JP2016167749A - 通信端末装置、通信システム、及び通信方法 - Google Patents

通信端末装置、通信システム、及び通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】所定の者の近くにいる別の者と通信を行う。【解決手段】記憶部12は、第1の通信端末装置を識別する第1の識別子と、第1の通信方式よりも遠距離での通信が可能な第2の通信方式により通信を行う第2の通信端末装置を識別する第2の識別子とを対応付けた識別子対応情報を記憶する。探索部114は、第1通信部を介して第1の通信端末装置を探索するとともに探索に基づき検出した第1の通信端末装置の第1の識別子を取得する。通信先決定部116は、探索部114で取得した第1の識別子と対応付けられた第2の識別子を記憶部12に記憶された識別子対応情報に基づいて取得する。【選択図】図3

Description

本発明は、消防活動などの危険作業を行う隊員が使用する通信端末装置、通信システム、及び通信方法に関する。
消防隊員の体に生体センサを装着させ、隊員の生体情報を指揮センタに無線で送り、消防隊員の安全をリアルタイムに監視するシステムが提案されている。例えば隊員の心拍数が異常な場合、その隊員が危険な状態にあると判断できる。
特許文献1は緊急救助支援システムにおいて、生体情報センサの計測値からその利用者の人体の異常を検知すると、周囲の携帯端末に対して緊急呼出をかける携帯端末を開示する。
特開2003−109160号公報
地下の火災現場などGPS衛星からの電波が届かない場所に隊員がいる場合、その隊員の生体情報を無線により受信することでその隊員が危険な状態にあることを把握できても、その隊員の位置を特定することが難しい。従って、どの隊員に救助に向かわせるか判断が難しい。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、所定の者の近くにいる別の者と通信を行う技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の通信端末装置(10)は、第1の通信方式により第1の通信端末装置(20)と通信を行う第1通信部(131)と、前記第1の通信端末装置(20)を識別する第1の識別子と、前記第1の通信方式よりも遠距離での通信が可能な第2の通信方式により通信を行う第2の通信端末装置(10)を識別する第2の識別子とを対応付けた識別子対応情報を記憶する記憶部(12)と、前記第1通信部(131)を介して前記第1の通信端末装置(20)を探索するとともに探索に基づき検出した第1の通信端末装置(20)の第1の識別子を取得する探索部(114)と、前記探索部(114)で取得した第1の識別子と対応付けられた第2の識別子を前記記憶部(12)に記憶された識別子対応情報に基づいて取得する通信先決定部(116)と、を備える。
本発明の別の態様は、通信システム(1)である。第1の識別子によって識別される第1の通信端末装置(20)と、第2の識別子によって識別される第2の通信端末装置(10)と、管理装置(30)とを備える通信システム(1)であって、前記第1の通信端末装置(20)は、第1の通信方式により前記第2の通信端末装置(10)と通信を行う通信部(231)を備える。前記第2の通信端末装置(10)は、前記第1の通信方式により前記第1の通信端末装置(20)と通信を行う第1通信部(131)と、前記第1の通信方式よりも遠距離での通信が可能な第2の通信方式により前記管理装置(30)と通信を行う第2通信部(132)と、前記第1通信部(131)を介して前記第1の通信端末装置(20)を探索するとともに探索に基づき検出した第1の通信端末装置(20)の第1の識別子を取得する探索部(114)と、前記探索部(114)で取得された第1の識別子を含む情報を前記第2通信部(132)を介して前記管理装置(30)に通知する通知部(118)と、を備える。前記管理装置(30)は、前記第2の通信方式による通信を行う通信部(331)と、前記第1の識別子と前記第2の識別子とを対応付けた識別子対応情報を記憶する記憶部(32)と、前記第2の通信端末装置(10)から前記通信部(331)を介して前記第1の識別子を含む情報の通知を受ける通知取得部(313)と、前記通知取得部(313)で取得した第1の識別子と対応付けられた第2の識別子を前記記憶部(32)に記憶された識別子対応情報に基づいて取得する通信先決定部(317)と、を備える。
本発明のさらに別の態様は、通信方法である。この方法は、第1の通信端末装置(20)と通信を行うための第1の通信方式により、前記第1の通信端末装置(20)を探索するとともに探索に基づき検出した第1の通信端末装置(20)の第1の識別子を取得する探索ステップと、前記第1の通信端末装置(20)を識別する第1の識別子と、前記第1の通信方式よりも遠距離での通信が可能な第2の通信方式により通信を行う第2の通信端末装置(10)を識別する第2の識別子とを対応付けた識別子対応情報に基づいて、前記探索ステップにより取得した第1の識別子と対応付けられた第2の識別子を取得する通信先決定ステップと、を備える。
