JP2016171702A - 給電方法、プログラム、及び送電装置 - Google Patents

給電方法、プログラム、及び送電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】送電装置から受電装置に効率的な無線給電を行うことができる給電方法を提供することにある。【解決手段】送電装置101の送電部202a〜202cが無線給電可能な範囲に存在する受電装置102a〜102cが検知され、検知された受電装置102a〜102cに対して1対1となるように送電部202a〜202cが割り当てられる。【選択図】図5

Description

本発明は、給電方法、プログラム、及び送電装置に関し、特に、無線給電を行う給電方法、プログラム、及び送電装置に関する。
送電装置に受電装置を近付けるだけで送電装置から受電装置に無線給電を行う無線給電技術が知られている。無線給電技術には、電磁誘導方式、磁界共鳴方式、電界結合方式、及び電波受信方式等がある。中でも、比較的遠くの距離、例えば、数m離れた距離まで所望の電力を供給可能な磁界共鳴方式が注目され、当該磁界共鳴方式を用いて送電装置から数m離れた受電装置に送電する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、磁界共鳴方式では、受電するための共振回路を備える受電装置と、送電するための少なくとも1つの共振回路を備える送電装置とが用いられ、上記各共振回路はコンデンサ及びコイルを備える。磁界共鳴方式では、受電装置の共振回路の共振周波数と送電装置の共振回路の共振周波数とを調整し、当該共振周波数が互いに一致するときに生じる共鳴磁場によって送電装置から受電装置に送電される。磁界共鳴方式は、例えば、複数の受電装置が存在する場合、送電装置の共振回路の共振周波数と給電先として所望する受電装置の共振回路の共振周波数とをあわせることにより、所望の受電装置にのみ送電可能であるという特性を有する。この特性を生かして、複数の受電装置の各々の要求電力に基づいて送電装置から各受電装置へ送電するためのリソース(以下、「送電リソース」という。)を割り当てる技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2009−136132号公報 特開2013−198327号公報
しかしながら、磁界共鳴方式において、複数の受電装置の各々の要求電力に基づいて送電リソースを割り当てた場合、送電装置が受電装置に効率的に無線給電を行うことができない場合がある。例えば、送電装置に複数の共振回路を設けることがあるが、このような場合であっても、通常、特定の共振回路からのみ送電が行われる。したがって、特定の共振回路にのみ送電の負荷が集中してしまう。すなわち、送電装置から受電装置に効率的な無線給電を行うことができないという問題が生じる。
本発明の目的は、送電装置から受電装置に効率的な無線給電を行うことができる給電方法、プログラム、及び送電装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の給電方法は、送電するための複数の送電手段を備える送電装置から複数の受電装置に無線給電する給電方法であって、各前記送電手段が無線給電可能な範囲に存在する前記複数の受電装置を検知する検知ステップと、前記検知された受電装置に送電する前記送電手段を割り当てる割り当てステップとを備え、前記割り当てステップは、前記検知された複数の受電装置に対して1対1となるように送電手段を割り当てることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の給電方法は、送電するための複数の送電手段を備える送電装置から複数の受電装置に無線給電する給電方法であって、各前記送電手段が無線給電可能な範囲に存在する前記複数の受電装置を検知する検知ステップと、各前記送電手段及び各前記受電装置の距離情報を取得する取得ステップと、前記検知された受電装置に送電する前記送電手段を割り当てる割り当てステップとを備え、前記割り当てステップは、前記複数の受電装置の各々について当該受電装置に最も近い前記送電手段を割り当てることを特徴とする。
本発明によれば、送電装置から受電装置に効率的な無線給電を行うことができる。
本発明の実施の形態に係る送電装置を含む給電システムの構成を概略的に示すブロック図である。 図1における送電装置の構成を概略的に示すブロック図である。 図1における受電装置の受電ユニットの構成を概略的に示すブロック図である。 図1の給電システムで用いられるパケット情報を説明するための図である。 図1の送電装置で実行される送電処理の手順を示すフローチャートである。 図5の送電処理で実行される実行送電部の割り当てを説明するための図である。 図1における送電装置の変形例の構成を概略的に示すブロック図である。 図7の送電装置で実行される送電処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る送電装置101を含む給電システム100の構成を概略的に示すブロック図である。
