JP2016162743A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路部品を効率的に放熱することができる照明装置を提供する。【解決手段】照明装置は、発光モジュールと、発光モジュールに電力を供給するための回路部品が実装される第一主面、及び、第一主面の反対側の第二主面を有する環状の基板16であって、内周面により形成される開口に発光モジュールの光軸が通る基板16とを備え、基板16は、複数の幅広部16e及び16gと、外縁から内縁までの幅が複数の幅広部16e及び16gよりも狭い、複数の幅広部16e及び16gの間に位置する幅狭部16fとを含み、複数の幅広部16e及び16gの第二主面のそれぞれには、別々の放熱部材16dが取り付けられる。【選択図】図3

Description

本発明は、ダウンライト等に使用される照明装置に関する。
LED等の固体発光素子は、小型、高効率かつ長寿命であることから、様々な製品の光源として期待されている。その中でも、近年、LEDを用いた照明装置の研究開発が進められている。
例えば、ダウンライトやスポットライトに使用される照明装置として、フラット薄形構造のLEDユニット(LEDランプ)が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開2012−22994号公報 特開2012−109156号公報
ところで、発光モジュール(以下、発光装置とも記載する)と、発光モジュールに電力を供給するための回路部品が実装された基板とを備える照明装置においては、回路部品の放熱性の向上が課題である。
本発明は、回路部品を効率的に放熱することができる照明装置を提供する。
本発明の一態様に係る照明装置は、発光装置と、前記発光装置に電力を供給するための回路部品が実装される第一主面、及び、前記第一主面の反対側の第二主面を有する環状の基板であって、内周面により形成される開口に前記発光装置の光軸が通る基板とを備え、前記基板は、複数の幅広部と、外縁から内縁までの幅が前記複数の幅広部よりも狭い、前記複数の幅広部の間に位置する幅狭部とを含み、前記複数の幅広部の前記第二主面のそれぞれには、別々の放熱部材が取り付けられる。
本発明の一態様に係る照明装置によれば、回路部品を効率的に放熱することができる。
図1は、実施の形態1に係る照明装置の外観斜視図である。 図2は、実施の形態1に係る照明装置の一部分解斜視図である。 図3は、実施の形態1に係る照明装置をY−Z平面で切断した断面図である。 図4は、回路部品が実装される基板を下面側から見た図である。 図5は、回路部品が実装される基板を上面側から見た図である。 図6は、実施の形態2に係るダウンライトの斜視図である。 図7は、実施の形態2に係るスポットライトの斜視図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態1)
[構成]
以下、実施の形態1に係る照明装置の構成について、図1〜図3を用いて説明する。図1は、実施の形態1に係る照明装置の外観斜視図である。図2は、実施の形態1に係る照明装置の一部分解斜視図である。図3は、図1に示される照明装置をY−Z平面で切断した断面図である。
図1〜図3に示される照明装置10は、例えば、ダウンライトやスポットライトとして用いられる照明装置である。照明装置10は、透光性パネル11と、筐体12と、基台13と、反射部材14と、シール部材15と、基板16と、発光モジュール17と、ケーブル用シール部材18aと、検査用シール部材18bと、シール部材19と、絶縁シート20と、ネジ21(図2では図示省略)とを備える。
なお、図1及び図2においては、照明装置10の中心軸(以下単に軸Jとも記載する。)も図示されている。軸Jは、発光モジュール17の光軸と一致する軸である。また、図3では、基板16に実装された回路部品16b、及び、電源ケーブル16cなどは、図示が省略されている。
また、図1及び図2においては、Z軸方向は、例えば鉛直方向であり、Z軸+側は、上側または光出射側と記載される場合がある。また、Z軸−側は、下側または設置面側と記載される場合がある。また、X軸方向及びY軸方向は、Z軸に垂直な平面(水平面)上において、互いに直交する方向である。以下、照明装置10の各構成要素について説明する。
