JP2016163490A - フライバック型スイッチングレギュレータ - Google Patents

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島田 桂
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桂 島田
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Abstract

【課題】3端子レギュレータ等の電圧調整回路を設けなくても、制御部に適正電圧を印加することが可能な安価な制御用電源部を構成したフライバック型スイッチングレギュレータ100を提供する。
【解決手段】トランスT1の一次巻線P1に直列接続されたスイッチング素子TR1と、スイッチング素子を制御する制御部IC1と、制御用電源部10と、スイッチング素子のオン時に二次巻線P2に蓄積されたエネルギーをオフ時に整流するダイオードD2とダイオードの出力電圧を平滑するコンデンサC3とを備えた出力部20とを備えて構成され、制御用電源部10は、スイッチング素子のオン時に三次巻線P3に蓄積されたエネルギーをオフ時に整流するダイオードD1と、ダイオードD1の出力電圧を平滑するコンデンサC2と、三次巻線P3とダイオードD1との間に直列に接続されたフェライトビーズ等の誘導性素子11とを備えて構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力直流電圧を所定の出力直流電圧に変換するフライバック型スイッチングレギュレータに関する。
特許文献1には、トランスと、トランスの一次巻線に直列接続されたスイッチング素子と、スイッチング素子を制御する制御部と、制御部に制御電圧を印加する制御用電源部と、スイッチング素子のオン時にトランスの二次巻線に蓄積されたエネルギーをスイッチング素子のオフ時に整流するダイオードとダイオードの出力電圧を平滑するコンデンサとを備えた出力部とを備えたフライバック型スイッチングレギュレータが開示されている。
図6に示すように、スイッチング素子TR1のオン時にトランスT1の三次巻線に蓄積されたエネルギーをスイッチング素子RT1のオフ時に整流するダイオードD1と、ダイオードD1の出力電圧を平滑するコンデンサC2とを備えた制御用電源部10が開示されている。
特開2000−209854号公報
このようなフライバック方式のトランスT1を用いる場合は、トランスT1が飽和しないようにトランスT1のコアにギャップを設ける必要があり、そのため漏れ磁束が増加して漏れインダクタンスが増加する。増加した漏れインダクタンスの影響でスイッチング素子TR1がオフした瞬間に大きなサージ電圧が一次巻線P1に発生し、さらに三次巻線P3に誘起する。
この三次巻線P3に誘起したサージ電圧がダイオードD1を導通させてコンデンサC2に電荷を蓄積するのであるが、そのコンデンサC2の電圧が上昇してサージ電圧の途中の高い電圧がコンデンサに保持されるようになる。
このときの様子が図4に示されている。ダイオードD1のアノード側電圧が上昇すると、ダイオードD1に電流が流れてコンデンサC2が充電される。コンデンサC2の充電電圧がダイオードD1のアノード側電圧より大きくなると、ダイオードD1に逆方向バイアスが掛かり、ダイオードD1に流れていた電流が停止する。
通常、スイッチング素子TR1を制御する制御部IC1は半導体集積回路で構成されており、その半導体集積回路が適正に動作する電源電圧は予め規定されているため、コンデンサC2の出力電圧を降圧して制御部IC1に印加するために3端子レギュレータIC2をさらに組み込む必要があり、部品コストの上昇をもたらすという問題があった。
図5には、3端子レギュレータIC2を付加した制御用電源部10が示されている。例えば、制御部IC1となる半導体集積回路の起動電圧がDC17V、停止過電圧がDC26Vに規定されている場合には、当該3端子レギュレータIC2によりDC17〜26Vの範囲の電圧に調整する必要があった。
本発明の目的は、上述した問題点に鑑み、3端子レギュレータ等の電圧調整回路を設けなくても、制御部に適正電圧を印加することが可能な安価な制御用電源部を構成したフライバック型スイッチングレギュレータを提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明によるフライバック型スイッチングレギュレータの第一の特徴構成は、特許請求の範囲の書類の請求項1に記載した通り、トランスと、前記トランスの一次巻線に直列接続されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子を制御する制御部と、前記制御部に制御電圧を印加する制御用電源部と、前記スイッチング素子のオン時に前記トランスの二次巻線に蓄積されたエネルギーを前記スイッチング素子のオフ時に整流するダイオードと前記ダイオードの出力電圧を平滑するコンデンサとを備えた出力部と、を備えているフライバック型スイッチングレギュレータであって、前記制御用電源部は、前記スイッチング素子のオン時に前記トランスの三次巻線に蓄積されたエネルギーを前記スイッチング素子のオフ時に整流するダイオードと、前記ダイオードの出力電圧を平滑するコンデンサと、前記三次巻線と前記ダイオードとの間に直列に接続された誘導性素子とを備えて構成されている点にある。
一次巻線に直列に接続されたスイッチング素子のオフ時に三次巻線に誘起するサージ電圧が誘導性素子によって平滑化され、ダイオードを流れる電流が抑制されてダイオード導通時間を長くすることができるので、サージ電圧が低下するまでコンデンサの充電電圧が異常に高くなることを回避して適正な値に維持できる。その結果、3端子レギュレータ等の電圧調整回路を別途設ける必要がなくなる。
同第二の特徴構成は、同請求項2に記載した通り、上述の第一の特徴構成に加えて、前記誘導性素子がコイル、フェライトビーズ、アモルファスコイルまたはアモルファスビーズの何れかで構成されている点にある。
