JP2016181420A - 接続装置 - Google Patents

接続装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016181420A
JP2016181420A JP2015061382A JP2015061382A JP2016181420A JP 2016181420 A JP2016181420 A JP 2016181420A JP 2015061382 A JP2015061382 A JP 2015061382A JP 2015061382 A JP2015061382 A JP 2015061382A JP 2016181420 A JP2016181420 A JP 2016181420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plug
opening
connection device
wire rod
longitudinal direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015061382A
Other languages
English (en)
Inventor
武志 本堂
Takeshi Hondo
武志 本堂
佳宜 山田
Yoshinobu Yamada
佳宜 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lighting and Technology Corp filed Critical Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority to JP2015061382A priority Critical patent/JP2016181420A/ja
Publication of JP2016181420A publication Critical patent/JP2016181420A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】照明機器の設置作業を容易にすることができる接続装置を提供すること。【解決手段】実施形態の一例に係る接続装置は、筐体10と導電性部材24〜26とを有する。筐体10は、プラグ41が有する長手方向の幅よりも長手方向の幅が長い開口部22が備えられた中空の筐体である。導電性部材24〜26は、開口部22の長手方向に沿って筐体10の内部に設置され、開口部22に挿入されたプラグ41に対し、照明機器40を制御するための制御信号を伝達する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、接続装置に関する。
従来、スタジオや舞台等は、天井から吊るされたバトンと呼ばれる長尺の装置に取り付けられた複数の照明機器により照明演出がなされている。そして、照明制御装置が各照明機器を遠隔制御する照明制御システムが導入されている。
このような照明制御システムでは、複数のプラグ受け(以下、コンセントと記載する。)が設置された線樋と呼ばれる長尺の装置と、照明制御装置からの制御信号を伝達する伝達装置とがバトンに設置されている。そして、使用する照明機器をバトンに取り付け、照明機器が有する電力ケーブルのプラグを線樋に設置されたコンセントに差し込むとともに、照明機器と伝達装置とを通信ケーブルで通信可能に接続するといった設置作業が行われる。
ところで、このような照明制御システムでは、照明機器の設置作業が困難な場合がある。例えば、照明機器と伝達装置とが離れている場合や、照明機器とコンセントとが離れている場合には、照明機器の取り付け位置をずらさなければならず、照明機器のレイアウトに影響を及ぼしてしまう。また、電力ケーブルと通信ケーブルとを別々に接続しなければならないため、照明機器の設置作業に手間がかかっていた。
特開2008−125751号公報 特開2006−318727号公報
本発明が解決しようとする課題は、照明機器の設置作業を容易にすることができる接続装置を提供することである。
実施形態の一例に係る接続装置は、筐体と伝達機構とを有する。筐体は、プラグが有する長手方向の幅よりも長手方向の幅が長い開口部が備えられた中空の筐体である。伝達機構は、前記開口部の長手方向に沿って前記筐体の内部に設置され、前記開口部に挿入された前記プラグに対し、照明機器を制御するための制御信号を伝達する。
実施形態の一例に係る接続装置によれば、照明機器の設置作業を容易にすることができる。
