JP2016163354A - 無線基地局、移動局、及び送信電力を特定する方法 - Google Patents

無線基地局、移動局、及び送信電力を特定する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複雑性が低く且つ移動局の通信状態を最適化できる、送信電力を特定する方法、無線基地局、移動局及び送信電力を特定する方法を提供する。
【解決手段】無線基地局は、複数の移動局に接続され、複数の移動局の中の第一の移動局は複数の移動局の中の他の移動局と少なくとも一つの移動局ペアを構成する。前記無線基地局は、移動局ペア毎における各移動局の状態データに基づいて、当該移動局ペアの電力係数の初期値を特定し、且つ、第一の移動局の状態データに基づいて、第一の移動局に対する電力係数の調整値を特定するように構成された処理部と、少なくとも一つの移動局ペアの初期値と調整値を第一の移動局に送信することで、第一の移動局が初期値と調整値に基づいて当該第一の移動局に割り当てられる送信電力を確定するように構成された送信部と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線基地局、移動局、及び送信電力を特定する方法に関する。具体的には、本発明は、移動局の送信電力を特定するための無線基地局、移動局、及び対応する方法に関する。
マルチ入力マルチ出力(MIMO)通信システムにおいて、異なるスペースビームに位置する複数の移動局が同じ出射電力で信号伝送を行うように、一般的には平均電力割当(EPA)方式を採用する。例えば、非直交多元接続(NOMA)とマルチユーザマルチ入力マルチ出力(MU−MIMO)技術を採用したシステムにおいて、同一の無線基地局に接続されている複数の移動局は移動局ペアを形成でき、移動局ペア毎の中の移動局は同じ時間と周波数リソースを共有する。
NOMA技術によれば、通信システムには二つの機能レベルが含まれ、移動局ペアの中の移動局が異なる機能レベルに属するとき、出射電力により移動局ペアの中の二つの移動局のデータ伝送を区別することができる。一方、移動局ペアの中の二つの移動局が同じ機能レベルに属するとき、当該二つの移動局はMIMO技術による異なるスペースビームに位置することができ、この場合、異なるスペースビームにより移動局ペアの中の二つの移動局の信号伝送を区別し、これら二つの移動局の出射電力を平均的に割り当てる。しかし、移動局のチャネル状態が異なるので、同じ送信電力により移動局の通信状態が劣化してしまう可能性がある。
送信電力の割当を改善するために、既に極力検索方式により各移動局に割り当てられる最適送信電力を特定することが提案され、移動局が最適送信電力で信号伝送を行うときにスループットが最大になるようにする。しかしながら、極力検索方式により各移動局に割り当てられる最適送信電力を特定する計算は複雑性が高く、検索された最適送信電力を移動局に送信するために必要なシグナリングオーバーヘッドが大きい。
上記問題に鑑み、複雑性が低く且つ移動局の通信状態を最適化できる、送信電力を特定する方法、無線基地局、及び移動局を提供することが希望されている。
本発明の一つの実施例によれば、複数の移動局に接続され、前記複数の移動局の中の第一の移動局は前記複数の移動局の中の他の移動局と少なくとも一つの移動局ペアを構成できる無線基地局が提供されている。前記無線基地局は、移動局ペア毎における各移動局の状態データに基づいて、当該移動局ペアの電力係数の初期値を特定し、且つ第一の移動局の状態データに基づいて、第一の移動局に対して電力係数の調整値を特定するように構成された処理部と、少なくとも一つの移動局ペアの初期値と調整値を第一の移動局に送信することで、第一の移動局が初期値と調整値に基づいて当該第一の移動局に割り当てられる送信電力を特定するように構成された送信部と、を有する。
本発明のもう一つの実施例によれば、移動局が提供され、移動局を含む複数の移動局は無線基地局に接続され、移動局は複数の移動局の中の他の移動局と少なくとも一つの移動局ペアを構成できる。前記移動局は、少なくとも一つの移動局ペアの電力係数の初期値と、移動局に対する電力係数の調整値とを受信するように構成された受信部と、受信された初期値に基づいて、移動局が現在属している特定移動局ペアの電力係数の初期値を特定し、特定移動局ペアの電力係数の初期値と調整値に基づいて移動局の電力係数を特定し、且つ、電力係数に基づいて当該移動局に割り当てられる送信電力を特定する処理部と、を有する。
本発明のもう一つの実施例によれば、無線基地局に用いられる送信電力を特定する方法が提供され、無線基地局は複数の移動局に接続され、複数の移動局の中の第一の移動局は複数の移動局の中の他の移動局と少なくとも一つの移動局ペアを構成できる。前記方法は、移動局ペア毎における各移動局の状態データに基づいて、当該移動局ペアの電力係数の初期値を特定するステップと、第一の移動局の状態データに基づいて、第一の移動局に対して電力係数の調整値を特定するステップと、少なくとも一つの移動局ペアの初期値と調整値を第一の移動局に送信することで、第一の移動局が初期値と調整値に基づいて当該第一の移動局に割り当てられる送信電力を特定するようにするステップと、を有する。
