JP2016167697A - 無線通信装置、接続制御方法、及び、無線通信システム - Google Patents

無線通信装置、接続制御方法、及び、無線通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】効率的に無線通信を実行できる。【解決手段】無線通信装置10は、無線エリアを形成するとともに、推定部105と制御部104とを備える。推定部105は、上記無線エリアにおける過去の接続によって得られる情報に基づいて、新規に接続を要求してきた端末装置の種別を推定する。制御部104は、上記推定された種別に基づいて上記端末装置との通信を制御する。【選択図】図7

Description

本発明は、無線通信装置、接続制御方法、及び、無線通信システムに関する。
無線エリアを形成する無線通信装置と、無線エリアにて無線通信装置と接続されることによって無線通信装置と無線により通信する、複数の端末装置と、を備える無線通信システムが知られている。
ある種の端末装置は、ユーザにより操作されずに使用される。この種の端末装置は、M2M(Machine to Machine)デバイス、又は、IoT(Internet of Things)と呼ばれる。
例えば、M2Mデバイスは、住宅に設置された、監視カメラ、照明装置、及び、空調装置である。この場合、例えば、監視カメラによって住人の外出及び帰宅を検出し、検出結果に応じて照明装置及び空調装置を制御するために、無線通信が実行される。
また、例えば、M2Mデバイスは、製品を販売する自動販売機、及び、当該製品を製造する製造装置である。この場合、例えば、自動販売機によって販売された製品の数を集計し、集計結果に応じて製造装置を制御するために、無線通信が実行される。
例えば、特許文献1に記載の無線通信装置は、新規に接続された端末装置から受信した帯域予約要求に含まれるMACヘッダのバージョン情報に基づいて、当該端末装置の種別を推定する。そして、無線通信装置は、推定された種別に基づいて、当該端末装置との通信を制御する。MACは、Medium Access Controlの略記である。
特開2007−266719号公報
ところで、WiMAXと異なる通信方式においては、MACヘッダが送信されないことがある。WiMAXは、Worldwide Interoperability for Microwave Accessの略記である。この場合、上記無線通信装置によれば、端末装置の種別を推定できない。その結果、効率的に無線通信を実行できないことがある。
一つの側面として、本発明の目的の一つは、効率的に無線通信を実行することにある。
一つの側面では、無線通信装置は、無線エリアを形成するとともに、推定部と制御部とを備える。推定部は、上記無線エリアにおける過去の接続によって得られる情報に基づいて、新規に接続を要求してきた端末装置の種別を推定する。制御部は、上記推定された種別に基づいて上記端末装置との通信を制御する。
効率的に無線通信を実行できる。
端末装置が携帯電話機である場合における通信量の時間に対する変化の一例を表すグラフである。 端末装置がM2Mデバイスである場合における通信量の時間に対する変化の一例を表すグラフである。 第1実施形態に係る無線通信システムの構成の一例を表すブロック図である。 図3の無線通信装置の構成の一例を表すブロック図である。 図3の端末装置の構成の一例を表すブロック図である。 図3の制御装置の構成の一例を表すブロック図である。 図3の無線通信装置の機能の一例を表すブロック図である。 図3の無線通信システムが、端末装置と無線通信装置とを接続するために実行する手順の一例を表すシーケンス図である。 接続原因情報の一例を表すテーブルである。 図3の無線通信システムが、制御装置からのHO(Handover)要求に基づく端末装置に対するHOを実現するために実行する手順の一例を表すシーケンス図である。 履歴情報の一例を表すテーブルである。 図3の無線通信システムが、無線通信装置と端末装置との接続を切断するために実行する手順の一例を表すシーケンス図である。 図3の無線通信システムが、無線通信装置と端末装置との接続を切断するために実行する手順の一例を表すシーケンス図である。 図3の無線通信装置が取得する履歴情報の、セルの組み合わせ毎の数の一例を表すテーブルである。 図3の無線通信装置が取得する、HO切断数、全切断数、HO切断割合、及び、往復HO割合の一例を表すテーブルである。 図3の無線通信装置が、端末装置との通信を制御するために用いる無線パラメータの一例を表すテーブルである。 図3の無線通信システムが、端末装置に対する無線パラメータを設定するために実行する手順の一例を表すシーケンス図である。 図3の無線通信装置が、端末装置の種別を推定するとともに、端末装置との通信を制御するために実行する処理の一例を表すフローチャートである。 図3の無線通信システムにおける、無線通信装置と端末装置との接続の一例を表す説明図である。 図3の無線通信システムにおける、無線通信装置と端末装置との接続の一例を表す説明図である。 図3の無線通信装置が取得する履歴情報の、セルの組み合わせ毎の数の一例を表すテーブルである。 図3の無線通信装置が取得する、HO切断数、全切断数、HO切断割合、及び、往復HO割合の一例を表すテーブルである。 図3の無線通信装置が取得する、HO切断数、全切断数、HO切断割合、及び、往復HO割合の一例を表すテーブルである。 第2実施形態の無線通信装置が、端末装置の種別を推定するとともに、端末装置との通信を制御するために実行する処理の一例を表すフローチャートである。 第3実施形態の無線通信装置が、端末装置の種別を推定するとともに、端末装置との通信を制御するために実行する処理の一例を表すフローチャートである。 端末装置が通信を行なう時間と通信を行なわない時間との一例を表す説明図である。 第4実施形態の無線通信装置が、端末装置の種別を推定するとともに、端末装置との通信を制御するために実行する処理の一例を表すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。ただし、以下に説明される実施形態は例示である。従って、以下に明示しない種々の変形や技術が実施形態に適用されることは排除されない。なお、以下の実施形態で用いる図面において、同一の符号を付した部分は、変更又は変形が明示されない限り、同一若しくは同様の部分を表す。
図1及び図2は、それぞれ、端末装置が携帯電話機及びM2Mデバイスである場合において、無線通信装置と端末装置との間で通信されるデータの量(換言すると、通信量)の時間に対する変化の一例を表す。携帯電話機は、非M2Mデバイスと表されてよい。
携帯電話機を使用するユーザは、動画を視聴するため、又は、アプリケーションプログラムを実行するため、比較的大きいサイズのデータを比較的長い時間に亘って使用することがある。
一方、M2Mデバイスは、定期的に、又は、外部の装置からの指示に従って、センサデータを送信することがある。センサデータは、例えば、温度、湿度、加速度、照度、風向、風速、地震動、雨量、音の大きさ、水位、電力の使用量、水の使用量、ガスの使用量、撮影された画像若しくは映像、又は、製品の販売数等を表す。
図1に表されるように、端末装置が携帯電話機である場合、通信量が不規則に変化する。端末装置が携帯電話機である場合、通信量は、例えば、数メガバイトである。また、端末装置が携帯電話機である場合、通信が継続する時間は、例えば、数分から数十分である。
一方、図2に表されるように、端末装置がM2Mデバイスである場合、通信量が規則的に変化する。端末装置がM2Mデバイスである場合、通信量は、例えば、数キロバイトである。また、端末装置がM2Mデバイスである場合、通信が継続する時間は、例えば、数ミリ秒から数秒である。
従って、端末装置が携帯電話機である場合、端末装置がM2Mデバイスである場合よりも通信量が多い傾向にある。また、端末装置が携帯電話機である場合、端末装置がM2Mデバイスである場合よりも通信が継続する時間が長い傾向にある。
図1に表されるように、携帯電話機の通信量は、大きく変化しやすい。このため、無線通信装置は、十分に大きい量の無線リソースを携帯電話機に割り当てる。本例では、端末装置に割り当てられる無線リソースの通信量は、割当量と表される。
図2に表されるように、M2Mデバイスに対しても、携帯電話機と同様に無線リソースを割り当てた場合、割り当てられた無線リソースに対する、実際に通信に使用される無線リソースの割合は、低くなりやすい。換言すると、無線リソースが無駄に割り当てられやすい。
ところで、3GPPにより規定された通信方式においては、MACヘッダが送信されない。3GPPは、Third Generation Partnership Projectの略記である。このため、MACヘッダのバージョン情報に基づいて、端末装置の種別を推定できない。
また、端末装置が新規に接続を要求してきた場合、最初に比較的少ない無線リソースを割り当て、その後、割り当てる無線リソースを徐々に増加することが考えられる。しかしながら、この場合、携帯電話機において生じやすいバーストトラフィックが発生した場合、無線リソースが不足することによって接続が切断されることがある。例えば、バーストトラフィックは、通信量が急増することを表す。
<第1実施形態>
(構成)
図3に表されるように、第1実施形態に係る無線通信システム1は、例示的に、M個の無線通信装置10−1,10−2,…,10−Mと、N個の端末装置20−1,20−2,…,20−Nと、制御装置30と、を備える。
