JP2016175358A - インクジェットプリンター - Google Patents

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大西 勝
Masaru Onishi
勝 大西
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    • B25J11/00Manipulators not otherwise provided for
    • B25J11/0075Manipulators for painting or coating

Abstract

【課題】 立体物の内部空間を形成する面に適切に印刷を実行することができるインクジェットプリンターを提供する。
【解決手段】 インクジェットプリンター10のアーム50は、インクジェットヘッドによるインクの矢印20cで示す吐出方向を立体物90に対して変更可能な関節51〜54を備え、関節51〜54は、矢印20cで示す吐出方向と交差する方向に延在する交差方向線を回転中心として矢印20cで示す吐出方向を変更可能であり、制御部は、インクジェットヘッドが立体物90の内部空間91に配置されている状態で、立体物90に対する矢印20cで示す吐出方向を関節51〜54によって交差方向線を回転中心として変更させて、インクジェットヘッド20によって立体物90の面91aおよび91bに印刷を実行することを特徴とする。
【選択図】 図7

Description

本発明は、立体物の内部空間を形成する面に印刷可能なインクジェットプリンターに関する。
従来、立体物に印刷可能なインクジェットプリンターが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2014−100880号公報
しかしながら、従来のインクジェットプリンターにおいては、立体物の外部の面に印刷を実行することができるものの、立体物の内部空間を形成する面に適切に印刷を実行することができないという問題がある。
そこで、本発明は、立体物の内部空間を形成する面に適切に印刷を実行することができるインクジェットプリンターを提供することを目的とする。
本発明のインクジェットプリンターは、立体物の内部空間を形成する面に印刷可能なインクジェットプリンターであって、インクを吐出するためのインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドを支持するアームと、前記インクジェットヘッドおよび前記アームの駆動を制御する制御部とを備え、前記アームは、前記インクジェットヘッドによるインクの吐出方向を前記立体物に対して変更可能な関節を備え、前記関節の少なくとも1つは、前記吐出方向と交差する方向に延在する交差方向線を回転中心として前記吐出方向を変更可能な交差方向回転中心関節であり、前記制御部は、前記インクジェットヘッドが前記内部空間に配置されている状態で、前記立体物に対する前記吐出方向を前記交差方向回転中心関節によって前記交差方向線を回転中心として変更させて、前記インクジェットヘッドによって前記面に印刷を実行することを特徴とする。
この構成により、本発明のインクジェットプリンターは、インクジェットヘッドによるインクの吐出方向と交差する方向に延在する交差方向線を回転中心としてインクジェットヘッドによるインクの吐出方向を変更可能な交差方向回転中心関節をアームが備えているので、インクジェットヘッドが立体物の内部空間に配置されている状態で、インクジェットヘッドによるインクの吐出方向を交差方向回転中心関節によって交差方向線を回転中心として変更させることによって、立体物の内部空間を形成する面にインクジェットヘッドによって適切に印刷を実行することができる。
また、本発明のインクジェットプリンターにおいて、前記交差方向回転中心関節の少なくとも1つは、前記インクジェットヘッドが前記内部空間に配置されている状態で、前記交差方向線を回転中心として前記吐出方向を変更可能に前記内部空間に配置可能な位置に設けられていても良い。
この構成により、本発明のインクジェットプリンターは、インクジェットヘッドが立体物の内部空間に配置されている状態で立体物の内部空間に配置可能な位置に設けられている交差方向回転中心関節によって、インクジェットヘッドが立体物の内部空間に配置されている状態でのインクジェットヘッドによるインクの吐出方向を交差方向線を回転中心として変更可能であるので、インクジェットヘッドが立体物の内部空間に配置されている状態でのインクジェットヘッドによるインクの吐出方向の自由度を向上することができる。したがって、本発明のインクジェットプリンターは、例えば、インクジェットヘッドが立体物の内部空間に配置されている状態でのインクジェットヘッドによるインクの吐出方向を、立体物の開口から立体物の内部空間へのインクジェットヘッドの挿入方向に直交する方向に変更することによって、立体物の内部空間を形成する面のうち、立体物の開口から立体物の内部空間へのインクジェットヘッドの挿入方向に延在する箇所に、インクジェットヘッドによって適切に印刷を実行することができる。
