JP2016181328A - 灯具設置構造 - Google Patents

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隆治 相馬
宏生 和田
Hiroo Wada
宏生 和田
斉 村林
Hitoshi Murabayashi
斉 村林
敏一 吉田
Toshiichi Yoshida
敏一 吉田
翔 太田
Sho Ota
翔 太田
一輝 小嶋
Kazuteru Kojima
一輝 小嶋
山口 雅光
Masamitsu Yamaguchi
雅光 山口
大石 智雄
Tomoo Oishi
智雄 大石
岡下 稔
Minoru Okashita
稔 岡下
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Abstract

【課題】壁部に設置される灯具を壁部に布設される電力ケーブルにコネクタを介して接続した構造において、万一、灯具が壁部から外れても地面への落下を防止できる灯具設置構造を提供すること。
【解決手段】紐状体6は、一端が灯具1に取り付けられるとともに、分岐線3内の内部配線と分岐線3の長手方向に亘って互いに撚り合わされている。これにより、紐状体6は、一端に灯具1の荷重がかかったとしても分岐線3からの抜け落ちが抑止される。この結果、万一、灯具1が壁部5から外れても地面への落下を防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、壁部に設置される灯具を壁部に布設される電力ケーブルにコネクタを介して接続した構造に関する。
例えばトンネル内などにおいて、壁部には灯具が道路の長手方向所定間隔おきに設置されている。この多数の灯具には、壁部に道路の長手方向に沿って布設される電力ケーブルの幹線から分岐される分岐線が接続されることによって電力が供給されるようになっている。
灯具と分岐線とはコネクタを介して接続される。このコネクタは、プラグとレセプタクルとを対とするものであって、プラグまたはレセプタクルのいずれか一方が灯具の配線に、また、残り他方が分岐線にそれぞれ接続される(特許文献1参照)。
特開2003−346970号公報
上記特許文献1に記載されたコネクタは、仮に灯具が壁部から外れると、灯具の重量がコネクタに作用するようになる。このとき、灯具が重い場合には、プラグとレセプタクルとの接続が外れて、灯具が道路上に落下するおそれがある。
本発明は、以上の点を考慮してなされたもので、壁部に設置される灯具を壁部に布設される電力ケーブルにコネクタを介して接続した構造において、万一、灯具が壁部から外れても地面への落下を防止できる灯具設置構造を提供する。
本発明の灯具設置構造の一つの態様は、
壁部に設置される灯具と、
前記壁部に布設される電力ケーブルに前記灯具を、電気的および機械的に接続するコネクタと、
前記電力ケーブル内の内部配線と前記電力ケーブルの長手方向に亘って互いに撚り合わされており、かつ、一端が前記灯具に取り付けられる紐状体と、
を有する。
本発明によれば、灯具は壁部から外れた場合、紐状体の一端によって支持されてぶら下がった状態となる。このとき紐状体は、電力ケーブル内で内部配線と電力ケーブルの長手方向に亘って互いに撚り合わされているので、電力ケーブルにしっかりと絡みつき、一端に灯具の荷重がかかったとしても電力ケーブルからの抜け落ちが抑止される。この結果、万一、灯具が壁部から外れても地面への落下を防止できる。
実施の形態に係る灯具設置構造の全体構成を示す側面図 第1部材と第2部材とを分離した状態を示す側面図 第1部材および第2部材の断面図 分岐線の構成の説明に供する側面図 図4のA−A’断面を示す断面図 内部配線と紐状体とが撚り合わされた様子を示す側面図 図7Aは荷重がかかる前の紐状体の状態を示す模式図、図7Bは荷重がかかった後の紐状体の状態を示す模式図 紐状体の一部を分岐モールドに埋め込んだ例を示す図 紐状体の一部を分岐モールドに埋め込んだ例を示す図 紐状体の一部を分岐モールドに埋め込んだ例を示す図 実施の形態の灯具設置構造を道路トンネルに適用した例を示す図 図11のB−B’断面を示す断面図 灯具への紐状体の他の取り付け例を示す側面図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(1)全体構成