図1は、実施形態に係るバトンの一例を示す全体構成図である。 図2は、実施形態に係る線樋の断面図である。 図3は、実施形態にかかるプラグの形状を示す斜視図である。 図4は、実施形態に係るプラグと電力部材及び導電性部材の接触を説明するための図である。 図5は、実施形態にかかるプラグの移動を説明するための図である。 図6は、図5のC−C断面図である。
以下、図面を参照して、実施形態に係る接続装置を説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態で説明する接続装置は、一例を示すに過ぎず、実施形態を限定するものではない。例えば、以下の実施形態では、接続装置の一例である線樋を説明するが、線樋以外にも、バトン等の任意の舞台装置の制御にも適用することができる。なお、以下の各実施形態は、矛盾しない範囲内で適宜組みあわせてもよい。
以下の実施形態に係る接続装置(例えば、線樋20)は、筐体21と伝達機構(例えば、導電性部材24〜26)とを有する。筐体21は、プラグ41が有する長手方向の幅よりも長手方向の幅が長い開口部22が備えられた中空の筐体である。また、伝達機構は、開口部22の長手方向に沿って筐体21の内部に設置され、開口部22に挿入されたプラグ41に対し、照明機器40を制御するための制御信号を伝達する。
また、以下の実施形態に係る線樋20は、伝達機構として、開口部22の長手方向に沿って対向するように配置された一対の導電性部材24−1〜26−1、24−2〜26−2を有する。
また、以下の実施形態に係る線樋20は、伝達機構として、基準となる電位をプラグ41に伝達する導電性部材26−1、26−2を有し、基準となる電位との差で情報を示す第1の信号(例えば、主データリンクの+の信号)をプラグ41に伝達する導電性部材24−1、24−2を有し、第1の信号とは逆の電位で情報を示す第2の信号(例えば、主データリンクの−の信号)を伝達する導電性部材25−1、25−2を有する。
また、以下の実施形態に係る線樋20は、プラグ41が開口部22に挿入された状態で挿入方向を中心として回転した際に、プラグ41を保持する保持機構を有する。
また、以下の実施形態に係る線樋20は、導電性部材24〜26が、保持機構として、プラグ41が開口部22に挿入された状態で挿入方向を中心に回転した際に、プラグ41と接触することで、プラグ41を保持するとともに、制御信号をプラグ41に伝達する。
また、以下の実施形態に係る線樋20は、開口部22の長手方向に沿って対向するように配置された一対の導電性部材24−1〜26−1、24−2〜26−2が、保持機構として、プラグ41が開口部22に挿入された状態で挿入方向を中心として回転した際に、プラグ41と接触することで、プラグ41を保持する。
また、以下の実施形態に係る線樋20は、開口部22の長手方向に沿って筐体21の内部に設置され、開口部22に挿入されたプラグ41に対し、電力を伝達する給電機構を有する。
また、以下の実施形態に係る線樋20は、給電機構として、開口部22の長手方向に沿って対向するように配置された一対の給電部材23−1、23−2を有する。
また、以下の実施形態に係る線樋20は、給電部材23−1、23−2が、プラグ41が開口部22に挿入された状態で挿入方向を中心として回転した際に、プラグ41と接触することで、プラグ41を保持する。
[実施形態]
(実施形態に係る照明制御システムの構成)
図1は、実施形態に係るバトンの一例を示す全体構成図である。実施形態に係るバトン1は、筐体10、線樋20、パイプ30を有し、天井からワイヤW等により吊り下げられている。また、図1に示す例では、照明機器40と伝送装置50とがバトン1に設置されている。なお、バトン1には、任意の種別や数の照明機器40を設置可能である。
筐体10は、バトン1が有する筐体部であり、例えば、5角柱形状を有する金属製や樹脂製の部材から構成された長尺の筐体であり、ワイヤWにより天井から設置されるとともに、ワイヤW等を介して、線樋20およびパイプ30が接続される。
線樋20は、例えば四角柱形状を有する金属製や樹脂製の部材から構成された長尺の筐体であり、長手方向が筐体10の長手方向に沿うように、ワイヤW等を介して、筐体10の下部に設置されている。ここで、線樋20は、中空の筐体であって、長手方向に開口部が設けられた筐体を有し、筐体の両端に樹脂製あるいは金属製の蓋部20a、20bが形成されているものとする。また、線樋20は、例えば、伝送装置50および図示を省略した電源装置と接続されており、後述するように、伝送装置50から制御信号を照明機器40に伝達し、電源装置から電力を照明機器40に給電する。
パイプ30は、例えば円柱形状を有する金属製や樹脂製の部材から構成された長尺の筐体であり、長手方向が筐体10の長手方向に沿うように、ワイヤW等を介して、線樋20の下部に設置されている。なお、線樋20およびパイプ30は、静止状態において、筐体10の長手方向に沿うように設置されるが、ワイヤWが揺れた場合等には、筐体10と異なる向きを向く場合がある。
