JP2016164847A - 温度制御装置、温度制御方法、プログラム、記録媒体 - Google Patents

温度制御装置、温度制御方法、プログラム、記録媒体 Download PDF

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裕之 栗田
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Abstract

【課題】マイクロ波炉による加熱対象の温度を所望の値とする。
【解決手段】温度制御装置は、マイクロ波による処理の対象物4を収容するマイクロ波炉2に入射信号が入射された結果として得られた取得信号のパワーを測定する反射波測定部20と、取得信号のパワーに基づき、取得信号のQ値を測定するQ値測定部30と、Q値に基づき、マイクロ波炉に入力された入力パワーP0を測定する入力パワー測定部32と、対象物4の目標とする目標温度に基づき、対象物4が目標温度となるためにマイクロ波炉2に入力されるべき目標パワーP1を導出する目標パワー導出部36と、目標パワーP1および入力パワーP0に基づき、マイクロ波のパワーを操作するパワー操作部36とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、マイクロ波炉による加熱対象の温度の制御に関する。
従来より、加熱対象である対象物を炉の内部に配置し、炉の内部にマイクロ波を放射して、対象物を加熱することが知られている。この際、対象物の温度を所望の値とするために、炉内に温度センサを設置して、マイクロ波の信号源のパワーを制御することが考えられる。
特開2013−201096号公報 特開2014−032766号公報 特開2005−326050号公報 特開2005−272797号公報 特許第2755340号
しかし、上記のような従来技術によれば、対象物の温度は、対象物がエネルギを受けて蓄積したものにより定まるので、時定数が大きい場合がある。よって、対象物の温度を所望の値とすることが難しい。
そこで、本発明は、マイクロ波炉による加熱対象の温度を所望の値とすることを課題とする。
本発明にかかる温度制御装置は、マイクロ波による処理の対象物を収容するマイクロ波炉に入射信号が入射された結果として得られた取得信号のパワーを測定する信号測定部と、前記取得信号のパワーに基づき、該取得信号のQ値を測定するQ値測定部と、前記Q値に基づき、前記マイクロ波炉に入力された入力パワーを測定する入力パワー測定部と、前記対象物の目標とする目標温度に基づき、前記対象物が前記目標温度となるために前記マイクロ波炉に入力されるべき目標パワーを導出する目標パワー導出部と、前記目標パワーおよび前記入力パワーに基づき、前記マイクロ波のパワーを操作するパワー操作部とを備えるように構成される。
上記のように構成された温度制御装置によれば、信号測定部が、マイクロ波による処理の対象物を収容するマイクロ波炉に入射信号が入射された結果として得られた取得信号のパワーを測定する。Q値測定部が、前記取得信号のパワーに基づき、該取得信号のQ値を測定する。入力パワー測定部が、前記Q値に基づき、前記マイクロ波炉に入力された入力パワーを測定する。目標パワー導出部が、前記対象物の目標とする目標温度に基づき、前記対象物が前記目標温度となるために前記マイクロ波炉に入力されるべき目標パワーを導出する。パワー操作部が、前記目標パワーおよび前記入力パワーに基づき、前記マイクロ波のパワーを操作する。
なお、本発明にかかる温度制御装置は、前記取得信号が、前記マイクロ波炉に前記入射信号が入射されて、反射された反射信号であるようにしてもよい。
なお、本発明にかかる温度制御装置は、前記取得信号が、前記マイクロ波炉に前記入射信号が入射されて、透過した透過信号であるようにしてもよい。
なお、本発明にかかる温度制御装置は、付加信号を出力する付加信号源と、マイクロ波に前記付加信号を加えて出力する加算器とを備え、前記加算器の出力が、前記入射信号であるようにしてもよい。
なお、本発明にかかる温度制御装置は、前記付加信号のパワーが、前記対象物の前記マイクロ波による処理を妨げない程度に、弱いようにしてもよい。
