JP2016170095A - ジャイロセンサ特性測定装置 - Google Patents

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暁 佐枝
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Abstract

【課題】ジャイロセンサの雰囲気温度を迅速に変更しながら特性測定が行える装置を提供する。
【解決手段】測定対象となる複数のジャイロセンサGa〜Gdに外力を付与する回転テーブル部2と、複数のジャイロセンサGa〜Gdが配置された雰囲気の温度を調節するための温調エア供給部3と、複数のジャイロセンサGa〜Gdを駆動するための電力供給部4と、複数のジャイロセンサGa〜Gdから出力された信号に基づいて複数のジャイロセンサGa〜Gdの特性を個別に測定する特性測定部5とを備え、回転テーブル部2にはロータリジョイント6とスリップリング7が備えられ、回転テーブル部2の回転体20には複数のジャイロセンサGa〜Gdをそれぞれ収納し内部雰囲気と外部雰囲気とを隔離する複数の個別チャンバー9a〜9dと、ロータリジョイント6を通じて供給された温調エアを複数の個別チャンバー9a〜9dにそれぞれ分配する分配流路8が備えられる。
【選択図】図1

Description

複数のジャイロセンサに外力を付与しながら特性測定を行う、ジャイロセンサ特性測定装置に関する。
従来より、ジャイロセンサは、角速度センサとも呼ばれ、手ぶれや移動中の姿勢変化を検出する部品として、デジタルカメラやビデオカメラ、スマートフォン、カーナビゲーションなどの機器に組み込まれている。
ジャイロセンサは、個体により出力特性に違いが生じやすいため、ジャイロセンサを回転テーブル上に配置して遠心力(つまり、外力)を加え、予め規定された出力特性が得られているかどうか測定したり、出力特性を補正する係数を算出するための測定(いわゆる、特性測定)が行われている。
そしてに、ジャイロセンサは、高温時や低温時でも所定の出力特性を発揮することが求められているため、恒温槽に内接された回転テーブルや、温度調節ユニットが取り付けられた回転テーブルを用いて、ジャイロセンサの周囲温度を一定に保ちながら特性測定を行う技術が提案されている。(例えば、特許文献1、2)
特開2006−308410号公報 特開2011−257203号公報
複数のジャイロセンサを回転テーブルに載置し、回転テーブルを恒温槽内に配置して恒温槽の雰囲気温度を変化させる形態や、回転テーブル全体を温度調節ユニットにて温度変化させる形態では、ある設定温度から次の設定温度に変化させようとしても、回転テーブルの熱容量が大きいため、時間がかかりすぎてしまう。
また、ペルチェ素子とヒートシンク等を用いて、水の循環により温調を行う形態の場合、迅速な温度変化をさせようとすると、ペルチェ素子が急な温度変化に耐えきれず故障してしまうおそれがある。
そこで本発明は、ジャイロセンサの雰囲気温度を迅速に変更しながら特性測定が行える装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る一態様は、
測定対象となる複数のジャイロセンサに外力を付与しながら特性測定を行う装置であって、
複数のジャイロセンサを回転させることで外力を付与する回転テーブル部と、
複数のジャイロセンサが配置された雰囲気の温度を調節するための温調エアを供給する温調エア供給部と、
複数のジャイロセンサを駆動するための駆動電力を供給する電力供給部と、
複数のジャイロセンサから出力された信号に基づいて、複数のジャイロセンサの特性を個別に測定する特性測定部とを備え、
回転テーブル部には、
温調エアを回転テーブル部の回転体側に導入するロータリジョイントと、
駆動電力を回転テーブル部の回転体側に導入するスリップリングが備えられ、
回転テーブル部の回転体には、
複数のジャイロセンサをそれぞれ個別に収納し、内部雰囲気と外部雰囲気とを隔離する、複数の個別チャンバーと、
ロータリジョイントを通じて供給された温調エアを複数の個別チャンバーにそれぞれ分配する分配流路が備えられている、ジャイロセンサ特性測定装置である。
上記態様によれば、回転テーブル上に設置した複数の個別チャンバー内に、特性測定の対象となる複数のジャイロセンサを個別に収納し、特性測定を行う。各個別チャンバーは、熱容量が小さく、高温または低温に温調された空気を一気に流れ込ませることができ、迅速にチャンバー内雰囲気の熱交換を行うことができる。
ジャイロセンサの雰囲気温度を迅速に変更しながら特性測定が行える。
