JP2016185275A - 身長測定装置、生体計測ブース、身長測定装置の制御方法、および制御プログラム - Google Patents

身長測定装置、生体計測ブース、身長測定装置の制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮像した被測定者の身長を高い精度で測定する。【解決手段】撮像部(31)が撮像した撮像画像内の被測定者の頭頂部の位置を特定する端点特定部(12)と、該撮像画像における画像の中央から頭頂部までの長さを算出する実寸法換算部(13)と、実寸法換算部(13)の算出結果および撮像部(31)が設置されている高さを用いて被測定者の身長を算出して出力する身長算出部(14)とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は撮像した対象者の身長を測定することが可能な身長測定装置、生体計測ブース、身長測定装置の制御方法、および制御プログラムに関する。
近年、生活習慣病の予防および対策として、日常的な健康管理が重要であることが広く認識されている。そして、身長、体温、体重、体脂肪(内臓脂肪を含む)、骨密度、血圧、または運動量(歩数、消費カロリー換算値など)などの生体情報を日常的に測定し記録することにより、各人が自分の健康管理を自分自身で行うことが注目されている。
身長を測定する方法としては、垂直方向に沿って上下に移動可能なカーソルを被測定者の頭頂に接触させる方法(接触式)が広く知られている。例えば、特許文献1には、台座の上部端部に、カーソルを上下移動可能なように取り付け、かつ身長測定用柱を立設し、台座の上には被測定者の体重を感知する重量測定器および重量受感部を載置すると共に、重量受感部と一体に柱状スケールの前に柱状ガードを配置した身長体重計が開示されている。また、特許文献2には、カーソルの下降時に、カーソルから頭頂までが所定距離以上離間している場合には速く、所定距離以下となると遅くカーソルを移動させるようにして、測定時間を短縮する身長測定装置が開示されている。
しかし、特許文献1および特許文献2に記載に開示されている技術では、被測定者の頭頂にカーソルを接触させて身長を測定するため、被測定者に不快感を誘発する可能性があった。そこで、被測定者に接触することなく、身長を測定する方法(非接触式)が考案されている。
例えば、特許文献3には、位置制限される被測定者の映像を撮影し、撮影された被測定者の映像から特定器官を認識し、認識された器官に基づいて該当の被測定者の身長関連情報を算出する身長関連情報測定装置などが開示されている。
さらに、特許文献4には、装置から床面までの距離を測る第1の超音波センサ、被測定者の胴体までの距離を測る第2の超音波センサ、および被測定者の頭部のほぼ先端までの距離を測る第3の超音波センサを備え、3つの測距情報を用いて被測定者の身長情報を出力する身長測定装置が開示されている。
特開平09−068458号公報(1997年 3月11日公開) 特開平06−022939号公報(1994年 2月 1日公開) 特開2013−000329号公報(2013年 1月 7日公開) 特開2009−213574号公報(2009年 9月24日公開)
しかしながら、特許文献3〜4に記載の技術では、被測定者の身長を高精度で測定することができない場合がある、という問題があった。
例えば、特許文献3に記載の技術では、被測定者を撮影した映像から目などの器官を認識し、認識された器官の高さから推定される推定値(推定値h3)を被測定者の身長関連情報の算出に用いる。この推定値は予め決定された推定値であり、例えば、目と頭頂との間の距離について、経験的または実験的に得られた値である。それゆえ、特許文献3に記載の技術により算出された身長関連情報は、常に推定値を含む値であるため、高精度で測定した被測定者の身長ではない。
また、特許文献4に記載の技術では、被測定者の正確な身長情報を出力するためには、被測定者の頭部のほぼ先端までの距離を測る第3の超音波センサから放出する超音波の指向角(広がり)を狭く設定する必要がある。しかし、第3の超音波センサからの超音波の指向角を狭めると、被測定者の頭部に確実に超音波が照射できない可能性があり、身長を測定できない場合がある。超音波センサの代わりに赤外線センサを利用した場合も同様である。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、被測定者の身長を高い精度で測定することができる身長測定装置、生体計測ブースなどを実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る身長測定装置は、測定対象を撮像して撮像画像を取得する撮像部と、上記撮像部によって撮像された上記測定対象の端部に対応する位置を、上記撮像画像内において特定する端点特定部と、上記撮像画像における所定の位置から上記端部までの長さに対応する実寸法を、上記撮像部から測定対象までの距離を用いて算出する実寸法算出部と、上記実寸法を用いて算出した上記測定対象の身長を示す値を出力する身長算出部と、を備える。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る身長測定装置の制御方法は、測定対象を撮像する撮像部を備える身長測定装置の制御方法であって、上記撮像部によって測定対象を撮像して撮像画像を取得する撮像ステップと、上記撮像部から測定対象までの距離を測定する測距ステップと、上記撮像部によって撮像された上記測定対象の端部に対応する位置を、上記撮像画像内において特定する端部特定ステップと、上記撮像画像における所定の位置から上記端部までの長さに対応する実寸法を、上記測距ステップにて測定した上記距離を用いて算出する実寸法算出ステップと、上記実寸法算出ステップにて算出した上記実寸法を用いて算出した上記測定対象の身長を示す値を出力する身長算出ステップと、を含む。
本発明の一態様によれば、被測定者の身長を高い精度で測定することができる、という効果を奏する。
本発明に係る身長測定装置の概略構成の一例を示すブロック図である。 身長測定装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 生体計測ブースの外観の一例を示す図である。 被測定者を撮像する撮像部の撮像範囲から、被測定者の実寸法を算出する方法の一例について説明する説明図である。 被測定者を撮像した撮像画像から被測定者の頭頂部に対応する位置を特定する方法の一例について説明する説明図である。 被測定者の身長を測定する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 撮像部が被測定者を撮像した撮像画像の例を示す図である。 被測定者を撮像する撮像部の撮像範囲から、被測定者の実寸法を算出する方法の一例について説明する説明図である。 別の実施形態に係る身長測定装置の概略構成の一例を示すブロック図である。 身長測定装置の適用例を説明する説明図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