本例では、Mは、2以上の整数を表す。また、以下において、無線通信装置10−mは、区別する必要がない場合、無線通信装置10とも表される。mは、1からMの各整数を表す。本例では、Nは、2以上の整数を表す。また、以下において、端末装置20−nは、区別する必要がない場合、端末装置20とも表される。nは、1からNの各整数を表す。
無線通信システム1は、無線通信装置10−mと端末装置20−nとの間で、所定の通信方式に従った無線通信を行なう。例えば、通信方式は、LTE方式である。LTEは、Long Term Evolutionの略記である。なお、通信方式は、LTE方式と異なる方式(例えば、LTE−Advanced等の方式)であってもよい。
無線通信装置10−mは、無線エリアを形成する。なお、無線通信装置10−mは、複数の無線エリアを形成してもよい。無線エリアは、カバレッジ・エリア、又は、通信エリアと表されてもよい。また、無線エリアは、セルと表されてよい。例えば、セルは、マクロセル、マイクロセル、ナノセル、ピコセル、フェムトセル、ホームセル、スモールセル、又は、セクタセル等である。
無線通信装置10−mは、当該無線通信装置10−mが形成するセル内に位置する端末装置20−nと無線により通信する。
本例では、無線通信装置10−mは、当該無線通信装置10−mが形成するセルにおいて無線リソースを提供する。本例では、無線リソースは、時間及び周波数により識別される。無線通信装置10−mは、当該無線通信装置10−mが形成するセル内に位置する端末装置20−nと、当該セルにおいて提供している無線リソースを用いることにより通信を行なう。
本例では、無線通信装置10−mは、当該無線通信装置10−mが形成するセルに位置する端末装置20−nから接続要求を受信した場合、当該無線通信装置10−mを当該端末装置20−nと接続する。接続要求は、無線通信装置10−mとの接続を要求する情報である。
更に、本例では、無線通信装置10−mは、制御装置30、又は、他の無線通信装置10−pからHO(Handover)要求を受信した場合、HO要求により識別される端末装置20と当該無線通信装置10−mを接続する。pは、1からMの、mと異なる整数を表す。HO要求は、端末装置20を識別する情報を含むとともに、当該端末装置20の接続先を無線通信装置10−mへ変更することを要求する情報である。
無線通信装置10−mは、当該無線通信装置10−mと接続されている端末装置20−nとの間でデータ信号を送受信する。例えば、データ信号は、任意のデータ(例えば、ユーザデータ)を表す。
本例では、無線通信装置10−mは、当該無線通信装置10−mと接続されている端末装置20−nとの間で通信が行なわれなかった時間が、所定の閾値よりも長い場合、当該端末装置20−nとの接続を切断する。更に、本例では、無線通信装置10−mは、当該無線通信装置10−mと接続されている端末装置20−nとの間の通信の品質が所定の閾値よりも低い場合、当該端末装置20−nとの接続を切断する。
無線通信装置10−mは、端末装置20−nからの測定報告に基づいて、当該端末装置20−nに対してHOを実行するか否かを決定する。本例では、測定報告は、接続中の無線通信装置10−mと端末装置20−nとの間の通信の品質と、他の無線通信装置10−pと端末装置20−nとの間の通信の品質と、の測定結果を表す。
無線通信装置10−mは、HOを実行すると決定した場合、制御装置30、又は、他の無線通信装置10−pへHO要求を送信するとともに、HO指示を端末装置20−nへ送信する。HO指示は、HOの実行を指示する情報である。
なお、無線通信装置10−mは、基地局、eNB(Evolved Node B)、又は、NB(Node B)と表されてよい。
本例では、図3に示すように、無線通信装置10−mは、有線により通信可能に通信網(例えば、コアネットワーク)NWに接続されている。なお、無線通信装置10−mは、有線に代えて、無線により通信可能に通信網NWに接続されていてもよい。無線通信装置10−mと通信網NWとの間のインタフェースは、S1インタフェースと表されてもよい。また、無線通信装置10間のインタフェースは、X2インタフェースと表されてもよい。
無線通信システム1のうちの無線通信装置10よりも通信網(即ち、上位)NW側の部分は、EPCと表されてもよい。EPCは、Evolved Packet Coreの略記である。無線通信システム1のうちの無線通信装置10により形成される部分は、E−UTRANと表されてもよい。E−UTRANは、Evolved Universal Terrestrial Radio Access Networkの略記である。
端末装置20−nは、当該端末装置20−nが位置するセルにおいて提供されている無線リソースを用いて、当該セルを形成する無線通信装置10−mと無線により通信する。
本例では、端末装置20−nは、当該端末装置20−nが位置するセルを形成する無線通信装置10−mとの間で予め定められた制御信号を送受信することにより、無線通信装置10−mに接続される。更に、本例では、端末装置20−nは、無線通信装置10−mに接続されている場合、データ信号を当該無線通信装置10−mとの間で送受信する。
なお、端末装置20−nは、無線端末、無線機器、無線装置、又は、ユーザ端末(UE;User Equipment)と表されてよい。本例では、端末装置20−nは、M2Mデバイス、又は、携帯電話機等である。携帯電話機の一例は、スマートフォンである。M2Mデバイスの一例は、センサ、又は、メータ(測定器)である。M2Mデバイスは、IoT(Internet of Things)デバイスと表されてもよい。
端末装置20−nは、ユーザによって携帯されていてもよいし、車両等の移動体に搭載されていてもよいし、固定されていてもよい。本例では、端末装置20−nが携帯電話機である場合、端末装置20−nは、ユーザによって携帯される。換言すると、端末装置20−nが携帯電話機である場合、端末装置20−nは移動することがある。また、本例では、端末装置20−nがM2Mデバイスである場合、端末装置20−nは固定される(換言すると、移動しない)。
制御装置30は、有線により通信可能に通信網NWに接続されている。本例では、制御装置30は、通信網NWを介して、各無線通信装置10と通信可能に接続されている。制御装置30は、制御局、管理装置、制御サーバ、又は、管理サーバと表されてよい。なお、制御装置30は、MME(Mobility Management Entity)、又は、HSS(Home Subscriber Server)と表されてよい。また、制御装置30は、複数の装置により形成されてもよい。
(構成;無線通信装置10)
次に、無線通信装置10の構成について説明する。
図4に表されるように、無線通信装置10は、例示的に、バスBU1を介して互いに接続された、処理装置11と、記憶装置12と、無線通信部13と、有線通信部14と、を備える。
処理装置11は、後述する機能を実現するために、無線通信装置10の各部を制御する。本例では、処理装置11は、CPU(Central Processing Unit)である。本例では、処理装置11は、記憶装置12に記憶されているプログラムを実行することにより、後述する機能を実現する。
なお、処理装置11は、LSI(Large Scale Integration)、又は、プログラム可能な論理回路装置(PLD;Programmable Logic Device)により機能が実現されてもよい。
例えば、記憶装置12は、RAM、ROM、HDD、SSD、半導体メモリ、及び、有機メモリの少なくとも1つを備える。RAMは、Random Access Memoryの略記である。ROMは、Read Only Memoryの略記である。HDDは、Hard Disk Driveの略記である。SSDは、Solid State Driveの略記である。
例えば、記憶装置12は、揮発性のメモリと不揮発性のメモリとを備える。なお、記憶装置12は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の記録媒体と、記録媒体から情報を読み取り可能な読取装置と、を備えていてもよい。
無線通信部13は、アンテナ15を備え、アンテナ15を介して形成するセルに位置する端末装置20と、上記通信方式に従った通信を行なう。本例では、無線通信部13は、DSP(Digital Signal Pocessor)が予め保持するプログラムを実行することにより、機能が実現される。なお、無線通信部13は、LSIにより機能が実現されてもよい。
有線通信部14は、通信ケーブルを接続可能な通信ポートを備え、通信ケーブルを介して通信網NWに接続されることにより、通信網NWに接続された他の装置(例えば、制御装置30)と、有線LAN方式に従った通信を行なう。例えば、有線LAN方式は、IEEE 802.3シリーズである。有線LAN方式は、有線通信方式の一例である。例えば、有線LAN方式は、Ethernet(登録商標)方式であってよい。
(構成;端末装置20)
図5に表されるように、端末装置20は、例示的に、バスBU2を介して互いに接続された、処理装置21と、記憶装置22と、無線通信部23と、を備える。
処理装置21は、処理装置11と同様の機能を有する。記憶装置22は、記憶装置12と同様の機能を有する。
無線通信部23は、アンテナ24を備え、アンテナ24を介して、当該無線通信部23を備える端末装置20を含むセルを形成する無線通信装置10と、上記通信方式に従った通信を行なう。
(構成;制御装置30)
