JP2016169522A - 防水シートの設置方法 - Google Patents

防水シートの設置方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016169522A
JP2016169522A JP2015049621A JP2015049621A JP2016169522A JP 2016169522 A JP2016169522 A JP 2016169522A JP 2015049621 A JP2015049621 A JP 2015049621A JP 2015049621 A JP2015049621 A JP 2015049621A JP 2016169522 A JP2016169522 A JP 2016169522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waterproof sheet
pushing
pushing element
reference mark
shutter curtain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015049621A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6523719B2 (ja
Inventor
千晶 向井
Chiaki Mukai
千晶 向井
秀観 伊澤
Hidemi Izawa
秀観 伊澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Shutter Corp
Original Assignee
Sanwa Shutter Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Shutter Corp filed Critical Sanwa Shutter Corp
Priority to JP2015049621A priority Critical patent/JP6523719B2/ja
Publication of JP2016169522A publication Critical patent/JP2016169522A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6523719B2 publication Critical patent/JP6523719B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Special Wing (AREA)

Abstract

【課題】全閉状態のシャッター装置の側方部位、下方部位に生じ得る隙間を利用した防水シートの速やかな設置方法を提供する。【解決手段】シャッターカーテン幅方向両端部がガイド溝Gに受け入れられ、シャッターカーテン下端が着床している建物開口部全閉状態のシャッター装置に防水シート5を設置する方法において、防水シート5の幅方向両側の側方部位をそれぞれ側方押し込み要素7を用いて当該側方押し込み要素と共にガイド溝Gに押し込む工程と、防水シート5の下方部位を下方押し込み要素8を用いて当該下方押し込み要素と共にシャッターカーテン下端と床面との間に押し込む工程と、を含む。【選択図】図21

Description

本発明は防水シートの設置方法に係り、詳しくは、全閉状態にある建物開口部に取り付けることで防水構造を形成する防水シートの設置方法に関するものである。
シャッター装置は建物開口部を開閉する装置であり、全閉状態のシャッターカーテンの幅方向側部は建物開口部左右に立設したガイドレールのガイド溝に受け入れられており、シャッターカーテン下端の座板は床面に接触している。しかしながら、一般のシャッター装置は十分な防水機能を備えてはおらず、豪雨時等の異常時には、シャッターカーテン幅方向端部とガイドレールとの間、シャッターカーテン下端の座板と床面との間、スラット同士を連結するインターロック部分、を通って、屋外側から屋内側へ浸水するおそれがある。
そこで、既設のシャッター装置に対して防水機能を付与することが検討され、このような防水装置は例えば特許文献1に記載されている。この防水装置の基本的な考え方は、開口部全閉状態のシャッターカーテンの屋外側部位をシートで覆うものである。このものでは、建物開口部側方については、保持部材を用いて封鎖し、建物開口部の下端については、シート下部に押圧部材を置くことで防水シートの捲り上がりを防止している。また、より確実に防水シートが捲り上がりを防止するためには、押圧部材の重量を増やす必要が生じる。
このような防水シートは、既設のシャッター装置に対して取り付けることで防水構造を形成するものであるが、突然の豪雨時等には、迅速に防水シートを設置することが必要となることから、保持部材の取り付けや、押圧部材の重量を増やことは、防水シートの迅速な設置に不利である。
特開2014−136897号公報
本発明は、防水シートを全閉状態にある建物開口部に取り付けることで防水構造を形成するにあたり、全閉状態のシャッター装置の側方部位、下方部位に生じ得る隙間を利用した防水シートの速やかな設置方法を提供するものである。
本発明が採用した技術手段は、
シャッターカーテン幅方向両端部がガイド溝に受け入れられ、前記シャッターカーテン下端が着床している建物開口部全閉状態のシャッター装置に防水シートを設置する方法において、
前記防水シートの幅方向両側の側方部位をそれぞれ側方押し込み要素を用いて当該側方押し込み要素と共にガイド溝に押し込む工程と、
前記防水シートの下方部位を下方押し込み要素を用いて当該下方押し込み要素と共にシャッターカーテン下端と床面との間に押し込む工程と、
を含む、防水シートの設置方法、である。
1つの態様では、前記防水シートは、前記シャッター装置の屋外側部位に設置される。
1つの態様では、前記側方部位の押し込み工程は、前記下方部位の押し込み工程よりも先に実行される。
側方押し込み要素、下方押し込み要素は共にゴム部材から形成できるので、鋼材に比べて軽量であり、可搬性、設置性に優れる。
1つの態様では、前記防水シートには、側方押し込み要素の位置決めのための参照マークが表示されており、
前記側方部位の押し込み工程は、側方押し込み要素を、前記参照マークを参照して防水シートの所定位置にあてがって前記側方部位を当該側方押し込み要素と共にガイド溝に押し込むことを含む。
1つの態様では、前記側方部位の押し込み工程は、前記側方押し込み要素の下端をガイドレールの下端近傍に位置させて行われる。
1つの態様では、前記側方部位の押し込み工程は、第1側方押し込み要素を用いて第1側方部位を押し込む工程と、第2側方押し込み要素を用いて第2側方部位を押し込む工程と、からなり、
前記第1側方押し込み要素は前記防水シートに固定されており、
前記第1側方部位の押し込み工程は、前記第2側方部位の押し込み工程よりも先に実行される。
1つの態様では、前記第1側方部位の押し込み工程は、前記第1側方押し込み要素の下端をガイドレールの下端近傍に位置させて行われる。
1つの態様では、前記第2側方部位の押し込み工程は、前記第2側方押し込み要素の下端をガイドレールの下端近傍に位置させて行われる。
前記防水シートには、前記第2側方押し込み要素のセット位置のための参照マークが表示されており、
前記第2側方部位の押し込み工程は、前記第2側方押し込み要素を、前記参照マークを参照して防水シートの所定位置にあてがって前記第2側方部位を当該第2側方押し込み要素と共にガイド溝に押し込むものである。
1つの態様では、前記防水シートの下方部位には、下方押し込み要素の位置決めのための参照マークが表示されており、
前記下方部位の押し込み工程は、下方押し込み要素を、前記参照マークを参照して防水シートの下方部位の所定位置にあてがって前記下方部位を当該下方押し込み要素と共にシャッターカーテン下端と床面との間に押し込むことを含む。
1つの態様では、前記下方部位の押し込み工程は、複数の下方押し込み要素を建物開口部の開口幅方向に亘って位置させて押し込むものである。
1つの態様では、前記複数の下方押し込み要素は、押し込まれた状態において、隣位の下方押し込み要素の端部同士が近接ないし当接している。
1つの態様では、建物開口部端部のガイドレールに隣接してシャッターカーテン下端と床面との間に押し込まれた下方押し込み要素を、前記ガイドレール側に押し付ける工程を含む。
1つの態様では、前記防水シートの下方部位には、少なくとも1つの、前記下方押し込み要素のセット位置のための参照マークが表示されており、
前記下方部位の押し込み工程は、前記下方押し込み要素を、前記参照マークを参照して防水シートの下方部位の所定位置にあてがって当該下方部位の部分を当該下方押し込み要素と共にシャッターカーテン下端と床面との間に押し込むものである。
1つの態様では、前記防水シートの下方部位の一側に位置して、最初に押し込まれる第1下方押し込み要素の位置決め参照マークが表示されており、
前記下方部位の押し込み工程は、前記第1下方押し込み要素を前記位置決め参照マークにあてがって、前記下方部位の一側部位を当該第1下方押し込み要素と共にシャッターカーテン下端と床面との間に押し込む工程を含む。
1つの態様では、シャッターカーテン下端と床面との間に押し込まれた前記第1下方押し込み要素を、開口幅方向一側のガイドレール側に押し付ける工程を含む。
1つの態様では、前記下方部位の押し込み工程は、前記第1下方押し込み要素と共にシャッターカーテン下端と床面との間に押し込まれた防水シートの下方部位に隣接する部位を、第2下方押し込み要素と共にシャッターカーテン下端と床面との間に押し込む工程を含む。
1つの態様では、前記防水シートの下方部位には、前記第1下方押し込み要素の位置決め参照マークに隣接して、前記第2下方押し込み要素の位置決め参照マークが表示されている。
1つの態様では、シャッターカーテン下端と床面との間に押し込まれた前記第2下方押し込み要素を、前記第1下方押し込み要素に押し付ける工程を含む。
1つの態様では、前記側方部位の押し込み工程及び前記下方部位の押し込み工程が実行された後において、
前記側方押し込み要素を下方に押し込む工程を含む。
1つの態様では、前記側方押し込み要素の下端は床面に当接するまで押し込まれる。
本発明が採用した他の技術手段は、
シャッターカーテン幅方向両端部がガイド溝に受け入れられ、前記シャッターカーテン下端が着床している建物開口部全閉状態のシャッター装置に防水シートを設置する方法において、
