JP2016167336A - 蓄電池残寿命推定方法、蓄電池点検日決定方法、蓄電池残寿命推定装置、及び蓄電池残寿命推定システム - Google Patents

蓄電池残寿命推定方法、蓄電池点検日決定方法、蓄電池残寿命推定装置、及び蓄電池残寿命推定システム Download PDF

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Abstract

【課題】蓄電池の残寿命を精度良く推定可能であり、低コストで運用可能な蓄電池残寿命推定方法、蓄電池点検日決定方法、蓄電池残寿命推定装置、及び蓄電池残寿命推定システムを提供する。
【解決手段】温度によって寿命が変動する蓄電池の寿命までの残り時間である残寿命を推定する蓄電池残寿命推定方法であって、蓄電池の使用開始時点からの温度を一定時間毎に取得し(ステップS2)、残寿命を推定する時点までの間に取得した温度を用いて平均温度を算出し(ステップS4)、蓄電池の内部抵抗値と寿命とを基に蓄電池の内部抵抗値から残寿命の予測値を算出可能な関数である抵抗値−残寿命関数を作成し(ステップS5)、蓄電池の内部抵抗値と平均温度における抵抗値−残寿命関数とを用いて残寿命の予測値を算出し(ステップS6)、算出した予測値に基づき残寿命を推定し(ステップS7)、点検日を決定する(ステップS8)。
【選択図】図2

Description

本発明は、蓄電池の残寿命を推定する蓄電池残寿命推定方法、蓄電池点検日決定方法、蓄電池残寿命推定装置、及び蓄電池残寿命推定システムに関する。
電力事業所の通信機械室、通信局舎、蓄電池室や変電所の配電盤室、発電所等に設置される直流電源装置や無停電電源装置には、制御弁式据置鉛蓄電池等の蓄電池が使用されており、定期的に蓄電池の外観、電圧値、内部抵抗値等を確認する点検作業が行われている。
蓄電池の点検周期は、例えば、使用開始時点から6年が経過した時点で点検を1回行い、以降1年毎に点検を行うというように、通常、一律に設定(規定)されている。しかしながら、制御弁式据置鉛蓄電池等の蓄電池は、温度が高くなるにつれて寿命が短くなる性質があり、蓄電池の設置環境等によっては、点検日を待たずに蓄電池が寿命となり不具合が発生する問題がある。
この問題に対し、蓄電池の使用開始後に蓄電池の状態を観測し寿命を推定する技術が、いくつか提案されている。例えば、蓄電池の温度を測定し、測定した最新の温度と、蓄電池の使用開始後からの累積平均温度とを用いて蓄電池の残寿命を算出する蓄電池の寿命予告方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また蓄電池の内部抵抗値と温度とを常時測定し、これらの測定値から蓄電池の劣化状態を判定するとともに、蓄電池の残寿命を算出する蓄電池監視装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−211091号公報 特開2004−119228号公報
特許文献1に記載の蓄電池の寿命予告方法では、温度のみを用いて残寿命を推定するが、蓄電池の残寿命(残存容量)は、蓄電池の内部抵抗値と強い相関があることがわかっており、温度のみを用いて蓄電池の残寿命を推定する方法では蓄電池の個体差に対応することができず、精度に限界がある。
特許文献2に記載の蓄電池監視装置では、内部抵抗値と温度とを常時測定するが、蓄電池毎に内部抵抗値を測定する高価な測定器を常設する必要があり、設置費用等を考慮すると現実的ではない。
さらに蓄電池の点検周期の適正化が求められているが、特許文献1、2では、この課題については一切触れられていない。
本発明の目的は、蓄電池の残寿命を精度良く推定可能であり、低コストで運用可能な蓄電池残寿命推定方法、蓄電池点検日決定方法、蓄電池残寿命推定装置、及び蓄電池残寿命推定システムを提供することである。
本発明は、温度によって寿命が変動する蓄電池の寿命までの残り時間である残寿命を推定する蓄電池残寿命推定方法であって、前記蓄電池の寿命の目安である寿命目安抵抗値を予め設定し、前記蓄電池の使用開始時点からの温度を一定時間毎に取得し、前記蓄電池の使用開始時点から前記残寿命を推定する時点までの間に取得した温度を用いて平均温度を算出し、前記残寿命を推定する時点で前記蓄電池の内部抵抗値を測定し、測定した前記内部抵抗値と、前記蓄電池の内部抵抗値が前記寿命目安抵抗値に達するまでの目安残寿命の予測値を算出可能な、前記平均温度における抵抗値−残寿命関数と、を用いて前記目安残寿命の予測値を算出し、算出した前記予測値に基づき前記残寿命を推定することを特徴とする蓄電池残寿命推定方法である。
また本発明の蓄電池残寿命推定方法は、さらに、温度と前記蓄電池の寿命との関係を表す温度−寿命関数と、前記蓄電池の寿命である寿命抵抗値とを予め設定し、前記蓄電池の使用開始時点での初期抵抗値を予め測定し、前記抵抗値−残寿命関数は、前記初期抵抗値と、前記温度−寿命関数と、前記寿命抵抗値と、前記寿命目安抵抗値と、を基に作成されることを特徴とする。
また本発明の蓄電池残寿命推定方法において、前記抵抗値−残寿命関数の作成は、前記平均温度を算出した後に行い、前記平均温度における前記抵抗値−残寿命関数のみを作成することを特徴とする。
また本発明の蓄電池残寿命推定方法において、前記抵抗値−残寿命関数の作成は、前記平均温度を算出する前に行い、温度毎に前記抵抗値−残寿命関数を作成することを特徴とする。
また本発明の蓄電池残寿命推定方法は、さらに、1以下の値である安全率を予め設定し、前記予測値に前記安全率を乗じた値を前記残寿命として推定することを特徴とする。
また本発明は、前記蓄電池残寿命推定方法により前記残寿命を推定し、推定した前記残寿命に基づき前記蓄電池の点検日を決定することを特徴とする蓄電池点検日決定方法である。
