JP2016180877A - 地図表示システム、地図表示方法、及び地図表示プログラム - Google Patents

地図表示システム、地図表示方法、及び地図表示プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】地図上の領域を指定するための表示画面に対する入力操作の方法を、ユーザが直感的に理解することが可能な技術を実現する。【解決手段】接触時間取得部は、ユーザの表示画面11に対する接触操作により地図上の地点が指定地点40として指定された場合に、ユーザの指定地点40を指定する接触操作の継続時間を取得する。領域決定部は、継続時間が判定閾値を超えた場合に、判定閾値からの継続時間の超過時間に応じて広がる拡大領域50を決定すると共に、ユーザの表示画面11に対する接触操作が終了した場合に、その時点での拡大領域50に応じて指定領域を決定する。画像生成部は、継続時間が判定閾値を超えてから指定領域が決定されるまでの間、拡大領域50を表す画像を地図画像31に重ねて表示画像を生成する。【選択図】図5

Description

本発明は、表示装置に備えられる表示画面であってユーザの接触操作を検出可能な表示画面に、地図画像を含む表示画像を表示させる地図表示システム、地図表示方法、及び地図表示プログラムに関する。
上記のような地図表示システムとして、特開2010−210312号公報(特許文献1)に記載されたものが知られている。特許文献1には、表示画面上における区間の始点及び終点のそれぞれをタッチすることで道路区間が指定されるモードと、表示画面上の道路をなぞることで道路区間が指定されるモードとを、ユーザの表示画面に対する接触操作の際の接触時間に応じて切り替える構成が記載されている。具体的には、当該接触時間が所定時間以下の場合には、前者のモードが選択され、当該接触時間が所定時間以上の場合には、後者のモードが選択される。特許文献1には、このような構成を備えることで、道路区間の指定を確実に行えることが記載されている。
特開2010−210312号公報(段落0031,0047等)
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、表示画面に対する接触時間が所定時間を超えると、始点及び終点のそれぞれをタッチすることで地図上の領域(特許文献1の例では道路区間)を指定するモードから、表示画面上のなぞり操作により地図上の領域を指定するモードに自動的に切り替えられることを知らないユーザが、地図上の領域を適切に設定できないおそれがある。例えば、始点及び終点のそれぞれをタッチして地図上の領域を指定しようとするユーザが、そのような操作を表示画面に対して行う際に、始点を指定する際の表示画面に対する接触時間が上記の所定時間を超えた場合には、表示画面上のなぞり操作により地図上の領域を指定するモードに、ユーザの意思とは無関係に切り替えられる。そのため、その後ユーザが区間の終点を指定するために表示画面から指を離して表示画面上の別の位置に対して接触操作を行っても、当該接触操作が終点の指定操作として受け付けられず、地図上の領域を適切に設定できないおそれがある。
そこで、地図上の領域を指定するための表示画面に対する入力操作の方法を、ユーザが直感的に理解することが可能な技術の実現が望まれる。
上記に鑑みた、地図画像を含む表示画像を生成する画像生成部と、表示装置に備えられる表示画面であってユーザの接触操作を検出可能な表示画面に、前記表示画像を表示させる表示制御部と、を備えた地図表示システムの特徴構成は、前記ユーザの前記表示画面に対する接触操作により地図上の地点が指定地点として指定された場合に、前記ユーザの当該指定地点を指定する接触操作の継続時間を取得する接触時間取得部と、前記継続時間が判定閾値を超えた場合に、前記指定地点を含む地図上の領域であって前記判定閾値からの前記継続時間の超過時間に応じて広がる拡大領域を決定すると共に、前記ユーザの前記表示画面に対する接触操作が終了した場合に、その時点での前記拡大領域に応じて指定領域を決定する領域決定部と、を備え、前記画像生成部は、前記継続時間が前記判定閾値を超えてから前記指定領域が決定されるまでの間、前記拡大領域を表す画像を前記地図画像に重ねて前記表示画像を生成する点にある。
また、上記に鑑みた、地図表示システムの技術的特徴は地図表示方法や地図表示プログラムにも適用可能であり、そのような方法やプログラム、更には、そのようなプログラムが記憶された記憶媒体(例えば、光ディスク、フラッシュメモリ等)も、本明細書によって開示される。
その場合における、地図画像を含む表示画像を生成する画像生成ステップと、表示装置に備えられる表示画面であってユーザの接触操作を検出可能な表示画面に、前記表示画像を表示させる表示制御ステップと、を備えた地図表示方法の特徴構成は、前記ユーザの前記表示画面に対する接触操作により地図上の地点が指定地点として指定された場合に、前記ユーザの当該指定地点を指定する接触操作の継続時間を取得する接触時間取得ステップと、前記継続時間が判定閾値を超えた場合に、前記指定地点を含む地図上の領域であって前記判定閾値からの前記継続時間の超過時間に応じて広がる拡大領域を決定すると共に、前記ユーザの前記表示画面に対する接触操作が終了した場合に、その時点での前記拡大領域に応じて指定領域を決定する領域決定ステップと、を備え、前記画像生成ステップでは、前記継続時間が前記判定閾値を超えてから前記指定領域が決定されるまでの間、前記拡大領域を表す画像を前記地図画像に重ねて前記表示画像を生成する点にある。
また、その場合における、地図画像を含む表示画像を生成する画像生成機能と、表示装置に備えられる表示画面であってユーザの接触操作を検出可能な表示画面に、前記表示画像を表示させる表示制御機能と、をコンピュータに実現させるための地図表示プログラムの特徴構成は、前記ユーザの前記表示画面に対する接触操作により地図上の地点が指定地点として指定された場合に、前記ユーザの当該指定地点を指定する接触操作の継続時間を取得する接触時間取得機能と、前記継続時間が判定閾値を超えた場合に、前記指定地点を含む地図上の領域であって前記判定閾値からの前記継続時間の超過時間に応じて広がる拡大領域を決定すると共に、前記ユーザの前記表示画面に対する接触操作が終了した場合に、その時点での前記拡大領域に応じて指定領域を決定する領域決定機能と、をコンピュータに実現させ、前記画像生成機能は、前記継続時間が前記判定閾値を超えてから前記指定領域が決定されるまでの間、前記拡大領域を表す画像を前記地図画像に重ねて前記表示画像を生成する機能である点にある。
これらの特徴構成によれば、ユーザによる指定地点を指定する接触操作の継続時間が判定閾値を超えた場合に、拡大領域を表す画像が地図画像に重ねて表示画面に表示される。そして、この拡大領域は、指定地点を含む領域であって、判定閾値からの継続時間の超過時間に応じて広がる領域(すなわち、指定地点を指定する接触操作の継続中、拡大し続ける領域)であるため、当該拡大領域が地図上の領域を指定するための領域であることを、当該接触操作を行っているユーザが容易に知得することができる。この結果、地図上の領域を指定領域として指定するための表示画面に対する入力操作の方法を、ユーザが直感的に理解することが可能な技術を実現することが可能となる。
