JP2016181019A - オーダ受付処理システム及びオーダ受付処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】オーダ間の整合性が保たれる範囲で、オーダを並行に処理する。【解決手段】プロセッサと、プロセッサがアクセス可能な記憶デバイスとを有する計算機によって構成されるオーダ受付処理システムであって、端末から受け付けたオーダの整合性をチェックし、整合性が保てるオーダを受け付ける受付処理部と、受け付けたオーダが対象とする商品の属性と、現在処理中のオーダが対象とする商品の属性とに依存関係があるかを判定する先行オーダチェック処理部とを備え、前記先行オーダチェック処理部は、受け付けたオーダの契約者の処理中のオーダがあり、かつ、受け付けたオーダと処理中のオーダとの間に依存関係がなければ、処理中のオーダの処理完了前でも、受け付けたオーダを待機させないで処理することを決定する。【選択図】図1
Description
本明細書で開示される主題は、サービス事業者が提供する商品に関するオーダを受け付けて、処理するシステム及び方法に関する。
利用者に提供するサービスを商品として販売する通信事業等のサービス事業者は、利用者から商品の追加や設定の変更などの契約情報を更新するオーダを受け付けて、処理を行う。しかし、利用者の変更オーダを連続で受け付けて処理する場合に、最終的な契約状態に不整合が生じる可能性がある。例えば、モバイルデータ通信サービスのオプションの追加オーダを処理中に、利用者の気が変わってモバイルデータ通信サービスそのものを解約する場合、サービス事業者が連続してオーダを受け付けると、オーダ処理の完了順序によっては、解約手続きが先に完了して、オプションの追加オーダの処理が完了した際に、利用者の契約状態に不整合が生じる。
本技術の背景技術として、特開2007−316988号公報(特許文献1)がある。特許文献1には、オペレータ端末から先行オーダに続いて後行オーダを受け付けると、判定部は、後行オーダについて、後行オーダが対象とする契約情報または顧客情報の現在の状態と、すでに受け付けたオーダのうち後行オーダと同一の契約情報または顧客情報を対象としかつ未処理であるオーダの内容とに基づいて整合性を判定する。登録部は、後行オーダに整合性があると判定されれば、先行オーダの処理が完了しているか否かに拘わらず、後行オーダを記憶部に登録するオーダ管理システムが記載されている。
特許文献1では、後行オーダを受け付ける際に、現在の契約状態と未処理の先行オーダの内容とに基づいて整合性を判断し、整合性があると判断した場合に、未処理のオーダとして登録して、登録された順にオーダを処理している(特許文献1の段落[0008])。特許文献1に記載された方法によると、処理中のオーダが存在していても、最終的な契約状態の整合性を保ちつつ、連続してオーダを受け付けることができる。
しかしながら、特許文献1では、オーダを登録順に処理を行うため、先行オーダの処理時間が長くなると、後行オーダの処理開始が遅くなり、後行オーダによる契約変更の手続きが遅くなる。例えば、先行オーダとしてモバイルデータ通信サービスのプラン変更を行った際に、SIMカードの交換に1週間がかかる場合がある。この先行オーダの処理中に、後行オーダとして、端末保障サービスなどの契約上の手続きのみで完了するオプションを追加するオーダを受け付けても、先行オーダの処理完了後に後行オーダが開始されるため、後行オーダの処理が遅れてしまう。
一方、後行オーダの処理が先行オーダの結果を必要とする場合、例えば、先行オーダであるモバイルデータ通信のカード情報を利用して開通処理を実行するメールオプションの追加などの場合、先行オーダの完了を確認した後でなければ、後行オーダを処理できない。
そこで、本発明は、同一利用者における連続した契約変更において、先行オーダと後行オーダとを並行に処理しても、契約状態の整合性が保たれるかを、開通手続きの依存関係に基づいて判断し、契約状態の整合性が保たれる場合には先行オーダと後行オーダとを並行して処理する特徴を備える。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、プロセッサと、前記プロセッサがアクセス可能な記憶デバイスとを有する計算機によって構成されるオーダ受付処理システムであって、前記記憶デバイスは、サービス事業者が提供する商品間の関係を表す仕様情報と、前記商品の属性を表す属性情報と、前記商品間の属性の依存関係を表す属性関係情報と、利用者が契約中と手続中の商品を表す契約情報と、現在処理中のオーダを管理するための処理中オーダ管理情報とを格納し、前記オーダ受付処理システムは、前記仕様情報、前記属性情報及び前記契約情報を参照して、端末から受け付けたオーダの整合性をチェックし、整合性が保てるオーダを受け付ける受付処理部と、前記処理中オーダ管理情報及び前記属性関係情報を参照して、前記受け付けたオーダが対象とする商品の属性と、現在処理中のオーダが対象とする商品の属性とに依存関係があるかを判定する先行オーダチェック処理部とを備え、前記先行オーダチェック処理部は、前記受け付けたオーダと同一契約者の現在処理中のオーダとが対象とする商品の属性に依存関係がある場合、当該依存関係を前記処理中オーダ管理情報に登録し、前記受け付けたオーダの契約者の処理中のオーダがあり、かつ、前記受け付けたオーダと前記処理中のオーダとの間に依存関係がなければ、前記処理中のオーダの処理完了前でも、前記受け付けたオーダを待機させないで処理することを決定する。
