JP2016173119A - Power transmission device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、動力伝達装置に関する。 The present invention relates to a power transmission device.
従来、遊星歯車機構のリングギヤが、軸方向の一方側で径方向に延びた部分を介して、リングギヤの歯から離れた位置で、軸方向の一方および他方に支持された、動力伝達装置が知られている。 Conventionally, there has been known a power transmission device in which a ring gear of a planetary gear mechanism is supported by one and the other in the axial direction at a position away from the teeth of the ring gear via a portion extending in the radial direction on one side in the axial direction. It has been.
上記従来技術では、リングギヤが、軸方向の一方側でリングギヤの歯から径方向内側に延びた部分を介して、リングギヤの歯から離れた位置で支持されているため、リングギヤの歯から径方向内側に延びた部分によりプラネタリギヤが軸方向に大きくなる虞があった。 In the above prior art, the ring gear is supported at a position away from the ring gear teeth through a portion extending radially inward from the ring gear teeth on one side in the axial direction. There is a concern that the planetary gear may become larger in the axial direction due to the portion extending to.
そこで、本発明の課題の一つは、例えば、部品点数の増加の抑制やプラネタリギヤが軸方向により小さく構成できるなど、より不都合の少ない新規な構成のリングギヤの支持構造を有した動力伝達装置を得ることである。 Accordingly, one of the problems of the present invention is to obtain a power transmission device having a ring gear support structure with a new configuration with less inconvenience, such as, for example, suppressing an increase in the number of parts and making the planetary gear smaller in the axial direction. That is.
本発明の動力伝達装置は、例えば、ケースと、上記ケース内に収容され、サンギヤと、上記サンギヤの径方向の外側に位置された円筒状に形成されたリングギヤと、上記サンギヤと上記リングギヤとの間に位置され上記サンギヤと上記リングギヤとの間で動力を伝達するピニオンギヤと、上記ピニオンギヤを回転可能に支持するキャリアと、を有した遊星歯車機構と、上記リングギヤの軸方向の一方側の端部を支持する第一の支持部と、上記リングギヤの軸方向の他方側の端部を支持する第二の支持部と、を備え、上記第一の支持部は、上記キャリアに設けられており、上記キャリアと上記ピニオンギヤとの間に介在されたワッシャを上記第一の支持部と上記リングギヤの軸方向の一方側の端部との間に介在する。 The power transmission device of the present invention includes, for example, a case, a sun gear, a cylindrical ring gear that is positioned outside in the radial direction of the sun gear, the sun gear, and the ring gear. A planetary gear mechanism having a pinion gear that is located between the sun gear and the ring gear and transmits a power between the sun gear and a carrier that rotatably supports the pinion gear; and an end of one side of the ring gear in the axial direction And a second support part for supporting the other end part in the axial direction of the ring gear, and the first support part is provided on the carrier, A washer interposed between the carrier and the pinion gear is interposed between the first support portion and one end portion in the axial direction of the ring gear.
よって、本発明によれば、例えば、リングギヤを軸方向の一方側のみで支持するよう軸受に向けて長く延びた部分が設けられた構成と比較して、当該長く延びた部分を短くできるかあるいは省略できる分、動力伝達装置を軸方向により小さく構成することができる。また、例えば、ピニオンギヤとリングギヤとで軸受が別々に設けられる構成と比較して、部品点数の増加を抑制することができる。 Therefore, according to the present invention, for example, compared to a configuration in which a portion extending long toward the bearing is provided so as to support the ring gear only on one side in the axial direction, the long extending portion can be shortened, or Therefore, the power transmission device can be made smaller in the axial direction. Further, for example, an increase in the number of parts can be suppressed as compared with a configuration in which bearings are separately provided for the pinion gear and the ring gear.
また、上記動力伝達装置では、上記遊星歯車機構は、複数の上記ピニオンギヤを有し、上記ワッシャが、上記複数のピニオンギヤで共用された。よって、例えば、複数のピニオンギヤでワッシャが別々に設けられる場合に比べて、部品点数の増加を抑制することができる。 In the power transmission device, the planetary gear mechanism has a plurality of pinion gears, and the washer is shared by the plurality of pinion gears. Therefore, for example, an increase in the number of parts can be suppressed as compared with a case where washers are separately provided with a plurality of pinion gears.