誘導性素子として、コイル、フェライトビーズ、アモルファスコイルまたはアモルファスビーズを好適に用いることができる。コイル及びフェライトビーズはインダクタンス値が小さく数μH〜数十μH程度である為にダイオード電流の抑制効果は限られるが、安価であるためコストの低減を図ることができる。特にフェライトビーズを用いればコストメリットのみならず一層の小型化が可能になる。アモルファスコイル及びアモルファスビーズは高価であるが、インダクタンス値が大きく数十μH〜数百μH程度である為にダイオード電流の抑制効果が極めて高い。特にアモルファスビーズを用いれば一層の小型化が可能になる。
以上説明した通り、本発明によれば、3端子レギュレータ等の電圧調整回路を設けなくても、制御部に適正電圧を印加することが可能な安価な制御用電源部を構成したフライバック型スイッチングレギュレータを提供することができるようになった。
本発明によるフライバック型スイッチングレギュレータの回路図 本発明の別実施形態を示すフライバック型スイッチングレギュレータの回路図 本発明による制御用電源部の要部の波形説明図 従来の制御用電源部の要部の波形説明図 従来のフライバック型スイッチングレギュレータの回路図 従来のフライバック型スイッチングレギュレータの回路図
以下、本発明によるフライバック型スイッチングレギュレータを説明する。
図1にはフライバック型スイッチングレギュレータの一例が示されている。
フライバック型スイッチングレギュレータ100は、トランスT1と、トランスT1の一次巻線P1に直列接続されたスイッチング素子TR1とスイッチング素子TR1を制御する制御部IC1と、制御部IC1に制御電圧を印加する制御用電源部10と、スイッチング素子TR1のオン時にトランスT1の二次巻線P2に蓄積されたエネルギーをスイッチング素子TR1のオフ時に整流するダイオードD2とダイオードD2の出力電圧を平滑するコンデンサC3とを備えた出力部20とを備えている。
スイッチング素子TR1がオンすると、トランスT1の一次巻線P1に電源電圧V1が印加され、二次巻線P2に電圧V2(=−(n2/n1)・V1)が発生する。n1は一次巻線P1の巻数、n2は二次巻線P2の巻数である。
このとき、出力部20に備えたダイオードD2は逆バイアス状態となって導通しないため、トランスT1のインダクタンスLにV1/Lの電流Iが流れてエネルギーが蓄積される。
この状態でスイッチング素子TR1がオフすると、トランスT1のインダクタンスLに蓄えられたエネルギーによりダイオードD2が導通してコンデンサC3が充電され、コンデンサC3(二次巻線P2)の電圧がV2になり、一次巻線P1に−(n1/n2)×V2の電圧が発生する。
スイッチング素子TR1のオン期間Ttonと、ダイオードD2の導通期間Tdonに発生する各巻線の平均電圧は0になるので、出力電圧V2は次式であらわされる。
V2=(n2/n1)・(Tton/Tdon)・V1
つまり、出力電圧V2がフィードバックされる制御部IC1によって、スイッチング素子TR1のオン期間Ttonが制御されることにより、出力電圧V2が目標値に調整される。
制御用電源部10は、スイッチング素子TR1のオン時にトランスT1の三次巻線P3に蓄積されたエネルギーをスイッチング素子TR1のオフ時に整流するダイオードD1と、ダイオードD1の出力電圧を平滑するコンデンサC2と、三次巻線P3とダイオードD1との間に直列に接続された誘導性素子11とを備えて構成されている。
一次巻線P1に直列に接続されたスイッチング素子TR1のオフ時に三次巻線P3に誘起するサージ電圧が誘導性素子11によって平滑化され、ダイオードD1を流れる電流が抑制されてダイオードD1の導通時間を長くすることができるので、サージ電圧が低下するまでコンデンサC2の充電電圧が異常に高くなることを回避して適正な値に維持できる。その結果、3端子レギュレータ等の電圧調整回路(図5の符号IC2参照)を別途設ける必要がなくなる。
図3にはこのときの各部の波形が示されている。三次巻線P3に誘起するサージ電圧が誘導性素子11によって平滑化されるので、ダイオードD1を流れる電流が緩やかに上昇してコンデンサC2が徐々に充電され、サージ電圧がピークを越えて電圧Vaになった時にコンデンサC2の充電電圧、つまりカソード電圧Vkと等しくなり、その後ダイオードD1を流れる電流が停止する。誘導性素子11のインダクタンスを適切な値に調整すると、制御部IC1を安定駆動可能な電圧に調整できる。
誘導性素子11として、コイルまたはフェライトビーズを好適に用いることができる。コイル及びフェライトビーズはインダクタンス値が小さく数μH〜数十μH程度である為にダイオード電流の抑制効果は限られるが、安価であるためコストの低減を図ることができる。特にフェライトビーズを用いればコストメリットのみならず一層の小型化が可能になる。
本実施形態では、直流入力電圧V1がDC100V〜DC380Vの範囲で、直流出力電圧V2がDC5V〜DC24Vの間に設定される絶縁型の降圧レギュレータに構成されている。
しかし、本発明によるフライバック型スイッチングレギュレータ100は降圧レギュレータに限るものではなく、一次コイルP1と二次コイルP2の巻数比n2/n1を適宜設定することにより昇圧レギュレータに構成することも可能であることは言うまでもない。
上述した実施形態では、誘導性素子11としてコイルまたはフェライトビーズを用いる場合を説明したが、図2に示すように、誘導性素子11としてアモルファスコイルまたはアモルファスビーズを用いることも可能である。アモルファスコイル及びアモルファスビーズは高価であるが、インダクタンス値が大きく数十μH〜数百μH程度である為にダイオード電流の抑制効果が極めて高い。特にアモルファスビーズを用いれば一層の小型化が可能になる。
尚、上述した実施形態は本発明の一例に過ぎず、本発明が上述した具体例に限定されるものではなく、本発明本発明の作用効果を奏する範囲において各回路ブロックの具体的構成等を適宜変更設計できることは言うまでもない。
10:制御用電源部
11:誘導性素子(コイル、フェライトビーズ、アモルファスコイル、アモルファスビーズ)
20:出力部
T1:トランス
P1:一次巻線
P2:二次巻線
P3:三次巻線
D1,D2:ダイオード
C1,C2,C3:コンデンサ
100:フライバック型スイッチングレギュレータ

