JP2016170271A - 光学シート、及び表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】有機エレクトロルミネッセンス積層体に、光透過部と光吸収部とが交互に配列された層を積層しても、当該層の機能を低下させることなく、干渉縞(モアレ)の発生を抑制することができる光学シートを提供する。
【解決手段】円偏光板(21)と、光を透過する基材層(23)と、基材層の一方の面に沿って配置され、光透過部(22a)と光吸収部(22b)とが交互に配列された光学機能層(22)と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、有機エレクトロルミネッセンス積層体よりも出光側に配置される光学シート、及び該光学シートを備える表示装置に関する。
有機エレクトロルミネッセンス(以下、「有機EL」と記載することがある。)による発光層に電極を設けて発光させることにより、映像光源、白色光源として利用する技術がある。特許文献1、2には、このように有機ELを用いた装置に関する技術が開示されている。
一方、表示装置から出射される光の視野角を制御したり、外光を吸収してコントラストを向上させることができる光学シートとして特許文献3のような技術が開示されている。これは、光を透過する部位と光を吸収する部位とが交互に配列され、ここに入射した光の出射角度を変え、一部の光を吸収することができるように構成されている。
特開2011−18583号公報 特開2013−58447号公報 特開2010−217871号公報
しかしながら、有機ELを用いた表示装置に対して、上記特許文献3に記載のような光学シートを積層したときに干渉縞(モアレ)を発生することがあった。
そこで本発明は上記問題点に鑑み、有機エレクトロルミネッセンス積層体に、光透過部と光吸収部とが交互に配列された層を積層しても、当該層の機能を低下させることなく、干渉縞(モアレ)の発生を抑制することができる光学シートを提供することを課題とする。また、当該光学シートを用いた表示装置を提供する。
発明者は、鋭意検討の結果、光学機能層における光吸収部のパターンと、有機EL積層体における反射陰極からの反射光に含まれるパターンにより干渉縞(モアレ)が発生するとの知見を得て本発明を完成させた。以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、有機エレクトロルミネッセンスによる発光層(14)を具備する積層体(10)から出射された光を透過する光学シート(20)であって、円偏光板(21)と、光を透過する基材層(23)と、基材層の一方の面に沿って配置され、光透過部(22a)と光吸収部(22b)とが交互に配列された光学機能層(22)と、を備える、光学シートである。
請求項2に記載の発明は、有機エレクトロルミネッセンスによる発光層(14)を具備する積層体(10)と、積層体の光出射側に配置された請求項1に記載の光学シート(20)と、を備える、表示装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の表示装置において、光学シート(20)が積層体(10)側から円偏光板(21)、光学機能層(22)、基材層(23)及びカバーガラス(24)の順に積層されている。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の表示装置において、光学シート(20)が積層体(10)側から光学機能層(22)、基材層(23)、円偏光板(21)、及びカバーガラス(24)の順に積層されている。
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の表示装置において、光学シート(20)が積層体(10)側から円偏光板(21)、カバーガラス(24)、光学機能層(22)、及び基材層(24)の順に積層されている。
本発明によれば、有機エレクトロルミネッセンス積層体に、光透過部と光吸収部とが交互に配列された層を積層しても、当該層の機能を低下させることなく、干渉縞(モアレ)の発生を抑制することができる。
