以下に図面を参照して、本発明にかかる情報提供プログラム、情報提供方法、および情報提供装置の実施の形態を詳細に説明する。
(情報提供方法の一実施例)
図1は、実施の形態にかかる情報提供方法の一実施例を示す説明図である。図1において、情報提供装置101は、特定のユーザグループに属するいずれかのユーザに対応する通信において、各種情報を提供するコンピュータである。端末102,103は、特定のユーザグループに属するユーザが使用するコンピュータであり、例えば、スマートフォン、タブレット型PC(Personal Computer)、PC、ノートPCなどである。
特定のユーザグループは、例えば、特定のサービスに参加する複数のメンバーが属するユーザグループである。特定のサービスは、端末102,103等に提供される情報処理であり、例えば、限られたメンバー同士でメッセージや写真、動画などを投稿してコミュニケーションをとることができるクローズドSNSなどである。クローズドSNSとしては、例えば、家族限定のSNS、親しい友人限定のSNS、趣味や嗜好が同じ者が集まったサークル限定のSNSなどがある。
例えば、情報提供装置101は、特定のユーザグループに属するいずれかのユーザに対応する通信において、画面データを提供する。画面データは、例えば、特定のユーザグループに属するいずれのユーザによって投稿されたメッセージまたは画像(例えば、写真や動画)であっても、投稿されたメッセージまたは画像を、投稿したユーザを示すマークと対応付けて時系列に表示する投稿画面の画面データである。
ここで、メンバーの誕生日などに、他のメンバーが何かプレゼントしたい場合がある。例えば、孫と離れて暮らす祖父母が、孫の誕生日に何かプレゼントしたい場合がある。一方で、孫が欲しいと思っている物や興味を持っていることを祖父母が把握していないことは多く、何をプレゼントしてよいのか分からないために、好きな物が買えるように現金などをプレゼントすることがある。
しかし、思い出に残る物や印象に残る物をプレゼントするという観点からすると、現金よりも、そのときに孫が欲しいと思っている物をプレゼントするのが望ましい。また、電話などで本人と直接話して欲しい物を聞くということも考えられるが、プレゼントされる物を事前に聞いてしまうとサプライズ感が薄れてしまう。
そこで、本実施の形態では、特定のユーザグループに属するいずれかのユーザに対応する通信において、特定のユーザについてのイベントの日が近い時に、特定のユーザの欲しい物などの情報を提供する情報提供方法について説明する。以下、情報提供装置101の処理例について説明する。ここでは、特定のユーザグループとして、「友人限定のSNS」に参加する「メンバーA」、「メンバーB」および「メンバーC」が属するユーザグループを想定する。
(1)情報提供装置101は、特定のユーザグループに属する特定のユーザに対応付けた日付を指定したイベントの登録と、特定のユーザに対応付けた情報の登録とを受け付ける。イベントとしては、例えば、誕生日、結婚式、入学式、卒業式、ひな祭り、端午の節句など様々なものが挙げられる。イベントとともに指定される日付は、イベントに対応する日であり、例えば、イベントが開催される日である。
また、特定のユーザに対応付ける情報は、例えば、特定のユーザが欲しい物や、特定のユーザが興味を持っている対象を特定可能な文字データや画像データなどである。なお、特定のメンバーに対応付けたイベントと情報の登録は、特定のメンバーにより行われてもよく、また、特定のメンバー以外の他のメンバーにより行われてもよい。さらに、特定のメンバーに対応付けたイベントと情報の登録は、同じタイミングで行われてもよく、また、別々のタイミングで行われてもよい。
図1の例では、メンバーCの端末102から、メンバーCと対応付けて、日付「2015年2月25日」を指定したイベント名「誕生日」のイベントが登録された場合を想定する。また、メンバーCの端末102から、メンバーCと対応付けて、メンバーCが欲しい物を示す文字データ「富士フェスのチケット」が登録された場合を想定する。また、以下の説明では、イベントとともに指定される日付を「イベント日」と表記する場合がある。
(2)情報提供装置101は、特定のユーザグループに属するいずれかのユーザに対応する通信が、指定されたイベント日の近傍の所定期間に含まれるか否かに応じて、登録された特定のユーザに対応付けた情報を当該通信において提供するか否か制御する。ここで、所定期間は、任意に設定可能であり、例えば、イベント日の前後1週間などに設定される。
具体的には、例えば、情報提供装置101は、特定のユーザグループに属するいずれかのユーザに対応する通信において、投稿画面の画面データを提供する。この際、情報提供装置101は、例えば、当該通信が、指定されたイベント日の近傍の所定期間に含まれるか否かに応じて、特定のユーザに対応付けた情報を、投稿画面上に表示させるか否かを制御する。
図1の例では、情報提供装置101が、メンバーAの端末103から投稿画面の表示要求を受け付けた場合を想定する。この場合、情報提供装置101は、例えば、端末103から投稿画面の表示要求を受け付けた日付が、指定されたイベント日の近傍の所定期間に含まれるか否かを判断する。
ここでは、投稿画面の表示要求を受け付けた日付を「2015年2月20日」とし、イベント日の近傍の所定期間を「イベント日の前後1週間」とする。この場合、情報提供装置101は、端末103から投稿画面の表示要求を受け付けた日付が、メンバーCに対応付けたイベント名「誕生日」のイベント日「2015年2月25日」の前後1週間に含まれると判断する。
そして、情報提供装置101は、登録されたメンバーCに対応付けた情報120を投稿画面110上に表示させる制御を行う。ここで、投稿画面110は、友人限定のSNSに参加するメンバーにより投稿されたメッセージ111,112を投稿順に表示した画面である。
投稿画面110において、各メッセージ111,112は、各メッセージ111,112を投稿した各メンバーC,Bの顔写真113,114と対応付けて表示されている。また、情報120は、メンバーCが欲しい「富士フェスのチケット」を示す文字データであり、メンバーCの顔写真113と対応付けて表示されている。
なお、情報提供装置101は、端末103から投稿画面の表示要求を受け付けた日付が、メンバーCに対応付けたイベント名「誕生日」のイベント日「2015年2月25日」の前後1週間に含まれない場合は、情報120を表示させる制御は行わない。
このように、情報提供装置101によれば、特定のユーザグループに属する特定のユーザに対応付けた日付を指定したイベントの登録を受け付けることができる。これにより、例えば、友人限定のSNSに参加する特定のメンバーについてのイベントを、イベント日を指定して登録することができる。
また、情報提供装置101によれば、特定のユーザに対応付けた情報の登録を受け付けることができる。これにより、例えば、友人限定のSNSに参加する特定のメンバーの欲しい物の情報を登録することができる。
また、情報提供装置101によれば、特定のユーザグループに属するいずれかのユーザに対応する通信が、特定のユーザに対応付けて登録されたイベントの指定された日付の近傍の所定期間に含まれるか否かを判断することができる。そして、情報提供装置101によれば、判断した結果に応じて、特定のユーザに対応付けて登録された情報を、当該通信において提供するか否か制御することができる。
これにより、例えば、特定のメンバーについてのイベント日の近傍の所定期間内の各メンバーに対応する通信において、特定のメンバーの欲しい物の情報を提供することができる。このため、各メンバーは、特定のメンバーについてのイベント日が近くなったときに(あるいは、イベント日の直後)、特定のメンバーが欲しい物を知ることができる。
図1の例では、メンバーCの誕生日の前後1週間の期間内のメンバーAに対応する通信において、メンバーCの欲しい物の情報120を提供することができる。これにより、メンバーAは、メンバーCの誕生日が近い時に、メンバーCが欲しいと思っている物が「富士フェスのチケット」であることが分かり、誕生日に何をプレゼントすれば喜ぶのか判断しやすくなる。
(システム200のシステム構成例)
つぎに、実施の形態にかかるシステム200のシステム構成例について説明する。以下の説明では、特定のユーザグループとして、「家族向けのクローズドSNS」に参加する複数のメンバーを例に挙げて説明する。また、家族向けのクローズドSNSを、単に「家族向けSNS」と表記する場合がある。