また、上記動力伝達装置は、上記ケース内に収容された回転要素の回転を抑制する可動部と、油圧により駆動され上記可動部を動かすピストンと、上記ピストンに反力を与えるリターンスプリングと、上記リターンスプリングと上記ケースとの間に介在して上記リターンスプリングを支持する支持部材と、を有したブレーキを備え、上記第二の支持部は、上記支持部材に設けられた。よって、ケースに設けられ、遊星歯車機構のうち径方向の外側に位置するリングギヤの比較的近くに位置するブレーキの支持部材に第二の支持部を設けることができるため、例えば、リングギヤの軸方向の他方側を支持する構成が、より小さくなりやすい。 Further, the power transmission device includes a movable part that suppresses rotation of the rotating element housed in the case, a piston that is driven by hydraulic pressure to move the movable part, a return spring that applies a reaction force to the piston, A brake having a support member interposed between the return spring and the case and supporting the return spring is provided, and the second support portion is provided on the support member. Therefore, since the second support portion can be provided on the support member of the brake that is provided in the case and is positioned relatively close to the ring gear that is located on the radially outer side of the planetary gear mechanism, for example, the axial direction of the ring gear The configuration that supports the other side of this is likely to be smaller.
また、上記動力伝達装置では、前記第二の支持部は、前記ケースに設けられた。よって、ケースのうち、リングギヤの比較的近くに位置する部位に第二の支持部を設けることができるため、例えば、リングギヤの軸方向の他方側を支持する構成が、より小さくなりやすい。 In the power transmission device, the second support portion is provided in the case. Therefore, since the second support portion can be provided in a portion of the case that is located relatively close to the ring gear, for example, the configuration for supporting the other side in the axial direction of the ring gear tends to be smaller.
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および結果(効果)は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、それらの構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。 Hereinafter, exemplary embodiments of the present invention are disclosed. The configuration of the embodiment shown below, and the operation and result (effect) brought about by the configuration are examples. The present invention can be realized by configurations other than those disclosed in the following embodiments. Further, according to the present invention, it is possible to obtain at least one of various effects (including derivative effects) obtained by these configurations.
また、以下に開示される実施形態および変形例には、同様の構成要素が含まれている。以下では、それら同様の構成要素には共通の符号が付与されるとともに、重複する説明が省略される。なお、本実施形態では、図2,5,6において左側が軸方向の他方側、同図の右側が軸方向の一方側と定義されるが、これは便宜上の定義であって、同図の左側が軸方向の一方側であり同図の右側が軸方向の他方側であってもよい。 Moreover, the same component is contained in embodiment and the modified example which are disclosed below. In the following, common reference numerals are given to the same components, and redundant description is omitted. In this embodiment, the left side in FIGS. 2, 5 and 6 is defined as the other side in the axial direction, and the right side in the same figure is defined as one side in the axial direction. The left side may be one side in the axial direction, and the right side in the figure may be the other side in the axial direction.