前記防水シートの幅方向両側の側方部位をそれぞれ側方押し込み要素を用いて当該側方押し込み要素と共にガイド溝に押し込む工程と、
前記防水シートの下方部位の少なくとも部分を、開口幅方向に亘って床面と密着させる工程と、
を含む、防水シートの設置方法、である。
後述する実施形態では、前記防水シートの下方部位の部分が、シャッターカーテン下端の座板下面と床面との間に挿入されているが、前記防水シートの下方部位が、座板上面から床面に亘って延びるものでもよい。後者の場合は、床面と密着した部分に開口幅方向に亘ってウェイトを載せることが望ましい。
本発明は、全閉状態のシャッター装置の側方部位、下方部位に生じ得る隙間に、押し込み要素を利用して、当該押し込み要素と共に防水シートを押し込むことで、速やかに全閉状態の建物開口部の幅方向両側部及び建物開口部の下端の隙間を塞ぎ、開口部全閉状態のシャッター装置における漏水を低減することができる。
建物開口部全閉状態にあるシャッター装置の正面図である。 建物開口部全閉状態にあるシャッター装置の横断面図である。 建物開口部全閉状態にあるシャッター装置の下方部位の縦断面図である。 本実施形態に係る防水シートが設置されたシャッター装置の正面図及び横断面図である。 本実施形態に係る防水シートが設置されたシャッター装置の一部省略拡大横断面図である。 本実施形態に係る防水シートが設置されたシャッター装置の一部省略拡大縦断面図である。 図6の下方部位の拡大図である。 側方押し込み要素を示す図である。 下方押し込み要素を示す図である。 切断前の防水シートの全体図である。シート全長は約2600mmであり、700〜2200mmの幅の開口部に対応可能である。 図10に示す防水シートの切断部位を部分的に拡大して示す図である。 図10に示す防水シートを切断して得られた設置用の防水シートの全体図である。図示の防水シートは、建物開口幅700mmに対応するものである。 図12の部分拡大図である。 図13の部分拡大図である。 図14の部分拡大図である。 図10に示す防水シートを切断して得られた設置用の防水シートの全体図である。図示の防水シートは、建物開口幅1000mmに対応するものである。 他の実施形態に係る切断前の防水シートの全体図である。シート全長は約4100mmであり、2200〜3700mmの幅の開口部に対応可能である。 (A)、(B)は共に、本実施形態に係る防水シートが設置されたシャッター装置の一部省略拡大横断面図であって、シャッターカーテンの屋内側に設置した補強部材が示してある。 本実施形態に係る防水シートが設置されたシャッター装置の下方部位の縦断面図であって、シャッターカーテンの屋内側に設置した補強部材が示してある。 補強部材を示す図である。 開口部全閉状態のシャッター装置の下方部位の斜視図であり、本実施形態に係る防水シートを設置することで得られた浸水防止構造を示している。 防水シートの設置手順を示す図であって、防水シートの幅方向の一方(左側)の側部を、側方押し込み要素を用いてシャッターカーテンとガイドレールとの隙間に押し込む作業を示している。 防水シートの設置手順を示す図であって、防水シートの幅方向の他方(右側)の側部を、側方押し込み要素を用いてシャッターカーテンとガイドレールとの隙間に押し込む作業を示している。 防水シートの設置手順を示す図であって、防水シートの下方部位を、下方押し込み要素を用いて床面とシャッターカーテン下端の座板との隙間に押し込む作業を示している。 防水シートの設置手順を示す図であって、側方押し込み要素を下方に押し付ける作業を示している。
[A]シャッター装置の基本構成
図1は、全閉姿勢にあるシャッター装置の正面図、図2は、同シャッター装置の横断面図、図3は、同シャッターの部分縦断面図であって、シャッター装置は、建物開口部(開口幅寸法W)の幅方向左右に立設されたガイドレール1と、建物開口部を開閉するシャッターカーテン2と、シャッターカーテン2の上端が連結されており、当該シャッターカーテン2が巻き取られる巻取シャフト3と、建物開口部上方に設けられ、巻取シャフト3及び巻取シャフト3に巻装されたシャッターカーテン2を収容するシャッターケース4と、を備えている。図示の態様では、シャッターカーテン2は、開口幅方向に延びる長尺状のスラット20を上下に互いに連結(本実施形態では、いわゆるインターロック結合)することで構成されており、下端には座板21が連結されている。座板21は、最下位のスラット20に連結された立ち上がり部210と、立ち上がり部210の下端で略水平状に延びる着床部211と、から断面視逆T形状を有している。
図2に示すように、ガイドレール1は、屋外側側辺と10と、屋内側側辺11と、屋外側側辺10と屋内側側辺11を連結する底辺12と、屋外側側辺10の先端に形成された屋外側前片13と、屋内側側辺11の先端に形成された屋内側前辺14と、からなる。屋外側前辺13と屋内側前辺14間にシャッターカーテン2の幅方向端部を受け入れるガイド溝Gが形成されており、より具体的には、ガイド溝Gは屋外側縁部130と屋内側縁部140間に形成されている。建物開口部全閉姿勢において、シャッターカーテン2の幅方向両端部は、それぞれ左右のガイドレール1のガイド溝G内に受け入れられており、シャッターカーテン2の下端の座板21(着床部211)の下面は床面FLに着床している。
全閉姿勢のシャッターカーテン2によって、建物開口部の屋外側空間と屋内側空間とが仕切られる。図3において、左側が屋外側で、右側が屋内側である。スラット20は皿状の縦断面形状を有しており、ガイド溝G内において、フラット状の屋外側面部200がガイド溝Gの屋外側縁部130に近接しており、上下隣接するスラット20の連結部(インターロック結合部)がガイド溝Gの屋内側縁部140に近接している。
[B]浸水防止構造
[B−1]概要
本実施形態では、建物開口部全閉状態のシャッター装置の屋外側の下方部位(想定最高水位+マージンαに対応し、床面FLから高さH)に、防水シート5を取り付けることで浸水防止構造ないし防水装置を構成する。防水シート5は、防水性を有する布から構成される。例えば、防水シート5は、表面がナイロン、裏面がポリウレタンからなるシートであり、ある程度の伸縮性を有する。防水シート5は、例えば、市場において入手可能な公知の防水シートから当業者において適宜選択され得る。図12、図16に示すように、防水シート5は、所定の縦幅、横幅を備えた横長方形状のシートであり、全閉姿勢にあるシャッターカーテン2の屋外側の下方部位に対して、シート幅方向の左右側部を、ガイド溝G内、具体的には、ガイド溝Gの屋外側縁部130とシャッターカーテン2のスラット20の屋外側面部200の幅方向端部との間に押し込み、シート下方部位をシャッターカーテン下端の座板21(着床部211)の下面と床面FLとの間に押し込むことで取り付けられる。こうすることで、設置状態において防水シート5は、全閉姿勢にあるシャッターカーテン2の床面FLから高さHの正面部位を覆うと共に、当該正面部位の左右側部と下端の三方の隙間を閉鎖する(図4、図21参照)。
防水シート5の縦幅(高さ寸法)は、設置状態において想定最高水位より高い寸法(想定最高水位+マージンα、例えばα=100mm)であればよく、高さ寸法は、少なくとも、床面から想定最高水位までの高さ+α+下端の押し込みに用いられる縦幅寸法よりも大きい。例えば、想定最高水位が床面から300mmであれば、下端の押し込み量を考慮して、600mm以上である。防水シート5の横幅(長さ寸法)は、少なくとも、開口幅寸法+左右の押し込みに用いられる幅寸法よりも大きい。例えば、開口幅寸法が2000mmであれば、左右の押し込み量を考慮して、2400mm以上である。
ここで、建物開口部の幅寸法は各現場によって異なり得るので、防水シート5は、共通の防水シート6を、設置場所の開口幅寸法Wに合わせて任意の横幅寸法に裁断することで得られるようにしている。本明細書において、裁断前の共通の防水シートを「防水シート6(図10、図17参照)」とし、設置場所に合わせて切断された後の防水シートを「防水シート5(図12、図16参照)」とする。
より具体的には、防水シート5は、防水シート5の幅方向両端の側方部位を、それぞれ側方押し込み要素7を用いて当該側方押し込み要素7と共にガイドレール1のガイド溝Gの屋外側縁部130とシャッターカーテン2のスラット20の屋内側面部200の幅方向端部との間に押し込み、防水シート5の下方部位を、下方押し込み要素8を用いて当該下方押し込み要素8と共にシャッターカーテン下端の座板21(着床部211)の下面と床面FLとの間に押し込むことで、全閉姿勢のシャッターカーテン2の側方部位(床面FLから所定高さH、例えばH=400mm程度)の隙間、下端部位の隙間を閉塞すると共に、シャッターカーテン2の下方部位(床面FLから高さH)を屋外側から覆うように設置される。
側方押し込み要素7(図8)、下方押し込み要素8(図9)は、共に、断面視三角形状のくさび形状の挿入部を有しており、この挿入部を利用して防水シート5の側方部位、下方部位をそれぞれ、当該挿入部に接触させた状態でガイド溝Gの屋外側縁部130とスラット20の屋外側面部200の端部との間、座板21(着床部211)の下面と床面FLとの間に押し入れる。挿入部を、当該挿入部に防水シート5が接触ないし密着した状態で、ガイド溝Gの屋外側縁部130とスラット20の屋外側面部200の端部との間、座板21(着床部211)の下面と床面FLとの間に押し入れることで、挿入部の押し込みによって形成された隙間を当該挿入部と当該挿入部の周囲に接触した防水シート5で閉塞して浸水防止構造を提供する。側方押し込み要素7、下方押し込み要素8の材質は限定されないが、例えば、防水ないし止水用途で採用されるゴム等の樹脂(例えば、EPDM)から形成される。
[B−2]側方押し込み要素
側方押し込み要素7は、その挿入部によって、防水シート5の側方部位を、ガイド溝Gの屋外側縁部130とスラット20の屋外側面部200の端部との間に押し込む部材である。図8に示すように、側方押し込み要素7の挿入部は、第1面70と、第1面70に対して傾斜状に延びる第2面71と、からなり、先端から基端へ向かって漸次厚み(第1面70と第2面71間の距離)が増加するように構成されている。図示の態様では、挿入部の第2面71には、複数の小突起710が形成されている。小突起710は、第2面71上に先端から基端に向かって間隔を存して複数形成されており、各小突起710は、先端から基端に向かって傾斜状に突出している。