また、本発明のインクジェットプリンターにおいて、前記関節の少なくとも1つは、前記インクジェットヘッドが前記内部空間に配置されている状態で、前記立体物の開口から前記内部空間への前記インクジェットヘッドの挿入方向に延在する挿入方向線を回転中心として前記吐出方向を変更可能な挿入方向回転中心関節であり、前記制御部は、前記インクジェットヘッドが前記内部空間に配置されている状態で、前記立体物に対する前記吐出方向を前記挿入方向回転中心関節によって前記挿入方向線を回転中心として変更させて、前記インクジェットヘッドによって前記面に印刷を実行しても良い。
この構成により、本発明のインクジェットプリンターは、インクジェットヘッドが立体物の内部空間に配置されている状態でのインクジェットヘッドによるインクの吐出方向を挿入方向回転中心関節によって挿入方向線を回転中心として変更可能であるので、インクジェットヘッドが立体物の内部空間に配置されている状態でのインクジェットヘッドによるインクの吐出方向の自由度を向上することができる。したがって、本発明のインクジェットプリンターは、例えば、立体物の開口から立体物の内部空間へのインクジェットヘッドの挿入方向に延在し立体物の開口を通過する線を回転中心として立体物を回転させる機構(以下「立体物回転機構」と言う。)を備えていなくても、立体物回転機構を備えている場合と同様の印刷を、立体物の内部空間を形成する面にインクジェットヘッドによって実行することができる。
本発明のインクジェットプリンターは、立体物の内部空間を形成する面に適切に印刷を実行することができる。
本発明の一実施の形態に係るインクジェットプリンターの一部の側面図である。 図1に示すインクジェットプリンターの一部の平面図である。 図1に示す立体物の外観斜視図である。 図1のA−A矢視図である。 図1に示す関節の斜視図である。 図1に示すインクジェットプリンターのブロック図である。 図1に示す状態からインクジェットヘッドが立体物の内部空間に配置された状態でのインクジェットプリンターの一部の側面図である。 図7に示す状態とは異なる状態での、図1に示すインクジェットプリンターの一部の側面図である。 図8に示す状態からインクジェットヘッドの位置が変更された状態でのインクジェットプリンターの一部の側面図である。 図7に示す状態からインクジェットヘッドの位置が変更された状態でのインクジェットプリンターの一部の側面図である。 図10に示す状態からインクジェットヘッドの位置が変更された状態でのインクジェットプリンターの一部の側面図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
まず、本実施の形態に係るインクジェットプリンターの構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係るインクジェットプリンター10の一部の側面図である。図2は、インクジェットプリンター10の一部の平面図である。
図1および図2に示すように、インクジェットプリンター10は、立体物90の内部空間91を形成する面91aおよび91bに印刷可能なインクジェットプリンターである。
図3は、立体物90の外観斜視図である。
図1〜図3に示すように、立体物90の形状は、円筒90aの一端に底90bが形成された形状である。面91aは、底90bに形成されている。面91bは、円筒90aに形成されている。立体物90は、内部空間91を外部に開いた開口92が形成されている。
立体物90は、如何なる方法によって製造されたものであっても良い。例えば、立体物90は、金型を使用した製造方法など、通常の方法によって製造されたものであっても良いし、3DUVインクジェット造形など、3Dプリンターが使用される方法によって製造されたものであっても良い。
図4は、図1のA−A矢視図である。
図1、図2および図4に示すように、インクジェットプリンター10は、紫外線(ultraviolet rays)が照射されることによって硬化する紫外線硬化型インク(以下「UVインク」と言う。)を吐出するためのインクジェットヘッド20と、インクジェットヘッド20によって吐出されたUVインクに紫外線を照射するためのUV−LED(Light Emitting Diode)などのUV照射器30と、インクジェットヘッド20およびUV照射器30を搭載したキャリッジ40と、キャリッジ40を支持するアーム50と、インクジェットヘッド20にUVインクを供給する図示していないインクタンクとを備えている。