本発明のもう一つの実施例によれば、移動局に用いられる送信電力を特定する方法が提供され、移動局を含む複数の移動局は無線基地局に接続され、移動局は複数の移動局の中の他の移動局と少なくとも一つの移動局ペアを構成できる。前記方法は、少なくとも一つの移動局ペアの電力係数の初期値と、移動局に対する電力係数の調整値とを受信するステップと、受信された初期値に基づいて、移動局が現在属している特定移動局ペアの電力係数の初期値を特定するステップと、前記特定移動局ペアの電力係数の初期値と調整値に基づいて移動局の電力係数を特定するステップと、電力係数に基づいて当該移動局に割り当てられる送信電力を特定するステップと、を有する。
本発明の実施例による方案において、予め電力係数の形式を設定し、移動局ペア毎のうち各移動局の状態データに基づいて、電力係数が当該移動局ペアにおける初期値を特定し、且つ当該移動局ペアの中の第一の移動局の状態データに基づいて、第一の移動局に対する電力係数の調整値を特定する。よって、無線基地局は、移動局が属する移動局ペアにおける電力係数の初期値、及び移動局に関する調整値に基づいて、移動局に当該移動局の使用すべき出射電力を正確に割り当てることができる。
本発明の一つの実施例による通信システムを示した模式図である。 本発明の一つの実施例による無線基地局を示した例示的な構成ブロック図である。 本発明の一つの実施例による移動局を示した例示的な構成ブロック図である。 本発明の一つの実施例による送信電力を特定する方法を示したフローチャートである。 本発明の一つの実施例による反復処理(iterative process)及び反復処理結果から調整値を算出する方法を示したフローチャートである。 本発明のもう一つの実施例による送信電力を特定する方法を示したフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の好ましい実施例を詳しく説明する。注意すべきところは、本明細書と図面において、基本的に同じステップや要素について同じ参照符号を付け、且つこれらのステップや要素に関する繰り返しの説明は省略される。
本発明による実施例において、無線基地局は複数の移動局に接続されることができる。なお、前記複数の移動局のうち第一の移動局は、複数の移動局の中の他の移動局と少なくとも一つの移動局ペアを構成できる。本発明の一つの例によれば、移動局ペア毎の中の移動局は同じ時間及び/又は周波数リソースを共有する。
図1は、本発明の一つの実施例による通信システム100を示した模式図である。図1に示す例において、通信システム100は非直交多元接続(NOMA)とマルチユーザマルチ入力マルチ出力(MU−MIMO)技術を採用したシステムである。図1に示すように、通信システム100は移動局110、120、130、140、及び無線基地局150を含む。移動局110、120は電力レベル1を使用してデータを伝送し、移動局130、140は電力レベル2を使用してデータを伝送する。また、システム容量をさらに増加するために、通信システム100は2×2のMIMOアンテナアレイを利用して伝送する。電力レベル1において、無線基地局150は移動局110、120に対して互いに直交する二つのビームを使用することで空間分割多重を実現することができる。同様に、電力レベル2において、無線基地局150は移動局130、140に対して互いに直交する二つのビームを使用することで空間分割多重を実現することができる。移動局110は移動局120、130、140のうちのいずれと移動局ペアを構成することができる。また、移動局110と同様に、移動局120、130、140も通信システムの中の別の移動局と移動局ペアを構成することができる。
図2は、本発明の一つの実施例による無線基地局200を示した例示的な構成ブロック図である。以上のように、無線基地局200は複数の移動局に接続され、ここで、複数の移動局のうち第一の移動局は、複数の移動局の中の他の移動局と少なくとも一つの移動局ペアを構成できる。図2に示すように、無線基地局200は処理部210と送信部220を含む。
具体的に、処理部210は、移動局ペア毎の中の各移動局の状態データに基づいて、当該移動局ペアの電力係数の初期値を特定できる。本発明の一つの例によれば、予め電力係数の形式を設け、記憶してもよく、ここで、当該電力係数の形式は構成できる少なくとも一つの移動局ペアに用いられてもよい。なお、本発明のもう一つの例によれば、電力係数には空間電力係数と電力レベル電力係数が含まれてもよく、ここで、空間電力係数は異なる空間リソース間の送信電力分配率を示し、電力レベル電力係数は異なる電力レベル間の送信電力分配率を示す。空間リソースは、例えば、MIMOシステムにおけるスペースビームであってもよい。
以下、式(1)を参照しながら通信システム100における移動局ペアの電力係数に関する一つの例を説明する。本発明の一つの例によれば、移動局ペア毎の電力係数Pは、以下の式(1)により表されてもよい。