本発明のさらに別の態様もまた、通信方法である。この方法は、第1の識別子によって識別される第1の通信端末装置(20)と、第2の識別子によって識別される第2の通信端末装置(10)と、管理装置(30)とを備える通信システム(1)における通信方法であって、前記第1の通信端末装置(20)は、第1の通信方式により前記第2の通信端末装置(10)と通信を行う通信ステップを備える。前記第2の通信端末装置(10)は、前記第1の通信方式により前記第1の通信端末装置(20)と通信を行う第1通信ステップと、前記第1の通信方式よりも遠距離での通信が可能な第2の通信方式により前記管理装置(30)と通信を行う第2通信ステップと、前記第1の通信方式により前記第1の通信端末装置(20)を探索するとともに探索に基づき検出した第1の通信端末装置(20)の第1の識別子を取得する探索ステップと、前記探索ステップで取得された第1の識別子を含む情報を前記第2の通信方式により前記管理装置(30)に通知する通知ステップと、を備える。前記管理装置(30)は、前記第2の通信方式による通信を行う通信ステップと、前記第2の通信端末装置(10)から前記第2の通信方式により前記第1の識別子を含む情報の通知を受ける通知取得ステップと、前記第1の識別子と前記第2の識別子とを対応付けた識別子対応情報に基いて、前記通知取得ステップで取得した第1の識別子と対応付けられた第2の識別子を取得する通信先決定ステップと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、所定の者の近くにいる別の者と通信を行うことができる。
本発明の実施の形態に係る危険作業支援システムの構成を示す図である。 実施の形態に係る生体センサ装置の構成を示す図である。 実施の形態1に係る端末装置の構成を示す図である。 実施の形態1に係る管理装置の構成を示す図である。 準備段階におけるペアリング処理を説明するためのフローチャートである。 危険作業支援システムの基本処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1に係る、危険作業支援システムを使用した救助要請方法を説明するためのフローチャートである。 実施の形態1の変形例に係る、危険作業支援システムを使用した救助要請方法を説明するためのフローチャートである。 実施の形態2に係る端末装置の構成を示す図である。 実施の形態2に係る管理装置の構成を示す図である。 実施の形態2に係る、危険作業支援システムを使用した救助要請方法を説明するためのフローチャートである。 実施の形態2の変形例に係る、危険作業支援システムを使用した救助要請方法を説明するためのフローチャートである。
本発明の実施の形態は、複数の隊員で構成される消防隊の消防活動を支援するための危険作業支援システムに関する。なお以下の説明では消防活動を例に説明するが、消防活動は危険作業の一例であり、複数の隊員が協力して行う危険作業全般に適用可能である。例えば地震や土砂崩れ等の自然災害に対する救助作業や復旧作業にも適用可能である。また鉱山開発などの危険な場所での作業にも適用できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る危険作業支援システム1の構成を示す図である。危険作業支援システム1は、指揮センタ3に設置される管理装置30、各隊員が装着している生体センサ装置20、各隊員が保持または携帯している端末装置10を備える。以下、本明細書では隊員が3人の例を説明する。
生体センサ装置20は隊員の体に装着され、心拍、体温、姿勢などの生体情報を検出する。生体センサ装置20にはゲルパッドで体に貼り付けるタイプや、腕や足などにバンドで巻き付けるタイプや、衣服の内側に取り付けられているタイプなど様々なタイプがある。生体センサ装置20と端末装置10間は近距離無線通信で接続される。本明細書では近距離無線通信としてBluetooth(登録商標)を使用する例を説明する。なお近距離無線通信として無線LANや赤外線通信など、Bluetooth(登録商標)以外の近距離無線通信を用いてもよい。
端末装置10には業務用無線の携帯型簡易無線機を使用する。管理装置30は、消防署や消防指揮車の中などの指揮センタ3となる場所に設置される。管理装置30は業務用無線の基地局無線機に接続されたPCで構成できる。なお業務用無線を使用せずに一般的な携帯電話網を使用してもよい。その場合、端末装置10はスマートフォン、フィーチャーフォン等の一般的な携帯端末装置で構成でき、管理装置30はIP網に接続されたPCで構成できる。以下の説明では業務用無線を使用する例を想定する。
図2は、実施の形態に係る生体センサ装置20の構成を示す図である。生体センサ装置20は制御部21、記憶部22、通信部23、センサ部24及び操作部25を備える。制御部21は生体情報取得部211、生体情報通知部212、モード制御部213及びペアリング管理部214を含む。制御部21の機能はハードウェア資源とソフトウェア資源の協働、又はハードウェア資源のみにより実現できる。ハードウェア資源としてプロセッサ、ROM、RAM、その他のLSIを利用できる。ソフトウェア資源としてファームウェア等のプログラムを利用できる。図2の制御部21の機能ブロックには、実施の形態で注目する処理に関連する機能ブロックのみを描いている。
記憶部22は不揮発性半導体メモリ等の記憶媒体を備える。通信部23は近距離無線通信部231を含む。業務用無線や携帯電話網などの中距離または長距離の無線通信機能は備えていない。センサ部24は心拍センサ、体温センサ、3軸加速度センサ等を含み、装着されている隊員の心拍、体温、姿勢などの生体情報を検出する。センサ部24は検出した生体情報を制御部21に出力する。
生体情報取得部211は、センサ部24から検出された生体情報を取得する。生体情報通知部212は近距離無線通信部231を介して、取得された生体情報を定期的(例えば数秒ごと)にペアリングしている端末装置10に通知する。モード制御部213及びペアリング管理部214の説明は後述する。図2に示した生体センサ装置20の構成は以下に説明する実施の形態1、2で共通である。
(実施の形態1)