(身長測定装置1のハードウェア構成)
まず、本発明に係る身長測定装置1のハードウェア構成について、図2を用いて説明する。図2は、身長測定装置1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
身長測定装置1は、撮像部31、測距部32、および制御部10を備えている。撮像部31、測距部32、および制御部10は、無線通信機能を有し、互いにデータを送受信する構成であってもよい。制御部10は、算出した身長L(身長を示す値)を表示装置6などの外部機器に出力する構成であってもよいし、身長測定装置1が専用の身長提示部(例えば、ディスプレイなどの表示部、スピーカなどの音声出力部など)を備え、制御部10から出力された身長Lを被測定者などに対して提示する構成であってもよい。
撮像部31は、カメラであり、被測定者U(測定対象)を撮像した、該被測定者Uの頭頂部T(端部)を含む撮像画像の画像データを制御部10に送る。撮像部31は、撮像部31が所定の高さH(図4参照)の位置に、水平方向(XY平面に平行な方向、図4参照)を向くように設置されている。撮像部31の高さHは調節可能であってもよい。
なお、撮像部31が撮像する方向は、水平方向を維持したまま可変であってもよく、撮像部31が被測定者Uを撮像したときに、被測定者Uに対応する領域PUが撮像範囲Qの中央に位置するように方向を調節してもよい。また、撮像部31は、2次元の撮像画像を撮像するカメラに限定されず、3次元の撮像画像を撮像するカメラであってもよい。
測距部32は、赤外線、光、音波などを利用して距離を測定する測距センサであり、撮像部31と、該撮像部31が撮像した被測定者Uとの間の距離を測定して制御部10に送る。測距部32は、例えば、撮像部31と同じ位置に配置されている測距センサである。しかし、測距部32はこれに限定されず、撮像部31と、該撮像部31が撮像した被測定者Uとの間の距離を測定できるものであれば、如何なるものであってもよい。例えば、撮像部31と異なる位置に配置された測距センサであってもよいし、あるいは、被測定者Uと撮像部31との双方を撮像範囲Qに含む、撮像部31と異なる位置に配置されたカメラによって撮像された画像から、被測定者Uと撮像部31との間の距離を測定するものであってもよい。
測距部32は、撮像が行われた直前(または同時)、または撮像が行われた後(または直後)に、撮像された被測定者Uと撮像部31との間の距離を測定する。これにより、被測定者Uによって撮像が行われたときの被測定者Uと撮像部31との距離を測定することができる。なお、撮像対象までの距離を測定可能なカメラを撮像部31として適用する場合には、測距部32の機能を撮像部31が兼ねる構成であってもよい。
なお、撮像部31が被測定者Uを撮像するタイミングは所望のタイミングで良く、撮像の契機は任意に構成することが可能である。例えば、撮像部31および測距部32の少なくともいずれか一方が周囲の物体をモニタしており、被測定者Uが撮像部31から所定の距離(例えば、5m)以内に侵入したことを測距部32が検出したときに、撮像部31が撮像を行うように構成してもよい。この場合、測距部32から、被測定者Uが撮像部31から所定の距離(例えば、5m)以内に侵入したことを示す検出信号を受信した制御部10は、撮像部31に対し、直ちに撮像を行うように指示すればよい。あるいは、被測定者自身による操作指示の入力(例えば、リモートコントローラからの信号)を受け付けたときに、撮像部31が撮像を行うように構成してもよい。
制御部10は、撮像部31から取得した撮像画像の画像データ、および測距部32から取得した、該画像データが示す撮像画像が撮像された時の、撮像部31と被測定者Uとの距離を取得して、被測定者Uの身長Lを算出し、表示装置6へ出力する。制御部10が、撮像部31から取得した画像データ、および測距部32から取得した撮像部31と被測定者Uとの距離を用いて、被測定者Uの身長Lを算出する方法については、後に具体例を挙げて詳述する。
(生体計測ブース100の外観および概略構成)
続いて、図2に示す身長測定装置1を、生体情報の測定と管理とを総合的に支援する、椅子型の生体計測ブース100に適用した場合を例に挙げて、図3を用いて以下に説明する。なお、生体計測ブース100としては、被測定者Uの姿勢に限定されない。例えば、生体計測ブース100において、設置するために広い空間を要求しない個室のような空間において被測定者Uが立ったままの姿勢である電話ボックス型であってもよいし、ベッドまたはマットレスの上に被測定者Uが寝た姿勢であるベッド型であってもよい。
生体計測ブース100は、少なくとも、座面2、アームレスト3、計測機器4、脚部5、計測した生体情報を表示する表示装置6、撮像部31、および測距部32を備えている外観を有している。脚部5は、床面9と座面2との間に設けられ、座面2を支持する部材である。身長測定装置1の制御部10は、任意の位置に配置したり、脚部5や表示装置6などに内蔵させたりすることが可能であり、ここでは図示していない。
計測機器4は体温、脈波、血圧などの様々な被測定者Uの生体情報を測定する機器であり、各種の計測機器4をアームレスト3に取り付けたり、取り外したりすることが可能である。被測定者Uは、生体計測ブース100の座面2に座って楽な姿勢をとり、各種の計測機器4を用いて、体重、体温、脈波、血圧などを測定することができる。また、被測定者Uが生体計測ブース100に体を完全に載せて体重を預けた姿勢をとれば、脚部5に組み込まれた体重測定装置(図示せず)が被測定者Uの体重を測定する。
表示装置6は、測定された被測定者Uの生体情報を表示するディスプレイである。表示装置6の画面にはタッチパネル(図示せず)が重畳されており、被測定者Uによるタッチ操作を受け付ける。また、表示装置6は、計測機器4が測定した生体情報、体重測定装置が測定した体重、および身長測定装置1が測定した身長Lなどを受信して、受信した情報を画面に表示して被測定者Uに提示する。
身長測定装置1の撮像部31および測距部32は、表示装置6の上部に配置されており、撮像部31の高さ(すなわち、床面9から撮像部31までの距離)はHである。生体計測ブース100によって被測定者Uの身長Lを測定するために、座面2に座する前(または後)の、立っている被測定者Uを撮像する必要がある。そこで、撮像部31が撮像する向きは、図3に図示したように、撮像範囲Qが、表示装置6の背後側、すなわち、画面と反対の方向(X軸の負の方向)を向くように設置されている。なお、前述のように撮像部31の向きを可変に構成してもよい。例えば、XY平面に平行に360°旋回できるようにすれば、撮像部31は、生体計測ブース100の全周囲を撮像範囲Qとすることができる。