第一の形態を説明する図で有機エレクトロルミネッセンス発光ユニット1の分解斜視図である。 有機エレクトロルミネッセンス発光ユニット1の厚さ方向断面図である。 光学機能層22の形態及び作用を説明する断面図である。 第二の形態を説明する図で有機エレクトロルミネッセンス発光ユニット1’の分解斜視図である。
以下本発明を図面に示す形態に基づき説明する。ただし本発明は当該形態に限定されるものではない。ここで、本発明に具備される要素は実際には非常に微細、薄層であるが、分かりやすさのため各図では変形、拡大等して表している。また要素には符号を付してあるが、見易さのため繰り返しとなる符号は省略することがある。
図1は、第一の形態を説明する図で、光学シート20を含む有機EL発光ユニット1の分解斜視図である。図1ではわかりやすさのため、一部の層について分離して表しているが、実際には各層は粘着層を介して又は直接接触して積層されている。図2は図1にII−IIで示した線を含む厚さ方向断面図である。ここで有機EL発光ユニット1が表示装置に配置された際には当該II−IIが画面横方向となる。
有機EL発光ユニット1は、有機EL積層体10、光学シート20、及び機能層30を有して構成されている。
また、本形態で有機EL積層体10は、基板11、陰極層12、電子輸送層13、発光層14、正孔輸送層15、及び陽極層16をこの順に備えて構成されている。
一方、本形態で光学シート20は有機EL積層体10の陽極層16に積層され、該陽極層16側(有機EL積層体10の出光側)から、円偏光板21、光学機能層22、基材層23、カバーガラス24を具備している。
以下、各層について説明する。
基板11は、有機EL積層体10の各層を積層させる際にその基板となる層であり、基板として機能するための強度、コシを具備する材料及び厚さを有して構成されている。材料としては例えばガラス(ソーダライムガラス、無アルカリガラス等)、及び、樹脂(ポリエステル、ポリアミド、エポキシ、フッ素系樹脂から作製されたもの等)を挙げることができる。
陰極層12は、電子輸送層13に電子を供給する層であり、金属、合金、金属酸化物、又は広く電気伝導性を有する材料により構成することができ、好ましくは仕事係数が低い材料がよい。かかる観点から、陰極層としては、例えば、アルカリ金属、アルカリ金属のハロゲン化物、アルカリ金属の酸化物、アルカリ土類金属、及びこれらと他の金属との合金、詳しくはナトリウム、ナトリウム−カリウム合金、リチウム、マグネシウム、マグネシウム−銀混合物、マグネシウム−インジウム混合物、アルミニウム−リチウム合金、Al/LiF混合物等が挙げられる。
陰極層12は公知の方法で基板11に積層させることができ、例えば蒸着、化学反応、塗布等が挙げられる。
なお、本形態では陰極層12が発光層14のうち観察者側とは反対側に配置されていることから、当該陰極層12を反射率の高い材料で構成することができる(いわゆる反射陰極層)。これにより発光層14で発光された光を観察者側に向けて反射して提供することができる。
電子輸送層13は、陰極層12から電子を受けとり、発光層14にこの電子を輸送するための層である。電子輸送等13は、電子輸送層として用いられる公知の材料を適用することができる。これには例えばAlq等の金属錯体、フェナントロリン誘導体、ピリジン誘導体、テトラジン誘導体、オキサジアゾール誘導体等のヘテロ環を有する化合物等が挙げられる。
なお、電子輸送層13には、陰極層12側に電子注入層や、再結合の割合を高めるために正孔の浸入を阻害する層を設けてもよい。
発光層14は、所定の有機化合物材料を含有することにより、得た電子と正孔との再結合によって励起子を生じさせて発光する層である。当該所定の有機化合物材料としては公知のものを適用することができる。これには例えばベンゾオキサゾール誘導体、ベンゾイミダゾール誘導体、ベンゾチアゾール誘導体、スチリルベンゼン誘導体、ポリフェニル誘導体、ジフェニルブタジエン誘導体、テトラフェニルブタジエン誘導体、ナフタルイミド誘導体、クマリン誘導体、ペリレン誘導体、ペリノン誘導体、オキサジアゾール誘導体、アルダジン誘導体、ピラリジン誘導体、シクロペンタジエン誘導体、ビススチリルアントラセン誘導体、キナクリドン誘導体、ピロロピリジン誘導体、チアジアゾロピリジン誘導体、シクロペンタジエン誘導体、スチリルアミン誘導体、芳香族ジメチリディン化合物、8−キノリノール誘導体の金属錯体や希土類錯体に代表される各種金属錯体;ポリチオフェン、ポリフェニレン、ポリフェニレンビニレン等のポリマー化合物等が挙げられる。