図2は、システム200のシステム構成例を示す説明図である。図2において、システム200は、情報提供装置101と、端末T1〜Tnと、を含む構成である(nは、2以上の自然数)。システム200において、情報提供装置101および端末T1〜Tnは、有線または無線のネットワーク210を介して接続される。ネットワーク210は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどである。
ここで、情報提供装置101は、個人情報管理DB(データベース)220、SNS情報DB230、イベント管理DB240および一般イベント管理DB250を有し、端末T1〜Tnの表示制御を行う。情報提供装置101は、例えば、家族向けSNSのサービスを提供するサーバである。
例えば、情報提供装置101は、家族向けSNSに参加するメンバーに対応する通信において、各種画面の画面データを提供する。各種画面は、例えば、後述するホーム画面S1、会話画面S2、登録画面S3などである。なお、各種DB220,230,240,250の記憶内容については、図5〜図8を用いて後述する。
端末T1〜Tnは、表示画面(例えば、後述する図4に示すディスプレイ406)を有し、情報提供装置101の表示制御に従って、各種画面を表示可能なコンピュータである。端末T1〜Tnは、例えば、ユーザが使用するスマートフォン、タブレット型PC、PC、ノートPCなどである。
具体的には、例えば、情報提供装置101は、端末T1〜Tnから各種画面の表示要求を受信すると、各種画面の画面情報を生成して端末T1〜Tnに送信する。この結果、端末T1〜Tnの表示画面に各種画面が表示される。
以下の説明では、端末T1〜Tnのうちの任意の端末を「端末Ti」と表記する場合がある(i=1,2,…,n)。
(情報提供装置101のハードウェア構成例)
図3は、情報提供装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3において、情報提供装置101は、CPU(Central Processing Unit)301と、メモリ302と、I/F(Interface)303と、ディスクドライブ304と、ディスク305と、を有する。また、各構成部は、バス300によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU301は、情報提供装置101の全体の制御を司る。メモリ302は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU301のワークエリアとして使用される。メモリ302に記憶されるプログラムは、CPU301にロードされることで、コーディングされている処理をCPU301に実行させる。
I/F303は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他の装置(例えば、図2に示した端末Ti)に接続される。そして、I/F303は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。I/F303には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
ディスクドライブ304は、CPU301の制御に従ってディスク305に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク305は、ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク305としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
なお、情報提供装置101は、上述した構成部のほか、例えば、SSD(Solid State Drive)、キーボード、マウス、ディスプレイなどを有することにしてもよい。
(端末Tiのハードウェア構成例)
図4は、端末Tiのハードウェア構成例を示すブロック図である。図4において、端末Tiは、CPU401と、メモリ402と、ディスクドライブ403と、ディスク404と、I/F405と、ディスプレイ406と、入力装置407と、を有する。また、各構成部はバス400によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU401は、端末Tiの全体の制御を司る。メモリ402は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU401のワークエリアとして使用される。メモリ402に記憶されるプログラムは、CPU401にロードされることで、コーディングされている処理をCPU401に実行させる。
ディスクドライブ403は、CPU401の制御に従ってディスク404に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク404は、ディスクドライブ403の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク404としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
I/F405は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他の装置(例えば、図2に示した情報提供装置101)に接続される。そして、I/F405は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。
ディスプレイ406は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。ディスプレイ406は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)などを採用することができる。
入力装置407は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを有し、データの入力を行う。入力装置407は、キーボードやマウスなどであってもよく、また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。
なお、端末Tiは、上述した構成部のうち、例えば、ディスクドライブ403、ディスク404などを有さないことにしてもよい。また、端末Tiは、上述した構成部のほか、例えば、SSD、スキャナ、プリンタなどを有することにしてもよい。
(各種DB220,230,240,250の記憶内容)
つぎに、図5〜図8を用いて各種DB220,230,240,250の記憶内容について説明する。各種DB220,230,240,250は、例えば、図3に示した情報提供装置101のメモリ302、ディスク305により実現される。
<個人情報管理DB220の記憶内容>
図5は、個人情報管理DB220の記憶内容の一例を示す説明図である。図5において、個人情報管理DB220は、家族ID、個人ID、名前、ニックネーム、顔写真、欲しい物および欲しい物アイコンのフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、個人情報(例えば、個人情報500−1〜500−5)をレコードとして記憶する。
ここで、家族IDは、家族向けSNSを利用する家族を一意に識別する識別子である。個人IDは、家族IDにより識別される家族の一員である、家族向けSNSのメンバーを一意に識別する識別子である。名前は、個人IDにより識別されるメンバーの名前である。ニックネームは、メンバーのニックネームである。顔写真は、メンバーの顔写真の画像データである。
欲しい物は、メンバーが欲しい物品を示す情報である。欲しい物フィールドには、例えば、メンバーが欲しい物品を示す文字データ、画像データ、あるいは、メンバーが欲しい物品に関連するURL(Uniform Resource Locator)などが設定される。メンバーが欲しい物品に関連するURLは、例えば、メンバーが欲しい物品の説明や写真などが掲載されたウェブページのURLである。欲しい物アイコンは、メンバーが欲しい物品のアイコンを表示する画像データを示す。
なお、図示は省略するが、個人情報管理DB220には、個人IDと対応付けて、例えば、メンバーの性別、年齢、続柄、誕生日、住所、パスワードなどが登録される。
<SNS情報DB230の記憶内容>