<第1実施形態>
図1に示される動力伝達装置20は、エンジン(不図示)に接続されたトランスアクスルであって、トランスミッションケース22や、流体伝動装置23、オイルポンプ30、前後進切換機構35、CVT40(continuously variable transmission)、油圧制御装置(不図示)、ギヤ機構80、デファレンシャルギヤ(差動機構)88等を備えている。トランスミッションケース22は、互いに一体に結合されたコンバータハウジング22aや、トランスアクスルケース22b、リヤカバー22c等を有している。
<First Embodiment>
A
また、トランスミッションケース22の内部には、流体伝動装置23が収容されている。流体伝動装置23は、コンバータハウジング22aの内部に収容されている。図1に示すように、流体伝動装置23は、ポンプインペラ23pや、タービンランナ23t、ステータ23s、ワンウェイクラッチ23o、ダンパ機構24、ロックアップクラッチ25等を含む。ポンプインペラ23pは、入力部材としてのフロントカバー21を介してエンジンのクランクシャフトに接続される。タービンランナ23tは、CVT40のインプットシャフト41に固定される。ステータ23sは、ポンプインペラ23pおよびタービンランナ23tの内側に配置され、タービンランナ23tからポンプインペラ23pへの作動油(ATF)の流れを整える。ワンウェイクラッチ23oは、ステータ23sの回転方向を一方向に制限する。
A
ポンプインペラ23p、タービンランナ23t、およびステータ23sは、ポンプインペラ23pとタービンランナ23tとの回転速度差が大きい場合にはステータ23sの作用によりトルク増幅機(トルクコンバータ)として機能する。また、ポンプインペラ23p、タービンランナ23t、およびステータ23sは、両者の回転速度差が小さい場合には、流体継手として機能する。ただし、流体伝動装置23では、ステータ23sやワンウェイクラッチ23oが省略され、ポンプインペラ23pおよびタービンランナ23tが流体継手のみとして機能するよう構成されてもよい。また、ダンパ機構24は、例えば、ロックアップクラッチ25に連結される入力要素や、複数の第1弾性体を介して入力要素に連結される中間要素、複数の第2弾性体を介して中間要素に連結される出力要素等を含む。出力要素は、タービンハブに固定される。
The
ロックアップクラッチ25は、ロックアップ状態(接続状態)と、ロックアップ状態が解除された解除状態(遮断状態)とを選択的に切り替えることができる。ロックアップ状態では、ポンプインペラ23pとタービンランナ23t、すなわちフロントカバー21とCVT40のインプットシャフト41とが機械的に(ダンパ機構24を介して)連結される。エンジンが始動されて自動車が発進した後に所定の条件が成立した場合、ロックアップクラッチ25によりポンプインペラ23pとタービンランナ23tとがロック(直結)される(ロックアップ状態)。ロックアップ状態では、エンジンからの動力がインプットシャフト41に機械的かつ直接的に伝達される。なお、ロックアップクラッチ25は、油圧式の単板摩擦クラッチとして構成されてもよく、油圧式の多板摩擦クラッチとして構成されてもよい。
The
オイルポンプ30は、ポンプケースと、外歯ギヤ33と、内歯ギヤ34とを含む所謂ギヤポンプ(トロコイドポンプ)として構成されている。ポンプケースは、ポンプボディ31とポンプカバー32とを含む。ポンプボディ31およびポンプカバー32は、流体伝動装置23と前後進切換機構35の間に位置される。外歯ギヤ33は、複数の外歯を有するインナロータである。内歯ギヤ34は、外歯ギヤ33とは偏心して配置され、外歯ギヤ33と噛み合う内歯を有するアウタロータである。エンジンの動力によって外歯ギヤ33が回転すると、オイルポンプ30はオイルパン(不図示)に貯留されている作動油(ATF)をストレーナ(不図示)を介して吸引し、作動油を吐出する。オイルポンプ30の動作により、各部へ作動油が供給されるとともに、所要の油圧が得られる。
The
前後進切換機構35は、遊星歯車機構10や、ブレーキB1、クラッチC1等を有する。遊星歯車機構10は、トランスアクスルケース22b(ケース)内に収容されている。
The forward /
図2に示すように、遊星歯車機構10は、回転要素として、サンギヤ11や、リングギヤ12、ピニオンギヤ13、キャリア14等を有する。サンギヤ11、リングギヤ12、およびキャリア14は、いずれも回転中心Ax(図1)回りに回転可能に支持されている。よって、回転中心Axの径方向は、サンギヤ11、リングギヤ12、およびキャリア14の径方向であり、回転中心Axの軸方向は、サンギヤ11、リングギヤ12、およびキャリア14の軸方向である。サンギヤ11は、CVT40のインプットシャフト41と接続されており、サンギヤ11とインプットシャフト41とは一体に回転する。リングギヤ12は、サンギヤ11の径方向の外側に位置されている。サンギヤ11とリングギヤ12との間には、図3に示すように、軸方向から見て120°ずつ分配された三箇所に配置された三つのダブルピニオン15(ギヤセット)が設けられている。ダブルピニオン15は、互いに噛み合う二つのピニオンギヤ13を有し、一つのピニオンギヤ13がサンギヤ11と噛み合い、もう一つのピニオンギヤ13がリングギヤ12と噛み合っている。すなわち、ピニオンギヤ13は、サンギヤ11とリングギヤ12との間で動力(トルク、回転)を伝達するよう構成されている。キャリア14は、三つのダブルピニオン15、すなわち六つのピニオンギヤ13を、回転可能に支持している。ダブルピニオン15の回転中心Ax回りの回転に応じて、キャリア14が回転する。キャリア14は、CVT40のプライマリシャフト42と接続されており、キャリア14とプライマリシャフト42とは一体に回転する。リングギヤ12は、円筒状のリング部12aと、リング部12aの径方向の内側の面に設けられた歯部12bと、を有している。リング部12aは、ベース部とも称されうる。