実施形態に係る地図表示システム及びナビゲーションシステムの概略構成を示すブロック図である。 接触操作受付処理の手順の一例を示すフローチャートである。 指定領域決定処理の手順の一例を示すフローチャートである。 表示画面に表示される表示画像の一例を示す図である。 図4より後の時点での表示画面に表示される表示画像の一例を示す図である。 図5より後の時点での表示画面に表示される表示画像の一例を示す図である。 表示画面に表示される表示画像の一例を示す図である。 図7より後の時点での表示画面に表示される表示画像の一例を示す図である。 図8より後の時点での表示画面に表示される表示画像の一例を示す図である。 表示画面に表示される表示画像の一例を示す図である。 図10より後の時点での表示画面に表示される表示画像の一例を示す図である。 表示画面に表示される表示画像の一例を示す図である。 図12より後の時点での表示画面に表示される表示画像の一例を示す図である。 表示画面に表示される表示画像の一例を示す図である。 表示画面に表示される表示画像の一例を示す図である。 表示画面に表示される表示画像の一例を示す図である。 その他の実施形態に係る領域決定部の概略構成を示すブロック図である。
地図表示システムの実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態に係る地図表示システム1は、図1に示すように、ナビゲーションシステム2に適用されている。ナビゲーションシステム2は、ユーザに対して地点や経路に関する案内情報を提供するシステムである。ナビゲーションシステム2(地図表示システム1)を構成する各構成要素は、共通のハードウェアに備えられても、互いに通信可能な複数のハードウェアに分かれて備えられても良い。本実施形態では、ナビゲーションシステム2は、ユーザとしての車両の乗員(特に運転者)に対して案内情報を提供する車両用ナビゲーションシステムであり、ナビゲーションシステム2の各構成要素は、車両内の装置に備えられ、或いは、通信ネットワーク(例えばインターネット等)を介して車両内の装置と通信可能な外部装置(例えばサーバ等)に備えられる。ここで、車両内の装置には、車両に固定的に搭載される装置だけでなく、使用時にのみ車両に持ち込まれる装置(例えば、ポータブルナビゲーション装置、携帯型情報端末装置、多機能携帯電話等)も含む。
1.ナビゲーションシステムの全体構成
ナビゲーションシステム2は、図1に示すように、地図表示システム1を備えている。ナビゲーションシステム2は、地図表示システム1により実行される地図表示プログラムを含む、各種のナビゲーションプログラムを実行する。図示は省略するが、ナビゲーションシステム2は、単数又は複数のCPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置を中核部材として備えるとともに、当該演算処理装置が参照可能な記憶装置を備え、ナビゲーションシステム2は、当該記憶装置に記憶されたプログラムを実行する。この記憶装置は、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等とされる。ナビゲーションシステム2は、地図情報を記憶する記憶装置91を備えており、ナビゲーションシステム2が実行するプログラムの一部が記憶装置91に記憶されていても良い。記憶装置91は、例えばハードディスクやフラッシュメモリ等のように、情報を記憶及び書き換え可能な記憶媒体をハードウェア構成として備える。
ナビゲーションシステム2は、図1に示すように、ナビゲーション用演算部28、画像生成部21、表示制御部22、領域決定部24、及び接触状態取得部27の、複数の機能部を備えている。これら複数の機能部の内の、画像生成部21、表示制御部22、領域決定部24、及び接触状態取得部27が、地図表示システム1に備えられる機能部である。ナビゲーションシステム2が備える各機能部は、ナビゲーションシステム2の記憶装置(記憶装置91或いは他の記憶装置)に記憶されたソフトウェア(プログラム)又は別途設けられた演算回路等のハードウェア、或いはそれらの両方により構成される。すなわち、各機能部の機能を演算処理装置(コンピュータ)に実現させるためのプログラムは、当該演算処理装置が参照可能な記憶装置に記憶される。ナビゲーションシステム2の各機能部は、通信ネットワークを介して互いに情報の受け渡しを行うことができるように構成されていると共に、ナビゲーションシステム2の記憶装置からデータを抽出可能に構成されている。
ナビゲーション用演算部28は、ユーザの現在の推定位置42(図4参照)を特定するロケーション処理、表示装置10に地図情報や道路交通情報等を表示させる表示処理、地図上の地点(例えば目的地等)を検索する地点検索処理、出発地から目的地までの案内経路81(図10参照)を探索する経路探索処理、案内経路81に従って目的地までの経路案内を行う経路案内処理等の、各種ナビゲーション処理を実行する。本実施形態では、ユーザの推定位置42は、自車両(ユーザが乗車する車両)の推定位置である。本実施形態では、ナビゲーション用演算部28は、位置情報検出装置90から取得した情報に基づき、ユーザの推定位置42を特定するための演算を行う。この際、必要に応じて、記憶装置91に記憶された地図情報に基づき、ユーザの推定位置42を道路上に合わせるための補正(マップマッチング処理)が行われる。位置情報検出装置90は、例えば、GPS(Global Positioning System)受信機、距離センサ、方位センサ等の、位置情報を検出するための各種装置を備える。
表示装置10は、ユーザの接触操作(タッチ操作)を検出可能な表示画面11を備えている。すなわち、表示装置10は、表示画面11がタッチパネル(例えば、静電容量型のタッチパネル等)として機能するように構成されている。表示画面11に接触している検出対象物の表示画面11上の接触位置70(図4参照)の情報は、表示装置10から接触状態取得部27へ出力される。なお、図4等では、理解を容易にすべく、表示画面11には表示されない接触位置70を示すマークを記載している。検出対象物は、本例ではユーザの指を想定しているが、ユーザが操作するタッチペン等であっても良い。ユーザの表示画面11に対する接触操作には、タップ操作、ドラッグ操作(なぞり操作)、フリック操作、ピンチ操作(ピンチイン操作又はピンチアウト操作)等が含まれる。ユーザは、表示画面11に対する接触操作により、目的地等の地点の入力操作、地図画像31(地図情報を表す画像、図4参照)のスクロール操作、地図画像31の縮尺変更操作等を行う。この際、ナビゲーション用演算部28は、接触状態取得部27を介してユーザの表示画面11に対する接触操作を受け付け、当該接触操作に応じたナビゲーション処理を実行する。
表示装置10の表示画面11に表示される画像は、画像生成部21により生成される。画像生成部21は、地図情報を表示装置10に表示させる際に、地図画像31を含む表示画像を生成する。画像生成部21が生成した表示画像は、表示制御部22によって(表示制御部22による描画制御によって)表示画面11に表示される。すなわち、本実施形態では、画像生成部21により「画像生成機能」が実現され、画像生成部21が行う処理により「画像生成ステップ」が実行される。また、表示制御部22により「表示制御機能」が実現され、表示制御部22が行う処理により「表示制御ステップ」が実行される。