図6に表されるように、制御装置30は、例示的に、バスBU3を介して互いに接続された、処理装置31と、記憶装置32と、有線通信部33と、を備える。
処理装置31は、処理装置11と同様に、後述する機能を実現するために、制御装置30の各部を制御する。記憶装置32は、記憶装置12と同様の機能を有する。
有線通信部33は、有線通信部14と同様の機能を有し、通信ケーブルを介して通信網NWに接続されることにより、通信網NWに接続された他の装置(例えば、無線通信装置10)と、有線LAN方式に従った通信を行なう。
(機能;無線通信装置10)
次に、無線通信装置10の機能について説明する。無線通信装置10の機能は、図7に表されるように、例示的に、無線IF(Interface)処理部101と、S1IF処理部102と、X2IF処理部103と、制御部104と、推定部105と、を含む。
無線IF処理部101は、上記通信方式に従って、当該無線IF処理部101に端末装置20を接続するための制御信号(換言すると、メッセージ)を端末装置20との間で送受信する。本例では、無線IF処理部101は、RRC(Radio Resource Control)プロトコルに従った制御信号を送受信する。
無線IF処理部101は、上記通信方式に従って、当該無線IF処理部101に接続されている端末装置20との間でデータ信号を送受信する。
S1IF処理部102は、上記通信方式に従って、制御装置30と通信する。例えば、S1IF処理部102は、無線IF処理部101と新規に接続された端末装置20を識別する情報、及び、接続が切断された端末装置20を識別する情報を制御装置30へ送信する。
また、S1IF処理部102は、HO要求を制御装置30へ送信する。この場合、S1IF処理部102を備える無線通信装置10は、HO元の装置として機能する。また、S1IF処理部102は、HO要求を制御装置30から受信する。この場合、S1IF処理部102を備える無線通信装置10は、HO先の装置として機能する。
X2IF処理部103は、上記通信方式に従って、当該X2IF処理部103を備える無線通信装置10と異なる無線通信装置10(換言すると、他の無線通信装置10)と通信する。例えば、X2IF処理部103は、HO要求を他の無線通信装置10へ送信する。この場合、X2IF処理部103を備える無線通信装置10は、HO元の装置として機能する。また、X2IF処理部103は、HO要求を他の無線通信装置10から受信する。この場合、X2IF処理部103を備える無線通信装置10は、HO先の装置として機能する。
制御部104は、無線IF処理部101、S1IF処理部102、及び、X2IF処理部103により受信されたメッセージを処理する。更に、制御部104は、無線IF処理部101、S1IF処理部102、及び、X2IF処理部103により送信されるメッセージを制御する。
制御部104は、後述する、推定部105による推定の結果に基づいて、新規に無線IF処理部101に接続された端末装置20との通信を制御する。制御部104の、推定部105による推定の結果に基づく制御については後述する。
推定部105は、当該推定部105を備える無線通信装置10が形成するセルにおける接続情報を取得する。本例では、接続情報は、セルにおける無線IF処理部101と端末装置20との間の接続に関する情報である。推定部105は、過去の接続に対して取得した接続情報に基づいて、新規に接続を要求してきた端末装置20の種別を推定する。本例では、端末装置20の種別は、携帯電話機、及び、M2Mデバイスのうちの1つである。
以下、先ず、接続情報の取得について説明を加え、その後、端末装置20の種別の推定について説明を加える。
(接続情報の取得)
本例では、推定部105は、接続の原因を表す接続原因情報と、切断の原因を表す切断原因情報と、端末装置20が接続されたセルの履歴を表す履歴情報と、に基づいて接続情報を取得する。
接続原因情報の取得について説明を加える。
本例では、無線通信システム1は、図8に表される手順を実行することにより、端末装置20が無線通信装置10に接続される。
本例では、端末装置20は、Random Access Preambleメッセージを無線通信装置10へ送信する(図8のステップS11)。
無線通信装置10は、Random Access Responseメッセージを端末装置20へ送信する(図8のステップS12)。
端末装置20は、RRC Connection Requestメッセージを無線通信装置10へ送信する(図8のステップS13)。本例では、RRC Connection Requestメッセージは、接続原因情報を含む。接続原因情報は、「EstablishmentCause」と呼ばれるパラメータであってよい。
端末装置20がRRC Connection Requestメッセージを無線通信装置10へ送信することは、端末装置20が無線通信装置10に新規に接続を要求することの一例である。本例では、無線通信装置10に新規に接続を要求する端末装置20は、過去に無線通信装置10に接続されたことがない端末装置20であってよいし、過去に無線通信装置10に接続された後に当該接続が切断された端末装置20であってよい。
無線通信装置10は、RRC Connection Setupメッセージを端末装置20へ送信する(図8のステップS14)。
端末装置20は、RRC Connection Setup Completeメッセージを無線通信装置10へ送信する(図8のステップS15)。
これにより、端末装置20の無線通信装置10への接続が完了する。
本例では、推定部105は、端末装置20からRRC Connection Requestメッセージが受信される毎に、受信されたメッセージに含まれる接続原因情報を取得する。
「EstablishmentCause」は、図9に表されるように、用途毎に予め定められた値を有する。RRC Connection Requestメッセージに含まれる、「EstablishmentCause」が「delayTolerantAccess」であることは、接続の原因が遅延耐性アクセスであることの一例である。
履歴情報の取得について説明を加える。
本例では、無線通信システム1は、図10に表される手順を実行することにより、無線通信装置10が制御装置30からのHO要求に基づいて端末装置20に対するHOを実行する。
本例では、制御装置30は、Handover Requestメッセージを無線通信装置10へ送信する(図10のステップS21)。
本例では、Handover Requestメッセージは、履歴情報を含む。履歴情報は、UE History Informationと表されてよい。
本例では、履歴情報は、セルを識別するセル識別子と、セルの種別(例えば、セルの大きさ)を表すセル種別と、端末装置20がセルに接続されていた時間を表す滞在時間と、を含む。図11に表されるように、セル識別子、セル種別、及び、滞在時間は、「Global Cell ID」、「Cell Type」、及び、「Time UE stayed in Cell」とそれぞれ表されてよい。
無線通信装置10は、Handover Request Acknowledgeメッセージを制御装置30へ送信する(図10のステップS22)。
端末装置20は、RRC Connection Reconfiguration Completeメッセージを無線通信装置10へ送信する(図10のステップS23)。
これにより、制御装置30からのHO要求に基づく端末装置20に対するHOの実行が完了する。
なお、無線通信システム1は、無線通信装置10が、制御装置30に代えて他の無線通信装置10からHO要求を受信した場合も同様に動作する。
本例では、推定部105は、他の無線通信装置10又は制御装置30からHandover Requestメッセージが受信される毎に、受信されたメッセージに含まれる履歴情報を取得する。
切断原因情報の取得について説明を加える。
本例では、無線通信システム1は、図12に表される手順を実行することにより、無線通信装置10が制御装置30からの指示に従って端末装置20との接続を切断する。
本例では、制御装置30は、UE Context Release Commandメッセージを無線通信装置10へ送信する(図12のステップS31)。本例では、UE Context Release Commandメッセージは、切断原因情報を含む。切断の原因がHOである場合、切断原因情報は、HOを表す。本例では、この場合、切断原因情報は、「Successful HO」を表す。
無線通信装置10は、UE Context Release Completeメッセージを制御装置30へ送信する(図12のステップS32)。
無線通信装置10は、RRC Connection Releaseメッセージを端末装置20へ送信する(図12のステップS33)。
これにより、制御装置30からの指示に基づいた、無線通信装置10による接続の切断が完了する。
本例では、推定部105は、制御装置30からUE Context Release Commandメッセージが受信される毎に、受信されたメッセージに含まれる切断原因情報を取得する。
更に、本例では、無線通信システム1は、図13に表される手順を実行することにより、無線通信装置10が自発的に端末装置20との接続を切断する。
本例では、無線通信装置10は、UE Context Release Requestメッセージを制御装置30へ送信する(図13のステップS41)。本例では、UE Context Release Requestメッセージは、切断原因情報を含む。
無線通信装置10は、RRC Connection Releaseメッセージを端末装置20へ送信する(図13のステップS42)。