<透光性パネル>
透光性パネル11は、発光モジュール17が発する光を外部に取り出すために透光性材料によって構成された光学部材である。具体的には、透光性パネル11は、キャップ状(蓋状)の光学部材であり、平面視形状(軸Jの方向から見た形状)は、一部が外周側から切り欠かれた円形状(略円形状)である。
なお、透光性パネル11は、フレネルレンズとして機能するなど、特定の光学特性を有してもよい。また、透光性パネル11には、透光性パネル11から出射される光のムラを抑制するためのディンプルが設けられてもよい。この場合、ディンプルは、例えば、透光性パネル11の光出射側の面(光出射面)に設けられる。
透光性パネル11の周縁部分には、ネジ挿通孔11bが3つ設けられる。ネジ挿通孔11bにはネジ21が挿通される。また、透光性パネル11の側面(側部)には、溝部11dが3つ設けられる。溝部11dは、後述する溝部12fとともにZ軸方向に延びる溝を形成する。この形成された溝は、接続ネジ(図示せず)によって照明装置10を照明装置10とは別体のヒートシンク(器具本体)等に接続するための溝である。
透光性パネル11は、反射部材14の出射口を塞ぐように、筐体12の光出射側に配置される。また、透光性パネル11は、発光モジュール17が光を発する方向に配置され、透光性パネル11と、発光部17bとは対向する。透光性パネル11は、例えば、アクリル(PMMA)やポリカーボネート(PC)等の樹脂材料により形成される。
なお、透光性パネル11は、光拡散性の無い透明構造であってもよいし、光拡散性を有する拡散構造であってもよい。例えば、透光性パネル11の内面にシリカや炭酸カルシウム等の光拡散材を含有する樹脂や白色顔料等を塗布することによって乳白色の光拡散膜を形成し、光拡散機能を有する透光性パネル11を構成することができる。また、透光性パネル11に微小凹凸を形成することによって、光拡散機能を有する透光性パネル11を構成することができる。
<筐体>
筐体12は、発光モジュール17、基板16、及び、基台13を側方から囲む筒状(より詳細には、略円筒状)の部材である。筐体12は、光出射側に形成された第1開口と、光出射側とは反対側に形成された第2開口とを有する。第1開口には、反射部材14の出射口部分が配置され、第2開口には、反射部材14の入射口部分が配置される。
筐体12の内側面には、ネジ挿通孔12bを有する固定部12a(ボス)が3つ設けられる。ネジ挿通孔12bには、ネジ21が挿通される。また、筐体12の外側面には、上述の溝部11dとともに溝を形成する溝部12fが3つ設けられる。
筐体12の側部の下側(Z軸−側)の端には、基台13の固定部13aが嵌め込まれる、位置決め用の切り欠き12hが3つ設けられる。切り欠き12hは、筐体12に設けられる、筐体12に対する基台13の位置決め構造である。また、当該端には、基板16と外部電源装置とを電気的に接続する電源ケーブル16cを通すための切り欠き12iも設けられる。
筐体12は、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等の絶縁性樹脂材料によって形成される。なお、筐体12は、金属により形成されてもよい。
なお、以下で説明される反射部材14、シール部材15、および基板16のそれぞれを平面視した場合の外形は、固定部12aおよび溝部12fに応じて切り欠かれた形状となる。
<基台>
基台13は、発光モジュール17を支持し、かつ、発光モジュール17及び基板16のヒートシンク(熱伝導部材)としても機能する部材である。基台13は、具体的には、底部13fと、環状凸部13dとからなる。
底部13fは、基台13のうち、下方に位置する略円形板状の部分であって、筐体12の第2開口を下方から蓋する部分である。
底部13fの周縁部分には、ネジ穴13bを有する固定部13aが3つ設けられる。ネジ穴13bは、ネジ21に対応して内周面がねじ切られている。固定部13aは、底部13fよりも上側(Z軸+側)に突出した凸部であり、切り欠き12hに嵌め込まれる。
また、底部13fの周縁部分には、接続ネジが挿通される接続孔13cが3つ設けられる。また、底部13fの端部には、基板16と外部電源とを電気的に接続するための電源ケーブル16cを通すための切り欠き13eが設けられる。