図1から図3に、実施の形態に係る灯具設置構造の全体構成を示す。図中、1は灯具、2は電力ケーブルの幹線、3は電力ケーブルの分岐線、4はコネクタである。
灯具1は、適宜の壁部5に設置される。灯具1は、壁部5に布設される電力ケーブルの幹線2に、分岐線3およびコネクタ4を介して接続されている。
コネクタ4は、第1部材20と、第2部材30とを対とする構成である。第1部材20は雄端子21を有するとともに第2部材30は雌端子31を有する。第1部材20と第2部材30は、雄端子21と雌端子31とが合致嵌合されることによって電気的に接続されるようになっている。
次に、図2および図3を参照して、第1、第2部材20、30の構成を詳細に説明する。
第1部材20は、「レセプタクル」と呼ばれるものであって、灯具1のケース1aの1辺の内外に貫通する状態で取り付けられる。この第1部材20は、ボディ22、中子23、締め付けリング24を備えている。
ボディ22と中子23とは、素材が異種とされていて、それらは例えばインサート成形などにより一体に形成されている。なお、これらは、同一素材で形成することが可能であり、また、一体物として形成することも可能である。
中子23は、複数の雄端子21が取り付けられるものであって、灯具1のケース1aの外側に突出する外側領域23aと、灯具1のケース1aの内側に突出する内側領域23bと、外側領域23aと内側領域23bとの間に設けられる中間領域23cとを有している。
この中子23の外側領域23aは筒状に形成される。また、この中子23の内側領域23bおよび中間領域23cには、複数の雄端子21が個別に収納される貫通孔(符号省略)が設けられている。複数の雄端子21のそれぞれの一端部(ケース1a側)は、当該各貫通孔内で灯具1の複数の配線1bのそれぞれに電気的に接続され、複数の雄端子21のそれぞれの他端部(第2部材30と嵌合する側の端部)は、中子23の中間領域23cから外側領域23aの内側空間に突出するように設けられている(図3参照)。
ボディ22は、中子23の外側領域23aおよび中間領域23cの外周側に一体に結合されている。このボディ22は、筒部22aと、筒部22aの軸方向一端側(ケース1a側)に設けられる径方向外向きの2段鍔部22bとを有している。
締め付けリング24は、第1部材20を灯具1のケース1aに固定するために用いられるものである。締め付けリング24が、中子23の内側領域23bの外周に螺合されることで、この締め付けリング24とボディ22の2段鍔部22bの大径部分とでケース1aの1辺が挟まれ、これにより第1部材20が灯具1のケース1aに固定されるようになっている。
第2部材30は、例えば「プラグ」と呼ばれるものであって、電力ケーブルの分岐線3の先端に取り付けられる。この第2部材30は、ボディ32、ハウジング33、防水キャップ34、ロックキャップ35を備えている。
ボディ32内に固定されるハウジング33には、複数の雌端子31が個別に収納される貫通孔(符号省略)が設けられている。当該各貫通孔内で複数の雌端子31に分岐線3の複数の内部配線3bがそれぞれ対応して電気的に接続されている。
ボディ32は、外径が一方向に大、中、小と段階的に縮径された円筒部材からなる。このボディ32の大径部32aの中心部分には、軸方向中央へ向けて凹む凹部32dが設けられており、この凹部32d内にハウジング33が嵌合固定されるようになっている。ボディ32の小径部32bの中心部分にも、軸方向中央へ向けて凹む凹部32eが設けられており、この凹部32e内に分岐線3の先端が合致嵌合された状態で固定されるようになっている。ボディ32の中径部32cには、分岐線3の内部配線3bが個別に挿通される貫通孔(符号省略)が設けられている。
ハウジング33は、複数の雌端子31が取り付けられるものであって、複数の雌端子31が個別に取り付けられる貫通孔(符号省略)が設けられている。このハウジング33の各貫通孔内で複数の雌端子31に分岐線3の複数の内部配線3bがそれぞれ対応して電気的に接続される。そして、ハウジング33の外形は、第1部材20の中子23の外側領域23a内に合致して嵌め入れられるような形状とされている。
防水キャップ34は、外径が異径の円筒部材とされており、電力ケーブルの分岐線3が挿通される。この防水キャップ34は、ボディ32の小径部32bおよび中径部32cの外径側に嵌合装着されることによってハウジング33の雌端子31と分岐線3の内部配線3bとの接続部分を外部から覆い隠すようになっている。