被測定者Uが生体計測ブース100に近づいて、撮像部31から所定の距離以内に侵入したとき、撮像部31は該被測定者Uの撮像を行う。一方、測距部32は、撮像部31が被測定者Uを撮像した時点における被測定者Uと撮像部31との間の距離を測定し、測定結果を制御部10に出力する。なお、撮像部31が撮像する方向を変更しない場合、被測定者Uが生体計測ブース100に近づく経路に薄いカーペットを敷いたり、経路を示す矢印を床面9に描いたりして被測定者Uを誘導すればよい。これにより、生体計測ブース100に近づく被測定者Uを確実に撮像し、身長Lの測定を行うことができる。
なお、被測定者Uの撮像を行う場合、生体計測ブース100が備える音声出力部(図示せず)から、「そこで立ち止まって、姿勢を正してください」などの音声を発することによって、撮像部31による撮像が行われるタイミングを被測定者に通知してもよい。例えば、撮像時に、被測定者Uが素早く動いたり、膝を曲げたり、背伸びしたりすると、上手く撮像できない虞がある。そこで、被測定者Uに、撮像部31による撮像を行うタイミングを通知することで、被測定者Uは立ち止まって正しい姿勢(直立)をとることができるため、身長Lを測定するための撮像画像の質を向上させることができる。なお、撮像タイミングを知らせる通知は、音声によるものに限定されず、光による通知(光の色を変化させたり、点滅と点灯とを切り替えたり)であってもよい。また、撮像後に、撮像が完了したことを被測定者Uに知らせる構成であってもよい。
このように、生体計測ブース100は、身長測定装置1を備えることにより、被測定者Uを撮像部31によって撮像し、測距部32によって被測定者Uと撮像部31との距離を測定して、被測定者Uの身長Lを高い精度で測定することができる。さらに生体計測ブース100は、生体計測ブース100の座面2に座した被測定者Uに計測機器4を使用した各種生体情報の計測を受けさせることができる。
生体計測ブース100は、身長測定装置1を適用することによって、被測定者Uに特別な動作や負担を与えることなく、身長Lを高い精度で測定できる。そして、身長Lを高い精度で測定することにより、計測機器4による生体情報の測定値や体重を、健康管理の観点から正しく評価することができる。例えば、肥満度を評価する場合によく利用されるBMI(Body Mass Index)指数、血管年齢や標準体重は、身長Lに依存した値であり、身長Lが高い精度で測定されていない場合、正確な値を得ることができない。具体的には、肥満度を評価する場合に使用されるBMIは、次の式で算出される。BMI=体重(kg)/(身長L(m))。標準体重は、(身長L(m))×22で算出される。また、血管年齢も、身長Lと体重とから算出される。すなわち、BMI、標準体重、血管年齢も、高い精度で身長Lを測定しなければ、信頼性の高い値を算出することはできない。このように、生体計測ブース100が測定した生体情報を正しく評価して、被測定者Uの健康管理・維持に活用するためには、身長Lを高い精度で測定することが重要である。
(身長測定装置1の構成)
次に、身長測定装置1の構成について図1を用いて説明する。図1は、身長測定装置1の概略構成の一例を示すブロック図である。ここでは、撮像部31から取得した撮像画像の画像データと、測距部32から取得した距離とを対応付けて一時記憶したり、測定した被測定者Uの身長Lを被測定者毎に記憶したりする場合に用いられる記憶部20を備える、身長測定装置1の構成を例に挙げて説明する。なお、身長測定装置1を、記憶部20を備えることなく実現することも可能であり、記憶部20は必須の構成ではない。
身長測定装置1は、撮像部31、測距部32、制御部10、記憶部20を備えており、制御部10は、画像解析部11、端点特定部12、実寸法換算部13(実寸法算出部)、および身長算出部14を備えている。
画像解析部11は、被測定者Uを撮像した撮像画像の画像データを撮像部31から取得して、該撮像画像の被測定者Uに対応する領域PUに属する画素を特定する。また、画像解析部11は、被測定者Uに対応する領域PUとそれ以外の背景部分の領域との境界を特定した画像データを端点特定部12に出力する。
例えば、画像解析部11は、撮像画像の被測定者Uに対応する領域PUとそれ以外の背景部分の領域との境界を、ソーベルフィルタ、ラプラシアンフィルタなど公知のフィルタ処理を用いて特定してもよい。あるいは、画像解析部11は、複数の背景部分は時間変化せず、被測定者Uに対応する領域PUは被測定者Uが動作する度に時間変化することを利用してもよい。この場合、画像解析部11は、被測定者Uを一定時間内に複数回撮像して得た複数の撮像画像から差分画像を作製し、この差分画像に基づいて被測定者Uに対応する領域PUとそれ以外の背景部分の領域との境界を推定する。
端点特定部12は、画像解析部11から取得した画像データの被測定者Uに対応する領域PUにおいて該被測定者Uの頭頂部Tに相当する位置PTを特定する。端点特定部12は、特定した位置PTに関する情報を実寸法換算部13に出力する。なお、端点特定部12が、被測定者Uの頭頂部Tに相当する位置PTを特定する処理については、後に説明する。
実寸法換算部13は、測距部32が測定した、撮像部31が被測定者Uを撮像したときの被測定者Uと撮像部31との間の距離W(m)を用いて、端点特定部12が特定した、被測定者Uの頭頂部Tに相当する位置PTから、撮像画像の所定の位置(例えば、点V5)との間の距離(ピクセル)に対応する実寸法(m)を算出する。なお、実寸法換算部13が、被測定者Uを撮像した撮像画像から実寸法を算出する処理については、後に説明する。
身長算出部14は、撮像画像の被測定者Uに対応する領域PUから算出された実寸法と、撮像部31が設置された高さHとを用いて、被測定者Uの身長Lを算出し、表示装置6等の外部機器(図示せず)に出力する。なお、身長算出部14が、被測定者Uの身長Lを算出する処理については、後に説明する。
このように、身長測定装置1は、一般的に使用されている撮像部31を用いて、被測定者Uの身長Lを、高い精度で測定することができる。撮像部31が被測定者Uと撮像部31との間の距離を測定できないような場合には、身長測定装置1は、被測定者Uと撮像部31との間の距離を測定する測距部32をさらに備えていてもよい。
(撮像部31による被測定者Uの撮像と実寸法の算出方法)
ここでは、撮像部31によって被測定者Uを撮像した該撮像画像から、実寸法換算部13が実寸法(実際の寸法)を算出する方法について、図4を用いて説明する。図4は、被測定者Uを撮像する撮像部31の撮像範囲Qから、被測定者Uの実寸法を算出する方法の一例について説明する説明図である。なお、ここでは、説明を簡略化するために、撮像部31および測距部32のみを図示しており、身長測定装置1の制御部および生体計測ブース100の図示は省略した。
撮像部31および測距部32は地点Cにおいて、高さH(図3の例では、表示装置6の上部の高さに相当)の位置に設けられており、地点Cと地点Dとを結ぶ方向(X軸の負の方向)に水平(XY平面に平行)に向けられている。