本発明を具現化する形態の一例を示す斜視図 本発明を具現化する形態の一例の要部を示す図 本発明を具現化する形態の別の一例の要部を示す図
以下に、本発明を実施するための好適な形態について、図を用いながら説明する。
以下各図においては、直交座標系の3軸をX、Y、Zとし、XY平面を水平面、Z方向を鉛直方向とする。特にZ方向は矢印の方向を上、その逆方向を下と表現する。また、後述する回転テーブル部2の回転中心となる軸を、回転軸Jと表現する。
図1は、本発明を具現化する形態の一例を示す斜視図であり、本発明に係る特性測定装置1の全体構成を示している。
ここでは、複数のジャイロセンサGa〜Gdを特性測定の対象として例示し、説明する。特性測定装置1は、複数のジャイロセンサGa〜Gdに外力を付与しながら、それぞれについて特性測定を行うものである。特性測定装置1は、回転テーブル部2と、温調エア供給部3と、電力供給部4と、特性測定部5とを備えている。また、回転テーブル部2には、ロータリジョイント6と、スリップリング7が備えられ、回転テーブル部2の回転体20には、分配流路部8と、チャンバー部9が備えられている。
回転テーブル部2は、複数のジャイロセンサGa〜Gdを回転させることで外力を付与するものである。回転テーブル部2は、回転軸J周りに矢印W方向に回転する回転体20を備えている。
具体的には、回転テーブル部2は、ダイレクトドライブモータ(図示せず)を備えて構成されている。ダイレクトドライブモータは、回転軸J周りに回転するロータとステータ(共に図示せず)を備えている。ステータは、特性測定装置1のフレームなど(図示せず)に取り付けられており、ロータには回転体20が取り付けられている。さらに、このロータと回転体20の回転中心部には中空穴が設けられている。
温調エア供給部3は、複数のジャイロセンサGa〜Gdが配置された雰囲気の温度を調節するための温調エアを供給するものである。
具体的には、温調エア供給部3は、ヒートポンプ備えたチラーユニット30を備えて構成されている。チラーユニット30は、低温に温調されたエアと、高温に温調されたエアとを所定の比率で混合し、所望の温度に調節した温調エアを外部に供給するものである。外部に供給する温調エアの温度の設定や、エア供給のON/OFF制御などは、外部の制御機器から与えられた制御信号により行う。
電力供給部4は、複数のジャイロセンサGa〜Gdを駆動するための駆動電力を供給するものである。
具体的には、電力供給部4は、直流安定化電源40を備えて構成されている。
特性測定部5は、複数のジャイロセンサGa〜Gdから出力された信号に基づいて、複数のジャイロセンサGa〜Gdの特性を個別に測定するものである。
具体的には、特性測定部5は、各ジャイロセンサGa〜Gdの出力チャンネル数に対応したマルチチャンネルのA/D変換器と、データ記録部を備えて構成されている。
ロータリジョイント6は、温調エアを回転テーブル部2の外部から回転体20側に導入するものである。ロータリジョイント6は、流体継手の一種で、配管を接続する一端側が他端側に対して回転しつつ、内部にて連通し合っている構造をしている。また、ロータリジョイント6は、滑らかな回転が可能なようにベアリングを備え、回転しても液漏れしないようにシール部を備えている。さらに、ロータリジョイント6は、回転中心部が中空になっている。ロータリジョイント6は、回転テーブル部2のロータと回転体20の中空穴に取り付けられている。なお、図1に示す形態では、下部側が固定されており、上部側が回転体20と共に矢印Wの方向に回転する。
スリップリング7は、直流安定化電源40から出力された駆動電力を回転テーブル部2の外部から回転体20側に導入するものである。スリップリング7は、電気配線を中継し接続する機器の一種で、電気配線を接続する一端側が他端側に対して回転しつつ、内部の摺動接点で導通する構造をしている。スリップリング7は、ロータリジョイント6の中空穴に取り付けられている。なお、図1に示す形態では、下部側が固定されており、上部側が回転体20と共に矢印Wの方向に回転する。
分配流路部8は、ロータリジョイント6を通じて供給された温調エアを、複数の個別チャンバー9A〜9Dにそれぞれ分配するものである。具体的には、分配流路部8は、2分岐流路8Aと、2分岐流路8Bとを備えている。また、必要に応じて、分配流路部8には、流量調整部84を備えている。
より具体的には、2分岐流路8Aは、略T字形状の配管で構成されており、一方の端部がロータリジョイント6に接続され、流路を2つに分岐されている。また、分岐された流路の長さはそれぞれ均等な長さに設定されており、断面形状も同じである。そして、分岐された各流路の端部は、それぞれ個別チャンバー9A,9Bに接続されている。