図1において、給電システム100は、送電装置101、受電装置102a〜102cを備える。
送電装置101は送電機能を備え、磁界共鳴方式を用いて無線で受電装置102a〜102cの各々に送電する。受電装置102a〜102cは受電機能を備え、ノートパソコン(例えば、図1の102a)、スマートフォン(例えば、図1の102b)、及びタブレット端末(例えば、図1の102c)等である。送電装置101は受電装置102a〜102cの各々に同時に送電可能である。
図2は、図1における送電装置101の構成を概略的に示すブロック図である。
図2において、送電装置101は、制御部201、送電部202a〜202c、電源供給部203、及びACプラグ204を備える。制御部201及び送電部202a〜202cはシステムバス211で互いに接続され、制御部201、送電部202a〜202c、電源供給部203、及びACプラグ204は電力供給可能に互いに接続されている。制御部201は、CPU205、ROM206、RAM207、及び無線通信部208を備え、これらは内部バス212で互いに接続されている。送電部202a〜202cは、送電回路209a〜209c及び電力伝送用コイル210a〜210cを夫々備え、これらは互いに接続されている。制御部201は送電部202a〜202cを制御する。CPU205は、ROM206及びRAM207に格納された各種制御プログラムを実行して各種制御を行う。ROM206は、不揮発性の記憶媒体であり、CPU205が使用するブートプログラム等を格納する。RAM207は揮発性の記憶媒体であり、CPU205が使用する各種データや各種制御プログラムを格納する。また、RAM207は無線通信部208を介して受電装置102a〜102cの各々から取得した各パケット情報等を格納する。無線通信部208はBlue tooth等を用いた無線通信機能を備える各種装置と無線通信を行う。本実施の形態では、無線通信部208は受電装置102a〜102cの各々と後述する図4に示すパケット情報400をデータ通信で送受信する。送電部202a〜202cは、送電回路209a〜209c及び電力伝送用コイル210a〜210cによって磁界共鳴方式による無線給電を行うための共振回路を夫々構成する。本実施の形態では、送電部202a〜202cは同様の構成を有するため、以下、一例として、送電部202aを用いて説明する。送電部202aは、電源供給部203から供給された直流電力に基づいて自己共振し、電力伝送用コイル210aを介して、受電装置102a〜102cのうち共振周波数が一致する受電装置にのみ送電する。電源供給部203はACプラグ204を介して供給された交流電力を直流電力に変換し、変換した直流電力を制御部201及び送電部202a〜202cに供給する。
次に、受電装置102a〜102cの各々に設けられ、送電部202a〜202cのいずれかからの送電を受電するための受電ユニットについて説明する。
本実施の形態では、受電装置102a〜102cに設けられる受電ユニットは同様の構成を有するため、以下、一例として、受電装置102aに設けられる受電ユニット300について説明する。
図3は、図1における受電装置102aの受電ユニット300の構成を概略的に示すブロック図である。
図3において、受電ユニット300は、制御部301、受電部302、及びバッテリー303を備える。制御部301、受電部302、及びバッテリー303はシステムバス312を介して互いに接続されている。制御部301は、CPU304、ROM305、RAM306、及び無線通信部307を備え、これらは内部バス313を介して互いに接続されている。受電部302は、電力受電用コイル308、受電回路309、整流回路310、及び電圧安定化回路311を備える。
制御部301は受電部302及びバッテリー303を制御する。CPU304は、ROM305及びRAM306に格納された各種制御プログラムを実行して各種制御を行う。本実施の形態では、CPU304はバッテリー303の充電量を検知し、また、CPU304は、バッテリー303が満充電である場合には、受電部302に対して充電の停止を指示する。ROM305は不揮発性の記憶媒体であり、CPU304が使用するブートプログラム等を格納する。RAM306は揮発性の記憶媒体であり、CPU304が使用する各種データや各種制御プログラム等を格納する。無線通信部307は送電装置101の無線通信部208と後述する図4に示すパケット情報400をデータ通信で送受信する。受電部302は送電装置101等からの送電を受電する。電力受電用コイル308及び受電回路309は送電装置101等からの送電を受電するための共振回路を構成する。受電回路309は受電した電力を整流回路310へ供給する。整流回路310は供給された電力を整流化して直流電圧を生成し、生成した直流電圧を電圧安定化回路311に供給する。電圧安定化回路311は供給された直流電圧を安定化し、安定化した直流電圧(以下、「安定化電圧」という。)をバッテリー303に供給する。バッテリー303は供給された安定化電圧に基づいて電力を蓄積し、蓄積した電力を制御部301に供給する。