As shown in FIG. 2, the
図1,2に示されるブレーキB1は、遊星歯車機構10のリングギヤ12とトランスアクスルケース22bとが接続された状態(接続状態)と、リングギヤ12とトランスアクスルケース22bとが遮断された状態(遮断状態)とを切り替える。図2に示すように、ブレーキB1は、互い違いに軸方向に重ねて配置された環状のディスク91,92を有している。ディスク91は、トランスアクスルケース22bに、軸方向には移動可能に支持されるとともに、周方向には移動不能に支持されている。ディスク92は、リングギヤ12に、軸方向には移動可能に支持されるとともに、周方向には移動不能に支持されている。すなわち、ディスク92は、リングギヤ12と一体に回転する。ディスク91,92の軸方向の他方側(図2では左側)には、押部材93が設けられている。ディスク91,92の軸方向の一方側(図2では右側)には、受部材94が設けられている。押部材93は、トランスアクスルケース22bに、軸方向に移動可能に支持されている。受部材94は、トランスアクスルケース22bに、少なくとも軸方向に固定されている。このような構成で、押部材93または最も軸方向他方側(図2では左側)に位置するディスク91が、アクチュエータに押されて軸方向の一方側(図2では右側)に移動すると、ディスク91とディスク92とが互いに重なり合って密着し、互いに隣接するディスク91とディスク92との間に作用する摩擦力によって、ディスク91とディスク92とが相対的に回転不能となる。この状態では、リングギヤ12とトランスアクスルケース22bとが接続状態となり、リングギヤ12の回転が停止する。一方、押部材93または最も軸方向他方側(図2では左側)に位置するディスク91が軸方向の他方側に移動した状態を解消すると、ディスク91とディスク92とが互いに密着した状態が解消され、リングギヤ12が回転可能な状態(遮断状態)となる。押部材93、ディスク91,92は、可動部の一例である。なお、押部材93は省略することができる。
The brake B1 shown in FIGS. 1 and 2 includes a state in which the
ブレーキB1は、ディスク91,92(押部材93)を油圧駆動するアクチュエータ95を有する。アクチュエータ95は、ピストン96と、リターンスプリング97と、支持部材98と、を有する。ピストン96は、トランスアクスルケース22bに設けられたシリンダ99に移動可能に収容されている。シリンダ99は、軸方向に延びた円環状の凹部として構成されている。ピストン96は、円環状に構成され、シリンダ99内に軸方向に移動可能に収容されている。ピストン96には、Oリング等のシール部材96aが取り付けられている。シール部材96aは、ピストン96とシリンダ99との間をシールする。シリンダ99内の、ピストン96よりも軸方向の他方側(図2では左側)には、所要の圧力の作動油が導入される油室99aが設けられる。油室99a内の作動油の所要の圧力がピストン96に加わると、ピストン96は、リターンスプリング97による弾性的な反力に抗して、軸方向の一方側(図2では右側)に移動する。ピストン96は、アーム部(不図示)を介して、押部材93または最も軸方向他方側(図2では左側)に位置するディスク91を軸方向の一方側(図2では右側)に動かし、ひいては、ディスク91とディスク92とを互いに重なり合わせて密着させる。これにより、リングギヤ12とトランスアクスルケース22bとが接続状態となり、リングギヤ12の回転が停止する。一方油室99aの圧力が所要の圧力よりも低下すると、ピストン96はリターンスプリング97によって軸方向の他方側(図2では左側)に押される。これにより、押部材93または最も軸方向他方側(図2では左側)に位置するディスク91が軸方向の他方側に移動した状態が解消され、ひいては、リングギヤ12が回転可能な状態(遮断状態)となる。
The brake B1 includes an
リターンスプリング97は、軸方向に弾性的に圧縮されたコイルスプリングである。リターンスプリング97は、当該リターンスプリング97の軸方向の一方側(図2では右側)に位置された支持部材98により、軸方向に支持されている。支持部材98は、円環状かつ板状に構成されている。本実施形態では、リターンスプリング97は、ピストン96に、軸方向の他方側(図2では左側)へ弾性的な力を加える一方、支持部材98に、軸方向の一方側(図2では右側)へ弾性的な力を加えている。本実施形態では、一例として、支持部材98のCリング等の留め具98bの径方向外側の縁部が、トランスアクスルケース22bに設けられた溝内に挿入されて固定されており、支持部材98がトランスアクスルケース22bに支持されている。すなわち、リターンスプリング97は、支持部材98および留め具98bを介して、トランスアクスルケース22bに支持されている。
The
クラッチC1は、遊星歯車機構10のキャリア14とインプットシャフト41(サンギヤ11)とが接続された状態と、キャリア14とインプットシャフト41とが遮断された状態と、を切り替える。
The clutch C1 switches between a state where the
本実施形態では、ブレーキB1とクラッチC1との動作により、以下のように回転伝達状態を切り替えることができる。すなわち、ブレーキB1を遮断するとともにクラッチC1を接続することにより、インプットシャフト41に伝達された動力をそのままCVT40のプライマリシャフト42に伝達することができる。一方、ブレーキB1を接続するとともにクラッチC1を遮断することにより、インプットシャフト41の回転を逆回転方向に変換してCVT40のプライマリシャフト42に伝達することができる。この場合、自動車は後退する。また、ブレーキB1およびクラッチC1の双方を遮断することにより、インプットシャフト41とプライマリシャフト42との接続を遮断することができる。
In the present embodiment, the rotation transmission state can be switched as follows by the operation of the brake B1 and the clutch C1. That is, by disconnecting the brake B1 and connecting the clutch C1, the power transmitted to the