照明機器40は、舞台やスタジオ等の任意の場所を照明するための照明機器であり、例えば、DMX規格に従った通信プロトコルや、DMXを拡張したRDM(Remote Device Management)規格に沿った通信方式により、照明を制御可能な照明機器である。例えば、照明機器40は、LED(Light Emitting Diodes)等の半導体発光素子を有し、制御信号に従って、明るさ(照度)、範囲、色彩、照明する位置等を変化させることで、スタジオや舞台等の照明演出を行う。なお、照明機器40は、いわゆるハロゲンランプであってもよく、DMX規格やRDM規格以外の規格に沿った通信方式により制御される照明機器であってもよい。
プラグ41は、照明機器40が有するプラグであり、後述する説明で明らかとなるように、照明機器40が動作するための電力と、照明機器40を制御する制御信号とを照明機器40に伝達するための差込具である。
伝送装置50は、イーサーネット(登録商標)等のネットワークを介して、照明機器40を制御する照明制御装置と通信可能に接続される装置であり、照明制御装置から照明機器40の制御内容を受信すると、受信した制御内容を示す制御信号を生成し、生成した制御信号を線樋20を介して照明機器40へ出力する伝達装置である。
(実施形態に係る線樋について)
ここで、従来のバトンは、照明機器40に対して電力を供給するためのコンセントが筐体10や線樋20に設置されていた。しかしながら、照明機器40が有する電力ケーブルの長さには限りがあるため、照明機器40の取り付け位置の近傍にコンセントが設置されていない場合には、照明機器40の取り付け位置をずらさなければならない。
また、従来のバトンは、伝達装置50からDMX規格やRDM規格の制御信号を照明機器40に伝達するための通信ケーブルで、伝達装置50と照明機器40とを接続する必要がある。しかしながら、通信ケーブルの長さにも限りがあるため、照明機器40と伝送装置50との距離が離れている場合には、照明機器40の取り付け位置をずらさなければならない。
また、ハロゲンランプ等を用いた照明機器では、大容量の電力を確保するために径が太い電力ケーブルが用いられるため、電力ケーブルの取り回しが困難であった。近年、LEDを用いた照明機器の省電力化に伴い、電力ケーブルの太さが細くなる傾向にあるものの、従来のバトンでは、電力ケーブルと通信ケーブルとを別々に設置する必要があり、照明機器の設置に手間がかかってしまう。
(実施形態に係る線樋の内部構造について)
そこで、本願の線樋20は、図2に示す構成を有することで、任意の位置に設置された照明機器40に対し、電力と制御信号とを提供することを可能とする。図2は、実施形態に係る線樋の断面図である。なお、図2には、図1に示した線樋20の端に配置された蓋部20bを取り除いた図を記載した。また、図2には、筐体21が無い状態における給電部材23−1、23−2および導電性部材24−1〜26−1、24−2〜26−2の配置を示す点線を記載した。また、図2では、給電部材23−1、23−2および各導電性部材24−1〜26−1、24−2〜26−2にそれぞれハッチングを付した。
まず、線樋20は、中空な柱状の筐体21を有する。筐体21は、4つの側面21−1、21−2、21−3、21−4により構成される。側面21−1には、後述するプラグ41の金属部材42が挿入可能な開口部22が、筐体21の長手方向に沿って一方の端から他方の端まで設けられている。すなわち、筐体21は、断面が四角形となる四角柱であって、1つの辺上に開口部が設けられている断面形状を有する。なお、開口部22の長手方向の長さは、挿入方向に対するプラグ41の幅よりも長く、プラグ41を筐体21の長手方向にスライド可能な程度に長いものとする。
また、筐体21の内部には、導電性の素材から構成され、開口部22の長手方向に沿って延設された長尺の部材であって、電源装置から供給された電力を伝達する給電機構として、2つの給電部材23−1、23−2(以下、総括して電力部材23と記載する場合がある。)が設置されている。また、筐体21の内部には、導電性の素材から構成され、開口部22の長手方向に沿って延設された長尺の部材であって、伝送装置50から送信された制御信号が伝達される伝達機構として、導電性部材24−1〜26−1、24−2〜26−2(以下、総括して導電性部材24〜26と記載する場合がある。)が離接した状態で設置されている。
より具体的には、給電部材23−1および導電性部材24−1〜26−1は、側面21−4に離接して設置され、給電部材23−2および導電性部材24−2〜26−2は、側面21−2に給電部材23−1および導電性部材24−1〜26−1と対向するように、離接して設置されている。