正孔輸送層15は、陽極層16から正孔を受けとり、発光層14に輸送するための層である。正孔輸送層15は、正孔輸送層として用いられる公知の材料を適用することができる。これには例えばカルバゾール誘導体等のカルバゾール基を含む化合物、トリアリールアミン系化合物、及びフルオレン誘導体を含むアミン化合物等を挙げることができる。
なお、正孔輸送層15には、陽極層16側に正孔注入層や、再結合の割合を高めるために電子の浸入を阻害する層を設けてもよい。
陽極層16は、正孔輸送層15に対して正孔を供給する層である。陽極層16は陽極層として取り得る公知の材料を適用することができる。これには例えば金属、合金、金属酸化物、又は広く電気伝導性を有する材料を挙げることができ、好ましくは仕事係数が高い材料がよい。かかる観点から、陽極層としては、金、銀、クロム、ニッケル等の金属、酸化スズ、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化インジウムスズ等の金属酸化物、ヨウ化銅、硫化銅、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリピロール等の導電性材料等を挙げることができる。
なお、本形態では陽極層16が発光層14よりも観察者側に配置されていることから、当該陽極層16は透明であることが必要である(いわゆる透明陽極)。かかる観点から陽極層16として酸化インジウムスズ(ITO)を用いることが好ましい。これにより陽極層16を透過して適切に光を提供することができる。
光学シート20は、上記した構成を有する有機EL積層体10の陽極層16側に積層される積層体であり、有機EL積層体10から出射された光を制御して観察者側に提供する。本形態の光学シート20は、有機EL積層体10側から円偏光層21、光学機能層22、基材層23、及びカバーガラス24を有して構成されている。
円偏光板21は、公知の円偏光板を用いることができ、偏光部材と位相差部材とを積層した部材である。これによれば、外光により生じる光学機能層の光透過部及び光吸収部の周期的な明暗が有機EL積層体10で反射して戻る明暗と、光学機能層の光透過部及び光吸収部自身による明暗と、による干渉縞(モアレ)の発生を防止することができる。
本形態で光学機能層22は円偏光板21のうち、有機EL積層体10とは反対側となる面に粘着剤を介して積層される層である。図3には光学機能層22の一部を拡大した図を示した。
光学機能層22は、図2、図3に示した断面を有して紙面に対して紙面の奥/手前方向に延在する形状を備える。本形態では有機EL発光ユニット1が表示装置に配置された姿勢で、当該延在する方向は鉛直方向となる。これにより映像光の水平方向への視野角の規制が可能となる。
本形態で光学機能層22は、図2、図3に表れる断面において、等脚台形である光透過部22aと、隣り合う2つの光透過部22aの間に形成された断面が等脚台形の光吸収部22bと、を備えている。従って、本形態では有機EL発光ユニット1が表示装置に設置された姿勢において、光透過部22aと光吸収部22bとは水平方向に交互に配列されている。
また、本形態では隣り合う光透過部22aは、長い下底側で連結部22cにより連結されている。
光透過部22aは光を透過させることを主要の機能とする部位であり、本形態では図2、図3に表れる断面において、基材層23側(有機EL積層体10とは反対側)に長い下底、それとは反対側(基材層23とは反対側、有機EL積層体10側)に短い上底を有する等脚台形である。光透過部22aは、基材層23の層面に沿った1つの方向に当該断面を維持して延びるとともに、この延びる方向とは異なる方向に所定の間隔で配列される。そして、隣り合う光透過部22aの間には、台形断面を有する間隔が形成されている。従って、当該間隔は光透過部22aの上底側に長い下底を有し、光透過部22aの下底側に短い上底を有する等脚台形断面を有し、ここに後述する必要な材料が充填されることにより光吸収部22bが形成される。