環状凸部13dは、基台13のうち、底部13fから上側に環状に突出した部分である。環状凸部13dの上面である載置面13hには、基板16の下面が放熱部材16d及び絶縁シート20を介して接続される。なお、載置面13hは、平面であるが、曲面であってもよい。
また、基台13の上側中央部分には、上記環状凸部13dに囲まれた空間である凹部13kが設けられている。凹部13kは、発光モジュール17が収容される空間である。凹部13kの底面13g(凹部13kの底を形成する基台13の面)には、発光モジュール17(基板17a)の下面が直接接続される。なお、底面13gは、平面であるが、曲面であってもよい。
以上説明したような基台13は、具体的には、アルミニウム等の金属材料により形成されるが、熱伝導率の高い樹脂材料等によって構成されてもよい。
<反射部材>
反射部材14は、反射機能を有する部材であって、発光モジュール17の光が入射する開口である入射口と、入射口から入射した光が出射される開口である出射口とを有する。反射部材14は、内径が入射口から出射口に向かって漸次大きくなるように構成された円錐台筒状である。具体的には、反射部材14は、ラッパ状(漏斗状)である。
反射部材14の入射口部分は、発光モジュール17の発光部17bを囲む。また、反射部材14の内面は、発光モジュール17が発する光を反射する反射面となっている。反射面は、入射口から入射した光を反射して出射口から出射するように構成されている。つまり、反射部材14によって発光モジュール17が発する光は透光性パネル11に導かれる。
反射部材14は、例えば、絶縁性を有する硬質の白色樹脂材料によって構成することができる。なお、反射面の外観をよくしたり、照明装置10の配光を制御したりするために、反射部材14の内面は、銀やアルミニウム等の金属材料からなる金属蒸着膜(金属反射膜)によってコーティングされてもよい。また、反射部材14は、アルミニウム等、樹脂材料よりも反射率の高い金属材料を用いて形成されてもよい。
<基板>
基板16は、発光モジュール17に電力を供給するための回路部品16bが実装された略円環状(ドーナツ状)の基板である。基板16は、中央に発光モジュール17の光軸(軸J)が通る開口を有する。基板16は、一部が外周側から切り欠かれている。基板16は、筐体12の内方かつ反射部材14の外方に配置されている。なお、基板16は、略C字形状に構成されてもよい。
基板16は、金属配線がパターン形成された、いわゆるプリント基板であり、基板16としては、セラミック基板、樹脂基板、またはメタルベース基板などが用いられる。
基板16の上面には、発光モジュール17(発光部17b)に電力を供給するための回路部品16bが設けられ、回路部品16bにより駆動回路が構成される。駆動回路は、電源ケーブル16cを通じて外部から供給される電力を、発光モジュール17の発光に適した電力に変換して出力する。なお、外部から駆動回路に供給される電力は、直流電力であってもよいし、交流電力であってもよい。実施の形態1では、駆動回路には交流電力が供給され、当該駆動回路には、外部電源から供給される交流電力を直流電力に変換する電源回路が含まれる。
駆動回路を構成する回路部品16bは、例えば、電解コンデンサもしくはセラミックコンデンサ等の容量素子、抵抗素子、コイル素子、チョークコイル(チョークトランス)、ノイズフィルタ、及び、ダイオードもしくは集積回路素子等の半導体素子等である。
基板16の下面には、上記駆動回路を構成する回路部品16bの一部に加えて、放熱部材16dが複数設けられる。放熱部材16dは、平面視形状が矩形のシートであって、基板16(駆動回路)において発生した熱を基台13に逃がすための部材である。放熱部材16dは、具体的には、熱伝導率の高い樹脂製のシートであり、例えば、シリコンシートまたはアクリルシートなどである。
<発光モジュール>
発光モジュール17は、発光装置の一例であって、白色等の所定の色(波長)の光を発する。発光モジュール17は、基台13にネジ止めされ、基板16に実装された駆動回路から供給される電力によって発光する。発光モジュール17から放出された光は、透光性パネル11を透過して照明装置10の外部に出射される。なお、駆動回路(基板16)と、発光モジュール17とは、端部にコネクタが設けられたケーブル(図示せず)などで電気的に接続される。
