JP2016177702A - 情報処理装置、情報処理システム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 情報処理装置において、当該情報処理装置が備える第1表示手段と、当該情報処理装置の外部にある第2表示手段とを使用できる場合に、これらを使い分けた安全性の高い画面表示を行えるようにする。【解決手段】 情報処理装置100において、表示先決定部153が、ユーザの操作に従って情報を表示する場合に、そのユーザの属性と、表示しようとする情報の項目とに従って、その情報を内部の表示部121と外部の表示部221のいずれに表示させるかを決定し、第1表示制御部154及び第2表示制御部155がそれぞれ表示先決定部153の決定に従い表示部121及び表示部221を制御する。【選択図】 図3
Description
この発明は、情報処理装置、情報処理システム及びプログラムに関する。
従来から、MFP(デジタル複合機)等の画像処理装置をはじめとする情報処理装置において、装置本体に備える操作部や表示部に加え、ユーザが持つ携帯端末装置を、情報処理装置の操作部及び表示部として利用することが行われている。
例えば、特許文献1には、MFPから携帯端末へ機能情報を送信し、携帯端末が画面上に設定可能な機能のみ表示し、ユーザがその機能を設定し、設定を完了すると、携帯端末がそのデータをMFPに送信してMFPに対して設定を行うことができることが記載されている。
例えば、特許文献1には、MFPから携帯端末へ機能情報を送信し、携帯端末が画面上に設定可能な機能のみ表示し、ユーザがその機能を設定し、設定を完了すると、携帯端末がそのデータをMFPに送信してMFPに対して設定を行うことができることが記載されている。
特許文献2には、画像形成装置が、携帯端末と当該画像形成装置との間の距離を推定し、その推定した距離に応じて携帯端末が表示すべき画面を決定して、その画面の構成情報を携帯端末に送信して表示させることが記載されている。
ところで、情報処理装置が画面に表示する情報には、権限を持たない人に見られることが望ましくない情報もあるが、情報処理装置本体に備える表示部にこれらの情報を表示してしまうと、他人にものぞき見られてしまう恐れがあるという問題があった。
特許文献1及び特許文献2において、このような、特定の情報を他人に見られることを防止するための技術については開示されていない。
特許文献1及び特許文献2において、このような、特定の情報を他人に見られることを防止するための技術については開示されていない。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、情報処理装置において、当該情報処理装置が備える第1表示手段と、当該情報処理装置の外部にある第2表示手段とを使用できる場合に、これらを使い分けた安全性の高い画面表示を行えるようにすることを目的とする。
この発明は、上記の目的を達成するため、第1表示手段を有し、第2表示手段を有する端末装置と接続される情報処理装置において、上記第1表示手段における表示を制御する第1表示制御手段と、上記第2表示手段における表示を制御する第2表示制御手段と、ユーザの操作に従ってそのユーザに対して情報を表示する場合に、そのユーザの属性と、表示しようとする情報の項目とに従って、その情報を上記第1表示手段と上記第2表示手段のいずれに表示させるかを決定する表示先決定手段とを備え、上記第1表示制御手段及び上記第2表示制御手段はそれぞれ、上記第1表示手段及び上記第2表示手段のうち、上記表示先決定手段が決定した表示手段に、上記ユーザの操作に従って表示すべき情報を表示させるよう、上記第1表示手段及び上記第2表示手段を制御するようにしたものである。
上記構成によれば、情報処理装置において、当該情報処理装置が備える第1表示手段と、当該情報処理装置の外部にある第2表示手段とを使用できる場合に、これらを使い分けた安全性の高い画面表示を行うことができる。
以下、この発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に、この発明の情報処理装置の一実施形態である画像処理装置の使用状況を示す。
図1に示す画像処理装置100は、例えばコピー、プリント、スキャン、ファクシミリ通信、文書蓄積等の種々の機能を備えたMFP(デジタル複合機)として構成することができる。そして、画像処理装置100が備える固定の操作パネルに設けた表示部121(第1表示手段)と、画像処理装置100と無線通信路300を介して通信可能な携帯端末装置200が備える表示部221(第2表示手段)とを、表示手段として利用することができる。すなわち、画像処理装置100の動作状態や設定状態を表示したり、画像処理装置100に対する動作指示や設定指示の操作を受け付けたりするための画面を、表示部121と表示部221のいずれにも表示させることができる。
図1に、この発明の情報処理装置の一実施形態である画像処理装置の使用状況を示す。
図1に示す画像処理装置100は、例えばコピー、プリント、スキャン、ファクシミリ通信、文書蓄積等の種々の機能を備えたMFP(デジタル複合機)として構成することができる。そして、画像処理装置100が備える固定の操作パネルに設けた表示部121(第1表示手段)と、画像処理装置100と無線通信路300を介して通信可能な携帯端末装置200が備える表示部221(第2表示手段)とを、表示手段として利用することができる。すなわち、画像処理装置100の動作状態や設定状態を表示したり、画像処理装置100に対する動作指示や設定指示の操作を受け付けたりするための画面を、表示部121と表示部221のいずれにも表示させることができる。
ここで、例えば権限を持つ管理者がこれらの情報を設定や確認するために、セキュリティ関係の設定やログ、あるいは各ユーザの権限に関する設定等の権限を持たない人に見られることが望ましくない情報を全て表示部121に表示してしまうと、他人にものぞき見られてしまう恐れがあるという問題があった。なぜなら、画像処理装置100の操作パネルに設けるディスプレイは、一般的に操作をしやすいように、画面サイズが大きく、また広視野角を持つように設計されているためである。
なお、携帯端末装置200は、例えばスマートフォンやタブレット型コンピュータなど、表示部221としてディスプレイを備える携帯可能な情報処理装置である。そして、ユーザが携帯端末装置200を画像処理装置100に近づけることにより、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)を用いて無線通信を行い、相互に情報を送受信することができる。このほか、無線LAN(Local Area Network)など、他の任意の通信方式を採用可能である。
いずれにせよ、画像処理装置100は無線通信で携帯端末装置200へ画面のデータを送信して画面を表示させることができるし、携帯端末装置200は同じく受け付けた操作や設定の情報を画像処理装置100に送信して、画像処理装置100の動作に反映させることができる。
次に、図2に、画像処理装置100のハードウェア構成を示す。
図2に示すように、画像処理装置100は、制御部110、操作パネル120、ADF(Auto Document Feeder:原稿自動搬送装置)131、スキャナユニット132、排紙トレイ133、給紙テーブル134、プリントエンジン135、排紙トレイ136、ネットワークI/F141及び近距離通信I/F142を有する。なお、図2においては、電気的接続を実線の矢印で示しており、用紙の流れを破線の矢印で示している。
図2に示すように、画像処理装置100は、制御部110、操作パネル120、ADF(Auto Document Feeder:原稿自動搬送装置)131、スキャナユニット132、排紙トレイ133、給紙テーブル134、プリントエンジン135、排紙トレイ136、ネットワークI/F141及び近距離通信I/F142を有する。なお、図2においては、電気的接続を実線の矢印で示しており、用紙の流れを破線の矢印で示している。
このうち制御部110は、CPU111、ROM112、RAM113、HDD(ハードディスクドライブ)114、パネルI/F(インタフェース)115、エンジンI/F116、通信I/F117、画像処理プロセッサ118を備え、これらをシステムバス119により接続した構成としている。
そして、CPU111が、RAM113をワークエリアとしてROM112あるいはHDD114に記憶されたプログラムを実行することにより、各種I/Fを介して画像処理装置100全体を制御し、図3を用いて後述するものをはじめとする種々の機能を実現する。
ROM112及びHDD114は、不揮発性記憶媒体(記憶手段)であり、CPU111が実行する各種プログラムや後述する各種データを格納している。
ROM112及びHDD114は、不揮発性記憶媒体(記憶手段)であり、CPU111が実行する各種プログラムや後述する各種データを格納している。