Figure 2016163354
なお、本発明のもう一つの例によれば、各移動局の状態データは各移動局の歴史状態データであってもよい。例えば、所定の時間帯内に各移動局から受信された状態データを各移動局の歴史状態データとして取得してもよい。或いは、例えば、状態データは移動局の通信状態データであってもよい。例えば移動局の現在のランクを示す現在ランク指標、及び現在のランクに対応する、現在の状態を示す現在状態指標であってもよい。本発明による一つの例において、移動局の現在のランクを示す現在ランク指標はランクインジケータ(RI)であってもよく、現在のランクに対応する、現在の状態を示す現在状態指標は、RIに示される現在のランクに対応する一組のプリコーディング行列インジケータ(PMI)とチャネル品質インジケータ(CQI)であってもよい。
また、処理部210は、第一の移動局の状態データに基づいて、第一の移動局に対して電力係数の調整値を特定してもよい。本発明の一つの例によれば、処理部210は、少なくとも一つの移動局ペアにおいて第一の移動局が現在属している特定移動局ペアを特定し、且つ、先に特定された特定移動局ペアの初期値と第一の移動局から受信された第一の移動局の状態データに基づいて、反復処理により第一の移動局に対して電力係数の調整値を特定してもよい。好ましくは、電力係数の現在値は、第一の移動局のスケジューリングメトリックの最大の場合に対応する電力係数であってもよい。
本発明の一つの例によれば、電力係数の現在値を算出するための反復処理は、反復のたびに二段階の計算、即ち電力レベル電力係数の反復値を算出するための計算と空間電力係数の反復値を算出するための計算と、を含んでもよい。好ましくは、反復のたびにおいて、まず所定の空間電力係数に基づいて電力レベル電力係数の反復値を算出し、その後、算出された電力レベル電力係数の反復値に基づいて空間電力係数の反復値を算出してもよい。
以下、式(2)〜(5)に合わせて本発明の一つの例による電力係数の現在値を算出するための反復処理を説明する。本例において、特定移動局ペアnの電力係数Pは、式(1)のように、
Figure 2016163354
と表すものとする。また、以上のように、本例において、反復のたびに、まず所定の空間電力係数に基づいて電力レベル電力係数の反復値を算出し、その後、算出された電力レベル電力係数の反復値に基づいて空間電力係数の反復値を算出する。
Figure 2016163354
そして、処理部210は反復初期値と第一の移動局の状態データに基づいて、以下の式(3)により第一の移動局のスケジューリングメトリックが最大である場合の電力レベル電力係数の反復値を算出してもよい:
Figure 2016163354
次に、処理部210は、算出された電力レベル電力係数の反復値と第一の移動局の状態データに基づいて、以下の式(4)により第一の移動局のスケジューリングメトリックが最大である場合の空間電力係数の反復値を算出してもよい:
Figure 2016163354
また、最初の反復後の反復において、処理部210は、前回の反復により算出された空間電力係数の反復値と第一の移動局の状態データに基づいて、式(3)を利用して現在の反復で第一の移動局のスケジューリングメトリックが最大である場合の電力レベル電力係数の反復値を算出してもよい。また、処理部210は、さらに現在の反復での電力レベル電力係数の反復値と第一の移動局の状態データに基づいて、式(4)を利用して現在の反復で第一の移動局のスケジューリングメトリックが最大である場合の空間電力係数の反復値を算出してもよい。
処理部210は、算出された反復値に対応するスケジューリングメトリックが反復の終了条件を満たすかどうかを特定し、スケジューリングメトリックが反復の終了条件を満たすとき、算出された反復値に基づいて電力係数の現在値を生成してもよい。本発明の一つの例によれば、予め反復の回数を設定し、且つ反復の回数に達したとき、スケジューリングメトリックが反復の終了条件を満たすと特定してもよい。代わりに、本発明のもう一つの例によれば、予め反復の回数を設定し、反復の回数に達したとき、反復処理により得られたスケジューリングメトリックの最大値が収束するかどうかを特定してもよい。スケジューリングメトリックの最大値が収束するとき、スケジューリングメトリックが反復の終了条件を満たすと特定し、且つ最後の反復により得られた電力係数を現在の電力係数とする。
Figure 2016163354
注意すべきところは、式(2)〜(5)に合わせて説明した例には、反復のたびに、まず所定の空間電力係数に基づいて電力レベル電力係数の反復値を算出し、その後、算出された電力レベル電力係数の反復値に基づいて空間電力係数の反復値を算出するようにしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、反復のたびに、まず所定の電力レベル電力係数の値に基づいて空間電力係数の反復値を算出し、その後、算出された空間電力係数の反復値に基づいて電力レベル電力係数の反復値を算出してもよい。