記憶装置91には、ナビゲーション用演算部28や地図表示システム1が各種処理を実行する際に参照される地図情報が記憶されている。地図情報には、道路情報、地物情報、及び地点情報等が含まれる。道路情報は、道路ネットワークの情報であり、交差点に対応するノードの情報と、ノード間を接続する道路80(図4参照)に対応するリンクの情報とを含む。道路情報には、ノードの情報として、例えば、ノードの位置(座標)、ノードの属性(交差点種別等)等の情報が含まれる。また、道路情報には、リンクの情報として、例えば、リンクの始点及び終点の位置(座標)、リンク長、車線数、道路幅等の情報が含まれる。地物情報は、道路上や道路周辺に設けられた各種地物(例えば、建物、道路標示、信号機等)の情報である。地物情報は、地物の位置情報と属性情報とを含む。地物が建物である場合には、地物の属性情報には、例えば、建物の種類、名称等の情報が含まれる。
地点情報は、ナビゲーション用演算部28が地点検索処理を行う際に参照される情報である。地点情報は、地図上の各地点の位置情報と属性情報とを含む。ここで、位置情報は、各地点の代表点の位置(座標)の情報であり、属性情報は、各地点の属性を表す情報である。地点の属性情報には、例えば、その地点にある施設名、住所、電話番号、その施設の属するジャンル等の情報が含まれる。地点情報は、目的地として設定されやすい地点や、目的地までの経路案内の際に目印となる地点を中心に整備される。すなわち、地点情報は、例えば、公共施設、娯楽施設、飲食店、店舗、モニュメント等がある地点について整備される。
2.地図表示システムの構成
地図表示システム1は、上述したように、画像生成部21、表示制御部22、領域決定部24、及び接触状態取得部27を備えている。接触状態取得部27は、接触時間取得部23を備えている。また、本実施形態では、領域決定部24は、案内経路取得部26を備えている。接触時間取得部23は、ユーザの表示画面11に対する接触操作により地図上の地点が指定地点40として指定された場合に、ユーザの当該指定地点40を指定する接触操作の継続時間(以下、単に「継続時間」という。)を取得する。すなわち、本実施形態では、接触時間取得部23により「接触時間取得機能」が実現され、接触時間取得部23が行う処理により「接触時間取得ステップ」が実行される。領域決定部24は、継続時間が判定閾値を超えた場合に、拡大領域50を決定すると共に、ユーザの表示画面11に対する接触操作が終了した場合に、その時点での拡大領域50に応じて指定領域60を決定する。なお、本実施形態では、「ユーザの表示画面11に対する接触操作が終了」という場合の「接触操作の終了」は、後述するように指定地点40から道路80に沿って広がるように拡大領域50を決定する場合には(図10参照)、指定地点40を指定する接触操作の終了を意味し、後述するように指定地点40から地図上の全ての方向に広がるように拡大領域50を決定する場合には(図5参照)、表示画面11に対する接触状態が維持されたまま行われる一連の接触操作の終了を意味する。すなわち、指定地点40から道路80に沿って広がるように拡大領域50を決定する場合には、表示画面11に対する接触状態が維持されたまま表示画面11上の接触位置70が移動した場合も含めて指定地点40を指定する接触操作(静止的な接触操作)が終了したことを条件に、その時点での拡大領域50に応じて指定領域60が決定される。一方、指定地点40から地図上の全ての方向に広がるように拡大領域50を決定する場合には、表示画面11に対する接触状態が維持されたまま表示画面11上の接触位置70が移動したか否かにかかわらず、ユーザの表示画面11に対する接触操作が終了したこと(表示画面11に対する接触状態が解除されたこと)を条件に、その時点での拡大領域50に応じて指定領域60が決定される。本実施形態では、領域決定部24により「領域決定機能」が実現され、領域決定部24が行う処理により「領域決定ステップ」が実行される。なお、上記の判定閾値は、初期設定やユーザの設定等に応じて設定され、例えば、1秒に設定される。また、領域決定部24は、接触状態取得部27が備える接触時間取得部23から、継続時間の情報を取得する。
接触状態取得部27は、ユーザによる表示画面11上の1点(1点とみなせる領域)に対する接触操作を、指定地点40を指定する接触操作であると判別する。この際、表示画面11上における上記1点の位置(接触位置70)に対応する地図上の地点(例えば、上記1点の位置に表示されている地図上の地点)が、指定地点40として選択される。例えば、ユーザの1つの指の指先を表示画面11上の1点のみに接触させる操作が、指定地点40を指定する接触操作であると判別される。なお、表示画面11上の複数点(例えば、2点)に対する同じタイミングでの接触操作を、指定地点40を指定する接触操作であると判別する構成としても良い。この場合、例えば、表示画面11上における上記複数点の位置(複数の接触位置70)に応じて定まる地図上の地点(例えば、上記複数点から等距離にある点に対応する地図上の地点)が、指定地点40として選択される。
拡大領域50は、図5及び図10に示すように、指定地点40を含む地図上の領域であって、判定閾値からの継続時間の超過時間に応じて広がる領域である。なお、図5及び図10では、理解を容易にすべく、上記超過時間が異なる2つの時点での拡大領域50を同一の図面に示している。これらの図面では、二点鎖線で示す拡大領域50が、破線で示す拡大領域50よりも、上記超過時間が長い時点(すなわち、後の時点)での拡大領域を表している。図5に示す例では、拡大領域50は、指定地点40から地図上の全ての方向に広がる領域となるように決定されている。また、図10に示す例では、拡大領域50は、指定地点40から道路80(本例では、案内経路81を構成する道路80のみ)に沿って広がる領域となるように決定されている。
図4〜図6に示すように、画像生成部21は、継続時間が判定閾値を超えてから指定領域60が決定されるまでの間、拡大領域50を表す画像を地図画像31に重ねて表示画像を生成する。本実施形態では、画像生成部21は、指定領域60が決定された場合に、指定領域60を表す画像を地図画像31に重ねて表示画像を生成する。なお、図4は、継続時間が判定閾値を超える前の時点での表示画面11に表示される表示画像例を示し、図5は、継続時間が判定閾値を超えてから指定領域60が決定されるまでの間の時点での表示画面11に表示される表示画像例を示し、図6は、指定領域60が決定された時点での表示画面11に表示される表示画像例を示している。図10及び図11は、拡大領域50の形状が異なる点を除いて、図5及び図6と同様の時点での表示画面11に表示される表示画像例を示している。すなわち、図10は、継続時間が判定閾値を超えてから指定領域60が決定されるまでの間の時点での表示画面11に表示される表示画像例を示し、図11は、指定領域60が決定された時点での表示画面11に表示される表示画像例を示している。詳細は省略するが、画像生成部21は、拡大領域50や指定領域60を地図画像31に重ねて表示画像を生成する際に、例えば、拡大領域50や指定領域60の全域を示す図形を地図画像31に重ねて表示させること、拡大領域50や指定領域60の境界を示す図形を地図画像31に重ねて表示させること、拡大領域50や指定領域60における地図の表示色の属性(色相、明度、彩度)を他の部分と異ならせること等によって、ユーザに拡大領域50や指定領域60を把握させる。