パネルI/F115は、操作パネル120をシステムバス119に接続し、CPU111から制御できるようにするためのインタフェースである。パネルI/F115自体も、CPU111と連携して操作パネル120を制御する操作表示制御部の機能を備える。
エンジンI/F116は、ADF131〜排紙トレイ136の各種エンジン部をシステムバス119に接続し、CPU111から制御できるようにするためのインタフェースである。エンジンI/F116自体も、CPU111と連携して各種エンジンを制御するエンジン制御部の機能を備える。
エンジンI/F116は、ADF131〜排紙トレイ136の各種エンジン部をシステムバス119に接続し、CPU111から制御できるようにするためのインタフェースである。エンジンI/F116自体も、CPU111と連携して各種エンジンを制御するエンジン制御部の機能を備える。
通信I/F117は、ネットワークI/F141及び近距離通信I/F142をシステムバス119に接続し、CPU111が外部装置とネットワークI/F141及び近距離通信I/F142を介した通信を行えるようにするためのインタフェースである。通信I/F117自体も、CPU111と連携してネットワークI/F141及び近距離通信I/F142を制御する入出力制御部の機能を備える。
画像処理プロセッサ118は、スキャナユニット132が原稿の読み取りで得た画像データや、プリントエンジン135における印刷に使用する画像データに対し、種々の画像処理を施す画像処理部である。
画像処理プロセッサ118は、スキャナユニット132が原稿の読み取りで得た画像データや、プリントエンジン135における印刷に使用する画像データに対し、種々の画像処理を施す画像処理部である。
また、操作パネル120は、画像処理装置100に対するユーザの操作を受け付けるためのものであり、表示部121と操作部122を備える。
表示部121は、画像処理装置100の状態を視覚的に表示する出力インタフェースであり、液晶ディスプレイやランプを備える。そして、ユーザからの操作を受け付けるためのGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)や、画像処理装置100の動作状態や設定内容をユーザに提示するための画面を表示することができる。
表示部121は、画像処理装置100の状態を視覚的に表示する出力インタフェースであり、液晶ディスプレイやランプを備える。そして、ユーザからの操作を受け付けるためのGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)や、画像処理装置100の動作状態や設定内容をユーザに提示するための画面を表示することができる。
操作部122は、ユーザが画像処理装置100を直接操作し若しくは画像処理装置100に対して情報を入力する際の入力インタフェースであり、タッチパネルやキー、ボタン等を備える。
ネットワークI/F141は、画像処理装置100がネットワークを介して管理者用端末等の他の機器と通信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)等のインタフェースが用いられる。
近距離通信I/F142は、画像処理装置100が近距離無線通信により他の機器と通信するためのインタフェースであり、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi(Wireless Fidelity)、FeliCa(登録商標)等のインタフェースが用いられる。
ネットワークI/F141は、画像処理装置100がネットワークを介して管理者用端末等の他の機器と通信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)等のインタフェースが用いられる。
近距離通信I/F142は、画像処理装置100が近距離無線通信により他の機器と通信するためのインタフェースであり、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi(Wireless Fidelity)、FeliCa(登録商標)等のインタフェースが用いられる。
ここで,図1の携帯端末装置200と画像処理装置100とは、この近距離通信I/F142を介した近距離通信を行うことになる。本実施形態においては,ユーザは画像処理装置100の操作パネル120からユーザID及びパスワード等の認証情報を入力してログイン可能である。また、それだけでなく、携帯端末装置200に対してそれらの認証情報を入力しておき、その認証情報を近距離無線通信経由で画像処理装置100に送信されることで、画像処理装置100にログインすることもできる.
なお、この実施形態では近距離無線通信にBluetoothを用いるが、この場合,Bluetoothでの応答時間から、携帯端末装置200(すなわち第2表示手段)と画像処理装置100との距離の遠近を知り、距離を推定することができる。この実施形態では、この応答時間が規定の所定値以上の場合、携帯端末装置200(を持つユーザ)と画像処理装置100との距離が遠いと判断する。この情報は、画面を本体の表示部121と携帯端末装置200の表示部221のどちらに表示するかの決定に用いることができる。
ここで、制御部110が担う制御機能についてさらに説明する。以下に説明する機能は、CPU111が所要のプログラムを実行することにより制御部110内の各種ハードウェアの動作を制御することにより実現されるものである。
まず、制御部110は、主制御部としての機能を備え、制御部110に含まれる各部を制御する役割を担い、制御部110の各機能に命令を与える。また、制御部110は、エンジン制御部としての機能を備え、プリントエンジン135やスキャナユニット132等を制御若しくは駆動する駆動手段としての役割を担う。また、制御部110は、入出力制御部の機能を備え、ネットワークI/F141、近距離通信I/F142を介して入力される信号や命令を制御部110に入力する。また、入出力制御部の機能には、ネットワークI/F141や近距離通信I/F142を制御してネットワークを介して他の装置にアクセスする機能も含まれる。
まず、制御部110は、主制御部としての機能を備え、制御部110に含まれる各部を制御する役割を担い、制御部110の各機能に命令を与える。また、制御部110は、エンジン制御部としての機能を備え、プリントエンジン135やスキャナユニット132等を制御若しくは駆動する駆動手段としての役割を担う。また、制御部110は、入出力制御部の機能を備え、ネットワークI/F141、近距離通信I/F142を介して入力される信号や命令を制御部110に入力する。また、入出力制御部の機能には、ネットワークI/F141や近距離通信I/F142を制御してネットワークを介して他の装置にアクセスする機能も含まれる。
また、制御部110は、画像処理部の機能を備え、印刷出力すべき画像情報に基づいて描画情報を生成する。この描画情報とは、画像形成部であるプリントエンジン135が画像形成動作において形成すべき画像を描画するための情報である。また、画像処理部は、スキャナユニット132から入力される撮像データを処理し、画像データを生成する。この画像データとは、スキャナ動作の結果物として画像処理装置100に格納され若しくはネットワークI/F141や近距離通信I/F142を介して他の機器に送信される情報である。
また、制御部110は、操作表示制御部の機能を備え、操作パネル120の表示部121に情報表示を行い若しくは操作部122を介して入力された情報を制御部110に通知する。
以上が画像処理装置100のハードウェア構成及び画像処理装置100においてなされる制御の概略である。
以上が画像処理装置100のハードウェア構成及び画像処理装置100においてなされる制御の概略である。
ところで、近年、スマートフォンまたはスマートデバイスと呼ばれる、タッチパネルを使用した携帯端末装置が普及している。携帯端末装置200もその1つであるが、これらのデバイスは、タッチパネルの採用により、入力部と表示部を共通化できるため,筐体サイズに比べて大きな入力部および表示部を持つことが出来る。
このような携帯端末装置は,ユーザに密着した表示デバイスとしても用いることができる。ここでの密着とは、ユーザとデバイスの距離のことである。
携帯端末装置は一般に、ユーザが手で持って操作するものであるから、ユーザにとってはもっとも近距離で見ることのできるものであり、持ち方や表示面へのフィルター貼付によっては、自分だけに情報を表示可能なものである。
携帯端末装置は一般に、ユーザが手で持って操作するものであるから、ユーザにとってはもっとも近距離で見ることのできるものであり、持ち方や表示面へのフィルター貼付によっては、自分だけに情報を表示可能なものである。
