JP2016173845A - 情報処理装置、表示装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、表示装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Tsubasa Tsukahara
翼 塚原
池田 卓郎
Takuro Ikeda
卓郎 池田
哲男 池田
Tetsuo Ikeda
哲男 池田
厚史 泉原
Atsushi Izumihara
厚史 泉原
健太郎 木村
Kentaro Kimura
健太郎 木村
康之 古賀
Yasuyuki Koga
康之 古賀
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Abstract

【課題】ユーザの操作性の向上を図ることが可能な、表示制御装置、表示装置、表示制御方法およびプログラムを提供する。【解決手段】ユーザの前方に表示オブジェクトを表示することが可能な表示面が位置するようにユーザに装着される表示装置における表示制御装置は、表示面に表示される表示オブジェクトの表示を、制御する表示制御部を備える。表示制御部は、表示装置においてユーザの側面の位置に設けられる操作デバイスにおける検出に応じて取得される操作信号に基づいて、表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、表示オブジェクトの表示を制御する。【選択図】図9

Description

本開示は、表示制御装置、表示装置、表示制御方法、およびプログラムに関する。
例えば、操作デバイスを備えたヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display。以下、「HMD」と示す場合がある。)が開発されている。操作デバイスを備えたHMDに関する技術としては、例えば、下記の特許文献1に記載の技術が挙げられる。
特開2011−249966号公報
例えばHMDのように、ユーザの前方に表示面が位置するようにユーザに装着される表示装置では、装着したユーザの側面に、ユーザが操作可能な操作デバイスが設けられることがある。ここで、上記のような表示装置において、ユーザが上記操作デバイスを操作する場合には、ユーザは操作デバイスを視覚で認識した上で操作を行うことは困難である。そのため、上記のような表示装置では、例えば、自己が行った操作の結果生じる表示面に表示される表示内容の変化(例えば、表示オブジェクトの移動や、カーソルなどにより選択される表示オブジェクトの変更など)が、所望の変化とならないことなどによって、ユーザの操作性の低下が生じる恐れがある。
ここで、例えば特許文献1に記載の技術が用いられる場合には、操作デバイスの機能を案内するガイド表示画像が表示面に表示される。そのため、例えば特許文献1に記載の技術が用いられる場合、ガイド表示画像に従った操作をユーザが行うことができれば、所望の操作をユーザに行わせることが可能である。よって、例えば特許文献1に記載の技術が用いられる場合には、ユーザの操作性の低下をある程度は防止できる可能性はある。
しかしながら、上記のように、装着したユーザの側面に操作デバイスが設けられる表示装置では、ユーザは当該操作デバイスを視覚で認識した上で操作を行うことは困難である。そのため、例えば特許文献1に記載の技術のようにガイド表示画像を表示面に表示させたとしても、ユーザは、ガイド表示画像が示す内容と、上記操作デバイスに対する操作内容とを、直感的に把握できるとは限らない。よって、例えば特許文献1に記載の技術を用いたとしても、例えば上記のようなユーザの操作性の低下が生じうる。
本開示では、ユーザの操作性の向上を図ることが可能な、新規かつ改良された表示制御装置、表示装置、表示制御方法、およびプログラムを提案する。
本開示によれば、ユーザの前方に表示オブジェクトを表示することが可能な表示面が位置するように上記ユーザに装着される表示装置における、上記表示面に表示される表示オブジェクトの表示を、制御する表示制御部を備え、上記表示制御部は、上記表示装置において上記ユーザの側面の位置に設けられる操作デバイスにおける検出に応じて取得される操作信号に基づいて、上記表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、上記表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、上記表示オブジェクトの表示を制御する、表示制御装置が提供される。
また、本開示によれば、表示オブジェクトを表示することが可能な表示面を有し、ユーザに装着されたときに、上記ユーザの前方に上記表示面が位置する表示部と、ユーザに装着されたときに、上記ユーザの側面の位置に設けられる操作部と、上記表示面に表示される表示オブジェクトの表示を制御する表示制御部と、を備え、上記表示制御部は、上記操作部に対する操作に応じて取得される操作信号に基づいて、上記表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、上記表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、上記表示オブジェクトの表示を制御する、表示装置が提供される。
また、本開示によれば、ユーザの前方に表示オブジェクトを表示することが可能な表示面が位置するように上記ユーザに装着される表示装置における、上記表示面に表示される表示オブジェクトの表示を、制御するステップを有し、上記制御するステップでは、上記表示装置において上記ユーザの側面の位置に設けられる操作デバイスにおける検出に応じて取得される操作信号に基づいて、上記表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、上記表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、上記表示オブジェクトの表示を制御する、表示制御方法が提供される。
また、本開示によれば、ユーザの前方に表示オブジェクトを表示することが可能な表示面が位置するように上記ユーザに装着される表示装置における、上記表示面に表示される表示オブジェクトの表示を、制御するステップを、コンピュータに実行させ、上記制御するステップでは、上記表示装置において上記ユーザの側面の位置に設けられる操作デバイスにおける検出に応じて取得される操作信号に基づいて、上記表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、上記表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、上記表示オブジェクトの表示を制御する、プログラムが提供される。
本開示によれば、ユーザの操作性の向上を図ることができる。
本実施形態に係る表示装置の一例を示す説明図である。 装着したユーザの前方に表示面が位置し、装着したユーザの側面に操作デバイスが設けられる表示装置が用いられる場合において生じうる問題の一例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示制御装置における本実施形態に係る表示制御処理の第1の例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示制御装置における本実施形態に係る表示制御処理の第1の例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示制御装置における本実施形態に係る表示制御処理の第1の例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示制御装置における本実施形態に係る表示制御処理の第1の例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示制御装置における本実施形態に係る表示制御処理の第1の例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示制御装置における本実施形態に係る表示制御処理の第1の例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示制御装置における本実施形態に係る表示制御処理の第2の例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示制御装置における本実施形態に係る表示制御処理の第2の例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示制御装置における本実施形態に係る表示制御処理の第2の例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係る表示制御装置のハードウェア構成の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る表示システムの一例を示す説明図である。 表示システムにおける、本実施形態に係る表示装置の表示面における表示の制御に係る操作が可能な操作デバイスの一例を示す説明図である。 本実施形態に係る表示システムにおける、操作デバイスを用いた操作の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る表示システムにおける、操作デバイスを用いた操作の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る表示システムにおける、操作デバイスを用いた操作の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る表示システムにおける、操作デバイスを用いた操作の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る表示システムにおける、操作デバイスを用いた操作の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る表示システムにおける表示の一例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示システムにおける表示の他の例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示システムにおける表示の他の例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示システムにおける表示の他の例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示システムにおける表示の他の例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示システムにおける表示の他の例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示システムにおける表示の他の例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示システムにおける表示の他の例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示システムにおける表示の他の例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示システムにおける表示の他の例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示システムにおける表示の他の例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示システムにおける表示の他の例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示システムにおける表示の他の例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示システムにおける表示の他の例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示システムにおける表示の他の例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示システムにおける表示の他の例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示システムにおける表示の他の例を説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、以下では、下記に示す順序で説明を行う。
1.本実施形態に係る表示制御方法
2.本実施形態に係る表示制御装置
3.本実施形態に係るプログラム
4.本実施形態に係る表示システム
(本実施形態に係る表示制御方法)
本実施形態に係る表示制御装置の構成について説明する前に、まず、本実施形態に係る表示制御方法について説明する。以下では、本実施形態に係る表示制御装置が、本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を行う場合を例に挙げて、本実施形態に係る表示制御方法について説明する。
[1]本実施形態に係る表示装置の一例
まず、本実施形態に係る表示制御方法に係る処理によって本実施形態に係る表示制御装置により制御される、本実施形態に係る表示装置の構成の一例について説明する。なお、本実施形態に係る表示制御装置と本実施形態に係る表示装置とは、例えば、別体の装置であってもよいし、一体の装置であってもよい。本実施形態に係る表示制御装置と本実施形態に係る表示装置とが一体の装置である場合、本実施形態に係る表示制御装置は、自装置(本実施形態に係る表示制御装置)を制御することとなる。
図1は、本実施形態に係る表示装置の一例を示す説明図である。本実施形態に係る表示装置は、例えば、ユーザの前方に表示面が位置するようにユーザに装着される。ここで、図1に示すAは、HMDの一例を示しており、図1に示すBは、HMDの他の例を示している。また、図1に示すCは、HMDに備えられる操作デバイスの一例を示している。
本実施形態に係る表示装置は、例えば、表示部10と、操作部12とを有する。また、本実施形態に係る表示装置は、例えば図1のA、図1のBに示すように、テンプル部材14や、ブリッジ部材16、モダン部材18、パッド部材20の1または2以上の部材など、様々な部材で構成される。
表示部10は、例えば、表示オブジェクトを表示することが可能な表示面を有し、ユーザに装着されたときにユーザの前方に表示面が位置するように、ユーザの両目の前の位置に配置される。ここで、図1では、表示部10が、ユーザの両目それぞれに対応する表示面を有する構成を示しているが、本実施形態に係る表示部の構成は、上記に限られない。例えば、本実施形態に係る表示部は、ユーザの一方の目のみに対応する表示面を有する構成であってもよい。