本発明の代表的な実施の形態によれば、契約の整合性が保たれる範囲で、オーダを並行に処理することができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
以下、一つの実施形態を図1〜図12を用いて説明する。本実施例は、携帯電話などの通信サービスを、通信キャリアなどの通信サービス事業者が商品として販売する際のオーダ受付処理及び商品設計方法について説明する。
なお、本実施例に用いる図において、同一の符号を付した部分は同一の構成又は処理を示し、それらの基本的な構成及び動作は同じである。
<実施例1>
まず、図1〜図7を用いて、本実施例の全体システム構成とシステムで扱う情報の構成例について説明する。次に、図8〜図10を用いて、オーダを受け付けて、先行オーダと後行オーダの処理の整合性チェックと、整合性が保てる範囲でオーダを並行に処理を実行する処理について説明する。最後に、図11〜図12を用いて、商品仕様、商品属性及び商品属性関係を設計するための画面例について説明する。
まず、図1〜図7を用いて、本実施例の全体システム構成とシステムで扱う情報の構成例について説明する。次に、図8〜図10を用いて、オーダを受け付けて、先行オーダと後行オーダの処理の整合性チェックと、整合性が保てる範囲でオーダを並行に処理を実行する処理について説明する。最後に、図11〜図12を用いて、商品仕様、商品属性及び商品属性関係を設計するための画面例について説明する。
図1は、本実施例のシステムの全体構成を示す図である。
本実施例のシステムは、通信サービス事業者が管理するオーダ受付処理サーバ101と、通信サービスを実現するための設備に設定を行う開通対向システム103とを有する。オーダ受付処理サーバ101には、サービスの利用者や代理店などが通信サービス事業者にオーダを投入するために利用する端末102が接続されている。
開通対向システム103は、通信サービス事業者が管理する場合もあれば、別の事業者が管理する場合もある。例えば、通信サービス事業者がMVNO(Mobile Virtual Network Operator)事業者である場合、MVNO事業者はオーダ受付処理サーバ101を管理するが、開通対向システム103は、MNO(Mobile Network Operator)事業者が管理する。
オーダ受付処理サーバ101は、端末102からオーダを受け付けると、プログラム記憶装置110内のオーダ受付処理部111、先行オーダチェック処理部112、開通処理部113、オーダ完了処理部114及び開通処理待機部115の動作を組み合わせて処理を実行する。また、オーダ受付処理サーバ101は、オーダが設定される商品を設定する商品設定部116を有する。プログラム記憶装置110は、主にメモリ(RAM)2によって構成される(図2参照)。以降、「○○部」を主語とした記述は、プロセッサ1が補助記憶装置3からプログラムを読み出し、メモリ2にロードして実行し、プログラムの機能によって実現される処理を意味する。
オーダ受付処理部111は、端末102からオーダを受け付け、提供する商品の構造と現在の契約状態とを比較して、オーダの受付可否を判断する。オーダ受付処理部111の処理の詳細は図8で後述する。
先行オーダチェック処理部112は、オーダ受付処理部111で受付可能であると判断されたオーダについて、先行オーダとの依存関係をチェックし、オーダを並行に実行可能か、又は先行オーダの完了を待つ必要があるかを判断する。先行オーダチェック処理部112の処理の詳細は図9で後述する。
開通処理部113は、オーダの内容に応じて、開通対向システム103にパラメータを設定する。具体的には、設定すべきパラメータを、開通対向システム103のネットワークI/Fに送信する。
オーダ完了処理部114は、開通処理が完了したオーダの契約状態を確定し、先行オーダチェック処理部112で依存関係があると判断されて、先行オーダの完了待ちとなったオーダについて、開通処理待機部115に待機解除通知を通知する。オーダ完了処理部114の処理の詳細は図10で後述する。
開通処理待機部115は、先行オーダチェック処理部112にて先行オーダの完了待ちとなったオーダの情報を管理する。すなわち、開通処理待機部115は、オーダ完了処理部114から待機解除通知を受信すると、完了したオーダに関連した待機中のオーダを先行オーダチェック処理部112に戻して、処理を再開させる。
オーダ受付処理サーバ101は、データ記憶装置120内に格納されている商品仕様情報121、商品属性情報122、商品属性関係情報123、契約商品情報124及び処理中オーダ管理情報125を管理する。これらの情報は、プログラム記憶装置110内の各部の処理によって参照及び更新される。これらの情報の詳細は図3〜図7で後述する。データ記憶装置120は、主に補助記憶装置3によって構成される(図2参照)。