一方、画像処理装置100に固定して設けている操作パネル120は表示部121の視野角を広くして色々な角度からでも見えるように設計する、携帯端末とは逆の性格のものである。したがって、操作パネル120の近くに位置する、操作中のユーザ以外のユーザからも表示内容が見えてしまう。
また最近では、機器へのコストダウン要求から、画像処理装置100に固定して設けている操作パネル120の表示画素数や表示色数を少なく、また解像度を低くしたモデルが存在する。こうしたモデルの場合には、却って携帯端末装置200での表示の方が見やすい場合もある。
また最近では、機器へのコストダウン要求から、画像処理装置100に固定して設けている操作パネル120の表示画素数や表示色数を少なく、また解像度を低くしたモデルが存在する。こうしたモデルの場合には、却って携帯端末装置200での表示の方が見やすい場合もある。
ところで、上述の画像処理装置100には、一般ユーザの他に管理者という特別な属性のユーザを設定することができ(管理者向けマニュアルも一般ユーザ用と別に用意される)、管理者は、一般ユーザには見られたくない情報の入力を行うことができる。このような情報には、例えば、機器の使用権限設定に必要なパスワードがある。このパスワードが流出した場合、機器が所定の制限なしに使用されてしまうことがあるためである。
同様に管理者は、一般ユーザには見られたくない情報の表示を行うことができる。例えば、画像処理装置100から、秘密情報がどの程度頻繁に出力されたかの情報や、画像処理装置100の不正な使用に関する情報である。
同様に管理者は、一般ユーザには見られたくない情報の表示を行うことができる。例えば、画像処理装置100から、秘密情報がどの程度頻繁に出力されたかの情報や、画像処理装置100の不正な使用に関する情報である。
例えば、特開2001−197297号公報に記載のような地紋画像を合成した印刷は、機密情報を印刷する際に用いられるものであり、その地紋印刷による出力枚数が異常であるかどうかは、管理者の重大な関心事であると同時に秘密事項である。ここで秘密事項である理由は、出力枚数が異常であることが周知となれば、それは情報の流出が周知となることに近く、その場合、流出させた当事者はその後の不正な行為を控えるため、不正の予防や特定がしにくくなるからである。
また、特開2007−166343号公報に記載の複写禁止機能は、機密情報の流出防止のためのものであり、複写禁止機能が作動した回数は、やはり管理者の重大な関心事であると同時に、秘密事項であるといえる。また、こうした複写禁止機能は、スキャン禁止機能にも応用されている。複写禁止が検出できる原稿は、容易にスキャン禁止が可能だからである。
また特開2012−146337号公報に記載のような、認証の失敗回数に応じた利用者からのアクセス拒否(いわゆるロックアウト)の機能や、認証の要求が過多であるかどうかを検知するアクセス攻撃検知機能も知られている。この実施形態では、利用者が誰であるかを問わず、また認証の成功・失敗も問わず、所定時間内に認証要求が閾値以上になった場合をアクセス攻撃として検知するが、ロックアウト回数やアクセス攻撃検知回数は、やはり管理者の重大な関心事であると同時に、秘密事項であると言える。
こうした情報の入力や表示を行う際には、管理者は周囲の目に気を配る必要がある。しかし、こうした情報の入力や表示を、画像処理装置100に固定して設けた操作パネル120ではなく、携帯端末装置200から行うことができれば、より安心である。携帯端末装置200では一般に、PIN(Personal Identification Number)コードによるユーザ認証が可能であるから、その認証結果を用いればユーザが管理者であることを画像処理装置100に送信でき、かつ管理者だけに表示すべき情報を携帯端末装置200に表示することが可能である。
そこでこの実施形態では、画像処理装置100から、画像処理装置100に固定して設けた操作パネル120の表示部121と、画像処理装置100に固定されておらずユーザが保持可能な携帯端末装置200の表示部221とに画面を表示できるようにしている。そして、ユーザの操作に従ってそのユーザに対して情報を表示する場合に、そのユーザの属性と、表示しようとする情報の項目とに従って、その情報を表示部121と表示部221のいずれに表示させるかを決定するようにしている。
以下、この点に関連する画像処理装置100の機能及び動作について説明する。
まず、図3に、画像処理装置100の機能構成を示す。図3に示すのは、上記の表示部121と表示部221の使い分けに関連する機能である。
図3に示すように、画像処理装置100は、画面表示指示受付部151、表示項目抽出部152、表示先決定部153、第1表示制御部154、第2表示制御部155、ユーザ認証部156、権限判定部157、距離測定部158、パネルサイズ保持部159を備える。なお、表示部121は、図1及び図2に示した表示部121による表示機能を示す。また、表示部221は、図1に示した携帯端末装置200の表示部221による表示機能を示す。
まず、図3に、画像処理装置100の機能構成を示す。図3に示すのは、上記の表示部121と表示部221の使い分けに関連する機能である。
図3に示すように、画像処理装置100は、画面表示指示受付部151、表示項目抽出部152、表示先決定部153、第1表示制御部154、第2表示制御部155、ユーザ認証部156、権限判定部157、距離測定部158、パネルサイズ保持部159を備える。なお、表示部121は、図1及び図2に示した表示部121による表示機能を示す。また、表示部221は、図1に示した携帯端末装置200の表示部221による表示機能を示す。
上記のうち画面表示指示受付部151は、ユーザからの、画面を表示する指示を受け付ける機能を備える。この画面には、何らかの指示を受け付けるための操作画面も、その操作画面で何らかの行ったことに応じた動作結果の画面も含む。例えば、利用可能な機能のメニューから何らかの機能を選択することは、その機能に関する操作を行うための操作画面の表示指示となる。また、操作画面において必要な情報を入力して画像処理装置100に対する何らかの動作を指示することは、動作結果の画面の表示指示となる。
次に、表示項目抽出部152は、画面表示指示受付部151が受け付けた指示に従って表示させる画面に、どのような項目の情報が含まれるかを抽出する機能を備える。もちろん、1画面に複数項目の情報が含まれる場合もある。また、表示項目抽出部152は、権限判定部157から、ログイン中のユーザの権限の値を取得し、その権限で表示できる項目のみを抽出する。ここで、ユーザの権限は、「一般」「管理者」等の値を選択的に設定可能な、ユーザの属性の1つである。
表示先決定部153は、画面の表示を指示したユーザの属性と、表示しようとする情報の項目とに従って、その情報を表示部121と表示部221のどちらに表示するかを決定する表示先決定手段の機能を備える。このうち表示しようとする情報の項目は、表示項目抽出部152から供給される。ユーザの属性は、権限判定部157から供給される。また、これらの他、距離測定部158から供給される、画像処理装置100からユーザまでの距離の推定結果や、パネルサイズ保持部159から供給される、表示部121のディスプレイパネルと表示部221のディスプレイパネルとの画素数の大小関係の情報も用いて上記決定を行うこともできる。
第1表示制御部154は、表示部121における表示を制御する第1表示制御手段の機能を備える。そして、表示先決定部153が表示部121で画面の表示を行うと決定した場合に、画面表示指示受付部151が受け付けた指示に従った画面を表示部121に表示させるための画面データを生成し、その画面データに基づき表示部121に画面を表示させる。
第2表示制御部155は、表示部221における表示を制御する第2表示制御手段の機能を備える。そして、表示先決定部153が表示部221で画面の表示を行うと決定した場合に、画面表示指示受付部151が受け付けた指示に従った画面を表示部221に表示させるための画面データを生成し、その画面データを携帯端末装置200に送信して、その画面データに基づき表示部221に画面を表示させる。なお、携帯端末装置200に画面表示用のアプリケーションがある場合、第2表示制御部155は、画面内に表示する情報のみ送信し、画面の枠組みは携帯端末装置200側で用意することも考えられる。
ユーザ認証部156は、ユーザにより入力された認証情報を用いてユーザを認証し、今回画像処理装置100を使用しようとしているユーザが、図5に示すユーザリストに登録されたユーザのうち誰であるかを特定する機能を備える。
権限判定部157は、ユーザ認証部156によるユーザの特定及びユーザリストに登録された権限情報に基づき、ユーザ認証部156が認証したユーザの権限の情報を取得し、表示項目抽出部152及び表示先決定部153に供給する機能を備える。
権限判定部157は、ユーザ認証部156によるユーザの特定及びユーザリストに登録された権限情報に基づき、ユーザ認証部156が認証したユーザの権限の情報を取得し、表示項目抽出部152及び表示先決定部153に供給する機能を備える。
