JP2016178997A - キャビネット - Google Patents

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Abstract

【課題】略水平の底面を有する収納トレーと傾斜面を有する収納トレーとを含む複数のトレーが収納空間において好みの高さに設置可能であっても、傾斜面を有する収納トレーの上方に手を入れる空間を確保することができるキャビネットを提供することを目的とする。
【解決手段】キャビネット本体と、底面が略水平となる状態で収納空間に配置される第1の収納トレーと、後方に向かって上方へ傾斜した傾斜面を有する第2の収納トレーと、を備え、第1の収納トレーは、第1の後端部に設けられた第1の係合部であって被係合部と係合可能な第1の係合部を有し、第2の収納トレーが複数の溝のうちの第1の溝に取り付けられ収納空間に配置された状態において、第1の収納トレーが第1の溝の1段上に設けられた第2の溝に取り付けられることが抑制されることを特徴とするキャビネットが提供される。
【選択図】図3

Description

本発明の態様は、一般的に、キャビネットに関する。
例えば、複数のトレイが収納空間における好みの高さに設置可能とされた収納ユニットがある(特許文献1)。特許文献1に記載された収納ユニットでは、収納空間を形成する左パネル、右パネル、および仕切りパネルのそれぞれに複数の溝レールが異なる高さで設けられている。これにより、特許文献1に記載された収納ユニットでは、複数のトレイが収納空間における好みの高さに設置可能とされている。
また、収納空間に配置された収納トレーが不意に前方へ移動することを抑制するために、収納空間を形成する後壁に収納トレーの後端部を係合させたキャビネットが知られている。
しかし、収納空間に配置された収納トレーの底面は略水平であるため、比較的倒れやすい細長い小物(例えば口紅やリップクリームなど)が使用者の目線よりも高い位置に配置された収納トレーに横向きに収納されると、その使用者は、収納トレーに収納された小物を視認できない。
これに対して、収納空間を形成する壁に設けられた既存の溝を利用し、後方へ向かって上方へ傾斜した傾斜面を有する収納トレーを収納空間に配置する1つの手段が挙げられる。これによれば、細長い小物を傾斜面に沿って立てた状態で収納することができるため、視認性の向上を図ることができる。
ここで、複数の細長い小物を傾斜面に沿って立てた状態で収納する場合、複数の細長い小物は横に並べて収納されるため、使用者は、細長い小物を収納トレーから取り出すときに、小物の上端に指をかけて取り出そうとする。
しかし、傾斜面を有する収納トレーが取り付けられている溝の1つ上の溝に略水平の底面を有する収納トレーが取り付けられていると、傾斜面を有する収納トレーの後方部が略水平の底面を有する収納トレーに接近する。すると、傾斜面を有する収納トレーの後方部と、略水平の底面を有する収納トレーと、の間に手を入れる空間がほとんど存在しないため、細長い小物を収納トレーから取り出すことが困難となる。
特開2008−125635号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、略水平の底面を有する収納トレーと傾斜面を有する収納トレーとを含む複数のトレーが収納空間において好みの高さに設置可能であっても、傾斜面を有する収納トレーの上方に手を入れる空間を確保することができるキャビネットを提供することを目的とする。
第1の発明は、洗面台の上方に配置されるキャビネットであって、前方が開いた収納空間と、それぞれが前後方向に延び少なくともいずれかが互いに異なる高さに設けられた複数の溝と、を有するキャビネット本体と、前記複数の溝のいずれかに取り付けられた状態において底面が略水平となる状態で前記収納空間に配置される第1の収納トレーと、前記複数の溝のいずれかに取り付けられた状態において後方に向かって上方へ傾斜した傾斜面を有する第2の収納トレーと、を備え、前記キャビネット本体は、前記収納空間の後方に設けられた後パネルであって被係合部を有する後パネルを有し、前記第1の収納トレーは、第1の後端部に設けられた第1の係合部であって前記被係合部と係合可能な第1の係合部を有し、前記第2の収納トレーが前記複数の溝のうちの第1の溝に取り付けられ前記収納空間に配置された状態において、前記第1の収納トレーが前記第1の溝の1段上に設けられた第2の溝に取り付けられることが抑制されることを特徴とするキャビネットである。
このキャビネットによれば、第2の収納トレーの上方の近接する位置に第1の収納トレーが設置されることが抑制される。そのため、第2の収納トレーの後方部と、第1の収納トレーと、の間に指を入れる空間を確保することができる。そのため、複数の細長い小物が第2の収納トレーに並んで収納された場合であっても、使用者は、細長い小物の上端に指を掛け、細長い小物を第2の収納トレーから取り出すことができる。