ロックキャップ35は、第2部材30を第1部材20に連結する(つまり機械的に接続する)ために用いられるものである。このロックキャップ35は、ボディ32の大径部32aの外周側に軸方向ならびに円周方向に相対変位可能に取り付けられており、第1部材20のボディ22の2段鍔部22bの小径部外周に係合されることにより第2部材30を第1部材20に連結する。
本実施の形態では、この係合の方法として、ロックキャップ35の内周面の円周数ヶ所(例えば2ヶ所)に設けられる突起35aを、2段鍔部22bの小径部外周面の円周数ヶ所(例えば2ヶ所に設けられるロック溝22dに係入させる形態を採用している。
つまり、ロックキャップ35の突起35aをロック溝22dの入口に位置合わせしておいて、ロックキャップ35を2段鍔部22bの小径部外周に軸方向から嵌め入れてから、ロックキャップ35を所定方向に所定角度回転させるように操作することで、第1部材20と第2部材30とが連結された状態で非分離にロックされる。
そして、第1部材20と第2部材30とを分離するときには、ロックキャップ35をロック時と逆向きに回転させてから、軸方向に引き抜くように操作すればよい。
ところで、突起35aとロック溝22dの入口との位置合わせは、ロックキャップ35に設けられる位置合わせマーク35bと、第1部材20のボディ22の2段鍔部22bの大径部分に設けられる位置合わせマーク22eとにより、目視にて簡単に行えるようになっている。
(2)灯具の落下防止のための構成
本実施形態では、万一、灯具1が壁部5から外れたときに、当該灯具1が地面に落下することを防止するように工夫している。以下、その落下防止のための構成について説明する。
図4および図5に示すように、本実施の形態の分岐線3は、シース3a内に、3本の内部配線3bに加えて紐状体6が設けられている。図5は、図4におけるA−A’断面を示すものである。
各内部配線3bは、銅など導体3b1がPVC(ポリ塩化ビニル)などの絶縁体3b2によって被覆されて構成されている。
紐状体6は、ワイヤ6aが外被6bによって被覆されて構成されている。ワイヤ6aは例えば金属材料などの引っ張り強度の高い材料によって構成されている。ワイヤ6aは、強度と腐食性の観点から特にステンレスワイヤが好ましい。外被6bは例えばPVCなどによって構成されている。外被6bは、紐状体6が分岐線3から外部に引き出された場合、つまり紐状体6がシース3aの外部に引き出された場合に、ワイヤ6aが外部環境に直接曝されることでワイヤ6aの強度が水分によって劣化したり、さらにその水分が分岐線3内に入り込むことを防止できるようになっている。図1の実施形態において、防水キャップ34の外周へ引き出された紐状体6と防水キャップ34とは密着しているため、この部分からコネクタ4内、ひいては分岐線3内への水の浸入を防止することができる。
シース3a内における内部配線3bおよび紐状体6以外の空間には、合成樹脂繊維や綿糸などからなる介在3cが充填されている。介在3cの外周に押さえテープが巻かれていてもよい。
図6は、分岐線3のうち、内部配線3bと紐状体6の様子を示すものである。内部配線3bと紐状体6は、分岐線3の長手方向に亘って互いに撚り合わされている。このため、図1の側面図において、紐状体6は正確には分岐線3内で蛇行するように示されるべきであるが、図1では図を簡単化するため分岐線3内の紐状体6は直線で示した。後述する図8から図10、及び図13でも同様に、紐状体6は正確には分岐線3内で蛇行するように示されるべきであるが、図を簡単化するため分岐線3内の紐状体6は直線で示した。
紐状体6の一端は、図3に示すように、第2部材30の位置において分岐線3の終端から引き出されている。そして、その一端は、図1に示すように、灯具1に設けられた係止部7に取り付けられる。具体的に説明すると、灯具1には、ループ状のフックである係止部7が設けられており、この係上部7のループ内に紐状体6の一端側を通してから折り返して紐状体6の途中部分所定位置に寄り添わせ、そこを加締め具8で加締めることで、紐状体6の一端が灯具1に取り付けられる。なお、図1の実施形態では、紐状体6の一端部においてワイヤ6aは外被6bで覆われているが、取り付ける現地で長さ調整のために切断した場合などは、ワイヤ6aが露出するため、紐状体6の一端部で防水処理が必要となる。また、加締め具8で加締めた部分は、外被6が破れてワイヤ6aが露出する可能性があるため、防水処理が必要となる。