2分岐流路8Bは、略T字形状の配管で構成されており、一方の端部がロータリジョイント6に接続され、流路を2つに分岐されている。また、分岐された流路の長さはそれぞれ均等な長さに設定されており、断面形状も同じである。そして、分岐された各流路の端部は、それぞれ個別チャンバー9C,9Dに接続されている。
2分岐流路8Aと2分岐流路8Bとは、それぞれ長さ、太さ共に同じになっているため、各個別チャンバー9A〜9Dに対して、温調エアを均等に分配して供給することができる。
さらに、各2分岐流路8A,8Bには、断熱材が巻き付けられており、流路内部に外気よりも低温の温調エアが供給されても温度上昇が最小限になるように、または高温の温調エアが供給されても温度下降が最小限になるように構成されている。
流量調整部84は、2分岐流路8A,8Bの分岐された各流路を流れる温調エアの流量を調整するものである。具体的には、流量調整部84は、ボールバルブやニードルバルブなどを用い、流路の断面積を変化させ、流路内を流れる流体の流量を調整するものが例示できる。流量調整部84は、本発明を必須の構成要素ではないが、分岐された各流路の取り回しの違いなどにより各流路の圧損が異なる場合でも、各流路を流れる温調エアの流量を均等に調整することができる。
チャンバー部9は、複数のジャイロセンサGa〜Gdをそれぞれ個別に収納し、内部雰囲気と外部雰囲気とを隔離するものである。チャンバー部9は、複数の個別チャンバー9A〜9Dで構成されている。
図2は、本発明を具現化する形態の一例の要部を示す図であり、本発明の構成要素であるチャンバー部9を構成する個別チャンバー9Aの内部構造を示している。
個別チャンバー9Aは、チャンバー本体部90、フタ部91、排気部94、載置台95を備えている。
チャンバー本体部90は、フタ部91と組み合わせて、内部雰囲気と外部雰囲気とを隔離するものである。チャンバー本体部90は、円筒形状の側壁を備えており、下部が回転体20に取り付けられている。また、チャンバー本体部90は、上部の開口部にネジ部90sが設けられている。
フタ部91は、下面側に凸部が備えられており、この凸部には、ネジ部91sが設けられている。そのため、フタ部91をチャンバー本体部90にネジ込むことで、個別チャンバー9Aの内部雰囲気と外気雰囲気とが自由に往来できない状態(つまり、隔離された状態)となる。
さらに、チャンバー本体部90の側壁には、温調エア導入口92が設けられている。温調エア導入口92には、分配流路部8の分岐流路8Aの出口端が接続されている。
排気部94は、個別チャンバー9Aの内部雰囲気と外気雰囲気とを隔離しつつ、温調エア導入口92から温調エアが導入されれば、チャンバー9A内部にあったエアを排出するものである。具体的には、排気部94は、チャンバー本体部90の側壁であって、温調エア導入口92から最も離れた位置(いわゆる、対角となる位置)に、排気部94が設けられている。
載置台95は、ジャイロセンサGaの特性測定を行うために載置するものである。載置台95は、外力が付与されてもジャイロセンサGaが脱落しないように、ジャイロセンサGaを固定する部材を備えている。また、載置台95には、電力線E1と信号線E2が接続されている。電力線E1は、スリップリング7を経由して電力供給部4から供給される、ジャイロセンサGaの駆動電力を供給するものである。信号線E2は、ジャイロセンサGaの出力信号を特性測定部5へ出力するものである。
また、チャンバー本体部90の内側には、代表温度センサTSが備えられている。代表温度センサTSは、個別チャンバー9Aの内部雰囲気の温度を代表して検出し、各個別チャンバー9A〜9Dの内部雰囲気もこの温度と同じであるものとして取り扱うためのものである。具体的には、代表温度センサTSは、異種金属が接合された熱電対で構成されている。
なお、チャンバー本体部90、フタ部91の内部または外部には、断熱材(図示せず)が取り付けられており、個別チャンバー9A内に外気よりも低温の温調エアが供給されても温度上昇が最小限になるように、または高温の温調エアが供給されても温度下降が最小限になるように構成されている。
個別チャンバー9Aは、この様な構成をしているため、チャンバー内部雰囲気の温度を順次変化させながら、載置されたジャイロセンサGaを駆動することができる。