なお、本発明にかかる温度制御装置は、前記付加信号の周波数が、時間に応じて変化するようにしてもよい。
なお、本発明にかかる温度制御装置は、前記付加信号が、パルス信号であるようにしてもよい。
本発明は、マイクロ波による処理の対象物を収容するマイクロ波炉に入射信号が入射された結果として得られた取得信号のパワーを測定する信号測定工程と、前記取得信号のパワーに基づき、該取得信号のQ値を測定するQ値測定工程と、前記Q値に基づき、前記マイクロ波炉に入力された入力パワーを測定する入力パワー測定工程と、前記対象物の目標とする目標温度に基づき、前記対象物が前記目標温度となるために前記マイクロ波炉に入力されるべき目標パワーを導出する目標パワー導出工程と、前記目標パワーおよび前記入力パワーに基づき、前記マイクロ波のパワーを操作するパワー操作工程とを備えた温度制御方法である。
本発明は、マイクロ波による処理の対象物を収容するマイクロ波炉に入射信号が入射された結果として得られた取得信号のパワーを測定する信号測定部を有する温度制御装置における温度制御処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記温度制御処理は、前記取得信号のパワーに基づき、該取得信号のQ値を測定するQ値測定工程と、前記Q値に基づき、前記マイクロ波炉に入力された入力パワーを測定する入力パワー測定工程と、前記対象物の目標とする目標温度に基づき、前記対象物が前記目標温度となるために前記マイクロ波炉に入力されるべき目標パワーを導出する目標パワー導出工程と、前記目標パワーおよび前記入力パワーに基づき、前記マイクロ波のパワーを操作するパワー操作工程と、を備えたプログラムである。
本発明は、マイクロ波による処理の対象物を収容するマイクロ波炉に入射信号が入射された結果として得られた取得信号のパワーを測定する信号測定部を有する温度制御装置における温度制御処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体であって、前記温度制御処理は、前記取得信号のパワーに基づき、該取得信号のQ値を測定するQ値測定工程と、前記Q値に基づき、前記マイクロ波炉に入力された入力パワーを測定する入力パワー測定工程と、前記対象物の目標とする目標温度に基づき、前記対象物が前記目標温度となるために前記マイクロ波炉に入力されるべき目標パワーを導出する目標パワー導出工程と、前記目標パワーおよび前記入力パワーに基づき、前記マイクロ波のパワーを操作するパワー操作工程とを備えた記録媒体である。
本発明の第一の実施形態にかかるマイクロ波周波数設定装置の構成を示す機能ブロック図である。 マイクロ波炉2の共振周波数が変化した後に、マイクロ波のみをマイクロ波炉2に与えたと仮定した場合の反射波のパワーPrを示すグラフ(図2(a)参照)、付加信号のみをマイクロ波炉2に与えたと仮定した場合の反射波のパワーPrを示すグラフ(図2(b)参照)である。 マイクロ波炉2の共振周波数が変化した後に、マイクロ波と付加信号とを加算してマイクロ波炉2に入射した場合の反射波のパワーPrを示すグラフである。 本発明の第二の実施形態にかかる温度制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 第二の実施形態にかかるQ値の測定法を説明するための図である。 第二の実施形態にかかる温度制御装置の等価回路図である。 本発明の第三の実施形態にかかる温度制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 第三の実施形態にかかるQ値の測定法を説明するための図である。 本発明の第四の実施形態にかかる温度制御装置の構成を示す機能ブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
第一の実施形態
図1は、本発明の第一の実施形態にかかるマイクロ波周波数設定装置の構成を示す機能ブロック図である。