また、第2の収納トレーは、細長い小物が傾斜面に沿って立てられた状態で細長い小物を収納することができる。そのため、細長い小物の視認性の向上を図ることができる。
また、第1の収納トレーが取り付けられる溝は、第2の収納トレーが取り付けられる溝と共用される。言い換えれば、第1の収納トレーが取り付けられる専用の溝、および第2の収納トレーが取り付けられる専用の溝は、不要である。これにより、新たに溝を設ける必要がなく、収納空間の外観が低下することを抑えることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記第1の収納トレーが前記第2の溝に取り付けられる場合において前記第1の係合部が前記被係合部と係合することが阻止されることで、前記第1の収納トレーが前記第2の溝に取り付けられることが抑制されることを特徴とするキャビネットである。
このキャビネットによれば、使用者が第1の収納トレーを第2の溝に取り付けるタイミングで、使用者に対して第1の収納トレーを第2の溝に取り付けないように促すことができる。そのため、使用者は、比較的早いタイミングで、第1の収納トレーを第2の溝とは異なる他の溝に取り付け直すことができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記第2の収納トレーは、第2の後端部に設けられた第2の係合部であって前記被係合部と係合可能な第2の係合部を有し、前記第2の係合部は、前記第1の収納トレーが前記第2の溝に取り付けられる場合において前記第1の係合部が係合する対象となる前記被係合部と係合することを特徴とするキャビネットである。
このキャビネットによれば、第2の収納トレーに第2の係合部を設けるという簡単な構造により、第2の収納トレーが不意に前方へ移動しキャビネット本体から外れることを抑えるとともに、第2の収納トレーの後方部と、第1の収納トレーと、の間に指を入れる空間を確保することができる。
本発明の態様によれば、略水平の底面を有する収納トレーと傾斜面を有する収納トレーとを含む複数のトレーが収納空間において好みの高さに設置可能であっても、傾斜面を有する収納トレーの上方に手を入れる空間を確保することができるキャビネットが提供される。
本発明の実施の形態にかかるキャビネットが備えるキャビネット本体を表す模式的平面図である。 本実施形態にかかるキャビネットを表す模式的平面図である。 図1に表した領域A1を拡大して表した模式的拡大図である。 本実施形態の第1の収納トレーを表す模式的斜視図である。 本実施形態の第2の収納トレーを表す模式的斜視図である。 図2に表した切断面B−Bにおける模式的断面図である。 図2に表した切断面B−Bにおける模式的断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかるキャビネットが備えるキャビネット本体を表す模式的平面図である。
図2は、本実施形態にかかるキャビネットを表す模式的平面図である。
図3は、図1に表した領域A1を拡大して表した模式的拡大図である。
図1および図2に表したように、本実施形態にかかるキャビネット100は、キャビネット本体110と、扉120と、第1の収納トレー130と、第2の収納トレー(載置部材)140と、照明部150と、を備える。例えば、キャビネット100は、洗面化粧台に用いられ、一般的には、洗面台の上方に配置される。
本願明細書において、「上方」とは、鉛直方向であってキャビネット100の使用者からみて上側の方向をいう。本願明細書において、「下方」とは、鉛直方向であってキャビネット100の使用者からみて下側の方向をいう。本願明細書において、「右側方」とは、水平方向であってキャビネット100に向かう使用者からみて右側の方向をいう。本願明細書において、「左側方」とは、水平方向であってキャビネット100に向かう使用者からみて左側の方向をいう。本願明細書において、「前方」とは、水平方向であってキャビネット100に向かう使用者からみて手前側の方向をいう。本願明細書において、「後方」とは、水平方向であってキャビネット100に向かう使用者からみて奥側の方向をいう。
キャビネット本体110は、上パネル111と、下パネル112と、左パネル113と、右パネル114と、仕切パネル115と、後パネル116と、を有する。上パネル111は、キャビネット本体110の上部において左右方向に延びている。下パネル112は、キャビネット本体110の下部において左右方向に延びている。左パネル113は、キャビネット本体110の左側の部分において上下方向に延びている。右パネル114は、キャビネット本体110の右側の部分において上下方向に延びている。仕切パネル115は、左パネル113と右パネル114との間において上下方向に延びている。