次に、送電装置101の無線通信部208及び受電装置102aの無線通信部307によってデータ通信で送受信される図4に示すパケット情報400について説明する。なお、送電装置101の無線通信部208は受電装置102b,102cに夫々設けられる無線通信部307とも同様にパケット情報400のデータ通信を夫々行う。
図4のパケット情報400は、フレームヘッダ401及びフレームボディ402を有する。フレームヘッダ401はID403、フレームコントロール404、送信元アドレス405、送信先アドレス406、及びシーケンスナンバー407を有する。フレームボディ402はペイロード408及びフレームチェックシーケンス409を有する。
フレームヘッダ401は、送電装置101及び受電装置102aに関する情報、例えば、アドレス情報や機器情報の一部を含む。ID403は送電装置101及び受電装置102aでデータ通信を行う際に用いられるID情報を含む。フレームコントロール403は、受電装置102aの各種情報、具体的には、受電装置102aの充電量等を示すための電力管理情報410、送電装置101及び受電装置102aの距離を示すための距離情報411、送電部202a〜202c及び受電部302で用いられる共振周波数を示すための周波数情報412等を含む。本実施の形態では、距離情報411に、無線通信部208及び無線通信部307の距離が3段階に分別された「Far」、「Near」、「Immediately」のいずれかの情報が含まれる。距離情報411が「Immediately」である場合、無線通信部307及び無線通信部208の距離は近距離であることを示し、距離情報411が「Far」である場合、無線通信部307及び無線通信部208の距離は最も遠距離であることを示し、距離情報411が「Near」である場合、無線通信部307及び無線通信部208の距離が「Immediately」及び「Far」の間の距離であることを示す。本実施の形態では、距離情報411に基づいて送電部202a〜202cの各々が送電可能(無線給電可能)な範囲に受電装置102a〜102cの少なくとも1つが存在するか否かが判別される。送信元アドレス405はパケット情報400を送信した送信元のアドレス情報を含む。送信先アドレス406はパケット情報400の送信先のアドレス情報を含む。シーケンスナンバー407はパケット情報400で用いられる管理番号を含む。
フレームボディ402は各種詳細情報を含む。ペイロード408は各種詳細情報のデータ本体を含む。フレームチェックシーケンス409はペイロード408のエラーチェックを行うためのデータを含む。
図5は、図1の送電装置101で実行される送電処理の手順を示すフローチャートである。
ここで、送電装置101から受電装置102a〜102cの各々に無線給電を行う際、送電装置101の送電部202a〜202cのうち、例えば、送電部202aからのみ受電装置102a〜102cの各々に送電が行われると、送電部202aにのみ送電の負荷が集中してしまう。すなわち、送電装置101から受電装置102a〜102cに効率的な無線給電を行うことができない。
これに対応して、図5の処理では、送電部202a〜202cの各々が送電可能な範囲に存在する受電装置102a〜102cの各々に対して1対1となるように当該送電部202a〜202cの各々が割り当てられる。
図5の処理は、送電装置101のCPU205がROM206及びRAM207に格納された各種プログラムを実行することによって行われる。
図5において、まず、CPU205は、無線通信部208を介して受電装置102a〜102cの少なくとも1つから送信されたパケット情報400を取得すると、取得されたパケット情報400に含まれる距離情報411に基づいてパケット情報400を送信した受電装置102a〜102cの少なくとも1つ(以下、「パケット情報400の送信元」という。)が送電部202a〜202cの各々が送電可能な範囲に存在するか否かを判別する(ステップS501)。本実施の形態では、例えば、パケット情報400に含まれる距離情報411が「Immediately」又は「Near」である場合、パケット情報400の送信元が送電部202a〜202cの各々が送電可能な範囲に存在すると判別し、パケット情報400に含まれる距離情報411が「Far」である場合、パケット情報400の送信元が送電部202a〜202cのいずれもが送電不可能な範囲に存在すると判別する。その後、CPU205は、パケット情報400の送信元が送電部202a〜202cの各々が送電可能な範囲に存在することを検知すると(ステップS501でYES)(検知ステップ)、取得されたパケット情報400に含まれる電力管理情報410に基づいてパケット情報400の送信元への送電が必要であるか否かを判別する(ステップS502)。これにより、送電が必要なパケット情報の送信元を検知する。