また本発明は、温度によって寿命が変動する蓄電池の寿命までの残り時間である残寿命を推定する蓄電池残寿命推定装置であって、温度を測定する温度測定手段と、前記温度測定手段で測定された温度を一定時間毎に取得する温度取得手段と、前記残寿命を推定する時点までの間に取得された温度を用いて平均温度を算出する平均温度算出手段と、温度と前記蓄電池の寿命との関係を表す温度−寿命関数と、前記蓄電池の寿命である寿命抵抗値と、前記蓄電池の寿命の目安である寿命目安抵抗値と、前記蓄電池の使用開始時点で測定された初期抵抗値と、を基に前記蓄電池の内部抵抗値が前記寿命目安抵抗値に達するまでの目安残寿命の予測値を算出可能な温度に依存する関数である抵抗値−残寿命関数を作成する残寿命関数作成手段と、前記残寿命を推定する時点で測定された前記蓄電池の内部抵抗値と、前記平均温度における前記抵抗値−残寿命関数と、を用いて前記目安残寿命の予測値を算出する予測値算出手段と、前記予測値に基づき前記残寿命を推定する残寿命推定手段と、を備えることを特徴とする蓄電池残寿命推定装置である。
また本発明は、温度によって寿命が変動する蓄電池の寿命までの残り時間である残寿命を推定する蓄電池残寿命推定システムであって、温度を一定時間毎に取得し、前記残寿命を推定する時点までの間に取得した温度を用いて平均温度を算出する平均温度算出装置と、前記平均温度算出装置から前記平均温度を取得し、取得した前記平均温度に基づき前記残寿命を推定する残寿命推定装置とを備え、前記平均温度算出装置は、温度を測定する温度測定手段と、前記温度測定手段で測定された温度を一定時間毎に取得する温度取得手段と、前記残寿命を推定する時点までの間に取得された温度を用いて平均温度を算出する平均温度算出手段と、を備え、前記残寿命推定装置は、温度と前記蓄電池の寿命との関係を表す関数である温度−寿命関数と、前記蓄電池の寿命である寿命抵抗値と、前記蓄電池の寿命の目安である寿命目安抵抗値と、前記蓄電池の使用開始時点で測定された初期抵抗値と、を基に前記蓄電池の内部抵抗値が前記寿命目安抵抗値に達するまでの目安残寿命の予測値を算出可能な温度に依存する関数である抵抗値−残寿命関数を作成する残寿命関数作成手段と、前記平均温度算出装置から前記平均温度を取得する平均温度取得手段と、前記残寿命を推定する時点で測定された前記蓄電池の内部抵抗値と、前記平均温度における前記抵抗値−残寿命関数と、を用いて前記目安残寿命の予測値を算出する予測値算出手段と、前記予測値に基づき前記残寿命を推定する残寿命推定手段と、を備え、前記平均温度算出装置が算出した前記平均温度を用いて前記残寿命推定装置が前記残寿命を推定することを特徴とする蓄電池残寿命推定システムである。
本発明の蓄電池残寿命推定方法、蓄電池残寿命推定装置、及び蓄電池残寿命推定システムでは、実測値である蓄電池の内部抵抗値及び平均温度から残寿命の推定を行うので、蓄電池の残寿命を精度良く推定することができる。また本発明の蓄電池点検日決定方法では、蓄電池の点検日の決定に精度良く推定された残寿命を用いるので、適正な点検日を決定することができる。
また残寿命の推定時に用いる温度として、蓄電池の使用開始時点から取得した温度を用いて算出した平均温度を用いるので、蓄電池の内部抵抗値を測定する際の瞬間的な温度に左右されることなく、残寿命を推定することが可能となり、蓄電池の内部抵抗値と内部抵抗値を測定したときの温度とを紐づけて細かく監視する必要がない。これにより温度及び内部抵抗値を常時測定することなく、蓄電池の残寿命を精度良く推定することが可能となり、低コスト化を実現することができる。
本発明の第1実施形態の蓄電池残寿命推定方法(蓄電池点検日決定方法)を説明するための図であって、横軸を経過時間Y’、縦軸を内部抵抗値Rとしたときの式(4)の一例を示すグラフである。 本発明の第1実施形態の蓄電池残寿命推定方法(蓄電池点検日決定方法)の手順を示すフロー図である。 本発明の第2実施形態の蓄電池残寿命推定装置(蓄電池点検日決定装置)2の構成図である。 本発明の第3実施形態の蓄電池残寿命推定システム(蓄電池点検日決定システム)3の構成図である。
本発明の第1実施形態の蓄電池残寿命推定方法(蓄電池点検日決定方法)は、温度によって寿命が変動する蓄電池の寿命までの残り時間である残寿命を推定する方法であって、蓄電池の内部抵抗値と、蓄電池の内部抵抗値が任意の値に達するまでの残り時間の予測値を算出可能な温度に依存する関数である抵抗値−残寿命関数と、蓄電池の使用開始時点から取得した平均温度とを用いて蓄電池の残寿命を推定する。また推定した残寿命に基づき蓄電池の適正な点検日を決定する。なお蓄電池の残寿命の推定及び点検日(次回)の決定は、通常、蓄電池の点検時に行われる。
蓄電池の残寿命の推定に用いる蓄電池の内部抵抗値としては、初期抵抗値、推定時抵抗値、寿命抵抗値、注意抵抗値、及び寿命目安抵抗値がある。
初期抵抗値は、蓄電池の使用開始時点における内部抵抗値の実測値であり、蓄電池の個体毎に固有の値となる。
推定時抵抗値は、蓄電池の残寿命の推定時(点検時等)における内部抵抗値の実測値であり、蓄電池の個体毎に固有の値であり、測定時点によって変化する。通常、蓄電池は、劣化する(寿命に近づく)につれて内部抵抗値が上昇する。
寿命抵抗値は、蓄電池の寿命として、メーカーやユーザー等によって設定された内部抵抗値であり、蓄電池の種類毎に設定されている。蓄電池の内部抵抗値が寿命抵抗値に達した時点が蓄電池の寿命とみなされる。
注意抵抗値は、蓄電池の内部抵抗値が寿命抵抗値に達する前に注意喚起を行うための運用上の目安として設定された内部抵抗値である。注意抵抗値は、蓄電池の種類毎に設定され、寿命抵抗値よりも小さい値となる。
寿命目安抵抗値は、蓄電池の寿命の目安として、メーカーやユーザー等によって設定された内部抵抗値の管理値であり、蓄電池の運用方法等に応じて、寿命抵抗値と注意抵抗値との少なくともいずれか一方の値が寿命目安抵抗値として用いられる。なお寿命抵抗値及び注意抵抗値以外の任意の値を寿命目安抵抗値として用いることを否定するものではない。通常、蓄電池の点検時(残寿命の推定時)に測定した蓄電池の内部抵抗値が寿命目安抵抗値以上となった場合に、管理者に警報が通知され、新しい蓄電池との交換が行われる。