側方押し込み要素7は、第2面71に対して離間して対向状に延びる弾性押圧片72を備えている。弾性押圧片72の先端側は自由端となっており、第2面71から離間する方向に容易に湾曲変形可能となっている。弾性押圧片72は、挿入部と略同じ形状・大きさを備えている。本実施形態では、弾性押圧片72は、挿入部に比べて肉薄であり、かつより柔軟性が高い(硬度が低い)材料から形成されている。側方押し込み要素7の挿入時に、弾性押圧片72を第2面71から離間する方向に容易に湾曲変形させることができる(図5、図14、図22参照)。弾性押圧片72の先端には第2面71から離れる方向に折曲片720が形成されている。
側方押し込み要素7は、第1面70、第2面71を垂直姿勢とした時に所定の高さ寸法を備えている。側方押し込み要素7は、垂直姿勢において、上面73、下面74の基端側半部を切り欠くことで、それぞれ、上端面730と凹み部731、下端面740と凹み部741からなる段部となっている。上面73、下面74は、上下反転させることでそれぞれ下面、上面となり、1種類の共通の部材で左右の側方押し込み要素7を形成することができる。側方押し込み要素7の高さ寸法(上端面730と下端面740間の距離)は、想定最高水位+αに対応しており、例えば、400mm前後である。側方押し込み要素7の第1面70の幅寸法(短手方向の幅)はd1である。
[B−3]下方押し込み要素
下方押し込み要素8は、その挿入部によって、防水シート5の下方部位を、シャッターカーテン下端の座板21(着床部211)の下面と床面FLとの間に押し込む部材である。図9に示すように、下方押し込み要素8の挿入部は、第1面80と、第1面80に対して傾斜状に延びる第2面81と、からなり、先端から基端へ向かって漸次厚み(第1面80と第2面81間の距離)が増加するように構成されている。幅方向両端部の側面83は、下方押し込み要素8の断面形状、すなわち、くさび形状を有している。
第1面80の基端側には凹800部が形成されており、凹部800には弾性押圧部801が設けてある。弾性押圧部801は、例えば、下向きU形状の薄肉中空体であり、押し込みに耐え得る程度の硬度を有するくさび状の挿入部の硬度に比べて軟らかい材料(例えば、EPDMスポンジからなる)から形成されている。弾性押圧部801は、第1面80が接地しない状態では、第1面80から突出しており、第1面80が接地した状態では、弾性変形して第1面80と同じレベルとなる。基端側の後面82は凹状に形成されている。
下方押し込み要素8の第1面80の長さ寸法(側面83間の距離)は、限定されないものの、例えば、300mm、600mmの2種類が用意される。下方押し込み要素8を長手方向に連続状に設置することで、所定の建物開口幅寸法Wに対応するようになっている。また、下方押し込み要素8は、必要であれば、短尺に切断して用いることができる。本実施形態では、下方押し込み要素8の第1面80の幅寸法(短手方向の幅)d2は、側方押し込み要素7の第1面70の幅寸法(短手方向の幅)d1よりも幅広となっている。
[B−4]切断前の防水シート
図10、図17に、切断前の防水シート6を示す。防水シート6は、所定の縦幅(防水シート5の縦幅と同じ)、横幅(想定される開口幅寸法よりも大きい)を備えた横長方形状のシートであり、防水シート6を、現場の開口幅寸法に適合する横幅寸法となるように裁断することで防水シート5を得る。図10に示す防水シート6は、例えば、縦幅600mm、横幅2600mmの横長方形であり、図17に示す防水シート6は、縦幅600mm、横幅4100mmの横長方形である。
本実施形態では、想定最高水位を床面FLから300mm程度としており、防水シート6の上縁から下方に向かって400mmの位置に、シャッター下端を示す水平線HL(図11〜図13参照)が表示されている。図10〜図17において、水平線HL上に「▽シャッター下端▽」が表示されている。水平線HLの下側の下方領域は、例えば、縦幅200mmとなっている。この下方領域の縦幅は、図15に示すような状態で座板21の着床部211の下面と床面FLとの間に押込まれて、シャッター下端を閉塞できる程度の寸法であればよい。
防水シート6の長さ方向(横幅方向)の左側(第1側)には、所定横幅(例えば、200mm)の領域(後述する第1側方領域51)を残して、左側(第1側)の第1側方押し込み要素7を押し当てる位置決め領域が形成されており、本実施形態では、第1側方押し込み要素7は予め前記位置決め領域に固定されている。第1側方押し込み要素7は、くさび形状の挿入部の先端を防水シート6の第1端部(左側)に向けて固定されている(図5、図14等参照)。一方の側方押し込み要素7を予め防水シート6に固定しておくことで、現場における当該側方押し込み要素7の位置決めの必要がない。本実施形態では、第1側方押し込み要素7は、第1面70を防水シート6の前記位置決め領域に重ねて縫着されている。より具体的には、側方押し込み要素7の上端面730を防水シート6の上縁に合わせ、下端面740を水平線HLに合わせて、縦方向に2列で図示しない糸(例えばナイロン糸)を用いて縫着されている。なお、予め固定しない第1側方押し込み要素7を用いてもよく、この場合には、第1側方押し込み要素7をあてがう位置に参照となる位置決め参照マークを表示することが望ましい。
防水シート6には、固定された第1側方押し込み要素7の基端(右側)に隣接する部位には、第1側方押し込み要素7を用いたシート端部の押し込み手順に関する情報が表示されている。表示された情報の具体的な内容については、防水シート5の説明を参照されたい。
防水シート6には、左側(第1側)から右側(第2側)へ向かって長さ方向(横幅方向)に所定寸法離間した位置に、右側(第2側)の第2側方押し込み要素7´をあてがう位置の参照となる側方位置決め参照マーク7Aが表示されている。この側方位置決め参照マーク7Aは、側方押し込み要素7の実寸で表示されており、より具体的には、第1面70の形状と同一である。第1側方位置決め参照マーク7Aの上端は防水シート6の上縁と一致しており、下端は水平線HLと一致している。
固定された第1側方押し込み要素7の左端(先端)と、第2側方押し込み要素7´のための側方位置決め参照マーク7Aの右端と、の間の寸法は、想定される最小開口幅寸法に対応するものであり、図10に示す実施例では720mm、図17に示す実施例では2220mmである。
防水シート6には、側方位置決め参照マーク7Aの左側に隣接する部位に、第2側方押し込み要素7´を用いたシート端部の押し込み手順に関する情報が表示されている。表示された情報の具体的な内容については、防水シート5の説明を参照されたい。側方位置決め参照マーク7Aと上記情報とから、第2側方押し込み要素7´を用いた作業手順を示す第1側方位置決め参照マークセットが形成されている。
図11に示すように、防水シート6には、側方位置決め参照マーク7Aの右側(第2側)に位置して、寸法線が長さ方向(横幅方向)に間隔(例えば、50mm間隔)を存して表示されている。寸法線は、防水シート6の縦幅全体に亘って延びており、下側の切断位置の表示はシャッター下端を示す水平線HLの下方領域にある。寸法線には、1本置きに(すなわち、100mm間隔で)、上側に位置して、左から右に向かって、900、1000、1100・・・と寸法が表示されており、下側に位置して、左から右側に向かって、700、800、900、・・・と表示されている。
これらの複数の寸法線は、防水シート6における切断位置を示す裁断線としての意義と、右側(第2側)の側方押し込み要素7の位置決めの参照として用いる位置決め線としての意義を有する。同一の寸法線において、上側の数値と下側の数値で200mmの差があることに留意されたい。これについては後述する。
図10に示す防水シート6において、寸法線1500mm付近には、第2側方押し込み要素7´をあてがう側方位置決め参照マーク7Bが表示されている。この側方位置決め参照マーク7Bは、側方押し込み要素7の実寸で表示されており、より具体的には、第1面70の形状と同一である。第2側方位置決め参照マーク7Bの上端は防水シート6の上縁と一致しており、下端は水平線HLと一致している。
防水シート6には、側方位置決め参照マーク7Bの左側に隣接する部位に、第2側方押し込み要素7´を用いたシート端部の押し込み手順に関する情報が表示されている。表示された情報の具体的な内容については、防水シート5の説明(側方位置決め参照マーク7Aの説明)を参照されたい。側方位置決め参照マーク7Bと上記情報とから、第2側方押し込み要素7´を用いた作業手順を示す第2側方位置決め参照マークセットが形成されている。
防水シート6において、寸法線2200mm付近には、第2側方押し込み要素7´をあてがう側方位置決め参照マーク7Cが表示されている。この側方位置決め参照マーク7Cは、側方押し込み要素7の実寸で表示されており、より具体的には、第1面70の形状と同一である。第3側方位置決め参照マークの上端は防水シート6の上縁と一致しており、下端は水平線HLと一致している。
防水シート6には、側方位置決め参照マーク7Cの左側に隣接する部位には、第1側方押し込み要素7を用いたシート端部の押し込み手順に関する情報が表示されている。表示された情報の具体的な内容については、防水シート5の説明(側方位置決め参照マーク7Aの説明)を参照されたい。側方位置決め参照マーク7Cと上記情報とから、側方押し込み要素7を用いた作業手順を示す第3側方位置決め参照マークセットが形成されている。
このように、第2側方押し込み要素7´を用いた作業のための側方位置決め参照マークセットが、防水シート6上において、所定幅寸法置きに繰り返して表示されている。第2側方押し込み要素7´に関連する作業において、防水シート6を切断位置700〜1200までの位置で切断して得られた防水シート5においては、第1側方位置決め参照マークセットが参照され、切断位置1200〜1800までの位置で切断して得られた防水シート5においては、第2側方位置決め参照マークセットが参照され、切断位置1800以降の位置で切断して得られた防水シート5においては、第3側方位置決め参照マークセットが参照され得る。なお、後述するように、第2側方押し込み要素7´の位置決めについては、裁断後の防水シート5上に第2側方押し込み要素7´を押し当てる位置をマーキングしておくことが望ましい。
