JP2016173106A - エンジン構成部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却が改善されたフィルム孔を有するタービン構成部品を提供すること。
【解決手段】ガスタービンエンジンのためのエンジン構成部品は、高温燃焼ガスに面する高温面、及び冷却流体流れに面する冷却面を有するフィルム冷却基材を含む。基材は、絞り径Dを画定する絞りセクション、及び下流境界面と上流境界面とを備えフード付き長さを画定する拡散セクションを有する1つ又は複数のフィルム孔を含む。拡散セクションは、絞りセクションの下流端と高温面(84)との間の前記上流境界面に沿った距離としてフード付き長さLを画定し、1≦L/D≦6である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガスタービンエンジンのフィルム冷却されるエンジン構成部品に関する。
タービンエンジン、詳細にはガスタービンエンジン又は燃焼タービンエンジンは、エンジンを通過して多数のタービン動翼へ流れる燃焼ガスの流れからエネルギーを取り出す回転エンジンである。ガスタービンエンジンは、陸上及び船舶での移動用、並びに発電用に使用されてきたが、最も一般的には、ヘリコプタを含む航空機などの航空用途で使用されている。航空機では、ガスタービンエンジンは航空機の推進用に使用される。陸上用途では、タービンエンジンはしばしば発電用に使用される。
航空機用ガスタービンエンジンは、エンジン効率を最大にするために高温で作動するように設計されるので、高圧タービン及び低圧タービンなどの特定のエンジン構成部品の冷却が必要になる場合がある。高温燃焼ガスからエンジン構成部品を保護するために、いくつかのエンジン構成部品は、エンジン構成部品の高温面上に冷却流体の薄い層又は膜を供給するフィルム孔を含む。
米国特許出願公開第2013/0209229号公報
本発明の実施形態は、特にガスタービンエンジンのフィルム冷却されるエンジン構成部品に広く関係する。
一態様では、本発明は、高温燃焼ガス流れに面する高温面、及び冷却流体流れに面する冷却面を有する基材であって、高温燃焼ガスが、高温面に対して概ね上流方向及び下流方向を規定する、基材と、基材を貫通して延在し、中心線を画定するフィルム孔とを有する高温燃焼ガス流れを発生するガスタービンエンジンのためのエンジン構成部品に関する。フィルム孔は、絞り径Dを画定する絞りセクション、並びに、下流境界面と上流境界面とを有する拡散セクションを含み、拡散セクションは、絞りセクションの下流端と高温面との間の上流境界面に沿った距離としてフード付き長さLを画定し、1≦L/D≦6である。
別の態様では、本発明は、高温燃焼ガス流れを発生するガスタービンエンジンのためのエンジン構成部品であって、高温燃焼ガス流れに面する高温面、及び冷却流体流れに面する冷却面を有する基材であって、高温燃焼ガス流れが、高温面に対して概ね上流方向及び下流方向を規定する、基材と、基材を貫通して延在し、中心線を画定するフィルム孔とを有するエンジン構成部品に関する。フィルム孔は、冷却面に設けられて絞り径Dを画定する入口を有する絞りセクション、並びに、下流境界面と、上流境界面と、高温面に設けられた出口とを有する拡散セクションを含み、拡散セクションは、絞りセクションの下流端と高温面に設けられた出口との間の上流境界面に沿った距離としてフード付き長さLを画定し、絞り径Dに対するフード付き長さLの比は、フィルム孔の吹き出し比にほぼ等しい。
航空機用ガスタービンエンジンの概略断面図である。 図1のエンジンの燃焼器及び高圧タービンの側部断面図である。 本発明の第1の実施形態による、図1のエンジンのエンジン構成部品のフィルム孔の概略断面図である。 図3のエンジン構成部品の高温面の平面図である。 本発明の第2の実施形態による、図1のエンジンのエンジン構成部品のフィルム孔の概略断面図である。 本発明の第3の実施形態によるフィルム孔を有する、図1のエンジンのエンジン構成部品の概略断面図である。 本発明の第4の実施形態によるフィルム孔を有する、図1のエンジンのエンジン構成部品の概略断面図である。
本発明の実施形態は、特にガスタービンエンジンのフィルム冷却されるエンジン構成部品を対象として説明される。例示する目的のために、本発明の態様は、航空機ガスタービンエンジンに関して説明される。しかしながら、本発明はそれに限定されるものではなく、他の移動用途、並びに非移動用途の工業、商業、及び住宅用途などの非航空機の用途に一般的に適用することができることは理解されるであろう。
図1は、航空機用ガスタービンエンジン10の概略断面図である。エンジン10は、概ね長手方向に前方14から後方16に延在する軸又は中心線12を有する。エンジン10は、下流方向への直列流れ関係で、ファン20を含むファンセクション18、ブースタ又は低圧(LP:low pressure)圧縮機24及び高圧(HP:high pressure)圧縮機26を含む圧縮機セクション22、燃焼器30を含む燃焼セクション28、HPタービン34及びLPタービン36を含むタービンセクション32、並びに排気セクション38を含む。
ファンセクション18は、ファン20を取り囲むファンケーシング40を含む。ファン20は、中心線12の周りを放射状に配置された複数のファン動翼42を含む。