蓄電池の残寿命の推定に用いる抵抗値−残寿命関数は、蓄電池の内部抵抗値が任意の値に達するまでの残り時間の予測値を算出可能な温度に依存する関数であり、例えば、任意の値を寿命抵抗値とすると蓄電池の残寿命の予測値を算出することが可能であり、任意の値を寿命目安抵抗値とすると蓄電池の内部抵抗値が寿命目安抵抗値に達するまでの残り時間である目安残寿命の予測値を算出することができる。
抵抗値−残寿命関数は、初期抵抗値、寿命抵抗値、寿命目安抵抗値、及び温度−寿命関数から作成される。
温度−寿命関数は、メーカー等により定められた、温度と蓄電池の寿命との関係を表す、蓄電池の種類に固有の関数であり、例えば、制御弁式据置鉛蓄電池では、式(1)で示される。なお温度−寿命関数は、式(1)に限定されるものではない。
=a×2(25−T)/10・・・式(1)
ここでTは、温度(℃)、aは、25℃における蓄電池の寿命(年)であり、Yが温度Tにおける蓄電池の寿命(年)となる。なおaは、蓄電池の種類毎に固有の定数である。
式(1)で示される温度−寿命関数によれば、温度が上昇すると蓄電池の寿命が短くなる。
次に、例として、蓄電池の内部抵抗値が寿命目安抵抗値に達するまでの残り時間である目安残寿命の予測値を算出する抵抗値−残寿命関数の作成方法を示す。蓄電池が劣化するにつれて内部抵抗値が上昇する。ここで蓄電池の内部抵抗値R(mΩ)が、経過時間に正比例し直線的に上昇すると仮定し、蓄電池の使用開始時点の抵抗値(初期抵抗値)をR初期(mΩ)とすると、蓄電池の使用開始時点からの経過時間Y’(年)は、式(2)で表すことができる。
Y’=b×(R−R初期)・・・式(2)
ここでbは、定数である。
定数bは、式(2)において、内部抵抗値Rに寿命抵抗値R寿命、経過時間Y’に式(1)から算出される温度Tにおける蓄電池の寿命Yを代入してまとめると、式(3)のように求めることができる。
b=Y/(R寿命−R初期)・・・(3)
式(3)を式(2)に代入すると、初期抵抗値R初期、寿命抵抗値R寿命、式(1)から算出される温度Tにおける蓄電池の寿命Yを用いて、内部抵抗値Rにおける蓄電池の使用開始時点からの経過時間Y’を求める式(4)が得られる。
Y’=(R−R初期)/(R寿命−R初期)×Y・・・(4)
図1は、本発明の第1実施形態の蓄電池残寿命推定方法(蓄電池点検日決定方法)を説明するための図であって、横軸を経過時間Y’、縦軸を内部抵抗値Rとしたときの式(4)の一例を示すグラフである。図1では、初期抵抗値を0.2mΩ、寿命抵抗値を1.0mΩ、注意抵抗値を0.85mΩ、式(1)の定数aを15年とし、温度Tが25℃、30℃、35℃のときの3つのグラフを示している。このグラフを用いて、温度Tにおける内部抵抗値Rのときの蓄電池の使用開始時点からの経過時間Y’及び内部抵抗値Rが寿命目安抵抗値(寿命抵抗値、注意抵抗値、又は任意の値)となる経過時間をグラフ上で求めることも可能である。またグラフ上で求めた寿命目安抵抗値となる経過時間からグラフ上で求めた経過時間Y’を減算することで蓄電池の目安残寿命の予測値を求めることも可能である。
蓄電池の内部抵抗値が寿命目安抵抗値に達するまでの残り時間である目安残寿命の予測値は、蓄電池の使用開始時点からの経過時間Y’を用いて式(5)のように表すことができる。
Y”=Y’R=寿命目安抵抗値−Y’・・・(5)
ここでY’R=寿命目安抵抗値は、式(4)の内部抵抗値Rに寿命目安抵抗値を代入して求められる、蓄電池の内部抵抗値が寿命目安抵抗値となったときの蓄電池の使用開始時点からの経過時間(年)であり、Y”は、蓄電池の内部抵抗値が寿命目安抵抗値に達するまでの残り時間である目安残寿命の予測値(年)である。
式(5)に式(4)を代入してまとめると、式(6)が得られる。
Y”=(R寿命目安−R)/(R寿命−R初期)×Y・・・(6)
ここでR寿命目安は、蓄電池の寿命目安抵抗値(mΩ)である。
式(6)が温度Tにおける抵抗値−残寿命関数であり、内部抵抗値Rに推定時抵抗値を代入すると、蓄電池の残寿命の推定時において、蓄電池の内部抵抗値が寿命目安抵抗値に達するまでの残り時間である目安残寿命の予測値を求めることができる。なお式(6)において、R寿命目安を任意の値とすることで、蓄電池の内部抵抗値が任意の値に達するまでの残り時間の予測値を算出することも可能である。
次に、本実施形態の蓄電池残寿命推定方法を用いて蓄電池の残寿命を推定する手順について説明する。図2は、本発明の第1実施形態の蓄電池残寿命推定方法(蓄電池点検日決定方法)の手順を示すフロー図である。本実施形態の蓄電池残寿命推定方法では、蓄電池の使用開始前において、温度−寿命関数、寿命抵抗値、及び寿命目安抵抗値が予め設定されている。
蓄電池の使用開始時点において、蓄電池の内部抵抗値(初期抵抗値)を測定する(ステップS1)。また温度を測定し蓄電池の使用開始時点から一定時間毎に取得する(ステップS2)。
蓄電池の使用開始後、蓄電池の残寿命を推定する時点において、蓄電池の内部抵抗値(推定時抵抗値)を測定する(ステップS3)。また蓄電池の使用開始時点から一定時間毎に取得した温度を用いて平均温度を算出する(ステップS4)。そして、算出した平均温度における抵抗値−残寿命関数を作成する(ステップS5)。
平均温度は、例えば、蓄電池の使用開始時点から一定時間毎に取得した温度の合計値を取得回数で除算することで求められる。なお平均温度は、温度を取得する度に算出しておいてもよい。
抵抗値−残寿命関数は、少なくとも、温度−寿命関数、寿命抵抗値、寿命目安抵抗値、及び初期抵抗値があれば作成可能であり、平均温度の算出後において、算出された平均温度における抵抗値−残寿命関数のみを作成してもよく、初期抵抗値の測定後、平均温度の算出前において、温度毎の抵抗値−残寿命関数を予め作成しておいてもよい。なお温度毎の抵抗値−残寿命関数を予め作成するときには、例えば、1℃毎に抵抗値−残寿命関数を作成してもよく、5℃毎に抵抗値−残寿命関数を作成してもよく、算出した平均温度に最も近い温度の抵抗値−残寿命関数を用いればよい。