シャッター下端を示す水平線HLの下方領域には、左側(第1側)に位置して、下方押し込み要素8をあてがうための第1下方位置決め参照マーク8Aが表示されている。この第1下方置決めマーク8Aは、下方押し込み要素8の実寸で表示されており、より具体的には、第1面80の形状・寸法と同一である。ここで、同じ縦幅であって長さのみ異なる複数の下方押し込み要素8が用いられ得ることに留意されたい。例えば、300mmと600mmの長さの異なる下方押し込み要素8が用いられる場合に、1つの態様では、長さ300mmの下方位置決め参照マークが用意され、開口幅方向に連続する2つの長さ300mmの下方位置決め参照マークが長さ600mmの下方押し込み要素の第1面の形状・寸法と同一となる。第1下方位置決め参照マーク8Aの上端と、シャッター下端を示す水平線HLとの間には、所定の縦幅(例えば、50mm)の領域(後述する上側部分530)が設けてあり、この領域は下方押し込み要素8によって、座板21の着床部211の上面に沿って延びると共に折り返されて座板21の着床部211の下面と床面FLとの間に押し込まれる。第1側方位置決め参照マーク8Aの左端は、防水シート6に固定された第1側方押し込み要素7の下端面740と凹み部741との段差を通る垂直線上にある。
防水シート6には、第1下方位置決め参照マーク8Aに対応して、下方押し込み要素8を用いたシート下端の押し込み手順に関する情報が表示されている。表示された情報の具体的な内容については、防水シート5の説明を参照されたい。
第1下方位置決め参照マーク8Aに隣接して、下方押し込み要素8をあてがうための第2下方位置決め参照マーク8Bが表示されている。この第2下方置決めマーク8Bは、下方押し込み要素8の実寸で表示されており、より具体的には、下方押し込み要素8の第1面80の形状・寸法と同一である。なお、上述の長さの異なる下方押し込み要素8を用いる例では、第1下方位置決め参照マーク8A+第2下方位置決め参照マーク8Bに対して、1つの下方押し込み要素8が用いられ得る。第2下方位置決め参照マーク8Bの上端と、シャッター下端を示す水平線HLとの間には、所定の縦幅(例えば、50mm)の領域(後述する上側部分530)が設けてあり、この領域は下方押し込み要素8によって、座板21の着床部211の上面に沿って延びると共に折り返されて座板21の着床部211の下面と床面FLとの間に押し込まれる。第2側方位置決め参照マーク8Bの左端は、第1側方位置決め参照マーク8Aの右端に隣接している。
防水シート6には、第2下方位置決め参照マーク8Bに対応して、下方押し込み要素8を用いたシート下端の押し込み手順に関する情報が表示されている。表示された情報の具体的な内容については、防水シート5の説明を参照されたい。
防水シート6の下方領域において、寸法線1500mm〜2200mm付近には、下方位置決め参照マーク8C、8Dが表示されている。下方位置決め参照マーク8C、8Dに対応して、下方押し込み要素8を用いたシート下端の押し込み手順に関する情報が表示されている。図17に示す防水シート6では、さらに、下方位置決め参照マーク8E、8Fが表示されており、下方位置決め参照マーク8E、8Fに対応して、下方押し込み要素8を用いたシート下端の押し込み手順に関する情報が表示されている。
防水シート6の切断について説明する。例えば、切断位置に付した数値700は、切断後の防水シート5が設置される建物開口部の開口幅寸法に対応している。本実施形態では、実際の切断位置は、寸法線900となっている。これは、切断後の防水シート5において、右側の第2側方押し込み要素7´の側方位置決め参照マークの右側には、横幅200mmの領域(後述する第2側方領域52)が設けてあることを意味する(図12参照)。例えば、開口幅寸法Wが700mmであると測定された場合には、数値700で防水シート6を切断すれば、開口幅寸法Wが700mmの建物開口部に対応する長さの(横幅)の防水シート5が得られる。ここで留意すべき点は、数値700の切断線で裁断することで得られた防水シート5の長さは、W´+W1+W2であり(図12参照)、W´=W(700mm)+β×2、であり、βは正面領域50において、左右のガイド溝G内に押し込まれる量であり、例えば、10mmである。
図12に示す例では、第1側方位置決め参照マーク7A上に右側(第2側)の側方押し込み要素7をあてがえるようになっているが、多くの場合は、図16に例示するように、側方位置決め参照マーク7A、7B、7Cのいずれかと第2側方押し込み要素7´を実際にセットする位置とは一致しない。例えば、防水シート6を寸法線1200(切断位置1000)で切断して得られた防水シート5(図16)においては、右側(第2側)の第2側方押し込み要素7´の先端を、寸法線1000に合わせてあてがうことができる。また、後述するように、第2側方押し込み要素7´をあてがうセット位置を、防水シート6上にマーキングしておくことが望ましい(寸法線を参照しながらマーキングしてもよい)。
防水シート6の面部には、左側(第1側)の固定された側方押し込み要素7に近接した手のマークの右側に位置して、側方押し込み要素7の押し込みに関する説明図(第1説明図E1)が表示されている。説明の便宜上、図14の拡大図中に参照番号を付加したが、実際の防水シート6上にはこれらの参照番号は存在しない点に留意されたい。第1説明図E1は、防水シート5の第1側方部位を第1側方押し込み要素7の挿入部と共に、ガイド溝の屋外側縁部130とスラット20の屋外側面部200の幅方向端部との間に押し込むことを説明する模式図であり、ガイドレール1、スラット20、第1側方押し込み要素7、防水シート5を横断面で示している。第1説明図E1には、第1側方押し込み要素7の押し込み方向を示す矢印「←」及び文字列「押込む」が表示されており、第1側方押し込み要素7は、弾性押圧片72が挿入部に対して拡開した状態となっている。第1説明図E1は、第1側方押し込み要素7がガイド溝の屋外側縁部130とスラット20の屋外側面部200の幅方向端部との間に押し込まれた状態を示している。防水シート5の第1側方部位の部分(第1端部領域500)が第1側方押し込み要素7の第1面70とスラット20の屋外側面部200との間に挟まれてこれらの面に密着しており、第1側方部位の部分510が第1側方押し込み要素7の第2面71に密着すると共に、第2面71と屋外側縁部130との間に挟まれており、さらに、第1側方部位の部分511が屋外側に延びている。図示の態様では、第1説明図E1は、正面領域50において、防水シート5の第1側方部位に近い部位に表示されていることから、防水シート5の第1側方部位を第1側方押し込み要素7を用いてガイド溝G内に押し込む作業時に、第1説明図E1を見ながら作業を行うことができる(図22参照)。
防水シート6の面部には、左側(第1側)の第1下方位置決め参照マーク8Aの上方に位置して、下方押し込み要素8の押し込みに関する説明図(第2説明図E2)が表示されている。説明の便宜上、図15の拡大図中に参照番号を付加したが、実際の防水シート6上にはこれらの参照番号は存在しない点に留意されたい。第2説明図E2は、防水シート5の下方部位を下方押し込み要素8の挿入部と共に、座板21の着床部211の下面と床面Flとの間に押し込むことを説明する模式図であり、座板21、床面FL、第1側方押し込み要素7、防水シート5を縦断面で示している。第2説明図E2には、下方押し込み要素8の押し込み方向を示す矢印「←」及び文字列「押込む」が表示されている。第2説明図E2は、下方押し込み要素8が座板21の着床部211の下面と床面FLとの間に押し込まれた状態を示している。防水シート5の下方部位の部分(上側部分530)が着床部211の下面と下方押し込み要素8の第2面81との間に挟まれてこれらの面に密着しており、下方部位の部分(中間部分531)が下方押し込み要素8の第2面71と床面FLとの間に挟まれてこれらの面に密着しており、さらに、下方部位の部分(下側部分532)が屋外側に延びている。図示の態様では、第2説明図E2は、正面領域50において、防水シート5の下方部位に近い部位に表示されていることから、防水シート5の下方部を下方押し込み要素8を用いて座板21の着床部211の下面と床面FLとの間に押し込む作業時に、第2説明図E2を見ながら作業を行うことができる(図24参照)。
防水シート6上に表示された防水シートの設置に関する情報は、好ましくは、シート上に印刷(プリント)されたものであるが、印刷に限定されるものではなく、その他に、シールの貼着、描画等が例示される。
[B−5]切断後の防水シート
図12を参照しつつ、現場で設置される防水シート5の構成について説明する。図12に示す防水シート5は、防水シート6を切断位置700(寸法線900)に沿って切断したものである。防水シート5は、大きく分けると、全閉姿勢にあるシャッターカーテン2の下方部位の屋外側正面部を覆う正面領域50(例えば、横幅(700+20)mm×高さ400mm)と、正面領域50の横幅方向の第1側に位置する第1側方領域51(例えば、横幅W1=200mm)と、正面領域50の横幅方向の第2側に位置する第2側方領域52(例えば、横幅W2=200mm)と、正面領域50の下方に位置する下方領域53(例えば、高さ200mm)と、からなる。
正面領域50において、第1側方領域51と隣接する第1端部領域500は、第1側方押し込み要素7の第1面70が接触(固定を含む)する部分であり、第2側方領域52と隣接する第2端部領域501は、第2側方押し込み要素7´の第1面70が接触する部分となっている。
第1側方領域51において、正面領域50の第1端部領域500と隣接する部分510は、第1側方押し込み要素7の押し込み時に折り返されて、第1側方押し込み要素7の第2面71に接触する部分であり、部分510の外側に位置する部分511は、第1側方押し込み要素7によって第1側方領域51をガイド溝Gの屋外側縁部130とスラット20の屋外側面部200の端部との隙間に押し込んだ状態で、ガイド溝Gから屋外側に延出する余端部となっている。
第2側方領域52において、正面領域50の第2端部領域501と隣接する部分520は、第2側方押し込み要素7´の押し込み時に折り返されて、第2側方押し込み要素7´の第2面71に接触する部分であり、部分520の外側に位置する部分521は、第2側方押し込み要素7´によって第2側方領域52をガイド溝Gの屋外側縁部130とスラット20の屋外側面部200の端部との隙間に押し込んだ状態で、ガイド溝Gから屋外側に延出する余端部となっている。