上述したように、指定領域60は、ユーザの表示画面11に対する接触操作が終了した場合に、その時点での拡大領域50に応じて決定される。例えば、指定領域60を、ユーザの表示画面11に対する接触操作が終了した時点での拡大領域50と同一の領域に設定することができる。図6に示す例では、指定領域60を、ユーザの表示画面11に対する接触操作が終了した時点での拡大領域50(図5において二点鎖線で示す拡大領域50)と同一の領域に設定している。同様に、図11に示す例では、指定領域60を、ユーザの表示画面11に対する接触操作が終了した時点での拡大領域50(図10において二点鎖線で示す拡大領域50)と同一の領域に設定している。なお、指定領域60を、ユーザの表示画面11に対する接触操作が終了した時点での拡大領域50を含む、当該拡大領域50よりも広い領域に設定したり、ユーザの表示画面11に対する接触操作が終了した時点での拡大領域50に含まれる、当該拡大領域50よりも狭い領域に設定することも可能である。
本実施形態では、領域決定部24は、指定地点40が道路域内の地点である場合には、指定地点40から道路80に沿って広がるように拡大領域50を決定し(図10参照)、指定地点40が道路域外の地点である場合には、指定地点40から地図上の全ての方向に広がるように拡大領域50を決定するように構成されている(図5参照)。本実施形態では、後者の場合には、指定地点40から地図上の全ての方向に均一に広がるように拡大領域50を決定する。すなわち、拡大領域50は、指定地点40を中心とする真円状に設定される。指定地点40が道路域内の地点であるか否かの判定は、接触状態取得部27が取得する表示画面11上の接触位置70の情報と、記憶装置91に記憶されている地図情報(道路情報)とに基づき行われる。ここで、「道路域」とは、道路80に沿って設定される領域である。道路域の道路80の延在方向に対して直交する方向の幅は、例えば、表示画面11上に道路80として表されている領域の幅と同じ幅や、表示画面11上に道路80として表されている領域の幅に応じて当該幅よりも広く又は狭く設定される幅等とすることができる。
本実施形態では、指定地点40が道路域内の地点であるか否かの判定において、案内経路81を構成する道路80の道路域のみを考慮する。すなわち、本実施形態では、「道路域」は、全ての道路80の道路域ではなく、案内経路81を構成する道路80の道路域に限定される。よって、領域決定部24は、図10に示すように、指定地点40が案内経路81を構成する道路80の道路域内の地点である場合には、指定地点40から案内経路81を構成する道路80に沿って広がるように拡大領域50を決定する。そして、本実施形態では、領域決定部24は、指定地点40が道路80の道路域内の地点である場合であっても当該道路80が案内経路81を構成する道路でない場合には、指定地点40から地図上の全ての方向に広がるように拡大領域50を決定する。本例では、領域決定部24は、案内経路取得部26がナビゲーション用演算部28から取得する案内経路81の情報に基づき、指定地点40が案内経路81を構成する道路80の道路域内の地点であるか否かの判定を行う。図10に示す例では、案内経路81を構成する道路80に沿って、指定地点40からユーザの進行方向(本例では車両の進行方向)の両側に向かって広がるように拡大領域50が決定される場合を例として示しているが、案内経路81を構成する道路80に沿って、指定地点40からユーザの進行方向の前方側或いは後方側にのみ広がるように拡大領域50が決定される構成とすることもできる。
本実施形態では、領域決定部24は、図7〜図9に示すように、継続時間が判定閾値を超えた後、ユーザの表示画面11に対する接触操作が維持されたまま(接触状態が維持されたまま)表示画面11上の接触位置70が移動した場合に(すなわち、なぞり操作が行われた場合に)、接触位置70の移動が開始された時点での拡大領域50を接触位置70の移動に合わせて地図上を移動させた軌跡51に応じて、指定領域60を決定する。そして、画像生成部21は、接触位置70の移動が開始されてから指定領域60が決定されるまでの間、拡大領域50を表す画像(接触位置70の移動が開始された時点での拡大領域50を表す画像)に加えて軌跡51を表す画像を地図画像31に重ねて表示画像を生成する。なお、図7は、接触位置70の移動が開始される時点での表示画面11に表示される表示画像例を示し、図8は、接触位置70の移動が終了した時点での表示画面11に表示される表示画像例を示し、図9は、指定領域60が決定された時点での表示画面11に表示される表示画像例を示している。図8に示すように、拡大領域50は、その大きさを維持したまま接触位置70の移動軌跡に合わせて移動される。なお、図8では、理解を容易にすべく、接触位置70の移動が開始されてから終了されるまでの間の複数の時点での、接触位置70のマークと当該接触位置70に応じて移動された拡大領域50の図形(軌跡51を表す図形)とを示している。なお、これらマーク及び図形の一方又は両方は、表示画面11に表示されなくても良い。図9に示す例では、指定領域60を、接触位置70の移動が開始された時点での拡大領域50を接触位置70の移動に合わせて地図上を移動させた軌跡51と同一の領域(軌跡51が重複する地図上の領域)に設定している。
本実施形態では、領域決定部24は、指定地点40から地図上の全ての方向に広がるように拡大領域50を決定する場合に、接触位置70の移動が開始されてから指定領域60が決定されるまでの間、拡大領域50を表す画像に加えて軌跡51を表す画像を地図画像31に重ねて表示画像を生成すると共に、接触位置70の移動が開始された時点での拡大領域50を接触位置70の移動に合わせて地図上を移動させた軌跡51に応じて、指定領域60を決定する。なお、上述したように、本実施形態では、指定地点40が案内経路81を構成する道路80の道路域内の地点でない場合に、指定地点40から地図上の全ての方向に広がるように拡大領域50が決定される。そして、本実施形態では、領域決定部24は、指定地点40から地図上の全ての方向に広がるように拡大領域50を決定しない場合、すなわち、指定地点40から道路80(本例では、案内経路81を構成する道路80)に沿って広がるように拡大領域50を決定する場合には、ユーザの表示画面11に対する接触操作が維持されたまま表示画面11上の接触位置70が移動したことを条件に、当該移動が開始された時点での拡大領域50に応じて指定領域60を決定する。すなわち、本実施形態では、領域決定部24は、基本的に、ユーザの表示画面11に対する接触操作が終了した場合に、その時点での拡大領域50に応じて、又は、その時点での拡大領域50及び軌跡51に応じて、指定領域60を決定するが、指定地点40から道路80に沿って広がるように拡大領域50を決定する場合には、指定地点40を指定する接触操作が終了したことを条件に、その時点での拡大領域50に応じて指定領域60を決定する。すなわち、領域決定部24は、指定地点40から道路80に沿って広がるように拡大領域50を決定する場合には、表示画面11上の接触位置70が移動する前にユーザの表示画面11に対する接触操作が終了した場合だけでなく、表示画面11上の接触位置70が移動した場合にも、その時点での拡大領域50に応じて指定領域60を決定するように構成されている。