光透過部22aは屈折率がNtとされている。このような光透過部22aは、光透過部を構成する組成物を硬化させることにより形成することができる。屈折率Ntの値は特に限定されることはないが、後述するように台形断面の斜面における光吸収部22bとの界面で適切に光を全反射する観点から屈折率は1.55以上であることが好ましい。より好ましくは1.56以上である。ただし、屈折率が高すぎる材料は割れやすい場合が多いので屈折率は1.61以下であることが好ましい。
ここで、光透過部を構成する組成物としては、例えば、エポキシアクリレート系、ウレタンアクリレート系、ポリエーテルアクリレート系、ポリエステルアクリレート系、ポリチオール系等の紫外線等の電離放射線硬化型の樹脂を挙げることができる。
光吸収部22bは隣り合う光透過部22aの間に形成された上記した間隔に配置され、当該間隔の断面形状と同様の断面形状となる。従って本形態では短い上底が基材層23側(有機EL積層体10とは反対側)を向き、長い下底が基材層23とは反対側(有機EL積層体10側)を向く等脚台形となる。そして光吸収部22bは、屈折率がNrとされるとともに、光を吸収することができるように構成されている。具体的には屈折率がNrであるバインダーに光吸収粒子が分散される。屈折率Nrは、光透過部22aの屈折率Ntよりも低い屈折率とされる。屈折率Nrの値は特に限定されることはないが、1.50以下であることが好ましく、さらに好ましくは1.49以下である。また、材料の入手容易性の観点から1.47以上が好ましい。
光透過部22aの屈折率Ntと光吸収部22bの屈折率Nrとの差は特に限定されることはないが、0.05以上が好ましい。一方、屈折率差の上限も特に限定されることはないが、材料の入手性の観点から当該屈折率差は0.14以下であることが好ましい。
ここでバインダーとして用いられる材料は特に限定されないが、例えば、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、およびブタジエン(メタ)アクリレート等の光硬化型樹脂を挙げることができる。
また、光吸収粒子はカーボンブラック等の光吸収性の着色粒子が好ましく用いられるが、これらに限定されるものではなく、映像光の特性に合わせて特定の波長を選択的に吸収する着色粒子を使用してもよい。具体的には、カーボンブラック、グラファイト、黒色酸化鉄等の金属塩、染料、顔料等で着色した有機微粒子や着色したガラスビーズ等を挙げることができる。特に、着色した有機微粒子が、コスト面、品質面、入手の容易さ等の観点から好ましく用いられる。着色粒子の平均粒子径は0.01μm以上20μm以下であることが好ましい。
光学機能層22では、特に限定されることはないが、例えば次のように光透過部22a及び光吸収部22bが形成される。すなわち、図2にPkで表した光透過部22a及び光吸収部22bのピッチは30μm以上100μm以下であることが好ましい。また、図3にθkで示した光吸収部22bと光透過部22aとの斜辺(脚部)における界面と、光学機能層22の層面の法線と、の成す角は0°以上10°以下であることが好ましい。そして図3にDkで示した光透過部22a、及び光吸収部22bの厚さは60μm以上150μm以下であることが好ましい。これらの範囲内とすることにより、光の透過と光の吸収とのバランスが適切になることが多い。
本形態では光透過部22aと光吸収部22bとの界面(台形断面の脚部)が断面において一直線状となる例を示したが、これに限らず折れ線状、凸である曲面状、凹である曲面状等であってもよい。また、複数の光透過部22a及び光吸収部22bで断面形状が同じであってもよいし、所定の規則性を有して異なる断面形状であってもよい。
また、本形態では複数の光透過部22a、及び光吸収部22bはそれぞれ同じ断面形状で形成されているが、これに限らず断面形状が層内で規則的又は不規則で異なるように配置してもよい。また同じ断面形状でも位置によってピッチが変化してもよい。