図3は、実施の形態1に係る端末装置10の構成を示す図である。端末装置10は制御部11、記憶部12、通信部13、表示部14、操作部15及び音声入出力部16を備える。制御部11は生体情報取得部111、生体情報通知部112、生体情報判定部113、探索部114、ペアリング管理部115、通信先決定部116、電界強度検出部117、救助要請通知部118及びモード切替指示通知部119を含む。制御部11の機能もハードウェア資源とソフトウェア資源の協働、又はハードウェア資源のみにより実現できる。図3の制御部11の機能ブロックには、実施の形態1で注目する処理に関連する機能ブロックのみを描いている。
記憶部12は不揮発性半導体メモリ等の記憶媒体を備える。記憶部12は生体センサID保持部121を含む。図3の記憶部12の機能ブロックにも、実施の形態1で注目する処理に関連する機能ブロックのみを描いている。生体センサID保持部121は、共同で災害救助活動にあたる隊に属する複数の隊員がそれぞれ装着している複数の生体センサ装置20の識別情報を保持している。音声入出力部16はマイク及びスピーカを備える。
通信部13は近距離無線通信部131及び業務用無線通信部132を含む。近距離無線通信部131は生体センサ装置20との通信に使用され、業務用無線通信部132は管理装置30又は他の端末装置10との通信に使用される。
図4は、実施の形態1に係る管理装置30の構成を示す図である。管理装置30は制御部31、記憶部32、通信部33、表示部34、操作部35及び音声入出力部36を備える。制御部31は生体情報取得部311、表示制御部312、救助要請取得部313及び通信先決定部317を含む。制御部31の機能もハードウェア資源とソフトウェア資源の協働、又はハードウェア資源のみにより実現できる。図4の制御部31の機能ブロックにも、実施の形態1で注目する処理に関連する機能ブロックのみを描いている。
記憶部32は不揮発性半導体メモリ等の記憶媒体を備える。記憶部32は機器情報保持部321を含む。図4の記憶部32の機能ブロックにも、実施の形態1で注目する処理に関連する機能ブロックのみを描いている。機器情報保持部321は、隊員名と、隊員が携帯する端末装置10の識別情報と、隊員が装着する生体センサ装置20の識別情報を紐付けて予め保持している。各隊員が使用する端末装置10及び生体センサ装置20は固定とする運用であってもよいし、使用する端末装置10及び生体センサ装置20を動的に変更可能な運用であってもよい。音声入出力部36はマイク及びスピーカを備える。
以下、図5〜8を参照しながら端末装置10、生体センサ装置20、管理装置30の動作を具体的に説明する。まず、災害現場への出動前の準備段階の処理を説明する。各隊員は自己に装着されるBluetooth(登録商標)のスレーブ機(以下、単にスレーブ機という)である生体センサ装置20と、自己が携帯するBluetooth(登録商標)のマスタ機(以下、単にマスタ機という)である端末装置10をペアリングする必要がある。生体センサ装置20には、マスタからペアリングの探索があっても応答しない通常モードと、マスタからペアリングの探索に応答するペアリングモードの2モードがある。通常モードではプライバシー確保や不正アクセス防止のため、マスタ機からの探索に対して自己の存在を非公開としている。
図5は、準備段階におけるペアリング処理を説明するためのフローチャートである。隊員Aは生体センサ装置20aの操作部25を操作してペアリングモードへの移行を指示すると、生体センサ装置20aのモード制御部213は自機のモードを通常モードからペアリングモードに移行させる(S01A)。隊員Aは端末装置10aの操作部15を操作してペアリング探索の開始を指示すると、探索部114はペアリング接続可能な機器の探索を開始する(S02A)。ペアリング探索により、近距離無線通信の圏内に位置するペアリング接続可能な機器が検出される。なお検出されるのはペアリングモードにある機器であり、通常モードにある機器は検出されない。
隊員Aは端末装置10aの操作部15を操作して生体センサ装置20aを選択すると、ペアリング管理部115は、選択された生体センサ装置20aをペアリング機器に決定し(S03A)、当該生体センサ装置20aとのペアリングを確立する(S04A)。生体センサ装置20aのペアリング管理部214も同様に、当該端末装置10aとのペアリングを確立する(S04A)。ペアリングが確立すると、生体センサ装置20aのモード制御部213は自機のモードをペアリングモードから通常モードに移行させる(S05A)。端末装置10aのペアリング管理部115は、ペアリングが確立した後、端末装置10aの識別情報、生体センサ装置20aの識別情報、隊員名を含むペアリング情報を管理装置30に通知する(S06A)。
端末装置10aの記憶部12及び生体センサ装置20aの記憶部22には、ペアリング先の機器の識別情報がそれぞれ登録される。これにより次回以降も端末装置10a及び生体センサ装置20aの電源が起動すると両者が自動でペアリングを確立するようになる。隊員B及び隊員Cも、隊員Aと同様に端末装置10b、cと生体センサ装置20b、cとをそれぞれペアリングさせる。管理装置30の制御部31は、端末装置10a、b、cからペアリング情報を取得すると機器情報保持部321に登録する(S07)。なお、各隊員が使用する端末装置10及び生体センサ装置20を固定して運用している場合は、ステップS06、ステップS07の処理は省略される。
次に災害現場での消防活動時の処理を説明する。各隊員A〜Cの体には生体センサ装置20a〜cが装着され、各隊員A〜Cは端末装置10a〜cを保持している。生体センサ装置20a〜cと端末装置10a〜cは近距離無線通信でそれぞれペアリングされており、端末装置10a〜cがマスタ機で、生体センサ装置20a〜cがスレーブ機である。