図1に表したキャビネット本体110は、2つの仕切パネル115を有している。但し、本実施形態りキャビネット本体110は、2つの仕切パネル115を有することには限定されず、例えば1つの仕切パネル115を有していてもよいし、3つ以上の仕切パネル115を有していてもよい。
図1に表したキャビネット100では、上パネル111と、下パネル112と、後パネル116と、左パネル113と、左側の仕切パネル115と、で囲まれた領域において収納空間101(図1では左側の収納空間)が形成されている。上パネル111と、下パネル112と、後パネル116と、左側の仕切パネル115と、右側の仕切パネル115と、で囲まれた領域において収納空間101(図1では中央の収納空間)が形成されている。上パネル111と、下パネル112と、後パネル116と、右側の仕切パネル115、右パネル114と、で囲まれた領域において収納空間101(図1では右側の収納空間)が形成されている。
図1および図2に表したように、左パネル113は、溝113aを有する。右パネル114は、溝114aを有する。仕切パネル115は、溝115aを有する。溝113a、114a、115aは、収納空間101の内側に設けられている。溝113a、114a、115aのそれぞれは、前後方向に延びている。溝113a、114a、115aの少なくともいずれかは、互いに異なる高さに設けられている。後パネル116は、収納空間101の後方に設けられ、被係合部116aを有する。
扉120は、収納空間101の前方に設けられている。扉120は、キャビネット本体110および扉120に固定されたヒンジ121により開閉可能とされている。図1に表したように、扉120が開いた状態では、収納空間101の前方が開いている。閉じられた状態の扉120の前方部には、例えば鏡などが設けられていてもよい。
照明部150は、上パネル111に設けられ、キャビネット100の前方に光を照射する。
図3に表したように、第1の収納トレー130および第2の収納トレー140は、収納空間101に配置される。第2の収納トレー140は、比較的倒れやすい細長い小物(例えば口紅やリップクリームなど)201を載置面に沿って立てた状態で収納することができる。
ここで、第1の収納トレー130および第2の収納トレー140について、図面を参照しつつ説明する。
図4は、本実施形態の第1の収納トレーを表す模式的斜視図である。
図5は、本実施形態の第2の収納トレーを表す模式的斜視図である。
図4に表したように、第1の収納トレー130は、底部131と、前壁部132と、後壁部133と、左壁部134と、右壁部135と、を有する。底部131は、第1の収納トレー130の底面131aを形成する。第1の収納トレー130がキャビネット本体110に取り付けられた状態では、底面131aは、略水平となる(図6および図7参照)。前壁部132は、底部131の前方部に接続され、底部131からみて略垂直に延びている。後壁部133は、底部131の後方部に接続され、底部131からみて略垂直に延びている。左壁部134は、底部131の左側方部に接続され、底部131からみて略垂直に延びている。右壁部135は、底部131の右側方部に接続され、底部131からみて略垂直に延びている。第1の収納トレー130がキャビネット本体110に取り付けられた状態では、前壁部132と、後壁部133と、左壁部134と、右壁部135と、のそれぞれは、略鉛直に延びている。
第1の収納トレー130は、左突起部136と、右突起部137と、第1の係合部139と、をさらに有する。左突起部136は、左壁部134の外側の面に付設され、固定部136aと、撓み部136bと、を有する。固定部136aは、左壁部134の外側の面に付設されている。撓み部136bは、左壁部134の外側の面には設けられておらず、固定部136aに設けられている。図3に表した第1の収納トレー130では、2つの撓み部136bが固定部136aの両側(第1の収納トレー130がキャビネット本体110に取り付けられた状態において前側および後側)に設けられている。
右突起部137は、右壁部135の外側の面に付設され、固定部137aと、撓み部137bと、を有する。固定部137aは、右壁部135の外側の面に付設されている。撓み部137bは、右壁部135の外側の面には取り付けられておらず、固定部137aに取り付けられている。図3に表した第1の収納トレー130では、2つの撓み部137bが固定部137aの両側(第1の収納トレー130がキャビネット本体110に取り付けられた状態において前側および後側)に設けられている。