端末102及び開通対向システム103は、任意の公知技術で実現可能であるため、内部構成の詳細は図1からは省略されている。
端末102は、プロセッサ、メモリ、記憶装置及びネットワークインターフェースを有する計算機であり、メモリに格納されたプログラムをプロセッサが実行することによって、その機能を実現する。例えば、端末102では、ブラウザが動作しており、オーダ受付処理サーバ101から出力された画面データ(Webページ)を操作者に表示し、操作者の入力を受け付け、オーダ受付処理サーバ101に送信する。なお、端末102に専用のアプリケーションプログラムをインストールして、端末102がオーダ受付処理サーバ101から出力された情報を用いて、表示画面を生成してもよい。
開通対向システム103は、プロセッサ、メモリ、記憶装置及びネットワークインターフェースを有する計算機であり、メモリに格納されたプログラムをプロセッサが実行することによって、その機能を実現する。
図2は、本実施例のオーダ受付処理サーバ101の物理的な構成を示すブロック図である。
本実施例のオーダ受付処理サーバ101は、プロセッサ(CPU)1、メモリ2、補助記憶装置3及び通信インターフェース4を有する計算機によって構成される。
プロセッサ1は、メモリ2に格納されたプログラムを実行する。メモリ2は、不揮発性の記憶素子であるROM及び揮発性の記憶素子であるRAMを含む。ROMは、不変のプログラム(例えば、BIOS)などを格納する。RAMは、DRAM(Dynamic Random Access Memory)のような高速かつ揮発性の記憶素子であり、プロセッサ1が実行するプログラム及びプログラムの実行時に使用されるデータを一時的に格納する。
補助記憶装置3は、例えば、磁気記憶装置(HDD)、フラッシュメモリ(SSD)等の大容量かつ不揮発性の記憶装置であり、プロセッサ1が実行するプログラム及びプログラムの実行時に使用されるデータを格納する。すなわち、プログラムは、補助記憶装置3から読み出されて、メモリ2にロードされて、プロセッサ1によって実行される。
通信インターフェース4は、所定のプロトコルに従って、他の装置(端末102、開通対向システム103)との通信を制御するネットワークインターフェース装置である。
オーダ受付処理サーバ101は、入力インターフェース5及び出力インターフェース8を有してもよい。入力インターフェース5は、キーボード6やマウス7などが接続され、オペレータからの入力を受けるインターフェースである。出力インターフェース8は、ディスプレイ装置9やプリンタなどが接続され、プログラムの実行結果をオペレータが視認可能な形式で出力するインターフェースである。
プロセッサ1が実行するプログラムは、リムーバブルメディア(CD−ROM、フラッシュメモリなど)又はネットワークを介してオーダ受付処理サーバ101に提供され、非一時的記憶媒体である不揮発性記憶装置3に格納される。このため、オーダ受付処理サーバ101は、リムーバブルメディアからデータを読み込むインターフェースを有するとよい。
オーダ受付処理サーバ101は、物理的に一つの計算機上で、又は、論理的又は物理的に構成された複数の計算機上で構成される計算機システムであり、同一の計算機上で別個のスレッドで動作してもよく、複数の物理的計算機資源上に構築された仮想計算機上で動作してもよい。
次に、図3〜図7を用いて、オーダ受付処理サーバ101のデータ記憶装置120が管理する情報の構成について説明する。以下の説明では、各種情報をテーブル形式で説明するが、各種情報はテーブル、リスト、DB、キュー等のどのようなデータ構造で表現されてもよい。
図3は、商品仕様情報121の構成例を示す図である。
商品仕様情報121は、通信サービス事業者が提供する商品の構造や設定可能な項目などの商品の仕様に関する情報である。商品仕様情報121は、商品を一意に識別子するための商品仕様ID301と、商品の名称を表す商品仕様名302と、商品を契約する前に契約しておくべき商品を示す前提商品仕様ID303と、商品で設定可能な項目を一意に識別するための商品属性ID304と、商品属性の名称を表す商品属性名305とを含み、各項目の情報が互いに対応付けられている。
前提商品仕様ID303において、主契約となる商品であり前提として契約すべき商品がない場合は「−」を設定し、オプション商品の仕様を定義する場合は主契約となる商品の商品仕様IDを設定する。
また、商品仕様の属性は、サービスを開通させるために開通対向システム103に設定すべきパラメータに対応する項目を設定する。つまり、一つの商品仕様は、一つの開通対向システム103に対して定義され、開通対向システム103に送信されるパラメータに対応して商品属性が定義される。そのため、開通対向システム103で複数のサービスを提供している場合、複数のサービスを束ねた一つの商品仕様として定義する。また、オプションのサービスを定義する場合、商品属性の値の切り替えによって定義する。例えば、商品仕様としてモバイルデータ通信を定義し、モバイルデータ通信のオプションである容量追加オプションやローミングオプションは、同一の開通対向システム103が扱うものであれば、モバイルデータ通信の商品仕様の属性として定義する。