ここで、本実施形態に係る表示オブジェクトとしては、例えば、アプリケーションなどに対応付けられているアイコンや、静止画像や動画像のサムネイル画像、静止画像や動画像を示すコンテンツ画像、ユーザに通知を行うための画像(静止画像または動画像)などが挙げられる。また、本実施形態に係る表示オブジェクトには、例えば、画面のレイアウトに係る画像(静止画像または動画像)が含まれていてもよい。
操作部12は、ユーザに装着されたときにおけるユーザの側面の位置に位置するように設けられる。操作部12が設けられる位置としては、例えば図1のA、Bに示すように、表示装置を構成するテンプル部材14上の位置が挙げられる。
また、操作部12は、例えば図1のA、Bに示すように、ユーザに装着されたときにおけるユーザの左側面に設けられる。なお、操作部12が設けられる位置は、ユーザに装着されたときにおけるユーザの左側面に限られない。例えば、操作部12は、ユーザに装着されたときにおけるユーザの右側面に設けられていてもよく、ユーザに装着されたときにおけるユーザの左側面および右側面の両側面に設けられていてもよい。以下では、操作部12が、ユーザに装着されたときにおけるユーザの左側面に設けられる場合を主に例に挙げる。
操作部12は、例えば、1または2以上の操作デバイスを有する。操作部12が有する操作デバイスとしては、例えば、センサや、ボタンなどが挙げられる。また、本実施形態に係るセンサとしては、例えば、赤外線近接センサや、静電容量方式など各種方式のタッチセンサ、画像センサなどが挙げられる。
操作部12は、有している操作デバイスによりユーザの操作を検出し、検出結果に応じた操作信号を生成する。
ここで、本実施形態に係る操作デバイスが検出するユーザの操作としては、例えば、“ユーザによる操作デバイスに対する操作入力”が挙げられる。“ユーザによる操作デバイスに対する操作入力”がユーザの操作として操作デバイスにより検出される場合、本実施形態に係る操作信号は、例えば、ユーザが操作デバイスに対して行った操作を示すこととなる。
なお、本実施形態に係る操作デバイスが検出するユーザの操作は、上記に限られない。例えば、本実施形態に係る操作デバイスが、赤外線近接センサや画像センサなど、ユーザが操作デバイスに近接したことを検出可能なデバイスである場合には、本実施形態に係る操作デバイスが検出するユーザの操作は、“ユーザが操作デバイスに近接したこと”であってもよい。“ユーザが操作デバイスに近接したこと”がユーザの操作として操作デバイスにより検出される場合、本実施形態に係る操作信号は、例えば、ユーザが操作デバイスに対して行う操作の前段階(操作が行われる前の準備段階)を示しうる。
図1のCでは、操作部12が、ユーザに装着されたときにユーザの前方側に位置する第1センサ22と、ユーザに装着されたときにユーザの後方側に位置する第2センサ24との2つのセンサを有する例を示している。
なお、本実施形態に係る操作部が備えるセンサは、図1のCに示す例に限られない。例えば、本実施形態に係る操作部は、第1センサ22と第2センサ24とが一体となっているセンサを有していてもよい。
本実施形態に係る表示装置は、例えば図1のA、Bに示すように、ユーザに装着された場合において、ユーザの前方に表示面が位置し、また、ユーザの側面に操作デバイスが位置する構成を有する。
なお、本実施形態に係る表示装置の外観が、図1のA、Bに示す外観に限られないことは、言うまでもない。
また、本実施形態に係る表示装置の構成は、図1のA、Bに示す構成に限られない。
例えば、本実施形態に係る表示装置は、ユーザに装着されたときにおけるユーザの側面の位置に、外部操作デバイスが接続される構成であってもよい。また、ユーザに装着されたときにおけるユーザの側面の位置に、外部操作デバイスが接続される場合には、本実施形態に係る表示装置は、操作部12を備えない構成をとることも可能である。つまり、“本実施形態に係る表示装置におけるユーザの側面の位置に設けられる操作デバイス”とは、本実施形態に係る表示装置が備える操作部を構成する操作デバイス、および/または、本実施形態に係る表示装置において、本実施形態に係る表示装置を装着したユーザの側面の位置に接続された外部操作デバイスをいう。なお、“本実施形態に係る表示装置におけるユーザの側面の位置に設けられる操作デバイス”に対するユーザの操作の一例については、後述する「[I]表示システム1000における操作の一例」において説明する。
また、本実施形態に係る表示装置は、MPU(Micro Processing Unit)や各種処理回路などで構成され、表示装置全体を制御する制御部(図示せず)を備えていてもよい。また、本実施形態に係る表示装置と本実施形態に係る表示制御装置とが一体の装置である場合には、制御部(図示せず)は、例えば、後述する本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を行う役目を果たす。
また、本実施形態に係る表示装置は、本実施形態に係る表示制御装置などの外部装置と無線/有線で通信を行うための通信部(図示せず)を備えていてもよい。通信部(図示せず)としては、例えば、通信アンテナおよびRF(Radio Frequency)回路(無線通信)や、IEEE802.15.1ポートおよび送受信回路(無線通信)、IEEE802.11bポートおよび送受信回路(無線通信)、あるいはLAN(Local Area Network)端子および送受信回路(有線通信)などが挙げられる。なお、本実施形態に係る表示装置は、例えば、接続されている外部通信デバイスを介して本実施形態に係る表示制御装置などの外部装置と通信を行う構成であってもよい。
また、本実施形態に係る表示装置は、例えば、各デバイスに電力を供給するバッテリ(図示せず)を備えていてもよい。ここで、本実施形態に係る表示装置が備えるバッテリ(図示せず)としては、例えば、リチウムイオン電池などの二次電池などが挙げられる。なお、本実施形態に係る表示装置が、商用電源などの外部電源から電力を得て駆動する場合には、本実施形態に係る表示装置は、バッテリ(図示せず)を備えていなくてもよい。
また、本実施形態に係る表示装置は、図1のA、Bに示すようなHMDに限られない。例えば、本実施形態に係る表示装置は、片眼鏡(モノクル)型の装置であってもよい。本実施形態に係る表示装置は、例えば、ユーザに装着された場合において、ユーザの前方に表示面が位置し、また、ユーザの側面に操作デバイスが位置する構成を有する、任意の形状の装置に適用することが可能である。
以下では、本実施形態に係る表示装置が、図1のAに示すHMDである場合を例に挙げて、本実施形態に係る表示制御装置における本実施形態に係る表示制御方法に係る処理について説明する。
[2]本実施形態に係る表示制御方法に係る処理
上述したように、例えば図1のAに示すHMDのように“装着したユーザの前方に表示面が位置し、装着したユーザの側面に操作デバイスが設けられる表示装置”では、ユーザは当該操作デバイスを視覚で認識した上で操作を行うことは困難である。そのため、上記のような表示装置では、例えば、自己が行った操作の結果生じる表示面の表示内容の変化が所望の変化とならないなど、ユーザの操作性の低下が生じる恐れがある。
図2は、装着したユーザの前方に表示面が位置し、装着したユーザの側面に操作デバイスが設けられる表示装置が用いられる場合において生じうる問題の一例を説明するための説明図である。
ここで、図2は、ユーザが、表示装置の操作部12を操作することによって、表示面に表示された表示オブジェクトが表示軸A(後述する軌道に相当する。)上で移動する例を示している。つまり、図2に示す例では、表示オブジェクトが表示軸A上を移動することによって、表示オブジェクトは、表示面と平行に移動することとなる。なお、ユーザの上記操作による表示面の表示内容の変化は、上記に限られない。例えば、図2は、ユーザが、表示装置の操作部12を操作することによって、表示面に表示された表示オブジェクトを選択するためのカーソル(または、フォーカス枠。以下、同様とする。)が、表示軸A(後述する軌道に相当する。)上を移動する例を示していてもよい。また、図2では、ユーザによる操作部12の操作が、操作軸Aに対応する操作である例を示している。
ここで、本実施形態に係る操作軸とは、表示装置(装着したユーザの前方に表示面が位置し、装着したユーザの側面に操作デバイスが設けられる表示装置)を装着したユーザが、ユーザの側面の位置に設けられる操作デバイスを操作する場合に、操作に用いる媒体(例えば、ユーザの手や指など)を移動させることが想定される方向に対応する仮想的な軸である。
本実施形態に係る操作デバイスが、図1のCに示すような複数のセンサを備える場合には、本実施形態に係る操作軸としては、例えば、ユーザが操作に用いる媒体を複数のセンサ間で移動させる方向(例えば、各センサの中心位置を通る直線に対応する方向)が挙げられる。また、本実施形態に係る操作デバイスが、静電容量方式など各種方式のタッチセンサである場合には、本実施形態に係る操作軸としては、例えば、本実施形態に係る操作デバイスがユーザのスライド操作を検出可能な方向が挙げられる。また、本実施形態に係る操作デバイスが、例えば、十字キーなど、少なくとも水平方向に対する入力が可能なボタン(または、複数のボタンで構成されるボタン群)である場合には、本実施形態に係る操作軸としては、例えば、当該ボタンにおける水平方向が挙げられる。なお、本実施形態に係る操作軸の例が、上記に限られないことは、言うまでもない。
例えば図2に示すように、操作軸Aと表示軸Aとが直交する場合(または、直角に近い角度で交差する場合。以下、同様とする。)、ユーザは、操作部12に対して行う操作の方向と、表示面に表示されている表示オブジェクトが移動する方向とを、容易に対応付けることができない。例えば、ユーザは、図2に示すaの方向に操作を行った場合に、表示オブジェクトが図2に示すcの方向に移動するのか、または、表示オブジェクトが図2に示すdの方向に移動するのかを判断することが困難である。
よって、例えば図2に示すように、操作軸Aと表示軸Aとが直交する場合には、ユーザが意図する方向に表示オブジェクトが移動しないことなどによって、ユーザの操作性が低下する恐れがある。
また、上述したように、例えば特許文献1に記載の技術のようにガイド表示画像を表示面に表示させたとしても、ユーザの操作性の低下が生じうることから、例えば特許文献1に記載の技術を用いたとしても、ユーザの操作性の向上を図ることができるとは限らない。
そこで、本実施形態に係る表示制御装置は、例えば、図1のA、Bに示すような、本実施形態に係る表示装置(ユーザの前方に表示オブジェクトを表示することが可能な表示面が位置するようにユーザに装着され、装着されたユーザの側面の位置に操作デバイスが設けられる表示装置)における表示面に表示される表示オブジェクトの表示を、制御する(表示制御処理)。本実施形態に係る表示制御装置は、例えば、本実施形態に係る表示装置において装着されたユーザの側面の位置に設けられる操作デバイスにおける検出に応じて取得される操作信号に基づいて、表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、表示オブジェクトの表示を制御する。
より具体的には、本実施形態に係る表示制御装置は、操作信号の取得状態に基づいて、選択的に、表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、表示オブジェクトの表示を制御する。本実施形態に係る表示制御装置における、選択的な表示オブジェクトの表示に係る処理の一例については、後述する。
ここで、本実施形態に係る装着されたユーザの側面の位置に設けられる操作デバイスとしては、例えば図1に示すような、操作部12が有する1または2以上の操作デバイスが挙げられる。なお、本実施形態に係る装着されたユーザの側面の位置に設けられる操作デバイスは、操作部12が有する1または2以上の操作デバイスに限られない。例えば、本実施形態に係る装着されたユーザの側面の位置に設けられる操作デバイスは、本実施形態に係る表示装置において、本実施形態に係る表示装置をユーザが装着したときに当該ユーザの側面の位置に接続されている、1または2以上の外部操作デバイスであってもよい。
以下では、本実施形態に係る表示制御装置が取得する“装着されたユーザの側面の位置に設けられる操作デバイスにおける検出に応じた操作信号”が、図1に示す操作部12における検出に応じて取得される操作信号である場合を例に挙げる。ここで、例えば、本実施形態に係る表示制御装置と本実施形態に係る表示装置とが一体の装置である場合には、本実施形態に係る表示制御装置は、備えている操作部12から伝達される操作信号に基づいて処理を行う。また、本実施形態に係る表示制御装置と本実施形態に係る表示装置とが別体の装置である場合には、本実施形態に係る表示制御装置は、例えば、備えている通信部(後述する)や接続されている外部通信デバイスが受信した、本実施形態に係る表示装置の操作部12における検出に応じた操作信号に基づいて処理を行う。
また、本実施形態に係る軌道とは、例えば図2に示す表示軸Aのように、表示オブジェクトが移動する経路や、表示オブジェクトを選択する位置が移動する経路である。本実施形態に係る軌道としては、例えば、表示面においてユーザに知覚されない仮想的な経路が挙げられる。なお、本実施形態に係る軌道は、ユーザに知覚されない仮想的な経路に限られない。例えば、本実施形態に係る軌道は、表示面に表示されることによって、ユーザに視覚的に認識されてもよい。以下では、本実施形態に係る軌道を「表示軸」と示す場合がある。
上記のように、本実施形態に係る軌道は、例えば図2の表示軸Aに示すような「表示軸」に相当する。ここで、図2を例に挙げると、少なくとも一部の本実施形態に係る軌道が、表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示す場合には、垂直方向成分を有する本実施形態に係る軌道は、操作軸Aに対して平行方向成分を有することとなる。
よって、本実施形態に係る表示制御処理における“表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、表示オブジェクトの表示を制御すること”は、例えば、“表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、本実施形態に係る操作軸に対して平行方向成分を有する軌道を示すように、表示オブジェクトの表示を制御すること”に相当する。
また、本実施形態に係る表示制御装置は、例えば、操作部12における検出に応じて取得される操作信号が取得された場合には、本実施形態に係る軌道に沿って、操作信号が示す操作方向に対応する方向にスクロールさせることによって、表示オブジェクトを移動させる。
なお、本実施形態に係る表示オブジェクトの移動方法は、上記に限られない。例えば、本実施形態に係る表示制御装置は、本実施形態に係る軌道上において、表示オブジェクトを表示させる位置を、操作信号が示す操作方向に対応する方向に離散的に変えることによって、表示オブジェクトを移動させてもよい。