基材層23は、本形態ではその一方の面に光学機能層22を形成するとともに他方の面には粘着剤によりカバーガラス24が積層される層である。基材層23は、透光性を有するとともに光学機能層22の変形を防止できるように支持する。かかる観点から、基材層23を構成する材料の具体例として例えば、アクリル、スチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート(PET)、アクリロニトリル、トリアセチルセルロース(TAC)を主成分とする透明樹脂や、エポキシアクリレートやウレタンアクリレート系の反応性樹脂(電離放射線硬化型樹脂等)を挙げることができる。
この中で、本形態のように円偏光板21を用いる場合には複屈折が少ない(リタデーションが小さい)TAC、アクリル、又はポリカーボネートが好ましい。
基材層23の厚さは特に限定されないが、25μm以上300μm以下であることが好ましい。基材層23の厚さがこの範囲を外れると、加工性に問題を生じる虞がある。例えば、基材層23がこれより薄ければしわが生じやすくなる。また、基材層23がこれより厚ければ、光学シート20の巻き取りが困難になる。
カバーガラス24は基材層23のうち光学機能層22が積層された側とは反対側に配置されたガラスにより形成された層である。これにより光学シートを保護することができる。カバーガラス24のガラスは特に限定されることはなく、表示装置に用いられる通常のガラス材料を用いることができる。
以上のような光学シート20は例えば次のように作製することができる。
まず、光学機能層22を金型ロールを用いる方法により形成する。すなわち、円筒状であるロールの外周面に光透過部22aの形状を転写可能な凹凸が設けられた金型ロールを準備する。そして金型ロールとこれに対向するように配置されたニップロールとの間に、基材層23となる基材を挿入する。そして、基材の一方の面と金型ロールとの間に光透過部22aを構成する硬化前の組成物を供給しながら金型ロール及びニップロールを回転させる。これにより金型ロールの表面に形成された凹凸の凹部内に光透過部22aを構成する組成物が充填され、該組成物が金型ロールの凹凸の表面形状に沿ったものとなる。
金型ロールと基材との間に挟まれ、ここに充填された光透過部22aを構成する硬化前の組成物に対し、基材側から光照射装置により光を照射する等の適切な硬化方法により硬化させる。これにより、光透過部22aの形状を固定させることができる。そして、離型ロールにより金型ロールから基材層23及び成形された光透過部22aを離型する。
次に、隣り合う光透過部22aの間に形成された凹部に、光吸収部22bを構成する硬化前の組成物を充填して硬化させることによって、光吸収部22bを形成することができる。具体的には、隣り合う光透過部22aの間に形成された凹部に光吸収部22bを構成する硬化前の組成物を過剰に供給し、その余剰分をブレードにより掻き取ることによりその量を調整するとともに凹部に組成物を充填する。そして凹部内に充填された組成物を適切な方法で硬化させる。
このようにして、基材層23上に光学機能層22を形成することができる。
次に光学機能層22のうち基材層23とは反対側の面に粘着剤により円偏光板21を貼り付け、円偏光板21、光学機能層22、及び基材層23の積層体を得る。そして当該積層体の基材層23をカバーガラス24に粘着剤により貼り付ける。これにより光学シート20を得る。
機能層30はカバーガラス24の面のうち基材層23が配置された側とは反対側に配置される各種機能を有する層である。機能層30として公知の層を用いることができるが、例えば公知の反射防止層、防眩層、ハードコート層等を挙げることができる。
そしてカバーガラス24の面に粘着剤により機能層30を積層する。そしてさらに、光学シート20及び機能層30を含む積層体を有機EL積層体10の映像出射側に配置して有機EL発光ユニット1となる。
以上のように構成された有機EL発光ユニット1を筐体に納め、機能層30が観察者側となるように配置することで、有機ELによる表示装置とすることができる。その際には必要に応じて有機EL発光ユニット1を作動させるための電気回路、電源回路等も備えられる。
このような有機EL発光ユニット1を備える表示装置は例えば次のように作動する。ここでは、有機EL積層体10により映像情報を含む映像光が出射される例で説明する。ただし、有機EL積層体10からは映像情報を含まない白色光が出射されてもよく、この場合でも同じように作用する。図3に光路例を示した。なお、当該光路例は概念的なものであり、反射や屈折を厳密に表したものではない。以下同様である。