上記のように、拡大領域50は、判定閾値からの継続時間の超過時間に応じて広がる領域である。拡大領域50の端縁と指定地点40との間の表示画面11上の距離を拡大領域50の径とすると、拡大領域50の広がり方向における拡大領域50の径が、上記の超過時間が長くなるに従って大きくなる。なお、拡大領域50の広がり方向は、図5に示す例では、指定地点40を中心とする地図上の全方位(360度の範囲)であり、図10に示す例では、指定地点40から案内経路81を構成する道路80に沿って両側に向かう方向である。継続時間が判定閾値に到達した時点(超過時間がゼロの時点)での拡大領域50の径(拡大領域50の径の初期値)は、ゼロとしても、ゼロよりも大きな値としても良い。また、拡大領域50の表示画面11上の拡大速度(拡大領域50の径の拡大速度)は、固定値としても可変値としても良い。上記の拡大速度を固定値とする場合には、例えば、拡大領域50の各時点での径を、上記初期値に、当該固定値と超過時間との積を加算した値に設定することができる。また、上記の拡大速度を可変値とする場合には、例えば、接触位置70における接触面積の大きさに応じて、拡大領域50の表示画面11上の拡大速度が可変に設定される構成とすることができる。例えば、接触位置70における接触面積が大きくなるに従って、拡大領域50の表示画面11上の拡大速度が大きく設定される構成とすることができる。なお、表示画面11に対して接触させる指先の面積や圧力を変えることや、表示画面11に対して接触させる指の本数を変えること等で、接触位置70における接触面積を変化させても好適である。
本実施形態では、図12及び図13に示すように、画像生成部21は、継続時間が判定閾値を超えてから指定領域60が決定されるまでの間、表示画面11に表示される地図範囲の端部領域に拡大領域50が到達する毎に、表示画面11に表示する地図の縮尺を小さくなる側に変更するように構成されている。なお、図12は、拡大領域50が表示画面11に表示される地図範囲の端部領域に到達した時点での表示画像例を示し、図13は、表示画面11に表示する地図の縮尺が図12に示される縮尺よりも小さくなる側に変更された後の表示画像例を示している。地図の縮尺の変更前後で拡大領域50の表示画面11上の拡大速度を一定とした場合には、拡大領域50の実際の地表上での拡大速度を、地図の縮尺の前後で変化させることができる。具体的には、拡大領域50の実際の地表上での拡大速度を、縮尺を小さくなる側に変更する前に比べて縮尺を小さくなる側に変更した後において速くすることができる。端部領域を規定する地図範囲は、図12に示す例では表示画面11の全域であるが、表示画面11における一部の領域であっても良い。また、地図範囲の端部領域は、当該地図範囲の端縁を含むように設定される、当該地図範囲の一部の領域である。本明細書では、地図の縮尺の大小を、2点間の表示画面11上での距離を、当該2点間の実際の地表上での距離で除算した値の大小に応じて定義している。すなわち、表示画面11における地図画像31の表示領域の大きさを一定とすると、縮尺が小さくなるに従って地図が縮小されて当該表示領域にはより広い地図範囲の地図情報が表示される。
ところで、図16に示すように、表示画面11に表示される地図範囲に、ユーザが進入できない領域である進入不可領域82が含まれる場合がある。進入不可領域82は、例えば、陸地以外の領域(例えば、海等)とされる。このような場合、図16に示すように、領域決定部24が、進入不可領域82を除外して拡大領域50を決定する構成とすることができる。なお、図16に示す例とは異なり、領域決定部24が、進入不可領域82を含むように拡大領域50を決定する構成とすることもできる。この場合、領域決定部24が指定領域60を決定する際に、進入不可領域82を除外して指定領域60を決定する構成、すなわち、ユーザの表示画面11に対する接触操作が終了した時点での拡大領域50における進入不可領域82を除く領域に応じて指定領域60を決定する構成とすることができる。
3.動作処理の手順
図2及び図3を参照して、本実施形態に係るナビゲーションシステム2(地図表示システム1)において実行される接触操作受付処理の手順について説明する。以下に述べる各ステップは、ナビゲーションシステム2(地図表示システム1)が備える演算処理装置によって実行される。
図2に示すように、表示画面11に対する指定地点40を指定する接触操作があると(ステップ#01:Yes)、指定地点40を指定する接触操作の継続時間が判定閾値を超えたか否かの判定が実行される(ステップ#02)。指定地点40を指定する接触操作の継続時間が判定閾値を超えていない場合には(ステップ#02:No)、指定地点40を指定する接触操作が終了したか否かの判定が実行される(ステップ#03)。指定地点40を指定する接触操作が終了していない場合には(ステップ#03:No)、処理はステップ#02に戻される。すなわち、ステップ#02及びステップ#03のいずれかの判定で肯定的な判定がなされるまでの間、ステップ#02の判定及びステップ#03の判定が繰り返し実行される。本例では、接触状態取得部27によりステップ#01及びステップ#03の判定が実行され、接触時間取得部23によりステップ#02の判定が実行される。
指定地点40を指定する接触操作の継続時間が判定閾値を超える前に当該接触操作が終了した場合には(ステップ#03:Yes)、当該指定地点40の受付処理(ステップ#06)が実行され、処理は終了する。この指定地点40の受付処理は、例えば、当該指定地点40を地図上の区間の始点や終点(出発地や目的地等)の入力操作としてナビゲーション用演算部28が受け付ける処理とされる。一方、指定地点40を指定する接触操作が終了するまでの間に当該接触操作の継続時間が判定閾値を超えた場合には(ステップ#02:Yes)、領域決定部24による指定領域決定処理が実行される(ステップ#04)。そして、指定領域決定処理により決定された指定領域60の受付処理(ステップ#05)が実行され、処理は終了する。この指定領域60の受付処理は、例えば、地点情報を抽出する地図範囲として指定領域60の入力をナビゲーション用演算部28が受け付ける処理とされ、或いは、経路(例えば、渋滞の迂回経路等)の探索や通行に係る所要時間を導出するための地図範囲として指定領域60の入力をナビゲーション用演算部28が受け付ける処理とされる。地点情報を抽出する地図範囲として指定領域60の入力をナビゲーション用演算部28が受け付ける構成において、指定領域60が、指定地点40から道路80に沿って広がるように決定された拡大領域50に応じて決定された領域である場合には(図11参照)、ナビゲーション用演算部28が、指定領域60に含まれる道路80沿いに存在する(すなわち、指定領域60に含まれる道路80に面する)施設の情報(例えば名称等)のリストを、表示画面11に表示させる構成とすることができる。
次に、図2におけるステップ#04の指定領域決定処理について、図3を参照して説明する。図3に示すように、指定地点40が案内経路81上の地点である場合には(ステップ#10:Yes)、領域決定部24は、指定地点40から案内経路81に沿って広がるように拡大領域50を決定する。本実施形態では、指定地点40が案内経路81を構成する道路80の道路域内の地点である場合に、指定地点40が案内経路81上の地点であると判定される。そして、画像生成部21が、ステップ#11の処理で決定された拡大領域50を表す画像を地図画像31に重ねて表示画像を生成し、表示制御部22が、当該表示画像を表示画面11に表示させる(ステップ#12)。ステップ#11及びステップ#12の処理は、指定地点40を指定する接触操作が終了するまでの間(ステップ#13:No)、繰り返し実行される。すなわち、指定地点40を指定する接触操作が終了するまでの間、拡大し続ける拡大領域50を表す画像が表示画面11に表示される。そして、指定地点40を指定する接触操作が終了すると(ステップ#13:Yes)、その時点での拡大領域50に応じて指定領域60が決定されて処理は終了する(ステップ#20)。