このように、オプション商品の設計として、開通対向システム103が同一の場合に、主契約となる商品仕様の属性として定義する方法と、開通対向システム103が異なる場合に、前提商品仕様ID303に主契約となる商品仕様を設定して、一つの独立した商品仕様として定義する方法との2種類の方法を提供する。
図4は、商品属性情報122の構成例を示す図である。
商品属性情報122は、商品仕様情報121で定義した商品属性において、その属性が取りうる値を管理するための情報である。商品属性情報122は、商品属性を一意に識別するための商品属性ID401と、商品属性の名称を表す商品属性名402と、商品属性の値が取りうる値のタイプを表す属性タイプ403と、属性タイプ403に従って設定可能な商品属性値404とを含み、各項目の情報が互いに対応付けられている。
商品属性ID401及び商品属性名402は、各々、商品仕様情報121(図3)の商品属性ID304及び商品属性名305と同じである。属性タイプ403には、商品属性値404として複数の選択肢を設定する場合は「選択」、数字や文字列などの任意の値を設定する場合は「テキスト」、ONとOFFなど二者択一の選択肢を設定する場合は「二値選択」を設定する。商品属性値404には、属性タイプ403に従って、設定可能な値が設定される。
図5は、商品属性関係情報123の構成例を示す図である。
商品属性関係情報123は、複数の商品仕様の商品属性の間に関係があることを管理するための情報である。商品属性関係情報123は、商品属性の関係定義の設定を一意に識別するための属性関係キー501と、属性関係キー501の対象となる商品仕様IDを表す対象商品仕様ID502と、対象となる商品仕様の属性を表す対象商品属性ID503とを含み、各項目の情報が互いに対応付けられている。
例えば、図示する商品属性関係情報123では、商品仕様ID「P01」であるモバイルデータ通信と、商品仕様ID「P02」であるメールサービスとで共通に設定されている商品属性名「SIM番号」が関連付けられている。つまり、モバイルデータ通信の開通対向システム103のパラメータにSIM番号が使われ、かつ、メールサービスの開通対向システム103のパラメータにもSIM番号が使われることを表している。
図6は、契約商品情報124の構成例を示す図である。
契約商品情報124は、サービス利用者が現在契約中の商品と、オーダを受け付け変更手続き中の商品を管理するための情報であり、サービス利用者の一意に識別するためのアカウントID601と、サービス利用者が契約中又は変更手続き中の商品を表す契約商品仕様ID602と、契約商品仕様ID602に関する商品が契約中か変更手続き中かを表す契約状態603と、契約商品仕様ID602に関する商品が持つ商品属性を表す契約商品属性ID604と、サービス利用者が契約の際に選択及び設定した契約商品属性ID604ごとの契約商品属性値605とを含み、各項目の情報が互いに対応付けられている。
契約状態603は、現在契約中の状態を「契約中」、変更手続き中の状態において、新たに商品を追加している場合を「新規申込中」、一度契約中となった商品の属性値のみを変更している場合を「変更中」、契約中の商品を解約している場合を「解約中」のいずれかが設定される。
図7は、処理中オーダ管理情報125の構成例を示す図である。
処理中オーダ管理情報125は、オーダ受付処理サーバ101が現在処理中のオーダを管理するための情報である。処理中オーダ管理情報125は、処理中のオーダを一意に識別するためのオーダID701と、処理中のオーダに関係するサービス利用者を一意に識別するための処理中アカウントID702と、処理中のオーダが処理している商品を表す処理中商品仕様ID703と、処理中のオーダが処理している商品の属性の関係を表す処理中属性関係キー704とを含み、各項目の情報が互いに対応付けられている。処理中属性関係キー704は、処理中のオーダが処理している商品の商品属性が、商品属性関係情報123の対象商品属性ID503と同じであれば、対象商品属性ID503に関連する属性関係キー501が設定される。
処理中オーダ管理情報125には、先行オーダの情報が格納されており、後行オーダを処理する際に、処理中オーダ管理情報125を参照して、先行オーダと後行オーダとの依存関係を判断する。依存関係の判断方法は、先行オーダチェック処理部112のフローチャート(図9)で説明する。
以上が、本実施例に係るシステム全体構成とシステムで扱う情報の構成である。これらの構成に従って、オーダ受付処理サーバ101においてオーダを受け付けて、先行オーダと後行オーダの処理の整合性チェックと、整合性が保てる範囲でオーダを並行に処理する手順について、図8〜図10を用いて説明する。
図8は、オーダ受付処理サーバ101のオーダ受付処理部111が実行する処理のフローチャートである。
オーダ受付処理部111は、端末102が投入したオーダを受信して、契約状態の整合性をチェックして、オーダの受付可否を判断する処理である。