なお、後述する説明で明らかになるように、給電部材23−1と給電部材23−2、導電性部材24−1と導電性部材24−2、導電性部材25−1と導電性部材25−2、導電性部材26−1と導電性部材26−2は、プラグ41が有する端子の短手方向の幅よりも長く、プラグ41が有する端子の長手方向の幅以下の距離だけ離して設置されている。
給電部材23は、電源装置等から100ボルトの交流電力が伝達されており、開口部22の任意の位置に挿入されたプラグ41に対して電力を給電する。また、導電性部材24〜26は、伝送装置50から受信した制御信号が伝達されており、開口部22の任意の位置に挿入されたプラグ41に対してDMX規格やRDM規格に沿った制御信号を伝達する。
ここで、DMX規格やRDM規格では、異なる波形の複数の制御信号により情報が伝達される。そこで、線樋20は、各導電性部材24〜26を介して、それぞれ異なる制御信号を伝達する。
例えば、最も開口部22に近い位置に配置された導電性部材26−1、26−2は、制御信号を伝達する信号ケーブルのシールドが接続されており、他の導電性部材24、25が伝達する信号を読み出す際に基準となる電位(例えば、アースの電位)を、開口部に挿入されたプラグ41へ伝達する。
また、最も開口部から遠い位置に配置された導電性部材24−1、24−2は、例えば、DMX規格の制御信号を伝達する信号ケーブルから、主データリンクの+の信号、すなわち、導電性部材26が伝達する電位との差で情報を示す電位の制御信号を伝達する信号線が接続されており、主データリンクの+の信号を、開口部に挿入されたプラグ41へ伝達する。
また、導電性部材25−1、25−2は、例えば、DMX規格の制御信号を伝達する信号ケーブルから、主データリンクの+の信号とは逆の電位で情報を示す主データリンクの−の信号を伝達する信号線が接続されており、主データリンクの−の信号を、開口部に挿入されたプラグ41へ伝達する。
(実施形態にかかるプラグの構造について)
上述したように、プラグ41には、線樋20の開口部の内部に配置された給電部材23及び複数の導電性部材24〜26により、電力と制御信号とが伝達される。以下、図面を用いて、電力と制御信号とをそれぞれ個別に照明機器40へと伝達するプラグ41の形状について説明する。
図3は、実施形態にかかるプラグの形状を示す斜視図である。図3に示すように、プラグ41は、金属部材42、本体部材43、ケーブル44を有する。金属部材42は、金属製の部材により構成され、例えば、幅と高さとが異なる大きさの金属製の端子42−1〜42−4を有する。各端子42−1〜42−4は、例えば、4極のフォーンプラグと同様に、それぞれが他の端子から絶縁された状態で円柱状の芯部に接続されている。
本体部材43は、例えば、樹脂製の部材により構成されており、プラグ41の本体部分を構成する。ケーブル44は、例えば、各端子42−1〜42−4に伝達された電力および制御信号をそれぞれ個別に照明機器40に伝達するケーブルである。
ここで、図3に示す例では、各端子42−1〜42−4は、小判型の部材の両端を長辺に対して垂直な面で切断した形状を有する。また、かかる形状において、各端子42−1〜42−4の挿入方向に対する厚みは、開口部22の短手方向の幅よりも短く、挿入方向に対する幅は、開口部22の短手方向の幅よりも長いものとする。より具体的には、各端子42−1〜42−4の挿入方向に対する厚みは、給電部材23−1から対向する給電部材23−2までの長さと同じ長さであるものとする。なお、各端子42−1〜42−4は、例えば、楕円形の部材の両端を長辺に対して垂直な面で切断した形状や、正円形の部材の両端を長辺に対して垂直な面で切断した形状であってもよい。
プラグ41が図3に示す構造を有する場合、オペレータは、プラグ41を線樋20の開口部22のうち任意の位置に挿入し、挿入後にプラグ41の向きを回転させることで、プラグ41を係合固定するとともに、電力ケーブルおよび信号ケーブルの接続を実質的に完了させることができる。
例えば、図4は、実施形態に係るプラグと電力部材及び導電性部材の接触を説明するための図である。なお、図4には、図1のA−A断面図を図4中(A)および(C)に記載し、図1のB−B断面図を図4中(B)および(D)に記載した。また、図4では、図2と同様に、給電部材23および各導電性部材24〜26の断面に図2と同様のハッチングを付した。
例えば、オペレータは、金属部材42の長手方向を開口部22の長手方向と平行にした場合は、金属部材42の厚みが開口部22の短手方向の幅よりも短いため、図4中(A)および図4中(B)に示すように、金属部材42を開口部の任意の位置に挿入することができる。