これにより、無線通信装置10による自発的な接続の切断が完了する。
本例では、推定部105は、制御装置30へUE Context Release Requestメッセージが送信される毎に、送信されたメッセージに含まれる切断原因情報を取得する。
本例では、接続情報は、原因が遅延耐性アクセスである接続に対する、HO切断割合及び往復HO割合を含む。
HO切断割合は、当該推定部105を備える無線通信装置10が形成するセルにて切断された接続の数に対する、当該セルにてHOによって切断された接続の数の割合である。
往復HO割合は、HOが実行された回数に対する、当該推定部105を備える無線通信装置10が形成するセルと他のセルとの間で繰り返されるHOが実行された回数の割合である。
本例では、接続情報は、セルにおける無線IF処理部101と端末装置20との間の接続を統計した情報である、と捉えられてよい。
推定部105は、遅延耐性アクセスを表す接続原因情報が取得された接続が切断された数(換言すると、全切断数)と、当該接続のうちの接続がHOにより切断された数(換言すると、HO切断数)と、を計数する。本例では、接続がHOにより切断されたか否かは、切断原因情報に基づいて判定される。
推定部105は、HO切断数を全切断数によって除することにより、HO切断割合を算出する。
更に、推定部105は、遅延耐性アクセスを表す接続原因情報が取得された接続に対して取得された履歴情報の数(換言すると、全情報数)と、当該履歴情報のうちの往復HO条件を満たす履歴情報の数(換言すると、往復HO情報数)と、を計数する。
本例では、履歴情報は、3回前までの各接続にて接続されていたセルを識別する情報を含む。
本例では、往復HO条件は、1回前の接続にて接続されていたセルと、3回前の接続にて接続されていたセルと、が第1のセルであり、2回前の接続にて接続されていたセルが第2のセルである、という条件である。ここで、第1のセルは、当該推定部105を備える無線通信装置10が形成するセルと異なるセルである。更に、第2のセルは、当該推定部105を備える無線通信装置10が形成するセルである。
例えば、図14に表されるように、3回前までの各接続にて接続されていたセルの組み合わせ毎に、当該組み合わせを表す履歴情報が取得された場合を想定する。k回前の接続にて接続されていたセルは、k回前の接続セルと表されてよい。kは、1から3の各整数を表す。取得された履歴情報の数は、情報数と表されてよい。
図14において、当該推定部105を備える無線通信装置10が形成するセルを識別するセル識別子が「Cell#0」である場合を想定する。この場合、推定部105は、往復HO情報数として、887(=631+256)を取得する。更に、推定部105は、全情報数として、921(=631+256+17+10+3+3+1)を取得する。
推定部105は、往復HO情報数を全情報数によって除することにより、往復HO割合を算出する。
このようにして、本例では、推定部105は、図15に表されるように、「EstablishmentCause」毎の、HO切断割合及び往復HO割合を取得する。なお、推定部105は、「EstablishmentCause」が「delayTolerantAccess」と異なる接続に対するHO切断割合及び往復HO割合を取得しなくてもよい。
また、接続情報は、HO切断割合及び往復HO割合に加えて、又は、HO切断割合及び往復HO割合に代えて、原因が遅延耐性アクセスである接続における通信の状態を表すパラメータを含んでもよい。
接続における通信の状態を表すパラメータは、平均リソース使用量、平均ベアラ使用数、平均通信データ量、平均通信データレート、及び、平均通信時間割合の少なくとも1つを含んでよい。
平均リソース使用量は、1つの接続にて使用された無線リソースの量の、自セルにおける接続に対する平均値である。自セルは、当該推定部105を備える無線通信装置10が形成するセルである。無線リソースの量は、例えば、リソースブロックの数であってよい。
平均ベアラ使用数は、1つの接続にて使用されたベアラの数の、自セルにおける接続に対する平均値である。例えば、ベアラは、E−RAB(E−UTRAN Radio Access Bearer)である。
平均通信データ量は、1つの接続にて通信されたデータの量の、自セルにおける接続に対する平均値である。
平均通信データレートは、1つの接続にて単位時間あたりに通信されたデータの量の、自セルにおける接続に対する平均値である。
平均通信時間割合は、1つの接続において通信可能な時間に対する、当該接続においてデータが通信された時間の割合の、自セルにおける接続に対する平均値である。
また、接続情報は、原因が遅延耐性アクセスであるか否かに関係なく、原因が任意の原因である接続に対する情報であってもよい。
(端末装置20の種別の推定)
次に、端末装置20の種別の推定について説明を加える。
原因が遅延耐性アクセスである接続は、M2Mデバイスによって実行される確率が高い。しかしながら、M2Mデバイスと異なる種別の端末装置20によって、原因が遅延耐性アクセスである接続が実行されることも考えられる。そこで、本例では、推定部105は、接続の原因に加えて接続情報にも基づいて、新規に接続を要求してきた端末装置20の種別を推定する。
推定部105は、下記第1の条件及び下記第2の条件の両方が満たされる場合、並びに、下記第1の条件及び下記第3の条件の両方が満たされる場合、新規に接続を要求してきた端末装置20の種別をM2Mデバイスであると推定する。
一方、推定部105は、下記第1の条件が満たされない場合、並びに、下記第2の条件及び下記第3の条件の両方が満たされない場合、新規に接続を要求してきた端末装置20の種別を携帯電話機であると推定する。
第1の条件は、端末装置20による新規の接続の原因が遅延耐性アクセスである、という条件である。
第2の条件は、HO切断割合が所定の第1の閾値以下である、という条件である。
第3の条件は、往復HO割合が所定の第2の閾値以上である、という条件である。
接続情報を取得する基となる情報が取得された期間が長くなるほど、無線通信装置10に接続された端末装置20の数に対する、当該無線通信装置10に接続されたM2Mデバイスの数の割合の変化が接続情報に反映されにくくなる。また、接続情報を取得する基となる情報が取得された期間が長くなるほど、セルにおける通信の状態の変化が接続情報に反映されにくくなる。
そこで、推定部105は、所定の長さを有する期間における接続に対する情報に基づいて接続情報を取得してよい。また、推定部105は、接続情報を取得するために計数される数(例えば、全切断数、及び、HO切断数等)を、所定の周期が経過する毎に「0」に設定することにより計数し直してよい。
次に、無線通信装置10と、当該無線通信装置10に新規に接続を要求してきた端末装置20と、の間の通信の制御について説明を加える。
制御部104は、推定部105による推定の結果に基づいて、新規に接続を要求してきた端末装置20との通信を制御する。
本例では、通信の制御は、無線パラメータを設定することにより実行される。
本例では、無線パラメータは、図16に表されるように、ue−InactiveTimeと、MeasCycleSCellと、On−durationTimerと、DRX−Cycleと、を含む。
ue−InactiveTimeは、無線通信装置10が通信を行なっていない端末装置20との接続を切断するまで待機する時間を表す。ue−InactiveTimeが表す時間は、無線通信装置10と端末装置20との間の接続が維持される時間の一例である。
MeasCycleSCellは、端末装置20がSCellの通信品質を測定する周期を表す。SCellは、キャリアアグリゲーションにおけるSecondary Cellを表す。
On−durationTimerは、端末装置20が受信データを監視する時間を表す。受信データは、例えば、報知情報、又は、ページング信号である。
DRX−Cycleは、端末装置20が受信データを監視する周期を表す。
MeasCycleSCellが表す周期、On−durationTimerが表す時間、及び、DRX−Cycleが表す周期のそれぞれは、端末装置20が動作する時間の一例である。
制御部104は、新規に接続を要求してきた端末装置20がM2Mデバイスであると推定部105により推定された場合、ue−InactiveTimeを第1の時間に設定する。第1の時間は、例えば、数秒である。
一方、制御部104は、新規に接続を要求してきた端末装置20が携帯電話機であると推定部105により推定された場合、ue−InactiveTimeを第2の時間に設定する。本例では、第2の時間は、第1の時間よりも長い。第2の時間は、例えば、数分以上の時間である。
M2Mデバイスは、通信を行なっていない期間が携帯電話機よりも長く継続しやすい。従って、M2Mデバイスとの接続が無駄に維持されることにより、無線リソースが無駄に使用されることがある。これに対し、制御部104によれば、M2Mデバイスとの接続を早期に切断できるので、無線リソースを有効に利用できる。
更に、制御部104は、新規に接続を要求してきた端末装置20がM2Mデバイスであると推定部105により推定された場合、MeasCycleSCellを第1の周期に設定する。第1の周期は、予め定められた時間の範囲(換言すると、第1の時間範囲)の最大値である。
一方、制御部104は、新規に接続を要求してきた端末装置20が携帯電話機であると推定部105により推定された場合、MeasCycleSCellを第2の周期に設定する。本例では、第2の周期は、第1の周期よりも短い。本例では、第2の周期は、第1の時間範囲のうちの最大値よりも小さい値である。