また、本実施形態に係る表示制御装置と本実施形態に係る表示装置とが、別体の装置である場合には、本実施形態に係る表示制御装置は、例えば、備えている通信部(後述する)または接続されている外部通信デバイスに、表示部10の表示面における表示を制御する表示制御信号を、本実施形態に係る表示装置に対して送信させることによって、本実施形態に係る表示装置における表示オブジェクトの表示を制御する。また、本実施形態に係る表示制御装置と本実施形態に係る表示装置とが、一体の装置である場合には、本実施形態に係る表示制御装置は、備えている表示部10に表示制御信号を伝達することによって、本実施形態に係る表示装置における表示オブジェクトの表示を制御する。
ここで、本実施形態に係る表示制御信号としては、例えば、表示オブジェクトの表示タイミングなどを制御する制御に係る信号が挙げられる。また、本実施形態に係る表示制御信号には、例えば、表示面に表示させる表示オブジェクトを示すデータやレイアウトを示すデータなどの表示内容に係るデータを示す信号が含まれていてもよい。
なお、本実施形態に係る表示制御装置が表示オブジェクトの表示を制御する制御対象は、本実施形態に係る表示装置に限られない。例えば、本実施形態に係る表示制御装置は、例えば、スマートフォンなどの通信装置や、PC(Personal Computer)などのコンピュータなど、本実施形態に係る表示装置以外の装置を制御対象とすることも可能である。
以下、本実施形態に係る表示制御処理について、より具体的に説明する。以下では、操作部12などの本実施形態に係る表示装置におけるユーザの側面の位置に設けられる操作デバイスが、ユーザに装着されたときにおけるユーザの左側面に設けられる場合を主に例に挙げて、本実施形態に係る表示制御処理について説明する。
本実施形態に係る表示制御装置は、例えば、操作部12における検出に応じて取得される操作信号が取得された場合には、“表示面に表示させる表示オブジェクトのうちの少なくとも一部の表示オブジェクトを、表示面に対して垂直方向成分を有するように表示させること”によって、表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、表示オブジェクトの表示を制御する。
ここで、本実施形態に係る操作信号は、上述したように、例えば、ユーザが操作デバイスに対して行った操作や、ユーザが操作デバイスに対して行う操作の前段階(操作が行われる前の準備段階)を示しうる。つまり、本実施形態に係る表示制御装置は、例えば、ユーザが操作デバイスに対して操作を行った場合、または、ユーザが操作デバイスに対して操作を行おうとしている場合に、“表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、表示オブジェクトの表示を制御すること”が可能である。
(i)本実施形態に係る表示制御処理の第1の例
図3は、本実施形態に係る表示制御装置における本実施形態に係る表示制御処理の第1の例を説明するための説明図である。ここで、図3は、少なくとも一部の表示オブジェクトを、表示面に対して垂直方向成分を有するように表示させる表示の第1の例を示している。また、図3は、図2と同様に、ユーザが、表示装置の操作部12を操作することによって、表示面に表示された表示オブジェクトが表示軸(本実施形態に係る軌道に相当する。)上で移動する例を示している。
例えば図2を参照して説明したように、例えば図3の表示軸Aのように操作軸Aと表示軸とが直交する場合には、ユーザの操作性が低下する恐れがある。そこで、本実施形態に係る表示制御装置は、例えば図3の表示軸Bに沿って表示される表示オブジェクトのように、表示面に表示させる表示オブジェクトの全体を、表示面に対して垂直方向成分を有するように表示させる。
例えば図3の表示軸Bに沿って表示される表示オブジェクトのように、表示面に表示させる表示オブジェクトの全体を、表示面に対して垂直方向成分を有するように表示させることによって、操作軸Aおよび表示軸Bは、操作軸Aおよび表示軸Aよりも、より平行に近づく。よって、表示面に表示されている表示オブジェクトをみるユーザは、例えば、図3に示す操作方向aが図3に示す移動方向fに対応し、また、図3に示す操作方向bが図3に示す移動方向eに対応することを、より直感的に認識することが可能である。また、上記のように、操作方向と移動方向とをより直感的に認識することが可能となることによって、例えば、ユーザ行った操作の結果生じる表示面の表示内容の変化がユーザが所望する変化とならないことは、防止される。
したがって、例えば、本実施形態に係る表示制御装置が、表示面に表示させる表示オブジェクトの全体を、表示面に対して垂直方向成分を有するように表示させることによって、本実施形態に係る表示制御装置は、ユーザの操作性の向上を図ることができる。
図4、図5は、本実施形態に係る表示制御装置における本実施形態に係る表示制御処理の第1の例を説明するための説明図である。ここで、図4に示すAは、表示軸が、図3に示す表示軸Aである場合おける表示面に表示される表示オブジェクトの見え方の一例を示している。また、図4に示すBは、表示軸が、図3に示す表示軸Bである場合おける表示面に表示される表示オブジェクトの見え方の一例を示している。また、図5は、図4のBに示す見え方における、ユーザの操作に応じた操作信号に対応する表示内容の変化の一例を示している。
表示軸が図3に示す表示軸Aである場合には、表示軸全体が表示面に対して垂直方向成分を有さないので、表示面に表示される表示オブジェクトは、例えば図4のAに示すように、遠近法を利用した描画がされない。よって、例えば、ユーザが、操作部12に対して図3に示す操作方向bに操作を行った場合、ユーザは、図4のAに示す表示オブジェクトがどのように移動するのかを推測することは、困難である。
これに対して、表示軸が図3に示す表示軸Bである場合には、表示軸全体が表示面に対して垂直方向成分を有するので、表示面に表示される表示オブジェクトは、例えば図4のBに示すように、遠近法を利用した描画がされる。よって、例えば、ユーザが、操作部12に対して図3に示す操作方向bに操作を行った場合、ユーザは、表示オブジェクトが図3に示すeの方向に移動すること、すなわち、表示オブジェクトが図5のAに示す状態から図5のBに示す状態へと変化することを、より容易に推測することができる。
なお、例えば図3の表示軸Bのように、表示軸全体が表示面に対して垂直方向成分を有する場合における、ユーザの操作に応じた操作信号に対応する表示内容の変化は、図5に示す例に限られない。
図6A〜図6Cは、本実施形態に係る表示制御装置における本実施形態に係る表示制御処理の第1の例を説明するための説明図である。ここで、図6A〜図6Cそれぞれは、図4のBに示す見え方における、ユーザの操作に応じた表示内容の変化の他の例を示している。
例えば図6AのA、Bに示すように、本実施形態に係る表示制御装置は、ユーザの操作に応じた操作信号に対応する表示軸の方向に、選択されている表示オブジェクトを示すカーソルCを移動させてもよい。
また、本実施形態に係る表示制御装置は、例えば、選択されている表示オブジェクトの表現(図6Bに示すS)と、選択されていない表示オブジェクトの表現とを変える。そして、本実施形態に係る表示制御装置は、例えば図6BのA、Bに示すように、ユーザの操作に応じた操作信号に対応する表示軸の方向に、表示オブジェクトの表現を変えてもよい。
また、本実施形態に係る表示制御装置は、例えば図6CのA、Bに示すように、例えば全ての表示オブジェクトが図6Bに示すSと同様の表現がされている状態において、図5と同様に、ユーザの操作に応じた操作信号に対応する表示軸の方向に、表示オブジェクトを移動させてもよい。
なお、ユーザの操作に応じた操作信号に対応する表示内容の変化は、図5、および図6A〜図6Cに限られない。例えば、本実施形態に係る表示制御装置は、表示面に表示される表示オブジェクトそれぞれを、ユーザの右目に対応する右目画像とユーザの左目に対応する左目画像とで構成される3次元画像で表示し、各表示オブジェクトの輻輳を変えてもよい。
(ii)本実施形態に係る表示制御処理の第2の例
図7は、本実施形態に係る表示制御装置における本実施形態に係る表示制御処理の第2の例を説明するための説明図である。ここで、図7は、少なくとも一部の表示オブジェクトを、表示面に対して垂直方向成分を有するように表示させる表示の第2の例を示している。図7に示すAは、図2と同様に、ユーザが、表示装置の操作部12を操作軸A操作することによって、表示面に表示された表示オブジェクトが表示軸(本実施形態に係る軌道に相当する。)上で移動する例を示している。図7のAに示す表示軸Cは、表示軸の一部が曲線である表示軸の一例を示している。また、図7に示すBは、表示軸が、図7に示す表示軸Cである場合おける表示面に表示される表示オブジェクトの見え方の一例を示している。
例えば図2を参照して説明したように、例えば図7の表示軸Aのように操作軸Aと表示軸とが直交する場合には、ユーザの操作性が低下する恐れがある。そこで、本実施形態に係る表示制御装置は、例えば図7のBのP1に示すように、表示面に表示させる表示オブジェクトのうちの一の部分を、表示面に対して垂直方向成分を有さないように表示させる。また、本実施形態に係る表示制御装置は、例えば図7のBのP2に示すように、表示面に表示させる表示オブジェクトのうちの他の部分を、表示面に対して垂直方向成分を有するように表示させる。
例えば図7のAに示す表示軸Cのように、表示軸(本実施形態に係る軌道に相当する。)の一部を曲線とすることによって、図7のBに示す表示面に表示されている表示オブジェクトをみるユーザは、例えば、図7に示す操作方向aが図3に示す移動方向hに対応し、また、図7に示す操作方向bが図7に示す移動方向gに対応することを、より直感的に認識することが可能である。また、上記のように、操作方向と移動方向とをより直感的に認識することが可能となることによって、例えば、ユーザ行った操作の結果生じる表示面の表示内容の変化がユーザが所望する変化とならないことは、防止される。
したがって、例えば、本実施形態に係る表示制御装置が、“表示面に表示させる表示オブジェクトのうちの一の部分を、表示面に対して垂直方向成分を有さないように表示させ、表示面に表示させる表示オブジェクトのうちの他の部分を、表示面に対して垂直方向成分を有するように表示させること”によって、本実施形態に係る表示制御装置は、ユーザの操作性の向上を図ることができる。
なお、本実施形態に係る表示制御処理の第2の例に係る表示軸は、図7のCに示す表示軸Cのように、一部が曲線の表示軸に限られない。例えば、本実施形態に係る表示制御処理の第2の例に係る表示軸は、表示軸の一部が折れ曲がった表示軸(例えば、表示軸の一部が表示面に対して垂直方向成分を有さず、表示軸の他の部分が表示面に対して垂直方向成分を有する表示軸)であってもよい。
表示軸の一部が折れ曲がった表示軸であっても、ユーザは、表示軸が図7のAに示す表示軸Cである場合と同様に、“表示面に表示させる表示オブジェクトのうちの一の部分を、表示面に対して垂直方向成分を有さないように表示させ、表示面に表示させる表示オブジェクトのうちの他の部分を、表示面に対して垂直方向成分を有するように表示させること”が実現される。したがって、例えば、表示軸の一部が折れ曲がった表示軸であっても、ユーザは、表示軸が図7のAに示す表示軸Cである場合と同様に、操作方向と移動方向とをより直感的に認識することができる。
図8A、図8Bは、本実施形態に係る表示制御装置における本実施形態に係る表示制御処理の第2の例を説明するための説明図である。ここで、図8A、図8Bそれぞれは、図7のBに示す見え方における、ユーザの操作に応じた表示内容の変化の一例を示している。
例えば図8AのA、Bに示すように、本実施形態に係る表示制御装置は、選択されている表示オブジェクトを示すカーソルCの位置を固定した状態で、ユーザの操作に応じた操作信号に対応する表示軸の方向に、表示オブジェクトを移動させてもよい。
また、例えば図8BのA、Bに示すように、本実施形態に係る表示制御装置は、ユーザの操作に応じた操作信号に対応する表示軸の方向に、選択されている表示オブジェクトを示すカーソルCを移動させてもよい。
なお、ユーザの操作に応じた操作信号に対応する表示内容の変化は、図8A、図8Bに限られない。例えば、本実施形態に係る表示制御装置は、表示面に表示される表示オブジェクトそれぞれを、ユーザの右目に対応する右目画像とユーザの左目に対応する左目画像とで構成される3次元画像で表示し、各表示オブジェクトの輻輳を変えてもよい。
(iii)本実施形態に係る表示制御処理の第3の例
なお、本実施形態に係る表示制御装置における本実施形態に係る表示制御処理の例は、上記第1の例、および上記第2の例に限られない。
例えば、本実施形態に係る表示装置におけるユーザの側面の位置に設けられる操作デバイスが、ユーザに装着されたときにおけるユーザの右側面に設けられる場合には、本実施形態に係る表示制御装置は、取得された操作信号に基づいて、本実施形態に係る軌道が、例えば図3、図7とは逆側(本実施形態に係る表示装置を装着したユーザからみて右側)に変化するように、表示オブジェクトの表示を制御する。ここで、本実施形態に係る表示制御装置は、例えば、上記第1の例および上記第2の例と同様の処理を行う。
また、例えば、本実施形態に係る表示装置におけるユーザの側面の位置に設けられる操作デバイスが、ユーザに装着されたときにおけるユーザの左側面および右側面の両側面に設けられる場合には、本実施形態に係る表示制御装置は、取得された操作信号に基づいて、本実施形態に係る軌道が、操作信号が取得された操作デバイスに対応する側に変化するように、表示オブジェクトの表示を制御する。例えば、ユーザに装着されたときにおけるユーザの左側面に設けられる操作デバイスに対応する操作信号が取得された場合には、本実施形態に係る表示制御装置は、取得された操作信号に基づいて、本実施形態に係る軌道が、例えば図3、図7に示す側(本実施形態に係る表示装置を装着したユーザからみて左側)に変化するように、表示オブジェクトの表示を制御する。また、例えば、ユーザに装着されたときにおけるユーザの右側面に設けられる操作デバイスに対応する操作信号が取得された場合には、本実施形態に係る表示制御装置は、取得された操作信号に基づいて、本実施形態に係る軌道が、例えば図3、図7とは逆側(本実施形態に係る表示装置を装着したユーザからみて右側)に変化するように、表示オブジェクトの表示を制御する。
本実施形態に係る表示制御装置は、操作部12における検出に応じて取得される操作信号が取得された場合には、例えば、上記(i)に示す第1の例に係る処理や、上記(ii)に示す第2の例に係る処理、上記(iii)に示す第3の例に係る処理を行うことによって、表示面に表示させる表示オブジェクトのうちの少なくとも一部の表示オブジェクトを、表示面に対して垂直方向成分を有するように表示させる。