CVT40は、プライマリプーリ43と、セカンダリプーリ45と、ベルト46と、プライマリシリンダ47と、セカンダリシリンダ48と、を備える。プライマリプーリ43は、駆動側回転軸としてのプライマリシャフト42に設けられている。セカンダリプーリ45は、プライマリシャフト42と平行に配置された従動側回転軸としてのセカンダリシャフト44に設けられている。ベルト46は、プライマリプーリ43の溝とセカンダリプーリ45の溝とに掛け渡されている。プライマリシリンダ47は、プライマリプーリ43の溝幅を変更するための油圧式アクチュエータである。セカンダリシリンダ48は、セカンダリプーリ45の溝幅を変更するための油圧式アクチュエータである。
The
プライマリプーリ43は、固定シーブ43aと、可動シーブ43bと、を備えている。固定シーブ43aは、プライマリシャフト42と一体に設けられている。可動シーブ43bは、プライマリシャフト42にボールスプラインを介して軸方向に摺動自在に支持されている。セカンダリプーリ45は、固定シーブ45aと、可動シーブ45bと、を備えている。固定シーブ45aは、セカンダリシャフト44と一体に設けられている。可動シーブ45bは、セカンダリシャフト44にボールスプラインを介して軸方向に摺動自在に支持されている。また、可動シーブ45bは、圧縮ばねであるリターンスプリング49によって、軸方向に弾性的に押されている。
The
プライマリシリンダ47は、プライマリプーリ43の可動シーブ43bの背後に設けられ、セカンダリシリンダ48は、セカンダリプーリ45の可動シーブ45bの背後に設けられる。プライマリシリンダ47およびセカンダリシリンダ48には、プライマリプーリ43とセカンダリプーリ45との溝幅を変化させる油圧が加えられる。これにより、CVT40は、エンジンから流体伝動装置23および前後進切換機構35を介してプライマリシャフト42に伝達された動力を無段階に変速してセカンダリシャフト44に出力することができる。セカンダリシャフト44に出力された動力は、ギヤ機構80、デファレンシャルギヤ88、および車軸89を介して左右の駆動輪に伝達される。
The
ギヤ機構80は、軸受を介してトランスアクスルケース22bにより回転自在に支持されるカウンタドライブギヤ81と、セカンダリシャフト44や車軸89と平行に延在するとともに軸受を介してトランスアクスルケース22bにより回転自在に支持されるカウンタシャフト82と、当該カウンタシャフト82に固定されるとともにカウンタドライブギヤ81に噛合するカウンタドリブンギヤ83と、カウンタシャフト82に形成(あるいは固定)されたドライブピニオンギヤ84(ファイナルドライブギヤ)と、ドライブピニオンギヤ84に噛合するとともにデファレンシャルギヤ88に連結されるデフリングギヤ85(ファイナルドリブンギヤ)とを含む。
The
また、本実施形態では、リングギヤ12の軸方向の両側の端部は、当該リングギヤ12とは異なる二つの部材によって、それぞれ、軸方向に支持されている。二つの部材のうちの一つは、リングギヤ12のリング部12aの軸方向の一方側に位置されて、リングギヤ12のリング部12aの軸方向の一方側の端部を軸方向に支持し、二つの部材のうちのもう一つは、リングギヤ12のリング部12aの軸方向の他方側に位置されて、リングギヤ12のリング部12aの軸方向の他方側の端部を軸方向に支持している。なお、軸方向の支持とは、リングギヤ12と二つの部材との双方が常に接触している状態を意味せず、リングギヤ12と二つの部材のうち少なくとも一方との間には、軸方向に隙間が設けられる。二つの部材のそれぞれによって、リングギヤ12の軸方向の移動が制限される。
In the present embodiment, both ends in the axial direction of the
図2に例示されるように、本実施形態では、リングギヤ12のリング部12aの軸方向の他方側(図2の左側)は、ブレーキB1の支持部材98に支持されている。支持部材98は、リングギヤ12の軸方向の他方側の端部を軸方向に支持する部材の一例であり、支持部材98のうち径方向の内側に位置された壁部98aが、第二の支持部の一例である。
As illustrated in FIG. 2, in the present embodiment, the other axial side (the left side in FIG. 2) of the
ここで、リターンスプリング97によって支持部材98に加わる力は、リングギヤ12から支持部材98に作用する軸方向の力の最大値よりも大きくなるよう設定されている。リングギヤ12の軸方向の力は、エンジンの出力トルクが最大の状態において最も大きくなる。リングギヤ12がはす歯の場合、リングギヤ12から支持部材98に作用する軸方向の力の最大値は、ねじれ角および最大トルクに等に応じた値となる。
Here, the force applied to the
一方、リングギヤ12のリング部12aの軸方向の一方側(図2の右側)は、キャリア14に支持されている。キャリア14は、リング状部材14aと、フランジ部14bと、シャフト14cと、を備えている。リング状部材14aは、ピニオンギヤ13の軸方向の一方側に位置され、円環状かつ板状に構成されている。フランジ部14bは、ピニオンギヤ13の軸方向の他方側に位置され、プライマリシャフト42から径方向の外側に板状に延びている。シャフト14cは、回転中心Ax(図1)から径方向に離れた位置で軸方向に延びてリング状部材14aとフランジ部14bとを連結している。シャフト14cは、軸受14d(ラジアル軸受)を介してピニオンギヤ13を回転可能に支持している。
On the other hand, one side (the right side in FIG. 2) of the
図3に示すように、リング状部材14aは、円環状のベース部14eと、ベース部14eから径方向の外側に突出する突出部14fと、を有している。突出部14fは、ピニオンギヤ13(ダブルピニオン15)が設けられた位置でベース部14eから径方向の外側に延びている。そして、図2に示すように、突出部14fによって、リングギヤ12の軸方向の一方側(図2の右側)の端部が支持されている。キャリア14(リング状部材14a)は、リングギヤ12の軸方向の一方側の端部を軸方向に支持する部材の一例であり、突出部14fは、第一の支持部の一例である。