図6は、SNS情報DB230の記憶内容の一例を示す説明図である。図6において、SNS情報DB230は、家族ID、個人ID、書き込み日時、書き込み内容(テキスト)および書き込み内容(画像)のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、SNS情報(例えば、SNS情報600−1,600−2)をレコードとして記憶する。
ここで、家族IDは、家族向けSNSを利用する家族を一意に識別する識別子である。個人IDは、家族IDにより識別される家族の一員である、家族向けSNSのメンバーを一意に識別する識別子である。書き込み日時は、個人IDにより識別されるメンバーが家族向けSNSに情報を書き込んだ日時である。書き込み内容(テキスト)は、メンバーが書き込んだメッセージの文字データである。書き込み内容(画像)は、メンバーがアップした写真や動画の画像データである。
<イベント管理DB240の記憶内容>
図7は、イベント管理DB240の記憶内容の一例を示す説明図である。図7において、イベント管理DB240は、イベントID、家族ID、個人ID、イベント日、イベント名、プレゼントフラグおよびプレゼントメンバーのフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、イベント情報(例えば、イベント情報700−1〜700−3)をレコードとして記憶する。
ここで、イベントIDは、メンバーにより登録されたイベントを一意に識別する識別子である。家族IDは、イベントの登録者であるメンバーが属する家族を一意に識別する識別子である。個人IDは、イベントの登録者であるメンバーを一意に識別する識別子である。イベント日は、イベントに対応する日であり、例えば、イベントが開催される日である。イベント名は、イベントの名称である。
プレゼントフラグは、メンバーにより登録されたイベントがプレゼントを伴うイベントであるか否かを示すフラグである。ここでは、プレゼントフラグが「1」の場合、プレゼントを伴うイベントを示し、プレゼントフラグが「0」の場合、プレゼントを伴わないイベントを示す。プレゼントメンバーは、プレゼントを贈るメンバーを一意に識別する識別子である。
<一般イベント管理DB250の記憶内容>
図8は、一般イベント管理DB250の記憶内容の一例を示す説明図である。図8において、一般イベント管理DB250は、イベント日、イベント名および補足のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、一般イベント情報(例えば、一般イベント情報800−1〜800−8)をレコードとして記憶する。
イベント日は、一般イベントに対応する日であり、例えば、一般イベントが開催される日である。一般イベントは、システム200において予め登録されている一般的なイベントである。イベント名は、一般イベントの名称である。補足は、一般イベントについての補足である。図8の例では、補足フィールドには、一般イベントのイベント日を特定するための情報が設定されている。
(ホーム画面S1の画面例)
つぎに、端末Tiのディスプレイ406に表示されるホーム画面S1の画面例について説明する。
図9は、ホーム画面S1の画面例を示す説明図である。図9において、ホーム画面S1は、家族向けSNSにログインした場合に、端末Tiのディスプレイ406に表示される操作画面である。以下の説明において、操作画面に表示されているボタン等をユーザが選択する操作としてタップ操作を行う場合を例に挙げて説明する。
例えば、ホーム画面S1において、図4に示した入力装置407を用いたユーザの操作入力により、ボタンB1をタップすると、あいさつ画面(不図示)に操作画面を切り替えることができる。あいさつ画面は、家族(図9の例では、「富士家」)の一員である各メンバーが、毎日のあいさつを入力することができる操作画面である。
また、ホーム画面S1において、ユーザの操作入力により、ボタンB2をタップすると、会話画面S2(例えば、後述の図10参照)に操作画面を切り替えることができる。会話画面S2は、富士家の一員である各メンバーが、メッセージを入力したり、画像をアップしたりして、メンバー同士で会話を行うことができる操作画面である。
なお、会話画面S2において、例えば、メッセージが入力されたり、画像がアップされたりすると、SNS情報DB230の記憶内容が更新される。
また、ホーム画面S1において、ユーザの操作入力により、ボタンB3をタップすると、イベント画面(不図示)に操作画面を切り替えることができる。イベント画面は、富士家の一員であるメンバーにより登録された、家族に関連するイベント(行事)を確認することができる操作画面である。
また、ホーム画面S1において、ユーザの操作入力により、ボタンB4をタップすると、家族情報画面(不図示)に操作画面を切り替えることができる。家族情報画面は、富士家の一員である各メンバーの情報(例えば、年齢、誕生日、住所、パスワード、欲しい物など)や家族アルバムを閲覧したり、各メンバーの情報を追加・変更したりすることができる操作画面である。
なお、家族情報画面において、例えば、メンバーの情報が変更されると、個人情報管理DB220の記憶内容が更新される。
また、ホーム画面S1において、ユーザの操作入力により、ボタンB5をタップすると、お問合せ画面(不図示)に操作画面を切り替えることができる。お問合せ画面は、システム200の管理者に対して、家族向けSNSについての意見、要望、質問等の問い合わせを行うことができる操作画面である。
また、ホーム画面S1において、ユーザの操作入力により、ボタンB6をタップすると、顔写真・ニックネーム変更画面(不図示)に操作画面を切り替えることができる。顔写真・ニックネーム変更画面は、富士家の一員である各メンバーの顔写真やニックネームを変更することができる操作画面である。
なお、顔写真・ニックネーム変更画面において、例えば、メンバーの顔写真やニックネームが変更されると、個人情報管理DB220の記憶内容が更新される。
また、ホーム画面S1において、ユーザの操作入力により、ボタンB7をタップすると、登録画面S3(例えば、後述の図11および図12参照)に操作画面を切り替えることができる。登録画面S3は、富士家の一員である各メンバーが、家族に関連するイベント(行事)や自分が欲しい物を登録、変更することができる操作画面である。
なお、登録画面S3において、家族に関連するイベントが登録されると、イベント管理DB240の記憶内容が更新される。また、登録画面S3において、各メンバーの欲しい物が登録されると、個人情報管理DB220の記憶内容が更新される。
なお、家族向けSNSにメンバーがログインする際のログイン処理は、例えば、個人IDおよびパスワードを用いて行われる。具体的には、例えば、まず、情報提供装置101は、端末Tiから認証情報を受信する。認証情報は、例えば、端末Tiのログイン画面(不図示)において入力される個人ID、パスワードなどを含む。
つぎに、情報提供装置101は、受信した認証情報に基づいて、端末Tiのユーザを認証する。より詳細に説明すると、例えば、情報提供装置101は、個人情報管理DB220等を参照して、認証情報に含まれる個人IDに対応するパスワードを特定する。そして、情報提供装置101は、特定したパスワードと、認証情報に含まれるパスワードとを照合する。
そして、情報提供装置101は、パスワードが一致する場合に、端末Tiのユーザを認証する(認証OK)。一方、情報提供装置101は、パスワードが不一致の場合は、端末Tiのユーザを認証しない(認証NG)。また、情報提供装置101は、認証情報に含まれる個人IDに対応するパスワードを特定できなかった場合も、端末Tiのユーザを認証しない(認証NG)。
(会話画面S2の画面例)
つぎに、端末Tiのディスプレイ406に表示される会話画面S2の画面例について説明する。
図10は、会話画面S2の画面例を示す説明図である。図10において、会話画面S2は、例えば、図9に示したホーム画面S1においてボタンB2がタップされた場合に、端末Tiのディスプレイ406に表示される操作画面である。
会話画面S2において、メッセージ1001は、メンバーP4(ニックネーム:ばあちゃん)により家族向けSNSに書き込まれたメッセージであり、メンバーP4の顔写真1010と対応付けて表示されている。また、メッセージ1002は、メンバーP3(ニックネーム:タロウ)により家族向けSNSに書き込まれたメッセージであり、メンバーP3の顔写真1020と対応付けて表示されている。
会話画面S2は、家族向けSNSに参加する富士家の各メンバーに対応する通信において、各メンバーの端末Tiに提供される。各メンバーは、会話画面S2を閲覧することにより、富士家の一員である各メンバーにより書き込まれたメッセージや、各メンバーによりアップされた画像を閲覧することができる。