本実施の形態では、パケット情報400の送信元の充電量が満充電に近い状態、例えば、95%以上である場合、パケット情報400の送信元への送電が不要であると判別し、パケット情報400の送信元の充電量が、例えば、95%未満である場合、パケット情報400の送信元への送電が必要であると判別する。CPU205は、パケット情報400の送信元への送電が必要であると(ステップS502でYES)、送電部202a〜202cのうち送電可能な状態である送電部(以下、「待機送電部」という。)の個数とステップS502で送電が必要であると判別されたパケット情報400の送信元(以下、「送電対象受電装置」という。)の個数とを比較する。その後、CPU205は、当該比較した結果、待機送電部の個数が送電対象受電装置の個数以上であるか否かを判別する(ステップS503)。本実施の形態では、送電部202a〜202cのうち、例えば、既に送電対象受電装置が割り当てられた送電部(以下、「実行送電部」という。)を除く送電部を待機送電部と定義する。
ステップS503の判別の結果、待機送電部の個数が送電対象受電装置の個数以上であるとき、CPU205は、送電対象受電装置に対して1対1になるように待機送電部のいずれかを割り当てる(ステップS504)(割り当てステップ)。本実施の形態では、各待機送電部は、ステップS502で送電が必要であると判別された送電対象受電装置の判別順に各送電対象受電装置へ割り当てられる。すなわち、送電対象受電装置の検知順に各待機送電部が送電対象受電装置へ割り当てられる。
ステップS504では、例えば、図6(a)に示すように送電部202a〜202cが送電装置101に設けられ、送電部202a〜202cのいずれもが待機送電部であって、図6(b)に示すように送電対象受電装置である受電装置102aが配置された場合、受電装置102aに対して1対1になるように送電部202a〜202cのいずれか、例えば、送電部202aを当該受電装置102aに割り当てる。その後、CPU205は、ステップS506の処理に進む。
ステップS503の判別の結果、待機送電部の個数が送電対象受電装置の個数未満であるとき、CPU205は、待機送電部が不足していると判断し、待機送電部以外の実行送電部へ既に割り当てられた送電対象受電装置の充電に必要な時間(以下、「充電必要時間」という。)を算出する。本実施の形態では、CPU205は、取得したパケット情報400に含まれる電力管理情報410から送電対象受電装置の充電量を取得し(取得ステップ)、取得した充電量に基づいて充電必要時間を算出する。
その後、CPU205は、算出された充電必要時間のうち最も短い充電必要時間の送電対象受電装置へ割り当てられた実行送電部に、未だ実行送電部が割り当てられていない送電対象受電装置を更に割り当てる(ステップS505)(割り当てステップ)。例えば、図6(c)に示すように、4つの受電装置102a〜102cが存在する場合であって、受電装置102a〜102cが既に実行送電部である送電部202a〜202cから夫々送電されている場合、すなわち、待機送電部の個数が0であり、送電対象受電装置の個数が4である場合、受電装置102aの充電量が80%であり、受電装置102bの充電量が50%であり、受電装置102cの充電量が20%であるとすると、充電量が最も多い、つまり、充電必要時間が最も短い受電装置102aに割り当てられた送電部202aには受電装置102dが更に割り当てられる。すなわち、本実施の形態では、待機送電部の個数が送電対象受電装置の個数未満である場合、充電必要時間が最も短い実行送電部が複数の受電装置に送電する。
次いで、CPU205は、待機送電部や実行送電部を割り当てられた送電対象受電装置に当該待機送電部の共振回路の共振周波数を含むパケット情報400を送信する(パケット送信ステップ)。送電対象受電装置は受信したパケット情報400に含まれる共振周波数を自身の共振周波数として設定する(ステップS506)。すなわち、本実施の形態では、パケット情報400に含まれる共振周波数は送電対象受電装置の受電に必要な共振周波数である。これにより、送電対象受電装置に割り当てられた待機送電部や実行送電部は当該送電対象受電装置にのみ送電可能となる。次いで、CPUS205は待機送電部や実行送電部から送電対象受電装置に送電を開始する(ステップS507)。次いで、CPU205は、待機送電部や実行送電部から送電対象受電装置への送電が完了すると(ステップS508でYES)、送電を停止して(ステップS509)、本処理を終了する。