電力係数の現在値を取得した後、処理部210は、少なくとも一つの移動局ペアのうち、特定移動局ペアの電力係数の初期値と電力係数の現在値に基づいて、調整値を算出してもよい。本発明の一つの例によれば、調整値は、電力係数の初期値と電力係数の現在値との間の差分であってもよい。
Figure 2016163354
送信部220は、少なくとも一つの移動局ペアの初期値と第一の移動局の調整値を第一の移動局に送信することで、第一の移動局が初期値と調整値に基づいて当該第一の移動局に割り当てられる送信電力を特定するようにしてもよい。本発明の一つの例によれば、送信部220は第一のシグナリングにより第一の移動局に初期値を送信し、且つ第二のシグナリングにより第一の移動局に調整値を送信してもよい。ここで、第一のシグナリングは第二のシグナリングより上位のシグナリングである。好ましくは、第一のシグナリングは無線基地局の上位デバイスからのシグナリング、例えばRRCシグナリングなどであってもよい。また、第二のシグナリングは無線基地局からのシグナリング、例えばPDCCHシグナリングなどであってもよい。
また、移動局ペアの状態が比較的に安定であるので、送信部220は、準静的な方式で第一の移動局に移動局ペアの電力係数の初期値を通知してもよい。また、移動局のチャネル状態は変更する場合が多いので、送信部220は、リアルタイムで第一の移動局に当該移動局に対する電力係数の調整値を通知してもよい。つまり、無線基地局200が頻繁に第一の移動局へ移動局ペアの電力係数の初期値を通知する必要はなく、第一の移動局へ電力係数の調整値を通知するだけで、移動局に用いられる出射電力を正確に割り当てることができる。従って、移動局に用いられる出射電力を正確に割り当てるとともに、シグナリングのオーバーヘッドを省くことになる。
一方、移動局が無線基地局から移動局ペアの電力係数の初期値と当該移動局に対する電力係数の調整値を受信した場合、初期値と調整値に基づいて当該移動局の送信電力を特定してもよい。
図3は、本発明の一つの実施例による移動局300を示した例示的な構成ブロック図である。以上のように、移動局300を含む複数の移動局は同一の無線基地局に接続され、移動局300は複数の移動局の中の他の移動局と少なくとも一つの移動局ペアを構成することができる。図3に示すように、移動局300は受信部310と処理部320を有する。
具体的に、受信部310は、無線基地局から少なくとも一つの移動局ペアの電力係数の初期値と、移動局に対する電力係数の調整値とを受信できる。無線基地局は前記図2に合わせて説明した方式により電力係数の初期値と調整値を生成できるので、ここでは説明を省略する。また、受信部310は、第一のシグナリングにより電力係数の初期値を受信し、且つ第二のシグナリングにより電力係数の調整値を受信できる。ここで、第一のシグナリングは第二のシグナリングより上位のシグナリングである。好ましくは、第一のシグナリングは無線基地局の上位デバイスからのシグナリング、例えばRRCシグナリングなどであってもよい。第二のシグナリングは無線基地局からのシグナリング、例えばPDCCHシグナリングなどであってもよい。また、受信部310は、準静的な方式で送信される電力係数の初期値、及びリアルタイムに送信される電力係数の調整値を受信してもよい。この場合、本発明の一つの例によれば、移動局300はさらに記憶部を有してもよく、以後の計算のために、記憶部がSIC順に従って電力係数の中の各係数の初期値を記憶するように予め設定してもよい。これにより、移動局200は頻繁に無線基地局から移動局ペアの電力係数の初期値を受信する必要がなく、電力係数の調整値を受信するだけで、当該移動局に割り当てられる出射電力を正確に特定することができる。従って、当該移動局に割り当てられる出射電力を正確に特定するとともに、シグナリングのオーバーヘッドを省くことになる。
処理部320は、受信された初期値に基づいて、移動局が現在属している特定移動局ペアの電力係数の初期値を特定してもよい。そして、処理部320は、特定移動局ペアの電力係数の初期値と調整値に基づいて移動局の電力係数を特定するとともに、電力係数に基づいて当該移動局に割り当てられる送信電力を特定してもよい。
上記実施例による無線基地局と移動局において、予め電力係数の形式を設定し、移動局ペア毎のうち各移動局の状態データに基づいて、電力係数の当該移動局ペアにおける初期値を特定し、且つ当該移動局ペアの中の第一の移動局の状態データに基づいて、第一の移動局に対する電力係数の調整値を特定する。よって、無線基地局は、移動局が属する移動局ペアにおける電力係数の初期値、及び移動局に関する調整値に基づいて、移動局に当該移動局の使用すべき出射電力を正確に割り当てることができる。相応的に、移動局は、受信された初期値と調整値に基づいて、正確に自分の出射電力を特定することができる。
以下、図4を参照しながら本発明の一つの実施例の送信電力を特定する方法400を説明する。図4は本発明の一つの実施例による送信電力を特定する方法400を示したフローチャートである。送信電力を特定する方法400の各ステップは、上記図2に示す無線基地局200における対応するユニットに配分されて実現されてもよい。そこで、以下、送信電力を特定する方法400の主なステップしか説明せず、上記のように図2に合わせて説明した詳細な内容については省略することにする。