HP圧縮機26、燃焼器30、及びHPタービン34は、燃焼ガスを発生させるエンジン10のコア44を形成する。コア44は、ファンケーシング40と結合することができるコアケーシング46に取り囲まれる。
エンジン10の中心線12の周りに同軸に配置されたHP軸又はスプール48は、HPタービン34をHP圧縮機26に駆動接続する。LP軸又はスプール50は、より大きな直径の環状のHPスプール48内に、エンジン10の中心線12の周りに同軸に配置され、LPタービン36をLP圧縮機24及びファン20に駆動接続する。
LP圧縮機24及びHP圧縮機26はそれぞれ複数の圧縮機段52、54を含み、それらにおいて、一組の圧縮機動翼56、58が、対応する一組の圧縮機静翼60、62(ノズルとも呼ばれる)に対して回転して、段を通過する流体の流れを圧縮又は加圧する。単一の圧縮機段52、54において、複数の圧縮機動翼56、58が環状に設けられ、翼のプラットフォームから翼の先端まで中心線12に対して半径方向外向きに延在することができ、一方、対応する圧縮機静翼60、62は、動翼56、58の下流に、且つそれらに隣接して配置される。図1に示す動翼、静翼、及び圧縮機段の数は、単に例示する目的のためだけに選ばれたが、他の数も可能であることに留意されたい。
HPタービン34及びLPタービン36はそれぞれ複数のタービン段64、66を含み、それらにおいて、一組のタービン動翼68、70が、対応する一組のタービン静翼72、74(ノズルとも呼ばれる)に対して回転して、段を通過する流体の流れからエネルギーを取り出す。単一のタービン段64、66において、複数のタービン動翼68、70が環状に設けられ、翼のプラットフォームから翼の先端まで中心線12に対して半径方向外向きに延在することができ、一方、対応するタービン静翼72、74は、動翼68、70の上流に、且つそれらに隣接して配置される。図1に示す動翼、静翼、及びタービン段の数は、単に例示する目的のためだけに選ばれたが、他の数も可能であることに留意されたい。
作動時、回転ファン20は外気をLP圧縮機24に供給し、次いでLP圧縮機24は加圧された外気をHP圧縮機26に供給し、HP圧縮機26はさらに外気を加圧する。HP圧縮機26からの加圧された空気は燃焼器30で燃料と混合されて点火され、それによって燃焼ガスが発生する。これらのガスからHPタービン34によっていくらかの仕事が取り出され、それがHP圧縮機26を駆動する。燃焼ガスはLPタービン36に吐出され、そこでさらに仕事が取り出されてLP圧縮機24を駆動し、最終的に、排気ガスは排気セクション38を経てエンジン10から排出される。LPタービン36の駆動によってLPスプール50が駆動されて、ファン20及びLP圧縮機24を回転させる。
ファン20によって供給される外気のうちのいくらかは、エンジンコア44をバイパスして、エンジン10の部分、特に高温部分を冷却するために使用することができ、且つ/或いは、航空機の他の要素を冷却する、又はそれらに動力を与えるために使用することができる。タービンエンジンの環境では、エンジンの高温部分は通常、燃焼器30の下流、特にタービンセクション32であり、HPタービン34が燃焼セクション28のすぐ下流であるので最も高温の部分となる。冷却流体の他の源は、限定するものではないが、LP圧縮機24又はHP圧縮機26から吐出される流体の場合がある。
図2は、図1のエンジン10の燃焼器30及びHPタービン34の側部断面図である。燃焼器30は、デフレクタ76及び燃焼器ライナ77を含む。タービン34のタービン動翼68に軸方向に隣接して、放射状に離間したタービン静翼72の組があり、隣接する静翼72はそれらの間にノズルを形成する。タービン34によってエネルギーを最大限取り出すことができるように、ノズルは燃焼ガスを動翼に良好に流入させるように転向させる。高温燃焼ガス流れHが静翼72の外面に沿って通る際、冷却流体流れCは静翼72を通り抜けて静翼72を冷却する。シュラウド組立体78は、動翼68に隣接してタービン34における流れ損失を最小にする。同様のシュラウド組立体を、LPタービン36、LP圧縮機24、又はHP圧縮機26にも関連付けることができる。
エンジン10の1つ又は複数のエンジン構成部品は、本明細書でさらに開示する実施形態のフィルム孔を設けることができるフィルム冷却基材を含む。フィルム冷却基材を有するエンジン構成部品のいくつかの非限定的な例としては、図1〜2で説明した動翼68、70、静翼又はノズル72、74、燃焼器デフレクタ76、燃焼器ライナ77、又はシュラウド組立体78が含まれる。フィルム冷却が用いられる他の非限定的な例としては、タービン移行ダクト及び排気ノズルが含まれる。
図3は、本発明の第1の実施形態によるエンジン構成部品80の一部分を示す概略断面図である。エンジン構成部品80は、図1のエンジン10のエンジン構成部品とすることができ、矢印Hで示す高温ガスの流れの中に配置することができる。矢印Cで示す冷却流体流れは、エンジン構成部品を冷却するために供給することができる。図1〜2に関して上記したように、タービンエンジンの環境では、冷却空気は、ファン20によって供給されエンジンコア44をバイパスする外気、LP圧縮機24からの流体、又はHP圧縮機26からの流体とすることができる。