図4に示すように、インクジェットヘッド20は、ブラックのUVインクの滴を吐出するための複数のノズル21aが矢印20aで示す方向に並んで配置されたノズル列21と、シアンのUVインクの滴を吐出するための複数のノズル22aが矢印20aで示す方向に並んで配置されたノズル列22と、マゼンタのUVインクの滴を吐出するための複数のノズル23aが矢印20aで示す方向に並んで配置されたノズル列23と、イエローのUVインクの滴を吐出するための複数のノズル24aが矢印20aで示す方向に並んで配置されたノズル列24とが、矢印20aで示す方向と直交する矢印20bで示す方向に並んで配置されている。
インクジェットヘッド20は、ノズル列21〜24の矢印20aで示す方向における全長が例えば1mm以下程度〜数mm以下程度の長さである超小型のインクジェットヘッドである。したがって、インクジェットヘッド20は、矢印20aで示す方向が鉛直方向になる姿勢をアーム50(図1参照。)によって取らされている場合であっても、ノズル列21〜24のうち鉛直方向における最も上のノズルと、最も下のノズルとの水頭差が無視できる程度であり、その結果として、ノズルから吐出されるインクの滴の大きさにおいて水頭差によって生じる差が無視できる程度である。すなわち、インクジェットヘッド20は、矢印20aで示す方向が鉛直方向になる姿勢をアーム50によって取らされた状態での印刷の品質の劣化が無視できる程度である。
なお、インクジェットヘッド20は、図4において、1色あたり11個のノズルを備えている。しかしながら、インクジェットヘッド20は、1色あたり11個以外の個数のノズルを備えていても良い。例えば、インクジェットヘッド20は、1色あたり1個から16個までの何れかの個数のノズルを備えていても良い。
UV照射器30は、ノズル列21〜24に対して矢印20bで示す方向に並んで配置されている。
図1および図2に示すように、アーム50は、部材50a〜50eと、インクジェットヘッド20によるUVインクの吐出方向を立体物90に対して変更可能な関節51〜54とを備えている3次元ロボットアームである。関節51〜54のそれぞれは、図示していないモーターを備えている。
関節51は、部材50aの延在方向と、部材50bの延在方向とのなす角を変更可能である。すなわち、関節51は、部材50aおよび部材50bの延在方向とは直交する方向に延在する中心線51aを回転中心として、部材50aに対して部材50bを矢印51bで示す方向に回転可能に部材50aおよび50bを連結している。
関節52は、部材50bの延在方向と、部材50cの延在方向とのなす角を変更可能である。すなわち、関節52は、部材50bおよび部材50cの延在方向とは直交する方向に延在する中心線52aを回転中心として、部材50bに対して部材50cを矢印52bで示す方向に回転可能に部材50bおよび50cを連結している。
図5は、関節53の斜視図である。
図1および図5に示すように、関節53は、部材50cおよび部材50dが同一の方向に延在している状態で部材50cおよび部材50dの延在方向に延在する中心線53aを回転中心として、部材50cに対して部材50dを矢印53bで示す方向に回転可能に部材50cおよび50dを連結している。
図1および図2に示すように、関節54は、部材50dの延在方向と、部材50eの延在方向とのなす角を変更可能である。すなわち、関節54は、部材50dおよび部材50eの延在方向とは直交する方向に延在する中心線54aを回転中心として、部材50dに対して部材50eを矢印54bで示す方向に回転可能に部材50dおよび50eを連結している。部材50eには、キャリッジ40が固定されている。
なお、アーム50は、部材50aの部材50b側とは反対側にも、インクジェットヘッド20を、例えば、矢印10aで示す方向と、矢印10aで示す方向に直交する矢印10bで示す方向と、矢印10aで示す方向および矢印10bで示す方向の両方に直交する矢印10cで示す方向とにそれぞれ移動させるための機構を1つ以上備えているが、それらの機構については説明を省略する。
図6は、インクジェットプリンター10のブロック図である。
図6に示すように、インクジェットプリンター10は、外部の装置と通信を行う通信デバイスである通信部61と、各種のデータを記憶しているEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶デバイスである記憶部62と、インクジェットプリンター10全体を制御する制御部63とを備えている。