As shown in FIG. 3, the ring-shaped
なお、図2に示すように、キャリア14は、クラッチC1のディスク100aを軸方向に移動可能に支持している。すなわち、キャリア14は、ディスク100aを支持する円筒部14gを有している。円筒部14gは、ベース部14eおよび突出部14fを有する部材(第一の部材)とは別の部材(第二の部材)として構成されており、これら第一の部材と第二の部材とは、溶接位置Wで互いに溶接されることで一体化されている。なお、第一の部材および第二の部材は、例えば、ねじ等の結合具によって結合されるなど、溶接以外によって一体化されてもよい。
As shown in FIG. 2, the
また、リングギヤ12と、リングギヤ12を軸方向に支持する部材との間には、回転速度の差がある。そこで、本実施形態では、リングギヤ12とリングギヤ12を軸方向に支持する部材との間に、軸受(スラスト軸受)が介在している。図2の例では、リングギヤ12の軸方向の他方側(図2の左側)では、リングギヤ12と支持部材98との間に、軸受として、ワッシャ16が設けられている。ワッシャ16は、例えば、耐摩耗性が比較的高い材料で円環状かつ板状に構成されている。また、本実施形態では、ワッシャ16は、径方向内側の部分を軸方向に折り曲げられており、リングギヤ12に支持されている。なお、ワッシャ16は、支持部材98に取り付けられてもよいし、支持部材98の少なくとも一部を耐摩耗性の高い材料で構成することにより、支持部材98をワッシャとして用いてもよい。
Further, there is a difference in rotational speed between the
一方、リングギヤ12の軸方向の一方側(図2の右側)では、リングギヤ12とキャリア14との間には、軸受として、ワッシャ17が設けられている。ワッシャ17は、例えば、耐摩耗性が比較的高い材料で板状に構成されている。このワッシャ17は、ピニオンギヤ13とキャリア14のベース部14eとの間にも介在している。すなわち、ワッシャ17は、キャリア14とピニオンギヤ13との間と、キャリア14とリングギヤ12の間とで、共用されている。具体的に、ワッシャ17は、キャリア14とピニオンギヤ13との間に位置された第一の部分17aと、キャリア14とリングギヤ12との間に位置された第二の部分17bと、を有している。なお、軸受を設けるのに替えて、互いに軸方向に面する部分に、例えば、メッキ処理や窒化処理等、耐摩耗性を高める表面処理を施してもよい。
On the other hand, on one side of the
以上、説明したように、本実施形態では、リングギヤ12(のリング部12a)の軸方向の一方側および他方側の端部が、それぞれ、リングギヤ12とは異なる部材(別の部材)の、リングギヤ12のリング部12aの軸方向の一方側および他方側に位置された部分によって支持されている。よって、本実施形態によれば、例えば、リングギヤを軸方向の一方側のみで支持するよう軸受に向けて径方向に長く延びた部分が設けられた構成と比較して、当該長く延びた部分を短くしたり省略したりできる分、動力伝達装置20を軸方向により小さく構成することができる。また、これにより、例えば、部品点数の削減や、部品の製造にかかる手間やコストの低減、軽量化といった効果が得られやすい。
As described above, in the present embodiment, the ring gear 12 (the
また、本実施形態では、リングギヤ12とは異なる部材としてのブレーキB1で用いられる支持部材98の壁部98a(第二の支持部)によって、リングギヤ12の軸方向の他方側の端部が支持されている。よって、本実施形態によれば、例えば、トランスアクスルケース22bに設けられ、遊星歯車機構10のうち径方向の外側に位置するリングギヤ12の比較的近くに位置するブレーキB1の支持部材98に第二の支持部を設けることができるため、リングギヤ12の軸方向の他方側を支持する構成が、より小さくなりやすい。
Further, in the present embodiment, the other end portion in the axial direction of the
また、本実施形態では、リングギヤ12とは異なる部材としてのキャリア14の突出部14f(第一の支持部)によって、リングギヤ12の軸方向の一方側の端部が支持されている。よって、本実施形態によれば、例えば、リングギヤ12に隣接するキャリア14に第一の支持部を設けることができるため、リングギヤ12の軸方向の一方側を支持する構成が、より小さくなりやすい。
In the present embodiment, the end of one side in the axial direction of the
また、本実施形態では、ワッシャ17は、キャリア14とピニオンギヤ13との間に介在されるとともに、キャリア14とリングギヤ12との間に介在されている。すなわち、ワッシャ17が、ピニオンギヤ13との間の軸方向の軸受として機能するとともに、リングギヤ12との間の軸方向の軸受として機能する。よって、本実施形態によれば、例えば、ピニオンギヤ13とリングギヤ12とで軸受が別々に設けられる場合に比べて、部品点数を減らすことができる。よって、例えば、部品の製造にかかる手間やコストが減りやすい。
In the present embodiment, the
<第1実施形態の第1変形例>
また、図4に例示される第1実施形態の第1変形例のように、ワッシャ17は、複数のダブルピニオン15(ピニオンギヤ13、ギヤセット)で共用することができる。具体的に、ワッシャ17は、円環状かつ板状に設けられた第一の部分17aと、第一の部分17aから径方向の外側に突出する板状の第二の部分17bと、を有している。第一の部分17aは、ベース部とも称されうる。また、第二の部分17bは、突出部とも称されうる。この第2変形例によれば、より一層部品点数を減らすことができる。よって、例えば、部品の製造にかかる手間やコストがより一層減りやすい。
<First Modification of First Embodiment>