マイクロ波炉2は、その内部に対象物4を収容する。対象物4は、マイクロ波による処理(例えば、加熱または化学反応)の対象である。マイクロ波信号源6は、マイクロ波をマイクロ波炉2に向けて出力する。マイクロ波信号源6の出力するマイクロ波の周波数は、マイクロ波炉2の(当初の)共振周波数f0に設定されており、マイクロ波がマイクロ波炉2の内部に効率よく入射されるようにされている(マイクロ波のマイクロ波炉2による反射は、ほとんどない)。ただし、マイクロ波による対象物4の処理により、対象物4の誘電率が変化し、マイクロ波炉2の共振周波数がf0からf1に変化してしまう。なお、マイクロ波信号源6の出力するマイクロ波のQ値は、一般的には高いものである。
マイクロ波周波数設定装置は、付加信号源12、加算器14、方向性結合器16、進行波測定部18、反射波測定部(信号測定部)20、インピーダンス測定部22、極小周波数測定部24、周波数設定部26を備える。
付加信号源12は、付加信号を出力する。付加信号の周波数は、時間に応じて変化する。例えば、付加信号は、周波数掃引信号である。付加信号の周波数帯域は、マイクロ波炉2の(変化後の)共振周波数f1を含む。ただし、付加信号の周波数帯域が、マイクロ波炉2の(当初の)共振周波数f0を含んでいてもよい。なお、付加信号として周波数掃引信号を用いた場合、付加信号の周波数帯域とは、周波数が変化する範囲を意味する。
加算器14は、マイクロ波に付加信号を加えて出力する。マイクロ波に付加信号が加えられても、対象物4のマイクロ波による処理を妨げない程度に、付加信号のパワーは弱い。例えば、付加信号のパワーを、マイクロ波のパワーの1/1000程度にすることが考えられる。なお、付加信号のパワーは、周波数によらず、ほぼ一定とすることが考えられる。
方向性結合器16は、加算器14の出力を、マイクロ波炉2および進行波測定部18に導く。方向性結合器16は、さらに、加算器14の出力がマイクロ波炉2に入射されて、反射された信号を、反射波測定部20に導く。
進行波測定部18は、方向性結合器16を介して、加算器14の出力(進行波に相当する)を受けて、進行波のパワーPf(ベクトル)を測定する。
反射波測定部20は、方向性結合器16を介して、加算器14の出力がマイクロ波炉2に入射されて、反射された信号(反射波)のパワーPr(ベクトル)を測定する。
インピーダンス測定部22は、進行波のパワーPf(ベクトル)および反射波のパワーPr(ベクトル)を受けて、両者の比を、マイクロ波炉2のインピーダンスとして出力する。マイクロ波炉2のインピーダンスを測定することで、対象物4の状態が推定できる。
極小周波数測定部24は、反射波測定部20の測定結果が極小値をとる周波数である極小周波数を測定する。極小周波数は、マイクロ波炉2の(変化後の)共振周波数f1に一致する。
周波数設定部26は、マイクロ波信号源6の出力するマイクロ波の周波数を、極小周波数測定部24により測定された極小周波数f1に設定する。
次に、本発明の第一の実施形態の動作を説明する。
マイクロ波炉2の共振周波数は、当初は、f0である。マイクロ波信号源6の出力するマイクロ波の周波数はf0に設定されており、マイクロ波がマイクロ波炉2の内部に効率よく入射され、反射はほとんどない。しかし、マイクロ波による対象物4の処理により、対象物4の誘電率が変化し、マイクロ波炉2の共振周波数がf0からf1に変化してしまう。
図2は、マイクロ波炉2の共振周波数が変化した後に、マイクロ波のみをマイクロ波炉2に与えたと仮定した場合の反射波のパワーPrを示すグラフ(図2(a)参照)、付加信号のみをマイクロ波炉2に与えたと仮定した場合の反射波のパワーPrを示すグラフ(図2(b)参照)である。
図2(a)を参照して、マイクロ波炉2の共振周波数がf0からf1に変化してしまうと、マイクロ波のQ値が高いため、ほとんどマイクロ波炉2内に進行しないで、反射されてしまう。このため、周波数f0において、反射波のパワーPrが高くなる。
図2(b)を参照して、付加信号の周波数帯域(周波数が変化する範囲)は広い。また、付加信号のパワーは、周波数によらず、ほぼ一定である。マイクロ波炉2の(変化後の)共振周波数f1においては、付加信号のほとんどがマイクロ波炉2内に進行するので、反射波のパワーPrが低くなり、極小値をとる。一方、マイクロ波炉2の(変化後の)共振周波数f1から離れた周波数においては、付加信号のほとんどがマイクロ波炉2から反射されてしまうので、反射波のパワーPrが高くなる。