発光モジュール17は、基板17aと、発光部17bと、取付部材17cとを備える。発光モジュール17は、LED(発光素子)が基板17aの上面に直接実装されたCOB(Chip On Board)構造である。なお、図示されないが、基板17a上には、LED同士を電気的に接続するための所定形状の金属配線、および、LEDを発光させるための電力を受ける端子等が設けられている。
基板17aとしては、セラミックス基板、樹脂基板、またはメタルベース基板を用いることができる。基板17aの平面視形状は、矩形であるが、六角形や八角形等の多角形または円形であってもよい。基板17aの下面は、基台13の底面13gに直接接続される。
発光部17bは、複数のLEDが封止部材によって封止されることによって、基板17aの上面に設けられる。取付部材17cは、発光モジュール17を基台13に取り付けるための樹脂製の接続部材である。なお、取付部材17cは、反射部材14の入射口側の端部と、発光モジュール17とを接続する機能も有する。
<シール部材>
照明装置10は、防水性または防塵性を高めるために下記の各種シール部材を備えている。
シール部材15は、弾性を有する変形リング状の樹脂部材である。シール部材15は、透光性パネル11と筐体12との間に挟み込まれる。具体的には、シール部材15は、ネジ21が締められて透光性パネル11と筐体12とが固定されることにより、透光性パネル11の端面と、筐体12の第1開口側の端面との間に挟み込まれる。つまり、シール部材15は、透光性パネル11の端面と、筐体12の第1開口側の端面との間を密封する。
ケーブル用シール部材18aは、弾性を有する樹脂部材である。ケーブル用シール部材18aには、基板16(駆動回路)が外部電源から電力の供給を受けるための電源ケーブル16cが挿入され、ケース内部を密封する。電源ケーブル16cは、具体的には、切り欠き12iおよび13eによって形成される隙間を通ってケーブル用シール部材18aに挿通され、基板16に接続される。
検査用シール部材18bは、照明装置10の気密性を検査するために空気の注入を行うための穴を、検査後に塞ぐ樹脂部材である。
シール部材19は、いわゆるオーリングであって、弾性を有する円環状の樹脂部材である。シール部材19は、基台13と筐体12との間に挟み込まれ、基台13と筐体12の間を密封する。シール部材19は、より具体的には、環状凸部13dを利用して、環状凸部13dの外側面と筐体12の内面との間に挟みこまれる。
以上説明したような、シール部材15、ケーブル用シール部材18a、検査用シール部材18b、及び、シール部材19は、具体的には、ゴム、エラストラマーなどにより形成される。
<絶縁シート>
絶縁シート20は、基板16と、基台13との間に設けられ、基板16の絶縁性を確保するための部材である。上述のように、実施の形態1では、基板16の下面にも一部の回路部品16bが設けられ、基板16の下面と対向する基台13は、金属により形成される。このため、照明装置10では、基板16と、基台13との間に絶縁シート20が設けられている。絶縁シート20は、例えば、絶縁性を有する樹脂製のシートである。なお、基板16と、基台13との絶縁性が確保できる場合には、絶縁シート20は設けられなくてもよい。
[特徴構成]
照明装置10では、基板16の下面に取り付けられた放熱部材16dの配置、及び、基板16の上面に実装された回路部品16bの配置が特徴である。このような特徴構造について、図4及び図5を参照しながら説明する。図4は、基板16を下面側から見た図である。図5は、基板16を上面側から見た図である。
なお、以下の説明では、基板16の上面を第一主面、基板16の下面を第二主面とも記載する。第一主面は、発光モジュール17に電力を供給するための回路部品16bが実装される面であり、第二主面は、複数の放熱部材16dが取り付けられる、第一主面の反対側の面である。なお、基板16は、両面実装基板であり、基板16の第二主面には、回路部品も実装される。
また、図4及び図5において図示される、フィルタ素子161及び165、MOSFET162、電解コンデンサ163及び164、サーミスタ166及び167、並びに、コイル素子168などは、上述の回路部品16bに相当する。
