JP2016182558A - 磁性体粒子の回収装置 - Google Patents
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特許文献1に記載された磁気分離装置は、磁性粉を添加した活性汚泥液が流れる流路内に配設されている。この磁気分離装置は回転ドラムの外周面に流路の流れ方向左右に仕切る鍔状の磁気吸着部材を設け、回転ドラムの回転によって磁気吸着部材で活性汚泥を磁気吸着して活性汚泥と処理水とを分離して活性汚泥を回収するようにしている。
これによって、流路内の活性汚泥の流れが乱されることがなく、磁気吸着部材の磁力による磁性を帯びた活性汚泥の吸着を効果的に行うとしている。
しかも、回転ドラムに設けた磁気吸着部材は回転ドラムの外周面において水路の流れ方向左右に仕切る鍔状の磁気吸着部材を設けたため、汚泥等の磁性体粒子の回収効率が悪く、しかも回転ドラムの下部の水路底面には汚泥等が滞留してしまい、十分回収できないという欠点もあった。
さらに、吸着に回転ドラムを使用しているため、吸着部分が円周状となり大型化して設置することができない水路などもあった。
本発明によれば、上流側で磁性を帯びた砂、イオン交換樹脂、汚泥、活性炭等の磁性体粒子を処理水に添加混合させて、その下流側に設けた無端チェーンに所定間隔で配列した磁性を帯びた棒状体によって磁性体粒子を吸着させ、この棒状体が無端チェーンの駆動で水面の上方に移動したときに掻き取り部材によって掻き取ることで磁性体粒子を分離して回収できる。しかも、無端チェーンとスプロケットは形状の自由度が大きいため、例えば磁性体粒子が沈下して溜まり易い水路の下部領域に無端チェーンを延ばすことで確実に棒状体によって磁性体粒子を吸着して回収できる。
磁性体粒子は水路の底部に溜まり易いが、この領域に無端チェーンを延ばすことで無端チェーンに配列した棒状体によって確実に磁性体粒子を回収できる。例えば、水路に緩速撹拌機がある場合、回収装置の無端チェーンを緩速攪拌機の下側の水路底部に延ばして形成することができ、磁性体粒子が緩速攪拌機の下側に溜まり易くても無端チェーンの棒状体で確実に回収できる。
図1乃至図3は本発明の第一実施形態による磁性体粒子の回収装置1を示すものである。図1に示す磁性体粒子の回収装置1は、図示しない浄水処理設備に設置されたものである。例えば、上水処理施設では、原水が沈砂池から着水井を介して凝集沈殿池に送られ、凝集沈殿池の上流側に設けた急速撹拌池と緩速撹拌池を介して沈澱池に送られる。そして、原水中の溶解性有機物、臭い、フロック、色などの不純物を除去する目的で、磁性を帯びた砂、イオン交換樹脂、活性炭等の磁性体粒子を急速攪拌池に投入し、緩速撹拌池に設置した回収装置1により回収するようになっている。
図1及び図2に示す例では、無端チェーン10は例えば側面視略直角三角形状に形成され、しかもこの略直角三角形の一辺をなす掻き取りチェーン部10aは水路2の水面より上方に位置している。これによって無端チェーン10は水流に交差して水路2の底面付近から水面の上方に延びる掻き取りチェーン部10aを有する形状とされている。
なお、棒状体12は吸着する対象物が、磁性を帯びた砂、イオン交換樹脂、汚泥、活性炭等のいずれかによって帯磁すべき磁性の大きさであるガウスを変えることができる。なお、棒状体12が有する磁力は棒状体12に水を吹きかけたり掻き取り具を当接させたりすることで磁性体粒子が落下する程度の低磁力とすることが好ましい。
そして、図1に示す回収機構3における無端チェーン10の上部の掻き取りチェーン部10aにおいて、無端チェーン10の各棒状体12の裏面側には受け皿をなすトラフ16が配設されている。無端チェーン10の掻き取りチェーン部10aにおいて、棒状体12を挟んでトラフ16と対向する位置にシャワー管17が配設されており、下面に水を噴射する小孔を所定間隔で形成した。シャワー管17の小孔からの噴射によって、回収機構3の無端チェーン10で循環する棒状体12に付着した磁性体粒子、例えば磁性を帯びた砂、イオン交換樹脂、汚泥、活性炭等を分離させてトラフ16で受けるようになっている。
また、磁性体粒子が磁性を帯びた砂や汚泥の場合には無端チェーン10を図1において時計方向(右回転)に回転させるとよい。この場合には沈殿したフロック等の汚泥と一緒に回収することができる。
しかしながら、無端チェーン10の移動方向(回転方向)は状況により適宜選択することができる。
上水処理施設において、急速撹拌機を備えた急速撹拌池に投入された磁性体粒子は、原水と混合される。磁性体粒子が、例えば磁性を帯びたイオン交換樹脂の場合には原水中の溶解性有機物・色等を吸着除去し、磁性を帯びた活性炭の場合には原水中の臭い物質等を吸着除去し、磁性体粒子が磁性を帯びた砂や鉄粉の場合には原水中の有機物や浮遊物等と結合して磁性を帯びた汚泥となる。なお、磁性を帯びたイオン交換樹脂や活性炭などは、金属粉を磁化させた磁性粉を混入したものであるが、粒子表面の孔に磁性粉を備えたものでも良い。