紐状体6の他端は、分岐線3が幹線2と分岐する位置で止まっている。換言すると、紐状体6は、分岐線3の全長に亘って、内部配線3bと互いに撚り合わされている。
以上の構成において、灯具1が壁部5から外れた場合、灯具1は紐状体6の一端によって支持されてぶら下がった状態となる。このとき紐状体6は、分岐線3内で内部配線3bと互いに撚り合わされているので、内部配線3bにしっかりと絡みつき、一端に灯具1の落下荷重がかかったとしても分岐線3から抜け落ちることがない。
図7Aおよび図7Bは、それぞれ、荷重がかかる前の紐状体6の状態と荷重がかかった後の紐状体6の状態を模式的に示したものである。荷重がかかる前は、紐状体6は内部配線3bと撚り合わされているので図7Aに示すように撓んだ状態となっている。灯具1の落下による荷重がかかると、紐状体6に引っ張り力がかかるので、紐状体6は図7Bに示すように張った状態となる。このとき、紐状体6は内部配線3bと撚り合わされていることにより、紐状体6が張る過程において、内部配線3bの絶縁体3b2や介在3c、シース3aなどが変形して、紐状体6が引っ張られることによる衝撃が吸収される。このようにして、分岐線3からの紐状体6の抜け落ちが抑止される。
なお、分岐線3からの紐状体6の抜け落ちを抑止することを考えた場合、紐状体6が分岐線3内に延在する長さは、できるだけ長い方が好ましい。また、紐状体6と内部配線3bとの撚り合わせピッチも考慮する必要がある。実施例では、φ2mmの紐状体6を用いた場合には撚りピッチを145mm程度とし、φ3mmの紐状体6を用いた場合には撚りピッチを165mm程度とした。このような撚りピッチで、かつ、紐状体6が分岐線3内に延在する長さを所定の長さ(ここでは1m以上)に構成することで、40kg程度の灯具1が500mm程度落下しても、紐状体6が分岐線3から抜け落ちるのを抑制できることが分かった。
なお、紐状体6は分岐線3内のみに限らず、その一部を分岐モールド10に埋め込むようにしてもよい。このようにすれば、紐状体6は分岐モールド10によっても支持されるので、灯具1の落下に対する耐荷重をより大きくすることができる。
図8から図10は、その例を示す模式図である。ちなみに、幹線2と分岐線3との接続は、分岐線3内の各内部配線3bを幹線2の分岐スリーブ(図示せず)に電気的に接続した後、その上からモールド樹脂によって一括モールドすることにより行われる。紐状体6を分岐モールド10に埋め込むには、分岐線3のシース3aから表出した紐状体6をモールド樹脂に埋め込めばよい。図8は紐状体6の他端(灯具取付側と反対端)を分岐モールド10に埋め込んだ例であり、分岐線3内のみに紐状体6を延在させた場合よりも耐荷重を大きくすることができる。図9は紐状体6の他端(灯具取付側と反対端)にループ6cを形成し、このループ6cを分岐モールド10に埋め込んだ例であり、図8の例よりもさらに耐荷重を大きくすることができる。さらに、図10に示すように、ループ6cを分岐モールド10に埋め込まずに紐状体6の他端(灯具取付側と反対端)が露出するように紐状体6の他端部近傍を分岐モールド10に埋め込み、ループ6cをアンカーなどの外部の固定部(図示せず)に取り付けてもよい。この場合、ループ6cを形成している加締め部分には、図1の加締め具8と同様に防水処理が必要となる。
ちなみに、上述した灯具1の設置場所については、例えば図11および図12に示すように、壁部5を道路41のトンネル42内の内壁部とすることができる。その場合、万一、灯具1が壁部5から脱落したときでも、この灯具1が紐状体6にぶら下がることになって、道路41上に落下することを防止できるようになる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、電力ケーブル内の内部配線3bと電力ケーブルの長手方向に亘って互いに撚り合わされており、かつ、一端が灯具1に取り付けられる紐状体6を設けたことにより、万一、灯具1が壁部5から外れても地面への落下を防止し得る灯具設置構造を実現できる。また、紐状体6の灯具1に取り付けられる一端に対する他端を、他の固定部に別途取り付ける必要がなくなるので、取り付け作業が容易となる。