個別チャンバー9B〜9Dは、個別チャンバー9Aと同様、チャンバー内部雰囲気の温度を順次変化させるながら、載置されたジャイロセンサGb〜Gdを駆動するものである。なお、個別チャンバー9B〜9Dは、個別チャンバー9Aから代表温度センサTSを省いた構成をしており、その他は個別チャンバー9Aと同様の構成をしているため、詳細な説明は省略する。
この様な構成をしているため、特性測定装置1は、複数の個別チャンバー9A〜9D内にジャイロセンサGa〜Gdを配置し、各チャンバー9A〜9D内の雰囲気温度を変化させながら、各ジャイロセンサGa〜Gdの特性測定をすることができる。そして、各チャンバー9A〜9D内は、各ジャイロセンサGa〜Gdを収容するための最小限の容積に設定することができ、外部から導入する温調エアの入れ替えを迅速に行うことができる。
[別の形態]
なお上述では、チャンバー部9を構成する複数の個別チャンバー9A〜9Dと、分配流路部8が、各々断熱されている構成を示した。この様な構成にすれば、低温に温調されたエアが分配流路部8を流れる際に温度上昇したり、それぞれの個別チャンバー9A〜9D内に充填された後で温度上昇すること(或いは、高温に温調されたエアが分配流路部8を流れる際に温度下降したり、各個別チャンバー9A〜9D内に充填された後で温度下降すること)を防ぐことができる。そのため、より迅速に個別チャンバー9A〜9D内の温度を変更し、所定の温度に静定させて各ジャイロセンサGa〜Gdの特性測定を行うことができるので、より好ましいと言える。
しかし、本発明を具現化する上では、この様な構成に限定されず、個別チャンバー9A〜9D及び分配流路部8の容積に対して供給される温調エアの流量が十分に多く、短時間で各個別チャンバー9A〜9D内を所定の温度に静定させることができれば、各個別チャンバー9A〜9Dと分配流路部8のどちらか一方、あるいは双方を断熱しない構成としても良い。
[別の形態]
なお上述では、分配流路部8の各流路の長さがそれぞれ均等であり、複数の個別チャンバー9A〜9Dの少なくとも1つの内部には、代表温度センサTSが備えられている構成を示した。この様な構成にすれば、各個別チャンバー9A〜9Dの中の温度を同じにすることができ、その内1つの個別チャンバーに代表温度センサを1つ配置するだけで済むので、コストダウンが可能となり、より好ましいと言える。
しかし、本発明を具現化する上では、この様な構成に限定されず、各個別チャンバー9A〜9Dに、それぞれ温度センサを配置しても良い。さらに、分配流路部8の各流路の長さは、各々別個に設定しても良い。例えば、各流路が最短となるように設定したり、回転テーブル上の機器レイアウトを考慮しながら各流路を敷設したりする。この様な構成の場合、高温または低温の温調エアを供給して、各個別チャンバー9A〜9Dが概ね同じような温度変化特性を示すように、それぞれの温度センサをモニタしながら、流量調節バルブの絞り具合を調整し、設定すれば良い。或いは、温度変化の追従性が最も遅い個別チャンバーの温度変化を待って、特性測定を行う様にしても良い。
[別の形態]
なお上述では、複数の個別チャンバー9A〜9Dにおいて、分配流路部8の出口端が接続された温調エア導入口92が、チャンバー本体部90の側壁に設けられた単なる開口部である例を示した。そして、この開口部の形状は、円形、楕円形、矩形等の任意の断面形状に設定することができる。この様な構成であれば、各個別チャンバー9A〜9D内は、新しく導入される温調エアが充満されるため、各ジャイロセンサGa〜Gdの特性測定を行うことができる。
しかし、この様な構成に限らず、上述した個別チャンバー9Aとは異なる構成の個別チャンバー9A’を備えた構成としても良い。
図3は、本発明を具現化する形態の別の一例の要部を示す図であり、個別チャンバー9A’の内部構造を示している。
個別チャンバー9A’は、上述の個別チャンバー9Aとほぼ同様の構成をしているが、温調エア導入口92には、さらに充円錐ノズル93が備えられている点で相違する。充円錐ノズル93は、フルコーンノズルとも呼ばれ、放出される温調エアが円錐状に広がりつつ、円錐外縁部のみならず円錐内部にもバランス良く温調エアが放出される構造をしている。この様な構成にすれば、各個別チャンバー9A〜9D内に温調エアが導入される際に、元々あった各個別チャンバー9A〜9D内のエアが淀みなく一気に押し出され、極めて迅速に新しく供給された温調エアと交換されるので、より好ましい。
[別の形態]
なお上述では、複数の個別チャンバー9A〜9Dとして、ネジ部を備えた円筒状のチャンバー本体部90及びフタ部91にて構成される例を示した。この様な構成にすれば、各個別チャンバー9A〜9Dの密閉性が確保しつつ、ジャイロセンサGa〜Gdの入れ替えが容易となる。