図4に示すように、ステップS401において、移動局ペア毎のうち各移動局の状態データに基づいて、当該移動局ペアの電力係数の初期値を特定する。本発明の一つの例によれば、予め電力係数の形式を設け、記憶してもよい。ここで、当該電力係数の形式は構成できる少なくとも一つの移動局ペアに用いられてもよい。また、本発明のもう一つの例によれば、電力係数には空間電力係数と電力レベル電力係数が含まれてもよい。ここで、空間電力係数は異なる空間リソース間の送信電力分配率を示し、電力レベル電力係数は異なる電力レベル間の送信電力分配率を示す。空間リソースは、例えば、MIMOシステムにおけるスペースビームであってもよい。例えば、移動局ペア毎の電力係数は上記の式によって示してよい。
また、本発明のもう一つの例によれば、各移動局の状態データは各移動局の歴史状態データであってもよい。例えば、所定の時間帯内に各移動局から受信された状態データを各移動局の歴史状態データとして取得してもよい。或いは、例えば、状態データは移動局の通信状態データであってもよい。例えば移動局の現在のランクを示す現在ランク指標、及び現在のランクに対応する、現在の状態を示す現在状態指標であってもよい。本発明による一つの例において、移動局の現在のランクを示す現在ランク指標はランクインジケータ(RI)であってもよく、現在のランクに対応する、現在の状態を示す現在状態指標は、RIに示される現在のランクに対応する一組のプリコーディング行列インジケータ(PMI)とチャネル品質インジケータ(CQI)であってもよい。
ステップS402において、第一の移動局の状態データに基づいて、第一の移動局に対して電力係数の調整値を特定してもよい。本発明の一つの例によれば、ステップS402において、少なくとも一つの移動局ペア内で第一の移動局が現在属している特定移動局ペアを特定し、且つ、先に特定された特定移動局ペアの初期値と第一の移動局から受信された第一の移動局の状態データに基づいて、反復処理により第一の移動局に対して電力係数の現在値を特定してもよい。そして、電力係数の現在値を取得した後、少なくとも一つの移動局ペア内での特定移動局ペアの電力係数初期値と電力係数の現在値に基づいて、調整値を算出してもよい。
好ましくは、電力係数の現在値は、第一の移動局のスケジューリングメトリックが最大である場合に対応されている電力係数であってもよい。
本発明の一つの例によれば、電力係数の現在値を算出するための反復処理は、反復のたびに二段階の計算、即ち電力レベル電力係数の反復値を算出するための計算と空間電力係数の反復値を算出するための計算と、を含んでもよい。好ましくは、反復のたびに、まず所定の空間電力係数に基づいて電力レベル電力係数の反復値を算出し、その後、算出された電力レベル電力係数の反復値に基づいて空間電力係数の反復値を算出してもよい。
図5は、本発明の一つの実施例による反復処理及び反復処理結果から調整値を算出する方法500を示したフローチャートである。図5に示すように、ステップS501において、特定移動局ペアの空間電力係数の初期値を反復初期値とし、第一の移動局の状態データに基づいて、第一の移動局のスケジューリングメトリックが最大である場合の電力レベル電力係数の反復値を算出する。次に、ステップS502において、ステップS501で算出された電力レベル電力係数の反復値と第一の移動局の状態データに基づいて、第一の移動局のスケジューリングメトリックが最大である場合の空間電力係数の反復値を算出する。
最初の反復を完成した後、第二回以後の反復において、ステップS503に示すように、前回の反復により算出された空間電力係数の反復値と第一の移動局の状態データに基づいて、現在の反復で第一の移動局のスケジューリングメトリックが最大であるときの電力レベル電力係数の反復値を算出する。次に、ステップS504において、現在の反復での電力レベル電力係数の反復値と第一の移動局の状態データに基づいて、現在の反復で第一の移動局のスケジューリングメトリックが最大であるときの空間電力係数の反復値を算出する。
ステップS505において、算出された反復値に対応するスケジューリングメトリックが反復の終了条件を満たすか否かを特定する。本発明の一つの例によれば、予め反復の回数を設定し、且つ反復の回数に達したとき、スケジューリングメトリックが反復の終了条件を満たすと特定してもよい。代わりに、本発明のもう一つの例によれば、予め反復の回数を設定し、反復の回数に達したとき、反復処理により得られたスケジューリングメトリックの最大値が収束するか否かを特定してもよい。スケジューリングメトリックの最大値が収束するとき、スケジューリングメトリックが反復の終了条件を満たすと特定し、且つ最後の反復により得られた電力係数を現在の電力係数とする。また、スケジューリングメトリックが反復の終了条件を満たす場合、ステップS506において、算出された反復値に基づいて電力係数の現在値を生成する。一方、スケジューリングメトリックが反復の終了条件を満たさない場合、ステップS503〜S505を繰り返してもよい。上記のように、式(2)〜(6)に合わせて本発明の一つの実施例による反復処理及び反復処理結果から電力係数の調整値を算出することについて説明したので、ここではもはや詳しく説明しないことにする。