第1の係合部139は、後壁部133の外側の面に付設されている。つまり、第1の係合部139は、第1の収納トレー130の後端部(第1の後端部)に設けられている。第1の収納トレー130がキャビネット本体110に取り付けられた状態において、第1の係合部139は、キャビネット本体110の被係合部116aと係合する。この詳細については、後述する。
図5に表したように、第2の収納トレー140は、底部141と、前壁部142と、後壁部143と、左壁部144と、右壁部145と、傾斜部148と、を有する。底部141は、第2の収納トレー140の底面(上面)141aを形成する。第2の収納トレー140がキャビネット本体110に取り付けられた状態では、底面141aは、略水平となる(図6および図7参照)。前壁部142は、底部141の前方部に接続され、底部141からみて略垂直に延びている。傾斜部148は、底部141の後方部に接続され、傾斜面148aを有する。第2の収納トレー140がキャビネット本体110に取り付けられた状態において、傾斜面148aは、後方に向かって上方へ傾斜している。後壁部143は、傾斜部148の後方部に接続され、底部141からみて略垂直に延びている。左壁部144は、底部141の左側方部および傾斜部148の左側方部に接続され、底部141からみて略垂直に延びている。右壁部145は、底部141の右側方部および傾斜部148の右側方部に接続され、底部141からみて略垂直に延びている。第2の収納トレー140がキャビネット本体110に取り付けられた状態では、前壁部142と、後壁部143と、左壁部144と、右壁部145と、のそれぞれは、略鉛直に延びている。
第2の収納トレー140は、左突起部146と、右突起部147と、第2の係合部149と、をさらに有する。第2の収納トレー140の左突起部146の構造は、第1の収納トレー130の左突起部136の構造と同様である。第2の収納トレー140の右突起部147の構造は、第1の収納トレー130の右突起部137の構造と同様である。第2の係合部149は、後壁部143の外側の面に付設されている。つまり、第2の係合部149は、第2の収納トレー140の後端部(第2の後端部)に設けられている。第2の収納トレー140がキャビネット本体110に取り付けられた状態において、第2の係合部149は、キャビネット本体110の被係合部116aと係合する。この詳細については、後述する。
ここで、細長い小物を傾斜面に沿って立てた状態で第2の収納トレーに収納しようとすると、細長い小物の下端が第2の収納トレーの底面において前方へ滑り、細長い小物が横転するおそれがある。
これに対して、本実施形態の第2の収納トレー140は、底面141aから上方に突出したリブ(横転抑制手段)141bを有する。第2の収納トレー140がキャビネット本体110に取り付けられた状態において、リブ141bは、底面141aに沿って左右方向に延びている。リブ141bは、細長い小物201が傾斜面148aに沿って立てられた状態から細長い小物201の下端が底面141aを滑ることで横転することを抑制する。
また、傾斜部148は、傾斜面148aから突出した突出部148bを有する。突出部148bにより、傾斜面148aに沿って立てられた状態の細長い小物201は左右方向に転倒しづらくなる。第2の収納トレー140がキャビネット本体110に取り付けられた状態において、突出部148bは、傾斜面148aに沿って底部141から後壁部143へ向かう方向に延びている。なお、突出部148bの数は、特には限定されない。
これによれば、細長い小物201が傾斜面148aに沿って立てられた状態から横転することを抑制することができる。そのため、細長い小物201の視認性の向上を図ることができる。
また、使用者は、化粧をするときに、比較的短い時間に複数回にわたって使用する化粧品(例えば口紅など)をその使用者の目線よりも高い位置に配置された第2の収納トレー140の底部141に立てた状態で一時的に置くことができる。具体的には、使用者は、化粧品をリブ141bの先端に立てた状態で一時的に置くことができる。そのため、水に濡れやすい洗面カウンタなどに化粧品を一時的に置く必要がなく、化粧品を取りやすい状態にすることができるとともに、化粧品が濡れることを抑制することができる。
次に、図1〜図3に戻って説明する。第1の収納トレー130の左突起部136の構造は、第1の収納トレー130の右突起部137の構造と左右対称である。また、第2の収納トレー140の左突起部146の構造は、第2の収納トレー140の右突起部147の構造と左右対称である。さらに、図4および図5に関して前述したように、第2の収納トレー140の右突起部147の構造は、第1の収納トレー130の右突起部137の構造と同様である。そのため、第1の収納トレー130および第2の収納トレー140の取り付けに関する説明では、第1の収納トレー130の右突起部137を例に挙げる。