制御部63は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを予め記憶しているROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)とを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部62に記憶されているプログラムを実行するようになっている。
次に、インクジェットプリンター10の動作について説明する。
制御部63は、図示していないPC(Personal Computer)などのコンピューターから印刷データが送信されてくると、送信されてきて通信部61によって受信された印刷データに基づいてインクジェットヘッド20、UV照射器30およびアーム50の駆動を制御することによって、立体物90の表面に画像を印刷する。
なお、コンピューターからインクジェットプリンター10に送信されてくる印刷データには、立体物90の形状データから求めた構造データが含まれている。したがって、制御部63は、立体物90の構造データに基づいて立体物90の表面に画像を印刷することができる。具体的には、制御部63は、立体物90の表面のうちインクジェットヘッド20によってUVインクを吐出する対象の箇所に対してインクジェットヘッド20によるUVインクの吐出方向が略直交するようにアーム50を駆動させるとともに、対象の箇所と、インクジェットヘッド20のノズル21a〜24aとの距離が例えば5mm以下など、特定の距離以下になるようにアーム50を駆動させて、インクジェットヘッド20によって対象の箇所に向けてUVインクを吐出する。制御部63は、インクジェットヘッド20によって立体物90の表面に画像を印刷する場合、インクジェットヘッド20が矢印20bで示す方向に移動するようにアーム50を駆動させる。
制御部63は、立体物90の表面のうち、立体物90の内部空間91を形成する面91aおよび91bと、面91aおよび91b以外の面、すなわち、立体物90の外側の面とに印刷を実行することができる。
以下、立体物90の内部空間91を形成する面91aおよび91bへの印刷について説明する。
制御部63は、図1に示す立体物90の面91aおよび91bに印刷を実行する場合、まず、アーム50によってインクジェットヘッド20を矢印10aで示す方向のうち矢印10dで示す方向に移動させることによって、図7に示すように、インクジェットヘッド20を立体物90の開口92から立体物90の内部空間91に挿入する。そして、制御部63は、インクジェットヘッド20が立体物90の内部空間91に配置されている状態で、インクジェットヘッド20によるUVインクの矢印20cで示す吐出方向が立体物90の表面に対して直交するように吐出方向を立体物90に対して関節51〜54によって変更させるとともに、インクジェットヘッド20を矢印10aで示す方向、矢印10bで示す方向、および、矢印10cで示す方向に移動させる上述した機構と、関節51〜54との少なくとも1つによって立体物90の表面に対してインクジェットヘッド20を矢印20bで示す方向に移動させて、インクジェットヘッド20によって立体物90の内部空間91の面91aおよび91bに印刷を実行する。
なお、関節51〜54は、インクジェットヘッド20によるインクの矢印20cで示す吐出方向と交差する方向に延在する交差方向線を回転中心として、立体物90に対する矢印20cで示す吐出方向を変更可能である交差方向回転中心関節を構成している。関節51、52および54は、図7に示す状態で、それぞれ中心線51a、52aおよび54a(図1および図2参照。)が交差方向線を構成しており、それぞれ中心線51a、52aおよび54aを回転中心として、立体物90に対する矢印20cで示す吐出方向を変更可能である。関節53は、図7に示す状態では中心線53a(図5参照。)が交差方向線を構成していない。しかしながら、関節53も、例えば図8に示すように中心線53aが交差方向線を構成している状態では、交差方向線としての中心線53aを回転中心として、図8および図9に示すように、立体物90に対する矢印20cで示す吐出方向を変更可能である。なお、関節54は、図7に示すように、インクジェットヘッド20が立体物90の内部空間91に配置されている状態で、交差方向線を回転中心として矢印20cで示す吐出方向を図10に示すように変更可能に内部空間91に配置可能な位置に設けられている。