下方領域53において、正面領域50に隣接する上側部分530は、下方押し込み要素8の押し込み時に折れ曲がって、座板21の着床部211の室外側上面、着床部211の下面及び下方押し込み要素8の第2面81に接触する部位である。シャッター下端を示す水平線HLが、正面領域50と上側部分530の境界となっている。下方領域53において、上側部分530に隣接する中間部分531は、下方押し込み要素8の第1面80が接触する部位となっている。下方領域53において、中間部分531に隣接する下側部分532は、下方押し込み要素8によって下方領域53を座板21の着床部211の下面と床面FLとの間に押し込んだ状態で、下方押し込み要素8の基端から屋外側に延出する余端部となっている。
防水シート5を設置した状態において、正面領域50の第1端部領域500の部分、及び、第1側方領域51の部分510が一方のガイドレール1のガイド溝G内に押し込まれ(図14参照)、正面領域50の第2端部領域501の部分、及び、第2側方領域52の部分520が他方のガイドレール1のガイド溝G内に押し込まれている。本実施形態では、第1端部領域500と第1側方領域51を合わせて「第1側方部位」とし、第2端部領域501と第2側方領域52を合わせて「第2側方部位」とし、「第1側方部位」の部分、「第2側方部位」の部分、がガイド溝G内に押し込まれる。本実施形態では、正面領域50から左右端部の第1端部領域500、第2端部領域501を除いた部位が「主面部」である。また、下方領域53の部分(上側部分530の部分、中間部分531の部分)が座板21の着床部211の下面と床面との間に押し込まれている。本実施形態では、下方領域53が「下方部位」となる。
本実施形態では、正面領域50の第1端部領域500上には、第1側方押し込み要素7が、当該第1側方押し込み要素7の第2面71を第1端部領域500に接触させた状態で予め固定(縫着)されている。第1側方押し込み要素7の先端(左端)が、正面領域50と第1側方領域51との境界となっている。なお、予め固定しない第1側方押し込み要素7を用いてもよく、この場合には、第1側方押し込み要素7をあてがう第1端部領域500に参照となる位置決め参照マークを表示することが望ましい。第2端部領域501上には、第2側方押し込み要素7´の位置決め参照マーク7Aが表示されている。側方位置決め参照マーク7Aの右端が、正面領域50と第2側方領域52との境界となっている。
正面領域50には、第1端部領域500(固定された第1側方押し込み要素7)に隣接して、「手」のマークが表示されている。手の指の向きは、右から左に向かっており、押し込み方向を示している。さらに、押し込み順序を示す番号「1」及び押し込み方向を示す矢印「←」が表示されている。番号「1」と共に、文字列「押込部材(縦)をシャッターとガイドレールの間に押込む」と記載されている。さらに、側方押し込み要素7の押し込み方向を示す矢印「↓」と、押し込み順序を示す番号「4」及び文字列「押込む」、「押込部材(縦)を床面まで押込みます」が表示されている。
正面領域50には、第2端部領域501(第2側方押し込み要素7´の側方位置決め参照マーク7A)に隣接して、文字列「押込部材目安位置」、及び、「手」のマークが表示されている。手の指の向きは、左から右に向かっており、押し込み方向を示している。さらに、押し込み順序を示す番号「2」及び押し込み方向を示す矢印「→」及び文字列「押込む」が表示されている。さらに、第2側方押し込み要素7´の押し込み方向を示す矢印「↓」と、押し込み順序を示す番号「4」及び文字列「押込む」、「押込部材(縦)を床面まで押込みます」が表示されている。
図16に示すように、防水シート6の裁断位置によっては、防水シート5の正面領域50の第2端部領域501に側方位置決め参照マークは位置しない。この例では、寸法線(1000)が位置決め参照線となり、正面領域50と第2側方領域52との境界となっている。なお、後述するように、防水シート5の設置前に、第2側方押し込み要素7´の押し当て位置をマーキングしておくことが望ましい。
正面領域50には、左側(第1側)に位置して、上側に、側方押し込み要素7を押し込みの説明図(第1説明図E1)が表示され、下側に、下方押し込み要素8の押し込みの説明図(第2説明図E2)が表示されている。正面領域50の下端には、「シャッター下端」という文字と共に、水平線HLが表示されており、水平線HLの下方側が下方領域53となっている。下方領域53における上側部分530には、押し込み順序を示す番号「3」及び文字列「押込部材(下)を部材位置に置き、シャッター(座板)の下に押込む」が表示されている。
下方領域53における中間部分531には、下方押込み要素8の下方位置決め参照マーク8A、8Bが表示されている。下方位置決め参照マーク8Aの左端は、第1端部領域500に固定された側方押し込み要素7の下面74の段差から垂下させた垂直線に位置している。下方位置決め参照マーク8Aの右端に隣接して、下方位置決め参照マーク8Bの左端が位置している。下方位置決め参照マーク8A、8B上には、それぞれ、文字列「押込部材位置」が表示されている。また、下側部分532から中間部分531に亘って「手」のマークが表示されている。手の指の向きは、下から上に向かっており、押し込み方向を示している。
下方位置決め参照マーク8Aの横幅方向中央には、矢印「↑」、文字列「押込む」、押込み順序を表す数字(1)が表示され、横幅方向左側には、矢印「←」、文字列「押込む」、押込み順序を表す数字(2)が表示されている。下方位置決め参照マーク8Bの横幅方向中央には、矢印「↑」、文字列「押込む」が表示され、横幅方向左側には、矢印「←」、文字列「合わせる」が表示されている。中間部分531には、下方位置決め参照マーク8Bの右端の右側に位置して、文字列「繰返し」及び矢印「→」が表示されている。なお、下方位置決め参照マーク8Bに隣接して、さらに下方位置決め参照マークを表示してもよい。
下方押し込み要素8の第1面80の幅寸法d2は、側方位置決め要素7の第1面70の幅寸法d1よりも大きい。すなわち、下方位置決め要素8の実寸で表示された下方位置決め参照マーク8A、8Bの縦幅寸法は、側方位置決め要素7の第1面70の幅寸法よりも大きく、現場で、取り違えることが無いようになっている。また、最も端に位置する下方位置決め参照マーク8Aを表示させる代わりに、下方押し込み要素8を予め固定(縫着等)しておいてもよい。
[B−6]防水シートの設置態様
[B−6−1]全閉状態のシャッターカーテンの正面部位(床面から所定高さH)
全閉状態のシャッターカーテン2の屋外側の正面部位(床面FLから所定高さH、例えばH=400mm)は、屋外側から当該正面部位に対向ないし接近させて張設された正面領域50によって覆われる。なお、正面領域5の第1端部領域500の一部、第2端部領域501の一部はガイド溝G内に押し込まれている。
[B−6−2]全閉状態のシャッターカーテンの幅方向両側部(床面から所定高さH)
図5、図14に示すように、第1側方押し込み要素7によって防水シート5の横幅方向の側部位が、当該第1側方押し込み要素7の挿入部と共にガイド溝Gの屋外側縁部130とシャッターカーテン2のスラット20の屋外側面部200の端部との隙間に挿入された状態において、第1側方押し込み要素7の第1面70とシャッターカーテン2の屋外側面部(スラット20の屋外側面部200)との間に防水シート5の第1端部領域500が接触ないし密着し、防水シート5の第1側方部位(第1端部領域500+第1側方領域51)は、第1側方押し込み要素7の挿入部の先端で折り返されて第1側方領域51が第1側方押し込み要素7の第2面71に沿って延び、第1側方領域51の部分510が第1側方押し込み要素7の第2面71に接触ないし密着し、第1側方押し込み要素7の第2面71とガイド溝Gの屋外側縁部130との間に防水シート5の第1側方領域51の部分510が挟持され、第1側方領域51の部分511は、第1側方押し込み要素7の第2面71から離れるように曲がって、ガイド溝Gの屋外側縁部130から屋外側前辺13の外面に沿って延び、屋外側側辺10の外面の前端部位と弾性押圧片72との間に挟まれる。開口部全閉状態のシャッターカーテン2の屋外側に浸水した場合には、水圧によって弾性押圧片72が防水シート5の部分511をガイドレール1の屋外側外面に押し付けるため、防水シート5の第1側の余端部が捲れることがない。
同様に、右側の第2側方押し込み要素7´によって防水シート5の横幅方向端部が、当該第2側方押し込み要素7´の挿入部と共にガイド溝Gの屋外側縁部130とシャッターカーテン2のスラット20の屋外側面部200の端部との隙間に挿入された状態において、第2側方押し込み要素7´の第1面70とシャッターカーテン2の屋外側面部(スラット20の屋外側面部200)との間に防水シート5の第2端部領域501が接触ないし密着し、防水シート5の第2側方部位(第2端部領域501+第1側方領域52)は、第2側方押し込み要素7´の挿入部の先端で折り返されて第2側方領域52が第2側方押し込み要素7´の第2面71に沿って延び、第2側方領域52の部分520が第2側方押し込み要素7´の第2面71に接触ないし密着し、第2側方押し込み要素7´の第2面71とガイド溝Gの屋外側縁部130との間に防水シート5の第2側方領域51の部分520が挟持され、第2側方領域52の部分521は、第2側方押し込み要素7の第2面71から離れるように曲がって、ガイド溝Gの屋外側縁部130から屋外側前辺13の外面に沿って延び、屋外側側辺10の外面の前端部位と弾性押圧片72との間に挟まれる。開口部全閉状態のシャッターカーテン2の屋外側に浸水した場合には、水圧によって弾性押圧片72が防水シート5の部分521をガイドレール1の屋外側外面に押し付けるため、防水シート5の第1側の余端部が捲れることがない。
[B−6−3]全閉状態のシャッターカーテンの下端部位
図7、図15に示すように、下方押し込み要素8によって防水シート5の下方部位が、当該下方押し込み要素8の挿入部と共に座板21の着床部211の下面と床面FLとの間に挿入された状態において、下側領域53の上側部分530の上半部位が座板21の着床部211の屋外側上面に沿って延び、折り返された上側部分530の下半部位が、下方押し込み要素8の第2面81と着床部211の下面との間に挟持され、下方押し込み要素8の挿入部の先端で上側部分530と中間部分531が折れて、下方押し込み要素8の第1面80と床面FLとの間に中間部分531が接触ないし密着し、下側部分532が、床面FLに接触した状態で下方押し込み要素8の基端から屋外側に延びている。
[B−7]補強部材