また、紐状体6の一部を分岐モールド10に埋め込むようにした場合、これにより紐状体6の分岐線3からの抜け落ちをより抑止できるようになり、灯具1の地面への落下をより確実に防止できるようになる。
なお、上述の実施の形態では、3本の内部配線3bと1本の紐状体6とを撚り合わせた場合について述べたが、撚り合わせる内部配線3bおよび紐状体6の数はこれに限らない。例えば2〜6本の内部配線3bと、1あるいは複数の紐状体6とを撚り合わせてもよい。
また、上述の実施の形態では、分岐線3内で紐状体6と内部配線3bとを撚り合わせた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は、一端が灯具に取り付けられた紐状体を、電力ケーブル内の内部配線と電力ケーブルの長手方向に亘って互いに撚り合わせればよい。
また、上述の実施の形態では、紐状体6の一端は灯具1に設けられた係止部7に取り付けた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、紐状体6の一端にカラビナ等のフックを取り付け、このフックを係止部7に引っ掛けるようにしてもよい。
また、図13のように、紐状体6の一端のループ部分を、灯具1を取り付けている金属板7Aのボルト孔7Bに合わせて、ボルト、座金及びナット等の固定手段(図示せず)により固定してもよい。固定手段はこれに限定されない。図13の実施例では、防水キャップ34から引き出された紐状体6の先端は、加締め具8によってループ状に形成され、ループ部分、加締め具8及び紐状体6の一端を覆うようにPVC等の樹脂で防水層9がモールド成形されている。この防水層9により、分岐線3内への水の浸入を防止することができる。このような形態の場合、モールド成形による防水層9は予め工場で形成できることから、組立を行う現地では、紐状体6の一端の防水処理は不要となり、現地での組立作業の簡略化の点で望ましい。
上述の実施の形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することの無い範囲で、様々な形で実施することができる。
本発明は、壁部に設置される灯具を壁部に布設される電力ケーブルにコネクタを介して接続した構造に好適である。
1 灯具
2 幹線
3 分岐線
4 コネクタ
5 壁部
6 紐状体
6a ワイヤ
6b 外被
6c ループ
7 係止部
10 分岐モールド

Claims (4)

  1. 壁部に設置される灯具と、
    前記壁部に布設される電力ケーブルに前記灯具を、電気的および機械的に接続するコネクタと、
    前記電力ケーブル内の内部配線と前記電力ケーブルの長手方向に亘って互いに撚り合わされており、かつ、一端が前記灯具に取り付けられる紐状体と、
    を有する灯具設置構造。
  2. 前記電力ケーブルは、
    導体と当該導体を被覆する絶縁体とを備える前記内部配線と、
    前記内部配線と前記電力ケーブルの長手方向に亘って互いに撚り合わされた前記紐状体と、
    撚り合わされた前記内部配線および前記紐状体を被覆するシースと、
    前記シース内において、前記内部配線および前記紐状体以外の空間に充填された介在と、
    を有する、請求項1に記載の灯具設置構造。
  3. 前記紐状体と前記内部配線とが互いに撚り合わされている前記電力ケーブルは、幹線電力ケーブルから分岐した分岐電力ケーブルであり、
    前記分岐電力ケーブルが前記幹線電力ケーブルから分岐する位置には分岐モールドが形成されており、
    前記紐状体の一部は、前記分岐モールドに埋め込まれて前記分岐モールドによって支持されている、
    請求項1または請求項2に記載の灯具設置構造。
  4. 前記紐状体は、ワイヤが外被によって被覆されて構成されている、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の灯具設置構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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