また、関節53は、図11に示すように、インクジェットヘッド20が立体物90の内部空間91に配置されている状態で、立体物90の開口92から内部空間91へのインクジェットヘッド20の挿入方向、すなわち、矢印10dで示す方向に延在する挿入方向線、すなわち、線93を中心線53a(図5参照。)が構成している場合には、線93、すなわち中心線53aを回転中心として矢印20cで示す吐出方向を変更可能であり、挿入方向回転中心関節を構成している。
なお、インクジェットプリンター10は、アーム50によってインクジェットヘッド20を矢印10dで示す方向に移動させることによって、インクジェットヘッド20を立体物90の開口92から立体物90の内部空間91に挿入するが、矢印10dで示す方向とは反対方向に立体物90を移動させることによって、インクジェットヘッド20を立体物90の開口92から立体物90の内部空間91に挿入しても良い。
また、インクジェットプリンター10は、線93を回転中心として立体物90に対する矢印20cで示す吐出方向を関節53によって変更可能であるが、立体物90の形状が線93を中心とした回転対称な形状である場合であって、線93を回転中心として立体物90を回転させる立体物回転機構を備えている場合には、立体物回転機構によって線93を回転中心として立体物90を回転させることによって、線93を回転中心として立体物90に対する矢印20cで示す吐出方向を変更しても良い。インクジェットプリンター10は、線93を回転中心として立体物90に対する矢印20cで示す吐出方向を立体物回転機構によって変更する場合であっても、立体物90の表面のうちインクジェットヘッド20によってUVインクを吐出する対象の箇所に対してインクジェットヘッド20によるUVインクの吐出方向が略直交になるようにアーム50を駆動させても良いし、対象の箇所と、インクジェットヘッド20のノズル21a〜24aとの距離が特定の距離以下になるようにアーム50を駆動させても良い。
以上に説明したように、インクジェットプリンター10は、インクジェットヘッド20によるインクの矢印20cで示す吐出方向と交差する方向に延在する交差方向線を回転中心としてインクジェットヘッド20によるインクの矢印20cで示す吐出方向を変更可能な関節51〜54をアーム50が備えているので、インクジェットヘッド20が立体物90の内部空間91に配置されている状態で、インクジェットヘッド20によるインクの矢印20cで示す吐出方向を関節51〜54によって交差方向線を回転中心として変更させることによって、立体物90の内部空間91を形成する面91aおよび91bにインクジェットヘッド20によって適切に印刷を実行することができる。
インクジェットプリンター10は、インクジェットヘッド20が立体物90の内部空間91に配置されている状態で立体物90の内部空間91に配置可能な位置に設けられている関節54によって、インクジェットヘッド20が立体物90の内部空間91に配置されている状態でのインクジェットヘッド20によるインクの矢印20cで示す吐出方向を交差方向線を回転中心として変更可能であるので、インクジェットヘッド20が立体物90の内部空間91に配置されている状態でのインクジェットヘッド20によるインクの矢印20cで示す吐出方向の自由度を向上することができる。したがって、インクジェットプリンター10は、例えば、インクジェットヘッド20が立体物90の内部空間91に配置されている状態でのインクジェットヘッド20によるインクの矢印20cで示す吐出方向を、図10に示すように、立体物90の開口92から立体物90の内部空間91へのインクジェットヘッド20の矢印10dで示す挿入方向に直交する方向に変更することによって、立体物90の内部空間91を形成する面91aおよび91bのうち、立体物90の開口92から立体物90の内部空間91へのインクジェットヘッド20の矢印10dで示す挿入方向に延在する箇所、すなわち、面91bに、インクジェットヘッド20によって適切に印刷を実行することができる。
インクジェットプリンター10は、インクジェットヘッド20が立体物90の内部空間91に配置されている状態でのインクジェットヘッド20によるインクの矢印20cで示す吐出方向を関節53によって線93を回転中心として変更可能であるので、インクジェットヘッド20が立体物90の内部空間91に配置されている状態でのインクジェットヘッド20によるインクの矢印20cで示す吐出方向の自由度を向上することができる。したがって、インクジェットプリンター10は、例えば、立体物90の開口92から立体物90の内部空間91へのインクジェットヘッド20の矢印10dで示す挿入方向に延在する線93を回転中心として立体物90を回転させる立体物回転機構を備えていなくても、立体物回転機構を備えている場合と同様の印刷を、立体物90の内部空間91を形成する面91aおよび91bにインクジェットヘッド20によって実行することができる。