距離測定部158は、画像処理装置100から携帯端末装置200(を持つユーザ)までの距離を推定する距離推定手段の機能を備える。なお、この実施形態では、大まかな距離がわかればよいので、距離測定部158は、Bluetoothでの携帯端末装置200の応答時間が所定の閾値を超えるか否かに基づき、携帯端末装置200までの距離が所定距離以上か否かを推定するのみとしている。そして、ユーザまでの距離は、その携帯端末装置200までの距離と等しいとしている。なお、他の方法で正確な測距を行ってもよい。
パネルサイズ保持部159は、図4に示すように、画像処理装置100と通信可能な携帯端末装置200について、そのMAC(Media Access Control)アドレスと、表示部221を構成するディスプレイパネルの縦横の画素数とを保持している。この情報は、画像処理装置100の管理者が入力して設定することができる。
また、パネルサイズ保持部159は、現在接続中(第2表示手段として使用中)の携帯端末装置200の画素数の情報と、表示部121が備えるディスプレイパネルにおける画素数の情報とを取得する画素数取得手段として機能する。さらに、これらの画素数を比較て、表示部121と表示部221でどちらが画素数が多いか判定し、その情報を表示先決定部153へ供給する機能も備える。
ここで、図5に、画像処理装置100の使用権限を有するユーザのリストであるユーザリストの例を示す。
図5に示すユーザリストは、画像処理装置100の使用権限を有する各ユーザについて、ID(登録ユーザのID)、ログインパスワード、ユーザ種類、権限情報、ログ情報をはじめとする種々の情報を登録したリストである。
図5に示すユーザリストは、画像処理装置100の使用権限を有する各ユーザについて、ID(登録ユーザのID)、ログインパスワード、ユーザ種類、権限情報、ログ情報をはじめとする種々の情報を登録したリストである。
このうちID及びログインパスワードは、ユーザを認証する際に使用する認証情報である。
ユーザ属性は、ここではユーザが持つ権限のレベルを示す。この例では、「管理者」と「一般」の2つのレベルを設けている。
権限情報としては、複写権限、印刷権限及びスキャン権限の項目が用意され、該当のユーザにこれらの動作が許可されているか否か、および許可されている範囲を示す情報が登録される。
ユーザ属性は、ここではユーザが持つ権限のレベルを示す。この例では、「管理者」と「一般」の2つのレベルを設けている。
権限情報としては、複写権限、印刷権限及びスキャン権限の項目が用意され、該当のユーザにこれらの動作が許可されているか否か、および許可されている範囲を示す情報が登録される。
ログ情報は、ここではロックアウト回数、地紋印刷ページ数、複写禁止動作回数、およびスキャン禁止動作回数を登録するようにしている。これらのログ情報は、上述したロックアウト、地紋印刷、複写禁止、及びスキャン禁止の各機能を動作させた回数を、画像処理装置100がユーザ毎に自動的に記録するものである。
なお、アクセス攻撃検知回数もログ情報であるが、この情報は、ユーザを区別せず、画像処理装置100全体に関する情報として記録する。リストの最下段に示す通りである。
画像処理装置100において、図5のユーザリストに示した情報の項目のうち、権限情報とログ情報は、管理者の属性(第1属性)を持つユーザのみがアクセス(表示及び設定)を許可される特定項目の情報である。したがって、一般ユーザの属性(第2属性)を持つユーザは、これらの情報に対するアクセスはできない。
なお、アクセス攻撃検知回数もログ情報であるが、この情報は、ユーザを区別せず、画像処理装置100全体に関する情報として記録する。リストの最下段に示す通りである。
画像処理装置100において、図5のユーザリストに示した情報の項目のうち、権限情報とログ情報は、管理者の属性(第1属性)を持つユーザのみがアクセス(表示及び設定)を許可される特定項目の情報である。したがって、一般ユーザの属性(第2属性)を持つユーザは、これらの情報に対するアクセスはできない。
次に、以上説明してきた画像処理装置100における画面の表示制御に係る処理のいくつかの例について説明する。ここで説明する処理は、表示先決定部153による表示先決定の処理も含むものである。
〔表示制御処理の第1例:図6,図7〕
まず、画像処理装置100における画面の表示制御処理の第1例について説明する。
図6に、この第1例の表示制御の概略を示した。
この図に示すように、第1例においては、ユーザの属性と、表示しようとする情報の項目とに従って、その情報を画像処理装置100の操作パネル120に設けた表示部121に表示させるか、携帯端末装置200の表示部221に表示させるかを決定する。なお、以後の表示制御処理の説明において、表示部121に表示させることを、「操作パネル120に表示」等といい、表示部221に表示させることを、「携帯端末装置200に表示」等という。
まず、画像処理装置100における画面の表示制御処理の第1例について説明する。
図6に、この第1例の表示制御の概略を示した。
この図に示すように、第1例においては、ユーザの属性と、表示しようとする情報の項目とに従って、その情報を画像処理装置100の操作パネル120に設けた表示部121に表示させるか、携帯端末装置200の表示部221に表示させるかを決定する。なお、以後の表示制御処理の説明において、表示部121に表示させることを、「操作パネル120に表示」等といい、表示部221に表示させることを、「携帯端末装置200に表示」等という。
図6の例では、ユーザの属性が管理者である場合、特定項目の情報は携帯端末装置200に表示させ、特定項目以外の情報は操作パネル120に表示させる。特定項目の情報については、セキュリティを重視して、他人に見られにくい携帯端末装置200に表示させるようにしたものである。特定項目以外の情報は、セキュリティを重視する必要はないため、操作パネル120に表示させて問題ない。
なお、必須ではないが、表示しようとする画面内に1つでも特定項目の情報が含まれていた場合、画面全体を特定項目として取り扱うとよい。特定項目とそれ以外の項目とで別々の表示部に表示されると見づらい一方、1項目でも特定項目の情報があればセキュリティを重視する必要があるため、画面全体の取り扱いは特定項目のものに合わせることが望ましいためである。
また、ユーザの属性が一般である場合、特定項目以外の情報を操作パネル120に表示させる。これは管理者の場合と同様である。また、一般のユーザの場合、特定項目の情報は表示することができない。特定項目の欄の「−」はこのことを示している。
なお、「操作パネルへの表示」の欄は、各属性のユーザに対し、操作パネルを用いた表示を行うことがあり得るかを示している。図6の場合では、双方とも表示するケースがあるため、「する」となっている。
なお、「操作パネルへの表示」の欄は、各属性のユーザに対し、操作パネルを用いた表示を行うことがあり得るかを示している。図6の場合では、双方とも表示するケースがあるため、「する」となっている。
図7に、図6の内容に従った表示制御を行うための処理のフローチャートを示す。
画像処理装置100のCPU111は、ユーザが画像処理装置100に認証され、ログインすると、図7のフローチャートに示す処理を開始する。
図7の処理において、CPU111は、まずログインしたユーザの属性が管理者であるか否か判断する(S11)。
画像処理装置100のCPU111は、ユーザが画像処理装置100に認証され、ログインすると、図7のフローチャートに示す処理を開始する。
図7の処理において、CPU111は、まずログインしたユーザの属性が管理者であるか否か判断する(S11)。
管理者である場合、ステップS12乃至S16の管理者用ルーチンに進む。ここでは、CPU111は、ユーザの操作があるまで待機し、操作があった場合にこれに応答する処理を行う(S12)。そして、応答を行う場合、CPU111は、その応答が情報の表示を伴うか否かを判断する(S13)。ここでいう情報の表示は、操作時には画面に表示されていなかった新たな情報を表示することをいう。画面自体を別の画面に切り替える場合もあり得るし、画面内の一部の項目の情報のみ表示を変更する場合もあり得る。
いずれにせよ、ステップS13でNoであれば、以降の表示に係る処理は不要であるので、ステップS12に戻って処理を繰り返す。ステップS13でYesであれば、CPU111は、ユーザの操作への応答が、特定項目の情報の表示を含むか否か判断する(S14)。ここでYesであれば、図6に示した通り、応答に係る情報を携帯端末装置200に表示させる(S15)。また、Noであれば、応答に係る情報を操作パネルに表示させる(S16)。これらの取り扱いは、図6の管理者の行に示した通りである。そして、いずれの場合も、ステップS12に戻って処理を繰り返す。