図6は、危険作業支援システム1の基本処理の流れを示すフローチャートである。生体センサ装置20aの生体情報取得部211は、センサ部24から隊員Aの生体情報を取得する。生体情報通知部212は取得された生体情報を近距離無線通信を介して端末装置10aに通知する(S11A)。
生体センサ装置20aとペアリングしている端末装置10aの生体情報取得部111は、近距離無線通信を介して生体センサ装置20aから生体情報を取得する。生体情報通知部112は取得した生体情報を業務用無線を介して、指揮センタ3の管理装置30に通知する(S12A)。隊員B、Cの生体情報も同様に指揮センタ3の管理装置30に通知される。
管理装置30の生体情報取得部311は業務用無線を介して各隊員A〜Cの生体情報を取得する。表示制御部312は取得された各隊員A〜Cの生体情報を表示部34に表示させる(S13)。指揮センタ3にいる指揮者は、表示部34に表示された各隊員A〜Cの生体情報を監視し、各隊員A〜Cの状態を把握する。指揮者は、把握した各隊員A〜Cの状態をもとに具体的な指揮を行う。例えば、隊員Aの心拍数が異常に上昇している場合、隊員Aに対して消防活動を中止して退却するよう指示する。この指示は例えば、音声入出力部36から業務用無線通信を介して消防隊員Aが携帯する端末装置10aに音声通信により行われる。
図7は、実施の形態1に係る、危険作業支援システム1を使用した救助要請方法を説明するためのフローチャートである。生体センサ装置20aの生体情報取得部211は、センサ部24から隊員Aの生体情報を取得する。生体情報通知部212は取得された生体情報を近距離無線通信を介して端末装置10aに通知する(S21A)。
生体センサ装置20aとペアリングしている端末装置10aの生体情報取得部111は、近距離無線通信を介して生体センサ装置20aから隊員Aの生体情報を取得する。生体情報判定部113は取得された隊員Aの生体情報が正常であるか否か判定する。例えば心拍数が正常レンジ内に収まっているか否か判定する。正常レンジに収まっていない場合、異常と判定する。生体情報が異常な場合、隊員Aが危険な状態にあると推定できる。
なお、生体情報の判定処理は生体センサ装置20aで行われてもよい。その場合、生体センサ装置20aから送信される生体情報に、正常/異常を示すフラグ情報が付加される。生体情報の判定処理を生体センサ装置20aで行う場合、端末装置10aの生体情報判定部113は省略できる。
隊員Aの生体情報が異常と判定された場合、端末装置10aのモード切替指示通知部119は、業務用無線を介して他の端末装置10b、10cに、生体センサ装置20b、20cのモードをペアリングモードに切り替えることを指示するモード切替指示を通知する(S22A)。端末装置10bのモード切替指示通知部119は、業務用無線を介して端末装置10aからモード切替指示を取得すると、近距離無線通信を介して生体センサ装置20bにモード切替指示を通知する(S23B)。生体センサ装置20bのモード制御部213は、近距離無線通信を介して端末装置10bからモード切替指示を取得すると、通常モードからペアリングモードに移行させる(S24B)。
端末装置10c及び生体センサ装置20cも同様に動作する。これにより生体センサ装置20b、20cが端末装置10aから検出可能な状態になる。なお通常モードにおいても他の装置からのペアリング探索に対して応答を返すように設定されている場合、ステップS22A、S23B、S23C、S24B、S24Cの処理は省略される。
端末装置10aの探索部114は、近距離無線通信で接続可能な機器を探索するためのペアリング探索を開始する(S25A)。探索の結果、隊員Aが保持する端末装置10aと近距離無線通信が可能な位置、即ち近くにいる隊員Bが装着している生体センサ装置20bがペアリング候補として検出される。一方、隊員Aが保持する端末装置10aと近距離無線通信が不可能な位置、即ち近くにいない隊員Cが装着している生体センサ装置20cはペアリング候補として検出されない(S26A)。例えば、クラス2のBluetooth(登録商標)を使用している場合、約10m以上離れると通信が不可能となる。なお、探索部114は、探索された生体センサ装置20bの識別情報を近距離無線通信部131を介して、生体センサ装置20bから取得する(S26A)。
救助要請通知部118は、隊員Aが危険な状態にあることを示す情報と探索部114が取得した情報(図3では生体センサ装置20bの識別情報(ID=B))を含む救助要請を業務用無線通信を介して管理装置30に通知する(S27A)。
管理装置30の救助要請取得部313は、業務用無線通信を介して端末装置10aから救助要請を取得する。通信先決定部317は、救助要請取得部313で取得した生体センサ装置20の識別情報に対応付けられた端末装置10の識別情報を、機器情報保持部321に保持された機器情報に基づいて取得する。表示制御部312は隊員Aが危険な状態にあること、近傍に隊員Bがいることを表示部34に表示させる。また表示制御部312は、機器情報保持部321から取得された隊員Bの機器情報を表示部34に表示させる。それらが表示された画面を見た指揮者は隊員Bに対し、危険な状態にある隊員Aが近くにいる旨を伝え、救助するよう指示する。例えば音声入出力部16から業務用無線通信を介して端末装置10bに音声で指示する(S28)。