図4の点R1、点R3、点R7、および点R9を4隅とする、破線で示された四角形R1R3R7R9は、撮像部31が、地点Dにて立っている被測定者U(身長L)を撮像した場合の撮像範囲Qを仮想的に示したものである。辺R1R3の中点を点R2、辺R1R7の中点を点R4、辺R3R9の中点を点R6、辺R7R9の中点を点R8、点R2と点R8とを結ぶ線と、点R4と点R6を結ぶ線との交点を点R5とする。すなわち、四角形R1R3R7R9が長方形である場合、点R4、R5、およびR6の高さは、撮像部31が設置されている高さHと同じである。そして、測距部32が測定する、撮像部31と被測定者Uとの間の距離Wは、撮像部31と点R5とを結ぶ線分の長さである。なお、撮像範囲Qの形状は長方形に限定されず、三角形、円形、など任意の形状であってもよい。
撮像部31の縦方向(Z軸方向)の撮像画角(視野角ともいう)がαである場合、点R1と点R4との間の距離H1(m)は、この撮像画角(視野角ともいう)αと撮像部31と被測定者Uとの間の距離Wとを用いて、H1=Wtan(α/2)と表すことができる。実寸法換算部13は、この関係式を用いて、距離H1を算出することができる。このように、撮像範囲Qを撮像した撮像画像における1ピクセルが実際にはどれだけの距離(m)に相当するのかを換算することができる。これにより、実寸法換算部13は、撮像画像(例えば、図5の撮像画像P1)における縦方向(Z軸方向)の任意の2点間の距離(ピクセル)を、実寸法(m)に換算することができる。
なお、実寸法換算部13は、撮像部31の縦方向の撮像画角αを用いることなく実寸法を算出することも可能である。例えば、撮像部31から距離Wに地点にある単位長さ(例えば0.01m)の物体を撮像部31が撮像した場合、撮像画像において該物体の長さは何ピクセルとなるのかを予め設定したり、撮像部31が撮像する画像内に、単位長さの物体が撮像画像中ではどのような長さ(ピクセル)として撮像されるかを示すスケールバーを表示したりしてもよい。これにより、実寸法換算部13は、撮像画像における物体の長さ(ピクセル)が撮像部31と該物体との間の距離(m)と反比例することを用いて、該物体の実寸法(m)を算出することができる。
(撮像画像内の頭頂部の特定)
次に、端点特定部12が、被測定者Uの頭頂部Tに相当する位置PTを特定する処理について、図5を用いて説明する。図5は、撮像範囲Qの被測定者Uを撮像した撮像画像P1から被測定者Uの頭頂部Tに対応する位置PTを特定する方法の一例について説明する説明図である。図5では、図4に示す撮像範囲Qを撮像して得られる撮像画像P1を示している。撮像範囲Qの、点R1〜R9はそれぞれ、撮像画像P1の点V1〜V9に対応している。また、撮像範囲Qにおける実寸法H1、H2、およびH3(m)は、撮像画像P1において、距離h1、h2、およびh3(ピクセル)に対応している。なお、図示の距離h1は、距離h2に等しく、h3=2×h1である。
画像解析部11によって、撮像画像P1の被測定者Uに対応する領域PUとそれ以外の背景部分の領域との境界を特定した後に、端点特定部12は、被測定者Uの頭頂部Tに対応する、撮像画像P1内の領域PTの位置を特定する。
端点特定部12は、まず、被測定者Uに対応する領域PU以外の背景部分の領域に属する画素の画素値を削除し(または、画素値を0に変更し)、被測定者Uに対応する領域PUの画素の画素値のみを残存させる。そして、端点特定部12は、横方向(辺V1V3に平行な方向)に隣り合う画素の画素値を互いに加算することにより、図5の右端に示すような、画素値の縦方向(Z軸方向)の分布を示すヒストグラムを得る。なお、画素値の代わりに、各画素の輝度を用いてヒストグラムを得てもよい。
このヒストグラムは被測定者Uに対応する領域PUに含まれる画素値の分布を示しており、そのZ軸方向の最端部の位置は、撮像画像P1における、被測定者Uの頭頂部Tに対応する位置PTの高さを示している。なお、頭頂部T付近に照射された照明が頭髪などによって反射したり、背景部分の色彩が影響したりした場合、画像解析部11が撮像画像P1の被測定者Uに対応する領域PUとそれ以外の背景部分の領域との境界を、厳密に特定できない場合がある。このような場合、端点特定部12は、位置PTの位置を特定するために、位置PTを画素値の分布を示すヒストグラムから特定する際に、適切な閾値を設けて、該閾値以上の画素値を与える位置を特定してもよい。
なお、端点特定部12が、画素値の分布を示すヒストグラムから位置PTを特定する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、端点特定部12が、人の顔および頭頂部のパターンの弱識別子を保持して、該弱識別子を用いて撮像画像P1を走査(テンプレート走査)して、弱識別子との一致具合が所定の閾値以上である位置を検出することにより、顔および頭頂部の位置を特定してもよい。ここで、弱識別子とは、全ての被測定者Uの顔および頭頂部Tに対応する領域および位置を、漏らすことなく検出するために、識別精度が敢えて低く設定された識別子である。このような識別子を用いることにより、個人差が大きい人の顔および頭頂部のパターンを、撮像画像から確実に検出することができる。この他に、端点特定部12が人の顔および頭頂部の位置を検出するために、一般に知られる顔・頭部の検出アルゴリズムを用いても良い。
(身長の算出)
続いて、身長算出部14が、被測定者Uの身長Lを算出する処理について、図4および図5を用いて説明する。
図4に示すように、撮像部31が被測定者Uを水平方向から撮像した場合、被測定者Uの身長Lは、撮像部31が設置されている位置の高さHと、頭頂部Tと点R5との間の距離との和として算出される。ここで、頭頂部Tと点R5との間の距離(m)は、図5の撮像画像P1における位置PTと点V5との間の距離ha(ピクセル)に対応する実寸法(m)であり、実寸法換算部13によって算出される。
被測定者Uの身長L=(撮像部31が設置されている位置の高さH)+(撮像画像P1における距離haに対応する実寸法)
すなわち、身長算出部14は、実寸法換算部13から、撮像画像P1における距離haに対応する実寸法を取得して、撮像部31が設置されている高さHに加算することにより被測定者Uの身長Lを算出する。
(身長測定装置1による身長測定の処理の流れ)
以下では、身長測定装置1が被測定者Uの身長Lを測定する処理の流れについて、図6を用いて説明する。図6は、被測定者Uの身長Lを測定する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
撮像部31が被測定者Uを撮像して(S1:撮像ステップ)、画像解析部11が撮像画像の画像データを撮像部31から取得すると、実寸法換算部13は測距部32が測定した、撮像部31から被測定者Uまでの距離を取得する(S2:測距ステップ)。
画像解析部11は、取得した撮像画像における、被測定者Uに対応する領域PUと、それ以外の背景部分に対応する領域との境界を特定し、撮像画像の画像データおよび特定した境界を示す情報を端点特定部12に送る。