一方、ステップS11で管理者でない場合、ステップS17乃至S19の一般ユーザ用ルーチンに進む。ここでも、CPU111は、ユーザの操作があるまで待機し、操作があった場合にこれに応答する処理を行う(S17)。そして、応答を行う場合、CPU111は、その応答が情報の表示を伴うか否かを判断する(S18)。これがYesであれば、CPU111は、特定項目以外の情報を操作パネル120に表示して(S19)、ステップS17に戻り、処理を繰り返す。ステップS18でNoであれば、表示に係る処理は不要であるので、そのままステップS17戻って処理を繰り返す。これらの取り扱いも、図6の一般の行に示した通りである。
以上により、図6を用いて説明した制御が可能である。
以上により、図6を用いて説明した制御が可能である。
〔表示制御処理の第2例:図8,図9〕
次に、画像処理装置100における画面の表示制御処理の第2例について説明する。
図8に、この第2例の表示制御の概略を示した。
この図に示すように、第2例においては、ユーザの属性と、表示しようとする情報の項目に加えて、画像処理装置100からユーザまでの距離にも従って、その情報を操作パネル120に表示させるか携帯端末装置200に表示させるかを決定する。
次に、画像処理装置100における画面の表示制御処理の第2例について説明する。
図8に、この第2例の表示制御の概略を示した。
この図に示すように、第2例においては、ユーザの属性と、表示しようとする情報の項目に加えて、画像処理装置100からユーザまでの距離にも従って、その情報を操作パネル120に表示させるか携帯端末装置200に表示させるかを決定する。
図8の例では、ユーザの属性が管理者である場合、画像処理装置100からユーザまでの距離が遠ければ(閾値以上であれば)、特定項目の情報と特定項目以外の情報を共に携帯端末装置200に表示させる。セキュリティを重視して特定項目の情報を携帯端末装置200に表示させる点は第1例の場合と同じである。また、ユーザから画像処理装置100までの距離が遠いので、操作パネル120に情報を表示しても見づらいと考えられることから、特定項目以外の情報も、携帯端末装置200に表示させるようにしている。
また、ユーザの属性が管理者であって、画像処理装置100からユーザまでの距離が近ければ(閾値未満であれば)、特定項目の情報は携帯端末装置200に表示させ、特定項目以外の情報は操作パネル120に表示させる。これは、第1例の管理者の場合と同じ対応である。可能であれば、携帯端末装置200と操作パネル120の双方を利用した方が表示の自由度が高まるため、このようにしている。
また、ユーザの属性が一般である場合の表示も、第1例の場合と同じである。
また、ユーザの属性が一般である場合の表示も、第1例の場合と同じである。
図9に、図8の内容に従った表示制御を行うための処理のフローチャートを示す。
画像処理装置100のCPU111は、ユーザが画像処理装置100に認証され、ログインすると、図9のフローチャートに示す処理を開始する。
図9の処理において、CPU111は、まずログインしたユーザの属性が管理者であるか否か判断する(S31)。
画像処理装置100のCPU111は、ユーザが画像処理装置100に認証され、ログインすると、図9のフローチャートに示す処理を開始する。
図9の処理において、CPU111は、まずログインしたユーザの属性が管理者であるか否か判断する(S31)。
管理者である場合、ステップS32乃至S39の管理者用ルーチンに進む。ここでは、CPU111は、ユーザの操作があるまで待機し、操作があった場合にこれに応答する処理を行う(S32)。そして、応答を行う場合、CPU111は、Bluetoothの応答時間が所定の閾値を超えるか否かにより、ユーザまでの距離が遠い(超える)か近い(超えない)かを判断する(S33)。そして、ここで遠い場合、ステップS32の応答が情報の表示を伴うか否かを判断する(S34)。これがYesであれば、情報の項目によらず、応答に係る情報を携帯端末装置200に表示させて(S35)、ステップS32に戻り、処理を繰り返す。Noであれば、ステップS35には進まずにステップS32に戻る。これは、図8の一番上の行と対応する処理である。
また、ステップS33で近い場合、図7のステップS13乃至S16と同じ処理を行う(S36〜S39)。これは、図8の真ん中の行と対応する処理である。
また、ステップS31で管理者でない場合、図7のステップS17乃至S19と同じ処理を行う(S40〜S42)。これは、図8の一番下の行と対応する処理である。
以上により、図8を用いて説明した制御が可能である。
また、ステップS31で管理者でない場合、図7のステップS17乃至S19と同じ処理を行う(S40〜S42)。これは、図8の一番下の行と対応する処理である。
以上により、図8を用いて説明した制御が可能である。
〔表示制御処理の第3例:図10,図11〕
次に、画像処理装置100における画面の表示制御処理の第3例について説明する。
この第3例は、基本的な考え方は第2例と同じであるが、画像処理装置100からユーザまでの距離の遠近が変わった場合に、それに応じて表示を変化させるようにしたものである。
次に、画像処理装置100における画面の表示制御処理の第3例について説明する。
この第3例は、基本的な考え方は第2例と同じであるが、画像処理装置100からユーザまでの距離の遠近が変わった場合に、それに応じて表示を変化させるようにしたものである。
図10及び図11に、第3例の表示制御を行うための処理のフローチャートを示す。
画像処理装置100のCPU111は、ユーザが画像処理装置100に認証され、ログインすると、図10のフローチャートに示す処理を開始する。
図10の処理において、CPU111はまず、現距離状態、旧距離状態、現操作状態、旧操作状態のそれぞれの変数に、「なし」を初期値として設定する(S51)。
画像処理装置100のCPU111は、ユーザが画像処理装置100に認証され、ログインすると、図10のフローチャートに示す処理を開始する。
図10の処理において、CPU111はまず、現距離状態、旧距離状態、現操作状態、旧操作状態のそれぞれの変数に、「なし」を初期値として設定する(S51)。
次に、CPU111は、ログインしたユーザの属性が管理者であるか否か判断する(S52)。管理者である場合、ステップS52乃至S73の管理者用ルーチンに進む。
ここでは、CPU111まず、現操作状態の値が「表示」か否か判断する(S53)。初めはステップS51で「なし」を設定したため、この判断はNoとなり、処理はステップSS60へ進む。
ここでは、CPU111まず、現操作状態の値が「表示」か否か判断する(S53)。初めはステップS51で「なし」を設定したため、この判断はNoとなり、処理はステップSS60へ進む。
ここで、CPU111は、ユーザの操作があるまで待機し、操作があった場合にこれに応答する処理を行う(S60)。そして、応答を行う場合、CPU111は、Bluetoothの応答時間が所定の閾値を超えるか否かにより、ユーザまでの距離が遠いか近いかを判断する(S61)。
そして、ここで遠い場合、CPU111は、現距離状態にその「遠い」を、旧距離状態に、「遠い」を設定する前の現距離状態の値を設定する(S62)。また、図11のステップS63に進み、CPU111は、ステップS60の応答が情報の表示を伴うか否かを判断する(S63)。これがYesであれば、CPU111は、現操作状態に「表示」を設定すると共に、旧操作状態に「表示」を設定する前の現操作状態の値を設定する(S64)。また、CPU111は、情報の項目によらず、応答に係る情報を携帯端末装置200に表示させて(S65)、ステップS53に戻り、処理を繰り返す。また、ステップS63でNoであれば、CPU111は、現操作状態に「非表示」を設定して(S66)ステップS53に戻り、処理を繰り返す。これは、図8の一番上の行と対応する処理である。
また、ステップS61で近い場合、CPU111は、現距離状態にその「近い」を、旧距離状態に、「近い」を設定する前の現距離状態の値を設定する(S67)。また、図11のステップS68に進み、CPU111は、ステップS60の応答が情報の表示を伴うか否かを判断する(S68)。これがYesであれば、現操作状態に「表示」を設定すると共に、旧操作状態に「表示」を設定する前の現操作状態の値を設定する(S69)。
また、CPU111は、ユーザへの操作の応答が、特定項目の情報の表示を含むか否か判断する(S70)。ここでYesであれば、CPU111は、応答に係る情報を携帯端末装置200に表示させる(S71)。また、Noであれば、CPU111は、応答に係る情報を操作パネルに表示させる(S72)。そして、いずれの場合も、ステップS53に戻って処理を繰り返す。また、ステップS68でNoであれば、CPU111は、現操作状態に「非表示」を設定してステップS53に戻り、処理を繰り返す。これは、図8の一番上の行と対応する処理である。
また、ステップS65等からステップS53に戻り、ステップS64あるいはS69で現操作状態が「表示」に設定されていると、ステップS53の判断がYesになる。