エンジン構成部品80は、高温燃焼ガス流れHに面する高温面84、及び冷却流体Cに面する冷却面86を有する基材82を含む。基材82はエンジン構成部品80の壁を形成することができ、壁はエンジン構成部品80の外壁又は内壁とすることができる。第1のエンジン構成部品80は、冷却面86を含む少なくとも1つの内部キャビティ88を画定することができる。高温面84はエンジン構成部品80の外面とすることができる。ガスタービンエンジンの場合、高温面84は1000℃から2000℃の範囲の温度のガスに曝される場合がある。基材82に適する材料としては、限定するものではないが、鋼、チタンなどの耐熱金属、或いはニッケル、コバルト又は鉄をベースにした超合金などの耐熱金属、及びセラミックマトリックス複合材が含まれる。超合金には、等軸、方向性凝固、及び単結晶構造の超合金が含まれる。
エンジン構成部品80は、内部キャビティ88とエンジン構成部品80の高温面84との間を流体連通させる、基材82を貫通して延在する1つ又は複数のフィルム孔90をさらに含む。作動中、冷却流体流れCは、内部キャビティ88に供給され、フィルム孔90から出て、高温面84上に冷却空気の薄い層又は膜を生成して、高温燃焼ガス流れHから高温面84を保護する。図3にはフィルム孔90を1つだけ示しているが、エンジン構成部品80は複数のフィルム孔90を備えることができることは理解される。
フィルム孔90は、基材82の冷却面86に設けられた入口92、高温面84に設けられた出口94、及び入口92と出口94を接続する通路96を有することができる。通路96は、冷却流体流れCの質量流量を調量する絞りセクション98、及び冷却流体Cがより広い冷却膜を形成するように膨張することができる拡散セクション100を含むことができる。拡散セクション100は、通路96を通る冷却流体流れCの方向に対して絞りセクション98の下流にある。拡散セクション100は、絞りセクション98と直列流れで連通することができる。絞りセクション98は、入口92に、又はその近くに設けることができ、一方、拡散セクション100は出口94に、又はその近くに画定することができる。作動時、冷却流体流れCは入口92を通ってフィルム孔90に入り、絞りセクション98及び拡散セクション100を通過した後、出口94から高温面84に沿ってフィルム孔90を出る。
絞りセクション98は、通路96を通る冷却流体流れCの方向に垂直な最小の断面積を有する通路96の一部分である。絞りセクション98は、通路が最小の断面積を有する個別の位置、又は通路96の細長い区域とすることができる。絞りセクション98の断面は通路96の絞り径Dを画定する。
本発明のこの実施形態又は任意の他の実施形態の絞りセクション98に関して用いられる用語「絞り径D」は、いかなる特定の断面に対しても絞りセクション98を限定することを意味せず、絞りセクション98の断面は、通路96を通る冷却流体流れCの方向に垂直となるように決められることに留意されたい。この実施形態では、絞りセクション98の断面は概ね円形である。しかしながら、本発明の他の実施形態では、絞りセクション98は異なる特定の断面形状とすることができ、例えば、絞りセクション98の断面形状は長方形又は楕円形とすることができる。絞りセクション98が円形でない場合、絞り径Dは断面の水力直径とすることができる。ここで、水力直径は一般に断面積を断面周囲長さで割って4倍したものとして定義される。衝撃レーザ加工によって通常生成される概ね円形であるが非常に凸凹した絞りセクション98に対しては、絞り径Dは、絞りセクション98を傷つけることなしに通り抜けることができる最大の円形ピンの直径とすることができる。また凸凹した表面を有する円形でない断面に対しては、絞り径Dは、傷つけることなしに通り抜けることができる適切な形状の最大のピンの水力直径とすることができる。拡散セクション100の前の断面長さが真っ直ぐでない、又は一定でない場合、最小の断面積の位置で、総体的に同じ定義を用いることができる。
通路96を通る冷却流体流れCは、本明細書では中心線102とも称する通路96の長手方向軸に沿っており、これは、絞りセクション98の断面の幾何学的中心を通る。フィルム孔90は、中心線102が高温面84及び冷却面86に直交しないように、通路96を通る冷却流体流れCの下流方向に傾けることができる。フィルム孔90に関して本明細書で使用されるとき、用語「軸方向」及びその変形形態は、冷却面86から高温面84までの中心線102に沿う冷却流体流れCの方向を指す。
絞りセクション98への入口104は、通路96への入口92と連通し、そこから冷却流体流れCを受け入れる。拡散セクション100の出口は、通路96の出口94と一致する。図3の実施形態を含む本発明のいくつかの実施形態では、絞りセクション98への入口104はさらに通路96への入口92と一致する場合がある。
絞りセクション98の出口は拡散セクション100への入口と一致しており、この一致した出口及び入口は、絞りセクション98と拡散セクション100との間に移行部106を画定し、ここで、冷却流体流れCが膨張し始めることができる。図示の実施形態では、絞りセクション98は通路96の細長い区域であり、移行部106は絞りセクション98の遠位端又は下流端にある。移行部106は、絞りセクション98の出口又は下流端で、中心線102に垂直な仮想線によって画定される。通路96が最小の断面積を有する個別の位置に絞りセクション98がある実施形態では、絞りセクション98の上流端と下流端は一致し、その結果、移行部106と絞りセクション98の下流端は同一とすることができる。移行部106は1本の線として示されているが、移行部106が1つの平面内にある必要はないことが理解されることに留意されたい。他の場合には、絞りセクション98と拡散セクション100との間に、より徐々に移行する部分があり、それは通路96の平面の区域内にはない。