実際には、マイクロ波信号源6の出力するマイクロ波と、付加信号源12の出力する付加信号とが、加算器14により加算され、方向性結合器16を介して、マイクロ波炉2に入射される。
図3は、マイクロ波炉2の共振周波数が変化した後に、マイクロ波と付加信号とを加算してマイクロ波炉2に入射した場合の反射波のパワーPrを示すグラフである。
マイクロ波炉2の共振周波数が変化した後に、マイクロ波と付加信号とを加算してマイクロ波炉2に入射した場合の反射波のパワーPrは、図2(a)のグラフおよび図2(b)のグラフを加算したものにおおむね一致し、周波数f1において、極小値Pminをとる。
ここで、反射波測定部20は、方向性結合器16を介して、マイクロ波と付加信号とを加算してマイクロ波炉2に入射した場合の反射波のパワーPrを測定する(図3参照)。反射波のパワーPrの測定結果は、極小周波数測定部24に与えられる。
極小周波数測定部24は、反射波のパワーPrの測定結果が極小値をとる周波数である極小周波数を測定する。極小周波数は、マイクロ波炉2の(変化後の)共振周波数f1に一致する。極小周波数f1は、周波数設定部26に与えられる。
周波数設定部26は、マイクロ波信号源6の出力するマイクロ波の周波数を、極小周波数測定部24により測定された極小周波数f1(すなわち、マイクロ波炉2の(変化後の)共振周波数)に設定する。これにより、マイクロ波がマイクロ波炉2の内部に効率よく入射され、反射はほとんどない。
このとき、進行波測定部18は、方向性結合器16を介して、加算器14の出力(進行波に相当する)を受けて、進行波のパワーPf(ベクトル)を測定する。また、反射波測定部(信号測定部)20は、方向性結合器16を介して、加算器14の出力がマイクロ波炉2に入射されて、反射された信号(反射波)のパワーPr(ベクトル)を測定する。そして、インピーダンス測定部22は、進行波のパワーPf(ベクトル)および反射波のパワーPr(ベクトル)を受けて、両者の比を、マイクロ波炉2のインピーダンスとして出力する。
本発明の第一の実施形態によれば、マイクロ波炉2の共振周波数の変化(f0からf1へ)に応じて、マイクロ波の周波数をf1に設定して、両者を一致させることができる。
しかも、付加信号のパワーは弱いため、対象物4のマイクロ波による処理を行いながら、マイクロ波の周波数の設定を行うことができる。
なお、付加信号を、掃引信号として説明してきたが、インパルス信号であってもよい。ただし、インパルス信号(時間幅が無限小かつ高さが無限大)を生成することは実際には困難なので、時間幅の短いパルス信号(ただし、共振周波数f1の成分を含む必要がある)を、付加信号として用いてもよい。
第二の実施形態
第二の実施形態にかかる温度制御装置は、第一の実施形態にかかるマイクロ波周波数設定装置におけるマイクロ波信号源6のパワーを制御して、対象物4の温度を制御するものである。
図4は、本発明の第二の実施形態にかかる温度制御装置の構成を示す機能ブロック図である。第二の実施形態にかかる温度制御装置は、第一の実施形態にかかるマイクロ波周波数設定装置に加えて、Q値測定部30、入力パワー測定部32、目標パワー導出部34およびパワー操作部36を備える。
なお、加算器14の出力を入射信号という。反射波測定部(信号測定部)20は、マイクロ波炉2に入射信号が入射された結果として得られた取得信号のパワーを測定する。ただし、第二の実施形態においては、取得信号は、マイクロ波炉2に入射信号が入射されて、反射された反射信号である。
Q値測定部30は、取得信号(反射信号)のパワーに基づき、取得信号(反射信号)のQ値を測定する。
