embodiment, and the description thereof is omitted.
前記実施形態では、第2屈曲部142Bを外巻きの略円形状としたが、本発明はこれに限定されず、例えば図6に示すように、第2屈曲部242Bを内巻きの略円形状としてもよい。具体的に、この形態では、本体部142Aの下端部は、外側に斜めに折り曲げられ、第2屈曲部242Bは、本体部142Aの斜めに折り曲げられた下端部から内側に向けて略円形状に折り曲げられており、その先端面F1の全体が、前記所定方向において本体部142Aに対向している。言い換えると、ステイ150の搬送方向上流側に配置された第2屈曲部242Bは、定着ベルト110の回転方向に屈曲し、ステイ150の搬送方向下流側に配置された第2屈曲部242Bは、定着ベルト110の回転方向と逆方向に屈曲している。
In the above-described embodiment, the second
さらに図6においては、幅方向に直交する断面において、第2屈曲部242Bの先端面F1は、反射板140の側壁部142の一部である本体部142Aによって覆われている。詳しくは、ステイ150の搬送方向下流側に配置される先端面F1は、その全体が、前述した直線L1の方向で本体部142Aと対向し、さらに、本体部142Aによって下流側を覆われる。また、ステイ150の搬送方向上流側に配置される先端面F1は、その全体が、前述した直線L1の方向で本体部142Aと対向し、さらに、本体部142Aによって上流側を覆われる。これにより、定着ベルト110と先端面F1との接触をより抑えることができる。
Further, in FIG. 6, the front end face F <b> 1 of the second bent part 242 </ b> B is covered with a
また、幅方向に直交する断面において、第2屈曲部242Bの先端面F1は、反射板140およびニップ板130に囲まれている。ここで、「反射板140およびニップ板130に囲まれている」とは、幅方向に直交する断面において、先端面F1の全体が、前述した直線L1の方向で反射板140に対向し、かつ、前述した直線L1に直交し、かつ、前述した外周面F5側のエッジE1を通る直線L2上で、先端面F1が反射板140とニップ板130とに挟まれていることをいう。したがって、例えば第2屈曲部242Bをニップ板130から少し離して配置した場合であっても、先端面F1は、反射板140またはニップ板130によって囲まれていることになる。
Further, in the cross section orthogonal to the width direction, the front end face F1 of the second
なお、本体部142Aは、反射板140をニップ板130に嵌め込む前の状態では、下端部が斜めに折り曲げられていない平板形状となっていてもよい。ただし、この場合には、反射板140をニップ板130に嵌め込む際に、本体部142Aの下端部が外側に曲げられることで、本体部142Aの弾性復帰力によって第2屈曲部242Bからニップ板130に力が加わってしまう。そのため、本体部142Aは、反射板140をニップ板130に嵌め込む前の状態でも、下端部が、図6に示すような斜めに折れ曲がった形状となっているのが望ましい。
The
カールした第2屈曲部242Bの外周面F5は、本体部142Aの外面F3に繋がっている。このように形成される第2屈曲部242Bは、ニップ板130に対して搬送方向の上流側と下流側に配置されている。
The outer peripheral surface F5 of the curled second
このように搬送方向上流側の第2屈曲部242Bの外周面F5が本体部142Aの外面F3に繋がることで、定着ベルト110の内周面111が第2屈曲部242Bと本体部142Aとの境界部分に接触した場合であっても、定着ベルト110の内周面111に塗布されたグリスが、カールした第2屈曲部242Bの内部に入り込むことが抑制される。言い換えると、ステイ150の搬送方向上流側に配置された第2屈曲部242Bが、定着ベルト110の回転方向に屈曲することで、定着ベルト110の内周面111が第2屈曲部242Bと本体部142Aとの境界部分に接触した場合であっても、定着ベルト110の内周面111に塗布されたグリスが、カールした第2屈曲部242Bの内部に入り込むことが抑制される。
As described above, the outer peripheral surface F5 of the second
また、図7に示すように、反射板140の第2屈曲部342Bは、本体部142Aの下端から一旦外側に向けて曲がった後、内側に向けてカールする円弧状に形成され、その先端面F1の全体が、前記所定方向においてニップ板130の側壁部132に対向するように、斜め下を向いていてもよい。この場合でも、定着ベルト110が先端面F1に近づこうとするのを、第2屈曲部342Bによって阻止することができるので、前記実施形態と同様の効果を得ることができる。
Further, as shown in FIG. 7, the second
また、図8に示すように、反射板140の第2屈曲部442Bは、本体部142Aの下端から一旦外側に向けて曲がった後、内側に向けてカールする略半円状に形成され、その先端面F1の全体が、ニップ板130の側壁部132に接触していてもよい。これによれば、図7に示す形態よりも、定着ベルト110が先端面F1に接触するのを抑えることができる。
Also, as shown in FIG. 8, the second