推定時抵抗値の測定と、平均温度の算出と、抵抗値−残寿命関数の作成とを行った後に、算出した平均温度における抵抗値−残寿命関数に推定時抵抗値を代入し目安残寿命の予測値を算出する(ステップS6)。算出した予測値に予め設定した安全率を乗じた値を残寿命として推定する(ステップS7)。安全率は、通常、1以下の値に設定され、蓄電池の運用方法等に応じて適宜最適な値に設定することができる。
そして、推定した残寿命に基づき蓄電池の次回の点検日を決定する(ステップS8)。点検日は、少なくとも推定された残寿命に達する日付よりも早い日付であればよく、蓄電池の運用方法等に応じて適宜最適な日付とすることができる。
なお次回の点検日を決定した後は、継続して温度を一定時間毎に取得(ステップS2)する。そして蓄電池の次回の点検日において、推定時抵抗値を測定し(ステップS3)、平均温度を算出し(ステップS4)、算出した平均温度における抵抗値−残寿命関数を用いて残寿命の推定及び次の点検日の決定を行う。通常、蓄電池が寿命となり、新しい蓄電池に交換されるまで残寿命の推定及び次の点検日の決定が繰り返される。後述する第2実施形態の蓄電池残寿命推定装置2、第3実施形態の蓄電池残寿命推定システム3についても同様である。
以上のように、本実施形態の蓄電池残寿命推定方法は、蓄電池の種類毎に固有の温度−寿命関数と、設定値である寿命抵抗値及び寿命目安抵抗値と、実測値である初期抵抗値とを基に作成した、蓄電池の個体差が反映された抵抗値−残寿命関数を用いて、実測値である蓄電池の内部抵抗値(推定時抵抗値)及び平均温度から蓄電池の残寿命を推定するので、蓄電池の残寿命を精度良く推定することができる。
また残寿命を推定するときに用いる温度として、蓄電池の使用開始時点から取得した温度を用いて算出した平均温度を用いるので、推定時抵抗値を測定する際の瞬間的な温度に左右されることなく、残寿命を推定することが可能となり、蓄電池の内部抵抗値と内部抵抗値を測定したときの温度とを紐づけて細かく監視する必要がない。これにより温度及び内部抵抗値を常時測定することなく、手動においても蓄電池の残寿命を精度良く推定することが可能となり、低コスト化を実現することができる。
また蓄電池の内部抵抗値を測定する測定器を蓄電池毎に常設すると、測定器の数が膨大になるとともに、測定器が装置に組込まれてしまうため、測定器の校正作業や管理に膨大な労力が必要となってしまう。これに対し、本実施形態の蓄電池残寿命推定方法では、蓄電池の内部抵抗値を測定する測定器を蓄電池に常設する必要がないので、測定器の校正が容易であり、少ない労力で測定品質を確保可能であり、運用コストを低減することができる。
また本実施形態の蓄電池残寿命推定方法によれば、蓄電池の残寿命を精度良く推定することができるので、蓄電池の適正な点検日を設定することができる。蓄電池の劣化が早いものに対しては、次回の点検日を早めに設定することで蓄電池の不具合による停電等を未然に防止することが可能となり、蓄電池の劣化が遅いものに対しては、次回の点検日を遅めに設定することで点検コストを低減することができる。
また本実施形態の蓄電池残寿命推定方法では、蓄電池の使用開始時点からの平均温度を把握することができるので、平均温度から蓄電池の設置環境を評価し改善することで、蓄電池の延命を図ることも可能となる。
図3は、本発明の第2実施形態の蓄電池残寿命推定装置(蓄電池点検日決定装置)2の構成図である。本実施形態の蓄電池残寿命推定装置(蓄電池点検日決定装置)2は、蓄電池盤91内に設置された複数の蓄電池92の寿命までの残り時間である残寿命を蓄電池92の点検時等において蓄電池92毎に推定し、次回の点検日を蓄電池92毎に決定する装置であり、蓄電池盤91内、又は蓄電池盤91に近接して設置される。
蓄電池盤91には、複数の蓄電池92が設置されているが、それぞれの蓄電池92は、蓄電池盤91の稼働後において交換されるタイミング等が異なるので、使用開始時点からの経過時間が蓄電池毎に異なっている。このため蓄電池92の残寿命は、蓄電池92の個体毎に推定する。
本実施形態の蓄電池残寿命推定装置2では、蓄電池92の平均温度の算出に用いる温度は、後述するように、全ての蓄電池92において1つの蓄電池92の表面で測定された温度を用いるが、蓄電池92の内部抵抗値(初期抵抗値及び推定時抵抗値)と、平均温度の算出に用いる単位時間当たりの温度の積算値、経過時間、又は温度の取得回数とは、蓄電池92の個体毎に実測、演算、計時又は計数したものを用いる。
また蓄電池盤91に設置される蓄電池92毎に種類が異なる場合があるが、この場合、抵抗値−残寿命関数の作成時には、蓄電池92の種類毎に異なる、温度−寿命関数、寿命抵抗値、注意抵抗値、及び寿命目安抵抗を用いる。
蓄電池残寿命推定装置2は、蓄電池92に取付けられ温度を測定する温度測定手段である温度センサ11と、蓄電池盤91の正面に設置され情報の表示とデータの入力とを行うタッチパネル12と、蓄電池92の使用開始時点からの経過時間を計時する経過時間計時手段であるカウンタ13と、一定時間毎に温度センサ11から温度を取得し平均温度を算出する平均温度算出装置14と、蓄電池92の劣化状態の判定や蓄電池92の残寿命の推定等を行う演算制御装置15と、蓄電池92の劣化時に管理者等へ警告を通知する通信装置16とを備え、温度センサ11から取得された温度と、タッチパネル12から入力された蓄電池92の内部抵抗値とを用いて蓄電池92毎の残寿命を推定し、推定した残寿命に基づき蓄電池92毎の適正な点検日を決定する。
なおタッチパネル12、カウンタ13、平均温度算出装置14、通信装置16と、演算制御装置15とは、互いに信号やデータを送受信可能に構成されている。
温度センサ11は、温度を検出し電圧に変換して出力する公知の温度センサであり、蓄電池盤91内の1つの蓄電池92の表面に取付けられ、常時、温度を測定する。温度センサ11は、ケーブル21を介して平均温度算出装置14の温度取得手段41に接続されている。
本実施形態の蓄電池残寿命推定装置2では、平均温度の算出に用いる温度は、全ての蓄電池92において、1つの蓄電池92の表面で測定された温度を用いる。なお温度センサ11を蓄電池盤91内の全ての蓄電池92に取付け、蓄電池92毎に測定された温度を取得することもできる。また温度センサ11は、蓄電池92の周囲温度を測定すべく、蓄電池92の表面ではなく蓄電池盤91に固定されていてもよい。温度センサ11の取付箇所及び取付個数は、蓄電池盤91や蓄電池92の設置場所等による温度の偏りや設置コスト、運用コスト等を考慮して決定すればよい。