拡散セクション100は、一対の離間した境界面108、110を含む。高温燃焼ガス流れHは、高温面84に対して、すなわち出口94を過ぎたところで、概ね上流方向112及び下流方向114を規定し、この高温燃焼ガス流れHの方向に対して境界面108、110を一般的に規定することができる。上流境界面108は概ね下流方向114に面し、下流境界面110は概ね上流方向112に面する。上流境界面108は、出口94の上流縁116で基材82の高温面84に交差し、下流境界面110は、出口94の下流縁118で基材82の高温面84に交差する。
上流境界面108と下流境界面110は軸方向に、実質的に、中心線102に平行である、中心線102から拡がる、又は中心線102の方に狭まることができる。図示の実施形態では、上流境界面108は中心線102に対して実質的に平行であり、一方、下流境界面110は中心線102から拡がっている。さらに、図3のような断面を見た場合、拡散セクション100では、上流及び下流境界面108、110は直線状の、又は湾曲した境界線を画定することができる。湾曲した境界線は中心線102の方に向かう、又は中心線102から離れるように曲がることができる。図示の実施形態では、上流及び下流境界面108、110はともに直線状の境界線を画定している。
拡散セクション100は、冷却流体流れCが上流境界面108によって覆われる量に概ね対応するフード付き長さLを画定する。フード付き長さLが長いということは、冷却流体流れCが高温燃焼ガス流れHにさらされる前に、長い距離を拡散することができることを意味する。フード付き長さLはフィルム孔の拡散長さとは異なっており、高温燃焼ガス流れHが、出口94の上流縁116に達するとすぐに、冷却流体流れCと相互作用し始めることができるので、拡散セクション100の全長よりもフード付き長さLの方が冷却流体流れの拡散をよりよく示す。絞りセクション98が入口92から拡散セクション100まで延在する図示の例などのフィルム孔では、拡散セクション100の全長は、単に、中心線102に沿った、絞りセクション98の長さと、入口92と出口94との間のフィルム孔全長との間の差である。
フード付き長さLは、絞りセクション98の下流端又は移行部106と高温面84との間の上流境界面108に沿った距離として画定することができる。図示の実施形態では、フード付き長さLは、直線状の上流境界面108に沿って移行部106と上流縁116との間で決定される。
フィルム孔90のフード比L/Dは、絞り径Dに対する拡散セクション100のフード付き長さLの比である。フード比L/Dは、フィルム孔90のフィルム冷却有効度の指標である。例えば、フィルム孔90のフード付き長さLが絞り径Dに対して短すぎる場合(すなわち、フード比L/Dが小さい場合)、大量の冷却流体流れCが十分に拡散しないでフィルム孔90を通り抜ける可能性がある。同様に、フィルム孔90のフード付き長さLが絞り径Dに対して長すぎる場合(すなわち、フード比L/Dが大きい場合)、冷却流体流れCは、高温面84上にフィルムを形成する前に加熱されるのに十分長くエンジン構成部品80の基材82内に留まる可能性がある。
フード比L/Dは、フィルム孔90に対する流れのパラメータに応じて変わり得る。1つの例では、フード比L/Dは、高温燃焼ガス流れHのフィルム孔90の出口94での局所的な運動量に対するフィルム孔90の出口94を出る冷却流体流れの運動量の比である吹き出し比BRに基づくことができる。「局所的」によって、この運動量は自由流れの高温燃焼ガス流れHが出口94に接近するときに測定される。吹き出し比BRは以下のように定義される。
ここで、
ρ=流体密度
V=局所バルク流体速度
フード比L/Dが吹き出し比BRとほぼ等しくなるように、フード比L/Dが吹き出し比BRとともに増大することが好ましい。これによって、冷却流体流れCが、高温燃焼ガス流れHと最初に相互作用する前に、拡散セクション100の上流境界面108に覆われた状態で拡散することができる。フード比L/Dが吹き出し比BRに対して小さすぎる場合、冷却流体流れCは十分拡散せず又は拡がらず、冷却流体流れCのコア部分が高温燃焼ガス流れHと相互作用し、その結果、望ましくない混合となりフィルム冷却有効度が低下する。フード比L/Dが吹き出し比BRに対して大きすぎる場合、冷却流体流れCはフィルム孔90内で過剰に加熱され、これも又、フィルム冷却有効度を低下させる。一例として、フィルム孔90は、下の表1の吹き出し比BRの範囲に対応するフード比L/Dの値を有することができる。
従って、フード比L/Dは以下の範囲内にあることが好ましい。
1≦L/D≦6
ガスタービンエンジンでは、吹き出し比BRの典型的な値は0.5から5の範囲である。従って、ガスタービンエンジンでは、フード比L/Dは、より具体的には下記の範囲とすることができる。
2≦L/D≦4