まず、オーダ受付処理部111は、受信したオーダに含まれるパラメータが正しく設定されているかをチェックする(ステップ801)。例えば、商品仕様情報121及び商品属性情報122を利用して、商品仕様の必要な属性値が全て設定されているか、属性値の値に不正でないかなどをチェックする。
次に、オーダ受付処理部111は、チェックが完了したオーダのパラメータ(商品構造)と契約商品情報124(現在の契約状態)とを比較して、商品構造における契約の不整合があるかをチェックする(ステップ802)。例えば、主契約となる商品を解約中に、主契約となる商品のオプション商品を追加するオーダの受け付けを拒否し、主契約となる商品を解約中に、主契約となる商品の属性値を変更するオーダの受け付けを拒否する。
オーダ受付処理部111は、契約に不整合がなければ、契約状態を変更する(ステップ803)。具体的には、商品を追加する場合、契約商品情報124の契約状態603を「新規申込中」にしてレコードを追加し、商品の属性を変更する。また、商品を解約する場合、契約商品情報124の契約状態603が「契約中」である該当商品について、契約状態603を「変更中」又は「解約中」に変更する。
以上の処理によって、商品構造における契約の整合性を確保できるオーダのみを受け付けることができる。
次に、図8のオーダ受付処理部111にて受付が許可された後行オーダについて、処理中の先行オーダとの開通手続き上の整合性をチェックして、並行処理が可能かを判断する(図9)。
図9は、オーダ受付処理サーバ101の先行オーダチェック処理部112が実行する処理のフローチャートである。
まず、先行オーダチェック処理部112は、処理中オーダ管理情報125から現在処理中のオーダの情報を全て読み込む(ステップ901)。
次に、先行オーダチェック処理部112は、後行オーダと同一のアカウントIDが、読み込んだ処理中のオーダの情報にあるかをチェックする(ステップ902)。同一のアカウントIDがオーダ情報になければ、依存関係のある先行オーダがないので、先行オーダチェック処理部112は、後行オーダの情報を処理中オーダ管理情報125に書き込んで(ステップ905)、後行オーダを開通処理部113へ渡す。一方、同一のアカウントIDがオーダ情報にあれば、先行オーダチェック処理部112は、同一の商品仕様IDがオーダ情報にあるかをチェックする(ステップ903)。
同一の商品仕様IDがオーダ情報にあれば、後行オーダと依存関係がある先行オーダがあるので、先行オーダチェック処理部112は、後行オーダを開通処理待機部115に渡す。一方、同一商品仕様IDがオーダ情報になければ、先行オーダチェック処理部112は、後行オーダが対象としている商品属性と関連する属性関係キー501を商品属性関係情報123から読み込み、処理中オーダ管理情報125の同一アカウント内に同一の属性関係キー501があるかをチェックする(ステップ904)。
同一の属性関係キー501が同一アカウント内にあれば、後行オーダと依存関係がある先行オーダがあるので、先行オーダチェック処理部112は、後行オーダを開通処理待機部115に渡す。一方、同一の属性関係キーが同一アカウント内になければ、先行オーダチェック処理部112は、後行オーダの情報を処理中オーダ管理情報125に書き込んで(ステップ905)、後行オーダを開通処理部113へ渡す。
以上の処理によって、商品設計で定義した商品仕様と、商品仕様間の属性関係とを利用して、商品の開通手続きに関する依存関係をチェックすることができる。また、同一アカウントにおける商品の変更オーダにおいても、先行オーダと依存関係がなければ、並行に開通手続きを処理することができる。
最後に、開通処理部113の処理が完了して、オーダを完了する(図10)。
図10は、オーダ受付処理サーバ101のオーダ完了処理部114が実行する処理のフローチャートである。
まず、オーダ完了処理部114は、オーダの処理が終了すると、契約商品情報124の契約状態603を「契約中」に変更して、契約を確定する(ステップ1001)。オーダが解約に関するオーダであれば、契約状態603を「解約」にするか、又は契約商品情報124の当該レコードを削除する。
次に、オーダ完了処理部114は、完了させるオーダの情報を処理中オーダ管理情報125から削除する(ステップ1002)。最後に、オーダ完了処理部114は、開通処理待機中のオーダの待機を解除し(ステップ1003)、終了する。
以上、図8から図10に示す処理フローにより、オーダを受け付けてから、契約の整合性チェックと先行オーダとの開通手続き上の依存関係チェックを行い、契約の整合性を保ちつつ、開通手続きとして依存関係のないオーダに関して、並列に処理することを可能としている。
これらの処理フローを実現するためには、商品の設計段階において、商品仕様情報121と、商品属性情報122と、商品属性関係情報123とを予め設定しておく必要がある。従来の商品設計は、主契約となる商品と、主契約のオプションとなる商品の様に、契約に関する商品構造のみを定義していたが、本実施例では、契約に関する商品の構造に加えて、商品属性情報122及び商品属性関係情報123を設定する必要がある。そこで、図11〜図12を用いて、商品仕様情報121と、商品属性情報122と、商品属性関係情報123とを設計する方法について説明する。