タッチパネル12は、表示手段と入力手段とを兼ねる公知のタッチパネルであり、ケーブル22を介して演算制御装置15の入出力手段51に接続されている。タッチパネル12は、蓄電池92毎の平均温度や使用開始時点からの経過時間、推定された残寿命、点検日等の情報を表示するとともに、作業者の操作により蓄電池92毎の使用開始日や内部抵抗値等を演算制御装置15に入力する。
カウンタ13は、蓄電池92の使用開始時点からの経過時間を蓄電池92毎に計時する。カウンタ13が計時する単位時間は、平均温度算出装置14が温度センサ11から温度を取得する間隔以下であることが好ましい。
平均温度算出装置14は、温度センサ11で測定された温度を一定時間毎に取得する温度取得手段41と、蓄電池92毎に使用開始時点からの平均温度を算出する平均温度算出手段42とを備える。
温度取得手段41は、公知のA/D変換器等を含み、一定時間毎に温度センサ11が温度に応じて出力する電圧をデジタルデータに変換して取得する。温度取得手段41が温度を取得する間隔は、特定の間隔に限定されるものではなく、適宜最適な間隔に設定することができる。
平均温度算出手段42は、温度取得手段41により取得された温度を用いて平均温度を蓄電池92毎に算出する。具体的には、蓄電池92毎に使用開始時点から温度取得手段41により取得された温度の単位時間当たりの積算値を演算し、演算した積算値をカウンタ13により蓄電池92毎に計時された経過時間で除算し、平均温度を算出する。なお蓄電池92毎に使用開始時点から温度取得手段41により取得された温度の合計値を演算し、演算した合計値を蓄電池92毎の温度の取得回数で除算した値を平均温度として算出してもよく、この場合には、蓄電池残寿命推定装置2がカウンタ13を備えていなくてもよい。
平均温度算出手段42による平均温度の算出は、温度取得手段41により温度が取得される度に蓄電池92毎に行われてもよく、蓄電池92の残寿命の推定時に行われてもよい。なお蓄電池92の残寿命の推定時に平均温度を算出する場合には、経過時間や残寿命の推定時の時刻をタッチパネル12から作業者に入力させ、入力値に基づき平均温度を算出するようにしてもよく、この場合には、蓄電池残寿命推定装置2がカウンタ13を備えていなくてもよい。
演算制御装置15は、周辺機器とのデータの入出力を行う入出力手段51と、データを保存可能な記憶手段52と、入出力手段51等から入力されたデータを記憶手段52に保存する保存手段53と、蓄電池92の劣化状態を判定する劣化状態判定手段54と、抵抗値−残寿命関数を作成する残寿命関数作成手段55と、蓄電池92の目安残寿命の予測値を算出する予測値算出手段56と、算出した予測値に安全率を乗じたものを蓄電池92の残寿命として推定する残寿命推定手段57と、推定した残寿命に基づき蓄電池92の点検日を決定する点検日決定手段58と、周辺機器に出力するデータを作成し送信するデータ送信手段59とを備える。
入出力手段51は、周辺機器に接続され周辺機器とのデータの入出力を行う。周辺機器の一例としては、タッチパネル12の他、図示しない、キーボード、マウス等の入力装置や、プリンタ、ディスプレイ等の出力装置、ルーター等の通信機器、USBメモリ等の記憶装置、パーソナルコンピュータやサーバコンピュータ等が挙げられる。入出力手段51は、蓄電池残寿命推定装置2の使用方法等に応じて適宜最適な周辺機器とのデータの入出力が可能に構成することができる。また入出力手段51と周辺機器との接続方法は、有線でも無線でもよい。
記憶手段52としては、例えば、デジタルデータを保存可能な公知のハードディスクドライブや半導体メモリ等を用いることができる。記憶手段52に保存されるデータとしては、蓄電池92の種類毎又は固体毎の温度−寿命関数、寿命抵抗値、注意抵抗値、寿命目安抵抗値、初期抵抗値、推定時抵抗値、使用開始日、推定時抵抗値の測定日等がある。なお記憶手段52に保存されるデータは、これに限定されるものではなく、例えば、カウンタ13が計時した経過時間、平均温度算出装置14が取得した一定時間毎の温度や算出した平均温度、通信装置16により通知された警報の履歴等のデータが必要に応じて保存される。
保存手段53は、タッチパネル12やその他の周辺機器、カウンタ13、平均温度算出装置14、通信装置16等から入力されたデータを記憶手段52に保存する。
劣化状態判定手段54は、蓄電池92の残寿命の推定時に測定され入力された蓄電池92の内部抵抗値(推定時抵抗値)が蓄電池92の寿命の目安として設定された内部抵抗値である寿命目安抵抗値に達しているか否かを蓄電池92毎に判定する。入力された内部抵抗値が寿命目安抵抗値に達している場合には、タッチパネル12に警告を表示するとともに、通信装置16を介して管理者等へ警告を通知する。通常、蓄電池92の点検時(残寿命の推定時)に測定した蓄電池92の内部抵抗値が寿命目安抵抗値以上となった場合に、管理者に警報が通知され、新しい蓄電池92との交換が行われる。
残寿命関数作成手段55は、蓄電池92の残寿命の推定時において、温度−寿命関数と、寿命抵抗値と、寿命目安抵抗値と、初期抵抗値とを用いて、蓄電池92の内部抵抗値が寿命目安抵抗値に達するまでの残り時間である目安残寿命の予測値を算出可能な温度に依存する関数である抵抗値−残寿命関数を蓄電池92毎に作成する。
残寿命関数作成手段55が抵抗値−残寿命関数を作成するタイミングは、蓄電池92の残寿命の推定時に限定されるものではなく、温度−寿命関数と、寿命抵抗値と、寿命目安抵抗値と、初期抵抗値とを用いて、予め温度毎に抵抗値−残寿命関数を作成し、記憶手段52に保存しておいてもよい。
予測値算出手段56は、残寿命関数作成手段55が作成した抵抗値−残寿命関数にタッチパネル12から入力された推定時抵抗値を代入することで蓄電池92の目安残寿命の予測値を蓄電池92毎に算出する。