図3に表したように、第1の収納トレー130は、右突起部137(図4参照)が仕切パネル115の溝115aに挿入されることでキャビネット本体110に取り付けられる。第1の収納トレー130がキャビネット本体110に取り付けられた状態では、右突起部137は、溝115aの内部を突っ張っている。
具体的には、第1の収納トレー130がキャビネット本体110に取り付けられた状態では、右突起部137の固定部137aは、撓み部137bが撓むことで溝115aの下面を下方へ押している。第1の収納トレー130がキャビネット本体110に取り付けられた状態では、右突起部137の撓み部137bは、撓み部137b自身が撓むことで溝115aの上面を上方へ押している。これにより、第1の収納トレー130は、所定の摩擦力によりキャビネット本体110に取り付けられる。また、図1および図2に表したように、複数の溝113a、複数の溝114a、および複数の溝115aが上下方向に並んで設けられているため、収納トレー130は、収納空間101における好みの高さに設置可能とされている。
なお、図3に表した例では、左突起部136(図4参照)は、左パネル113の溝113aに挿入される。
第1の収納トレー130が中央の収納空間101に配置される場合には、左突起部136は、左側の仕切パネル115の溝115aに挿入され、右突起部137は、右側の仕切パネル115の溝115aに挿入される。第1の収納トレー130が右側の収納空間101に配置される場合には、左突起部136は、右側の仕切パネル115の溝115aに挿入され、右突起部137は、右パネル114の溝114aに挿入される。キャビネット本体110に対する第2の収納トレー140の取り付け構造は、キャビネット本体110に対する第1の収納トレー130の取り付け構造と同様である。
図6は、図2に表した切断面B−Bにおける模式的断面図である。
図6(a)は、使用者の指203が細長い小物201に掛かる前の状態を表す模式的断面図である。図6(b)は、使用者の指203が細長い小物201に掛かった状態を表す模式的断面図である。
図6に関する説明では、説明の便宜上、第2の収納トレー140が取り付けられた仕切パネル115の溝115aを「第1の溝115h」と称する。また、第1の溝115hの1段上に設けられた仕切パネル115の溝115aを「第2の溝115i」と称する。また、第2の溝115iの1段上に設けられた仕切パネル115の溝115a(第1の溝115hの2段上に設けられた仕切パネル115の溝115a)を「第3の溝115j」と称する。
図6に関する説明では、説明の便宜上、第1の溝115hに対応する被係合部116a(第1の収納トレー130が第1の溝115hに取り付けられたときに第1の係合部139が係合する被係合部116a)を「第1の被係合部116h」と称する。第1の被係合部116hの1段上に設けられた被係合部116aを「第2の被係合部116i」と称する。第2の被係合部116iの1段上に設けられた被係合部116a(第1の被係合部116hの2段上に設けられた被係合部116a)を「第3の被係合部116j」と称する。
ここで、複数の細長い小物を傾斜面に沿って立てた状態で収納する場合、図3に示すように、複数の細長い小物は横に並べて収納されるため、使用者は、細長い小物を第2の収納トレーから取り出すときに、図6(b)に示すように小物の上端に指をかけて取り出そうとする。
しかし、第2の収納トレーが取り付けられている溝の1段上に設けられた溝に第1の収納トレーが取り付けられていると、第2の収納トレーの後方部が第1の収納トレーに接近する。すると、第2の収納トレーの後方部と、第1の収納トレーと、の間に手を入れる空間がほとんど存在しないため、細長い小物を第2の収納トレーから取り出すことが困難となる。
これに対して、本実施形態にかかるキャビネット100では、第2の収納トレー140が第1の溝115hに取り付けられた状態において、第1の収納トレー130が第2の溝115iに取り付けられることが抑制される。具体的には、第2の収納トレー140が第1の溝115hに取り付けられた場合には、第2の係合部149は、第1の被係合部116hではなく第2の被係合部116iと係合する。つまり、第2の係合部149は、第1の収納トレー130が第2の溝115iに取り付けられる場合において第1の係合部139が係合する対象となる第2の被係合部116iと係合する。そのため、第2の収納トレー140が第1の溝115hに取り付けられた状態では、第1の収納トレー130が第2の溝115iに取り付けられる場合であっても、第1の係合部139が第2の被係合部116iと係合することが阻止される。
図6(a)および図6(b)に表した例では、第2の収納トレー140が第1の溝115hに取り付けられた状態では、第1の収納トレー130は、第3の溝115jに取り付けられる。この場合には、第1の係合部139は、第3の被係合部116jと係合する。