図5の処理によれば、待機送電部や実行送電部の各々が送電可能な範囲に存在する送電対象受電装置に対して1対1となるように割り当てられる。これにより、例えば、送電部202a〜202cのうち送電部202aのみから複数の受電装置102a〜102cに送電されることが無いので、送電部202a〜202cの各々から受電装置102a〜102cの各々へ個別に送電することができ、送電部202aにのみ送電の負荷が集中するのを回避することができ、もって、送電装置101から受電装置102a〜102cの各々に効率的な無線給電を行うことができる。
また、図5の処理によれば、ステップS502で検知された送電対象受電装置の検知順に各待機送電部が各送電対象受電装置へ割り当てられ、さらに、各待機送電部が各送電対象受電装置へ上記検知順に割り当てられた後、待機送電部が割り当てられていない送電対象受電装置には、充電必要時間が最も短い送電対象受電装置へ割り当てられた実行送電部が更に割り当てられるので、送電部202a〜202cの少なくとも1つが複数の送電対象受電装置に割り当てられても、当該複数の送電対象受電装置において早期に充電が完了する送電対象受電装置が存在することになる。これにより、複数の送電対象受電装置に割り当てられた実行送電部の負荷が大きくなる時間を短縮し、もって、送電部202a〜202cの各々の負荷を軽減することができる。
さらに、図5の処理よれば、待機送電部や実行送電部は割り当てられた送電対象受電装置の受電に必要な共振周波数を含むパケット情報400を送電対象受電装置に送信する。これにより、待機送電部や実行送電部は割り当てられた送電対象受電装置へ磁界共鳴によって確実に送電することができる。
以上、本発明について実施の形態を用いて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。
例えば、図6(c)の受電装置102a,102dには送電部202aが送電し、受電装置102bには送電部202bが送電し、受電装置102cには送電部202cが送電している場合、受電装置102a〜102dのいずれか、例えば、受電装置102bへの送電が完了すると、受電装置102bに割り当てられた送電部202bに受電装置102a,102dのいずれか、例えば、受電装置102aを割り当て直してもよい。
また、上述した本実施の形態では、送電対象受電装置の検知順に各待機送電部が送電対象受電装置へ割り当てられる。しかしながら、待機送電部(実行送電部)は送電対象受電装置との距離が近い程、当該送電対象受電装置に効率よく送電可能であるが、上述した本実施の形態では、送電対象受電装置には当該送電対象受電装置に近接した待機送電部が割り当てられない場合がある。例えば、送電装置101における図6(d)に示す位置に受電装置102aが配置された場合、受電装置102aには送電部202cが割り当てられるのが望ましいが、ステップS502の判別の結果、受電装置102aには当該受電装置102aから最も離れた送電部202aが割り当てられる場合もある。この場合、送電部202cが割り当てられた場合に比べて送電装置101から受電装置102aへの送電の効率が低減する可能性がある。
これに対応して、以下の変形例では、後述する図7の送電部702a〜702cのうち送電対象受電装置に最も近い待機送電部(実行送電部)を当該送電対象受電装置に割り当てる。
図7は、図1における送電装置101の変形例の構成を概略的に示すブロック図である。
本変形例は、その構成、作用が上述した実施の形態と基本的に同じであるので、重複した構成、作用については説明を省略し、以下、上述した実施の形態と異なる構成、作用についてのみ詳細に説明する。
図7において、送電装置700は、送電装置101に設けられた電源供給部203及びACプラグ204の他に、制御部701及び送電部702a〜702cを備える。制御部701及び送電部702a〜702cはシステムバス705で互いに接続され、制御部701、送電部702a〜702c、電源供給部203、及びACプラグ204は電力供給可能に互いに接続されている。制御部701は、図2のCPU205、ROM206、及びRAM207を備える。送電部702a〜702cは、図2の送電回路209a〜209c及び電力伝送用コイル210a〜210cの他に、サブCPU703a〜703c及び無線通信部704a〜704cを備える。