残寿命推定手段57は、予測値算出手段56により算出された目安残寿命の予測値に安全率を乗じたものを蓄電池92の残寿命として蓄電池92毎に推定する。
点検日決定手段58は、残寿命推定手段57により推定された残寿命に基づき蓄電池92毎に次回の点検日を決定する。
データ送信手段59は、タッチパネル12等の周辺機器に出力する、蓄電池92毎の使用開始時点からの経過時間、平均温度、次回点検日等のデータを作成し、周辺機器に送信する。データ送信手段59で作成されたデータは、入出力手段51やケーブル22、周辺機器であるルーター等の通信機器を介してタッチパネル12や管理者のパーソナルコンピュータ等へ送信される。
通信装置16は、管理者のパーソナルコンピュータ等へ信号を送信可能な公知の通信装置であり、劣化状態判定手段54により蓄電池92の内部抵抗値が寿命目安抵抗値に達していると判定されたときに管理者のパーソナルコンピュータ等へ警告信号を通知する。なお通信装置16による通信方法は、無線であっても有線であってもよい。
次に本実施形態の蓄電池残寿命推定装置2により蓄電池92毎に行われる残寿命の推定方法について説明する。作業者は、蓄電池92毎の使用開始時点において、蓄電池92の内部抵抗値を測定し、測定した内部抵抗値(初期抵抗値)と、使用開始日と、蓄電池92の種類に応じて設定された温度−寿命関数、寿命抵抗値、注意抵抗値、及び寿命目安抵抗値とをタッチパネル12から入力する。
タッチパネル12からデータの入力が行われると、入出力手段51を介して演算制御装置15にデータが入力され、入力されたデータが保存手段53により記憶手段52に保存される。なお、これらのデータは、蓄電池92の残寿命の推定時に入力してもよい。また蓄電池92の種類毎の温度−寿命関数、寿命抵抗値、注意抵抗値、及び寿命目安抵抗値は、蓄電池92の使用開始前から予め記憶手段52に保存されていてもよい。
蓄電池92の使用が開始されると、カウンタ13により使用開始時点からの経過時間が計時される。なお温度センサ11により測定された温度は、蓄電池盤91の使用開始時点から平均温度算出装置14の温度取得手段41により一定時間毎に取得されている。
蓄電池92の使用開始後の残寿命の推定時(点検時等)において、作業者が蓄電池92の内部抵抗値を測定し、測定した内部抵抗値(推定時抵抗値)をタッチパネル12から入力すると、入出力手段51を介して演算制御装置15に推定時抵抗値が入力され、入力された推定時抵抗値が寿命目安抵抗値に達しているか否かが劣化状態判定手段54により判定され、寿命目安抵抗値に達していると判定された場合には、通信装置16により管理者等へ警報が通知される。
入力された推定時抵抗値が寿命目安抵抗値に達していない場合には、入力時点での蓄電池92の使用開始時点からの平均温度が平均温度算出手段42により算出され、算出された平均温度における抵抗値−残寿命関数が残寿命関数作成手段55により作成され、作成された抵抗値−残寿命関数に推定時抵抗値を代入することで蓄電池92の目安残寿命の予測値が予測値算出手段56により算出され、算出された予測値に予め設定された安全率を乗じたものが蓄電池92の残寿命として残寿命推定手段57により推定される。また推定された残寿命に基づき、蓄電池92の次回の点検日が点検日決定手段58により決定される。
なお平均温度算出手段42による平均温度の算出は、蓄電池92の使用開始時点から温度取得手段41により温度が取得される度に行うようにしてもよい。また抵抗値−残寿命関数は、初期抵抗値と寿命抵抗値と寿命目安抵抗値と温度−寿命関数とが揃えば作成することができるので、推定時抵抗値の入力や平均温度の算出の前に、残寿命関数作成手段55により予め温度毎に作成されるようにしてもよい。
残寿命の推定及び点検日の決定が完了すると、これらの情報や蓄電池92の内部抵抗値、平均温度、使用開始時点からの経過時間等の情報がデータ送信手段59から送信され、入出力手段51を介してタッチパネル12に表示される。また、これらの情報を記憶手段52に保存し、管理者のパーソナルコンピュータ等から周辺機器、通信装置16、入出力手段51を介して、情報を確認可能に構成することもできる。
以上のように、本実施形態の蓄電池残寿命推定装置2によれば、第1実施形態の蓄電池残寿命推定方法を装置化(自動化)することができる。なお本実施形態の蓄電池残寿命推定装置2のように第1実施形態の蓄電池残寿命推定方法を装置化した場合でも、蓄電池92の内部抵抗値を測定する測定器を常設する必要がないので、設置コストの低減を実現可能であるとともに、測定器の校正が容易であるため少ない労力で測定品質を確保可能であり、運用コストの低減も実現することができる。
図4は、本発明の第3実施形態の蓄電池残寿命推定システム(蓄電池点検日決定システム)3の構成図である。図3に示す第2実施形態の蓄電池残寿命推定装置2と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態の蓄電池残寿命推定システム(蓄電池点検日決定システム)3は、蓄電池92の平均温度を算出する平均温度算出装置61と、蓄電池92の残寿命を推定し点検日(次回)を決定する残寿命推定装置(蓄電池点検日決定装置)として機能するパーソナルコンピュータ62とで構成される。
平均温度算出装置61は、温度センサ11と、タッチパネル12と、カウンタ13と、温度取得手段41と、平均温度算出手段42と、入出力手段63とを備え、温度センサ11で測定された温度を一定時間毎に取得し、蓄電池92の使用開始時点から取得した温度を用いて平均温度を蓄電池92毎に算出する。
タッチパネル12は、ケーブル22を介して平均温度算出装置61の入出力手段63に接続されている。
入出力手段63は、周辺機器に接続され周辺機器とのデータの入出力を行う。周辺機器の一例としては、タッチパネル12、パーソナルコンピュータ62の他、図示しない、キーボード、マウス等の入力装置や、プリンタ、ディスプレイ等の出力装置、ルーター等の通信機器、USBメモリ等の記憶装置、サーバコンピュータ等が挙げられる。入出力手段63は、蓄電池残寿命推定システム3(平均温度算出装置61)の使用方法等に応じて適宜最適な周辺機器とのデータの入出力が可能に構成することができる。また入出力手段63と周辺機器との接続方法は、有線でも無線でもよい。