本実施形態によれば、第2の収納トレー140の上方の近接する位置に第1の収納トレー130が設置されることが抑制される。そのため、第1の収納トレー130と、第2の収納トレー140と、を含む複数のトレーが収納空間101において好みの高さに設置可能であっても、第2の収納トレー140の後方部と、第1の収納トレー130と、の間(第2の収納トレー140の上方)に指203を入れる空間を確保することができる。そのため、複数の細長い小物201が第2の収納トレー140に並んで収納された場合であっても、使用者は、細長い小物201の上端に指203を掛け、細長い小物201を第2の収納トレー140から取り出すことができる。
また、第2の収納トレー140は、細長い小物201が傾斜面148aに沿って立てられた状態で細長い小物201を収納することができる。そのため、細長い小物201の視認性の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、第1の収納トレー130が取り付けられる溝115aは、第2の収納トレー140が取り付けられる溝115aと共用される。言い換えれば、第1の収納トレー130が取り付けられる専用の溝、および第2の収納トレー140が取り付けられる専用の溝は、不要である。これにより、新たに溝を設ける必要がなく、収納空間101の外観が低下することを抑えることができる。
また、前述したように、第2の収納トレー140が第1の溝115hに取り付けられた状態では、第1の収納トレー130が第2の溝115iに取り付けられる場合であっても、第1の係合部139が第2の被係合部116iと係合することが阻止される。これにより、使用者が第1の収納トレー130を第2の溝115iに取り付けるタイミングで、使用者に対して第1の収納トレー130を第2の溝115iに取り付けないように促すことができる。そのため、使用者は、比較的早いタイミングで、第1の収納トレー130を第2の溝115iとは異なる他の溝115aに取り付け直すことができる。
また、前述したように、第2の係合部149は、第1の被係合部116hではなく第2の被係合部116iと係合することで、第1の係合部139が第2の被係合部116iと係合することが阻止される。そのため、第2の係合部149を有する第2の収納トレー140に第2の係合部149を設けるという簡単な構造により、第2の収納トレー140が不意に前方へ移動しキャビネット本体110から外れることを抑えるとともに、第2の収納トレー140の後方部と、第1の収納トレー130と、の間に指203を入れる空間を確保することができる。
図6に関する説明では、第1の収納トレー130および第2の収納トレー140が仕切パネル115の溝115aに取り付けられる場合を例に挙げた。図6に関する説明は、第1の収納トレー130および第2の収納トレー140が左パネル113の溝113aおよび右パネル114の溝114aに取り付けられる場合についても同様である。
図7は、図2に表した切断面B−Bにおける模式的断面図である。
図7(a)は、複数の細長い小物201のいずれかを取り出す前の状態を表す模式的断面図である。図7(b)は、複数の細長い小物201のいずれかを取り出した後の状態を表す模式的断面図である。
図7(a)および図7(b)に表したように、リブ141bは、底部141と傾斜部148との間の境界部141fあるいは境界部141fの近傍に設けられている。
これによれば、リブ141bを有する第2の収納トレー140に第2の係合部149を設けるという簡単な構造により、細長い小物201が傾斜面148aに沿って立てられた状態から横転することを抑制することができる。また、リブ141bが底部141と傾斜部148との間の境界部141fあるいは境界部141fの近傍に設けられているため、傾斜方向(傾斜面148aの昇降方向(傾斜面148aに沿って底部141と後壁部143との間に延びる方向):図5参照)における載置スペースを傾斜面148aにおいて十分に確保することができる。そのため、第2の収納トレー140は、リブ141bが設けられた場合でも、傾斜面148aの傾斜方向の長さと略等しい長さの小物201を収納することができる。そのため、第2の収納トレー140の収納性が犠牲になることを抑えることができる。
また、リブ141bは、底部141における境界部141fあるいは境界部141fの近傍に設けられている。
これによれば、小物201がリブ141bに引っ掛かることなく横転することを抑制することができる。
図7(a)および図7(b)に表したように、第2の収納トレー140がキャビネット本体110に取り付けられた状態において、複数のリブ141bが前後方向に並んで設けられている。また、複数のリブ141bのそれぞれの先端と、底面141aと、の間の距離(複数のリブ141bのそれぞれの高さ)Hは、互いに略同じである。