図4は、フィルム孔90の中心線102に沿って見た、図3のエンジン構成部品80の高温面84の上面図である。図4に示すように、拡散セクション100の上流及び下流境界面108、110は、中心線102の両側にあり、実質的に平面である。拡散セクション100は、境界面108と境界面110との間に延在する、同じく実質的に平面である対向側面120、122をさらに含む。下流境界面110と同様に、側面120、122の一方、又は両方は、中心線102から拡げることができる。側面120、122は、鋭い角又は隅ではなく滑らかな曲線となるように、境界面108、110に滑らかに移行することができる。これに代えて、上流及び下流面108、110の一方、又は両方は中心線102の周りを湾曲して互いに会う、又は中間側面と会うことができる。
拡散セクション100は、円形の断面、又は、限定するものではないが、長方形、楕円形、又は台形の断面などの非円形の断面を有することができる。図4に示す拡散セクション100の全体形状は実質的に斜角錐と同様であり、その結果、拡散セクション100は軸方向に中心線102から全体的に拡がり、その断面は実質的に台形である。これに代えて、拡散セクション100の全体形状は、その断面が実質的に円形の円錐形とすることができる。
図示のフィルム孔90では、拡散セクション100は中心線102の周りに実質的に軸対称であり、フード付き長さLは、上流境界面108の中線124に沿って画定される。図では、上流境界面108は中心線102に平行であるので、中線124は点として示されている。非対称の拡散セクション形状を有するフィルム孔では、フード付き長さLは、上流境界面108に沿った、移行部106と高温面84との間の最短の長さとして規定することができる。
図5は、本発明の第2の実施形態によるエンジン構成部品80の一部分を示す概略断面図である。エンジン構成部品80は、第1の実施形態のエンジン構成部品と実質的に同様であり、類似の要素は同じ参照符号で識別される。第2の実施形態では、コーティング126が基材82の高温面84の少なくとも一部分に施されている。コーティング126は、高温面84の反対側のコーティング上面128を画定する。コーティングされたエンジン構成部品を含む本発明の実施形態では、フード付き長さLは、絞りセクション98の遠位端とコーティング上面128との間の距離として規定することができる。コーティング126の非限定的ないくつかの例としては、遮熱コーティング、酸化保護コーティング、又はこれらの組合せが含まれる。コーティング126は、単層コーティング、又は多層コーティングを含むことができる。いくつかのコーティングはまた、フィルム孔90の内面に施されることもあることに留意されたい。そのような場合には、絞り径D及びフード付き長さLは、コーティングが施された後に測定することができる。
図6は、本発明の第3の実施形態によるフィルム孔130を有する図1のエンジンのエンジン構成部品80の概略断面図である。エンジン構成部品80は、内部キャビティ88とエンジン構成部品80の高温面84との間を流体連通させる、基材82を貫通して延在する1つ又は複数のフィルム孔130をさらに含む。作動中、冷却流体流れCは、内部キャビティ88に供給され、フィルム孔130から出て、高温面84上に冷却空気の薄い層又は膜を生成して、高温燃焼ガス流れHから高温面84を保護する。図6にはフィルム孔130を1つだけ示しているが、エンジン構成部品80は複数のフィルム孔130を備えることができることは理解される。
フィルム孔130は、基材82の冷却面86に設けられた入口132、高温面84に設けられた出口134、及び入口132と出口134を接続する通路136を有することができる。通路136は、冷却流体流れCの質量流量を調量する絞りセクション138、及び冷却流体Cがより広い冷却膜を形成するように膨張することができる拡散セクション140を含むことができる。拡散セクション140は、通路136を通る冷却流体流れCの方向に対して絞りセクション138の下流にある。拡散セクション140は、絞りセクション138と直列流れで連通することができる。作動時、冷却流体流れCは入口132を通ってフィルム孔130に入り、絞りセクション138及び拡散セクション140を通過した後、出口134から高温面84に沿ってフィルム孔130を出る。
絞りセクション138は、通路136を通る冷却流体流れCの方向に垂直な最小の断面積を有する通路136の一部分である。図示の実施形態では、絞りセクション138は、通路が最小の断面積を有する個別の位置であり、絞りセクション138の断面は通路136の絞り径Dを画定する。
通路136を通る冷却流体流れCは、本明細書では中心線142とも称する通路136の長手方向軸に沿っており、これは、絞りセクション138の断面の幾何学的中心を通る。フィルム孔130は、中心線142が高温面84及び冷却面86に直交しないように、通路136を通る冷却流体流れCの下流方向に傾けることができる。
絞りセクション138への入口144は、通路136への入口132と連通し、そこから冷却流体流れCを受け入れる。拡散セクション140の出口は、通路136の出口134と一致する。図6の実施形態を含む本発明のいくつかの実施形態では、絞りセクション138への入口144はさらに通路136への入口132の下流とすることができる。
絞りセクション138の出口は拡散セクション140への入口と一致しており、この一致した出口及び入口は、絞りセクション138と拡散セクション140との間に移行部146を画定し、ここで、冷却流体流れCが膨張し始めることができる。図示の実施形態では、絞りセクション138は通路136の個別の位置であり、移行部146は絞りセクション138にある。移行部146は、絞りセクション138において、中心線142に垂直な仮想線によって画定される。