しかも、回収装置1の回収機構3は一対の無端チェーン10の形状を任意のものに形成することができ、その上部の水面より高い掻き取りチェーン部10aの棒状体12を挟む上下にシャワー管17とトラフ16を配置して容易に磁性体粒子を回収できる。
この実施形態では、緩速撹拌機20が無端チェーン21の上流側に配設されている。そして、回収装置1の無端チェーン21は第一実施形態と同様に水面の上方に掻き取りチェーン部21aを形成し、その上下にトラフ16とシャワー管17を対向して配置している。
しかもこの無端チェーン21は、第一実施形態による駆動ホイール7と2つのスプロケット8,9以外に、水路2の底部近傍で下流側から上流側に延びる延長チェーン部21bを形成する他のスプロケット22,23を備えている。そのため、第二実施形態による無端チェーン21は緩速撹拌機20の下流側と底部側を囲うように側面視略L字状に形成されている。
このように、棒状体12が水路2の底部に沿って移動するように無端チェーン21を掛渡す複数のスプロケット9、23、22を水路の底部に配置している。
これに対し、本第二実施形態による回収装置1では、無端チェーン21を緩速撹拌機20の下流側に配置してその下側に延びるように設置したため、緩速撹拌機20の下側に溜まる磁性を帯びた砂、イオン交換樹脂、汚泥、活性炭等の磁性体粒子を確実に棒状体12に吸着させてトラフ16で回収できる。
本第二実施形態においても、無端チェーン21の回転方向は第一実施形態の場合と同様に選択することができる。
なお、上述した実施形態では、上水処理施設における磁性体粒子の回収装置について説明したが、本発明はこのような装置に限定されるものではなく、下水処理施設等、各種の水処理施設で磁性体粒子の回収装置として用いることができる。
2 水路
3 回収機構
6 駆動モータ
8,9、22、23 スプロケット
10、21 無端チェーン
10a、21a 掻き取りチェーン部
12 棒状体
16 トラフ
17 シャワー管
20 緩速撹拌機
21b 延長チェーン部
Claims (2)
- スプロケットを介して駆動すると共に一部が水面の上方に設けられた一対の無端チェーンと、前記無端チェーンに所定間隔で取り付けた磁性を帯びた棒状体と、該棒状体に付着した磁性体粒子を前記水面の上方で分離させて回収する掻き取り部材と、を備えたことを特徴とする磁性体粒子の回収装置。
- 前記棒状体が水路の底部に沿って移動するように前記無端チェーンを掛渡す複数のスプロケットを水路の底部に配置した請求項1に記載された磁性体粒子の回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015064254A JP2016182558A (ja) | 2015-03-26 | 2015-03-26 | 磁性体粒子の回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015064254A JP2016182558A (ja) | 2015-03-26 | 2015-03-26 | 磁性体粒子の回収装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016182558A true JP2016182558A (ja) | 2016-10-20 |
Family
ID=57242469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015064254A Pending JP2016182558A (ja) | 2015-03-26 | 2015-03-26 | 磁性体粒子の回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016182558A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5235375A (en) * | 1975-09-13 | 1977-03-17 | Kanetsuu Kogyo Kk | Magnetic body reclaiming device |
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-
2015
- 2015-03-26 JP JP2015064254A patent/JP2016182558A/ja active Pending
Patent Citations (5)
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