なお、本実施形態に係る表示制御装置における本実施形態に係る表示制御処理は、“表示面に表示させる表示オブジェクトのうちの少なくとも一部の表示オブジェクトを、表示面に対して垂直方向成分を有するように表示させる処理”に限られない。
例えば、本実施形態に係る表示制御装置は、操作部12における検出に応じて取得される操作信号が取得されていない場合には、表示オブジェクトを移動させる軌道全体が、表示面に対して垂直方向成分を有さない軌道を示すように、表示オブジェクトの表示を制御する。つまり、本実施形態に係る表示制御装置は、例えば、操作部12における検出に応じて取得される操作信号が取得された場合に、表示オブジェクトを移動させる軌道全体が、表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、表示オブジェクトの表示を制御する。本実施形態に係る表示制御装置は、例えば、図2に示す表示軸Aのように、表示面に対して平行な軌道を示すように表示オブジェクトの表示を制御することによって、表示面に表示させる表示オブジェクトの全体を、表示面に対して垂直方向成分を有さないように表示させる。
また、本実施形態に係る表示制御装置は、例えば図3や図7に示すように、表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、表示オブジェクトの表示を制御した後、設定されている所定の時間、操作信号が取得されない場合には、表示オブジェクトの表示を制御前の状態に戻してもよい。ここで、上記所定の時間は、例えば、予め設定されている固定の時間であってもよいし、ユーザが設定することが可能な可変の時間であってもよい。
例えば、本実施形態に係る表示制御装置が、本実施形態に係る軌道を、図3に示す表示軸Aに相当する軌道から図3に示す表示軸Bに相当する軌道へと変わるように、表示オブジェクトの表示を制御した場合には、本実施形態に係る表示制御装置は、本実施形態に係る軌道を、図3に示す表示軸Bに相当する軌道から図3に示す表示軸Aに相当する軌道に戻すように、表示オブジェクトの表示を制御する。また、例えば、本実施形態に係る表示制御装置が、本実施形態に係る軌道を、図7に示す表示軸Aに相当する軌道から図7に示す表示軸Cに相当する軌道へと変わるように、表示オブジェクトの表示を制御した場合には、本実施形態に係る表示制御装置は、本実施形態に係る軌道を、図7に示す表示軸Cに相当する軌道から図7に示す表示軸Aに相当する軌道に戻すように、表示オブジェクトの表示を制御する。
本実施形態に係る表示制御装置は、例えば上記のように、操作部12における検出に応じて取得される操作信号の取得状況に基づいて、選択的に、表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、表示オブジェクトの表示を制御する。
本実施形態に係る表示制御装置は、本実施形態に係る表示制御処理において、例えば上記のように“表示装置においてユーザの側面の位置に設けられる操作デバイスにおける検出に応じて取得される操作信号”の取得状態に基づいて、表示オブジェクトの表示を制御する。
なお、本実施形態に係る表示制御装置が処理する操作信号は、例えば操作部12における検出に応じて取得される操作信号のような“表示装置においてユーザの側面の位置に設けられる操作デバイスにおける検出に応じて取得される操作信号”に限られない。例えば、本実施形態に係る表示制御装置は、表示装置においてユーザの側面の位置に設けられる操作デバイス(または、当該位置に接続される外部操作デバイス。以下、同様とする。)以外の操作デバイスにおける検出に応じた操作信号を処理することも可能である。
ここで、本実施形態に係る“表示装置においてユーザの側面の位置に設けられる操作デバイス以外の操作デバイス”としては、例えば、ユーザの腕などユーザの体に装着して用いられるウェアラブル型の操作デバイスや、リモート・コントローラなどの外部操作デバイス、スマートフォンなどのユーザが操作可能な通信装置などが挙げられる。本実施形態に係る“表示装置においてユーザの側面の位置に設けられる操作デバイス以外の操作デバイス”の具体例については、後述する本実施形態に係る表示システムにおいて説明する。また、本実施形態に係る“表示装置においてユーザの側面の位置に設けられる操作デバイス以外の操作デバイス”に対するユーザの操作の例については、後述する「[I]表示システム1000における操作の一例」において説明する。
本実施形態に係る“表示装置においてユーザの側面の位置に設けられる操作デバイス以外の操作デバイス”における検出に応じた操作信号が取得された場合には、本実施形態に係る表示制御装置は、例えば、表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、表示オブジェクトを表示させない。上記の場合、本実施形態に係る表示制御装置は、例えば、図2に示す表示軸Aのように、表示面に対して平行な軌道を示すように表示オブジェクトの表示を制御することによって、表示面に表示させる表示オブジェクトの全体を、表示面に対して垂直方向成分を有さないように表示させる。
ここで、本実施形態に係る表示制御装置は、例えば、操作信号に含まれる操作デバイスを示す識別情報(例えば、IDを示すデータ)に基づいて、取得された操作信号に対応する操作デバイスを識別する。なお、取得された操作信号に対応する操作デバイスの識別方法は、上記に限られない。例えば、本実施形態に係る表示制御装置は、操作信号の取得経路(例えば、備えている操作部12から伝達された操作信号か、通信部(後述する)が受信した操作信号か、など)によって、取得された操作信号に対応する操作デバイスを識別してもよい。
例えば上記のように、本実施形態に係る表示制御装置は、操作信号に対応する操作デバイスに応じて、表示面に表示させる表示オブジェクトの表示の仕方や、表示オブジェクトの移動の仕方などを変えることも可能である。
(本実施形態に係る表示制御装置)
次に、上述した本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を行うことが可能な、本実施形態に係る表示制御装置の構成の一例について、説明する。
図9は、本実施形態に係る表示制御装置100の構成の一例を示すブロック図である。表示制御装置100は、例えば、通信部102と、制御部104とを備える。
また、表示制御装置100は、例えば、ROM(Read Only Memory。図示せず)や、RAM(Random Access Memory。図示せず)、記憶部(図示せず)、ユーザが操作可能な操作部(図示せず)、様々な画面を表示画面に表示する表示部(図示せず)などを備えていてもよい。表示制御装置100は、例えば、データの伝送路としてのバス(bus)により上記各構成要素間を接続する。
ここで、ROM(図示せず)は、制御部104が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データを記憶する。RAM(図示せず)は、制御部104により実行されるプログラムなどを一時的に記憶する。
記憶部(図示せず)は、表示制御装置100が備える記憶手段であり、例えば、表示オブジェクトを示すデータや、アプリケーションなど様々なデータを記憶する。ここで、記憶部(図示せず)としては、例えば、ハードディスク(Hard Disk)などの磁気記録媒体や、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)などの不揮発性メモリ(nonvolatile memory)などが挙げられる。また、記憶部(図示せず)は、表示制御装置100から着脱可能であってもよい。
[表示制御装置100のハードウェア構成例]
図10は、本実施形態に係る表示制御装置100のハードウェア構成の一例を示す説明図である。表示制御装置100は、例えば、MPU150と、ROM152と、RAM154と、記録媒体156と、入出力インタフェース158と、操作入力デバイス160と、表示デバイス162と、通信インタフェース164とを備える。また、表示制御装置100は、例えば、データの伝送路としてのバス166で各構成要素間を接続する。
MPU150は、例えば、MPUや各種処理回路などで構成され、表示制御装置100全体を制御する制御部104として機能する。また、MPU150は、表示制御装置100において、例えば、後述する表示制御部110の役目を果たす。
ROM152は、MPU150が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データなどを記憶する。RAM154は、例えば、MPU150により実行されるプログラムなどを一時的に記憶する。
記録媒体156は、記憶部(図示せず)として機能し、例えば、表示オブジェクトを示すデータや、アプリケーションなど様々なデータを記憶する。ここで、記録媒体156としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリが挙げられる。また、記録媒体156は、表示制御装置100から着脱可能であってもよい。
入出力インタフェース158は、例えば、操作入力デバイス160や、表示デバイス162を接続する。操作入力デバイス160は、操作部(図示せず)として機能し、また、表示デバイス162は、表示部(図示せず)として機能する。ここで、入出力インタフェース158としては、例えば、USB(Universal Serial Bus)端子や、DVI(Digital Visual Interface)端子、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)端子、各種処理回路などが挙げられる。また、操作入力デバイス160は、例えば、表示制御装置100上に備えられ、表示制御装置100の内部で入出力インタフェース158と接続される。操作入力デバイス160としては、例えば、ボタン、方向キー、ジョグダイヤルなどの回転型セレクター、あるいは、これらの組み合わせなどが挙げられる。また、表示デバイス162は、例えば、表示制御装置100上に備えられ、表示制御装置100の内部で入出力インタフェース158と接続される。表示デバイス162としては、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display;LCD)や有機ELディスプレイ(Organic Electro-Luminescence display。または、OLEDディスプレイ(Organic Light Emitting Diode display)ともよばれる。)などが挙げられる。
なお、入出力インタフェース158が、表示制御装置100の外部装置としての操作入力デバイス(例えば、キーボードやマウスなど)や、表示デバイスなどの、外部デバイスと接続することもできることは、言うまでもない。また、表示デバイス162は、例えばタッチスクリーンなど、表示とユーザ操作とが可能なデバイスであってもよい。
通信インタフェース164は、表示制御装置100が備える通信手段であり、ネットワークを介して(あるいは、直接的に)、本実施形態に係る表示装置などの外部装置と無線/有線で通信を行うための通信部102として機能する。ここで、通信インタフェース164としては、例えば、通信アンテナおよびRF回路(無線通信)や、IEEE802.15.1ポートおよび送受信回路(無線通信)、IEEE802.11bポートおよび送受信回路(無線通信)、あるいはLAN端子および送受信回路(有線通信)などが挙げられる。また、本実施形態に係るネットワークとしては、例えば、LANやWAN(Wide Area Network)などの有線ネットワーク、無線LAN(WLAN;Wireless Local Area Network)や基地局を介した無線WAN(WWAN;Wireless Wide Area Network)などの無線ネットワーク、あるいは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などの通信プロトコルを用いたインターネットなどが挙げられる。
表示制御装置100は、例えば図10に示す構成によって、本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を行う。なお、本実施形態に係る表示制御装置100のハードウェア構成は、図10に示す構成に限られない。
例えば、表示制御装置100は、通信方式が異なる、または、通信方式が同一の、複数の通信インタフェースを備えていてもよい。
また、例えば、入出力インタフェース158などを介して接続される外部通信デバイスを介して、本実施形態に係る表示装置などの外部装置と通信を行う場合には、表示制御装置100は、通信インタフェース164を備えていなくてもよい。
また、表示制御装置100は、例えば、スタンドアロンで処理を行う構成である場合(例えば、表示制御装置100と本実施形態に係る表示装置とが一体の装置である場合)には、通信インタフェース164を備えていなくてもよい。
また、表示制御装置100は、操作入力デバイス160や表示デバイス162を備えない構成をとることも可能である。
再度図9を参照して、表示制御装置100の構成の一例について説明する。通信部102は、表示制御装置100が備える通信手段であり、ネットワークを介して(あるいは、直接的に)、本実施形態に係る表示装置などの外部装置と無線/有線で通信を行う。また、通信部102は、例えば制御部104により通信が制御される。
ここで、通信部102としては、例えば、通信アンテナおよびRF回路や、LAN端子および送受信回路などが挙げられるが、通信部102の構成は、上記に限られない。例えば、通信部102は、USB端子および送受信回路など、通信を行うことが可能な任意の規格に対応する構成や、ネットワークを介して外部装置と通信可能な任意の構成をとることができる。
制御部104は、例えばMPUなどで構成され、表示制御装置100全体を制御する役目を果たす。また、制御部104は、例えば、表示制御部110を備え、本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を主導的に行う役目を果たす。
表示制御部110は、本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を主導的に行う役目を果たし、本実施形態に係る表示装置(ユーザの前方に表示面が位置するようにユーザに装着され、装着されたユーザの側面の位置に操作デバイスが設けられる表示装置)における、表示面に表示される表示オブジェクトの表示を制御する。表示制御部110は、例えば、本実施形態に係る表示装置において装着されたユーザの側面の位置に設けられる操作デバイスにおける検出に応じて取得される操作信号に基づいて、表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、表示オブジェクトの表示を制御する。