拡散セクション140は、一対の離間した境界面148、150を含む。高温燃焼ガス流れHは、高温面84に対して、すなわち出口134を過ぎたところで、概ね上流方向152及び下流方向154を規定し、この高温燃焼ガス流れHの方向に対して境界面148、150を一般的に規定することができる。上流境界面148は概ね下流方向154に面し、下流境界面150は概ね上流方向152に面する。上流境界面148は、出口134の上流縁156で基材82の高温面84に交差し、下流境界面150は、出口134の下流縁158で基材82の高温面84に交差する。
図示の実施形態では、上流境界面148は中心線142から拡がり、一方、下流境界面150は中心線142に対して実質的に平行である。さらに、図示の実施形態では、上流境界面148は中心線142から曲がって離れる湾曲した境界線を画定し、下流境界面150は直線状の境界線を画定する。
この実施形態に対しては、上流境界面148は湾曲した境界線を画定するので、絞りセクション138の下流端又は移行部146と高温面84との間の上流境界面148に沿った距離として規定されるフード付き長さLは、例えば、移行部146と高温面84との間の最短の直線距離ではなく、曲線に沿って決定される。図示の実施形態では、フード付き長さLは、湾曲した上流境界面148に沿って移行部146と上流縁156との間で決定される。フード比L/Dは、吹き出し比BRに関係する範囲を含む、第1の実施形態に関する上記の様々な範囲とすることができる。
図7は、本発明の第4の実施形態によるフィルム孔を有する図1のエンジンのエンジン構成部品80の概略断面図である。エンジン構成部品80は、内部キャビティ88とエンジン構成部品80の高温面84との間を流体連通させる、基材82を貫通して延在する1つ又は複数のフィルム孔160をさらに含む。作動中、冷却流体流れCは、内部キャビティ88に供給され、フィルム孔160から出て、高温面84上に冷却空気の薄い層又は膜を生成して、高温燃焼ガス流れHから高温面84を保護する。図7にはフィルム孔160を1つだけ示しているが、エンジン構成部品80は複数のフィルム孔160を備えることができることは理解される。
フィルム孔160は、基材82の冷却面86に設けられた入口162、高温面84に設けられた出口164、及び入口162と出口164を接続する通路166を有することができる。通路166は、冷却流体流れCの質量流量を調量する絞りセクション168、及び冷却流体Cがより広い冷却膜を形成するように膨張することができる拡散セクション170を含むことができる。拡散セクション170は、通路166を通る冷却流体流れCの方向に対して絞りセクション168の下流にある。拡散セクション170は、絞りセクション168と直列流れで連通することができる。絞りセクション168は、入口162に、又はその近くに設けることができ、一方、拡散セクション170は出口164に、又はその近くに画定することができる。作動時、冷却流体流れCは入口162を通ってフィルム孔160に入り、絞りセクション168及び拡散セクション170を通過した後、出口164から高温面84に沿ってフィルム孔160を出る。
絞りセクション168は、通路166を通る冷却流体流れCの方向に垂直な最小の断面積を有する通路166の一部分である。図示の実施形態では、絞りセクション168は通路166の細長い区域である。絞りセクション168の断面は通路166の絞り径Dを画定する。
通路166を通る冷却流体流れCは、本明細書では中心線172とも称する通路166の長手方向軸に沿っており、これは、絞りセクション168の断面の幾何学的中心を通る。フィルム孔160は、中心線172が高温面84及び冷却面86に直交しないように、通路166を通る冷却流体流れCの下流方向に傾けることができる。
絞りセクション168への入口174は、通路166への入口162と連通し、そこから冷却流体流れCを受け入れる。拡散セクション170の出口は、通路166の出口164と一致する。図7の実施形態を含む本発明のいくつかの実施形態では、絞りセクション168への入口174はさらに通路166への入口162と一致し得る。
絞りセクション168の出口は拡散セクション170への入口と一致しており、この一致した出口及び入口は、絞りセクション168と拡散セクション170との間に移行部176を画定し、ここで、冷却流体流れCが膨張し始めることができる。図示の実施形態では、絞りセクション168は通路166の細長い区域であり、移行部176は絞りセクション168の遠位端又は下流端にある。移行部176は、絞りセクション168の出口又は下流端で、中心線172に垂直な仮想線によって画定される。
拡散セクション170は、一対の離間した境界面178、180を含む。高温燃焼ガス流れHは、高温面84に対して、すなわち出口164を過ぎたところで、概ね上流方向182及び下流方向184を規定し、この高温燃焼ガス流れHの方向に対して境界面178、180を一般的に規定することができる。上流境界面178は概ね下流方向184に面し、下流境界面180は概ね上流方向182に面する。上流境界面178は、出口164の上流縁186で基材82の高温面84に交差し、下流境界面180は、出口164の下流縁188で基材82の高温面84に交差する。