これによれば、傾斜面148aに沿って立てられた細長い小物201とリブ141bとの間の引っ掛かりが外れた場合でも、細長い小物201は、引っ掛かりが外れたリブ141bよりも前側に設けられた別のリブ141bに引っ掛かることができる。例えば、図7(a)に表したように、底部141に一時的に置かれた小物201を使用者が取り出す際に、その小物201が傾斜面148aに沿って立てられた別の小物201の下端201aに当たることがある。すると、傾斜面148aに沿って立てられた別の小物201と、リブ141bと、の間の引っ掛かりが外れる。この場合であっても、傾斜面148aに沿って立てられた別の小物201は、引っ掛かりが外れたリブ141bよりも前側に設けられた別のリブ141bに引っ掛かることができる。これにより、小物201が底面141aにおいて前方へ滑ることを抑え、小物201が横転することを抑えることができる。また、複数のリブ141bのそれぞれの高さHが互いに略同じであるため、小物201の横転を抑えるとともに、小物201が底部141(具体的にはリブ141bの先端)に一時的に置かれるときの安定性を確保することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、キャビネット100、第1の収納トレー130、および第2の収納トレー140などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや溝113a、114a、115a、被係合部116a、およびリブ141bの設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
100 キャビネット、 101 収納空間、 110 キャビネット本体、 111 上パネル、 112 下パネル、 113 左パネル、 113a 溝、 114 右パネル、 114a 溝、 115 仕切パネル、 115a 溝、 115h 第1の溝、 115i 第2の溝、 115j 第3の溝、 116 後パネル、 116a 被係合部、 116h 第1の被係合部、 116i 第2の被係合部、 116j 第3の被係合部、 120 扉、 121 ヒンジ、 130 第1の収納トレー、 131 底部、 131a 底面、 132 前壁部、 133 後壁部、 134 左壁部、 135 右壁部、 136 左突起部、 136a 固定部、 136b 撓み部、 137 右突起部、 137a 固定部、 137b 撓み部、 139 第1の係合部、 140 第2の収納トレー、 141 底部、 141a 底面、 141b リブ、 141f 境界部、 142 前壁部、 143 後壁部、 144 左壁部、 145 右壁部、 146 左突起部、 147 右突起部、 148 傾斜部、 148a 傾斜面、 148b 突出部、 149 第2の係合部、 150 照明部、 201 小物、 201a 下端、 203 指

Claims (3)

  1. 洗面台の上方に配置されるキャビネットであって、
    前方が開いた収納空間と、それぞれが前後方向に延び少なくともいずれかが互いに異なる高さに設けられた複数の溝と、を有するキャビネット本体と、
    前記複数の溝のいずれかに取り付けられた状態において底面が略水平となる状態で前記収納空間に配置される第1の収納トレーと、
    前記複数の溝のいずれかに取り付けられた状態において後方に向かって上方へ傾斜した傾斜面を有する第2の収納トレーと、
    を備え、
    前記キャビネット本体は、前記収納空間の後方に設けられた後パネルであって被係合部を有する後パネルを有し、
    前記第1の収納トレーは、第1の後端部に設けられた第1の係合部であって前記被係合部と係合可能な第1の係合部を有し、
    前記第2の収納トレーが前記複数の溝のうちの第1の溝に取り付けられ前記収納空間に配置された状態において、前記第1の収納トレーが前記第1の溝の1段上に設けられた第2の溝に取り付けられることが抑制されることを特徴とするキャビネット。
  2. 前記第1の収納トレーが前記第2の溝に取り付けられる場合において前記第1の係合部が前記被係合部と係合することが阻止されることで、前記第1の収納トレーが前記第2の溝に取り付けられることが抑制されることを特徴とする請求項1記載のキャビネット。
  3. 前記第2の収納トレーは、第2の後端部に設けられた第2の係合部であって前記被係合部と係合可能な第2の係合部を有し、
    前記第2の係合部は、前記第1の収納トレーが前記第2の溝に取り付けられる場合において前記第1の係合部が係合する対象となる前記被係合部と係合することを特徴とする請求項2記載のキャビネット。
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