M2Mデバイスは、単位時間あたりに通信するデータ量が携帯電話機よりも少なくなりやすい。このため、M2Mデバイスは、キャリアアグリゲーションを行なわずに通信する。従って、M2Mデバイスは、通信品質の測定を無駄に行ないやすい。これに対し、制御部104によれば、M2Mデバイスが通信品質を測定する頻度を低減できるので、M2Mデバイスが消費する電力の量(換言すると、消費電力量)を低減できる。
更に、制御部104は、新規に接続を要求してきた端末装置20がM2Mデバイスであると推定部105により推定された場合、On−durationTimerを第3の時間に設定する。第3の時間は、予め定められた時間の範囲(換言すると、第2の時間範囲)の最小値である。
一方、制御部104は、新規に接続を要求してきた端末装置20が携帯電話機であると推定部105により推定された場合、On−durationTimerを第4の時間に設定する。本例では、第4の時間は、第3の時間よりも長い。本例では、第4の時間は、第2の時間範囲のうちの最小値よりも大きい値である。
M2Mデバイスは、データを受信する頻度が携帯電話機よりも少なくなりやすい。このため、M2Mデバイスは、受信データの監視を無駄に行ないやすい。これに対し、制御部104によれば、M2Mデバイスが受信データを監視する時間を短縮できるので、M2Mデバイスの消費電力量を低減できる。
更に、制御部104は、新規に接続を要求してきた端末装置20がM2Mデバイスであると推定部105により推定された場合、DRX−Cycleを第3の周期に設定する。第3の周期は、予め定められた時間の範囲(換言すると、第3の時間範囲)の最大値である。
一方、制御部104は、新規に接続を要求してきた端末装置20が携帯電話機であると推定部105により推定された場合、DRX−Cycleを第4の周期に設定する。本例では、第4の周期は、第3の周期よりも短い。本例では、第4の周期は、第3の時間範囲のうちの最大値よりも小さい値である。
M2Mデバイスは、データを受信する頻度が携帯電話機よりも少なくなりやすい。このため、M2Mデバイスは、受信データの監視を無駄に行ないやすい。これに対し、制御部104によれば、M2Mデバイスが受信データを監視する頻度を低減できるので、M2Mデバイスの消費電力量を低減できる。
なお、携帯電話機であると推定された端末装置20に対して設定される無線パラメータは、携帯電話機用パラメータと表されてよい。また、M2Mデバイスであると推定された端末装置20に対して設定される無線パラメータは、M2Mデバイス用パラメータと表されてよい。
なお、無線パラメータは、図16に表されるパラメータのうちの一部のパラメータであってもよい。
また、無線パラメータは、図16に表されるパラメータと異なるパラメータであってもよい。例えば、無線パラメータは、端末装置20がセルにおける通信の品質を測定する周期を表す第1のパラメータを含んでよい。
この場合において、制御部104は、新規に接続を要求してきた端末装置20がM2Mデバイスであると推定部105により推定された場合、第1のパラメータを第5の周期に設定する。一方、制御部104は、新規に接続を要求してきた端末装置20が携帯電話機であると推定部105により推定された場合、第1のパラメータを第6の周期に設定する。本例では、第6の周期は、第5の周期よりも短い。これによれば、M2Mデバイスが通信品質を測定する頻度を低減できるので、M2Mデバイスの消費電力量を低減できる。
また、例えば、無線パラメータは、端末装置20がセルにおける通信の品質の測定結果を報告(例えば、送信)する周期を表す第2のパラメータを含んでよい。第2のパラメータは、ReportIntervalと表されてよい。
この場合において、制御部104は、新規に接続を要求してきた端末装置20がM2Mデバイスであると推定部105により推定された場合、第2のパラメータを第7の周期に設定する。一方、制御部104は、新規に接続を要求してきた端末装置20が携帯電話機であると推定部105により推定された場合、第2のパラメータを第8の周期に設定する。本例では、第8の周期は、第7の周期よりも短い。これによれば、M2Mデバイスが通信品質の測定結果を報告する頻度を低減できるので、M2Mデバイスの消費電力量を低減できる。
また、例えば、無線パラメータは、端末装置20がセルにおける通信の品質の測定結果を報告(例えば、送信)するか否かの決定に用いられる第3のパラメータを含んでよい。第3のパラメータは、ThresholdEUTRAと表されてよい。
例えば、端末装置20は、通信の品質が第3のパラメータよりも低い場合、通信品質の測定結果を報告する。
この場合において、制御部104は、新規に接続を要求してきた端末装置20がM2Mデバイスであると推定部105により推定された場合、第3のパラメータを第1の値に設定する。一方、制御部104は、新規に接続を要求してきた端末装置20が携帯電話機であると推定部105により推定された場合、第3のパラメータを第2の値に設定する。本例では、第2の値は、第1の値よりも大きい。これによれば、M2Mデバイスが通信品質の測定結果を報告する頻度を低減できるので、M2Mデバイスの消費電力量を低減できる。
また、例えば、端末装置20は、通信の品質が第3のパラメータよりも高い場合、通信品質の測定結果を報告する。
この場合において、制御部104は、新規に接続を要求してきた端末装置20がM2Mデバイスであると推定部105により推定された場合、第3のパラメータを第3の値に設定する。一方、制御部104は、新規に接続を要求してきた端末装置20が携帯電話機であると推定部105により推定された場合、第3のパラメータを第4の値に設定する。本例では、第4の値は、第3の値よりも小さい。これによれば、M2Mデバイスが通信品質の測定結果を報告する頻度を低減できるので、M2Mデバイスの消費電力量を低減できる。
また、例えば、無線パラメータは、端末装置20が通信の品質の測定結果を報告する対象のセルの数の最大値を表す第4のパラメータを含んでよい。第4のパラメータは、maxReportCellsと表されてよい。
この場合において、制御部104は、新規に接続を要求してきた端末装置20がM2Mデバイスであると推定部105により推定された場合、第4のパラメータを第5の値に設定する。一方、制御部104は、新規に接続を要求してきた端末装置20が携帯電話機であると推定部105により推定された場合、第4のパラメータを第6の値に設定する。本例では、第6の値は、第5の値よりも大きい。これによれば、M2Mデバイスにより送信される、通信品質の測定結果の情報量を低減できるので、M2Mデバイスの消費電力量を低減できる。
本例では、無線通信システム1は、図17に表される手順を実行することにより、端末装置20に対する無線パラメータが無線通信装置10によって設定される。例えば、図17に表される手順は、図8に表される手順の後に実行されてよい。
本例では、無線通信装置10は、RRC Connection Reconfigurationメッセージを端末装置20へ送信する(図17のステップS51)。本例では、RRC Connection Reconfigurationメッセージは、通信パラメータを含む。
端末装置20は、RRC Connection Reconfiguration Completeメッセージを無線通信装置10へ送信する(図17のステップS52)。
これにより、端末装置20に対する無線パラメータの設定が完了する。
(動作)
無線通信システム1の一例について説明する。
本例では、HO切断割合に対する第1の閾値が5%であり、且つ、往復HO割合に対する第2の閾値が99%である場合を想定する。
本例では、無線通信装置10は、当該無線通信装置10に新規に端末装置20が接続される毎に、図18に表される処理を実行する。
先ず、新規に接続を要求してきた端末装置20が携帯電話機である場合から説明する。
この場合、無線通信装置10は、接続の原因が遅延耐性アクセスであるか否かを判定する(図18のステップF11)。
上記仮定に従えば、端末装置20から無線通信装置10へ送信されるRRC Connection Requestメッセージに含まれる「EstablishmentCause」は、「mo−Data」である。従って、無線通信装置10は、ステップF11にて「No」と判定し、当該無線通信装置10に新規に接続を要求してきた端末装置20に対する無線パラメータを携帯電話機用パラメータに設定する(図18のステップF15)。そして、無線通信装置10は、図18に表される処理を終了する。
次に、新規に接続を要求してきた端末装置20がM2Mデバイスであり、且つ、接続情報に含まれるHO切断割合が第1の閾値以下である場合について説明する。例えば、HO切断割合が3%である場合を想定する。
この場合、端末装置20から無線通信装置10へ送信されるRRC Connection Requestメッセージに含まれる「EstablishmentCause」は、「delayTolerantAccess」である。従って、無線通信装置10は、処理が図18のステップF11に進んだとき、「Yes」と判定し、接続情報に含まれるHO切断割合が第1の閾値以下であるか否かを判定する(図18のステップF12)。
上記仮定に従えば、接続情報に含まれるHO切断割合は第1の閾値以下である。従って、無線通信装置10は、ステップF12にて「Yes」と判定し、当該無線通信装置10に新規に接続を要求してきた端末装置20に対する無線パラメータをM2Mデバイス用パラメータに設定する(図18のステップF14)。そして、無線通信装置10は、図18に表される処理を終了する。