上記のステップS26Aにおいてペアリング探索に基づき、近距離無線通信で端末装置10aと接続可能な生体センサ装置20が複数検出される場合、電界強度検出部117は、接続可能な生体センサ装置20から送信される応答信号の電波強度を検出する。電波強度が強いほど端末装置10aから近い位置にあると推定できる。なお、通常モードにおいても他の装置からのペアリング探索に対して応答を返すように設定されている場合、ステップS22A、S23B、S23C、S24B、S24Cの処理は省略される。この場合、自身が装着する生体センサ装置10aは通信先の候補から除外される。
また救助要請通知部118は救助要請先の情報として、ペアリング探索により検出された全ての生体センサ装置20の識別情報と、それぞれの電波強度を通知してもよい。指揮センタ3の指揮者は、電波強度の情報をもとに救助要請先を決定できる。
なお、本実施の形態では上記のように、端末装置aは、各端末装置10からの業務用無線通信による電波強度ではなく、各生体センサ装置20からの近距離無線通信による電波強度に基づき処理を行なっている。これは、業務用無線通信や携帯電話通信は、近距離無線通信と異なり出力電力が大きいため、電波強度をもとに同じ現場にいる他の隊員との距離を推定するのは難しいからである。また業務用無線通信や携帯電話通信が、基地局または中継局を経由した通信方式の場合、電波強度は、この基地局または中継局からの電波強度となるため、通信相手の各端末装置10の距離を推定することができないからである。
また上記のステップS26Aにおいてペアリング探索に基づき、近距離無線通信で端末装置10aと接続可能な生体センサ装置20が複数検出される場合、端末装置10aのペアリング管理部115は、検出された全ての生体センサ装置20とペアリングを確立してもよい。1対1のペアリングしか認められていない設計の場合、端末装置10a及び検出された生体センサ装置20はそれまでのペアリングを一時解除し、端末装置10aと検出された生体センサ装置20間でペアリングを確立する。
端末装置10aの生体情報取得部111は、新たにペアリングした生体センサ装置20から生体情報を取得する。生体情報判定部113はその生体情報の示す値が危険区域にあるか否か判定する。生体情報の示す値が危険区域にある場合、当該生体センサ装置20を装着している隊員が保持する端末装置10を救助要請先から除外する。即ち救助要請通知部118は、生体情報の示す値が危険区域にある隊員が保持する端末装置10を救助要請の通知先から除外する。
端末装置10aのペアリング管理部115は、当該生体センサ装置20とのペアリングを解除し、近距離無線通信で端末装置10aと接続可能な別の生体センサ装置20とペアリングを確立する。この処理を検出された全ての生体センサ装置20について行う。検出された全ての生体センサ装置20から取得した生体情報の判定が終了すると、端末装置10a及び検出された生体センサ装置20は、ペアリング機器を元の状態に戻す。
図8は、実施の形態1の変形例に係る、危険作業支援システム1を使用した救助要請方法を説明するためのフローチャートである。図8のフローチャートのステップS26Aまでの処理は、図7のフローチャートと同じである。変形例では端末装置10の記憶部12にも管理装置30の記憶部32と同様に機器情報保持部が設けられる。
変形例では端末装置10aから指揮センタ3を介さずに直接、隊員Bに対して救助要請する。即ち端末装置10aの救助要請通知部118はペアリング探索結果をもとに、隊員Bが保持する端末装置10bに業務用無線通信を介して、救助要請を通知する(S29A)。なお端末装置10bは近距離無線通信の電波圏内にあるため、業務用無線通信ではなく近距離無線通信を介して救助要請を通知してもよい。また生体センサ装置20bに表示部が設けられている場合、救助要請通知部118は救助要請を近距離無線通信を介して生体センサ装置20bに通知してもよい。
上記のステップS26Aにおいてペアリング探索に基づき、近距離無線通信で端末装置10aと接続可能な生体センサ装置20が複数検出される場合、通信先決定部116は、接続可能な複数の生体センサ装置20の内、最も電波強度が強い生体センサ装置20を装着している隊員が保持する端末装置10を救助要請先に決定する。なお救助要請先は複数であってもよい。その場合、通信先決定部116は接続可能な複数の生体センサ装置20の内、電波強度が強い順に設定された数の生体センサ装置20を特定し、特定した生体センサ装置20を装着している複数の隊員が保持する複数の端末装置10を救助要請先に決定する。
また通信先決定部116は、上記のステップS26Aにおいて検出されたペアリング候補の内、機器情報保持部に登録された識別情報を持つ生体センサ装置20を装着している隊員が保持する端末装置10のみを救助要請先の候補にする。即ち救助要請通知部118は、同じ隊に属する隊員以外が保持する端末装置10aを救助要請の通知対象から除外する。仮に同じ種類の生体センサ装置20が検出された場合でも、他の隊の隊員が装着している生体センサ装置20の場合、当該隊員が保持する端末装置10は救助要請先から除外される。
以上説明したように実施の形態1によれば、ある隊員が危険な状態に陥った場合において、近距離無線通信におけるペアリング探索を利用して近くにいる隊員を特定することにより、危険な状態に陥ったことを近くの隊員に円滑に知らせることができる。また近距離無線通信における電波強度を検出することにより、危険な状態にある隊員の最も近くにいると推定される隊員を特定できる。GPS電波が届かない現場で作業している場合であっても、最も近くにいると推定される隊員を特定できる。
(実施の形態2)