(登録画面S3の画面例)
つぎに、端末Tiのディスプレイ406に表示される登録画面S3の画面例について説明する。
図11および図12は、登録画面S3の画面例を示す説明図である。図11において、登録画面S3は、例えば、図9に示したホーム画面S1においてボタンB7がタップされた場合に、端末Tiのディスプレイ406に表示される操作画面である。
登録画面S3において、タブ1110,1120のいずれかをタップすることにより、イベント登録画面1100と欲しい物登録画面1200(図12参照)とを切り替えて表示することができる。図11の例では、イベント登録画面1100が表示されている。イベント登録画面1100は、富士家の一員である各メンバーが、家族に関連するイベント(行事)を登録、変更することができる操作画面である。
イベント登録画面1100において、ボックス1111をタップすると、登録対象のイベントのイベント日を入力することができる。また、イベント登録画面1100において、ボックス1112をタップすると、登録対象のイベントのイベント名を入力することができる。
また、イベント登録画面1100において、ボタン1113,1114のいずれかをタップすることにより、登録対象のイベントがプレゼントを伴うイベントであるか否かを選択することができる。ここでは、ボタン1113をタップすると、登録対象のイベントがプレゼントを伴うイベントであると選択することができる。一方、ボタン1114をタップすると、登録対象のイベントがプレゼントを伴わないイベントであると選択することができる。また、イベント登録画面1100において、ボタン1115をタップすると、登録対象のイベントにおいて、プレゼントを贈るメンバーを選択することができる。
また、イベント登録画面1100において、ボタン1116をタップすると、イベント登録画面1100に入力された情報に基づくイベント情報をイベント管理DB240に登録することができる。図11の例では、ボタン1116がタップされると、イベント管理DB240にイベント情報700−1(図7参照)が登録される。また、イベント登録画面1100において、ボタン1117をタップすると、ホーム画面S1(図9参照)に戻ることができる。
図12において、欲しい物登録画面1200は、図11に示した登録画面S3においてタブ1120がタップされると表示される操作画面であり、富士家の一員である各メンバーが欲しい物を登録、変更することができる。
欲しい物登録画面1200において、ボックス1201をタップすると、各メンバーが欲しい物を示す文字データや欲しい物に関連するURLなどを入力することができる。また、欲しい物登録画面1200において、ボタン1202をタップすると、予め記録された画像データ(例えば、写真の画像データ)の中から、各メンバーが欲しい物を表示する画像データを選択してボックス1201に入力することができる。
また、欲しい物登録画面1200において、ボタン1203をタップすると、後述の図13に示すようなアイコン画面1300がポップアップ表示され、各メンバーが欲しい物のアイコンを選択することができる。また、欲しい物登録画面1200において、ボタン1204をタップすると、ボックス1201に入力された情報に基づいて、個人情報管理DB220内の各メンバーの個人情報(欲しい物、欲しい物アイコン)が更新される。また、欲しい物登録画面1200において、ボタン1205をタップすると、ホーム画面S1(図9参照)に戻ることができる。
(アイコン画面1300の画面例)
つぎに、端末Tiのディスプレイ406にポップアップ表示されるアイコン画面1300の画面例について説明する。
図13は、アイコン画面1300の画面例を示す説明図である。図13において、アイコン画面1300は、例えば、図12に示した欲しい物登録画面1200においてボタン1203がタップされると表示される操作画面であり、各メンバーが欲しい物のアイコンを選択することができる。
アイコン画面1300において、アイコン1301〜1306のいずれかのアイコンをタップすると、当該アイコンを欲しい物のアイコンとして選択することができる。アイコン1301は、花束を表すアイコンである。アイコン1302は、本を表すアイコンである。アイコン1303は、洋服を表すアイコンである。アイコン1304は、宝石を表すアイコンである。アイコン1305は、時計を表すアイコンである。アイコン1306は、現金を表すアイコンである。
例えば、アイコン1301をタップすると、アイコン1301が選択されて反転表示される。また、アイコン画面1300において、ボタン1307をタップすると、選択されたアイコンの画像データが、図12に示したボックス1201に入力される。また、アイコン画面1300において、ボタン1308をタップすると、アイコン画面1300の表示を終了することができる。
(情報提供装置101の機能的構成例)
図14は、情報提供装置101の機能的構成例を示すブロック図である。図14において、情報提供装置101は、受付部1401と、表示制御部1402と、更新部1403と、検索部1404と、判断部1405と、を含む構成である。受付部1401〜判断部1405は制御部となる機能であり、具体的には、例えば、図3に示したメモリ302、ディスク305などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、I/F303により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ302、ディスク305などの記憶装置に記憶される。
受付部1401は、特定のユーザグループに属するいずれかのユーザの端末Tiから、各種画面の表示要求を受け付ける。ここで、特定のユーザグループに属するユーザは、例えば、家族向けSNSに参加するメンバーである。各種画面は、例えば、図9〜図12に示したホーム画面S1、会話画面S2、登録画面S3などである。
表示制御部1402は、各種画面の表示要求を受け付けたことに応じて、各種画面の画面データを提供する。具体的には、例えば、表示制御部1402は、端末Tiから会話画面S2の表示要求を受け付けたことに応じて、SNS情報DB230を参照し、会話画面S2の画面データを生成して端末Tiに送信する。この結果、端末Tiのディスプレイ406に会話画面S2が表示される。会話画面S2の表示要求は、例えば、ホーム画面S1においてボタンB2がタップされると、端末Tiから情報提供装置101に送信される。
また、例えば、表示制御部1402は、端末Tiから登録画面S3の表示要求を受け付けたことに応じて、登録画面S3の画面データを端末Tiに送信する。この結果、端末Tiのディスプレイ406に登録画面S3が表示される。登録画面S3の表示要求は、例えば、ホーム画面S1においてボタンB7がタップされると、端末Tiから情報提供装置101に送信される。
また、受付部1401は、特定のユーザグループに属するいずれかのユーザの端末Tiから、特定のユーザに対応付けた日付を指定したイベントの登録を受け付ける。ここで、特定のユーザは、例えば、家族向けSNSに参加する特定のメンバーである。
具体的には、例えば、受付部1401は、家族向けSNSに参加するいずれかのメンバーの端末Tiから、イベントの登録要求を受け付ける。イベントの登録要求は、例えば、図11に示したイベント登録画面1100においてボタン1116がタップされると、端末Tiから情報提供装置101に送信される。
イベントの登録要求には、例えば、イベント日、イベント名、プレゼントフラグおよびプレゼントメンバーの情報が含まれる。プレゼントフラグは、登録要求されたイベントがプレゼントを伴うイベントであるか否かを示す。プレゼントメンバーは、プレゼントを贈るメンバーを示す。
以下の説明では、各種要求(例えば、各種画面の表示要求、イベントの登録要求など)を受け付けた端末Tiのユーザを「ログイン者」と表記する場合がある。
更新部1403は、イベントの登録要求を受け付けたことに応じて、イベント管理DB240の記憶内容を更新する。具体的には、例えば、更新部1403は、個人情報管理DB220を参照して、ログイン者の個人IDに対応する家族IDを特定する。そして、更新部1403は、イベント管理DB240の各フィールドに、イベントID、家族ID、個人ID、イベント日、イベント名、プレゼントフラグおよびプレゼントメンバーを対応付けて設定する。
イベントIDは、イベントを一意に識別する識別子であり、新規に生成される。家族IDは、ログイン者の個人IDに対応する家族IDである。個人IDは、ログイン者の個人IDである。イベント日、イベント名、プレゼントフラグおよびプレゼントメンバーは、イベントの登録要求から特定される。