図5は、第二の実施形態にかかるQ値の測定法を説明するための図である。図5には、マイクロ波炉2の共振周波数が変化した後に、マイクロ波と付加信号とを加算してマイクロ波炉2に入射した場合の反射波のパワーPrが図示されている。図5に図示された反射波のパワーPrは、図3と同様である。図3と同様に、周波数f1から充分離れた部分のパワーPrが一定値をとる。周波数f1から充分離れた部分で、パワーPrがとる一定値から3dB低い値に対応する周波数をf2、f3とする。ただし、f3>f2とする。この場合、反射信号のQ値は、以下の式(1)のように表される。
Figure 2016164847

入力パワー測定部32は、Q値に基づき、マイクロ波炉2に入力された入力パワーP0を測定する。
図6は、第二の実施形態にかかる温度制御装置の等価回路図である。説明の簡略化のため、マイクロ波信号源6とマイクロ波炉2との間のインピーダンスはZ0(=50Ω)とする。マイクロ波炉2内部は、L(インダクタンス)、C(キャパシタンス)、R(抵抗)、Ca(マイクロ波炉2内に対象物4を入れた場合に追加されるキャパシタンス)およびRext(抵抗:マイクロ波炉2による加熱対象の抵抗成分)が並列に接続されているものとみなすことができる。また、マイクロ波炉2のSパラメータをS11とする。また、Esは、マイクロ波信号源6の電圧(実効値)である。
Figure 2016164847

すると、マイクロ波炉2に入力される電圧E0は式(2)のように表される。
Figure 2016164847

Q0、tanδ0、Qext、tanδextおよびQを式(3)、(4)、(5)のように定義する。すると、式(6)が成立する。Q0は、マイクロ波炉2に加熱対象を入れないときのQ値である。Qは、マイクロ波炉2に加熱対象を入れたときのQ値である(ただし、Ca<<C)。Q0およびQは、Q値測定部30により求めることができる。入力パワー測定部32は、求められたQ0およびQを式(6)に代入して、Qextを求める。
なお、マイクロ波炉2の共振周波数と、対象物4を入れた場合の共振周波数とはほとんど同じ状態で、マイクロ波による加熱が行われる。すなわち、Cext<<Cの状態で、マイクロ波による加熱が行われる。
Figure 2016164847

入力パワー測定部32では、マイクロ波炉のQ値、S11パラメータから式(2)をもとに、マイクロ波炉内に発生する電位差E0を求めることができる。ここで、マイクロ波炉2がTM01かつ円筒形であり、その底面の半径がbで高さがdのときは、軸方向にそって電界強度は一様であるため、式(7)より反応炉内の電界強度はEreactorと導出できる。なお、電界強度は中心軸からの径方向に対して分布を有しており、半径rの位置での電界強度は式(8)であらわすことができる(ただし、Eは、円筒形TM01のマイクロ波炉における、中心軸からrの位置における電界強度の実効値である)。なお、J0は0次ベッセル関数、χ01は0次ベッセル関数の1番目の根、ωは照射マイクロ波の角振動数であり、ω=2πf(fは周波数)である。また、rは加熱流路の位置(円筒形の加熱流路の中心軸と、マイクロ波炉2の中心軸との距離)である。対象物4中の電界強度Eextは対象物4の比誘電率をεsとすると式(9)で与えられる。
入力パワー測定部32は、式(9)により求めた電界強度Eext[V/m]を式(10)に代入することによって、対象物4に与えられる単位体積あたりの仕事量(入力パワー)P0[W/m3]を求めることができる。ε0は真空の誘電率[F/m]、tanδextは対象物4の誘電正接であり、かつ式(4)のとおりであり、先に求めたQextの逆数である。
目標パワー導出部34は、対象物4の目標とする目標温度に基づき、対象物4が目標温度となるためにマイクロ波炉2に入力されるべき目標パワーP1を導出する。
まず、対象物4(例えば、水)の重量をw[kg]、比熱をC[J/(kg・K)]、目標温度をT2[℃]、加熱開始前の温度をT1[℃]、対象物4の温度を目標温度T2に加熱するまでの時間をt[s]、対象物4の体積をV[m3]とすると、対象物4に与えるべき単位体積あたりの仕事量P[W/m3]は、式(11)のように表される。
パワー操作部36は、目標パワーP1および入力パワーP0に基づき、マイクロ波信号源6が出力するマイクロ波のパワーを操作する。