次に、新規に接続を要求してきた端末装置20がM2Mデバイスであり、接続情報に含まれるHO切断割合が第1の閾値よりも大きく、且つ、接続情報に含まれる往復HO割合が第2の閾値よりも小さい場合について説明する。例えば、HO切断割合が8%であり、且つ、往復HO割合が96%である場合を想定する。
この場合、端末装置20から無線通信装置10へ送信されるRRC Connection Requestメッセージに含まれる「EstablishmentCause」は、「delayTolerantAccess」である。従って、無線通信装置10は、処理が図18のステップF11に進んだとき、「Yes」と判定する。
更に、この場合、接続情報に含まれるHO切断割合は第1の閾値よりも大きい。従って、無線通信装置10は、処理が図18のステップF12に進んだとき、「No」と判定し、接続情報に含まれる往復HO割合が第2の閾値以上であるか否かを判定する(図18のステップF13)。
上記仮定に従えば、接続情報に含まれる往復HO割合は第2の閾値よりも小さい。従って、無線通信装置10は、ステップF13にて「No」と判定し、当該無線通信装置10に新規に接続を要求してきた端末装置20に対する無線パラメータを携帯電話機用パラメータに設定する(図18のステップF15)。そして、無線通信装置10は、図18に表される処理を終了する。
次に、新規に接続を要求してきた端末装置20がM2Mデバイスであり、接続情報に含まれるHO切断割合が第1の閾値よりも大きく、且つ、接続情報に含まれる往復HO割合が第2の閾値以上である場合について説明する。例えば、HO切断割合が8%であり、且つ、往復HO割合が99%である場合を想定する。
この場合、端末装置20から無線通信装置10へ送信されるRRC Connection Requestメッセージに含まれる「EstablishmentCause」は、「delayTolerantAccess」である。従って、無線通信装置10は、処理が図18のステップF11に進んだとき、「Yes」と判定する。
更に、この場合、接続情報に含まれるHO切断割合は第1の閾値よりも大きい。従って、無線通信装置10は、処理が図18のステップF12に進んだとき、「No」と判定する。更に、この場合、接続情報に含まれる往復HO割合は第2の閾値以上である。従って、無線通信装置10は、処理が図18のステップF13に進んだとき、「Yes」と判定する。
次いで、無線通信装置10は、当該無線通信装置10に新規に接続を要求してきた端末装置20に対する無線パラメータをM2Mデバイス用パラメータに設定する(図18のステップF14)。そして、無線通信装置10は、図18に表される処理を終了する。
次に、無線通信装置10が形成するセルと、当該セルに隣接するセルと、の関係が変化する場合について説明する。セルの一部が他のセルに含まれることは、セルの隣接の一例である。本例では、図19に表されるように、無線通信装置10−1が形成するセルWA−1と、無線通信装置10−2が形成するセルWA−2と、が互いに隣接する場合を想定する。
更に、携帯電話機である端末装置20−3及び20−4が無線通信装置10−1に接続されるとともに、M2Mデバイスである端末装置20−1及び20−2が無線通信装置10−2に接続される場合を想定する。加えて、M2Mデバイスである端末装置20−1及び20−2がセルWA−1に含まれている場合を想定する。
更に、接続情報を取得するために計数される数が「0」に設定された後に、図20に表されるように、無線通信装置10−2が動作を停止した(例えば、無線通信システム1から取り除かれた)場合を想定する。本例では、接続情報を取得するために計数される数は、全切断数、HO切断数、及び、履歴情報の数である。
この場合、M2Mデバイスである端末装置20−1及び20−2は、無線通信装置10−2から無線通信装置10−1へのHOによって、新規に無線通信装置10−1に接続される。この場合、図21に表されるように、1回前の接続セルが「Cell#2」であり、且つ、2回前及び3回前の接続セルが存在しない履歴情報の数(換言すると、情報数)が「2」である。本例では、「Cell#2」は、セルWA−2を識別する識別子である。
従って、無線通信装置10−1は、往復HO情報数として「0」を計数するとともに、全情報数として「2」を計数する。更に、この場合、図22に表されるように、無線通信装置10−1は、接続の原因のそれぞれに対する、HO切断数及び全切断数として「0」を計数する。
本例では、無線通信装置10−1は、全切断数が「0」である場合、HO切断割合を第1の閾値よりも大きい値(本例では、100%)に設定する。従って、無線通信装置10−1は、原因が遅延耐性アクセスである接続に対する、HO切断割合及び往復HO割合として、100%及び0%をそれぞれ取得する。
このため、無線通信装置10−1は、図18のステップF11にて「Yes」と判定し、図18のステップF12にて「No」と判定し、且つ、図18のステップF13にて「No」と判定する。そして、無線通信装置10−1は、無線通信装置10−1に新規に接続を要求してきた端末装置20−1及び20−2に対する無線パラメータを携帯電話機用パラメータに設定する(図18のステップF15)。
その後、端末装置20−1及び20−2が通信を行なわない時間が、ue−InactiveTimeとして設定された時間よりも長くなると、無線通信装置10−1は、端末装置20−1及び20−2との接続を切断する。これにより、全切断数は増加する。一方、HO切断数は増加しない。
例えば、図23に表されるように、全切断数が「2」に変化した場合、無線通信装置10−1は、原因が遅延耐性アクセスである接続に対するHO切断割合として0%を取得する。
従って、端末装置20−1及び20−2が、再び、新規に無線通信装置10−1に接続された場合、無線通信装置10−1は、図18のステップF11にて「Yes」と判定し、図18のステップF12にて「Yes」と判定する。そして、無線通信装置10−1は、無線通信装置10−1に新規に接続を要求してきた端末装置20−1及び20−2に対する無線パラメータをM2Mデバイス用パラメータに設定する(図18のステップF15)。
以上、説明したように、第1実施形態の無線通信装置10は、無線エリアにおける過去の接続によって得られる情報に基づいて、新規に接続を要求してきた端末装置20の種別を推定する。更に、無線通信装置10は、推定された種別に基づいて当該端末装置20との通信を制御する。
無線エリアにおける過去の接続によって得られる情報と、当該無線エリアにおいて新規に接続を要求してきた端末装置20がM2Mデバイスである確率と、は相関する。従って、無線通信装置10によれば、新規に接続を要求してきた端末装置20の種別の推定精度を向上できる。これにより、端末装置20の種別に応じて、無線通信装置10と端末装置20との間の通信を適切に制御できる。この結果、効率的に無線通信を実行できる。例えば、無線リソースを有効に利用できる。また、例えば、端末装置20の消費電力量を低減できる。
更に、第1実施形態の無線通信装置10において、無線エリアにおける過去の接続によって得られる情報は、HO切断割合を含む。加えて、無線通信装置10は、HO切断割合が第1の閾値以下である場合、新規に接続を要求してきた端末装置20がM2Mデバイスであると推定する。
例えば、無線エリア内に存在する端末装置20の数に対する、固定された端末装置20の数の割合が高くなるほど、当該無線エリアにおけるHO切断割合は低くなる。HO切断割合が低くなるほど、新規に接続を要求してきた端末装置20がM2Mデバイスである確率が高くなる。従って、無線通信装置10によれば、新規に接続を要求してきた端末装置20の種別の推定精度を向上できる。これにより、端末装置20の種別に応じて、無線通信装置10と端末装置20との間の通信を適切に制御できる。この結果、効率的に無線通信を実行できる。例えば、無線リソースを有効に利用できる。また、例えば、端末装置20の消費電力量を低減できる。
更に、第1実施形態の無線通信装置10において、無線エリアにおける過去の接続によって得られる情報は、往復HO割合を含む。加えて、無線通信装置10は、HO切断割合が第1の閾値よりも高く、且つ、往復HO割合が第2の閾値以上である場合、新規に接続を要求してきた端末装置20がM2Mデバイスであると推定する。
例えば、端末装置20が無線エリアと他の無線エリアとの境界に位置している場合、無線エリアと他の無線エリアとの間でHOが繰り返し実行されることがある。この場合、HO切断割合が高くなるとともに、往復HO割合が高くなりやすい。従って、HO切断割合が第1の閾値よりも大きい場合であっても、往復HO割合が高くなるほど、新規に接続を要求してきた端末装置20がM2Mデバイスである確率が高くなる。
従って、無線通信装置10によれば、新規に接続を要求してきた端末装置20の種別の推定精度を向上できる。これにより、端末装置20の種別に応じて、無線通信装置10と端末装置20との間の通信を適切に制御できる。この結果、効率的に無線通信を実行できる。例えば、無線リソースを有効に利用できる。また、例えば、端末装置20の消費電力量を低減できる。
更に、第1実施形態の無線通信装置10は、新規な接続の原因が遅延耐性アクセスである場合、新規に接続を要求してきた端末装置20がM2Mデバイスであると推定する。