端点特定部12は、画像解析部11によって特定された境界を示す情報に基づいて、被測定者Uに対応する領域PUの、撮像画像における被測定者Uの頭頂部Tに対応する位置PTを特定する(S3:端部特定ステップ)。
次に、実寸法換算部13は、撮像部31から被測定者Uまでの距離Wを利用して、撮像画像内の被測定者Uの大きさの実寸法を算出する(S4:実寸法算出ステップ)。このS4にて算出する実寸法の例としては、撮像画像P1における距離haに対応する実寸法が挙げられる(図5参照)。
最後に、身長算出部14が、S4にて算出した実寸法を用いて、被測定者Uの身長Lを算出する(S5:身長算出ステップ)。例えば、身長算出部14は、実寸法換算部13から、撮像画像P1における距離haに対応する実寸法を取得して、撮像部31が設置されている高さHに加算することにより被測定者Uの身長Lを算出する(図4および図5参照)。
なお、ここでは、撮像部31が撮像したときに、その撮像に続いて、測距部32が被測定者Uと撮像部31との距離Wを測定する場合を説明したが、S1とS2との順番には特に限定されない。すなわち、撮像部31が被測定者Uを撮像するより前に、距離Wを測定してもよい。
〔実施形態2〕
撮像部31によって撮像された被測定者Uの姿勢が常に姿勢を正して立っているとは限らず、例えば、膝を一時曲げたり、前かがみになったりしたタイミングを撮像する可能性がある。このような姿勢の被測定者Uを撮像した撮像画像から身長Lを算出した場合、実際の被測定者Uの身長Lより低く測定してしまう。また、移動中(歩行中)の被測定者Uを撮像して身長Lを測定した場合も、実際の被測定者Uの身長Lより低く測定してしまう虞がある。
そこで、本実施形態に係る身長測定装置1は、姿勢を正して立っているとは限らない被測定者Uや、移動中の被測定者Uなどの身長Lを高い精度で測定するために、被測定者Uを複数回撮像して、各撮像画像から被測定者Uの身長Lを算出する。そして、算出した複数の身長Lの値の中から適切な値(例えば、最大値)を、該被測定者Uの身長Lの測定値として出力する。例えば、算出された複数の値の最大値を身長Lとして出力する。これにより、膝を曲げていたり、前かがみなっていたりする被測定者Uを撮像した撮像画像から算出された身長を出力することなく、正しい姿勢で起立している状態の被測定者Uを撮像した撮像画像から算出した身長Lを出力することができる。
本発明の他の実施形態について、図7に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図7の(a)は、撮像部31が生体計測ブース100に近づく被測定者Uを継時的に3回撮像したときの撮像画像P2〜P4を示している。撮像画像P2〜P4の距離hb、hc、およびhdは、図5に示す撮像画像P1の距離haに相当する。撮像画像P2が最も早いタイミングで被測定者Uを撮像したものであり、撮像画像P3は次に被測定者Uを撮像したものであり、撮像画像P4は最後に被測定者Uを撮像したものである。被測定者Uが生体計測ブース100に徐々に近づくにつれて、撮像画像内の、被測定者Uに対応する領域PUの大きさは大きくなっている。
歩行中の被測定者Uは、足の運びや視線の上げ下げに応じて、頭頂部Tと床面9との距離は一定しない。歩行中の被測定者Uの身長Lを測定した場合、立ち止まって姿勢を正したときに測定される被測定者Uの身長Lよりも低く測定される。そこで、本実施形態に係る身長測定装置1は、撮像画像P2〜P4の各々について、被測定者Uの身長Lを示す値を算出し、その中で最大の値を被測定者Uの身長Lとして出力する。
また、被測定者Uが立ち止まっていても、実際の被測定者Uの身長Lより低く測定してしまう虞がある。図7の(b)は、撮像部31が被測定者Uを継時的に3回撮像したときの撮像画像P5〜P7を示している。被測定者Uは立ち止まっていても、足を広げたり、少しひざを折ったり、前かがみになったり、といろいろな姿勢をとる可能性がある。このように姿勢を変化させる被測定者Uを撮像した場合、ここに示す撮像画像P5〜P7のような撮像画像が取得される。撮像画像P5〜P7の距離he、hf、およびhgは、図5に示す撮像画像P1の距離haに相当する。撮像画像P5〜P7に撮像されている被測定者Uと撮像部31との間の距離Wは変化していないので、身長算出部14が算出する被測定者Uの身長Lの値は、撮像画像P7から算出された値が最大であり、撮像画像P6から算出された値が最小となる。そして、撮像画像P5〜P7に中では、撮像画像P7が、最も姿勢が正しいときの被測定者Uを撮像した撮像画像である可能性が高い。そこで、本実施形態に係る身長測定装置1は、撮像画像P5〜P7の各々について、被測定者Uの身長Lを示す値を算出し、その中で最大の値を被測定者Uの身長Lとして出力する。
このように、身長測定装置1は、身長算出部14が算出したすべての値の中から最大値を、被測定者Uの身長Lの測定値として出力するように構成してもよい。
あるいは、撮像部31は、所定の時間間隔(例えば、5秒おきに)で被測定者Uを複数回撮像しており、身長算出部14は、各撮像画像について被測定者Uの身長Lを算出して、算出した複数の値の変動幅が所定の範囲(例えば、1cm)内である場合、身長測定装置1は、身長算出部14が算出した複数の値のいずれか(または平均値)を被測定者Uの身長Lとして出力するように構成してもよい。撮像時に被測定者Uが背伸びをしていたような場合、実際より大きい値を被測定者Uの身長Lとして出力してしまう虞がある。一方、被測定者Uの姿勢が一定時間(例えば、10秒間)安定している場合、5秒おきに撮像された3枚の撮像画像から身長算出部14が算出する値は、ほぼ同じ値となる。
このような構成によれば、一時的に膝を曲げたり、前かがみになったりした被測定者Uや、移動中の被測定者U、あるいは、一時的に背伸びをした被測定者などの身長Lを高い精度で測定することができる。
〔実施形態3〕
上述の実施形態では、撮像部31が所定の高さH(図4参照)の位置に、水平方向(XY平面に平行な方向、図4参照)を向くように設置されている場合を例に挙げて説明したが、撮像部31が撮像する方向は、水平方向(XY平面に平行な方向、図4参照)でなくてもよい。すなわち、被測定者Uを水平ではない位置から撮像した撮像画像を用いて、被測定者Uの身長Lを算出するように構成してもよい。
さらに、上述の実施形態に係る身長測定装置1の撮像部31は、撮像する方向を水平方向(XY平面に平行な方向)に360°調節可能であったが、本実施形態の身長測定装置1aの撮像部31aおよび測距部32aは、縦方向(Z軸に平行な方向)にも調節可能である。
このような身長測定装置1aについて、図8および図9に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。図8は、身長測定装置1aの概略構成の一例を示すブロック図であり、図9は、被測定者Uを撮像する撮像部31aの撮像範囲Qから、被測定者Uの実寸法を算出する方法の一例について説明する説明図である。