マイクロ波信号源6が出力するマイクロ波のパワーを操作することで、入力パワーP0の値を変えることができるので、入力パワーP0が目標パワーP1に一致するように、パワー操作部36がマイクロ波のパワーを操作する。
次に、本発明の第二の実施形態の動作を説明する。
まず、図4を参照して、マイクロ波信号源6の出力するマイクロ波と、付加信号源12の出力する付加信号とが、加算器14により加算され、方向性結合器16を介して、マイクロ波炉2に入射される。
加算器14の出力がマイクロ波炉2に入射され反射された信号(反射信号)が、方向性結合器16を介して、反射波測定部20に与えられる。反射波測定部20によって測定されたパワーPrは、Q値測定部30に与えられる。
Q値測定部30によって、反射信号のQ値が測定される(図5および式(1)を参照)。反射信号のQ値は、入力パワー測定部32に与えられ、マイクロ波炉2に入力された入力パワーP0が測定される(図6および式(2)〜式(8)を参照)。なお、マイクロ波炉2内に加熱対象が無い場合のQ値であるQ0を、Q値測定部30によって、予め求めておく。また、入力パワー測定部32は、マイクロ波炉2に入力される電圧E0を、S11の測定結果から、求めておく(式(2)参照)。
また、対象物4の目標温度が、温度制御装置のユーザなどから、目標パワー導出部34に与えられる。目標温度に基づき、目標パワー導出部34により、対象物4が目標温度となるためにマイクロ波炉2に入力されるべき目標パワーP1が導出される(式(9)を参照)。
目標パワーP1および入力パワーP0は、パワー操作部36に与えられ、入力パワーP0が目標パワーP1に一致するように、マイクロ波信号源6が出力するマイクロ波のパワーが操作される。
本発明の第二の実施形態によれば、Q値に基づき測定された入力パワーP0を用いてマイクロ波信号源6の出力を操作するので、マイクロ波炉2による加熱対象(対象物4)の温度を所望の値とすることができる。
第三の実施形態
第三の実施形態にかかる温度制御装置は、透過波の測定結果からQ値を得る点が、第二の実施形態と異なる。
図7は、本発明の第三の実施形態にかかる温度制御装置の構成を示す機能ブロック図である。第三の実施形態にかかる温度制御装置は、第一の実施形態にかかるマイクロ波周波数設定装置に加えて、透過波測定部(信号測定部)28、Q値測定部31、入力パワー測定部32、目標パワー導出部34およびパワー操作部36を備える。
入力パワー測定部32、目標パワー導出部34およびパワー操作部36は第二の実施形態と同様であり説明を省略する。
なお、加算器14の出力を、上述のように入射信号という。透過波測定部(信号測定部)28は、マイクロ波炉2に入射信号が入射された結果として得られた取得信号のパワーを測定する。ただし、第三の実施形態においては、取得信号は、マイクロ波炉2に入射信号が入射されて、透過した透過信号である。
Q値測定部31は、取得信号(透過信号)のパワーに基づき、取得信号(透過信号)のQ値を測定する。
図8は、第三の実施形態にかかるQ値の測定法を説明するための図である。図8には、マイクロ波炉2の共振周波数が変化した後に、マイクロ波と付加信号とを加算してマイクロ波炉2に入射した場合の透過波のパワーが図示されている。
付加信号のパワーは、周波数f1で最大値をとる正規分布で表される。周波数f0のマイクロ波も、ある程度はマイクロ波炉2内に進入し透過するので、周波数f0近傍で透過波のパワーが高くなる。
付加信号のパワーが最大値をとる周波数がf1であり、周波数f1のときの付加信号のパワーから3dB低い値に対応する周波数をf2、f3とする。ただし、f3>f2とする。この場合、反射信号のQ値は、上述の式(1)(Q=f1/(f3-f2))のように表される。
次に、本発明の第三の実施形態の動作を説明する。
まず、図7を参照して、加算器14の出力がマイクロ波炉2に入射され透過した信号(透過信号)が、透過波測定部28に与えられる。透過波測定部28によって測定されたパワーは、Q値測定部31に与えられる。
Q値測定部31によって、透過信号のQ値が測定される(図8および式(1)を参照)。それ以降の動作は、第二の実施形態と同様である。
本発明の第三の実施形態によれば、第二の実施形態と同様の効果を奏する。