この場合、CPU111は次に、現距離状態が「なし」か否か判断する(S54)。ここでYesであればステップS60に進むが、ステップS65等から戻った場合には「近い」か「遠い」が設定されてステップS54はNoと考えられる。
そこで、CPU111は、Bluetoothの応答時間が所定の閾値を超えるか否かにより、ユーザまでの距離が遠い(超える)か近い(超えない)かを判断する(S55)。
この場合、CPU111は次に、現距離状態が「なし」か否か判断する(S54)。ここでYesであればステップS60に進むが、ステップS65等から戻った場合には「近い」か「遠い」が設定されてステップS54はNoと考えられる。
そこで、CPU111は、Bluetoothの応答時間が所定の閾値を超えるか否かにより、ユーザまでの距離が遠い(超える)か近い(超えない)かを判断する(S55)。
ステップS55でYesの場合、ユーザまでの距離が遠いので、CPU111は現距離状態に「遠い」を設定する(S56)。そして、旧距離状態が「遠い」であるか否か判断する(S57)。ここでYesであれば、距離に変動がないことがわかるので、ステップS60に進む。
ステップS57でNoの場合、ユーザまでの距離が遠距離から近距離に変わったことがわかるため、CPU111は、図11のステップS65で、全ての表示を携帯端末装置200への表示に切り替える。すなわち、図8の最上段の距離が遠い場合の態様に変更する。
ステップS57でNoの場合、ユーザまでの距離が遠距離から近距離に変わったことがわかるため、CPU111は、図11のステップS65で、全ての表示を携帯端末装置200への表示に切り替える。すなわち、図8の最上段の距離が遠い場合の態様に変更する。
また、ステップS55でNoの場合、ユーザまでの距離が近いので、CPU111は現距離状態に「近い」を設定する(S58)。そして、旧距離状態が「遠い」であるか否か判断する(S59)。ここでNoであれば、距離に変動がないことがわかるので、ステップS60に進む。
ステップS59でYesの場合、ユーザまでの距離が近距離から遠距離に変わったことがわかるため、CPU111は、図11のステップS70以下で、特定項目の表示中であれば携帯端末装置200への表示に、特定項目以外を表示中であれば操作パネル120への表示に切り替える。なお、この場合のステップS70の判断は、表示中の情報について行うものとする。すなわち、図8の中段の距離が近い場合の態様に変更する。
ステップS59でYesの場合、ユーザまでの距離が近距離から遠距離に変わったことがわかるため、CPU111は、図11のステップS70以下で、特定項目の表示中であれば携帯端末装置200への表示に、特定項目以外を表示中であれば操作パネル120への表示に切り替える。なお、この場合のステップS70の判断は、表示中の情報について行うものとする。すなわち、図8の中段の距離が近い場合の態様に変更する。
以上を繰り返すことにより、画像処理装置100からユーザまでの距離が変化したことを検出し、常に距離にあった態様での表示を行うことができる。
なお、ステップS52で管理者でない場合、図7のステップS17乃至S19と同じ処理を行う(S74〜S76)。これは、図8の一番下の行と対応する処理である。
なお、ステップS52で管理者でない場合、図7のステップS17乃至S19と同じ処理を行う(S74〜S76)。これは、図8の一番下の行と対応する処理である。
〔表示制御処理の第4例:図12,図13〕
次に、画像処理装置100における画面の表示制御処理の第4例について説明する。
図12に、この第4例の表示制御の概略を示した。
この図に示すように、第4例においては、ユーザの属性と、表示しようとする情報の項目と、画像処理装置100からユーザまでの距離に加えて、操作パネル120と携帯端末装置200の各表示部の画素数にも従って、その情報を操作パネル120に表示させるか携帯端末装置200に表示させるかを決定する。
次に、画像処理装置100における画面の表示制御処理の第4例について説明する。
図12に、この第4例の表示制御の概略を示した。
この図に示すように、第4例においては、ユーザの属性と、表示しようとする情報の項目と、画像処理装置100からユーザまでの距離に加えて、操作パネル120と携帯端末装置200の各表示部の画素数にも従って、その情報を操作パネル120に表示させるか携帯端末装置200に表示させるかを決定する。
図12の例では、ユーザの属性が管理者である場合、画像処理装置100からユーザまでの距離が遠くて、かつ携帯端末装置200の方が操作パネル120よりも縦横とも画素数が多ければ、特定項目の情報と特定項目以外の情報を共に携帯端末装置200に表示させる。セキュリティを重視して特定項目の情報を携帯端末装置200に表示させる点は第1例の場合と同じである。さらに、携帯端末装置200の方が画素が多く、表示が見やすいので、この点でも携帯端末装置200に表示させることが望ましい。
また、画像処理装置100からユーザまでの距離が近くて、かつ携帯端末装置200の方が操作パネル120よりも縦横とも画素数が多い場合も、特定項目の情報と特定項目以外の情報を共に携帯端末装置200に表示させる。セキュリティ重視の点は上記の遠い場合と同じである。また、携帯端末装置200の方が画素が多く、表示が見やすいので、操作パネル120が近くにあっても携帯端末装置200に表示させることが望ましい。
また、画像処理装置100からユーザまでの距離が近くて、かつ携帯端末装置200の方が操作パネル120よりも縦横いずれかについて画素数が少ない場合は、特定項目の情報と特定項目以外の情報を共に操作パネル120に表示させる。携帯端末装置200の画素数が少なく、こちらに表示しても見づらい一方、ユーザが画像処理装置100の近くにいればセキュリティ上のリスクは軽減できると考えられるため、特定項目についても操作パネル120に表示させるようにしたものである。
また、画像処理装置100からユーザまでの距離が遠くて、かつ携帯端末装置200の方が操作パネル120よりも縦横いずれかについて画素数が少ない場合は、特定項目の情報と特定項目以外の情報を共に携帯端末装置200に表示させる。携帯端末装置200の画素数が少なく、見づらいが、ユーザが画像処理装置100の近くにいない状態で操作パネル120に表示させてもユーザは見ることができないし、セキュリティ上のリスクも大きいためである。
ユーザの属性が一般である場合の表示は、第1例の場合と同じである。
図13に、図12の内容に従った表示制御を行うための処理のフローチャートを示す。
画像処理装置100のCPU111は、ユーザが画像処理装置100に認証され、ログインすると、図13のフローチャートに示す処理を開始する。
図13の処理において、CPU111は、まずログインしたユーザの属性が管理者であるか否か判断する(S91)。
図13に、図12の内容に従った表示制御を行うための処理のフローチャートを示す。
画像処理装置100のCPU111は、ユーザが画像処理装置100に認証され、ログインすると、図13のフローチャートに示す処理を開始する。
図13の処理において、CPU111は、まずログインしたユーザの属性が管理者であるか否か判断する(S91)。
管理者である場合、ステップS92乃至S97の管理者用ルーチンに進む。ここでは、CPU111は、ユーザの操作があるまで待機し、操作があった場合にこれに応答する処理を行う(S92)。そして、応答を行う場合、CPU111はステップS92の応答が情報の表示を伴うか否かを判断する(S93)。これがNoであれば、表示すべき情報がないためそのままステップS92に戻って処理を繰り返す。
ステップS93でYesの場合、CPU111は、携帯端末装置200の画素数が操作パネル120の画素数よりも多いか否か判断する(S94)。図12の例では縦横の画素数をそれぞれ比べていたが、画素の総数を比べてもよい。
ステップS94でYesであれば、図12の上2行のケースに該当するので、CPU111は、応答に係る情報を携帯端末装置200に表示させて(S95)、ステップS92に戻り、処理を繰り返す。
ステップS94でYesであれば、図12の上2行のケースに該当するので、CPU111は、応答に係る情報を携帯端末装置200に表示させて(S95)、ステップS92に戻り、処理を繰り返す。
ステップS94でNoであれば、CPU111は次に、Bluetoothの応答時間が所定の閾値を超えるか否かにより、ユーザまでの距離が遠いか近いかを判断する(S96)。そして、ここで遠い場合、図12の下から2行目のケースに該当するので、CPU111は、応答に係る情報を携帯端末装置200に表示させて(S95)、ステップS92に戻り、処理を繰り返す。ステップS96で近ければ、図12の上から3行目のケースに該当するので、CPU111は、応答に係る情報を操作パネル120に表示させて(S97)、ステップS92に戻り、処理を繰り返す。