図9は、実施の形態2に係る端末装置10の構成を示す図である。実施の形態2に係る端末装置10の制御部11は生体情報取得部111、生体情報通知部112、生体情報判定部113、探索部114、ペアリング管理部115、電界強度検出部117、探索指示通知部118a、モード切替指示通知部119、探索結果通知部1110及び提示制御部1111を含む。制御部11以外の構成は、図3に示した実施の形態1に係る管理装置30の構成と同じである。
図10は、実施の形態2に係る管理装置30の構成を示す図である。実施の形態2に係る管理装置30の制御部31は生体情報取得部311、表示制御部312、探索結果取得部313a、生体情報判定部314、モード切替指示通知部315及び探索指示通知部316を含む。制御部31以外の構成は、図4に示した実施の形態1に係る管理装置30の構成と同じである。
図11は、実施の形態2に係る、危険作業支援システム1を使用した救助要請方法を説明するためのフローチャートである。生体センサ装置20aの生体情報取得部211は、センサ部24から隊員Aの生体情報を取得する。生体情報通知部212は取得された生体情報を近距離無線通信を介して端末装置10aに通知する(S31A)。
生体センサ装置20aとペアリングしている端末装置10aの生体情報取得部111は、近距離無線通信を介して生体センサ装置20aから隊員Aの生体情報を取得する。生体情報通知部112は取得された隊員Aの生体情報を業務用無線通信を介して指揮センタ3の管理装置30に通知する(S32A)。管理装置30の生体情報取得部311は、業務用無線通信を介して端末装置10aから隊員Aの生体情報を取得する。生体情報判定部314は取得された隊員Aの生体情報が正常であるか否か判定する。
隊員Aの生体情報が異常と判定された場合、管理装置30のモード切替指示通知部315は業務用無線を介して端末装置10aに、生体センサ装置20aのモードを通常モードからペアリングモードに切り替えることを指示するモード切替指示を通知する(S33)。端末装置10aのモード切替指示通知部119は、業務用無線を介して管理装置30からモード切替指示を取得すると、近距離無線通信を介して生体センサ装置20aにモード切替指示を通知する(S34A)。生体センサ装置20aのモード制御部213は、近距離無線通信を介して端末装置10aからモード切替指示を取得すると、通常モードからペアリングモードに移行させる(S35A)。なお通常モードにおいても他の装置からのペアリング探索に対して応答を返すように設定されている場合、ステップS33、S34A、S35Aの処理は省略される。
生体センサ装置20aのモードがペアリングモードに移行した後、管理装置30の探索指示通知部316は、業務用無線通信を介して隊員B、Cが装着している端末装置10b、cに、隊員Aが装着している生体センサ装置20aを近距離無線通信でペアリング探索するよう指示する探索指示を通知する(S36)。この探索指示には探索対象となる生体センサ装置20aの識別情報(ID=A)が付加される。
端末装置10bの探索部114は、管理装置30から探索指示を取得すると、近距離無線通信で接続可能な機器を探索するためのペアリング探索を開始する(S37B)。隊員Bが保持する端末装置10bは、生体センサ装置20aと近距離無線通信が可能な距離内にあるため、探索対象の生体センサ装置20aがペアリング候補として検出される(S38B)。
提示制御部1111は、危険な状態の隊員Aが近くにいる旨を表示部14に表示させる。これにより近距離無線通信の電波が届く範囲に救助が必要な隊員Aがいることを隊員Bに認識させることができる。なお提示制御部1111は、危険な状態の隊員Aが近くにいる旨を示すアラームを音声入出力部16に音声出力させてもよい。探索結果通知部1110は、探索対象の生体センサ装置20aの検出に成功した旨のメッセージを含む探索結果を業務用無線通信を介して管理装置30に通知する(S39B)。
端末装置10cの探索部114も端末装置10aと同様に、管理装置30から探索指示を取得すると、近距離無線通信で接続可能な機器を探索するためのペアリング探索を開始する(S37C)。隊員Cが保持する端末装置10cは、生体センサ装置20aと近距離無線通信が可能な電波圏内にないため、探索対象の生体センサ装置20aがペアリング候補として検出されない(S38C)。探索結果通知部1110は、探索対象の生体センサ装置20aの検出に失敗した旨のメッセージを含む探索結果を業務用無線通信を介して管理装置30に通知する(S39C)。
管理装置30の探索結果取得部313aは、業務用無線通信を介して端末装置10b、cから探索結果を取得する。表示制御部312は、危険な状態にある隊員Aの近傍に隊員Bがいることを表示部34に表示させる。また表示制御部312は、機器情報保持部321から隊員Bの機器情報を取得し、表示部34に表示させる。それらが表示された画面を見た指揮者は隊員Bに対し、危険な状態の隊員Aが近くにいる旨を伝え、救助するよう指示する。例えば音声入出力部16から業務用無線通信を介して端末装置10bに音声で指示する(S399)。
上記のステップS38Bにおいて、端末装置10bの電界強度検出部117は、ペアリング探索に基づき検出された生体センサ装置20aから送信される応答信号の電波強度を検出してもよい。探索結果通知部1110は、隊員Aが装着している生体センサ装置20aの検出に成功した旨のメッセージと、検出した電波強度を含む探索結果を業務用無線通信を介して管理装置30に通知する。隊員Aが装着している生体センサ装置20aが複数の端末装置10により検出された場合において、電波強度を含む探索結果が指揮センタ3に報告されることにより、指揮者はどの隊員が隊員Aの一番近くにいるかを電波強度をもとに推定できる。