指定地点40が案内経路81上の地点でない場合には(ステップ#10:No)、領域決定部24は、指定地点40から全ての方向に広がるように拡大領域50を決定する(ステップ#14)。本実施形態では、指定地点40が案内経路81を構成する道路80の道路域外の地点である場合に、指定地点40が案内経路81上の地点ではないと判定される。そして、画像生成部21が、ステップ#14の処理で決定された拡大領域50を表す画像を地図画像31に重ねて表示画像を生成し、表示制御部22が、当該表示画像を表示画面11に表示させる(ステップ#15)。表示画面11上の接触位置70が移動せず、且つ、ユーザの表示画面11に対する接触操作が終了していないことを条件に(ステップ#16:No、ステップ#17:No)、ステップ#14及びステップ#15の処理が繰り返し実行され、拡大し続ける拡大領域50を表す画像が表示画面11に表示される。そして、表示画面11上の接触位置70が移動することなくユーザの表示画面11に対する接触操作が終了すると(ステップ#17:Yes)、その時点での拡大領域50に応じて指定領域60が決定されて処理は終了する(ステップ#20)。
一方、ユーザの表示画面11に対する接触操作が終了する前に表示画面11上の接触位置70が移動すると(ステップ#16:Yes)、領域決定部24は、拡大領域50を表す画像に加えて軌跡51を表す画像を地図画像31に重ねて表示画像を生成し、表示制御部22が、当該表示画像を表示画面11に表示させる(ステップ#18)。なお、軌跡51は、上述したように、接触位置70の移動が開始された時点での拡大領域50を、接触位置70の移動に合わせて地図上を移動させた軌跡である。ステップ#18の処理は、ユーザの表示画面11に対する接触操作が終了するまでの間(ステップ#19:No)、繰り返し実行される。すなわち、ユーザの表示画面11に対する接触操作が終了するまでの間、接触位置70の移動が開始された時点での拡大領域50を表す画像に加えて、接触位置70の移動方向に拡大し続ける軌跡51を表す画像が表示画面11に表示される。そして、ユーザの表示画面11に対する接触操作が終了すると(ステップ#19:Yes)、その時点での拡大領域50に応じて指定領域60が決定されて処理は終了する(ステップ#20)。
4.その他の実施形態
地図表示システムのその他の実施形態について説明する。なお、以下のそれぞれの実施形態で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記の実施形態では、領域決定部24が、指定地点40から地図上の全ての方向に広がるように拡大領域50を決定する場合に、接触位置70の移動が開始されてから指定領域60が決定されるまでの間、拡大領域50を表す画像に加えて軌跡51を表す画像を地図画像31に重ねて表示画像を生成すると共に、接触位置70の移動が開始された時点での拡大領域50を接触位置70の移動に合わせて地図上を移動させた軌跡51に応じて、指定領域60を決定する構成を例として説明した。しかし、本開示に係る地図表示システムの実施形態はこれに限定されず、領域決定部24が、指定地点40から地図上の全ての方向に広がるように拡大領域50を決定する場合にも、指定地点40から道路80に沿って広がるように拡大領域50を決定する場合と同様に、表示画面11上の接触位置70が移動する前にユーザの表示画面11に対する接触操作が終了した場合だけでなく、表示画面11上の接触位置70が移動した場合にも、その時点での拡大領域50に応じて指定領域60を決定する構成とすることもできる。或いは、領域決定部24が、指定地点40から地図上の全ての方向に広がるように拡大領域50を決定する場合だけでなく、指定地点40から道路80に沿って広がるように拡大領域50を決定する場合にも、接触位置70の移動が開始されてから指定領域60が決定されるまでの間、拡大領域50を表す画像に加えて軌跡51を表す画像を地図画像31に重ねて表示画像を生成すると共に、接触位置70の移動が開始された時点での拡大領域50を接触位置70の移動に合わせて地図上を移動させた軌跡51に応じて、指定領域60を決定する構成とすることもできる。その場合に、軌跡51に含まれる道路80に沿って拡大領域50が広がる構成としても良い。
(2)上記の実施形態では、領域決定部24が、指定地点40が案内経路81を構成する道路80の道路域内の地点である場合には、指定地点40から案内経路81を構成する道路80に沿って広がるように拡大領域50を決定し、指定地点40が案内経路81を構成する道路域外の地点である場合には、指定地点40から地図上の全ての方向に広がるように拡大領域50を決定する構成を例として説明した。しかし、本開示に係る地図表示システムの実施形態はこれに限定されず、指定地点40が案内経路81を構成しない道路80の道路域内の地点である場合にも、指定地点40が案内経路81を構成する道路80の道路域内の地点である場合と同様に、指定地点40から道路80に沿って広がるように拡大領域50を決定する構成とすることもできる。また、領域決定部24が、指定地点40が道路域内の地点であるか否かに関係なく、指定地点40から地図上の全ての方向に広がるように拡大領域50を決定する構成とすることもできる。これらの場合、領域決定部24が案内経路取得部26を備えない構成としても良い。逆に、指定地点40が道路域内の地点であるか否かに関係なく、指定地点40から道路80(指定地点40が含まれる道路80、又は指定地点40の近傍の道路80)に沿って広がるように拡大領域50を決定する構成とすることもできる。
(3)上記の実施形態では、領域決定部24が、指定地点40から地図上の全ての方向に広がるように拡大領域50を決定する際に、指定地点40から地図上の全ての方向に均一に広がるように拡大領域50を決定する構成、すなわち、拡大領域50が指定地点40を中心とする真円状に設定される構成を例として説明した。しかし、本開示に係る地図表示システムの実施形態はこれに限定されず、領域決定部24が、指定地点40から地図上の全ての方向に広がる拡大領域50として、多角形状の領域や楕円形状の領域(図14参照)を決定する構成としても良い。また、図17に示すように、領域決定部24が、ユーザの進行方向Aをナビゲーション用演算部28(図1参照)から取得する進行方向取得部25を備え、図14に示す例のように、指定地点40から進行方向Aの前方側への拡大領域50の拡大速度が、指定地点40から進行方向Aに直交する方向への拡大領域50の拡大速度よりも大きく設定される構成とすることもできる。この例では、指定地点40から進行方向Aの前方側への拡大領域50の拡大速度は、指定地点40から進行方向Aとは反対側への拡大領域50の拡大速度よりも大きく設定されている。更には、図15に示す例のように、領域決定部24が、指定地点40から地図上の全ての方向に広がる拡大領域50ではなく、指定地点40から地図上の一部の方向(図15に示す例では進行方向Aの前方側に向かう方向)のみに広がる拡大領域50を決定する構成とすることもできる。
(4)上記の実施形態では、画像生成部21は、継続時間が判定閾値を超えてから指定領域60が決定されるまでの間、表示画面11に表示される地図範囲の端部領域に拡大領域50が到達する毎に、表示画面11に表示する地図の縮尺を小さくなる側に変更する構成を例として説明した。しかし、本開示に係る地図表示システムの実施形態はこれに限定されず、領域決定部24が、拡大領域50が予め定められた大きさにまで拡大した場合や、拡大領域50が地図範囲の端部領域に到達した場合に、その時点での拡大領域50の大きさを維持してそれ以降の拡大領域50の決定を行わない構成とすることもできる。