本実施の形態では、送電部702a〜702cは同様の構成を有するため、以下、一例として、送電部702aを用いて説明する。送電部702aでは、無線通信部704aは、受電装置102a〜102cのいずれか、例えば、受電装置102aを検知すると、当該検知した結果を含むパケット情報400をサブCPU703aに送信し、サブCPU703aは受信したパケット情報400をCPU205に送信する。
本実施の形態では、CPU205は、送電部702a〜702cの夫々から送信された夫々のパケット情報400から距離情報411を夫々取得し、取得した距離情報411に基づいて送電部702a〜702cのうち受電装置102aまでの距離が最も近い送電部(以下、「第1送電部」という。)を特定する。さらに、CPU205は特定された第1送電部、例えば、送電部702aに設けられるサブCPU703aに送電するための指示通知を送信する。
図8は、図7の送電装置700で実行される送電処理の手順を示すフローチャートである。
図8の処理は、送電装置700のCPU205がROM206及びRAM207に格納された各種プログラムを実行することによって行われる。
図8において、まず、CPU205は、無線通信部704a〜704cの各々を介して受電装置102a〜102cの少なくとも1つ、例えば、受電装置102aからパケット情報400を取得すると、取得されたパケット情報400に含まれる距離情報411に基づいてパケット情報400の送信元が送電部702a〜702cの各々が送電可能な範囲に存在するか否かを判別する(ステップS801)。
その後、CPU205は、パケット情報400の送信元が送電部702a〜702cの各々が送電可能な範囲に存在することを検知すると(ステップS801でYES)、図5のステップS502と同様の処理を行う。次いで、CPU205は、無線通信部704a〜704cの各々で取得された各パケット情報400を取得し(ステップS802)、取得した各パケット情報400に基づいて第1送電部を特定する。例えば、無線通信部704a及び無線通信部704bで取得されたパケット情報400に含まれる距離情報411が「Near」であり、無線通信部704cで取得されたパケット情報400に含まれる距離情報411が「Immediately」である場合、CPU205は、無線通信部704cを有する送電部702cを第1送電部と特定する。その後、CPU205は、第1送電部である送電部702cが有するサブCPU703cに受電装置102aへの送電を開始するための通知を行う(ステップS803)。すなわち、本実施の形態では、送電部702a〜702cのうち送電対象受電装置に最も近い送電部702cが当該送電対象受電装置に割り当てられる。その後、CPU205は、図5のステップS506〜S509と同様の処理を実行して、本処理を終了する。
図9の処理によれば、送電対象受電装置について送電対象受電装置に最も近い第1送電部が割り当てられるので、送電装置101から受電装置102a〜102cの各々に効率的な無線給電を行うことができる。
本発明は、上述の実施の形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101,700 送電装置
102a〜102c 受電装置
202a〜202c,702a〜702c 送電部
208,704a〜704c 無線通信部
400 パケット情報
410 電力管理情報
411 距離情報

Claims (14)

  1. 送電するための複数の送電手段を備える送電装置から複数の受電装置に無線給電する給電方法であって、
    各前記送電手段が無線給電可能な範囲に存在する前記複数の受電装置を検知する検知ステップと、
    前記検知された受電装置に送電する前記送電手段を割り当てる割り当てステップとを備え、
    前記割り当てステップは、前記検知された複数の受電装置に対して1対1となるように前記送電手段を割り当てることを特徴とする給電方法。
  2. 前記複数の受電装置の充電量を取得する取得ステップを更に備え、
    前記複数の送電手段よりも前記複数の受電装置が多く存在し、
    前記割り当てステップは、前記検知ステップで検知された前記複数の受電装置の検知順に前記送電手段を前記受電装置に割り当て、さらに、前記検知順に前記送電手段を前記受電装置に割り当てた後、前記送電手段が割り当てられていない前記受電装置には前記充電量が多い受電装置に割り当てられた前記送電手段を更に割り当てることを特徴とする請求項1記載の給電方法。
  3. 前記割り当てステップは、少なくとも1つの前記受電装置の充電が完了した際、各前記送電手段を前記少なくとも1つの充電が完了した受電装置を除く各前記受電装置へ割り当て直すことを特徴とする請求項2記載の給電方法。
  4. 前記受電装置及び前記送電装置はパケット情報を用いた無線通信を行い、
    前記受電装置の受電に必要な共振周波数を含むパケット情報を前記受電装置に送信するパケット送信ステップを更に備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の給電方法。