パーソナルコンピュータ62は、ディスプレイ、入力装置、記憶装置、演算装置等を備える公知のパーソナルコンピュータを用いることができる。パーソナルコンピュータ62は、通信装置16と、入出力手段51と、記憶手段52と、保存手段53と、劣化状態判定手段54と、残寿命関数作成手段55と、予測値算出手段56と、残寿命推定手段57と、点検日決定手段58と、データ送信手段59と、平均温度算出装置61から蓄電池92毎の平均温度を取得する平均温度取得手段64とを備え、入出力手段51、63を介して平均温度算出装置61に接続され、平均温度算出装置61から蓄電池92毎の平均温度を取得し、取得した平均温度に基づき蓄電池92毎の残寿命を推定し、推定した残寿命に基づき蓄電池92毎の適正な点検日を決定する。
パーソナルコンピュータ62は、デスクトップ型でもラップトップ型(ノート型)でもパームトップ型(タブレット型)でもよいが、蓄電池盤91(平均温度算出装置61)毎に設置すると設置コストが大きくなるので、携帯可能な大きさとし、複数の蓄電池盤91(平均温度算出装置61)に対して共用可能であると好ましい。
なお平均温度算出装置61と、パーソナルコンピュータ62とは、入出力手段51、63を介して互いに信号やデータを送受信可能に構成されている。
次に本実施形態の蓄電池残寿命推定システム3により蓄電池92毎に行われる残寿命の推定方法について説明する。作業者は、蓄電池92毎の使用開始時点において、蓄電池92の内部抵抗値を測定し、測定した内部抵抗値(初期抵抗値)と、使用開始日と、蓄電池92の種類に応じて設定された温度−寿命関数、寿命抵抗値、注意抵抗値、及び寿命目安抵抗値とをパーソナルコンピュータ62に入力する。
パーソナルコンピュータ62にデータの入力が行われると、入力されたデータが保存手段53により記憶手段52に保存される。なお、これらのデータは、蓄電池92の残寿命の推定時に入力してもよい。また蓄電池92の種類毎の温度−寿命関数、寿命抵抗値、注意抵抗値、及び寿命目安抵抗値は、蓄電池92の使用開始前に予め記憶手段52に保存されていてもよい。
蓄電池92の使用が開始されると、平均温度算出装置61のカウンタ13により使用開始時点からの経過時間が計時され、温度取得手段41により温度が取得される度に蓄電池92の使用開始時点からの平均温度が平均温度算出手段42により算出される。
蓄電池92の使用開始後の残寿命の推定時(点検時等)において、作業者が蓄電池92の内部抵抗値を測定し、測定した内部抵抗値(推定時抵抗値)をパーソナルコンピュータ62に入力すると、入力された推定時抵抗値が寿命目安抵抗値に達しているか否かが劣化状態判定手段54により判定され、寿命目安抵抗値に達していると判定された場合には、通信装置16により管理者等へ警報が通知される。
入力された推定時抵抗値が寿命目安抵抗値に達していない場合には、作業者がパーソナルコンピュータ62を平均温度算出装置61に接続し、入出力手段51、63を介して推定時抵抗値の入力時点での蓄電池92の平均温度が平均温度取得手段64により平均温度算出装置61から取得され、取得した平均温度における抵抗値−残寿命関数が残寿命関数作成手段55により作成され、作成された抵抗値−残寿命関数に推定時抵抗値を代入することで蓄電池92の目安残寿命の予測値が予測値算出手段56により算出され、算出された予測値に予め設定された安全率を乗じたものが蓄電池92の残寿命として残寿命推定手段57より推定される。また推定された残寿命に基づき、蓄電池92の次回の点検日が点検日決定手段58により決定される。
なお平均温度算出手段42による平均温度の算出は、平均温度取得手段64による平均温度の取得の直前に行われるようにしてもよい。また抵抗値−残寿命関数は、初期抵抗値と寿命抵抗値と寿命目安抵抗値と温度−寿命関数とが揃えば作成することができるので、推定時抵抗値の入力や平均温度の算出の前に、残寿命関数作成手段55により予め温度毎に作成されるようにしてもよい。
残寿命の推定及び点検日の決定が完了すると、これらの情報や蓄電池92の内部抵抗値、平均温度、使用開始時点からの経過時間等の情報がデータ送信手段59から送信され、入出力手段51、63を介してタッチパネル12に表示される。また、これらの情報を記憶手段52に保存し、入出力手段51、通信装置16、周辺機器を介して、管理者のパーソナルコンピュータ等へ情報を送信するように構成することもできる。
なおパーソナルコンピュータ62へのデータの入力は、パーソナルコンピュータ62を平均温度算出装置61に接続した状態で入出力手段51、63を介してタッチパネル12から行うようにしてもよい。
以上のように、本実施形態の蓄電池残寿命推定システム3によれば、平均温度算出装置61と残寿命推定装置として機能するパーソナルコンピュータ62とが分離されているので、蓄電池盤91には、平均温度算出装置61のみを設置すればよく、第2実施形態の蓄電池残寿命推定装置2に比べ、低コスト化及び省スペース化を実現することができる。
なおパーソナルコンピュータ62に代えて、蓄電池92の内部抵抗値を測定する測定器(図示省略)に残寿命推定装置としての機能を付加し、平均温度算出装置61と測定器とで本発明の蓄電池残寿命推定システムを構成することもできる。
以上、第1から第3実施形態の蓄電池残寿命推定方法、蓄電池残寿命推定装置2、及び蓄電池残寿命推定システム3を用いて、本発明の蓄電池残寿命推定方法、蓄電池点検日決定方法、蓄電池残寿命推定装置、及び蓄電池残寿命推定システムを説明したが、本発明の蓄電池残寿命推定方法、蓄電池点検日決定方法、蓄電池残寿命推定装置、及び蓄電池残寿命推定システムは、上記実施形態に限定されるものではなく要旨を変更しない範囲で変形することができる。