しかし、本発明を具現化する上では、この様な構成に限定されず、載置台73の側方及び上方を覆うドーム状の筐体の一部に開口部を設けたものや、四角い箱状の筐体の一部に開口部を設けたものを、載置台73の上から被せ、この筐体をネジなどにより固定する構成としても良い。
また上述では、各個別チャンバー9A〜9Dは、温調エア導入口92と対角となる位置に排気部94が設けている構成を示した。しかし、本発明を具現化する上では、この様な構成に限定されず、各個別チャンバーの形状や排気エアの回収形態に適合させて、チャンバー本体部90の側壁に、温調エア導入口92や充円錐ノズル93と隣接させて開口部を設けた構成としても良い。
[別の形態]
本発明を具現化する上で、温調エア供給部3は、上述のチラーユニット30に限らず、冷凍機とヒータを組み合わせた構成としても良い。
本発明を具現化する上で、電力供給部4は、上述の直流安定化電源40に限らず、交流電力を供給するものでも良い。そして、ジャイロセンサGa〜Gdを直流電力により駆動させたい場合、回転体20に交流/直流変換器を備えた構成とすれば良い。
本発明を具現化する上で、特性測定部5は、上述の様なデータ記録部を備えた構成に限らず、無線データ送信部を回転体20の上に配置し、無線データ受信部およびデータ記録部をを回転テーブル部2の外部に備えた構成としても良い。
本発明を具現化する上で、各個別チャンバー9A〜9Dの排気部94は、チャンバー本体部90の壁面に設けた矩形状の貫通口に限らず、円形の貫通口で構成しても良い。或いは、チャンバー本体部90の壁面を貫通するパイプなどにより構成しても良い。
1 特性測定装置
2 回転テーブル部
3 温調エア供給部
4 電力供給部
5 特性測定部
6 ロータリジョイント
7 スリップリング
8 分配流路部
8A 2分岐流路
8B 2分岐流路
9 チャンバー部
9A〜9D 個別チャンバー
20 回転体
30 チラーユニット
40 直流安定化電源
84 流量調整部
90 チャンバー本体部
90s ネジ部
91 フタ部
91s ネジ部
92 温調エア導入口
93 充円錐ノズル(フルコーンノズル)
94 排気部
95 載置台
Ga〜Gd ジャイロセンサ(特性測定の対象)
TS 代表温度センサ
E1 電力線
E2 信号線

Claims (4)

  1. 測定対象となる複数のジャイロセンサに外力を付与しながら特性測定を行う装置であって、
    前記複数のジャイロセンサを回転させることで外力を付与する回転テーブル部と、
    前記複数のジャイロセンサが配置された雰囲気の温度を調節するための温調エアを供給する温調エア供給部と、
    前記複数のジャイロセンサを駆動するための駆動電力を供給する電力供給部と、
    前記複数のジャイロセンサから出力された信号に基づいて、前記複数のジャイロセンサの特性を個別に測定する特性測定部とを備え、
    前記回転テーブル部には、
    前記温調エアを前記回転テーブル部の外部から前記回転体側に導入するロータリジョイントと、
    前記駆動電力を前記回転テーブル部の外部から前記回転体側に導入するスリップリングが備えられ、
    前記回転テーブル部の回転体には、
    前記複数のジャイロセンサをそれぞれ個別に収納し、内部雰囲気と外部雰囲気とを隔離する、複数の個別チャンバーと、
    ロータリジョイントを通じて供給された前記温調エアを前記複数の個別チャンバーにそれぞれ分配する分配流路が備えられている、ジャイロセンサ特性測定装置。
  2. 前記複数の個別チャンバーと前記分配流路は、各々断熱されている
    ことを特徴とする、請求項1に記載のジャイロセンサ特性測定装置。
  3. 前記分配流路の各流路の長さがそれぞれ均等であり、前記複数の個別チャンバーの少なくとも1つの内部には、代表温度センサが備えられている
    ことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のジャイロセンサ特性測定装置。
  4. 前記複数の個別チャンバーに接続された前記分配流路の出口端部には、充円錐ノズルが備えられている
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のジャイロセンサ特性測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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