  5. 前記検知ステップは、前記パケット情報に含まれる前記複数の受電装置及び前記複数の送電手段の距離情報に基づいて各前記送電手段が無線給電可能な範囲に存在する受電装置を検知することを特徴とする請求項4記載の給電方法。
  6. 送電するための複数の送電手段を備える送電装置から複数の受電装置に無線給電する給電方法であって、
    各前記送電手段が無線給電可能な範囲に存在する前記複数の受電装置を検知する検知ステップと、
    各前記送電手段及び各前記受電装置の距離情報を取得する取得ステップと、
    前記検知された受電装置に送電する前記送電手段を割り当てる割り当てステップとを備え、
    前記割り当てステップは、前記複数の受電装置の各々について当該受電装置に最も近い前記送電手段を割り当てることを特徴とする給電方法。
  7. 送電するための複数の送電手段を備える送電装置から複数の受電装置に無線給電する給電方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記給電方法は、
    各前記送電手段が無線給電可能な範囲に存在する前記複数の受電装置を検知する検知ステップと、
    前記検知された受電装置に送電する前記送電手段を割り当てる割り当てステップとを備え、
    前記割り当てステップは、前記検知された複数の受電装置に対して1対1となるように前記送電手段を割り当てることを特徴とするプログラム。
  8. 送電するための複数の送電手段を備える送電装置から複数の受電装置に無線給電する給電方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記給電方法は、
    各前記送電手段が無線給電可能な範囲に存在する前記複数の受電装置を検知する検知ステップと、
    各前記送電手段及び各前記受電装置の距離情報を取得する取得ステップと、
    前記検知された受電装置に送電する前記送電手段を割り当てる割り当てステップとを備え、
    前記割り当てステップは、前記複数の受電装置の各々について当該受電装置に最も近い前記送電手段を割り当てることを特徴とするプログラム。
  9. 送電するための複数の送電手段を備え、前記送電手段から複数の受電装置に送電する送電装置であって、
    各前記送電手段が無線給電可能な範囲に存在する前記複数の受電装置を検知する検知手段と、
    前記検知された受電装置に送電する前記送電手段を割り当てる割り当て手段とを備え、
    前記割り当て手段は、前記検知された複数の受電装置に対して1対1となるように前記送電手段を割り当てることを特徴とする送電装置。
  10. 前記複数の受電装置の充電量を取得する取得手段を更に備え、
    前記複数の送電手段よりも前記複数の受電装置が多く存在し、
    前記割り当て手段は、前記検知手段によって検知された前記複数の受電装置の検知順に前記送電手段を前記受電装置に割り当て、さらに、前記検知順に前記送電手段を前記受電装置に割り当てた後、前記送電手段が割り当てられていない前記受電装置には前記充電量が多い受電装置に割り当てられた前記送電手段を更に割り当てることを特徴とする請求項9記載の送電装置。
  11. 前記割り当て手段は、少なくとも1つの前記受電装置の充電が完了した際、各前記送電手段を前記少なくとも1つの充電が完了した受電装置を除く各前記受電装置へ割り当て直すことを特徴とする請求項10記載の送電装置。
  12. 前記受電装置とパケット情報を用いた無線通信を行い、
    前記受電装置の受電に必要な共振周波数を含むパケット情報を前記受電装置に送信するパケット送信手段を更に備えることを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の送電装置。
  13. 前記検知手段は、前記パケット情報に含まれる前記複数の受電装置及び前記複数の送電手段の距離情報に基づいて各前記送電手段が無線給電可能な範囲に存在する受電装置を検知することを特徴とする請求項12記載の送電装置。
  14. 送電するための複数の送電手段を備え、前記送電手段から複数の受電装置に送電する送電装置であって、
    各前記送電手段が無線給電可能な範囲に存在する前記複数の受電装置を検知する検知手段と、
    各前記送電手段及び各前記受電装置の距離情報を取得する取得手段と、
    前記検知された受電装置に送電する前記送電手段を割り当てる割り当て手段とを備え、
    前記割り当て手段は、前記複数の受電装置の各々について当該受電装置に最も近い前記送電手段を割り当てることを特徴とする送電装置。
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