ここで、表示制御装置100と本実施形態に係る表示装置とが別体の装置である場合には、表示制御部110は、例えば、通信部102が受信した操作信号に基づいて、本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を行う。また、上記の場合、表示制御部110は、例えば、通信部102に、処理結果に対応する表示制御信号を、本実施形態に係る表示装置に対して送信させることによって、本実施形態に係る表示装置における表示オブジェクトの表示を制御する。
また、表示制御装置100と本実施形態に係る表示装置とが一体の装置である場合には、表示制御部110は、例えば、操作部12から伝達される操作信号に基づいて、本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を行う。また、上記の場合、表示制御部110は、例えば、処理結果に対応する表示制御信号を表示部10に伝達することによって、本実施形態に係る表示装置における表示オブジェクトの表示を制御する。
制御部104は、例えば、表示制御部110を備えることによって、本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を主導的に行う。
表示制御装置100は、例えば図9に示す構成によって、本実施形態に係る表示制御方法に係る処理(例えば上記表示制御処理)を行う。したがって、表示制御装置100は、例えば図9に示す構成によって、ユーザの操作性の向上を図ることができる。
なお、本実施形態に係る表示制御装置の構成は、図9に示す構成に限られない。
例えば、本実施形態に係る表示制御装置は、図9に示す表示制御部110を個別に備える(例えば、それぞれを個別の処理回路で実現する)ことができる。
また、本実施形態に係る表示制御装置は、例えば、スタンドアロンで処理を行う構成である場合(例えば、本実施形態に係る表示装置と一体の装置である場合など)には、通信部102を備えていなくてもよい。
以上のように、本実施形態に係る表示制御装置は、本実施形態に係る表示制御方法に係る処理として、例えば、上記表示制御処理を行う。ここで、本実施形態に係る表示制御装置は、例えば図4のBに示すように、表示面に表示させる表示オブジェクトの全体を、表示面に対して垂直方向成分を有するように表示させる。また、本実施形態に係る表示制御装置は、例えば図7のBのP1に示すように、表示面に表示させる表示オブジェクトのうちの一の部分を、表示面に対して垂直方向成分を有さないように表示させ、例えば図7のBのP2に示すように、表示面に表示させる表示オブジェクトのうちの他の部分を、表示面に対して垂直方向成分を有するように表示させる。
よって、表示面に表示されている表示オブジェクトをみるユーザは、操作方向と移動方向とをより直感的に認識することができる。また、操作方向と移動方向とをより直感的に認識することが可能となることによって、例えば、ユーザ行った操作の結果生じる表示面の表示内容の変化がユーザが所望する変化とならないことが、防止される。
したがって、本実施形態に係る表示制御装置は、ユーザの操作性の向上を図ることができる。
以上、本実施形態として表示装置を挙げて説明したが、本実施形態は、かかる形態に限られない。本実施形態は、例えば、HMDや、片眼鏡(モノクル)型の装置など、“ユーザの前方に表示面が位置し、また、ユーザの側面に操作デバイスが位置する構成を有する、任意の形状の装置”に適用することが可能である。
また、本実施形態として表示制御装置を挙げて説明したが、本実施形態は、かかる形態に限られない。本実施形態は、例えば、携帯電話やスマートフォンなどの通信装置や、映像/音楽再生装置(または映像/音楽記録再生装置)、ゲーム機、PCやサーバなどのコンピュータ、テレビ受像機などの表示装置など、様々な機器に適用することができる。また、本実施形態は、例えば、本実施形態に係る表示装置に適用することも可能である。さらに、本実施形態は、例えば、上記のような機器や本実施形態に係る表示装置に組み込むことが可能な、処理IC(Integrated Circuit)に適用することもできる。
(本実施形態に係るプログラム)
コンピュータを、本実施形態に係る表示制御装置として機能させるためのプログラム(例えば、本実施形態に係る表示制御処理など、本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を実行することが可能なプログラム)が、コンピュータにおいて実行されることによって、ユーザの操作性の向上を図ることができる。
(本実施形態に係る表示システム)
次に、例えば図1のA、Bに示すような本実施形態に係る表示装置と、本実施形態に係る表示装置に対する操作が可能な本実施形態に係る操作装置とを有する、本実施形態に係る表示システムについて説明する。
図11は、本実施形態に係る表示システム1000の一例を示す説明図である。
表示システム1000は、例えば、本実施形態に係る表示装置(図11に示すA)と、本実施形態に係る操作装置(図11に示すB、C)と、スマートフォンなどのユーザが操作可能な通信装置(図11に示すD)とを有する。図11のBに示す操作装置は、リモート・コントローラ(操作デバイス)の一例である。また、図11のCに示す操作装置は、ユーザの体に装着して用いられるウェアラブル型の操作デバイスの一例である。図11のCでは、ユーザの腕に装着して用いられる時計型の操作デバイスの一例を示している。ここで、図11のB、Cに示す本実施形態に係る操作装置は、例えば、上述した本実施形態に係る“表示装置においてユーザの側面の位置に設けられる操作デバイス以外の操作デバイス”の一例に該当する。また、表示システム1000では、例えば、さらに図11のDに示す通信装置が、上述した本実施形態に係る“表示装置においてユーザの側面の位置に設けられる操作デバイス以外の操作デバイス”の役目を果たしてもよい。つまり、表示システム1000では、図11のDに示す通信装置も、本実施形態に係る操作装置の役目を果たすことが可能である。
本実施形態に係る表示装置は、例えば、図1を参照して説明した構成(変形例も含む。)を有する。なお、本実施形態に係る表示装置の構成が、図1を参照して説明した構成に限られないことは、言うまでもない。
本実施形態に係る操作装置は、例えば、ボタンやタッチセンサなどの操作デバイスや、制御部(図示せず)、通信部(図示せず)を備える。なお、本実施形態に係る操作装置が備える操作デバイスの一例については、後述する。
本実施形態に係る操作装置が備える制御部(図示せず)は、MPUや各種処理回路などで構成され、本実施形態に係る操作装置全体を制御する。また、本実施形態に係る操作装置が備える制御部(図示せず)は、本実施形態に係る操作装置が備える通信部(図示せず)や接続されている外部通信デバイスにおける通信を制御し、例えば、操作デバイスにおける検出に応じた操作信号を、本実施形態に係る表示装置や図11のDに示す通信装置などの外部装置へ送信させる。
本実施形態に係る操作装置が備える通信部(図示せず)は、本実施形態に係る表示装置などの外部装置と無線/有線で通信を行う役目を果たす。本実施形態に係る操作装置が備える通信部(図示せず)としては、例えば、通信アンテナおよびRF回路(無線通信)や、IEEE802.15.1ポートおよび送受信回路(無線通信)、IEEE802.11bポートおよび送受信回路(無線通信)、あるいはLAN端子および送受信回路(有線通信)などが挙げられる。
なお、本実施形態に係る操作装置の構成は、上記に限られない。
例えば、接続されている外部通信デバイスを介して本実施形態に係る表示装置などの外部装置と通信を行う構成である場合には、本実施形態に係る操作装置は、通信部(図示せず)を備えていなくてもよい。
また、本実施形態に係る操作装置は、例えば、各デバイスに電力を供給するバッテリ(図示せず)を備えていてもよい。ここで、本実施形態に係る操作装置が備えるバッテリ(図示せず)としては、例えば、リチウムイオン電池などの二次電池などが挙げられる。なお、本実施形態に係る操作装置が、商用電源などの外部電源から電力を得て駆動する場合には、本実施形態に係る操作装置は、バッテリ(図示せず)を備えていなくてもよい。
表示システム1000は、例えば、上記のような構成を有する本実施形態に係る表示装置と、上記のような構成を有する本実施形態に係る操作装置とを有する。なお、本実施形態に係る表示システムの構成は、図11に示す構成に限られない。
例えば、本実施形態に係る表示システムは、図11のDに示すユーザが操作可能な通信装置を有していなくてもよい。
また、図11では、本実施形態に係る操作装置として、図11のBに示すリモート・コントローラと、図11のCに示すウェアラブル型の操作デバイスとの2つの装置を示しているが、本実施形態に係る表示システムが有する本実施形態に係る操作装置は、図11のB、Cに示す2つの装置に限られない。例えば、本実施形態に係る表示システムは、1または2以上の本実施形態に係る操作装置を有する構成をとることが可能である。
以下では、図11に示す表示システム1000を例に挙げて、本実施形態に係る表示システムについて説明する。
表示システム1000では、例えば、ユーザの操作に基づいて、本実施形態に係る表示装置の表示面における表示が制御される。ここで、表示システム1000では、ユーザが、例えば、本実施形態に係る表示装置が備える操作デバイスと、本実施形態に係る操作装置が備える操作デバイスとを操作することによって、本実施形態に係る表示装置の表示面における表示が制御される。
図12は、表示システム1000における、本実施形態に係る表示装置の表示面における表示の制御に係る操作が可能な操作デバイスの一例を示す説明図である。
図12に示すAは、本実施形態に係る表示装置が備える操作デバイスの一例を示しており、本実施形態に係る表示装置を構成するテンプル部材上の位置に、操作デバイスが設けられている例を示している。本実施形態に係る表示装置は、例えば、ユーザに装着されたときにユーザの前方側に位置するセンサ(図12のAに示すFront Sensor。図1のCに示す第1センサ22に相当する。)と、ユーザに装着されたときにユーザの後方側に位置するセンサ(図12のAに示すRear Sensor。図1のCに示す第2センサ24に相当する。)とを、操作デバイスとして有する。本実施形態に係る表示装置が備えるセンサとしては、例えば、赤外線近接センサや、静電容量方式など各種方式のタッチセンサ、画像センサなどが挙げられる。なお、本実施形態に係る表示装置が操作デバイスとして有するセンサは、図12のAに示す例に限られない。例えば、本実施形態に係る表示装置が備える操作デバイスは、ユーザに装着されたときにユーザの前方側に位置するセンサと、ユーザに装着されたときにユーザの後方側に位置するセンサとが、一体となっているセンサであってもよい。
図12に示すBは、図11のBに示すリモート・コントローラ(本実施形態に係る操作装置の一例)が備える操作デバイスの一例を示している。リモート・コントローラは、例えば、図12のBに示すように、様々なボタンを操作デバイスとして備える。
図12に示すCは、図11のCに示すウェアラブル型の操作デバイス(本実施形態に係る操作装置の一例)が備える操作デバイスの一例を示している。ウェアラブル型の操作デバイスは、例えば、図12のCに示すように、静電容量方式などの各種方式のタッチセンサを操作デバイスとして備える。
なお、本実施形態に係る表示装置、および本実施形態に係る操作装置が備える操作デバイスの例が、図12に示す例に限られないことは、言うまでもない。
以下、本実施形態に係る表示装置の表示面における表示の制御に係る操作が可能な操作デバイスが、図12のA〜Cに示す操作デバイスである場合を例に挙げて、表示システム1000における操作の一例と、表示システム1000における表示の一例を説明する。
[I]表示システム1000における操作の一例
図13A〜図13Eは、本実施形態に係る表示システム1000における、操作デバイスを用いた操作の一例を示す説明図である。ここで、図13A〜図13Eは、ユーザが行う操作(各図に示す“gesture”)と、当該操作に応じて本実施形態に係る表示装置において認識される操作(各図に示す“user action”)との対応付けの一例を示している。なお、ユーザが行う操作と、当該操作に応じて本実施形態に係る表示装置において認識される操作との対応付けの例が、図13A〜図13Eに示す例に限られないことは、言うまでもない。
図13Aは、本実施形態に係る表示装置において認識される“決定操作(図13Aに示すEnter)”および“戻る操作、または、取り消し操作(図13Aに示すBack)”それぞれと、ユーザが行う操作との対応付けの一例を示している。
例えば、ユーザが下記の操作を行うことによって、本実施形態に係る表示装置では“決定操作”が認識される。
・本実施形態に係る表示装置が備える前方側に位置するセンサを、所定の時間以上(または、所定の時間を超えて)タッチする操作
・リモート・コントローラが備えるEnterボタンを押下する操作
・ウェアラブル型の操作デバイスのタッチセンサをタッチする操作
また、例えば、ユーザが下記の操作を行うことによって、本実施形態に係る表示装置では“戻る操作、または、取り消し操作”が認識される。
・本実施形態に係る表示装置が備える後方側に位置するセンサを、所定の時間以上(または、所定の時間を超えて)タッチする操作
・リモート・コントローラが備えるBACKボタンを押下する操作
・ウェアラブル型の操作デバイスのタッチセンサを、所定の時間以上(または、所定の時間を超えて)タッチする操作
図13Bに示すAは、本実施形態に係る表示装置において認識される“表示オブジェクトやカーソルなどを、左側へ移動させる操作(図13Bに示すLeft)”と、ユーザが行う操作との対応付けの一例を示している。また、図13Bに示すBは、本実施形態に係る表示装置において認識された結果、表示面に表示される表示内容の変化の一例を示している。
例えば、ユーザが下記の操作を行うことによって、本実施形態に係る表示装置では“左側へ移動させる操作”が認識される。
・本実施形態に係る表示装置が備える前方側に位置するセンサをタッチした後に、後方側に位置するセンサをタッチする操作
・リモート・コントローラが備えるLeftボタンを押下する操作
・ウェアラブル型の操作デバイスのタッチセンサ上で、向かって左側から右側に向けてスライドさせる操作
また、例えば、ユーザが下記の操作を行うことによって、本実施形態に係る表示装置では、連続した“左側へ移動させる操作”が認識される。
・リモート・コントローラが備えるLeftボタンを押下し続ける操作(図13BのAに示す“Continuous operation”に該当する。)
図13Cに示すAは、本実施形態に係る表示装置において認識される“表示オブジェクトやカーソルなどを、右側へ移動させる操作(図13Cに示すRight)”と、ユーザが行う操作との対応付けの一例を示している。また、図13Cに示すCは、本実施形態に係る表示装置において認識された結果、表示面に表示される表示内容の変化の一例を示している。