第四の実施形態
第四の実施形態にかかる温度制御装置は、式(11)で導出された目標パワー導出部34の導出値の誤差を補正する点が、第一、第二および第三の実施形態と異なる。目標パワーの導出に誤差が発生する要因としては、対象物4から周囲へ対流伝熱や伝導伝熱、放射伝熱などにより熱が失われる場合が想定される。さらに、化学反応による発熱あるいは吸熱による温度変化、または、沸騰など状態変化にともなう、気化熱、凝縮熱、融解熱、凝固熱等による温度変化も想定される。
図9は、本発明の第四の実施形態にかかる温度制御装置の構成を示す機能ブロック図である。以下、第二の実施形態と同様な部分は、図4と同様な番号を付して説明を省略する。
第四の実施形態にかかる温度制御装置は、温度計測部40、過不足パワー導出部42、加算器44を備える。
温度計測部40は対象物4の温度を測定する。温度計測部40は、たとえば放射温度計や光ファイバ温度計などマイクロ波炉2内の電界分布を乱さない温度計測器である。
過不足パワー導出部42は、式(12)により、パワー操作部36によるパワーの操作量の過不足分を導出する。例えば、時間tに温度計測部40で測定された温度T3[℃]が、目標温度T2に到達しない場合は、対象物4の熱が伝熱により周囲に失われている可能性があり、パワー操作部36によるパワーの操作量が不足することになる。
Figure 2016164847

加算器44は、過不足パワー導出部42により導出された過不足分のパワーを、パワー操作部36の信号に加算する。
次に、本発明の第四の実施形態の動作を説明する。
まず、図9を参照して、温度計測部40は時間tにおける対象物4の温度T3を測定する。この温度T3が、目標温度T2に到達しない場合は、対象物の熱が伝熱により周囲に失われている可能性がある。そこで、過不足パワー導出部42が、式(12)により過不足分のパワーを導出し、パワー操作部36の信号に加算器44により加算することで、対象物4の温度を制御できる。
本発明の第四の実施形態によれば、第二の実施形態における目標パワー導出部34の導出値の誤差を補正できる。
なお、第三の実施形態(図7参照)に、温度計測部40、過不足パワー導出部42、加算器44を加えても、同様の効果を奏する。
また、上記の実施形態は、以下のようにして実現できる。CPU、ハードディスク、メディア(フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROMなど)読み取り装置を備えたコンピュータに、上記の各部分、例えばQ値測定部30、31、入力パワー測定部32、目標パワー導出部34およびパワー操作部36を実現するプログラムを記録したメディアを読み取らせて、ハードディスクにインストールする。このような方法でも、上記の機能を実現できる。
2 マイクロ波炉
4 対象物
6 マイクロ波信号源
f0 (当初の)共振周波数
f1 (変化後の)共振周波数
12 付加信号源
14 加算器
16 方向性結合器
18 進行波測定部
20 反射波測定部(信号測定部)
22 インピーダンス測定部
24 極小周波数測定部
26 周波数設定部
28 透過波測定部(信号測定部)
30、31 Q値測定部
32 入力パワー測定部
34 目標パワー導出部
36 パワー操作部
40 温度計測部
42 過不足パワー導出部
44 加算器

Claims (10)

  1. マイクロ波による処理の対象物を収容するマイクロ波炉に入射信号が入射された結果として得られた取得信号のパワーを測定する信号測定部と、
    前記取得信号のパワーに基づき、該取得信号のQ値を測定するQ値測定部と、
    前記Q値に基づき、前記マイクロ波炉に入力された入力パワーを測定する入力パワー測定部と、
    前記対象物の目標とする目標温度に基づき、前記対象物が前記目標温度となるために前記マイクロ波炉に入力されるべき目標パワーを導出する目標パワー導出部と、
    前記目標パワーおよび前記入力パワーに基づき、前記マイクロ波のパワーを操作するパワー操作部と、
    を備えた温度制御装置。
  2. 請求項1に記載の温度制御装置であって、