また上記のステップS38Bの後において、端末装置10bのペアリング管理部115は、検出された隊員Aが装着している生体センサ装置20aとペアリングを確立してもよい。1対1のペアリングしか認められていない設計の場合、端末装置1ba及びペアリング探索に基づき検出された生体センサ装置20aはそれまでのペアリングを一時解除し、端末装置10bと当該生体センサ装置20a間でペアリングを確立する。
端末装置10bの生体情報取得部111は、新たにペアリングした生体センサ装置20aから生体情報を取得する。提示制御部1111は、取得された生体情報を表示部14に表示させる、及び/又は音声入出力部16に音声出力させる。例えば、取得された生体情報の数値を音声合成により読み上げさせてもよい。隊員Bは提示された生体情報をもとに、隊員Aがどの位危険な状態にあるかを判断でき、救助計画に役立てることができる。
図12は、実施の形態2の変形例に係る、危険作業支援システム1を使用した救助要請方法を説明するためのフローチャートである。生体センサ装置20aの生体情報取得部211は、センサ部24から隊員Aの生体情報を取得する。生体情報通知部212は取得された生体情報を近距離無線通信を介して端末装置10aに通知する(S31A)。
生体センサ装置20aとペアリングしている端末装置10aの生体情報取得部111は、近距離無線通信を介して生体センサ装置20aから隊員Aの生体情報を取得する。生体情報判定部113は取得された隊員Aの生体情報が正常であるか否か判定する。隊員Aの生体情報が異常と判定された場合、モード切替指示通知部119は近距離無線通信を介して生体センサ装置20aに、通常モードからペアリングモードに切り替えるよう指示するモード切替指示を通知する(S34A)。生体センサ装置20aのモード制御部213は、近距離無線通信を介して端末装置10aからモード切替指示を取得すると、通常モードからペアリングモードに移行させる(S35A)。なお通常モードにおいても他の装置からのペアリング探索に対して応答を返すように設定されている場合、ステップS34A、S35Aの処理は省略される。
以降の処理は図11のフローチャートのステップS35B、S35C以降と同じ処理である。なお変形例では、端末装置10b、cの探索結果通知部1110は、探索結果を業務用無線通信を介して依頼元の端末装置10aと、管理装置30の両方に通知してもよい(S39B、S39C)。
以上説明したように実施の形態2によれば、ある隊員が危険な状態に陥った場合において、近距離無線通信におけるペアリング探索を利用して近くにいる隊員を特定することにより、危険な状態に陥ったことを近くの隊員に円滑に知らせることができる。また複数の端末装置10が、危険な状態にある隊員が装着している生体センサ装置20のペアリング探索を行うことになるため冗長性が高い。仮に1つの端末装置10の近距離無線通信部131に不具合が生じていても、他の端末装置10が当該生体センサ装置20を検出できれば、当該端末装置10を保持する隊員が救助に向かうことができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上記の実施の形態1では端末装置10aの探索部114は、生体センサ装置20aで検出された隊員Aの生体情報が異常なとき近距離無線通信で接続可能な装置を探索した。この点、危険作業中において隊員Aに異常が発生していることを示すトリガであれば、生体情報の異常以外のトリガをもとに探索を開始してもよい。例えば隊員Aが端末装置10に熱センサまたは煙センサを設け、それらセンサの出力値から隊員Aが床に倒れていると推定される場合、探索を開始してもよい。また隊員Aが端末装置10aの操作部15の救助要請ボタンを押下することをトリガとして探索を開始してもよい。
上記の実施の形態1、2では生体センサ装置20を近距離無線通信におけるスレーブ機としてペアリング探索の対象としたが、他の隊員が保持する端末装置10もペアリング探索の対象としてもよい。なお生体センサ装置20の方が端末装置10より隊員の体から離れる可能性が低いため、両者の探索結果が異なる場合は生体センサ装置20の探索結果を優先するとよい。
上記の実施の形態1、2における生体センサ装置20は、近距離無線通信部131を搭載し、業務用無線通信部132及び携帯電話通信部を搭載しない通信端末装置の一例である。従って生体センサ装置20の代わりに例えば、Bluetooth(登録商標)を用いたヘッドセット等のアクセサリ機器を使用してもよい。
1 危険作業支援システム、 10 端末装置、 11 制御部、 111 生体情報取得部、 112 生体情報通知部、 113 生体情報判定部、 114 探索部、 115 ペアリング管理部、 116 通信先決定部、 117 電界強度検出部、 118 救助要請通知部、 118a 探索指示通知部、 119 モード切替指示通知部、 1110 探索結果通知部、 1111 提示制御部、 12 記憶部、 121 生体センサID保持部、 13 通信部、 131 近距離無線通信部、 132 業務用無線通信部、 14 表示部、 15 操作部、 16 音声入出力部、 20 生体センサ装置、 21 制御部、 211 生体情報取得部、 212 生体情報通知部、 213 モード制御部、 214 ペアリング管理部、 22 記憶部、 23 通信部、 231 近距離無線通信部、 24 センサ部、 25 操作部、 3 指揮センタ、 30 管理装置、 31 制御部、 311 生体情報取得部、 312 表示制御部、 313 救助要請取得部、 313a 探索結果取得部、 314 生体情報判定部、 315 モード切替指示通知部、 316 探索指示通知部、 317 通信先決定部、 32 記憶部、 321 機器情報保持部、 33 通信部、 331 業務用無線通信部、 34 表示部、 35 操作部、 36 音声入出力部。