例えば、ユーザが下記の操作を行うことによって、本実施形態に係る表示装置では“右側へ移動させる操作”が認識される。
・本実施形態に係る表示装置が備える後方側に位置するセンサをタッチした後に、前方側に位置するセンサをタッチする操作
・リモート・コントローラが備えるRightボタンを押下する操作
・ウェアラブル型の操作デバイスのタッチセンサ上で、向かって右側から左側に向けてスライドさせる操作
また、例えば、ユーザが下記の操作を行うことによって、本実施形態に係る表示装置では、連続した“右側へ移動させる操作”が認識される。
・リモート・コントローラが備えるRightボタンを押下し続ける操作(図13CのAに示す“Continuous operation”に該当する。)
図13Dに示すAは、本実施形態に係る表示装置において認識される“表示オブジェクトやカーソルなどを、上側へ移動させる操作(図13Dに示すUp)”および“表示オブジェクトやカーソルなどを、下側へ移動させる操作(図13Dに示すDown)”それぞれと、ユーザが行う操作との対応付けの一例を示している。また、図13Dに示すBは、本実施形態に係る表示装置において“上側へ移動させる操作”が認識された結果、表示面に表示される表示内容の変化の一例を示している。また、図13Dに示すCは、本実施形態に係る表示装置において“下側へ移動させる操作”が認識された結果、表示面に表示される表示内容の変化の一例を示している。
例えば、ユーザが下記の操作を行うことによって、本実施形態に係る表示装置では“上側へ移動させる操作”が認識される。
・リモート・コントローラが備えるUpボタンを押下する操作
・ウェアラブル型の操作デバイスのタッチセンサ上で、向かって上側から下側に向けてスライドさせる操作
また、例えば、ユーザが下記の操作を行うことによって、本実施形態に係る表示装置では“下側へ移動させる操作”が認識される。
・リモート・コントローラが備えるDownボタンを押下する操作
・ウェアラブル型の操作デバイスのタッチセンサ上で、向かって下側から上側に向けてスライドさせる操作
図13Eは、本実施形態に係る表示装置において認識される“表示面における表示をオン/オフする操作(図13Eに示すDisplay On/Off)”、“本実施形態に係る表示装置の電源をオン/オフする操作(図13Eに示すPower On/Off)”、および“所定の通信方式の無線通信を通信可能な状態とするための操作(図13Eに示すPairing and BT connection)”それぞれと、ユーザが行う操作との対応付けの一例を示している。
例えば、ユーザが下記の操作を行うことによって、本実施形態に係る表示装置では“表示面における表示をオン/オフする操作”が認識される。
・本実施形態に係る表示装置が備える前方側に位置するセンサおよび後方側に位置するセンサを、所定の時間以上(または、所定の時間を超えて)タッチする操作
・リモート・コントローラが備えるPowerボタンを、設定されている第1の時間以下(または、第1の時間未満)押下する操作
また、例えば、ユーザが下記の操作を行うことによって、本実施形態に係る表示装置では“本実施形態に係る表示装置の電源をオン/オフする操作”が認識される。
・リモート・コントローラが備えるPowerボタンを、設定されている第1の時間より長く(または、第1の時間以上)、設定されている第2の時間以下(または、第2の時間未満)押下する操作
ただし、第1の時間<第2の時間
また、例えば、ユーザが下記の操作を行うことによって、本実施形態に係る表示装置では“所定の通信方式の無線通信を通信可能な状態とするための操作”が認識される。
・リモート・コントローラが備えるPowerボタンを、設定されている第1の時間以下(または、第1の時間未満)押下する操作:初回設定時
・リモート・コントローラが備えるPowerボタンを、設定されている第2の時間より長く(または、第2の時間以上)、設定されている第3の時間以下(または、第3の時間未満)押下する操作
ただし、第2の時間<第3の時間
[II]表示システム1000における表示の一例
次に、例えば図13A〜図13Eに示すようなユーザの操作によって実現される、表示システム1000における表示の一例について説明する。
図14は、本実施形態に係る表示システム1000における表示の一例を説明するための説明図であり、本実施形態に係る表示装置の表示面に表示される表示内容の一例を示している。
図14に示すAは、本実施形態に係る表示装置における表示がオフの状態を示している。
図14に示すB1、B2は、表示面に表示される基準画面(いわゆるホーム画面)の一例を示している。例えば図14のB1、B2に示すように、本実施形態に係る基準画面では、表示オブジェクトが表示される領域を示す枠(例えば、表示オブジェクトを囲むように表示される枠)が描画されない。上記のように、表示オブジェクトが表示される領域を示す枠が描画されないことによって、ユーザに対して、あたかも表示オブジェクトが浮いているような感覚を与えることが可能となる。
ここで、図14のB1、B2に示すIは、バッテリの残量を示すアイコンである。本実施形態に係るバッテリの残量を示すアイコンは、例えば、本実施形態に係る表示装置が備えるバッテリの残量を示すが、本実施形態に係るバッテリの残量を示すアイコンが示すバッテリの残量は、上記に限られない。例えば、本実施形態に係るバッテリの残量を示すアイコンは、本実施形態に係る操作装置が備えるバッテリの残量や、図11のDに示す通信装置が備えるバッテリの残量など、本実施形態に係る表示装置の外部装置が備えるバッテリの残量を示していてもよい。本実施形態に係る表示装置は、例えば、外部装置からバッテリの残量を示すデータを取得することによって、取得された当該データが示す外部装置が備えるバッテリの残量を示すアイコンIを、表示面に表示させる。
図14に示すC1、C2は、例えば、図14に示すB1、B2に示す基準画面において表示オブジェクトが選択された場合に表示される、選択された表示オブジェクトに対応する画面の一例を示している。ここで、図14のC1、C2に示す画面が表示されているときに、図14のAに示す本実施形態に係る表示装置における表示がオフの状態となり、再度、本実施形態に係る表示装置における表示がオンの状態となった場合には、本実施形態に係る表示装置の表示面には、例えば、オフの状態となる前の画面(図14のC1やC2に示す画面)が表示される。
また、例えば図14のC1、C2に示すように、文章(図14のC1、C2では、“xxx…”、“yyy…”で示されている。)が表示される画面である場合には、文章全文が表示面に表示しきれない場合がある。上記のように文章全文が表示面に表示しきれない場合、本実施形態に係る表示装置は、例えば、自動的にスクロール表示させることによって、文章全文をユーザに提示する。なお、上記のように文章全文が表示面に表示しきれない場合における本実施形態に係る表示装置の処理は、上記に限られない。例えば、本実施形態に係る表示装置は、ユーザの操作に基づく操作信号に応じてスクロール表示させてもよい。また、ユーザの操作に基づく操作信号に応じてスクロール表示させる場合には、本実施形態に係る表示装置は、例えば、自動的にスクロール表示させなくてもよい。
図14に示すD1、D2は、例えば、図14のC1、C2に示す画面において表示オブジェクトが選択された場合に表示される、選択された表示オブジェクトに対応する画面の一例を示している。ここで、図14のD1、D2に示す画面が表示されているときに、図14のAに示す本実施形態に係る表示装置における表示がオフの状態となり、再度、本実施形態に係る表示装置における表示がオンの状態となった場合には、本実施形態に係る表示装置の表示面には、例えば、オフの状態となる前の画面(図14のD1やD2に示す画面)が表示される。
図14に示すEは、例えば、図14に示すB1、B2に示す基準画面において、サードパーティ製の表示オブジェクトが選択された場合に表示される、選択された表示オブジェクトに対応する画面の一例を示している。
本実施形態に係る表示システム1000では、例えば図13A〜図13Eに示すようなユーザの操作によって、例えば図14に示すような表示内容の遷移が実現される。
なお、例えば図13A〜図13Eに示すようなユーザの操作による表示内容の遷移は、図14に示す例に限られない。以下、例えば図13A〜図13Eに示すようなユーザの操作による本実施形態に係る表示装置の表示面に表示される表示内容の遷移の例を説明する。
図15A〜図15Hは、本実施形態に係る表示システム1000における表示の他の例を説明するための説明図であり、本実施形態に係る表示装置の表示面に表示される表示内容の一例を示している。
図15Aは、ユーザにより図13Eに示す“本実施形態に係る表示装置の電源をオン/オフする操作”が行われた場合における表示内容の遷移の一例を示している。
例えば、本実施形態に係る表示装置の電源がオフ状態のときに“本実施形態に係る表示装置の電源をオン/オフする操作”が行われた場合には、本実施形態に係る表示装置は、当該操作に応じた操作信号に基づいて、電源をオンする。その結果、本実施形態に係る表示装置の表示面の表示内容は、例えば、図15Aに示すA1の状態から図15Aに示すA2の状態へと変化する。
また、例えば、本実施形態に係る表示装置の電源がオン時に“本実施形態に係る表示装置の電源をオン/オフする操作”が行われた場合には、実施形態に係る表示装置は、当該操作に応じた操作信号に基づいて、電源をオフする。その結果、本実施形態に係る表示装置の表示面の表示内容は、例えば、図15Aに示すB1の状態から図15Aに示すB2の状態へと変化する。
図15Bは、ユーザにより図13Eに示す“表示面における表示をオン/オフする操作”が行われた場合における表示内容の遷移の一例を示している。
例えば、本実施形態に係る表示装置の表示面における表示がオフ状態のときに“表示面における表示をオン/オフする操作”が行われた場合には、本実施形態に係る表示装置は、当該操作に応じた操作信号に基づいて、表示面における表示をオンする。その結果、本実施形態に係る表示装置の表示面の表示内容は、例えば、図15Bに示すA1の状態から図15Bに示すA2の状態へと変化する。
また、例えば、本実施形態に係る表示装置の表示面における表示がオン時に“表示面における表示をオン/オフする操作”が行われた場合には、本実施形態に係る表示装置は、当該操作に応じた操作信号に基づいて、表示面における表示をオフする。その結果、本実施形態に係る表示装置の表示面の表示内容は、例えば、図15Bに示すB1の状態から図15Bに示すB2の状態へと変化する。
なお、本実施形態に係る表示装置は、例えば、本実施形態に係る表示装置の表示面における表示がオン時において、“表示面における表示をオン/オフする操作”に応じた操作信号が取得されない場合であっても、自動的に表示面における表示をオフすることも可能である。本実施形態に係る表示装置は、例えば、本実施形態に係る表示装置の表示面における表示がオン時において、設定されている所定の期間が経過しても何らの操作信号が取得されない場合などには、自動的に表示面における表示をオフする。自動的に表示面における表示がオフされた場合、本実施形態に係る表示装置の表示面の表示内容は、例えば、図15Bに示すC1の状態から図15Bに示すC2の状態へと変化する。
図15Cは、図14のB1、B2に示す基準画面において、図13A〜図13C、図13Eに示す各種操作が行われた場合における表示内容の遷移の一例を示している。また、図15Dは、図14のC1、C2、D1、D2に示す画面において、図13A〜図13Cに示す各種操作が行われた場合における表示内容の遷移の一例を示している。例えば図15C、図15Dに示すように、本実施形態に係る表示装置は、行われた操作に応じた操作信号に基づいて、本実施形態に係る表示装置の表示面の表示内容を、操作に対応する内容に変える。なお、例えば図15DのA1、A2に示すように、文章(図15DのA1、A2では、“xxx…”、“yyy…”で示されている。)が表示される画面である場合には、上述したように、本実施形態に係る表示装置は、例えば、自動的にスクロール表示させることによって、文章全文をユーザに提示してもよい。
図15Eに示すAは、図14のB1、B2に示す基準画面において、サードパーティ製の表示オブジェクトに対して図13Aに示す“決定操作”が行われた場合における表示内容の遷移の一例を示している。また、図15Eに示すBは、例えば図14のEに示すサードパーティ製の表示オブジェクトが選択された場合に表示される画面が表示されている場合において、ユーザにより図13Eに示す“表示面における表示をオン/オフする操作”が行われた場合における表示内容の遷移の一例を示している。例えば図15Eに示すように、本実施形態に係る表示装置は、行われた操作に応じた操作信号に基づいて、本実施形態に係る表示装置の表示面の表示内容を、操作に対応する内容に変える。
図15Fは、図14のC1、C2、D1、D2に示す画面において、図13A〜図13Cに示す各種操作が行われた場合における表示内容の遷移の他の例を示している。
例えば、図15FのA1に示す画面において、図13Bに示す“左側へ移動させる操作”や図13Cに示す“右側へ移動させる操作”が行われた場合には、本実施形態に係る表示装置は、例えば、表示面の表示内容を、図15FのA2や図15FのA4に示す表示内容に変える。ここで、表示内容が遷移された場合、遷移後の表示内容が、これ以上“左側へ移動させる操作”や“右側へ移動させる操作”を受け付けない表示内容であることもありうる。
そこで、これ以上“左側へ移動させる操作”を受け付けない表示内容である場合には、本実施形態に係る表示装置は、例えば、例えば図15FのA3に示すように、表示内容を移動できない方向とは逆の方向に伸ばす表現に変更する。また、これ以上“右側へ移動させる操作”を受け付けない表示内容である場合には、本実施形態に係る表示装置は、例えば、例えば図15FのA5に示すように、表示内容を移動できない方向とは逆の方向に伸ばす表現に変更する。
例えば図15FのA3、A5に示すような表現で表示内容が表示面に表示されることによって、ユーザは、これ以上“左側へ移動させる操作”や“右側へ移動させる操作”が行えないことを認識することが可能となる。したがって、本実施形態に係る表示装置が、例えば図15FのA3、A5に示すように、操作が行えないことを示す表現により表示内容を表示面に表示することによって、ユーザの操作性をより向上させることができる。
なお、本実施形態に係る操作が行えないことを示す表現は、図15FのA3、A5に示す例に限られない。例えば、本実施形態に係る表示装置は、“画面におけるこれ以上操作を行えない方向に対応する端を光らせる表現”や、“画面において操作が行える方向に向けた矢印を、表示させる表現”など、操作が行えないことをユーザに通知することが可能な任意の表現を用いて、表示内容を表示面に表示させてもよい。
また、例えば図15FのA1〜A5に示すように、文章(図15FのA1〜A5では、“vvv…”、“xxx…”、“yyy…”で示されている。)が表示される画面である場合には、上述したように、本実施形態に係る表示装置は、例えば、自動的にスクロール表示させることによって、文章全文をユーザに提示してもよい。