これにより、イベントの登録要求に応じて新たなイベント情報がイベント管理DB240に登録される。なお、イベントの登録要求に含まれるプレゼントフラグが「1」かつプレゼントメンバーが「−(未設定)」の場合、プレゼントメンバーとして、家族全員の個人IDを設定することにしてもよい。
また、受付部1401は、特定のユーザグループに属するいずれかのユーザの端末Tiから、特定のユーザに対応付けた情報の登録を受け付ける。具体的には、例えば、受付部1401は、家族向けSNSに参加するいずれかのメンバーの端末Tiから、欲しい物の登録要求を受け付ける。
欲しい物の登録要求は、例えば、図12に示した欲しい物登録画面1200においてボタン1204がタップされると、端末Tiから情報提供装置101に送信される。また、欲しい物の登録要求には、例えば、欲しい物を示す文字データ、欲しい物を表示する画像データ、欲しい物のアイコンを表示する画像データ、欲しい物に関連するURLなどが含まれる。
更新部1403は、欲しい物の登録要求を受け付けたことに応じて、個人情報管理DB220の記憶内容を更新する。具体的には、例えば、更新部1403は、個人情報管理DB220を参照して、ログイン者の個人IDに対応する個人情報を特定する。そして、更新部1403は、特定した個人情報の欲しい物フィールドまたは欲しい物アイコンフィールドに、欲しい物の情報を設定する。これにより、欲しい物の登録要求に応じてログイン者の個人情報が更新される。
また、受付部1401は、特定のユーザグループに属するいずれかのユーザの端末Tiから、特定のユーザに対応付けた情報の表示要求を受け付ける。具体的には、例えば、家族向けSNSに参加するいずれかのメンバーの端末Tiから、家族向けSNSに参加する特定のメンバーの欲しい物の表示要求を受け付ける。
特定のメンバーの欲しい物の表示要求は、例えば、図10に示した会話画面S2において特定のメンバーが指定されると、端末Tiから情報提供装置101に送信される。また、特定のメンバーの指定は、例えば、会話画面S2において、特定のメンバーを示すマークを、長押しすることにより行われてもよく、また、タップあるいはダブルタップすることにより行われてもよい。
メンバーを示すマークは、会話画面S2においてメンバーを認識可能な写真や絵などであり、例えば、メンバーの顔写真であってもよく、メンバーを表すキャラクターアイコンやニックネームであってもよい。特定の欲しい物の表示要求には、例えば、特定のメンバーの個人ID、ニックネームなどが含まれる。
検索部1404は、特定のユーザに対応付けた情報の表示要求を受け付けたことに応じて、特定のユーザに対応付けて登録された、日付(イベント日)を指定したイベントを検索する。具体的には、例えば、検索部1404は、特定のメンバーの欲しい物の表示要求を受け付けたことに応じて、イベント管理DB240から、当該表示要求に含まれる特定のメンバーの個人IDに対応するイベント情報を検索する。
ここで、特定のメンバーの個人IDに対応するイベント情報とは、プレゼントメンバーフィールドに特定のメンバーの個人IDが設定されたイベント情報である。より具体的には、例えば、まず、検索部1404は、イベント管理DB240から、ログイン者の家族IDに対応するイベント情報を取得する。そして、検索部1404は、取得したイベント情報から、プレゼントメンバーフィールドに特定のメンバーの個人IDが設定されたイベント情報を検索する。
判断部1405は、特定のユーザに対応付けた情報の表示要求を受け付けた日が、特定のユーザに対応付けたイベントの指定されたイベント日の近傍の所定期間Tに含まれるか否かを判断する。ここで、近傍の所定期間Tは、任意に設定可能である。例えば、近傍の所定期間Tは、イベント日の前後数週間程度の期間に設定されてもよく、また、イベント日の1週間前から、イベント日の1ヶ月後といった期間に設定されてもよい。
具体的には、例えば、判断部1405は、特定のメンバーの欲しい物の表示要求を受け付けた日が、検索されたイベント情報に設定されたイベント日の近傍の所定期間Tに含まれるか否かを判断する。以下の説明では、特定のメンバーの欲しい物の表示要求を受け付けた日を「処理実施日」と表記する場合がある。
この際、判断部1405は、検索されたイベント情報にプレゼントフラグ「1」が設定されている場合に、イベント日の近傍の所定期間Tに処理実施日が含まれるか否かを判断することにしてもよい。これにより、プレゼントを伴うイベントを対象として判断処理を行うことができる。
表示制御部1402は、判断された判断結果に基づいて、特定のユーザに対応付けた情報を、当該情報の表示要求を受け付けた要求元の端末Tiに提供するか否かを制御する。具体的には、例えば、表示制御部1402は、イベント日の近傍の所定期間Tに処理実施日が含まれる場合に、特定のメンバーが欲しい物の情報を端末Tiに表示させる制御を行う。
より具体的には、例えば、まず、表示制御部1402は、個人情報管理DB220から、特定のメンバーの個人IDに対応する個人情報を取得する。つぎに、表示制御部1402は、取得した個人情報と、検索されたイベント情報とに基づいて、特定のメンバーが欲しい物の情報を生成する。
以下の説明では、特定のメンバーが欲しい物の情報を「欲しい物情報」と表記する場合がある。
ここで、欲しい物情報は、特定のメンバーの個人情報の欲しい物フィールドまたは欲しい物アイコンフィールドに設定された情報を含む。すなわち、欲しい物情報は、特定のメンバーが欲しい物品を示す文字データ、物品を表示する画像データ、物品に関連するURL、物品のアイコンを表示する画像データなどを含む。また、欲しい物情報には、例えば、検索されたイベント情報のイベント日やイベント名などの情報、すなわち、特定のメンバーに対応付けたイベントの情報が含まれていてもよい。
そして、表示制御部1402は、例えば、会話画面S2において、特定のメンバーを示すマーク(例えば、顔写真、ニックネームなど)に対応付けて、生成した欲しい物情報を端末Tiにポップアップ表示させる。なお、欲しい物情報の表示例については、図15および図16を用いて後述する。
また、検索部1404は、例えば、特定のメンバーの欲しい物の表示要求を受け付けたことに応じて、一般イベント管理DB250から、特定のメンバーに関連する一般イベントの一般イベント情報を検索することにしてもよい。ここで、どのような一般イベントが特定のメンバーに関連する一般イベントとなるかは、予め設定されている。
例えば、特定のメンバーの年齢が二十歳の場合、イベント名「成人の日」の一般イベントは、特定のメンバーに関連する一般イベントとなる。また、例えば、特定のメンバーの続柄が「母」の場合、イベント名「母の日」の一般イベントは、特定のメンバーに関連する一般イベントとなる。また、イベント名「元旦」やイベント名「クリスマス」などの一般イベントは、全てのメンバーに関連する一般イベントとしてもよい。
この場合、判断部1405は、検索された一般イベント情報から特定される一般イベントのイベント日が、処理実施日の近傍の所定期間Tに含まれるか否かを判断することにしてもよい。そして、表示制御部1402は、一般イベントのイベント日が処理実施日の近傍の所定期間Tに含まれる場合に、端末Tiに欲しい物情報を表示させる制御を行うことにしてもよい。この欲しい物情報には、例えば、一般イベントのイベント日やイベント名などの情報が含まれていてもよい。
(欲しい物情報の表示例)
つぎに、図15および図16を用いて、端末Tiに表示される欲しい物情報の表示例について説明する。まず、図10に示した会話画面S2を例に挙げて、メンバーP4(ニックネーム:ばあちゃん)の端末Tiのディスプレイ406に表示された会話画面S2に欲しい物情報をポップアップ表示する場合について説明する。
図15は、欲しい物情報の表示例を示す説明図(その1)である。図15において、会話画面S2は、富士家の一員である各メンバーにより書き込まれたメッセージや、各メンバーによりアップされた画像を閲覧することができる操作画面である。
図15の例では、(15−1)に示すように、メンバーP4(ニックネーム:ばあちゃん)の操作入力により、顔写真1020が長押しされた場合を想定する。
この場合、受付部1401は、端末TiからメンバーP3(ニックネーム:タロウ)の欲しい物の表示要求を受け付ける。つぎに、検索部1404は、イベント管理DB240から、メンバーP3の個人ID「P3」がプレゼントメンバーフィールドに設定されたイベント情報700−1(図7参照)を検索する。