(5)上記の実施形態では、画像生成部21が、指定領域60が決定された場合に、指定領域60を表す画像を地図画像31に重ねて表示画像を生成する構成を例として説明した。しかし、本開示に係る地図表示システムの実施形態はこれに限定されず、指定領域60が決定された場合に、画像生成部21が、指定領域60を表す画像を地図画像31に重ねた表示画像を生成しない構成とすることも可能である。
(6)上記の実施形態で示したナビゲーションシステム2(地図表示システム1)の各機能部の割り当ては単なる一例であり、複数の機能部を組み合わせたり、一つの機能部を更に区分けしたりすることも可能である。
(7)上記の実施形態では、ナビゲーションシステム2が、車両の乗員に対して案内情報を提供する車両用ナビゲーションシステムである場合を例として説明した。しかし、本開示に係る地図表示システムの実施形態はこれに限定されない。例えば、地図表示システムを、ユーザを徒歩や公共交通機関等により目的地まで経路案内するナビゲーションシステムに適用することも可能である。
(8)上記の実施形態では、本開示に係る地図表示システムを、目的地までの経路案内の機能を有するナビゲーションシステムに適用した場合を例として説明した。しかし、本開示に係る地図表示システムの実施形態はこれに限定されない。例えば、案内情報表示システムを、目的地までの経路案内の機能を有さないシステムに適用することも可能である。
(9)その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で単なる例示に過ぎないと理解されるべきである。従って、当業者は、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜、種々の改変を行うことが可能である。
5.上記実施形態の概要
以上で説明した実施形態は、少なくとも以下の構成を備えている。
地図画像(31)を含む表示画像を生成する画像生成部(21)と、表示装置(10)に備えられる表示画面(11)であってユーザの接触操作を検出可能な表示画面(11)に、前記表示画像を表示させる表示制御部(22)と、を備えた地図表示システム(1)であって、前記ユーザの前記表示画面(11)に対する接触操作により地図上の地点が指定地点(40)として指定された場合に、前記ユーザの当該指定地点(40)を指定する接触操作の継続時間を取得する接触時間取得部(23)と、前記継続時間が判定閾値を超えた場合に、前記指定地点(40)を含む地図上の領域であって前記判定閾値からの前記継続時間の超過時間に応じて広がる拡大領域(50)を決定すると共に、前記ユーザの前記表示画面(11)に対する接触操作が終了した場合に、その時点での前記拡大領域(50)に応じて指定領域(60)を決定する領域決定部(24)と、を備え、前記画像生成部(21)は、前記継続時間が前記判定閾値を超えてから前記指定領域(60)が決定されるまでの間、前記拡大領域(50)を表す画像を前記地図画像(31)に重ねて前記表示画像を生成する。
このような構成によれば、ユーザによる指定地点(40)を指定する接触操作の継続時間が判定閾値を超えた場合に、拡大領域(50)を表す画像が地図画像(31)に重ねて表示画面(11)に表示される。そして、この拡大領域(50)は、指定地点(40)を含む領域であって、判定閾値からの継続時間の超過時間に応じて広がる領域(すなわち、指定地点(40)を指定する接触操作の継続中、拡大し続ける領域)であるため、当該拡大領域(50)が地図上の領域を指定するための領域であることを、当該接触操作を行っているユーザが容易に知得することができる。この結果、地図上の領域を指定領域(60)として指定するための表示画面(11)に対する入力操作の方法を、ユーザが直感的に理解することが可能な技術を実現することが可能となる。
また、この実施形態では、前記拡大領域(50)は、前記指定地点(40)から地図上の全ての方向に広がる領域であると好適である。
この構成によれば、拡大領域(50)が地図上の領域を指定するための領域であることを、ユーザがより直観的に知得することができる。また、指定地点(40)から地図上の全ての方向に広がる拡大領域(50)に応じて指定領域(60)が決定されるため、地図の向きや指定地点(40)の地図上の位置を厳密に考慮しなくとも、ユーザが関心のある地点や地図上の領域が含まれるように、指定領域(60)を設定することが容易となる。
また、この実施形態では、前記領域決定部(24)は、前記継続時間が前記判定閾値を超えた後、前記ユーザの前記表示画面(11)に対する接触操作が維持されたまま前記表示画面(11)上の接触位置(70)が移動した場合に、前記接触位置(70)の移動が開始された時点での前記拡大領域(50)を前記接触位置(70)の移動に合わせて地図上を移動させた軌跡(51)に応じて、前記指定領域(60)を決定し、前記画像生成部(21)は、前記接触位置(70)の移動が開始されてから前記指定領域(60)が決定されるまでの間、前記拡大領域(50)を表す画像に加えて前記軌跡(51)を表す画像を前記地図画像(31)に重ねて前記表示画像を生成すると好適である。
この構成によれば、接触位置(70)の移動が開始された時点での拡大領域(50)を接触位置(70)の移動に合わせて地図上で移動させた軌跡(51)に応じて指定領域(60)が決定されるため、ユーザの意思を適切に反映した形状の指定領域(60)を、比較的容易な操作で設定することができる。この際、接触位置(70)の移動が開始されてから指定領域(60)が決定されるまでの間、拡大領域(50)を表す画像に加えて軌跡(51)を表す画像が地図画像(31)に重ねて表示画面に表示されるため、ユーザは、直観的な操作により指定領域(60)を設定することができる。
また、この実施形態では、前記拡大領域(50)は、前記指定地点(40)から道路(80)に沿って広がる領域であると好適である。
この構成によれば、拡大領域(50)が地図上の領域を指定するための領域であることを、ユーザがより直観的に知得することができる。また、指定地点(40)から道路(80)に沿って広がる拡大領域(50)に応じて指定領域(60)が決定されるため、指定領域(60)を、道路(80)を通行するユーザにとって関心のある地図上の領域に設定することが容易となる。
また、この実施形態では、前記拡大領域(50)は、出発地から目的地までの案内経路(81)に沿って前記指定地点(40)から広がる領域であると好適である。
この構成によれば、指定領域(60)を、案内経路(81)を通行するユーザにとって関心のある地図上の領域に設定することが容易となる。
また、この実施形態では、前記領域決定部(24)は、前記指定地点(40)が道路域内の地点である場合には、前記指定地点(40)から道路(80)に沿って広がるように前記拡大領域(50)を決定し、前記指定地点(40)が道路域外の地点である場合には、前記指定地点(40)から地図上の全ての方向に広がるように前記拡大領域(50)を決定すると好適である。
この構成によれば、指定地点(40)が道路域内の地点である場合には、ユーザが関心のある地図上の領域が道路(80)に沿った領域であり、指定地点(40)が道路域外の地点である場合には、ユーザが関心のある地図上の領域が道路(80)に沿った領域には限定されないという、一般的なユーザに予想される傾向を考慮して、拡大領域(50)を適切に決定することができる。
また、この実施形態では、前記ユーザの進行方向(A)を取得する進行方向取得部(25)を更に備え、前記指定地点(40)から前記進行方向(A)の前方側への前記拡大領域(50)の拡大速度が、前記指定地点(40)から前記進行方向(A)に直交する方向への前記拡大領域(50)の拡大速度よりも大きいと好適である。