また、ステップS91で管理者でない場合、図7のステップS17乃至S19と同じ処理を行う(S98)。これは、図12の一番下の行と対応する処理である。
以上により、図12を用いて説明した制御が可能である。
また、ステップS91で管理者でない場合、図7のステップS17乃至S19と同じ処理を行う(S98)。これは、図12の一番下の行と対応する処理である。
以上により、図12を用いて説明した制御が可能である。
〔画面の表示例:図14乃至図17〕
次に、操作パネル120あるいは携帯端末装置200の表示部121,221に表示される画面の例について説明する。
図14は、管理者権限を持つユーザが画像処理装置100を操作して表示させる画面の例である。
管理者権限を持つユーザが、画像処理装置100に対してユーザ一覧画面の表示を指示すると、画像処理装置100は、上述した表示制御処理にて表示部121,221のいずれかを選択して図14に示すユーザ一覧画面410を表示する。
次に、操作パネル120あるいは携帯端末装置200の表示部121,221に表示される画面の例について説明する。
図14は、管理者権限を持つユーザが画像処理装置100を操作して表示させる画面の例である。
管理者権限を持つユーザが、画像処理装置100に対してユーザ一覧画面の表示を指示すると、画像処理装置100は、上述した表示制御処理にて表示部121,221のいずれかを選択して図14に示すユーザ一覧画面410を表示する。
このユーザ一覧画面410は、図5のユーザリストに登録されているユーザを一覧表示するユーザ表示部411の他、セキュリティ項目選択ボタン412、権限設定ボタン413及び表示ボタン414を備える。このうちセキュリティ項目選択ボタン412は、図5に示したセキュリティ関係のログのうち、参照したい項目を選択するためのボタンである。権限設定ボタン413は、ユーザの権限を設定するための画面を表示させるためのボタンである。表示ボタン414は、セキュリティ項目選択ボタン412で選択された項目のログを表示させるためのボタンである。
例えば、ユーザがユーザ表示部411にてハッチングを付した青木氏を選択して権限設定ボタン413を操作すると、選択された青木氏について権限を設定する機能選択画面420に移行する。そして、ユーザがこの機能選択画面420にてコピーボタン421を操作すると、権限設定画面430に移行する。
この権限設定画面430では、ボタンのオンオフにより、選択されたユーザのコピー機能に関する権限を編集できる。また、現在のボタンの押下状態から、現在設定されている権限も参照できる。図14の例では、青木氏にフルカラーコピーの権限が与えられていることがわかる。
この権限設定画面430では、ボタンのオンオフにより、選択されたユーザのコピー機能に関する権限を編集できる。また、現在のボタンの押下状態から、現在設定されている権限も参照できる。図14の例では、青木氏にフルカラーコピーの権限が与えられていることがわかる。
また、図15に示すのは、図14のユーザ一覧画面410において、ユーザ表示部411にて青木氏を選択すると共に、セキュリティ項目選択ボタン412により、「地紋印刷頁数」、「複写禁止動作回数」、及び「ロックアウト回数」を選択した状態である。この状態でユーザが表示ボタン414を操作すると、画面は、ログ表示画面440に移行する。この画面においては、選択された青木氏につき、選択された項目のログが表示される。
図16に示すのは、セキュリティ項目選択ボタン412による選択項目が図15と異なる例である。この例では、「ロックアウト回数」及び「アクセス攻撃検知回数」が選択されている。この状態でユーザが表示ボタン414を操作すると、画面は、ログ表示画面440に移行する。この画面においては、選択された青木氏につき、選択された項目のログが表示される。項目は異なるが、図15の場合と同じ画面である。なお、アクセス攻撃検知回数については、図5に示した通り、画像処理装置100全体で1つの項目が用意されるため、どのユーザを選択した場合でも同じ値が表示される。
以上の図14乃至図16に示した画面、特に権限設定画面430及びログ表示画面440に表示される情報は、セキュリティ上重要な情報であるため、管理者権限を持つユーザにしか閲覧を許さないようにしている。すなわち、特定項目の情報である。
従って、例えば表示制御の第1例では、必ず携帯端末装置200に表示される。自動的に表示先を決定しているため、誤って操作パネル120に表示してしまうこともない。このことにより、情報が管理者権限を持つユーザ以外に盗み見られることを防止することができる。
従って、例えば表示制御の第1例では、必ず携帯端末装置200に表示される。自動的に表示先を決定しているため、誤って操作パネル120に表示してしまうこともない。このことにより、情報が管理者権限を持つユーザ以外に盗み見られることを防止することができる。
ここで、図17に、一般権限を持つユーザが画像処理装置100に対してユーザ一覧画面の表示を指示したことに応じて表示されるユーザ一覧画面の例を示す。
画像処理装置100においては、セキュリティ上重要な情報を表示するための画面に移行するための操作部も、特定項目の情報として、管理者権限を持つユーザにしか閲覧を許さないようにしている。このため、一般権限のユーザに対しては表示されない。
ユーザ一覧画面では、セキュリティ項目選択ボタン412、権限設定ボタン413及び表示ボタン414が特定項目の情報となっている。したがって、一般権限を持つユーザに対しては、図17に示すように、これらのボタンを除いた画面が表示される。
画像処理装置100においては、セキュリティ上重要な情報を表示するための画面に移行するための操作部も、特定項目の情報として、管理者権限を持つユーザにしか閲覧を許さないようにしている。このため、一般権限のユーザに対しては表示されない。
ユーザ一覧画面では、セキュリティ項目選択ボタン412、権限設定ボタン413及び表示ボタン414が特定項目の情報となっている。したがって、一般権限を持つユーザに対しては、図17に示すように、これらのボタンを除いた画面が表示される。
以上で実施形態の説明を終了するが、この発明において、装置の具体的な構成、具体的な処理の手順、データの構成、表示先の選択基準、ユーザに設定し得る属性等は、実施形態で説明したものに限るものではない。
例えば、上述した実施形態では、この発明の情報処理装置を画像処理装置として構成した例について説明したが、これには限られない。情報の表示先を決定する装置が画像読み取り機能や画像形成機能を備えている必要はない。表示する情報も、画像と全く無関係のものでもよい。
また、第2表示手段を備える装置が携帯可能であることも必須ではない。
例えば、上述した実施形態では、この発明の情報処理装置を画像処理装置として構成した例について説明したが、これには限られない。情報の表示先を決定する装置が画像読み取り機能や画像形成機能を備えている必要はない。表示する情報も、画像と全く無関係のものでもよい。
また、第2表示手段を備える装置が携帯可能であることも必須ではない。
また、上述した実施形態における画像処理装置100の機能を、複数の装置に分散して設け、それら複数の装置を協働させて、画像処理装置100と同等な機能を実現させてもよい。この場合、それら複数の装置が、画像処理装置100と同等な機能を備える情報処理システムとして機能する。
また、この発明のプログラムの実施形態は、コンピュータに所要のハードウェアを制御させて上述した実施形態における画像処理装置100の機能を実現させるためのプログラムである。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMや他の不揮発性記録媒体(フラッシュメモリ,EEPROM等)などに格納しておいてもよい。しかし、メモリカード、CD、DVD、ブルーレイディスク等の任意の不揮発性記録媒体に記録して提供することもできる。それらの記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータにインストールして実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMや他の不揮発性記録媒体(フラッシュメモリ,EEPROM等)などに格納しておいてもよい。しかし、メモリカード、CD、DVD、ブルーレイディスク等の任意の不揮発性記録媒体に記録して提供することもできる。それらの記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータにインストールして実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部装置あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部装置からダウンロードし、コンピュータにインストールして実行させることも可能である。