また、図9に示すように、本体部142Aの下端部は、外側に斜めに折り曲げられ、第2屈曲部542Bは、本体部142Aの斜めに折り曲げられた下端部から内側に向けて折り返されていてもよい。つまり、第2屈曲部542Bの先端面F1の全体が、前記所定方向において、ニップ板130の側壁部132のうち本体部142Aの斜めに折り曲げられた下端部に対して搬送方向で対向する面を向くように、第2屈曲部542Bが折り曲げられていてもよい。これによれば、図7に示す形態よりも、定着ベルト110が先端面F1に接触するのを抑えることができる。
Further, as shown in FIG. 9, the lower end portion of the
前記実施形態では、反射板140の側壁部142をニップ板130の側壁部132の外側から重ねたが、本発明はこれに限定されず、図10に示すように、ニップ板130の側壁部132を、反射板140の側壁部142に外側から重ねてもよい。具体的に、この形態では、ニップ板130は、中央部の一例としての前記基部131と、前記第1屈曲部133と、延部の一例としての側壁部132とを有している。そして、ニップ板130の側壁部132は、搬送方向に直交する平板状の本体部132Aと、本体部132Aの上端からカールされる第2屈曲部132B,132Cとを有している。
In the embodiment, the
詳しくは、基部131は、ステイ150の搬送方向における上流側から下流側へ延びている。第1屈曲部133は、基部131の搬送方向における端部131A,131Bから、各端部131A,131Bを通る直線PFの延びる方向と直交する方向の、ステイ150の位置する側へ屈曲している。
Specifically, the
ステイ150の搬送方向上流側に配置される第2屈曲部132Bの一部は、その先端面F1よりも搬送方向上流側に配置され、ステイ150の搬送方向下流側に配置される第2屈曲部132Cの一部は、その先端面F1よりも搬送方向下流側に配置されている。これにより、搬送方向上流側の側壁部132の先端面F1と定着ベルト110との接触を抑えることができるとともに、搬送方向下流側の側壁部132の先端面F1と定着ベルト110との接触を抑えることができる。
A part of the second
搬送方向上流側の第2屈曲部132Bは、外巻き形状となり、搬送方向下流側の第2屈曲部132Cは、内巻き形状となっている。具体的に、搬送方向下流側の第2屈曲部132Cの外周面F5は、本体部132Aの外面F3に繋がっている。言い換えると、搬送方向上流側の第2屈曲部132Bと搬送方向下流側の第2屈曲部132Cは、定着ベルト110の回転方向に屈曲している。
The second
このようにニップ板130の第2屈曲部132B,132Cをカールさせる構成において、搬送方向下流側の第2屈曲部132Cの外周面F5を本体部132Aの外面F3に繋げることで、定着ベルト110の内周面111に塗布されたグリスが、カールした第2屈曲部132Cの内部に入り込むことを抑制することができる。言い換えると、搬送方向下流側の第2屈曲部132Cを定着ベルト110の回転方向に屈曲させることで、定着ベルト110の内周面111に塗布されたグリスが、カールした第2屈曲部132Cの内部に入り込むことを抑制することができる。
Thus, in the configuration in which the second
また、図11に示すように、搬送方向における一方、例えば下流側において、反射板140の側壁部142をニップ板130の側壁部132の外側から重ね、他方、例えば上流側において、ニップ板130の側壁部132を、反射板140の側壁部142に外側から重ねてもよい。この場合には、下流側の反射板140の側壁部142に、カールした第2屈曲部142Bを設け、上流側のニップ板130の側壁部132に、カールした第2屈曲部132Bを設ければよい。
As shown in FIG. 11, the
また、図12に示すように、側壁部142の先端面F1が、前記所定方向において定着ベルト110を向くように、側壁部142が構成されていてもよい。具体的に、この形態では、搬送方向上流側の側壁部142は、本体部142Aと、本体部142Aの下端部から搬送方向上流側に屈曲する第3屈曲部142Cと、第3屈曲部142Cから断面視円弧状に屈曲する第2屈曲部142Dと、第2屈曲部142Dから下側に屈曲する第4屈曲部142Eとを有し、第4屈曲部142Eの端面が先端面F1となっている。第2屈曲部142Dは、搬送方向下流側に開口する断面視円弧状に形成されている。
Further, as shown in FIG. 12, the
搬送方向下流側の側壁部142は、本体部142Aと、本体部142Aの下端部から搬送方向下流側に屈曲する第3屈曲部142Cと、第3屈曲部142Cから断面視円弧状に屈曲する第2屈曲部142Dと、第2屈曲部142Dから下側に屈曲する第4屈曲部142Eとを有し、第4屈曲部142Eの端面が先端面F1となっている。第2屈曲部142Dは、搬送方向上流側に開口する断面視円弧状に形成されている。
The
そして、搬送方向上流側の第2屈曲部142Dは、搬送方向上流側の先端面F1よりも搬送方向上流側に位置し、搬送方向下流側の第2屈曲部142Dは、搬送方向下流側の先端面F1よりも搬送方向下流側に位置している。これにより、定着ベルト110が搬送方向の上流側と下流側の各先端面F1に接触するのを抑制することができる。
The second
前記実施形態では、ヒータの一例としてハロゲンランプ120を例示したが、本発明はこれに限定されず、ヒータは、カーボンヒータなどであってもよい。
In the embodiment, the
前記各実施形態では、ニップ部材や反射部材の一例として板状のニップ板130や反射板140を例示したが、本発明はこれに限定されず、ニップ部材や反射部材は、例えば板状でない厚めの部材であってもよい。