そして、判断部1405は、イベント情報700−1に設定されたイベント日の近傍の所定期間Tに処理実施日が含まれるか否かを判断する。ここでは、近傍の所定期間Tが、イベント日の1週間前から、イベント日の1ヶ月後の期間に設定されているとする。また、処理実施日を「2015年3月29日」とする。
この場合、判断部1405は、イベント情報700−1に設定されたイベント日「2015.04.06」の近傍の所定期間Tに処理実施日が含まれると判断する。そして、表示制御部1402は、イベント日の近傍の所定期間Tに処理実施日が含まれる場合、個人情報管理DB220から、メンバーP3の個人IDに対応する個人情報500−3を検索する。
つぎに、表示制御部1402は、個人情報500−3とイベント情報700−1とに基づいて、メンバーP3についての欲しい物情報1500を生成する。そして、表示制御部1402は、メンバーP3を示すマークと対応付けて、生成した欲しい物情報1500を端末Tiにポップアップ表示させる。
図15の例では、(15−2)に示すように、会話画面S2において、メンバーP3の顔写真1020と対応付けて、メンバーP3についての欲しい物情報1500がポップアップ表示されている。ここで、欲しい物情報1500は、メッセージ1501とイベント情報1502とを含む。
メッセージ1501は、個人情報500−3に設定された、メンバーP3が欲しい物を示す文字データ「ヒーローベルト」を含む。また、イベント情報1502は、イベント情報700−1に設定されたイベント日「4月6日」およびイベント名「入学式」を含む(ここでは、イベント日の年度は省略)。
なお、会話画面S2において、欲しい物情報1500のボタン1503をタップすると、欲しい物情報1500の表示を終了させることができる。
このように、メンバーP4は、会話画面S2上の顔写真1020を長押しすることで、メンバーP3についてのイベントが処理実施日の近傍の所定期間T内にある場合に、顔写真1020と対応付けて欲しい物情報1500をポップアップ表示させることができる。
例えば、欲しい物情報1500のメッセージ1501によれば、メンバーP4は、メンバーP3が欲しいと思っている物が「ヒーローベルト」であることが分かる。また、欲しい物情報1500のイベント情報1502によれば、メンバーP4は、メンバーP3の入学式が4月6日に行われることが分かる。このため、メンバーP4は、メンバーP3の入学式に合わせて、メンバーP3に何をプレゼントすれば喜ぶのか判断しやすくなる。
つぎに、メンバーP2(ニックネーム:お母さん)の端末Tiのディスプレイ406に表示された会話画面S2に欲しい物情報をポップアップ表示する場合について説明する。
図16は、欲しい物情報の表示例を示す説明図(その2)である。図16において、会話画面S2は、富士家の一員である各メンバーにより書き込まれたメッセージや、各メンバーによりアップされた画像を閲覧することができる操作画面である。
会話画面S2において、メッセージ1601は、メンバーP4(ニックネーム:ばあちゃん)により家族向けSNSに書き込まれたメッセージであり、メンバーP4の顔写真1610と対応付けて表示されている。また、メッセージ1602は、メンバーP2(ニックネーム:お母さん)により家族向けSNSに書き込まれたメッセージであり、メンバーP2の顔写真1620と対応付けて表示されている。
図16の例では、(16−1)に示すように、メンバーP2(ニックネーム:お母さん)の操作入力により、顔写真1610が長押しされた場合を想定する。
この場合、受付部1401は、端末TiからメンバーP4(ニックネーム:ばあちゃん)の欲しい物の表示要求を受け付ける。つぎに、検索部1404は、イベント管理DB240から、メンバーP4の個人ID「P4」がプレゼントメンバーフィールドに設定されたイベント情報700−3(図7参照)を検索する。
そして、判断部1405は、イベント情報700−3に設定されたイベント日「2015.02.03」の近傍の所定期間Tに処理実施日が含まれるか否かを判断する。ここでは、近傍の所定期間Tが、イベント日の1週間前から、イベント日の1ヶ月後の期間に設定されているとする。また、処理実施日を「2015年2月3日」とする。
この場合、判断部1405は、イベント情報700−3に設定されたイベント日の近傍の所定期間Tに処理実施日が含まれると判断する。そして、表示制御部1402は、イベント日の近傍の所定期間Tに処理実施日が含まれる場合、個人情報管理DB220から、メンバーP4の個人IDに対応する個人情報500−4を検索する。
つぎに、表示制御部1402は、個人情報500−4とイベント情報700−3とに基づいて、メンバーP4についての欲しい物情報1600を生成する。そして、表示制御部1402は、メンバーP4を示すマークと対応付けて、生成した欲しい物情報1600を端末Tiにポップアップ表示させる。
図16の例では、(16−2)に示すように、会話画面S2において、メンバーP4の顔写真1610と対応付けて、メンバーP4についての欲しい物情報1600がポップアップ表示されている。ここで、欲しい物情報1600は、メッセージ1631とイベント情報1632とを含む。
メッセージ1631は、個人情報500−4に設定された、メンバーP4が欲しい物のアイコン(図13に示したアイコン1305)を表示する画像データを含む。また、イベント情報1632は、イベント情報700−3に設定されたイベント日「2月3日」およびイベント名「じいちゃん、ばあちゃん結婚記念日」を含む(ここでは、イベント日の年度は省略)。
なお、会話画面S2において、欲しい物情報1600のボタン1633をタップすると、欲しい物情報1600の表示を終了させることができる。
このように、メンバーP2は、会話画面S2上の顔写真1610を長押しすることで、メンバーP4についてのイベントが処理実施日の近傍の所定期間T内にある場合に、顔写真1610と対応付けて欲しい物情報1600をポップアップ表示させることができる。
例えば、欲しい物情報1600のメッセージ1631によれば、メンバーP2は、メンバーP4が欲しいと思っている物が「時計」であることが分かる。また、欲しい物情報1600のイベント情報1632によれば、メンバーP2は、2月3日が、じいちゃんとばあちゃんの結婚記念日であることが分かる。このため、メンバーP2は、メンバーP4の結婚記念日に合わせて、メンバーP2に何をプレゼントすれば喜ぶのか判断しやすくなる。
なお、例えば、個人情報500−4の欲しい物フィールドや欲しい物アイコンフィールドに情報が未設定の場合は、表示制御部1402は、メッセージ1631として、「欲しい物は直接聞いてね♪」といったメッセージを表示させることにしてもよい。また、例えば、個人情報500−1(図5参照)のように、欲しい物フィールドにURLが設定されている場合は、メッセージ1631としてURLが表示され、そのURLをタップすると、メンバーP4が欲しい物品の説明や写真などが掲載されたウェブページにアクセスすることができる。
(情報提供装置101の各種処理手順)
つぎに、情報提供装置101の各種処理手順について説明する。まず、情報提供装置101のイベント登録処理手順について説明する。
<イベント登録処理手順>
図17は、情報提供装置101のイベント登録処理手順の一例を示すフローチャートである。図17のフローチャートにおいて、まず、情報提供装置101は、家族向けSNSに参加するいずれかのメンバーの端末Tiから、イベントの登録要求を受け付けたか否かを判断する(ステップS1701)。
ここで、情報提供装置101は、イベントの登録要求を受け付けるのを待つ(ステップS1701:No)。つぎに、情報提供装置101は、イベントの登録要求を受け付けた場合(ステップS1701:Yes)、個人情報管理DB220を参照して、ログイン者の個人IDに対応する家族IDを特定する(ステップS1702)。
そして、情報提供装置101は、イベント管理DB240の各フィールドに情報を設定することにより、イベント情報を登録して(ステップS1703)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。具体的には、情報提供装置101は、イベント管理DB240の各フィールドに、新規のイベントID、特定した家族ID、ログイン者の個人ID、イベントの登録要求に含まれるイベント日、イベント名、プレゼントフラグおよびプレゼントメンバーを設定する。
これにより、家族向けSNSに参加するいずれかのメンバーからのイベントの登録要求に応じて、新たなイベント情報をイベント管理DB240に登録することができる。