図8の身長測定装置1aは、撮像部31a、測距部32aに加えて、対象検知部34を備えている。また、身長測定装置1aの制御部10aは、画像解析部11、端点特定部12、実寸法換算部13、身長算出部14に加えて、撮像方向制御部15および距離補正部16を備えている。
対象検知部34は、撮像部31aが向きを変えることで撮像可能な所定の範囲全体を走査する人感センサ、赤外線センサなどのセンサである。対象検知部34は、所定の範囲に被測定者Uを検知すると、その検知信号を制御部10aの撮像方向制御部15に出力する。
撮像方向制御部15は、対象検知部34が検知した被測定者Uが撮像部31aの撮像範囲Qに含まれるように撮像部31aの向きを調節する。撮像方向制御部15は、撮像部31aが被測定者Uを撮像するときの向きを示す角度(例えば、図9の角度β)を距離補正部16に出力する。
距離補正部16は、測距部32aから、撮像時の被測定者Uと撮像部31aとの間の距離W1を取得する。そして、距離補正部16は、撮像部31aが被測定者Uを撮像するときの向きを示す角度を用いて、距離W1から、撮像部31aが設置されている地点Cと地点Dに立っている被測定者Uまでのとの間の距離W2を算出する(図9参照)。
図9は、被測定者Uの身長Lよりも高い位置(すなわち、高さH>身長L、例えば、天井など)に設置された撮像部31aから被測定者Uを俯瞰して撮影し、被測定者Uの身長Lを測定する様子を図示している。地点Dに立っている被測定者Uを撮像部31aが撮像する場合、撮像方向制御部15は、その撮像部31aの向きを平行方向から角度βだけ下向きに調節する。距離補正部16は、測距部が測定した距離W1と、角度βとを用いて、距離W2を算出する(W2=W1cosβ)。
実寸法換算部13は、距離補正部16から取得した距離W2(m)を用いて、端点特定部12が特定した、被測定者Uの頭頂部Tに相当する位置PTから、撮像画像の所定の位置(例えば、図5の点V5)との間の距離(ピクセル)に対応する実寸法(m)を算出する。
なお、対象検知部34の機能を、撮像部31aおよび測距部32aの少なくともいずれか一方が代替する構成であってもよい。撮像部31aが対象検知部34の機能を代替する場合、撮像方向制御部15が、撮像部31aが被測定者Uを検知して撮像できるように、撮像部31aの向きを調節すればよい。
なお、被測定者Uの身長Lと高さHとの差が大きい場合、撮像部31に近い位置に存在する被測定者Uを撮像した撮像画像における位置PTは、頭頂部Tに対応する位置ではなく、例えば、被測定者Uの前頭部または後頭部の一部分である可能性がある。このような場合、被測定者Uの正確に特定することができなくなる虞がある。そこで、被測定者Uの身長Lと撮像部31が設置される高さHとの差と、被測定者Uと撮像部31aまでの距離W1との比は、所定の範囲内であることが望ましい。
〔実施形態4〕
身長測定装置1および1aは、生体計測ブース100に適用して、測定した身長Lの値自体を被測定者Uに提示するのではなく、測定された身長Lに基づいて所定の処理や動作を実行する機器に適用することも可能である。
本発明の他の実施形態について、図10に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図10の(a)は、ヘルスケアサイネージ6a(表示装置)に身長測定装置1を適用した場合の例を示している。ヘルスケアサイネージ6aの手前の床面9の特定の位置には、重量センサ7が設けられており、重量センサ7は、上に載った被測定者Uの体重を測定する。身長測定装置1の撮像部31が、ヘルスケアサイネージ6aの上部に設置されており、重量センサ7に載っている被測定者Uを撮像して身長Lを測定する。
なお、ここでは測距部32が被測定者Uと撮像部31との間の距離を測定する構成を示しているが、予め撮像部31から重量センサ7までの距離が決められている場合は、身長測定装置1は測距部32を備えなくてもよい。なお、重量センサ7の位置の床面9には、図10の(b)に示すように、非測定者Uが立つべき位置を示してもよい。これにより、予め決められている、撮像部31から重量センサ7までの距離の地点に被測定者Uを立たせて撮像できるため、高い精度で身長Lを算出することができる。
また、ヘルスケアサイネージ6aの床面9からの高さ、あるいは撮像部31が設置されている位置の高さは、ヘルスケアサイネージ6aが設置されたときに予め設定されている固定の高さであってもよいし、変更可能であってもよい。ヘルスケアサイネージ6aの高さが自由に変更可能である場合、撮像部31と床面9との間の距離を、ヘルスケアサイネージ6aの高さが変更される度に測定する構成であってもよい。
ヘルスケアサイネージ6aの表示を開始すると、被測定者Uは、その表示された情報を見る(または読む)ために目線を変化させたり、姿勢を変化させたりする可能性がある。例えば、被測定者Uにとって低い位置に文字列が表示された場合、その文字列を見るために被測定者Uは膝を曲げてかがむかもしれない。そこで、被測定者Uの身長Lを測定するための撮像を行う位置やタイミングを、被測定者Uが膝を曲げてかがむ可能性の高い位置やタイミングと異なるように構成することが望ましい。これにより、被測定者Uが姿勢を正していない虞のある位置やタイミングでの撮像を回避することができため、高い精度で被測定者Uの身長Lを測定することができる。
図10の(c)は、柱8に備えられたサイネージ6b(表示装置)に身長測定装置1を適用した場合の例を示している。サイネージ6bは情報を表示する表示面(例えば、表示画面、ディスプレイなど)を備えている。この表示面は、柱8の上下にスライド移動することが可能であり、身長測定装置1が測定した被測定者Uの身長Lを取得し、被測定者Uが見やすい高さに表示面を移動させる(表示位置を調節する)高さ調節機構(調節機構)を備えている。柱8に設置された撮像部31が、サイネージ6bに表示される情報を見るために立ち止まった被測定者Uを撮像し、身長Lを測定して、サイネージ6bの高さ調節機構に出力する。これにより、サイネージ6bの高さを被測定者Uの身長Lに合わせて、見やすい高さに調節することができる。
図10の(d)は、柱8に備えられたサイネージ6c(表示装置)に身長測定装置1を適用した場合の例を示している。サイネージ6cは、前述のサイネージ6bと異なり、情報を表示可能な表示面(例えば、表示画面、ディスプレイなど)は柱8に固定されており、上下にスライド移動することはできない。しかし、サイネージ6cは、表示面において情報を表示する位置(表示位置)の高さを調節することが可能であり、身長測定装置1が測定した被測定者Uの身長Lを取得し、被測定者Uが見やすい高さに情報を表示させる表示制御機構(調節機構)を備えている。柱8に設置された撮像部31が、サイネージ6cに表示される情報を見るために立ち止まった被測定者Uを撮像し、身長Lを測定して、サイネージ6bの高さ調節機構に出力する。これにより、サイネージ6bの高さを被測定者Uの身長Lに合わせて、被測定者Uの目線の高さに効果的に情報を表示することができる。