In each of the above embodiments, the plate-shaped
前記実施形態では、カラーレーザプリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。 In the above embodiment, the present invention is applied to the color laser printer 1, but the present invention is not limited to this, and the present invention may be applied to other image forming apparatuses such as a copying machine and a multifunction machine.
前記実施形態では、ニップ部材との間でエンドレスベルトを挟むバックアップ部材として加圧ローラ170を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ベルト状の加圧部材などであってもよい。
In the embodiment, the
前記実施形態では、支持部材としてステイ150を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、断熱部材160などであってもよい。
In the above embodiment, the
前記実施形態では、基部131、基部141は、搬送方向に沿って延びていたが、支持部材の搬送方向における上流側から下流側へ延びていればよく、例えば途中で湾曲していてもよい。
In the said embodiment, although the
100 定着装置
110 定着ベルト
120 ハロゲンランプ
130 ニップ板
140 反射板
141 基部
141A,141B 端部
142 側壁部
143 第1屈曲部
142B 第2屈曲部
150 ステイ
F1 先端面
PF 直線
DESCRIPTION OF
Claims (14)
前記エンドレスベルトの内側に配置されるヒータと、
前記エンドレスベルトの内周面に接触するニップ部材と、
前記ヒータからの輻射熱を反射する反射板と、
前記ニップ部材と前記反射板との間に配置され、前記ニップ部材を支持する支持部材と、
前記ニップ部材との間で前記エンドレスベルトを挟むことでニップ部を形成するバックアップ部材と、を備え、前記ニップ部においてシートを所定の搬送方向に搬送する定着装置であって、
前記反射板は、
前記支持部材の前記搬送方向における上流側から下流側へ延び、前記搬送方向における上流側の端部と、下流側の端部とを有する中央部と、
前記中央部の、前記上流側の端部または前記下流側の端部である一方側の端部から、前記上流側の端部と前記下流側の端部とを通る直線と、前記ヒータの長手方向に直交する断面において直交する方向における、前記支持部材の位置する側へ屈曲した第1屈曲部と、
前記第1屈曲部から延び、前記支持部材の一方側に配置され、先端面を有する延部と、を有し、
前記延部は、屈曲した第2屈曲部を有し、
前記第2屈曲部の少なくとも一部は、前記先端面よりも前記一方側に位置することを特徴とする定着装置。 Endless belt,
A heater disposed inside the endless belt;
A nip member that contacts an inner peripheral surface of the endless belt;
A reflector that reflects radiant heat from the heater;
A support member that is disposed between the nip member and the reflector and supports the nip member;
A backup member that forms a nip portion by sandwiching the endless belt with the nip member, and a fixing device that conveys a sheet in a predetermined conveyance direction at the nip portion,
The reflector is
A central portion extending from the upstream side in the transport direction of the support member to the downstream side, having an upstream end in the transport direction, and a downstream end,
A straight line passing through the upstream end and the downstream end from the upstream end or the downstream end of the central portion, and the length of the heater A first bent portion bent toward the side where the support member is located in a direction orthogonal to the cross section orthogonal to the direction;