商品設計画面1101(図11)及び商品属性間の関連設定画面1201(図12)は、商品設定部116が出力し、端末102からの入力を受け付ける。
図11は、商品仕様情報121及び商品属性情報122を設計するための商品設計画面1101の例を示す図である。
商品設計画面1101は、主契約となる商品と、主契約の商品のオプションとなる商品の関係を定義する商品構造設定フィールド1110、及び、各商品の商品仕様となる商品属性名と商品属性タイプと商品属性値とを設定する商品属性設定フィールド1120を含む。
商品構造設定フィールド1110では、主商品追加ボタン1111の操作によって主契約となる商品を追加できる。また、オプション追加ボタン1112の操作によって主契約となる商品のオプションとなる商品を設定できる。
商品属性設定フィールド1120では、商品構造設定フィールド1110で設定した各商品の商品仕様を設定する。商品構造設定フィールド1110の一つの商品を選択して、設定中の商品仕様の一覧を表示し、商品属性追加ボタン1121により商品属性名を追加し、商品属性名に対する属性値を設定する。商品属性名に対する属性タイプが「選択」である場合、選択項目追加ボタン1122の操作によって商品属性値を追加する。
商品構造設定フィールド1110及び商品属性設定フィールド1120の全ての項目を設定すると、登録ボタン1102の操作によって、新たに追加した商品仕様の商品仕様IDを採番して、商品仕様情報121に格納する。また、新たに追加した商品属性の商品属性IDを採番して、商品仕様情報121及び商品属性情報122に格納する。
なお、追加した商品や商品仕様の情報を削除する場合、削除する項目を選択して、一般的なコンピュータの入力デバイスであるマウスの右クリックなどにより表示されるプルダウンメニューによって削除を可能とする。また、マウスカーソルをオーバーライドして表示されるプルダウンメニューによって削除を可能としてもよい。
図12は、図11で設定した商品仕様の商品属性間の関係を設定するための商品属性間の関連設定画面1201の例を示す図である。
商品属性間の関連設定画面1201は、商品設計画面1101で設定した商品と商品仕様の属性の一覧を表示する属性一覧フィールド1202と、属性一覧フィールド1202から選択された複数の商品属性間の関連を設定する関連属性設定フィールド1203と、確定した属性関係の一覧を表示する関連属性一覧フィールド1204とを含む。
まず、操作者は、同一のパラメータを利用する商品属性を属性一覧フィールド1202から選択して、選択ボタン1205の操作によって、関連属性設定フィールド1203に移動する。関連する全ての商品属性を選択した後、登録ボタン1207を操作する。この操作によって、商品属性を関係付け、関連属性キーを採番して、商品属性関係情報123のテーブルに格納し、関連属性一覧フィールド1204に表示する。
また、誤って選択して関連属性設定フィールド1203に移動した場合、削除ボタン1206により、選択を外すことができる。
また、登録ボタン1207を操作して、商品属性間の関連を確定させた場合でも、関連属性一覧フィールド1204の関連No.を選択して、関連属性設定フィールド1103に設定情報を表示して、誤った選択を削除することができる。
以上の商品設計画面1101及び商品属性間の関連設定画面1201によって、商品設計として設定する必要がある商品仕様情報121、商品属性情報122及び商品属性関係情報123の情報を、視覚的に分かりやすく且つ簡単に設定することができる。このため、商品仕様情報121、商品属性情報122及び商品属性関係情報123の設計の手間を削減することができる。また、商品仕様情報121、商品属性情報122及び商品属性関係情報123を利用して、先行オーダと後行オーダとの開通手続き上の依存関係チェック処理を自動化することができる。そして、商品設計時に受付時のチェック項目が決まるため、オーダ受付処理の開発において、商品の全ての組み合わせを登録する必要がなく、依存関係チェック処理の開発工数を低減することができる。
以上に説明したように、本実施例では、受け付けた後行オーダの契約者の処理中の先行オーダがあり、かつ、後行オーダと先行オーダとが対象とする商品が異なる場合でも、後行オーダの処理中属性関係キーが処理中オーダ管理情報に登録されていなければ、すなわち、先行オーダと後行オーダとに依存関係が無ければ、先行オーダの処理完了前でも、後行オーダを待機させないで処理を開始することを決定する。すなわち、連続したオーダによる契約の整合性を、商品の契約状態及び商品設計段階で定義した商品の開通手続きにおける依存関係を用いて判断するので、契約の整合性が保たれる範囲を確実に判定でき、契約の整合性が保たれる場合には後行オーダを待機させずに開始して、先行オーダと後行オーダとを並行して処理する。このため、契約の整合性が保たれる範囲でオーダを並行に処理することができる。