図18〜図20を参照しつつ、補強部材9について説明する。補強部材9は、建物開口部全閉状態のシャッターカーテン2の屋内側に当該シャッターカーテン2の屋内側面部の下方部位に接近させて設置することで、浸水による屋外側からの水圧によるシャッターカーテン2の屋内側への変形に対抗する。補強部材9は、水平状の底面90と、底面90から垂直状に立ち上がる垂直面91と、側面92と、垂直面91に設けた緩衝材93と、からなる。緩衝材93は、例えば、EPDMゴム発泡体を主材とするものである。開口部全閉状態のシャッターカーテン2が屋外側から水圧を受けた時には、垂直面91がシャッターカーテン2の屋内側面部に当たってシャッターカーテン2の屋内側への膨出変形を防止する。建物開口部の屋内側の床面FLにおいて、補強部材9の設置位置には、予めアンカー(雌螺子S1)が埋め込まれている。補強部材9は、底面90に形成された長孔900をアンカーに合わせて雄螺子S2によってアンカーに固定することで、床面FL上に取り付けられる。補強部材9の設置は任意であって、開口幅寸法が小さい場合には補強部材9を設置しない場合もあり得る。また、開口幅寸法に応じて、1つあるいは複数の補強部材9を設置してもよい。図18(A)では、開口幅方向に間隔を存して平設した2つの補強部材9を示し、図18(B)では、開口幅方向の中央に設けた1つの補強部材9を示している。防水シート5の設置において、補強部材9の設置工程は、防水シート5の設置前でも設置後でもよい。
[C]防水シートの設置工程
[C−0]事前工程
最初に、設置されているシャッター装置の開口幅寸法を測定する。具体的には、左右のガイドレール1間の内内寸法、すなわち開口幅寸法W(図1参照)を測定する。測定値に対応する長さとなるように防水シート6を裁断する。本実施形態では、防水シート6を、長さ「測定値+400mm」に裁断する。裁断の際には、寸法線を参照することができる。こうすることで、第1側方領域51(幅寸法200mm)+正面領域50(幅寸法W´)+第2側方領域52(幅寸法200mm)の防水シート5が得られる。図12に例示する防水シート5は、第1側方領域51(幅寸法W1=200mm)+中央領域50(幅寸法W´=700mm+10mm×2)+第2側方領域52(幅寸法W2=200mm)である。図16に例示する防水シート5は、第1側方領域51(幅寸法W1=200mm)+中央領域50(幅寸法W´=1000mm+10mm×2)+第2側方領域52(幅寸法W2=200mm)である。上記20mmは、第1端部領域500、第2端部領域501において、それぞれ第1側方押し込み要素7、第2側方押し込み要素7´と共にガイド溝G内に押し込まれる部分の幅寸法である。なお、切断位置は、厳格である必要はなく、図14に示すような状態で左右のガイド溝内に押込まれて左右端部を閉塞できる程度の幅寸法を備えた第1側方領域51、第2側方領域52が得られればよい。本実施形態において、第1側方押し込み要素7は予め防水シート5に固定されているので第1側方領域の幅寸法W1は決定されているが、第2側方領域52の幅寸法W2は、裁断後に結果として、例えば、180mmであっても220mmであってもよい。また、実際に第2側方押し込み要素7´を防水シート5に押し当てた時の、第2側方押し込み要素7´の側方(図では右側)に位置する領域(右側のガイド溝Gに押込まれる領域)の幅寸法は、実際の現場における第2側方押し込み要素7´のセット位置によって変動し得る。
防水シート5上の中央の正面領域50の一方の端部には第1側方押し込み要素7が固定されている。防水シート5上には、第2側方押し込み要素7´のセットのための側方位置決め参照マーク7Aが表示されているが、迅速に防水シート5を設置するためには、予め第2側方押し込み要素7´のセット位置(第1面70をあてがう位置)をマーキングしておくことが望ましい。第2側方押し込み要素7´のセット位置のマーキングのやり方は限定されないが、例えば、実際に第1側方押し込み要素7を第1側方領域51と共に第1ガイドレール1のガイドレール溝Gに押し込み、正面領域50をシャッターカーテン2の屋外側面に沿って張った状態で防水シート5を押さえ、防水シート5を押さえた状態で、第2側方押し込み要素7´を第2側方領域52と共に第2ガイドレールのガイドレール溝Gに押し入れ、正面領域50が張った状態であることを確認して、第2側方押し込み要素7´の位置を防水シート5上に油性ペン等でマーキングする。このマーキング位置は目安であって、設置時に必ずしも第2側方押し込み要素7´のセット位置とマーキング位置を厳密に一致させる必要はない。なお、補強部材9が設置される現場においては、建物開口部の屋内側の床面FLにおいて、補強部材9の設置位置を決定し、補強部材9の床面90の長孔900に合わせてアンカー(雌螺子S1)を打ち込んでおく。通常時には、アンカーは塞ぎ螺子で閉塞しておく。
[C−1]ステップ1:防水シートの第1側方部位の第1ガイドレールへの装着(図22)
防水シート5を開口部閉鎖状態のシャッターカーテン2の屋外側面部に沿って広げる。防水シート5の長さ方向(横幅方向)の第1側に固定されている第1側方押し込み要素7の下端をシャッター下端(座板21の立ち上がり部210の下端)に合わせ、第1側方領域51を第1側方押し込み要素7の第2面71側に折り返した状態で、第1側方押し込み要素7の挿入部と共にシャッターカーテン2(スラット20)の幅方向の第1側(図では正面視左側)の屋外側面部200とガイド溝Gの屋外側縁部130との隙間に押し込む。挿入時に、第1側方押し込み要素7の弾性押圧片72を、第2面71から離間する方向に湾曲変形させておく。
正面領域50には、固定された第1側方押し込み要素7に隣接して、防水シート5の第1側方部位の第1ガイドレール1への装着に関する情報が表示されている。この情報には、押し込み順序を示す番号「1」、押し込み方向を示す矢印「←」、文字列「押込部材(縦)をシャッターとガイドレールの間に押込む」、「手」のマーク(手の指の向きが押し込み方向を示す)、第1説明図E1、が含まれている。防水シート5の第1側方部位の第1ガイドレール1への装着はこれらの情報を参照しながら行うことができる。また、防水シート5はある程度の伸縮性を備えているので、第1側方押し込み要素7を用いた第1側方部位のガイド溝Gへの押し込みの作業性が良好である。
図14に示すように、防水シート5の第1側方部位が第1側方押し込み要素7の挿入部と共にガイドレール1のガイド溝Gに挿入された状態において、第1側方押し込み要素7の第1面70とシャッターカーテン2の屋外側面部(スラット20の屋外側面部200)との間に防水シート5の第1端部領域500が接触ないし密着し、第1側方領域51の部分510が第1側方押し込み要素7の第2面71に接触ないし密着し、第1側方押し込み要素7の第2面71とガイド溝Gの屋外側縁部130との間に防水シート5の第1側方領域51の部分510が挟持され、部分511は、ガイド溝Gの屋外側縁部130から屋外側前辺13の外面に沿って延び、屋外側側辺10の外面の前端部位と弾性押圧片72との間に挟まれる。
[C−2]ステップ2:防水シートの第2側方部位の第2ガイドレールへの装着(図23)
防水シート5の第2側(図では正面視右側)をシャッターカーテン2の屋外側面部に沿って水平に引き上げ、第2側方押し込み要素7´を防水シート5上のセット位置(マーキング位置あるいは所定の寸法線を目安とする)に合わせて第2面71を防水シート5に押し当て、押し当てた第2側方押し込み要素7´の下端をシャッター下端(座板21の立ち上がり部210の下端)に合わせ、第2側方領域52を第2側方押し込み要素7´の第2面71側に折り返した状態で、第2側方押し込み要素7´の挿入部と共にシャッターカーテン2(スラット20)の幅方向の第2側(図では正面視右側)の屋外側面部200とガイド溝Gの屋外側縁部130との隙間に押し込む。挿入時に、第2側方押し込み要素7´の弾性押圧片72を、第2面71から離間する方向に湾曲変形させておく。
正面領域50には、第2側方押し込み要素7´の側方位置決め参照マーク7A(あるは7B、7C)に隣接して、防水シート5の第2側方部位の第1ガイドレール1への装着に関する情報が表示されている。この情報には、押し込み順序を示す番号「2」、押し込み方向を示す矢印「→」、文字列「押込む」、「手」のマーク(手の指の向きが押し込み方向を示す)、が含まれている。防水シート5の第2側方部位の第2ガイドレール1への装着はこれらの情報(さらに、第1説明図E1を参照してもよい)を参照しながら行うことができる。また、防水シート5はある程度の伸縮性を備えているので、第2側方押し込み要素7´を用いた第2側方部位のガイド溝Gへの押し込みの作業性が良好であり、第2側方部位の押し込み時には、正面領域50が横幅方向に引っ張られて緊張状態となる。
防水シート5の第1側方部位と同様に、防水シート5の第2側方部位が第2側方押し込み要素7´の挿入部と共にガイドレール1のガイド溝Gに挿入された状態において、第2側方押し込み要素7´の第1面70とシャッターカーテン2の屋外側面部(スラット20の屋外側面部200)との間に防水シート5の第2端部領域501が接触ないし密着し、第2側方領域52の部分520が第2側方押し込み要素7´の第2面71に接触ないし密着し、第2側方押し込み要素7´の第2面71とガイド溝Gの屋外側縁部130との間に防水シート5の第2側方領域51の部分520が挟持され、部分521は、ガイド溝Gの屋外側縁部130から屋外側前辺13の外面に沿って延び、屋外側側辺10の外面の前端部位と弾性押圧片72との間に挟まれる。
このように、本実施形態では、防水シート5の横幅方向の側方部位は、それぞれ左右のガイド溝G内に挿入されて、シャッター装置の構成要素であるガイドレール1のガイド溝Gとシャッターカーテン2との隙間を利用して保持されている。防水シート5の左右の側方部位の押し込み時には防水シート5が横幅方向に引っ張られるので、正面領域50はシャッターカーテン2の屋外側面部に沿って張られた状態となり、正面領域50の幅方向中央部位の垂れ下がりが可及的に防止され、別部材を用いてシート正面部位の上端を保持する必要がない。防水シート5の第1側方部位及び第2側方部位が左右のガイド溝G内に押し込まれ、正面領域50がシャッターカーテン2の屋外側面部に沿って張られた状態において、防水シート5におけるシャッター下端を示す水平線HLは、座板21の立ち上がり部210の屋外側の下端部にほぼ位置しており、防水シート5の下方部位(裾部)は、立ち上がり部210の屋外側の下端部から座板21の着床部211の屋外側上面、床面FLに沿って屋外側へ延びている。