Further, as in the first modification of the first embodiment illustrated in FIG. 4, the
<第1実施形態の第2変形例>
また、図5に例示される第1実施形態の第2変形例のように、ワッシャ16に替えてベアリング18を用いることができる。ベアリング18は、例えばニードルベアリングである。ベアリング18は、例えば、支持部材98に支持される。この第2変形例によれば、例えば、リングギヤ12と支持部材98との間の耐摩耗性をより向上できる場合がある。なお、ボールベアリング等、ニードルベアリング以外のベアリングも用いられうる。また、軸方向の一方側のワッシャ17に替えてニードルベアリング等が用いられてもよい。
<Second Modification of First Embodiment>
Further, as in the second modification of the first embodiment illustrated in FIG. 5, a
<第2実施形態>
図6に例示される本実施形態の動力伝達装置20Aは、上記第1実施形態の動力伝達装置20と同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の構成に基づく同様の効果が得られる。ただし、本実施形態では、リングギヤ12を軸方向に支持する具体的な構成が、上記第1実施形態とは異なっている。
Second Embodiment
The
まず、本実施形態では、ブレーキB1の支持部材98に替えて、トランスアクスルケース22bに設けられた突出部22dが、リングギヤ12の軸方向の他方側の端部を支持する第二の支持部として機能している。突出部22dは、トランスアクスルケース22bから、軸方向の一方側に向けて突出している。突出部22dとリングギヤ12との間には、軸受(スラスト軸受)として、円環状かつ板状のワッシャ16Aが設けられている。ワッシャ16Aは、例えば、耐摩耗性が比較的高い材料で円環状かつ板状に構成されている。また、本実施形態では、ワッシャ16Aは、径方向内側の部分を軸方向に折り曲げられており、突出部22dに支持されている。なお、ワッシャ16Aは、リングギヤ12に取り付けられてもよい。このような構成によれば、例えば、トランスアクスルケース22bのうち、リングギヤ12の比較的近くに位置する部位に、第二の支持部を設けることができるため、リングギヤ12の軸方向の他方側の端部を支持する構成が、より小さくなりやすい。
First, in this embodiment, instead of the
また、上記第一の実施形態では、ベース部14eおよび突出部14fを有する第一の部材と、円筒部14gを有する第二の部材とが、溶接等によって一体化されることによって、キャリア14の軸方向の一方側を構成するリング状部材14aが構成されていた。これに対し、本実施形態では、図6に示すように、ベース部14eと円筒部14gとが一つの部材によって構成されている。また、ダブルピニオン15の周方向に隣接した位置で、円筒部14gの一部が分離されて径方向の外側に折り曲げられ(切り起こされ)、突出部14fが構成されている。これにより、例えば、ベース部14e、突出部14f、および円筒部14gを有するキャリア14Aのリング状部材14aが、一つの部材によって構成されうる。このような構成によれば、例えば、部品の製造にかかる手間やコストが減りやすい。
Moreover, in said 1st embodiment, the 1st member which has the
以上、本発明の実施形態を例示したが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各例の構成や形状は、部分的に入れ替えて実施することも可能である。また、各構成や形状等のスペック(構造や、種類、方向、形状、大きさ、長さ、幅、高さ、数、配置、位置等)は、適宜に変更して実施することができる。例えば、本実施形態の動力伝達装置は、CVTではなく、遊星歯車機構を有した他の動力伝達装置、例えば、AT(automatic transmission)やAMT(automated manual transmission)等であってもよい。また、支持部材を有するブレーキは、リングギヤ以外の回転要素、例えば、サンギヤや、キャリア等のブレーキであってもよい。また、リングギヤは、上記実施形態に開示した以外の部材によっても支持されうる。 As mentioned above, although embodiment of this invention was illustrated, the said embodiment is an example and is not intending limiting the range of invention. The embodiment can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, combinations, and changes can be made without departing from the scope of the invention. In addition, the configuration and shape of each example can be partially exchanged. In addition, the specifications (structure, type, direction, shape, size, length, width, height, number, arrangement, position, etc.) of each configuration and shape can be changed as appropriate. For example, the power transmission device according to the present embodiment is not a CVT, but may be another power transmission device having a planetary gear mechanism, for example, AT (automatic transmission), AMT (automated manual transmission), or the like. Further, the brake having the support member may be a rotating element other than the ring gear, for example, a sun gear or a carrier brake. The ring gear can also be supported by members other than those disclosed in the above embodiment.