図示の実施形態では、上流及び下流境界面178、180は、中心線172から拡がっている。さらに、図示の実施形態では、上流及び下流境界面178、180は湾曲した境界線を画定する。
この実施形態に対しては、上流境界面178は湾曲した境界線を画定するので、絞りセクション168の下流端又は移行部176と高温面84との間の上流境界面178に沿った距離として規定されるフード付き長さLは、例えば、移行部176と高温面84との間の最短の直線距離ではなく、曲線に沿って決定される。図示の実施形態では、フード付き長さLは、湾曲した上流境界面178に沿って移行部176と上流縁186との間で決定される。フード比L/Dは、吹き出し比BRに関係する範囲を含む、第1の実施形態に関する上記の様々な範囲とすることができる。
上記の実施形態のいずれにおいても、本発明は、フィルム孔90の絞りセクション及び/又は拡散セクションの成形又は輪郭加工と組み合わせることができる。本発明の実施形態はまた、スロット型フィルム冷却に適用することができ、その場合には、出口94は高温面84のスロット内に設けられる。
さらに、上記の実施形態のいずれにおいても、基材82の高温面84にコーティングを施すことができる。コーティングの非限定的ないくつかの例としては、遮熱コーティング、酸化保護コーティング、又はこれらの組合せが含まれる。
さらに、上記の実施形態のいずれにおいても、基材82は概ね平面として示されているが、基材82は多くのエンジン構成部品80では湾曲している場合があることは理解される。しかしながら、基材82の曲率はフィルム孔の大きさに比べてわずかであり、従って、説明及び例示のために、基材82は平面として示されている。
本明細書で開示する本発明に関する装置及び方法の様々な実施形態によって、エンジン構造体に対する冷却、具体的には、フィルム孔を有するタービン構成部品における冷却を改善することができる。上記のシステムのいくつかの実施形態を実施して得られる1つの利点は、冷却流体流れCを高温燃焼ガス流れHにさらされる前に拡散させることができるフード付き長さLをフィルム孔が有することである。効果的にフィルム冷却するためにフード比L/Dを所定の範囲内に入れるように、フード付き長さLをフィルム孔の絞り径Dに関係づけることができる。上記の装置のいくつかの実施形態を実施して得られる別の利点は、フード比L/Dをさらに、フィルム孔に対する吹き出し比BRに基づいて決めることができることである。
本明細書では、最良の態様を含む例を用いて本発明を開示し、また、任意の装置又はシステムの作製及び使用、並びに任意の組み入れられた方法の実施を含め、当業者が本発明を実施できるように本発明を開示している。本発明の特許性を有する範囲は、特許請求の範囲によって規定され、当業者が想到する他の例も含むことができる。このような他の例は、特許請求の範囲の文言と相違ない構成要素を有する場合、又は特許請求の範囲の文言と実質的に相違ない等価の構成要素を有する場合、特許請求の範囲内であることを意図されている。
10 ガスタービンエンジン
12 中心線
14 前方
16 後方
18 ファンセクション
20 ファン
22 圧縮機セクション
24 低圧(LP)圧縮機
26 高圧(HP)圧縮機
28 燃焼セクション
30 燃焼器
32 タービンセクション
34 高圧(HP)タービン
36 低圧(LP)タービン
38 排気セクション
40 ファンケーシング
42 ファン動翼
44 コア
46 コアケーシング
48 HPスプール
50 LPスプール
52 LP圧縮機段
54 HP圧縮機段
56 LP圧縮機動翼
58 HP圧縮機動翼
60 LP圧縮機静翼
62 HP圧縮機静翼
64 HPタービン段
66 LPタービン段
68 HPタービン動翼
70 LPタービン動翼
72 HPタービン静翼
74 LPタービン静翼
76 デフレクタ
77 燃焼器ライナ
78 シュラウド組立体
80 エンジン構成部品
82 基材/壁
84 高温面
86 冷却面
88 内部キャビティ
90 フィルム孔
92 入口
94 出口
96 通路
98 絞りセクション
100 拡散セクション
102 中心線
104 絞り入口
106 移行部
108 上流境界面
110 下流境界面
112 上流方向
114 下流方向
116 上流縁
118 下流縁
120 側面
122 側面
124 中線
126 コーティング
128 コーティング上面
130 フィルム孔
132 入口
134 出口
136 通路
138 絞りセクション
140 拡散セクション
142 中心線
144 絞り入口
146 移行部
148 上流境界面
150 下流境界面
152 上流方向
154 下流方向
156 上流縁
158 下流縁
160 フィルム孔
162 入口
164 出口
166 通路
168 絞りセクション
170 拡散セクション
172 中心線
174 絞り入口
176 移行部
178 上流境界面
180 下流境界面
182 上流方向
184 下流方向
186 上流縁
188 下流縁
H 高温燃焼ガス流れ
C 冷却流体流れ
L フード付き長さ
D 絞り径

Claims (15)

  1. 高温燃焼ガス流れを発生するガスタービンエンジンのためのエンジン構成部品(80)であって、
    前記高温燃焼ガス流れに面する高温面(84)、及び冷却流体流れに面する冷却面(86)を有する基材(82)であって、前記高温燃焼ガス流れが、前記高温面(84)に対して概ね上流方向及び下流方向を規定する、基材(82)と、