Claims (2)

  1. トランスと、
    前記トランスの一次巻線に直列接続されたスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子を制御する制御部と、
    前記制御部に制御電圧を印加する制御用電源部と、
    前記スイッチング素子のオン時に前記トランスの二次巻線に蓄積されたエネルギーを前記スイッチング素子のオフ時に整流するダイオードと前記ダイオードの出力電圧を平滑するコンデンサとを備えた出力部と、
    を備えているフライバック型スイッチングレギュレータであって、
    前記制御用電源部は、前記スイッチング素子のオン時に前記トランスの三次巻線に蓄積されたエネルギーを前記スイッチング素子のオフ時に整流するダイオードと、前記ダイオードの出力電圧を平滑するコンデンサと、前記三次巻線と前記ダイオードとの間に直列に接続された誘導性素子とを備えて構成されているフライバック型スイッチングレギュレータ。
  2. 前記誘導性素子がコイル、フェライトビーズ、アモルファスコイルまたはアモルファスビーズの何れかで構成されている請求項1記載のフライバック型スイッチングレギュレータ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI680637B (zh) * 2018-02-13 2019-12-21 大陸商昂寶電子(上海)有限公司 開關電源輸出取樣的類比退磁取樣方法和系統
KR102559241B1 (ko) * 2023-04-03 2023-07-25 주식회사 케이이아이 원형 코아를 이용하는 전압 안정기

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