表示装置を作動させると、有機EL積層体10からは映像光が出射される。有機EL積層体10による映像光の出射については公知の通りである。有機EL積層体10から出射した映像光は光学機能層22に入射する。光学機能層22における光路例を図3に示した。
映像光Lは光学機能層22の厚さ方向に略平行に光透過部22aに入射し、そのまま光透過部22aを透過して観察者側に出射する。
また、映像光Lは、厚さ方向に対して斜めから光透過部22aに入り、全反射臨界角以上の角度で光吸収部22bとの界面に達し、映像光は全反射する。このとき、当該界面が上記説明したように傾斜している場合には、この全反射により映像光は正面に近づく方向に向きが変えられるので、左右方向への光の進行が遮断され視野角が規制されるとともに、正面方向における輝度(明るさ)が増加する。
さらに、映像光Lは、厚さ方向に対して斜めから光透過部22aに入り、全反射臨界角以下の角度で光吸収部22bとの界面に達し、光吸収部22bにより吸収される。これにより、出射角が大きい映像光が吸収されるので視野角が規制される。
また、太陽光や天井照明等のような、観察者側から照射される外光Lは通常斜め上方から光学機能層22に入射するので、厚さ方向に対して斜め上方から光透過部22aに入り、全反射臨界角以下の角度で光吸収部22bとの界面に達し、光吸収部22bにより吸収される。これにより映像光に対する外光の影響を減らすことができ、コントラストを向上させることができる。
また光学シート20によれば、光学機能層22のような、光透過部22aと光吸収部22bとが交互に配列された形状を有するシートを有機EL積層体10の映像光出射側に配置しても、モアレ干渉縞の発生を防止することが可能となる。これにより、映像光のみでなく、画面上の外観も向上する。
本形態の光学シート20は有機EL積層体10側から、円偏光板21、光学機能層22、基材層23、及びカバーガラス24の順に積層した形態であったが、本発明はこれに限定されることなく、積層順が変更されていてもよい。例えば、有機EL積層体側から光学機能層、基材層、円偏光板、及びカバーガラスの順や、円偏光板、カバーガラス、光学機能層、及び基材層の順を挙げることができる。
図4には第二の形態を説明する図で、有機EL発光ユニット1’の分解斜視図を示した。図4は図1に相当する図である。
有機EL発光ユニット1’は、有機EL発光ユニット1に対して光学シート20の代わりに光学シート20’を用いている点で異なる。さらに光学シート20’は、光学シート20に対して、円偏光板21と光学機能層22との間に、さらなる光学機能層22’及び基材層23’が配置されている点で異なる。これ以外は上記光学シート20と同じなのでここでは光学機能層22’と基材層23’について説明し、他の部材については説明を省略する。
光学機能層22’は、光学機能層22と同様の断面形状を有しているが、光透過部及び光吸収部が延びる方向、及び、光透過部及び光吸収部が交互に配列される方向が光学機能層22と異なる。より詳しくは、本形態では、当該延びる方向及び配列される方向が、有機EL発光ユニット1’の正面視で、光学機能層22と光学機能層22’とが90度で交わるように配置されている。
これにより、水平方向の視野角を規制する他、鉛直方向の視野角も規制することができる。一方、モアレ発生については、光学シート20と同様に防止することができる。
実施例では本発明の形態を備える光学シートを作製して評価を行った。また、比較例として光学機能層及び基材層のみを備える光学シートを準備した。
(実施例1)
実施例1では、図2に示した例による光学シートを用いた。すなわち、有機EL積層体側から、円偏光板、光学機能層、基材層、及びカバーガラスの順に積層された光学シートである。さらに詳しくは次の通りである。
(1)円偏光板
後述するように、市販の有機EL積層体(東芝株式会社、REGZA、TABLET AT570)に用いられる円偏光板を用いた。
(2)光学機能層
光透過部を屈折率1.56の紫外線硬化型ウレタンアクリレートで形成し、光吸収部を屈折率1.49の紫外線硬化型ウレタンアクリレートにカーボンブラックを25質量%含有させた組成物により形成した。