注意すべきところは、図5に示す例で、反復のたびに、まず所定の空間電力係数に基づいて電力レベル電力係数の反復値を算出し、その後、算出された電力レベル電力係数の反復値に基づいて空間電力係数の反復値を算出するようにしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、反復のたびに、まず所定の電力レベル電力係数の値に基づいて空間電力係数の反復値を算出し、その後、算出された空間電力係数の反復値に基づいて電力レベル電力係数の反復値を算出してもよい。
図4に戻り、ステップS403において、少なくとも一つの移動局ペアの初期値と第一の移動局の調整値を第一の移動局に送信することで、第一の移動局が初期値と調整値に基づいて当該第一の移動局に割り当てられた送信電力を確定するようにする。本発明の一つの例によればステップS403において、第一のシグナリングにより第一の移動局に初期値を送信し、且つ第二のシグナリングにより第一の移動局に調整値を送信してもよい。ここで、第一のシグナリングは第二のシグナリングより上位のシグナリングである。好ましくは、第一のシグナリングは無線基地局の上位デバイスからのシグナリング、例えばRRCシグナリングなどであってもよい。また、第二のシグナリングは無線基地局からのシグナリング、例えばPDCCHシグナリングなどであってもよい。
また、移動局ペアの状態が比較的に安定であるので、ステップS403において、準静的な方式で第一の移動局に移動局ペアの電力係数の初期値を通知してもよい。また、移動局のチャネル状態は常に変更するので、ステップS403において、リアルタイムで第一の移動局に当該移動局に対する電力係数の調整値を通知してもよい。つまり、無線基地局が頻繁に第一の移動局へ移動局ペアの電力係数の初期値を通知する必要がなく、第一の移動局へ電力係数の調整値を通知するだけで、移動局に用いられる出射電力を正確に割り当てることができる。従って、移動局に用いられる出射電力を正確に割り当てるとともに、シグナリングのオーバーヘッドを省くことになる。
一方、移動局が無線基地局から移動局ペアの電力係数の初期値と当該移動局に対する電力係数の調整値を受信した場合、初期値と調整値に基づいて当該移動局の送信電力を特定できる。
以下、図6を参照しながら本発明のもう一つの実施例による送信電力を特定する方法600を説明する。図6は、本発明のもう一つの実施例による送信電力を特定する方法600を示したフローチャートである。送信電力を特定する方法600の各ステップは、上記図3に示す移動局300における対応するユニットに配分されて実現してもよい。そこで、以下、送信電力を特定する方法600の主なステップしか説明せず、前記図3に合わせて説明した詳細な内容については省略することにする。
図6に示すように、ステップS601において、無線基地局から少なくとも一つの移動局ペアの電力係数の初期値と、移動局に対する電力係数の調整値とを受信する。無線基地局は前記図2に合わせて説明した方式により電力係数の初期値と調整値を生成してもよいので、ここでは説明を省く。また、ステップS601において、第一のシグナリングにより電力係数の初期値を受信し、且つ第二のシグナリングにより電力係数の調整値を受信してもよい。ここで、第一のシグナリングは第二のシグナリングより上位のシグナリングである。好ましくは、第一のシグナリングは無線基地局の上位デバイスからのシグナリング、例えばRRCシグナリングなどであってもよい。第二のシグナリングは無線基地局からのシグナリング、例えばPDCCHシグナリングなどであってもよい。また、ステップS601において、準静的な方式で送信された電力係数の初期値、及びリアルタイムに送信された電力係数の調整値を受信してもよい。この場合、本発明の一つの例によれば、方法600は、以後の計算のために、さらにSIC順に従って電力係数の中の各係数の初期値を記憶するステップを含んでもよい。これにより、移動局は頻繁に無線基地局から移動局ペアの電力係数の初期値を受信する必要がなく、電力係数の調整値を受信するだけで、当該移動局に割り当てられる出射電力を正確に特定することができる。従って、当該移動局に割り当てられる出射電力を正確に特定するとともに、シグナリングのオーバーヘッドを省くことになる。
次に、ステップS602において、受信された初期値に基づいて、移動局が現在属している特定移動局ペアの電力係数の初期値を特定する。ステップS603において、特定移動局ペアの電力係数の初期値と調整値に基づいて移動局の電力係数を特定する。最後に、ステップS604において、電力係数に基づいて当該移動局に割り当てられる送信電力を特定する。