なお、ヘルスケアサイネージ6a、サイネージ6b、6cが、さらに、身長測定装置1によって測定された被測定者Uの身長Lに応じて、表示する内容を切り替える構成であってもよい。これにより、例えば、各被測定者Uの身長に応じて、表示する衣装(背広、ドレス、帽子など)や書籍の広告の表示を切り替えることができる。また、各被測定者Uの身長に応じて、テキストを表示する場合、低い位置に表示するときには、子供でも読めるように漢字をひらがなに変更したり、読み仮名を付したりしたテキストに切り替えて表示することができる。なお、ヘルスケアサイネージ6a、サイネージ6b、6cが、各被測定者Uの属性(成人/子ども、男性/女性)を、身長測定装置1によって測定された被測定者Uの身長Lを用いて判定し、表示する内容を切り替える構成であってもよい。
〔変形例〕
防犯カメラの画像から、撮像されている人物の身長Lを測定する場合に、本発明に係る身長測定装置1または1aを適用することができる。また、レンタカーなどの運転席側のドアに、運転者を撮像する撮像部31を備え、これから該レンタカーの運転を行う運転者(被測定者U)の身長Lを測定し、その身長Lに適した座席位置を自動で調節するように構成してもよい。
あるいは、遊園地などのアトラクション会場において、身長制限の設けられた乗り物やプールの入口に、身長測定装置1または1aを設けて、利用者(被測定者U)の身長Lを測定してもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
身長測定装置1の制御ブロック(特に、画像解析部11、端点特定部12、実寸法換算部13、および身長算出部14)、および、身長測定装置1aの制御ブロック(特に、画像解析部11、端点特定部12、実寸法換算部13、身長算出部14、撮像方向制御部15、距離補正部16)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、身長測定装置1および1aは、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る身長測定装置1および1aは、測定対象(被測定者U)を撮像して撮像画像を取得する撮像部31、31aと、上記撮像部によって撮像された上記測定対象の端部に対応する位置を、上記撮像画像内において特定する端点特定部12と、上記撮像画像における所定の位置から上記端部までの長さに対応する実寸法を、上記撮像部から測定対象までの距離を用いて算出する実寸法算出部(実寸法換算部13)と、上記実寸法を用いて算出した上記測定対象の身長を示す値を出力する身長算出部14と、を備えている。
上記の構成によれば、測定対象を撮像した撮像画像の、測定対象の端部に対応する位置を特定し、上記撮像画像における所定の位置から、特定した端部までの長さに対応する実寸法を算出して、算出した実寸法を用いて測定対象の身長を出力する。これにより、一般的に広く使用されている撮像部を用いて、測定対象の身長を示す値を、高い精度で測定することができる。
本発明の態様2に係る身長測定装置は、上記態様1において、上記撮像部から測定対象までの距離を測定する測距部をさらに備えていてもよい。
本発明の態様3に係る身長測定装置は、上記態様1において、上記撮像部が、上記測定対象を撮像するときに、該測定対象までの距離を測定してもよい。
撮像部として測距機能を備えるものを適用すれば、該撮像部によって、測定対象を撮像すると共に、撮像したときの、撮像部と測定対象との間の距離を測定することができる。
本発明の態様4に係る身長測定装置は、上記態様1から3のいずれかにおいて、上記撮像部は、上記測定対象を複数回撮像しており、上記身長算出部は、上記撮像部が上記測定対象を撮像した各撮像画像について、上記測定対象の身長を示す値を算出し、算出した複数の値のうち最大値を、上記測定対象の身長を示す値として出力してもよい。
例えば、測定対象の人物が膝を曲げていたり、前かがみになっていたり、歩行して移動していたりしたときに撮像して、身長を測定した場合、実際の測定対象の身長より低く測定してしまう虞がある。撮像時に測定対象の姿勢が変化している場合であっても、正しい姿勢で立っているときを撮像した撮像画像が含まれていれば、該撮像画像から算出した、身長を示す値は最大となると考えられる。
上記の構成によれば、上記測定対象を複数回撮像して、各撮像画像について、上記測定対象の身長を示す値を算出し、算出した複数の値のうち最大値を、上記測定対象の身長を示す値として出力する。これにより、一時的に膝を曲げたり、前かがみになったりした測定対象や、移動中の測定対象の身長であっても、高い精度で測定することができる。
本発明の態様5に係る身長測定装置は、上記態様1から3のいずれかにおいて、上記撮像部は、上記測定対象を所定の時間間隔で複数回撮像しており、上記身長算出部は、上記撮像部が上記測定対象を撮像した各撮像画像について、上記測定対象の身長を示す値を算出し、算出した複数の値の変動幅が所定の範囲内である場合、該算出した複数の値のいずれかを上記測定対象の身長を示す値として出力してもよい。
上記の構成によれば、所定の時間間で被測定者Uを複数回撮像して、各撮像画像について測定対象の身長を示す値を算出し、算出した複数の値の変動幅が所定の範囲内である場合、該算出した複数の値のいずれかを測定対象の身長を示す値として出力する。これにより、測定対象が、一時的に背伸びをしたり、膝を曲げたりした場合であっても、測定対象の身長を示す値を、高い精度で測定することができる。
本発明の態様6に係る身長測定装置は、上記態様1から5のいずれかにおいて、上記端点特定部は、上記端部として、上記測定対象の頭頂部に対応する、上記撮像画像の位置を特定してもよい。
例えば、測定対象の身長を測定するためには、地面から頭頂部(端部)までの高さを正しく把握することが重要である。上記のように構成すれば、測定対象の頭頂部に対応する、撮像画像内における位置を正確に特定することができる。
本発明の態様7に係る身長測定装置は、上記態様1から6のいずれかにおいて、上記撮像部は、上記測定対象と上記撮像部との距離が、所定の距離以内になったときに、撮像を行うように構成されてもよい。
これにより、撮像部が測定対象を適切なタイミングで撮像することができる。よって、高い精度の身長を示す値を出力することができる。
本発明の態様8に係る生体計測ブース100は、上記態様1の身長測定装置1、1aを備え、測定対象の生体情報の測定と管理とを行う椅子型の生体計測ブースであって、上記撮像部31、31aが、上記椅子型の生体計測ブースに座する前または後の上記測定対象を撮像する。
椅子型の生体計測ブースに測定対象が座している間は、身長測定装置によって正しい身長を測定することができない。上記の構成によれば、測定対象が椅子型の生体計測ブースに座する前または後に撮像した撮像画像を用いて、該測定対象の身長を算出する。
本発明の態様9に係る表示装置(ヘルスケアサイネージ6a、サイネージ6b、6c)は、態様1の身長測定装置を備え、情報を表示する表示位置を調節可能な表示装置であって、上記身長測定装置が算出した上記測定対象の身長を示す値に基づいて、上記表示位置を調節する。