Extending from the first bent portion, disposed on one side of the support member, and having a distal end surface,
The extending portion has a bent second bent portion,
At least a part of the second bent portion is located on the one side with respect to the front end surface.
前記一方側は、前記搬送方向における上流側であり、
前記第2屈曲部は、前記エンドレスベルトの前記回転方向に屈曲していることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。 Rotating the endless belt in the rotation direction, and moving the endless belt in the conveyance direction at the nip portion;
The one side is an upstream side in the transport direction,
The fixing device according to claim 1, wherein the second bent portion is bent in the rotation direction of the endless belt.
前記エンドレスベルトの内側に配置されるヒータと、
前記エンドレスベルトの内周面に接触するニップ板と、
前記ヒータからの輻射熱を反射する反射部材と、
前記ニップ板と前記反射部材との間に配置され、前記ニップ板を支持する支持部材と、
前記ニップ板との間で前記エンドレスベルトを挟むことでニップ部を形成するバックアップ部材と、を備え、前記ニップ部においてシートを所定の搬送方向に搬送する定着装置であって、
前記ニップ板は、
前記支持部材の前記搬送方向における上流側から下流側へ延び、前記搬送方向における上流側の端部と、下流側の端部とを有する中央部と、
前記中央部の、前記上流側の端部または前記下流側の端部である一方側の端部から、前記上流側の端部と前記下流側の端部とを通る直線と、前記ヒータの長手方向に直交する断面において直交する方向における、前記支持部材の位置する側へ屈曲した第1屈曲部と、
前記第1屈曲部から延び、前記支持部材の一方側に配置され、先端面を有する延部と、を有し、
前記延部は、屈曲した第2屈曲部を有し、
前記第2屈曲部の少なくとも一部は、前記先端面よりも前記一方側に位置することを特徴とする定着装置。 Endless belt,
A heater disposed inside the endless belt;
A nip plate in contact with the inner peripheral surface of the endless belt;
A reflective member that reflects radiant heat from the heater;
A support member that is disposed between the nip plate and the reflective member and supports the nip plate;
And a backup member that forms a nip portion by sandwiching the endless belt with the nip plate, and a fixing device that conveys a sheet in a predetermined conveyance direction at the nip portion,
The nip plate is
A central portion extending from the upstream side in the transport direction of the support member to the downstream side, having an upstream end in the transport direction, and a downstream end,
A straight line passing through the upstream end and the downstream end from the upstream end or the downstream end of the central portion, and the length of the heater A first bent portion bent toward the side where the support member is located in a direction orthogonal to the cross section orthogonal to the direction;
Extending from the first bent portion, disposed on one side of the support member, and having a distal end surface,
The extending portion has a bent second bent portion,
At least a part of the second bent portion is located on the one side with respect to the front end surface.