図15A〜図15Fでは、本実施形態に係る表示装置が、ユーザの操作に応じた操作信号に基づいて、表示面に表示される表示内容を遷移させる例を示した。しかしながら、本実施形態に係る表示装置における処理は、操作信号に基づいて表示面に表示される表示内容を遷移させることに限られない。
例えば、本実施形態に係る表示装置は、新たなメールの受信や、ツイートなどの新たな書き込みの受信など、設定されているトリガに基づいて、表示面に表示される表示内容を遷移させてもよい。ここで、上記メールや書き込みなどの受信は、例えば、本実施形態に係る表示装置における受信であってもよいし、図11のDに示すような通信装置などの外部装置における受信であってもよい。本実施形態に係る表示装置は、例えば、上記メールや書き込みなどが受信されたことを示すデータや、受信された上記メールや書き込みなどのデータを、外部装置から取得することによって、外部装置における上記メールや書き込みなどの受信を、トリガとする。
図15G、図15Hは、設定されているトリガが検出された場合における表示内容の遷移の一例を示している。ここで、図15Gは、本実施形態に係る表示装置の表示面における表示がオフ状態のときに、設定されているトリガが検出された場合における表示内容の遷移の一例を示している。また、図15Hは、本実施形態に係る表示装置の表示面における表示がオン状態のときに、設定されているトリガが検出された場合における表示内容の遷移の一例を示している。
例えば、表示面における表示がオフ状態のときに設定されているトリガが検出された場合には、本実施形態に係る表示装置は、表示面の表示内容を、図15GのAに示す状態から、検出されたトリガに対応する図15GのBに示す状態へと変化させる。また、図15GのBに示す状態において他のトリガが検出された場合には、本実施形態に係る表示装置は、表示面の表示内容を、図15GのBに示す状態から、検出されたトリガに対応する図15GのCに示す状態へと変化させる。また、図15GのB、Cに示す状態において、図13Aに示す“決定操作”に応じた操作信号が取得された場合には、本実施形態に係る表示装置は、表示面の表示内容を、図15GのB、Cに示す状態から、操作信号に対応する図15GのDに示す状態へと変化させる。
また、表示面における表示がオン状態のときに設定されているトリガが検出された場合、本実施形態に係る表示装置は、例えば、図15HのA2、B2、C2、D2に示すように、検出されたトリガに対応するアイコンIを、表示面に表示させる。
例えば、検出されたトリガに対応するアイコンIが表示面に表示されることによって、ユーザは、新たなメールの受信や新たな書き込みの受信が行われたことなどを認識することが可能となる。したがって、本実施形態に係る表示装置が、例えば図15HのA2、B2、C2、D2に示すように、検出されたトリガに対応するアイコンIを表示面に表示することによって、ユーザの操作性をより向上させることができる。
表示システム1000では、例えば図14、図15A〜図15Hに示すように、図13A〜図13Eに示すようなユーザの操作に応じた操作信号や、検出されたトリガに基づいて、表示面に表示される表示内容を遷移させる。
なお、表示システム1000における表示の例は、図14、図15A〜図15Hに示す例に限られない。そこで、次に、表示システム1000における表示の他の例について説明する。
[III]表示システム1000における表示の他の例
(i)第1の例:操作をフィードバックすることが可能な表示
表示システム1000を構成する本実施形態に係る表示装置が、例えば図1のA、Bや図11のAに示すように“ユーザの前方に表示オブジェクトを表示することが可能な表示面が位置するようにユーザに装着され、装着されたユーザの側面の位置に操作デバイスが設けられる表示装置”である場合には、本実施形態に係る表示装置を装着したユーザは、側面の操作デバイスを目で確認しつつ操作を行うことが困難である。そのため、例えば、操作デバイスを探す動作や髪の毛をかきあげる動作などの操作を意図していないユーザの動作が、操作デバイスで検出されることによって、ユーザが意図していない処理が、本実施形態に係る表示装置において行われることが起こりうる。また、上記のようにユーザが意図していない処理が本実施形態に係る表示装置において行われることによって、ユーザの操作性が低下する恐れがある。
そこで、本実施形態に係る表示装置は、操作信号が取得された場合、操作信号が取得されたことをユーザに対してフィードバックする。また、本実施形態に係る表示装置は、フィードバックが開始されてから設定されている時間が経過した後に、取得された操作信号に基づく処理を行う。
図16A、図16Bは、本実施形態に係る表示システム1000における表示の他の例を説明するための説明図であり、ユーザに対して取得された操作信号に対応する操作をフィードバックすることが可能な表示の一例を示している。ここで、図16Aに示すA〜Dは、表示面に表示される表示内容の変化を、A〜Dの順番で時系列に示している。また、図16Bに示すA〜Hは、表示面に表示される表示内容の変化を、A〜Hの順番で時系列に示している。
例えば、ある表示オブジェクトに対する“決定操作”が認識された場合、本実施形態に係る表示装置は、例えば図16AのB〜Dのように、選択されている表示オブジェクトを示すフォーカス枠の表示を変化させる。図16Aに示す例では、本実施形態に係る表示装置は、フォーカス枠の表示が図16AのDに示す状態となったとき(すなわち、フィードバックが開始されてから設定されている時間が経過したとき)に、“決定操作”に対応する処理を行う。
また、ユーザに対して取得された操作信号に対応する操作をフィードバックする方法は、図16Aのように、フォーカス枠の表示を変えることに限られない。例えば、本実施形態に係る表示装置は、図16Bに示すように、プログレスを表現することによって、取得された操作信号に対応する操作をユーザに対してフィードバックすることも可能である。図16のBに示す例では、本実施形態に係る表示装置は、プログレスの表現が図16BのHに示す状態となったとき(すなわち、フィードバックが開始されてから設定されている時間が経過したとき)に、取得された操作信号が示す操作に対応する処理を行う。
なお、図16A、図16Bでは、本実施形態に係る表示装置が、取得された操作信号に対応する操作をユーザに対して視覚的にフィードバックする例を示したが、ユーザに対して取得された操作信号に対応する操作をフィードバックする方法は、視覚的にフィードバックする方法に限られない。例えば、本実施形態に係る表示装置は、操作の種類に対応する音声(音楽も含む)により聴覚的にフィードバックすることも可能である。また、本実施形態に係る表示装置は、例えば、触覚や嗅覚などユーザの他の感覚に対するフィードバックによって、ユーザに対して取得された操作信号に対応する操作をフィードバックしてもよい。
例えば上記のように、取得された操作信号に対応する操作をユーザに対してフィードバックすることによって、ユーザは、操作を意図していない動作が操作デバイスで検出されていることを認識することができる。また、本実施形態に係る表示装置が、フィードバックが開始されてから設定されている時間が経過した後に、取得された操作信号に基づく処理を行うことによって、ユーザが意図していない処理が本実施形態に係る表示装置において行われる可能性は、低減する。
したがって、上記のような処理を行うことによって、本実施形態に係る表示装置は、ユーザの操作性を向上させることができる。
なお、本実施形態に係る操作を意図していない動作が操作デバイスで検出されることによる、ユーザの操作性の低下を防止する方法は、上記の方法に限られない。
例えば、本実施形態に係る表示システム1000では、操作デバイスにおいて操作が行われたことが検出される検出時間が短いユーザの動作(例えば、タップ動作やダブルタップ動作など)を、本実施形態に係る表示装置において認識される操作としなくてもよい。
また、本実施形態に係る表示システム1000では、例えば、検出時間と、操作デバイスにおいて操作が行われた位置が検出される検出位置とによって、本実施形態に係る表示装置において認識される操作を変えてもよい。検出時間と検出位置とによって本実施形態に係る表示装置において認識される操作を変える例としては、例えば、図1のCに示す第1センサ22において設定されている時間以上指などが検出されている場合には“決定”、図1のCに示す第2センサ24において設定されている時間以上指などが検出されている場合には“キャンセル”というコマンドを割り当てることなどが、挙げられる。
(ii)第2の例:アニメーション表示
例えば図14、図15A〜図15Hを参照して説明したように、本実施形態に係る表示装置は、図13A〜図13Eに示すようなユーザの操作に応じた操作信号や、検出されたトリガに基づいて、表示面に表示される表示内容を遷移させる。表示面に表示される表示内容を遷移させる場合において、本実施形態に係る表示装置は、アニメーション表示を用いることも可能である。
図17A〜図17Fは、本実施形態に係る表示システム1000における表示の他の例を説明するための説明図であり、アニメーション表示の一例を示している。
図17Aは、本実施形態に係る表示装置の表示面における表示をオフ状態からオン状態とする場合における、アニメーション表示の一例を示している。ここで、図17Aに示すA〜Dは、表示面に表示される表示内容の変化を、A〜Dの順番で時系列に示している。
本実施形態に係る表示装置の表示面における表示がオフ状態のときに、ユーザにより図13Eに示す“表示面における表示をオン/オフする操作”が行われた場合には、本実施形態に係る表示装置は、当該操作に応じた操作信号に基づいて、表示面における表示をオンする。そして、本実施形態に係る表示装置は、例えば図17AのA〜Dに示すようなアニメーション表示によって、表示オブジェクトを表示面に表示させる。
本実施形態に係る表示装置の表示面における表示をオフ状態からオン状態とする場合において、例えば図17AのA〜Dに示すようなアニメーション表示を行う場合には、表示される表示オブジェクトが急に表示面に現れないので、ユーザの視界を急に遮らない。また、表示される表示オブジェクトが急に表示面に現れないことによって、急に現れる表示オブジェクトによりユーザの注意が分散してしまうことが防止される。
したがって、本実施形態に係る表示装置の表示面における表示をオフ状態からオン状態とする場合において、例えば図17AのA〜Dに示すようなアニメーション表示を行うことによって、ユーザの利便性や操作性の低下を防止することができる。
図17Bは、図14のB1、B2に示す基準画面において、例えばユーザが表示オブジェクトを選択するために図13B、図13Cに示す操作を行った場合における、アニメーション表示の一例を示している。ここで、図17Bに示すA〜Gは、表示面に表示される表示内容の変化を、A〜Gの順番で時系列に示している。
例えば図17BのA〜Gに示すように、本実施形態に係る表示装置は、例えば、表示オブジェクトの大きさや、表示オブジェクトの透過度を変えたアニメーション表示を用いて、表示オブジェクトを表示面に表示させる。
図17Cは、図14のB1、B2に示す基準画面において、例えばユーザが表示オブジェクトを選択するために図13Aに示す“決定操作”を行った場合における、アニメーション表示の一例を示している。ここで、図17Cに示すA〜Fは、表示面に表示される表示内容の変化を、A〜Fの順番で時系列に示している。
例えば図17CのA〜Dに示すように、本実施形態に係る表示装置は、“決定操作”に対応する操作信号が示す表示オブジェクトを、他の表示オブジェクトよりも長く表示面に表示させ続けるアニメーション表示を用いる。そして、例えば図17CのE、Fに示すように、本実施形態に係る表示装置は、“決定操作”に対応する操作信号が示す表示オブジェクトに対応する表示内容を、アニメーション表示を用いて表示面に表示させる。なお、例えば図17CのFに示すように、文章が表示される画面である場合には、上述したように、本実施形態に係る表示装置は、例えば、自動的にスクロール表示させることによって、文章全文をユーザに提示してもよい。
図17Dは、表示面に図17CのFに示す表示内容が表示されているときに、ユーザが図13Aに示す“戻る操作、または、取り消し操作”を行った場合における、アニメーション表示の一例を示している。ここで、図17Dに示すA〜Eは、表示面に表示される表示内容の変化を、A〜Eの順番で時系列に示している。
例えば、表示面に図17CのFに示す表示内容が表示されているときに、ユーザが図13Aに示す“戻る操作、または、取り消し操作”を行った場合には、本実施形態に係る表示装置は、図17DのA〜Eに示すように、図17Cに示すアニメーション表示とは逆のアニメーション表示(すなわち、時系列が図17CのF〜Aの順番に相当するアニメーション表示)を用いて、表示内容を遷移させる。
図17Eは、本実施形態に係る表示装置の表示面における表示がオン時において、設定されている所定の期間が経過しても何らの操作信号が取得されない場合における、アニメーション表示の一例を示している。図17Eに示すアニメーション表示は、いわゆるスタンバイ状態におけるアニメーション表示に相当する。ここで、図17Eに示すA〜Cは、表示面に表示される表示内容の変化を、A〜Cの順番で時系列に示している。
本実施形態に係る表示装置の表示面における表示がオン時において、設定されている所定の期間が経過しても何らの操作信号が取得されない場合には、本実施形態に係る表示装置は、例えば図17CのA〜Cに示すように、表示オブジェクトそれぞれが表示される位置を、表示オブジェクトごとに変化させる。例えば図17CのA〜Cに示すように、表示オブジェクトそれぞれが表示される位置を表示オブジェクトごとに変化させることによって、各表示オブジェクトがあたかも漂っているような感覚を、ユーザに与えることが可能となる。
図17Fは、本実施形態に係る表示装置の表示面における表示をオン状態からオフ状態とする場合における、アニメーション表示の一例を示している。ここで、図17Fに示すA〜Dは、表示面に表示される表示内容の変化を、A〜Dの順番で時系列に示している。
本実施形態に係る表示装置の表示面における表示をオン状態からオフ状態とする場合には、本実施形態に係る表示装置は、例えば図17FのA〜Dに示すように、図17Aに示すアニメーション表示とは逆のアニメーション表示(すなわち、時系列が図17AのD〜Aの順番に相当するアニメーション表示)を用いて、表示内容を遷移させる。
表示面に表示される表示内容を遷移させる場合、本実施形態に係る表示装置は、例えば図17A〜図17Fに示すようなアニメーション表示を用いることが可能である。なお、本実施形態に係るアニメーション表示が、図17A〜図17Fに示す例に限られないことは、言うまでもない。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記では、コンピュータを、本実施形態に係る表示制御装置として機能させるためのプログラム(コンピュータプログラム)が提供されることを示したが、本実施形態は、さらに、上記プログラムを記憶させた記録媒体も併せて提供することができる。