上述のように、照明装置10は、発光モジュール17と、発光モジュール17に電力を供給するための回路部品16b(例えば、フィルタ素子161)が実装される第一主面、及び、第一主面の反対側の第二主面を有する環状の基板16であって、内周面により形成される開口に発光モジュール17の光軸(軸J)が通る基板16とを備える。
ここで、基板16は、円環状の板が、部分的に外周側から切り欠かれたような形状であり、この切り欠きにより、径方向の幅(外縁から内縁までの幅)が狭い領域が設けられている。具体的には、基板16には、幅広部と、幅広部よりも外縁から内縁までの幅が狭い幅狭部とが周方向において交互に連続して設けられている。例えば、基板16は、幅広部16e及び16gと、幅広部16e及び16gの間に位置する幅狭部16fとを含む。なお、基板16においては、幅広部及び幅狭部はそれぞれ6箇所存在する。
一方、放熱部材16dは、大きな一枚のシートが、必要な大きさに切り取られることにより生成されることが一般的である。ここで、回路部品の放熱性を高めるためには、基板16の第二主面の全体に放熱部材が取り付けられることが望ましいと考えられる。しかしながら、上述のようにやや複雑な形状の基板16と同一の形状及び大きさの放熱部材を切り取る場合には、製品に使用できない切れ端が増加し、一枚のシートから得られる放熱部材の数が少なくなる。つまり、材料費が高くなってしまう。また、放熱部材を切り取るための金型も必要であり、加工費も高くなってしまう。このように、基板16と同一の形状及び大きさの放熱部材を切り取る場合には、コストの面で大きな課題が生じる。
そこで、照明装置10においては、基板16よりも小さい放熱部材16dが切り欠きを避けて取り付けられる。具体的には、図4に示されるように、複数の幅広部の第二主面のそれぞれには、別々の放熱部材16dが取り付けられる。例えば、幅広部16eの第二主面と、幅広部16gの第二主面とには、別の個体の放熱部材16dが取り付けられる。
これに対し、幅狭部には、基本的には、放熱部材16dは取り付けられない。例えば、幅狭部16fには、放熱部材16dは取り付けられていない。なお、幅広部の第二主面に取り付けられた放熱部材16dの端部が幅狭部の第二主面上に位置する場合はある。
このように、幅狭部よりも回路部品の実装面積の広い幅広部に対して選択的に放熱部材16dが取り付けられることで、放熱部材16dの材料費を低減し、かつ、回路部品を効率的に放熱することができる。なお、放熱部材16dは、基板16の開口(光軸が通る開口)にはみ出ていてもよい。
なお、放熱部材16dの形状は、特に、限定されるものではないが、照明装置10においては、平面視形状が矩形のシート状である。矩形のシート状の放熱部材16dは、例えば、一枚の大きなシートから切り取られたものである。
放熱部材16dを一枚のシートから切り取る場合、放熱部材16dが矩形であれば、切り取り加工は容易である。また、切れ端が生じにくいため、材料費を低減することができる効果も得られる。
また、基板16においては、回路部品が分散配置されている。言い換えれば、基板16の複数の幅広部の第一主面のそれぞれには、回路部品が実装されている。特に、基板16においては、発熱部品及び寿命部品が複数の幅広部に分散配置されている。言い換えれば、基板16の複数の幅広部の第一主面のそれぞれには、発熱部品または寿命部品が実装されている。
ここで発熱部品は、発光モジュール17への電力供給によって発熱する部品(発熱量が多い部品)である。発熱部品は、具体的には、フィルタ素子161及び165、MOSFET162、並びに、コイル素子168などである。また、発熱部品には、その他に、抵抗、レギュレータ、及び、各種制御ICなども含まれる。
寿命部品は、温度の上昇により寿命が短くなる部品であり、発熱部品よりも耐熱性(耐熱温度)が低い部品である。寿命部品は、具体的には、電解コンデンサ163及び164などである。なお、寿命部品は、発光モジュール17への電力供給によってほとんど発熱しない(発熱量が少ない)部品である。
基板16においては、発熱部品または寿命部品が実装された領域の裏側に、放熱部材16dが配置される。このため、発熱部品を効率的に放熱できる効果、または、寿命部品の信頼性(寿命)を高める効果が得られる。また、例えば、発熱部品が複数の幅広部のそれぞれに配置されれば、基板16上の温度分布のばらつきを低減する効果が得られる。