<欲しい物登録処理手順>
つぎに、情報提供装置101の欲しい物登録処理手順について説明する。
図18は、情報提供装置101の欲しい物登録処理手順の一例を示すフローチャートである。図18のフローチャートにおいて、まず、情報提供装置101は、家族向けSNSに参加するいずれかのメンバーの端末Tiから、欲しい物の登録要求を受け付けたか否かを判断する(ステップS1801)。
ここで、情報提供装置101は、欲しい物の登録要求を受け付けるのを待つ(ステップS1801:No)。つぎに、情報提供装置101は、欲しい物の登録要求を受け付けた場合(ステップS1801:Yes)、個人情報管理DB220を参照して、ログイン者の個人IDに対応する個人情報を特定する(ステップS1802)。
そして、情報提供装置101は、特定した個人情報の欲しい物フィールドまたは欲しい物アイコンフィールドに、欲しい物の登録要求に含まれる欲しい物の情報を設定して(ステップS1803)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
これにより、家族向けSNSに参加するいずれかのメンバーからの欲しい物の登録要求に応じて、ログイン者の欲しい物の情報を更新することができる。
<情報提供処理手順>
つぎに、情報提供装置101の情報提供処理手順について説明する。
図19および図20は、情報提供装置101の情報提供処理手順の一例を示すフローチャートである。図19のフローチャートにおいて、まず、情報提供装置101は、家族向けSNSに参加するいずれかのメンバーの端末Tiからの会話画面S2の表示要求に応じて、会話画面S2の画面データを端末Tiに表示させる制御を行う(ステップS1901)。
そして、情報提供装置101は、端末Tiから、特定のメンバーの欲しい物の表示要求を受け付けたか否かを判断する(ステップS1902)。ここで、情報提供装置101は、欲しい物の表示要求を受け付けるのを待つ(ステップS1902:No)。つぎに、情報提供装置101は、欲しい物の表示要求を受け付けた場合(ステップS1902:Yes)、イベント管理DB240から、ログイン者の家族IDに対応するイベント情報を取得する(ステップS1903)。
そして、情報提供装置101は、取得したイベント情報から、プレゼントメンバーフィールドに特定のメンバーの個人IDが設定されたイベント情報を検索する(ステップS1904)。つぎに、情報提供装置101は、特定のメンバーの個人IDが設定されたイベント情報が検索されたか否かを判断する(ステップS1905)。
ここで、イベント情報が検索された場合(ステップS1905:Yes)、情報提供装置101は、イベント情報に設定されたイベント日の近傍の所定期間Tに処理実施日が含まれるか否かを判断する(ステップS1906)。
ここで、イベント日の近傍の所定期間Tに処理実施日が含まれる場合(ステップS1906:Yes)、情報提供装置101は、個人情報管理DB220から、特定のメンバーの個人IDに対応する個人情報を取得する(ステップS1907)。つぎに、情報提供装置101は、取得した個人情報と、検索したイベント情報とに基づいて、特定のメンバーの欲しい物情報を生成する(ステップS1908)。
そして、情報提供装置101は、生成した欲しい物情報を端末Tiに表示させる制御を行って(ステップS1909)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。これにより、特定のメンバーについてのイベント日の近傍の所定期間T内の各メンバーに対応する通信において、特定のメンバーの欲しい物情報を提供することができる。
なお、ステップS1905において、複数のイベント情報が検索される場合がある。この場合、情報提供装置101は、複数のイベント情報のそれぞれについて、イベント情報に設定されたイベント日の近傍の所定期間Tに処理実施日が含まれるか否かを判断する。そして、2以上のイベント情報について、イベント日の近傍の所定期間Tに処理実施日が含まれる場合、情報提供装置101は、イベント日が処理実施日に最も近いイベント情報に基づいて、特定のメンバーの欲しい物情報を生成することにしてもよい。
また、ステップS1906において、イベント日の近傍の所定期間Tに処理実施日が含まれない場合(ステップS1906:No)、情報提供装置101は、本フローチャートによる一連の処理を終了する。これにより、処理実施日の近傍の所定期間T内に特定のメンバーについてのイベントがない場合は、特定のメンバーの欲しい物情報を提供しないように制御することができる。
また、ステップS1905において、特定のメンバーの個人IDがプレゼントメンバーフィールドに設定されたイベント情報が検索されなかった場合は(ステップS1905:No)、情報提供装置101は、図20に示すステップS2001に移行する。
図20のフローチャートにおいて、まず、情報提供装置101は、一般イベント管理DB250から、特定のメンバーに関連する一般イベントの一般イベント情報を検索する(ステップS2001)。そして、情報提供装置101は、一般イベント情報が検索されたか否かを判断する(ステップS2002)。
ここで、一般イベント情報が検索された場合(ステップS2002:Yes)、情報提供装置101は、一般イベント情報から特定される一般イベントのイベント日が、処理実施日の近傍の所定期間Tに含まれるか否かを判断する(ステップS2003)。
ここで、一般イベントのイベント日が処理実施日の近傍の所定期間Tに含まれる場合(ステップS2003:Yes)、情報提供装置101は、個人情報管理DB220から、特定のメンバーの個人IDに対応する個人情報を取得する(ステップS2004)。
つぎに、情報提供装置101は、取得した個人情報と、検索した一般イベント情報とに基づいて、特定のメンバーの欲しい物情報を生成する(ステップS2005)。そして、情報提供装置101は、生成した欲しい物情報を端末Tiに表示させる制御を行って(ステップS2006)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
これにより、処理実施日の近傍の所定期間T内に、特定のメンバーについてのイベントがない場合であっても、特定のメンバーに関連する一般イベントがあれば、各メンバーに対応する通信において、特定のメンバーの欲しい物情報を提供することができる。
また、ステップS2002において、一般イベント情報が検索されなかった場合(ステップS2002:No)、情報提供装置101は、本フローチャートによる一連の処理を終了する。また、ステップS2003において、一般イベントのイベント日が処理実施日の近傍の所定期間Tに含まれない場合(ステップS2003:No)、情報提供装置101は、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
以上説明したように、実施の形態にかかる情報提供装置101によれば、家族向けSNSに参加する特定のメンバーに対応付けたイベント日を指定したイベントの登録を受け付けることができる。これにより、家族向けSNSに参加する特定のメンバーについてのイベントを、イベント日を指定してイベント管理DB240に登録することができる。
また、情報提供装置101によれば、家族向けSNSに参加する特定のメンバーに対応付けた欲しい物の情報の登録を受け付けることができる。これにより、家族向けSNSに参加する特定のメンバーの欲しい物の情報を個人情報管理DB220に登録することができる。
また、情報提供装置101によれば、家族向けSNSに参加するいずれかのメンバーに対応する通信が、特定のメンバーに対応付けて登録されたイベントの指定されたイベント日の近傍の所定期間Tに含まれるか否かを判断することができる。そして、情報提供装置101によれば、判断した結果に応じて、特定のメンバーに対応付けて登録された欲しい物の情報を、当該通信において提供するか否か制御することができる。
これにより、特定のメンバーについてのイベント日の近傍の所定期間T内の各メンバーに対応する通信において、特定のメンバーの欲しい物の情報を提供することができる。このため、各メンバーは、特定のメンバーについてのイベント日が近くなったときに(あるいは、イベント日の直後)、特定のメンバーが欲しい物を知ることができる。
また、情報提供装置101によれば、家族向けSNSに参加するメンバーに対応する通信において、会話画面S2の画面データを提供することができる。会話画面S2の画面データは、家族向けSNSに参加するいずれのメンバーによって投稿されたメッセージまたは画像であっても、投稿された画像またはメッセージを、投稿者を示すマークと対応付けて時系列に表示する情報である。