また、オーダ受付処理サーバ101は、後行オーダの契約者の処理中の先行オーダがあり、かつ、後行オーダと当該契約者の先行オーダとが対象とする商品が同一である場合、後行オーダの処理を待機させることを決定する。さらに、オーダ受付処理サーバ101は、後行オーダの契約者の処理中の先行オーダがあり、後行オーダと当該契約者の先行オーダとが対象とする商品が異なっており、かつ、後行オーダの処理中属性関係キーが処理中オーダ管理情報に登録されていれば、後行オーダが対象とする商品の属性と先行オーダが対象とする商品の属性とに依存関係があると判定し、前記受け付けたオーダの処理を待機させることを決定する。このため、整合性が保たれる範囲を確実に判定できる。
また、本実施例では、オーダが対象とする商品のうち、異なる開通対向システム103に受け付けられる商品は、異なる商品として商品仕様情報121に登録されるので、処理中の先行オーダと後行オーダとで同一の商品仕様IDが含まれるかをチェックすることによって、同じ開通対向システム103に設定すべきパラメータを送信するかを判断することができる。
また、オーダ完了処理部114が、処理が完了したオーダを処理中オーダ管理情報125から削除するので、オーダの待機を確実に解除でき、待機中のオーダの待ち時間を減らし、迅速に処理することができる。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えてもよい。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をしてもよい。
また、前述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよく、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に格納することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、実装上必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
101:オーダ受付処理サーバ、102:端末、103:開通対向システム、110:プログラム記憶装置、111:オーダ受付処理部、112:先行オーダチェック処理部、113:開通処理部、114:オーダ完了処理部、115:開通処理待機部、120:データ記憶装置、121:商品仕様情報、122:商品属性情報、123:商品属性関係情報、124:契約商品情報、125:処理中オーダ管理情報、1101:商品設計画面、1201:商品属性間の関連設定画面
Claims (12)
- プロセッサと、前記プロセッサがアクセス可能な記憶デバイスとを有する計算機によって構成されるオーダ受付処理システムであって、
前記記憶デバイスは、サービス事業者が提供する商品間の関係を表す仕様情報と、前記商品の属性を表す属性情報と、前記商品間の属性の依存関係を表す属性関係情報と、利用者が契約中と手続中の商品を表す契約情報と、現在処理中のオーダを管理するための処理中オーダ管理情報とを格納し、
前記オーダ受付処理システムは、
前記仕様情報、前記属性情報及び前記契約情報を参照して、端末から受け付けたオーダの整合性をチェックし、整合性が保てるオーダを受け付ける受付処理部と、
前記処理中オーダ管理情報及び前記属性関係情報を参照して、前記受け付けたオーダが対象とする商品の属性と、現在処理中のオーダが対象とする商品の属性とに依存関係があるかを判定する先行オーダチェック処理部とを備え、
前記先行オーダチェック処理部は、
前記受け付けたオーダと同一契約者の現在処理中のオーダとが対象とする商品の属性に依存関係がある場合、当該依存関係を前記処理中オーダ管理情報に登録し、
前記受け付けたオーダの契約者の処理中のオーダがあり、かつ、前記受け付けたオーダと前記処理中のオーダとの間に依存関係がなければ、前記処理中のオーダの処理完了前でも、前記受け付けたオーダを待機させないで処理することを決定することを特徴とするオーダ受付処理システム。 - 請求項1に記載のオーダ受付処理システムであって、
前記先行オーダチェック処理部は、
前記処理中オーダ管理情報を参照して、前記受け付けたオーダの契約者の処理中のオーダがあるかを判定し、
前記処理中オーダ管理情報を参照して、前記受け付けたオーダが対象とする商品と、当該契約者の処理中のオーダが対象とする商品とが同一であるかを判定し、
前記処理中オーダ管理情報及び属性関係情報を参照して、前記受け付けたオーダが対象とする商品の属性と、現在処理中のオーダが対象とする商品の属性とに依存関係があるかを判定し、
前記受け付けたオーダの契約者の処理中のオーダがあり、かつ、前記受け付けたオーダと当該契約者の処理中のオーダとが対象とする商品が同一である場合、前記受け付けたオーダの処理を待機させることを決定し、
前記受け付けたオーダの契約者の処理中のオーダがあり、前記受け付けたオーダと当該契約者の処理中のオーダとが対象とする商品が異なっており、かつ、前記受け付けたオーダが対象とする商品の属性と現在処理中のオーダが対象とする商品の属性とに依存関係がある場合、前記受け付けたオーダの処理を待機させることを決定することを特徴とするオーダ受付処理システム。 - 請求項2に記載のオーダ受付処理システムであって、
前記オーダを処理する外部システムに接続されており、