光透過部及び光吸収部のピッチ(図2のpk)は39μmとした。また、光透過部及び光吸収部の断面形状は等脚台形であり、光吸収部の短い上底を4μm、長い下底を10μm、厚さ方向大きさ(台形断面における高さ、図3のDk)を102μmとした。また、連結部の厚さ(図3のLk)は25μmとした。
(3)基材層
基材層として厚さ130μmのポリカーボネートフィルムを用いた。
(4)カバーガラス
後述するように、市販の有機EL積層体(東芝株式会社、REGZA、TABLET AT570)に用いられるカバーガラスを用いた。
(実施例2)
実施例2では、有機EL積層体側から、光学機能層、基材層、円偏光板、及びカバーガラスの順に積層された光学シートを用いた。各層の形態は実施例1と同じである。
(実施例3)
実施例3では、有機EL積層体側から、円偏光板、カバーガラス、光学機能層、及び基材層の順に積層された光学シートを用いた。各層の形態は実施例1と同じである。
(比較例1)
比較例1では、光学機能層及び基材層のみからなる光学シートとした。光学機能層及び基材層の形態は実施例1と同様である。
市販の有機エレクトロルミネッセンス発光ユニット(東芝株式会社、REGZA、TABLET AT570)から剥がして得たカバーガラス、円偏光板を用いて上記した実施例1〜3、及び比較例1の光学シートを形成した。そしてこの光学シートを当該市販の有機エレクトロルミネッセンス発光ユニットの有機EL積層体に戻すように粘着剤により貼り付け、有機エレクトロルミネッセンス発光ユニットを得た。これを用いて、モアレ、2重像、及び端部品質について評価した。表1に結果を示す。
ここで、モアレは、天井から照射される蛍光灯からの500lxの光のもとで、映像光を出射しない画面を正面から目視し、モアレの発生の有無を判断した。モアレの発生があった場合を×、モアレの発生がなかった場合を○とした。
2重像は、暗室のもとで映像光(評価用パターン)を出射し、画面の正面から目視して2重像の有無を判断した。2重像が許容範囲を超えて発生した場合を×、2重像が発生しなかった場合を○、2重像が発生したが許容範囲内であった場合を△とした。
端部品質は、粘着剤により光学シートを有機EL積層体に貼り付けた後、80℃の雰囲気中で24時間放置し、端部からの粘着剤のはみ出しによる汚れの発生がないかを目視にて判断した。汚れが許容範囲を超えて発生した場合を×、汚れが発生しなかった場合を○、汚れが発生したが許容範囲内であった場合を△とした。
Figure 2016170271
表1からわかるように、実施例1〜3ではモアレの発生がなく、比較例1ではモアレが発生した。また2重像、及び端部品質まで考慮すれば実施例1、2が優れていた。
1 有機エレクトロルミネッセンス発光ユニット
10 有機EL積層体
11 基板
12 陰極層
13 電子輸送層
14 発光層
15 正孔輸送層
16 陽極層
20 光学シート
21 円偏光板
22 光学機能層
23 基材層
24 カバーガラス
30 機能層

Claims (5)

  1. 有機エレクトロルミネッセンスによる発光層を具備する積層体から出射された光を透過する光学シートであって、
    円偏光板と、
    光を透過する基材層と、
    前記基材層の一方の面に沿って配置され、光透過部と光吸収部とが交互に配列された光学機能層と、を備える、光学シート。
  2. 有機エレクトロルミネッセンスによる発光層を具備する積層体と、
    前記積層体の光出射側に配置された請求項1に記載の光学シートと、を備える、表示装置。
  3. 前記光学シートが前記積層体側から前記円偏光板、前記光学機能層、前記基材層及びカバーガラスの順に積層されている請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記光学シートが前記積層体側から前記光学機能層、前記基材層、前記円偏光板、及びカバーガラスの順に積層されている請求項2に記載の表示装置。
  5. 前記光学シートが前記積層体側から前記円偏光板、カバーガラス、前記光学機能層、及び前記基材層の順に積層されている請求項2に記載の表示装置。
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