これにより、家族向けSNSに参加するメンバーは、会話画面S2においてメッセージを書き込んだり、写真や動画などの画像をアップしたりして、メンバー同士で会話を行うことができる。
また、情報提供装置101によれば、提供した会話画面S2において特定のメンバーを示すマークが指定された場合に、特定のメンバーの欲しい物の表示要求を受け付けることができる。そして、情報提供装置101によれば、特定のメンバーの欲しい物の表示要求を受け付けた処理実施日が、特定のメンバーに対応付けて登録されたイベントの指定されたイベント日の近傍の所定期間Tに含まれるか否かを判断することができる。
これにより、例えば、会話画面S2において特定のメンバーの顔写真を長押しするなどの操作入力が行われた場合に、特定のメンバーに対応付けて登録された欲しい物の情報を提供するか否かの制御を行うことができる。このため、例えば、特定のメンバーについてのイベント日の近傍の所定期間Tであっても、会話画面S2上に特定のメンバーの欲しい物の情報を常に表示するのではなく、他のメンバーが知りたいと思ったときに会話画面S2上にポップアップ表示することができる。
また、情報提供装置101によれば、特定のメンバーに対応付けたイベント日を指定したイベントの登録を受け付ける場合に、さらに、当該イベントがプレゼントを伴うイベントであるか否かの登録を受け付けることができる。そして、情報提供装置101によれば、特定のメンバーに対応付けて登録されたイベントがプレゼントを伴うイベントである場合に、メンバーに対応する通信が、当該イベントのイベント日の近傍の所定期間Tに含まれるか否かを判断することができる。
これにより、プレゼントを伴うイベントを対象として、特定のメンバーについてのイベント日の近傍の所定期間T内の各メンバーに対応する通信において、特定のメンバーの欲しい物の情報を提供することができる。
また、情報提供装置101によれば、特定のメンバーに対応付けて登録された欲しい物の情報を提供する場合に、欲しい物の情報とともにイベントの情報を提供することができる。これにより、各メンバーは、特定のメンバーの欲しい物とともに、特定のメンバーについてのイベント日が近いイベントの情報(例えば、イベント日、イベント名など)を確認することができる。
また、情報提供装置101によれば、特定のメンバーに対応付けた欲しい物の情報として、特定のメンバーに対応付けた物品を示す文字データの登録を受け付けることができる。これにより、特定のメンバーの欲しい物の商品名などを指定して個人情報管理DB220に登録することができる。
また、情報提供装置101によれば、特定のメンバーに対応付けた欲しい物の情報として、特定のメンバーに対応付けた物品を表示する画像データの登録を受け付けることができる。これにより、特定のメンバーの欲しい物を撮影した写真などを指定して個人情報管理DB220に登録することができる。
また、情報提供装置101によれば、特定のメンバーに対応付けた欲しい物の情報として、特定のメンバーに対応付けた物品のアイコンを表示する画像データの登録を受け付けることができる。これにより、特定のメンバーの欲しい物を簡単な絵柄などで表現したアイコンを指定して個人情報管理DB220に登録することができる。
例えば、祖父母などは遠慮して欲しい物を登録したがらない傾向にあるが、簡単な絵柄などで表現したアイコンであれば選びやすく、自分の欲しい物を登録しやすくさせることができる。また、読み書きが十分にできない幼い子供であっても、簡単な絵柄などで表現したアイコンであれば選びやすく、自分の欲しい物を登録しやすくさせることができる。
また、情報提供装置101によれば、特定のメンバーに対応付けた欲しい物の情報として、特定のメンバーに対応付けた物品に関連するURLの登録を受け付けることができる。これにより、特定のメンバーの欲しい物の説明や写真などが掲載されたウェブページのURLなどを指定して個人情報管理DB220に登録することができる。
なお、本実施の形態で説明した情報提供方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本情報提供プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本情報提供プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータに、
特定のユーザグループに属する特定のユーザに対応付けた日付を指定したイベントの登録と、前記特定のユーザに対応付けた情報の登録とを受け付け、
前記特定のユーザグループに属するいずれかのユーザに対応する通信が、指定された前記日付の近傍の所定期間に含まれるか否かに応じて、登録された前記情報を前記通信において提供するか否か制御する、
処理を実行させることを特徴とする情報提供プログラム。
(付記2)前記コンピュータに、
前記特定のユーザグループに属するいずれかのユーザに対応する通信において、前記特定のユーザグループに属するいずれのユーザによって投稿されたメッセージまたは画像であっても、投稿されたメッセージまたは画像を、投稿したユーザを示すマークと対応付けて時系列に表示する画面データを提供する、処理を実行させ、
前記制御する処理は、
前記画面データの前記特定のユーザを示すマークが指定された場合に、前記通信が前記所定期間に含まれるか否かに応じて、前記情報を前記通信において提供するか否か制御する、ことを特徴とする付記1に記載の情報提供プログラム。
(付記3)前記情報は、前記特定のユーザに対応付けた物品を示す文字データであることを特徴とする付記1または2に記載の情報提供プログラム。
(付記4)前記情報は、前記特定のユーザに対応付けた物品を表示する画像データであることを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の情報提供プログラム。
(付記5)前記情報は、前記特定のユーザに対応付けた物品のアイコンを表示する画像データであることを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の情報提供プログラム。
(付記6)前記情報は、前記特定のユーザに対応付けた物品に関連するURL(Uniform Resource Locator)を示すことを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の情報提供プログラム。
(付記7)前記受け付ける処理は、
前記イベントの登録を受け付ける場合に、さらに、当該イベントがプレゼントを伴うイベントであるか否かの登録を受け付け、
前記制御する処理は、
登録された前記イベントがプレゼントを伴うイベントである場合に、前記通信が前記所定期間に含まれるか否かに応じて、前記情報を前記通信において提供するか否か制御する、ことを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の情報提供プログラム。
(付記8)前記制御する処理は、
前記情報を前記通信において提供する場合に、前記情報とともに前記イベントの情報を前記通信において提供することを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の情報提供プログラム。
(付記9)前記特定のユーザグループは、特定のサービスに参加する複数のメンバーが属するユーザグループであることを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の情報提供プログラム。
(付記10)コンピュータが、
特定のユーザグループに属する特定のユーザに対応付けた日付を指定したイベントの登録と、前記特定のユーザに対応付けた情報の登録とを受け付け、
前記特定のユーザグループに属するいずれかのユーザに対応する通信が、指定された前記日付の近傍の所定期間に含まれるか否かに応じて、登録された前記情報を前記通信において提供するか否か制御する、
処理を実行することを特徴とする情報提供方法。
(付記11)特定のユーザグループに属する特定のユーザに対応付けた日付を指定したイベントの登録と、前記特定のユーザに対応付けた情報の登録とを受け付け、
前記特定のユーザグループに属するいずれかのユーザに対応する通信が、指定された前記日付の近傍の所定期間に含まれるか否かに応じて、登録された前記情報を前記通信において提供するか否か制御する、
制御部を有することを特徴とする情報提供装置。