上記実施例による送信電力を特定する方法において、予め電力係数の形式を設定し、移動局ペア毎のうち各移動局の状態データに基づいて、電力係数が当該移動局ペアにおける初期値を特定し、且つ当該移動局ペアの中の第一の移動局の状態データに基づいて、第一の移動局に対する電力係数の調整値を特定する。よって、無線基地局は、移動局が属する移動局ペアにおける電力係数の初期値、及び移動局に関する調整値に基づいて、移動局に当該移動局の使用すべき出射電力を正確に割り当てることができる。相応的に、移動局は、受信された初期値と調整値に基づいて、正確に自分の出射電力を特定することができる。
当業者にとって、本説明書に開示されている実施例に合わせて説明した各例のユニット、モジュール及び計算ステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又は両者の組み合わせにより実現できることは明らかである。そして、コンピュータソフトウェアは任意の形式のコンピュータ記憶媒体に設けられてもよい。ハードウェアとソフトウェアの互換性を明確に説明するため、上記説明において機能に応じて一般的に各例の構成やステップを記述した。これらの機能が結局ハードウェアにより実行されるか、ソフトウェアにより実行されるかは、技術案の特定のアプリケーション及び設計上の制約条件に依る。当業者は特定のアプリケーション毎に異なる方法を使用して記述された機能を実現してもよく、このような実現が本発明の範囲を逸脱したと見なされるべきではない。
当業者にとって理解すべきところは、特許請求の範囲及びその均等物の範囲を逸脱しない限り、設計要件と他の要素によって本発明に対して様々な修正、組合せ、部分的組合せ及び置換を行うことができる。

Claims (14)

  1. 複数の移動局に接続され、前記複数の移動局の中の第一の移動局は前記複数の移動局の中の他の移動局と少なくとも一つの移動局ペアを構成できる無線基地局であって、
    移動局ペア毎における各移動局の状態データに基づいて、当該移動局ペアの電力係数の初期値を特定し、且つ第一の移動局の状態データに基づいて、第一の移動局に対して前記電力係数の調整値を特定するように構成された処理部と、
    前記少なくとも一つの移動局ペアの初期値と前記調整値を第一の移動局に送信することで、第一の移動局が前記初期値と前記調整値に基づいて当該第一の移動局に割り当てられる送信電力を特定するように構成された送信部と、を有する無線基地局。
  2. 前記移動局ペアにおける各移動局は異なる空間リソース及び/又は電力レベルを使用して伝送を行い、
    前記電力係数は、空間電力係数と電力レベル電力係数を含み、
    前記空間電力係数は、異なる空間リソースの間の送信電力分配率を示し、
    前記電力レベル電力係数は、異なる電力レベルの間の送信電力分配率を示す請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記処理部は、前記少なくとも一つの移動局ペアの中の特定移動局ペアの初期値と第一の移動局の状態データに基づいて、反復処理によって第一の移動局及び前記電力係数に対する現在値を特定し、且つ、前記特定移動局ペアの電力係数の初期値と前記電力係数の現在値に基づいて、前記調整値を算出する請求項2に記載の無線基地局。
  4. 前記反復処理において、前記処理部は前記特定移動局ペアにおける空間電力係数の初期値を反復初期値とし、第一の移動局の状態データに基づいて、第一の移動局のスケジューリングメトリックが最大である場合の前記電力レベル電力係数の反復値を算出し、且つ、算出された電力レベル電力係数の反復値と第一の移動局の状態データに基づいて、第一の移動局のスケジューリングメトリックが最大である場合の前記空間電力係数の反復値を算出し、
    前記反復処理において、前記処理部は、さらに、前回の反復により算出された前記空間電力係数の反復値と第一の移動局の状態データに基づいて、現在の反復で第一の移動局のスケジューリングメトリックが最大である場合の前記電力レベル電力係数の反復値を算出し、且つ、現在の反復での前記電力レベル電力係数の反復値と第一の移動局の状態データに基づいて、現在の反復で第一の移動局のスケジューリングメトリックが最大である場合の前記空間電力係数の反復値を算出し、
    前記処理部は、算出された反復値に対応するスケジューリングメトリックが反復の終了条件を満たすか否かを特定し、且つ、前記スケジューリングメトリックが反復の終了条件を満たす場合、算出された反復値に基づいて前記電力係数の現在値を生成する請求項3に記載の無線基地局。
  5. 前記送信部は、第一のシグナリングにより第一移動局へ前記初期値を送信し、且つ第二のシグナリングにより第一移動局へ前記調整値を送信し、
    前記第一のシグナリングは前記第二のシグナリングより上位のシグナリングである請求項1から請求項4のいずれかに記載の無線基地局。
  6. 前記第一のシグナリングは前記無線基地局の上位デバイスからのシグナリングであり、
    前記第二のシグナリングは前記無線基地局からのシグナリングである請求項5に記載の無線基地局。
  7. 移動局であって、