Claims (7)

  1. 第1の通信方式により第1の通信端末装置と通信を行う第1通信部と、
    前記第1の通信端末装置を識別する第1の識別子と、前記第1の通信方式よりも遠距離での通信が可能な第2の通信方式により通信を行う第2の通信端末装置を識別する第2の識別子とを対応付けた識別子対応情報を記憶する記憶部と、
    前記第1通信部を介して前記第1の通信端末装置を探索するとともに探索に基づき検出した第1の通信端末装置の第1の識別子を取得する探索部と、
    前記探索部で取得した第1の識別子と対応付けられた第2の識別子を前記記憶部に記憶された識別子対応情報に基づいて取得する通信先決定部と、
    を備えた通信端末装置。
  2. 前記第2の通信方式により前記第2の通信端末装置と通信を行う第2通信部と、
    前記通信先決定部で取得した第2の識別子により識別される前記第2の通信端末装置と前記第2通信部を介して所定の通信を行う通知部とを更に備えた、
    請求項1に記載の通信端末装置。
  3. 前記検出された第1の通信端末装置から送信される応答信号の電波強度を検出する電波強度検出部を更に備え、
    前記通信先決定部は、前記探索部が複数の第1の識別子を取得した場合、前記電波強度検出部で検出した電波強度に基づき選択した一の第1の識別子と対応付けられた第2の識別子を前記記憶部に記憶された識別子対応情報に基づいて取得する、
    請求項1又は2に記載の通信端末装置。
  4. 前記第1通信部を介して前記第1の通信端末装置から生体情報を取得する生体情報取得部を更に備え、
    前記通信先決定部は、前記探索部が複数の第1の識別子を取得した場合、前記生体情報取得部で取得した生体情報に基づき選択した一の第1の識別子と対応付けられた第2の識別子を前記記憶部に記憶された識別子対応情報に基づいて取得する、
    請求項1又は2に記載の通信端末装置。
  5. 第1の識別子によって識別される第1の通信端末装置と、第2の識別子によって識別される第2の通信端末装置と、管理装置とを備える通信システムであって、
    前記第1の通信端末装置は、
    第1の通信方式により前記第2の通信端末装置と通信を行う通信部
    を備え、
    前記第2の通信端末装置は、
    前記第1の通信方式により前記第1の通信端末装置と通信を行う第1通信部と、
    前記第1の通信方式よりも遠距離での通信が可能な第2の通信方式により前記管理装置と通信を行う第2通信部と、
    前記第1通信部を介して前記第1の通信端末装置を探索するとともに探索に基づき検出した第1の通信端末装置の第1の識別子を取得する探索部と、
    前記探索部で取得された第1の識別子を含む情報を前記第2通信部を介して前記管理装置に通知する通知部と、
    を備え、
    前記管理装置は、
    前記第2の通信方式による通信を行う通信部と、
    前記第1の識別子と前記第2の識別子とを対応付けた識別子対応情報を記憶する記憶部と、
    前記第2の通信端末装置から前記通信部を介して前記第1の識別子を含む情報の通知を受ける通知取得部と、
    前記通知取得部で取得した第1の識別子と対応付けられた第2の識別子を前記記憶部に記憶された識別子対応情報に基づいて取得する通信先決定部と、
    を備えた通信システム。
  6. 第1の通信端末装置と通信を行うための第1の通信方式により、前記第1の通信端末装置を探索するとともに探索に基づき検出した第1の通信端末装置の第1の識別子を取得する探索ステップと、
    前記第1の通信端末装置を識別する第1の識別子と、前記第1の通信方式よりも遠距離での通信が可能な第2の通信方式により通信を行う第2の通信端末装置を識別する第2の識別子とを対応付けた識別子対応情報に基づいて、前記探索ステップにより取得した第1の識別子と対応付けられた第2の識別子を取得する通信先決定ステップと、
    を備えた通信方法。
  7. 第1の識別子によって識別される第1の通信端末装置と、第2の識別子によって識別される第2の通信端末装置と、管理装置とを備える通信システムにおける通信方法であって、
    前記第1の通信端末装置は、
    第1の通信方式により前記第2の通信端末装置と通信を行う通信ステップ
    を備え、
    前記第2の通信端末装置は、
    前記第1の通信方式により前記第1の通信端末装置と通信を行う第1通信ステップと、
    前記第1の通信方式よりも遠距離での通信が可能な第2の通信方式により前記管理装置と通信を行う第2通信ステップと、
    前記第1の通信方式により前記第1の通信端末装置を探索するとともに探索に基づき検出した第1の通信端末装置の第1の識別子を取得する探索ステップと、
    前記探索ステップで取得された第1の識別子を含む情報を前記第2の通信方式により前記管理装置に通知する通知ステップと、
    を備え、
    前記管理装置は、
    前記第2の通信方式による通信を行う通信ステップと、
    前記第2の通信端末装置から前記第2の通信方式により前記第1の識別子を含む情報の通知を受ける通知取得ステップと、
    前記第1の識別子と前記第2の識別子とを対応付けた識別子対応情報に基いて、前記通知取得ステップで取得した第1の識別子と対応付けられた第2の識別子を取得する通信先決定ステップと、
    を備えた通信方法。
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