接続の原因が遅延耐性アクセスである場合、M2Mデバイスが当該接続を実行した確率が高い。従って、無線通信装置10によれば、新規に接続を要求してきた端末装置20の種別の推定精度を向上できる。これにより、端末装置20の種別に応じて、無線通信装置10と端末装置20との間の通信を適切に制御できる。この結果、効率的に無線通信を実行できる。例えば、無線リソースを有効に利用できる。また、例えば、端末装置20の消費電力量を低減できる。
更に、第1実施形態の無線通信装置10は、新規に接続を要求してきた端末装置20がM2Mデバイスであると推定された場合、新規に接続を要求してきた端末装置20との通信を、所定の制御方式に従って制御する。制御方式は、接続が維持される時間、及び、端末装置20が動作する時間の少なくとも一方が、新規に接続を要求してきた端末装置20がM2Mデバイスと異なる装置であると推定された場合よりも短くなるように定められる。
これによれば、新規に接続を要求してきた端末装置20がM2Mデバイスである場合、当該接続が維持される時間を短縮できる。これにより、無線リソースを有効に利用できる。
また、新規に接続を要求してきた端末装置20がM2Mデバイスである場合、当該端末装置20が動作する時間を短縮できる。これにより、端末装置20の消費電力量を低減できる。
更に、第1実施形態の無線通信装置10において、無線エリアにおける過去の接続によって得られる情報は、原因が遅延耐性アクセスである接続によって得られる。
接続の原因が遅延耐性アクセスである場合、M2Mデバイスが当該接続を実行した確率が高い。従って、無線エリアにおける過去の接続によって得られる情報のうちの、原因が遅延耐性アクセスである接続によって得られる情報と、新規に接続を要求してきた端末装置20がM2Mデバイスである確率と、は相関する。
従って、無線通信装置10によれば、新規に接続を要求してきた端末装置20の種別の推定精度を向上できる。これにより、端末装置20の種別に応じて、無線通信装置10と端末装置20との間の通信を適切に制御できる。この結果、効率的に無線通信を実行できる。例えば、無線リソースを有効に利用できる。また、例えば、端末装置20の消費電力量を低減できる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る無線通信システムについて説明する。第2実施形態に係る無線通信システムは、第1実施形態に係る無線通信システムに対して、端末装置の種別の推定に平均通信データ量も用いる点において相違している。以下、かかる相違点を中心として説明する。なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態にて使用した符号と同じ符号を付したものは、同一又はほぼ同様のものである。
本例では、接続情報は、HO切断割合及び往復HO割合に加えて、原因が遅延耐性アクセスである接続における通信の状態を表すパラメータを含む。本例では、接続における通信の状態を表すパラメータは、平均通信データ量を含む。
本例では、無線通信装置10は、図18に表される処理に代えて、図24に表される処理を実行する。図24の処理は、図18の処理の、ステップF13の「No」ルートにステップF21を追加した処理である。
本例では、無線通信装置10は、図24のステップF13にて「No」と判定した場合、平均通信データ量が所定の第3の閾値以下であるか否かを判定する(図24のステップF21)。
平均通信データ量が第3の閾値以下である場合、無線通信装置10は、「Yes」と判定し、当該無線通信装置10に新規に接続を要求してきた端末装置20に対する無線パラメータをM2Mデバイス用パラメータに設定する(図24のステップF14)。
一方、平均通信データ量が第3の閾値よりも大きい場合、無線通信装置10は、「No」と判定し、当該無線通信装置10に新規に接続を要求してきた端末装置20に対する無線パラメータを携帯電話機用パラメータに設定する(図24のステップF15)。
以上、説明したように、第2実施形態の無線通信装置10において、無線エリアにおける過去の接続によって得られる情報は、1つの接続にて通信されたデータの量の、複数の接続に対する平均値を含む。更に、無線通信装置10は、当該平均値が第3の閾値以下である場合、新規に接続を要求してきた端末装置20がM2Mデバイスであると推定する。
M2Mデバイスは、M2Mデバイスと異なる端末装置20よりも、通信するデータの量が少なくなりやすい。例えば、無線エリア内に存在する端末装置20の数に対する、M2Mデバイスの数の割合が高くなるほど、通信されたデータの量の平均値は少なくなる。
従って、無線通信装置10によれば、新規に接続を要求してきた端末装置20の種別の推定精度を向上できる。これにより、端末装置20の種別に応じて、無線通信装置10と端末装置20との間の通信を適切に制御できる。この結果、効率的に無線通信を実行できる。例えば、無線リソースを有効に利用できる。また、例えば、端末装置20の消費電力量を低減できる。
なお、無線通信装置10は、平均通信データ量に代えて、平均リソース使用量、又は、平均ベアラ使用数を用いてもよい。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る無線通信システムについて説明する。第3実施形態に係る無線通信システムは、第1実施形態に係る無線通信システムに対して、端末装置の種別の推定に平均通信データレートも用いる点において相違している。以下、かかる相違点を中心として説明する。なお、第3実施形態の説明において、第1実施形態にて使用した符号と同じ符号を付したものは、同一又はほぼ同様のものである。
本例では、接続情報は、HO切断割合及び往復HO割合に加えて、原因が遅延耐性アクセスである接続における通信の状態を表すパラメータを含む。本例では、接続における通信の状態を表すパラメータは、平均通信データレートを含む。
本例では、無線通信装置10は、図18に表される処理に代えて、図25に表される処理を実行する。図25の処理は、図18の処理の、ステップF13の「No」ルートにステップF31を追加した処理である。
本例では、無線通信装置10は、図25のステップF13にて「No」と判定した場合、平均通信データレートが所定の第4の閾値以下であるか否かを判定する(図25のステップF31)。
平均通信データレートが第4の閾値以下である場合、無線通信装置10は、「Yes」と判定し、当該無線通信装置10に新規に接続を要求してきた端末装置20に対する無線パラメータをM2Mデバイス用パラメータに設定する(図25のステップF14)。
一方、平均通信データレートが第4の閾値よりも大きい場合、無線通信装置10は、「No」と判定し、当該無線通信装置10に新規に接続を要求してきた端末装置20に対する無線パラメータを携帯電話機用パラメータに設定する(図25のステップF15)。
以上、説明したように、第3実施形態の無線通信装置10において、無線エリアにおける過去の接続によって得られる情報は、1つの接続にて単位時間あたりに通信されたデータの量の、複数の接続に対する平均値を含む。更に、無線通信装置10は、当該平均値が第4の閾値以下である場合、新規に接続を要求してきた端末装置20がM2Mデバイスであると推定する。
M2Mデバイスは、M2Mデバイスと異なる端末装置20よりも、単位時間あたりに通信するデータの量が少なくなりやすい。例えば、無線エリア内に存在する端末装置20の数に対する、M2Mデバイスの数の割合が高くなるほど、単位時間あたりに通信されたデータの量の平均値は少なくなる。
従って、無線通信装置10によれば、新規に接続を要求してきた端末装置20の種別の推定精度を向上できる。これにより、端末装置20の種別に応じて、無線通信装置10と端末装置20との間の通信を適切に制御できる。この結果、効率的に無線通信を実行できる。例えば、無線リソースを有効に利用できる。また、例えば、端末装置20の消費電力量を低減できる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係る無線通信システムについて説明する。第4実施形態に係る無線通信システムは、第1実施形態に係る無線通信システムに対して、端末装置の種別の推定に平均通信時間割合も用いる点において相違している。以下、かかる相違点を中心として説明する。なお、第4実施形態の説明において、第1実施形態にて使用した符号と同じ符号を付したものは、同一又はほぼ同様のものである。
M2Mデバイスは、携帯電話機よりも通信を行なわない時間が長くなりやすい。例えば、図26に表されるように、M2Mデバイスである端末装置#1は、23秒のうちの22秒の間、通信を行なわず、携帯電話機である端末装置#2は、23秒のうちの2秒の間、通信を行なわない。図26において、ハッチングされた長方形は、通信が行なわれないことを表すとともに、ハッチングされていない長方形は、通信が行なわれることを表す。
従って、1つの接続において通信可能な時間に対する、その接続においてデータが通信された時間の割合である通信時間割合と、その接続を行なった端末装置20の種別と、は相関する。
本例では、無線通信装置10は、端末装置20毎に、端末装置20が通信を行なっていない時間を測定するタイマの測定値に基づいて通信時間割合を取得する。なお、タイマは、UE Inactivity Timer、User Inactivity Timer、UE Inactive Timer、又は、User Inactive Timerと表されてよい。
本例では、接続情報は、HO切断割合及び往復HO割合に加えて、原因が遅延耐性アクセスである接続における通信の状態を表すパラメータを含む。本例では、接続における通信の状態を表すパラメータは、平均通信時間割合を含む。