前記一方側は、前記搬送方向における下流側であり、
前記第2屈曲部は、前記エンドレスベルトの前記回転方向に屈曲していることを特徴とする請求項4に記載の定着装置。 Rotating the endless belt in the rotation direction, and moving the endless belt in the conveyance direction at the nip portion;
The one side is a downstream side in the transport direction,
The fixing device according to claim 4, wherein the second bent portion is bent in the rotation direction of the endless belt.
前記第2屈曲部は、前記エンドレスベルトの前記回転方向と逆方向に屈曲することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項4および請求項5のいずれか1項に記載の定着装置。 Rotating the endless belt in the rotation direction, and moving the endless belt in the conveyance direction at the nip portion;
6. The fixing device according to claim 1, wherein the second bent portion is bent in a direction opposite to the rotational direction of the endless belt. 7. .
前記サイドガイドは、前記延部の、前記ヒータの長手方向におけるエッジと、前記エンドレスベルトとの間に位置することを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の定着装置。 A side guide for guiding the endless belt;
The fixing device according to claim 1, wherein the side guide is located between an edge of the extension portion in a longitudinal direction of the heater and the endless belt. .
前記サイドガイドは、前記エンドレスベルトの内周面をガイドするガイド面を有し、
前記第2屈曲部は、前記ヒータの長手方向から見て、前記ガイド面よりも、前記エンドレスベルトから遠い位置に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の定着装置。 A side guide for guiding the endless belt;
The side guide has a guide surface that guides an inner peripheral surface of the endless belt,
The said 2nd bending part is arrange | positioned in the position far from the said endless belt rather than the said guide surface seeing from the longitudinal direction of the said heater, The any one of Claims 1-12 characterized by the above-mentioned. The fixing device according to 1.
前記エンドレスベルトの内側に配置されるヒータと、
前記エンドレスベルトの内周面に接触するニップ部材と、
前記ヒータからの輻射熱を反射する反射部材と、
前記ニップ部材と前記反射部材との間に配置され、前記ニップ部材を支持する支持部材と、
前記ニップ部材との間で前記エンドレスベルトを挟むことでニップ部を形成するバックアップ部材と、を備え、前記ニップ部においてシートを所定の搬送方向に搬送する定着装置であって、
前記ニップ部材と前記反射部材のうち少なくとも一方の部材は、板状部材であって、
前記一方の部材は、
前記支持部材の前記搬送方向における上流側から下流側へ延び、前記搬送方向における上流側の端部と、下流側の端部とを有する中央部と、
前記中央部の、前記上流側の端部または前記下流側の端部である一方側の端部から、前記上流側の端部と前記下流側の端部とを通る直線と、前記ヒータの長手方向に直交する断面において直交する方向における、前記支持部材の位置する側へ屈曲した第1屈曲部と、
前記第1屈曲部から延び、前記支持部材の一方側に配置され、先端面を有する延部と、を有し、
前記延部は、屈曲した第2屈曲部を有し、
前記第2屈曲部の少なくとも一部は、前記先端面よりも前記一方側に位置することを特徴とする定着装置。 Endless belt,
A heater disposed inside the endless belt;
A nip member that contacts an inner peripheral surface of the endless belt;
A reflective member that reflects radiant heat from the heater;
A support member disposed between the nip member and the reflective member and supporting the nip member;
A backup member that forms a nip portion by sandwiching the endless belt with the nip member, and a fixing device that conveys a sheet in a predetermined conveyance direction at the nip portion,
At least one of the nip member and the reflecting member is a plate-shaped member,
The one member is
A central portion extending from the upstream side in the transport direction of the support member to the downstream side, having an upstream end in the transport direction, and a downstream end,
A straight line passing through the upstream end and the downstream end from the upstream end or the downstream end of the central portion, and the length of the heater A first bent portion bent toward the side where the support member is located in a direction orthogonal to the cross section orthogonal to the direction;
Extending from the first bent portion, disposed on one side of the support member, and having a distal end surface,
The extending portion has a bent second bent portion,
At least a part of the second bent portion is located on the one side with respect to the front end surface.
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