    前記基材(82)を貫通して延在し、中心線(102、142、172)を画定し、且つ、
    絞り径Dを画定する絞りセクション(98、138、168)、並びに
    下流境界面(110、150、180)と、上流境界面(108、148、178)とを有する拡散セクション(100、140、170)を備えるフィルム孔(90、130、160)であって、
    前記拡散セクション(100、140、170)が、前記絞りセクション(98、138、168)の下流端(106、146、176)と前記高温面(84)との間の前記上流境界面(108、148、178)に沿った距離としてフード付き長さLを画定し、
    1≦L/D≦6である、フィルム孔(90、130、160)と
    を備えるエンジン構成部品(80)。
  2. 2≦L/D≦4である、請求項1記載のエンジン構成部品(80)。
  3. 前記拡散セクション(100、140、170)が、前記高温面(84)において前記フィルム孔(90、130、160)の出口(94、134、164)を画定する、請求項1記載のエンジン構成部品(80)。
  4. 前記絞りセクション(98、168)が、前記冷却面(86)において前記フィルム孔(90,160)の入口(92、162)を画定する、請求項3記載のエンジン構成部品(80)。
  5. 前記下流境界面(110、150、180)が、前記出口(94、134、164)の下流縁(118、158、188)で前記高温面(84)に交差し、前記上流境界面(108、148、178)が、前記出口(94、134、164)の上流縁(116、156、186)で前記高温面(84)に交差し、前記フード付き長さLが、前記絞りセクション(98、138、168)の前記下流端(106、146、176)と前記上流縁(116、156、186)との間の前記上流境界面(108、148、178)に沿った距離である、請求項3記載のエンジン構成部品(80)。
  6. 前記上流境界面(108)が実質的に、前記中心線(102)に平行である、又は前記中心線(142、172)から拡がっている、請求項1記載のエンジン構成部品(80)。
  7. 前記下流境界面(110、180)が前記中心線(102、172)から拡がっている、請求項6記載のエンジン構成部品(80)。
  8. 前記上流境界面(108)が、前記中心線(102)に対して実質的に平面である、且つ/又は、前記上流境界面(108)が、前記中心線(102)に沿って軸方向に実質的に直線状である、請求項1記載のエンジン構成部品(80)。
  9. 前記絞り径Dが、前記絞りセクション(98、138、168)に沿って実質的に一定である、請求項1記載のエンジン構成部品(80)。
  10. 前記中心線(102、142、172)が前記冷却面(86)及び前記高温面(84)に直交しないように、前記中心線(102、142、172)が前記下流方向に傾いている、請求項1記載のエンジン構成部品(80)。
  11. コーティング上面(128)を画定する、前記高温面(84)の上のコーティング(126)をさらに含み、前記フード付き長さLが、前記絞りセクション(98)の前記下流端(106)と前記コーティング上面(128)との間の距離である、請求項1記載のエンジン構成部品(80)。
  12. 前記エンジン構成部品(80)が、動翼(68、70)、静翼(72、74)、シュラウド(78)、燃焼器デフレクタ(76)、又は燃焼器ライナ(77)のうちの1つを含む、請求項1記載のエンジン構成部品(80)。
  13. 前記基材(82)が、前記冷却流体流れが供給される内部(88)を画定する前記エンジン構成部品(80)の外壁を含む、請求項1記載のエンジン構成部品(80)。
  14. L/Dが前記フィルム孔(90、130、160)の吹き出し比にほぼ等しい、請求項1記載のエンジン構成部品(80)。
  15. 高温燃焼ガス流れを発生するガスタービンエンジンのためのエンジン構成部品(80)であって、
    前記高温燃焼ガス流れに面する高温面(84)、及び冷却流体流れに面する冷却面(86)を有する基材(82)であって、前記高温燃焼ガス流れが、前記高温面(84)に対して概ね上流方向及び下流方向を規定する、基材(82)と、
    前記基材(82)を貫通して延在し、中心線(102、172)を画定し、且つ、
    前記冷却面(86)に設けられて絞り径Dを画定する入口(92、162)を有する絞りセクション(98、168)、並びに
    下流境界面(110、180)と、上流境界面(108、178)と、前記高温面(84)に設けられた出口(94、164)とを有する拡散セクション(100、170)を備えるフィルム孔(90、160)であって、
    前記拡散セクション(100、170)が、前記絞りセクション(98、168)の下流端(106、176)と前記高温面(84)に設けられた前記出口(94、164)との間の前記上流境界面(108、178)に沿った距離としてフード付き長さLを画定し、
    前記絞り径Dに対する前記フード付き長さLの比が、前記フィルム孔(90、160)の吹き出し比にほぼ等しい、フィルム孔(90、160)と
    を備えるエンジン構成部品(80)。
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