また、オペレータがプラグ41の向きを挿入方向を中心として90度回転させた場合は、図4中(C)に示すように、各端子42−1〜42−4が給電部材23および導電性部材24〜26と接触するので、プラグ41は、電力および制御信号をそれぞれ個別に照明機器40へと伝達することができるとともに、図4中(D)に示すように、金属部材42が給電部材23や導電性部材24〜26と係合固定するので、プラグ41を挿入位置に固定させることができる。すなわち、給電部材23や導電性部材24〜26は、挿入されたプラグ41が回転した際、金属部材42を挟み込むことで、プラグ41を保持する保持機構としての機能を発揮する。
(実施形態にかかるプラグの移動について)
図5は、実施形態にかかるプラグの移動を説明するための図である。図5に示すように、金属部材42の長手方向が開口部22の長手方向と平行になるようにプラグ41を開口部22に挿入した場合には、給電部材23および導電性部材24〜26と、金属部材42が接触しないため、プラグ41が固定されず、電力や制御信号がプラグ41に伝達されない。このため、オペレータは、プラグ41を、開口部22の長手方向51、52へスライドさせることができる。また、プラグ41を開口部22への挿入方向に対して90度回転させた場合は、給電部材23および導電性部材24〜26と、金属部材42が接触する結果、プラグ41が係合固定されるとともに、電力と制御信号とがプラグ41に伝達されることとなる。
(実施形態にかかるプラグの内部構造について)
次に、図6を用いて、プラグ41が有するケーブル44の内部構造について説明する。図6は、図5のC−C断面図である。図6に示す例では、ケーブル44は、電力ケーブル44−1と信号ケーブル44−2とがシールド44−3を介して接合されており、電力ケーブル44−1と信号ケーブル44−2との外周が絶縁被覆44−4により覆われる構造を有する。
電力ケーブル44−1は、照明機器40に電力を伝達するケーブルであり、給電部材23から金属部材42−1に給電された電力を照明機器40まで伝達する導電性のケーブル(図6中右上がりのハッチングで示す)を絶縁体で覆った構成を有する。信号ケーブル44−2は、照明機器40に制御信号を伝達するケーブルであり、導電性部材24〜26から各端子42−1〜42−4に伝達された制御信号を照明機器40まで伝達するケーブル(図6中右下がりのハッチングで示す)を絶縁体で覆った構成を有する。シールド44−3は、信号ケーブル44−1を流れる電流により生じる磁気から、信号ケーブル44−2を流れる制御信号を保護するためのシールドである。
このように、照明機器40は、電力ケーブル44−1と信号ケーブル44−2とを一体化したケーブル44を有するので、ケーブルの取り回しを容易にすることができる結果、照明機器40の設置作業をさらに容易にすることができる。
(保持機構について)
なお、上述した線樋20は、プラグ41を開口部22に挿入して回転させた場合に、金属部材42と給電部材23および導電性部材24〜26が接触し、係合固定させることで、プラグ41を保持する保持機構を有していた。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、線樋20は、他にも挿入されたプラグ41を保持することができる機構であれば、任意の機構によりプラグ41を保持して良い。例えば、線樋20は、挿入されたプラグ41が回転した際、金属部材42を挟み込むことでプラグ41を保持するための保持金具等を線樋20の内部に有してもよい。
また、上述した実施形態では、プラグ41を開口部22に挿入して、挿入方向を中心として90度回転させた際に、プラグ41が保持される保持機構について説明したが、実施形態は、これに限定されるものではなく、任意の角度だけ回転させた際にプラグ41を保持する保持機構であってもよい。
(導電性部材について)
上述した線樋20は、開口部22に沿って筐体21の端から他方の端まで延設された導電性部材24〜26を有していた。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、線樋20は、複数の導電性部材を開口部22に沿って、開口部22の長手方向に並べて配置し、各導電性部材をそれぞれ並列に伝送装置50と接続してもよい。このような構成を有する場合、線樋20は、各導電性部材にそれぞれ異なる照明機器のプラグが接触している場合、各照明機器と伝送装置50とを並列に接続することとなる。この結果、線樋20は、各照明機器40に対して、制御信号を適切に伝送することができる。