本例では、無線通信装置10は、図18に表される処理に代えて、図27に表される処理を実行する。図27の処理は、図18の処理の、ステップF13の「No」ルートにステップF41を追加した処理である。
本例では、無線通信装置10は、図27のステップF13にて「No」と判定した場合、平均通信時間割合が所定の第5の閾値以下であるか否かを判定する(図27のステップF41)。
平均通信時間割合が第5の閾値以下である場合、無線通信装置10は、「Yes」と判定し、当該無線通信装置10に新規に接続を要求してきた端末装置20に対する無線パラメータをM2Mデバイス用パラメータに設定する(図27のステップF14)。
一方、平均通信時間割合が第5の閾値よりも大きい場合、無線通信装置10は、「No」と判定し、当該無線通信装置10に新規に接続を要求してきた端末装置20に対する無線パラメータを携帯電話機用パラメータに設定する(図27のステップF15)。
以上、説明したように、第4実施形態の無線通信装置10において、無線エリアにおける過去の接続によって得られる情報は、1つの接続において通信可能な時間に対する、接続においてデータが通信された時間の割合の、複数の接続に対する平均値を含む。更に、無線通信装置10は、当該平均値が第5の閾値以下である場合、新規に接続を要求してきた端末装置20がM2Mデバイスであると推定する。
M2Mデバイスは、M2Mデバイスと異なる端末装置20よりも、通信可能な時間に対するデータが通信された時間の割合が低くなりやすい。例えば、無線エリア内に存在する端末装置20の数に対する、M2Mデバイスの数の割合が高くなるほど、通信可能な時間に対するデータが通信された時間の割合の平均値は少なくなる。
従って、無線通信装置10によれば、新規に接続を要求してきた端末装置20の種別の推定精度を向上できる。これにより、端末装置20の種別に応じて、無線通信装置10と端末装置20との間の通信を適切に制御できる。この結果、効率的に無線通信を実行できる。例えば、無線リソースを有効に利用できる。また、例えば、端末装置20の消費電力量を低減できる。
なお、無線通信装置10は、平均通信時間割合に代えて、平均無通信時間割合を用いてもよい。平均無通信時間割合は、1つの接続において通信可能な時間に対する、当該接続においてデータが通信されなかった時間の割合の、自セルにおける接続に対する平均値である。
1 無線通信システム
10 無線通信装置
101 無線IF処理部
102 X2IF処理部
103 S1IF処理部
104 制御部
105 推定部
11 処理装置
12 記憶装置
13 無線通信部
14 有線通信部
15 アンテナ
20 端末装置
21 処理装置
22 記憶装置
23 無線通信部
24 アンテナ
30 制御装置
31 処理装置
32 記憶装置
33 有線通信部
BU1,BU2,BU3 バス
NW 通信網

Claims (15)

  1. 無線エリアを形成する無線通信装置であって、
    前記無線エリアにおける過去の接続によって得られる情報に基づいて、新規に接続を要求してきた端末装置の種別を推定する推定部と、
    前記推定された種別に基づいて前記端末装置との通信を制御する制御部と、
    を備える、無線通信装置。
  2. 請求項1に記載の無線通信装置であって、
    前記情報は、前記無線エリアにて切断された接続の数に対する、前記無線エリアにてハンドオーバによって切断された接続の数の割合であるハンドオーバ切断割合を含み、
    前記推定部は、前記ハンドオーバ切断割合が第1の閾値以下である場合、前記端末装置がM2M(Machine to Machine)デバイスであると推定する、無線通信装置。
  3. 請求項2に記載の無線通信装置であって、
    前記情報は、ハンドオーバが実行された回数に対する、前記無線エリアと他の無線エリアとの間で繰り返されるハンドオーバが実行された回数の割合である往復ハンドオーバ割合を含み、
    前記推定部は、前記ハンドオーバ切断割合が前記第1の閾値よりも高く、且つ、前記往復ハンドオーバ割合が第2の閾値以上である場合、前記端末装置がM2Mデバイスであると推定する、無線通信装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の無線通信装置であって、
    前記情報は、1つの接続にて通信されたデータの量の、複数の接続に対する平均値を含み、
    前記推定部は、前記平均値が第3の閾値以下である場合、前記端末装置がM2M(Machine to Machine)デバイスであると推定する、無線通信装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の無線通信装置であって、
    前記情報は、1つの接続にて単位時間あたりに通信されたデータの量の、複数の接続に対する平均値を含み、
    前記推定部は、前記平均値が第4の閾値以下である場合、前記端末装置がM2M(Machine to Machine)デバイスであると推定する、無線通信装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の無線通信装置であって、
    前記情報は、1つの接続において通信可能な時間に対する、前記接続においてデータが通信された時間の割合の、複数の接続に対する平均値を含み、
    前記推定部は、前記平均値が第5の閾値以下である場合、前記端末装置がM2M(Machine to Machine)デバイスであると推定する、無線通信装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の無線通信装置であって、
    前記推定部は、前記新規な接続の原因が遅延耐性アクセスである場合、前記端末装置がM2M(Machine to Machine)デバイスであると推定する、無線通信装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の無線通信装置であって、
    前記制御部は、前記端末装置がM2M(Machine to Machine)デバイスであると推定された場合、前記端末装置との通信を、前記接続が維持される時間、及び、前記端末装置が動作する時間の少なくとも一方が、前記端末装置がM2Mデバイスと異なる装置であると推定された場合よりも短くなるように制御する、無線通信装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の無線通信装置であって、
    前記情報は、原因が遅延耐性アクセスである接続によって得られる、無線通信装置。
  10. 無線エリアを形成する無線通信装置の接続制御方法であって、
    前記無線エリアにおける過去の接続によって得られる情報に基づいて、新規に接続を要求してきた端末装置の種別を推定し、
    前記推定された種別に基づいて前記端末装置との通信を制御する、接続制御方法。
  11. 請求項10に記載の接続制御方法であって、
    前記情報は、前記無線エリアにて切断された接続の数に対する、前記無線エリアにてハンドオーバによって切断された接続の数の割合であるハンドオーバ切断割合を含み、
    前記推定は、前記ハンドオーバ切断割合が第1の閾値以下である場合、前記端末装置がM2M(Machine to Machine)デバイスであると推定することを含む、接続制御方法。
  12. 請求項11に記載の接続制御方法であって、
    前記情報は、ハンドオーバが実行された回数に対する、前記無線エリアと他の無線エリアとの間で繰り返されるハンドオーバが実行された回数の割合である往復ハンドオーバ割合を含み、
    前記推定は、前記ハンドオーバ切断割合が前記第1の閾値よりも高く、且つ、前記往復ハンドオーバ割合が第2の閾値以上である場合、前記端末装置がM2Mデバイスであると推定することを含む、接続制御方法。
  13. 無線エリアを形成する無線通信装置と、前記無線エリアにおいて前記無線通信装置と接続されることにより前記無線通信装置と無線により通信する端末装置と、を備える無線通信システムであって、
    前記無線エリアにおける過去の接続によって得られる情報に基づいて、前記無線通信装置に、新規に接続を要求してきた前記端末装置の種別を推定する推定部と、
    前記推定された種別に基づいて前記端末装置と前記無線通信装置との間の通信を制御する制御部と、
    を備える、無線通信システム。
  14. 請求項13に記載の無線通信システムであって、
    前記情報は、前記無線エリアにて切断された接続の数に対する、前記無線エリアにてハンドオーバによって切断された接続の数の割合であるハンドオーバ切断割合を含み、
    前記推定部は、前記ハンドオーバ切断割合が第1の閾値以下である場合、前記端末装置がM2M(Machine to Machine)デバイスであると推定する、無線通信システム。
  15. 請求項14に記載の無線通信システムであって、
    前記情報は、ハンドオーバが実行された回数に対する、前記無線エリアと他の無線エリアとの間で繰り返されるハンドオーバが実行された回数の割合である往復ハンドオーバ割合を含み、
    前記推定部は、前記ハンドオーバ切断割合が前記第1の閾値よりも高く、且つ、前記往復ハンドオーバ割合が第2の閾値以上である場合、前記端末装置がM2Mデバイスであると推定する、無線通信システム。
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