10…遊星歯車機構、11…サンギヤ(回転要素)、12…リングギヤ(回転要素)、12a…リング部、13…ピニオンギヤ、14,14A…キャリア(回転要素)、14f…突出部(第一の支持部)、17…ワッシャ、20…動力伝達装置、22b…トランスアクスルケース(ケース)、22d…突出部(第二の支持部)、91,92…ディスク(可動部)、93…押部材(可動部)、96…ピストン、97…リターンスプリング、98…支持部材、98a…壁部(第二の支持部)、B1…ブレーキ。
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記ケース内に収容され、サンギヤと、前記サンギヤの径方向の外側に位置された円筒状に形成されたリングギヤと、前記サンギヤと前記リングギヤとの間に位置され前記サンギヤと前記リングギヤとの間で動力を伝達するピニオンギヤと、前記ピニオンギヤを回転可能に支持するキャリアと、を有した遊星歯車機構と、
前記リングギヤの軸方向の一方側の端部を支持する第一の支持部と、
前記リングギヤの軸方向の他方側の端部を支持する第二の支持部と、
を備え、
前記第一の支持部は、前記キャリアに設けられており、前記キャリアと前記ピニオンギヤとの間に介在されたワッシャを前記第一の支持部と前記リングギヤの軸方向の一方側の端部との間に介在する、
動力伝達装置。 Case and
The sun gear, the cylindrical ring gear positioned outside the sun gear in the radial direction, and the sun gear and the ring gear positioned between the sun gear and the ring gear. A planetary gear mechanism having a pinion gear for transmitting power and a carrier for rotatably supporting the pinion gear;
A first support portion for supporting an end portion on one side in the axial direction of the ring gear;
A second support portion for supporting the other end portion of the ring gear in the axial direction;
With
The first support portion is provided on the carrier, and a washer interposed between the carrier and the pinion gear is connected to the first support portion and one end portion in the axial direction of the ring gear. Intervening,
Power transmission device.
前記ワッシャが、前記複数のピニオンギヤで共用された、請求項1に記載の動力伝達装置。 The planetary gear mechanism has a plurality of the pinion gears,
The power transmission device according to claim 1, wherein the washer is shared by the plurality of pinion gears.
前記第二の支持部は、前記支持部材に設けられた、請求項1または2に記載の動力伝達装置。 A movable part that suppresses rotation of the rotating element housed in the case, a piston that is driven by hydraulic pressure to move the movable part, a return spring that applies a reaction force to the piston, and between the return spring and the case A support member interposed between the support spring and the return spring.
The power transmission device according to claim 1, wherein the second support portion is provided on the support member.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015052649A JP2016173119A (en) | 2015-03-16 | 2015-03-16 | Power transmission device |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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2015
- 2015-03-16 JP JP2015052649A patent/JP2016173119A/en active Pending
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