また、図2に示す例では、開口部22が設けられた側面21−1に対して平行な側面21−3側から給電部材23および複数の導電性部材24〜26が設けられる例について記載したが、実施形態はこれに限定されるものではなく、給電部材23および複数の導電性部材24〜26は、任意の順番で配置されてよい。また、給電部材23および複数の導電性部材24〜26は、開口部22が設けられた側面21−1の内側や、側面21−3に設けられていてもよく、側面21−2または側面21−4のいずれか一方にのみ設けられていてもよい。
(線樋20について)
上述した例では、バトン1は、筐体10とは別に線樋20を有していた。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではなく、筐体10と線樋20とが接触した状態のバトン1であってもよく、筐体10と線樋20とが一体となったバトン1であってもよい。例えば、バトン1の筐体10は、線樋20と同様に、プラグ43を挿入可能な開口部が長尺方向に設けられ、かかる開口部に沿って制御信号を伝達する伝達機構が備えられていてもよい。
より具体的には、筐体10を短尺方向に切断した際の断面(例えば、図1に示すA−A断面と同一平面上の断面)は、下方(床側)に突出した頂点を備えた略5角形の形状を有する。このような筐体10を構成する側面のうち、下方に突出した頂点から延びる辺を構成する側面上に、線樋20と同様の開口部および伝達機構が備えられていてもよい。
また、筐体10は、下方(床側)に突出した部分が面取りされ、突出が小さくなった略6各柱形状を有していてもよい。実施形態にかかるバトン1は、このような筐体10と線樋20とを接触若しくは一体としたバトンであってもよい。
このように、線樋20は、開口部22が設けられた中空の筐体21を有し、筐体21の内側に、開口部22の長手方向に制御信号を伝達する伝達機構として、導電性部材24〜26が設置されているので、開口部の任意の位置に挿入されたプラグ41に制御信号を伝達することができる。この結果、線樋20は、開口部22の任意の位置にプラグ41を差し込むだけで照明機器40に制御信号を伝達することができる結果、設置作業を容易にすることができる。
例えば、オペレータは、照明機器40と伝送装置50とを接続する信号ケーブルの長さや、プラグ41の長さを考慮せずとも、照明機器40をパイプ30の任意の位置に設置し、プラグ41を開口部22の任意の位置に挿入するだけで、照明機器40に制御信号と電力とを伝達させることができる。この結果、線樋20は、照明機器40の設置作業を容易にすることができる。
また、線樋20は、バトン1の筐体10に沿った長尺の筐体21を有し、筐体21に設置された開口部22の任意の位置にプラグ41を挿入することができる。このため、オペレータは、ケーブル44の長さに係らず、照明機器40をパイプ30の任意の位置に設置することができる。
また、線樋20は、開口部22の長手方向に沿って対向するように配置された一対の導電性部材24−1〜26−1、24−2〜26−2を有する。すなわち、線樋20は、導電性部材24−1〜26−1、24−2〜26−2で挿入されたプラグ41を挟み込む構造を有するので、制御信号をより確実に照明機器40に伝達することができる。
また、線樋20は、基準となる電位を前記プラグに伝達する導電性部材26と、主データリンクの+の信号を伝達する導電性部材24と、主データリンクの−の信号を伝達する導電性部材25とが離間して配置されていることを特徴とする。このため、線樋20は、挿入されたプラグ41に対し、DMX規格やRDM規格に沿った信号を伝達することができる。
また、線樋20は、プラグ41が開口部22に挿入された状態で挿入方向を中心として回転した際に、プラグ41を保持する保持機構を有する。例えば、線樋20は、プラグ41が開口部22に挿入された状態で挿入方向を中心に回転した際に、プラグ41を挟み込むように接触することで、プラグ41を保持するとともに、制御信号をプラグ41に伝達する導電性部材24〜26を保持機構として有する。このため、オペレータは、プラグ41を開口部22に挿入して回転させるだけで、プラグ41を固定し、プラグ41の脱落を回避するとともに、照明機器40と伝送装置50との接続を完了させることができる。また、オペレータは、プラグ41を逆側に回転させることで、プラグ41を容易に取り外すことができる。
また、線樋20は、給電機構として、筐体21の内部に、開口部22の長手方向に沿って対向するように配置された一対の給電部材23を有する。そして、給電部材23は、プラグ41が開口部22に挿入された状態で回転した際に、プラグ41と接触することで、プラグを保持するとともに、プラグ41に電力を給電する。このため、オペレータは、プラグ41を開口部22に挿入して回転させるだけで、プラグ41を固定するとともに、照明機器40と電源および伝送装置50との接続を完了させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 バトン