また、図4に示されるように、基板16においては第二主面にも回路部品16aが実装されている。このような場合、放熱部材16dは、第二主面に実装された回路部品16aの少なくとも一部を覆ってもよい。これにより、放熱部材16dにより少なくとも一部が覆われた回路部品16aの放熱性を高めることができる。
なお、図4及び図5では、回路部品の一例として、サーミスタ166及び167も図示されている。サーミスタ166及び167は、発光モジュール17への突入電流を緩和するためのサーミスタ(突入電流用のサーミスタ)である。
ここで、サーミスタ166及び167が実装された幅広部においては、第二主面に放熱部材16dが取り付けられなくてもよい。サーミスタ166及び167は、温度が上昇すると抵抗値が低下する。したがって、サーミスタ166及び167が実装された幅広部においては、第二主面に放熱部材16dが取り付けられないことにより、サーミスタ166及び167を高温の状態に維持し、照明装置10の消費電力を抑制することができる。
ところで、上記図2及び図3に示されるように、照明装置10では、放熱部材16dと基台13との間に絶縁シート20が介在する。ここで、放熱部材16dが直接基台13に接するように、絶縁シート20が部分的に設けられてもよい。つまり、基台13の載置面13hの一部の領域に放熱部材16dが接触する場合、絶縁シート20は、載置面13hのうち放熱部材が接触する領域以外の領域に設けられてもよい。
例えば、基板16の第二主面に、回路部品のリード線(足)が突出していない領域がある場合、載置面13hにおける、このような領域に対応する部分は、絶縁される必要がない。また、放熱部材16dが絶縁性を有する場合、載置面13hにおいて放熱部材が接触する領域は、絶縁される必要がない。このように絶縁が不要な領域において絶縁シート20が間引かれることにより、放熱部材16dを直接基台13に接触させ、放熱性をさらに高めることができる。
[まとめ]
以上説明したように、照明装置10の基板16においては、複数の幅広部の第二主面のそれぞれに、別々の放熱部材16dが取り付けられる。このように、幅狭部よりも回路部品の実装面積の広い幅広部に対して放熱部材16dが取り付けられることで、放熱部材16dの材料費を低減し、かつ、回路部品を効率的に放熱することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2では、実施の形態1に係る照明装置(照明装置10、10a、及び10b)をダウンライトとして使用する場合の具体的な構成について説明する。図6は、実施の形態2に係るダウンライトの斜視図である。
図6示されるように、ダウンライト100は、例えば住宅等の天井に埋込配設されることにより下方(廊下や壁等)に光を照明する埋込型照明装置である。ダウンライト100の器具本体110内には、実施の形態1に係る照明装置が収容される。このとき、実施の形態1におけるZ軸+側が、ダウンライト100の光の主たる出射方向となる。なお、器具本体110への照明装置の取り付けには、実施の形態1で説明した接続孔13cおよび接続ネジが用いられる。
器具本体110は、照明装置の基台が上記接続ネジによって取り付けられる取付台であるとともに、照明装置で発生する熱を放熱するヒートシンクである。器具本体110は、例えばアルミダイカスト製である。器具本体110の上部(天井側部分)には複数の放熱フィンが設けられている。
端子台160は、器具本体110とは別体の取付板170に取り付けられる。取付板170は、金属材料からなる矩形板状の部材であり、下面に端子台160が取り付けられる。取付板170は、器具本体110の上部に取り付けられた天板180と互いに連結される。
このように、実施の形態1に係る照明装置は、ダウンライトとして使用できるが、その他の照明装置として使用されてもよい。例えば、実施の形態1に係る照明装置は、スポットライトとして使用されてもよい。図7は、実施の形態2に係るスポットライトの斜視図である。
図7に示されるように、スポットライト200は、カバー210と、灯具220と、アーム230とを備える。