インクジェットプリンター10は、インクジェットヘッド20の高さや方向が立体物90の形状によって変化するため、インクジェットヘッド20に供給されるインクの水頭値が変化する。したがって、この水頭値の変化によってインクジェットヘッド20によるインクの吐出性能が変化することのないように、インクジェットプリンター10は、インクジェットヘッド20に供給されるインクの圧力が一定値になるような圧力調整部が、インクジェットヘッド20に対してインクの供給側に設けられていることが好ましい。
なお、インクジェットヘッド20は、本実施の形態において、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの4色のUVインクを吐出するようになっている。しかしながら、インクジェットヘッド20は、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの組み合わせ以外の組み合わせの4色のUVインクを吐出するようになっていても良いし、4色以外の色数のUVインクを吐出するようになっていても良い。例えば、インクジェットヘッド20は、1色のみのUVインクを吐出するようになっていても良い。インクジェットヘッド20は、ノズルの数が少なくなるほど、小型化が可能である。
インクジェットヘッド20は、本実施の形態において、UVインクを吐出するようになっている。しかしながら、インクジェットヘッド20は、例えば、ラテックスインクやソルベントインクなど、UVインク以外のインクを吐出するようになっていても良い。
立体物90は、図3に示す形状以外の形状であっても良い。例えば、インクジェットプリンター10は、立体物90としての靴に対して、中底にインクジェットヘッド20によって画像を印刷しても良い。
10 インクジェットプリンター
10d 矢印(挿入方向を示す矢印)
20 インクジェットヘッド
20c 矢印(吐出方向を示す矢印)
50 アーム
51 関節(交差方向回転中心関節)
51a 中心線(交差方向線)
52 関節(交差方向回転中心関節)
52a 中心線(交差方向線)
53 関節(交差方向回転中心関節、挿入方向回転中心関節)
53a 中心線(交差方向線、挿入方向線)
54 関節(交差方向回転中心関節)
54a 中心線(交差方向線)
63 制御部
90 立体物
91 内部空間
91a 面
91b 面
92 開口
93 線(挿入方向線)

Claims (3)

  1. 立体物の内部空間を形成する面に印刷可能なインクジェットプリンターであって、
    インクを吐出するためのインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドを支持するアームと、
    前記インクジェットヘッドおよび前記アームの駆動を制御する制御部とを備え、
    前記アームは、前記インクジェットヘッドによるインクの吐出方向を前記立体物に対して変更可能な関節を備え、
    前記関節の少なくとも1つは、前記吐出方向と交差する方向に延在する交差方向線を回転中心として前記吐出方向を変更可能な交差方向回転中心関節であり、
    前記制御部は、前記インクジェットヘッドが前記内部空間に配置されている状態で、前記立体物に対する前記吐出方向を前記交差方向回転中心関節によって前記交差方向線を回転中心として変更させて、前記インクジェットヘッドによって前記面に印刷を実行することを特徴とするインクジェットプリンター。
  2. 前記交差方向回転中心関節の少なくとも1つは、前記インクジェットヘッドが前記内部空間に配置されている状態で、前記交差方向線を回転中心として前記吐出方向を変更可能に前記内部空間に配置可能な位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンター。
  3. 前記関節の少なくとも1つは、前記インクジェットヘッドが前記内部空間に配置されている状態で、前記立体物の開口から前記内部空間への前記インクジェットヘッドの挿入方向に延在する挿入方向線を回転中心として前記吐出方向を変更可能な挿入方向回転中心関節であり、
    前記制御部は、前記インクジェットヘッドが前記内部空間に配置されている状態で、前記立体物に対する前記吐出方向を前記挿入方向回転中心関節によって前記挿入方向線を回転中心として変更させて、前記インクジェットヘッドによって前記面に印刷を実行することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジェットプリンター。
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