10 筐体
20 線樋
21 筐体
22 開口部
23 給電部材
24〜26 導電性部材(伝達機構)
30 パイプ
40 照明機器
41 プラグ
42 金属部材
42−1〜42−4 端子

Claims (9)

  1. プラグが有する長手方向の幅よりも長手方向の幅が長い開口部が備えられた中空の筐体と;
    前記開口部の長手方向に沿って前記筐体の内部に設置され、前記開口部に挿入された前記プラグに対し、照明機器を制御するための制御信号を伝達する伝達機構と;
    を具備することを特徴とする接続装置。
  2. 前記伝達機構は、
    前記開口部の長手方向に沿って対向するように配置された一対の導電性部材;
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の接続装置。
  3. 前記伝達機構は、
    基準となる電位を前記プラグに伝達する第1の導電性部材と;
    前記基準となる電位との差で情報を示す第1の信号を前記プラグに伝達する第2の導電性部材と;
    前記第1の信号とは逆の電位で情報を示す第2の信号を伝達する第3の導電性部材と;
    が離間して配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の接続装置。
  4. 前記プラグが前記開口部に挿入された状態で挿入方向を中心として回転した際に、当該プラグを保持する保持機構;
    をさらに具備することを特徴とする請求項2または3に記載の接続装置。
  5. 前記保持機構は、
    前記導電性部材が、前記プラグが前記開口部に挿入された状態で挿入方向を中心に回転した際に、当該プラグと接触することで、当該プラグを保持するとともに、前記制御信号を当該プラグに伝達する
    ことを特徴とする請求項4に記載の接続装置。
  6. 前記保持機構は、
    前記開口部の長手方向に沿って対向するように配置された一対の前記導電性部材が、前記プラグが前記開口部に挿入された状態で挿入方向を中心として回転した際に、当該プラグと接触することで、当該プラグを保持する
    ことを特徴とする請求項5に記載の接続装置。
  7. 前記開口部の長手方向に沿って前記筐体の内部に設置され、前記開口部に挿入された前記プラグに対し、電力を伝達する給電機構;
    をさらに具備することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の接続装置。
  8. 前記給電機構は、
    前記開口部の長手方向に沿って対向するように配置された一対の給電部材;
    を具備することを特徴とする請求項7に記載の接続装置。
  9. 前記給電部材は、前記プラグが前記開口部に挿入された状態で挿入方向を中心として回転した際に、当該プラグと接触することで、当該プラグを保持することを特徴とする請求項8に記載の接続装置。
JP2015061382A 2015-03-24 2015-03-24 接続装置 Pending JP2016181420A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015061382A JP2016181420A (ja) 2015-03-24 2015-03-24 接続装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015061382A JP2016181420A (ja) 2015-03-24 2015-03-24 接続装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016181420A true JP2016181420A (ja) 2016-10-13

Family

ID=57132300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015061382A Pending JP2016181420A (ja) 2015-03-24 2015-03-24 接続装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016181420A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11505363A (ja) * 1995-05-16 1999-05-18 ザ ウィタカー コーポレーション 高速データ伝送用モジュラプラグ