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施形態を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲内で種々の変更及び修正を容易に想定するであろう。従って、そのような変更及び修正は、請求の範囲から定まる発明の範囲内のものと解釈される。
2 蓄電池残寿命推定装置
3 蓄電池残寿命推定システム
11 温度センサ
41 温度取得手段
42 平均温度算出手段
55 残寿命関数作成手段
56 予測値算出手段
57 残寿命推定手段
61 平均温度算出手段
62 残寿命推定装置
64 平均温度取得手段

Claims (8)

  1. 温度によって寿命が変動する蓄電池の寿命までの残り時間である残寿命を推定する蓄電池残寿命推定方法であって、
    前記蓄電池の寿命の目安である寿命目安抵抗値を予め設定し、
    前記蓄電池の使用開始時点からの温度を一定時間毎に取得し、
    前記蓄電池の使用開始時点から前記残寿命を推定する時点までの間に取得した温度を用いて平均温度を算出し、
    前記残寿命を推定する時点で前記蓄電池の内部抵抗値を測定し、
    測定した前記内部抵抗値と、前記蓄電池の内部抵抗値が前記寿命目安抵抗値に達するまでの目安残寿命の予測値を算出可能な、前記平均温度における抵抗値−残寿命関数と、を用いて前記目安残寿命の予測値を算出し、
    算出した前記予測値に基づき前記残寿命を推定することを特徴とする蓄電池残寿命推定方法。
  2. さらに、温度と前記蓄電池の寿命との関係を表す温度−寿命関数と、前記蓄電池の寿命である寿命抵抗値とを予め設定し、
    前記蓄電池の使用開始時点での初期抵抗値を予め測定し、
    前記抵抗値−残寿命関数は、前記初期抵抗値と、前記温度−寿命関数と、前記寿命抵抗値と、前記寿命目安抵抗値と、を基に作成されることを特徴とする請求項1に記載の蓄電池残寿命推定方法。
  3. 前記抵抗値−残寿命関数の作成は、前記平均温度を算出した後に行い、
    前記平均温度における前記抵抗値−残寿命関数のみを作成することを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄電池残寿命推定方法。
  4. 前記抵抗値−残寿命関数の作成は、前記平均温度を算出する前に行い、
    温度毎に前記抵抗値−残寿命関数を作成することを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄電池残寿命推定方法。
  5. さらに、1以下の値である安全率を予め設定し、
    前記予測値に前記安全率を乗じた値を前記残寿命として推定することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の蓄電池残寿命推定方法。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の蓄電池残寿命推定方法により前記残寿命を推定し、
    推定した前記残寿命に基づき前記蓄電池の点検日を決定することを特徴とする蓄電池点検日決定方法。
  7. 温度によって寿命が変動する蓄電池の寿命までの残り時間である残寿命を推定する蓄電池残寿命推定装置であって、
    温度を測定する温度測定手段と、
    前記温度測定手段で測定された温度を一定時間毎に取得する温度取得手段と、
    前記残寿命を推定する時点までの間に取得された温度を用いて平均温度を算出する平均温度算出手段と、
    温度と前記蓄電池の寿命との関係を表す温度−寿命関数と、前記蓄電池の寿命である寿命抵抗値と、前記蓄電池の寿命の目安である寿命目安抵抗値と、前記蓄電池の使用開始時点で測定された初期抵抗値と、を基に前記蓄電池の内部抵抗値が前記寿命目安抵抗値に達するまでの目安残寿命の予測値を算出可能な温度に依存する関数である抵抗値−残寿命関数を作成する残寿命関数作成手段と、
    前記残寿命を推定する時点で測定された前記蓄電池の内部抵抗値と、前記平均温度における前記抵抗値−残寿命関数と、を用いて前記目安残寿命の予測値を算出する予測値算出手段と、
    前記予測値に基づき前記残寿命を推定する残寿命推定手段と、を備えることを特徴とする蓄電池残寿命推定装置。
  8. 温度によって寿命が変動する蓄電池の寿命までの残り時間である残寿命を推定する蓄電池残寿命推定システムであって、
    温度を一定時間毎に取得し、前記残寿命を推定する時点までの間に取得した温度を用いて平均温度を算出する平均温度算出装置と、
    前記平均温度算出装置から前記平均温度を取得し、取得した前記平均温度に基づき前記残寿命を推定する残寿命推定装置とを備え、
    前記平均温度算出装置は、温度を測定する温度測定手段と、前記温度測定手段で測定された温度を一定時間毎に取得する温度取得手段と、前記残寿命を推定する時点までの間に取得された温度を用いて平均温度を算出する平均温度算出手段と、を備え、
    前記残寿命推定装置は、温度と前記蓄電池の寿命との関係を表す関数である温度−寿命関数と、前記蓄電池の寿命である寿命抵抗値と、前記蓄電池の寿命の目安である寿命目安抵抗値と、前記蓄電池の使用開始時点で測定された初期抵抗値と、を基に前記蓄電池の内部抵抗値が前記寿命目安抵抗値に達するまでの目安残寿命の予測値を算出可能な温度に依存する関数である抵抗値−残寿命関数を作成する残寿命関数作成手段と、
    前記平均温度算出装置から前記平均温度を取得する平均温度取得手段と、
    前記残寿命を推定する時点で測定された前記蓄電池の内部抵抗値と、前記平均温度における前記抵抗値−残寿命関数と、を用いて前記目安残寿命の予測値を算出する予測値算出手段と、
    前記予測値に基づき前記残寿命を推定する残寿命推定手段と、を備え、
    前記平均温度算出装置が算出した前記平均温度を用いて前記残寿命推定装置が前記残寿命を推定することを特徴とする蓄電池残寿命推定システム。
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