灯具220の内部には、実施の形態1に係る照明装置が収納されており、照明装置から出射した光はカバー210を透過してスポットライト200の外部に出射される。灯具220とアーム230とは、ネジ等の固定部材によって固定されている。
このように、実施の形態1に係る照明装置は、スポットライトとして使用できる。なお、実施の形態1に係る照明装置は、ダウンライトおよびスポットライト以外の照明装置として使用することも可能である。実施の形態1に係る照明装置は、シール部材を備えるため、ローポールに取り付けられる照明や、地中埋め込み型の照明など、屋外用の照明装置として特に有用である。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態に係る照明装置について説明したが、本発明は、このような実施の形態に限定されるものではない。
また、上記実施の形態では、発光モジュールは、COB構造の発光モジュールであったが、SMD(Surface Mount Device)型であってもよい。
また、上記実施の形態では、発光モジュールには、発光素子としてLEDが用いられたが、半導体レーザ等の半導体発光素子、有機EL(Electro Luminescence)または無機EL等の固体発光素子が用いられてもよい。
以上、一つまたは複数の態様に係る照明装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
10 照明装置
13 基台
13h 載置面
16 基板
16a、16b 回路部品
16d 放熱部材
16e、16g 幅広部
16f 幅狭部
17 発光モジュール(発光装置)
20 絶縁シート
161、165 フィルタ素子(回路部品)
162 MOSFET(回路部品)
163、164 電解コンデンサ(回路部品)
166、167 サーミスタ(回路部品)
168 コイル素子(回路部品)

Claims (7)

  1. 発光装置と、
    前記発光装置に電力を供給するための回路部品が実装される第一主面、及び、前記第一主面の反対側の第二主面を有する環状の基板であって、内周面により形成される開口に前記発光装置の光軸が通る基板とを備え、
    前記基板は、
    複数の幅広部と、
    外縁から内縁までの幅が前記複数の幅広部よりも狭い、前記複数の幅広部の間に位置する幅狭部とを含み、
    前記複数の幅広部の前記第二主面のそれぞれには、別々の放熱部材が取り付けられる
    照明装置。
  2. 前記複数の幅広部の前記第一主面のそれぞれには、前記発光装置への電力供給により発熱する発熱部品、または、前記発熱部品よりも耐熱性が低い部品が実装される
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記基板は、さらに、前記複数の幅広部とは異なる幅広部をさらに含み、
    前記複数の幅広部とは異なる幅広部の前記第一主面には、前記発光装置への突入電流を緩和するためのサーミスタが実装され、
    前記複数の幅広部とは異なる幅広部の前記第二主面には、放熱部材が取り付けられない
    請求項1または2に記載の照明装置。
  4. さらに、
    前記基板が載置される載置面を有し、当該載置面の一部の領域に前記放熱部材が接触する基台と、
    前記載置面のうち前記一部の領域以外の領域に設けられた絶縁シートとを備える
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明装置。
  5. 前記第二主面には、さらに、前記発光装置に電力を供給するための回路部品が実装され、
    前記放熱部材は、前記第二主面に実装された回路部品の少なくとも一部を覆う
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 前記幅狭部の前記第二主面には、放熱部材が取り付けられない
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明装置。
  7. 前記放熱部材は、平面視形状が矩形のシート状である
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明装置。
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