上記の構成によれば、情報を表示する表示位置を上記測定対象の身長を示す値に基づいて調節する。これにより、測定対象にとって見やすい位置に情報を表示することができるため、情報を効果的に提示することができる。
本発明の態様10に係る表示装置(ヘルスケアサイネージ6a、サイネージ6b、6c)は、態様1の身長測定装置を備え、上記身長測定装置が算出した上記測定対象の身長を示す値に応じて、表示する情報を切り替える。
上記の構成によれば、上記測定対象の身長を示す値に応じて、表示する情報を切り替える。これにより、測定対象の身長に応じた情報を適切に表示することができる。このような構成は、例えば、おすすめの商品(似合う服や書籍)の広告を測定対象毎に切り替えて表示したい場合や、大人向けの表示と子供向けの表示とを切り替えて表示したい場合などにおいて効果的である。
本発明の態様11に係る身長測定装置1、1aは、測定対象を撮像する撮像部31、31aを備える身長測定装置の制御方法であって、上記撮像部によって測定対象を撮像して撮像画像を取得する撮像ステップ(S1)と、上記測距部によって上記撮像部から測定対象までの距離を測定する測距ステップ(S2)と、上記撮像部によって撮像された上記測定対象の端部に対応する位置を、上記撮像画像内において特定する端部特定ステップ(S3)と、上記撮像画像における所定の位置から上記端部までの長さに対応する実寸法を、上記測距ステップにて測定した上記距離を用いて算出する実寸法算出ステップ(S4)と、上記実寸法算出ステップにて算出した上記実寸法を用いて算出した上記測定対象の身長を示す値を出力する身長算出ステップ(S5)と、を含む。上記の構成によれば、上記態様1と同様の効果を奏する。
本発明の各態様に係る身長測定装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記身長測定装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記身長測定装置をコンピュータにて実現させる身長測定装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、身長を測定する機器などに利用することができる。
1、1a 身長測定装置
6a ヘルスケアサイネージ(表示装置)
6b、6c サイネージ(表示装置)
12 端点特定部
13 実寸法換算部(実寸法算出部)
14 身長算出部
31、31a 撮像部
32、32a 測距部
S1 撮像ステップ
S2 測距ステップ
S3 端部特定ステップ
S4 実寸法算出ステップ
S5 身長算出ステップ

Claims (12)

  1. 測定対象を撮像して撮像画像を取得する撮像部と、
    上記撮像部によって撮像された上記測定対象の端部に対応する位置を、上記撮像画像内において特定する端点特定部と、
    上記撮像画像における所定の位置から上記端部までの長さに対応する実寸法を、上記撮像部から測定対象までの距離を用いて算出する実寸法算出部と、
    上記実寸法を用いて算出した上記測定対象の身長を示す値を出力する身長算出部と、を備えることを特徴とする身長測定装置。
  2. 上記撮像部から測定対象までの距離を測定する測距部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の身長測定装置。
  3. 上記撮像部が、上記測定対象を撮像するときに、該測定対象までの距離を測定することを特徴とする請求項1に記載の身長測定装置。
  4. 上記撮像部は、上記測定対象を複数回撮像しており、
    上記身長算出部は、上記撮像部が上記測定対象を撮像した各撮像画像について、上記測定対象の身長を示す値を算出し、算出した複数の値のうち最大値を、上記測定対象の身長を示す値として出力することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の身長測定装置。
  5. 上記撮像部は、上記測定対象を所定の時間間隔で複数回撮像しており、
    上記身長算出部は、上記撮像部が上記測定対象を撮像した各撮像画像について、上記測定対象の身長を示す値を算出し、算出した複数の値の変動幅が所定の範囲内である場合、該算出した複数の値のいずれかを上記測定対象の身長を示す値として出力することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の身長測定装置。
  6. 上記端点特定部は、上記端部として、上記測定対象の頭頂部に対応する、上記撮像画像の位置を特定することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の身長測定装置。
  7. 上記撮像部は、上記測定対象と上記撮像部との距離が、所定の距離以内になったときに、撮像を行うことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の身長測定装置。
  8. 請求項1に記載の身長測定装置を備え、測定対象の生体情報の測定と管理とを行う椅子型の生体計測ブースであって、
    上記撮像部が、上記椅子型の生体計測ブースに座する前または後の上記測定対象を撮像することを特徴とする生体計測ブース。
  9. 請求項1に記載の身長測定装置を備え、情報を表示する表示位置を調節可能な表示装置であって、
    上記身長測定装置が算出した上記測定対象の身長を示す値に基づいて、上記表示位置を調節することを特徴とする表示装置。
  10. 請求項1に記載の身長測定装置を備え、
    上記身長測定装置が算出した上記測定対象の身長を示す値に応じて、表示する情報を切り替えることを特徴とする表示装置。
  11. 測定対象を撮像する撮像部を備える身長測定装置の制御方法であって、
    上記撮像部によって測定対象を撮像して撮像画像を取得する撮像ステップと、
    上記撮像部から測定対象までの距離を測定する測距ステップと、
    上記撮像部によって撮像された上記測定対象の端部に対応する位置を、上記撮像画像内において特定する端部特定ステップと、
    上記撮像画像における所定の位置から上記端部までの長さに対応する実寸法を、上記測距ステップにて測定した上記距離を用いて算出する実寸法算出ステップと、
    上記実寸法算出ステップにて算出した上記実寸法を用いて算出した上記測定対象の身長を示す値を出力する身長算出ステップと、を含むことを特徴とする身長測定装置の制御方法。
  12. 請求項1に記載の身長測定装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、上記端点特定部、上記実寸法算出部、および上記身長算出部としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
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