    前記移動局を含む複数の移動局は無線基地局に接続され、前記移動局は前記複数の移動局の中の他の移動局と少なくとも一つの移動局ペアを構成でき、
    前記移動局は、
    前記少なくとも一つの移動局ペアの電力係数の初期値と、前記移動局に対する前記電力係数の調整値とを受信するように構成された受信部と、
    受信された初期値に基づいて、前記移動局が現在属している特定移動局ペアの電力係数の初期値を特定し、前記特定移動局ペアの電力係数の初期値と前記調整値に基づいて前記移動局の電力係数を特定し、且つ、前記電力係数に基づいて当該移動局に割り当てる送信電力を特定する処理部と、を有する移動局。
  8. 無線基地局に用いられる送信電力を特定する方法であって、前記無線基地局は複数の移動局に接続され、前記複数の移動局の中の第一の移動局は前記複数の移動局の中の他の移動局と少なくとも一つの移動局ペアを構成でき、
    前記方法は、
    移動局ペア毎における各移動局の状態データに基づいて、当該移動局ペアの電力係数の初期値を特定するステップと、
    第一の移動局の状態データに基づいて、第一の移動局に対して前記電力係数の調整値を特定するステップと、
    前記少なくとも一つの移動局ペアの初期値と前記調整値を第一の移動局に送信することで、第一の移動局が前記初期値と前記調整値に基づいて当該第一の移動局に割り当てられる送信電力を特定するようにするステップと、を有する方法。
  9. 前記移動局ペアにおける各移動局は異なる空間リソース及び/又は電力レベルを使用して伝送を行い、
    前記電力係数は、空間電力係数と電力レベル電力係数を含み、
    前記空間電力係数は、異なる空間リソースの間の送信電力分配率を示し、
    前記電力レベル電力係数は、異なる電力レベルの間の送信電力分配率を示す請求項8に記載の方法。
  10. 前記第一の移動局の状態データに基づいて、第一の移動局に対して前記電力係数の調整値を特定するステップは、
    前記少なくとも一つの移動局ペアの中の特定移動局ペアの初期値と第一の移動局の状態データに基づいて、反復処理によって第一の移動局及び前記電力係数に対する現在値を特定するステップと、
    前記特定移動局ペアの電力係数の初期値と前記電力係数の現在値に基づいて、前記調整値を算出するステップと、を有する請求項9に記載の方法。
  11. 前記反復処理において、
    前記特定移動局ペアにおける空間電力係数の初期値を反復初期値とし、第一の移動局の状態データに基づいて、第一の移動局のスケジューリングメトリックが最大である場合の前記電力レベル電力係数の反復値を算出し、
    算出された電力レベル電力係数の反復値と第一の移動局の状態データに基づいて、第一の移動局のスケジューリングメトリックが最大である場合の前記空間電力係数の反復値を算出し、
    前回の反復により算出された前記空間電力係数の反復値と第一の移動局の状態データに基づいて、現在の反復で第一の移動局のスケジューリングメトリックが最大である場合の前記電力レベル電力係数の反復値を算出し、
    現在の反復での前記電力レベル電力係数の反復値と第一の移動局の状態データに基づいて、現在の反復で第一の移動局のスケジューリングメトリックが最大である場合の前記空間電力係数の反復値を算出し、
    算出された反復値に対応するスケジューリングメトリックが反復の終了条件を満たすか否かを特定し、
    前記スケジューリングメトリックが反復の終了条件を満たす場合、算出された反復値に基づいて前記電力係数の現在値を生成する請求項10に記載の方法。
  12. 前記少なくとも一つの移動局ペアの初期値と前記調整値を第一の移動局に送信するステップは、
    第一のシグナリングにより第一の移動局へ前記初期値を送信し、且つ第二のシグナリングにより第一の移動局へ前記調整値を送信し、
    前記第一のシグナリングは前記第二のシグナリングより上位のシグナリングである請求項8から請求項11のいずれかに記載の方法。
  13. 前記第一のシグナリングは前記無線基地局の上位デバイスからのシグナリングであり、
    前記第二のシグナリングは前記無線基地局からのシグナリングである請求項12に記載の方法。
  14. 移動局に用いられる送信電力を特定する方法であって、前記移動局を含む複数の移動局は無線基地局に接続され、前記移動局は前記複数の移動局の中の他の移動局と少なくとも一つの移動局ペアを構成でき、
    前記方法は、
    前記少なくとも一つの移動局ペアの電力係数の初期値と、前記移動局に対する前記電力係数の調整値とを受信するステップと、
    受信された初期値に基づいて、前記移動局が現在属している特定移動局ペアの電力係数の初期値を特定するステップと、
    前記特定移動局ペアの電力係数の初期値と前記調整値に基づいて前記移動局の電力係数を特定するステップと、
    前記電力係数に基づいて当該移動局に割り当てられる送信電力を特定するステップと、を有する方法。
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