また、例えば図11に示す表示システム1000など、本実施形態に係る表示システムでは、例えば、本実施形態に係る表示システムを構成するいずれかの装置が、本実施形態に係る表示制御装置の役目を果たしていてもよい。また、本実施形態に係る表示システムは、例えば、さらに本実施形態に係る表示制御装置を有していてもよい。
上述した構成は、本実施形態の一例を示すものであり、当然に、本開示の技術的範囲に属するものである。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
ユーザの前方に表示オブジェクトを表示することが可能な表示面が位置するように前記ユーザに装着される表示装置における、前記表示面に表示される表示オブジェクトの表示を、制御する表示制御部を備え、
前記表示制御部は、前記表示装置において前記ユーザの側面の位置に設けられる操作デバイスにおける検出に応じて取得される操作信号に基づいて、前記表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、前記表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、前記表示オブジェクトの表示を制御する、表示制御装置。
(2)
前記表示制御部は、前記操作信号の取得状態に基づいて、選択的に、前記表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、前記表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、前記表示オブジェクトの表示を制御する、(1)に記載の表示制御装置。
(3)
前記表示制御部は、
前記操作信号が取得された場合には、前記表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、前記表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、前記表示オブジェクトの表示を制御し、
前記表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、前記表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、前記表示オブジェクトの表示を制御した後、設定されている所定の時間、前記操作信号が取得されない場合には、前記表示オブジェクトを移動させる軌道全体を、前記表示面に対して垂直方向成分を有さない軌道を示すように、前記表示オブジェクトの表示を制御する、(2)に記載の表示制御装置。
(4)
前記表示制御部は、前記操作信号が取得された場合には、前記表示面に表示させる表示オブジェクトのうちの少なくとも一部の表示オブジェクトを、前記表示面に対して垂直方向成分を有するように表示させる、(1)〜(3)のいずれか1つに記載の表示制御装置。
(5)
前記表示制御部は、
前記表示面に表示させる表示オブジェクトのうちの一の部分を、前記表示面に対して垂直方向成分を有さないように表示させ、
前記表示面に表示させる表示オブジェクトのうちの他の部分を、前記表示面に対して垂直方向成分を有するように表示させる、(4)に記載の表示制御装置。
(6)
前記表示制御部は、前記表示面に表示させる表示オブジェクトの全体を、前記表示面に対して垂直方向成分を有するように表示させる、(4)に記載の表示制御装置。
(7)
前記表示制御部は、前記操作信号が取得されていない場合には、前記表示オブジェクトを移動させる軌道全体が、前記表示面に対して垂直方向成分を有さない軌道を示すように、前記表示オブジェクトの表示を制御する、(1)〜(6)のいずれか1つに記載の表示制御装置。
(8)
前記表示制御部は、前記表示面に表示させる表示オブジェクトの全体を、前記表示面に対して垂直方向成分を有さないように表示させる、(7)に記載の表示制御装置。
(9)
前記表示制御部は、前記操作信号が取得された場合には、前記軌道に沿って、前記操作信号が示す操作方向に対応する方向にスクロールさせることによって、前記表示オブジェクトを移動させる、(1)〜(8)のいずれか1つに記載の表示制御装置。
(10)
前記表示装置において前記ユーザの側面の位置に設けられる前記操作デバイス以外の操作デバイスにおける検出に応じた操作信号が取得された場合には、
前記表示制御部は、前記表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、前記表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、前記表示オブジェクトを表示させない、(1)〜(9)のいずれか1つに記載の表示制御装置。
(11)
前記操作デバイスは、前記ユーザによる前記操作デバイスに対する操作入力、または、前記ユーザの前記操作デバイスへの近接を、検出する、(1)〜(10)のいずれか1つに記載の表示制御装置。
(12)
表示オブジェクトを表示することが可能な表示面を有し、ユーザに装着されたときに、前記ユーザの前方に前記表示面が位置する表示部と、
ユーザに装着されたときに、前記ユーザの側面の位置に設けられる操作部と、
前記表示面に表示される表示オブジェクトの表示を制御する表示制御部と、
を備え、
前記表示制御部は、前記操作部における検出に応じて取得される操作信号に基づいて、前記表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、前記表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、前記表示オブジェクトの表示を制御する、表示装置。
(13)
前記操作部は、ユーザに装着されたときに、前記ユーザのこめかみ部分に位置するテンプル部材上に備えられる、(12)に記載の表示装置。
(14)
前記表示装置は、ユーザの頭部に装着されるヘッドマウントディスプレイである、(12)、または(13)に記載の表示装置。
(15)
ユーザの前方に表示オブジェクトを表示することが可能な表示面が位置するように前記ユーザに装着される表示装置における、前記表示面に表示される表示オブジェクトの表示を、制御するステップを有し、
前記制御するステップでは、前記表示装置において前記ユーザの側面の位置に設けられる操作デバイスにおける検出に応じて取得される操作信号に基づいて、前記表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、前記表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、前記表示オブジェクトの表示を制御する、表示制御方法。
(16)
ユーザの前方に表示オブジェクトを表示することが可能な表示面が位置するように前記ユーザに装着される表示装置における、前記表示面に表示される表示オブジェクトの表示を、制御するステップを、コンピュータに実行させ、
前記制御するステップでは、前記表示装置において前記ユーザの側面の位置に設けられる操作デバイスにおける検出に応じて取得される操作信号に基づいて、前記表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、前記表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、前記表示オブジェクトの表示を制御する、プログラム。
10 表示部
12 操作部
14 テンプル部材
16 ブリッジ部材
18 モダン部材
20 パッド部材
22 第1センサ
24 第2センサ
100 表示制御装置
102 通信部
104 制御部
110 表示制御部
1000 表示システム

Claims (16)

  1. ユーザの前方に表示オブジェクトを表示することが可能な表示面が位置するように前記ユーザに装着される表示装置における、前記表示面に表示される表示オブジェクトの表示を、制御する表示制御部を備え、
    前記表示制御部は、前記表示装置において前記ユーザの側面の位置に設けられる操作デバイスにおける検出に応じて取得される操作信号に基づいて、前記表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、前記表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、前記表示オブジェクトの表示を制御する、表示制御装置。
  2. 前記表示制御部は、前記操作信号の取得状態に基づいて、選択的に、前記表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、前記表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、前記表示オブジェクトの表示を制御する、請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記表示制御部は、
    前記操作信号が取得された場合には、前記表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、前記表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、前記表示オブジェクトの表示を制御し、
    前記表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、前記表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、前記表示オブジェクトの表示を制御した後、設定されている所定の時間、前記操作信号が取得されない場合には、前記表示オブジェクトを移動させる軌道全体を、前記表示面に対して垂直方向成分を有さない軌道を示すように、前記表示オブジェクトの表示を制御する、請求項2に記載の表示制御装置。
  4. 前記表示制御部は、前記操作信号が取得された場合には、前記表示面に表示させる表示オブジェクトのうちの少なくとも一部の表示オブジェクトを、前記表示面に対して垂直方向成分を有するように表示させる、請求項1に記載の表示制御装置。
  5. 前記表示制御部は、
    前記表示面に表示させる表示オブジェクトのうちの一の部分を、前記表示面に対して垂直方向成分を有さないように表示させ、
    前記表示面に表示させる表示オブジェクトのうちの他の部分を、前記表示面に対して垂直方向成分を有するように表示させる、請求項4に記載の表示制御装置。
  6. 前記表示制御部は、前記表示面に表示させる表示オブジェクトの全体を、前記表示面に対して垂直方向成分を有するように表示させる、請求項4に記載の表示制御装置。
  7. 前記表示制御部は、前記操作信号が取得されていない場合には、前記表示オブジェクトを移動させる軌道全体が、前記表示面に対して垂直方向成分を有さない軌道を示すように、前記表示オブジェクトの表示を制御する、請求項1に記載の表示制御装置。
  8. 前記表示制御部は、前記表示面に表示させる表示オブジェクトの全体を、前記表示面に対して垂直方向成分を有さないように表示させる、請求項7に記載の表示制御装置。
  9. 前記表示制御部は、前記操作信号が取得された場合には、前記軌道に沿って、前記操作信号が示す操作方向に対応する方向にスクロールさせることによって、前記表示オブジェクトを移動させる、請求項1に記載の表示制御装置。
  10. 前記表示装置において前記ユーザの側面の位置に設けられる前記操作デバイス以外の操作デバイスにおける検出に応じた操作信号が取得された場合には、
    前記表示制御部は、前記表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、前記表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、前記表示オブジェクトを表示させない、請求項1に記載の表示制御装置。
  11. 前記操作デバイスは、前記ユーザによる前記操作デバイスに対する操作入力、または、前記ユーザの前記操作デバイスへの近接を、検出する、請求項1に記載の表示制御装置。
  12. 表示オブジェクトを表示することが可能な表示面を有し、ユーザに装着されたときに、前記ユーザの前方に前記表示面が位置する表示部と、
    ユーザに装着されたときに、前記ユーザの側面の位置に設けられる操作部と、
    前記表示面に表示される表示オブジェクトの表示を制御する表示制御部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、前記操作部における検出に応じて取得される操作信号に基づいて、前記表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、前記表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、前記表示オブジェクトの表示を制御する、表示装置。
  13. 前記操作部は、ユーザに装着されたときに、前記ユーザのこめかみ部分に位置するテンプル部材上に備えられる、請求項12に記載の表示装置。
  14. 前記表示装置は、ユーザの頭部に装着されるヘッドマウントディスプレイである、請求項12、または13に記載の表示装置。
  15. ユーザの前方に表示オブジェクトを表示することが可能な表示面が位置するように前記ユーザに装着される表示装置における、前記表示面に表示される表示オブジェクトの表示を、制御するステップを有し、
    前記制御するステップでは、前記表示装置において前記ユーザの側面の位置に設けられる操作デバイスにおける検出に応じて取得される操作信号に基づいて、前記表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、前記表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、前記表示オブジェクトの表示を制御する、表示制御方法。
  16. ユーザの前方に表示オブジェクトを表示することが可能な表示面が位置するように前記ユーザに装着される表示装置における、前記表示面に表示される表示オブジェクトの表示を、制御するステップを、コンピュータに実行させ、
    前記制御するステップでは、前記表示装置において前記ユーザの側面の位置に設けられる操作デバイスにおける検出に応じて取得される操作信号に基づいて、前記表示オブジェクトを移動させる少なくとも一部の軌道が、前記表示面に対して垂直方向成分を有する軌道を示すように、前記表示オブジェクトの表示を制御する、プログラム。
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