[C−3]ステップ3:防水シートの下方部位の床面への装着(図24)
下方押し込み要素8を用いて、防水シート5の下方部位をシャッターカーテン2の座板21(着床部211)の下面と床面FLとの間に押し入れる。下方押し込み要素8の長さ寸法は、開口幅寸法に対して短尺であり、複数本の下方押し込み要素8を建物開口部の開口幅方向に亘って位置させて押し込むものである。複数の下方押し込み要素8は、押し込まれた状態において、隣位の下方押し込み要素8の端部同士が近接ないし当接している。1つの態様では、開口幅方向の最も端(左端あるいは右端)に位置して押し込まれる下方押し込み要素8を最初に押し込み、押し込んだ下方押し込み要素8を同じ側のガイドレール1に押し付ける。1つの態様では、例えば、図24上図に示すように、7本の下方押し込み要素8を押し込む場合に、最左側の下方押し込み要素から右側に向かって順次押し込むが、最右側の下方押し込み要素を6番目に押し込んで、最後に最右側から2つめの下方押し込み要素を押し込んでもよい。あるいは、最右側の下方押し込み要素を2番目に押し込んでもよい。
より具体的に説明する。座板21の立ち上がり部210の下端から床面FLにかけて、防水シート5の下方領域53が延びており、中間部分531上に表示された下方位置決め参照マーク8A上に、1本目の下方押し込み要素8の第1面80を一致させて、上側部分530を、座板21の着床部211の下面と床面FLとの間に押し込む。下方位置決め参照マーク8Aの形状・寸法は、下方押し込み要素8の第1面80と同一であり、下方押し込み要素8のセットを迅速に行うことができる。
下方領域53の上側部分530(座板21の着床部211の上面から床面FLにかけて位置している)には、押し込み順序を示す番号「3」及び文字列「押込部材(下)を部材位置に置き、シャッター(座板)の下に押込む」が表示されており、下方位置決め参照マーク8A上には、文字列「押込部材位置」、さらに、下側部分532から下方位置決め参照マーク8Aに亘って2つの「手」のマークが表示されている。手の指の向きは、下から上に向かっており、押し込み方向を示しており、下方位置決め参照マーク8Aの横幅方向中央には、2つの「手」のマーク間に位置して、矢印「↑」、文字列「押込む」、押込み順序を表す数字(1)が表示されている。さらに、正面領域50には、下方位置決め参照マーク8Aの上方に位置して第2説明図E2が表示されている。これらの情報を参照して、下方押し込み要素8を座板21の着床部211の下面と床面FLとの間に押し込むことができる。
次いで、下方位置決め参照マーク8Aに合わせて押し入れた下方押し込み要素8のガイドレール1側の端部(図では左側端部)を、ガイドレール1に向かって押し付ける。下方位置決め参照マーク8A上において、横幅方向左側には、矢印「←」、文字列「押込む」、押込み順序を表す数字(2)が表示されており、これらの情報を参照して、下方押し込み要素8をガイドレール方向に押し付けることができる。
次いで、中間部分531上に表示された下方位置決め参照マーク8B上に、2本目の下方押し込み要素8の第1面80を一致させて、上側部分530を、座板21の着床部211の下面と床面FLとの間に押し込む。下方位置決め参照マーク8Bの形状・寸法は、下方押し込み要素8の第1面80と同一であり、下方押し込み要素8のセットを迅速に行うことができる。
下方領域53の上側部分530(座板21の着床部211の上面から床面FLにかけて位置している)には、押し込み順序を示す番号「3」及び文字列「押込部材(下)を部材位置に置き、シャッター(座板)の下に押込む」が表示されており、下方位置決め参照マーク8B上には、文字列「押込部材位置」、さらに、下側部分532から下方位置決め参照マーク8Bに亘って2つの「手」のマークが表示されている。手の指の向きは、下から上に向かっており、押し込み方向を示しており、下方位置決め参照マーク8Bの横幅方向中央には、2つの「手」のマーク間に位置して、矢印「↑」、文字列「押込む」が表示されおり、これらの情報を参照して、下方押し込み要素8を座板21の着床部211の下面と床面FLとの間に押し込むことができる。
次いで、下方位置決め参照マーク8Bに合わせて押し入れた下方押し込み要素8の端部(左側)を、既に押し込んだ1本目の下方押し込み要素8の端部(右側)に当接ないし近接するように押し付ける。下方位置決め参照マーク8B上において、横幅方向左側には、矢印「←」、文字列「合わせる」が表示されており、これらの情報を参照して、2本目の下方押し込み要素8を左側に押し付けることができる。
次いで、3本目の下方押し込み要素8を、既に押し込まれた2本目の下方押し込み要素8の右側に合わせて中間部分531上にあてがい、上側部分530を、座板21の着床部211の下面と床面FLとの間に押し込む。
中間部分531には、下方位置決め参照マーク8Bの右端の右側に位置して、文字列「繰返し」及び矢印「→」が表示されており、これらの情報を参照して、同様の作業で、隣り合う下方押し込み要素8を端部同士が隙間がないように押し込んでいく。このようにして、7本の下方押し込み要素8が残り2本となるまで、下方押し込み要素8を建物開口部の一側から他側に開口幅方向に沿って連続的に押し込むことで、防水シート5の下方部位を一端から他端に向かって順次押し入れる。6本目の下方押し込み要素8を、最右側に位置させて押し込み、右側のガイドレール1に押し当てる。最後に、7本目の下方押し込み要素8を、5番目に押し入れた下方押し込み要素8と最右側に位置させて押し込んだ下方押し込み要素8との間に押し込む。上述したように、左右端部いずれかに位置して押し込まれる一方の下方押し込み要素8を最初に押し込み、他方の押し込み要素8を押し込み順序は最後でなければいずれの順番でもよい。
一般に、建物開口部全閉姿勢において、シャッターカーテン下端の座板21は床面FLに強く押し付けられているわけではないので、座板21の着床部211の下面と床面FLとの間に、下方押し込み要素8の挿入部を防水シート5と共に挿入することが可能である。このことは、施錠装置(通常、高さ方向中間位置にある)が有効であっても同様である。なお、何らかの理由で隙間が生じない場合には、一度少し上方させ、例えばスペーサを差し込んでから下方押し込み要素8を押し込むようにしてもよい。
[C−4]ステップ4:側方押し込み要素の下方への押し込み(図25)
第1側方押し込み要素7、第2側方押し込み要素7´を、下方に押し込んで、第1側方押し込み要素7の下端面740、第2側方押し込み要素7´の下端面(上下反転させて用いることで、第1側方押し込み要素7の上端面730)を、それぞれ床面FLに突き当てる。
正面領域50には、固定された第1側方押し込み要素7の下方部位に隣接して、「側方押し込み要素7の押し込み方向を示す矢印「↓」と、押し込み順序を示す番号「4」及び文字列「押込む」、「押込部材(縦)を床面まで押込みます」が表示されている。また、正面領域50には、第2側方押し込み要素7´の側方位置決め参照マーク7Aないし7B、7Cの下方部位に隣接して、側方押し込み要素7の押し込み方向を示す矢印「↓」と、押し込み順序を示す番号「4」及び文字列「押込む」、「押込部材(縦)を床面まで押込みます」が表示されている。
[C−5]防水構造の形成(図21)
このように全閉状態のシャッター装置の屋外側に防水シート5を設置することで防水装置が形成される(図21参照)。設置状態において防水シート5の正面領域50は、全閉姿勢にあるシャッターカーテン2の床面FLから所定の高さHの正面部位を覆うと共に、横幅方向一方の側方部位の部分が一方のガイドレール1のガイド溝G内に押し込まれ、横幅方向他方の側方部位の部分が他方のガイドレールのガイド溝内に押し込まれ、下方部位の部分が座板21下面と床面FLとの間に押し込まれて、全閉状態の建物開口部の左右側部と下端の三方の隙間を閉鎖する。
全閉状態の建物開口部の一方の側部において、第1側方押し込み要素7の挿入部の回りに密着した防水シートの正面領域50の第1端部領域500(第1面70に密着)、第1側方領域51の部分510(第2面71に密着)が、それぞれ、ガイド溝内に位置するシャッターカーテン2の屋外側面部、ガイド溝Gの屋外側縁部130に密接することで、防水構造が得られる。さらに、ガイド溝Gから屋外側に延びる部分511は、第1側方押し込み要素7の弾性押圧片72によってガイドレール1の屋外側の外面に押し付けられる。
全閉状態の建物開口部の他方の側部において、第2側方押し込み要素7´の挿入部の回りに密着した防水シートの正面領域50の第2端部領域501(第1面70に密着)、第2側方領域51の部分520(第2面71に密着)が、それぞれ、ガイド溝内に位置するシャッターカーテン2の屋外側面部、ガイド溝Gの屋外側縁部130に密接することで、防水構造が得られる。さらに、ガイド溝Gから屋外側に延びる部分521は、第1側方押し込み要素7の弾性押圧片72によってガイドレール1の屋外側の外面に押し付けられる。
全閉状態の建物開口部の下端において、下方押し込み要素8の挿入部の回りに密着した防水シートの下方領域53の部分530(第2面81に密着)、部分531(第1面80に密着)が、それぞれ、座板21の着床部211の屋外側部位(上面から下面にかけて)、床面FLに密接することで、防水構造が得られる。さらに、部分532が下方押し込み要素8の基端側から床面FL上を屋外側に延びる。
1 ガイドレール
2 シャッターカーテン
20 スラット
21 座板
211 着床部
5 防水シート
50 正面領域
51 第1側方領域
52 第2側方領域
53 下方領域
7 側方押し込み要素
7A〜7C 第2側方押し込み要素の位置決め参照マーク
8A〜8F
8 下方押し込み要素
8A〜8F 下方押し込み要素の位置決め参照マーク
G ガイド溝

Claims (10)

  1. シャッターカーテン幅方向両端部がガイド溝に受け入れられ、前記シャッターカーテン下端が着床している建物開口部全閉状態のシャッター装置に防水シートを設置する方法において、
    前記防水シートの幅方向両側の側方部位をそれぞれ側方押し込み要素を用いて当該側方押し込み要素と共にガイド溝に押し込む工程と、
    前記防水シートの下方部位を下方押し込み要素を用いて当該下方押し込み要素と共にシャッターカーテン下端と床面との間に押し込む工程と、
    を含む、防水シートの設置方法。