前記オーダが対象とする商品のうち、異なる前記外部システムに受け付けられる商品は、異なる商品として前記仕様情報に登録されていることを特徴とするオーダ受付処理システム。 - 請求項1に記載のオーダ受付処理システムであって、
処理が完了したオーダを前記処理中オーダ管理情報から削除するオーダ完了処理部を備えることを特徴とするオーダ受付処理システム。 - 請求項1に記載のオーダ受付処理システムであって、
前記商品間の関係を設定するための構造設定領域と、前記商品の仕様を表す属性を設定するための属性設定領域とを含む商品設計画面を表示するためのデータを出力し、前記商品設計画面に入力されたデータを前記仕様情報及び前記属性情報に登録する商品設定部を備えることを特徴とするオーダ受付処理システム。 - 請求項5に記載のオーダ受付処理システムであって、
前記商品設定部は、
前記設定された商品間の属性の依存関係を設定するための関連設定画面を表示するためのデータを出力し、
前記関連設定画面に入力されたデータを前記仕様情報、前記属性情報及び前記属性関係情報に登録することを特徴とするオーダ受付処理システム。 - プロセッサと、前記プロセッサがアクセス可能な記憶デバイスとを有する計算機によって実行されるオーダ受付処理方法であって、
前記記憶デバイスは、サービス事業者が提供する商品間の関係を表す仕様情報と、前記商品の属性を表す属性情報と、前記商品間の属性の依存関係を表す属性関係情報と、利用者が契約中と手続中の商品を表す契約情報と、現在処理中のオーダを管理するための処理中オーダ管理情報とを格納し、
前記方法は、
前記プロセッサが、前記仕様情報、前記属性情報及び前記契約情報を参照して、端末から受け付けたオーダの整合性をチェックし、整合性が保てるオーダを受け付ける受付処理手順と、
前記プロセッサが、前記処理中オーダ管理情報及び前記属性関係情報を参照して、前記受け付けたオーダが対象とする商品の属性と、現在処理中のオーダが対象とする商品の属性とに依存関係があるかを判定する先行オーダチェック処理手順とを含み、
前記先行オーダチェック処理手順では、
前記受け付けたオーダと同一契約者の現在処理中のオーダとが対象とする商品の属性に依存関係がある場合、当該依存関係を前記処理中オーダ管理情報に登録し、
前記受け付けたオーダの契約者の処理中のオーダがあり、かつ、前記受け付けたオーダと前記処理中のオーダとの間に依存関係がなければ、前記処理中のオーダの処理完了前でも、前記受け付けたオーダを待機させないで処理することを決定することを特徴とするオーダ受付処理方法。 - 請求項7に記載のオーダ受付処理方法であって、
前記先行オーダチェック処理手順では、
前記処理中オーダ管理情報を参照して、前記受け付けたオーダの契約者の処理中のオーダがあるかを判定し、
前記処理中オーダ管理情報を参照して、前記受け付けたオーダが対象とする商品と、当該契約者の処理中のオーダが対象とする商品とが同一であるかを判定し、
前記処理中オーダ管理情報及び属性関係情報を参照して、前記受け付けたオーダが対象とする商品の属性と、現在処理中のオーダが対象とする商品の属性とに依存関係があるかを判定し、
前記受け付けたオーダの契約者の処理中のオーダがあり、かつ、前記受け付けたオーダと当該契約者の処理中のオーダとが対象とする商品が同一である場合、前記受け付けたオーダの処理を待機させることを決定し、
前記受け付けたオーダの契約者の処理中のオーダがあり、前記受け付けたオーダと当該契約者の処理中のオーダとが対象とする商品が異なっており、かつ、前記受け付けたオーダが対象とする商品の属性と現在処理中のオーダが対象とする商品の属性とに依存関係がある場合、前記受け付けたオーダの処理を待機させることを決定することを特徴とするオーダ受付処理方法。 - 請求項8に記載のオーダ受付処理方法であって、
前記計算機は、前記オーダを処理する外部システムに接続されており、
前記オーダが対象とする商品のうち、異なる前記外部システムに受け付けられる商品は、異なる商品として前記仕様情報に登録されていることを特徴とするオーダ受付処理方法。 - 請求項7に記載のオーダ受付処理方法であって、
前記プロセッサが、処理が完了したオーダを前記処理中オーダ管理情報から削除するオーダ完了処理手順を含むことを特徴とするオーダ受付処理方法。 - 請求項7に記載のオーダ受付処理方法であって、
前記プロセッサが、前記商品間の関係を設定するための構造設定領域と、前記商品の仕様を表す属性を設定するための属性設定領域とを含む商品設計画面を表示するためのデータを出力し、前記商品設計画面に入力されたデータを前記仕様情報及び前記属性情報に登録する商品設定手順を含むことを特徴とするオーダ受付処理方法。 - 請求項11に記載のオーダ受付処理方法において、
前記商品設定手順では、
前記設定された商品間の属性の依存関係を設定するための関連設定画面を表示するためのデータを出力し、
前記関連設定画面に入力されたデータを前記仕様情報、前記属性情報及び前記属性関係情報に登録することを特徴とするオーダ受付処理方法。
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