JP2007166417A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Matsushita Electric Works Ltd 遠隔監視制御システム
JP2007200724A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Matsushita Electric Works Ltd 配線ダクト
JP2014023240A (ja) * 2012-07-17 2014-02-03 Panasonic Corp 配線ダクトシステム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11505363A (ja) * 1995-05-16 1999-05-18 ザ ウィタカー コーポレーション 高速データ伝送用モジュラプラグ
JP2007166417A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Matsushita Electric Works Ltd 遠隔監視制御システム
JP2007200724A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Matsushita Electric Works Ltd 配線ダクト
JP2014023240A (ja) * 2012-07-17 2014-02-03 Panasonic Corp 配線ダクトシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7851704B2 (en) Modular wiring system
US10378742B1 (en) Electrical connecting system configured to electrically connect a plurality of lighting fixtures and method
EP2966347A1 (en) Bar-type lighting apparatus
CN104930474B (zh) 一种灯具固定装置
JP6406600B2 (ja) 非常用照明器具
JP2008300242A (ja) 照明器具
US10378741B2 (en) Light with pre-wired electric wire loop
US10451227B2 (en) String light
KR101710281B1 (ko) 유선 통신이 가능한 라인 타입 조명장치
US10447071B2 (en) Backup power source assembly, lamp assembly, lighting system and installing method thereof
CN104040805A (zh) 制造柔性电线的方法及用于柔性电线的接头
JP2016181420A (ja) 接続装置
JP2013243125A (ja) ランプソケット、照明器具及びled照明装置
JP2009026668A (ja) ライティングダクトシステム
US20020176257A1 (en) Lighting fixture assembly
US20140268718A1 (en) Luminaire mounting system
JP4698485B2 (ja) 灯具および照明装置
US8882309B2 (en) Device for fastening and contacting a lighting means, a lighting module, or lamp
US11317749B2 (en) Modular electrical distribution system for an illuminable decoration, and illuminable decoration with modular electrical distribution system
WO2019008940A1 (ja) 埋め込み型照明装置及び光源ユニット
CN105659022A (zh) Led模块
JP2010182495A (ja) 照明装置
CN203589252U (zh) 用于带式电缆的电连接器
US8979556B2 (en) Communication socket and communication device
KR200405512Y1 (ko) 연결형 형광등 기구

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180806

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181204