また、以上説明してきた各実施形態、及び変形例の構成は、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であることは勿論である。
また、以上説明してきた各実施形態、及び変形例の構成は、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であることは勿論である。
100:画像処理装置、110:制御部、111:CPU、112:ROM、113:RAM、114:HDD、115:パネルI/F、116:エンジンI/F、117:通信I/F、118:画像処理プロセッサ、119:システムバス、120:操作パネル、121,221:表示部、122:操作部、131:ADF、132:スキャナユニット、133:排紙トレイ、134:給紙テーブル、135:プリントエンジン、136:排紙トレイ、141:ネットワークI/F、142:近距離通信I/F、151:画面表示指示受付部、152:表示項目抽出部、153:表示先決定部、154:第1表示制御部、155:第2表示制御部、156:ユーザ認証部、157:権限判定部、158:距離測定部、159:パネルサイズ保持部、200:携帯端末装置、300:無線通信路、410:ユーザ一覧画面、411:ユーザ表示部、412:セキュリティ項目選択ボタン、413:権限設定ボタン、414:表示ボタン、420:機能選択画面、421:コピーボタン、430:権限設定画面、440:ログ表示画面
Claims (9)
- 第1表示手段を有し、第2表示手段を有する端末装置と接続される情報処理装置であって、
前記第1表示手段における表示を制御する第1表示制御手段と、
前記第2表示手段における表示を制御する第2表示制御手段と、
ユーザの操作に従って該ユーザに対して情報を表示する場合に、該ユーザの属性と、表示しようとする情報の項目とに従って、該情報を前記第1表示手段と前記第2表示手段のいずれに表示させるかを決定する表示先決定手段とを備え、
前記第1表示制御手段及び前記第2表示制御手段はそれぞれ、前記第1表示手段及び前記第2表示手段のうち、前記表示先決定手段が決定した表示手段に、前記ユーザの操作に従って表示すべき情報を表示させるよう、前記第1表示手段及び前記第2表示手段を制御することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置であって、
当該情報処理装置から前記ユーザまでの距離を推定する距離推定手段を備え、
前記表示先決定手段は、前記ユーザの属性と、前記表示しようとする情報の項目に加え、前記距離推定手段が推定した距離にも従って、前記表示しようとする情報を前記第1表示手段と前記第2表示手段のいずれに表示させるかを決定することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項2に記載の情報処理装置であって、
前記第1表示手段及び前記第2表示手段の画素数を取得する画素数取得手段を備え、
前記表示先決定手段は、前記ユーザの属性と、前記表示しようとする情報の項目と、前記距離推定手段が測定した距離に加え、前記第1表示手段及び前記第2表示手段の画素数にも従って、前記表示しようとする情報を前記第1表示手段と前記第2表示手段のいずれに表示させるかを決定することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記ユーザの属性として、特定項目の情報の表示を許可されている第1属性と、前記特定項目の情報の表示を許可されていない第2属性とを選択的に設定可能であり、
前記表示先決定手段は、前記ユーザの属性が前記第1属性である場合、前記特定項目の情報を前記第2表示手段に表示させることを決定することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項2に記載の情報処理装置であって、
前記ユーザの属性として、特定項目の情報の表示を許可されている第1属性と、前記特定項目の情報の表示を許可されていない第2属性とを選択的に設定可能であり、
前記表示先決定手段は、前記ユーザの属性が前記第1属性であってかつ前記ユーザまでの距離が所定閾値より遠い場合、前記特定項目の情報及び前記特定項目以外の項目の情報を前記第2表示手段に表示させることを決定し、前記ユーザの属性が前記第1属性であってかつ前記ユーザまでの距離が所定閾値より近い場合、前記特定項目の情報を前記第2表示手段に表示させ、前記特定項目以外の項目の情報を前記第1表示手段に表示させることを決定することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項3に記載の情報処理装置であって、
前記ユーザの属性として、特定項目の情報の表示を許可されている第1属性と、前記特定項目の情報の表示を許可されていない第2属性とを選択的に設定可能であり、
前記表示先決定手段は、前記ユーザの属性が前記第1属性であってかつ前記第2表示手段の方が前記第1表示手段よりも画素数が多い場合、前記特定項目の情報及び前記特定項目以外の項目の情報を前記第2表示手段に表示させることを決定し、前記ユーザの属性が前記第1属性であってかつ前記第2表示手段の方が前記第1表示手段よりも画素数が少なくかつ前記ユーザまでの距離が所定閾値より近い場合、前記特定項目の情報及び前記特定項目以外の項目の情報を前記第1表示手段に表示させることを決定し、前記ユーザの属性が前記第1属性であってかつ前記第2表示手段の方が前記第1表示手段よりも画素数が少なくかつ前記ユーザまでの距離が所定閾値より遠い場合、前記特定項目の情報及び前記特定項目以外の項目の情報を前記第2表示手段に表示させることを決定することを特徴とする情報処理装置。 - 画像処理手段を備える画像処理装置として構成したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 第1表示手段を有し、第2表示手段を有する端末装置と接続される情報処理システムであって、
前記第1表示手段における表示を制御する第1表示制御手段と、
前記第2表示手段における表示を制御する第2表示制御手段と、
ユーザの操作に従って該ユーザに対して情報を表示する場合に、該ユーザの属性と、表示しようとする情報の項目とに従って、該情報を前記第1表示手段と前記第2表示手段のいずれに表示させるかを決定する表示先決定手段とを備え、
前記第1表示制御手段及び前記第2表示制御手段はそれぞれ、前記第1表示手段及び前記第2表示手段のうち、前記表示先決定手段が決定した表示手段に、前記ユーザの操作に従って表示すべき情報を表示させるよう、前記第1表示手段及び前記第2表示手段を制御することを特徴とする情報処理システム。 - コンピュータを、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015058798A JP2016177702A (ja) | 2015-03-20 | 2015-03-20 | 情報処理装置、情報処理システム及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015058798A JP2016177702A (ja) | 2015-03-20 | 2015-03-20 | 情報処理装置、情報処理システム及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016177702A true JP2016177702A (ja) | 2016-10-06 |
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ID=57070790
Family Applications (1)
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JP2015058798A Pending JP2016177702A (ja) | 2015-03-20 | 2015-03-20 | 情報処理装置、情報処理システム及びプログラム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018124711A (ja) * | 2017-01-31 | 2018-08-09 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置及びそのプログラム |
JP2018163397A (ja) * | 2017-03-24 | 2018-10-18 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置、プログラムおよび情報処理システム |
-
2015
- 2015-03-20 JP JP2015058798A patent/JP2016177702A/ja active Pending
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