この構成によれば、道路(80)を通行するユーザにとって関心のある地図上の領域が、指定地点(40)から進行方向(A)の前方側に偏りやすい傾向がある場合に、当該傾向を考慮して拡大領域(50)を適切に決定することができる。
また、この実施形態では、前記画像生成部(21)は、前記継続時間が前記判定閾値を超えてから前記指定領域(60)が決定されるまでの間、前記表示画面(11)に表示される地図範囲の端部領域に前記拡大領域(50)が到達する毎に、前記表示画面(11)に表示する地図の縮尺を小さくなる側に変更すると好適である。
この構成によれば、ユーザは、地図の縮尺を変更する操作を自身で行うことなく、指定地点(40)を指定する接触操作を開始した時点で表示画面(11)に表示されている地図範囲よりも、広範囲の領域を指定領域(60)として設定することができる。よって、ユーザの利便性を高めることができる。
また、この実施形態では、前記領域決定部(24)は、前記ユーザが進入できない領域(82)を除外して前記拡大領域(50)を決定すると好適である。
この構成によれば、拡大領域(50)が地図上の領域を指定するための領域であることを、ユーザがより直観的に知得することができる。また、ユーザが進入できない領域(82)を除外して拡大領域(50)が決定されるため、当該拡大領域(50)に応じて設定される指定領域(60)に、ユーザが関心のない領域が多く含まれることを回避することができる。
上述した地図表示システムの種々の技術的特徴は、地図表示方法や地図表示プログラムにも適用可能である。
本開示に係る技術は、表示装置に備えられる表示画面であってユーザの接触操作を検出可能な表示画面に、地図画像を含む表示画像を表示させる地図表示システム、地図表示方法、及び地図表示プログラムに利用することができる。
1:地図表示システム
10:表示装置
11:表示画面
21:画像生成部
22:表示制御部
23:接触時間取得部
24:領域決定部
25:進行方向取得部
31:地図画像
40:指定地点
50:拡大領域
51:軌跡
60:指定領域
70:接触位置
80:道路
81:案内経路
A:進行方向

Claims (11)

  1. 地図画像を含む表示画像を生成する画像生成部と、表示装置に備えられる表示画面であってユーザの接触操作を検出可能な表示画面に、前記表示画像を表示させる表示制御部と、を備えた地図表示システムであって、
    前記ユーザの前記表示画面に対する接触操作により地図上の地点が指定地点として指定された場合に、前記ユーザの当該指定地点を指定する接触操作の継続時間を取得する接触時間取得部と、
    前記継続時間が判定閾値を超えた場合に、前記指定地点を含む地図上の領域であって前記判定閾値からの前記継続時間の超過時間に応じて広がる拡大領域を決定すると共に、前記ユーザの前記表示画面に対する接触操作が終了した場合に、その時点での前記拡大領域に応じて指定領域を決定する領域決定部と、を備え、
    前記画像生成部は、前記継続時間が前記判定閾値を超えてから前記指定領域が決定されるまでの間、前記拡大領域を表す画像を前記地図画像に重ねて前記表示画像を生成する地図表示システム。
  2. 前記拡大領域は、前記指定地点から地図上の全ての方向に広がる領域である請求項1に記載の地図表示システム。
  3. 前記領域決定部は、前記継続時間が前記判定閾値を超えた後、前記ユーザの前記表示画面に対する接触操作が維持されたまま前記表示画面上の接触位置が移動した場合に、前記接触位置の移動が開始された時点での前記拡大領域を前記接触位置の移動に合わせて地図上を移動させた軌跡に応じて、前記指定領域を決定し、
    前記画像生成部は、前記接触位置の移動が開始されてから前記指定領域が決定されるまでの間、前記拡大領域を表す画像に加えて前記軌跡を表す画像を前記地図画像に重ねて前記表示画像を生成する請求項2に記載の地図表示システム。
  4. 前記拡大領域は、前記指定地点から道路に沿って広がる領域である請求項1に記載の地図表示システム。
  5. 前記拡大領域は、出発地から目的地までの案内経路に沿って前記指定地点から広がる領域である請求項4に記載の地図表示システム。
  6. 前記領域決定部は、前記指定地点が道路域内の地点である場合には、前記指定地点から道路に沿って広がるように前記拡大領域を決定し、前記指定地点が道路域外の地点である場合には、前記指定地点から地図上の全ての方向に広がるように前記拡大領域を決定する請求項1に記載の地図表示システム。
  7. 前記ユーザの進行方向を取得する進行方向取得部を更に備え、
    前記指定地点から前記進行方向の前方側への前記拡大領域の拡大速度が、前記指定地点から前記進行方向に直交する方向への前記拡大領域の拡大速度よりも大きい請求項1から6のいずれか一項に記載の地図表示システム。
  8. 前記画像生成部は、前記継続時間が前記判定閾値を超えてから前記指定領域が決定されるまでの間、前記表示画面に表示される地図範囲の端部領域に前記拡大領域が到達する毎に、前記表示画面に表示する地図の縮尺を小さくなる側に変更する請求項1から7のいずれか一項に記載の地図表示システム。
  9. 前記領域決定部は、前記ユーザが進入できない領域を除外して前記拡大領域を決定する請求項1から8のいずれか一項に記載の地図表示システム。
  10. 地図画像を含む表示画像を生成する画像生成ステップと、表示装置に備えられる表示画面であってユーザの接触操作を検出可能な表示画面に、前記表示画像を表示させる表示制御ステップと、を備えた地図表示方法であって、
    前記ユーザの前記表示画面に対する接触操作により地図上の地点が指定地点として指定された場合に、前記ユーザの当該指定地点を指定する接触操作の継続時間を取得する接触時間取得ステップと、
    前記継続時間が判定閾値を超えた場合に、前記指定地点を含む地図上の領域であって前記判定閾値からの前記継続時間の超過時間に応じて広がる拡大領域を決定すると共に、前記ユーザの前記表示画面に対する接触操作が終了した場合に、その時点での前記拡大領域に応じて指定領域を決定する領域決定ステップと、を備え、
    前記画像生成ステップでは、前記継続時間が前記判定閾値を超えてから前記指定領域が決定されるまでの間、前記拡大領域を表す画像を前記地図画像に重ねて前記表示画像を生成する地図表示方法。
  11. 地図画像を含む表示画像を生成する画像生成機能と、表示装置に備えられる表示画面であってユーザの接触操作を検出可能な表示画面に、前記表示画像を表示させる表示制御機能と、をコンピュータに実現させるための地図表示プログラムであって、
    前記ユーザの前記表示画面に対する接触操作により地図上の地点が指定地点として指定された場合に、前記ユーザの当該指定地点を指定する接触操作の継続時間を取得する接触時間取得機能と、
    前記継続時間が判定閾値を超えた場合に、前記指定地点を含む地図上の領域であって前記判定閾値からの前記継続時間の超過時間に応じて広がる拡大領域を決定すると共に、前記ユーザの前記表示画面に対する接触操作が終了した場合に、その時点での前記拡大領域に応じて指定領域を決定する領域決定機能と、をコンピュータに実現させ、
    前記画像生成機能は、前記継続時間が前記判定閾値を超えてから前記指定領域が決定されるまでの間、前記拡大領域を表す画像を前記地図画像に重ねて前記表示画像を生成する機能である地図表示プログラム。
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