  2. 前記側方部位の押し込み工程は、前記下方部位の押し込み工程よりも先に実行される、
    請求項1に記載の防水シートの設置方法。
  3. 前記防水シートには、側方押し込み要素の位置決めのための参照マークが表示されており、
    前記側方部位の押し込み工程は、側方押し込み要素を、前記参照マークを参照して防水シートの所定位置にあてがって前記側方部位を当該側方押し込み要素と共にガイド溝に押し込むことを含む、
    請求項1、2いずれか1項に記載の防水シートの設置方法。
  4. 前記側方部位の押し込み工程は、第1側方押し込み要素を用いて第1側方部位を押し込む工程と、第2側方押し込み要素を用いて第2側方部位を押し込む工程と、からなり、
    前記第1側方押し込み要素は前記防水シートに固定されており、
    前記第1側方部位の押し込み工程は、前記第2側方部位の押し込み工程よりも先に実行される、
    請求項1〜3いずれか1項に記載の防水シートの設置方法。
  5. 前記防水シートには、前記第2側方押し込み要素の位置決めのための参照マークが表示されており、
    前記第2側方部位の押し込み工程は、前記第2側方押し込み要素を、前記参照マークを参照して防水シートの所定位置にあてがって前記第2側方部位を当該第2側方押し込み要素と共にガイド溝に押し込むものである、
    請求項4に記載の防水シートの設置方法。
  6. 前記防水シートの下方部位には、下方押し込み要素の位置決めのための参照マークが表示されており、
    前記下方部位の押し込み工程は、下方押し込み要素を、前記参照マークを参照して防水シートの下方部位の所定位置にあてがって前記下方部位を当該下方押し込み要素と共にシャッターカーテン下端と床面との間に押し込むことを含む、
    請求項1〜5いずれか1項に記載の防水シートの設置方法。
  7. 前記下方部位の押し込み工程は、複数の下方押し込み要素を建物開口部の開口幅方向に亘って位置させて押し込むものである、
    請求項1〜6いずれか1項に記載の防水シートの設置方法。
  8. 建物開口部端部のガイドレールに隣接してシャッターカーテン下端と床面との間に押し込まれた下方押し込み要素を、前記ガイドレール側に押し付ける工程を含む、
    請求項7に記載の防水シートの設置方法。
  9. 前記側方部位の押し込み工程及び前記下方部位の押し込み工程が実行された後において、
    前記側方押し込み要素を下方に押し込む工程を含む、
    請求項1〜8いずれか1項に記載の防水シートの設置方法。
  10. シャッターカーテン幅方向両端部がガイド溝に受け入れられ、前記シャッターカーテン下端が着床している建物開口部全閉状態のシャッター装置に防水シートを設置する方法において、
    前記防水シートの幅方向両側の側方部位をそれぞれ側方押し込み要素を用いて当該側方押し込み要素と共にガイド溝に押し込む工程と、
    前記防水シートの下方部位の少なくとも部分を、開口幅方向に亘って床面と密着させる工程と、
    を含む、防水シートの設置方法。
JP2015049621A 2015-03-12 2015-03-12 防水シートの設置方法 Active JP6523719B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015049621A JP6523719B2 (ja) 2015-03-12 2015-03-12 防水シートの設置方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015049621A JP6523719B2 (ja) 2015-03-12 2015-03-12 防水シートの設置方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016169522A true JP2016169522A (ja) 2016-09-23
JP6523719B2 JP6523719B2 (ja) 2019-06-05

Family

ID=56983212

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015049621A Active JP6523719B2 (ja) 2015-03-12 2015-03-12 防水シートの設置方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6523719B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019027228A (ja) * 2017-08-03 2019-02-21 株式会社富士商会 簡易型防水装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4736024Y1 (ja) * 1968-08-12 1972-10-31
US6460299B1 (en) * 2000-08-15 2002-10-08 Linda R. Burrow Flood protection assembly
WO2013069574A1 (ja) * 2011-11-07 2013-05-16 文化シヤッター株式会社 開口部の防水装置および開口部の防水シート
JP2013151854A (ja) * 2011-12-27 2013-08-08 Sawaya:Kk 浸水防止シート及び家屋等への浸水防止工法
JP2014163081A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Lixil Suzuki Shutter Corp 防水板、及び防水板装置
JP2015034448A (ja) * 2013-08-09 2015-02-19 文化シヤッター株式会社 防水装置の設置方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4736024Y1 (ja) * 1968-08-12 1972-10-31
US6460299B1 (en) * 2000-08-15 2002-10-08 Linda R. Burrow Flood protection assembly
WO2013069574A1 (ja) * 2011-11-07 2013-05-16 文化シヤッター株式会社 開口部の防水装置および開口部の防水シート
JP2013151854A (ja) * 2011-12-27 2013-08-08 Sawaya:Kk 浸水防止シート及び家屋等への浸水防止工法
JP2014163081A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Lixil Suzuki Shutter Corp 防水板、及び防水板装置
JP2015034448A (ja) * 2013-08-09 2015-02-19 文化シヤッター株式会社 防水装置の設置方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019027228A (ja) * 2017-08-03 2019-02-21 株式会社富士商会 簡易型防水装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6523719B2 (ja) 2019-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080034688A1 (en) Device for Fastening a Cover Strip
US20170044774A1 (en) Siding system
US6865817B2 (en) Window shade with measurement guide
MY153193A (en) Single strip single web grid tee
RU2014141361A (ru) Средство, маркирующее маршрут эвакуации, содержащее светящуюся полосу из фотолюминисцентного материала
JP6047032B2 (ja) 防水板、及び防水板装置
US11939814B2 (en) Screen attachment adapter
JP6489884B2 (ja) 防水シート用シート体
JP2016169522A (ja) 防水シートの設置方法
CN102741488A (zh) 对所附着的壁板进行垂直固定的具有回弹钩扣的条形板
DK1154119T3 (da) Gardindug til et rullegardin med sideföring
ATE371525T1 (de) Stanzvorrichtungsgummituch
US20030213567A1 (en) Blind covering kit
US20080008880A1 (en) Slip sheet for construction
JP6319968B2 (ja) 防水装置の設置方法
MY160266A (en) A cladding sheet
US2724876A (en) Weather strip
KR200480997Y1 (ko) 샷시 틈새 막이
US20080295978A1 (en) Device and method for repairing a vertical louver
KR20230068178A (ko) 선거 벽보
JP4195666B2 (ja) 間仕切りパネルの連結構造
CN212295424U (zh) 龙骨及墙面系统
ATE555312T1 (de) Magazinstreifen für schieferplattenhaken
US2762090A (en) Weatherseal and means for mounting the same
DK2047776T3 (da) Indretning og fremgangsmåde til fastspænding af et stykke lærred hen over et reliefelement

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6523719

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150