    前記取得信号が、前記マイクロ波炉に前記入射信号が入射されて、反射された反射信号である、
    温度制御装置。
  3. 請求項1に記載の温度制御装置であって、
    前記取得信号が、前記マイクロ波炉に前記入射信号が入射されて、透過した透過信号である、
    温度制御装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の温度制御装置であって、
    付加信号を出力する付加信号源と、
    マイクロ波に前記付加信号を加えて出力する加算器と、
    を備え、
    前記加算器の出力が、前記入射信号である、
    温度制御装置。
  5. 請求項4に記載の温度制御装置であって、
    前記付加信号のパワーが、前記対象物の前記マイクロ波による処理を妨げない程度に、弱い、
    温度制御装置。
  6. 請求項4または5に記載の温度制御装置であって、
    前記付加信号の周波数が、時間に応じて変化する、
    温度制御装置。
  7. 請求項4または5に記載の温度制御装置であって、
    前記付加信号が、パルス信号である、
    温度制御装置。
  8. マイクロ波による処理の対象物を収容するマイクロ波炉に入射信号が入射された結果として得られた取得信号のパワーを測定する信号測定工程と、
    前記取得信号のパワーに基づき、該取得信号のQ値を測定するQ値測定工程と、
    前記Q値に基づき、前記マイクロ波炉に入力された入力パワーを測定する入力パワー測定工程と、
    前記対象物の目標とする目標温度に基づき、前記対象物が前記目標温度となるために前記マイクロ波炉に入力されるべき目標パワーを導出する目標パワー導出工程と、
    前記目標パワーおよび前記入力パワーに基づき、前記マイクロ波のパワーを操作するパワー操作工程と、
    を備えた温度制御方法。
  9. マイクロ波による処理の対象物を収容するマイクロ波炉に入射信号が入射された結果として得られた取得信号のパワーを測定する信号測定部を有する温度制御装置における温度制御処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記温度制御処理は、
    前記取得信号のパワーに基づき、該取得信号のQ値を測定するQ値測定工程と、
    前記Q値に基づき、前記マイクロ波炉に入力された入力パワーを測定する入力パワー測定工程と、
    前記対象物の目標とする目標温度に基づき、前記対象物が前記目標温度となるために前記マイクロ波炉に入力されるべき目標パワーを導出する目標パワー導出工程と、
    前記目標パワーおよび前記入力パワーに基づき、前記マイクロ波のパワーを操作するパワー操作工程と、
    を備えたプログラム。
  10. マイクロ波による処理の対象物を収容するマイクロ波炉に入射信号が入射された結果として得られた取得信号のパワーを測定する信号測定部を有する温度制御装置における温度制御処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体であって、
    前記温度制御処理は、
    前記取得信号のパワーに基づき、該取得信号のQ値を測定するQ値測定工程と、
    前記Q値に基づき、前記マイクロ波炉に入力された入力パワーを測定する入力パワー測定工程と、
    前記対象物の目標とする目標温度に基づき、前記対象物が前記目標温度となるために前記マイクロ波炉に入力されるべき目標パワーを導出する目標パワー導出工程と、
    前記目標パワーおよび前記入力パワーに基づき、前記マイクロ波のパワーを操作するパワー操作工程と、
    を備えた記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018055940A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 株式会社サイダ・Fds マイクロ波装置及びこれを備えた加熱処理システム
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